JPH0965429A - パーソナル通信装置およびパーソナル通信システム - Google Patents

パーソナル通信装置およびパーソナル通信システム

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JPH0965429A
JPH0965429A JP7215602A JP21560295A JPH0965429A JP H0965429 A JPH0965429 A JP H0965429A JP 7215602 A JP7215602 A JP 7215602A JP 21560295 A JP21560295 A JP 21560295A JP H0965429 A JPH0965429 A JP H0965429A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/20Manipulation of established connections

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回線交換通信モードとパケット通信モードを
1つの装置で行う。2つモードの通信の並存に起因する
受信漏れを解消する。 【解決手段】 装置は回線交換モデムとパケット交換モ
デムを持つ。前者はAMPS網、後者はCDPD網を使
う。システムは送信/受信端末、通信網からなる。端末
は受信待ち受けと初期送信をパケット交換モデムで画一
的に行う。この前提で、まず送信端末が受信端末にCD
PDパケットを送り、受信端末が回線交換通信の要求が
あることを知る。受信端末は要求に対する応答をCDP
Dパケットとして送り返す。この後、初めてAMPS発
呼が行われる。モードは2つあるが、待ち受けモードが
決められているため、受信の取りこぼしがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はパーソナル通信装
置およびその装置を含むパーソナル通信システムに関す
る。この発明は特に、少なくとも回線交換通信方式の音
声通話を行うパーソナル通信装置およびこの装置を用い
たパーソナル通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】電気通信の自由化から数年を経過した今
日、携帯電話やポケットベルなど各種パーソナル通信装
置の開発と製品化がきわめて盛んに行われている。こう
した中、従来の装置を性能面で改善し、または拡張する
装置が次々に提案されている。パーソナル通信の進歩の
特徴は、装置のみならず、通信基地局や通信網などの通
信インフラストラクチャの改良、さらには通信方式自体
の改善を伴う点にある。
【0003】特開平3−32236号公報には、こうし
た改善例が開示されている。この技術は、いわゆる大ゾ
ーン方式と小ゾーン方式の長所を組み合わせた移動体通
信システムに関するもので、その特徴は、(1)電話機
が移動体通信装置をダイヤルしたとき、呼出用基地局は
その装置に対して大ゾーン方式による発呼を行い、
(2)着呼を確認した装置が、小ゾーン方式により、例
えばビルの中や地下街に設けられた発呼接続用基地局を
介して発呼側電話機に自動発呼を行い、(3)以降、通
常の音声通話を行う、ことにある。すなわち、移動体通
信装置は装置小型化等の観点から通常小ゾーン方式を採
用するが、小ゾーン方式では電波が微弱なためビルの中
などで使用できない場合があり、これを上記構成によっ
て解消しようというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この移動体通信装置に
よれば、装置の小型化を図りつつ通信可能地域を拡大す
ることができる。しかしここで提案される技術は、通信
性能を改善するものであっも、通信機能自体を拡張する
ものではない。こうした一般的技術動向に鑑み、本発明
の目的は以下の開示にある。
【0005】(1)通信機能の拡張を実現するパーソナ
ル通信装置およびこの装置のためのインフラストラクチ
ャ(通信網)を含むシステム。
【0006】(2)その装置およびシステムによる複数
の通信モードの円滑な連携を実現する技術。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のパーソナル通信
装置は、回線交換通信方式に従って音声通話を含む回線
交換通信モードを実現する回線交換通信手段と、パケッ
ト通信網を利用したデジタル通信によってパケット通信
モードを実現するパケット通信手段と、これら2種類の
モードで共用される無線通信手段と、これら2種類のモ
ードを統括的に制御する統括制御手段とを備える。「回
線交換通信方式」とは、例えば通常の電話回線などによ
って音声通話やFAX通信、データ通信などを行う通信
方式をいう。「回線交換通信モード」とは、回線交換通
信が可能な状態の本装置の動作モードをいう。「パケッ
ト通信」とは、データをパケット形式で送受信する通信
をいい、「パケット通信モード」は、パケット通信が可
能な状態の本装置の動作モードをいう。
【0008】この構成において、前記統括制御手段は、
前記2種類のモードのうちのいずれか一方で固定的に受
信待ち受けを行う。つづいて、受信された信号の内容に
従い、必要に応じて他方のモードに移行する。すなわ
ち、初期の通信を単一の通信モードで行う。
【0009】このとき、前記統括制御手段はパケット通
信モードで固定的に受信待ち受けを行ってもよい。この
場合、通常の音声通話でも一旦パケット通信によって発
呼の通知がなされ、しかる後に本装置は回線交換通信モ
ードに移行し、音声通話が可能となる。
【0010】より具体的な態様として、前記無線通信手
段は無線受信機および無線送信機を含み、前記回線交換
通信手段は音声を入力するマイクロフォンと、音声を出
力するスピーカと、入力された音声に帯域制限処理を施
してこれを前記無線送信機へ出力する送信信号処理手段
と、前記無線受信機によって受信された信号に帯域制限
処理を施してこれを前記スピーカへ出力する受信信号処
理手段とを含んでもよい。このとき、前記パケット通信
手段は、前記無線受信機に接続され、前記統括制御手段
において処理可能なデジタルデータをアナログ信号に変
調し、およびこの逆方向に復調するパケット交換モデム
を含み、さらに本装置は、前記送信信号処理手段または
前記パケット交換モデムのうち一方を選択して前記無線
送信機へ接続する送信信号選択手段を含めばよい。
【0011】この構成によれば、本装置の初期状態は例
えばパケット通信モードであるから、本装置はこのモー
ドによって送信されてきた信号を受信する。受信信号は
デジタルデータに復調され、統括制御手段に与えられ
る。ここで、通信モードの変更が必要と判断されれば、
回線交換通信モードに移行する。移行の後、自端末側の
音声はマイクロフォンで収音され、帯域制限処理がされ
た後、無線送信機を経て送信される。相手端末側の音声
は本装置の無線受信機で受信され、帯域制限処理がされ
た後、スピーカへ出力される。このとき、送信信号選択
手段は送信信号処理手段を選択して無線送信機へ接続す
る。一方、本装置の初期状態で送信を行う場合は、送信
信号選択回路でパケット交換モデムが選択され、無線送
信機に接続される。
【0012】本装置では、前記統括制御手段が装置を統
括的に制御するプロセッサであり、前記回線交換通信手
段はさらに、回線交換データ通信を実現する回線交換モ
デムを含んでもよい。「回線交換データ通信」とは、電
話回線等、回線交換通信モードで利用する回線によって
行われるデータ通信をいう。従ってこの態様では、回線
交換通信モードによる通信の対象が音声通話または回線
交換データ通信となる。この態様で、前記送信信号処理
手段は回線交換モデムによって変調されたアナログ信号
に対しても帯域制限処理を施し、前記受信信号処理手段
は前記回線交換モデムに対しても受信信号を出力する。
前記統括制御手段はパケット通信モードによって固定的
に受信待ち受けを行い、受信した信号の内容に従い、必
要に応じて音声通話または回線交換データ通信のための
回線交換通信モードに移行する。
【0013】本装置では、前記回線交換通信手段がAM
PSによる通信を行い、前記パケット通信手段がCDP
Dによる通信を行うことにしてもよい。AMPSは米国
で採用される携帯電話網、CDPDは同じく米国で採用
される高速パケット伝送網である。
【0014】一方、本発明のパーソナル通信シテスム
は、送信端末、受信端末および通信網を含むシステムで
ある。通信網は必要な通信基地局も含む。
【0015】ここでまず、送信端末と受信端末がとも
に、本発明に係るパーソナル通信装置であるとする。こ
のとき送信端末は、回線交換通信を行う際、まずパケッ
ト通信モードによって回線交換通信要求パケット(以下
単に「要求パケット」という)を受信端末へ送信する。
受信端末は、要求パケットを受信した後、回線交換通信
モードへ移行する。すなわち、初期の通信は単一の通信
モードによって行われる。
【0016】このとき前記受信端末は、要求パケットを
受信した後、パケット通信モードによって回線交換通信
開始応答パケット(以下単に「応答パケット」という)
を送信端末へ送信するとともに回線交換通信モードへ移
行し、前記送信端末は、受信端末から応答パケットを受
信した後、回線交換通信モードへ移行することにしても
よい。回線交換通信を行う場合、両端末とも回線交換通
信モードに移行する必要があるため、パケットの送受信
を移行の契機とするものである。
【0017】別の態様として、前記送信端末は、要求パ
ケットを受信端末へ送信した後、自主的に回線交換通信
モードへ移行し、前記受信端末は、応答パケットを送信
端末へ送信した後、回線交換通信モードへ移行して送信
端末へ回線交換通信モードによる発呼を行うことにして
もよい。この態様では、送信端末が先に回線交換通信モ
ードに移行するため、後からこのモードに移行する受信
端末が、自端末の準備ができ次第発呼を行うものであ
る。
【0018】ここで別のシステム構成を考える。すなわ
ち、送信端末は本発明に係るパーソナル通信装置である
が、受信端末は回線交換通信モードのみを有する装置で
あるとする。この場合、受信端末に対するパケット通信
は不可能であるため、本発明は以下の手順で通信を行
う。まず送信端末が回線交換通信を行う際、原則通り、
パケット通信モードによって要求パケットを通信網へ送
信する。つづいて通信網が受信端末に対して回線交換通
信モードで発呼を行う。この態様では、通信網が送信端
末側のパケットを受信端末側の発呼要求に変換する。
【0019】このとき、送信端末が要求パケットを通信
網へ送信した後、自主的に回線交換通信モードへ移行す
ることにしてもよいし、パケット通信モードで待機する
ことにしてもよい。後者の場合、通信網は受信端末に対
して回線交換通信モードで発呼を行い、受信端末がこの
発呼に応答したとき、通信網自らが生成した応答パケッ
トを送信端末に送信すればよい。送信端末はこのパケッ
トを受信したときに回線交換通信モードへ移行すること
ができる。この態様は、応答を待って、必要なときだけ
回線交換通信モードに移行するものである。
【0020】以上のパーソナル通信システム全般につい
て、受信端末が受信不可能な状態の場合、通信網が一旦
要求パケットを蓄積し、受信端末が受信可能な状態に移
行したときに通信網からこのパケットを受信端末へ送信
する構成を追加してもよい。パケットの蓄積は既知の方
法で行われる。この態様であれば、受信端末が行うべき
再発呼の回数が減る。ここで「受信不可能な状態」と
は、電源を切っている場合、電波が届かない場合、他の
通話またはデータ通信を行っている場合などが考えられ
る。
【0021】つづいて、さらに別のシステム構成を考え
る。すなわち、送信端末が回線交換通信モードのみを有
し、受信端末が本発明に係るパーソナル通信装置の場合
である。この構成では、送信端末が受信端末に対する発
呼を行ったとき、通信網がこの発呼信号を要求パケット
へ変換した後、これをパケット通信モードによって受信
端末へ送信すればよい。すなわち、通信網が通常の発呼
をパケットに変換するものである。
【0022】このときさらに、受信端末は、要求パケッ
トを受信した後、通信網に対して応答パケットを送信す
るとともに回線交換通信モードへ移行し、通信網は、応
答パケットを受信した後、送信端末に対して回線交換通
信モードによる発呼を行うことにしてもよい。通信網が
応答パケットを受信したときには、両端末はすでに回線
交換通信モードによる通信が可能な状態にあるためであ
る。
【0023】以上、本発明のパーソナル通信システムの
すべての態様において、以下の制御または構成を付加し
てもよい。
【0024】まず第一に、両端末が回線交換通信可能な
状態になったとき、通信網が両端末に対して回線交換通
信モードによる発呼(両側発呼)を行う制御である。こ
のとき、いずれか一方の端末が回線交換通信モードのみ
を持つ端末であれば、かかる端末はモード移行すること
なく回線交換通信可能な状態にある。従って、本発明に
係るパーソナル通信装置のモード移行のみを考慮すれば
よい。
【0025】第二に、要求パケットはセキュリティ情報
を含んでもよい。セキュリティ情報の例としては、発呼
側の電話番号、IP番号、登録者氏名、クレジット番号
と暗唱番号のセットなどがある。受信端末は、このセキ
ュリティ情報を参照することによって通信の許否を判断
すればよい。受信端末がこの本発明に係るパーソナル通
信装置でない場合は、通信網がこの判断をすればよい。
【0026】第三に、要求パケットは再発呼条件を含ん
でもよい。受信端末が受信不可能な場合、通信網が再発
呼条件に従って受信端末に対する再発呼を行う。再発呼
条件の例としては、再発呼の間隔、最大再発呼回数など
がある。
【0027】本発明のパーソナル通信システムの別の態
様を説明する。送信端末および受信端末がパケット通信
モードと回線交換通信モードを有し、これら2つの端末
の通信モードが異なるとき、通信網がこれら2つの通信
モードの間で信号伝送形式の変換を行う。例えば、送信
端末がパケット通信モードで発呼を行ったとき、通信網
がこのパケットを回線交換通信モードの発呼信号に変換
する。
【0028】
【発明の実施の形態】実施の形態1. まず、本発明のパーソナル通信装置の実
施の形態を説明する。説明は、1.予備説明、2.ハー
ドウエア、3.受信制御、の順に行う。
【0029】1.予備説明 最近のパーソナル通信装置は、通常の音声通話以外に、
回線交換データ通信機能を持つことがある。これは通
常、既存のアナログ電話網(例えばPSTN)を利用す
べく、データを音声周波数帯域においてFM変調する。
例えば日本ならNTT、米国ならAMPS携帯電話網を
利用することができる。
【0030】一方、携帯電話のような小型のパーソナル
通信装置にパケット交換モデムを搭載する例はなかった
といってよい。新たなインフラストラクチャを必要とす
る他、このモデム専用の無線送受信機が必要なためであ
る。
【0031】しかし、1994年に米国においてCDP
D(Cellular Digital Packet Data)と呼ばれる新たな
通信システムが導入され、情勢に変化が生じる可能性が
出てきた。CDPDはAMPS通信の空きチャネルを利
用してデータの高速パケット伝送を行う。従ってAMP
S通信と無線送受信機を共用することができ、機器追加
の煩が解消される。
【0032】本出願人はこうした状況に鑑み、先に特願
平7−11826号において、回線交換モデムとパケッ
ト交換モデムを内蔵するパーソナル通信装置を提案して
いる。これを本明細書では「基本装置」と呼ぶ。
【0033】2.ハードウエア 本実施の形態では、この基本装置をハードウエアとして
採用する。本発明は、基本装置から回線交換モデムを削
除し、音声通話とパケット通信のみを行うハードウエア
を採用することもできる。これについては後述する。
【0034】基本装置は、回線交換通信モード(音声通
話または回線交換データ通信を行うモード)とパケット
通信モードを持つ。図1は本実施の形態に係るパーソナ
ル通信装置のハードウエア構成図である。本装置の外観
は図2に示す通り一般の携帯電話とほぼ同じである。こ
こでは機能ブロックに沿って説明する。
【0035】[1]音声通話を実現する基本構成 通話の際、ユーザーの音声を入力するマイクロフォン6
0、相手の音声を出力するスピーカ61、無線によって
音声を送受信する無線送信機64と無線受信機66、無
線通信用のアンテナ68、トランシーバ70、マンマシ
ンインタフェイスを司るLCD69、および通話番号を
入力する0〜9までの10キーを持つ。これらのキーは
電話番号の他、各種動作指示を入力するため、図1では
指示入力部63としている。
【0036】マイクロフォン60から入力された音声ベ
ースバンド信号は送信信号処理回路72によって帯域制
限処理が施され、生成された音声周波数帯域のアナログ
信号が無線送信機64によって送信される。ただし、送
信信号処理回路72と無線送信機64の間には送信信号
選択回路74が設けられている。この回路は、回線交換
モデム80およびパケット交換モデム82からの送信を
可能とするため、装置の送信モードに応じて、最終的に
無線送信すべき信号を選択する。音声を送信するとき
は、送信信号選択回路74によって、 マイクロフォン60→送信信号処理回路72→無線送信
機64 の経路が選ばれる。送信信号処理回路72は回線交換モ
デム80によって送受信される信号についても帯域制限
処理を行う。回線交換通信用の回線にはAMPS網を採
用する。米国における広範なサービスを享受するためだ
が、もちろんこれ以外の通信網を使用してもよい。
【0037】一方、受信経路については、まず無線受信
機66によって受信された信号が大まかに2つの経路へ
分岐する。1つはそのままパケット交換モデム82へ与
えられる経路、もう1つは受信信号処理回路76を介し
てスピーカ61および回線交換モデム80に到達する経
路である。受信信号処理回路76では、受信信号に対し
てノイズ除去を目的とする帯域制限等の処理が施され
る。受信信号は2つの経路に並列して与えられるもの
の、本装置では後述の如く、受信待ち受けがパケット通
信モード(パケット交換モデム82)によって固定的に
行われる。
【0038】[2]パケット通信を実現する構成 本装置を統括的に制御するプロセッサ90と、それに接
続されるバス92が中枢構成である。プロセッサ90は
通信をシリアルデータによって行うものとし、データ入
出力ポート94を2組有する。図1において、ポート9
4aは外部にPC等を接続するためのコネクタ95へ結
線され、この間のインタフェイスにRS−232Cを採
用する。ポート94bはスイッチ96、97を介してパ
ケット交換モデム82へ接続される。このモデムはプロ
セッサ90のポート94bから入出力されるシリアルデ
ータを、音声周波数帯域を越える領域においてデジタル
変調し、無線受信機66によって受信された信号をシリ
アルデータへ復調する。変調方式にはGMSKを採用す
る。変調後の信号は無線送信機64から送信され、CD
PD網に乗る。これにより、既存のAMPS通信同様、
広範なサービスを受けることができる。CDPDにおけ
る相手先の特定は、通常の電話番号とは異なり、IP
(インターネット・プロトコル)番号による。
【0039】モデムコントローラ98は、モデムドライ
バの指示に従い、パケット交換モデム82と回線交換モ
デム80の状態と動作を一元的に制御、管理する。送信
信号処理回路72、送信信号選択回路74および受信信
号処理回路76は単一のICであるオーディオ・プロセ
ッサ99(以降単に「AP」という)に集積されてい
る。各回路の機能共通性を利用し、本装置の小型化を図
るためである。
【0040】バス92には、プロセッサ90から参照さ
れる各種プログラムとデータを格納するメモリが接続さ
れている。メモリは、システムプログラムを格納するR
OM100とワークエリアとして使用されるRAM10
1に大別される。ROM100にはパケット通信用プロ
グラムが格納されている。このプログラムは、TCP/
IPタスク、CDPD制御タスク、モデムドライバ等の
必要部分を含む。RAM101はユーザーの電話帳デー
タやメッセージ(パケット通信の対象となるデータ)の
記憶にも使用される。
【0041】バス92にはさらに、RTC(Real Time
Clock )102が接続されている。RTC102は通常
の時刻表示、所定時刻におけるメッセージの自動送信、
メッセージ受信時刻の記録の他、後述の再発呼の間隔測
定等に使用される。
【0042】以上この構成によれば、メッセージを中心
とする双方向ページャ機能が実現される。また、CDP
D基地局がインターネットへのゲートウェイ機能を提供
する場合、インターネットに接続されるデータベースに
対してアクセスし、所望の情報を獲得することもでき
る。さらに、会議中など、音声通話ができないときにメ
ッセージ通信を行うことも可能となる。
【0043】[3]回線交換データ通信を実現する構成 PCに接続されたとき、本装置は回線交換データ通信装
置として機能する。PCから見れば、本装置はRF機能
付回線交換モデムと把握される。
【0044】この機能のために、まずPCとの間でデー
タの授受を行うRS−232Cインタフェイス回路があ
る。コネクタ95を介してプロセッサ90のポート94
aへ入出力するシリアルデータは、プロセッサ90内部
を経由してポート94bに現れ、スイッチ96、97を
介して回線交換モデム80に接続される。回線交換モデ
ム80は、このシリアルデータを音声周波数帯域におい
てデジタル変調し、無線受信機66によって受信された
アナログ信号をシリアルデータに復調する。ここではQ
AM変調方式を採用し、音声通話同様AMPS網を利用
する。従って、音声通話と回線交換データ通信は、無線
で送受信される区間は外見上同じイメージとなる。以上
がハードウエアの構成である。
【0045】3.受信制御 ここでは受信動作、すなわち、受信待ち受けから実際に
受信が発生し、必要なモード切り替えが行われるまでの
制御を概説する。詳細は後の実施の形態で説明する。
【0046】[1]受信待ち受け 本装置は受信待ち受けをパケット通信モードで固定的に
行う。従って、発呼側の端末は本装置に対してパケット
通信モードによる発呼を行う必要がある。そのために、
発呼端末も本装置同等のハードウエアを備える必要があ
る。パケット通信機能を持たない端末(以下「従来装
置」という)からの発呼処理は後述する。受信待ち受け
を単一の通信モードで行うことの利点は、次の通りであ
る。
【0047】(1)本装置では、CDPDとAMPSの
近似性に着目して無線送受信部を一本化している。この
ため、原則としてパケット通信モードと回線交換通信モ
ードの両モードによる同時待ち受けはできない。そこで
仮に、任意の通信モードで待ち受けを行うとすれば、発
呼側と着呼側の通信モードが違ったとき、通信を行うこ
とができない。予め待ち受けの通信モードを決めておく
ことにより、こうした受信漏れを回避することができ
る。
【0048】(2)パケット通信モードで待ち受けを行
う間、回線交換通信モードのみに関連するハードウエア
に対する給電を停止することができる。これにより、本
装置の電池動作時間を延ばすことができる。
【0049】(3)パケット通信を実際に行っている間
にも、回線交換通信の要求を受信することができる。
【0050】なお、パケット通信モードによる待ち受け
の意義を担保するために、本装置は送信を行う場合も、
最初は必ずパケット通信モードで送信するものとする。
以下、通信開始の際に行われる送信を「初期送信」とい
う。
【0051】[2]受信信号の識別 信号を受信したとき、本装置は信号の内容を識別する。
識別は、例えばパケット交換モデム82とモデムドライ
バの連携によって行われる。識別のために、信号は予
め、(1)パケット通信、(2)回線交換データ通信、
(3)音声通話、の少なくとも3通りの区別ができるよ
う識別情報を含む必要がある。この情報の付与は送信端
末または通信網が行う。識別の結果は、例えばLCD6
9へ表示するか、周波数や強弱の異なる音などにより、
使用者に通知すればよい。
【0052】[3]通信モードの切り替え 受信した信号の内容に従い、通信モードの切り替えを行
う。ただし、その信号がパケット通信を要請していると
きはモード切り替えが不要である。その場合は単に、後
続の受信信号がパケット交換モデム82によって復調さ
れる。信号の経路は、 無線受信機66→パケット交換モデム82→ポート94
b→プロセッサ90→バス92→RAM101 となる。このデータをPCで処理する場合には、 無線受信機66→パケット交換モデム82→ポート94
b→ポート94a→PCインタフェイス→PC となる。このとき、信号の着信を使用者に通知するか否
かは設計オプションである。
【0053】一方、回線交換通信が要請される場合は、
回線交換通信モードへ移行する。無線受信機66によっ
て受信された信号は、受信信号処理回路76を介して回
線交換モデム80に与えられる。受信信号が音声通話の
開始を要請していれば、本装置は着呼音を鳴らす。使用
者が応答すれば、これを発呼端末に通知し、回線交換通
信モードへ移行して音声通話を行う。受信信号が回線交
換データ通信を要請していれば、回線交換モデム80を
起動し、受信信号を復調する。この場合、信号は以下の
経路を経てPCへ回送される。
【0054】回線交換モデム80→ポート94b→ポー
ト94a→PCインタフェイス→PC 以上が本実施の形態の概要である。なお本実施の形態に
ついては、以下の応用または変形が可能である。
【0055】a)既述の通り、本発明は回線交換モデム
80が存在しない場合でも有効である。その場合、回線
交換通信モードが音声通話モードのみとなる。ハードウ
エア構成と受信制御は、本実施の形態から回線交換デー
タ通信に関連する部分を外して考えればよい。
【0056】b)本実施の形態では、受信待ち受けをパ
ケット通信モードで行ったが、回線交換通信モードで固
定的に待ち受けを行う方法もある。この場合、受信信号
の識別を回線交換モデム80とモデムドライバの協調に
よって行い、パケット通信モードへの切り替えが必要な
場合は、例えば着呼音を鳴らして使用者に通知する方法
が考えられる。
【0057】c)パケット通信はCDPDパケットだけ
でなく、IPパケット、Eメイル、CLNPパケットで
行ってもよい。同様に、回線交換データ通信はAMPS
だけでなく、TDMA、CMDA、PHSなどで行って
もよい。
【0058】実施の形態2.実施の形態1ではパーソナ
ル通信装置による受信を説明したが、本実施の形態では
受信端末(着呼端末)と送信端末(発呼端末)を含むパ
ーソナル通信システムを説明する。ここでは、通信の最
終目的が回線交換通信、特に音声通話にあるものとす
る。
【0059】図3は本発明に係るパーソナル通信装置を
含むパーソナル通信システムの概念図である。同図に示
す通り、AMPS網とCDPD網がゲートウエイ2を介
し、ISDN等で接続されている。これらの通信網は必
要な基地局を含む。PSTNはいわゆる有線系である。
CDPD網はインターネットにも接続されている。本発
明のパーソナル通信装置はCDPD網とAMPS網の双
方を使用するが、従来装置はパケット通信モードを持た
ないため、AMPS網のみを利用する。
【0060】以下、本システムによる通信の態様を、受
信端末、送信端末、通信網(基地局を含む)の連携から
説明する。本実施の形態では、送信端末と受信端末がと
もに本発明のパーソナル通信装置であると仮定する。
【0061】[態様1]図4は態様1に係る通信手順、
図5は図4の手順の詳細図である。図4に示す通り、態
様1の特徴は、送信端末が受信端末にCDPDパケット
を送り、これを確認した受信端末がCDPDパケットを
送り返すことにより、初めてAMPS発呼が行われる点
にある。両端末とも音声通話自体はAMPS網を利用す
るものの、受信待ち受けと初期送信をパケット通信モー
ドで単一的に行う点に配慮している。この手順を図5に
より説明する。
【0062】(S100)送信端末および受信端末はと
もに、CDPD網へ自局端末の登録を要求した結果、す
でに登録がなされている(パケット通信が可能である)
とする。
【0063】(S102)送信端末の使用者が受信端末
に対し、音声通話を希望する。使用者が受信端末をダイ
ヤルする(すなわち発呼要求を行う)と、送信端末で電
話番号(IP番号)を含む要求パケットが作られ、これ
がCDPD網を介して受信端末へ送られる。受信端末は
要求パケットを受信する。受信は音などによって使用者
に通知される。
【0064】(S104)受信端末の使用者が応答す
る。応答は応答パケットとしてCDPD網を経由し、送
信端末へ送られる。
【0065】(S106)受信端末は音声通話に備え
て、回線交換通信モードへ移行する。すなわち、内部回
路の切り替えとともに、CDPD網の登録を解除し、A
MPS網に登録する。
【0066】(S108)応答パケットを受けた送信端
末も同様の登録解除と新規登録を行う。この時点で両端
末の回線交換通信モードへの移行が完了する。
【0067】(S110)AMPS網を介して受信端末
に対する通常の発呼を行い、受信端末が着呼処理を行
う。着呼処理後、着呼応答を行い、AMPS網が両端末
を接続する。接続は受信端末によって確認される。これ
らの手順は、要求パケットと応答パケットの到着によ
り、各端末で自動的に制御される。
【0068】(S112)通常の音声通話が開始され
る。
【0069】以上が各手順である。音声通話が終了すれ
ば、両端末はパケット通信モードに復帰し、同図のS1
00に戻る。なお、本態様では以下の応用または変形が
可能であり、これらは以降他の態様にも有効である。
【0070】a)S104で応答がない場合(受信端末
の電源オフ、通話中など)、再発呼を行う必要がある。
そのため、CDPDパケットに予め再発呼条件(間隔、
回数など)を組み込む。CDPD網はこの条件に従って
再発呼を行う。
【0071】b)S104で応答がない場合、CDPD
網で一旦要求パケットを蓄積し、受信端末が次にCDP
D網へ登録したときに、これを送る構成とする。この場
合、再発呼の回数を減らすことができる。
【0072】c)要求パケットの中に予めセキュリティ
情報を付加する。例えば送信端末の電話番号(IP番
号)を付加し、受信端末側でこの電話を受けるか否かな
どの判断を行う。
【0073】[態様2]図6は態様2に係る通信手順を
示す。態様2の特徴は、受信端末が応答パケットを返さ
ずに、自ら送信端末にAMPS発呼を行う点にある。図
7は図6の手順の詳細図である。同図において図5と異
なる部分を説明する。
【0074】(S200)要求パケットを送信した後、
送信端末は自主的に回線交換通信モードへ移行する。
【0075】(S202)受信端末は回線交換通信モー
ドへ移行する。
【0076】(S204)受信端末は送信端末へAMP
S網を介して通常の発呼を行う。送信端末は着呼処理と
着呼応答を行い、AMPS網が両端末を接続する。
【0077】態様2は受信端末から逆方向に発呼を行う
点に特徴がある。態様2の態様1よりも手順が少ない点
で有利であるが、相手側の通話可否を問わず回線交換通
信モードに入るため、相手が出ないとき一旦パケット通
信モードに戻って再発呼する必要がある。この点、態様
1は回線交換通信モードにおける待ち時間がほぼゼロと
なるメリットがある。
【0078】実施の形態3.実施の形態2では、送信端
末と受信端末がともに本発明のパーソナル通信装置であ
ると仮定した。ここでは、このうち後者が従来装置であ
る場合のパーソナル通信システムを説明する。
【0079】[態様1]図8は態様1に係る通信手順、
図9は図8の手順の詳細図である。図8に示す通り態様
1では、送信端末が受信端末にCDPDパケットを送
る。相手側が従来装置であることを確認したCDPD網
が、自らCDPDパケットを生成して送り返し、送信端
末が回線交換通信モードに入る。この手順を図9で説明
する。
【0080】(S300)送信端末はCDPD網へ、受
信端末はAMPS網へそれぞれ自局端末の登録を済ませ
ている。
【0081】(S302)送信端末が要求パケットを送
る。CDPD網がパケット内の電話番号情報等と自己の
データベースを参照し、受信端末が従来装置であること
を知る。つづいて、AMPS網に対し、該装置の有無
(登録または接続)を問い合せる。問合せの結果、該装
置が存在する(通信可能である)旨の回答が行われる。
【0082】(S304)CDPD網が自ら応答パケッ
トを作成し、受信端末に送り返す。
【0083】(S306)送信端末は応答パケットを受
け、回線交換通信モードへ移行する。
【0084】(S308)AMPS網は受信端末に着呼
要求を出し、受信端末が着呼処理、着呼応答を行う。
【0085】(S310)AMPS網が送信端末に着呼
要求を出し、送信端末が着呼処理、着呼応答を行う。こ
れを確認し、AMPS網が両端末を接続する。
【0086】(S312)通常の音声通話が開始され
る。
【0087】以上が各手順である。音声通話が終了すれ
ば、送信端末はパケット通信モードに復帰し、同図のS
300に戻る。この態様では、通信網が両側発呼を行う
点に特徴がある。両側発呼は他の態様(他の実施の形態
の各態様を含む)でも同様に行うことができる。発呼の
タイミングは、両端末が回線交換通信可能な状態になっ
たときとすればよい。
【0088】なお、本態様についても以下の改良または
変形が可能である。
【0089】a)要求パケットがセキュリティ情報を含
む場合、受信端末である従来装置でこの内容を判読する
ことはできない。この場合は、通信網(CDPD網でも
AMPS網でもよい)でこの判読を行い、受信端末側が
電話を受けるかどうかを判断する。受信端末の使用者は
予めサービスセンター等に、受信を許可する条件を、セ
キュリティ情報によって指定可能な範囲で申し出る必要
がある。
【0090】b)S302においてCDPD網からAM
PS網に対する問合せを行ったが、CDPD網は予めA
MPS網における端末の接続有無(登録有無)を示すテ
ーブルをデータベースに持っていてもよい。その場合、
この問合せは不要となる。
【0091】c)S302において、受信端末がAMP
S網に接続されていないことがわかれば、CDPD網は
送信端末に対してその旨の「未接続通知パケット」を送
信する。このパケットにより、送信端末の使用者は受信
端末が接続されるまで待つ必要があることを知る。
【0092】d)cの場合、未接続通知パケットを送信
端末まで戻さずに、CDPD網で処理することにしても
よい。すなわち、未接続通知パケットがCDPD網に戻
ってきた場合、CDPD網がAMPS網に対して再問合
せを一定の時間間隔で自動的に行うものとする。
【0093】e)S310では、AMPS網が送信端末
に着呼要求を出したが、送信端末が先にAMPS網に対
して受信端末への接続要求を行ってもよい。
【0094】[態様2]図10は態様1に係る通信手順
を示す。上記態様1では、送信端末が要求パケットを送
ったとき、まずCDPD網が応答パケットを送り返し
た。態様2では、応答パケットを返す前に受信端末に対
するAMPS発呼を行う。態様2の詳細は、図9におい
て(S304)(S306)(S308)を、(S30
8)(S304)(S306)の順に行えばよく、受信
端末による着呼処理、着呼応答を確認した上でCDPD
網が応答パケットを送る。この結果、送信端末は必要な
ときだけ回線交換通信モードに入ることができる。
【0095】実施の形態4.本実施の形態では、実施の
形態3とは逆に、送信端末が従来装置、受信端末が本発
明のパーソナル通信装置である場合のパーソナル通信シ
ステムを説明する。
【0096】[態様1]図11は態様1に係る通信手
順、図12は図11の手順の詳細図である。図11に示
す通り本実施の形態の特徴は、まず送信端末がAMPS
網に対して発呼要求を行い、これを受けたCDPD網で
要求パケットを生成して送信端末に送る点にある。この
手順を図12で説明する。
【0097】(S400)送信端末はAMPS網へ、受
信端末はCDPD網へそれぞれ自局端末の登録を済ませ
ているものとする。
【0098】(S402)送信端末が発呼要求をAMP
S網に送信し、AMPS網では自己のデータベースを参
照することにより、受信端末がCDPD網側にあること
を知る。この後、CDPD網に対して発呼要求を回送す
る。
【0099】(S404)CDPD網が自ら要求パケッ
トを作成し、受信端末に送る。受信端末はこれを受けて
回線交換通信モードへ移行する。この後、CDPD網に
対して応答パケットを送る。
【0100】(S406)CDPD網からAMPS網に
対し、発呼要求を出す。AMPS網は両側発呼を行う。
両端末が着呼処理、着呼応答を行い、AMPS網が両端
末を接続する。
【0101】(S408)通常の音声通話が開始され
る。
【0102】以上が各手順である。音声通話が終了すれ
ば、受信端末はパケット通信モードに復帰し、同図のS
400に戻る。
【0103】本態様では、CDPD網が送信端末の電話
番号等を参照し、要求パケットにセキュリティ情報を組
み込めばよい。
【0104】[態様2]図13は態様2に係る通信手順
を示す図である。態様1では、受信端末がCDPD網に
対して応答パケットを返すことにしたが、態様2では受
信端末が送信端末に対して直接AMPS発呼を行う。詳
細な手順は、これまでの説明から容易に理解される。
【0105】以上、本発明のパーソナル通信システムの
実施の形態を説明した。各実施の形態の各態様におい
て、AMPS発呼はそれぞれAMPS網または端末が行
うことにした。しかし場合により、AMPS網の代わり
に端末(または端末の代わりにAMPS網)が発呼を行
うことにしてもよい。
【0106】
【発明の効果】本発明のパーソナル通信装置によれば、
受信待ち受けを単一の通信モードで行うため、回線交換
通信モードとパケット通信モードの連携が円滑になり、
いずれのモードの受信も取り逃がすおそれがない。
【0107】パケット通信モードで固定的に受信待ち受
けを行う場合、パケットに必要な情報を持たせることが
できるため、モード移行の判断が容易となる。
【0108】回線交換通信手段がマイクロフォン、スピ
ーカ、帯域制限処理手段等を含み、パケット通信手段が
パケット交換モデムを含む場合には、これらの構成部材
により、例えばデジタル通信の可能な無線電話を実現す
ることができる。
【0109】本装置がさらに回線交換モデムを含む場
合、このモデムによる回線交換データ通信も可能とな
り、装置の機能が広がる。このモデムは本装置の回線交
換通信モードで動作するため、音声通話用の回路との親
和性も高く、装置の小型化が容易である。
【0110】回線交換通信をAMPS、パケット通信を
CDPDで行う場合は、米国を中心に広範なサービスを
受けることができる。また、無線通信回路の共用が容易
となる。
【0111】一方、本発明のパーソナル通信シテスムに
よれば、以下の効果が得られる。
【0112】[1]送受信端末がともに本発明に係るパ
ーソナル通信装置のとき (1)初期通信を単一のモードで行うことができる。通
信網によるパケット/発呼(着呼)変換を必要としな
い。
【0113】(2)送信端末が応答パケットを受信して
から回線交換通信モードへ移行する場合は、回線交換通
信モードによる待ち時間が短い。
【0114】(3)送信端末が要求パケット送信後、自
主的に回線交換通信モードへ移行する場合は、両端末間
のパケット往復回数が減る。
【0115】[2]送信端末が本発明に係るパーソナル
通信装置、受信端末が従来装置のとき (1)通信網が受信端末に対して回線交換通信モードで
発呼を行うため、回線交換通信が可能となる。パケット
/発呼変換を通信網で行うため、この変換は使用者から
見えない。通信網は端末のように電力的な制限が少ない
ため、変換個所として好適である。
【0116】(2)送信端末が要求パケットを送信後、
自主的に回線交換通信モードへ移行する場合は、モード
移行のための手順が少ない。
【0117】(3)送信端末が要求パケット送信後、パ
ケット通信モードで待機する場合は、回線交換通信モー
ドによる待ち時間が少ない。
【0118】(4)受信端末が受信不可能なとき通信網
が要求パケットを蓄積する場合は、再発呼の回数が減
る。これは[1]についてもいえる。
【0119】[3]送信端末が従来装置、受信端末が本
発明に係るパーソナル通信装置のとき (1)通信網が発呼/パケット変換を行うため、回線交
換通信が可能となる。
【0120】(2)両端末がパケットの送受信をモード
移行の契機とする場合は、両端末とも、回線交換通信が
可能なときに限定したモード移行を行うことができる。
【0121】[4]上記[1]〜[3]に共通する効果 (1)通信網が両側発呼を行う場合、両端末がモード移
行する際のタイミングのずれを吸収することができる。
また、両側発呼があった時点では必ず音声通話が可能に
なっているため、円滑に電話機能を果たすことができ
る。
【0122】(2)要求パケットがセキュリティ情報を
含む場合は、受信端末によって受信の許否を判断するこ
とができる。
【0123】(3)要求パケットが再発呼条件を含む場
合は、使用者が再発呼を行う煩を避けることができる。
【0124】最後に、本発明の別の態様の効果を説明す
る。通信網が通信モード間で信号伝送形式の変換を行う
場合には、本発明に係るパーソナル通信装置と従来装置
の間の通信が可能となる。従って、これらの装置の共存
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係るパーソナル通信装置のハ
ードウエア構成図である。
【図2】 実施の形態1の装置外観図である。
【図3】 本発明に係るパーソナル通信装置を含むパー
ソナル通信システムの概念図である。
【図4】 実施の形態2の態様1に係る通信手順を示す
図である。
【図5】 図4の手順の詳細図である。
【図6】 実施の形態2の態様2に係る通信手順を示す
図である。
【図7】 図6の手順の詳細図である。
【図8】 実施の形態3の態様1に係る通信手順を示す
図である。
【図9】 図8の手順の詳細図である。
【図10】 実施の形態3の態様2に係る通信手順を示
す図である。
【図11】 実施の形態4の態様1に係る通信手順を示
す図である。
【図12】 図11の手順の詳細図である。
【図13】 実施の形態4の態様2に係る通信手順を示
す図である。
【符号の説明】
60 マイクロフォン、61 スピーカ、63 指示入
力部、64 無線送信機、66 無線受信機、69 L
CD、72 送信信号処理回路、74 送信信号選択回
路、76 受信信号処理回路、80 回線交換モデム、
82 パケット交換モデム、90 プロセッサ、92
バス、94 データ入出力ポート、95コネクタ、98
モデムコントローラ、99 AP、100 ROM、
101RAM、102 RTC。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線交換通信方式に従って音声通話を含
    む回線交換通信モードを実現する回線交換通信手段と、 パケット通信網を利用したデジタル通信によってパケッ
    ト通信モードを実現するパケット通信手段と、 これら2種類のモードで共用される無線通信手段と、 これら2種類のモードを統括的に制御する統括制御手段
    と、 を備え、 前記統括制御手段は、前記2種類のモードのうちのいず
    れか一方で固定的に受信待ち受けを行い、そのモードに
    よって受信された信号の内容に従い、必要に応じて他方
    のモードに移行することを特徴とするパーソナル通信装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のパーソナル通信装置に
    おいて、 前記統括制御手段は、パケット通信モードで固定的に受
    信待ち受けを行うことを特徴とするパーソナル通信装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1、2のいずれかに記載のパーソ
    ナル通信装置において、 前記無線通信手段は、無線受信機および無線送信機を含
    み、 前記回線交換通信手段は、 音声を入力するマイクロフォンと、 音声を出力するスピーカと、 入力された音声に帯域制限処理を施してこれを前記無線
    送信機へ出力する送信信号処理手段と、 前記無線受信機によって受信された信号に帯域制限処理
    を施してこれを前記スピーカへ出力する受信信号処理手
    段と、 を含み、 前記パケット通信手段は、前記無線受信機に接続され、
    前記統括制御手段において処理可能なデジタルデータを
    アナログ信号に変調し、およびこの逆方向に復調するパ
    ケット交換モデムを含み、 該装置は、前記送信信号処理手段または前記パケット交
    換モデムのうち一方を選択して前記無線送信機へ接続す
    る送信信号選択手段を含むことを特徴とするパーソナル
    通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のパーソナル通信装置に
    おいて、 前記統括制御手段は、該装置を統括的に制御するプロセ
    ッサであり、 前記回線交換通信手段はさらに、回線交換データ通信を
    実現する回線交換モデムを含み、 前記送信信号処理手段は、前記回線交換モデムによって
    変調されたアナログ信号に対しても帯域制限処理を施
    し、 前記受信信号処理手段は、前記回線交換モデムに対して
    も受信信号を出力し、 前記統括制御手段は、パケット通信モードによって固定
    的に受信待ち受けを行い、受信した信号の内容に従い、
    必要に応じて音声通話または回線交換データ通信のため
    の回線交換通信モードに移行することを特徴とするパー
    ソナル通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のパーソ
    ナル通信装置において、 前記回線交換通信手段はAMPSによる通信を行い、前
    記パケット通信手段はCDPDによる通信を行うことを
    特徴とするパーソナル通信装置。
  6. 【請求項6】 送信端末、受信端末および通信網を含む
    パーソナル通信システムにおいて、 前記送信端末および受信端末とはともに、請求項1〜5
    のいずれかに記載のパーソナル通信装置であり、 送信端末は、回線交換通信を行う際、まずパケット通信
    モードによって回線交換通信開始要求パケットを受信端
    末へ送信し、 受信端末は、前記回線交換通信開始要求パケットを受信
    した後、回線交換通信モードへ移行することを特徴とす
    るパーソナル通信システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のパーソナル通信システ
    ムにおいて、 前記受信端末は、前記回線交換通信開始要求パケットを
    受信した後、パケット通信モードによって回線交換通信
    開始応答パケットを送信端末へ送信するとともに回線交
    換通信モードへ移行し、 前記送信端末は、受信端末から前記回線交換通信開始応
    答パケットを受信した後、回線交換通信モードへ移行す
    ることを特徴とするパーソナル通信システム。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載のパーソナル通信システ
    ムにおいて、 前記送信端末は、回線交換通信開始要求パケットを受信
    端末へ送信した後、自主的に回線交換通信モードへ移行
    し、 前記受信端末は、回線交換通信開始応答パケットを送信
    端末へ送信した後、回線交換通信モードへ移行して前記
    送信端末へ発呼を行うことを特徴とするパーソナル通信
    システム。
  9. 【請求項9】 送信端末、受信端末および通信網を含む
    パーソナル通信システムにおいて、 送信端末は請求項1〜5のいずれかに記載のパーソナル
    通信装置であり、 受信端末はパケット通信モードと回線交換通信モードの
    うち後者のみを有するパーソナル通信装置であり、 送信端末は、回線交換通信を行う際、まずパケット通信
    モードによって回線交換通信開始要求パケットを通信網
    へ送信し、 通信網は、前記回線交換通信開始要求パケットを受け取
    ったとき、前記受信端末に対して回線交換通信モードで
    発呼を行うことを特徴とするパーソナル通信システム。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のパーソナル通信シス
    テムにおいて、 前記送信端末は、回線交換通信開始要求パケットを通信
    網へ送信した後、自主的に回線交換通信モードへ移行す
    ることを特徴とするパーソナル通信システム。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載のパーソナル通信シス
    テムにおいて、 前記送信端末は、回線交換通信開始要求パケットを通信
    網へ送信した後、パケット通信モードで待機し、 前記通信網は、前記受信端末に対して回線交換通信モー
    ドで発呼を行い、受信端末がこの発呼に応答したとき回
    線交換通信開始応答パケットを送信端末に送信し、 前記送信端末は、この回線交換通信開始応答パケットを
    受信したときに回線交換通信モードへ移行することを特
    徴とするパーソナル通信システム。
  12. 【請求項12】 請求項6〜11のいずれかに記載のパ
    ーソナル通信システムにおいて、 前記受信端末が受信不可能な状態である場合、前記通信
    網は一旦前記回線交換通信開始要求パケットを蓄積し、
    受信端末が受信可能な状態に移行したときに該通信網か
    らこのパケットを前記受信端末へ送信することを特徴と
    するパーソナル通信システム。
  13. 【請求項13】 送信端末、受信端末および通信網を含
    むパーソナル通信システムにおいて、 送信端末はパケット通信モードと回線交換通信モードの
    うち後者のみを有するパーソナル通信装置であり、 受信端末は請求項1〜5のいずれかに記載のパーソナル
    通信装置であり、 送信端末が受信端末に対する発呼を行ったとき、通信網
    がこの発呼信号を回線交換通信開始要求パケットへ変換
    した後、これをパケット通信モードによって受信端末へ
    送信することを特徴とするパーソナル通信システム。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のパーソナル通信シ
    ステムにおいて、 前記受信端末は、前記回線交換通信開始要求パケットを
    受信した後、通信網に対して回線交換通信開始応答パケ
    ットを送信するとともに回線交換通信モードへ移行し、 前記通信網は、前記回線交換通信開始応答パケットを受
    信した後、前記送信端末に対して回線交換通信モードに
    よる発呼を行うことを特徴とするパーソナル通信システ
    ム。
  15. 【請求項15】 請求項6〜14のいずれかに記載のパ
    ーソナル通信システムにおいて、 前記送信端末と前記受信端末が回線交換通信可能な状態
    になったとき、前記通信網が両端末に対して回線交換通
    信モードによる発呼を行うことを特徴とするパーソナル
    通信システム。
  16. 【請求項16】 請求項6〜15のいずれかに記載のパ
    ーソナル通信システムにおいて、 前記回線交換通信開始要求パケットはセキュリティ情報
    を含み、 前記受信端末または前記通信網は、このセキュリティ情
    報を参照することによって通信の許否を判断することを
    特徴とするパーソナル通信システム。
  17. 【請求項17】 請求項6〜16のいずれかに記載のパ
    ーソナル通信システムにおいて、 前記回線交換通信開始要求パケットは再発呼条件を含
    み、 前記受信端末が受信不可能な場合、前記通信網が前記再
    発呼条件に従って受信端末に対する再発呼を行うことを
    特徴とするパーソナル通信システム。
  18. 【請求項18】 送信端末、受信端末および通信網を含
    むパーソナル通信システムにおいて、 送信端末および受信端末は、パケット通信モードと回線
    交換通信モードを有し、 前記通信網は、これら2つの端末の通信モードが異なる
    とき、これら2つの通信モードの間で信号伝送形式の変
    換を行うことを特徴するパーソナル通信システム。
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