JP5093919B2 - 光コネクタ用固定部材及び光コネクタの取付方法 - Google Patents

光コネクタ用固定部材及び光コネクタの取付方法 Download PDF

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本発明は、光ケーブルを光コネクタに取り付ける際に用いる光コネクタ用固定部材及び光コネクタの取付方法に関するものである。
インドアケーブルやドロップケーブルなどの光ケーブルは、例えば特許文献1に記載の光コネクタに接続された上で敷設される。このような光ケーブルの中には、光ファイバ心線に外力が直接掛からないようにするために、光ファイバ心線とケーブル外被との間に抗張力繊維(例えばアラミド繊維)を介在させたものがある。光ファイバ心線の周囲を抗張力繊維で覆うことにより、光ファイバ心線の耐引張強度が担保される。
抗張力繊維を有する光ケーブルと光コネクタとを現地で接続する際に、作業員は、光コネクタに挿入する部分のケーブル外被を除去することで露出した抗張力繊維を光コネクタに固定させる必要がある。露出したアラミド繊維はまとまりがないため、従来、アラミド繊維の固定は特殊なかしめ工具を用いて行われている。
国際公開第2006/019161号パンフレット
しかしながら、作業員は不安定な足場や狭い空間といった、作業に適切とはいえない環境で光コネクタを光ケーブルに取り付ける必要があるため、現地での光コネクタの取付は困難である。また、まとまりのない抗張力繊維を固定するためには、高価で特殊なかしめ工具を用意する必要がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、簡易に光コネクタを光ケーブルに取り付けることが可能な光コネクタ用固定部材及び光コネクタの取付方法を提供することを目的とする。
本発明の光コネクタの取付方法は、メカニカルスプライスと、光ファイバ心線とケーブル外被との間に抗張力繊維が介在している光ケーブルに光コネクタを取り付ける際に用いる光コネクタ用固定部材と、係止受け部が設けられており、光コネクタ用固定部材を収容する収容部とを備え、光コネクタ用固定部材が、光ファイバ心線を挿通可能な貫通孔が形成され外周面に雄ネジ部が設けられた筒状部と、該筒状部の端部に設けられケーブル外被を把持する把持部と、係止部とを有する第1固定用部材と、貫通孔に挿通された光ファイバ心線を被覆していた抗張力繊維を雄ネジ部と螺合することで固定する雌ネジ部が内周面に設けられた筒状の第2固定用部材と、を備え、係止部と係止受け部とが係合することで光コネクタ用固定部材が収容部内で固定され、光ファイバ心線がメカニカルスプライスの内部に案内される、ことを特徴とする光コネクタを、光ファイバ心線とケーブル外被との間に抗張力繊維が介在している光ケーブルに取り付ける光コネクタの取付方法であって、一端部においてケーブル外被が除去された光ケーブルを用意する工程と、光コネクタ用固定部材と、該光コネクタ用固定部材がまだ取り付けられていない光コネクタとを用意する工程と、雄ネジ部と雌ネジ部とを螺合して、ケーブル外被の除去により露出している抗張力繊維と、ファイバ心線を被覆しているケーブル外被とを光コネクタ用固定部材において固定することで、光ケーブルに該光コネクタ用固定部材を取り付ける工程であって、ファイバ心線を被覆しているケーブル外被が把持部により固定される、該工程と、係止部と係止受け部とを係合させて、抗張力繊維及びケーブル外被を固定している光コネクタ用固定部材を収容部内で固定し、光ファイバ心線をメカニカルスプライスの内部に案内することで、光ケーブルに光コネクタを取り付ける工程と、露出している抗張力繊維及びファイバ心線を被覆しているケーブル外被を固定する前に、心線把持部材により該ケーブル外被に対して該光ファイバ心線を固定する工程と、光コネクタを光ケーブルに取り付けた後に心線把持部材を取り外す工程と、を含むことを特徴とする。
このような光コネクタの取付方法によれば、ケーブル外被の除去により露出している抗張力繊維と、ファイバ心線を被覆しているケーブル外被(除去されていないケーブル外被)とが固定された後に、光コネクタが光ケーブルに取り付けられる。したがって、作業員は露出した抗張力繊維やケーブル外被の捻れなどに煩わされることなく簡易に光コネクタを光ケーブルに取り付けできる。また、高価で特殊なかしめ工具を用いることなく、雄ネジ部と雌ネジ部とを螺合させるだけで簡易に抗張力繊維を固定できる。また、ケーブル外被が把持部により把持されるので、光コネクタを光ケーブルに取り付ける際に、光ケーブルに掛かる外力によってケーブル外被が引っ張られたり捻れたりする現象を防止できる。その結果、作業員はケーブル外被の引張りや捻れなどに煩わされることなく光コネクタを光ケーブルに取り付けできる。
この場合、心線把持部材を用いてケーブル外被に対して光ファイバ心線を固定してから、抗張力繊維及びケーブル外被の固定と、光ケーブルへの光コネクタの取付とが行われる。そしてその後に、心線把持部材が取り外される。このように光コネクタを光ケーブルに取り付けるまで光ファイバ心線を固定することで、一連の作業において、光ファイバがケーブル外被に対して相対的に動いて外被から露出された光ファイバ心線の長さが変化することを防止できる。その結果、光コネクタを光ケーブルに取り付けた際に光ファイバ心線が過度にたわんでしまったり、光ファイバ心線が光コネクタ内の所定の位置まで到達しなかったりする事態を回避できる。
このような光コネクタ用固定部材及び光コネクタの取付方法によれば、簡易に光コネクタを光ケーブルに取り付けることが可能になる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
まず、図1及び2を用いて、実施形態に係る光コネクタ用固定部材1の構造を説明する。図1は光コネクタ用固定部材1の後方斜視図であり、図2は光コネクタ用固定部材1の前方斜視図である。
光コネクタ用固定部材1は、メカニカルスプライスを内蔵した光コネクタCを光ケーブルDに取り付ける際に用いる部品である(例えば図6参照)。光コネクタ用固定部材1は、ホルダ部材(第1固定部材)10とネジ部材(第2固定部材)30とから構成されている。なお、本実施形態における光ケーブルDは、光ファイバ心線Daと、その光ファイバ心線Daを被覆するケーブル外被Dbと、これら光ファイバ心線Da及びケーブル外被Dbの間に介在するアラミド繊維(抗張力繊維)Dcとを備えており(図3参照)、光ファイバ心線Daがケーブル外被Dbに固定されていないルース型の光ケーブルである。
ホルダ部材10は、光コネクタCと接続する接続部11と、その接続部11を経由して光コネクタCに光ファイバ心線Daを案内するための筒状部12と、その筒状部12を介して案内された光ファイバ心線Daを被覆するケーブル外被Dbを把持するための把持部13とを備えている。
接続部11は略直方体形状を成している。接続部11の一端部(前端部14)から他端部(後端部15)の手前にかけては、長手方向に、略V字形の空間16が形成されている。後端部15の略中央には、光ファイバ心線Daを挿通可能な程度の径を有する開口部17が形成されている。接続部11の各側面には、光コネクタCと接続するための係止部18が設けられている。この係止部18は、光コネクタCに設けられた係止受け部Ca(図6参照)と係合可能である。
筒状部12は略円筒形状を成しており、その外周面には雄ネジ部19が設けられている。筒状部12の一端部は、接続部11の後端部15と接続している。筒状部12の軸方向に沿って形成されている貫通孔20は、接続部11の後端部15に形成された開口部17と連通している。貫通孔20の径は、光ファイバ心線Daを挿通可能な程度の大きさである。
把持部13は、筒状部12の他端部(後端部21)に互いに対向するように設けられた一対の略平板状のアーム22から構成されている。各アーム22は筒状部12の軸方向に沿って延びている。一対のアーム22の間隔は、光ケーブルD(ケーブル外被Db)の外径と略等しい。各アーム22の把持面23(一対のアーム22の間に案内されたケーブル外被Dbと対向するアーム22の面)には、アーム22の長手方向に延びる略直方体形状の第1突起24と、その長手方向と直交する方向に延びる二つの山形状の第2突起25とが設けられている。なお、把持面23に設けられる突起の形状や個数、あるいは突起の配置方法はこれに限定されない。例えば、第1突起24を山形状に形成したり、二つの第2突起25の間に第1突起24を設けたり、第2突起25を一つのみ設けたり、あるいは第1突起24及び第2突起25の一方のみを設けたりしてもよい。また、アームの数も一対(2つ)に限られるものではなく、3つ以上であってもよい。
ネジ部材30は、略円筒形状を成しており、その内周面には雄ネジ部19と螺合する雌ネジ部31が設けられている。なお、雄ネジ部19と雌ネジ部31との間にアラミド繊維Dcを案内したまま、雄ネジ部19と雌ネジ部31とを螺合させることが可能であり、この螺合によりアラミド繊維Dcは固定される。ネジ部材30の前端部32から後端部33の手前に至るまでの貫通孔34の径は筒状部12の外径と略等しく、後端部33における貫通孔35の径は光ケーブルD(ケーブル外被Db)の外径と略等しい。
上述したホルダ部材10及びネジ部材30の材質(特に、雄ネジ部19、雌ネジ部31、把持部13の材質)としては、例えば高信頼性を持つ金属や安価なプラスチックなどが考えられる。材質が金属である場合には、螺合時に掛かる荷重による雄ネジ部19(ネジ山)のクリープを抑制して、螺合によるアラミド繊維Dcの固定力の劣化を防止できる。また、把持部13を塑性変形させてケーブル外被Dbを固定することも可能になる。一方、把持部13の材質をプラスチックにした場合には、ガラスフィラー含有率を増加させたり耐クリープ特性材料を添加したりすることで、把持部13の把持力を向上させることが可能になる。また、プラスチックを用いることで光コネクタ用固定部材1の製造コストを抑えることが可能となる。また、これらが弾性変形する材質である場合には、繰返し使用することも可能である。
このような光コネクタ用固定部材1によれば、ホルダ部材10の貫通孔20に挿通される光ファイバ心線Daを被覆していたアラミド繊維Dcを雄ネジ部19と雌ネジ部31との間に案内したまま、ネジ部材30を回転させて雄ネジ部19と雌ネジ部31とを螺合させることで、そのアラミド繊維Dcを固定できる。したがって、かしめ工具などの特殊な工具を用いることなく簡易にアラミド繊維Dcを固定できる。また、ケーブル外被Dbが把持部13により把持されるので、作業時に光ケーブルDに掛かる外力によるケーブル外被Dbの引張りや捻れなどを防止できる。これにより、作業員はケーブル外被Dbの引張りや捻れなどに煩わされることなく光コネクタを光ケーブルDに取り付けできるので、現場での施工が容易になる。
また、雄ネジ部19と雌ネジ部31との螺合により、アラミド繊維Dcが固定されると共に、把持部13がネジ部材30の内周面に沿ってケーブル外被Dbを挟み込むように変形することでケーブル外被Dbが把持部13により固定される。これにより、作業員はネジ部材30を回転させてホルダ部材10とネジ部材30とを接続するだけでアラミド繊維Dc及び光ケーブルDを固定できるので、現場での施工がより容易になる。
また、把持部13の変形により把持面23に設けられた第1突起24及び第2突起25がケーブル外被Dbに食い込むので、ケーブル外被Dbをより確実に固定して、外力によるケーブル外被Dbの引張りや捻れなどをより確実に防止できる。具体的には、第1突起24によりケーブル外被Dbの捻れを防止でき、第2突起によりケーブル外被Dbの軸方向への移動を防止できる。
次に、図3〜9を用いて、光ケーブルDへの光コネクタCの取付方法について説明する。図3〜9はその取付方法における各工程又は各状態を示す図である。なお、本実施形態における光コネクタCの取り付けとは、一端部のケーブル外被Dbが除去された光ケーブルDに光コネクタ用固定部材1を取り付けることでアラミド繊維Dc及びケーブル外被Dbを固定し、その後に光コネクタ用固定部材1と光コネクタCとを接続することで光ケーブルDに光コネクタCを取り付けるという一連の作業のことをいう。
まず、光ケーブルD、光コネクタ用固定部材1、心線把持部材40及び光コネクタCを用意する。続いて、図3に示すように、ケーブル外被Dbを挟むように心線把持部材40を取り付けることで、ケーブル外被Dbに対して光ファイバ心線Daを固定する。なお、心線把持部材40としては、例えばコレットチャックを用いることが考えられる。
続いて、図3に示すようにネジ部材30を光ケーブルDに通し、その後、図4に示すようにホルダ部材10を光ケーブルDに通す。ホルダ部材10の筒状部12に形成された貫通孔20の径は光ファイバ心線Daの径程度の大きさであるので、ホルダ部材10はケーブル外被Dbの端部付近で止まる。このとき、露出しているアラミド繊維Dcは筒状部12の外周面(雄ネジ部19)付近に位置している。
続いて、ネジ部材30を回転させて雄ネジ部19と雌ネジ部31とを螺合させることでホルダ部材10とネジ部材30とを接続する(図5参照)。このとき、露出しているアラミド繊維Dcは雄ネジ部19と雌ネジ部31との間に案内されそのまま固定される。更に、把持部13がネジ部材30の内周面に沿ってケーブル外被Dbを挟み込むように変形し、第1突起24及び第2突起25がケーブル外被Dbに食い込むことでケーブル外被Dbが固定される。以上により、光ケーブルDへの光コネクタ用固定部材1の取り付けが完了する。
続いて、光ファイバ心線Daの端末処理を行う。具体的には、光ファイバ端部の被覆を除去してガラスファイバを露出させると共に、露出している光ファイバ心線Da及びガラスファイバの長さを適宜カットして調節する。
続いて、図6に示すように、メカニカルスプライスを内蔵した光コネクタCに光コネクタ用固定部材1を挿入する。これにより、ホルダ部材10の接続部11に設けられた係止部18と光コネクタCに設けられた係止受け部Caとが係合し、光コネクタ用固定部材1と光コネクタCとが接続する(図7参照)。このとき、光ファイバ心線Daは開状態となっているメカニカルスプライスの内部に案内されている。続いて、図7の矢印Aで示す方向に沿って、光コネクタCに取り付けられている楔Cbを取り外す。これによりメカニカルスプライスが閉状態になり、光ファイバ心線がメカニカルスプライスに固定される。そして最後に、光ファイバ心線Daを固定している心線把持部材40を取り外す。これで、光ケーブルDへの光コネクタCの取り付けが完了する(図8参照)。
このような取付方法によれば、光コネクタCを光ケーブルDに取り付ける前にアラミド繊維Dc及びケーブル外被Dbを固定することで、簡易に光コネクタCを光ケーブルDに取り付けることが可能になる。
また、光コネクタCを光ケーブルDに取り付けるまで心線把持部材40により光ファイバ心線Daを固定することで、一連の作業において、光ファイバがケーブル外被Dbに対して相対的に動いて外被Dbから露出された光ファイバ心線Daの長さが変化することを防止できる。その結果、光コネクタCを光ケーブルDに取り付けた際に光ファイバ心線Daが過度にたわんでしまったり、光ファイバ心線Daが光コネクタC内の所定の位置まで到達しなかったりする事態を回避できる。心線把持部材40により、作業員は、光ファイバ心線がケーブル外被に固定されているタイト型の光ケーブルを取り扱うのと同様に、ルース型の光ケーブルを取り扱うことができる。
また、上述の取付方法によれば、かしめ工具などの特殊な工具を用いることなく、雄ネジ部19と雌ネジ部31とを螺合させるだけで簡易にアラミド繊維Dcを固定できる。更に、その螺合によりケーブル外被Dbが把持部13により把持されるので、光コネクタCを光ケーブルDに取り付ける際に、光ケーブルDに掛かる外力によってケーブル外被Dbが引っ張られたり捻れたりする現象を防止できる。以上により作業員は光コネクタCを光ケーブルDに簡易に取り付けできるので、現場での施工が容易になる。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で以下のような様々な変形が可能である。
光コネクタ用固定部材1を用いて光コネクタCを光ケーブルDに取り付ける際に、図9に示すような略筒状の心線保護スペーサ50を用いてもよい。心線保護スペーサ50には、軸方向に貫通している貫通孔が形成されている。心線保護スペーサ50の軸方向の長さはホルダ部材10の把持部13の長さ以上であることが好ましい。心線保護スペーサ50の外径はケーブル外被Dbの内径と略等しいが、一端部51の外径はケーブル外被Dbの外径と略等しい。貫通孔の径は光ファイバ心線Daの径と略等しい。
心線保護スペーサ50は次のように使用する。すなわち、ホルダ部材10を光ケーブルDに通す前に心線保護スペーサ50を他端部52から光ファイバ心線Daに通し、そのまま心線保護スペーサ50をケーブル外被Dbと光ファイバ心線Daとの間に挿入する。心線保護スペーサ50は、その一端部51がケーブル外被Dbの端部に到達するまで挿入可能である。
このように心線保護スペーサ50を挿入することで、把持部13によりケーブル外被Dbが固定された際にその把持部13からケーブル外被Dbを介して伝達される圧力が心線保護スペーサ50により受け止められるので、その圧力は光ファイバ心線Daに伝わらない。その結果、把持部13からの圧力による光ファイバ心線Daの曲げロスや外傷などを防止できるとともに、ケーブル外被Dbは、把持部13と心線保護スペーサ50に挟み込まれるため、より強固に外被を固定することができる。
本実施形態では、ルース型の光ケーブルを用いたが、光ファイバ心線が、その外周に介在するアラミド繊維(抗張力繊維)を挟んでケーブル外被に固定されているタイト型の光ケーブルを用いてもよい。
光コネクタ用固定部材の後方斜視図である。 光コネクタ用固定部材の前方斜視図である。 光ケーブルに心線把持部材及びネジ部材を取り付ける工程を示す図である。 光ケーブルにホルダ部材を取り付ける工程を示す図である。 雄ネジ部と雌ネジ部とが螺合された状態を示す図である。 光ケーブルに光コネクタを取り付ける工程を示す図である。 光コネクタが光ケーブルに取り付けられた直後の状態を示す図である。 光ケーブルへの光コネクタの取り付けが完了した状態を示す図である。 心線保護スペーサを示す図である。
符号の説明
1…光コネクタ用固定部材、10…ホルダ部材(第1固定部材)、11…接続部、12…筒状部、13…把持部、19…雄ネジ部、20…筒状部に形成された貫通孔、21…筒状部の後端部、22…アーム(把持部)、23…把持面、24…第1突起、25…第2突起、30…ネジ部材(第2固定部材)、31…雌ネジ部、40…心線把持部材、50…心線保護スペーサ、C…光コネクタ、D…光ケーブル、Da…光ファイバ心線、Db…ケーブル外被、Dc…アラミド繊維(抗張力繊維)

Claims (1)

  1. メカニカルスプライスと、光ファイバ心線とケーブル外被との間に抗張力繊維が介在している光ケーブルに光コネクタを取り付ける際に用いる光コネクタ用固定部材と、係止受け部が設けられており、前記光コネクタ用固定部材を収容する収容部とを備え、前記光コネクタ用固定部材が、前記光ファイバ心線を挿通可能な貫通孔が形成され外周面に雄ネジ部が設けられた筒状部と、該筒状部の端部に設けられ前記ケーブル外被を把持する把持部と、係止部とを有する第1固定用部材と、前記貫通孔に挿通された光ファイバ心線を被覆していた前記抗張力繊維を前記雄ネジ部と螺合することで固定する雌ネジ部が内周面に設けられた筒状の第2固定用部材と、を備え、前記係止部と前記係止受け部とが係合することで前記光コネクタ用固定部材が前記収容部内で固定され、前記光ファイバ心線が前記メカニカルスプライスの内部に案内される、ことを特徴とする光コネクタを、光ファイバ心線とケーブル外被との間に抗張力繊維が介在している光ケーブルに取り付ける光コネクタの取付方法であって、
    一端部において前記ケーブル外被が除去された前記光ケーブルを用意する工程と、
    前記光コネクタ用固定部材と、該光コネクタ用固定部材がまだ取り付けられていない前記光コネクタとを用意する工程と、
    前記雄ネジ部と前記雌ネジ部とを螺合して、前記ケーブル外被の除去により露出している前記抗張力繊維と、前記ファイバ心線を被覆している前記ケーブル外被とを前記光コネクタ用固定部材において固定することで、前記光ケーブルに該光コネクタ用固定部材を取り付ける工程であって、前記ファイバ心線を被覆している前記ケーブル外被が前記把持部により固定される、該工程と、
    前記係止部と前記係止受け部とを係合させて、前記抗張力繊維及び前記ケーブル外被を固定している前記光コネクタ用固定部材を前記収容部内で固定し、前記光ファイバ心線を前記メカニカルスプライスの内部に案内することで、前記光ケーブルに前記光コネクタを取り付ける工程と、
    前記露出している抗張力繊維及び前記ファイバ心線を被覆している前記ケーブル外被を固定する前に、心線把持部材により該ケーブル外被に対して該光ファイバ心線を固定する工程と、
    前記光コネクタを前記光ケーブルに取り付けた後に前記心線把持部材を取り外す工程と、
    を含むことを特徴とする光コネクタの取付方法。
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