JPH0961667A - 光ファイバコード用プラグカシメ治具 - Google Patents

光ファイバコード用プラグカシメ治具

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JPH0961667A
JPH0961667A JP22076495A JP22076495A JPH0961667A JP H0961667 A JPH0961667 A JP H0961667A JP 22076495 A JP22076495 A JP 22076495A JP 22076495 A JP22076495 A JP 22076495A JP H0961667 A JPH0961667 A JP H0961667A
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caulking
ring
crimping
optical fiber
fiber cord
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Takashi Nishiyama
隆 西山
Tateomi Matsumoto
楯臣 松本
Akira Nagase
亮 長瀬
Shinichi Iwano
真一 岩野
Kazunori Kanayama
和則 金山
Kuniharu Kato
邦治 加藤
Toshiaki Nakano
敏昭 中野
Hiromasa Okamura
宏正 岡村
Akira Kawahara
昭 河原
Yuji Shinagawa
雄二 品川
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MIWA DENKI KOGYO KK
Hirose Electric Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Honda Tsushin Kogyo Co Ltd
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MIWA DENKI KOGYO KK
Hirose Electric Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Honda Tsushin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 カシメ治具は、光ファイバコードの外被
を剥離したファイバ心線を挿通させたストップリングに
対して、光ファイバコードの外被を剥離した補強繊維を
挟むようにして被せられたカシメリングを受ける受部
と、受部に対して押下げ移動させられてカシメリングを
ストップリングに対してカシメてそれらの間に前記補強
繊維を圧着させるためのカシメ動作部とを備え、受部に
は、カシメリングのつば部に係合して、カシメ動作中に
おいて、カシメリングの軸方向および回転方向の移動を
阻止する係止部が設けられている。 【効果】 カシメリングの軸方向の位置が決まり、回転
方向についても1つの方向に決まってその位置でカシメ
ることができ、誰がカシメ作業を行っても、カシメ位置
が変わることなく、カシメを行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光コネクタに関
し、特に、光コネクタへ光ファイバコードを接続するの
に使用する光ファイバコード用プラグカシメ治具に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光通信等に使用される光ファイバ
コードとしては種々なものがあるが、その代表的な光フ
ァイバコードの一例として、ファイバ心線の周囲に沿っ
てケブラを配置し、これら補強繊維およびファイバ心線
をコード外被にて包囲したようなものがある。このよう
な光ファイバコードにおける補強繊維の作用の一つは、
コード外被に掛かる外力がファイバ心線へと直接に掛か
って、ファイバ心線が破損してしまったりしないように
することである。
【0003】従来、このような光ファイバコードを光コ
ネクタへ接続するための一つの方法として、ストップリ
ングとカシメリングとを使用するものがあった。このよ
うな従来の接続方法によれば、添付図面の図22に略示
するように、先ず、光コネクタへ接続すべき光ファイバ
コード300の端末のコード外被301を剥離処理し、
補強繊維302およびファイバ心線303を露出させ
る。次に、露出されたファイバ心線303にストップリ
ング250Aを装着して且つファイバ心線の端部を処理
してフェルール240に挿着固定して、光コネクタプラ
グのプラグフレーム230をストップリング250Aの
端部に取付け固定する。そして、露出された補強繊維3
02は、ストップリング250Aの外周に沿って延びる
ように配置させる。図22は、このような状態を示して
おり、図22に示す矢印の位置にて、補強繊維302の
端部を切断除去する。
【0004】それから、補強繊維302を固定するので
あるが、図23に略示するように、ストップリング25
0Aのアヤメローレット部の円周上に補強繊維302が
覆うようにして、カシメリング260Aを挿入し、受部
50Aとカシメ動作部40Aとを備えたカシメ治具(丸
カシメ)を用いてカシメリング260Aをカシメ部26
1Aにてカシメて、補強繊維302をストップリング2
50Aとカシメリング260Aとの間で圧着固定する。
【0005】最後に、図24に略示するように、コード
外被301をカシメリング260Aより引出して、参照
符号301Aにて示すように、カッター又はニッパで、
切り裂き、カシメリング260Aの後端部上に被せるよ
うにし、止めリング270Aにて固定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の光フ
ァイバコードの接続方法では、カシメ治具40Aおよび
50Aにてストップリング250Aに対してカシメリン
グ260Aをカシメる際に、カシメリング260Aが軸
方向および回転方向において動いてしまうことがあっ
た。このようにカシメリングがカシメ動作時に動いてし
まうと、充分な補強繊維の固定強度が得られずに、コー
ド引張強度が弱くなったり、また、図24に関して説明
したような結線工程でのコード外被の引出しが困難にな
ったりしてしまうことがあった。
【0007】また、従来の方法では、カシメ治具に対し
て、カシメリングを含む光コネクタプラグを保持してお
くための確実な手段が設けられていないので、カシメ動
作時に、光コネクタプラグがカシメ治具から落ちてしま
うというような不便もあった。このため、作業者は、常
に、カシメ治具から光コネクタプラグが落ちないように
注意しながら、カシメ作業を進めなければならず、非常
に作業が繁雑になり時間もそれだけ掛かるものとなって
いた。
【0008】このような光コネクタへの光ファイバコー
ドの従来の接続方法の問題点とは別に、光ファイバコー
ドに接続される光コネクタにも次のような問題点があっ
た。すなわち、従来の光コネクタの一種として、先端部
でフェルールを進退可能に保持する本体の外周を覆って
把持手段を設け、この把持手段を進退させて被結合部材
との結合および結合解除を行えるようにしたものがあ
る。このような従来の光コネクタにおいては、被結合部
材との結合および結合解除に際し、把持される把持手段
が操作の外力により変形したり、破損したりすることが
ないように、その把持手段の把持部の肉厚をある程度厚
くしておく必要があった。しかし、このように把持手段
の把持部の肉厚を厚くしておくのでは、近年における小
形軽量で高密度実装に適した光コネクタへの要求に充分
に応えうるような光コネクタとすることはできない。
【0009】本発明の目的は、前述したような従来技術
の問題点を解消しうるような光ファイバコード用プラグ
カシメ治具を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの特徴によ
れば、光コネクタへ光ファイバコードを接続するのに使
用するカシメ治具において、前記光ファイバコードの外
被を剥離したファイバ心線を挿通させたストップリング
に対して、前記光ファイバコードの外被を剥離した補強
繊維を挟むようにして被せられたカシメリングを受ける
受部と、該受部に対して押下げ移動させられて前記カシ
メリングを前記ストップリングに対してカシメてそれら
の間に前記補強繊維を圧着させるためのカシメ動作部と
を備えており、前記受部には、前記カシメリングのつば
部に係合して、カシメ動作中において、前記カシメリン
グの軸方向および回転方向の移動を阻止する係止部が設
けられている。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、添付図面の図1から図21
に基づいて、本発明の実施の形態について、本発明をよ
り詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の一つの実施の形態として
のカシメ治具を示す正面図であり、図2は、その平面図
である。図1および図2に示されるように、このカシメ
治具100は、2つのレバー10および20を備えた、
いわゆる、ペンチやニッパー状の構成を有する。これら
レバー10および20は、それらの一方の端部を作業者
の手で握りしめることができるような程度の長さとされ
ている。これらレバー10とレバー20とは、4つの枢
軸31、32、33および34にて、適当なリンク部材
を介して、互いに連結されている。これらのリンク接続
機構については、この種の治具における通常の構成であ
るので、ここでは、これ以上詳述しない。レバー10の
他端部11には、固定ネジ12を用いてカシメ動作部4
0が取り付けられており、レバー20の他端部21に
は、固定ネジ22を用いて受部50が取り付けられてい
る。図1に示す状態は、レバー10および20を握り締
めることにより、受部50に対してカシメ動作部40が
閉じられた状態、すなわち、カシメ動作状態である。レ
バー10および20に対する握り締め力を解除すれば、
このカシメ動作状態から、非動作状態、すなわち、受部
50からカシメ動作部40が離れて開いた状態へと、機
構的に自動的に戻されるような構成とされている。この
ようなラチェット機構を用いた構成も通常に行われてい
るものでよいので、ここでは、詳述しない。
【0013】図3は、このカシメ治具100に設けられ
た本発明による受部50とカシメ動作部40との詳細な
構造を示すための部分拡大斜視図である。図4は、光コ
ネクタプラグへ光ファイバコードを接続するためのカシ
メ作業を行うために、受部50に光コネクタプラグの構
成部品、ストップリング、カシメリングおよび光ファイ
バコードの組合せ体を配置した状態を示す部分拡大斜視
図である。
【0014】図3によく示されるように、カシメ動作部
40は、例えば、金属材料にて一体的に形成されたもの
で、その上部(図3には示されていない)は、レバー1
0の他端部11に固定ネジ12にて固定するに適した形
状とされている。そして、下部は、後述するようなカシ
メリング260のカシメ部261に対してカシメ動作を
行うに適した寸法形状とされたカシメ凹部41を中央部
に有しており、このカシメ凹部41の両側の脚部42
は、後述するような受部50の側部受面54に当接する
ことにより、カシメリング260のカシメ部261に対
するカシメ量を所望値に規制する作用を果たす。
【0015】一方、受面50もまた、例えば、金属材料
にて一体的に形成されたもので、その下部は、図3には
現れてはいないが、レバー20の他端部21に固定ネジ
22にて固定するに適した形状とされている。そして、
上部には、前述したカシメ動作部40のカシメ凹部41
に対応する位置に、カシメリング260のカシメ部26
1を載置するカシメリング受面53が形成されており、
このカシメリング受面53は、カシメ動作部40のカシ
メ凹部41と協動して、カシメリング260のカシメ動
作を行うものである。このカシメリング受面53の両側
には、側部受面54が形成されている。
【0016】また、このカシメリング受面53の後方に
は、後述するような光ファイバコードに接続される光コ
ネクタプラグの構成部分である本体としてのプラグフレ
ーム230が載置されるプラグフレーム載置凹部51が
形成されており、さらにまた、このプラグフレーム載置
凹部51の後端には、プラグフレーム230内に進退可
能に保持されたフェルール240の先端部を挿通させう
るようなフェルール挿通凹部52が設けられている。一
方、カシメリング受面53の前方には、後述するような
カシメリング260の円形状の止めフランジ部262を
受入れて軸方向へのカシメリング260の移動を阻止す
るための段状凹部55が形成されており、さらに、この
段状凹部55に続いて前方に、カシメリング260の上
下方向に延びたつば部263を受け入れて、回転方向へ
のカシメリング260の移動を阻止するためのつば部受
入れ凹部56が形成されている。
【0017】次に、前述したようなカシメ治具100を
用いて、光コネクタプラグへ光ファイバコードを接続す
るための作業工程について、特に、図5から図21を参
照して詳述する。図5は、カシメ治具を用いて光ファイ
バコードを結線完了した光コネクタプラグの全体構成を
示す図である。この光コネクタプラグ200は、主とし
て、キャップ210(図5においては、断面にて示され
ている)と、把持手段としてのツマミ220と、プラグ
本体としてのプラグフレーム230と、フェルール24
0と、ストップリング250と、カシメリング260
と、フード270とを備えている。このような構成の光
コネクタプラグ200に対して、ストップリング250
およびカシメリング260を用いて光ファイバコード3
00が結線されている。ツマミ220は、通常は、プラ
スチック材料にて一体成形されたものであり、プラグフ
レーム230の外周を覆うようにして設けられ、このツ
マミ220を進退させて相手光コネクタレセプタクル等
の被結合部材との結合および結合解除を行うものであ
る。このようなフェルール240と、プラグフレーム2
30とツマミ220との関連構成は、従来よく使用され
ているものと同じなので、ここでは、これ以上詳述しな
い。
【0018】図6は、本発明のカシメ治具と共に使用さ
れるカシメリング260の詳細構造を示すための半断面
正面図であり、図7は、その側面図である。これら図に
示されるように、このカシメリング260は、例えば、
金属材料にて、全体として円筒状に一体的に形成された
ものである。このカシメリング260は、ストップリン
グ250を受け入れるカシメ部261と、円形状の止め
フランジ部262と、上下方向に延びたつば部263
と、フード止めフランジ部264と、フード装着部26
5とを備えている。
【0019】光コネクタプラグ200に光ファイバコー
ド300を結線するには、先ず、図8に略示するよう
に、結線すべき光ファイバコード300に、フード27
0、カシメリング260、ストップリング250および
スプリング280を、図示の順に挿入しておく。図8に
おいて、右側がハーネス端側である。そして、図9に略
示するように、光ファイバコード300の端末のPVC
コード外被301を所定の長さだけ剥離して、補強繊維
302が露出させられるようにする。
【0020】次に、図10に略示するように、露出され
た補強繊維302をPVCコード外被301の外周上に
折り返して止め紐305等で止める。これにより、ファ
イバ心線303が所定の長さだけ露出させられることに
なる。それから、図11に略示するように、露出された
ファイバ心線303の先端部のファイバ心線外被を所定
の長さに亘って剥離してファイバ304を露出させる。
このようにして端末処理したファイバ心線303をフェ
ルール240に挿入して接着固定する。このようなファ
イバ心線303のフェルール240への装着固定の仕方
は、通常においてよく行われるものと同じであるので、
ここでは、これ以上詳述しない。
【0021】このようにファイバ心線303にフェルー
ル240を装着固定した後、図12に略示するように、
止め紐305等を取り外し、スプリング280およびス
トップリング250をフェルール240側へ移動し補強
繊維302をストップリング250とコード外被301
の隙間から引き出す。プラグフレーム230内の回り止
め231とフェルール240のつば部241を合わせ
る。次いで、図13に略示するように、フェルール24
0の先端を突き出させた状態で、ストップリング250
の突起251をプラグフレーム230の嵌合穴232に
嵌合するようにストップリング250およびスプリング
280をプラグフレーム230内に押し込む。この状態
を、図14に略示している。
【0022】次に、図15に略示するように、引き出し
た補強繊維302を引っ張り、ストップリング250の
左端の平坦部252の円周に一様に沿わせカシメリング
260をその上にかぶせる。そして、前述したような本
発明のカシメ治具100を用いてカシメリング260を
ストップリング250に対してカシメる。このカシメ動
作については、図16および図17を特に参照して説明
する。
【0023】図16は、カシメ治具のカシメ動作部40
と受部50とカシメるべきカシメリング260との位置
関係を概略的に示す図であり、図17は、カシメ動作位
置にあるカシメ動作部40、受部50およびカシメリン
グ260の配置関係を詳細に示している断面図である。
この図17によく示されているように、カシメ治具10
0の受部50に対して、図15に示したような状態にあ
る、プラグフレーム230がプラグフレーム載置凹部5
1内に配置され、カシメリング260のカシメ部261
がカシメリング受面53上に載置され、カシメリング2
60の止めフランジ部262が段状凹部55内に配置さ
れ、且つカシメリング260のつば部263がつば部受
入れ凹部56内に配置されるようにする。この状態に
て、作業者は、カシメ治具100のレバー10および2
0を握り締めることにより、カシメ動作部40が受部5
0に対して、図17に示すように閉じられるようにし
て、カシメリング260のカシメ部261をストップリ
ング250に対してカシメて、それらの間に補強繊維3
02を圧着固定させることができる。このようなカシメ
動作中においては、カシメリング260の止めフランジ
部262が段状凹部55に嵌合し、カシメリング260
のつば部263がつば部受入れ凹部56に嵌合している
ので、カシメリング260は、軸方向においても回転方
向においても移動させられるようなことはない。
【0024】このようにしてカシメリング260をカシ
メた後、図18に略示するように、参照符号302Aに
て示す位置にて、補強繊維302を、ニッパ等を用いて
切断する。このとき、補強繊維302は、プラグフレー
ム230からはみ出さないようにする。次に、図19に
略示するように、フード270を接着固定するために、
カシメリング260のフード止めフランジ部264から
フード装着部265および光ファイバコード300の外
周の所定の長さに亘って、適当な接着剤290を塗布
し、フード270をそこへ挿入していく。このとき、接
着剤290がはみ出さないようにする。図20は、この
ようなフード270を装着固定した状態を示している。
【0025】最後に、図21に略示するように、プラグ
フレーム230に対して、ツマミ220を押し込むこと
により、装着する。これで、光コネクタプラグ200に
対する光ファイバコード300の結線を完了する。この
ようにプラグフレーム230に対してツマミ220を装
着した状態においては、図21に部分的に破断して断面
にて示されるように、カシメリング260のつば部26
3は、ツマミ220の後端の内側へと丁度挿入された形
となり、ツマミ220の対応する後端部の上壁および下
壁の内方への変形を規制する作用を果たす。したがっ
て、ツマミ220の後端部の壁厚を薄いものとしておい
ても、このつば部263があるために、相手光コネクタ
等の被結合部材との結合および結合解除に際して、把持
されるツマミ220が、操作の外力により変形したり破
損したりすることはなくなる。
【0026】
【発明の効果】本発明のカシメ治具によれば、カシメリ
ングの軸方向の位置が決まり、回転方向についても1つ
の方向に決まってその位置でカシメることができ、誰が
カシメ作業を行っても、カシメ位置が変わることなく、
カシメを行うことができる。したがって、常に、一定の
カシメ量とすることもできるので、光ファイバコードを
結線した光コネクタのコード引っ張り強度が製品によっ
てバラつかず、安定したものとすることができる。
【0027】また、カシメリングは、カシメ動作中、カ
シメ治具の受部に確実に係止されているので、カシメ動
作中に光コネクタが治具から落ちてしまうなどの不都合
もない。
【0028】さらにまた、カシメ動作中には、カシメリ
ングの軸方向および回転方向の移動を阻止する作用を果
たすカシメリングに設けたつば部は、この光コネクタの
使用時には、把持手段としてのツマミの把持部の壁部の
内方への変形を規制する作用も果たすので、ツマミの壁
厚を薄くすることができる。したがって、光コネクタ全
体の小形軽量化にも適したものとすることができ、高密
度実装に適した光コネクタを提供するのにも役立つもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態としてのカシメ治具
を示す正面図である。
【図2】図1のカシメ治具の平面図である。
【図3】図1のカシメ治具に設けられた本発明による受
部とカシメ動作部との詳細な構造を示すための部分拡大
斜視図である。
【図4】図3の受部とカシメ動作部との間に光コネクタ
と光ファイバコードとの組合せ体を配置した状態を示す
部分拡大斜視図である。
【図5】カシメ治具を用いて光ファイバコードを結線完
了した光コネクタプラグの全体構成を示す図である。
【図6】本発明のカシメ治具と共に使用されるカシメリ
ングの詳細構造を示すための半断面正面図である。
【図7】図6のカシメリングの側面図である。
【図8】結線すべき光ファイバコードに光コネクタの構
成部分を挿通させたところを示す概略図である。
【図9】結線すべき光ファイバコードの端末のコード外
被を剥離した状態を示す概略図である。
【図10】結線すべき光ファイバコードの端末の剥離処
理した補強繊維を折り返した状態を示す概略図である。
【図11】結線すべき光ファイバコードの露出されたフ
ァイバ心線の端末を剥離処理した状態を示す概略図であ
る。
【図12】光ファイバコードの端末処理したファイバ心
線にフェルールを装着した状態を示す概略図である。
【図13】ストップリングに対してプラグフレームを取
り付け固定するところを説明するための概略図である。
【図14】ストップリングにプラグフレームを取り付け
固定した状態を示す概略図である。
【図15】ストップリングとカシメリングとの間に補強
繊維を挟み込んだ状態を示す概略図である。
【図16】本発明のカシメ治具を用いてカシメリングの
カシメを行う場合の配置関係を概略的に示す図である。
【図17】本発明のカシメ治具の受部にプラグフレーム
およびカシメリング等の組合せ体を配置してカシメ動作
状態にあるところを示す概略断面図である。
【図18】カシメ作業を完了した後に補強繊維を切断す
る位置を説明するための概略図である。
【図19】フードを装着するために接着剤を塗布する部
分を説明するための概略図である。
【図20】フード装着後の状態を示す概略図である。
【図21】プラグフレームに対してツマミを装着した状
態を示す概略図である。
【図22】従来のカシメリングおよびカシメ治具による
カシメ動作の一例を説明するための概略図である。
【図23】図22のカシメ動作の例においてカシメリン
グを装着してカシメ動作の開始直前の状態を示す概略図
である。
【図24】図22および図23に示した従来のカシメ動
作によって得られた後のコード外被の処理の仕方を説明
するための概略図である。
【符号の説明】
10 レバー 20 レバー 40 カシメ動作部 41 カシメ凹部 42 脚部 50 受部 51 プラグフレーム載置凹部 52 フェルール挿通凹部 53 カシメリング受面 54 側部受面 55 段状凹部 56 つば部受入れ凹部 100 カシメ治具 200 光コネクタプラグ 210 キャップ 220 ツマミ 230 プラグフレーム 240 フェルール 250 ストップリング 260 カシメリング 261 カシメ部 262 止めフランジ部 263 つば部 270 フード 280 スプリング 300 光ファイバコード 301 コード外被 302 補強繊維 303 ファイバ心線 304 ファイバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西山 隆 東京都品川区大崎5丁目5番23号 ヒロセ 電機株式会社内 (72)発明者 松本 楯臣 東京都品川区大崎5丁目5番23号 ヒロセ 電機株式会社内 (72)発明者 長瀬 亮 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 岩野 真一 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 金山 和則 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 加藤 邦治 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 中野 敏昭 東京都目黒区目黒本町6丁目18番12号 本 多通信工業株式会社内 (72)発明者 岡村 宏正 東京都目黒区目黒本町6丁目18番12号 本 多通信工業株式会社内 (72)発明者 河原 昭 東京都中野区中野4丁目15番9号 三和電 気工業株式会社内 (72)発明者 品川 雄二 東京都中野区中野4丁目15番9号 三和電 気工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光コネクタへ光ファイバコードを接続す
    るのに使用するカシメ治具において、前記光ファイバコ
    ードの外被を剥離したファイバ心線を挿通させたストッ
    プリングに対して、前記光ファイバコードの外被を剥離
    した補強繊維を挟むようにして被せられたカシメリング
    を受ける受部と、該受部に対して押下げ移動させられて
    前記カシメリングを前記ストップリングに対してカシメ
    てそれらの間に前記補強繊維を圧着させるためのカシメ
    動作部とを備えており、前記受部には、前記カシメリン
    グのつば部に係合して、カシメ動作中において、前記カ
    シメリングの軸方向および回転方向の移動を阻止する係
    止部が設けられていることを特徴とするカシメ治具。
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