JPH0963966A - 気相成長装置 - Google Patents

気相成長装置

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JPH0963966A
JPH0963966A JP21596595A JP21596595A JPH0963966A JP H0963966 A JPH0963966 A JP H0963966A JP 21596595 A JP21596595 A JP 21596595A JP 21596595 A JP21596595 A JP 21596595A JP H0963966 A JPH0963966 A JP H0963966A
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JP
Japan
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wafer
orientation flat
mounting portion
heater
susceptor
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JP21596595A
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English (en)
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Kazuhiro Tanaka
中 一 宏 田
Tadahide Hoshi
忠 秀 星
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ウェーハのワレ、カケ、スリップ、パーティ
クル等を防止でき、均一性に優れた膜厚を形成できる気
相成長装置を提供する。 【解決手段】 半導体ウェーハの形状に合致するよう凹
陥され半導体ウェーハの周辺部を載置支持する庇状のウ
ェーハ載置部20を有する回転可能なサセプタ5と、ウ
ェーハ載置部上に載置される半導体ウェーハの下面中心
位置から所定半径領域を加熱する第1ヒータ8と、ウェ
ーハ載置部20の下位にあって半導体ウェーハの周辺を
ウェーハ載置部を介して間接加熱する第2ヒータ9とを
備え、ウェーハ載置部におけるオリエンテーションフラ
ット部6aが位置するオリエンテーションフラット載置
部20aを、このオリエンテーションフラット載置部以
外のウェーハ載置部の部分に比べて熱容量がより小さく
なるように形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は気相成長装置に係
り、特にサセプタに載置されたオリエンテーションフラ
ット部が形成された半導体ウェーハに薄膜を形成させる
気相成長装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体基板の表面にエピタキシャル成長
層を形成するエピタキシャル成長装置は、近年益々高集
積化される半導体に対応するため、その成長層の膜厚を
基板全面で均一にかつ高精度に制御することが必要とさ
れている。また、半導体基板の材料効率向上のため大口
径化も進んでいる。
【0003】これらを実現するためにエピタキシャル成
長装置は、その技術的重要度を従来のバッチ式処理型か
ら枚葉式処理型へ移行させつつある。このことはCVD
に適用される装置においても同様である。枚葉式処理型
でキーポイントとなるのはスループットに関するもので
ある。スループットの向上のためには、加熱冷却の時間
やウェーハの搬送時間の短縮化とエピタキシャル成長速
度を高速化することが考えられる。エピタキシャル成長
速度の高速化については、ウェーハを数百回転以上の高
速で回転させることにより、ウェーハ近傍の気圧が低く
なりウェーハ上方から送られる反応ガスをウェーハ表面
に引き寄せ(ポンプ効果)るとともに、エピタキシャル
成長反応の進行するウェーハ表面直上の境界層を遠心力
により均一化させて薄化し、反応ガスの供給効率を上げ
て成長速度の高速化を図っている。
【0004】図1に、基本的な枚葉型気相成長装置の概
略を示す。気相成長室1の上部のガス供給口2により整
流板3を通して反応ガスを流入させ、ウェーハ導入部4
より支持台となるサセプタ5の上に導入載置したウェー
ハ6をサセプタ5ごと回転軸7を中心に回転させ、同心
円状に中心部にある第1ヒータ8と周辺部にある第2ヒ
ータ9とによりウェーハ6を下方から加熱し、ウェーハ
6表面に成膜する機構を有している。反応ガスは気相成
長室1の下部にある排気口10より排気される。気相成
長室1の上部には放射温度計11が設けられれ温度制御
を行なっている。
【0005】図2に、サセプタ5に載置されたウェーハ
6を第1ヒータ8と第2ヒータ9とにより加熱する状態
を示す。図2(a)は図3における線OAから見た断面
図であり、図2(b)は図3における線OBから見た断
面図である。
【0006】図3に示すように、ウェーハ6にはオリエ
ンテーションフラット部6aが形成されている。サセプ
タ5にはウェーハ6の形状に合致するよう凹陥されウェ
ーハ6の周辺部を載置支持する庇状のウェーハ載置部1
5が設けられている。ウェーハ載置部15には、オリエ
ンテーションフラット部6aの形状と合致するオリエン
テーションフラット載置部(以下:オリフラ載置部と称
する)15aが形成されており、オリエンテーションフ
ラット部6aはオリエンテーションフラット載置部15
aに位置している。
【0007】第1ヒータ8はウェーハ載置部15上に載
置されるウェーハ6の下面中心位置から所定半径領域を
加熱する。第2ヒータ9、ウェーハ載置部15の下位に
あってウェーハ6の周辺をウェーハ載置部15を介して
間接加熱する。半導体ウェーハ6を中心位置から周辺位
置に至るまで均一な温度に加熱されるように、第1ヒー
タ8と第2ヒータ9とは独立に温度制御されるようにな
っており、ウェーハ6の周辺をウェーハ載置部15を介
して間接加熱する第2ヒータ9が第1ヒータ8に比べて
高い温度に制御される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図2(a)に示すよう
に、オリエンテーションフラット部6a以外のウェーハ
6の周辺部は、ウェーハ載置部15を介して第2ヒータ
9によって加熱される。これに対して、図2(b)に示
すように、オリエンテーションフラット部6a近傍のウ
ェーハ6の周辺部は、ウェーハ載置部15を介して第1
ヒータ8によって加熱される。
【0009】第1ヒータ8は第2ヒータ9よりも低温度
で制御されているので、第1ヒータ8で加熱されるオリ
エンテーションフラット部6a近傍は、第2ヒータ9で
加熱されるオリエンテーションフラット部6a以外のウ
ェーハ6の周辺部に比べて、温度が低くなり、次のよう
な問題点があった。
【0010】すなわち、オリエンテーションフラット部
6aを有するウェーハ6における薄膜形成においては、
ウェーハ6の面内において大きく温度差が生じるため、
スリップ等の結晶欠陥が発生しやすくウェーハ6のワ
レ、カケ、スリップ、パーティクル等の原因になり、ま
た気相成長される膜厚の均一性が低下するという問題で
ある。
【0011】そこで本発明の目的は、上記従来技術の有
する問題を解消し、ウェーハのワレ、カケ、スリップパ
ーティクル等を防止でき、均一性に優れた膜厚を形成で
きる気相成長装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、半導体ウェーハ上に気相成長させる気相
成長装置であって、オリエンテーションフラット部が形
成された半導体ウェーハの形状に合致するよう凹陥され
半導体ウェーハの周辺部を載置支持する庇状のウェーハ
載置部を有する回転可能なサセプタと、前記ウェーハ載
置部上に載置される半導体ウェーハの下面中心位置から
所定半径領域を加熱する第1ヒータと、前記ウェーハ載
置部の下位にあって半導体ウェーハの周辺を前記ウェー
ハ載置部を介して間接加熱する第2ヒータとを備え、前
記ウェーハ載置部における前記オリエンテーションフラ
ット部が位置するオリエンテーションフラット載置部
を、このオリエンテーションフラット載置部以外の前記
ウェーハ載置部の部分に比べて熱容量がより小さくなる
ように形成したことを特徴とする。
【0013】また、好適には、前記オリエンテーション
フラット載置部を、このオリエンテーションフラット載
置部以外の前記ウェーハ載置部の部分に比べて材料容積
をより小さく形成する。
【0014】また、好適には、前記オリエンテーション
フラット載置部を薄肉状に形成する。
【0015】また、好適には、前記オリエンテーション
フラット載置部を、このオリエンテーションフラット載
置部以外の前記ウェーハ載置部の部分に比べて熱容量の
より小さい材料で形成する。
【0016】ウェーハ載置部に載置された半導体ウェー
ハのオリエンテーションフラット部の近傍部分は、オリ
エンテーションフラット載置部を介して第2ヒータより
低温度で温度制御された第1ヒータによって加熱され
る。オリエンテーションフラット載置部を、このオリエ
ンテーションフラット載置部以外のウェーハ載置部の部
分に比べて熱容量がより小さくなるように形成し、オリ
エンテーションフラット載置部で吸収される熱量を小さ
くなるようにする。
【0017】オリエンテーションフラット載置部をこの
オリエンテーションフラット載置部以外のウェーハ載置
部の部分に比べて熱容量がより小さくなるように形成す
るためには、オリエンテーションフラット載置部以外の
ウェーハ載置部の部分に比べて材料容積をより小さく、
例えば、オリエンテーションフラット載置部を薄肉状に
形成する。また、オリエンテーションフラット載置部を
このオリエンテーションフラット載置部以外のウェーハ
載置部の部分に比べて熱容量のより小さい材料で形成す
る。
【0018】この結果、第2ヒータより低温度で温度制
御された第1ヒータで加熱されるオリエンテーションフ
ラット部の近傍と、第2ヒータで加熱されるオリエンテ
ーションフラット部以外の周辺部との間に温度差がない
ようにすることが可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の好
適な実施の形態を示す。本実施形態例の気相成長装置
は、概略構成は図1に示した枚葉型気相成長装置と同様
である。図1において、気相成長室1の上部のガス供給
口2により整流板3を通して反応ガスを流入させるよう
になっている。ウェーハ6はウェーハ導入部4より導入
され、支持台となるサセプタ5の上に載置される。ウェ
ーハ6はサセプタ5とともに回転軸7を中心に回転され
るようになっている。サセプタ5およびウェーハ6を加
熱するヒータとして、同心円状に中心部にある円板状の
第1ヒータ8と周辺部にある環状の第2ヒータ9とが固
定して配設されている。
【0020】図5に示すように、ウェーハ6にはオリエ
ンテーションフラット部6aが形成されている。サセプ
タ5にはウェーハ6の形状に合致するよう凹陥されウェ
ーハ6の周辺部を載置支持する庇状のウェーハ載置部2
0が設けられている。ウェーハ載置部20には、オリエ
ンテーションフラット部6aの形状と合致するオリエン
テーションフラット載置部(以下:オリフラ載置部と称
す)20aが形成されており、オリエンテーションフラ
ット部6aはオリフラ載置部20aに位置している。
【0021】サセプタ5のウェーハ載置部20はウェー
ハ6の外周規格の公差やハンドラーのサセプタ5への搬
送公差等を考慮し、半径方向に1mm程度の余裕をもた
せてある。また、その材厚も均一に熱が伝わるように一
様に仕上げられている。
【0022】図4に、サセプタ5に載置されたウェーハ
6を第1ヒータ8と第2ヒータ9とにより加熱する状態
を示す。図4(a)は図5における線OAから見た断面
図であり、図4(b)は図5における線OBから見た断
面図である。図4に示すように、サセプタ5の周辺部は
厚肉に形成されており、ウェーハ載置部20は周辺部に
比べて薄肉に形成されている。ウェーハ載置部20のう
ち、オリフラ載置部20aは下面が削落されており、ウ
ェーハ載置部20の他の部分に比べてさらに薄肉に形成
されている。
【0023】第1ヒータ8はウェーハ載置部15上に載
置されるウェーハ6の下面中心位置から所定半径領域を
加熱する。第2ヒータ9、ウェーハ載置部20の下位に
あってウェーハ6の周辺をウェーハ載置部20を介して
間接加熱する。半導体ウェーハ6を中心位置から周辺位
置に至るまで均一な温度で加熱されるように、第1ヒー
タ8と第2ヒータ9とは独立に温度制御されるようにな
っており、ウェーハ6の周辺をウェーハ載置部20を介
して間接加熱する第2ヒータ9が第1ヒータ8に比べて
高い温度に制御される。
【0024】次に具体的実施形態例について説明する。
図1に示す枚葉型気相成長装置にて、図2に示す従来例
のオリフラ載置部15aが形成されたウェーハ載置部1
5を有するサセプタ5と、図4に示す本実施形態例のオ
リフラ載置部20aが形成されたウェーハ載置部20を
有するサセプタ5とを用いて比較した。
【0025】図2に示す従来例のウェーハ載置部15
は、オリフラ載置部15aを含め全周を0.5mmの肉
厚に加工して形成されており、図4に示す本実施形態例
のウェーハ載置部20は、オリフラ載置部20aを0.
4mmの肉厚に加工しウェーハ載置部15の他の部分を
0.5mmの肉厚に加工した。
【0026】(1) 実施例1 150mmφウェーハ6に厚さ2.0μm狙いでエピタ
キシャル層を形成した。エピタキシャル層の成長条件
は、H2 :30l/min、SiH2 Cl2 :100c
c/min、B2 H6 :30cc/minの反応ガスを
用い、サセプタ5は1500rpmで回転させ、4分間
気相成長させた。
【0027】この時、成長温度を1150℃とするた
め、第1ヒータ8は1150℃、第2ヒータ9は120
0℃に温度制御した。
【0028】図4に示すオリフラ載置部20aを有する
本実施形態例のサセプタ5を用いた場合の結果を図7に
示す。図7からわかるように、オリエンテーションフラ
ット部6aで発生したスリップは長さ2〜3mmと短
く、本数もわずかであった。
【0029】この実施例1の結果によれば、図4に示す
ようにオリフラ載置部20aを薄肉で形成したことによ
り、ウェーハ6の全体で温度差が生じないようにするこ
とができ、スリップの発生を抑制できることがわかる。
【0030】(2) 実施例2 実施例1と同じ条件の下で、図2に示す従来例のオリフ
ラ載置部15aを有するサセプタ5を用いた場合の結果
を図6に示す。図6からわかるように、ウェーハ6の外
周部において長さ2〜3mmのスリップが十数本発生
し、特にオリエンテーションフラット部6aでは長さ1
0〜15mmの長さのスリップが十数本、集中して発生
しているのが確認された。
【0031】(3) 実施例3 図2に示す従来例のオリフラ載置部15aを有するサセ
プタ5を用い、第1ヒータ8の制御温度を1150℃の
ままで、第2ヒータ9の制御温度を1220℃に上げ、
オリエンテーションフラット部6aの温度が低下しない
ように試みた。
【0032】この結果、図8に示すように、オリエンテ
ーションフラット部6aのスリップは2〜3mmの長さ
に抑止できたが、オリエンテーションフラット部6a以
外の他の外周部において長さ10〜20mmのスリップ
が多発してしまい、さらにウェーハ6の中央においても
スリップの発生が見られた。
【0033】この第3実施例の結果によれば、第2実施
例における場合に比べてオリエンテーションフラット部
6aの温度を相対的に高くした場合にも、従来例のオリ
フラ載置部15aを有するサセプタ5を用いた場合に
は、ウェーハ6上の温度差によるスリップの生成を抑止
することができないことがわかった。
【0034】(4) 実施例4 図2に示す従来例のサセプタ5を用いた場合と、図4に
示す本発明のサセプタ5と用いた場合とで、ウェーハ6
についてエピタキシャル層の厚さのバラツキを比較し
た。
【0035】従来例の場合ではエピタキシャル層を成長
させたウェーハ6では、中央の厚さが2.0μm、中央
より外周へ70mm地点における厚さが1.8μm、中
央よりオリエンテーションフラットに向かって70mm
地点における厚さが1.5μmであった。
【0036】これに対して、図4に示す本発明のサセプ
タ5を用いた場合のウェーハ6では、その厚さは、中央
で2.0μm、中央よりオリエンテーションに向かって
70mm地点でも1.8μmであり、局部的な薄化は発
生していなことが確認された。
【0037】以上、図4に示した本発明の実施形態例の
構成によれば、オリフラ載置部20aを薄肉で形成した
ので、図2に示す従来例に比べて、ウェーハ6の面内に
おいて温度差を抑制でき、スリップ等の結晶欠陥が発生
しにくいようにすることができ、また膜厚の均一性を高
めることができた。
【0038】次に、本発明の他の実施形態例について説
明する。気相成長させるエピタキシャル層の均一化を図
るため反応させながらウェーハ6を高速回転させる場合
に、ウェーハ6の回転ズレが生じる恐れがある。
【0039】本実施形態例を説明する前に、これに対応
する従来技術について説明する。図9は、熱膨張が生じ
ないとした場合を示す。図9(a)にサセプタ5のウェ
ーハ載置部15に載置されたウェーハ6を示し、図9
(b)に、ウェーハ載置部15の壁面とウェーハ6の周
辺端面との隙間25を示す。
【0040】図10では、サセプタ5の熱膨張を生じた
場合を示す。図10(a)における一点鎖線26に示す
線上において、すなわちウェーハ6の直径分より長さが
短くなる部分では、図10(c)に示すように降温後に
ウェーハ6の周辺端部がウェーハ載置部15の対向する
壁面に挟まれててしまう。このため、ウェーハ6が割れ
たりする問題が生じていた。なお、10(b)に示すよ
うに、オリエンテーションフラット部6aでは隙間25
が大きく形成される。
【0041】これらの従来技術に対して、本実施形態例
では、まず図11に示すように、ウェーハ載置部30を
円形に形成する。これによって、オリエンテーションフ
ラット部6aを有するウェーハ6がウェーハ載置部30
内で回転した場合にでも図11(b)に示すようにウェ
ーハ載置部30の壁面で接触することがない。
【0042】さらに、図11に、上述の従来技術に対す
る本発明の他の実施形態例を示す。図11に示した例で
は、ウェーハ6が回転する可能性がある。そこで、図1
2に示す例では、図4に示したウェーハ載置部20のオ
リフラ載置部15aを薄肉に形成するとともに、ウェー
ハ6がウェーハ載置部20上で回転することを防止する
ために、オリフラ載置部15aに2本の回転止めピン3
5、35を植設した例である。
【0043】本実施形態例によれば、オリフラ載置部1
5aを薄肉に形成するととも回転止めピン35、35を
設けたのでウェーハが挟まれて割れるということなく、
ウェーハ6にスリップ等の発生を抑止することができ
た。
【0044】次に、本発明のさらに他の実施形態例につ
いて説明する。上述の実施形態例においては、ウェーハ
載置部におけるオリフラ載置部を、オリフラ載置部以外
のウェーハ載置部の部分に比べて熱容量がより小さくな
るように形成する一例として、図4等に示したように、
オリフラ載置部20aの材料容積を小さくする例とし
て、薄肉状に形成する例を示した。しかし、オリフラ載
置部20aを薄肉状に形成する代わりに、例えばオリフ
ラ載置部の上面あるいは下面に溝等の列を堀り、オリフ
ラ載置部の材料容積を小さくしてもよい。
【0045】さらに、ウェーハ載置部におけるオリフラ
載置部を、オリフラ載置部以外のウェーハ載置部の部分
に比べて熱容量がより小さくなるように形成する例とし
ては、オリフラ載置部の材料容積を小さくする代わり
に、オリフラ載置部をオリフラ載置部以外のウェーハ載
置部の部分に比べて熱容量のより小さく材料で形成して
もよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構成によ
れば、ウェーハ載置部におけるオリフラ載置部を、オリ
フラ載置部以外のウェーハ載置部の部分に比べて熱容量
がより小さくなるように形成したので、オリエンテーシ
ョンフラット部を有するウェーハにおける薄膜形成にお
いては、ウェーハの面内において温度差が生じるないよ
うにでき、ウェーハのワレ、カケ、スリップパーティク
ル等を防止でき、均一性に優れた膜厚を形成できる気相
成長装置を提供することである。
【図面の簡単な説明】
【図1】枚葉型気相成長装置の概略構成を示す断面図。
【図2】従来のサセプタと第1ヒータと第2ヒータとの
配置関係について、オリエンテーションフラット部につ
いて図3の線OBから見た断面図(b)と、オリエンテ
ーションフラット部からはずれた部分について図3の線
OAから見た断面図(a)。
【図3】オリエンテーションフラット部を有するウェー
ハと、サセプタのウェーハ載置部と、ウェーハ載置部の
オリフラ載置部と、第1ヒータの配置関係を示す平面
図。
【図4】本発明のサセプタのウェーハ載置部と、ウェー
ハ載置部のオリフラ載置部と、第1ヒータと第2ヒータ
の配置関係を示す断面図であり、オリエンテーションフ
ラット部について図5の線OBから見た断面図(b)
と、オリエンテーションフラット部からはずれた部分に
ついて図5の線OAから見た断面図(a)。
【図5】図4におけるオリフラ載置部の近傍を拡大して
示す平面図。
【図6】図2に示す従来のサセプタを用い、エピタキシ
ャル成長させたウェーハに発生したスリップの状況を示
す図。
【図7】図4に示す本発明のサセプタを用い、エピタキ
シャル成長させたウェーハに発生したスリップの状況を
示す図。
【図8】図2に示す従来のサセプタを用い、オリエンテ
ーションフラット部にスリップが発生しないように意図
し第2ヒータの温度を上げてエピタキシャル成長させた
場合に、オリエンテーションフラット以外の外周に発生
したスリップ及びウェーハ中央に発生したスリップの状
況を示す図。
【図9】オリエンテーションフラット部の形状に合致す
るように形成されたウェーハ載置部に載置されたウェー
ハを示す平面図。
【図10】図9においてウェーハ載置部に載置されたウ
ェーハが回転ズレを起こした場合を示す平面図(a)
と、線26上で対向する部分27、28を示す断面図
(c)と、部分29を示す断面図(b)。
【図11】ウェーハが回転ズレを起こしてもウェーハ載
置部の壁面とぶつからないように、ウェーハ載置部を形
成したことを示す平面図(a)と、(a)に示す位置か
ら回転した状態を示す平面図(b)と断面図(c)。
【図12】図4におけるオリフラ載置部に、さらに回転
ズレも起こさないように回転止めピンを植設した例を示
す断面図(a)と斜視図(b)。
【符号の説明】
1 気相成長室 2 反応ガス供給口 3 整流板 4 ウェーハ導入口 5 サセプタ 6 ウェーハ 6a オリエンテーションフラット部 7 回転軸 8 第1ヒータ 9 第2ヒータ 10 排気口 11 放射温度計 15 ウェーハ載置部 15a オリフラ載置部(オリエンテーションフラット
載置部) 20 ウェーハ載置部 20a オリフラ載置部(オリエンテーションフラット
載置部) 25 隙間 30 ウェーハ載置部 35 回転止めピン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体ウェーハ上に気相成長させる気相成
    長装置であって、オリエンテーションフラット部が形成
    された半導体ウェーハの形状に合致するよう凹陥され半
    導体ウェーハの周辺部を載置支持する庇状のウェーハ載
    置部を有する回転可能なサセプタと、前記ウェーハ載置
    部上に載置される半導体ウェーハの下面中心位置から所
    定半径領域を加熱する第1ヒータと、前記ウェーハ載置
    部の下位にあって半導体ウェーハの周辺を前記ウェーハ
    載置部を介して間接加熱する第2ヒータとを備え、前記
    ウェーハ載置部における前記オリエンテーションフラッ
    ト部が位置するオリエンテーションフラット載置部を、
    このオリエンテーションフラット載置部以外の前記ウェ
    ーハ載置部の部分に比べて熱容量がより小さくなるよう
    に形成したことを特徴とする気相成長装置。
  2. 【請求項2】前記オリエンテーションフラット載置部
    を、このオリエンテーションフラット載置部以外の前記
    ウェーハ載置部の部分に比べて材料容積をより小さく形
    成したことを特徴とする請求項1に記載の気相成長装
    置。
  3. 【請求項3】前記オリエンテーションフラット載置部を
    薄肉状に形成したことを特徴とする請求項2に記載の気
    相成長装置。
  4. 【請求項4】前記オリエンテーションフラット載置部
    を、このオリエンテーションフラット載置部以外の前記
    ウェーハ載置部の部分に比べて熱容量のより小さい材料
    で形成したことを特徴とする請求項1に記載の気相成長
    装置。
JP21596595A 1995-08-24 1995-08-24 気相成長装置 Withdrawn JPH0963966A (ja)

Priority Applications (1)

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JP21596595A JPH0963966A (ja) 1995-08-24 1995-08-24 気相成長装置

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JPH0963966A true JPH0963966A (ja) 1997-03-07

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ID=16681180

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