JPH10229864A - へた取り機 - Google Patents

へた取り機

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Publication number
JPH10229864A
JPH10229864A JP3454297A JP3454297A JPH10229864A JP H10229864 A JPH10229864 A JP H10229864A JP 3454297 A JP3454297 A JP 3454297A JP 3454297 A JP3454297 A JP 3454297A JP H10229864 A JPH10229864 A JP H10229864A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strawberry
rotating
calyx
blade device
conveyor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3454297A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Kojima
悟 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAN TECHNO KK
Original Assignee
SAN TECHNO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by SAN TECHNO KK filed Critical SAN TECHNO KK
Priority to JP3454297A priority Critical patent/JPH10229864A/ja
Publication of JPH10229864A publication Critical patent/JPH10229864A/ja
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  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 実を傷つけることなくへたを自動的に取り除
くことが可能なへた取り機を得る。 【解決手段】 一対になった左右グリップコンベア30
a,(30b)のそれぞれのグリップベルト38,(3
8)により、苺Sを挟持しながら搬送する。それぞれの
グリップベルト38,(38)の送り速度は、異なるよ
うになっており、これにより、苺Sは、矢示B方向に回
転しながら搬送される。この搬送途中において、第1回
転羽根装置40aにおいて回転する羽根44により、苺
SのへたSaの半分側がはらい落とされる。苺Sは、搬
送されながら回転し、残った半分のへたSaは第2回転
羽根装置40bによりはらい落とされる。はらい落とし
残りは、第3回転羽根装置40cによりはらい落とされ
る。これにより、苺Sの実が切断されることなく、全て
のへたSaが自動的に取り除かれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば苺等のへた
を自動的に取り除くへた取り機に関する。
【0002】
【従来の技術】工場等において苺ショートケーキ等を大
量生産する場合等においては、大量の苺を必要とする。
ケーキ上に載せるために、苺はへたが取られていなけれ
ばならないが、大量の苺のへた取りを手作業で行うのは
大変である。このため、例えば、特開平6−27702
5号公報に開示のへた切断装置が発明されている。この
へた切断装置によれば、苺を自動搬送しながら、回転切
断刃により、苺底部を切り取ってへたを取り除くことが
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、底部が
切り取られることにより、この切り口からいたみが進行
し、苺の日持ちが悪くなるという問題があった。
【0004】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、実を傷つけることなくへたを自動的に取
り除くことが可能なへた取り機を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のへた取り機は、本体部の一側部にへた部
を有してなるへた取り対象物からへた部のみを除去する
ものであり、適宜間隔を有して設けた一対の移送コンベ
アからなり、各移送コンベアの少なくともベルト表面部
を軟質部材で形成するとともにベルト表面部を対向さ
せ、この対向する各ベルト表面部により本体部を挟持し
てへた取り対象物を搬送する搬送手段と、回転駆動され
る羽根部材を有してなり、搬送手段によりへた取り対象
物を搬送する途中において、回転する羽根部材の先端が
へた部に当たる位置に取り付けられた回転羽根装置とを
備えている。
【0006】このような構成によれば、へた取り対象物
が搬送手段により搬送される途中において、回転する羽
根部材の先端がへた部に当たり、これにより、へた部が
はらい落とされる。
【0007】なお、搬送手段は、対向する各ベルト表面
部の送り速度を異ならせることにより、へた取り対象物
を回転させながら搬送するようにすることが好ましい。
これによれば、例えば、回転羽根装置を複数設けた場合
に、第1の回転羽根装置によりはらい落とされなかった
裏側の部分は、へた取り対象物が回転することにより、
第2の回転羽根装置にさしかかるときには表を向き、こ
の第2の回転羽根装置によりはらい落とされる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について図を参照して説明する。図1および図2に示す
ように、本発明のへた取り機1において、本体11の上
面部には、へた取り対象物を搬送するための供給ベルト
コンベア20およびグリップコンベア30が設けられて
いる。
【0009】供給ベルトコンベア20は、本体11に回
転自在に軸支されたローラ21およびローラ22と、こ
れらローラ21,22に掛け回された搬送ベルト23と
から構成されている。ローラ21は駆動ベルト24を介
して駆動モータ25により回転するようになっており、
このローラ21の回転により、搬送ベルト23の上面側
が送り方向に移動するようになっている。なお、駆動ベ
ルト23の外周には、2本の環状突起23a,23aが
全周にわたって形成されている。
【0010】グリップコンベア30は、図2にも示すよ
うに、左側コンベア30aと右側コンベア30bとから
なる。
【0011】これら左右コンベア30a,30bは同一
構成となっており、それぞれ、最下部に基部部材31を
有している。基部部材31は、送り方向に長く延び、高
さの低い直方体状鋼からなり、その底部には、送り方向
の直角方向に貫通してスライド溝12,13が形成され
ている。このスライド溝31a,31bは、送り方向の
直角方向に延びて本体11に固定されたスライドバー1
2,13に嵌合しており、これにより左右コンベア30
a,30bは、送り方向と直角な方向にスライド移動可
能となっている。
【0012】基部部材31の基端側には、プーリモータ
装置32が立設している。このプーリモータ装置32内
にはモータ33が設けられており、このモータ33の回
転軸34の先端には主プーリ35が設けられている。基
部部材31の送り側の端部には、従プーリ36がプーリ
回転軸37を中心に回転自在に取り付けられており、プ
ーリ35,36の周囲には、スポンジ等の軟性部材から
なるグリップベルト38が掛け回されている。
【0013】主プーリ35は、左側コンベア30aにお
いては左回転するようになっており、右側コンベア30
bにおいては右回転するようになっている。そして、こ
れら左右の主プーリ35,35の回転速度は、速度差の
調整が可能となっている。これにより、左右のグリップ
ベルト38,38内側対向面を、それぞれ相対移動しな
がら送り方向に移動するようにしている。
【0014】このように構成された左右コンベア30
a,30bのそれぞれには、送り方向の直角方向に貫通
してネジ穴31cが形成されており、それぞれのネジ穴
31c,31cのネジ目は逆になるようになっている。
そして、このネジ穴31c,31cに、ハンドル15を
有した幅調ロッド14が、本体11に支持されて螺合し
ている。この幅調ロッド14に形成されたネジ目も、ネ
ジ穴31c,31cのネジ目に合わせて、長手方向の中
央部を中心にその左右において逆になるようになってい
る。これにより、ハンドルを左右に回転させて左右コン
ベア30a,30bをスライド移動させ、左右のグリッ
プベルト38,38内側対向面間の配設間隔を調整する
ことが可能となっている。
【0015】グリップコンベア30の下側には、送り方
向に配列して第1〜第3回転羽根装置40(40a〜4
0c)が設けられている。回転羽根装置40は、本体1
1に固定されたモータ41と、このモータ41の回転軸
42の先端に取り付けられた回転基部43と、この回転
基部43に取り付けられた羽根44とから構成されてい
る。羽根44は、薄い軟性の樹脂シート等からなり、当
該例においては2枚取り付けられている。なお、この羽
根44は2枚でなくてもよく、例えば4枚としたのでも
よい。
【0016】モータ41は、800rpm程度の高速で
回転するように設定されており、その回転軸42が送り
方向に対して直角になるように取り付けられている。こ
のため、回転羽根44は、図2の矢示A方向に高速で回
転するようになっている。
【0017】本体11内には、制御装置50が配設され
ている。この制御装置50には、左側コンベア速度調整
つまみ51a、右側コンベア速度調整つまみ51b、羽
根回転速度調整つまみ52が設けられている。この制御
装置50によれば、つまみ51aを左右に回すことによ
り、右側コンベア30aの主プーリ35の回転速度を調
節して右側のグリップベルト38の送り速度を調整する
ことができる。同様に、つまみ51bにより、左側コン
ベア30bのグリップベルト38の送り速度を調整する
ことができる。また、つまみ52を左右に回すことによ
り、モータ41の回転速度を調節して回転羽根装置40
における羽根44の回転速度を調整することができる。
【0018】また、本体11内における第1〜第3回転
羽根装置40a〜40c下方には、上面が開放した箱体
からなる収集箱60が配置されている。
【0019】へた取り機1は、以上のように構成されて
おり、次に、このへた取り機1を用いて苺のへたを取る
手順について説明する。このへた取りは、概して、熟し
ておらずまだ実の硬い苺に対して行われる。へた取りに
際しては、まず、環状突起23a,23a間に載置され
るようにして、へたSaが下側となるように苺Sを搬送
ベルト23上に置き、供給ベルトコンベア20により苺
Sを搬送させる。この搬送は、図4に示すように、環状
突起23a,23aにより苺Sを安定支持して行うこと
ができる。
【0020】供給ベルトコンベア20に搬送されて左右
コンベア30a,30b間にさしかかると、苺Sは、左
右のグリップベルト38,38に挟持され、これらに挟
持されながら搬送される。ここで、グリップベルト38
は、スポンジ等の軟性部材により構成されているので、
傷つけることなく苺Sを挟持できる。この左右のグリッ
プベルト38,38のそれぞれの内側対向面は相対移動
しながら送り方向に移動するようになっているので、苺
Sは、図2に示すように、矢示B方向に回転しながら搬
送される。
【0021】搬送されて第1回転羽根装置40a上にさ
しかかると、送り方向の逆方向から回転している羽根4
4の先端部がへたSaに当たる。羽根44は、薄い軟性
の樹脂シートからなるとともに高速で回転しており、苺
Sの実は熟しておらず硬いので、羽根44により、実が
傷つけられることなくへたSaがはらい落とされる。苺
Sは回転しながら搬送されているので、このとき、へた
Sa全体の半分程度がはらい落とされる。
【0022】そして、苺Sは、第1回転羽根装置40a
上を通過し、回転しながら搬送されて次に第2回転羽根
装置40b上を通過することになる。ここで、苺Sを回
転させるための左右のグリップベルト38,38の内側
対向面間の相対移動速度、すなわち設定されている左右
の主プーリ35,35の回転速度は、第1回転羽根装置
40a上から第2回転羽根装置40b上に至る間に苺S
を1/2回転させることができる速度となっている。こ
のため、苺Sが第2回転羽根装置40b上にさしかかっ
たとき、第2回転羽根装置40bによりへたSaの残り
半分がはらい落とされる。
【0023】そして、苺Sは、さらに回転しながら搬送
されて次に第3回転羽根装置40c上を通過してへた取
り機1外のトレー(図示せず)上等へ排出される。第
1,第2回転羽根装置40a,40b上を通過してもへ
たSaにはらい落とし残りが生じていた場合には、その
はらい落としのこりは、第3回転羽根装置40cにより
はらい落とされる。
【0024】なお、第1〜第3回転羽根装置40a〜4
0cによりはらい落とされたへたSaは、落下して収集
箱60に集まるようになっている。
【0025】ロットが変わるなどして搬送される苺の大
きさが変わった場合には、制御装置50においてつまみ
51a,51bを操作して、左右のグリップベルト3
8,38間の相対移動速度を変化させ、第1および第2
回転羽根装置40a,40b間の苺Sの回転を1/2回
転に調整することができる。これにより、第1および第
2回転羽根装置40a,40bにより、確実にへたSa
がはらい落とされるようにすることができる。
【0026】なお、当該例においては、へたSaに送り
方向の逆方向から羽根44先端部が当たるように回転羽
根装置40を設置したが、この設置方向は、この方向に
限定されるものではなく、例えば、へたSaに送り方向
の直角方向から羽根44先端部が当たるような方向とし
たのでもよい。さらに、へたSaは、回転する羽根44
の先端部によりはらい落とされるようにするのでなく、
回転する羽根44の側部によりはらい落とされるように
したのでもよい。
【0027】また、本発明のへた取り機1は、苺S以外
のへた取りに応用することも可能である。
【0028】以上説明したように、本発明のへた取り機
1によれば、実を傷つけることなくへたSaのみを、自
動的に取り除くことができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明のへた取り機によ
れば、へた取り対象物が搬送手段により搬送される途中
において、回転する羽根部材の先端によりへた部がはら
い落とされるので、へた取り対象物の本体部の底部が切
られることがない。このため、へた部が取られた後のへ
た取り対象物の日持ちを悪くすることなく、へた部を自
動的に取り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のへた取り機を示す平面図である。
【図2】図1のII−II線による断面図である。
【図3】図1のIII−III線による断面図である。
【図4】図1のIV−IV線による断面図である。
【符号の説明】
30(30a,30b) グリップコンベア(左側コン
ベア,右側コンベア) 32 プーリモータ装置 35 主プーリ 36 従プーリ 38 グリップベルト 40(40a〜40c) 回転羽根装置(第1〜第3回
転羽根装置) 41 モータ 43 回転基部 44 羽根

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部の一側部にへた部を有してなるへ
    た取り対象物から、前記へた部のみを除去するへた取り
    機において、 適宜間隔を有して設けた一対の移送コンベアからなり、
    前記各移送コンベアの少なくともベルト表面部を軟質部
    材で形成するとともに前記ベルト表面部を対向させ、こ
    の対向する各前記ベルト表面部により前記本体部を挟持
    して前記へた取り対象物を搬送する搬送手段と、 回転駆動される羽根部材を有してなり、前記搬送手段に
    より前記へた取り対象物を搬送する途中において、回転
    する前記羽根部材の先端が前記へた部に当たる位置に取
    り付けられた回転羽根装置とを備えたことを特徴とする
    へた取り機。
  2. 【請求項2】 前記搬送手段は、対向する各前記ベルト
    表面部の送り速度を異ならせることにより、前記へた取
    り対象物を回転させながら搬送するようにしたことを特
    徴とする請求項1に記載のへた取り機。
JP3454297A 1997-02-19 1997-02-19 へた取り機 Pending JPH10229864A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3454297A JPH10229864A (ja) 1997-02-19 1997-02-19 へた取り機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3454297A JPH10229864A (ja) 1997-02-19 1997-02-19 へた取り機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10229864A true JPH10229864A (ja) 1998-09-02

Family

ID=12417196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3454297A Pending JPH10229864A (ja) 1997-02-19 1997-02-19 へた取り機

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JP (1) JPH10229864A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002013635A1 (en) * 2000-08-10 2002-02-21 Rocco Corrone Trimming apparatus
CN102686119A (zh) * 2009-11-05 2012-09-19 蓝帜株式会社 草莓的果蒂去除装置
CN104754962A (zh) * 2012-10-30 2015-07-01 青旗株式会社 草莓的果蒂去除装置
KR20190020534A (ko) * 2017-08-21 2019-03-04 박재경 아로니아 열매 포집장치
KR20200055531A (ko) * 2018-11-13 2020-05-21 조한희 과채류 꼭지 커팅장치

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WO2002013635A1 (en) * 2000-08-10 2002-02-21 Rocco Corrone Trimming apparatus
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KR20190020534A (ko) * 2017-08-21 2019-03-04 박재경 아로니아 열매 포집장치
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