JPH0961558A - 時間データ報知装置 - Google Patents

時間データ報知装置

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JPH0961558A
JPH0961558A JP7219267A JP21926795A JPH0961558A JP H0961558 A JPH0961558 A JP H0961558A JP 7219267 A JP7219267 A JP 7219267A JP 21926795 A JP21926795 A JP 21926795A JP H0961558 A JPH0961558 A JP H0961558A
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JP
Japan
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time
section
target
lap
data
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JP7219267A
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Inventor
Shigeru Inoue
茂 井上
Katsuto Onishi
克人 大西
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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  • Measurement Of Unknown Time Intervals (AREA)
  • Electric Clocks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、個々のユーザの走行ペースに
合った区間毎の目標時間を報知できるようにすることで
ある。 【解決手段】N=1でラップデータが記憶されている場
合には(図5、S11、YES)、前回のレースのトー
タル時間から区間平均タイムを算出し(S12)、前回
の各区間のラップタイムと算出した区間平均タイムとか
ら両者の比率を求める(S13)。目標とするトータル
タイムから区間平均タイムを求める(S14)。さら
に、目標トータルタイムの区間平均タイムに比率を乗算
して区間目標タイムを算出し(S15)、その区間目標
タイムを表示する(S16)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マラソン、水泳競技等
の目標時間を報知する時間データ報知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フルマラソン、ハーフマラソンなどのラ
ンナーの間では、目標とするタイムを満足するためにど
の程度のペースで走ったらよいかを走行中に知りたいと
いう要望があった。そこで、ユーザが目標タイムを入力
すると、全区間を一定のペースで走行するものとして、
平均ラップタイムを算出し、算出したラップタイムを表
示する時間データ報知装置が考えられている。また、ユ
ーザ自身が、目標とするタイムから区間毎の目標タイム
を計算して入力すると、それらのデータを表示する装置
も考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ランナ
ーが一定のペースで走行するものと仮定して各区間の目
標タイムを計算する方法は、一般の市民ランナーのほと
んどがスタート直後からゴールにかけて徐々にペースが
落ちていくということから考えると、実際の競技の参考
として使用するには十分なものではなかった。また、ラ
ンナーによっては、後半のほうがペースが速くなる人
や、後半になると極端にペースの落ちる人など個人差が
大きいことから、トータルの目標タイムから一律に区間
毎の目標タイムを求める方法では、各個人に合ったペー
スを設定することはできなかった。
【0004】他方、ユーザ自身が区間毎の目標タイムを
設定する方法は、個々のユーザのペースに合わせて目標
タイムを設定することができるが、ユーザ自身が区間毎
の目標タイムを計算して入力しなければならず面倒であ
った。
【0005】本発明の目的は、個々のユーザの走行ペー
スに合った区間毎の目標時間、あるいはピッチ数を報知
できる時間データ報知装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明の時間データ
報知装置は、予め定められた距離を複数区間に分けて運
動した際の各区間毎の所要時間に関連する時間データを
記憶する記憶手段と、予め定められた距離を運動する際
の目標とするトータル時間データを入力するトータル時
間データ入力手段と、このトータル時間データ入力手段
によって入力されたトータル時間データを記憶手段に記
憶された複数区間毎の所要時間の比に基づいて演算し、
各区間毎の目標時間データを算出する算出手段と、この
算出手段で算出された各区間毎の目標時間データを報知
する報知手段とを備える。
【0007】この第1の発明では、例えば入力されたト
ータル時間データから区間平均時間データを求め、その
区間平均時間データに各区間毎の所要時間の比を乗算し
て区間毎の目標時間データを算出し、その目標時間デー
タを報知するようにしている。
【0008】従って、目標とするトータル時間を入力す
ると、自分の過去のレースの走行ペースに合った区間目
標時間が報知されるので、ユーザは自己の走行ペース合
った走りをすることができる。
【0009】第2の発明の時間データ報知装置は、予め
定められた距離を複数区間に分けて走行した際の各区間
毎の所要時間を計測する時間計測手段と、この時間計測
手段によって計測された各区間に於ける所要時間を記憶
する区間時間記憶手段と、予め定められた距離を走行す
る際の目標とするトータル時間データを入力するトータ
ル時間データ入力手段と、このトータル時間データ入力
手段によって入力されたトータル時間データを区間時間
記憶手段に記憶された複数区間毎の所要時間の比に基づ
いて演算し、各区間毎の目標時間データを算出する算出
手段と、この算出手段で算出された各区間毎の目標時間
データを表示する表示手段とを備える。
【0010】この第2発明では、各区間毎の所要時間を
計測し、計測した所要時間の比を、例えば、目標とする
トータル時間の区間平均時間に乗算して区間毎の目標時
間を算出して表示するようにしたので、ユーザは、自分
の走行ペースに合った区間目標時間で走ることができ
る。
【0011】第3の発明の時間データ報知装置は、予め
定められた距離を複数区間に分けて運動した際の各区間
毎の所要時間を計測する時間計測手段と、各区間に於け
る走行ピッチデータを計数するピッチデータ計数手段
と、時間計測手段によって計測された各区間毎の所要時
間及びピッチ計数手段によって計数された各区間毎の走
行ピッチデータを夫々対応させて記憶する記憶手段と、
予め定められた距離を運動する際の目標とするトータル
時間データを入力するトータル時間データ入力手段と、
このトータル時間データ入力手段によって入力されたト
ータル時間データを記憶手段に記憶された複数区間毎の
所要時間の比に基づいて演算し、各区間毎の目標時間デ
ータを算出する目標時間算出手段と、この目標時間算出
手段で算出された各区間毎の目標時間データに基づいて
各区間毎の目標走行ピッチデータを算出するピッチ算出
手段と、このピッチ算出手段で算出された目標走行ピッ
チデータの報知を行う報知手段とを備える。
【0012】第3の発明は、区間毎の走行ピッチデータ
と、算出した目標時間データとに基づいて各区間毎の目
標走行ピッチデータを算出し、その目標走行ピッチデー
タをユーザに報知するようにしたので、ユーザは、過去
の走行ピッチに合ったピッチで、目標とするトータル時
間以内となるように走ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施例の電
子腕時計の回路ブロック図であり、この電子腕時計は、
ラップタイム等の計測機能を有している。
【0014】発振器1で生成されるクロック信号は、分
周・タイミング回路2で所定周波数に分周され時刻計時
の基準となる計時信号として制御部3へ出力される。制
御部3は、ROM4に格納されるている制御プログラム
に従って後述する計時処理、キー処理及び目標ラップ設
定処理等を実行し、処理結果をRAM5に格納する。ま
た、制御部3は、計時された現在時刻、あるいは計測中
のラップ時間等を表示ドライバ6に出力して表示装置7
に表示させる。
【0015】キー入力部8は、図示していないが、動作
モードを切り換えるとき操作するS1キーと、ストップ
ウオッチ計測をスタートまたはストップさせるとき操作
するS2キーと、ラップ時間を記憶するとき、あるいは
ストップウオッチ計測を終了した後、計測結果をクリア
するとき操作するS3キーとからなる。
【0016】ここで、RAM5のレジスタの構成を図2
を参照して説明する。RAM5には、表示用のデータを
記憶する表示レジスタ11と、時刻データを記憶する計
時レジスタ12と、動作モードに対応した数値を記憶す
るモードレジスタMと、ラップデータが記憶されている
か否かを示すフラグNと、計測されたラップ時間を記憶
するラップレジスタ13と、ストップウオッチ計測時間
を記憶するストップウオッチレジスタ14と、ストップ
ウオッチ計測中か否かを示すフラグFとが設けられてい
る。
【0017】モードレジスタMには、時刻表示モードの
とき「0」が、目標時間設定モードのとき「1」が、ス
トップウオッチモードのとき「2」が設定される。ま
た、フラグNは、後述するラップデータ記憶レジスタ1
6にラップデータが記憶されているとき「1」が、それ
以外のとき「0」が設定される。さらに、フラグFに
は、ストップウオッチ計測が開始されたとき「1」が設
定され、終了したとき「0」が設定される。
【0018】さらに、RAM5には、ゴールまでの目標
時間を記憶する目標時間レジスタ15と、ラップタイム
を記憶するラップデータ記憶レジスタ16と、処理結果
等を一時記憶するワークレジスタ17と、ラップデータ
記憶レジスタ16のアドレスを指すポインタPとが設け
られている。
【0019】ラップデータ記憶レジスタ16は、図3に
示すように区間毎の前回のラップタイムを記憶する記憶
領域L0と、全区間の平均ラップタイムに対する各区間
のラップタイムの比を記憶する記憶領域L1と、区間毎
の目標時間を記憶する記憶領域L2とが10区間P0〜
P9分設けられている。
【0020】次に、以上のような構成の第1実施例の概
略動作を、図4のフローチャートを参照して説明する。
制御部3が、ホルト(HALT)状態にあるときに(図
4、S1)、分周・タイミング回路2からの計時信号を
検出すると、ステップS2の計時処理を実行する。この
計時処理では、計時信号を計数して計時レジスタ12の
時刻データを更新する。そして、フラグFが「1」か否
かを調べ、ストップウオッチ時間の計測中か否かを判断
する(S3)。フラグF=1で、ストップウオッチ時間
の計測中であれば(S3、YES)、ストップウオッチ
レジスタ14のストップウオッチ時間を更新する(S
4)。その後、ステップS5の表示処理を実行し、現在
時刻、あるいはストップウオッチ時間を表示する。
【0021】他方、ホルト状態にあるときに、何らかの
キー入力を検出すると、ステップS6に進み操作された
のがS1キーか否かを判別する。このとき、操作された
のがS1キーであれば(S6、YES)、モードレジス
タMの値を+1して動作モードを切り換える(S7)。
そして、モードレジスタMの値が「2」か否かを判別し
(S8)、M=2のストップウオッチモードであれば、
ステップS9に進み目標ラップ設定処理を実行する。ま
た、ステップS6の判別で、操作されたのがS1キーで
なければ、ステップS10に進みその他のキー処理を実
行する。
【0022】ここで、図4のステップS9の目標ラップ
設定処理について図5のフローチャートを参照して説明
する。先ず、フラグNが「1」か否か、つまりラップデ
ータ記憶レジスタ16にラップタイムが記憶されてい
て、次のレースの目標とするトータルタイムが入力され
ているか否かを判別する(図5、S11)。フラグNが
「1」の場合には、次のステップS12で前回の区間平
均タイムを算出する(S12)。そして、各区間の前回
のラップタイムと、ステップS12で求めた前回の区間
平均タイムとの比を計算する(S13)。次に、目標ト
ータルタイムから区間平均タイムを算出する(S1
4)。さらに、ステップS13で求めた各区間の比と、
目標トータルタイムから算出した区間平均タイムとか
ら、各区間の目標ラップタイムを算出する(S15)。
そして、算出した目標ラップタイムを表示する(S1
5)。
【0023】これにより、目標とするトータルタイムを
入力すると、前回のラップタイムに応じた区間毎の目標
タイムが算出され、算出された目標タイムがラップデー
タ記憶レジスタ16の目標時間を記憶する領域L2に記
憶される。
【0024】次に、目標ラップ設定処理が終了した後
に、ストップウオッチ時間の計測を開始するとき並びに
計測を終了させるときの処理を説明する。ストップウオ
ッチモードにおいてS2キーを操作すると、図6のステ
ップS21でフラグFが「1」か、つまり現在ストップ
ウオッチ時間の計測中か否かを判断する。フラグF=0
で、ストップウオッチ時間の計測中でなければ、フラグ
Fに「1」を設定してストップウオッチ時間の計測をス
タートさせる(S22)。さらに、ラップデータ記憶レ
ジスタ16に記憶されている最初の区間の目標タイムを
表示する(S23)。
【0025】他方、ステップS21の判別でフラグFが
「1」のときは、ストップウオッチ時間の計測中に測定
を終了するためにS2キーが操作された場合であり、こ
の場合には、ステップS24に進み、ラップレジスタ1
3に記憶されているラップタイムを、ラップデータ記憶
レジスタ16の最終区間P9のラップタイムとして記憶
する。これにより、10区間分のラップタイムの測定が
終了したことになるので、ステップS25でフラグFに
「0」を設定する。
【0026】次に、ストップウオッチモードで時間計測
中にS3キーを操作してラップタイムを記憶させるとき
の処理内容を、図7のフローチャートを参照して説明す
る。先ず、図7のステップS31でフラグFが「1」か
否か、つまりストップウオッチ時間の計測中か否かを判
別する。フラグF=1であれば、ラップレジスタ13に
記憶されているラップタイムをラップデータ記憶レジス
タ16に記憶する(S32)。そして、ラップレジスタ
13の内容をクリアし、ラップデータ記憶レジスタ16
のアドレスを指すポインタPをインクリメントし(S3
3)、次の区間の目標ラップタイムを表示する(S3
4)。
【0027】ステップS31の判別でフラグF=0であ
ったとき、すなわちストップウオッチ時間の計測中でな
いときにS3キーが操作された場合には、ラップレジス
タ13及びストップウオッチレジスタ14の内容をクリ
アする。
【0028】ここで、動作モードの切り換えについて図
8のフローチャートを参照して説明する。M=0の時刻
表示モードにおいてS1キーを操作すると、モードレジ
スタMに「1」が設定され目標時間設定モードへ切り換
わる(図8、S42)。そして、目標時間設定モードに
おいてS1キーを操作すると、モードレジスタMに
「2」が設定されてストップウオッチモードへ切り換わ
る(S43)。このストップウオッチモードにおいてS
1キーを操作すると、モードレジスタMに「0」が設定
されて時刻表示モードに切り換わる(S41)。
【0029】図9(A)、(B)は、時刻表示モード及
びストップウオッチモードの表示状態を示している。同
図(A)は、時刻表示モードにおける表示の一例を示し
ており、現在時刻として「6月18日、日曜日、10時
50分」が表示されている。また、同図(B)は、スト
ップウオッチモードで時間計測をスタートさせる前の状
態を示しており、表示装置7の上段に目標ラップ、中段
に現在のラップ、下段にスタートからの計測時間として
それぞれ「0」が表示される。
【0030】ここで、ユーザが前回マラソンを走ったと
きのラップタイムをラップデータ記憶レジスタ16に記
憶させた後に、次のレースの目標とするトータル時間を
入力して各区間の目標ラップタイムを表示させる場合に
ついて説明する。
【0031】前回のマラソンのトータル時間が「3時間
28分40秒」で、ラップタイムとして図10に示すよ
うなデータがラップデータ記憶レジスタ16に記憶され
ているものとする。目標時間設定モードにおいて、トー
タル目標タイムとして「3時間10分00秒」が入力さ
れると、先ず、前回の区間平均タイムが計算され、各区
間のラップタイムとその区間平均タイムとの比率が計算
される。そして、その比率を目標トータル時間から計算
した区間平均タイムに乗算して区間毎の目標タイムが算
出される。
【0032】例えば、前回の5kmの区間平均タイムは 5
×12520 /42.195 =1483.6秒であるので、区間P0のラ
ップタイムと区間平均タイムとの比は「0.9 」となる。
そして、目標トータルタイム「3時間10分0秒」の区
間平均タイムが1350.9秒であるので、区間P0の目標ラ
ップタイムは、目標トータルタイムの区間平均タイムに
「0.9 」を乗算して得られる「20分16秒(1216
秒)」となる。以下、区間P1、P2・・・P8につい
ても同様にして目標ラップタイムが計算されて、ラップ
データ記憶レジスタ16の対応する領域に記憶される。
【0033】次に、目標ラップタイムの設定が終了し
て、ストップウオッチ時間の計測を開始するときの表示
状態を、図12(A)〜(D)を参照して説明する。目
標とするトータル時間が入力されると、図12(A)に
示すように、表示装置7の上段に区間を示す数値「0」
と、入力したトータル時間「3時間10分」が表示さ
れ、中段、下段には、このときまだ計測をスタートさせ
ていないので「0」が表示される。
【0034】この状態で、S2キーを操作してストップ
ウオッチ時間の計測をスタートさせると、同図(B)に
示すように、表示装置7の上段に、最初の区間P0の計
測であることを示す数値「1」と、区間P0の目標ラッ
プタイムとして「20分16秒」が表示される。この場
合、計測を開始してから1秒しか経過していないので、
中段に計測中のラップタイムとして「1秒」が表示さ
れ、下段にトータルの計測時間として「1」秒が表示さ
れている。
【0035】最初の区間P0のラップの計測が終了する
と、同図(C)に示すように、表示装置7の上段に、2
番目の区間P1を示す数値「2」と、2番目の区間P1
の目標ラップタイムとして「20分16秒」が表示され
る。この場合、区間P1のラップの計測を開始してから
1秒しか経過していないので、同図(C)に示すよう
に、表示装置7の中段に計測中のラップタイムとして
「1秒」が、下段にトータルの計測時間として「20分
17秒」が表示されている。
【0036】2番目の区間P1のラップの計測が終了す
ると、同図(D)に示すように、表示装置7の上段に、
3番目の区間P2を示す数値「3」と、3番目の区間の
目標ラップタイムとして「20分43秒」が表示され
る。この場合、中段にラップレジスタ13に記憶されて
いるラップタイム「10分50秒」が、下段にストップ
ウオッチレジスタ14に記憶されている計測時間「51
分22秒」が、それぞれ表示されている。
【0037】この第1実施例によれば、目標とするトー
タル時間を入力すると、前回のレースのラップタイムか
ら、目標とするトータル時間で走るための区間毎の目標
タイムが計算されて表示されるので、ユーザは自分の走
行ペースに合った目標タイムを参考にして走ることがで
きる。
【0038】次に、本発明の第2実施例を説明する。こ
の第2実施例は、複数のレースのラップタイムを記憶し
ておいて、次のレースの目標トータル時間が入力された
とき、記憶されている複数のラップタイムから区間毎の
目標タイムを算出して表示するものである。
【0039】この第2実施例の基本的構成は上述した第
1実施例と同様であり、第1実施例と異なる点は、図1
3に示すように、ラップデータ記憶レジスタ21に前
回、前々回及び3走前のラップタイムを記憶できるよう
にした点である。
【0040】図13において、第2実施例のラップデー
タ記憶レジスタ21には、前回のラップタイムを記憶す
る記憶領域L3と、前々回のラップタイムを記憶する記
憶領域L4と、3走前のラップタイムを記憶する記憶領
域L5とが設けられている。
【0041】3回分のレースのラップタイムが記憶され
た状態で、次のレースの目標とするトータル時間が入力
されると、3走前のラップタイムとその区間平均タイム
との比、前々回のラップタイムとその区間平均タイムと
の比及び前回のラップタイムとその区間平均タイムとの
比がそれぞれ計算され、それら比の平均値が記憶領域L
1に記憶される。そして、目標とするトータル時間の区
間平均タイムに、記憶領域L1の比を乗算し、区間目標
タイムを算出して記憶領域L2に格納する。区間目標タ
イムが設定された状態で、次のラップタイムの計測がス
タートすると、順次対応する区間毎の目標タイムが表示
される。
【0042】この第2実施例は、それまでの全てのレー
スのラップタイムに基づいて区間毎の目標タイムを算出
するようにしたので、第1実施例よりさらにユーザの走
行ペースに合った目標タイムを設定できる。
【0043】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。この第3実施例は、加速度センサ31により走行時
のピッチ数を検出し、検出したピッチ数から次のレース
の区間毎の目標ピッチ数を算出して表示するようにした
ものである。
【0044】先ず、第3実施例の電子腕時計の回路構成
を、図14を参照して説明する。同図において、前述し
た第1実施例の回路と同一の部分には同じ符号を付け
て、それらの説明は省略する。
【0045】図14において、加速度センサ31は、走
行時の腕の振りによる生じる加速度の変化を検出するセ
ンサである。この加速度センサ31の出力信号は検出回
路32で検出され制御部3へ出力される。ブザー33
は、報音制御部34の制御の基に区間毎の目標ピッチを
音によりユーザに知らせるものである。
【0046】次に、RAM5のレジスタの構成を図15
を参照して説明する。なお、図15に示されるレジスタ
の内、図2で説明してあるレジスタについては説明を省
略する。
【0047】ピッチレジスタ35は、検出回路32で検
出される走行時のピッチ数を記憶するレジスタである。
ラップデータ記憶レジスタ36は、図16に示すように
前回のレースにおけるラップタイムを記憶する記憶領域
L0と、前回のレースのピッチ数を記憶する記憶領域L
6と、前回のラップタイムまたはピッチ数と区間平均ラ
ップタイムまたは区間平均ピッチ数との比を記憶する記
憶領域L6と、区間目標ラップタイムを記憶する記憶領
域L2と、区間目標ピッチ数を記憶する記憶領域L7と
からなる。
【0048】今、図17(1) 、(2) に示すように前回の
マラソンのラップタイム及びピッチ数がラップデータ記
憶レジスタ36に記憶されているとする。このとき、目
標ラップタイム及びピッチ数の設定処理が実行される
と、先ず、前回のレースのトータル時間から5km毎の区
間平均タイムが算出される。この場合、トータル時間が
「3時間28分40秒(12520秒)」であるので、
区間平均タイムは、 5×12520/42.195=1483.6秒、とな
る。さらに、各区間のラップタイムと区間平均タイムの
比を計算し、計算結果をラップデータ記憶レジスタ36
の記憶領域L1に記憶する(同図(3))。
【0049】その結果、ラップデータ記憶レジスタ36
の区間平均タイムに対する比(各区間のペース配分を示
す値)を記憶する領域L1には、最初の区間のラップと
区間平均タイムとの比として「0.90」、2番目の区
間の比として「0.90」、3番目の区間の比として
「0.92」・・・が順に記憶される(同図(4) )。
【0050】次に、ユーザからレースの目標トータルタ
イムが入力されるとその区間平均タイムが算出される。
この場合、目標トータルタイムが「3時間10分00秒
(11400秒) 」であるから、5kmの区間平均タイ
ムは、 5×11400/42.195=1350.9となる(同図(5) )。
さらに、その区間目標タイム1350.9秒に、記憶領域L1
に記憶されているペース配分を示す値を乗算して区間毎
の目標タイムを求める(同図(6) )。
【0051】その結果、ラップデータ記憶レジスタ36
の目標ラップタイムを記憶する領域L2には、最初の区
間の目標ラップタイムとして「20分16秒」、2番目
の区間の目標ラップタイムとして「20分16秒」、3
番目の区間の目標ラップタイムとして「20分43秒」
・・・が記憶される(同図(7) )。
【0052】次に、上記のようにして求めた前回のラッ
プタイムと、今回の目標ラップタイムと、前回のビッチ
数とから、各区間の目標ピッチ数を算出する。例えば、
1番目の区間のピッチ数は、前回のピッチ数「180.
0」、前回のラップタイム「1340秒」、目標ラップ
タイム「1216秒」であるので、目標ピッチ数は、18
0.0 ×1340/1216 =198.4 /分となる(同図(8) )。以
下、同様に他の区間についても目標ピッチ数を算出す
る。
【0053】この結果、ラップデータ記憶レジスタ36
の目標ピッチ数を記憶する領域L7には、最初の区間の
目標ピッチ数として「198.4/分」、2番目の区間
の目標ピッチ数として「198.4/分」、3番目の区
間の目標ピッチ数として「191.5/分」・・・が記
憶される(同図(9) )。
【0054】この第3実施例は、前回、あるいは過去の
レースの区間毎のピッチ数を記憶しておいて、目標とす
るトータルタイムが入力されたなら、そのトータルタイ
ムで走行できるような区間毎のピッチ数を算出してユー
ザに報知するようにしたので、ユーザは自己のペースに
あったピッチで走行しながら目標タイムを短縮すること
ができる。
【0055】なお、上述した実施例は、本発明を電子腕
時計に適用した場合であるが、腕時計に限らずペンダン
ト型、あるいはラップタイムまたはピッチ数を計測する
専用の装置でもよい。また、算出した目標ラップタイ
ム、ピッチ数等をユーザに報知する方法は、ブザー等の
音による方法に限らず、音声、プリントなどでもよい。
さらに、本発明は、マラソンに限らず、自転車競技、水
泳競技等の他の競技にも適用できる。
【0056】
【発明の効果】本発明は、過去のレースのラップタイム
から次のレースの区間毎の目標タイムを算出してユーザ
に報知するようにしたので、個々のユーザの走行ペース
に合った目標タイムを設定することができる。また、過
去のレースのピッチ数から次のレースの区間毎の目標ピ
ッチ数を算出してユーザに報知するようにしたので、個
々のユーザの走行ペースに合ったピッチを設定すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の回路ブロック図である。
【図2】RAM5のレジスタの構成を示す図である。
【図3】ラップデータ記憶レジスタ16の構成を示す図
である。
【図4】第1実施例の概略動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】目標ラップ設定処理のフローチャートである。
【図6】S2キー処理のフローチャートである。
【図7】S3キー処理のフローチャートである。
【図8】モード切り換え処理のフローチャートである。
【図9】同図(A)は時刻表示状態を示す図、同図
(B)はストップウオッチモードの表示状態を示す図で
ある。
【図10】ラップデータ記憶レジスタの内容を示す図で
ある。
【図11】ラップデータ記憶レジスタの内容を示す図で
ある。
【図12】同図(A)は、ストップウオッチ時間の計測
をスタートする前の状態を示す図、同図(B)、
(C)、(D)は、各区間の目標タイムの表示状態を示
す図である。
【図13】第2実施例のラップデータ記憶レジスタ21
の構成を示す図である。
【図14】第3実施例の回路ブロック図である。
【図15】第3実施例のRAM5のレジスタの構成を示
す図である。
【図16】ラップデータ記憶レジスタ36の構成を示す
図である。
【図17】区間目標タイム及び目標ピッチ数を算出する
処理の説明図である。
【符号の説明】
3 制御部 4 ROM 5 RAM 7 表示装置 31 加速度センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め定められた距離を複数区間に分けて運
    動した際の各区間毎の所要時間に関連する時間データを
    記憶する記憶手段と、 前記予め定められた距離を運動する際の目標とするトー
    タル時間データを入力するトータル時間データ入力手段
    と、 このトータル時間データ入力手段によって入力されたト
    ータル時間データを前記記憶手段に記憶された前記複数
    区間毎の所要時間の比に基づいて演算し、各区間毎の目
    標時間データを算出する算出手段と、 この算出手段で算出された各区間毎の目標時間データを
    報知する報知手段とを備えることを特徴とする時間デー
    タ報知装置。
  2. 【請求項2】予め定められた距離を複数区間に分けて走
    行した際の各区間毎の所要時間を計測する時間計測手段
    と、 この時間計測手段によって計測された各区間に於ける所
    要時間を記憶する区間時間記憶手段と、 前記予め定められた距離を走行する際の目標とするトー
    タル時間データを入力するトータル時間データ入力手段
    と、 このトータル時間データ入力手段によって入力されたト
    ータル時間データを前記区間時間記憶手段に記憶された
    前記複数区間毎の所要時間の比に基づいて演算し、各区
    間毎の目標時間データを算出する算出手段と、 この算出手段で算出された各区間毎の目標時間データを
    表示する表示手段とを備えたことを特徴とする時間デー
    タ報知装置。
  3. 【請求項3】予め定められた距離を複数区間に分けて運
    動した際の各区間毎の所要時間を計測する時間計測手段
    と、 各区間に於ける走行ピッチデータを計数するピッチデー
    タ計数手段と、 前記時間計測手段によって計測された各区間毎の所要時
    間及び前記ピッチ計数手段によって計数された各区間毎
    の走行ピッチデータを夫々対応させて記憶する記憶手段
    と、 前記予め定められた距離を運動する際の目標とするトー
    タル時間データを入力するトータル時間データ入力手段
    と、 このトータル時間データ入力手段によって入力されたト
    ータル時間データを前記記憶手段に記憶された前記複数
    区間毎の所要時間の比に基づいて演算し、各区間毎の目
    標時間データを算出する算出手段と、 この算出手段で算出された各区間毎の目標時間データ
    と、前記走行ピッチデータとに基づいて各区間毎の目標
    走行ピッチデータを算出するピッチ算出手段と、 このピッチ算出手段で算出された目標走行ピッチデータ
    の報知を行う報知手段とを備えたことを特徴とする時間
    データ報知装置。
  4. 【請求項4】前記算出手段は、前記入力されたトータル
    時間データから区間平均データを求め、該区間平均デー
    タに前記区間毎の所要時間の比を乗算して各区間毎の目
    標時間データを算出することを特徴とする請求項1、2
    または3記載の時間データ報知装置。
JP7219267A 1995-08-28 1995-08-28 時間データ報知装置 Withdrawn JPH0961558A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009236683A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Casio Comput Co Ltd 走行ペース表示制御装置および腕装着型装置

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