JPH0958879A - 一括投入シートの一葉繰り出し装置 - Google Patents

一括投入シートの一葉繰り出し装置

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JPH0958879A
JPH0958879A JP21799395A JP21799395A JPH0958879A JP H0958879 A JPH0958879 A JP H0958879A JP 21799395 A JP21799395 A JP 21799395A JP 21799395 A JP21799395 A JP 21799395A JP H0958879 A JPH0958879 A JP H0958879A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一括投入紙幣の一葉繰り出し装置において、
電磁ソレノイド・アクチュエータを用いずに、紙幣枚数
の如何にかかわらず、略一定の圧迫力を付与できる紙幣
引き込み装置を実現し、投入紙幣の処理枚数を増やすこ
と。 【解決手段】 一括投入紙幣の一葉繰り出し装置100
における紙幣引き込み装置10aの揺動弾力式圧迫機構
は、モータ(図示せず)の従動節たる回動軸109を回
転中心として正逆方向に揺動可能の枢要揺動レバー10
4と、レバー104の図示右側腕部の支軸103aの周
りに揺動可能の第1の揺動レバー103と、第1の揺動
レバー103の先端部の車軸102に回動可能に軸支さ
れた押し付けローラ101と、支軸103aに嵌まり、
第1の揺動レバー103を図示時計方向に弾力付勢する
捩じりばね106とを有している。投入口201に複数
枚の紙幣が一括投入されると、モータが駆動してレバー
104が時計方向に揺動し、押し付けローラ101が弾
力的に投入紙幣1の束を圧迫する。紙幣枚数の多少にか
かわらず、圧迫力が過大すぎず適正化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、紙幣処理機等に用いら
れる一括投入シートの一葉繰り出し装置に関し、特に、
一括投入されたシート(紙幣,商品券等の紙葉類,フィ
ルム,薄板など)の不揃いの重ね束からシートを分離し
て一葉ずつ繰り出すための一括投入シートの一葉繰り出
し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、紙幣処理機は、紙幣投入口に一
括投入された金種(例えば1万円札,5千円札,千円
札)が異なる複数枚の紙幣(不揃いの札束)を一枚ずつ
分離して紙幣鑑別部へ送り出し、金種を判定した後、金
種毎の収納部に収納しておき、指令に応じて紙幣を放出
部へ搬送するような構成となっている。この紙幣処理機
には一括投入された紙幣の不揃いの重ね束を一葉ずつ繰
り出すための一括投入紙幣の一葉繰り出し装置が使用さ
れている。
【0003】図5に示すように、従来の一括投入紙幣の
一葉繰り出し装置200は、上下のガイド板202,2
03の間に仕切られた紙幣通路204の始端(搬入)側
の紙幣投入口201にて一括投入された1枚又は複数枚
の紙幣1の不揃い重ね束に対し上から圧迫する押し付け
ローラ209を持ち、その重ね束の裏面に引き込みロー
ラ205を摩擦接触させて紙幣1を紙幣通路204の奥
へ引き込む紙幣引き込み装置10と、紙幣通路204の
終端(搬出)側に輸送された紙幣1の先縁を下側の圧接
駆動ローラ(フィードローラ)213と上側の圧接無回
転ローラ(阻止ローラ又は摩擦ローラ)216の圧接巻
き込み部213aに当て受けて付随紙幣の進入を圧接無
回転ローラ216で阻止しつつ一葉ずつ紙幣を圧接駆動
ローラ213の摩擦接触で繰り出す圧接式2重送り防止
装置(紙幣分離装置)20と、紙幣引き込み装置10で
引き込まれた紙幣の先縁側を圧接巻き込み部213aの
手前定位置で一時停止させて紙幣を重ね止める紙幣当て
止め部材(ストッパ)219と、この紙幣当て止め部材
219の規制位置で紙幣に対し上から圧迫する昇降式押
し付け部材217を持ち、紙幣の重ね束の裏面に蹴り出
しローラ(キックローラ)212を摩擦接触させて紙幣
を圧接巻き込み部213aへ押し当てる紙幣差し込み補
助装置30とを有している。引き込みローラ205はモ
ータ208の駆動プーリ206aと従動プーリ206b
とに巻き掛けた伝動ベルト207を介して回転し、蹴り
出しローラ212も伝動ベルト215を介して同期回転
し、また圧接駆動ローラ213も伝動ベルト214を介
して同期回転する。なお、圧接式2重送り防止装置20
から繰り出された紙幣は紙幣鑑別部(図示せず)側のモ
ータに同期回転する引き抜きローラ221,221に引
き抜かれて紙幣鑑別部へ導入される。
【0004】従来、押し付けローラ209は電磁ソレノ
イド・アクチュエータ211のプランジャ先端の車軸2
10に回動自在に設けられており、また、昇降式押し付
け部材217も電磁ソレノイド・アクチュエータ218
のプランジャ先端に固定されている。そして、紙幣当て
止め部材219も電磁ソレノイド・アクチュエータ22
0のプランジャとして兼用されている。
【0005】図5に示すように、紙幣投入口201に複
数枚の不揃い紙幣が一括投入されると、その投入口近傍
に配した紙幣検出センサ(図示せず)が紙幣の存在を検
出し、その検出信号により電磁ソレノイド・アクチュエ
ータ211が起動して押し付けローラ209を下方に押
し出すので、紙幣の束が挟み込まれて圧迫され、引き込
みローラ205との摩擦接触により紙幣が通路204の
奥へ引き込まれ、図6に示すように、引き込まれた紙幣
1の先縁は紙幣当て止め部材219で当て止めされると
共に、紙幣後端側は引き込みローラ205による後押し
状態となっている。ここで、引き込みローラ205と押
し付けローラ209との接点から紙幣当て止め部材21
9までの距離は、紙幣1の長さよりも若干長く設定され
ており、紙幣1の長さ方向のばらつきは、ほぼ金種によ
る紙幣の長さの差に収まる。
【0006】このような一括投入紙幣の通路内への紙幣
引き込み動作が完了した時点で、図7に示すように、電
磁ソレノイド・アクチュエータ218が励磁して昇降式
押し付け部材217を下方に押し出し紙幣の束を挟み込
んで圧迫し、また電磁ソレノイド・アクチュエータ21
1が消磁して押し付けローラ209が上方へ復帰し、更
に電磁ソレノイド・アクチュエータ220も消磁して紙
幣当て止め部材219が上方へ復帰して通路終端を開放
するため、蹴り出しローラ212の摩擦材212aの接
触により紙幣が蹴り出されてその先縁を圧接巻き込み部
213aへ押し付ける。これにより、圧接巻き込み部2
13aに当て受けられた複数枚の紙幣のうち上側の付随
紙幣の進入が圧接無回転ローラ216で阻止されながら
一葉ずつ最下位の紙幣が圧接駆動ローラ213の摩擦材
213bの摩擦接触により繰り出される。
【0007】この一葉繰り出し動作(紙幣分離動作)が
完了した時点で、電磁ソレノイド・アクチュエータ21
8が消磁して押し付け部材217が上方へ復帰し、また
電磁ソレノイド・アクチュエータ220が起動して紙幣
当て止め部材219が通路204の終端を閉鎖し、次の
紙幣一括投入の待機状態となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
一括投入紙幣の一葉繰り出し装置200にあっては、次
のような問題点があった。
【0009】 紙幣引き込み装置10の押し付けロー
ラ209は、一括投入紙幣の枚数にかかわらず、電磁ソ
レノイド・アクチュエータ211の励磁より強制的に一
定ストロークだけ押し出されるように作動するため、紙
幣枚数が少ないときは圧迫力が低く、紙幣枚数が多いと
きは圧迫力が高くなり、圧迫力が投入紙幣の枚数に左右
されてしまい、そのため、紙幣枚数に無関係で、常に安
定した紙幣引き込み特性は得にくい。電磁ソレノイド・
アクチュエータ211による押し付けローラ209の押
し出しでは、安定した引き込み動作を保証できる紙幣枚
数は10枚前後が限界であった。紙幣枚数が少ないとき
(例えば1枚)でも、強い圧迫力が必要であるため(例
えば300g)、電磁ソレノイド・アクチュエータ21
1自体も強力なものを必要とし、そのため、電磁ソレノ
イド・アクチュエータの部品コスト高を招いていた。
【0010】 他方、紙幣差し込み補助装置30の押
し付け部材217もまた、引き込まれた紙幣枚数にかか
わらず、電磁ソレノイド・アクチュエータ218の励磁
より強制的に一定ストロークだけ押し出されるように作
動するため、上記と同様な理由で、紙幣枚数にかかわ
らず、常に安定した紙幣の蹴り出し特性が得にくい。紙
幣枚数が少ないときでも、相当強い圧迫力が必要である
ため(例えば500g)、電磁ソレノイド・アクチュエ
ータ218の部品コスト高を招いていた。
【0011】 押し付け部材217が押し出されて紙
幣1を圧迫すると、図8に示すように、紙幣1の束の先
縁が蹴り出しローラ212で蹴り出されて圧接巻き込み
部213aに押し当てられるが、上側の紙幣の先縁は圧
接無回転ローラ216で一時的に当て止めされた状態に
あるので、腰の弱い紙幣や古札などは先縁側が湾曲して
脹らむ現象が発生する。悪い場合は、紙幣先縁側に折れ
目や破れが生じることもあり、紙幣損傷に結びつく。
【0012】 通路204に引き込まれた紙幣の束を
一葉ずつ繰り出している最中(図7の状態)は、モータ
208の駆動により引き込みローラ205が回転してい
るため、その繰り出し動作完了前に投入口201へ次の
紙幣が矢継ぎ早に一括投入されると、紙幣引き込み装置
10の押し付けローラ209の押し付け力は加わってな
いものの、引き込みローラ205の摩擦接触により投入
紙幣が通路204内にややもすれば引き込まれて、一葉
繰り出し動作のために待機している紙幣束の後端側の重
ね合わせ隙間に差し込まれてしまい、紙幣のジャム等の
トラブルが発生する。一葉繰り出し動作中は引き込みロ
ーラ205の回転を停止させることで、紙幣の矢継ぎ早
の投入によるトラブルを解消できるところであるが、引
き込みローラ205をモータ208とは別のモータで駆
動させるか、駆動伝達を断続するクラッチ機構を必要と
するため、ローラ駆動系の複雑化を招き、コスト高に繋
がる。
【0013】 紙幣引き込み装置10,紙幣差し込み
補助装置30の圧迫機構の原動節や、紙幣当て止め部材
の原動節にそれぞれ独立の電磁ソレノイド・アクチュエ
ータ211,218,220が使用されているため、部
品コスト高をもたらすと共に、独立のアクチュエータ2
11,218,220間の相互連携を図るシーケンス制
御装置を必要としている。
【0014】 蹴り出しローラ212の摩擦材(ゴ
ム)212aの摩擦接触により横方向に蹴り出された複
数枚の紙幣のうち最下位の紙幣が圧接駆動ローラ213
の摩擦材(ゴム)213bの摩擦接触により繰り出され
るので、最下位の紙幣に関して、摩擦材212aの摩擦
係数と摩擦材213bの摩擦係数が繰り出し特性に関与
している。また、圧接駆動ローラ213と圧接無回転ロ
ーラ216との圧接巻き込み部213aでは、上側の紙
幣を進入を阻止し、一葉送りを実現するため、圧接力を
強くして、圧接無回転ローラ216側に弾性潰れを生じ
させることから、圧接無回転ローラ216の摩擦材の硬
度は圧接駆動ローラ213のそれに比して低くしておく
必要がある。従って、蹴り出しローラ212,圧接駆動
ローラ213及び圧接無回転ローラ216の硬度及び摩
擦係数の数値的な三者関係が重要となる。
【0015】そこで上記問題点に鑑み、本発明の第1の
課題は、一括投入シートの一葉繰り出し装置において、
電磁ソレノイド・アクチュエータを用いずに、一括投入
シートの枚数如何にかかわらず、略一定の圧迫力を付与
できるシート引き込み装置の圧迫機構を実現することに
より、安定した引き込み動作で処理できる一括投入シー
トの処理枚数の増数化を達成することにある。
【0016】また、本発明の第2の課題は、一括投入シ
ートの一葉繰り出し装置において、電磁ソレノイド・ア
クチュエータを用いずに、引き込みシートの枚数如何に
かかわらず、略一定の圧迫力を付与できるシート差し込
み補助装置の圧迫機構を実現することにより、安定した
蹴り出し動作を実現することにある。
【0017】更に、本発明の第3の課題は、一括投入シ
ートの一葉繰り出し装置において、腰の弱い(剛さの無
い)シートの圧接巻き込み部での湾曲膨れを解消するこ
とにより、シートの折れや破れ等の損傷を防止すること
にある。
【0018】また更に、本発明の第4の課題は、一括投
入シートの一葉繰り出し装置において、一葉繰り出し最
中でも引き込みローラの回転を止めずに、シートの矢継
ぎ早の投入を阻止することにより、通路内の詰まり等の
トラブルを防止することにある。
【0019】加えて、本発明の第5の課題は、一括投入
シートの一葉繰り出し装置において、モータ及びリンク
機構を用いることにより、各部の電磁ソレノイド・アク
チュエータを排除し、低コスト化を達成することにあ
る。
【0020】最後に、本発明の第6の課題は、一括投入
シートの一葉繰り出し装置において、シート差し込み補
助装置の蹴り出しローラ,シート2重送り防止装置の圧
接駆動ローラ及び圧接無回転ローラの硬度及び摩擦係数
の数値的な三者関係を見出すことにより、一葉繰り出し
特性の最適化を図ることにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記第1及び第5の課題
を解決するため、本発明が講じた手段は、モータ駆動式
の揺動弾力式圧迫機構を採用したところにある。即ち、
本発明は、通路始端側のシート投入口に一括投入された
1又は2枚以上のシート重ね束に対し押し付けローラで
上から圧迫する第1の圧迫機構を持ち、その重ね束の裏
面に引き込みローラを摩擦接触させてシートを上記通路
の奥へ引き込むシート引き込み手段と、上記通路終端側
に輸送されたシートの先縁を圧接駆動ローラと圧接無回
転ローラの圧接巻き込み部に当て受けて付随シートの進
入を阻止しつつ一葉ずつシートを繰り出す圧接式2重送
り防止手段と、上記シート引き込み手段で引き込まれた
シートの先縁側を上記圧接巻き込み部の手前定位置で一
時停止させてシートを重ね止めるシート位置規制手段
と、上記シートの規制位置でシートに対し押し付け部材
で上から圧迫する第2の圧迫機構を持ち、その重ね束の
裏面に蹴り出しローラを摩擦接触させてシートを上記圧
接巻き込み部へ押し当てるシート差し込み補助手段と、
を有する一括投入シートの一葉繰り出し装置において、
上記第1の圧迫機構は、モータ駆動に連動して正逆に揺
動可能の第1の揺動体に対し第1の支軸の周りに揺動可
能の第1の揺動レバーと、第1の揺動レバーに回動可能
に軸支された上記押し付けローラと、第1の揺動レバー
を上記押し付けローラが上記引き込みローラの方へ弾力
的に押し付けるよう付勢する第1のばね部材とを有して
成ることを特徴とする。
【0022】かかる構成において、上記第2の圧迫機構
もモータ駆動式の揺動弾力圧迫機構を採用することがで
きる。即ち、第2の圧迫機構は、上記揺動体に対し第2
の支軸の周りに揺動可能の上記押し付け部材と、上記押
し付け部材を上記蹴り出しローラの方へ弾力的に押し付
け付勢する第2のばね部材とを有して成ることを特徴と
する。
【0023】また、第2及び第5の課題を解決するため
に、本発明はモータ駆動式の揺動弾力圧迫機構を採用し
たものである。即ち、本発明は、通路始端側のシート投
入口に一括投入された1又は2枚以上のシート重ね束に
対し押し付けローラで上から圧迫する第1の圧迫機構を
持ち、その重ね束の裏面に引き込みローラを摩擦接触さ
せてシートを上記通路の奥へ引き込むシート引き込み手
段と、上記通路終端側に輸送されたシートの先縁を圧接
駆動ローラと圧接無回転ローラの圧接巻き込み部に当て
受けて付随シートの進入を阻止しつつ一葉ずつシートを
繰り出す圧接式2重送り防止手段と、上記シート引き込
み手段で引き込まれたシートの先縁側を上記圧接巻き込
み部の手前定位置で一時停止させてシートを重ね止める
シート位置規制手段と、上位シートの規制位置でシート
に対し押し付け部材で上から圧迫する第2の圧迫機構を
持ち、その重ね束の裏面に蹴り出しローラを摩擦接触さ
せてシートを上記圧接巻き込み部へ押し当てるシート差
し込み補助手段と、を有する一括投入シートの一葉繰り
出し装置において、上記第2の圧迫機構は、モータ駆動
に連動して正逆に揺動する第1の揺動体に対し第2の支
軸の周りに揺動可能の上記押し付け部材と、上記押し付
け部材を上記蹴り出しローラの方へ弾力的に押し付け付
勢する第2のばね部材とを有して成ることを特徴とす
る。
【0024】更に、第3の課題を解決するために、本発
明はシートの姿勢を拘束するべく、上記圧接巻き込み部
の直前でシート先縁側の脹れを押さえ込む弾性撫で付け
部材を設けたことを特徴とする。この弾性撫で付け部材
としては上記押し付け部材に連結された板ばねとするこ
とができる。
【0025】また更に、第5の課題を解決するため、本
発明はモータ駆動のリンク機構を採用するものである。
即ち、本発明の上記シート位置規制手段は、上記第1の
揺動体の揺動に連動しリンク機構を介して逆方向に揺動
可能の第2の揺動体と、この第2の揺動体に設けられ、
上記通路の上記定位置に当接離間するシート当て止め部
材とを有して成ることを特徴とする。ここで、上記シー
ト当て止め部材を弾力的に付勢するばね部材を有して成
ることが望ましい。
【0026】そして、第4及び第5の課題を解決するた
め、本発明は投入口にシャッタ部材を設けたものであ
る。即ち、本発明は、上記第2の揺動体の揺動支軸に対
して上記シート当て止め部材とは反対側に設けられ、上
記シート投入口を閉鎖開放するシャッタ部材を有して成
ることを特徴とする。ここで、上記シャッタ部材を弾力
的に付勢するばね部材を有することが望ましい。
【0027】そしてまた、第6の課題を解決するため
に、本発明においては、上記蹴り出しローラの摩擦材の
ゴム硬度をH1,その摩擦係数をμ1、上記圧接駆動ロ
ーラの摩擦材のゴム硬度をH2,その摩擦係数をμ2、
上記圧接無回転ローラの摩擦材のゴム硬度をH3,その
摩擦係数をμ3とすると、 H1=50°±10° μ1=1.4±0.1 H2=80°±10° μ2=1.1±0.1 H3=50°±10° μ3=0.8±0.1 の数値条件を満足することを特徴とする。
【0028】シート投入口に複数枚の不揃いシート(紙
幣など)が一括投入されると、第1の圧迫機構において
は、モータが駆動して第1の揺動体が一方向に揺動し、
第1の揺動レバーに回動可能に設けられた押し付けロー
ラが引き込みローラ側へ押し付けられて投入シートの束
を挟み込んで弾力的に圧迫する。シート枚数が少ないと
きは第1の揺動レバーの揺動角が大きく、シート枚数が
多いときは、第1の揺動体の揺動域が同じでも第1のば
ね部材で第1の揺動レバーの揺動域が弾力的に抑制され
ることになるので、圧迫力が過大すぎず適正化される。
このため、シート枚数に関係なく、シート引き込み動作
を安定的に行うことができる。換言すれば、一括投入の
シート枚数を従前に比して増やすことができ、処理能力
の向上に資する。また、部品コスト高の電磁ソレノイド
・アクチュエータを用いず、モータと安価なリンク機構
(板金製など)で実現できる利点がある。
【0029】また、引き込みローラとの摩擦接触により
シートが通路の奥へ引き込まれ、引き込まれたシートが
シート位置規制手段で停止されて重ねられた後(引き込
み動作完了後)、第2の圧迫機構において、モータが駆
動して第1の揺動体が所定の方向に揺動し、押し付け部
材が蹴り出しローラ側へ押し付けられてシートの束を挟
み込んで弾力的に圧迫する。シート枚数が多いとき、揺
動体の揺動域が同じでも第2のばね部材で押し付け部材
の揺動域が弾力的に抑制されているので、圧迫力が適正
化される。また、部品コスト高の電磁ソレノイド・アク
チュエータを用いず、モータと安価なリンク機構で構成
できる。
【0030】特に、第1の圧迫機構の第1の揺動体と第
2の第1の圧迫機構の揺動体とを兼用する場合には、モ
ータの兼用も可能となり、モータ駆動の正逆回転の切り
換えだけで引き込み動作と一葉送り動作とが制御できる
という利点がある。
【0031】蹴り出しローラの摩擦接触により蹴り出さ
れたシートの先縁は圧接式2重送り防止手段の圧接巻き
込み部へ差し込まれるが、上側のシート先縁は圧接無回
転ローラで一時的に当て止めされた状態にあるので、腰
の弱いシートの先縁側に湾曲膨れを生じ易い。しかし、
圧接巻き込み部の直前でシート先縁側の脹れを押さえ込
む弾性撫で付け部材が設けられているので、シートを平
坦姿勢のままで繰り出すことができ、シートの折れや破
れを防止することができる。この弾性撫で付け部材は、
圧接巻き込み部の直前の狭い隙間に配する必要があるこ
とから、構造上、取付け困難性があるものの、上記押し
付け部材に板ばねを連結することで実現することができ
る。押し付け部材が蹴り出しローラ側に寄せ付けられる
と、これに追動して板ばねが圧接巻き込み部の直前に差
し延べられるようになっており、一葉繰り出し動作時に
弾性撫で付け部材として機能するので好都合である。
【0032】ここで、本発明のシート位置規制手段は、
電磁ソレノイド・アクチュエータを用いることなく、上
記第1の揺動体の揺動に連動しリンク機構を介して逆方
向に揺動可能の第2の揺動体と、この第2の揺動体に設
けられ、上記通路の上記定位置に当接離間するシート当
て止め部材とを有して成る。第1の揺動体が一方向に揺
動する引き込み動作時には、第2の揺動体は逆方向に揺
動するため、シート当て止め部材が通路の終端側を閉鎖
して引き込みシートを当て止めする。第1の揺動体が逆
方向に揺動する一葉繰り出し動作時には、第2の揺動体
は一方向に揺動するため、シート当て止め部材が通路の
開放し、蹴り出しローラによるシート蹴り出しを許容す
る。部品コスト高の電磁ソレノイド・アクチュエータを
用いず、モータと安価なリンク機構で構成できる。シー
ト当て止め部材を弾力的に付勢するばね部材を有して成
る場合が望ましい。シート当て止め部材の通路への接触
による衝撃が緩衝されるので、シート位置規制手段自体
の動作上の衝撃を緩和できると共に、万が一シートが残
留した状態でシート当て止め部材が接触してもシートの
損傷を回避できる。
【0033】一葉繰り出し動作時において、投入口を閉
鎖するシャッタ部材を設けたので、矢継ぎ早の一括投入
をしようとしてもそれが阻止される。それ故、引き込み
ローラの回転させたままでも、通路のシート詰まり等を
防止できる。特に本発明では、シャッタ部材が第2の揺
動体の揺動支軸に対して上記シート当て止め部材とは反
対側に設けられている。このため、部品コスト高の電磁
ソレノイド・アクチュエータを用いず、モータと安価な
リンク機構で構成できる。シャッタ部材を弾力的に付勢
するばね部材を設けた場合には、シャッタ部材が投入口
を閉鎖する際の衝撃が緩衝されるので、シャッタ部材の
損傷の回避は勿論のこと、万が一シートが残留した状態
でシャッタ部材が接触してもシートの損傷を回避でき
る。
【0034】そして本発明では、蹴り出しローラの摩擦
材のゴム硬度H1(=50°±10°)を低くし、潰れ
面積を広く確保すると共に、その摩擦係数μ1(=1.
4±0.1)を高くすることで、蹴り出しローラによる
蹴り出し力(摩擦力)を強くするようにしている。ま
た、圧接駆動ローラの摩擦材のゴム硬度H2(=80°
±10°)は圧接無回転ローラの摩擦材のゴム硬度H3
(=50°±10°)よりも高くして、圧接無回転ロー
ラの摩擦材側に弾性潰れが生じ易くしていると共に、圧
接駆動ローラの摩擦材の磨滅を抑制している。更に、圧
接駆動ローラの摩擦材の摩擦係数μ2(=1.1±0.
1)を圧接無回転ローラの摩擦材の摩擦係数μ3(=
0.8±0.1)よりも高くして、最下位シートの繰り
出し力(摩擦力)を強くし、上側シートの繰り出し力を
無くし、滑り易くしている。このような数値条件によっ
て一葉繰り出し動作が円滑且つ安定的になる。
【0035】
【発明の実施の形態】
【0036】
【実施例】次に、本発明の実施例について添付図面に基
づいて説明する。
【0037】図1は本発明の実施例に係る一括投入紙幣
の一葉繰り出し装置の紙幣投入時の動作状態を示す側面
図、図2は同実施例における圧接式2重送り防止装置の
圧接巻き込み部の周辺を示す一部拡大側面図である。な
お、図1乃至図4においては図5に示す従来装置と同一
部分には同一参照符号を付してある。
【0038】本例の一括投入紙幣の一葉繰り出し装置1
00は、上下のガイド板202,203の間に仕切られ
た紙幣通路204の始端(搬入)側の紙幣投入口201
にて一括投入された1枚又は複数枚の紙幣1の不揃い重
ね束に対し上から圧迫する第1の圧迫機構の押し付けロ
ーラ101を持ち、その重ね束の裏面に引き込みローラ
205を摩擦接触させて紙幣1を紙幣通路204の奥へ
引き込む紙幣引き込み装置10aと、紙幣通路204の
終端(搬出)側に輸送された紙幣1の先縁を下側の圧接
駆動ローラ(フィードローラ)213と上側の圧接無回
転ローラ(阻止ローラ又は摩擦ローラ)216の圧接巻
き込み部213aに当て受けて付随紙幣の進入を圧接無
回転ローラ216で阻止しつつ一葉ずつ紙幣を圧接駆動
ローラ213の摩擦接触で繰り出す圧接式2重送り防止
装置(分離装置)20aと、紙幣引き込み装置10で引
き込まれた紙幣の先縁側を圧接巻き込み部213aの手
前定位置で一時停止させて紙幣を重ね止める紙幣当て止
め部材(ストッパ)111と、この紙幣当て止め部材1
11の規制位置で紙幣に対し上から圧迫する第2の圧迫
機構の揺動式押し付け部材110を持ち、紙幣の重ね束
の裏面に蹴り出しローラ(キックローラ)212を摩擦
接触させて紙幣を圧接巻き込み部213aへ押し当てる
紙幣差し込み補助装置30aとを有している。引き込み
ローラ205はローラ駆動用モータ208の駆動プーリ
206aと従動プーリ206bとに巻き掛けた伝動ベル
ト207を介して回転し、蹴り出しローラ212も伝動
ベルト215を介して同期回転し、また圧接駆動ローラ
213も伝動ベルト214を介して同期回転する。な
お、圧接式2重送り防止装置20aから繰り出された紙
幣は紙幣鑑別部(図示せず)側のモータに同期回転する
上下の引き抜きローラ221,221に引き抜かれて紙
幣鑑別部へ導入される。
【0039】紙幣引き込み装置10aの揺動弾力式圧迫
機構(第1の圧迫機構)は、リンク機構駆動用モータ
(図示せず)の従動節たる回動軸109を回転中心とし
て正逆方向に揺動可能の枢要揺動レバー(第1の揺動
体)104と、枢要揺動レバー104の図示右側腕部の
支軸(第1の支軸)103aの周りに揺動可能の第1の
揺動レバー103と、第1の揺動レバー103の先端部
の車軸102に回動可能に軸支された押し付けローラ1
01と、支軸103aに嵌まり、第1の揺動レバー10
3を図示時計方向に弾力付勢する捩じりばね(第1のば
ね部材)106とを有している。第1の揺動レバー10
3の押し付けローラ101とは反対側端にはストッパ用
切り起こし片103bが形成されている。
【0040】紙幣差し込み補助装置30aの揺動弾力式
圧迫機構(第2の圧迫機構)は、枢要揺動レバー104
の図示左側腕部と、この先端部の支軸(第2の支軸)1
00aの周りに揺動可能で先端部に一体的に揺動式押し
付け部材110を持つ第2の揺動レバー105と、支軸
105aに嵌まり、第2の揺動レバー105を図示反時
計方向に弾力付勢する捩じりばね(第2のばね部材)1
07とを有している。
【0041】この第2の揺動レバー105の押し付け部
材110とは反対側端にはストッパ用切り起こし片10
5bが形成されている。図2に示す如く、押し付け部材
110はその先端に圧接巻き込み部213aの直前まで
差し出した上側紙幣を上から撫で付けるための板ばね1
10aを有している。
【0042】本例においては、枢要揺動レバー104に
対し揺動支軸114を回転中心とする副揺動レバー(第
2の揺動体)112が並設されており、この副揺動レバ
ー112は揺動向き変換用リンク機構150を介して枢
要揺動レバー104の揺動とは逆方向(逆相)に揺動す
る。揺動向き変換用リンク機構150は、副揺動レバー
112の図示左側腕部先端を下方に引っ張り付勢したコ
イルばね115と、揺動支軸117を回転中心として揺
動するヘの字状の媒介レバー116と、枢要揺動レバー
104の図示左側腕に固設され、媒介レバー116の図
示右側腕部先端の上端切欠きに当接離間する係合ピン1
04aと、副揺動レバー112の図示左側腕部に固設さ
れ、媒介レバー116の図示左側腕部先端の上端切欠き
に当接離間する係合ピン112aとを有している。
【0043】そして、本例の紙幣当て止め部材111
は、副揺動レバー112の図示左側腕部先端に垂直下方
に向けて設けられており、その先端部が繰り出すように
コイルばね118aで下向に弾力付勢されている。ま
た、副揺動レバー112の図示右側腕部先端には垂直下
方に向けてシャッタ部材113が設けられており、その
先端部を下方に繰り出すようにコイルばね118bで下
向に弾力付勢されている。
【0044】引き込みローラ205の周囲は摩擦材(ゴ
ム)で覆われており、できるだけ強い引き込み力を発揮
するよう摩擦力の大きな摩擦材を用いてあるが、特に、
蹴り出しローラ212の摩擦材(ゴム)212a,圧接
駆動ローラ213の摩擦材(ゴム)213b,及び圧接
無回転ローラ216の摩擦材(スポンジ状ゴム)の三者
においては、ゴム硬度と摩擦係数を次のように設定して
ある。
【0045】蹴り出しローラ212の摩擦材212aの
ゴム硬度をH1,その摩擦係数をμ1、圧接駆動ローラ
213の摩擦材213bのゴム硬度をH2,その摩擦係
数をμ2、圧接無回転ローラ216の摩擦材のゴム硬度
をH3,その摩擦係数をμ3とすると、 H1=50°±10° μ1=1.4±0.1 H2=80°±10° μ2=1.1±0.1 H3=50°±10° μ3=0.8±0.1 なお、圧接無回転ローラ216は紙幣繰り出し最中は無
回転で圧接されているため、ローラ周面に磨滅が生じ易
いので、ワンウェイクラッチ付きの圧接無回転ローラ2
16とし、定期的に圧接周面を回転してずらせるように
なっている。ローラ216に限らず、摩擦材が圧接する
ようになっていれば良い。
【0046】次に、本例の動作を以下に説明する。紙幣
投入前の待機状態においては、図1に示すように、シャ
ッタ部材113は開放状態となっている。ここで、投入
口201に複数枚の不揃い紙幣が一括投入されると、そ
の投入口近傍に配した紙幣検出センサ(図示せず)が紙
幣の存在を検出し、図3に示すように、その検出信号に
よりモータ(図示せず)が駆動して回動軸109が図示
時計方向に回動する。
【0047】この回動軸109の回動により、枢要揺動
レバー104が図示時計方向の所定揺動域限界まで揺動
し、これに伴い第1の揺動レバー103も図示時計方向
に揺動する。この揺動過程においては、押し付けローラ
101が紙幣の束を挟み込んでこれを圧迫するが、第1
の揺動レバー103が捩じりばね10の付勢に抗して枢
要揺動レバー104に対し相対的に反時計方向に逃げ帰
りの動きを行うため、投入紙幣の束は弾力的に圧迫され
る。この圧迫により紙幣1は引き込みローラ205の摩
擦接触により通路204の奥へ引き込まれ、引き込まれ
た紙幣1の先縁は紙幣当て止め部材111で当て止めさ
れると共に、紙幣後端側は引き込みローラ205による
後押し状態となっている。なお、枢要揺動レバー104
が図示時計方向に揺動すると、その図示左側腕部の押し
付け部材110は通路204の上方に退避するため、紙
幣の引き込み動作の障害になることはない。
【0048】このように、紙幣引き込み装置10aが押
し付けローラ101を弾力的に押し出す揺動弾力圧迫機
構を具備しているため、一括紙幣の枚数の多少にかかわ
らず、圧迫力は適正化され、安定的な引き込み特性を得
ることができる。換言すれば、一括投入の紙幣枚数を従
前に比して増やすことができ、処理能力の向上に資す
る。また、部品コスト高の電磁ソレノイド・アクチュエ
ータは用いられておらず、モータ駆動とリンク機構(板
金製など)で実現できているので、製造コストの削減を
図ることができる。
【0049】このような紙幣引き込み動作中において
は、枢要揺動レバー104が図示時計方向に揺動するた
め、その図示左側腕部の係合ピン104aが媒介レバー
116の図示右側腕部先端の上端切欠きから離間して上
方に退避するので、それに伴い媒介レバー116及び副
揺動レバー112はコイルばね115の付勢力により図
示反時計方向に揺動する。この副揺動レバー112が図
示反時計方向に揺動すると、紙幣当て止め部材111の
先端は待機状態のときよりも更に通路204のガイド2
03に押し付けられるが、コイルばね118aで押し付
け力が吸収されている。
【0050】上述の紙幣引き込み動作が完了すると、投
入口201には紙幣が存在しなくなるため、前述のセン
サがその紙幣不存在を検出し、これにより前述のモータ
が逆方向に回転する。これにより回動軸が図4に示すよ
うに反時計方向に回動するため、枢要揺動レバー104
が図示反時計方向に揺動し、今度は押し付け部材110
が引き込まれた紙幣1の束を挟み込んで弾力的に圧迫す
る。この圧迫により紙幣1は蹴り出しローラ212の摩
擦接触により蹴り出されてその先縁を圧接巻き込み部2
13aへ押し付ける。ここで、紙幣差し込み補助装置3
0aの圧迫機構は捩じりばね107による弾力的な押し
付け機構となっている。押し付け初期では枚数が多いも
のの、その後枚数は少なくなるが、本例の弾力圧迫機構
によれば、紙幣枚数の多少にかかわらず、略一定の押し
付け力を付与でき、蹴り出し特性を安定化できる。
【0051】また、この枢要揺動レバー104が図示反
時計方向に揺動すると、その図示左側腕部の係合ピン1
04aが媒介レバー116の図示右側腕部先端の上端切
欠きに当接して媒介レバー116を図示時計方向に回動
させるため、副揺動レバー112もコイルばね115の
付勢力に抗して図示時計方向に揺動する。この副揺動レ
バー112の図示時計方向の揺動によって、紙幣当て止
め部材111の先端はガイド203から上方へ退避して
通路204の終端を開放するので、前述した蹴り出しロ
ーラ212による紙幣の蹴り出しが許容される。また、
枢要揺動レバー104が図示反時計方向に揺動すると、
押し付けローラ101は通路113から上方に退避し、
通路口を開放するが、副揺動レバー112の図示時計方
向の揺動により、シャッタ部材113が下降して投入口
201を閉鎖する。即ち、引き込み動作完了後の蹴り出
し動作時にはシャッタ部材113が投入口201を閉鎖
しているので、この間の紙幣一括投入を阻止することが
でき、通路内での紙幣のジャム等を無くすことができ
る。このため、引き込みローラ205は回転したままで
も構わない。シャッタ部材113にはコイルばね118
bが介装されているのいで、シャッタ部材113が投入
口201を閉鎖する際の衝撃が緩衝される。このため、
シャッタ部材113の損傷の回避は勿論のこと、万が一
紙幣が残留した状態でシャッタ部材113が接触しても
紙幣の損傷を回避できる。
【0052】蹴り出された紙幣1は次々にその先縁が2
重送り防止装置20aの圧接巻き込み部213aへ押し
付けられるが、上側紙幣の先縁は圧接無回転ローラ21
6で一時的に当て止めされた状態になるので、腰の弱い
紙幣の先縁側には湾曲膨れを生じ易いものの、本例で
は、図2に示すように、押し付け部材110の揺動押し
付け時に板ばね110aが圧接無回転ローラ216の周
面に沿って圧接巻き込み部213a直前まで差し延べら
れるようになっているので、上側紙幣の上からの押さえ
付けで湾曲膨れを生じることがない。紙幣の折れや破れ
を防止することができる。圧接巻き込み部213aの直
前の狭い隙間でも、押し付け部材110の先端側に弾性
変形する板ばね110aを設けると、首尾良く差し延べ
ることが可能である。
【0053】圧接巻き込み部213aに当て受けられた
複数枚の紙幣のうち上側の付随紙幣の進入が圧接無回転
ローラ216で阻止されながら一葉ずつ最下位の紙幣が
圧接駆動ローラ213の摩擦材213bの摩擦接触によ
り繰り出される。ここで本例では、ローラ212,21
3,216に関し、 H1=50°±10° μ1=1.4±0.1 H2=80°±10° μ2=1.1±0.1 H3=50°±10° μ3=0.8±0.1 の数値的条件に設定してあるので、2重送りや繰り出し
ミス等が生じることなく一葉繰り出しを円滑に行うこと
ができた。
【0054】このような一葉繰り出し動作(紙幣分離動
作)が完了した時点で、復帰動作のために前述したモー
タがある程度正回転して、回動軸109が図示時計方向
に回動する。これによって、枢要揺動レバー104を図
示時計方向に揺動すると共に、副揺動レバー112を図
示反時計方向に揺動し、図1に示す状態に復帰してシャ
ッタ部材113が投入口201を開放し、次の一括紙幣
の投入の待機状態になる。
【0055】特に、本例においては、リンク機構を駆動
する唯一のモータが駆動源となっており、電磁ソレノイ
ド・アクチュエータを使用していない。リンク機構は板
金材で構成できるので、装置の製造コストの削減を図る
ことができる。また、枢要揺動レバー104の外、媒介
レバー116,副揺動レバー112により機構的シーケ
ンスにより各部の連携動作が達成されているので、電気
制御系の簡素化を図ることができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る一括
投入シートの一葉繰り出し装置は、モータ駆動式の揺動
弾力式圧迫機構を採用した点を特徴としているため、次
の効果を奏する。
【0057】 引き込み手段の第1の圧迫機構が揺動
弾力式圧迫機構であるため、一括投入シートの枚数の如
何にかかわらず、押し付け力を略一定化できる。換言す
れば、一括投入のシート枚数を従前に比して増やすこと
ができ、処理能力の向上に資する。また、部品コスト高
の電磁ソレノイド・アクチュエータを用いず、モータと
安価なリンク機構で実現できる。
【0058】 差し込み補助手段の第2の圧迫機構が
揺動弾力式圧迫機構であるため、シートの蹴り出しによ
りシート枚数が減少する過程中、略一定の圧迫力が加わ
るので、蹴り出し特性を安定化できる。また、部品コス
ト高の電磁ソレノイド・アクチュエータを用いず、モー
タと安価なリンク機構で構成できる。特に、第1の圧迫
機構の第1の揺動体と第2の圧迫機構の第1の揺動体と
を兼用する場合には、モータの兼用も可能となり、モー
タ駆動の正逆回転の切り換えだけで引き込み動作と一葉
送り動作とが制御できるという利点があり、電気制御系
の簡素化に寄与する。
【0059】 圧接巻き込み部の直前でシート先縁側
の脹れを押さえ込む弾性撫で付け部材が設けられている
ので、シートを平坦姿勢のままで繰り出すことができ、
シートの折れや破れを防止することができる。
【0060】 シート位置規制手段は、上記モータ駆
動による機構的シーセンスで実現できるため、部品コス
ト高の電磁ソレノイド・アクチュエータを用いず、モー
タと安価なリンク機構で構成できる。シート当て止め部
材がばね部材を有している場合には、シート当て止め部
材の通路への接触による衝撃が緩衝される。シート位置
規制手段自体の動作上の衝撃を緩和できると共に、万が
一シートが残留した状態でシート当て止め部材が接触し
てもシートの損傷を回避できる。
【0061】 一葉繰り出し動作時において、投入口
を閉鎖するシャッタ部材を設けたので、矢継ぎ早の一括
投入をしようとしてもそれが阻止される。それ故、引き
込みローラの回転させたままでも、通路のシート詰まり
等を防止できる。引き込みローラを駆動するモータを別
にせず、またクラッチ機構を設けずに済む。シャッタ部
材を弾力的に付勢するばね部材を設けた場合には、シャ
ッタ部材が投入口を閉鎖する際の衝撃が緩衝されるの
で、シャッタ部材の損傷の回避は勿論のこと、万が一シ
ートが残留した状態でシャッタ部材が接触してもシート
の損傷を回避できる。
【0062】 蹴り出しローラの摩擦材のゴム硬度H
1(=50°±10°)を低くし、潰れ面積を広く確保
すると共に、その摩擦係数μ1(=1.4±0.1)を
高くすることで、蹴り出しローラによる蹴り出し力(摩
擦力)が強くなる。また、圧接駆動ローラの摩擦材のゴ
ム硬度H2(=80°±10°)を圧接無回転ローラの
摩擦材のゴム硬度H3(=50°±10°)よりも高く
して、圧接無回転ローラの摩擦材側に弾性潰れが生じ易
くしていると共に、圧接駆動ローラの摩擦材の磨滅を抑
制している。更に、圧接駆動ローラの摩擦材の摩擦係数
μ2(=1.1±0.1)を圧接無回転ローラの摩擦材
の摩擦係数μ3(=0.8±0.1)よりも高くして、
最下位シートの繰り出し力(摩擦力)を強くし、上側シ
ートの繰り出し力を無くし、滑り易くしている。このよ
うな数値条件によって2重送りや繰り出しミスが起こら
ず、円滑且つ安定的な一葉繰り出し動作が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る一括投入紙幣の一葉繰り
出し装置の紙幣一括投入時の動作状態を示す側面図であ
る。
【図2】同一葉繰り出し装置における圧接式2重送り防
止装置の圧接巻き込み部の周辺を示す一部拡大側面図で
ある。
【図3】同一葉繰り出し装置の紙幣一括投入後の紙幣引
き込み動作状態を示す側面図である。
【図4】同一葉繰り出し装置の紙幣引き込み後の紙幣一
葉繰り出し動作状態を示す側面図である。
【図5】従来の一括投入紙幣の一葉繰り出し装置の紙幣
一括投入時の動作状態を示す側面図である。
【図6】同従来例の紙幣引き込み動作状態を示す側面図
である。
【図7】同従来例の紙幣一葉繰り出し動作状態を示す側
面図である。
【図8】同従来例における圧接式2重送り防止装置の圧
接巻き込み部の周辺を示す一部拡大側面図である。
【符号の説明】
1…紙幣(シート) 10,10a…紙幣引き込み装置 20,20a…圧接式2重送り防止装置(分離装置) 30,30a…紙幣差し込み補助装置 100,200…一括投入紙幣の一葉繰り出し装置 101,209…押し付けローラ 102…車軸 103…第1の揺動レバー 103a…第1の支軸 103b,105b…ストッパ用切り起こし片 104…枢要揺動レバー(第1の揺動体) 104a,112a…係合ピン 105…第2の揺動レバー 105a…第2の支軸 106…捩じりばね(第1のばね部材) 107…捩じりばね(第2のばね部材) 109…回動軸 110…揺動式押し付け部材 110a…板ばね 111,219…紙幣当て止め部材(ストッパ) 112…副揺動レバー(第2の相揺動体) 113…シャッタ部材 114…揺動支軸 115,118a,118b…コイルばね 116…媒介レバー 117…揺動支軸 201…紙幣投入口 202,203…ガイド板 204…紙幣通路 205…引き込みローラ 206a…駆動プーリ 206b…従動プーリ 207,214,215…伝動ベルト 208…モータ 210…車軸 211,218,220…電磁ソレノイド・アクチュエ
ータ 212…蹴り出しローラ(キックローラ) 212a,213b…摩擦材 213…圧接駆動ローラ(フィードローラ) 213a…圧接巻き込み部 216…圧接無回転ローラ 217…昇降式押し付け部材 221…引き抜きローラ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通路始端側のシート投入口に一括投入さ
    れた1又は2枚以上のシート重ね束に対し押し付けロー
    ラで上から圧迫する第1の圧迫機構を持ち、その重ね束
    の裏面に引き込みローラを摩擦接触させてシートを前記
    通路の奥へ引き込むシート引き込み手段と、前記通路終
    端側に輸送されたシートの先縁を圧接駆動ローラと圧接
    無回転ローラの圧接巻き込み部に当て受けて付随シート
    の進入を阻止しつつ一葉ずつシートを繰り出す圧接式2
    重送り防止手段と、前記シート引き込み手段で引き込ま
    れたシートの先縁側を前記圧接巻き込み部の手前定位置
    で一時停止させてシートを重ね止めるシート位置規制手
    段と、前記シートの規制位置でシートに対し押し付け部
    材で上から圧迫する第2の圧迫機構を持ち、その重ね束
    の裏面に蹴り出しローラを摩擦接触させてシートを前記
    圧接巻き込み部へ押し当てるシート差し込み補助手段
    と、を有する一括投入シートの一葉繰り出し装置におい
    て、 前記第1の圧迫機構は、モータ駆動に連動して正逆に揺
    動可能の第1の揺動体に対し第1の支軸の周りに揺動可
    能の第1の揺動レバーと、第1の揺動レバーに回動可能
    に軸支された前記押し付けローラと、第1の揺動レバー
    を前記押し付けローラが前記引き込みローラの方へ弾力
    的に押し付けるよう付勢する第1のばね部材とを有して
    成ることを特徴とする一括投入シートの一葉繰り出し装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第2の圧迫機構
    は、前記第1の揺動体に対し第2の支軸の周りに揺動可
    能の前記押し付け部材と、前記押し付け部材を前記蹴り
    出しローラの方へ弾力的に押し付け付勢する第2のばね
    部材とを有して成ることを特徴とする一括投入シートの
    一葉繰り出し装置。
  3. 【請求項3】 通路始端側のシート投入口に一括投入さ
    れた1又は2枚以上のシート重ね束に対し押し付けロー
    ラで上から圧迫する第1の圧迫機構を持ち、その重ね束
    の裏面に引き込みローラを摩擦接触させてシートを前記
    通路の奥へ引き込むシート引き込み手段と、前記通路終
    端側に輸送されたシートの先縁を圧接駆動ローラと圧接
    無回転ローラの圧接巻き込み部に当て受けて付随シート
    の進入を阻止しつつ一葉ずつシートを繰り出す圧接式2
    重送り防止手段と、前記シート引き込み手段で引き込ま
    れたシートの先縁側を前記圧接巻き込み部の手前定位置
    で一時停止させてシートを重ね止めるシート位置規制手
    段と、前記シートの規制位置でシートに対し押し付け部
    材で上から圧迫する第2の圧迫機構を持ち、その重ね束
    の裏面に蹴り出しローラを摩擦接触させてシートを前記
    圧接巻き込み部へ押し当てるシート差し込み補助手段
    と、を有する一括投入シートの一葉繰り出し装置におい
    て、 前記第2の圧迫機構は、モータ駆動に連動して正逆に揺
    動する第1の揺動体に対し第2の支軸の周りに揺動可能
    の前記押し付け部材と、前記押し付け部材を前記蹴り出
    しローラの方へ弾力的に押し付け付勢する第2のばね部
    材とを有して成ることを特徴とする一括投入シートの一
    葉繰り出し装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3において、前記圧
    接巻き込み部の直前でシート先縁側の脹れを押さえ込む
    弾性撫で付け部材を有して成ることを特徴とする一括投
    入シートの一葉繰り出し装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記弾性撫で付け部
    材は、前記押し付け部材に連結された板ばねであること
    を特徴とする一括投入シートの一葉繰り出し装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に
    おいて、前記シート位置規制手段は、前記第1の揺動体
    の揺動に連動しリンク機構を介して逆方向に揺動可能の
    第2の揺動体と、この第2の揺動体に設けられ、前記通
    路の前記定位置に当接離間するシート当て止め部材とを
    有して成ることを特徴とする一括投入シートの一葉繰り
    出し装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記シート位置規制
    手段は、前記シート当て止め部材を弾力的に付勢するば
    ね部材を有して成ることを特徴とする一括投入シートの
    一葉繰り出し装置。
  8. 【請求項8】 請求項6又は請求項7において、第2の
    揺動体の揺動支軸に対して前記シート当て止め部材とは
    反対側に設けられ、前記シート投入口を閉鎖開放するシ
    ャッタ部材を有して成ることを特徴とする一括投入シー
    トの一葉繰り出し装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記シャッタ部材を
    弾力的に付勢するばね部材を有することを特徴とする一
    括投入シートの一葉繰り出し装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項9のいずれか一項
    おいて、前記蹴り出しローラの摩擦材のゴム硬度をH
    1,その摩擦係数をμ1、前記圧接駆動ローラの摩擦材
    のゴム硬度をH2,その摩擦係数をμ2、前記圧接無回
    転ローラの摩擦材のゴム硬度をH3,その摩擦係数をμ
    3とすると、 H1=50°±10° μ1=1.4±0.1 H2=80°±10° μ2=1.1±0.1 H3=50°±10° μ3=0.8±0.1 の数値条件を満足することを特徴とする一括投入シート
    の一葉繰り出し装置。
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