JPH095900A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH095900A
JPH095900A JP7153680A JP15368095A JPH095900A JP H095900 A JPH095900 A JP H095900A JP 7153680 A JP7153680 A JP 7153680A JP 15368095 A JP15368095 A JP 15368095A JP H095900 A JPH095900 A JP H095900A
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JP7153680A
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English (en)
Inventor
Kouji Takanuma
孝二 高沼
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、光学ランプの出力の安定に時間が
かかる場合にも効率良く原稿濃度の検出を行えるように
することを目的とする。 【構成】 この発明は、光学ランプに原稿台上の原稿へ
光を照射させるとともに走査手段に原稿の走査を行わせ
て原稿濃度を検出し、その検出濃度に応じて形成画像の
濃度を制御する自動濃度調整手段39、40を有する画
像形成装置において、自動濃度調整手段39、40は、
走査手段を原稿濃度の検出専用に往復移動させる第1の
手段40と、光学ランプの安定時間を加味して走査手段
の復動時に原稿濃度の検出を開始する第2の手段40と
を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動濃度調整手段を有す
る複写機、ファクシミリなどの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、ファクシミリなどの画像形成装
置においては、例えば、感光体ドラムを帯電器により均
一に帯電してから露光装置により感光体ドラムに原稿画
像の露光を行うことで静電潜像を形成し、この静電潜像
を現像装置で現像してトナー像とし、このトナー像を給
紙装置から給送されてきた用紙へ転写装置により転写し
て定着装置により定着している。
【0003】露光装置は、原稿台上に載置された原稿に
光を光学ランプで照射してその反射光を感光体ドラムに
照射するとともに、原稿台もしくは光学ランプ及び光学
系からなる走査手段の移動により原稿の走査を行って感
光体ドラムに原稿画像を露光するものがある。また、露
光装置は、原稿台上に載置された原稿に光を光学ランプ
で照射してその反射光をCCD等の撮像素子に結像する
とともに、原稿台もしくは光学ランプ及び光学系からな
る走査手段の移動により原稿の走査を行って撮像素子に
より原稿画像を撮像し、この撮像素子からの画像信号を
画像処理部で処理した後に電光変換手段で光信号に変換
して感光体ドラムに照射することで感光体ドラムに原稿
画像を露光するものがある。
【0004】このような画像形成装置において、原稿の
濃度を検出してその検出濃度に応じて形成画像(用紙上
に形成される画像)の濃度を制御する自動濃度調整方式
としては、画像形成動作を行うために原稿台上の原稿に
光を光学ランプで照射するとともに走査手段により原稿
の走査を行う際に、原稿の先頭部分に光学ランプにより
光を照射してその反射光を光学系内部に設けられたフォ
トセンサにより検出し、その値を原稿濃度値として現像
装置の現像に反映させて形成画像の濃度調整を行うもの
がある。
【0005】この方式では、通常の原稿を読み取って画
像形成を行う動作の中に原稿濃度の検出と、その原稿濃
度の形成画像濃度への反映が組み込まれており、非常に
効率良く自動濃度調整機能を達成することができる。し
かし、小型の画像形成装置などでは、感光体ドラムが小
さくて感光体ドラム上の露光装置による露光位置と現像
装置による現像位置が近接しているので、上述の方式を
用いた場合には、原稿の濃度を検出した後にそれを現像
に反映させるのが間に合わなくなるという不具合が生ず
る。
【0006】そこで、これらの画像形成装置では、プレ
スキャン方式が用いられている。このプレスキャン方式
は、自動濃度調整機能が選択されて形成画像の濃度調整
を自動的に行う場合には、画像形成動作の前に先ず原稿
濃度の検出専用に原稿の先端部分のみを走査手段により
走査して(プレスキャンを行って)原稿濃度を検出し、
その後に画像形成動作を開始して上述の検出した画像濃
度を現像に反映させるものである。このプレスキャン方
式においては、プレスキャンは通常の画像形成時におけ
る原稿走査と同様に走査手段の往復動作の往動時に光学
ランプを点灯させて原稿濃度を検出するのが一般的であ
る。
【0007】また、特開昭59ー136728号公報に
は、プレスキャンの速度を倍率によって変えるという画
像形成装置が記載されている。この画像形成装置は、具
体的には、原稿を露光することにより原稿画像の濃度を
検知し、その検知信号に応じて画像記録条件を制御する
自動濃度調整手段を有する画像形成装置において、移動
可能な光学系部材の速度を可変する手段と、光学系部材
の移動速度に応じて上記自動濃度調整手段に補正を加え
る手段を有することを特徴とする画像形成装置である。
【0008】また、特開昭62ー191865号公報に
は、原稿を自動原稿給送装置により原稿台上に給送して
複写することが可能な複写装置において、上記原稿台上
の原稿の濃度を検知する原稿濃度検知手段と、往復動を
行なって往動時に上記原稿台上の原稿の像露光を行ない
復動時に上記原稿台上の原稿の濃度を上記原稿濃度検知
手段に読取らせる走査手段と、この走査手段が基準位置
にきたことを検知する基準位置検知手段と、上記走査手
段が上記基準位置に復動する時に上記基準位置検知手段
の検知信号より以前の所定の範囲で上記原稿濃度検知手
段からの原稿濃度信号により原稿濃度を判定して露光量
又は現像バイアス電圧を決定しこの露光量又は現像バイ
アス電圧の出力の反映を上記自動原稿給送装置による各
原稿給送後の最初の上記基準位置検知手段の検知信号に
より可能にさせる制御手段とを備えた自動濃度制御装置
が記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記プレスキャン方式
では、光学ランプの性質により光学ランプを点灯させて
からその出力が安定するまでに時間がかかるものがある
が、このような光学ランプを使用する場合には光学ラン
プの出力の安定を待って原稿濃度を検出する必要がある
ので、プレスキャン動作の所要時間が長くなることが懸
念される。本発明は、上記問題点を改善し、光学ランプ
の出力の安定に時間がかかる場合にも効率良く原稿濃度
の検出を行うことができる画像形成装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、光学ランプに原稿台上の原
稿へ光を照射させるとともに走査手段に前記原稿の走査
を行わせて原稿濃度を検出し、その検出濃度に応じて形
成画像の濃度を制御する自動濃度調整手段を有する画像
形成装置において、前記自動濃度調整手段は、前記走査
手段を原稿濃度の検出専用に往復移動させる第1の手段
と、前記光学ランプの安定時間を加味して前記走査手段
の復動時に原稿濃度の検出を開始する第2の手段とを備
えたものである。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記光学ランプの出力を検出する
第3の手段を有し、前記第1の手段は前記第3の手段で
検出した前記光学ランプの出力を監視し前記光学ランプ
の出力が安定領域に達したことを判定して前記走査手段
の復動を開始させるものである。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記第1の手段は前記走査手段の
往動時の速度を復動時の速度より速くするものである。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記光学ランプの出力を検出する
第3の手段を有し、前記第1の手段は、前記第3の手段
で検出した前記光学ランプの出力を監視し前記光学ラン
プの出力が安定領域に達したことを判定して前記走査手
段の復動を開始させるとともに、前記走査手段の往動時
の速度を復動時の速度より速くするものである。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明では、自動濃度調整手段は
原稿台上の原稿に光を光学ランプで照射させるとともに
走査手段に原稿の走査を行わせて原稿濃度を検出し、そ
の検出濃度に応じて形成画像の濃度を制御する。この自
動濃度調整手段は、第1の手段により走査手段を原稿濃
度の検出専用に往復移動させ、第2の手段により光学ラ
ンプの安定時間を加味して走査手段の復動時に原稿濃度
の検出を開始する。したがって、光学ランプの出力の安
定に時間がかかる場合にも効率の良い原稿濃度の検出が
行われる。
【0015】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
画像形成装置において、第3の手段は光学ランプの出力
を検出し、第1の手段は第3の手段で検出した光学ラン
プの出力を監視し光学ランプの出力が安定領域に達した
ことを判定して走査手段の復動を開始させる。したがっ
て、光学ランプの出力の安定に時間がかかる場合にも効
率の良い原稿濃度の検出が行われる。
【0016】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
画像形成装置において、第1の手段は走査手段の往動時
の速度を復動時の速度より速くする。したがって、光学
ランプの出力の安定に時間がかかる場合にも効率の良い
原稿濃度の検出が行われる。
【0017】請求項4記載の発明では、請求項1記載の
画像形成装置において、第3の手段は光学ランプの出力
を検出する。そして、第1の手段は、第3の手段で検出
した光学ランプの出力を監視し、光学ランプの出力が安
定領域に達したことを判定して走査手段の復動を開始さ
せるとともに、走査手段の往動時の速度を復動時の速度
より速くする。したがって、光学ランプの出力の安定に
時間がかかる場合にも効率の良い原稿濃度の検出が行わ
れる。
【0018】
【実施例】図2は請求項1記載の発明の一実施例を示
し、図3はその一部を拡大して示す。この実施例は複写
装置からなる画像形成装置の例である。像担持体として
の感光体11は、感光体ドラムが用いられ、駆動部によ
り回転駆動されて帯電チャージャからなる帯電手段12
により均一に帯電された後に露光手段13による画像露
光で静電潜像が形成される。感光体ドラム11は、静電
潜像形成後にイレーサ14により不要部分が除電され、
静電潜像が現像手段としての現像装置15により現像さ
れてトナー像からなる可視像となる。さらに、感光体ド
ラム11は、転写前除電ランプ16により除電される。
【0019】一方、転写材としての用紙17は、給紙手
段としての給紙装置18〜20のうち選択されたものか
ら給紙されてレジスト部21へ搬送され、レジスト部2
1で一時停止する。レジスト部21は用紙17を感光体
ドラム11上のトナー像と先端が一致するタイミングで
送出し、この用紙17は転写チャージャからなる転写手
段22により感光体ドラム11上のトナー像が転写され
て分離チャージャ23及び分離爪24からなる分離手段
により感光体ドラム11から分離される。
【0020】この感光体ドラム11から分離された用紙
17は、定着手段としての定着装置25によりトナー像
が定着され、排紙トレイ26へコピーとして排出され
る。また、感光体ドラム11は、用紙分離後にクリーニ
ング装置27によりクリーニングされて残留トナーが除
去され、除電部28により電荷が除去されて再び帯電チ
ャージャ12に達する。
【0021】また、露光手段13においては、原稿画像
を感光体ドラム11に露光する時には、光学ランプ29
が点灯し、原稿台30上に載置された原稿に光学ランプ
29から光が照射されてその反射光がミラー31〜3
3、レンズ34、ミラー35〜37、防塵ガラス38を
経て感光体ドラム11に照射されるとともに、光学ラン
プ29及びミラー31〜33により構成される走査手段
の移動により原稿の走査が行われて原稿画像が感光体ド
ラム11に露光される。原稿は、自動原稿送り装置10
により自動的に原稿台30上に搬送され、又は手動で原
稿台30上に載置される。
【0022】ここに、光学ランプ29及びミラー31〜
33は往復移動を行い、その往動時に光学ランプ29及
びミラー31〜33の移動で原稿の走査が行われる。ま
た、光学ランプ29及びミラー31〜33は、原稿の走
査を行う往動時には一定の速度で移動するが、復動時に
は往動時より速い速度でホームポジションに復帰する。
また、原稿台30上の原稿からの反射光はミラー31〜
33、レンズ34を経て原稿濃度検出手段としての原稿
濃度検出用センサ39に入射し、原稿濃度検出用センサ
39はその入射光量を検出することにより原稿の地肌濃
度を検出する。
【0023】図1に示すように制御手段としての制御部
40は、原稿濃度検出用センサ39や操作部41などか
らの入力信号を取り込んで光学ランプ駆動回路42やス
キャナモータなどで構成されるスキャナ駆動部43を含
む本実施例の各部を制御し、操作部41からの入力信号
をチェックして操作部41のスタートキーがオンされた
時に上述のような画像形成動作(複写動作)を操作部4
1による設定枚数分だけ繰り返して連続的に行わせる。
光学ランプ駆動回路42は制御部40からの制御信号に
応じて光学ランプ29の点灯/消灯を行わせ、スキャナ
駆動部43は制御部40からの制御信号に応じて光学ラ
ンプ29及びミラー31〜33により構成される走査手
段を往復移動させる。
【0024】本実施例はプレスキャン方式の自動濃度調
整手段を有し、この自動濃度調整手段は原稿濃度検出用
センサ39及び制御部40により構成されて操作部41
により自動濃度調整モードが選択された時に動作する。
制御部40は、自動濃度調整モードが選択された場合に
は、上述のように原稿画像の露光を行って用紙に画像形
成を行う際に、その画像形成動作の前に先ず原稿濃度の
検出専用に原稿の先端部分のみを走査手段により走査し
て(プレスキャンを行って)原稿地肌濃度を検出し、そ
の後に画像形成動作を開始させて上述の検出した画像濃
度を現像に反映させる。ここに、走査手段で原稿濃度の
検出専用にプレスキャンを行う領域は、確実に原稿が有
り、文字などの内容物が無いと思われる地点である。
【0025】図4は従来通りのプレスキャン方式による
原稿地肌濃度検出の例を説明するための図である。プレ
スキャン方式を用いた場合は、光学ランプ29及びミラ
ー31〜33により構成される走査手段44のプレスキ
ャン開始からxmsecが経過した後に走査手段44の
走査位置が原稿台30上の原稿45の地肌濃度を検出す
る地点に達して原稿濃度検出用センサ39の出力信号の
読み込みを開始する。しかし、光学ランプ29の安定時
間、つまり、光学ランプ29が走査手段44のプレスキ
ャン開始と同時に点灯されてから光学ランプ29の出力
が安定するまでの時間がxmsecよりも長い場合に
は、その分だけ光学ランプ29を早く点灯させる必要が
あり、結果的にそれだけプレスキャン動作の開始の遅れ
につながる。
【0026】そこで、本実施例では、制御部40は、図
5に示すように走査手段44のプレスキャンの復動時に
原稿濃度読み込み開始位置を設定して原稿濃度検出用セ
ンサ39の出力信号の読み込みを開始する。このように
することにより、光学ランプ29の点灯と走査手段44
のプレスキャン開始とを同時に行っても光学ランプ29
の電圧の安定に必要な時間を確保して光学ランプ29の
出力の安定を確保することが可能となり、プレスキャン
動作に要する時間の短縮が可能となる。
【0027】制御部40は、自動濃度調整モードが選択
された場合には、上述のように原稿画像の露光を行って
用紙に画像形成を行う際にその画像形成動作の前に先ず
図6に示すように光学ランプ駆動回路42に光学ランプ
29を点灯させると同時にスキャナ駆動部43に走査手
段44のプレスキャン(往動)を開始させ、原稿濃度の
検出専用に原稿45の先端部分のみを走査手段44によ
り走査させる(プレスキャンを行わせる)。
【0028】そして、制御部40は、走査手段44が原
稿濃度検出専用の往動を終了すると、スキャナ駆動部4
3に走査手段44の復動を行わせ、原稿濃度検出用セン
サ39の出力信号の読み込みを行って原稿45の地肌濃
度を検出する。その後、制御部40は、上述した画像形
成動作を開始させて上記検出した原稿45の地肌濃度を
現像装置15の現像に反映させ、例えば現像バイアス電
源46から現像装置15に印加される現像バイアス電圧
を上記検出した原稿45の地肌濃度により制御し、用紙
17上に形成される画像の濃度を原稿の地肌濃度に応じ
て調整する。
【0029】このように、請求項1記載の発明の実施例
では、光学ランプ29に原稿台30上の原稿へ光を照射
させるとともに走査手段44に原稿の走査を行わせて原
稿濃度を検出し、その検出濃度に応じて形成画像の濃度
を制御する自動濃度調整手段としての制御部40を有す
る画像形成装置において、自動濃度調整手段40は、走
査手段44を原稿濃度の検出専用に往復移動させる第1
の手段としての制御部40と、光学ランプ29の安定時
間を加味して走査手段29の復動時に原稿濃度の検出を
開始する第2の手段としての制御部40とを備えたの
で、原稿濃度の検出にプレスキャン動作を必要とし光学
ランプの出力の安定に時間がかかる場合にも効率良く原
稿濃度の検出を行うことができる。
【0030】図7は請求項2記載の発明の一実施例の一
部を示す。この実施例は、上記請求項1記載の発明の実
施例において、もっと積極的にプレスキャン時間の短縮
を行うようにしたものである。従来装置と同様に光学ラ
ンプ29の出力が光学ランプ出力検出用センサ47によ
り検出され、制御部40は常に光学ランプ出力検出用セ
ンサ47の出力信号を監視することで光学ランプ29の
出力を監視し、光学ランプ出力検出用センサ47の出力
信号をもとに光学ランプ29の出力補正やエラー検出を
行う。
【0031】制御部40は、その光学ランプ29の出力
補正やエラー検出を行う機能を利用し、光学ランプ出力
検出用センサ47の出力信号を監視することで光学ラン
プ29の出力を監視して光学ランプ29の出力変動によ
る光学ランプ出力検出用センサ47の出力信号の変動か
ら光学ランプ29の出力の安定を判断する。すなわち、
制御部40は、自動濃度調整モードが選択された場合に
は、上述のように原稿画像の露光を行って用紙に画像形
成を行う際にその画像形成動作の前に先ず図8に示すよ
うに光学ランプ駆動回路42に光学ランプ29を点灯さ
せると同時にスキャナ駆動部43に走査手段44のプレ
スキャン(往動)を開始させ、原稿濃度の検出専用に原
稿45の先端部分のみを走査手段44により走査させる
(プレスキャンを行わせる)。
【0032】そして、制御部40は、走査手段44が原
稿濃度検出専用の往動を終了すると、上述のように光学
ランプ29の出力変動による光学ランプ出力検出用セン
サ47の出力信号の変動から光学ランプ29の出力が安
定領域に達して安定したか否かを判定する。制御部40
は、光学ランプ29の出力が安定領域に達して安定した
と判定すれば即時にスキャナ駆動部43に走査手段44
の復動を開始させ、原稿濃度検出用センサ39の出力信
号の読み込みを行って原稿45の地肌濃度を検出する。
【0033】また、制御部40は、光学ランプ29の出
力が安定領域に達していなければスキャナ駆動部43に
走査手段44を停止させ、光学ランプ29の出力が安定
領域に達して安定したか否かの判定を繰り返して行って
光学ランプ29の出力が安定領域に達した時点でスキャ
ナ駆動部43に走査手段44の復動を開始させ、原稿濃
度検出用センサ39の出力信号の読み込みを行って原稿
45の地肌濃度を検出する。
【0034】この結果、光学ランプ29が点灯してから
光学ランプ29の出力が安定するまでの推定時間を短縮
しても形成画像の正常な濃度調整を期待でき、確実な原
稿濃度検出を行えるという利点がある。その後、制御部
40は、上述した画像形成動作を開始させて上記検出し
た原稿45の地肌濃度により現像装置15の現像に反映
させ、例えば現像バイアス電源46から現像装置15に
印加される現像バイアス電圧を制御し、用紙17上に形
成される画像の濃度を原稿の地肌濃度に応じて調整す
る。
【0035】このように、請求項2記載の発明の実施例
では、請求項1記載の画像形成装置において、光学ラン
プ29の出力を検出する第3の手段としての光学ランプ
出力検出用センサ47を有し、第1の手段としての制御
部40は第3の手段としての光学ランプ出力検出用セン
サ47で検出した光学ランプ29の出力を監視し光学ラ
ンプ29の出力が安定領域に達したことを判定して走査
手段44の復動を開始させるので、原稿濃度の検出にプ
レスキャン動作を必要とし光学ランプの出力の安定に時
間がかかる場合にも効率良く原稿濃度の検出を行うこと
ができる。
【0036】請求項3記載の発明の一実施例では、上記
請求項1記載の発明の実施例において、制御部40は、
スキャナ駆動部43に対して走査手段44のプレスキャ
ンにおける往動を走査手段44の通常の往復移動(原稿
画像の露光を行って用紙に画像形成を行う際の往復移
動)における復動時の速度で行わせるようにしたもので
ある。走査手段44のプレスキャンにおける往動時は、
原稿濃度の検出などの動作がないので、走査手段44の
速度を上げることができる。その際に走査手段44の往
動速度として走査手段44の通常の往復移動における復
動時の速度を利用することにより、スキャナ駆動部43
のスキャナモータに対する専用の設定を必要とせず、効
率良く走査手段44の制御を行うことが可能となり、プ
レスキャン動作に関する時間の短縮を図ることができ
る。
【0037】このように、請求項3記載の発明の実施例
では、請求項1記載の画像形成装置において、第1の手
段としての制御部40は走査手段44の往動時の速度を
復動時の速度より速くするので、原稿濃度の検出にプレ
スキャン動作を必要とし光学ランプの出力の安定に時間
がかかる場合にも効率良く原稿濃度の検出を行うことが
できる。
【0038】請求項4記載の発明の一実施例では、上記
請求項2記載の発明の実施例において、制御部40は、
請求項3記載の発明の実施例と同様にスキャナ駆動部4
3に対して走査手段44のプレスキャンにおける往動を
走査手段44の通常の往復移動(原稿画像の露光を行っ
て用紙に画像形成を行う際の往復移動)における復動時
の速度で行わせるようにしたものである。
【0039】このように、請求項4記載の発明の実施例
では、請求項1記載の画像形成装置において、光学ラン
プ29の出力を検出する第3の手段としての光学ランプ
出力検出用センサ47を有し、第1の手段としての制御
部40は、第3の手段47で検出した光学ランプ29の
出力を監視し光学ランプ29の出力が安定領域に達した
ことを判定して走査手段44の復動を開始させるととも
に、走査手段44の往動時の速度を復動時の速度より速
くするので、請求項2、3記載の発明の実施例の機能を
併せ持つことになり、原稿濃度の検出にプレスキャン動
作を必要とし光学ランプの出力の安定に時間がかかる場
合にも効率良く原稿濃度の検出を行うことができる。
【0040】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、例えば、ファクシミリなどの画像形成装
置に適用することもでき、また、上記実施例において原
稿濃度を検出して現像装置の現像に反映されることで形
成画像の濃度を制御する代りに、原稿濃度を検出して露
光手段13の露光量や帯電手段12の帯電量などの画像
形成条件を制御することによって原稿濃度を画像形成条
件に反映されることで成画像の濃度を制御するようにし
てもよい。また、走査手段44としては光学ランプ29
及びミラー31〜33の代りに原稿台30を移動させる
ことで原稿の走査を行うものでもよい。
【0041】さらに、露光手段13は、原稿台30上に
載置された原稿に光を光学ランプ29で照射してその反
射光をCCD等の撮像素子に結像するとともに、走査手
段44の移動により原稿の走査を行って撮像素子により
原稿画像を撮像し、この撮像素子からの画像信号を画像
処理部で処理した後に電光変換手段で光信号に変換して
感光体ドラム11に照射することで感光体ドラム11に
原稿画像を露光するものでもよい。
【0042】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、光学ランプに原稿台上の原稿へ光を照射させるとと
もに走査手段に前記原稿の走査を行わせて原稿濃度を検
出し、その検出濃度に応じて形成画像の濃度を制御する
自動濃度調整手段を有する画像形成装置において、前記
自動濃度調整手段は、前記走査手段を原稿濃度の検出専
用に往復移動させる第1の手段と、前記光学ランプの安
定時間を加味して前記走査手段の復動時に原稿濃度の検
出を開始する第2の手段とを備えたので、原稿濃度の検
出にプレスキャン動作を必要とし光学ランプの出力の安
定に時間がかかる場合にも効率良く原稿濃度の検出を行
うことができる。
【0043】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の画像形成装置において、前記光学ランプの出力を検
出する第3の手段を有し、前記第1の手段は前記第3の
手段で検出した前記光学ランプの出力を監視し前記光学
ランプの出力が安定領域に達したことを判定して前記走
査手段の復動を開始させるので、原稿濃度の検出にプレ
スキャン動作を必要とし光学ランプの出力の安定に時間
がかかる場合にも効率良く原稿濃度の検出を行うことが
できる。
【0044】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の画像形成装置において、前記第1の手段は前記走査
手段の往動時の速度を復動時の速度より速くするので、
原稿濃度の検出にプレスキャン動作を必要とし光学ラン
プの出力の安定に時間がかかる場合にも効率良く原稿濃
度の検出を行うことができる。
【0045】請求項4記載の発明によれば、請求項1記
載の画像形成装置において、前記光学ランプの出力を検
出する第3の手段を有し、前記第1の手段は、前記第3
の手段で検出した前記光学ランプの出力を監視し前記光
学ランプの出力が安定領域に達したことを判定して前記
走査手段の復動を開始させるとともに、前記走査手段の
往動時の速度を復動時の速度より速くするので、原稿濃
度の検出にプレスキャン動作を必要とし光学ランプの出
力の安定に時間がかかる場合にも効率良く原稿濃度の検
出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の実施例の一部を示すブロ
ック図である。
【図2】同実施例の概略を示す断面図である。
【図3】同実施例の一部を拡大して示す断面図である。
【図4】従来装置を説明するための図である。
【図5】上記実施例を説明するための図である。
【図6】上記実施例における制御部の処理フローの一部
を示すフローチャートである。
【図7】請求項2記載の発明の実施例の一部を示すブロ
ック図である。
【図8】同実施例における制御部の処理フローの一部を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
39 原稿濃度検出用センサ 40 制御部 42 光学ランプ駆動回路 43 スキャナ駆動部 46 現像バイアス電源 47 光学ランプ出力検出用センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学ランプに原稿台上の原稿へ光を照射さ
    せるとともに走査手段に前記原稿の走査を行わせて原稿
    濃度を検出し、その検出濃度に応じて形成画像の濃度を
    制御する自動濃度調整手段を有する画像形成装置におい
    て、前記自動濃度調整手段は、前記走査手段を原稿濃度
    の検出専用に往復移動させる第1の手段と、前記光学ラ
    ンプの安定時間を加味して前記走査手段の復動時に原稿
    濃度の検出を開始する第2の手段とを備えたことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記光学ランプの出力を検出する第3の手段を有し、前記
    第1の手段は前記第3の手段で検出した前記光学ランプ
    の出力を監視し前記光学ランプの出力が安定領域に達し
    たことを判定して前記走査手段の復動を開始させること
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記第1の手段は前記走査手段の往動時の速度を復動時の
    速度より速くすることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記光学ランプの出力を検出する第3の手段を有し、前記
    第1の手段は、前記第3の手段で検出した前記光学ラン
    プの出力を監視し前記光学ランプの出力が安定領域に達
    したことを判定して前記走査手段の復動を開始させると
    ともに、前記走査手段の往動時の速度を復動時の速度よ
    り速くすることを特徴とする画像形成装置。
JP7153680A 1995-06-20 1995-06-20 画像形成装置 Pending JPH095900A (ja)

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