JPH0967082A - ジブ張出、格納時のワイヤロープ掛換え装置及び方法 - Google Patents

ジブ張出、格納時のワイヤロープ掛換え装置及び方法

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JPH0967082A
JPH0967082A JP24390895A JP24390895A JPH0967082A JP H0967082 A JPH0967082 A JP H0967082A JP 24390895 A JP24390895 A JP 24390895A JP 24390895 A JP24390895 A JP 24390895A JP H0967082 A JPH0967082 A JP H0967082A
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bracket
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Kazuyoshi Asano
一喜 浅野
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Komatsu MEC Corp
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 補助フック及びワイヤロープを持って移動す
ること無しに、容易に補助フックの着脱を可能とすると
共に、ワイヤロープの掛換え作業の省力化を図る。 【構成】 移動式クレーンのブーム3の側面に格納した
ジブ7を張り出してブーム3とジブ7とをブーム3の先
端部で連結するジブ張出、格納時のワイヤロープ掛換え
装置において、ブーム3に対してジブ7をブーム3の長
手方向の軸線に沿って回動するときに、補助フック用の
ワイヤロープ21を係合し、このワイヤロープ21をジ
ブ7と共に回動させる係合手段60をジブ7の先端部に
配設している。また、ジブ7が鉛直面内の回動軸回りに
ブーム3に対して回動する前に補助フック用のワイヤロ
ープ21を係止し、かつ、ジブ7の前記回動と共にこの
係止が解除される係止手段70をジブ7の基端部に配設
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動式クレーンの
ジブ張出及び格納時のワイヤロープ掛換え装置及び方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】移動式クレーンの中に、伸縮自在なブー
ムの他にジブを有するものがあり、このようなジブ装着
のクレーンは例えば図10で表される。以下、図10に
よって従来のジブ装着の移動式クレーンを説明する。移
動式クレーンは、車輪を有する下部走行体1の上に旋回
自在な上部旋回体8を有し、上部旋回体8の略中央に伸
縮自在なブーム3を起伏自在に備えている。また、クレ
ーン作業時の車体の安定性を保つために、下部走行体1
の前後左右にアウトリガー2を設けている。ブーム3
は、例えば3段伸縮ブームのときは、基段ブーム4と中
間ブーム5と先端ブーム6とから構成されている。
【0003】先端ブーム6の先端部に吊り下げられた主
フック用のワイヤロープ11の先端に主フック10を有
し、主フック10によって荷を吊り上げる。そして、ウ
インチ操作によりワイヤロープ11の巻き上げ、巻き下
げを行なったり、あるいはブーム3の伸縮、起伏及び旋
回を行って、吊り荷を所定の高さ及び位置に移動するこ
とができる。ところが、移動式クレーンを設置している
作業現場の周囲状況によっては、ブーム3だけの作業範
囲では狭いのでさらに作業範囲を拡大したい場合があ
る。
【0004】このような作業範囲の拡大に対応するため
に、先端ブーム6の先端部にジブ7を連結してジブ7で
作業できるようになっている。ジブ7は、未使用時は先
端ブーム6との連結を外され、例えば図10の例では基
端ブーム4の左側方に格納されている。使用するときに
は、先端ブーム6の先端部の左側面に上下に設けた連結
ピン35a、35bによって回動自在に先端ブーム6及
びジブ7が連結され、先端ブーム6の側方から前方に亘
る角度範囲で連結ピン35a、35bの回りにジブ7を
回動させて先端ブーム6の前方に張り出すようにしてい
る。
【0005】ジブ7は、ジブ本体40と、ジブ本体40
を先端ブーム6の先端部に連結するためのジブブラケッ
ト30と、ジブ本体40をジブブラケット30に対して
起伏させるためのジブ起伏シリンダ50とから構成され
ている。ジブブラケット30とジブ本体40とは、水平
面内にあってジブ本体40の長手方向の軸線に垂直な枢
軸ピン31によって回動自在に連結される。また、ジブ
起伏シリンダ50とジブブラケット30とは枢軸ピン3
1に平行な枢軸ピン51によって、ジブ起伏シリンダ5
0とジブ本体40とは枢軸ピン31に平行な枢軸ピン5
2によって、それぞれ回動自在に連結されている。ジブ
起伏シリンダ50の伸縮によって、ジブブラケット30
に対してジブ本体40が枢軸ピン31の回りに起伏され
る。
【0006】先端ブーム6の先端部上面に補助フック2
0用のワイヤロープ21をガイドするガイドシーブ22
が設けられ、先端ブーム6の先端部前面にはガイドシー
ブ22からのワイヤロープ21を補助フック20に導く
先端シーブ23が設けられている。また、ジブブラケッ
ト30の上面には、補助フック20用のワイヤロープ2
1をガイドしてジブ本体40の先端に導くガイドシーブ
32を設けている。ジブ7を使用してないときは、先端
シーブ23を経由してワイヤロープの巻上げ及び巻下げ
が行われる。ジブ7での吊り荷作業時には、補助フック
20を使用するのでワイヤロープ21を掛け換える必要
がある。ワイヤロープ21は先端シーブ23から外さ
れ、ジブ張出後に先端ブーム6の先端部のガイドシーブ
22からこのガイドシーブ32を経由してジブ本体40
の先端部のシーブまで導かれ、ジブ作業用として使用さ
れる。
【0007】通常、ジブ7は未使用時には基段ブーム4
の側面に格納されている。ジブ7が基段ブーム4の左側
面に格納されているときにジブ本体40を固定するため
に、基段ブーム4及びジブ本体40にブラケットをそれ
ぞれ設けている。図11は、基段ブーム4にジブ本体4
0が固定されている状態の平面図である。ジブ本体40
の右側面の略中央位置に係止ピン46a、46bを有す
るブラケット46を固設し、ジブ本体40の右側面の先
端部40bにブラケット47bを固設している。また、
基段ブーム4の左側面には、上記ブラケット46及びブ
ラケット47bにそれぞれ対応するような所定位置にブ
ラケット45とブラケット47aを固設している。
【0008】ブラケット47a及びブラケット47bに
はそれぞれ固定ピン48が挿入される孔を設け、ジブ格
納時は両者の孔を合わせて固定ピン48で固定される。
図12は、図11におけるブラケット45及びブラケッ
ト46のY視図である。ブラケット45は、基段ブーム
4の長手方向に貫通する孔45a、45bを有してい
る。また、ブラケット46は上記孔45a、45bにそ
れぞれ基段ブーム4の前方から挿入されて係合する係止
ピン46a、46bを有している。ジブ格納時は、係止
ピン46a、46bが孔45a、45bにそれぞれ係合
した状態でジブ本体40が基段ブーム4に固定されてい
る。
【0009】図13に、先端ブーム6とジブブラケット
30との連結部の平面図を示しており、以下図13に基
づいて詳細に説明する。先端ブーム6の先端部の左側面
6aに上下にそれぞれブラケット27a、27bを設
け、右側面6bに上下にそれぞれブラケット28a、2
8bを設けている。また、ジブ7が基段ブーム4の左側
面に格納されている状態でブーム3の前方を見て、ジブ
ブラケット30の先端部の右側面には上下にそれぞれブ
ラケット33a、33bを設け、左側面には上下にそれ
ぞれブラケット34a、34bを設けている。各ブラケ
ットには連結孔が設けられていて、各ブラケット27a
と33a、27bと33b、28aと34a、28bと
34bはそれぞれ連結ピン35a、35b、36a及び
36bによって連結される。本実施例では、連結ピン3
5a、35bの芯を結ぶ軸線は、鉛直面内に含まれると
同時に、ブーム3の長手方向の軸線に垂直な方向を向い
ている。
【0010】また、ジブ7を先端ブーム6に対して連結
ピン35a、35bの回りに略180度回動するための
回動シリンダ55を備えている。ジブブラケット30の
後端部(ジブ本体40寄り)の右側面にブラケット37
を設け、回動シリンダ55の一端側は枢軸ピン38によ
って回動自在にブラケット37に取着される。回動シリ
ンダ55の他端側は、ブラケット56の一端に取着され
る。ブラケット56の他端は、リンク部材57及びリン
ク部材58の一端に枢軸ピン59によって回動自在に連
結される。先端ブーム6の先端部の左側面6aにブラケ
ット25を設け、リンク部材57の他端がブラケット2
5に枢軸ピン26によって回動自在に連結される。リン
ク部材58の他端は、ジブブラケット30の先端部右側
面の上部にある前記ブラケット33aの先端部寄りに枢
軸ピン39によって回動自在に連結される。
【0011】枢軸ピン26、59、39及び連結ピン3
5aは4節リンクを構成している。いま、回動シリンダ
55が伸長すると、枢軸ピン59が先端ブーム6の前方
に押され、上記4節リンクはリンク部材57及びリンク
部材58のなす角度が開く方向に作用する。これに伴
い、枢軸ピン26及び枢軸ピン39は連結ピン35aを
中心にしてお互いに離れる方向に力を受け、よってジブ
ブラケット30は先端ブーム6の前方に連結ピン35a
の回りを回動することになる。回動シリンダ55が縮小
すると、上記と反対に枢軸ピン59が先端ブーム6の後
方に引っ張られ、4節リンクはリンク部材57及びリン
ク部材58のなす角度が小さくなる方向に作用する。よ
って、ジブブラケット30は先端ブーム6の側方に連結
ピン35aの回りを回動することになる。
【0012】このような構成において、ジブ7を使用す
るときには、先端ブーム6の先端部にジブ7を張り出し
て連結し、この後補助フック20用のワイヤロープ21
を先端ブーム6の先端部からジブ本体40の先端部まで
導くために、ワイヤロープ21を掛け換える必要があ
る。図14に、ジブ7の張出及びワイヤロープ21の掛
換え方法の手順を示しており、また図15から図18は
この手順を説明するための図である。以下に、図14な
いし図18を参照しながら詳細に説明する。尚、以下の
説明では、手順の各ステップを「S」で表す。図15
は、手順の初期状態を表している。ここで、ジブ張出作
業の準備として、下部走行体1のアウトリガー2を最大
長さに張り出しているものとする。
【0013】(S21)ブーム3を略水平で、かつ、最
縮小状態にする。 (S22)ウインチを巻き下げて補助フック用のワイヤ
ロープ21を弛め(図15のワイヤロープ21aの状
態)、補助フック20を地面GLに接地させて寝かせ
る。 (S23)ジブ7の固定ピン48(図11参照)を抜
き、人力又は油圧アクチュエータ等でジブブラケット3
0を先端ブーム6側に押す。(この操作を「ジブを振り
出す」と言う。)
【0014】(S24)先端ブーム6の先端部の左側面
6aにあるブラケット27a、27bの連結孔と、ジブ
ブラケット30の前方右端部にあるブラケット33a、
33bの連結孔とを係合させ、連結ピン35a、35b
をそれぞれ挿入して連結する。 (S25)先端シーブ23から補助フック用のワイヤロ
ープ21を外し、先端ブーム6の右側面に垂らす。(図
15のワイヤロープ21の状態)
【0015】(S26)ブーム3を徐々に所定角度まで
起こす。このとき、補助フック20が地面に接地した状
態を保てるように、ワイヤロープ21を弛めながらブー
ム3を起こして行く。 (S27)ブーム長を最縮小状態から所定長さだけ伸長
する。
【0016】図16は、このときの移動式クレーンの側
面図を表す。ブーム3が起きるのに伴って、ワイヤロー
プ21は先端ブーム6の先端部上面のガイドシーブ22
から先端ブーム6の右側面に垂れた状態を保つ。そし
て、ブーム長を最縮小状態から所定長さだけ伸長する
と、ジブブラケット30の先端部は連結ピン35a、3
5bによって先端ブーム6に連結されているので、ジブ
本体40がブーム3の伸長に伴ってブーム前方に引き上
げられる。よって、ジブ7の係止ピン46a、46bが
ブラケット45の孔45a、45bから抜かれる。(図
12参照)この状態では、ジブ起伏シリンダ50は停止
状態で作動ロックされているので、ジブ本体40はジブ
ブラケット30にジブ起伏シリンダ50によって支持さ
れている。
【0017】(S28)ジブ起伏シリンダ50を作動さ
せてジブ本体40を伏せ、ブーム3の長手方向の軸線に
対して略垂直になるようにする。このときの様子を、図
17に示す。ジブ本体40は、ジブ起伏シリンダ50に
よって枢軸ピン31の回りに回動させられて40aの位
置になり、ブーム3の長手方向の軸線に対して略垂直な
方向を向く。このとき、ブーム3が所定角度だけ起き
て、また所定ブーム長だけ伸長しているので、ジブ先端
部が地面GLの近傍になる。
【0018】(S29)回動シリンダ55を伸長させて
ジブブラケット30及びジブ本体40を連結ピン35
a、35bの回りに180度回動させ、先端ブーム6の
前方(図17の40bの位置)にジブ本体40を張り出
す。
【0019】(S30)ジブ起伏シリンダ50を作動さ
せてジブ本体40を枢軸ピン31の回りに回転させて起
こしながら、ブーム3を徐々に伏せ、ジブ本体40とブ
ーム3を略水平の状態にする。図18は、この様子を示
している。ジブ本体40とブーム3が略水平になったと
き、補助フック20は手順の初期段階で地面GLに置い
たときと同じ位置20a、すなわち先端ブーム6の先端
部近傍に寝かせてある。
【0020】(S31)先端ブーム6の先端部の右側面
6bにあるブラケット28a、28bの孔と、ジブブラ
ケット30のブラケット34a、34bの孔との位置を
合わせ、連結ピン36a、36bをそれぞれ挿入して連
結する。(図13参照) (S32)補助フック20やワイヤロープ21をジブ7
の先端部近傍に移動し、ジブブラケット30の上面のガ
イドシーブ32や、ジブ本体40の先端部にあるガイド
シーブ41、42にワイヤロープ21を挿入する。この
とき、図18のように、オペレータは補助フック20を
ジブ7の先端部近傍の20bの位置まで持って移動す
る。また、ワイヤロープ21の掛換えのために、オペレ
ータはワイヤロープ21も持って移動することになる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】これまで説明したよう
に、従来のジブ張出方法においては、ジブ7の張出終了
後にオペレータは補助フック20をブーム3の先端部近
傍からジブ7の先端部近傍まで持って移動しなければな
らない。このとき、オペレータは重い補助フック20を
持って移動するので、作業性が良くなく、またオペレー
タの疲労度が大きくなるという問題があった。
【0022】また、ワイヤロープ21の掛換えのとき、
このロープが重いので、オペレータはワイヤロープ21
を地面に接触させたまま移動させている。このとき、ワ
イヤロープ21が汚れてしまうので、ワイヤロープ21
のウインチドラムへの巻き取り時に乱巻きを発生し易く
なる。
【0023】さらに、ジブ7の張出終了後にワイヤロー
プ21を掛け換える必要があるが、この掛換え作業は大
変な苦渋作業であり、オペレータにとって負担が大き
い。よって、ワイヤロープ21の掛換え作業の省力化の
要望が多くなっている。しかしながら、このようなジブ
張出時のワイヤロープの掛換え作業を容易にする良い方
法は、これまで提案されていない。
【0024】本発明は、上記従来の問題を鑑みてなされ
たものであり、補助フック及びワイヤロープを持って移
動すること無しに、容易に補助フックの着脱を可能とす
ると共に、ワイヤロープの掛換え作業の省力化が図れる
ジブ張出、格納時のワイヤロープ掛換え装置及び方法を
提供することを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるジブ張
出、格納時のワイヤロープ掛換え装置の第一の発明は、
移動式クレーンのブーム3の側面に格納したジブ7を張
り出してブーム3とジブ7とをブーム3の先端部で連結
するジブ張出、格納時のワイヤロープ掛換え装置におい
て、ブーム3に対してジブ7をブーム3の長手方向の軸
線に沿って回動するときに、補助フック用のワイヤロー
プ21を係合し、このワイヤロープ21をジブ7と共に
回動させる係合手段60をジブ7の先端部に配設してい
る。
【0026】さらに、上記のジブ張出、格納時のワイヤ
ロープ掛換え装置において、ジブ7が鉛直面内の回動軸
回りにブーム3に対して回動する前に補助フック用のワ
イヤロープ21を係止し、かつ、ジブ7の前記回動と共
にこの係止が解除される係止手段70をジブ7の基端部
に配設しても良い。
【0027】また、移動式クレーンのブーム3の側面に
格納したジブ7を張り出してブーム3とジブ7とをブー
ム3の先端部で連結するジブ張出、格納時のワイヤロー
プ掛換え装置において、ジブ7が鉛直面内の回動軸回り
にブーム3に対して回動する前に補助フック用のワイヤ
ロープ21を係止し、かつ、ジブ7の前記回動と共にこ
の係止が解除される係止手段70をジブ7の基端部に配
設しても良い。
【0028】また、本発明に係わるジブ張出、格納時の
ワイヤロープ掛換え方法は、移動式クレーンのブームの
側面にジブを格納し、かつ、ジブに補助フックが取着さ
れるジブ張出及び格納時のワイヤロープ掛換え方法にお
いて、ジブをブームの側面から張り出すときは、 ブームを地面に略平行な状態に伏せると共に、補助フ
ックを地面に接地させてワイヤロープを弛め、 このワイヤロープをジブのワイヤ係止手段に係止さ
せ、 ブームを所定の角度まで起こし、そして伸長してジブ
をブーム側面に係止している係止ピンを外し、 ジブを所定の角度まで伏せると共に、ワイヤロープを
ジブ先端の係合手段に係合させ、 ジブをブームの側方から前方に180度回動し、 ブームを地面に略平行な状態に伏せると共に、ジブを
起こし、 ワイヤロープをジブ先端のガイドシーブに係合させる
ような手順に従って行ない、またジブをブームの側面に
格納するときは、これと逆の手順でワイヤロープの掛換
えを行なう方法としている。
【0029】
【作用】ジブの先端部にワイヤロープの係合手段を設
け、ジブがブームに対しブームの長手方向の軸線に沿っ
て伏せるときに、ジブの基端部から垂れ下がったワイヤ
ロープを、この係合手段が係合できるようにした。これ
によって、ワイヤロープがジブ先端に自動的に係合され
る。この後にジブを180度回動してブームの前方に張
り出し、ブームを倒伏させながらジブを起こしてブーム
及びジブを略水平状態にする。これに伴って自然に補助
フックがジブ先端部と共に移動し、ワイヤロープがジブ
の基端部上面のシーブに係合された状態になる。上記係
合手段に係合されたワイヤロープは、最後にジブとブー
ムとを略水平状態にした後に、ジブの先端部にあるガイ
ドシーブに掛け換えられる。この結果、重い補助フック
及びワイヤロープを持ってオペレータが長い距離を移動
する必要が無くなる。
【0030】また、ジブ基端部に係止手段を設ける。そ
して、ジブ張出前に、ブームの先端部から導かれたワイ
ヤロープをジブ基端部の上面のガイドシーブを介して係
止手段に掛け、このワイヤロープの補助フック側をジブ
の左側面に垂らしておく。この状態で補助フックの重量
によりワイヤロープにテンションを掛けながらブームを
所定角度まで起こし、ジブをブームに対しブームの長手
方向の軸線に沿って伏せ、ジブがブームの長手方向の軸
線に略垂直な方向を向くようにする。このとき、ワイヤ
ロープはジブ基端部の上面のガイドシーブに係合した状
態を保てる。
【0031】この後、ジブを180度回動してブームの
前方に張り出し、ブームを倒伏させながらジブを起こし
てブーム及びジブを略水平状態にする。このとき、補助
フックがジブ先端部と共に移動し、かつ、ワイヤロープ
がジブ基端部の上面のガイドシーブ及びジブ先端部のガ
イドシーブに係合されることになる。これに伴って、自
然にワイヤロープが上記係止手段から解除されるので、
ワイヤロープの掛換え作業が不要となる。
【0032】上記において、前記係合手段が配設されて
ない場合は、オペレータが手でワイヤロープをジブの先
端部のガイドシーブに係合しても良い。このときも同様
に、ジブを180度回動してブームの前方に張り出し、
この後ブームと及びジブを略水平状態にしても、ジブ基
端部の上記係止手段によってワイヤロープはジブ基端部
の上面のガイドシーブに係合した状態を保てる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図1から図9を参照しなが
ら実施例を説明する。尚、以下の説明で使用する構成部
品の番号は、従来技術を説明したときに用いた構成部品
と同じものについては同じ番号で表している。図1は、
本発明に係わるジブ張出及び格納時のワイヤロープ掛換
え装置の側面図を表している。ここでは、本発明に係わ
る構成で従来技術と異なっているところを説明する。
【0034】本体ジブ40の先端部で、かつ、ジブ格納
時でのブーム3と反対の側面に、ワイヤロープ21の係
合手段60を設けている。係合手段60は、ジブ本体4
0がジブブラケット30に対しブーム3の長手方向の軸
線に沿って伏せるときに、ジブ本体40の基端部から垂
れ下がったワイヤロープ21を係止及び係合するもので
ある。本実施例では、ジブ7がブーム3の左側面に格納
されるので、係合手段60はジブ本体40の左側面に設
けられる。係合手段60は、本実施例ではシーブ61と
第一のガイド62と第二のガイド63とから構成されて
いる。
【0035】また、ジブ本体40の基端部(ジブブラケ
ット側)の上面に係止手段70を設けている。係止手段
70は、ジブ7を張り出す前に、先端ブーム6の先端部
上面から導かれたワイヤロープ21を掛け、この先の補
助フック20をジブ本体40の側面(本実施例では左側
面)の下方に垂らしておくものである。尚、係止手段7
0はジブブラケット30の上面に設けても良い。
【0036】また、先端ブーム6の先端部上面にワイヤ
ロープ21のガイドローラ71を設け、さらにジブブラ
ケット30の上面にガイドローラ72を設けている。こ
れらのガイドローラ71、72は、先端ブーム6の先端
部上面にあるガイドシーブ22からのワイヤロープ21
をジブブラケット30の上面を経由して上記係止手段7
0へなだらかに導くためのものである。
【0037】図2は、係合手段60の詳細を表した図で
あり、以下図2に基づいて説明する。ジブ本体40の先
端部の左側面に、シーブ61をこの軸芯を左側面に垂直
にして設ける。シーブ61の上方に、ジブ本体40の先
端部から左側方に突出して第一のガイド62を設けてい
る。第一のガイド62の突出長さはシーブ61の幅方向
最大外形より長く、かつ、ジブ本体40の左側面に垂れ
下がったワイヤロープ21を引っ掛けることができるよ
うな所定の長さを有している。そして、第一のガイド6
2の先端部は、引っ掛けたワイヤロープ21が外れない
ように、フック状に折れ曲がっている。
【0038】また、シーブ61の下方には、シーブ61
の軸芯方向に凸状のなだらかな傾斜部を有する第二のガ
イド63を設けている。この傾斜部は、シーブ61の下
方からシーブ61に近づくにつれてジブ本体40の左側
面からなだらかに高くなる傾斜部63aと、シーブ61
に最も近づいた所の高さがシーブ61の幅方向最大外形
より高くなっている傾斜部63bとを有する。本実施例
では、第二のガイド63は円筒形の部材をなだらかに折
り曲げて構成している。
【0039】図3及び図4は、係止手段70とこれに関
係するワイヤロープのガイドローラを詳細に表している
先端ブーム6とジブ7の平面図及び側面図である。以
下、図3及び図4に基づいて説明する。先端ブーム6の
先端部上面に配設しているガイドシーブ22の前方横
に、ガイドローラ71を設けている。ガイドローラ71
は、ブラケット71a及びローラ71b、71cから構
成される。ブラケット71aはローラ71b、71cを
回動自在に支持するもので、先端ブーム6の先端部上面
に取着される。ローラ71b、71cの回動軸の方向
は、先端ブーム6の長手方向の軸線に垂直である。ガイ
ドシーブ22からのワイヤロープ21は、ローラ71
b、71cを経由してジブ7の上面に導かれる。
【0040】ジブブラケット30の先端部上面に、ガイ
ドローラ72を設けている。ガイドローラ72は、ブラ
ケット72a及びローラ72b、72cから構成され
る。ブラケット72aはローラ72b、72cを回動自
在に支持するもので、ジブブラケット30の先端部上面
に取着される。ローラ72b、72cの回動軸の方向
は、ジブブラケット30の長手方向の軸線に垂直であ
る。上記ローラ71b、71cからのワイヤロープ21
は、ローラ72b、72c及びガイドシーブ32を経由
してジブ本体40の上面に導かれる。
【0041】ジブ本体40の基端部(ジブブラケット3
0寄り)の上面に、係止手段70を設けている。係止手
段70は、上記ガイドシーブ32からのワイヤロープ2
1をジブ本体40の左側面になだらかに垂らしておくと
きにこのロープを係止するものである。ワイヤロープ2
1を傷付けないように、係止手段70は本実施例では円
筒形の部材から構成されているが、これに限定されるも
のでなくガイドローラ等であっても良い。この円筒形部
材又はガイドローラは、この軸芯の方向がジブ本体40
の長手方向の軸線に垂直になるように取着される。
【0042】次に、上記構成における作動の説明を、本
発明に係わるジブ張出及び格納時のワイヤロープ掛換え
方法の説明と併せて行なう。図5はこのジブ張出方法の
手順を示しており、また図6から図9はこの手順を説明
するための図である。以下に、図6ないし図9を参照し
ながら詳細に説明する。尚、前記同様に、手順の各ステ
ップを「S」で表す。図6は、手順の初期状態を表して
いる。ここで、ジブ張出作業の準備として、本移動式ク
レーンの下部走行体1の前後左右に設けたアウトリガー
2を最大長さに張り出しているものとする。
【0043】(S1)ブーム3を略水平で、かつ、最縮
小状態にする。 (S2)ウインチを巻き下げて補助フック用のワイヤロ
ープ21を弛め(図6のワイヤロープ21aの状態)、
補助フック20を地面GLに接地させて寝かせる。 (S3)ジブ7の固定ピン48(図11参照)を抜き、
人力又は油圧アクチュエータ等でジブブラケット30を
先端ブーム6側に押す。(この操作を「ジブを振り出
す」と言う。)
【0044】(S4)先端ブーム6の先端部の左側面6
aにあるブラケット27a、27bの連結孔と、ジブブ
ラケット30の前方右端部にあるブラケット33a、3
3bの連結孔との位置を合わせ、連結ピン35a、35
bをそれぞれ挿入して連結する。 (S5)先端シーブ23から補助フック用のワイヤロー
プ21を外し、先端ブーム6の先端部の上面のガイドロ
ーラ71、ジブブラケット30の上面のガイドローラ7
2及びガイドシーブ32、及び本体ジブ40の上面の係
止手段70を経由してワイヤロープ21をジブ本体40
の左側面に垂らす。(図6のワイヤロープ21の状態)
【0045】(S6)ブーム3を徐々に所定角度まで起
こす。このとき、補助フック20をぶら下げてワイヤロ
ープ21にテンションを掛けながらブーム3を起こす。 (S7)ブーム長を最縮小状態から所定長さだけ伸長す
る。
【0046】図7は、このときの移動式クレーンの側面
図を表す。ブーム3が起きるのに伴って、ワイヤロープ
21はジブ本体40の上面の係止手段70からジブ本体
40の左側面に垂れた状態を保つ。そして、ブーム長を
最縮小状態から所定長さだけ伸長すると、ジブブラケッ
ト30の先端部は連結ピン35a、35bによって先端
ブーム6に連結されているので、ジブ本体40がブーム
3の伸長に伴ってブーム前方に引き上げられる。よっ
て、ジブ7の係止ピン46a、46bがブラケット45
の孔45a、45bから抜かれる。(図12参照)この
状態では、ジブ起伏シリンダ50は停止状態で作動ロッ
クされているので、ジブ本体40はジブブラケット30
にジブ起伏シリンダ50によって支持されている。
【0047】(S8)ジブ起伏シリンダ50を作動させ
てジブ本体40を伏せ、ブーム3の長手方向の軸線に対
して略垂直になるようにする。このとき、ワイヤロープ
21をジブ本体40の先端部の係合手段60に係合させ
る。このときの様子を、図8に示す。ジブ本体40は、
ジブ起伏シリンダ50によって枢軸ピン31の回りに回
動させられて40aの位置になり、ブーム3の長手方向
の軸線に対して略垂直な方向を向く。このとき、ジブ本
体40の先端部の係合手段60は、係止手段70に係止
されてジブ本体40の側面下方に垂れ下がったワイヤロ
ープ21の近傍を通過する。そして、ワイヤロープ21
が係合手段60の第一のガイド62によって係止され
る。ワイヤロープ21がジブ本体40の左側面に接触す
る程近くに垂れているときは、上記回動に伴ってワイヤ
ロープ21は係合手段60の第二のガイド63の傾斜部
63a、63bに沿って行くので、ワイヤロープ21は
シーブ61を越えて第一のガイド62によって係止され
る。(図2参照)尚、ブーム3が所定角度だけ起きて、
また所定ブーム長だけ伸長しているので、ジブ先端部が
地面GLの近傍になる。
【0048】(S9)回動シリンダ55を伸長させてジ
ブブラケット30及びジブ本体40を連結ピン35a、
35bの回りに180度回動させ、先端ブーム6の前方
(図8の40bの位置)にジブ本体40を張り出す。こ
の回動に伴って、係合手段60の第一のガイド62によ
って係止されたワイヤロープ21は、自然にシーブ61
の溝に係合される。
【0049】(S10)ジブ起伏シリンダ50を伸長さ
せ、ジブ本体40を枢軸ピン31の回りに回動させて起
こしながら、ブーム3を徐々に伏せ、ジブ本体40とブ
ーム3を略水平の状態にする。図9は、この様子を示し
ている。ジブ本体40とブーム3が略水平になったと
き、自動的に補助フック20はジブ本体40の先端部に
装着されている。
【0050】(S11)先端ブーム6の先端部の右側面
6bにあるブラケット28a、28bの孔と、ジブブラ
ケット30のブラケット34a、34bの孔との位置を
合わせ、連結ピン36a、36bをそれぞれ挿入して連
結する。(図13参照) (S12)ワイヤロープ21を係合手段60のシーブ6
1から外し、ジブ本体40の先端部にあるガイドシーブ
41、42に係合させる。
【0051】上記のように、ジブ本体40の基端側上面
に係止手段70を設け、ジブ7を張り出す前に、ジブブ
ラケット30の上面のガイドシーブ32からのワイヤロ
ープ21を係止手段70によって係止してジブ本体40
の左側面に垂らしておく。係止手段70は円筒形の部材
から構成され、またこの円筒形の軸芯をジブ本体40の
長手方向の軸線に垂直に配設しているので、ワイヤロー
プ21を傷付けることなくなだらかにカーブさせてジブ
本体40の左側面に垂らすことができる。
【0052】この状態で、図8に示したように、ジブ起
伏シリンダ50によりジブ本体40をジブブラケット3
0に対しブーム3の長手方向の軸線に沿って伏せ、ジブ
本体40がブーム3の長手方向の軸線に略垂直な方向を
向くようにする。このとき、ジブ本体40の先端部に設
けた係合手段60の第一のガイド62は、係止手段70
から垂れ下がった上記ワイヤロープ21を自動的に係止
する。この後、ジブ本体40を回動シリンダにより18
0度回動してブーム3の前方に張り出すと、係合手段6
0の第一のガイド62によって係止されたワイヤロープ
21は、自然に係合手段60のシーブ61の溝に係合さ
れる。
【0053】上記回動に伴って、補助フック20の重さ
によるテンションがワイヤロープ21に掛かり、ワイヤ
ロープ21がジブ本体40の先端側に引っ張られるの
で、ワイヤロープ21が係止手段70から自然に解除さ
れる。そして、図9のように、ブーム3を倒伏させなが
らジブ本体40を起こしてブーム3及びジブ本体40を
略水平状態にする。このとき、補助フック20がジブ本
体40の先端部に自動的に装着され、かつ、ワイヤロー
プ21がジブブラケット30の上面のシーブ32及びジ
ブ先端部のシーブ61に係合された状態になる。シーブ
61に係合されたワイヤロープ21は、ジブ先端部のガ
イドシーブ41、42に容易に掛け換えることができ
る。この結果、重い補助フック20及びワイヤロープ2
1を持ってオペレータが長い距離を移動する必要が無く
なり、また掛換え作業によるワイヤロープ21の汚れを
無くすことが可能となった。さらに、ワイヤロープの掛
換え作業が不要となる。
【0054】尚、ジブ格納時には、上記の手順を逆に行
えば良い。ここで、上記で説明した手順の中で、各操作
を逆に実行する(例えば、ピン挿入は抜き、ワイヤロー
プ係止は外し、回動は逆方向回動、伏せは起こし、
等)。これによって、ジブ張出時と同様に、重い補助フ
ック20やワイヤロープ21を持った移動の削除、及び
ワイヤロープの掛換え作業の省力化ができる。
【0055】
【発明の効果】ジブ本体の先端部に設けたワイヤロープ
の係合手段60によって、ジブ本体がジブブラケットに
対しブームの長手方向の軸線に沿って伏せるときに、ジ
ブの基端部から垂れ下がったワイヤロープを係止でき
る。これによって、ワイヤロープがジブ先端に自動的に
係止される。この後、ジブ本体を180度回動してブー
ムの前方に張り出したとき、係合手段60によって係止
されたワイヤロープは、自然に係合手段60のシーブの
溝に係合され、これに伴って自然に補助フックがジブ先
端部に装着される。係合手段60の上記シーブに係合さ
れたワイヤロープは、最後にジブ本体とブームとを略水
平状態にした後に、ジブ本体の先端部にあるガイドシー
ブに掛け換えられる。よって、重い補助フック及びワイ
ヤロープを持ってオペレータが長い距離を移動する必要
が無くなり、作業者の疲労度を軽減できる。また、ワイ
ヤロープの汚れを防止できるので、ワイヤロープの乱巻
きが少なくなり、この結果ワイヤロープの寿命を向上で
きる。
【0056】また、係止手段70によって、ジブ張出前
に先端ブームの先端部のガイドシーブからジブ基端部上
面のローラ及びガイドシーブを経由して係止手段70に
導かれて係止されたワイヤロープが、ジブ本体を伏せた
後180度回動してブームの前方に張り出し、そしてブ
ーム及びジブを共に略水平状態にしたとき、ワイヤロー
プが上記のジブの基端部上面のガイドシーブに挿入され
たままの状態を保てる。そしてこの回動に伴って、自然
にワイヤロープが係止手段70から解除される。この結
果、ワイヤロープのジブ基端部での掛換え作業が不要と
なり、ジブ張出時の作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる実施例のジブ張出及び格納時の
ワイヤロープ掛換え装置の側面図である。
【図2】本発明に係わる実施例の係合手段60の斜視図
である。
【図3】本発明に係わる実施例の係止手段70を説明す
る平面図である。
【図4】本発明に係わる実施例の係止手段70を説明す
る側面図である。
【図5】本発明に係わる実施例のジブ張出及び格納時の
ワイヤロープ掛換え方法の手順を説明するフロー図であ
る。
【図6】本発明に係わる実施例のジブ張出及び格納時の
ワイヤロープ掛換え方法の手順を説明する図である。
【図7】本発明に係わる実施例のジブ張出及び格納時の
ワイヤロープ掛換え方法の手順を説明する図である。
【図8】本発明に係わる実施例のジブ張出及び格納時の
ワイヤロープ掛換え方法の手順を説明する図である。
【図9】本発明に係わる実施例のジブ張出及び格納時の
ワイヤロープ掛換え方法の手順を説明する図である。
【図10】従来技術のワイヤロープ掛換え装置を説明す
る図である。
【図11】従来技術のワイヤロープ掛換え装置を説明す
る図である。
【図12】従来技術のワイヤロープ掛換え装置を説明す
る図である。
【図13】従来技術のワイヤロープ掛換え装置のジブ連
結部の平面図である。
【図14】従来技術のワイヤロープ掛換え方法の手順を
説明するフロー図である。
【図15】従来技術のワイヤロープ掛換え方法を説明す
る図である。
【図16】従来技術のワイヤロープ掛換え方法を説明す
る図である。
【図17】従来技術のワイヤロープ掛換え方法を説明す
る図である。
【図18】従来技術のワイヤロープ掛換え方法を説明す
る図である。
【符号の説明】
1…下部走行体、2…アウトリガー、3…ブーム、4…
基段ブーム、5…中間ブーム、6…先端ブーム、7…ジ
ブ、8…上部旋回体、10…主フック、11…ワイヤロ
ープ(主フック用)、20…補助フック、21…ワイヤ
ロープ(補助フック用)、22…ガイドシーブ、23…
先端シーブ、25…ブラケット、26…枢軸ピン、27
a,27b…ブラケット、28a,28b…ブラケッ
ト、30…ジブブラケット、31…枢軸ピン、32…ガ
イドシーブ、33a,33b…ブラケット、34a,3
4b…ブラケット、35a,35b…連結ピン、36
a,36b…連結ピン、37…ブラケット、38…枢軸
ピン、39…枢軸ピン、40…ジブ本体、41…ガイド
シーブ、42…ガイドシーブ、45…ブラケット、45
a,45b…孔、46…ブラケット、46a,46b…
係止ピン、47a,47b…ブラケット、48…固定ピ
ン、50…ジブ起伏シリンダ、51…枢軸ピン、52…
枢軸ピン、55…回動シリンダ、56…ブラケット、5
7…リンク部材、58…リンク部材、59…枢軸ピン、
60…係合手段、61…シーブ、62…第一のガイド、
63…第二のガイド、63a,63b…第二のガイドの
傾斜部、70…係止手段、71…ガイドローラ、71
b,71c…ローラ、71a…ブラケット、72…ガイ
ドローラ、72b,72c…ローラ、72a…ブラケッ
ト。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動式クレーンのブーム(3) の側面に格
    納したジブ(7) を張り出してブーム(3) とジブ(7) とを
    ブーム(3) の先端部で連結するジブ張出、格納時のワイ
    ヤロープ掛換え装置において、 ブーム(3) に対してジブ(7) をブーム(3) の長手方向の
    軸線に沿って回動するときに、補助フック用のワイヤロ
    ープ(21)を係合し、このワイヤロープ(21)をジブ(7) と
    共に回動させる係合手段(60)をジブ(7) の先端部に配設
    したことを特徴とするジブ張出、格納時のワイヤロープ
    掛換え装置。
  2. 【請求項2】 ジブ(7) が鉛直面内の回動軸回りにブー
    ム(3) に対して回動する前に補助フック用のワイヤロー
    プ(21)を係止し、かつ、ジブ(7) の前記回動と共にこの
    係止が解除される係止手段(70)をジブ(7) の基端部に配
    設したことを特徴とする請求項1に記載のジブ張出、格
    納時のワイヤロープ掛換え装置。
  3. 【請求項3】 移動式クレーンのブーム(3) の側面に格
    納したジブ(7) を張り出してブーム(3) とジブ(7) とを
    ブーム(3) の先端部で連結するジブ張出、格納時のワイ
    ヤロープ掛換え装置において、 ジブ(7) が鉛直面内の回動軸回りにブーム(3) に対して
    回動する前に補助フック用のワイヤロープ(21)を係止
    し、かつ、ジブ(7) の前記回動と共にこの係止が解除さ
    れる係止手段(70)をジブ(7) の基端部に配設したことを
    特徴とするジブ張出、格納時のワイヤロープ掛換え装
    置。
  4. 【請求項4】 移動式クレーンのブームの側面にジブを
    格納し、かつ、ジブに補助フックが取着されるジブ張出
    及び格納時のワイヤロープ掛換え方法において、ジブを
    ブームの側面から張り出すときは、 ブームを地面に略平行な状態に伏せると共に、補助フ
    ックを地面に接地させてワイヤロープを弛め、 このワイヤロープをジブのワイヤ係止手段に係止さ
    せ、 ブームを所定の角度まで起こし、そして伸長してジブ
    をブーム側面に係止している係止ピンを外し、 ジブを所定の角度まで伏せると共に、ワイヤロープを
    ジブ先端の係合手段に係合させ、 ジブをブームの側方から前方に180度回動し、 ブームを地面に略平行な状態に伏せると共に、ジブを
    起こし、 ワイヤロープをジブ先端のガイドシーブに係合させる
    ような手順に従って行ない、またジブをブームの側面に
    格納するときは、これと逆の手順でワイヤロープの掛換
    えを行なうことを特徴とするジブ張出及び格納時のワイ
    ヤロープ掛換え方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104944282A (zh) * 2015-05-07 2015-09-30 山东钢铁股份有限公司 一种用于起重机中钢丝绳更换的方法
KR20150118819A (ko) * 2014-04-15 2015-10-23 씨에스기계 주식회사 크레인의 보조붐 연결구조
CN113399980A (zh) * 2021-07-28 2021-09-17 吴元有 一种往复式石油抽油机吊绳更换装置

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