JPH0966016A - 回収弁当箱の洗浄前処理方法および装置 - Google Patents

回収弁当箱の洗浄前処理方法および装置

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JPH0966016A
JPH0966016A JP22554495A JP22554495A JPH0966016A JP H0966016 A JPH0966016 A JP H0966016A JP 22554495 A JP22554495 A JP 22554495A JP 22554495 A JP22554495 A JP 22554495A JP H0966016 A JPH0966016 A JP H0966016A
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JP22554495A
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English (en)
Inventor
Kenichi Yasugata
健一 安形
Masao Tamamura
雅男 玉村
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AIHO KK
Aiho Corp
Original Assignee
AIHO KK
Aiho Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業環境を悪化させずに生産性を向上し、し
かも安全性に優れた回収弁当箱の洗浄前処理方法および
装置の提供。 【解決手段】 第1移送ライン1で回収弁当箱MWの蓋
体Mと箱体Wとを分離し、蓋体Mは第1移送ライン1の
上方を進行して洗浄装置Sに導入する。箱体Wはシャワ
ー13で散水されたのち反転し、かつ反転しつつ殴打を
受けて残菜を落下させ、下方に設けた残菜回収機構28
で回収する。箱体Wは回転部3によって第2移送ライン
2に移行したのち洗浄装置に導入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回収弁当箱の洗浄
前処理方法および装置に関し、さらに詳しくは、給食セ
ンター等において多量の弁当を供給し、喫食後に残菜の
入った状態で返却された来た回収弁当箱を洗浄する前
に、弁当箱の蓋体と箱体とを分離するとともに、弁当箱
の中に残っている残菜を除去して洗浄装置で確実に効率
良く洗浄が施されるよう前処理する方法および装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、給食センター等における弁当箱の
洗浄は、作業者が弁当箱の蓋を取ったのち、その内側に
多量の放出水を直接当て、水の勢いで下方の受け籠に残
菜を落下させ、しかるのち洗浄機に供給して洗浄すると
いう方法が一般的に用いられていた。しかし、放出水の
量が少ないと残菜が落下しにくく、逆に放出水の量が多
いと周辺までも水浸しになって作業環境や作業性を悪化
し、特に冬季においては水による作業員の冷えを著しく
するという問題があった。
【0003】前記手作業に代えて、弁当箱の洗浄作業を
自動的に行うものとして、例えば実公昭62−2546
7号公報に記載された装置が提供されている。この装置
は、蓋が取り付けられたままの回収弁当箱を無機コンベ
ア上に1個づつ送り爪で区切られたひと間隔分の載置部
にきちんと載置し、その途中で蓋体と箱体とを分離した
後、蓋体は上方のコンベアによって洗浄装置に入る前に
反転させるようにし、また箱体は残飯落とし部で反転さ
せ、下方を支えた状態を保ち乍ら弁当箱の上方を移動す
る無端コンベアの送り爪で押してひと間隔づつ洗浄装置
に移動するようにする。
【0004】しかしながら、この自動蓋取り移送装置は
弁当箱の蓋を取る作業においては自動化しているもの
の、送り爪で区切られたひと間隔分の載置部にきちんと
弁当箱をおく必要がある為に、無端コンベアもひと間隔
分づつ間欠的に送るものであるため生産性が著しく悪
く、前述した作業員が手で蓋を取る従来の方法の方が効
率的であるという欠点があった。
【0005】また、蓋体を取り除いた後の箱体は、底側
を上方にするように反転させても、下方がそのまま支え
られているため、残菜が落下せず、箱体の渕に追従して
洗浄装置に供給されることがあった。さらに、上記自動
蓋取り移送装置では、弁当箱を送り爪と送り爪との間に
供給する必要があるため、その供給の際に、突出した送
り爪に作業員の指が接触して切傷することがある。
【0006】上述のように、従来の技術では、弁当箱か
ら蓋を自動的に分離することは可能としたものの生産性
が悪く、周辺に残菜を撒き散らして作業環境の悪化や作
業の安全性において問題点を有していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した従来技術の問題点を解決し、作業環境を悪化させず
に、生産性を向上し、しかも安全性に優れた回収弁当箱
の洗浄前処理方法およびこの方法を実施する装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による回収弁当箱
の洗浄前処理方法は、洗浄装置の導入側に第1移送ライ
ンと第2移送ラインとを併設し、前記第1移送ラインに
おいて、その導入部に受け入れた回収弁当箱を斜めに傾
斜する上方移送部を介して上端の分離部へ送り、該分離
部に設けた蓋分離装置により前記回収弁当箱を蓋体と箱
体とに分離し、分離後の蓋体を蓋体移送部に移して前記
洗浄装置に供給するようにし、他方分離後の箱体を前記
蓋体移送部の下側に分岐する箱体移送部の斜面を滑降さ
せながら、該箱体移送部の上部に設けたシャワーから該
箱体内部に水を散布し、該箱体移送部下端の反転落下部
で該箱体の開口を下向きにするように反転させると共
に、回転羽根で殴打しながら内部の残菜を下方の残菜回
収機構に落下回収し、次いで該反転落下部から反転箱体
滑降部の斜面を滑降させて下端の回転部に至らせ、該回
転部を介して前記第2移送ラインに移行させ、該第2移
送ラインの箱体移送部を介して前記洗浄装置に供給する
ようにすることを特徴とするものである。
【0009】また、本発明による回収弁当箱の洗浄前処
理装置は、洗浄装置の導入側に第1移送ラインと第2移
送ラインとを併設し、前記第1移送ラインには回収弁当
箱の導入部に続いて前記洗浄装置側に向けて上方に傾斜
する上方移送部を設け、該上方移送部の上端に蓋分離装
置を設けた分離部を配置し、該分離部から前記蓋分離装
置の上方側に、該蓋分離装置で分離後の蓋体を前記洗浄
装置へ移送する蓋体移送部を配置し、該蓋分離装置の下
方側に、該蓋分離装置で分離後の箱体を斜め下方に滑降
させる箱体移送部を配置すると共に、該箱体移送部上部
に該箱体移送部を滑降中の箱体の内部に水を散布するシ
ャワーを設置し、該箱体移送部の下端に前記箱体を表裏
に引っ繰り返す反転落下部と該箱体を殴打する回転羽根
を設け、該反転落下部に前記洗浄装置とは反対方向に向
け斜め下方に延長する反転箱体滑降部を接続し、該反転
箱体滑降部の下端に回転部を配置し、該回転部を介して
前記第2移送ラインの上流側に連接し、該第2移送ライ
ンの箱体移送部を前記洗浄装置に接続すると共に、前記
反転落下部と反転滑降部との下方に残菜回収機構を配置
したことを特徴とするものである。
【0010】洗浄装置で洗浄する前の回収弁当箱は、蓋
体が組み合わされた状態で第1移送ラインの導入部に供
給されたのち、分離部で蓋体と箱体と分離され、蓋体の
方はそのまま洗浄装置へ供給される。他方、分離部で分
離された箱体は、反転落下部に向かって滑降するが、こ
の滑降の途中でシャワーによって箱体内部に散水され、
箱体の中にある残菜を水浸しにする。この状態で反転落
下部で反転し、箱体の開口側を下向きにするとともに、
箱体を反転落下する速度よりも速い同速度で回転(矢印
Z方向)している回転羽根により殴打されて、箱体内の
残菜の落下が促される。
【0011】残菜の落下はシャワーによる給水および箱
体が反転する途中の斜め上方を向いている最も高い位置
を殴打されることとの相乗効果によって集中して行わ
れ、極めて効率的に残菜の回収を行うことができる。残
菜を放出した箱体は第1移送ラインから第2移送ライン
へ回転部を介して移行する。この第2移送ライン側に移
送した箱体は箱体移送部上を下向きのまま、洗浄装置の
箱体導入部に供給される。
【0012】洗浄装置では蓋体と箱体との洗浄ラインが
分かれるので、洗浄後の導出においても作業を円滑に
し、自動化を容易にする。また、前処理装置で残菜を大
略除去するため、洗浄装置自体を小型化することがで
き、特に装置全体の長さを短縮するため洗浄効率を著し
く向上する。また、第1移送ラインの蓋分離装置、箱体
移送部、反転落下部、反転箱体滑降部を左右2本のレー
ルで構成した場合は、そのレール間隔幅を一括して変更
することができ、例えば、大型の上用弁当箱と小型の並
用弁当箱、大人向弁当箱と子供向弁当箱のように大きさ
の異なる回収された弁当箱に対応して用いることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図に示す実
施形態に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の実
施形態を示す回収弁当箱の洗浄前処理装置の概略平面図
である。図2は図1の第1のラインの概略側面図、図3
は図1の回転部の概略平面図、図4は図1の第2のライ
ンの概略図である。
【0014】本発明の洗浄前処理装置は、洗浄装置Sの
上流側に設置され、図1および図3に示すように、平面
視において第1移送ライン1と第2移送ライン2とが並
設され、この第1移送ライン1と第2移送ライン2との
双方に跨がるように回転部3が設けられている。第1移
送ライン1は、図2の側面図に示されるように、その上
流側端部に、無端帯から形成された回収弁当箱の導入部
4と上方移送部5とを設け、導入部4に導入した弁当箱
MWを上方移送部5により洗浄装置Sの方向(矢印A
a,Bbの方向)に向けて斜め上方に移送して、分離部
6へ運ぶ。この分離部6において、弁当箱MWは移動傾
斜方向が下向きに変更される。この分離部6で下向きに
変更された弁当箱MWは、上部側の蓋体Mが2本のレー
ルに係合するようにした蓋分離装置7で支えられる。他
方、下部側の箱体Wが蓋分離装置7よりも大きく傾斜し
た箱体移送部8に移送されることにより、蓋体Mと箱体
Wと分離される。
【0015】分離された蓋体Mは、上面を上方に内面を
下方に向けた状態で、洗浄装置Sの方向(矢印c,d,
eの方向)に延長する蓋体移送部9により移送され、そ
の下端の蓋体供給部10において洗浄装置Sの蓋体導入
部S1に供給される。洗浄装置Sに蓋体Mを複数列に並
べて洗浄を施す場合は、蓋体移送部9の端部に仕分け装
置12を設け、この仕分け装置12により2列あるいは
3列以上に仕分けて供給する。11は仕分け装置12の
駆動部である。
【0016】分離部6で蓋体Mが分離された箱体Wは、
蓋体移送部9の下方に、洗浄装置S側に向けて傾斜する
ように設けた箱体移送部8を滑降(矢印Cの方向)す
る。箱体移送部8の上方には、滑降する箱体Wの中に水
を供給するシャワー13が設けられている。シャワー1
3から水が供給された箱体Wは反転落下部14に到達
し、ここで内面が下向きになるように反転して落下(矢
印Dの方向)する。この箱体Wを反転落下させる時、反
転方向の外側に設けた回転羽根15によって反転を助
成、促進するとともに、箱体Wの底面の一部を殴打して
箱体Wの内側に残留している残菜の大略を一挙に落下さ
せる。
【0017】反転落下部14で反転した箱体Wは、洗浄
装置Sとは遠ざかる方向に向かって傾斜し、箱体移送部
8の下方に設けられた反転箱滑降部16によって移送
(矢印Eの方向)され、回転部3に至る。回転部3に誘
導された箱体Wは、図3に示すように、第1移送ライン
1から第2移送ライン2側に移され(矢印Fの方向)、
第2移送ライン2に設けられた箱体移送部17に載置
(矢印Gの方向に移動)され、引続き洗浄装置Sの方向
に移送(矢印Hの方向)される。
【0018】回転部3では、回転部3の上面の一部と第
1移送ライン1における反転箱滑走部16の下端部とが
重なるように配置されていることによって、反転箱滑走
部16から回転部3への箱体Wの移行が円滑に行われる
ようになっている。また、回転部3への下面の一部に第
2移送ライン2の箱体移送部17の上流側端部が重なる
ことによって、回転部3から箱体移送部17への箱体W
の移行が円滑に行われるようになっている。
【0019】回転部3において、第1移送ライン1から
第2移送ライン2に移される箱体Wは、第1移送ライン
と第2移送ライン2との間に落下しないよう内側ガイド
板18によって保護され、また回転部3の回転による遠
心力によって外方に飛出さないように、外側ガイド板1
9によって保護されている。箱体移送部17によって上
方に移送された箱体Wは、後工程の洗浄装置Sの方向
(矢印Hの方向)へ移送され、次いで下降方向に傾斜
(矢印Iの方向)した下降箱体移動部20に移載され、
箱体供給部21から洗浄装置Sの箱体導入部S2に供給
される。
【0020】洗浄装置Sに箱体Wを複数列に導入して洗
浄を行う場合は、箱体移送部17に仕分け装置22を設
け、この仕分け装置22により2列あるいは3列以上に
仕分けて供給するようにする。第1移送ライン1におい
て、少なくとも蓋分離装置7、反転落下装置14、反転
箱体滑降部16は、2本のレールR,Lによって蓋体M
或いは箱体Wを支えるようになっている。この2本のレ
ールR,Lのうち、少なくとも1本(例えばR)は回転
伝達機構23、幅調節機構24、25、26を介して幅
調節ハンドル27に連結されており、この幅調節ハンド
ル27を左巻に回動させると、例えば無端チェーンから
なる回転伝達機構23を作動(矢印Xの方向)させて幅
調節機構24、25、26を一括して同時に右巻に回転
させ、上記の一方のレール(例えばR)を他方のレール
(例えばL)から遠ざけるように作動させてレール幅を
変更する。逆に幅調節ハンドル27を右巻に回転させる
と、回転伝達機構23を作動(矢印Yの方向)させて幅
調節機構24、25、26を一括して同時に左巻に回転
させ、上記の一方のレール(例えばR)を他方のレール
(例えばL)に近づけるように作動させてレール幅を変
更するようになっている。
【0021】反転落下部14、回転羽根15、反転箱体
滑降部16の下方には、残菜回収機構28が設けられて
いる。この残菜回収機構28は、残菜シュート29、残
菜集中装置30および残菜受槽31によって形成され、
残菜シュート29から落下する残菜は、残菜集中装置3
0によって集められながら残菜受槽31に収納される。
箱体Wから放出された残菜は反転落下部14、回転羽根
15、反転箱体滑降部16、残菜シュート29、残菜集
中装置30などに付着するが、上方に設けられたシャワ
ー13から散布される水によって流されるため、容易に
残菜受槽31に回収される。残菜回収機構28では、必
要に応じて散布された水と残菜とを分離する装置が取り
付けられるようにするとよい。
【0022】32は回転羽根15を回動させるモータ、
33は回転部3を回動させるモータ、34は残菜集中装
置30を回動させるモータである。上述した本発明に係
る回収弁当箱の前処理装置によると、上方から蓋体移送
部9、シャワー13、箱体移送部8、反転箱体滑降部3
1を段階的に下方位置に配置するようにしているので、
装置全体の床面に沿う方向の長さを著しく短縮し、蓋体
Mおよび箱体Wの移動距離を短くしている。したがっ
て、前処理作業を効率良く行うことができる。
【0023】また、残菜を除去した後の箱体Wを回転部
3に至らせ、この回転部3を利用して第1移送ライン1
から第2移送ライン2に強制転移させるため、装置全体
の幅方向の大きさを極めて縮小し、また転換を積極的に
強制して行うため、転換位置での箱体Wの流れ詰まりを
解消し、前処理作業を効率良く行うことができる。ま
た、蓋体Mと分離された箱体Wは、箱体W内に残ってい
る残菜を回収する前に予めシャワーで水を供給し、箱体
Wと残菜との間に水を浸入させることによって残菜を箱
体Wから浮かせた状態および残菜の間に水が浸入した状
態にし、しかもその後に箱体Wを反転させるとともに、
この反転動作を回転羽根15で助成・促進および箱体W
の底を殴打するため、残菜の大部分を一括して落下させ
て残菜回収機構28で効率良く回収することができる。
【0024】残菜の回収は、残菜の落下を一括して行う
ことにより残菜の周辺への飛散を少なくし、残菜回収機
構28を小型化することができる。また、残菜回収機構
28の上方で散布されているシャワー13の水は、箱体
Wに受け入れられたもの以外は下方に降下し、反転箱体
滑降部16を滑降する箱体Wの底面および反転箱体滑降
部16を形成する2本のレールに降りかかることによ
り、これらの周辺に付着あるいは飛散しようとする残菜
を下降させる。すなわち、反転箱体滑降部16を清掃
し、残菜回収を促進助成するため、装置全体を小型化す
るとともに作業効率を向上する。
【0025】蓋分離装置7、箱体移送部8、反転落下部
14、反転箱体滑降部16は、それぞれ2本のレール
R,Lによって形成されている。蓋分離装置7を形成す
る2本のレールR,Lは、蓋体Mにおける箱体Wの幅よ
りも広幅で、両横に張出した縁の部分に係合することに
より蓋体Mを浮上させて、これらの蓋体Mと箱体Wとを
分離させる。
【0026】箱体移送部8では、箱体Wの両端部を支え
て滑降させるが、2本のレールR,Lで構成されること
により箱体Wの滑降抵抗を少なくし、またシャワー13
の散水が容易に下方に向けて散布されるようにするとと
もに、反転落下部14で反転する際に回転羽根15の回
動に支障を生じないようにする。回転落下部14では、
2本のレールR,Lからなることにより回転羽根15の
羽根の回動に支障がなく、また箱体Wの中から残菜の落
下を妨げないようにする。反転箱体滑降部16では、2
本のレールR,Lからなることにより箱体Wの滑降抵抗
を少なくし、シャワー13の滑降の妨げにならないよう
にすることに加えて、箱体Wの中から残菜の落下を妨げ
ないようにする。
【0027】各部分の2本のレールR,Lは、支持幅を
広くすると前述した作用効果を減退させるので、細いも
のとすることが望まれるが、あまり細くしすぎても幅・
大きさの異なる各種の弁当箱に対応できなくなるので、
2本のレール間の幅を可変に構成することにより汎用性
をもたせるようにする。2本のレール間の幅は、幅調節
ハンドル27を右または左に回すことにより、回転伝達
機構23を介して幅調整機構24、25、26を回動さ
せ、これらを一括して横方向に移動させることによりレ
ール間幅を調節する。一括調整によって、各部分におけ
る調節の差異、誤調節がなくなり、作業性ならびに箱体
W、蓋体Mの落下・走行詰りなどのトラブルをなくし、
円滑な操業を可能にする。
【0028】洗浄装置Sでは、第1のライン1から蓋体
Mを蓋体導入部S1に、また第2のライン2から箱体W
を箱体導入部S2にそれぞれ区分して供給させるため、
洗浄装置Sによって洗浄された後の蓋体と箱体は同様に
区分された状態で導出される。したがって、容易に収納
機器・容器に収納することができる。また、洗浄装置S
の能力、幅などによって、蓋体Mおよび箱体Wを複数列
として供給するのが望ましい時は、蓋体移送部9に仕分
け装置12を設けることにより、蓋体供給部10を複数
列となして蓋体導入部S1に供給し、また箱体移送部1
7に仕分け装置22を設けることにより、箱体供給部2
1を複数列となして箱体導入部S2に供給すればよい。
洗浄装置Sは、回収弁当箱の洗浄専用として設けてもよ
く、茶碗、皿などの食器類、食器籠の洗浄用との兼用と
して設けるようにしてもよい。
【0029】
【実施例】
実施例1 図1に示した本発明に係る回収弁当箱の洗浄前処理装置
と市販の洗浄装置(株式会社アイホー社製“型式ED2
−5L”)とを組合わせて、回収弁当箱を洗浄した。
【0030】弁当箱としては、168×120×45mm
(500cc)(三信加工株式会社製“P−7R”弁当箱
舟型)を使用した。洗浄結果は、1時間当たり2000
個の洗浄が可能であり、洗浄による本発明の効果を有す
るものであった。特に洗浄装置での残菜回収量が少な
く、手前にシャワーによる水で浸していることによって
洗浄効果を向上した。さらに、洗浄装置の高速運転を可
能にするため、高速運転にしたことにより、1時間当た
り4000個の洗浄を可能にした。
【0031】実施例2 実施例1における洗浄装置を株式会社アイホー社製“型
式ED2−3S”に変更し、弁当箱を実施例1のサイズ
より小形の160×110×45mmの弁当箱に変更し
た。洗浄結果は、実施例1と同様に十分に洗浄能力を有
するものであった。
【0032】
【発明の効果】上述したように、本発明の方法による
と、洗浄装置へ回収弁当箱の供給するに当たり、回収弁
当箱の蓋体と箱体とを確実に分離し、かつそれら蓋体と
箱体とを洗浄装置の蓋体導入部に整列して供給すること
ができる。また、箱体は蓋体と分離された後、シャワー
で水が供給されるため残菜を浸し、しかる後に反転させ
られるため、残菜の箱体からの分離取り出しを促進助成
し、洗浄装置への残菜の導入を防止して洗浄効率を向上
することができる。
【0033】また、箱体から分離された残菜はシャワー
の水によって容易に集中させることができ、周辺に対す
る残菜の散乱を防止するため衛生的である。また、幅調
節ハンドルを操作するだけで、大きさの異なる回収弁当
箱に対応することができるため、汎用性を有する。特
に、回収弁当箱を前処理する装置の各構成部品の組合わ
せ位置関係を特定化したため、装置全体を小型化し、設
置面積を小さくし、かつそれによって前処理作業性も向
上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回収弁当箱の洗浄前処理装置の概
略平面図である。
【図2】図1の第1のラインの概略側面図である。
【図3】図1の回転部の概略平面図である。
【図4】図1の第2のラインの概略側面図である。
【符号の説明】
1 第1移送ライン 2 第2移送ライン 3 回転部 4 導入部 5 上方移動部 6 分離部 7 蓋分離装置 8 箱体移送部 9 蓋体移送部 13 シャワー 14 反転落下部 15 回転羽根 16 反転箱体滑降部 27 幅調節ハンドル 28 残菜回収機構 29 残菜シュート 30 残菜集中装置 M 蓋体 W 箱体 MW 弁当箱 L,R レール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄装置の導入側に第1移送ラインと第
    2移送ラインとを併設し、前記第1移送ラインにおい
    て、その導入部に受け入れた回収弁当箱を斜めに傾斜す
    る上方移送部を介して上端の分離部へ送り、該分離部に
    設けた蓋分離装置により前記回収弁当箱を蓋体と箱体と
    に分離し、分離後の蓋体を蓋体移送部に移して前記洗浄
    装置に供給するようにし、他方分離後の箱体を前記蓋体
    移送部の下側に分岐する箱体移送部の斜面を滑降させな
    がら、該箱体移送部の上部に設けたシャワーから該箱体
    内部に水を散布し、該箱体移送部下端の反転落下部で該
    箱体の開口を下向きにするように反転させると共に、回
    転羽根で殴打しながら内部の残菜を下方の残菜回収機構
    に落下回収し、次いで該反転落下部から反転箱体滑降部
    の斜面を滑降させて下端の回転部に至らせ、該回転部を
    介して前記第2移送ラインに移行させ、該第2移送ライ
    ンの箱体移送部を介して前記洗浄装置に供給するように
    する回収弁当箱の洗浄前処理方法。
  2. 【請求項2】 前記蓋分離装置、箱体移送部、反転落下
    部および反転箱体滑降部をそれぞれ左右2本のレールか
    ら構成し、これら2本のレールの間隔を同時に拡縮調整
    自在にした請求項1に記載の回収弁当箱の洗浄前処理方
    法。
  3. 【請求項3】 洗浄装置の導入側に第1移送ラインと第
    2移送ラインとを併設し、前記第1移送ラインには回収
    弁当箱の導入部に続いて前記洗浄装置側に向けて上方に
    傾斜する上方移送部を設け、該上方移送部の上端に蓋分
    離装置を設けた分離部を配置し、該分離部から前記蓋分
    離装置の上方側に、該蓋分離装置で分離後の蓋体を前記
    洗浄装置へ移送する蓋体移送部を配置し、該蓋分離装置
    の下方側に、該蓋分離装置で分離後の箱体を斜め下方に
    滑降させる箱体移送部を配置すると共に、該箱体移送部
    上部に該箱体移送部を滑降中の箱体の内部に水を散布す
    るシャワーを設置し、該箱体移送部の下端に前記箱体を
    表裏に引っ繰り返す反転落下部と該箱体を殴打する回転
    羽根を設け、該反転落下部に前記洗浄装置とは反対方向
    に向け斜め下方に延長する反転箱体滑降部を接続し、該
    反転箱体滑降部の下端に回転部を配置し、該回転部を介
    して前記第2移送ラインの上流側に連接し、該第2移送
    ラインの箱体移送部を前記洗浄装置に接続すると共に、
    前記反転落下部と反転滑降部との下方に残菜回収機構を
    配置した回収弁当箱の洗浄前処理装置。
  4. 【請求項4】 前記蓋分離装置、箱体移送部、反転落下
    部および反転箱体滑降部をそれぞれ左右2本のレールか
    ら構成し、これら2本のレールの間隔を同時に拡縮調整
    自在にした請求項3に記載の回収弁当箱の洗浄前処理装
    置。
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