JPH0961557A - 時間予測装置 - Google Patents

時間予測装置

Info

Publication number
JPH0961557A
JPH0961557A JP7219248A JP21924895A JPH0961557A JP H0961557 A JPH0961557 A JP H0961557A JP 7219248 A JP7219248 A JP 7219248A JP 21924895 A JP21924895 A JP 21924895A JP H0961557 A JPH0961557 A JP H0961557A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
time data
data
distance
mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7219248A
Other languages
English (en)
Inventor
Fusao Suga
房夫 菅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP7219248A priority Critical patent/JPH0961557A/ja
Publication of JPH0961557A publication Critical patent/JPH0961557A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Clocks (AREA)
  • Measurement Of Unknown Time Intervals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、短い距離の走行時間からそれ
より長い距離の走行時間を予測することのできる時間予
測装置を提供することである。 【解決手段】モードレジスタMの値が「2」の状態でS
2キーが操作されると(図6、S23、YES)、設定
されている距離の所要時間を式データに代入してフルマ
ラソンのフィニッシュ時間を算出し表示する(S2
4)。他方、モードレジスタMが「3」の状態でS2キ
ーが操作されると(S25、YES)、所要時間データ
が4種類設定されているか否かを判別し(S27)、4
種類のデータが設定されている場合には、それらのデー
タから回帰直線を求め、その回帰直線からフルマラソン
のフィニッシュ時間を算出して表示する(S28)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マラソン等の走行
時間を予測する時間予測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フルマラソンや、ハーフマラソンなどの
比較的長い距離を走るランナーは、日々の練習でこれら
の距離を走ることはできなので、5km、10kmといった
距離を何回も走って走力を向上させ、6カ月、あるいは
1年に一度フルマラソンや、ハーフマラソンの競技に出
場している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、長距離ランナ
ーは、日常の5km、10kmの距離で走行時間が短くなっ
たことにより、自分の走力がアップしたことは分かる
が、それが実際のフルマラソンでどのくらいの時間短縮
になるかは全く分からず、6か月、あるいは1年に1回
の競技で自分の実力を確認するしか方法がなかった。
【0004】本発明の目的は、短い距離の走行時間から
それより長い距離の走行時間を予測することのできる時
間予測装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明の時間予測装
置は、予め定められた距離に対する走行時間データを設
定する設定手段と、この設定手段によって設定された走
行時間データに応じて予め定められた距離より長い予め
定められた距離を走行するのに要する予測時間データを
出力する予測時間データ出力手段と、この予測時間デー
タ出力手段から出力される予測時間データを報知する報
知手段とを備える。
【0006】第1の発明によれば、練習などでの短い距
離の走行時間から実際のレースの長い距離の走行時間を
予測することができる。第2の発明の時間予測装置は、
予め定められた複数の距離のうちの1つを設定する距離
設定手段と、この距離設定手段によって設定された距離
に対する走行時間データを設定する走行時間データ設定
手段と、走行時間データを変数として予め定められた距
離より長い距離を走行するのに要する予測時間データを
得るための式データを複数の距離のそれぞれに対応させ
て記憶する式データ記憶手段と、走行時間データ設定手
段によって設定された走行時間データを距離設定手段に
よって設定された距離に対応する式データに代入して予
め定められた距離より長い距離を走行するのに要する予
測時間データを算出する予測時間データ算出手段と、こ
の予測時間データ算出手段で算出された予測時間データ
を報知する報知手段とを備える。
【0007】第2の発明によれば、短い距離の走行時間
データを式データに代入して、それより長い距離の予測
時間データを算出することができるので、実際に長い距
離を走行しなくとも走行時間を予測することができる。
【0008】第3の発明の時間予測装置は、それぞれ異
なる複数の距離それぞれに対する走行時間データを記憶
する複数の走行時間データ記憶手段と、この複数の走行
時間データ記憶手段に記憶された複数の走行時間データ
に基づき回帰直線データを得る回帰直線データ算出手段
と、この回帰直線データ算出手段によって得られた回帰
直線データに基づき複数の距離よりも長い距離を走行す
る際に要する予測時間データを算出する予測時間データ
算出手段とを備える。
【0009】第3の発明によれば、複数の短い距離の走
行時間データから回帰直線を求め、その回帰直線からそ
れらの距離より長い距離の予測時間データを算出するよ
うにしたので、複数の短い距離の走行時間からそれより
長い距離の走行時間を正確に予測することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しながら説明する。図1は、本発明の一実施例の長距
離の走行時間を予測する時間予測装置の回路ブロック図
である。この実施例は、1km、5km、10km・・・の走
行時間からフルマラソンの走行時間を予測する時間予測
機能を有する電子腕時計に関するものである。
【0011】図1において、発振器1で生成されるクロ
ック信号は、分周・タイミング回路2で所定周波数に分
周され時刻計時の基準となる計時信号として制御部3へ
出力される。制御部3は、ROM4に格納されている制
御プログラムに従って後述する計時処理、ストップウオ
ッチ処理及びフィニシュ時間算出処理等を実行し、処理
結果をRAM5に格納する。また、制御部3は、計時さ
れた現在時刻、あるいは演算により求めたフルマラソン
の時間等を表示ドライバ6に出力して表示装置7に表示
させる。また、制御部3は、報音制御部8に指示してブ
ザ9を駆動させてアラーム音を報音する。
【0012】キー入力部10は、図示していないが、動
作モードを切り換えるとき操作するS1キーと、シュミ
レーション1、2または3モードにおいて、各距離の所
要時間及びフルマラソンの時間を順に表示させるとき操
作するS2キーと、1km、5km、10km・・の各距離の
所要時間を設定するとき操作するS3キーとを有し、そ
れらのキーの操作信号を制御部3へ出力する。
【0013】ここで、RAM5のレジスタの構成を図2
を参照して説明する。RAM5は、表示装置7に表示す
る表示データを記憶する表示レジスタ11と、分周・タ
イミング回路2から出力される計時信号を計数して得ら
れる現在時刻データを記憶する計時レジスタ12と、動
作モードに対応した数値を記憶するモードレジスタM
と、ストップウオッチモードにおける計測時間を記憶す
るストップウオッチレジスタ13と、ユーザにより設定
される1km、5km、10km・・・の所要時間を記憶する
設定時間レジスタ14と、各距離の所要時間から算出さ
れるフルマラソンのフィニッシュ時間を記憶するフィニ
ッシュ時間レジスタ15と、設定時間レジスタ14に設
定されている所要時間データの個数をカウントするカウ
ンタNと、ストップウォッチの時間計測中に「1」とな
るフラグレジスタFとからなる。
【0014】なお、モードレジスタMには、時刻表示モ
ードのときM=0が、各距離の所要時間から比例計算に
よりフルマラソンの所要時間を算出して表示するシュミ
レーション1モードのときM=1が、多数の人の距離と
所要時間との関係から求めた式からフルマラソンの所要
時間を算出して表示するシュミュレーション2モードの
ときM=2が、回帰直線によりフルマラソンの所要時間
を算出して表示するシュミュレーション3モードのとき
M=3が、ストップウオッチモードのときM=4が設定
される。
【0015】次に、以上のような構成の実施例の概略動
作を、図3のフローチャートを参照して説明する。制御
部3が、ホルト(HALT)状態にあるときに(図3、
S1)、分周・タイミング回路2からの計時信号を検出
すると、ステップS2の計時処理を実行する。この計時
処理では、計時信号を計数して計時レジスタ12の時刻
データを更新する。そして、フラグFが「1」か否かを
調べ、ストップウオッチ時間の計測中か否かを判断する
(S3)。フラグF=1で、ストップウオッチ時間の計
測中であれば(S3、YES)、ストップウオッチレジ
スタ14のストップウオッチ時間を更新する(S4)。
その後、ステップS5の表示処理を実行し、現在時刻、
あるいはストップウオッチ時間を表示する。
【0016】他方、ホルト状態にあるときに、何らかの
キー入力を検出すると、ステップS6に進み、操作され
たのがS1キーか否かを判別する。このとき、操作され
たのがS1キーであれば(S6、YES)、モードレジ
スタMの値を+1して動作モードを切り換え(S7)、
上述したステップS5の表示処理を実行する。また、ス
テップS6の判別で、操作されたのがS1キーでなけれ
ば、ステップS8に進みその他のキー処理を実行する。
【0017】ここで、図3のステップS7のモード変更
処理及びステップS5における表示内容の変化を、図4
の表示変化図を参照して説明する。本実施例では、時刻
表示モード、シミュレーション1モード、シミュレーシ
ョン2モード、シミュレーション3モード及びストップ
ウオッチモードの5種類のモードをS1キーにより切り
換えることができる。
【0018】M=0の時刻表示モード(図4のA)にお
いては計時レジスタ12の現在時刻、例えば月、日、曜
日、時、分、秒が表示されこの状態でS1キーを操作す
ると、モードレジスタMに「1」が設定されてシミュレ
ーション1モードへ切り換えられる(図4、B)。この
シミュレーション1モードでは、5km、10km・・・の
所要時間から単純比例計算によりフルマラソンの所要時
間を算出して切換表示出来る。
【0019】シミュレーション1モードにおいてS1キ
ーを操作すると、モードレジスタMに「2」が設定され
てシミュレーション2モードへ切り換えられる(C)。
このシミュレーション2モードでは、5km、10km・・
・の所要時間からそれぞれの距離に対応する式からフル
マラソンの所要時間が計算されて表示される。
【0020】シミュレーション2においてS1キーを操
作すると、モードレジスタMに「3」が設定されてシミ
ュレーション3モードへ切り換えられる(D)。このシ
ミュレーション3モードでは、5km、10km、20km・
・・の所要時間から回帰直線を求め、その回帰直線から
フルマラソンの所要時間を計算する。
【0021】シミュレーション3モードにおいてS1キ
ーを操作すると、モードレジスタMに「4」が設定され
てストップウオッチモードに切り換わる(E)。このス
トップウオッチモードでは、ストップウオッチ計測をス
タートさせてからの経過時間を表示する。
【0022】ストップウオッチモードにおいてS1キー
を操作すると、モードレジスタMに「0」が設定されて
時刻表示モードへ切り換わる(A)。図5は、時刻表示
モードの表示状態の一例を示す図であり、現在時刻とし
て「6月18日、日曜日、10時50分00秒」が表示
されている。
【0023】次に、S2キーを操作して1km、5km、1
0km・・・の所要時間からフルマラソンのフィニッシュ
時間(所要時間)を表示させる場合の処理内容を、図6
のフローチャートを参照して説明する。
【0024】先ず、モードレジスタMの値が「1」か否
か、つまりシミュレーション1モードにおいてS2キー
が操作されたか否かを判別する(図6、S21)。シミ
ュレーション1モードにおいてS2キーが操作された場
合には、設定時間レジスタ14に記憶されている1km、
5km・・・のペースでフルマラソンの残りの距離を走行
した場合のフィニッシュ時間を算出し、1km、5km毎の
所要時間とフィニッシュ時間とを切り換え表示する(S
22)。
【0025】即ち、図10の(1)に示すように1kmに
つき3分00秒と設定されていた場合、S2キーが操作
されると5kmでは3分の5倍である15分00秒が演算
されて(3)に示すように表示される。また、いずれの
場合においても1kmを3分00秒のペースで走った場合
のフルマラソン(42.195km) の所要時間2時間6分35
秒が同時に表示される。
【0026】一方、ステップS21でM≠1と判別され
た場合には、ステップS23に進みモードレジスタMの
値が「2」か否か、つまりシミュレーション2モードに
おいてS2キーが操作されたか否かを判別する。ステッ
プS23の判別がYESの場合には、5km、10km、2
0kmの所要時間とフルマラソンの所要時間との関係を示
す式からフルマラソンの所要時間を算出し、それぞれの
距離の所要時間とフィニッシュ時間とを切り換え表示す
る(S24)。
【0027】ここで、5km、10km、20km・・の所要
時間からそれより距離の長いフルマラソンの所要時間を
求めるための式について説明する。多数の人の5km、1
0km、20km等の記録とフルマラソンの記録を取ったと
ころ、5km、10km、20km等の所要時間とフルマラソ
ンの所要時間とは、例えば図7に示すような相関関係が
あることが分かった。5kmの所要時間をXとすると、フ
ルマラソンの所要時間Yは、「Y=12X−36」で表
せる。また、10kmの所要時間をXとすると、フルマラ
ソンの所要時間Yは、「Y=5.26X−17」で表せる。
【0028】本実施例では、5km、10km・・・の所要
時間からフルマラソンの所要時間を算出するための各距
離の式データをROM4に記憶しておいて、例えばユー
ザから5kmの所要時間が入力されたなら、式「Y=12
X−36」に5kmの所要時間を代入してフルマラソンの
所要時間を算出している。これにより、日々の練習の短
い距離の所要時間からフルマラソンのゴールまでの時間
を予測することができる。
【0029】図6に戻り、ステップS23でM≠2と判
別された場合には、ステップS25に進みモードレジス
タMの値が「3」か否か、つまりシミュレーション3モ
ードにおいてS2キーが操作されたか否かを判別する。
【0030】シミュレーション3モードでS2キーが操
作された場合には、設定時間レジスタ14に設定されて
いるデータ数を示すカウンタNの値を「1」インクリメ
ントし(S26)、カウンタNの値が「4」か否かを判
別する(S27)。カウンタNの値が「4」であれば、
ステップS18で、4種類の距離の所要時間データから
回帰計算を行い、所要時間をX,フルマラソンの所要時
間をYとしたときの「Y=aX+b」の係数a、bを求
め、計算により求めた回帰直線からフルマラソンの所要
時間を算出する。
【0031】ステップS25でモードレジスMの値がM
≠3と判別された場合には、ステップS29に進み他の
モード、つまり時刻表示モードでのS2キー処理を実行
する。
【0032】次に、S3キーを操作して各距離の所要時
間(設定時間)を設定する場合のキー処理の内容を、図
8のフローチャートを参照して説明する。先ず、モード
レジスタMの値が「1」か否か、つまりシミュレーショ
ン1モードにおいてS3キーが操作されたか否かを判別
する(図8、S31)。シミュレーション1モードにお
いてS3キーが操作された場合には、設定時間の分桁に
α分を加算する(S32)。分桁に加算されるαの値
は、例えば1kmの所要時間を設定する場合には、α=1
分となり、S3キーを操作する毎に1分づつ加算され
る。また、5kmの所要時間を設定するときには、α=5
分となり、S3キーを操作する毎に5分づつ加算され
る。そして、設定された所要時間からフルマラソンの所
要時間(フィニッシュ時間)を算出する(S33)。
【0033】他方、ステップS31でモードレジスタM
の値がM≠1と判別された場合には、ステップS34に
進みモードレジスタMの値が「2」か否か、つまりシミ
ュレーション2モードにおいてS3キーが操作されたか
否かを判別する。シミュレーション2モードにおいてS
3キーが操作された場合には、設定時間の秒桁にβ秒を
加算する。秒桁に加算されるβの値は、例えば1kmの所
要時間を設定する場合には、β=1秒となり、S3キー
を操作する毎に1秒づつ加算される。また、5kmの所要
時間を設定する場合には、β=5秒となり、S3キーを
操作する毎に5秒づつ加算される。さらに、10kmの所
要時間を設定する場合には、β=10秒となり、S3キ
ーを操作する毎に10秒づつ加算される。
【0034】以上のようにして所定の距離の所要時間の
設定が終了したなら、設定された所要時間と、ROM4
に記憶されている該当する距離の式からフルマラソンの
所要時間を算出する(S36)。
【0035】ステップS34でモードレジスタMの値が
M≠2と判別された場合には、ステップS37に進みモ
ードレジスタMの値が「3」か否か、つまりシミュレー
ション3モードにおいてS3キーが操作されたか否かを
判別する。
【0036】シミュレーション3モードにおいてS3キ
ーが操作された場合には、カウンタNの値が「4」か否
か、つまり設定時間レジスタ14に4種類の所要時間デ
ータが記憶されているか否かを判別する(S38)。4
種類の所要時間データが記憶されていない場合には、設
定中の所要時間の選択された桁の数値を早送りする(S
39)。
【0037】ステップS38でカウンタNの値が「4」
であると判別された場合には、ベストフィニィシュ算出
処理を実行する(S40)。ベストフィニシュ算出処理
とは、図9に示すように横軸を対数目盛で走行距離を表
し、縦軸に所要時間を表したとき、回帰直線と同じ傾き
を有し、各所要時間と距離との交点の近傍を通る直線
(図9に破線で示す)を求める処理であり、4種類の距
離の所要時間から得られる最も短いフルマラソンの所要
時間となる。
【0038】ステップS37でモードレジスタMの値が
M≠3であれば、ステップS41に進み他のモード、つ
まり時刻表示モードにおけるS3キーの処理を行う。こ
こで、S2キー及びS3キーを操作したときの表示状態
の遷移を図10を参照して説明する。
【0039】例えば、シミュレーション1(または2)
モードでS2キーが操作されると、最初に1kmの所要時
間「3分00秒」と、1kmのペースで全行程を走行した
場合の(または1kmの所要時間からフィニッシュ時間を
算出する式から)フルマラソンのフィニッシュ時間「2
時間6分35秒」が算出されて表示される(図10(1)
)。この状態でS3キーを操作すると、1kmの所要時
間の秒桁が「1秒」インクリメントされ、所要時間が変
更され、変更された1kmの所要時間でのフルマラソンの
フィニッシュ時間「2時間7分17秒」が算出されて表
示される(同図(2) )。同図(2) の状態で、再度S3キ
ーを操作すると、秒桁の値が、さらに1秒加算される。
【0040】図10(1) の状態でS2キーを操作する
と、次の5kmの所要時間と、その5kmのペースで走行し
た場合のフルマラソンのフィニッシュ時間「2時間6分
35秒」が表示される(同図(3) ) 。この状態でS3キ
ーを操作すると、秒桁が「5秒」インクリメントされ所
要時間が修正され、修正された5kmの所要時間でのフル
マラソンのフィニッシュ時間「2時間7分17秒」が算
出されて表示される(同図(4) )。以下、同様にS2キ
ーを操作する毎に10km、20km・・・の所要時間と、
その所要時間から算出されるフィニッシュ時間とが表示
装置7に表示される。
【0041】フィニッシュ時間の「2時間6分35秒」
が表示された状態で(同図(5) )、S3キーを操作する
と、上述した1kmの所要時間に1秒を加算した値から求
めたフィニッシュ時間「2時間7分17秒」が表示され
る(同図(6) )。
【0042】図11は、複数の距離の内の1つの距離の
所要時間を前述した式に代入してフルマラソンの所要時
間を算出するシミュレーション2モードの表示例を示し
ている。
【0043】この場合、5kmの所要時間が「16分45
秒」であるので、前述した式「Y=12X−36」から
フルマラソンの所要時間は「2時間45分00秒」とな
る。この状態で、S3キーを操作すると、秒桁の数値に
5秒が加算され、所要時間が「16分50秒」に修正さ
れる。そして、その所要時間でのフルマラソンのフィニ
ッシュ時間「2時間46分00秒」が算出されて表示さ
れる。以下、10kmについても同様にしてフルマラソン
のフィニッシュ時間が算出されて表示される。
【0044】図12は、シミュレーション3モードにお
ける時間設定手順を示す図である。先ず、5kmの所要時
間を設定したなら(図12、S51)、S2キーを操作
して、順次、10km、20km、30kmの所要時間を設定
する(S52、S53、S54)。
【0045】4種類の距離の所要時間を設定した後(図
12、S51〜S54)、S2キーを操作すると、前述
した回帰直線を求める演算が実行され、その回帰直線か
らフルマラソンのフィニッシュ時間が算出されて表示さ
れる(S55)。このフィニッシュ時間の表示状態でS
3キーを操作すると、前述したベストフィニッシュ算出
処理が実行されて、回帰直線から得られるフィニッシュ
時間より、さらに短いベストフィニッシュ時間が算出さ
れて表示される(S56)。
【0046】これにより4種類の距離の所要時間からそ
れらのデータを満足する回帰直線が求められ、その回帰
直線からフルマラソンのゴールまでの時間が正確に算出
される。さらに、その回帰直線から設定された所要時間
を満足して、かつ最も短いベストフィニッシュ時間が算
出されて表示される。
【0047】なお、上述した実施例では、シミュレーシ
ョン2モードで各距離の所要時間からフルマラソンのフ
ィニッシュ時間を算出するための式データをROM4に
記憶するようにしたが、それぞれの距離の所要時間から
算出したフルマラソンのフィニッシュ時間データを、各
距離の所要時間データに対応させて記憶しておくように
してもよい。
【0048】例えば、図13(A)の5Kテーブルに
は、5kmの複数の所要時間に対応させて、それぞれ前述
した式から算出したフルマラソンのフィニッシュ時間が
記憶されており、同図(B)の10Kテーブルには、1
0kmの複数の所要時間に対応させて、それぞれ前述した
式から算出したフルマラソンのフィニッシュ時間が記憶
されている。
【0049】そして、ユーザから距離と所要時間とが入
力されると、該当する距離のテーブルを参照して、入力
された所要時間に対応するフィニッシュ時間を求めるこ
とができる。。
【0050】また、上述した実施例では、本発明を腕時
計に適用した場合について説明したがそれに限らず、時
間予測専用の装置であってもよいし、非携帯型の装置で
あってもよい。また、予測時間を報知する方法は、表示
に限らず、音声、印刷等の他の方法で報知してもよい。
さらに、予測する時間は、フルマラソンに限らず、水
泳、ウルトラマラソン等の競技であってもよい。例え
ば、50km走行のフィニッシュ時間を予測する場合に
は、本実施例と同様に50kmの多数の人のデータを集
め、それらのデータから得られる式データをメモリに記
憶させておき、その式データを用いて50kmのフィニッ
シュ時間を計算するようにすればよい。
【0051】
【発明の効果】本発明は、短い距離の所要時間からそれ
より長い距離の所要時間を算出して報知するようにした
ので、例えばマラソンランナーが日常的に走る5km、あ
るいは10kmの所要時間からフルマラソンの所要時間を
知ることができ、練習の結果フルマラソンの記録をどの
程度短縮できたかを予測することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の回路ブロック図である。
【図2】RAM5のレジスタの構成図である。
【図3】実施例の概略動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】動作モードの切り換え処理による表示状態の変
化図である。
【図5】時刻表示の一例を示す図である。
【図6】S2キー処理のフローチャートである。
【図7】5km、10kmの所要時間からフルマラソンの所
要時間を求める式の説明図である。
【図8】S3キー処理のフローチャートである。
【図9】回帰直線とベストフィニッシュ時間を求める式
の説明図である。
【図10】所要時間の設定時の表示状態を示す図であ
る。
【図11】シミュレーション2モードの表示状態の一例
を示す図である。
【図12】シミュレーション3モードの所要時間の設定
手順を示す図である。
【図13】他の実施例のテーブルの構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
3 制御部 4 ROM 3 RAM 7 表示装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め定められた距離に対する走行時間デー
    タを設定する設定手段と、 この設定手段によって設定された走行時間データに応じ
    て前記予め定められた距離より長い予め定められた距離
    を走行するのに要する予測時間データを出力する予測時
    間データ出力手段と、 この予測時間データ出力手段から出力される予測時間デ
    ータを報知する報知手段とを備えたことを特徴とする時
    間予測装置。
  2. 【請求項2】さらに、予め定められた複数の距離の走行
    時間データに対応させて、該予め定められた距離の複数
    の走行時間データと該距離より長い距離の複数の走行デ
    ータから求めた式データから算出した、該予め定められ
    た距離より長い距離を走行するのに要する複数の予測時
    間データを記憶する記憶手段を有し、 前記予測時間データ出力手段は、前記設定手段で設定さ
    れた走行時間データに対応する予測時間データを前記記
    憶手段から検索して出力することを特徴とする請求項1
    記載の時間予測装置。
  3. 【請求項3】予め定められた複数の距離のうちの1つを
    設定する距離設定手段と、 この距離設定手段によって設定された距離に対する走行
    時間データを設定する走行時間データ設定手段と、 走行時間データを変数として前記予め定められた距離よ
    り長い距離を走行するのに要する予測時間データを得る
    ための式データを前記複数の距離それぞれに対応させて
    記憶する式データ記憶手段と、 前記走行時間データ設定手段によって設定された走行時
    間データを前記距離設定手段によって設定された距離に
    対応する式データに代入して前記予め定められた距離よ
    り長い距離を走行するのに要する予測時間データを算出
    する予測時間データ算出手段と、 この予測時間データ算出手段で算出された予測時間デー
    タを報知する報知手段とを備えることを特徴とする時間
    予測装置。
  4. 【請求項4】それぞれ異なる複数の距離それぞれに対す
    る走行時間データを記憶する複数の走行時間データ記憶
    手段と、 この複数の複数の走行時間データ記憶手段に記憶された
    複数の走行時間データに基づき回帰直線データを得る回
    帰直線データ算出手段と、 この回帰直線データ算出手段によって得られた回帰直線
    データに基づき前記複数の距離よりも長い距離を走行す
    る際に要する予測時間データを算出する予測時間データ
    算出手段とを備えることを特徴とする時間予測装置。
JP7219248A 1995-08-28 1995-08-28 時間予測装置 Withdrawn JPH0961557A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7219248A JPH0961557A (ja) 1995-08-28 1995-08-28 時間予測装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7219248A JPH0961557A (ja) 1995-08-28 1995-08-28 時間予測装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0961557A true JPH0961557A (ja) 1997-03-07

Family

ID=16732553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7219248A Withdrawn JPH0961557A (ja) 1995-08-28 1995-08-28 時間予測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0961557A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3334279B2 (ja) ピッチ表示装置
US5297110A (en) Stopwatch with target time function
US4396904A (en) Electronic pace timing device
JPS6219994Y2 (ja)
US20050288852A1 (en) Timing device, system, and method for estimated time of arrival (ETA)
US4255803A (en) Electronic timepiece equipped with alarm function
EP0599568B1 (en) Time measurement apparatus
JP2010197344A (ja) 移動状態関連情報報知装置
US5130957A (en) Electronic timepiece with timer
JPH0961557A (ja) 時間予測装置
JP3424132B2 (ja) ピッチ表示装置及びピッチ算出方法
JP3498379B2 (ja) 心拍計
JP3278895B2 (ja) 時間計測装置
JP2582068B2 (ja) 多機能電子時計
JP3858125B2 (ja) 時間測定装置
US4209972A (en) Digital electronic timepiece having an alarm display
JP2001134739A (ja) 歩数計
JP2508571Y2 (ja) ストップウオッチ
JP2006216016A (ja) イベント量計測器及び歩数計
JPH05249257A (ja) 時間計測装置
JPS6317035Y2 (ja)
JPH0544635B2 (ja)
JPH06235779A (ja) 温度計測装置
JPH05180959A (ja) ストップウォッチ装置
JP2960077B2 (ja) ストップウオッチ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20021105