JP2014018455A - 前処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用済みの弁当箱の残菜やシートを除去し、伏せた状態で洗浄装置へ受け渡すことができて、小型化及び簡素化された前処理装置を提供する。
【解決手段】第1に、搬送コンベア2を下面側が洗浄装置に向かうよう直線的に設置し、第2に、搬送コンベア2に、弁当箱の保持部材を設けた弁当箱フォルダ3が、折り返し位置で搬送コンベア2から無用な圧を加えられないよう装着され、第3に、搬送コンベア2の移動路の上面側の上流位置の弁当箱投入部11、その下流で弁当箱の保持を開始する弁当箱保持部12、折り返し位置の下方部から下流へと設けられ残菜等の除去部13、その下流の弁当箱受渡部14とを設けた前処理装置1とすることで、上向きに投入した弁当箱を反転させ、残菜やシートの除去を水を使わずに行い、伏せた状態で洗浄装置へ受け渡すことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、内側にシートが敷かれた使用済み弁当箱に残った残菜及びシートを除去した後、該弁当箱を自動洗浄装置に搬送する前処理装置に関するものである。
従来、内側にシートが敷かれた使用済み弁当箱を自動洗浄装置で洗浄する場合、使用済みのシートや残菜を人手で弁当箱より除去したり、弁当箱の内側に多量の水をあて、水の勢いで残菜やシートを落下させた後に、自動洗浄装置に送る方法が一般的であった。
しかし、水を噴射し、あてただけでは残菜が落下しない場合も存在し、確実に残菜を除去する方法が検討されていた。そこで特許文献1に示すように内側に向かって放水した後、弁当箱を反転させる際に回転羽根で弁当箱を投打して残菜の除去を確実にしようとする手段が考えられていた。
しかし、特許文献1の洗浄前処理装置は、第1移送ラインと、多種類の装置が組み合わされて形成される第2移送ラインとが並設され、この第1移送ラインと第2移送ラインとが、回転部により繋げられるというものであった。従って、その装置の構造と搬送経路は複雑となり、大型の前処理装置を必要とするものであった。
特開平9−66016号公開特許公報
本発明は、弁当箱の搬送コンベアを水平面で回転させたり、複数の搬送コンベアを利用したりしないで、単一の搬送コンベアを、上面側が洗浄装置より遠ざかる方向へ進行し、下面側が洗浄装置に向かって進行するよう輪状に張って直線的に設置し、使用済み弁当箱を上向きに投入し、搬送コンベアの垂直面での折り返し回転により、搬送弁当箱を反転させ、残菜やシートの除去を水を使わずに行い、そのまま伏せた状態で洗浄装置の搬入部へ受け渡すことを可能とし、前処理装置の小型化及び簡素化を図ることを目的とする。
上記課題を解決するため第1の発明は、前処理装置に次の手段を採用する。
第1に、内側にシートが敷かれた使用済み弁当箱であって、該弁当箱に残った残菜及びシートを除去した後、該弁当箱を洗浄装置に搬送する前処理装置とする。
第2に、上面側が前記洗浄装置より遠ざかる方向へ進行し、下面側が該洗浄装置に向かって進行するよう輪状に張って直線的に設置された搬送コンベアを備える。
第3に、該搬送コンベアの表面の搬送面側に、前記弁当箱の保持及び解放の切替手段となる保持部材を内側に設けた弁当箱フォルダが、該搬送コンベアの折り返し回転位置で該搬送コンベアにより無用な圧を加えられない装着手段により装着されたものである。
第4に、前記搬送コンベアの移動路に、該搬送コンベアの上面側の上流位置に設けられる前記弁当箱が投入される弁当箱投入部と、該弁当箱投入部の下流で且つ前記洗浄装置と反対方向の折り返し回転位置の手前に設けられる前記弁当箱の保持を開始する弁当箱保持部と、該搬送コンベアの前記洗浄装置と反対方向の折り返し回転位置の下方部に設けられ該弁当箱に残った残菜及びシートの除去を行う除去部と、該除去部の下流で前記洗浄装置側の折り返し回転位置の下方部に設けられて前記弁当箱の保持を解除して落下させ前記洗浄装置へ前記弁当箱を受け渡す弁当箱受渡部と、を設ける。
第5に、前記弁当箱投入部で前記弁当箱フォルダに使用済み弁当箱を投入し、前記弁当箱保持部、前記除去部、前記弁当箱受渡部と該弁当箱を搬送し、前記洗浄装置に受け渡すことを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明における除去部に、上記弁当箱フォルダに保持された弁当箱のシートの端部に向かってやや下方より気体を噴射する気体噴射機構が設けられたことを付加した前処理装置とする。
第3の発明は、第1又は第2の発明に、上記搬送コンベアが、左右で同方向に並走するチェーンベルトで、上記弁当箱フォルダが該搬送コンベアの折り返し回転位置で該搬送コンベアにより無用な圧を加えられない装着手段が、前記チェーンベルトの走行方向に直交する方向の左右同位置における1ピッチ分の外継ぎ手プレートに、取付具を固定し、該取付具に弁当箱フォルダを固定する手段であることを付加した前処理装置とする。
第4の発明は、第1又は第2又は第3の発明に次の手段を付加した前処理装置とする。
第1に、上記保持部材が、上記弁当箱フォルダの移動方向に長尺で該移動方向と直交する方向に進退可能な可動板と、該可動板と対向する側の上記弁当箱フォルダの側壁である固定壁とよりなり、前記可動板を該固定壁に向かって進めることにより両者の間に弁当箱を挟持して保持するものである。
第2に、弁当箱の保持及び解放の切替手段が、上記搬送コンベアの移動方向に沿い且つその間隔を保持及び解放のために大きく又は小さく設定したガイドレールと、該ガイドレールに当接しながら前記弁当箱フォルダと共に移動するフォロアと、前記ガイドレールの間隔により接近又は離隔する該フォロアの動作を前記保持部材に伝達する連結部材とでなる。
第3に、該フォロアの接近により前記保持部材に弁当箱を保持可能な間隔を確保させ、該フォロアの隔離により前記保持部材に弁当箱を解放可能な間隔を確保させる。
第5の発明は、第4の発明に、上記保持部材の固定壁と可動板との間に間隔調整アタッチメントを設け、前記可動板を該間隔調整アタッチメントに向けて進めることにより両者の間に上記弁当箱を挟持して保持可能とすることを付加した前処理装置とする。
第1の発明では、上面側が洗浄装置より遠ざかる方向へ進行し、下面側が洗浄装置に向かって進行するよう直線的に設置され、搬送コンベアの搬送面側に、弁当箱フォルダが装着され、弁当箱投入部で弁当箱フォルダに使用済み弁当箱を投入し、弁当箱保持部、除去部、弁当箱受渡部と弁当箱を搬送し、洗浄装置に受け渡すことを特徴とするものなので、前処理装置の小型化及び簡素化を図ることができた。
又、第1の発明は、弁当箱の保持及び解放の切替手段となる保持部材を内側に設けた弁当箱フォルダを有するため、折り返し回転位置で搬送コンベアが垂直方向で回転し、そのまま移動したとしても弁当箱が落下するおそれがなくなった。更に、折り返し回転位置で搬送コンベアにより無用な圧を加えられない装着手段により弁当箱フォルダが装着されているので、弁当箱フォルダを搬送コンベアに装着することができた。
更に、搬送コンベアの移動路に設けられた弁当箱投入部で弁当箱フォルダに使用済み弁当箱を投入し、弁当箱保持部、除去部、弁当箱受渡部と該弁当箱を搬送し、前記洗浄装置に受け渡すこととしたので、作業の効率化を図ることのできる前処理装置となった。
又、弁当箱の保持を開始する弁当箱保持部が、弁当箱投入部の下流で且つ洗浄装置と反対方向の折り返し回転位置の手前に設けられるので、前処理装置の前に複数人立つスペースを確保することにより、作業効率のよい装置となった。
第2の発明の効果ではあるが、折り返し回転位置の下方部に設けられた除去部に、弁当箱フォルダに保持された弁当箱のシートの端部から弁当箱とシートの間に向かってやや下方より気体を噴射することができるので、下向きになろうとする弁当箱と下向きになった弁当箱から、確実にシート等を除去することのできる前処理装置となった。
第3の発明の効果ではあるが、チェーンベルトの走行方向に直交する方向の左右同位置における1ピッチ分の外継ぎ手プレートに、取付具を固定し、該取付具に弁当箱フォルダを固定する手段としたので、弁当箱フォルダが、折り返し回転位置で搬送コンベアにより無用な圧を加えられない装着手段となった。
第4の発明の効果ではあるが、保持部材である可動板と固定壁との間に弁当箱を挟持して保持するものであって、弁当箱の保持及び解放の切替手段が、その間隔を保持及び解放のために大きく又は小さく設定したガイドレールと、該ガイドレールに当接しながら弁当箱フォルダと共に移動するフォロアと、ガイドレールの間隔により接近又は離隔するフォロアの動作を保持部材に伝達する連結部材とでなり、フォロアの接近により保持部材に弁当箱を保持可能な間隔を確保させ、フォロアの隔離により保持部材に弁当箱を解放可能な間隔を確保させるという、簡単な構造で弁当箱の保持及び解放が確実で自動的に行える前処理装置となった。
第5の発明の効果ではあるが、保持部材の固定壁と可動板との間に間隔調整アタッチメントを設け、可動板を該間隔調整アタッチメントに向けて進めることにより両者の間に弁当箱を挟持して保持可能とすることにより、多種類の大きさの弁当箱に対応可能な前処理装置となった。
前処理装置のチェーンベルトと弁当箱フォルダとの関係を示す側面説明図 同平面説明図 弁当箱フォルダの拡大平面説明図 A−A線部分拡大断面説明図 ガイドレールの間隔を示す部分平面説明図 洗浄装置と前処理装置との関係を示す側面説明図 間隔調整アタッチメントを用いて幅狭の弁当箱を保持した状態を示す弁当箱フォルダの拡大平面説明図 同断面説明図 間隔調整アタッチメントを用いて幅広の弁当箱を保持した状態を示す弁当箱フォルダの拡大平面説明図 同断面説明図
以下、図面に従って、実施例と共に本発明の実施の形態について説明する。
本実施例に係る前処理装置1は、図6に示すように、内側にシートが敷かれた使用済み弁当箱8を洗浄装置5へ搬送する搬送コンベア2と弁当箱8を保持及び解放するため搬送コンベア2に固定される弁当箱フォルダ3と使用済み弁当箱8に残った残菜及びシートの除去を行う除去装置(図1及び図2に示される)とを有する。尚,図6中符号6は、搬送コンベア2の下流端付近の下方に設置された洗浄装置5の搬入部である。
搬送コンベア2は、輪状でエンドレスに張られ、洗浄装置5に向かって直線的に設置される。搬送コンベア2の走行方向は図中左回りである。即ち、図6及び図1の太い矢印に示されるように、搬送コンベア2の上面側が洗浄装置5より遠ざかる方向へ進行し、下面側が洗浄装置5に向かって進行する。
図6及び図1に示されるように搬送コンベア2の移動路には、弁当箱投入部11と、弁当箱保持部12と、使用済み弁当箱のシート及び残菜を除去する除去部13と、弁当箱受渡部14とが設けられる。
弁当箱投入部11は、搬送コンベア2の上面側の上流位置に設けられ、使用済み弁当箱8が投入される位置である。弁当箱保持部12は、弁当箱投入部11の下流で且つ洗浄装置5と反対方向の折り返し回転位置10aの手前に設けられる弁当箱8の保持を開始する位置である。
除去部13は、搬送コンベア2の洗浄装置5と反対方向の折り返し回転位置10aの下方部に設けられている。弁当箱受渡部14は、除去部13の下流で洗浄装置5側の折り返し回転位置10bの下方部に設けられており、弁当箱8の保持を解除して落下させ洗浄装置5の搬入部6へ弁当箱8を受け渡す位置である。
搬送コンベア2は、図1及び図2に示されるように、基枠7の前後に設けられた左右の前スプロケット21と後スプロケット22に輪状でエンドレスとなるよう張設されたチェーンベルト20A、20Bと弁当箱フォルダ3とを備えている。図6に表れる洗浄装置5より遠方に設置された歯車が、前スプロケット21であり、洗浄装置5に近い位置に設置された歯車が後スプロケット22である。
尚、図4に示されるように、基枠7の内側で上面側のチェーンベルト20A、20Bの下方及び下面側のチェーンベルト20A、20Bの下方には、チェーンベルト20A、20Bの保持のための長尺レール23が敷かれている。
弁当箱フォルダ3は、図3に示されるように、弁当箱8が投入可能な大きさの上面開口部を有する箱体30と、箱体30内部で弁当箱8を保持する保持部材32とによりなる。そして、この弁当箱フォルダ3は、図1及び図2に示されるように、搬送コンベア2の表面(搬送面の上面側及び下面側)に上面開口部を向けてチェーンベルト20A、20Bに装着されている。
図4及び図5に示されるように、弁当箱8は可動板32と、可動板32と向かい合う側の内壁、即ち、可動板32が位置する側と反対側に存在する内壁である固定壁31とにより弁当箱8を保持する。即ち、保持部材は可動板32と固定壁31とでなる。可動板32は、固定壁31に向かって進退可能であり、固定壁31に向かって進むことにより弁当箱8を押圧して挟持して保持し、反対方向に戻ることにより押圧を解除し弁当箱8を解放する。
弁当箱フォルダ3は、上述したように、搬送コンベア2に装着されている。即ち、弁当箱フォルダ3は、チェーンベルト20A、20Bに固定され、チェーンベルト20A、20Bの移動に従って移動する。
弁当箱フォルダ3のチェーンベルト20A、20Bへの固定は、次のようになされる。即ち、図3及び図4に示されるように、弁当箱フォルダ3の底面中央に左右のチェーンベルト20A、20Bの間隔に対応する長さの取付テーブル24を溶着固定する。この取付テーブル24を、チェーンベルト20A、20Bの走行方向に直交する方向の左右端部で、同位置にあるチェーンベルト20A、20Bの1ピッチ分の外継ぎ手プレート25に固定する。
取付テーブル24は、チェーンベルト20A、20Bの折り返し回転位置10aでチェーンベルト20A、20Bが弁当箱フォルダ3に無用な圧を加えないような装着手段とならなければならない。そうでなければ弁当箱フォルダ3を折り返し回転位置10aで回転させることができない。そのため、取付テーブル24はチェーンベルト20A、20Bの1ピッチ分の外継ぎ手プレート25にのみ固定されている。
実施例で取付テーブル24と上記外継ぎ手プレート25との固定は、プレスナット26が使用されているが、これに限定されるものではない。尚、プレスナット26は、チェーンベルト20A、20Bの外継ぎ手プレート25に所望の間隔で取り付けられており、図1及び図2及び図6に示されるように弁当箱フォルダ3の進行方向への長さに応じて、前後の弁当箱フォルダ3a、3bに干渉しない位置のプレスナット26を利用している。
図3に示されるように、弁当箱フォルダ3の保持部材となる可動板32は、固定壁31とで弁当箱8を保持することができる長さで形成された板体である。該可動板32には、可動板32を固定壁31側へ進退させる連結部材33が固着され、連結部材33の他端側を弁当箱フォルダ3の壁37の外へと突出させている。尚、壁37と可動板32との間には、弁当箱8を保持するためのスプリング36が装着されている。即ち、可動板32は、連結部材33により固定壁31側から遠ざかる方向に引かれない限り、弁当箱8側に付勢されており、弁当箱8があれば、それを保持している。
図4に示されるように、連結部材33の壁37の外に突出した側の端部は、上面側のチェーンベルト20Aの上方、下面側のチェーンベルト20Aの下方に設けられた弁当箱8の保持及び解放を案内するガイドレール38Aに当接しているフォロア34Aに接続されている。尚、弁当箱フォルダ3の固定壁31の外側にも同様のフォロア34Bに接続される取付体35が取り付けられており、該取付体35は、フォロア34Bを介して、上面側のチェーンベルト20Bの上方及び下面側のチェーンベルト20Bの下方に設けられたガイドレール38Bによって位置を決定されている。
固定壁31側に設置されたガイドレール38Bは、図4に示されるようにチェーンベルト20Bと同位置の上方及び下方に設置される。ガイドレール38Bの位置は搬送コンベア2の移動方向と直交する方向において位置の変更はない。他方、可動板32側に設置されたガイドレール38Aは、図4及び図5に示されるように、弁当箱投入部11においては、チェーンベルト20Aとほぼ同位置の上方に設置されているが、弁当箱保持部12にては、図5に示されるように、弁当箱投入部12のチェーンベルト20Aの位置より固定壁31側によった位置に変更されて設置される。
即ち、図5に示されるように、弁当箱投入部11において、ガイドレール38Aとガイドレール38Bの間隔は広く、連結部材33がチェーンベルト20A側に引かれ、固定壁31と可動板32の間隔が弁当箱8を投入可能な広い間隔を確保する。他方、弁当箱保持部12の位置でガイドレール38Aが固定壁31側に寄ることにより、ガイドレール38Aとガイドレール38Bの間隔が狭くなり、連結部材33が固定壁31側に押し出され、固定壁31と可動板32の間隔が弁当箱8を挟持可能な間隔となる。
弁当箱保持部12より除去部13を経て弁当箱受渡部14の直前まで、可動板32と固定壁31とはスプリング36に押されて弁当箱8を保持可能な位置を保つ。図4中、上側のガイドレール38Aの内、実線で示される部分が、弁当箱投入部11及び弁当箱受渡部14におけるガイドレール38Aの位置であり、点線で示される部分が弁当箱保持部12におけるガイドレール38Aの位置である。
弁当箱受渡部14では、ガイドレール38Aの位置が元の広い位置に戻り、ガイドレール38Aとガイドレール38Bとは、弁当箱投入部11の位置と同様の広い間隔となり、この結果、連結部材33はガイドレール38A側に引き戻され、可動板32と固定壁31とは、弁当箱8を解放するに適する間隔に広がり、弁当箱8は弁当箱フォルダ3から落下し、洗浄装置5の搬入部6に搬入される。図4中、下側のガイドレール38Aの内、点線で示される部分が弁当箱受渡部14における位置である。
除去部13には、弁当箱フォルダ3に保持された弁当箱8のシートの端部、詳しくは弁当箱8とシートの間に向かってやや下方より気体を噴射する気体噴射機構が除去装置として設けられている。除去部13の下方には、図示されていないが、残菜等回収ベルトコンベアが設置されている。
除去装置としての気体噴射機構は具体的にはエアー噴射ノズル40を複数設けたものである。図1に示されるようにエアー噴射ノズル40は、搬送コンベア2の回転位置10aの下方位置、及び折り返した後の下面側搬送コンベア2の下方位置に複数個設置される。エアー噴射ノズル40は、図2に示されるように、弁当箱フォルダ3の底面を外した位置の下方の左右から弁当箱8とシートの間に向かってエアーを噴射可能なるよう設置されている。
実施例でのエアー噴射ノズル40の形状は筒状のピンホール形であるが、フラット形であってもよく、勿論、フラット形とピンホール形の集合形であってもよい。尚、エアー噴射ノズル40より吹き出されるエアーは、常温でも熱風でもよい。
以下、前処理装置1の動きについて説明する。
前処理装置1の搬送コンベア2は、図6及び図1の太い矢印に示されるように移動している。搬送コンベア2の移動路中弁当箱投入部11の位置で、内側にシートが敷かれた使用済み弁当箱8が開口面を上向きとして弁当箱フォルダ3に投入される。図5に示されるように、弁当箱投入部11においては、弁当箱フォルダ3で固定壁31と可動板32の間隔が弁当箱8の幅より広く設定されているため、投入ができる。
弁当箱8が投入された弁当箱フォルダ3は、弁当箱保持部12に向かって進行する。図5に示されるように、弁当箱保持部12の位置では、ガイドレール38Aが固定壁31側に寄り、ガイドレール38Aとガイドレール38Bの間隔が狭くなり、連結部材33が固定壁31側に押し出され、固定壁31と可動板32の間隔が狭くなり弁当箱8を挟持して保持する。
弁当箱8を保持した弁当箱フォルダ3は、回転位置10aにて反転し、それと同時に除去部13内を移動する。除去部13では、反転による衝撃、残菜等の自重及びエアー噴射ノズル40からの噴射エアーにより弁当箱8内の残菜及びシートが除去され残菜等回収ベルトコンベアに落下する。
残菜及びシートが除去された弁当箱8を開口面を下向きにして保持する弁当箱フォルダ3は、その後弁当箱受渡部14に向かって移動する。弁当箱受渡部14では、ガイドレール38Aが元の広い位置に戻り、ガイドレール38Aとガイドレール38Bとは、弁当箱投入部11の位置と同様の広い間隔となり、この結果、連結部材33はガイドレール38A側に引き戻され、弁当箱8は弁当箱フォルダ3から解放され、開口面を下向きにした状態で洗浄装置5の搬入部6に搬入される。
その後、受け渡し動作を完了した弁当箱フォルダ3は、回転位置10bで反転する。このとき、弁当箱フォルダ3の固定壁31と可動板32の間隔が弁当箱8の幅より広い間隔となっているため、弁当箱投入部11に戻ったことになる。以上の繰り返し動作により連続的に使用済み弁当箱8を洗浄装置5に搬送することができる。
以上の実施例では、弁当箱フォルダ3での弁当箱8の保持を可動板32と固定壁31とで行っていたが、弁当箱フォルダ3で、大小各種の弁当箱8を保持可能とするため、保持部材の固定壁31と可動板32との間に図7乃至図10に示されるような間隔調整アタッチメント39を設け、可動板32を該間隔調整アタッチメント39に向けて進めることにより両者の間に上記弁当箱を挟持して保持可能とする実施例も考えられる。
間隔調整アタッチメント39は、図7及び図9に示されるように、可動板32と同方向に長尺で平行な板体を弁当箱フォルダ3の進行方向前後の内壁に、該進行方向を軸として、弁当箱フォルダ3内で内側と外側に回動自在に設置されたものである。間隔調整アタッチメント39は、図7及び図8及びに示されるように内側に回転させることにより、可動板32との間隔を狭め、幅の狭い弁当箱8の保持に適するようになり、図9及び図10に示されるように外側に回転させることにより可動板32との間隔を広め、幅の広い弁当箱8の保持に適するようになる。
1・・・・・・・・前処理装置
2・・・・・・・・搬送コンベア
3、3a、3b・・弁当箱フォルダ
5・・・・・・・・洗浄装置
6・・・・・・・・搬入部
7・・・・・・・・基枠
8・・・・・・・・弁当箱
10a、10b・・回転位置
11・・・・・・・弁当箱投入部
12・・・・・・・弁当箱保持部
13・・・・・・・除去部
14・・・・・・・弁当箱受渡部
20A、20B・・チェーンベルト
21・・・・・・・前スプロケット
22・・・・・・・後スプロケット
23・・・・・・・長尺レール
24・・・・・・・取付テーブル
25・・・・・・・外継ぎ手プレート
26・・・・・・・プレスナット
30・・・・・・・箱体
31・・・・・・・固定壁
32・・・・・・・可動板
33・・・・・・・連結部材
34A、34B・・フォロア
35・・・・・・・取付体
36・・・・・・・スプリング
37・・・・・・・壁
38A、38B・・ガイドレール
39・・・・・・・間隔調整アタッチメント
40・・・・・・・エアー噴射ノズル

Claims (5)

  1. 内側にシートが敷かれた使用済み弁当箱であって、該弁当箱に残った残菜及びシートを除去した後、該弁当箱を洗浄装置に搬送する前処理装置において、
    上面側が前記洗浄装置より遠ざかる方向へ進行し、下面側が該洗浄装置に向かって進行するよう輪状に張って直線的に設置された搬送コンベアを備え、
    該搬送コンベアの表面の搬送面側に、弁当箱の保持及び解放の切替手段となる保持部材を内側に設けた弁当箱フォルダが、該搬送コンベアの折り返し回転位置で該搬送コンベアにより無用な圧を加えられない装着手段により装着されたものであって、
    前記搬送コンベアの移動路に、該搬送コンベアの上面側の上流位置に設けられる弁当箱が投入される弁当箱投入部と、
    該弁当箱投入部の下流で且つ前記洗浄装置と反対方向の折り返し回転位置の手前に設けられる弁当箱の保持を開始する弁当箱保持部と、
    該搬送コンベアの前記洗浄装置と反対方向の折り返し回転位置の下方部に設けられ弁当箱に残った残菜及びシートの除去を行う除去部と、
    該除去部の下流で前記洗浄装置側の折り返し回転位置の下方部に設けられて弁当箱の保持を解除して落下させ前記洗浄装置へ弁当箱を受け渡す弁当箱受渡部と、を設け、
    前記弁当箱投入部で前記弁当箱フォルダに使用済み弁当箱を投入し、前記弁当箱保持部、前記除去部、前記弁当箱受渡部と該弁当箱を搬送し、前記洗浄装置に受け渡すことを特徴とする前処理装置。
  2. 上記除去部に、上記弁当箱フォルダに保持された弁当箱のシートの端部に向かってやや下方より気体を噴射する気体噴射機構が設けられた請求項1に記載の前処理装置。
  3. 上記搬送コンベアが、左右で同方向に並走するチェーンベルトで、
    上記弁当箱フォルダが該搬送コンベアの折り返し回転位置で該搬送コンベアにより無用な圧を加えられない装着手段が、前記チェーンベルトの走行方向に直交する方向の左右同位置における1ピッチ分の外継ぎ手プレートに、取付具を固定し、該取付具に弁当箱フォルダを固定する手段である請求項1又は2に記載の前処理装置。
  4. 上記保持部材が、上記弁当箱フォルダの移動方向に長尺で該移動方向と直交する方向に進退可能な可動板と、該可動板と対向する側の上記弁当箱フォルダの側壁である固定壁とよりなり、前記可動板を該固定壁に向かって進めることにより両者の間に弁当箱を挟持して保持するものであるとともに
    弁当箱の保持及び解放の切替手段が、
    上記搬送コンベアの移動方向に沿い且つその間隔を保持及び解放のために大きく又は小さく設定したガイドレールと、該ガイドレールに当接しながら前記弁当箱フォルダと共に移動するフォロアと、前記ガイドレールの間隔により接近又は離隔する該フォロアの動作を前記保持部材に伝達する連結部材とでなり、
    該フォロアの接近により前記保持部材に弁当箱を保持可能な間隔を確保させ、該フォロアの隔離により前記保持部材に弁当箱を解放可能な間隔を確保させることを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の前処理装置。
  5. 上記保持部材の固定壁と可動板との間に間隔調整アタッチメントを設け、前記可動板を該間隔調整アタッチメントに向けて進めることにより両者の間に上記弁当箱を挟持して保持可能とする請求項4に記載の前処理装置。
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