JPH0966801A - ギヤ機構およびプリテンショナ - Google Patents
ギヤ機構およびプリテンショナInfo
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- JPH0966801A JPH0966801A JP7223733A JP22373395A JPH0966801A JP H0966801 A JPH0966801 A JP H0966801A JP 7223733 A JP7223733 A JP 7223733A JP 22373395 A JP22373395 A JP 22373395A JP H0966801 A JPH0966801 A JP H0966801A
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- gear
- vehicle
- planetary
- sun gear
- planet
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/34—Belt retractors, e.g. reels
- B60R22/46—Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up
- B60R22/4628—Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up characterised by fluid actuators, e.g. pyrotechnic gas generators
- B60R22/4633—Linear actuators, e.g. comprising a piston moving along reel axis and rotating along its own axis
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/34—Belt retractors, e.g. reels
- B60R22/46—Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up
- B60R2022/468—Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up characterised by clutching means between actuator and belt reel
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ギヤ同士の衝突を緩和できるギヤ機構,車両
急減速時にウエビングを円滑に巻取ることができる安価
なプリテンショナ。 【解決手段】 巻取軸18と共に回転する太陽ギヤ24
と常に噛み合う遊星ギヤ26が、車両急減速時には自転
しながら太陽ギヤ24の回りを公転する。内歯ギヤ28
は、車両通常状態では遊星ギヤ26から離間して位置
し、車両急減速時には太陽ギヤ24の軸心と直交する方
向へ移動されて遊星ギヤ26と噛み合い遊星ギヤ26を
回転させる。カムギヤ32は、車両急減速時に駆動力を
受けて内歯ギヤ28をスライドさせて遊星ギヤ26と噛
み合わせる。従って、内歯ギヤ28がスライドして遊星
ギヤ26と噛合する構成なので、遊星ギヤ26に対する
内歯ギヤ28の衝突を緩和でき、安価なプリテンショナ
で、車両急減速時にウエビングを円滑に巻取ることがで
きる。
急減速時にウエビングを円滑に巻取ることができる安価
なプリテンショナ。 【解決手段】 巻取軸18と共に回転する太陽ギヤ24
と常に噛み合う遊星ギヤ26が、車両急減速時には自転
しながら太陽ギヤ24の回りを公転する。内歯ギヤ28
は、車両通常状態では遊星ギヤ26から離間して位置
し、車両急減速時には太陽ギヤ24の軸心と直交する方
向へ移動されて遊星ギヤ26と噛み合い遊星ギヤ26を
回転させる。カムギヤ32は、車両急減速時に駆動力を
受けて内歯ギヤ28をスライドさせて遊星ギヤ26と噛
み合わせる。従って、内歯ギヤ28がスライドして遊星
ギヤ26と噛合する構成なので、遊星ギヤ26に対する
内歯ギヤ28の衝突を緩和でき、安価なプリテンショナ
で、車両急減速時にウエビングを円滑に巻取ることがで
きる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオフ時では駆動ギヤ
と離間している太陽ギヤをオン状態で噛合させるギヤ機
構に関する。また、本発明は車両急減速時にウエビング
を乗員拘束方向へ緊張させてウエビングを乗員に緊密に
装着させるプリテンショナに関する。
と離間している太陽ギヤをオン状態で噛合させるギヤ機
構に関する。また、本発明は車両急減速時にウエビング
を乗員拘束方向へ緊張させてウエビングを乗員に緊密に
装着させるプリテンショナに関する。
【0002】
【従来の技術】オフ時では駆動ギヤと離間している太陽
ギヤをオン状態で噛合させるギヤ機構がある。例えば、
乗員に装着されたウエビングを車両急減速時に所定量引
き戻してウエビングを緊張させるプリテンショナのクラ
ッチ機構に上記ギヤ機構が採用される場合がある。この
プリテンショナは、オフ時としての車両通常走行時に
は、巻取軸の回転の障害となることなく、自由にウエビ
ングの巻取り、引出しが行われるように設計され、ま
た、オン時としての車両急減速時には、巻取軸に連結さ
れたクラッチ機構によってプリテンショナの巻取回転力
を巻取軸に伝達させ、乗員を拘束する方向へウエビング
を巻き取るようになっている。
ギヤをオン状態で噛合させるギヤ機構がある。例えば、
乗員に装着されたウエビングを車両急減速時に所定量引
き戻してウエビングを緊張させるプリテンショナのクラ
ッチ機構に上記ギヤ機構が採用される場合がある。この
プリテンショナは、オフ時としての車両通常走行時に
は、巻取軸の回転の障害となることなく、自由にウエビ
ングの巻取り、引出しが行われるように設計され、ま
た、オン時としての車両急減速時には、巻取軸に連結さ
れたクラッチ機構によってプリテンショナの巻取回転力
を巻取軸に伝達させ、乗員を拘束する方向へウエビング
を巻き取るようになっている。
【0003】即ち、プリテンショナには、駆動部材とし
てのギヤまたはラックを車両急減速時に急激に回転また
は移動させてクラッチ機構の一部を構成する太陽ギヤに
噛み合わせ、この太陽ギヤと一体的に回転するウエビン
グの巻取軸を回転させるようになっているものがある。
さらに、詳述すると、ウエビングの巻取軸に連結された
太陽ギヤに対して車両の通常走行時には駆動ギヤ又はラ
ックが離間しており、車両急減速時に駆動ギヤまたはラ
ックを回転または移動させて太陽ギヤと噛み合わせる構
成となっているものがある(特開平3−45446号,
実公昭55−21695号)。
てのギヤまたはラックを車両急減速時に急激に回転また
は移動させてクラッチ機構の一部を構成する太陽ギヤに
噛み合わせ、この太陽ギヤと一体的に回転するウエビン
グの巻取軸を回転させるようになっているものがある。
さらに、詳述すると、ウエビングの巻取軸に連結された
太陽ギヤに対して車両の通常走行時には駆動ギヤ又はラ
ックが離間しており、車両急減速時に駆動ギヤまたはラ
ックを回転または移動させて太陽ギヤと噛み合わせる構
成となっているものがある(特開平3−45446号,
実公昭55−21695号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記プリテ
ンショナ(またはギヤ機構)では、車両急減速時に駆動
ギヤ又はラックの歯の側壁が巻取軸のギヤの側壁に対し
て急激に衝突するため、駆動ギヤ又はラックの歯が巻取
軸のギヤ歯に対して側面より衝突する衝突荷重に対抗で
きるように、歯の強度を大きくする必要がある。例え
ば、歯の大型化や,衝撃に強い高価な材料でギヤ又はラ
ックの歯を形成すること等が考えれるが、プリテンショ
ナが高価となる。
ンショナ(またはギヤ機構)では、車両急減速時に駆動
ギヤ又はラックの歯の側壁が巻取軸のギヤの側壁に対し
て急激に衝突するため、駆動ギヤ又はラックの歯が巻取
軸のギヤ歯に対して側面より衝突する衝突荷重に対抗で
きるように、歯の強度を大きくする必要がある。例え
ば、歯の大型化や,衝撃に強い高価な材料でギヤ又はラ
ックの歯を形成すること等が考えれるが、プリテンショ
ナが高価となる。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、ギヤ同士の衝
突を緩和できるギヤ機構または車両急減速時にウエビン
グを円滑に巻取ることができる安価なプリテンショナを
提供することを目的とする。
突を緩和できるギヤ機構または車両急減速時にウエビン
グを円滑に巻取ることができる安価なプリテンショナを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
プリテンショナは、太陽ギヤと、この太陽ギヤと常に噛
み合うように配置され、オン時には自転しながら前記太
陽ギヤの回りを公転する遊星ギヤと、この太陽ギヤの軸
心と直交する方向へ移動して前記遊星ギヤと噛み合うよ
うに配置され、オフ状態では前記遊星ギヤから離間して
位置し、オン時には前記遊星ギヤと噛み合う内歯ギヤ
と、前記遊星ギヤを軸支し、駆動力を受けて前記内歯ギ
ヤを前記太陽ギヤの軸心と直交する方向へ移動させ前記
遊星ギヤと噛み合わせると共に、駆動回転されて前記遊
星ギヤを回転させるカムギヤと、を有することを特徴と
する。
プリテンショナは、太陽ギヤと、この太陽ギヤと常に噛
み合うように配置され、オン時には自転しながら前記太
陽ギヤの回りを公転する遊星ギヤと、この太陽ギヤの軸
心と直交する方向へ移動して前記遊星ギヤと噛み合うよ
うに配置され、オフ状態では前記遊星ギヤから離間して
位置し、オン時には前記遊星ギヤと噛み合う内歯ギヤ
と、前記遊星ギヤを軸支し、駆動力を受けて前記内歯ギ
ヤを前記太陽ギヤの軸心と直交する方向へ移動させ前記
遊星ギヤと噛み合わせると共に、駆動回転されて前記遊
星ギヤを回転させるカムギヤと、を有することを特徴と
する。
【0007】本発明の請求項2に係るプリテンショナ
は、車両急減速時に乗員拘束用ウエビングを乗員拘束方
向へ緊張させるプリテンショナであって、前記ウエビン
グの一部へ引張力を付与するための太陽ギヤと、この太
陽ギヤと常に噛み合うように配置され、車両急減速時に
は自転しながら前記太陽ギヤの回りを公転する遊星ギヤ
と、前記太陽ギヤの軸心と直交する方向へ移動されて前
記遊星ギヤと噛み合うように配置され、車両通常状態で
は前記遊星ギヤから離間して位置し、車両急減速時には
前記遊星ギヤと噛み合い、前記遊星ギヤを回転させる内
歯ギヤと、前記遊星ギヤを軸支し、車両急減速時に駆動
力を受けて前記内歯ギヤを前記太陽ギヤの軸心と直交す
る方向へ移動させて前記遊星ギヤと噛み合わせると共
に、駆動回転されて前記遊星ギヤを公転させるカムギヤ
と、を有することを特徴とする。
は、車両急減速時に乗員拘束用ウエビングを乗員拘束方
向へ緊張させるプリテンショナであって、前記ウエビン
グの一部へ引張力を付与するための太陽ギヤと、この太
陽ギヤと常に噛み合うように配置され、車両急減速時に
は自転しながら前記太陽ギヤの回りを公転する遊星ギヤ
と、前記太陽ギヤの軸心と直交する方向へ移動されて前
記遊星ギヤと噛み合うように配置され、車両通常状態で
は前記遊星ギヤから離間して位置し、車両急減速時には
前記遊星ギヤと噛み合い、前記遊星ギヤを回転させる内
歯ギヤと、前記遊星ギヤを軸支し、車両急減速時に駆動
力を受けて前記内歯ギヤを前記太陽ギヤの軸心と直交す
る方向へ移動させて前記遊星ギヤと噛み合わせると共
に、駆動回転されて前記遊星ギヤを公転させるカムギヤ
と、を有することを特徴とする。
【0008】本発明の請求項3に係るプリテンショナ
は、車両急減速時に乗員拘束用ウエビングを巻き取る巻
取軸を強制的に回転させ前記ウエビングを乗員拘束方向
へ緊張させるプリテンショナであって、前記巻取軸に連
結され、巻取軸と一体的に回転する太陽ギヤと、この太
陽ギヤと常に噛み合うように配置され、車両急減速時に
は自転しながら前記太陽ギヤの回りを公転する遊星ギヤ
と、係合部を備え、かつ、前記太陽ギヤの軸心と直交す
る方向へ移動されて前記遊星ギヤと噛み合うように配置
され、車両通常状態では前記遊星ギヤから離間して位置
し、車両急減速時には前記遊星ギヤと噛み合って前記遊
星ギヤを回転させる内歯ギヤと、前記遊星ギヤを軸支
し、かつ、前記内歯ギヤの係合部と係合するカム部を備
え、車両通常状態では前記カム部が前記係合部と係合し
て前記内歯ギヤを前記遊星ギヤから離間させ、車両急減
速時に駆動力を受けて前記カム部と前記係合部との係合
が解除されることにより前記内歯ギヤを前記太陽ギヤの
軸心と直交する方向へ移動させて前記遊星ギヤと噛み合
わせると共に、駆動回転されて前記遊星ギヤを公転させ
るカムギヤと、を有することを特徴とする。
は、車両急減速時に乗員拘束用ウエビングを巻き取る巻
取軸を強制的に回転させ前記ウエビングを乗員拘束方向
へ緊張させるプリテンショナであって、前記巻取軸に連
結され、巻取軸と一体的に回転する太陽ギヤと、この太
陽ギヤと常に噛み合うように配置され、車両急減速時に
は自転しながら前記太陽ギヤの回りを公転する遊星ギヤ
と、係合部を備え、かつ、前記太陽ギヤの軸心と直交す
る方向へ移動されて前記遊星ギヤと噛み合うように配置
され、車両通常状態では前記遊星ギヤから離間して位置
し、車両急減速時には前記遊星ギヤと噛み合って前記遊
星ギヤを回転させる内歯ギヤと、前記遊星ギヤを軸支
し、かつ、前記内歯ギヤの係合部と係合するカム部を備
え、車両通常状態では前記カム部が前記係合部と係合し
て前記内歯ギヤを前記遊星ギヤから離間させ、車両急減
速時に駆動力を受けて前記カム部と前記係合部との係合
が解除されることにより前記内歯ギヤを前記太陽ギヤの
軸心と直交する方向へ移動させて前記遊星ギヤと噛み合
わせると共に、駆動回転されて前記遊星ギヤを公転させ
るカムギヤと、を有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の実施形態に係
るプリテンショナ10が備えられたウエビング巻取装置
12が斜視図にて示されている。
るプリテンショナ10が備えられたウエビング巻取装置
12が斜視図にて示されている。
【0010】ウエビング巻取装置12では、車両に固定
されるプレート14と、このプレート14の両側から直
角に屈曲され互いに平行とされた一対の脚板16A,1
6Bを備えている。脚板16A,16Bは、巻取軸18
を回転可能に軸支している。この巻取軸18には、乗員
装着用のウエビング20の先端が係止され、ウエビング
20が層状に巻き取られる。
されるプレート14と、このプレート14の両側から直
角に屈曲され互いに平行とされた一対の脚板16A,1
6Bを備えている。脚板16A,16Bは、巻取軸18
を回転可能に軸支している。この巻取軸18には、乗員
装着用のウエビング20の先端が係止され、ウエビング
20が層状に巻き取られる。
【0011】巻取軸18の端部には、一方の脚板16A
の外側にクラッチ部22が配置されている。このクラッ
チ部22は、一方の脚板16Aから外側へ向かって突設
された太陽ギヤ24と,この太陽ギヤ24と常に噛み合
っている遊星ギヤ26と,この遊星ギヤ26と噛合可能
に配置された内歯ギヤ28と,この内歯ギヤ28と噛合
可能に配置されたカムギヤ32とを備えている。
の外側にクラッチ部22が配置されている。このクラッ
チ部22は、一方の脚板16Aから外側へ向かって突設
された太陽ギヤ24と,この太陽ギヤ24と常に噛み合
っている遊星ギヤ26と,この遊星ギヤ26と噛合可能
に配置された内歯ギヤ28と,この内歯ギヤ28と噛合
可能に配置されたカムギヤ32とを備えている。
【0012】太陽ギヤ24は、巻取軸18と同軸的に配
置されており、巻取軸18と一体的に回転する。カムギ
ヤ32は半円状のギヤ33とリング状のプレート34が
一体的に形成されており、このプレート34は一方の脚
板16A側に配置されている。カムギヤ32にはその軸
心に孔32Aが形成されており、この孔32Aに太陽ギ
ヤ24が挿通される。即ち、太陽ギヤ24はギヤ33の
内側に位置し、かつ、プレート34の脚板16Aと反対
側の面に位置する遊星ギヤ26と噛み合う。
置されており、巻取軸18と一体的に回転する。カムギ
ヤ32は半円状のギヤ33とリング状のプレート34が
一体的に形成されており、このプレート34は一方の脚
板16A側に配置されている。カムギヤ32にはその軸
心に孔32Aが形成されており、この孔32Aに太陽ギ
ヤ24が挿通される。即ち、太陽ギヤ24はギヤ33の
内側に位置し、かつ、プレート34の脚板16Aと反対
側の面に位置する遊星ギヤ26と噛み合う。
【0013】ギヤ33の始端ギヤ33Aはプリテンショ
ナ10のピストン40から連結棒38を介して連結され
たラック36と当接するように配置されている。ピスト
ン40は図示しないシリンダ内を移動可能に収納されて
いる。なお、カムギヤ32を回転させる駆動部材はラッ
ク36に限定されず、全周に歯が無い扇形歯車状等の駆
動ギヤ等であっても同様に適用できる。
ナ10のピストン40から連結棒38を介して連結され
たラック36と当接するように配置されている。ピスト
ン40は図示しないシリンダ内を移動可能に収納されて
いる。なお、カムギヤ32を回転させる駆動部材はラッ
ク36に限定されず、全周に歯が無い扇形歯車状等の駆
動ギヤ等であっても同様に適用できる。
【0014】図2に示されるように、カムギヤ32のプ
レート34には、一部に長孔34Aが形成されている。
この長孔34Aは、その長手方向がカムギヤ33の軸心
回りの円弧状となっており、内歯ギヤ28が太陽ギヤ2
4の軸心と直交する方向へ移動する際における内歯ギヤ
28の歯が遊星ギヤ26の歯に向かって挿入され噛み合
うまでの遊星ギヤ26の位置決めを図るものである。
レート34には、一部に長孔34Aが形成されている。
この長孔34Aは、その長手方向がカムギヤ33の軸心
回りの円弧状となっており、内歯ギヤ28が太陽ギヤ2
4の軸心と直交する方向へ移動する際における内歯ギヤ
28の歯が遊星ギヤ26の歯に向かって挿入され噛み合
うまでの遊星ギヤ26の位置決めを図るものである。
【0015】プレート34には、長孔34Aに対応する
部位にカム部の一部を構成する三角形状の係合突起部3
5Aが外側に向かって突設されている。また、プレート
34には、係合突起部35Aとカムギヤ32の中心を挟
んで対向する部位にカム部の一部を構成する三角形状の
係合切欠部35Bが形成されている。
部位にカム部の一部を構成する三角形状の係合突起部3
5Aが外側に向かって突設されている。また、プレート
34には、係合突起部35Aとカムギヤ32の中心を挟
んで対向する部位にカム部の一部を構成する三角形状の
係合切欠部35Bが形成されている。
【0016】図1に示されるように、遊星ギヤ26は、
カムギヤ32上に回転可能に配置されている。遊星ギヤ
26には両側面の軸心から支軸27が突設されており、
この支軸27より小径なピン27Aがさらに突設されて
いる。支軸27の一方は長孔34Aへ,他方は図示しな
いカバーに長孔34Aと同様に形成された長孔(図示省
略)にそれぞれ挿入されている。
カムギヤ32上に回転可能に配置されている。遊星ギヤ
26には両側面の軸心から支軸27が突設されており、
この支軸27より小径なピン27Aがさらに突設されて
いる。支軸27の一方は長孔34Aへ,他方は図示しな
いカバーに長孔34Aと同様に形成された長孔(図示省
略)にそれぞれ挿入されている。
【0017】ピン27Aに対応する一方の脚板16A及
び図示しないカバーには互いに同軸状の孔16Cがそれ
ぞれ穿設されている。この孔16Cにピン27Aが挿入
され、遊星ギヤ26が回転可能となっている。即ち、遊
星ギヤ26は、側片16Aの所定位置に回転可能に軸支
されている。また、ピン27Aは、所定の荷重がかかる
と、剪断されるように設定されており、この剪断によっ
て内歯ギヤ28に沿って回転するように構成されてい
る。即ち、太陽ギヤ24,遊星ギヤ26,及び内歯ギヤ
28は、遊星ギヤ26が内歯ギヤ33によって時計方向
へ自転しながら反時計方向へ公転する遊星歯車機構とさ
れている。
び図示しないカバーには互いに同軸状の孔16Cがそれ
ぞれ穿設されている。この孔16Cにピン27Aが挿入
され、遊星ギヤ26が回転可能となっている。即ち、遊
星ギヤ26は、側片16Aの所定位置に回転可能に軸支
されている。また、ピン27Aは、所定の荷重がかかる
と、剪断されるように設定されており、この剪断によっ
て内歯ギヤ28に沿って回転するように構成されてい
る。即ち、太陽ギヤ24,遊星ギヤ26,及び内歯ギヤ
28は、遊星ギヤ26が内歯ギヤ33によって時計方向
へ自転しながら反時計方向へ公転する遊星歯車機構とさ
れている。
【0018】図1に示されるように、内歯ギヤ28は略
半円状で内歯状のリングギヤ29と薄板状のカム30が
一体的に形成されている。このカム30は一方の脚板1
6A側に配置されていると共に、カム30の両端には一
方の脚板16A側に向かってピン31がそれぞれ突設さ
れている。これらのピン31に対応する脚板16Aの部
位には長孔16Dがそれぞれ形成されており、長孔16
Dはその長手方向が太陽ギヤ24の軸心と直交する方
向、すなわち太陽ギア24の放射方向に向くように配置
されている。また、カム30には係合部としての三角形
状の突起30A,30Bがピン31に対応する部位にそ
れぞれ形成されており、これらの突起30A,30Bは
太陽ギヤ28の軸心に向けて突出している。
半円状で内歯状のリングギヤ29と薄板状のカム30が
一体的に形成されている。このカム30は一方の脚板1
6A側に配置されていると共に、カム30の両端には一
方の脚板16A側に向かってピン31がそれぞれ突設さ
れている。これらのピン31に対応する脚板16Aの部
位には長孔16Dがそれぞれ形成されており、長孔16
Dはその長手方向が太陽ギヤ24の軸心と直交する方
向、すなわち太陽ギア24の放射方向に向くように配置
されている。また、カム30には係合部としての三角形
状の突起30A,30Bがピン31に対応する部位にそ
れぞれ形成されており、これらの突起30A,30Bは
太陽ギヤ28の軸心に向けて突出している。
【0019】突起30Aの頂部はカムギヤ32の係合突
起部35Aの頂部と対向して当接し、突起30Bの頂部
は係合切欠部35Bの谷部に対向して当接できるように
太陽ギヤ24とカムギヤ32が配置されている。また、
図2に示されるように、遊星ギヤ26の支軸27がカム
ギヤ32の長孔34Aの一端縁34Bに位置している。
この初期状態では内歯ギヤ28のピン31が脚板16A
の上側(図2の矢印UP方向)に位置しており、遊星ギ
ヤ26が内歯ギヤ28と噛み合っていないので、遊星ギ
ヤ26及び巻取軸18の回転の障害となることなく、自
由にウエビング20の巻取り、引出しが行われるように
なっている。即ち、この初期位置において、太陽ギヤ2
8の突起30Aの頂部がカムギヤ32の係合突起部35
Aの頂部と対向し、突起30Bの頂部が係合切欠部35
Bの頂部と対向する状態となるように各部の配置位置や
寸法等が設定されている。
起部35Aの頂部と対向して当接し、突起30Bの頂部
は係合切欠部35Bの谷部に対向して当接できるように
太陽ギヤ24とカムギヤ32が配置されている。また、
図2に示されるように、遊星ギヤ26の支軸27がカム
ギヤ32の長孔34Aの一端縁34Bに位置している。
この初期状態では内歯ギヤ28のピン31が脚板16A
の上側(図2の矢印UP方向)に位置しており、遊星ギ
ヤ26が内歯ギヤ28と噛み合っていないので、遊星ギ
ヤ26及び巻取軸18の回転の障害となることなく、自
由にウエビング20の巻取り、引出しが行われるように
なっている。即ち、この初期位置において、太陽ギヤ2
8の突起30Aの頂部がカムギヤ32の係合突起部35
Aの頂部と対向し、突起30Bの頂部が係合切欠部35
Bの頂部と対向する状態となるように各部の配置位置や
寸法等が設定されている。
【0020】一方、係合突起部35Aと突起30A及び
係合切欠部35Bと突起30Bとの係合が解除される第
2の太陽ギヤ28が長孔16Dに沿って図3のように右
下へ降下すると、遊星ギヤ26が内歯ギヤ28のリング
ギヤ29と噛み合う。即ち、本実施形態のギヤ機構は、
太陽ギヤ24,遊星ギヤ26,内歯ギヤ28,及びカム
ギヤ32で構成されている。
係合切欠部35Bと突起30Bとの係合が解除される第
2の太陽ギヤ28が長孔16Dに沿って図3のように右
下へ降下すると、遊星ギヤ26が内歯ギヤ28のリング
ギヤ29と噛み合う。即ち、本実施形態のギヤ機構は、
太陽ギヤ24,遊星ギヤ26,内歯ギヤ28,及びカム
ギヤ32で構成されている。
【0021】図2に示す初期状態では、カムギヤ32の
ギヤ33の始端ギヤ33Aがラック36と当接する状態
に維持されており、ピストン40の移動に伴ってラック
36が上方へ移動し、カムギヤ32が回転する。
ギヤ33の始端ギヤ33Aがラック36と当接する状態
に維持されており、ピストン40の移動に伴ってラック
36が上方へ移動し、カムギヤ32が回転する。
【0022】なお、プリテンショナ10には図示しない
ガスジェネレータが配置されており、車両が急減速状態
に至った際に着火して大量のガスを発生させるようにな
っている。このガスジェネレータは図示しないシリンダ
のピストン40の背面側の空間に連通している。従っ
て、ガスジェネレータが着火して多量のガスが発生する
と、この多量のガスはシリンダのピストン40の背面側
へ送給される。
ガスジェネレータが配置されており、車両が急減速状態
に至った際に着火して大量のガスを発生させるようにな
っている。このガスジェネレータは図示しないシリンダ
のピストン40の背面側の空間に連通している。従っ
て、ガスジェネレータが着火して多量のガスが発生する
と、この多量のガスはシリンダのピストン40の背面側
へ送給される。
【0023】また、巻取軸18の他端部は他方の脚板1
6Bの外側へ延出されて図示しない急減速時ロック機構
部に達している。このロック機構部は、従来知られた車
両急減速やウエビング20の引出加速に応答して巻取軸
18の引出回転を停止させるロック機構と同様であるの
で、詳細な説明は省略する。
6Bの外側へ延出されて図示しない急減速時ロック機構
部に達している。このロック機構部は、従来知られた車
両急減速やウエビング20の引出加速に応答して巻取軸
18の引出回転を停止させるロック機構と同様であるの
で、詳細な説明は省略する。
【0024】次に、上記のように構成された本実施形態
の作用を説明する。上記構成のプリテンショナ10で
は、オフ状態としての車両の通常走行時には、図2に示
されるように、クラッチ部22が初期状態に維持されて
いる。即ち、太陽ギヤ28の突起30Aの頂部がカムギ
ヤ32の係合突起部35Aの頂部と対向し、突起30B
の頂部が係合切欠部35Bの頂部と対向されており、遊
星ギヤ26が内歯ギヤ28と離間している。このため、
巻取軸18の回転の障害となることはなく、巻取軸18
は遊星ギヤ26を回転させながら自由に回転できるので
ウエビング20の巻取り、引出しが行える。
の作用を説明する。上記構成のプリテンショナ10で
は、オフ状態としての車両の通常走行時には、図2に示
されるように、クラッチ部22が初期状態に維持されて
いる。即ち、太陽ギヤ28の突起30Aの頂部がカムギ
ヤ32の係合突起部35Aの頂部と対向し、突起30B
の頂部が係合切欠部35Bの頂部と対向されており、遊
星ギヤ26が内歯ギヤ28と離間している。このため、
巻取軸18の回転の障害となることはなく、巻取軸18
は遊星ギヤ26を回転させながら自由に回転できるので
ウエビング20の巻取り、引出しが行える。
【0025】車両が急減速状態に至ると、図示しないガ
スジェネレータが着火して多量のガスが発生し、この多
量のガスが図示しないシリンダのピストン40の背面側
へ流入する。これにより、シリンダ内に配置されたピス
トン40はラック36を初期位置から上方(図2では矢
印UP方向)へ移動させる。すると、ラック36が初期
状態から当接している始端ギヤ部33Aを上方に押し上
げてカムギヤ32を、図2に示す反時計方向(P方向)
へ回転させる。カムギヤ32が回転すると、図2に示す
初期状態からオン状態としての図3に示す状態となる。
スジェネレータが着火して多量のガスが発生し、この多
量のガスが図示しないシリンダのピストン40の背面側
へ流入する。これにより、シリンダ内に配置されたピス
トン40はラック36を初期位置から上方(図2では矢
印UP方向)へ移動させる。すると、ラック36が初期
状態から当接している始端ギヤ部33Aを上方に押し上
げてカムギヤ32を、図2に示す反時計方向(P方向)
へ回転させる。カムギヤ32が回転すると、図2に示す
初期状態からオン状態としての図3に示す状態となる。
【0026】即ち、突起30Aが係合突起部35Aから
離間し、カム30Bが係合切欠部35Bから離間すると
共に、下側のピン31が係合切欠部35Bの斜面により
押下力を受け長孔16Dに案内され内歯ギヤ28は図2
の矢印N方向に向かってスライドする。この内歯ギヤ2
8がスライドすることにより、図3に示されるように、
内歯ギヤ28のリングギヤ29の歯が遊星ギヤ26の歯
に挿入されて噛み合う。従って、本実施形態では、内歯
ギヤ28が長孔16Dに沿ってスライドするので、内歯
ギヤ28のリングギヤ29の歯が遊星ギヤ26の歯に滑
るようにして噛み合う。このため、従来のように、ギヤ
の側壁同士が衝突する場合に比べてギヤに対する衝撃荷
重を少なくすることができる。なお、この内歯ギヤ28
が遊星ギヤ26に噛み合った後に、遊星ギヤ26が公転
する。
離間し、カム30Bが係合切欠部35Bから離間すると
共に、下側のピン31が係合切欠部35Bの斜面により
押下力を受け長孔16Dに案内され内歯ギヤ28は図2
の矢印N方向に向かってスライドする。この内歯ギヤ2
8がスライドすることにより、図3に示されるように、
内歯ギヤ28のリングギヤ29の歯が遊星ギヤ26の歯
に挿入されて噛み合う。従って、本実施形態では、内歯
ギヤ28が長孔16Dに沿ってスライドするので、内歯
ギヤ28のリングギヤ29の歯が遊星ギヤ26の歯に滑
るようにして噛み合う。このため、従来のように、ギヤ
の側壁同士が衝突する場合に比べてギヤに対する衝撃荷
重を少なくすることができる。なお、この内歯ギヤ28
が遊星ギヤ26に噛み合った後に、遊星ギヤ26が公転
する。
【0027】また、図3に示されるように、カムギヤ3
2の反時計方向回転で遊星ギヤ26のピン27Aがカム
ギヤ32の長孔34Aの一端縁34Bから他端縁34C
へと相対的に移動されて当接する。この当接した状態か
ら、さらに、ラック36が上方に移動してカムギヤ32
が反時計方向へ回転し回転力が所定値を越えると、遊星
ギヤ26のピン27Aが剪断される。このため、遊星ギ
ヤ26は、ピン27Aが長孔34Aの他端縁34Cと当
接した状態でカムギヤ32の回転に伴って公転する。
2の反時計方向回転で遊星ギヤ26のピン27Aがカム
ギヤ32の長孔34Aの一端縁34Bから他端縁34C
へと相対的に移動されて当接する。この当接した状態か
ら、さらに、ラック36が上方に移動してカムギヤ32
が反時計方向へ回転し回転力が所定値を越えると、遊星
ギヤ26のピン27Aが剪断される。このため、遊星ギ
ヤ26は、ピン27Aが長孔34Aの他端縁34Cと当
接した状態でカムギヤ32の回転に伴って公転する。
【0028】即ち、カムギヤ32が図3の状態から図4
の状態へと回転されることにより、遊星ギヤ26は、内
歯ギヤ28のギヤ33によって時計方向へ自転しながら
反時計方向へ公転するので、遊星ギヤ26と噛み合う太
陽ギヤ24は反時計方向へ回転する。このため、太陽ギ
ヤ24の回転に伴って巻取軸18がウエビング巻取方向
(図3の矢印P方向)へ強制的に回転されて、ウエビン
グ20が乗員拘束方向へ強制的に緊張されて乗員に密着
される。太陽ギヤ24の回転数は遊星ギヤ26により増
大されウエビング20が迅速に巻取られる。
の状態へと回転されることにより、遊星ギヤ26は、内
歯ギヤ28のギヤ33によって時計方向へ自転しながら
反時計方向へ公転するので、遊星ギヤ26と噛み合う太
陽ギヤ24は反時計方向へ回転する。このため、太陽ギ
ヤ24の回転に伴って巻取軸18がウエビング巻取方向
(図3の矢印P方向)へ強制的に回転されて、ウエビン
グ20が乗員拘束方向へ強制的に緊張されて乗員に密着
される。太陽ギヤ24の回転数は遊星ギヤ26により増
大されウエビング20が迅速に巻取られる。
【0029】本実施形態においては、カムギヤ32が内
歯ギヤ28をスライドさせることにより内歯ギヤ28が
遊星ギヤ26と噛み合うので、ギヤ歯の側面同士が急激
に衝突する場合に比べて、衝撃荷重が少なくなる。従っ
て、本実施形態によれば、従来の場合に比べて歯の強度
を大きくする必要がなくなり、安価に製造することがで
きると共に、車両急減速時にウエビングを円滑に巻取る
ことができる。
歯ギヤ28をスライドさせることにより内歯ギヤ28が
遊星ギヤ26と噛み合うので、ギヤ歯の側面同士が急激
に衝突する場合に比べて、衝撃荷重が少なくなる。従っ
て、本実施形態によれば、従来の場合に比べて歯の強度
を大きくする必要がなくなり、安価に製造することがで
きると共に、車両急減速時にウエビングを円滑に巻取る
ことができる。
【0030】なお、本実施形態によれば、初期状態から
ラック36がカムギヤ32の始端ギヤ33Aと当接して
いるので、ラック36がカムギヤ32のギヤ33に急激
に衝突することがなくなる。
ラック36がカムギヤ32の始端ギヤ33Aと当接して
いるので、ラック36がカムギヤ32のギヤ33に急激
に衝突することがなくなる。
【0031】また、本発明は太陽ギヤ24が巻取軸18
へ連結されていない場合であってもよい。すなわち、太
陽ギヤ24はウエビング20の中間部へ引張力を伝える
レバー等の回転軸へ連結されていてもよい。
へ連結されていない場合であってもよい。すなわち、太
陽ギヤ24はウエビング20の中間部へ引張力を伝える
レバー等の回転軸へ連結されていてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係るギヤ機構
では、遊星ギヤに対する内歯ギヤの衝突を緩和できる。
または、本発明に係るプリテンショナでは、安価なプリ
テンショナで、車両急減速時にウエビングを円滑に巻取
ることができる。
では、遊星ギヤに対する内歯ギヤの衝突を緩和できる。
または、本発明に係るプリテンショナでは、安価なプリ
テンショナで、車両急減速時にウエビングを円滑に巻取
ることができる。
【図1】本発明の実施形態に係るプリテンショナのクラ
ッチ部の構成を示す斜視図である。
ッチ部の構成を示す斜視図である。
【図2】図1の矢印R方向から見たクラッチ部の初期状
態を示す側面図である。
態を示す側面図である。
【図3】図2の状態から太陽ギヤが若干回転した状態を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図4】図3の状態から太陽ギヤの回転後の状態を示す
側面図である。
側面図である。
10 プリテンショナ 12 ウエビング巻取装置 18 巻取軸 20 ウエビング 22 クラッチ部 24 太陽ギヤ 26 遊星ギヤ 28 内歯ギヤ 30A,30B 突起(係合部) 32 カムギヤ 35A 係合突起部(カム部) 35B 係合切欠部(カム部)
Claims (3)
- 【請求項1】 太陽ギヤと、 この太陽ギヤと常に噛み合うように配置され、オン時に
は自転しながら前記太陽ギヤの回りを公転する遊星ギヤ
と、 この太陽ギヤの軸心と直交する方向へ移動して前記遊星
ギヤと噛み合うように配置され、オフ状態では前記遊星
ギヤから離間して位置し、オン時には前記遊星ギヤと噛
み合う内歯ギヤと、 前記遊星ギヤを軸支し、駆動力を受けて前記内歯ギヤを
前記太陽ギヤの軸心と直交する方向へ移動させ前記遊星
ギヤと噛み合わせると共に、駆動回転されて前記遊星ギ
ヤを回転させるカムギヤと、 を有することを特徴とするギヤ機構。 - 【請求項2】 車両急減速時に乗員拘束用ウエビングを
乗員拘束方向へ緊張させるプリテンショナであって、 前記ウエビングの一部へ引張力を付与するための太陽ギ
ヤと、 この太陽ギヤと常に噛み合うように配置され、車両急減
速時には自転しながら前記太陽ギヤの回りを公転する遊
星ギヤと、 前記太陽ギヤの軸心と直交する方向へ移動されて前記遊
星ギヤと噛み合うように配置され、車両通常状態では前
記遊星ギヤから離間して位置し、車両急減速時には前記
遊星ギヤと噛み合い、前記遊星ギヤを回転させる内歯ギ
ヤと、 前記遊星ギヤを軸支し、車両急減速時に駆動力を受けて
前記内歯ギヤを前記太陽ギヤの軸心と直交する方向へ移
動させて前記遊星ギヤと噛み合わせると共に、駆動回転
されて前記遊星ギヤを公転させるカムギヤと、 を有することを特徴とするプリテンショナ。 - 【請求項3】 車両急減速時に乗員拘束用ウエビングを
巻き取る巻取軸を強制的に回転させ前記ウエビングを乗
員拘束方向へ緊張させるプリテンショナであって、 前記巻取軸に連結され、巻取軸と一体的に回転する太陽
ギヤと、 この太陽ギヤと常に噛み合うように配置され、車両急減
速時には自転しながら前記太陽ギヤの回りを公転する遊
星ギヤと、 係合部を備え、かつ、前記太陽ギヤの軸心と直交する方
向へ移動されて前記遊星ギヤと噛み合うように配置さ
れ、車両通常状態では前記遊星ギヤから離間して位置
し、車両急減速時には前記遊星ギヤと噛み合って前記遊
星ギヤを回転させる内歯ギヤと、 前記遊星ギヤを軸支し、かつ、前記内歯ギヤの係合部と
係合するカム部を備え、車両通常状態では前記カム部が
前記係合部と係合して前記内歯ギヤを前記遊星ギヤから
離間させ、車両急減速時に駆動力を受けて前記カム部と
前記係合部との係合が解除されることにより前記内歯ギ
ヤを前記太陽ギヤの軸心と直交する方向へ移動させて前
記遊星ギヤと噛み合わせると共に、駆動回転されて前記
遊星ギヤを公転させるカムギヤと、 を有することを特徴とするプリテンショナ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7223733A JPH0966801A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | ギヤ機構およびプリテンショナ |
US08/689,242 US5699976A (en) | 1995-08-31 | 1996-08-07 | Gear mechanism and pretensioner |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7223733A JPH0966801A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | ギヤ機構およびプリテンショナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0966801A true JPH0966801A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=16802844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7223733A Pending JPH0966801A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | ギヤ機構およびプリテンショナ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5699976A (ja) |
JP (1) | JPH0966801A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014240227A (ja) * | 2013-06-11 | 2014-12-25 | 株式会社東海理化電機製作所 | ギヤ機構及びプリテンショナ機構 |
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JP4109780B2 (ja) | 1998-03-06 | 2008-07-02 | 株式会社東海理化電機製作所 | ギヤ機構及びウエビング巻取装置 |
EP0940603B1 (en) * | 1998-03-04 | 2004-06-09 | Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho | Webbing retractor |
JP3980777B2 (ja) * | 1998-11-02 | 2007-09-26 | 株式会社東海理化電機製作所 | ウエビング巻取装置 |
DE69931962T8 (de) * | 1999-02-16 | 2007-09-20 | Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho | Sicherheitsgurtaufroller |
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JP3490630B2 (ja) * | 1999-04-16 | 2004-01-26 | 株式会社東海理化電機製作所 | プリテンショナー |
JP3733007B2 (ja) * | 2000-07-11 | 2006-01-11 | 株式会社東海理化電機製作所 | ウエビング巻取装置 |
SE523268C2 (sv) * | 2000-10-12 | 2004-04-06 | Volvo Car Corp | Säkerhetsbältesförsträckare och kraftbegränsare |
US7397389B2 (en) * | 2002-02-12 | 2008-07-08 | Kim Buhl | System and method for retrofitting utility meter reading modules |
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US6698677B1 (en) | 2002-11-12 | 2004-03-02 | H. Koch & Sons Co., Inc. | Restraint pretensioner |
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DE10356206B4 (de) * | 2003-12-02 | 2006-11-23 | Autoliv Development Ab | Gurtaufroller-Straffer-Kombination |
DE102004002427A1 (de) * | 2004-01-16 | 2005-08-11 | Trw Occupant Restraint Systems Gmbh & Co. Kg | Gurtstraffer für einen Sicherheitsgurtaufroller |
JP4544931B2 (ja) * | 2004-03-26 | 2010-09-15 | 株式会社東海理化電機製作所 | ウエビング巻取装置 |
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DE102007037314B4 (de) * | 2007-08-08 | 2009-05-07 | Key Safety Systems, Inc., Sterling Heights | Vorrichtung zum Straffen eines Fahrzeugsicherheitsgurtes |
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GB9225158D0 (en) * | 1992-12-02 | 1993-01-20 | Bsrd Ltd | Seat belt retractor with pre-tensioner |
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1995
- 1995-08-31 JP JP7223733A patent/JPH0966801A/ja active Pending
-
1996
- 1996-08-07 US US08/689,242 patent/US5699976A/en not_active Expired - Fee Related
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---|---|---|---|---|
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5699976A (en) | 1997-12-23 |
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