JP2742861B2 - 蔕切断装置 - Google Patents
蔕切断装置Info
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- JP2742861B2 JP2742861B2 JP5090470A JP9047093A JP2742861B2 JP 2742861 B2 JP2742861 B2 JP 2742861B2 JP 5090470 A JP5090470 A JP 5090470A JP 9047093 A JP9047093 A JP 9047093A JP 2742861 B2 JP2742861 B2 JP 2742861B2
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- Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば苺等の蔕を自動
的に切断するための蒂切断装置に関する。特に、ケーキ
に載置する苺や、ジャムの原料となる苺のように、多量
に消費する場合に必要となる蔕部分の切断装置に関す
る。
的に切断するための蒂切断装置に関する。特に、ケーキ
に載置する苺や、ジャムの原料となる苺のように、多量
に消費する場合に必要となる蔕部分の切断装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ケーキやジャムを製造する場合、これら
に使用される苺は、蔕部分を除去した後に加工される。
従来、苺等の蔕を切断する場合、人手による手作業で行
なわれていた。すなわち、苺のような軟らかい果物の場
合、一度に大量に取り扱うことが困難であるため、苺を
一個づつ手にとり、包丁等を用いて蔕部分を切断してい
た。
に使用される苺は、蔕部分を除去した後に加工される。
従来、苺等の蔕を切断する場合、人手による手作業で行
なわれていた。すなわち、苺のような軟らかい果物の場
合、一度に大量に取り扱うことが困難であるため、苺を
一個づつ手にとり、包丁等を用いて蔕部分を切断してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ケーキやジャムを製造
する場合、多量の苺を必要とするので、それに応じて多
量の蒂取り作業も必要とされる。しかしながら、従来例
で述べたように手作業で蔕の切断作業を行なう場合、作
業が単純であるため繁雑であるという問題点がある。ま
た、効率よく処理するためには作業者の熟練を要すると
ともに、処理個数にも限度があるという問題点があっ
た。
する場合、多量の苺を必要とするので、それに応じて多
量の蒂取り作業も必要とされる。しかしながら、従来例
で述べたように手作業で蔕の切断作業を行なう場合、作
業が単純であるため繁雑であるという問題点がある。ま
た、効率よく処理するためには作業者の熟練を要すると
ともに、処理個数にも限度があるという問題点があっ
た。
【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、煩雑な作業を要することなく、自動的に苺等の蔕部
分を切断することができる蒂切断装置を提供することを
目的とする。
で、煩雑な作業を要することなく、自動的に苺等の蔕部
分を切断することができる蒂切断装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
請求項1の蔕切断装置は、ベルト表面部を軟質部材で形
成する一対のループ状移送コンベアを、前記ベルト表面
部が対向するよう適宜間隔を存して設置した移送手段
と、該移送手段による移送途中位置において前記間隔を
塞ぐように配置された回転切断刃と、該移送手段の一端
側に被切断物を搬入する搬送手段と、を具備している。
そして、前記回転切断刃の回転軸を、一対の移送コンベ
ア間の中心位置からずらして配置したことを特徴として
いる。
請求項1の蔕切断装置は、ベルト表面部を軟質部材で形
成する一対のループ状移送コンベアを、前記ベルト表面
部が対向するよう適宜間隔を存して設置した移送手段
と、該移送手段による移送途中位置において前記間隔を
塞ぐように配置された回転切断刃と、該移送手段の一端
側に被切断物を搬入する搬送手段と、を具備している。
そして、前記回転切断刃の回転軸を、一対の移送コンベ
ア間の中心位置からずらして配置したことを特徴として
いる。
【0006】請求項2の蔕切断装置は、請求項1の蔕切
断装置において、各ループ状移送コンベア内に、移送方
向に直交する方向のループ幅が調整可能なループ幅調整
手段を設けている。
断装置において、各ループ状移送コンベア内に、移送方
向に直交する方向のループ幅が調整可能なループ幅調整
手段を設けている。
【0007】請求項3の蔕切断装置は、請求項1又は請
求項2の蔕切断装置において、搬送手段は昇降手段によ
り上下方向に昇降可能としている。
求項2の蔕切断装置において、搬送手段は昇降手段によ
り上下方向に昇降可能としている。
【0008】請求項4の蔕切断装置は、請求項1又は請
求項2又は請求項3の蔕切断装置において、移送手段に
おける移送コンベア間の送出側に、縦割り切断刃を設置
している。
求項2又は請求項3の蔕切断装置において、移送手段に
おける移送コンベア間の送出側に、縦割り切断刃を設置
している。
【0009】請求項5の蔕切断装置は、請求項4の蔕切
断装置において、縦割り切断刃は、移送コンベアの送出
方向側に傾斜させて固定している。
断装置において、縦割り切断刃は、移送コンベアの送出
方向側に傾斜させて固定している。
【0010】
【作用】請求項1の蔕切断装置によれば、移送コンベア
の一端側において、苺等をベルト表面部で挟持させるこ
とにより、移送コンベア間に挟持された状態で送出し、
移送コンベア同士の間隔を塞ぐよう配置された回転切断
刃により送出方向が塞がれているので、前記回転切断刃
により苺の蔕部分が切断され、蔕部分が除去された苺が
移送コンベアの他端側に送出される。そして、蔕が回転
切断刃により切断される際に、回転切断刃の回転軸が移
送コンベア間の中心位置からずらして配置されているの
で、苺等の被切断物が回転切断刃に当る接触部分を多く
して蔕の切断をスムーズにしている。
の一端側において、苺等をベルト表面部で挟持させるこ
とにより、移送コンベア間に挟持された状態で送出し、
移送コンベア同士の間隔を塞ぐよう配置された回転切断
刃により送出方向が塞がれているので、前記回転切断刃
により苺の蔕部分が切断され、蔕部分が除去された苺が
移送コンベアの他端側に送出される。そして、蔕が回転
切断刃により切断される際に、回転切断刃の回転軸が移
送コンベア間の中心位置からずらして配置されているの
で、苺等の被切断物が回転切断刃に当る接触部分を多く
して蔕の切断をスムーズにしている。
【0011】請求項2の蔕切断装置によれば、ループ幅
調整手段により移送コンベアのループ幅を調整すること
ができるので、切断する被切断物の大きさに合せて予め
移送コンベア同士の間隔を設定することができる。
調整手段により移送コンベアのループ幅を調整すること
ができるので、切断する被切断物の大きさに合せて予め
移送コンベア同士の間隔を設定することができる。
【0012】請求項3の蔕切断装置によれば、搬送手段
を昇降可能な昇降手段を設けることにより、ベルト表面
部で挟持される被切断物の位置を調整することができ、
蔕部分の切断位置(蔕部分の厚さ)を調整することがで
きる。
を昇降可能な昇降手段を設けることにより、ベルト表面
部で挟持される被切断物の位置を調整することができ、
蔕部分の切断位置(蔕部分の厚さ)を調整することがで
きる。
【0013】請求項4の蔕切断装置によれば、縦割り切
断刃を設置することにより、蔕部分が切断された被切断
物を更に縦方向に切断することができる。
断刃を設置することにより、蔕部分が切断された被切断
物を更に縦方向に切断することができる。
【0014】請求項5の蔕切断装置によれば、縦割り切
断刃を送出方向側に傾斜させて固定したので、被切断物
の移送方向に沿って切断刃に当る部分が大きくなるの
で、スムーズに切断することができる。
断刃を送出方向側に傾斜させて固定したので、被切断物
の移送方向に沿って切断刃に当る部分が大きくなるの
で、スムーズに切断することができる。
【0015】
【実施例】以下、図1乃至図3を参照して本発明の一実
施例に係る苺の蔕切断装置について説明する。本体1の
上面2に、苺Aを挟持するのに適した間隔を存しさせて
一対のループ状移送コンベア20,20を設置し移送手
段を形成する。各移送コンベア20は、本体1の一端側
に位置し後述する駆動モーターによりそれぞれ矢印の方
向に回転する駆動プーリー22と、駆動プーリー21と
従動プーリー22との間に架け渡されたベルト23とか
ら構成されている。
施例に係る苺の蔕切断装置について説明する。本体1の
上面2に、苺Aを挟持するのに適した間隔を存しさせて
一対のループ状移送コンベア20,20を設置し移送手
段を形成する。各移送コンベア20は、本体1の一端側
に位置し後述する駆動モーターによりそれぞれ矢印の方
向に回転する駆動プーリー22と、駆動プーリー21と
従動プーリー22との間に架け渡されたベルト23とか
ら構成されている。
【0016】ベルト23は、硬質のベルト部24と、そ
の表面に貼着されたベルト表面部25とから構成され
る。前記移送コンベア20,20は、ベルト表面部25
同士が対向するように配置されている。ベルト表面部2
5はスポンジ等の軟質部材で形成され、ベルト表面部2
5間で苺Aを挟持する場合に、ベルト表面部25が変形
して苺Aをつぶすことなくこれを保持可能としている。
の表面に貼着されたベルト表面部25とから構成され
る。前記移送コンベア20,20は、ベルト表面部25
同士が対向するように配置されている。ベルト表面部2
5はスポンジ等の軟質部材で形成され、ベルト表面部2
5間で苺Aを挟持する場合に、ベルト表面部25が変形
して苺Aをつぶすことなくこれを保持可能としている。
【0017】また、駆動プーリー21と従動プーリー2
2との間の上面2においては、上面2に固定された固定
軸4,4に長孔5,5が形成された方形状板6を嵌合配
置し、ループ状移送コンベア20のループ幅を変化させ
るループ幅調整手段を構成している。すなわち、方形状
板6は、長孔5の任意の位置でナット7により固定する
ことにより、ベルト23の送り方向Xに直交する方向に
調整でき、苺Aの大きさに適した間隔dの微調整を行な
うことができる。
2との間の上面2においては、上面2に固定された固定
軸4,4に長孔5,5が形成された方形状板6を嵌合配
置し、ループ状移送コンベア20のループ幅を変化させ
るループ幅調整手段を構成している。すなわち、方形状
板6は、長孔5の任意の位置でナット7により固定する
ことにより、ベルト23の送り方向Xに直交する方向に
調整でき、苺Aの大きさに適した間隔dの微調整を行な
うことができる。
【0018】移送コンベア20の略中間位置において、
移送コンベア20の下方位置に、移送コンベア20同士
の間隔dを塞ぐように回転切断刃30が配置されてい
る。また、この回転切断刃30は、その回転中心を移送
コンベア間の中心位置からずらして配置している。すな
わち、回転切断刃30を回転駆動させるモーター31は
本体1内部に固定され、モーター31の回転軸32を苺
の送出経路からずらすことにより、回転切断刃30の一
方側が間隔dを塞ぐようにしている。そして、回転切断
刃30は、移送手段による移送方向と逆方向(対向方
向)に回転している。したがって、回転軸32を移送コ
ンベア間の中心位置からずらす構成により、回転切断刃
30に当る接触部分を多くするとともに、切断箇所にお
いて苺Aの移送方向と回転切断刃30の移動方向とを逆
方向にでき蔕Bの切断をスムーズに行なうことができ
る。また、上面2の回転切断刃30周辺位置には、開口
部8を形成し、回転切断刃30により切断される苺Aの
蔕Bが本体1の内部に落下するようにしている。蔕Bの
落下位置には、本体1の外部に引き出すことが可能な箱
体9が設けられている。
移送コンベア20の下方位置に、移送コンベア20同士
の間隔dを塞ぐように回転切断刃30が配置されてい
る。また、この回転切断刃30は、その回転中心を移送
コンベア間の中心位置からずらして配置している。すな
わち、回転切断刃30を回転駆動させるモーター31は
本体1内部に固定され、モーター31の回転軸32を苺
の送出経路からずらすことにより、回転切断刃30の一
方側が間隔dを塞ぐようにしている。そして、回転切断
刃30は、移送手段による移送方向と逆方向(対向方
向)に回転している。したがって、回転軸32を移送コ
ンベア間の中心位置からずらす構成により、回転切断刃
30に当る接触部分を多くするとともに、切断箇所にお
いて苺Aの移送方向と回転切断刃30の移動方向とを逆
方向にでき蔕Bの切断をスムーズに行なうことができ
る。また、上面2の回転切断刃30周辺位置には、開口
部8を形成し、回転切断刃30により切断される苺Aの
蔕Bが本体1の内部に落下するようにしている。蔕Bの
落下位置には、本体1の外部に引き出すことが可能な箱
体9が設けられている。
【0019】移送コンベア20,20間で駆動プーリー
21側の下方位置に、間隔dより広い送出面幅を有する
搬入コンベア(搬送手段)40を設置し、移送手段の一
端側に苺Aを搬入するようになっている。搬入コンベア
40は、駆動軸41と、従動軸42と、駆動軸41と従
動軸42との間に架け渡されたベルト43から構成され
ている。搬入コンベア40のベルト43面は、上面側又
は下面側となるように設置されている。また、搬入コン
ベア40は、駆動軸41及び従動軸42の一側側に架設
された側面板44に連結された昇降手段により、上下方
向に全体が昇降可能となるように構成されている。昇降
位置の調整は、本体1の外部に設けた調整ハンドル10
で設定できるようになっている。本実施例における搬送
手段としては、搬入コンベア40を用いたが、一対の移
送コンベア20から構成される移送手段の一端側に苺A
を搬入可能な構造であればよい。例えば、駆動プーリー
21の駆動軸26(26a又は26b)により回転する
円板(図示せず)を移送コンベア20のベルト表面の下
方に位置する場所に設け、前記円板上に載置した苺が円
板の回転動作により移送コンベア20,20端に導かれ
るようにしてもよい。この場合、円板の送出面幅(苺を
載置可能な部分の幅)が間隔dより広くするように形成
する。
21側の下方位置に、間隔dより広い送出面幅を有する
搬入コンベア(搬送手段)40を設置し、移送手段の一
端側に苺Aを搬入するようになっている。搬入コンベア
40は、駆動軸41と、従動軸42と、駆動軸41と従
動軸42との間に架け渡されたベルト43から構成され
ている。搬入コンベア40のベルト43面は、上面側又
は下面側となるように設置されている。また、搬入コン
ベア40は、駆動軸41及び従動軸42の一側側に架設
された側面板44に連結された昇降手段により、上下方
向に全体が昇降可能となるように構成されている。昇降
位置の調整は、本体1の外部に設けた調整ハンドル10
で設定できるようになっている。本実施例における搬送
手段としては、搬入コンベア40を用いたが、一対の移
送コンベア20から構成される移送手段の一端側に苺A
を搬入可能な構造であればよい。例えば、駆動プーリー
21の駆動軸26(26a又は26b)により回転する
円板(図示せず)を移送コンベア20のベルト表面の下
方に位置する場所に設け、前記円板上に載置した苺が円
板の回転動作により移送コンベア20,20端に導かれ
るようにしてもよい。この場合、円板の送出面幅(苺を
載置可能な部分の幅)が間隔dより広くするように形成
する。
【0020】移送コンベア20,20の送出側には、苺
Aの送出経路の中央に位置するように、長方形状の縦割
り切断刃50が設置されている。縦割り切断刃50は、
上面2に固定された固定枠体51により縦割り切断刃5
0の両端部を固定することにより、移送コンベア20に
よる苺Aの送出方向に対して、傾斜させて立設配置して
いる。また、前記固定枠51には、縦割り切断刃50に
対して送出方向側となるように、下方に傾斜させた板片
52が固定されている。
Aの送出経路の中央に位置するように、長方形状の縦割
り切断刃50が設置されている。縦割り切断刃50は、
上面2に固定された固定枠体51により縦割り切断刃5
0の両端部を固定することにより、移送コンベア20に
よる苺Aの送出方向に対して、傾斜させて立設配置して
いる。また、前記固定枠51には、縦割り切断刃50に
対して送出方向側となるように、下方に傾斜させた板片
52が固定されている。
【0021】搬入コンベア40は、本体1の内部に設置
された駆動モータ−60の回転軸61に固定されたタイ
ミングプーリー62の回転を、軸受66に設けた軸67
により連結された2本のタイミングベルト63及びプー
リー64を介して駆動軸41に伝達するように構成され
ている。また、駆動モータ−60の回転軸61は傘歯車
65に連結されている。一方の移送コンベア20の駆動
プーリー21の駆動軸26aの先端側には、平歯車27
a及び傘歯車28が固定され、この傘歯車28が前記傘
歯車65に歯合するように構成されている。また、他方
の移送コンベア20の駆動プーリー21の駆動軸26b
の先端側には、前記平歯車27aと同一構造の平歯車2
7bが固定され、この平歯車27bが前記平歯車27a
に歯合するように構成されている。従って、前記タイミ
ングプーリー62及びプーリー64の径の大きさ、及び
傘歯車28,65の大きさ及びギア比を調整すれば、移
送コンベア20のベルト23及び搬入コンベア40のベ
ルト43の各ベルト移動速度を同調させることができ
る。
された駆動モータ−60の回転軸61に固定されたタイ
ミングプーリー62の回転を、軸受66に設けた軸67
により連結された2本のタイミングベルト63及びプー
リー64を介して駆動軸41に伝達するように構成され
ている。また、駆動モータ−60の回転軸61は傘歯車
65に連結されている。一方の移送コンベア20の駆動
プーリー21の駆動軸26aの先端側には、平歯車27
a及び傘歯車28が固定され、この傘歯車28が前記傘
歯車65に歯合するように構成されている。また、他方
の移送コンベア20の駆動プーリー21の駆動軸26b
の先端側には、前記平歯車27aと同一構造の平歯車2
7bが固定され、この平歯車27bが前記平歯車27a
に歯合するように構成されている。従って、前記タイミ
ングプーリー62及びプーリー64の径の大きさ、及び
傘歯車28,65の大きさ及びギア比を調整すれば、移
送コンベア20のベルト23及び搬入コンベア40のベ
ルト43の各ベルト移動速度を同調させることができ
る。
【0022】次に、搬入コンベア40の昇降手段の構造
について、図4ないし図7を参照しながら説明する。駆
動軸41とプーリー64との間に連結レバー45が設け
られ、この連結レバー45に対して前記駆動軸41及び
プーリー64の軸は、回転可能になっている。側面板4
4の駆動軸41寄りの位置に貫通された軸46には、前
記連結レバー45と同じ形状の揺動レバー47の一端
を、前記軸46に対して回転可能に連結している。そし
て、連結レバー45と揺動レバー47とが平行に位置す
るように、揺動レバー47の他端は、プーリー64の軸
受66に回転可能に連結されている。また、ハンドル1
0に固定されたネジ部11は、本体1の側面壁1aを螺
着貫通し、その先端側に円板状のガイドローラ12が固
定されている。ガイドローラ12の円周中央部には溝部
13が形成され、該溝部13に一端が前記揺動レバー4
7に固定されたガイドピン48が嵌合配置されている。
について、図4ないし図7を参照しながら説明する。駆
動軸41とプーリー64との間に連結レバー45が設け
られ、この連結レバー45に対して前記駆動軸41及び
プーリー64の軸は、回転可能になっている。側面板4
4の駆動軸41寄りの位置に貫通された軸46には、前
記連結レバー45と同じ形状の揺動レバー47の一端
を、前記軸46に対して回転可能に連結している。そし
て、連結レバー45と揺動レバー47とが平行に位置す
るように、揺動レバー47の他端は、プーリー64の軸
受66に回転可能に連結されている。また、ハンドル1
0に固定されたネジ部11は、本体1の側面壁1aを螺
着貫通し、その先端側に円板状のガイドローラ12が固
定されている。ガイドローラ12の円周中央部には溝部
13が形成され、該溝部13に一端が前記揺動レバー4
7に固定されたガイドピン48が嵌合配置されている。
【0023】従って、ハンドル10を回転させると、ネ
ジ部12が螺進又は螺退して本体1の側面壁1aに対す
るガイドローラ12の位置が変化し、ガイドピン48の
移動とともに揺動レバー47が移動する。それにともな
い、連結レバー45及び揺動レバー47が互に平行状態
を保持しながら、その傾斜角度が変化する。すなわち、
例えば、図7(a)から図7(b)のように変化し、側
面板44の位置が、高さYだけ下降することとなる。
ジ部12が螺進又は螺退して本体1の側面壁1aに対す
るガイドローラ12の位置が変化し、ガイドピン48の
移動とともに揺動レバー47が移動する。それにともな
い、連結レバー45及び揺動レバー47が互に平行状態
を保持しながら、その傾斜角度が変化する。すなわち、
例えば、図7(a)から図7(b)のように変化し、側
面板44の位置が、高さYだけ下降することとなる。
【0024】次に、上述した蔕切断装置を利用した苺A
の蒂を切断する手順について説明する。苺Aの蔕部分B
が下になるように、搬入コンベア40のベルト43上に
苺Aを置く。ベルト43は駆動モーター60により動作
しているので、苺Aは移送コンベア20側に送出され
る。苺Aが移送コンベア20間にさしかかると、蔕部分
Bより上方位置における苺Aの側面がベルト表面部25
で挟持される。この時、ベルト表面部25はスポンジ等
の軟質部材で形成されているので、苺Aをつぶすことな
く挟持することができる。また、ベルト43及びベルト
23は、移動速度が同調するように駆動モーター60に
より動作しているので、苺Aを垂直状態を維持したまま
ベルト表面部25で挟持するとともに、この状態を維持
して移送することができる。
の蒂を切断する手順について説明する。苺Aの蔕部分B
が下になるように、搬入コンベア40のベルト43上に
苺Aを置く。ベルト43は駆動モーター60により動作
しているので、苺Aは移送コンベア20側に送出され
る。苺Aが移送コンベア20間にさしかかると、蔕部分
Bより上方位置における苺Aの側面がベルト表面部25
で挟持される。この時、ベルト表面部25はスポンジ等
の軟質部材で形成されているので、苺Aをつぶすことな
く挟持することができる。また、ベルト43及びベルト
23は、移動速度が同調するように駆動モーター60に
より動作しているので、苺Aを垂直状態を維持したまま
ベルト表面部25で挟持するとともに、この状態を維持
して移送することができる。
【0025】移送コンベア20で挟持された苺Aは、移
送コンベア20により移送され、送出経路を塞ぐ回転切
断刃30を横切る際に蔕部分Bが回転切断刃30により
切断される。切断された蔕部分Bは箱体9内に落下す
る。蔕部分Bを切断された苺Aは移送コンベア20によ
り挟持された状態で、苺Aの上部が縦割り切断刃50に
当接する。縦割り切断刃50は、苺Aの送出方向に対し
て傾斜させて固定されているので、苺Aを斜め上方より
鉛直面で切断することとなり、切断をスムーズに行なう
ことができる。
送コンベア20により移送され、送出経路を塞ぐ回転切
断刃30を横切る際に蔕部分Bが回転切断刃30により
切断される。切断された蔕部分Bは箱体9内に落下す
る。蔕部分Bを切断された苺Aは移送コンベア20によ
り挟持された状態で、苺Aの上部が縦割り切断刃50に
当接する。縦割り切断刃50は、苺Aの送出方向に対し
て傾斜させて固定されているので、苺Aを斜め上方より
鉛直面で切断することとなり、切断をスムーズに行なう
ことができる。
【0026】鉛直面で切断された苺Aは、移送コンベア
20により挟持された状態で前方に送出されて移送コン
ベア20の端部に達する。ここで各移送コンベア20の
ベルト表面部25は互に離れる方向に移動するので、苺
Aの挟持は解除され、二つに切断された苺Cは落下し板
片52に沿って本体1の外側に導かれる。
20により挟持された状態で前方に送出されて移送コン
ベア20の端部に達する。ここで各移送コンベア20の
ベルト表面部25は互に離れる方向に移動するので、苺
Aの挟持は解除され、二つに切断された苺Cは落下し板
片52に沿って本体1の外側に導かれる。
【0027】また、上記実施例によれば、調整ハンドル
10により昇降手段を介して搬入コンベア40を上下方
向に全体が昇降可能としたので、回転切断刃30に対す
る苺Aの位置を調整することができ、回転切断刃30に
よる切断位置(蔕部分の厚さ)を調節することができ
る。更に、方形状板6の送り方向Xに直交する位置を調
整することにより、移送コンベア20同士の距離dを調
整することができるので、大きさが異なる苺についても
ベルト表面部25でつぶすことなく挟持することがで
き、蔕部分の切断を行なうことができる。
10により昇降手段を介して搬入コンベア40を上下方
向に全体が昇降可能としたので、回転切断刃30に対す
る苺Aの位置を調整することができ、回転切断刃30に
よる切断位置(蔕部分の厚さ)を調節することができ
る。更に、方形状板6の送り方向Xに直交する位置を調
整することにより、移送コンベア20同士の距離dを調
整することができるので、大きさが異なる苺についても
ベルト表面部25でつぶすことなく挟持することがで
き、蔕部分の切断を行なうことができる。
【0028】本発明によれば、移送コンベアの一端側に
おいて、苺等をベルト表面部で挟持させることにより、
移送コンベア間に挟持された状態で送出し、移送コンベ
ア同士の間隔を塞ぐよう配置された回転切断刃により送
出方向が塞がれているので、前記回転切断刃により苺の
蔕部分が切断され、蔕部分が除去された苺が移送コンベ
アの他端側に送出させるように構成したので、苺等の蔕
部分を切断する作業の自動化を図ることができる。そし
て、蔕が回転切断刃により切断される際に、回転切断刃
の回転軸が移送コンベア間の中心位置からずらして配置
されているので、被切断物の回転切断刃に当る接触部分
を多くして蔕の切断をスムーズに行なうことができる。
おいて、苺等をベルト表面部で挟持させることにより、
移送コンベア間に挟持された状態で送出し、移送コンベ
ア同士の間隔を塞ぐよう配置された回転切断刃により送
出方向が塞がれているので、前記回転切断刃により苺の
蔕部分が切断され、蔕部分が除去された苺が移送コンベ
アの他端側に送出させるように構成したので、苺等の蔕
部分を切断する作業の自動化を図ることができる。そし
て、蔕が回転切断刃により切断される際に、回転切断刃
の回転軸が移送コンベア間の中心位置からずらして配置
されているので、被切断物の回転切断刃に当る接触部分
を多くして蔕の切断をスムーズに行なうことができる。
【図1】 本発明の一実施例を示す蔕切断装置の平面説
明図である。
明図である。
【図2】 図1のII−II線断面説明図である。
【図3】 図1のIII−III線断面説明図である。
【図4】 本実施例の蔕切断装置における昇降手段の構
造を説明するための構造説明図である。
造を説明するための構造説明図である。
【図5】 本実施例の蔕切断装置における昇降手段の構
造を説明するための構造説明図である。
造を説明するための構造説明図である。
【図6】 昇降手段の一部の構造説明図である。
【図7】 昇降手段による昇降動作を説明するための模
式図である。
式図である。
1…本体、 2…上面、 6…方形状板、 8…開口
部、 9…箱体、 10…調整ハンドル、 11…ネジ
部、 12…ガイドローラ、 13…溝部、 20…移
送コンベア、 21…駆動プーリー、 22…従動プー
リー、 23…ベルト、 25…ベルト表面部、 26
…駆動軸、 27…平歯車、 26…傘歯車、 30…
回転切断刃、 31…モーター、 40…搬入コンベ
ア、 41…駆動軸、 42…従動軸、 43…ベルト
表面、 50…縦割り切断刃、 44…側面板、 45
…連結レバー、 47…揺動レバー、 48…ガイドピ
ン、60…駆動モーター、 61…回転軸、 62…タ
イミングプーリー、 63…タイミングベルト、 64
…プーリー、 65…傘歯車、 A…苺、 B…蔕部分
部、 9…箱体、 10…調整ハンドル、 11…ネジ
部、 12…ガイドローラ、 13…溝部、 20…移
送コンベア、 21…駆動プーリー、 22…従動プー
リー、 23…ベルト、 25…ベルト表面部、 26
…駆動軸、 27…平歯車、 26…傘歯車、 30…
回転切断刃、 31…モーター、 40…搬入コンベ
ア、 41…駆動軸、 42…従動軸、 43…ベルト
表面、 50…縦割り切断刃、 44…側面板、 45
…連結レバー、 47…揺動レバー、 48…ガイドピ
ン、60…駆動モーター、 61…回転軸、 62…タ
イミングプーリー、 63…タイミングベルト、 64
…プーリー、 65…傘歯車、 A…苺、 B…蔕部分
Claims (5)
- 【請求項1】ベルト表面部を軟質部材で形成する一対の
ループ状移送コンベアを、前記ベルト表面部が対向する
よう適宜間隔を存して設置した移送手段と、該移送手段
による移送途中位置において前記間隔を塞ぐように配置
された回転切断刃と、該移送手段の一端側に被切断物を
搬入する搬送手段と、を具備し、 前記回転切断刃の回転軸を、一対の移送コンベア間の中
心位置からずらして配置したこと を特徴とする蔕切断装
置。 - 【請求項2】各ループ状移送コンベア内に、移送方向に
直交する方向のループ幅が調整可能なループ幅調整手段
を設けた請求項1に記載の蔕切断装置。 - 【請求項3】搬送手段は昇降手段により上下方向に昇降
可能とした請求項1又は請求項2に記載の蔕切断装置。 - 【請求項4】移送手段における移送コンベア間の送出側
に、縦割り切断刃を設置した請求項1又は請求項2又は
請求項3に記載の蔕切断装置。 - 【請求項5】縦割り切断刃は、移送コンベアの送出方向
側に傾斜させて固定した請求項4に記載の蔕切断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5090470A JP2742861B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 蔕切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5090470A JP2742861B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 蔕切断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06277025A JPH06277025A (ja) | 1994-10-04 |
JP2742861B2 true JP2742861B2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=13999486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5090470A Expired - Fee Related JP2742861B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 蔕切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2742861B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102686119B (zh) * | 2009-11-05 | 2015-09-23 | 蓝帜株式会社 | 草莓的果蒂去除装置 |
KR101411709B1 (ko) * | 2012-10-31 | 2014-06-25 | 박상희 | 야채절단장치 |
MX368254B (es) * | 2013-03-15 | 2019-09-26 | Univ Maryland | Maquina para la remocion automatizada del caliz o tallo de frutas o vegetales. |
JP6870163B2 (ja) * | 2018-03-05 | 2021-05-12 | エーシー・フードテック株式会社 | 食品加工処理装置および食品加工処理方法 |
KR102075145B1 (ko) * | 2019-09-10 | 2020-02-07 | 주식회사 마루에프앤씨 | 분해와 조립이 용이한 채소절단기 |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP5090470A patent/JP2742861B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06277025A (ja) | 1994-10-04 |
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