JP3278895B2 - 時間計測装置 - Google Patents

時間計測装置

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JP3278895B2
JP3278895B2 JP08981592A JP8981592A JP3278895B2 JP 3278895 B2 JP3278895 B2 JP 3278895B2 JP 08981592 A JP08981592 A JP 08981592A JP 8981592 A JP8981592 A JP 8981592A JP 3278895 B2 JP3278895 B2 JP 3278895B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時間計測装置に関し、
詳細には、少なくとも2つ以上の計測対象が少なくとも
2つの所定区間を移動する場合のラップ時間の利用性を
向上させる時間計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、所定区間を複数の計測対象が移動
するような場合、例えば、複数の競技者がトラック競技
を行なうような場合、ストップウォッチ等の時間計測装
置によりそのラップ時間(周回時間)を計測している。
このようなストップウォッチを使用して複数の競技者が
トラック競技の練習を行なう場合、競技者の数に対応す
る数のストップウォッチを用意し、複数の競技者のスタ
ートに合せて全てのストップウォッチの計時をスタート
させる。その後、各競技者がトラックを一周すると、各
競技者毎にストップウォッチのキー操作を行なって各競
技者毎にラップ時間を計測している。そして、トラック
を複数回周回するような場合には、ストップウォッチで
計測した各周回毎のラップ時間を、人間が用紙に記入す
るか、別に用意したコンピュータ等に入力してラップデ
ータとして記憶させ、各競技者毎の各周回毎のラップ時
間のデータを保存する。この保存したラップ時間データ
により、各競技者が同じ周回数のときのラップ時間を比
較したり、ラップ差がいくらあるか、見比べたり、また
演算して、データの活用を図っている。このような方法
は、トラック競技に限らず、例えば、マラソン競技での
5キロメートル毎のラップ時間や、荷物の搬送を行なう
場合等においても同様に行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の時間計測装置にあっては、所定距離移動する
ときにかかるラップ時間を計時するだけであったため、
少なくとも2つ以上の計測対象について少なくとも2つ
以上の所定区間のラップ時間を計測して、それらのラッ
プ時間の関係を知りたい場合、例えば、トラックを複数
回周回するトラック競技の様な場合には、ストップウォ
ッチで計測した各周回毎のラップ時間を、人間が用紙に
記入するか、別に用意したコンピュータ等に入力してラ
ップデータとして記憶させ、このデータをもとに再度人
間が計算したりコンピュータで計算させることにより、
各ラップデータの相関関係を調べる必要があった。その
結果、時間計測装置の利用性が悪く、不便であるという
問題があった。そこで、本発明は、複数の計測対象の複
数の区間についてのラップ時間をそれぞれ識別して報知
するとともに、同一区間のラップ時間やラップ時間差を
計測対象を識別して報知することにより、各計測対象の
各区間のラップ時間やラップ時間差が簡単に分るように
して、時間計測装置の利用性・便宜性を向上させること
を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明の時間計測装置は、少なくとも
2つの計測対象について複数の区間夫々のラップ時間を
計時する計時手段と、この計時手段によって計時された
各計測対象について各区間のラップ時間を記憶する記憶
手段と、 前記少なくとも2つの計測対象の現在迄の区間
数を計数する計数手段と、 参照キーと、 この参照キーが
操作された際に前記少なくとも2つの計測対象の現在迄
の区間数が同一か否かを判別する判別手段と、 この判別
手段で前記少なくとも2つの計測対象の区間数が同一と
判別された際に同一の区間数の区間のラップ時間を同時
に表示させ、前記判別手段で前記少なくとも2つの計測
対象の区間数が異なることが判別された際に少ない区間
数の区間のラップ時間を同時に表示させる表示制御手段
と、を備えたことを特徴としている。また、請求項2記
載の発明の時間計測装置は、少なくとも2つの計測対象
について複数の区間夫々のラップ時間を計時する計時手
段と、この計時手段によって計時された各計測対象につ
いて各区間のラップ時間を記憶する記憶手段と、 前記少
なくとも2つの計測対象の現在迄の区間数を計数する計
数手段と、 参照キーと、 この参照キーが操作された際に
前記少なくとも2つの計測対象の現在迄の区間数が同一
か否かを判別する判別手段と、 この判別手段で前記少な
くとも2つの計測対象の区間数が同一と判別された際に
同一の区間数の区間のラップ時間の時間差を求めて表示
させ、前記判別手段で前記少なくとも2つの計測対象の
区間数が異なることが判別された際に少ない区間数の区
間ラップ時間の時間差を求めて表示させる表示制御手段
と、を備えたことを特徴としている。上記各場合におい
請求項3記載の発明のように、 前記少なくとも2つ
の計測対象の現在迄の区間数の差を求める区間数差演算
手段と、 この演算手段で求められた区間数の差を表示さ
せる手段とを更に備える時間計測装置であってもよい。
【0005】
【作用】請求項1記載の発明によれば、少なくとも2つ
の計測対象の現在の区間数が同一の場合、同一区間数の
区間のラップ時間を同時に表示させ、一方、少なくとも
2つの計測対象の現在の区間数が異なる場合、少ない方
の区間数の区間のラップ時間を同時に表示することによ
り、各計測対象の各区間のラップ時間の相関関係を簡
単、かつ容易に把握することができる。その結果、時間
計測装置の利用性・便宜性を向上させることができる。
また、請求項2記載の発明よれば、少なくとも2つの
計測対象の現在の区間数が同一の場合、同一区間数の区
間のラップ時間の時間差を同時に表示させ、一方、少な
くとも2つの計測対象の現在の区間数が異なる場合、少
ない方の区間数の区間のラップ時間の時間差を同時に表
示することにより、各計測対象の各区間のラップ時間や
ラップ時間差を簡単、かつ容易に把握することができ
る。その結果、各計測対象のラップ時間の相関関係をよ
り一層簡単、かつ容易に把握することができ、時間計測
装置の利用性・便宜性をより一層向上させることができ
る。さらに、請求項3記載の発明によれば、 請求項1ま
たは請求項2記載の作用に加え、少なくとも2つの計測
対象の現在迄の区間数差を表示することにより、各計測
対象の区間数の差の相関関係を簡単、かつ容易に把握す
ることができる。その結果、時間計測装置の利用性・便
宜性を向上させることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。図1〜図8は、本発明の時間計測装置を適用し
た電子腕時計の一実施例を示す図である。図1は、本発
明の時間計測装置を適用した電子腕時計1の外観図であ
り、電子腕時計1は、腕時計ケース2に、表示部3及び
複数のキーS1〜S5が設けられている。
【0007】表示部3としては、例えば、液晶表示装置
が利用されており、表示部3は、腕時計ケース2の上面
中央部に矩形に形成されている。表示部3の表面は、ガ
ラス等の透明保護部材により覆われている。
【0008】各キーS1〜S5は、押釦型のキーであ
り、腕時計ケース2の一方側の側面に3個、他方側の側
面に1個及び腕時計ケース2の上面に1個、計5個設け
られている。キーS1は、電子腕時計1のモード設定キ
ー、S2は、ストップウォッチのスタート/ストップキ
ー、S3は、第1ラップキー、S4は、第2ラップキ
ー、S5は、参照キーである。本実施例の電子腕時計1
では、同時に2つの計測対象についてのラップ時間を計
測することができ、そのうちの1つの計測対象について
第1ラップキーS3を割り当て、他の1つの計測対象に
ついて第2ラップキーS4を割り当てる。また、参照キ
ーS5は、後述するように、電子腕時計1で複数の計測
対象について複数の計測区間に対してラップを計測する
場合に、同一計測区間のラップ時間やラップ時間差を表
示部3に表示出力させるために使用する。この腕時計ケ
ース2には、腕時計バンド4が取り付けられている。
【0009】図2は、図1に示した電子腕時計1の内部
回路ブロック図であり、電子腕時計1は、いわゆるマイ
クロプログラム制御方式を採用している。電子腕時計1
は、発振回路11、分周回路12、時刻計数回路13、
スイッチ部14、CPU15、ROM(Read Only Memo
ry)16、RAM(Random AccessMemory)17及び上記
表示部3等を備えている。
【0010】ROM16には、電子腕時計1の制御プロ
グラムや各種システムデータが記憶されており、特に、
後述するラップ処理プログラム等が記憶されている。
【0011】CPU15は、RAM17をワークメモリ
として使用して、ROM16内のプログラムに従って電
子腕時計1の各部を制御し、電子腕時計1としての処理
を行わせるとともに、後述するラップ処理等を行う。
【0012】RAM17は、主にワークメモリとして使
用され、電子腕時計1の制御に必要な各種データを記憶
する。特に、RAM17は、図3に示すように、大きく
メイン領域、第1ラップ領域及び第2ラップ領域に区分
され、各領域は、さらに複数の領域に区分されている。
【0013】メイン領域は、ストップウォッチ領域S
T、周回数差領域S等に区分されており、ストップウォ
ッチ領域STには、ストップウォッチの計時データが、
周回数差領域Sには、先着とのラップ差データが、記憶
される。
【0014】第1ラップ領域は、第1の周回数領域n、
第1のスプリット領域SPLIT及び複数の第1のラッ
プ領域LAP1・・・・LAPnに区分されており、上
記第1ラップキーS3の操作に対応するデータを記憶す
る。すなわち、第1の周回数領域nには、第1ラップキ
ーS3が投入される毎に演算された周回数データが、第
1のスプリット領域SPLITには、第1ラップキーS
3に対応する計測対象のスプリット時間(スタートして
からの全経過時間)データが、第1のラップ領域LAP
1〜LAPnの各領域には、1からnの各周回毎のラッ
プ時間(設定した計測区間の経過時間)データが、記憶
される。
【0015】第2ラップ領域は、同様に、第2の周回数
領域m、第2のスプリット領域SPLIT及び複数の第
2のラップ領域LAP1・・・・LAPnに区分されて
おり、上記第2ラップキーS4の操作に対応するデータ
を、第1ラップ領域と同様に記憶する。
【0016】再び、図2において、CPU15は、この
RAM17への各種データの書込処理や読出処理を行な
うとともに、読み出したデータを表示部3に表示出力さ
せる。
【0017】発振回路11は、基準クロック信号(例え
ば、32768Hz)を分周回路12に出力し、分周回路12
は、入力される基準クロック信号を所定周波数まで分周
して、時刻計数回路13に出力する。
【0018】時刻計数回路13は、分周回路12で分周
された信号を計数し、時、分、秒をCPU15に出力す
る。
【0019】スイッチ部14は、上記各キーS1〜S5
等で構成され、これら各キーS1〜S5が操作される
と、キー操作信号をCPU15に出力する。これら各キ
ーS1〜S5の操作信号が入力されると、CPU15
は、この操作信号に基づいて計時処理や各種演算処理等
を行なう。
【0020】したがって、発振回路11、分周回路1
2、時刻計数回路13、CPU15、第1ラップキーS
3及び第2ラップキーS4は、少なくとも2つの計測対
象について少なくとも2つの所定区間のラップ時間を計
時する計時手段として機能し、上記第1ラップキーS
3、第2ラップキーS4及びRAM17は、所定区間
内、本実施例では、周回数、を識別する識別手段として
機能する。
【0021】表示部3は、図4に示すように、3段に段
分けして表示が可能である。例えば、ストップウォッチ
モードでは、上段に、第1走者のデータ、すなわち、周
回数及びラップ時間が、中段に、第2走者のデータ、す
なわち、周回数及びラップ時間が、そして、下段に、ス
トップウォッチデータが表示される。
【0022】上記表示部3は、計時した各計測対象につ
いての各所定区間のラップ時間やラップ時間差を識別内
容としての周回数とともに報知(表示)する報知出力手
段として機能する。
【0023】次に作用を説明する。電子腕時計1は、通
常は、時計として機能し、現在時刻等を表示部3に表示
している。
【0024】この現在時刻表示モードにおいて、モード
切換キーS1を投入することにより、モード切換を行な
って、ストップウォッチ処理やラップ処理等を行わせる
ことができる。
【0025】特に、ラップ処理を行なうには、まず、モ
ード切換キーS1を投入して、ストップウォッチモード
とし、次に、スタート/ストップキーS2を投入して、
ストップウォッチ機能をスタートさせた後、ラップキー
S3、S4を投入することによりラップ処理が行なわれ
る。
【0026】本実施例では、2人の走者がトラックを複
数回周回するトラック競技を行なうものとし、第1走者
に対して第1ラップキーS3を、第2走者に対して第2
ラップキーS4を割り当ててラップ処理を行なうものと
して、以下説明する。
【0027】モード切換キーS1が投入され、ストップ
ウォッチモードが選択された状態で、スタート/ストッ
プキーS2が投入されると、図5に示すように、まず、
イニシャライズ処理が行なわれる(ステップP1)。こ
のイニシャライズ処理では、RAM17の必要な各種領
域のクリア等を行なう。
【0028】次に、ラップキーS3、S4及び参照キー
S5のいずれかが投入されたかどうかチェックし(ステ
ップP2)、ラップキーS3、S4及び参照キーS5の
いずれもが投入されないときには、スタート/ストップ
キーS2が投入されたかどうかチェックする(ステップ
P3)。
【0029】スタート/ストップキーS2が投入されな
いときには、ラップの計測が完了していないと判断し、
計時を継続して、ステップP2に戻り、ラップキーS
3、S4及び参照キーS5のいずれかが投入されたかど
うかチェックする。
【0030】ステップP2で、いずれかのラップキーS
3、S4または参照キーS5が投入されると、投入され
たキーに対応する処理を行なう。
【0031】すなわち、ラップキーS3、S4が投入さ
れると、ラップ処理を行なう(ステップP4)。
【0032】このラップ処理は、図6に示すように行な
われる。すなわち、ラップ処理では、まず、ラップキー
S3、S4が投入されたときのラップを計測して、投入
されたラップキーが第1ラップキーS3かどうかチェッ
クし(ステップQ1)、投入されたのが第1ラップキー
S3のときには、計測したラップ時間を第1走者のラッ
プ時間として、RAM17の第1ラップ領域の第1のL
AP1領域に記憶する(ステップQ2)。そして、第1
ラップ領域の周回数をカウントする。すなわち、RAM
17の第1ラップ領域の第1の周回数記憶領域nの周回
数データを1だけインクリメントする(ステップQ
3)。
【0033】一方、投入されたラップキーS3、S4が
第1ラップキーS3でないときには、計測したラップ時
間を第2走者のラップ時間として、RAM17の第2ラ
ップ領域の第2のLAP1領域に記憶する(ステップQ
4)。そして、第2ラップ領域の周回数をカウントする
(ステップQ5)。その後、図4に示すように、各走者
についてのラップ時間を周回数とともに表示出力する
(ステップQ6)。
【0034】以上のラップ処理を上記図5のラップ処理
(ステップP4)に入る毎に行ない、ラップ処理が終了
すると、図5の処理に戻る。
【0035】再び、図5において、ラップ処理を抜ける
と、スタート/ストップキーS2が投入されたかどうか
チェックし(ステップP3)、スタート/ストップキー
S2が投入されていないときには、ラップの計測が完了
していないと判断して、ステップS2に戻り、ラップキ
ーS3、S4あるいは参照キーS5が投入されたかどう
かチェックする(ステップP2)。参照キーS5が投入
されると、参照処理を行なう(ステップP5)。
【0036】この参照処理は、図7に示すように行なわ
れる。すなわち、参照処理では、まず、第1走者の周回
数nと第2走者の周回数mとを比較し(ステップT
1)、第1走者と第2走者の周回数が同じか、第1走者
の周回数nの方が第2走者の周回数mよりも多い(n≧
m)と判断すると、第1走者の周回数nから第2走者の
周回数mを減算して、その減算結果(n−m)を周回数
差SとしてRAM17のメイン領域の周回数差領域Sに
記憶する(ステップT2)。
【0037】周回数差Sを記憶すると、この周回数差S
と少ない方の周回数mの第1及び第2のラップ時間をR
AM17から読み出して、表示部3に表示出力する(ス
テップT3)。
【0038】一方、ステップT1で、第1走者の周回数
nよりも第2走者の周回数mの方が多い(n<m)と、
判断すると、第2走者の周回数mから第1走者の周回数
nを減算して、その減算結果(m−n)を周回数差Sと
してRAM17のメイン領域の周回数差領域Sに記憶す
る(ステップT4)。
【0039】周回数差Sを記憶すると、この周回数差S
と少ない方の周回数nの第1及び第2のラップ時間をR
AM17から読み出して、表示部3に表示出力する(ス
テップT5)。
【0040】この参照処理による表示内容は、上述のよ
うに、周回数差と比較可能な最新の周回の第1及び第2
走者のラップ時間であり、図8に示すように表示され
る。図8において、第2走者の周回数差及びラップ時間
の表示が点滅しているのは、第2走者の方が周回数が多
いことを示している。
【0041】したがって、複数の計測対象の複数の区間
についてのラップ時間をそれぞれ識別して報知すること
ができるとともに、同じ区間のラップ時間を計測対象を
識別して報知することができ、各計測対象の各区間のラ
ップ時間を簡単、かつ容易に把握することができる。そ
の結果、複数の計測対象のラップ時間の相関関係を簡
単、かつ容易に把握することができ、時間計測装置の利
用性・便宜性を向上させることができる。
【0042】参照処理が終了すると、図5のメイン処理
に戻り、同様に、スタート/ストップキーS2が投入さ
れたかどうかチェックする(ステップT3)。
【0043】スタート/ストップキーS2が投入される
と、ラップの計測が完了したと判断して、処理を終了す
る。
【0044】図9及び図10は、本発明の時間計測装置
の他の実施例を示す図であり、本実施例は、上記実施例
の参照処理においてラップを表示出力するかわりに、ラ
ップ差を表示出力するものである。
【0045】そこで、本実施例の説明にあたり上記実施
例で使用した符号をそのまま使用して説明する。
【0046】本実施例においても、メイン処理は、図5
と同様に行なわれ、図5の参照処理に入ると、図9に示
す参照処理を行なう。
【0047】すなわち、本実施例の参照処理では、ま
ず、第1走者の周回数nと第2走者の周回数mとを比較
し(ステップR1)、第1走者と第2走者の周回数が同
じか、第1走者の周回数nの方が第2走者の周回数mよ
りも多い(n≧m)と判断すると、第1走者の周回数n
から第2走者の周回数mを減算して、その減算結果(n
−m)を周回数差SとしてRAM17のメイン領域の周
回数差領域Sに記憶する(ステップR2)。
【0048】周回数差Sを記憶すると、少ない方の周回
数mの第1のラップ時間と第2のラップ時間とのラップ
時間差を演算し(ステップR3)、演算した周回数差S
及びラップ時間差を表示部3に表示出力する(ステップ
R4)。
【0049】一方、ステップR1で、第1走者の周回数
nよりも第2走者の周回数mの方が多い(n<m)と、
判断すると、第2走者の周回数mから第1走者の周回数
nを減算して、その減算結果(m−n)を周回数差Sと
してRAM17のメイン領域の周回数差領域Sに記憶す
る(ステップR5)。
【0050】周回数差Sを記憶すると、少ない方の周回
数nの第1のラップ時間と第2のラップ時間とのラップ
時間差を演算し(ステップR6)、演算した周回数差S
及びラップ時間差を表示部3に表示出力する(ステップ
R7)。
【0051】この参照処理による表示内容は、上述のよ
うに、周回数差と比較可能な最新の周回の第1走者のラ
ップ時間、第1走者と第2走者とのラップ時間差であ
り、図10に示すように、点滅表示される。
【0052】なお、参照モードになっていないとには、
図4と同じ内容の表示が表示部3に表示されている。
【0053】したがって、複数の計測対象の複数の区間
についてのラップ時間をそれぞれ識別して表示出力する
ことができるとともに、参照キーS5を投入することに
より、同じ区間のラップ時間差を報知することができ、
各計測対象の各区間のラップ時間及びラップ時間差を簡
単、かつ容易に把握することができる。その結果、複数
の計測対象のラップ時間の相関関係をより一層簡単、か
つ容易に把握することができ、時間計測装置の利用性・
便宜性をより一層向上させることができる。
【0054】なお、上記実施例においては、トラック競
技におけるラップ処理に適用したが、これに限るもので
はなく、少なくとも2つ以上の計測対象が少なくとも2
つ以上の区間を移動する場合一般に適用することができ
る。
【0055】
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、複数の計測対象の複数
の区間についてのラップ時間を各区間や計測対象を識別
して表示することができるとともに、各計測対象の同一
区間のラップ時間やラップ時間差を表示することができ
るので、各計測対象の各区間のラップ時間やラップ時間
差を簡単、かつ容易に把握することができる。その結
果、複数の計測対象のラップ時間の相関関係を容易に把
握することができ、時間計測装置の利用性・便宜性を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の時間計測装置の一実施例としての電子
腕時計の外観図。
【図2】電子腕時計の回路ブロック図。
【図3】図2のRAMの一部で各種データの記憶状態を
示す図。
【図4】ストップウォッチモードにおける表示状態を示
す表示部の正面図。
【図5】電子腕時計のメイン処理を示すフローチャー
ト。
【図6】ラップ処理を示すフローチャート。
【図7】参照処理を示すフローチャート。
【図8】参照モードにおける表示状態を示す表示部の正
面図。
【図9】本発明の時間計測装置の他の実施例の参照処理
を示すフローチャート。
【図10】他の実施例による参照モードにおける表示状
態を示す表示部の正面図。
【符号の説明】 1 電子腕時計 2 腕時計ケース 3 液晶表示部 4 時計バンド S1 モード切換キー S2 スタート/ストップキー S3 第1ラップキー S4 第2ラップキー S5 参照キー 11 発振回路 12 分周回路 13 時刻計数回路 14 スイッチ部 15 CPU 16 ROM 17 RAM

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの計測対象について複数
    の区間夫々のラップ時間を計時する計時手段と、この計時手段によって計時された各計測対象について各
    区間のラップ時間を記憶する記憶手段と、 前記少なくとも2つの計測対象の現在迄の区間数を計数
    する計数手段と、 参照キーと、 この参照キーが操作された際に前記少なくとも2つの計
    測対象の現在迄の区間数が同一か否かを判別する判別手
    段と、 この判別手段で前記少なくとも2つの計測対象の区間数
    が同一と判別された際に同一の区間数の区間のラップ時
    間を同時に表示させ、前記判別手段で前記少なくとも2
    つの計測対象の区間数が異なることが判別された際に少
    ない区間数の区間のラップ時間を同時に表示させる表示
    制御手段と、 を備えたことを特徴とする時間計測装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも2つの計測対象について複数
    の区間夫々のラップ時間を計時する計時手段と、この計時手段によって計時された各計測対象について各
    区間のラップ時間を記憶する記憶手段と、 前記少なくとも2つの計測対象の現在迄の区間数を計数
    する計数手段と、 参照キーと、 この参照キーが操作された際に前記少なくとも2つの計
    測対象の現在迄の区間数が同一か否かを判別する判別手
    段と、 この判別手段で前記少なくとも2つの計測対象の区間数
    が同一と判別された際に同一の区間数の区間のラップ時
    間の時間差を求めて表示させ、前記判別手段で前記少な
    くとも2つの計測対象の区間数が異なることが判別され
    た際に少ない区間数の区間のラップ時間の時間差を求め
    て表示させる表示制御手段と、 を備えたことを特徴とする時間計測装置。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも2つの計測対象の現在迄
    の区間数の差を求める区間数差演算手段と、 この区間数差演算手段で求められた区間数の差を表示さ
    せる手段とを更に備えることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の時間計測装置。
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