JPH0962267A - 吸音材 - Google Patents

吸音材

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JPH0962267A
JPH0962267A JP7238979A JP23897995A JPH0962267A JP H0962267 A JPH0962267 A JP H0962267A JP 7238979 A JP7238979 A JP 7238979A JP 23897995 A JP23897995 A JP 23897995A JP H0962267 A JPH0962267 A JP H0962267A
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JP
Japan
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foreign matter
resonator
absorbing material
sound absorbing
helmholtz
Prior art date
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JP7238979A
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English (en)
Inventor
Toshinori Shimokawa
俊徳 下川
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Nok Megulastik Co Ltd
Original Assignee
Nok Megulastik Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付板1および共鳴器形成板2を組み合わせ
てヘルムホルツ共鳴器4を設けた吸音材について、小石
等の異物がヘルムホルツ共鳴器4内へ侵入しにくい構造
の吸音材を提供する。 【解決手段】 複数のヘルムホルツ共鳴器4の端壁5を
互いに同一平面6上に配置し、この複数の端壁5に不織
布等よりなる異物侵入防止膜7を平板状に貼り付けるこ
とにして、小石等の異物がヘルムホルツ共鳴器4内へ侵
入しにくい構造とした。また各ヘルムホルツ共鳴器4の
端壁5に音響孔8を複数、設けることにして、各音響孔
8の開口面積を小さくし、これにより小石等の異物がヘ
ルムホルツ共鳴器4内へ侵入しにくい構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車産業等にお
いて騒音対策の一環として用いられる吸音材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図5に示すように、取付板5
1および共鳴器形成板52を組み合わせてヘルムホルツ
共鳴器53を設けた吸音材が知られているが、この従来
技術においては、各ヘルムホルツ共鳴器53の端壁54
に円形の音響孔55が一つずつ設けられている(特開平
4−225398号公報参照)。
【0003】音響孔55の大きさ(開口面積)は、各ヘ
ルムホルツ共鳴器53に設定される共鳴周波数にしたが
って自と定められるもので、したがってこの従来技術に
おいては、音響孔55の数が一つであって、かつその開
口形状が円形であるために、音響孔55が比較的大きな
開口として設けられている。
【0004】したがってこの従来技術によると、比較的
大きな開口である音響孔55からヘルムホルツ共鳴器5
3内へ小石等の異物(図示せず)が侵入し易く、小石等
の異物が侵入した場合には、これを原因として、以下の
問題が生じている。 ヘルムホルツ共鳴器53内へ小石等の異物が侵入す
ると、ヘルムホルツ共鳴器53内の容積が減少して共鳴
周波数が変化するために、吸音性能が悪化する。 車両走行時の振動等によって小石等の異物がヘルム
ホルツ共鳴器53内で踊るために、気になる衝突音が発
生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、取付板および共鳴器形成板を組み合わせてヘルムホ
ルツ共鳴器を設けた吸音材において、小石等の異物がヘ
ルムホルツ共鳴器内へ侵入しにくい構造の吸音材を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1による吸音材は、取付板および共
鳴器形成板を組み合わせてヘルムホルツ共鳴器を設けた
吸音材において、複数のヘルムホルツ共鳴器の端壁を互
いに同一平面上に配置して、この複数の端壁に不織布等
よりなる異物侵入防止膜を平板状に貼り付けることにし
た。
【0007】また本発明の請求項2による吸音材は、取
付板および共鳴器形成板を組み合わせてヘルムホルツ共
鳴器を設けた吸音材において、各ヘルムホルツ共鳴器の
端壁に音響孔を複数、設けることにした。
【0008】
【作用】上記構成を備えた本発明の請求項1による吸音
材のように、複数のヘルムホルツ共鳴器の端壁が互いに
同一平面上に配置されて、この複数の端壁に不織布等よ
りなる異物侵入防止膜が平板状に貼り付けられている
と、この不織布等よりなる異物侵入防止膜が遮蔽層とし
て作用するために、小石等の異物が侵入するのを有効に
防止することが可能となる。また上記構成において「複
数のヘルムホルツ共鳴器の端壁を互いに同一平面上に配
置」して、この複数の端壁に不織布等よりなる異物侵入
防止膜を「平板状」に貼り付けたのは、不織布等よりな
る異物侵入防止膜の取付性を良好にするためであり、コ
スト減を目指したものである。尚、この点について上記
公報には「音源に向いた面を付加的に、結合剤を備えた
不織布で被覆する」旨の記載があるが(上記公報に掲載
された図5とその説明参照)、この記載に係る従来技術
と本願の請求項1に係る発明とは、この「」内の構成に
おいて相違している。
【0009】また上記構成を備えた本発明の請求項2に
よる吸音材のように、各ヘルムホルツ共鳴器の端壁に音
響孔が複数、設けられていると、この複数の音響孔の開
口面積の和が上記従来技術における一つの音響孔の開口
面積と略同じに設定されることになり、この分、各音響
孔の開口面積が従来より小さくなって、小石等の異物が
侵入しにくくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】「複数のヘルムホルツ共鳴器の端
壁を互いに同一平面上に配置」することの好適な実施の
形態は、所定の領域内にある全てのヘルムホルツ共鳴器
の端壁を互いに同一平面上に配置することであり、この
場合には、この全ての端壁に不織布等よりなる異物侵入
防止膜が平板状に貼り付けられる。またこの場合には
「同一平面上」の「平面」が取付板に対して傾斜した状
態(非平行状態)に配置されるのが通常であって、これ
により各ヘルムホルツ共鳴器に互いに異なる共鳴周波数
が設定される。異物侵入防止膜の好適な例は不織布であ
り、中でもPETが適している。
【0011】また各ヘルムホルツ共鳴器の端壁に音響孔
を複数、設ける場合、音響孔の設置数または開口形状
は、各ヘルムホルツ共鳴器に設定される共鳴周波数に応
じた音響孔の開口面積の大小に応じて適宜、決定され
る。
【0012】上記構成を備えた本願の請求項1に係る発
明と本願の請求項孔2に係る発明とは、両発明を組み合
わせて実施することが可能であり、この場合には、複数
の音響孔の間の梁部分が不織布等よりなる異物侵入防止
膜を支持する作用を奏する。
【0013】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。
【0014】第一実施例・・・ 図1に示すように、平板状の取付板1と、複数(図では
四つ)の共鳴器形成用凸部3を設けた共鳴器形成板2と
が組み合わされて複数(図では四つ)のヘルムホルツ共
鳴器(ヘルムホルツレゾネータとも称する)4が設けら
れており、所定の領域内に設けられたこの全てのヘルム
ホルツ共鳴器4の端壁(吸音面とも称する)5が互いに
同一平面6上に配置されていて、この全ての端壁5の外
面に不織布よりなる異物侵入防止膜7が平板状に貼り付
けられている。貼付け方法は、熱融着または接着が適し
ている。各ヘルムホルツ共鳴器4の端壁5に音響孔8が
一つずつ設けられている。前記平面6は取付板1に対し
て所定角度、傾斜した状態に配置されており、これによ
り各ヘルムホルツ共鳴器4に互いに異なる共鳴周波数が
設定されている。
【0015】上記構成を備えた吸音材においては、小石
等の異物(図示せず)が音響孔8からヘルムホルツ共鳴
器4内へ侵入しようとしても、ヘルムホルツ共鳴器4の
端壁5の外面、すなわち音響孔8の外側(図上上側)に
不織布よりなる異物侵入防止膜7が貼り付けられている
ために、小石等の異物はヘルムホルツ共鳴器4内へ侵入
することができない。したがって従来のように小石等の
異物がヘルムホルツ共鳴器4内へ侵入し、ヘルムホルツ
共鳴器4内の容積が減少して共鳴周波数が変化すること
がないために、吸音性能が悪化するのを未然に防止する
ことができ、併せて、小石等の異物がヘルムホルツ共鳴
器4内で踊ることがないために、気になる衝突音が発生
するのを未然に防止することができる。また互いに隣り
合ったヘルムホルツ共鳴器4間の空間9の外側にも不織
布よりなる異物侵入防止膜7が貼り付けられているため
に、この空間9に小石等の異物が堆積するのを防止する
ことができる。
【0016】異物侵入防止膜7は、小石等の異物の通過
を遮断すれば良く、これを限りとしての粗さの編目状の
ものであれば良い。したがって異物侵入防止膜7は音の
通過を許容するのを原則としており、よって上記構成の
吸音材は、異物侵入防止膜7が貼り付けられていない吸
音材と略同じ吸音効果を発揮する。異物侵入防止膜7の
通気抵抗は小さければ良い。
【0017】また異物侵入防止膜7が音を反射する場合
であっても、上記構成の吸音材によれば、互いに隣り合
ったヘルムホルツ共鳴器4間における吸音効果が従来よ
り大きい。これは、異物侵入防止膜7が音方向Sに対し
て従来より垂直に近い角度で音を受けるからである(9
0°>θ1 >θ2 、但し、θ1 は図1参照、θ2 は図5
参照)。
【0018】また上記構成の吸音材においては、所定の
領域内に設けられた全てのヘルムホルツ共鳴器4の端壁
5が互いに同一平面6上に配置されていて、この全ての
端壁5の外面に不織布よりなる異物侵入防止膜7が平板
状に貼り付けられているために、上記公報に記載された
従来技術のように共鳴器形成板2の凹凸に沿って不織布
を貼り付ける場合より、異物侵入防止膜7の貼付け作業
が簡単である。したがって異物侵入防止膜7の取付性を
良好なものとすることができ、コスト的にも有利であ
る。
【0019】第二実施例・・・ 図2に示すように、平板状の取付板1と、所要数(図で
は一つのみ示している)の共鳴器形成用凸部3を設けた
共鳴器形成板2とが組み合わされて所要数(図では一つ
のみ示している)のヘルムホルツ共鳴器(ヘルムホルツ
レゾネータとも称する)4が設けられており、各ヘルム
ホルツ共鳴器4の端壁(吸音面とも称する)5に音響孔
8が三つずつ設けられている。所定の領域内に設けられ
た全てのヘルムホルツ共鳴器4の端壁5は互いに同一平
面(図示せず)上に配置され、この平面は取付板1に対
して所定角度、傾斜した状態に配置されており、これに
よって各ヘルムホルツ共鳴器4に互いに異なる共鳴周波
数が設定されている。三つに分けられた各音響孔8の開
口面積は、共鳴周波数を同じに設定される従来の音響孔
55一つの吸音材における音響孔55の開口面積に対し
て、略三分の一に設定されている。
【0020】上記構成を備えた吸音材においては、小石
等の異物(図示せず)が音響孔8からヘルムホルツ共鳴
器4内へ侵入しようとしても、各音響孔8の開口面積が
従来の略三分の一に設定されているために、こりを限り
として、小石等の異物はヘルムホルツ共鳴器4内へ侵入
することができない。したがって従来のように小石等の
異物がヘルムホルツ共鳴器4内へ侵入し、ヘルムホルツ
共鳴器4内の容積が減少して共鳴周波数が変化すること
がないために、吸音性能が悪化するのを未然に防止する
ことができ、併せて、小石等の異物がヘルムホルツ共鳴
器4内で踊ることがないために、気になる衝突音が発生
するのを未然に防止することができる。
【0021】音響孔8の開口形状は円形であるのが原則
であるが、図示したように、スリット状であっても良
く、このようにすれば音響孔8の横幅wが極端に狭く設
定されるために、異物の侵入防止に一層の効果がある。
また音響孔8の開口形状は円形またはスリット状以外の
ものであっても良く、特に限定されるものではない。ま
た音響孔8の設置数も三つに限定されず、二つまたは四
つ以上であっても良い。図3は音響孔8の設置数を七つ
とした例を示しており、すなわち一つの円形の音響孔8
の回りに同じ大きさの円形の音響孔8が六等配されてい
る。
【0022】第三実施例・・・ 図4に示すように、平板状の取付板1と、複数(図では
四つ)の共鳴器形成用凸部3を設けた共鳴器形成板2と
が組み合わされて複数(図では四つ)のヘルムホルツ共
鳴器(ヘルムホルツレゾネータとも称する)4が設けら
れており、所定の領域内に設けられたこの全てのヘルム
ホルツ共鳴器4の端壁(吸音面とも称する)5が互いに
同一平面6上に配置されていて、この全ての端壁5の外
面に不織布よりなる異物侵入防止膜7が平板状に貼り付
けられている。貼付け方法は、熱融着または接着が適し
ている。各ヘルムホルツ共鳴器4の端壁5に音響孔8が
三つずつ設けられている。上記した平面6は取付板1に
対して所定角度、傾斜した状態に配置されており、これ
により各ヘルムホルツ共鳴器4に互いに異なる共鳴周波
数が設定されている。
【0023】上記構成を備えた吸音材においては、小石
等の異物(図示せず)が音響孔8からヘルムホルツ共鳴
器4内へ侵入しようとしても、ヘルムホルツ共鳴器4の
端壁5の外面、すなわち音響孔8の外側(図上上側)に
不織布よりなる異物侵入防止膜7が貼り付けられている
ために、小石等の異物はヘルムホルツ共鳴器4内へ侵入
することができない。したがって従来のように小石等の
異物がヘルムホルツ共鳴器4内へ侵入し、ヘルムホルツ
共鳴器4内の容積が減少して共鳴周波数が変化すること
がないために、吸音性能が悪化するのを未然に防止する
ことができ、併せて、小石等の異物がヘルムホルツ共鳴
器4内で踊ることがないために、気になる衝突音が発生
するのを未然に防止することができる。また互いに隣り
合ったヘルムホルツ共鳴器4間の空間9の外側にも不織
布よりなる異物侵入防止膜7が貼り付けられているため
に、この空間9に小石等の異物が堆積するのを防止する
ことができる。
【0024】異物侵入防止膜7は、小石等の異物の通過
を遮断すれば良く、これを限りとしての粗さの編目状の
ものであれば良い。したがって異物侵入防止膜7は音の
通過を許容するのを原則としており、よって上記構成の
吸音材は、異物侵入防止膜7が貼り付けられていない吸
音材と略同じ吸音効果を発揮する。異物侵入防止膜7の
通気抵抗は小さければ良い。
【0025】また異物侵入防止膜7が音を反射する場合
であっても、上記構成の吸音材によれば、互いに隣り合
ったヘルムホルツ共鳴器4間における吸音効果が従来よ
り大きい。これは、異物侵入防止膜7が音方向Sに対し
て従来より垂直に近い角度で音を受けるからである(9
0°>θ1 >θ2 、但し、θ1 は図4参照、θ2 は図5
参照)。
【0026】また上記構成の吸音材においては、所定の
領域内に設けられた全てのヘルムホルツ共鳴器4の端壁
5が互いに同一平面6上に配置されていて、この全ての
端壁5の外面に不織布よりなる異物侵入防止膜7が平板
状に貼り付けられているために、上記公報に記載された
従来技術のように共鳴器形成板2の凹凸に沿って不織布
を貼り付ける場合より、異物侵入防止膜7の貼付け作業
が簡単である。したがって異物侵入防止膜7の取付性を
良好なものとすることができ、コスト的にも有利であ
る。
【0027】また上記構成の吸音材においては、三つの
音響孔8の間の二つの梁部分10がそれぞれ不織布より
なる異物侵入防止膜7を支持するために、音響孔8の外
側に位置する異物侵入防止膜7に小石等の異物が衝突し
ても、この異物侵入防止膜7が凹みにくく破損しにくい
効果がある。またその他の効果として、異物の排除効果
が向上することや、異物侵入防止膜7を支持する力(接
着力等)が大きくなる(特に、端壁5における音響孔8
の占有面積が大きい場合)ことがある。
【0028】音響孔8の開口形状は円形であるのが原則
であるが、図2に示したようなスリット状のものを含め
て、その形状は特に限定されない。また音響孔8の設置
数も三つに限定されず、二つまたは四つ以上であっても
良い。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0030】すなわち、先ず、上記構成を備えた本発明
の請求項1による吸音材においては、複数のヘルムホル
ツ共鳴器の端壁が互いに同一平面上に配置されて、この
複数の端壁に不織布等よりなる異物侵入防止膜が平板状
に貼り付けられているために、小石等の異物がヘルムホ
ルツ共鳴器内へ侵入するのを有効に防止することができ
る。したがって従来のように小石等の異物がヘルムホル
ツ共鳴器内へ侵入し、ヘルムホルツ共鳴器内の容積が減
少して共鳴周波数が変化することがないために、吸音性
能が悪化するのを未然に防止することができ、併せて、
小石等の異物がヘルムホルツ共鳴器内で踊ることがない
ために、気になる衝突音が発生するのを未然に防止する
ことができる。また互いに隣り合ったヘルムホルツ共鳴
器間の空間の外側にも不織布等よりなる異物侵入防止膜
が貼り付けられているために、この空間に小石等の異物
が堆積するのを防止することができる。
【0031】また上記構成を備えた吸音材においては
「複数のヘルムホルツ共鳴器の端壁が互いに同一平面上
に配置」されて、この複数の端壁に不織布等よりなる異
物侵入防止膜が「平板状」に貼り付けられているため
に、従来技術のように共鳴器形成板の凹凸に沿って不織
布を貼り付ける場合より、異物侵入防止膜の貼付け作業
が簡単である。したがって異物侵入防止膜の取付性を良
好なものとすることができ、コスト的にも有利な製品を
提供することができる。
【0032】また上記構成を備えた本発明の請求項2に
よる吸音材においては、各ヘルムホルツ共鳴器の端壁に
音響孔が複数、設けられているために、各音響孔の開口
面積が従来より小さくなって、小石等の異物が侵入しに
くくなっている。したがって従来のように小石等の異物
がヘルムホルツ共鳴器内へ侵入し、ヘルムホルツ共鳴器
内の容積が減少して共鳴周波数が変化することがないた
めに、吸音性能が悪化するのを未然に防止することがで
き、併せて、小石等の異物がヘルムホルツ共鳴器内で踊
ることがないために、気になる衝突音が発生するのを未
然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る吸音材の要部断面図
【図2】本発明の第二実施例に係る吸音材の要部斜視図
【図3】音響孔の開口形状の他の例を示す吸音材の要部
斜視図
【図4】本発明の第三実施例に係る吸音材の要部断面図
【図5】従来例に係る吸音材の要部断面図
【符号の説明】
1 取付板 2 共鳴器形成板 3 共鳴器形成用凸部 4 ヘルムホルツ共鳴器 5 端壁 6 平面 7 異物侵入防止膜 8 音響孔 9 空間 10 梁部分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付板(1)および共鳴器形成板(2)
    を組み合わせてヘルムホルツ共鳴器(4)を設けた吸音
    材において、複数のヘルムホルツ共鳴器(4)の端壁
    (5)を互いに同一平面(6)上に配置して、この複数
    の端壁(5)に不織布等よりなる異物侵入防止膜(7)
    を平板状に貼り付けたことを特徴とする吸音材。
  2. 【請求項2】 取付板(1)および共鳴器形成板(2)
    を組み合わせてヘルムホルツ共鳴器(4)を設けた吸音
    材において、各ヘルムホルツ共鳴器(4)の端壁(5)
    に音響孔(8)を複数、設けたことを特徴とする吸音
    材。
JP7238979A 1995-08-25 1995-08-25 吸音材 Withdrawn JPH0962267A (ja)

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