JP2000034938A - 吸音装置 - Google Patents

吸音装置

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JP2000034938A
JP2000034938A JP10219833A JP21983398A JP2000034938A JP 2000034938 A JP2000034938 A JP 2000034938A JP 10219833 A JP10219833 A JP 10219833A JP 21983398 A JP21983398 A JP 21983398A JP 2000034938 A JP2000034938 A JP 2000034938A
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Japan
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sound absorbing
sound
fiber mat
engine
gap
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JP10219833A
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English (en)
Inventor
Shiyou Tougou
詳 東郷
Harushige Yamamura
陽茂 山村
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンが発生させる音を軽量化された比較
的低コストの装置により吸収させる。 【解決手段】 エンジンに対面してアルミ箔が配置され
面積がそれぞれ3平方mm以下の小孔2が千鳥状に多数
形成されて小孔2による開口率が1〜30%の表皮材1
と、薄くて通気性の大きい不織布3と、通気性が大きい
繊維マット4と、多数の小孔が設けられたフイルム層5
とが順次重ね合わされて一体化されることにより、吸音
部7が構成され、吸音部7と遮音板8との間に空隙9が
形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラック等におい
て、エンジンが発生させる音を吸収して、外方へ洩れだ
す騒音を低減させるためのものに関する。
【0002】
【従来の技術】トラック等の車両において、従来は、特
公昭63−18010号公報に例示されているように、
エンジン収納室の内面に吸音表皮材を取り付けることに
より、エンジンが発生させる騒音を低減させるようにし
ているが、吸音表皮材における繊維マット、すなわち、
グラスウールマットの厚さが比較的大きいため、吸音表
皮材に要するコストが嵩むと共に、吸音表皮材の重量増
大を招く問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、エンジンが
発生させる音を軽量化された比較的低コストの装置によ
り吸収させようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかか
る吸音装置は、それぞれの面積が3平方mm以下である
多数の孔が形成されて開口率が1〜30%である金属箔
と、通気性の大きい繊維マットとが重ね合わされて形成
された吸音部、及び、遮音板を有し、上記金属箔の反対
側で上記吸音部と上記遮音板との間に空隙が形成され、
上記金属箔がエンジンに対面して配設されている。
【0005】すなわち、エンジンに対面して配設された
金属箔に多数の孔が形成されていても、それらの孔の面
積がそれぞれ3平方mm以下と比較的小さく、かつ、多
数の孔による金属箔の開口率が1〜30%と小さいの
で、エンジンからの熱輻射は金属箔により効果的に反射
されて、吸音装置の加熱を抑制することができる一方、
エンジンが発生させる音は金属箔に形成された多数の孔
を通過するとき絞られて低減させられると共に、通気性
の大きい繊維マットにより吸収されるが、吸音部と遮音
板との間に空隙が形成されていて、その空隙に繊維マッ
トが充填されている場合とほぼ同等の吸音特性を発揮す
ることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す本発明の実施形
態例について説明する。図1において、表皮材1は、厚
さが10〜50μのアルミ箔と、接着材として厚さが2
0μ程度のポリエチレン膜と、上記アルミ箔を補強する
ための薄いガラスクロスと、厚さが20μ程度のポリエ
チレン膜とが順次重ね合わされて、加熱されることによ
り一体化され、面積がそれぞれ3平方mm以下の多数の
小孔2がほぼ全面的に千鳥状に明けられることにより、
各小孔2全体により得られた表皮材1の開口率が1〜3
0%に設定されている。
【0007】また、アミラド混紡ポリエステルからなる
厚さが0.2〜0.3mmで通気性の大きい不織布3
が、上記アルミ箔と反対側で表皮材1に接して配置さ
れ、さらに、グラスウールや、リサイクル材であるPE
T不織布等の通気性が大きい繊維マット4が不織布3に
接して配置されていると共に、表皮材1と同構造の、ま
たは、表皮材1からアルミ箔を除いた、もしくは、ポリ
エチレン膜のみからなるフイルム層5が繊維マット4に
接して配置され、表皮材1、不織布3、繊維マット4、
及び、フイルム層5が重ね合わされて、図示しないリベ
ットによりそれらが適宜一体化されると共に、それらの
周縁部がクリップ6により止められて、吸音部7が形成
されている。
【0008】さらに、車両に搭載された図示しないエン
ジンを囲む鋼板製または樹脂製の遮音板8と吸音部7と
の間に空隙9が形成されるように、吸音部7の屈曲した
周辺部10及び適宜の凹部11がそれぞれリベット12
により遮音板8に取り付けられて、吸音装置が構成さ
れ、表皮材1の表面に配置されたアルミ箔が上記エンジ
ンに対面している。
【0009】上記吸音装置にあっては、エンジンに対面
する表皮材1のアルミ箔に多数の小孔2が形成されてい
ても、それらの小孔2の面積がそれぞれ3平方mm以下
と比較的小さく、かつ、多数の小孔2によるアルミ箔の
開口率が1〜30%と小さいので、エンジンからの熱輻
射は表皮材1のアルミ箔により効果的に反射されて、吸
音装置の加熱を抑制することができる。
【0010】また、エンジンが発生させる音は、面積が
それぞれ3平方mm以下と比較的小さい表皮材1の小孔
2を通過するとき絞られて低減させられ、さらに、繊維
マット4によって効果的に低減させられることとなり、
この場合、不織布3は繊維マット4のグラスウール等が
飛散することを防止しているが、不織布3を省略しても
吸音性能には実質的な差異が生じないものである。
【0011】図2は、上記吸音装置において、表皮材1
の小孔2による開口率が10%で、小孔2の直径が1.
5mmであり、かつ、吸音部7の繊維マット4及び空隙
9の厚さ合計Aを20mmとし、繊維マット4の厚さを
変化させたときの吸音特性を示す。
【0012】すなわち、曲線aは、上記吸音装置におけ
る繊維マット4の厚さが10mm(空隙9の厚さが10
mm)の場合の吸音特性を示し、曲線b、c、dは、そ
れぞれ繊維マット4の厚さが15mm(空隙9の厚さが
5mm)のとき、繊維マット4の厚さが10mm(空隙
9の厚さが10mm)のとき、繊維マット4の厚さが5
mm(空隙9の厚さが15mm)のときで、それぞれフ
イルム層5を省略した場合の吸音特性を示し、また、曲
線eは、繊維マット4の厚さが20mm(空隙9の厚さ
が0、すなわち、空隙9が繊維マット層により充填され
て空隙9が形成されていないとき)で、上記フイルム層
もない従来装置の場合の吸音特性を示している。
【0013】図2の曲線a〜eから明らかなように、吸
音部7と遮音板8との間に空隙9が形成されていても、
この空隙9が繊維マット4により充填されて空隙9が形
成されていない従来装置の場合と比較し、吸音性能には
ほとんど変化がないので、上記吸音装置は、従来装置と
同等の吸音性能をもちながら、空隙9の形成により空隙
9に相当する体積の繊維マット層を省略すきることがで
き、従って、省略できた繊維マット層の部分に相応して
吸音装置のコストを低減させることができると同時に、
吸音装置の軽量化を図ることが可能となって、車両用と
してえられる効果がとくに大きいという特長がある。
【0014】さらに、曲線aが示しているように、表皮
材1と同様な小孔2が形成されたフイルム層5が、空隙
9に面するように吸音部7に取り付けられることによ
り、4000Kz以上の周波数域の音をとくに効果的に
吸収することができるというすぐれた特色がある。な
お、上記各装置における表皮材1は、小孔2の面積がそ
れぞれ3平方mm以下で、小孔2による開口率が1〜3
0%であれば、上記各装置による吸音性能に大きな変化
はないものである。
【0015】
【発明の効果】本発明にかかる吸音装置においては、エ
ンジンが発生させる音は金属箔に形成された多数の孔を
通過するとき絞られて低減させられ、さらに、通気性の
大きい繊維マットにより吸収されるが、吸音部と遮音板
との間に空隙が形成されて、その空隙に繊維マットが充
填されている場合とほぼ同等の吸音特性を発揮すること
ができるので、吸音装置のコスト低減と軽量化とを容易
に実現させることができる長所がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における要部斜視図。
【図2】上記実施形態例の作用説明図。
【符号の説明】
1 表皮材 2 小孔 3 不織布 4 繊維マット 5 フイルム層 7 吸音部 8 遮音板 9 空隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02B 77/13 F02B 77/13 C G10K 11/172 G10K 11/16 E Fターム(参考) 3D023 BA02 BA03 BB21 BB30 BC03 BD21 BE03 BE04 BE06 3G004 AA01 CA13 DA14 DA15 FA01 FA04 FA07 FA08 4F100 AB01A AB33A AK01D AR00C AT00D BA05 BA10A BA10C DC11 DC11A DC25 DG06B DG15E GB32 JD02 JD02B JH01 YY00A 5D061 BB02 BB21 BB28 BB37

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれの面積が3平方mm以下である
    多数の孔が形成されて開口率が1〜30%である金属箔
    と、通気性の大きい繊維マットとが重ね合わされて形成
    された吸音部、及び、遮音板を有し、上記金属箔の反対
    側で上記吸音部と上記遮音板との間に空隙が形成され、
    上記金属箔がエンジンに対面して配設された吸音装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、多数の孔が形成され
    たフイルム層が上記空隙に面して上記繊維マットに取り
    付けられて、上記吸音部が形成された吸音装置。
JP10219833A 1998-07-17 1998-07-17 吸音装置 Pending JP2000034938A (ja)

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Effective date: 20030812