JP2001253532A - 無端チェーンコンベア清掃装置 - Google Patents
無端チェーンコンベア清掃装置Info
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Abstract
清掃に際し、特に搬送板相互の隙間とその隙間に露出す
るチェーンの清掃を容易とする清掃装置を提供する。 【解決手段】駆動ギア103と従動ギア105に巻回し
た無端チェーン106と、無端チェーン106の走行外
周面に取り付けられた複数の搬送板109とからなる無
端チェーンコンベアにおいて、アイドルギア108と係
合して所定半径の円弧状となった無端チェーン106の
外周に、無端チェーン106を清掃するブラシ2を備え
る無端チェーンコンベア清掃装置。
Description
置の清掃装置に関する。
よる搬送装置は、例を挙げるまでもなく周知の技術とし
て確立されている。この無端チェーンコンベアを食品関
連機器として使用する場合には、衛生面でのメンテナン
スが重要となり特に清掃は欠かせない。
行部分とギアと係合する円弧走行部分とがあり、このた
め無端チェーンの外周に複数設けられた搬送板相互は、
走行中互いに接触しないようにわずかな隙間を置いて配
置してある。この隙間は直線走行中はできるだけ小さく
なるように設計されるが、隙間からは無端チェーンの一
部が露出している。このわずかな隙間は汚染の原因とな
り、食品を搬送する場合には隙間に入り込んだ食品の腐
敗による汚染は衛生上好ましくない。
ェーンコンベアは、チェーンの構造が連結構造となって
いることと、無端チェーンに取り付けてある搬送板相互
の隙間が小さいことから、隙間と隙間に露出しているチ
ェーンの清掃が困難であり、定期的に実施される清掃で
は、隙間に入り込んだ物を掻き出すために多くの時間を
必要としている。更に掻き出すためには、安全上、装置
を停止して行わなければならないことも作業時間が長く
なる要因の1つとなっている。
無端チェーンコンベア清掃を目的とし、特に搬送板相互
の隙間とその隙間に露出するチェーンの清掃を容易と
し、この清掃が装置を停止することなく連続して行える
清掃装置の提供を課題とする。
に、駆動ギアを備えた駆動手段と、従動ギアを備えた従
動手段と、駆動ギアと従動ギアに巻回した無端チェーン
と、無端チェーンの走行外周面に取り付けられた複数の
搬送板とからなる無端チェーンコンベアにおいて、ギア
と係合して所定半径の円弧状となった無端チェーンの外
周に、無端チェーンを清掃する清掃手段を備える無端チ
ェーンコンベア清掃装置とした。
の円弧状となった状態にあるとき搬送板は互いに所定の
角度に傾斜しており、搬送板相互の走行方向の隙間は最
大に開口した状態となっている。このとき隙間に露出し
たチェーンも開口部から容易く清掃できる状態にある。
ギアを備えた従動手段と、駆動ギアと従動ギアに巻回し
た無端チェーンと、無端チェーンの走行外周面に取り付
けられた複数の搬送台とからなる無端チェーンコンベア
において、ギアと係合して所定半径の円弧状となった無
端チェーンの外周に、無端チェーンの走行方向と交差す
る方向に移動しながら無端チェーンと接触する清掃ブラ
シを有する清掃手段を備える無端チェーンコンベア清掃
装置とした。
交あるいは交差する形状の搬送板相互間の隙間に沿った
方向に移動しながら、搬送板及び搬送板相互の隙間に露
出した無端チェーンと接触する清掃ブラシを備えて構成
してあり、その清掃装置の位置が搬送板相互の隙間が最
大に開口した位置、つまり無端チェーンがギアと係合し
て所定半径の円弧状となった位置となっているので、ブ
ラシが容易に搬送板相互に入り込み、また容易に露出し
たチェーンと接触するので、搬送板相互の隙間とその間
に露出したチェーンはまんべんなくブラシの清掃作用を
受けるものとなる。
チェーンを緊張させるアイドルギアを含み、アイドルギ
アと係合して円弧状となった無端チェーンの外周に清掃
手段を設けたものである。アイドルギアは無端チェーン
の緊張を調整するためにメンテナンスの容易な場所ある
いは構造となっていることが一般的なため、このアイド
ルギアに関連して清掃装置を設けると、アイドルギアの
メンテナンスのため安全カバーを取り外すなどの作業と
ともに、清掃装置のメンテナンスを同時に行う構造とす
ることができる。このときアイドルギアによる無端チェ
ーンの緊張調整にともなうアイドルギアの移動とともに
清掃装置も移動するよう、アイドルギアと一体にした清
掃装置とするとよい。
える側に太く硬いブラシを配置し、無端チェーンコンベ
アを送る側に細い柔らかいブラシを配置してある。無端
チェーンコンベアを迎える側に配置してある太い硬いブ
ラシで、まず大まかに頑固な汚れやゴミを排除し、次い
で無端チェーンコンベアを送る側に配置してある細い柔
らかいブラシで細かい汚れやゴミを細部にわたり除去す
ることができる。大まかに頑固な汚れやゴミ除去と細部
にわたる細かい汚れやゴミの除去を連続して実施でき
る。
コンベア搬送装置100について図1乃至図3により説
明する。図1に無端チェーンコンベア搬送装置の側面図
を、図2にアイドルギア及び主要部を破断した清掃装置
の拡大側面図を、図3に搬送板のガイドの拡大横断面図
を示している。
無端チェーンを駆動する駆動用モータ101と駆動用モ
ータ101の回転軸102によって駆動される駆動ギア
103とからなる駆動手段と、回転軸102と所定間隔
をおいて並行に配置された従動回転軸104と従動回転
軸104によって回転する従動ギア105とからなる従
動手段とを備え、駆動ギア103と従動ギア105とに
無端チェーン106が掛け渡してある。
掛け渡した無端チェーン106の緊張を調節する、回転
軸107によって回転するアイドルギア108を備えて
いる。後述する調節装置によってアイドルギア108を
上下動させることで無端チェーン106の緊張を調節す
る。
端チェーン106の外周面には複数の搬送板109が、
所定の間隔を置いて設けてある。無端チェーン106と
共に移動する複数の搬送板109は、無端チェーンコン
ベア搬送装置100の上部においてガイド110の上を
スライドすることによって搬送面となる平面を形成して
移動し、該平面に搬送物111を載置することによって
搬送物111は搬送される。以上により無端チェーンコ
ンベア搬送装置100が構成される。図1における
する。ここではアイドルギア108部分に清掃装置を設
けた例について説明するが、駆動ギア103と従動ギア
105部分に清掃装置を設けても同様の作用効果を奏す
ることができる。したがって、その一例としてアイドル
ギア108と係合して所定半径の円弧状となった無端チ
ェーン106の外周に、無端チェーン106を清掃する
清掃装置1を設けた例について説明する。
08と係合して所定半径の円弧状となった無端チェーン
106の外周に、無端チェーン106の走行方向と交差
する方向に移動しながら無端チェーンと接触する清掃ブ
ラシ2を有するものである。清掃ブラシ2はブラシ回転
軸3の外周に、例えばポリプロピレン製等で所定長さに
したフィラメントが放射状に植え付けて形成してある。
ブラシ回転軸3は減速装置を備えるギアモータ4に直結
してある。
リプロピレン製フィラメントの場合、無端チェーンコン
ベア106を迎える側Aにφ0.7〜1の比較的太く硬
いブラシ2aを配置し、無端チェーンコンベア106を
送る側Bにφ0.3〜0.5の比較的細い柔らかいブラ
シ2bを配置してある。その植え付け比率は2a:2b
=1:1とした例を示している。ブラシ2の材質や太さ
及びその比率は適宜変更可能な要素である。またブラシ
を形成する素材としては、スチールワイヤー、植物繊
維、動物毛などが適宜選択可能である。更に回転軸に対
し所定長さのフィラメントを放射状に設けたブラシを一
例としているが、周知の無端ベルトに所定長さのフィラ
メントを設けて形成したブラシとしてもよい。
06がアイドルギア108と係合して所定半径の円弧状
となった状態にあるとき搬送板109a、109bは互
いに所定の角度に傾斜しており、搬送板109a、10
9b相互の走行方向の隙間5は最大に開いた状態となっ
ている。このとき隙間5に露出したチェーンも隙間5か
ら容易く清掃できる状態にある。
方向と直交あるいは交差する搬送板109a、109b
相互間の隙間に沿った方向に移動しながら、搬送板10
9及び搬送板109a、109b相互の隙間に露出した
無端チェーン106と接触する清掃ブラシを備えている
だけでなく、その清掃装置1の位置が搬送板相互の隙間
が最大に開口した位置、つまり無端チェーン106がア
イドルギア108と係合して所定半径の円弧状となった
位置となっているので、ブラシが容易に搬送板相互間に
入り込み、また容易に露出したチェーンと接触するの
で、搬送板相互の隙間とその間に露出したチェーンはま
んべんなくブラシの清掃作用を受けるものとなる。
06を迎える側に太く硬いブラシ2aを配置し、無端チ
ェーンコンベアを送る側に細い柔らかいブラシ2bを配
置してあるので、無端チェーンコンベア106を迎える
側に配置してある太い硬いブラシ2aで、まず大まかに
頑固な汚れやゴミを排除し、次いで無端チェーンコンベ
ア106を送る側に配置してある細い柔らかいブラシ2
bで細かい汚れやゴミを細部にわたり除去することがで
きる。大まかに頑固な汚れやゴミ除去と細部にわたる細
かい汚れやゴミの除去が連続して実施できる。
側とは反対側に、ブラシ2の先端の汚れを取り除く目的
で、ブラシ2の先端と接触する固定ブラシ6を設けると
よい。またブラシ2の周囲には清掃時にブラシによって
掃き出される物が周囲に飛び散らないように、ギアモー
タ4の固定やブラシ軸3の軸受けを兼用する清掃機枠7
や、更に清掃機枠7に底箱8を取り外し自在にしておく
ことで、周囲の二次汚染が防止でき、ブラシ2そのもの
の清掃も容易となる。
節装置115とを一体にして、無端チェーン106の調
節に伴うアイドルギア108の移動と共に清掃装置2が
移動する構成について、図4乃至図5により説明する。
枠の一部10、11に、互いに対向する面が解放された
C型支持枠12,13がアイドルギア108をほぼ中心
にして固定されており、該支持枠12、13内それぞれ
に軸受け枠14,15が収納されている。軸受け枠1
4,15の互いに対向する面には、回転軸107の両側
端を軸受けする軸受け16,17が固定してあり、軸受
け枠14,15によって回転軸107は支持される。
8,19と、軸受け枠14,15の軸受け16,17を
固定した面と異なる側面に垂直に設けた軸20,21と
によって、軸受け枠14,15は長穴18、19に沿っ
て上下方向に移動可能に構成されている。また支持枠1
2,13の底部を貫通して軸受け枠14,15の底部
に、抜け止めピン24によって段付きボルト22,23
が固定してある。段付きボルト22,23はナット2
5,26を回転させることにより上下移動し、この場合
ボルト22,23が下降するようにナット25,26を
回転させると、回転軸107が下降し同時にアイドルギ
ア108が下降して無端チェーン106は緊張するよう
調節される。ナット25,26をダブルナットにする
と、ボルト22,23を無端チェーン106の緊張に抗
して固定することができる。
に上下動するための構造としては、清掃装置1の清掃機
枠7と、調節装置115の軸受け枠14,15とを固定
することで実現できる。具体的には、ギアモータ4やブ
ラシ2を備える清掃装置1の清掃機枠7と、段付きボル
ト22,23と軸受け枠14,15との間に挟んで固定
される別の支持板27,28とを固定することにより、
軸受け枠14,15の上下動に従って清掃機枠7も上下
動するので、無端チェーン106の緊張調節のためアイ
ドルギア108を移動させても、アイドルギア108と
清掃装置1とは常に同じ位置関係となって、無端チェー
ン106との位置関係も維持される。
を備えた従動手段と、駆動ギアと従動ギアに巻回した無
端チェーンと、無端チェーンの走行外周面に取り付けら
れた複数の搬送板とからなる無端チェーンコンベアにお
いて、ギアと係合して所定半径の円弧状となった無端チ
ェーンの外周に、無端チェーンを清掃する清掃手段を設
けたので、円弧状となった無端チェーンの複数の搬送板
相互の隙間は最大に開口した状態となっており、搬送板
の隙間へ清掃手段が入り込むことができて、隙間の清掃
及び隙間のチェーンの清掃が容易となる。
備えた従動手段と、駆動ギアと従動ギアに巻回した無端
チェーンと、無端チェーンの走行外周面に取り付けられ
た複数の搬送板とからなる無端チェーンコンベアにおい
て、ギアと係合して所定半径の円弧状となった無端チェ
ーンの外周に、無端チェーンの走行方向と交差する方向
に移動しながら無端チェーンと接触する清掃ブラシを有
する清掃手段とした無端チェーンコンベア清掃装置であ
るので、搬送板の隙間の方向に清掃ブラシが移動するこ
とによって搬送板の隙間の汚れを取り除くことができ
る。この清掃作業は連続して回転するブラシを使用する
ことで連続した清掃手段を容易にすることができる。
チェーンコンベアの清掃に際し、特に無端チェーンの外
周に取り付けられた搬送板相互の隙間とその隙間に露出
するチェーンの清掃を容易とする清掃装置が提供でき
た。
側断面図である。
断面図である。
を示した断面図である。
す側面図である。
す正面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】駆動ギアを備えた駆動手段と、従動ギアを
備えた従動手段と、駆動ギアと従動ギアに巻回した無端
チェーンと、無端チェーンの走行外周面に取り付けられ
た複数の搬送板とからなる無端チェーンコンベアにおい
て、 ギアと係合して所定半径の円弧状となった無端チェーン
の外周に、無端チェーンを清掃する清掃手段を備えるこ
とを特徴とする無端チェーンコンベア清掃装置。 - 【請求項2】駆動ギアを備えた駆動手段と、従動ギアを
備えた従動手段と、駆動ギアと従動ギアに巻回した無端
チェーンと、無端チェーンの走行外周面に取り付けられ
た複数の搬送板とからなる無端チェーンコンベアにおい
て、 ギアと係合して所定半径の円弧状となった無端チェーン
の外周に、 無端チェーンの走行方向と交差する方向に移動しながら
無端チェーンと接触する清掃ブラシを有する清掃手段を
備えることを特徴とする無端チェーンコンベア清掃装
置。 - 【請求項3】従動ギアは、取り付け位置を移動して無端
チェーンを緊張させるアイドルギアを含み、アイドルギ
アと係合して円弧状となった無端チェーンの外周に清掃
手段を設けたものである請求項2記載の無端チェーンコ
ンベア清掃装置。 - 【請求項4】清掃ブラシは、無端チェーンコンベアを迎
える側に太く硬いブラシを配置し、無端チェーンコンベ
アを送る側に細い柔らかいブラシを配置してなる請求項
1乃至3記載の無端チェーンコンベア清掃装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000064293A JP4543485B2 (ja) | 2000-03-09 | 2000-03-09 | 無端チェーンコンベア清掃装置 |
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2000
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