JPH08275244A - 無線通信システム及び携帯無線通信装置 - Google Patents
無線通信システム及び携帯無線通信装置Info
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- JPH08275244A JPH08275244A JP7100348A JP10034895A JPH08275244A JP H08275244 A JPH08275244 A JP H08275244A JP 7100348 A JP7100348 A JP 7100348A JP 10034895 A JP10034895 A JP 10034895A JP H08275244 A JPH08275244 A JP H08275244A
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- mobile
- station
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 内線通話時において回線利用効率が良好とな
る無線通信システム及び携帯無線通信装置を提供するよ
うにする。 【構成】 移動局PS15aが発呼信号を基地局CS1
4aから構内交換機12に送信すると、構内交換機12
が基地局CS14bを介して移動局PS15bへ呼出信
号が送信される。移動局PS15bは、自分宛の呼出信
号を受信すると、基地局CS14bを介して構内交換機
12に応答信号を送信する。構内交換機12は、基地局
CS14bを共通の基地局とするため、移動局PS15
aの基地局をCS14aからCS14bに切替えるCS
切替指示信号を基地局CS14aを介して移動局PS1
5aに送信し、移動局PS15aとPS15bの共通の
基地局をCS14bとするCS切替処理を行う。
る無線通信システム及び携帯無線通信装置を提供するよ
うにする。 【構成】 移動局PS15aが発呼信号を基地局CS1
4aから構内交換機12に送信すると、構内交換機12
が基地局CS14bを介して移動局PS15bへ呼出信
号が送信される。移動局PS15bは、自分宛の呼出信
号を受信すると、基地局CS14bを介して構内交換機
12に応答信号を送信する。構内交換機12は、基地局
CS14bを共通の基地局とするため、移動局PS15
aの基地局をCS14aからCS14bに切替えるCS
切替指示信号を基地局CS14aを介して移動局PS1
5aに送信し、移動局PS15aとPS15bの共通の
基地局をCS14bとするCS切替処理を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線通信システム及び
携帯無線通信装置に関し、特に、無線通信システムの内
線通話における回線利用技術に関する。
携帯無線通信装置に関し、特に、無線通信システムの内
線通話における回線利用技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、電話技術の進歩に伴って、手軽に
携帯できて、歩きながらでも通話可能な携帯電話装置な
どの無線通信システムが普及しつつある。その無線通信
システムには、例えば、ディジタル変調された信号をT
DD(Time Division Duplex)−TDMA(Time Divis
ion Multiple Access) によりチャネルの多元接続を行
う、いわゆる、PHS(パーソナル・ハンディホン・シ
ステム)などがある。
携帯できて、歩きながらでも通話可能な携帯電話装置な
どの無線通信システムが普及しつつある。その無線通信
システムには、例えば、ディジタル変調された信号をT
DD(Time Division Duplex)−TDMA(Time Divis
ion Multiple Access) によりチャネルの多元接続を行
う、いわゆる、PHS(パーソナル・ハンディホン・シ
ステム)などがある。
【0003】このPHSは、通信回線網に接続された基
地局を介して相手端末、あるいはセンターと接続される
ようになっている。この基地局は、屋内あるいは屋外に
設置され、屋内に設置されるものは、家庭に設置される
もの、あるいは事業所内の回線網に設置されるものがあ
る。
地局を介して相手端末、あるいはセンターと接続される
ようになっている。この基地局は、屋内あるいは屋外に
設置され、屋内に設置されるものは、家庭に設置される
もの、あるいは事業所内の回線網に設置されるものがあ
る。
【0004】図9は、従来の事業所用に適用したPHS
1を示す概略構成図である。図9において、PHS1
は、構内交換機2、内線網3、CS(基地局)4、PS
(移動局)5などで構成されている。そして、上記した
構内交換機2は、PSTN(公衆電話網)やISDN
(サービス総合デジタル網)などの公衆網6に接続され
ていて、外部との通話を行うこともできる。
1を示す概略構成図である。図9において、PHS1
は、構内交換機2、内線網3、CS(基地局)4、PS
(移動局)5などで構成されている。そして、上記した
構内交換機2は、PSTN(公衆電話網)やISDN
(サービス総合デジタル網)などの公衆網6に接続され
ていて、外部との通話を行うこともできる。
【0005】従来のPHS1は、図9に示すように、複
数のPS(移動局)5a〜5fがあって、各PSはそれ
ぞれPSの位置により接続可能なCS(基地局)4a〜
4cを持っている。
数のPS(移動局)5a〜5fがあって、各PSはそれ
ぞれPSの位置により接続可能なCS(基地局)4a〜
4cを持っている。
【0006】例えば、図9の例では、基地局CS4aに
接続可能な(移動局が位置登録してあり、基地局からの
制御信号を受信可能な状態)移動局は、移動局PS5a
と移動局PS5cであり、基地局CS4bに対して移動
局PS5bと移動局PS5dであり、基地局CS4cに
対して移動局PS5eと移動局PS5fである。この状
態により、移動局は、発信あるいは着信を接続可能な基
地局を介して行うことができる。
接続可能な(移動局が位置登録してあり、基地局からの
制御信号を受信可能な状態)移動局は、移動局PS5a
と移動局PS5cであり、基地局CS4bに対して移動
局PS5bと移動局PS5dであり、基地局CS4cに
対して移動局PS5eと移動局PS5fである。この状
態により、移動局は、発信あるいは着信を接続可能な基
地局を介して行うことができる。
【0007】ここで、例えば、移動局PS5aから移動
局PS5cに対して通信を行うとき、それぞれの移動局
は同じ基地局CS4aに接続可能であるので、この基地
局CS4aを介して内線通話を行うことができる。
局PS5cに対して通信を行うとき、それぞれの移動局
は同じ基地局CS4aに接続可能であるので、この基地
局CS4aを介して内線通話を行うことができる。
【0008】また、移動局PS5aから移動局PS5b
に対して通信を行うとき、それぞれの移動局は異なる基
地局CS4a、CS4bにそれぞれ接続可能であるの
で、それぞれの基地局が接続されている内線網3を経由
して、PS5a←→CS4a←→内線網3←→CS4b
←→PS5bのように接続され、内線通話を行うことが
できる。
に対して通信を行うとき、それぞれの移動局は異なる基
地局CS4a、CS4bにそれぞれ接続可能であるの
で、それぞれの基地局が接続されている内線網3を経由
して、PS5a←→CS4a←→内線網3←→CS4b
←→PS5bのように接続され、内線通話を行うことが
できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の無線通信システムにあっては、任意の移動局
(PS)との間で内線通話を行う場合、それぞれの移動
局(PS)の接続可能な基地局(CS)が異なると、基
地局(CS)を経由しただけでは内線通話を行うことが
できず、内線網3まで遡って回線を確保しないと通話す
ることができないという問題があった。
うな従来の無線通信システムにあっては、任意の移動局
(PS)との間で内線通話を行う場合、それぞれの移動
局(PS)の接続可能な基地局(CS)が異なると、基
地局(CS)を経由しただけでは内線通話を行うことが
できず、内線網3まで遡って回線を確保しないと通話す
ることができないという問題があった。
【0010】すなわち、これは事業所内で内線通話が行
われるたびに、内線網3の回線が利用されることから、
回線の利用効率が悪く、内線網3の回線が塞がってしま
うと、内線や外線の利用ができなくなることを意味す
る。
われるたびに、内線網3の回線が利用されることから、
回線の利用効率が悪く、内線網3の回線が塞がってしま
うと、内線や外線の利用ができなくなることを意味す
る。
【0011】そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなさ
れたものであって、内線通話時における回線利用効率が
良好となる無線通信システム及びこれを用いた無線通信
方式を提供することを目的とする。
れたものであって、内線通話時における回線利用効率が
良好となる無線通信システム及びこれを用いた無線通信
方式を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の無線通信
システムは、無線通信を行う複数の移動局と、前記複数
の移動局のうち自通信エリア内の所定の移動局毎に無線
接続が可能で、その無線接続した移動局との間で電波を
送受信する基地局と、所定エリア内の前記基地局同士を
通信回線で接続するローカルエリア回線網と、前記ロー
カルエリア回線網の回線接続制御を行う回線網制御手段
と、を備えた無線通信システムであって、前記回線網制
御手段は、発信側移動局と着信側移動局を無線接続可能
な共通の基地局に切替える基地局切替信号を送信するこ
とにより、上記目的を達成する。
システムは、無線通信を行う複数の移動局と、前記複数
の移動局のうち自通信エリア内の所定の移動局毎に無線
接続が可能で、その無線接続した移動局との間で電波を
送受信する基地局と、所定エリア内の前記基地局同士を
通信回線で接続するローカルエリア回線網と、前記ロー
カルエリア回線網の回線接続制御を行う回線網制御手段
と、を備えた無線通信システムであって、前記回線網制
御手段は、発信側移動局と着信側移動局を無線接続可能
な共通の基地局に切替える基地局切替信号を送信するこ
とにより、上記目的を達成する。
【0013】また、請求項1記載の無線通信システム
は、例えば、請求項2に記載されるように、前記回線網
制御手段は、基地局切替信号を発信側移動局あるいは着
信側移動局のどちらか一方に送信するようにしてもよ
い。
は、例えば、請求項2に記載されるように、前記回線網
制御手段は、基地局切替信号を発信側移動局あるいは着
信側移動局のどちらか一方に送信するようにしてもよ
い。
【0014】また、請求項1記載の無線通信システム
は、例えば、請求項3に記載されるように、前記回線網
制御手段は、基地局切替信号を発信側移動局及び着信側
移動局に送信するようにしてもよい。
は、例えば、請求項3に記載されるように、前記回線網
制御手段は、基地局切替信号を発信側移動局及び着信側
移動局に送信するようにしてもよい。
【0015】請求項4記載の携帯無線通信装置は、無線
接続可能な基地局との間で電波を送受信する携帯無線通
信装置において、前記基地局からの基地局を切替える基
地局切替信号に基づいて前記無線移動端末の無線接続可
能な基地局を切替えることにより、上記目的を達成す
る。
接続可能な基地局との間で電波を送受信する携帯無線通
信装置において、前記基地局からの基地局を切替える基
地局切替信号に基づいて前記無線移動端末の無線接続可
能な基地局を切替えることにより、上記目的を達成す
る。
【0016】
【作用】請求項1記載の無線通信システムでは、無線通
信を行う複数の移動局のうち、自通信エリア内の移動局
毎に無線接続が可能な基地局との間で電波を送受信し、
所定エリア内の前記基地局同士をローカルエリア回線網
で接続し、回線網制御手段により前記ローカルエリア回
線網の回線接続制御を行うとともに、回線網制御手段が
送信する基地局切替信号により発信側移動局と着信側移
動局を無線接続可能な共通の基地局に切替えるようにす
る。
信を行う複数の移動局のうち、自通信エリア内の移動局
毎に無線接続が可能な基地局との間で電波を送受信し、
所定エリア内の前記基地局同士をローカルエリア回線網
で接続し、回線網制御手段により前記ローカルエリア回
線網の回線接続制御を行うとともに、回線網制御手段が
送信する基地局切替信号により発信側移動局と着信側移
動局を無線接続可能な共通の基地局に切替えるようにす
る。
【0017】従って、発信側移動局と着信側移動局との
間で無線通信を行う場合に、双方の移動局のそれぞれの
自通信エリア内に共通の基地局がある場合は、回線網制
御手段が基地局切替信号を送信することにより、無線接
続された共通の基地局となる。このため、この共通の基
地局を介して内線通話することにより回線の利用効率が
飛躍的に向上する。
間で無線通信を行う場合に、双方の移動局のそれぞれの
自通信エリア内に共通の基地局がある場合は、回線網制
御手段が基地局切替信号を送信することにより、無線接
続された共通の基地局となる。このため、この共通の基
地局を介して内線通話することにより回線の利用効率が
飛躍的に向上する。
【0018】請求項2記載の無線通信システムでは、回
線網制御手段が基地局切替信号を発信側移動局あるいは
着信側移動局のどちらか一方に送信する。従って、どち
らか一方の移動局が無線接続されている基地局を共通の
基地局とする場合は、他方の移動局の基地局のみを切替
えるだけで容易に基地局の共通化が図れ、回線の利用効
率が飛躍的に向上する。
線網制御手段が基地局切替信号を発信側移動局あるいは
着信側移動局のどちらか一方に送信する。従って、どち
らか一方の移動局が無線接続されている基地局を共通の
基地局とする場合は、他方の移動局の基地局のみを切替
えるだけで容易に基地局の共通化が図れ、回線の利用効
率が飛躍的に向上する。
【0019】請求項3記載の無線通信システムでは、回
線網制御手段が基地局切替信号を発信側移動局及び着信
側移動局の双方に送信する。従って、双方の移動局が無
線接続されている基地局以外の基地局が共通の基地局と
なる場合は、双方の移動局の基地局に対して基地局切替
信号を送信することにより基地局の共通化が図れ、回線
の利用効率が飛躍的に向上する。
線網制御手段が基地局切替信号を発信側移動局及び着信
側移動局の双方に送信する。従って、双方の移動局が無
線接続されている基地局以外の基地局が共通の基地局と
なる場合は、双方の移動局の基地局に対して基地局切替
信号を送信することにより基地局の共通化が図れ、回線
の利用効率が飛躍的に向上する。
【0020】請求項4記載の携帯無線通信装置では、無
線接続可能な基地局との間で電波を送受信し、基地局か
ら送られてくる基地局を切替えるための基地局切替信号
に基づいて無線移動端末の無線接続可能な基地局を切替
える。従って、無線移動端末は、基地局切替信号によっ
て無線接続可能な基地局を切替えることができるため、
基地局の共通化を図って、基地局を介した内線通話を行
うことができる。
線接続可能な基地局との間で電波を送受信し、基地局か
ら送られてくる基地局を切替えるための基地局切替信号
に基づいて無線移動端末の無線接続可能な基地局を切替
える。従って、無線移動端末は、基地局切替信号によっ
て無線接続可能な基地局を切替えることができるため、
基地局の共通化を図って、基地局を介した内線通話を行
うことができる。
【0021】
【実施例】図1〜図8は、本発明の無線通信システムの
実施例を説明する図である。本実施例は、本発明を事業
所エリア内で用いるコードレス電話として内線/外線通
話が可能なPHSに適用したものである。すなわち、デ
ィジタル変調された信号をTDD(Time Division Dupl
ex)−TDMA(Time Division Multiple Access) に
よりチャネルの多元接続を行うようにした無線通信シス
テムとして実施している。まず、構成を説明する。
実施例を説明する図である。本実施例は、本発明を事業
所エリア内で用いるコードレス電話として内線/外線通
話が可能なPHSに適用したものである。すなわち、デ
ィジタル変調された信号をTDD(Time Division Dupl
ex)−TDMA(Time Division Multiple Access) に
よりチャネルの多元接続を行うようにした無線通信シス
テムとして実施している。まず、構成を説明する。
【0022】(第1実施例)図1は、第1実施例のPH
S11を示す概略構成図である。図1において、PHS
11は、構内交換機12、内線網13、CS(基地局)
14、PS(移動局)15などで構成されている。そし
て、上記した構内交換機12は、PSTN(公衆電話
網)やISDN(サービス総合デジタル網)などの公衆
網16に接続されていて、内線通話の他に外部との間で
外線通話を行うことができる。
S11を示す概略構成図である。図1において、PHS
11は、構内交換機12、内線網13、CS(基地局)
14、PS(移動局)15などで構成されている。そし
て、上記した構内交換機12は、PSTN(公衆電話
網)やISDN(サービス総合デジタル網)などの公衆
網16に接続されていて、内線通話の他に外部との間で
外線通話を行うことができる。
【0023】構内交換機12は、後述する内線網13に
接続された基地局14、及びその基地局を介して無線通
信を行う移動局15との間の回線接続を制御したり、上
記の内線網13と一般の公衆網16との間の回線制御を
行うものである。内線網13は、複数の基地局14同士
を内線回線で接続するとともに、外部の公衆網16とも
接続される回線網である。
接続された基地局14、及びその基地局を介して無線通
信を行う移動局15との間の回線接続を制御したり、上
記の内線網13と一般の公衆網16との間の回線制御を
行うものである。内線網13は、複数の基地局14同士
を内線回線で接続するとともに、外部の公衆網16とも
接続される回線網である。
【0024】基地局(CS)14は、内線網13に対し
て有線でそれぞれ接続されていて、後述する複数の移動
局15a〜15fと各基地局14a〜14cとの間で無
線により接続が可能となっている。このため、移動局1
5は、接続可能な基地局14が異なると、内線通話を行
う場合に所定の基地局及び内線網を介する必要がある。
て有線でそれぞれ接続されていて、後述する複数の移動
局15a〜15fと各基地局14a〜14cとの間で無
線により接続が可能となっている。このため、移動局1
5は、接続可能な基地局14が異なると、内線通話を行
う場合に所定の基地局及び内線網を介する必要がある。
【0025】通常、移動局が移動しない限り、接続可能
な基地局は変らない。つまり、移動局が複数の基地局に
接続可能な通信エリア(例えば、同一フロア)にいたと
しても、接続可能な基地局は一つであり、移動局同士で
内線通話をするとき、それぞれ接続可能な基地局が異な
れば、内線網を介して接続しなければならない。このと
き、それぞれの移動局がそれぞれ異なる基地局に接続可
能であるとしても、制御部(この実施例では、構内交換
機12)により一方の移動局の接続可能な基地局を切替
えて、同じ基地局に接続可能にする。例えば、移動局1
5aに対して基地局14a、移動局15bに対して基地
局14bが接続可能な状態であるとすると、構内交換機
12により一方の移動局(ここでは、移動局15a)の
接続可能な基地局を基地局14bに切替える。これによ
り、内線網13を介さずに基地局内の内線通話を行うこ
とができる。
な基地局は変らない。つまり、移動局が複数の基地局に
接続可能な通信エリア(例えば、同一フロア)にいたと
しても、接続可能な基地局は一つであり、移動局同士で
内線通話をするとき、それぞれ接続可能な基地局が異な
れば、内線網を介して接続しなければならない。このと
き、それぞれの移動局がそれぞれ異なる基地局に接続可
能であるとしても、制御部(この実施例では、構内交換
機12)により一方の移動局の接続可能な基地局を切替
えて、同じ基地局に接続可能にする。例えば、移動局1
5aに対して基地局14a、移動局15bに対して基地
局14bが接続可能な状態であるとすると、構内交換機
12により一方の移動局(ここでは、移動局15a)の
接続可能な基地局を基地局14bに切替える。これによ
り、内線網13を介さずに基地局内の内線通話を行うこ
とができる。
【0026】移動局(PS)15は、上記した各基地局
14と無線通信を行う携帯電話機などからなり、各移動
局15は所定の基地局との間で無線チャネル割当てを行
うための制御チャネルが予め確立されている。この制御
チャネルを使用して割当てられた通話チャネルにより無
線通信が可能となる。公衆網16は、ここでは一般アナ
ログ公衆網のPSTN(公衆電話網)やISDN(サー
ビス総合デジタル網)などである。
14と無線通信を行う携帯電話機などからなり、各移動
局15は所定の基地局との間で無線チャネル割当てを行
うための制御チャネルが予め確立されている。この制御
チャネルを使用して割当てられた通話チャネルにより無
線通信が可能となる。公衆網16は、ここでは一般アナ
ログ公衆網のPSTN(公衆電話網)やISDN(サー
ビス総合デジタル網)などである。
【0027】図2は、図1の基地局14内部の構成を示
すブロック図である。図2において、基地局14は、ア
ンテナ21、高周波部22、モデム23、TDMA処理
部24、スピーチコーデック部25、PCMコーデック
部26、制御部27、ROM28及びRAM29により
構成されている。また、高周波部22、モデム23、T
DMA処理部24、スピーチコーデック部25、PCM
コーデック部26、制御部27、ROM28及びRAM
29は、バス30に接続されている。
すブロック図である。図2において、基地局14は、ア
ンテナ21、高周波部22、モデム23、TDMA処理
部24、スピーチコーデック部25、PCMコーデック
部26、制御部27、ROM28及びRAM29により
構成されている。また、高周波部22、モデム23、T
DMA処理部24、スピーチコーデック部25、PCM
コーデック部26、制御部27、ROM28及びRAM
29は、バス30に接続されている。
【0028】アンテナ21は、図1の移動局15との間
で所定の周波数帯の呼出信号及び音声信号を含む送・受
信信号を送・受信し、受信信号を高周波部22に出力す
るとともに、高周波部22から入力される送信信号を送
信する。
で所定の周波数帯の呼出信号及び音声信号を含む送・受
信信号を送・受信し、受信信号を高周波部22に出力す
るとともに、高周波部22から入力される送信信号を送
信する。
【0029】高周波部22は、周波数変換処理を行うも
のであり、アンテナスイッチ22a、受信部22b、P
LLシンセサイザ22c及び送信部22dにより構成さ
れている。アンテナスイッチ22aは、受信部22bま
たは送信部22dを選択してアンテナ21に接続するこ
とにより、信号を送信/受信に振り分ける。受信部22
bは、アンテナ21からアンテナスイッチ22aを介し
て入力された受信信号を2段のミキサにより受信中間周
波数信号に周波数変換してモデム23に出力する。シン
セサイザ22cは、受信部22b及び送信部22dの周
波数変換のための局部発振をするものである。送信部2
2dは、モデム23から入力されたπ/4QPSK(Qu
adrature Phase Shift Keying )方式の変調波の送信信
号をミキサで周波数変換し、アンテナスイッチ22aを
介してアンテナ21から輻射する。
のであり、アンテナスイッチ22a、受信部22b、P
LLシンセサイザ22c及び送信部22dにより構成さ
れている。アンテナスイッチ22aは、受信部22bま
たは送信部22dを選択してアンテナ21に接続するこ
とにより、信号を送信/受信に振り分ける。受信部22
bは、アンテナ21からアンテナスイッチ22aを介し
て入力された受信信号を2段のミキサにより受信中間周
波数信号に周波数変換してモデム23に出力する。シン
セサイザ22cは、受信部22b及び送信部22dの周
波数変換のための局部発振をするものである。送信部2
2dは、モデム23から入力されたπ/4QPSK(Qu
adrature Phase Shift Keying )方式の変調波の送信信
号をミキサで周波数変換し、アンテナスイッチ22aを
介してアンテナ21から輻射する。
【0030】モデム23は、π/4QPSK方式の変調
処理を行うもので、受信の場合、高周波部22の受信部
22bから入力された受信中間周波数信号を復調し、同
相成分及び直交成分データに分離し、データ列としてT
DMA処理部24へ転送し、また送信の場合は、TDM
A処理部24から転送されてきたデータから同相成分デ
ータ及び直交成分データを作成し、π/4QPSK方式
の変調を行い、高周波部22の送信部22dへ出力す
る。
処理を行うもので、受信の場合、高周波部22の受信部
22bから入力された受信中間周波数信号を復調し、同
相成分及び直交成分データに分離し、データ列としてT
DMA処理部24へ転送し、また送信の場合は、TDM
A処理部24から転送されてきたデータから同相成分デ
ータ及び直交成分データを作成し、π/4QPSK方式
の変調を行い、高周波部22の送信部22dへ出力す
る。
【0031】TDMA処理部24は、フレーム同期及び
スロットのデータフォーマット処理をするものであり、
具体的には、受信時において、モデム23から送られて
くる受信データから所定タイミングで1スロット分のデ
ータを取り出し、このデータの中からユニークワード
(同期信号)を抽出してフレーム同期を取り、かつ制御
データ部及び音声データ部のスクランブル等を解除した
後、制御データは制御部27へ送り、音声データは、ス
ピーチコーデック部25に送信する。また、TDMA処
理部24は、送信時においては、スピーチコーデック部
25から転送されてくる音声データに制御データ等を付
加して作成し、スクランブル等をかけた後にユニークワ
ード等を付加して1スロット分の送信データを作成して
所定タイミングでフレーム内の所定スロットに挿入して
モデム23に送出する。
スロットのデータフォーマット処理をするものであり、
具体的には、受信時において、モデム23から送られて
くる受信データから所定タイミングで1スロット分のデ
ータを取り出し、このデータの中からユニークワード
(同期信号)を抽出してフレーム同期を取り、かつ制御
データ部及び音声データ部のスクランブル等を解除した
後、制御データは制御部27へ送り、音声データは、ス
ピーチコーデック部25に送信する。また、TDMA処
理部24は、送信時においては、スピーチコーデック部
25から転送されてくる音声データに制御データ等を付
加して作成し、スクランブル等をかけた後にユニークワ
ード等を付加して1スロット分の送信データを作成して
所定タイミングでフレーム内の所定スロットに挿入して
モデム23に送出する。
【0032】スピーチコーデック部25は、デジタルデ
ータの圧縮、伸張処理を行うもので、受信の場合、TD
MA処理部24から送られてきたADPCM音声信号を
PCM音声信号に復号化することにより伸張してPCM
コーデック部26に出力し、また送信の場合は、PCM
コーデック部26から送られてきたPCM音声信号をA
DPCM音声信号に符号化することにより圧縮してTD
MA処理部24に出力する。
ータの圧縮、伸張処理を行うもので、受信の場合、TD
MA処理部24から送られてきたADPCM音声信号を
PCM音声信号に復号化することにより伸張してPCM
コーデック部26に出力し、また送信の場合は、PCM
コーデック部26から送られてきたPCM音声信号をA
DPCM音声信号に符号化することにより圧縮してTD
MA処理部24に出力する。
【0033】PCMコーデック部26は、音声信号のア
ナログ/デジタル変換処理を行うもので、受信の場合
は、スピーチコーデック部25から送られてくるPCM
音声信号をD/A変換し、そのアナログ信号を内線網1
3に出力し、また、送信の場合は、内線網13から入力
されたアナログ信号をA/D変換し、そのPCM音声信
号をスピーチコーデック部25に出力する。
ナログ/デジタル変換処理を行うもので、受信の場合
は、スピーチコーデック部25から送られてくるPCM
音声信号をD/A変換し、そのアナログ信号を内線網1
3に出力し、また、送信の場合は、内線網13から入力
されたアナログ信号をA/D変換し、そのPCM音声信
号をスピーチコーデック部25に出力する。
【0034】制御部27は、ROM28内に格納される
各種制御プログラムに従って基地局14全体を制御する
もので、移動局15からの発呼信号や応答信号、あるい
は、本実施例では構内交換機12から所定の移動局に対
して通話チャネルを切替えて基地局を切替えるためのC
S切替指示信号を送信する通信制御シーケンスを実行す
る。
各種制御プログラムに従って基地局14全体を制御する
もので、移動局15からの発呼信号や応答信号、あるい
は、本実施例では構内交換機12から所定の移動局に対
して通話チャネルを切替えて基地局を切替えるためのC
S切替指示信号を送信する通信制御シーケンスを実行す
る。
【0035】ROM(Read Only Memory)28は、制御
部27が実行する各種制御プログラムを格納し、RAM
(Random Accesss Memory )29は、制御部27の制御
によって処理されるデータ等を一時的に記憶する。
部27が実行する各種制御プログラムを格納し、RAM
(Random Accesss Memory )29は、制御部27の制御
によって処理されるデータ等を一時的に記憶する。
【0036】図3は、図2のTDMA処理部24におけ
る信号の伝送処理を説明する図である。図3に示すTD
MA処理部24は、スロット処理部24a及びスイッチ
ング部24bなどにより構成されており、時分割によっ
て確保されたフレーム内のスロットを使って、制御信号
等の伝送処理が行われる。すなわち、移動局(PS)側
からモデム23を介して送られてくる入力データ(受信
フレーム)41を所定のタイミングで1スロットずつ取
り出して、盗聴防止用のスクランブル等を解除した後、
各スロットのフォーマットから構成データが取り出され
る。
る信号の伝送処理を説明する図である。図3に示すTD
MA処理部24は、スロット処理部24a及びスイッチ
ング部24bなどにより構成されており、時分割によっ
て確保されたフレーム内のスロットを使って、制御信号
等の伝送処理が行われる。すなわち、移動局(PS)側
からモデム23を介して送られてくる入力データ(受信
フレーム)41を所定のタイミングで1スロットずつ取
り出して、盗聴防止用のスクランブル等を解除した後、
各スロットのフォーマットから構成データが取り出され
る。
【0037】すなわち、図3に示すように、モデム23
からの受信フレーム41の各スロット(1)〜(4)
は、スロット処理部24aの対応する領域(1)〜
(4)にそれぞれ取り込まれる。この取り込まれたスロ
ットデータをスイッチング部24bを切替えることによ
り、スロット処理部24aのある領域を他の領域に接続
したり、また、ある領域をスピーチコーディック部25
に接続したりする。他方、他の領域から転送されてきた
スロットデータあるいはスピーチコーディック部25か
ら転送されてきたスロットデータは、送信フレーム42
の各スロット(1)〜(4)に対応してモデム23に出
力される。
からの受信フレーム41の各スロット(1)〜(4)
は、スロット処理部24aの対応する領域(1)〜
(4)にそれぞれ取り込まれる。この取り込まれたスロ
ットデータをスイッチング部24bを切替えることによ
り、スロット処理部24aのある領域を他の領域に接続
したり、また、ある領域をスピーチコーディック部25
に接続したりする。他方、他の領域から転送されてきた
スロットデータあるいはスピーチコーディック部25か
ら転送されてきたスロットデータは、送信フレーム42
の各スロット(1)〜(4)に対応してモデム23に出
力される。
【0038】例えば、スロット(1)及び(4)は、通
信網13を介して送受信するために所定移動局15に割
当てられたスロットであり、スイッチング部24bでス
ロット処理部24aの領域(1)及び(4)がスピーチ
コーディック部25側へ接続される。これにより、スロ
ット(1)に割当てられた移動局15からの受信信号が
モデム23を介して入力され、受信フレーム41から取
り出され、スピーチコーディック部25を介して通信網
13に転送される。また、通信網13からスピーチコー
ディック部25を介して入力されるデータが送信フレー
ム42のスロット(1)のタイミングで挿入され、モデ
ム23を介して移動局15に出力される。
信網13を介して送受信するために所定移動局15に割
当てられたスロットであり、スイッチング部24bでス
ロット処理部24aの領域(1)及び(4)がスピーチ
コーディック部25側へ接続される。これにより、スロ
ット(1)に割当てられた移動局15からの受信信号が
モデム23を介して入力され、受信フレーム41から取
り出され、スピーチコーディック部25を介して通信網
13に転送される。また、通信網13からスピーチコー
ディック部25を介して入力されるデータが送信フレー
ム42のスロット(1)のタイミングで挿入され、モデ
ム23を介して移動局15に出力される。
【0039】また、スロット(2)及び(3)は、基地
局(CS)内部で内線処理を行うため、スイッチング部
24bで内部折り返し接続される。これにより、スロッ
ト(2)に割当てられた移動局15からの受信信号は、
スロット(3)に割当てられた他の移動局15に送信さ
れ、スロット(3)を使用して入力された受信信号は、
スロット(2)を使用して送信される。
局(CS)内部で内線処理を行うため、スイッチング部
24bで内部折り返し接続される。これにより、スロッ
ト(2)に割当てられた移動局15からの受信信号は、
スロット(3)に割当てられた他の移動局15に送信さ
れ、スロット(3)を使用して入力された受信信号は、
スロット(2)を使用して送信される。
【0040】図4は、図1の移動局15の構成を示すブ
ロック図である。図4に示すように、移動局(PS)1
5は、アンテナ51、無線部52、音声変換回路53、
スピーカ54、マイク55、キー入力部56、ROM5
7、RAM58、液晶表示部59、制御部60などによ
り構成されている。アンテナ51は、基地局(CS)1
4との間で所定の周波数帯の制御信号及び音声信号を含
む送信信号及び受信信号を送・受信し、受信信号を無線
部52に出力するとともに、無線部52から入力される
送信信号を送信する。
ロック図である。図4に示すように、移動局(PS)1
5は、アンテナ51、無線部52、音声変換回路53、
スピーカ54、マイク55、キー入力部56、ROM5
7、RAM58、液晶表示部59、制御部60などによ
り構成されている。アンテナ51は、基地局(CS)1
4との間で所定の周波数帯の制御信号及び音声信号を含
む送信信号及び受信信号を送・受信し、受信信号を無線
部52に出力するとともに、無線部52から入力される
送信信号を送信する。
【0041】無線部52は、高周波部、モデム、TDM
A処理部等から構成されており、音声変換回路53は、
スピーチコーディック部、PCMコーデック部等から構
成されており、これらの各構成部は上記した基地局14
における高周波部22、モデム23、TDMA処理部2
4、スピーチコーディック部25、PCMコーデック部
26と同様であるため、説明を省略する。
A処理部等から構成されており、音声変換回路53は、
スピーチコーディック部、PCMコーデック部等から構
成されており、これらの各構成部は上記した基地局14
における高周波部22、モデム23、TDMA処理部2
4、スピーチコーディック部25、PCMコーデック部
26と同様であるため、説明を省略する。
【0042】スピーカ54は、音声変換回路53で受信
信号をアナログ信号に変換して、スピーカ54を駆動す
ることにより、音声出力する。マイク55は、送信する
音声をマイク55でアナログ信号に変換して音声変換回
路53に出力したり、オートダイアラー等によりトーン
信号を入力したりする。
信号をアナログ信号に変換して、スピーカ54を駆動す
ることにより、音声出力する。マイク55は、送信する
音声をマイク55でアナログ信号に変換して音声変換回
路53に出力したり、オートダイアラー等によりトーン
信号を入力したりする。
【0043】キー入力部56は、携帯電話装置における
テンキーやアスタリスクキー、保留キー、通話キー等を
備えている。ROM(Read Only Memory)57は、制御
部60が実行する各種制御プログラムを格納し、RAM
(Random Access Memory)58は、制御部60の制御に
おいて処理されるデータを一時的に記憶する。
テンキーやアスタリスクキー、保留キー、通話キー等を
備えている。ROM(Read Only Memory)57は、制御
部60が実行する各種制御プログラムを格納し、RAM
(Random Access Memory)58は、制御部60の制御に
おいて処理されるデータを一時的に記憶する。
【0044】液晶表示部31は、液晶表示装置(LC
D:Liquid Crystal Display)により構成され、各種の
通信情報が表示される。制御部60は、キー入力部56
のキー入力に応じた処理を行い、ROM57に格納され
ている各種通信制御プログラムに基づいて通信制御シー
ケンスを実行する。例えば、本実施例では、構内交換機
12からCS切替指示信号が送られてくると、指示され
た基地局との間に通話チャネルを確立して、無線通信を
行う基地局を切替える処理が行われる。
D:Liquid Crystal Display)により構成され、各種の
通信情報が表示される。制御部60は、キー入力部56
のキー入力に応じた処理を行い、ROM57に格納され
ている各種通信制御プログラムに基づいて通信制御シー
ケンスを実行する。例えば、本実施例では、構内交換機
12からCS切替指示信号が送られてくると、指示され
た基地局との間に通話チャネルを確立して、無線通信を
行う基地局を切替える処理が行われる。
【0045】次に、動作を説明する。まず、図1に示す
移動局PS15aから移動局PS15bに対して内線通
話を行う場合を、図1〜図5を用いて説明する。なお、
移動局15aは、基地局CS14aと14bの通信エリ
アに存在し、基地局CSの切替えは、発呼側で行うとす
る。
移動局PS15aから移動局PS15bに対して内線通
話を行う場合を、図1〜図5を用いて説明する。なお、
移動局15aは、基地局CS14aと14bの通信エリ
アに存在し、基地局CSの切替えは、発呼側で行うとす
る。
【0046】図5は、図1に示す第1実施例の無線通信
システムに係る通信制御手順を示すシーケンス図であ
る。図5に示すように、移動局PS15aが発呼信号を
現在接続可能な基地局CS14aを通して構内交換機1
2に送信する(ステップS1)。すなわち、図4に示す
移動局15をオフフックしてキー入力部56から内線番
号を入力すると、制御部60が発呼信号を無線部52か
らアンテナ51を介して送信する。図2に示す基地局C
S14aでは、発呼信号がアンテナ21を介して受信部
22bで受信され、モデム23、TDMA処理部24、
スピーチコーデック部25、PCMコーデック部26及
び内線網13を介して構内交換機12で受信される。
システムに係る通信制御手順を示すシーケンス図であ
る。図5に示すように、移動局PS15aが発呼信号を
現在接続可能な基地局CS14aを通して構内交換機1
2に送信する(ステップS1)。すなわち、図4に示す
移動局15をオフフックしてキー入力部56から内線番
号を入力すると、制御部60が発呼信号を無線部52か
らアンテナ51を介して送信する。図2に示す基地局C
S14aでは、発呼信号がアンテナ21を介して受信部
22bで受信され、モデム23、TDMA処理部24、
スピーチコーデック部25、PCMコーデック部26及
び内線網13を介して構内交換機12で受信される。
【0047】次に、発呼信号を受信した構内交換機12
は、着呼側の基地局CS14bへ呼出信号を送信する
(ステップS2)。すなわち、構内交換機12から内線
網13を介して、図2に示す基地局CS14bで呼出信
号を受信する。次いで、構内交換機12から呼出信号を
受信した基地局CS14bは、制御チャネルを使用して
移動局PS15bへ呼出信号を送信する(ステップS
3)。
は、着呼側の基地局CS14bへ呼出信号を送信する
(ステップS2)。すなわち、構内交換機12から内線
網13を介して、図2に示す基地局CS14bで呼出信
号を受信する。次いで、構内交換機12から呼出信号を
受信した基地局CS14bは、制御チャネルを使用して
移動局PS15bへ呼出信号を送信する(ステップS
3)。
【0048】移動局PS15bは、自分宛の呼出信号を
受信すると、移動局PS15bから基地局CS14bに
対して応答信号を送信する(ステップS4)。移動局P
S15bから応答信号を受信した基地局CS14bは、
構内交換機12に応答信号を送信する(ステップS
5)。ここで、構内交換機12は、発呼側の移動局PS
15aと着呼側の移動局PS15bとが位置登録されて
いる基地局を把握し、双方の移動局の大体の位置関係が
わかる。
受信すると、移動局PS15bから基地局CS14bに
対して応答信号を送信する(ステップS4)。移動局P
S15bから応答信号を受信した基地局CS14bは、
構内交換機12に応答信号を送信する(ステップS
5)。ここで、構内交換機12は、発呼側の移動局PS
15aと着呼側の移動局PS15bとが位置登録されて
いる基地局を把握し、双方の移動局の大体の位置関係が
わかる。
【0049】例えば、図1に示すように、基地局CS1
4aと基地局CS14bとの通信可能エリアが隣接して
いて、一部オーバーラップしている場合は、何れか一方
の基地局を共通の基地局とすることができる。このた
め、本実施例の構内交換機12は、基地局CS14bが
共通の基地局となるように、移動局PS15aに現在接
続している基地局を、基地局CS14aから基地局CS
14bに切替えるように指示するCS切替指示信号を送
信する。すなわち、図5に示すように、基地局CS14
bから応答信号を受信した構内交換機12は、基地局C
S14aに対して移動局PS15aが基地局をCS14
aからCS14bに切替えるCS切替指示信号を送信す
る(ステップS6)。本実施例におけるCS切替指示信
号には、少なくとも通話チャネルを切替えるための新た
なチャネル情報と、切替える基地局のID番号(CSコ
ード)とが含まれている。
4aと基地局CS14bとの通信可能エリアが隣接して
いて、一部オーバーラップしている場合は、何れか一方
の基地局を共通の基地局とすることができる。このた
め、本実施例の構内交換機12は、基地局CS14bが
共通の基地局となるように、移動局PS15aに現在接
続している基地局を、基地局CS14aから基地局CS
14bに切替えるように指示するCS切替指示信号を送
信する。すなわち、図5に示すように、基地局CS14
bから応答信号を受信した構内交換機12は、基地局C
S14aに対して移動局PS15aが基地局をCS14
aからCS14bに切替えるCS切替指示信号を送信す
る(ステップS6)。本実施例におけるCS切替指示信
号には、少なくとも通話チャネルを切替えるための新た
なチャネル情報と、切替える基地局のID番号(CSコ
ード)とが含まれている。
【0050】次に、CS切替指示信号を受信した基地局
CS14aは、移動局PS15aに対して基地局をCS
14bに切替えるCS切替指示信号を送信する(ステッ
プS7)。CS切替指示信号を受信した移動局PS15
aは、基地局をCS14bに通話チャネルを切替えるC
S切替処理が行われる(ステップS8)。このCS切替
処理が終了すると、移動局PS15aは、基地局CS1
4bとの間で通話チャネルが確立される。
CS14aは、移動局PS15aに対して基地局をCS
14bに切替えるCS切替指示信号を送信する(ステッ
プS7)。CS切替指示信号を受信した移動局PS15
aは、基地局をCS14bに通話チャネルを切替えるC
S切替処理が行われる(ステップS8)。このCS切替
処理が終了すると、移動局PS15aは、基地局CS1
4bとの間で通話チャネルが確立される。
【0051】このように、移動局PS15aの接続可能
な基地局が、図1の矢印で示すCS14aからCS14
bに切替わることにより、基地局CS14bが移動局P
S15aと移動局PS15bの共通の基地局となる。
な基地局が、図1の矢印で示すCS14aからCS14
bに切替わることにより、基地局CS14bが移動局P
S15aと移動局PS15bの共通の基地局となる。
【0052】従って、これ以降に移動局PS15aと移
動局PS15bとの間で内線通話する場合は、内線網1
3を使うことなく基地局CS14bを経由するだけで通
話可能となる。すなわち、移動局PS15aは、基地局
CS14bに対して直接発呼信号を送信すると(ステッ
プS9)、基地局CS14bが移動局PS15bに対し
て呼出信号を送信する。
動局PS15bとの間で内線通話する場合は、内線網1
3を使うことなく基地局CS14bを経由するだけで通
話可能となる。すなわち、移動局PS15aは、基地局
CS14bに対して直接発呼信号を送信すると(ステッ
プS9)、基地局CS14bが移動局PS15bに対し
て呼出信号を送信する。
【0053】呼出信号を受信した移動局PS15bは、
応答信号を基地局CS14bを経由して移動局PS15
aに送信する(ステップS10)。これにより、移動局
PS15aの基地局がCS14aからCS14bに切替
わる処理が完了し、構内交換機12は移動局PSとの間
で使用した内線網13を解放する。このため、移動局P
S15aと移動局PS15bとは、基地局CS14bを
介するだけで、内線網13を使用することなく内線通話
ができるため、回線使用効率を向上させることができ
る。
応答信号を基地局CS14bを経由して移動局PS15
aに送信する(ステップS10)。これにより、移動局
PS15aの基地局がCS14aからCS14bに切替
わる処理が完了し、構内交換機12は移動局PSとの間
で使用した内線網13を解放する。このため、移動局P
S15aと移動局PS15bとは、基地局CS14bを
介するだけで、内線網13を使用することなく内線通話
ができるため、回線使用効率を向上させることができ
る。
【0054】(第2実施例)次に、図6は、第2実施例
のPHS11を示す概略構成図であり、システム各部の
構成は図1の場合とほぼ同様であるが、基地局CS14
cが加わり、その基地局CS14cの通信エリアが基地
局CS14aと基地局CS14bとの間に位置する点が
異なっている。
のPHS11を示す概略構成図であり、システム各部の
構成は図1の場合とほぼ同様であるが、基地局CS14
cが加わり、その基地局CS14cの通信エリアが基地
局CS14aと基地局CS14bとの間に位置する点が
異なっている。
【0055】そこで、第2実施例では、図6に示す移動
局PS15aから移動局PS15bに対して内線通話を
行う場合を、図6〜図8を用いて説明する。図7及び図
8は、図6に示す第2実施例における無線通信システム
の通信制御手順を示すシーケンス図である。
局PS15aから移動局PS15bに対して内線通話を
行う場合を、図6〜図8を用いて説明する。図7及び図
8は、図6に示す第2実施例における無線通信システム
の通信制御手順を示すシーケンス図である。
【0056】まず、図7に示すように、移動局PS15
aが発呼信号を基地局CS14aを通して構内交換機1
2に送信する(ステップS11)。次に、発呼信号を受
信した構内交換機12は、着呼側の基地局CS14bへ
呼出信号を送信する(ステップS12)。
aが発呼信号を基地局CS14aを通して構内交換機1
2に送信する(ステップS11)。次に、発呼信号を受
信した構内交換機12は、着呼側の基地局CS14bへ
呼出信号を送信する(ステップS12)。
【0057】構内交換機12から呼出信号を受信した基
地局CS14bは、移動局PS15bへ呼出信号を送信
する(ステップS13)。移動局PS15bは、自分宛
の呼出信号を受信すると、移動局PS15bから基地局
CS14bに対して応答信号を送信する(ステップS1
4)。
地局CS14bは、移動局PS15bへ呼出信号を送信
する(ステップS13)。移動局PS15bは、自分宛
の呼出信号を受信すると、移動局PS15bから基地局
CS14bに対して応答信号を送信する(ステップS1
4)。
【0058】移動局PS15bから応答信号を受信した
基地局CS14bは、構内交換機12に応答信号を送信
する(ステップS15)。ここで、構内交換機12は、
発呼側の移動局PS15aと着呼側の移動局PS15b
とが位置登録されている基地局を把握するとともに、双
方の移動局の位置関係がわかる。本第2実施例では、図
6に示すように、移動局PS15aと着呼側の移動局P
S15bとが離れていて、双方の移動局が通話チャネル
を確立している基地局CS14aと基地局CS14bと
の間に、第3の基地局CS14cがある場合である。こ
のため、上記第1実施例のように、何れか一方の基地局
を共通の基地局とすると一方の通話品質が極端に低下す
ることになる。従って、本第2実施例では、通話品質の
低下を回避するため、構内交換機12が基地局CS14
aと基地局CS14bとの中間に位置する基地局CS1
4cを共通の基地局とするように、移動局PS15a及
び移動局PS15bの双方に対して、既に通話チャネル
の確立されている基地局を、基地局CS14cに切替え
るように指示するCS切替指示信号を送信する。
基地局CS14bは、構内交換機12に応答信号を送信
する(ステップS15)。ここで、構内交換機12は、
発呼側の移動局PS15aと着呼側の移動局PS15b
とが位置登録されている基地局を把握するとともに、双
方の移動局の位置関係がわかる。本第2実施例では、図
6に示すように、移動局PS15aと着呼側の移動局P
S15bとが離れていて、双方の移動局が通話チャネル
を確立している基地局CS14aと基地局CS14bと
の間に、第3の基地局CS14cがある場合である。こ
のため、上記第1実施例のように、何れか一方の基地局
を共通の基地局とすると一方の通話品質が極端に低下す
ることになる。従って、本第2実施例では、通話品質の
低下を回避するため、構内交換機12が基地局CS14
aと基地局CS14bとの中間に位置する基地局CS1
4cを共通の基地局とするように、移動局PS15a及
び移動局PS15bの双方に対して、既に通話チャネル
の確立されている基地局を、基地局CS14cに切替え
るように指示するCS切替指示信号を送信する。
【0059】これを図7で見ると、基地局CS14bか
ら応答信号を受信した構内交換機12は、まず、基地局
CS14aに対して移動局PS15aが基地局をCS1
4aからCS14cに切替えるCS切替指示信号を送信
する(ステップS16)。
ら応答信号を受信した構内交換機12は、まず、基地局
CS14aに対して移動局PS15aが基地局をCS1
4aからCS14cに切替えるCS切替指示信号を送信
する(ステップS16)。
【0060】CS切替指示信号を受信した基地局CS1
4aは、移動局PS15aに対して基地局をCS14c
に切替えるCS切替指示信号を送信する(ステップS1
7)。また、これとほぼ同時に、構内交換機12は、基
地局CS14bに対して移動局PS15bが基地局をC
S14bからCS14cに切替えるCS切替指示信号を
送信する(ステップS18)。
4aは、移動局PS15aに対して基地局をCS14c
に切替えるCS切替指示信号を送信する(ステップS1
7)。また、これとほぼ同時に、構内交換機12は、基
地局CS14bに対して移動局PS15bが基地局をC
S14bからCS14cに切替えるCS切替指示信号を
送信する(ステップS18)。
【0061】CS切替指示信号を受信した基地局CS1
4bは、移動局PS15bに対して基地局をCS14c
に切替えるCS切替指示信号を送信する(ステップS1
9)。このようにして、CS切替指示信号を受信した移
動局PS15a及び移動局PS15bは、基地局をそれ
ぞれCS14cに切替えるCS切替処理が行われる(ス
テップS20)。このCS切替処理が終了すると、移動
局PS15a及びPS15bは、基地局CS14cとの
間で通話チャネルが確立される。
4bは、移動局PS15bに対して基地局をCS14c
に切替えるCS切替指示信号を送信する(ステップS1
9)。このようにして、CS切替指示信号を受信した移
動局PS15a及び移動局PS15bは、基地局をそれ
ぞれCS14cに切替えるCS切替処理が行われる(ス
テップS20)。このCS切替処理が終了すると、移動
局PS15a及びPS15bは、基地局CS14cとの
間で通話チャネルが確立される。
【0062】このように、移動局PS15a及び移動局
PS15bの通話チャネルが確立された基地局が、図6
の矢印で示すCS14a及び基地局CS14bからCS
14cに切替わることにより、基地局CS14cが移動
局PS15aと移動局PS15bの共通の基地局とな
る。従って、これ以降に移動局PS15aと移動局PS
15bとが内線通話する場合は、内線網13を使うこと
なく基地局CS14cを経由するだけで通話可能とな
る。
PS15bの通話チャネルが確立された基地局が、図6
の矢印で示すCS14a及び基地局CS14bからCS
14cに切替わることにより、基地局CS14cが移動
局PS15aと移動局PS15bの共通の基地局とな
る。従って、これ以降に移動局PS15aと移動局PS
15bとが内線通話する場合は、内線網13を使うこと
なく基地局CS14cを経由するだけで通話可能とな
る。
【0063】すなわち、図8に示すように、移動局PS
15aは、基地局CS14cに対して直接発呼信号を送
信すると(ステップS21)、基地局CS14cが移動
局PS15bに対して呼出信号を送信する。
15aは、基地局CS14cに対して直接発呼信号を送
信すると(ステップS21)、基地局CS14cが移動
局PS15bに対して呼出信号を送信する。
【0064】呼出信号を受信した移動局PS15bは、
応答信号を基地局CS14cを経由して移動局PS15
aに送信する(ステップS22)。これにより、移動局
PS15a及び移動局PS15bのそれぞれの基地局が
CS14cに切替わる処理が完了し、構内交換機12は
移動局PS15a及び移動局PS15bとの間で使用し
た内線網13を解放する。このため、移動局PS15a
と移動局PS15bとは、基地局CS14cを介するだ
けで、内線網13を使用せずに内線通話を行うことがで
きることになり、第1実施例の場合と同様に回線使用効
率を向上させることができる。
応答信号を基地局CS14cを経由して移動局PS15
aに送信する(ステップS22)。これにより、移動局
PS15a及び移動局PS15bのそれぞれの基地局が
CS14cに切替わる処理が完了し、構内交換機12は
移動局PS15a及び移動局PS15bとの間で使用し
た内線網13を解放する。このため、移動局PS15a
と移動局PS15bとは、基地局CS14cを介するだ
けで、内線網13を使用せずに内線通話を行うことがで
きることになり、第1実施例の場合と同様に回線使用効
率を向上させることができる。
【0065】以上述べたように、上記第1実施例及び第
2実施例の無線通信システムは、内線通話を行う際に、
構内交換機12が内線通話を行う双方の移動局の事業所
内における位置を把握し、通話品質が極端に低下するこ
とのない共通の基地局を選んで、基地局を切替える必要
のある移動局に対してCS切替指示信号を送信して、接
続可能な基地局を切替えるCS切替処理が行われる。こ
のため、CS切替後は、双方の移動局が内線網13を使
わなくても共通の基地局を介して内線通話が行えるよう
になり、内線通話による内線網13の使用が少なくなっ
てトラフィック量が減少するので、回線利用効率を向上
させることができる。
2実施例の無線通信システムは、内線通話を行う際に、
構内交換機12が内線通話を行う双方の移動局の事業所
内における位置を把握し、通話品質が極端に低下するこ
とのない共通の基地局を選んで、基地局を切替える必要
のある移動局に対してCS切替指示信号を送信して、接
続可能な基地局を切替えるCS切替処理が行われる。こ
のため、CS切替後は、双方の移動局が内線網13を使
わなくても共通の基地局を介して内線通話が行えるよう
になり、内線通話による内線網13の使用が少なくなっ
てトラフィック量が減少するので、回線利用効率を向上
させることができる。
【0066】なお、上記実施例では、図5及び図7にお
いて、CS切替信号を移動局に送信した後、CS切替処
理(ステップS8、ステップS20)を行っているが、
この処理は必ずしも必要ではなく、各移動局がCS切替
信号をそれぞれ受信すると、自動的に所定の基地局の通
話チャネルに切替えて基地局を切替わるようにすれば、
上記したCS切替処理を省略することもできる。また、
上記実施例では、事業所内におけるPHSに適用した
が、これに限定されるものではなく、所定の通信エリア
内で通信を行う無線通信システムであれば、種々の通信
システムに適用することができる。
いて、CS切替信号を移動局に送信した後、CS切替処
理(ステップS8、ステップS20)を行っているが、
この処理は必ずしも必要ではなく、各移動局がCS切替
信号をそれぞれ受信すると、自動的に所定の基地局の通
話チャネルに切替えて基地局を切替わるようにすれば、
上記したCS切替処理を省略することもできる。また、
上記実施例では、事業所内におけるPHSに適用した
が、これに限定されるものではなく、所定の通信エリア
内で通信を行う無線通信システムであれば、種々の通信
システムに適用することができる。
【0067】
【発明の効果】請求項1記載の無線通信システムによれ
ば、無線通信を行う複数の移動局のうち、自通信エリア
内の移動局毎に無線接続が可能な基地局との間で電波を
送受信し、所定エリア内の前記基地局同士をローカルエ
リア回線網で接続し、回線網制御手段により前記ローカ
ルエリア回線網の回線接続制御を行うとともに、回線網
制御手段が送信する基地局切替信号により発信側移動局
と着信側移動局を無線接続可能な共通の基地局に切替え
るようにする。
ば、無線通信を行う複数の移動局のうち、自通信エリア
内の移動局毎に無線接続が可能な基地局との間で電波を
送受信し、所定エリア内の前記基地局同士をローカルエ
リア回線網で接続し、回線網制御手段により前記ローカ
ルエリア回線網の回線接続制御を行うとともに、回線網
制御手段が送信する基地局切替信号により発信側移動局
と着信側移動局を無線接続可能な共通の基地局に切替え
るようにする。
【0068】従って、発信側移動局と着信側移動局との
間で無線通信を行う場合に、双方の移動局のそれぞれの
自通信エリア内に共通の基地局がある場合は、回線網制
御手段が基地局切替信号を送信することにより、無線接
続された共通の基地局となる。このため、この共通の基
地局を介して内線通話することにより回線の利用効率が
飛躍的に向上する。
間で無線通信を行う場合に、双方の移動局のそれぞれの
自通信エリア内に共通の基地局がある場合は、回線網制
御手段が基地局切替信号を送信することにより、無線接
続された共通の基地局となる。このため、この共通の基
地局を介して内線通話することにより回線の利用効率が
飛躍的に向上する。
【0069】請求項2記載の無線通信システムによれ
ば、回線網制御手段が基地局切替信号を発信側移動局あ
るいは着信側移動局のどちらか一方に送信する。従っ
て、どちらか一方の移動局が無線接続されている基地局
を共通の基地局とする場合は、他方の移動局の基地局の
みを切替えるだけで容易に基地局の共通化が図れ、回線
の利用効率が飛躍的に向上する。
ば、回線網制御手段が基地局切替信号を発信側移動局あ
るいは着信側移動局のどちらか一方に送信する。従っ
て、どちらか一方の移動局が無線接続されている基地局
を共通の基地局とする場合は、他方の移動局の基地局の
みを切替えるだけで容易に基地局の共通化が図れ、回線
の利用効率が飛躍的に向上する。
【0070】請求項3記載の無線通信システムによれ
ば、回線網制御手段が基地局切替信号を発信側移動局及
び着信側移動局の双方に送信する。従って、双方の移動
局が無線接続されている基地局以外の基地局が共通の基
地局となる場合は、双方の移動局の基地局に対して基地
局切替信号を送信することにより基地局の共通化が図
れ、回線の利用効率が飛躍的に向上する。
ば、回線網制御手段が基地局切替信号を発信側移動局及
び着信側移動局の双方に送信する。従って、双方の移動
局が無線接続されている基地局以外の基地局が共通の基
地局となる場合は、双方の移動局の基地局に対して基地
局切替信号を送信することにより基地局の共通化が図
れ、回線の利用効率が飛躍的に向上する。
【0071】請求項4記載の携帯無線通信装置によれ
ば、無線接続可能な基地局との間で電波を送受信し、基
地局から送られてくる基地局を切替えるための基地局切
替信号に基づいて無線移動端末の無線接続可能な基地局
を切替える。従って、無線移動端末は、基地局切替信号
によって無線接続可能な基地局を切替えることができる
ため、基地局の共通化を図って、基地局を介した内線通
話を行うことができる。
ば、無線接続可能な基地局との間で電波を送受信し、基
地局から送られてくる基地局を切替えるための基地局切
替信号に基づいて無線移動端末の無線接続可能な基地局
を切替える。従って、無線移動端末は、基地局切替信号
によって無線接続可能な基地局を切替えることができる
ため、基地局の共通化を図って、基地局を介した内線通
話を行うことができる。
【図1】第1実施例のPHSを示す概略構成図。
【図2】図1の基地局内部の構成を示すブロック図。
【図3】図2のTDMA処理部における信号の伝送処理
を説明する図。
を説明する図。
【図4】図1の移動局の構成を示すブロック図。
【図5】図1に示す第1実施例の無線通信システムに係
る通信制御手順を示すシーケンス図。
る通信制御手順を示すシーケンス図。
【図6】第2実施例のPHSを示す概略構成図。
【図7】図6に示す第2実施例における無線通信システ
ムの通信制御手順を示すシーケンス図。
ムの通信制御手順を示すシーケンス図。
【図8】図6に示す第2実施例における無線通信システ
ムの通信制御手順を示すシーケンス図。
ムの通信制御手順を示すシーケンス図。
【図9】従来の事業所用のPHSを示す概略構成図。
11 PHS 12 構内交換機 13 内線網 14 CS(基地局) 15 PS(移動局) 16 公衆網 21 アンテナ 22 高周波部 23 モデム 24 TDMA処理部 24a スロット 24b スイッチング部 25 スピーチコーデック部 26 PCMコーデック部 27 制御部 28 ROM 29 RAM 30 バス 41 入力データ 42 出力データ 51 アンテナ 52 無線部 53 音声変換回路 54 スピーカ 55 マイク 56 キー入力部 57 ROM 58 RAM 59 液晶表示部 60 制御部
Claims (4)
- 【請求項1】無線通信を行う複数の移動局と、 前記複数の移動局のうち自通信エリア内の所定の移動局
毎に無線接続が可能で、その無線接続した移動局との間
で電波を送受信する基地局と、 所定エリア内の前記基地局同士を通信回線で接続するロ
ーカルエリア回線網と、 前記ローカルエリア回線網の回線接続制御を行う回線網
制御手段と、 を備えた無線通信システムであって、 前記回線網制御手段は、 発信側移動局と着信側移動局を無線接続可能な共通の基
地局に切替える基地局切替信号を送信することを特徴と
する無線通信システム。 - 【請求項2】前記回線網制御手段は、基地局切替信号を
発信側移動局あるいは着信側移動局のどちらか一方に送
信することを特徴とする請求項1記載の無線通信システ
ム。 - 【請求項3】前記回線網制御手段は、基地局切替信号を
発信側移動局及び着信側移動局に送信することを特徴と
する請求項1記載の無線通信システム。 - 【請求項4】無線接続可能な基地局との間で電波を送受
信する携帯無線通信装置において、 前記基地局からの基地局を切替える基地局切替信号に基
づいて前記無線移動端末の無線接続可能な基地局を切替
えることを特徴とする携帯無線通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7100348A JPH08275244A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 無線通信システム及び携帯無線通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7100348A JPH08275244A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 無線通信システム及び携帯無線通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08275244A true JPH08275244A (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=14271606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7100348A Pending JPH08275244A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 無線通信システム及び携帯無線通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08275244A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007235617A (ja) * | 2006-03-01 | 2007-09-13 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 無線通信システム |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP7100348A patent/JPH08275244A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007235617A (ja) * | 2006-03-01 | 2007-09-13 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 無線通信システム |
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