JPH0958369A - 自動車の内装トリムにおける整風構造 - Google Patents

自動車の内装トリムにおける整風構造

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Publication number
JPH0958369A
JPH0958369A JP21697895A JP21697895A JPH0958369A JP H0958369 A JPH0958369 A JP H0958369A JP 21697895 A JP21697895 A JP 21697895A JP 21697895 A JP21697895 A JP 21697895A JP H0958369 A JPH0958369 A JP H0958369A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat belt
interior trim
automobile
rear pillar
wind
Prior art date
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Pending
Application number
JP21697895A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadahiko Hirai
定彦 平井
Tatsuo Suzuki
辰男 鈴木
Tomohide Saji
友英 佐治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH0958369A publication Critical patent/JPH0958369A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストがかかることなく、シートベルトのバ
タつきや風切音を防止する。 【解決手段】 図は、自動車のリヤピラー13部を示
す。このリヤピラー13には、シートベルト15と、こ
のシートベルト15のシートベルトショルダーアンカ1
6の高さ調整をするためのシートベルトアジャスタ17
が設けられている。内装トリム14は、リヤピラー13
の前端縁と、シートベルトアジャスタ17との間に凸部
14bを設けている。凸部14bは、リヤピラー13の
前端縁に沿って上下方向に形成されている。凸部14b
の形状及び大きさは、自動車の走行中における巻込み風
を整風することにより、風切り音を発生しないような構
造にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の走行中に
車内に吹込まれる風により、シートベルトのバタツキや
風切音を防止するための自動車の内装トリムにおける整
風構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5及び図6は、自動車の車室にあるリ
ヤピラー1を示し、図5はその正面図であり、図6は断
面図である。リヤピラー1には、ほぼ平面形状の内装ト
リム2がパネル1aに取付けられ、その面内には、シー
トベルトショルダーアンカ3が配設されている。シート
ベルトショルダーアンカ3は、図5に示すように、シー
トベルトアジャスタ6により、高さ位置を所定範囲内で
調整できるようになっている。また、シートベルトショ
ルダーアンカ3には、金具4を介在させてシートベルト
5が掛けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自動車
の走行中に窓が開放されているときに、図6に示すよう
に、車内に巻込風aが入り込み、シートベルト5に当た
り、これをバタつかせてバタつき音を発生させたり、シ
ートベルトショルダーアンカ3が内装トリム2をこす
り、キズを付けるようなこともある。また、図5に示す
シートベルトアジャスタ6の孔6aに吸込まれて、異音
が発生するようなこともある。シートベルト5のバタつ
きに関しては、ホルダー等でシートベルト5等を固定す
れば対策は可能であるが、別部品を追加するのでコスト
高となる。
【0004】本発明は上記課題に鑑みてなされ、自動車
の走行中の車内巻込風によるシートベルトのバタ付きに
よる異音等の発生を、コストがかからないで防止できる
自動車の内装トリムにおける整風構造を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的は、自動車の
ピラーに取付けた内装トリムと、該内装トリム面に配設
したシートベルトショルダーアンカと、該シートベルト
ショルダーアンカに掛けられるシートベルトとを備えた
自動車の内装トリムにおける構造において、上記ピラー
の前端縁とシートベルトショルダーアンカとの間に、車
室の内方に向けて走行風を整風するための凸部を設けた
ことを特徴とする自動車の内装トリムにおける整風構造
によって達成される。
【0006】本発明によれば、リヤピラーの前端縁から
車内に巻込んでくる走行風が、リヤピラーの前端縁に沿
って設けた凸部に当たって整風され、シートベルト等の
リヤピラーに配設される構造物に当たることにより発生
するバタ付き音や風切り音を防止または軽減する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
自動車の内装トリムにおける整風構造について、図面を
参照しながら説明する。
【0008】図1は、本発明に係る自動車の内装トリム
における整風構造を採用しているTバールーフの自動車
10を示す。周知の通りTバールーフ車は、図に示すよ
うに運転席と助手席のルーフ板11a,11bを取外せ
るようになっている。そして、ドア12のガラス窓を開
けると、ルーフの中央部の枠板10aのみを残して、そ
のサイドがドア12まで開放される。
【0009】図2は、図1に示す自動車10のリヤピラ
ー13の裏側に配設される内装トリム14を示す。この
自動車10のリヤピラー13には、シートベルト15が
配設され、このシートベルト15のシートベルトショル
ダーアンカ16の高さ調整をするためのシートベルトア
ジャスタ17が設けられている。シートベルトアジャス
タ17は、内装トリム14に形成されている開口14a
を長手方向に沿って、操作ノブ18を上下にスライドし
て、シートベルトショルダーアンカ16の高さ調整を
し、図示されていないロック手段により保持する。
【0010】図3は、リヤピラー13の断面図を示す。
内装トリム14は、パネル19のインナパネル19a
に、例えばネジ止めしたり、内装トリム14の裏面に形
成された鋲等が、インナパネル19aに差込まれて取付
けられる。リヤピラー13の前部は、ウエザーストリッ
プ20が取付けられ、インナパネル19a及びアウタパ
ネル19bの端部と、内装トリム14の端部を密閉して
いる。図示の状態では、上述したドア12のガラス窓は
開かれているが、ガラス窓が閉じられると、ウエザース
トリップ20とガラス窓間は密閉される。また、リヤピ
ラー13の後部はウエザーストリップ21を介して、リ
アウインド22が取付けられている。
【0011】図3に示すように、内装トリム14は、リ
ヤピラー13の前端縁であるウエザーストリップ20
と、シートベルトアジャスタ17との間に凸部14bを
設けている。凸部14bは、リヤピラー13の前端縁に
沿って上下方向に形成されている。凸部14bの形状及
び大きさは、内装トリム14に形成されている開口14
a、シートベルトショルダーアンカ16及びシートベル
ト15の形状、配置場所等を考慮して、自動車の走行中
における巻込み風を整風して、それら構造物を避けるよ
うにする。したがって、凸部14bの形状は、必ずしも
一定断面形状である必要はなく、例えば凸部14bの高
さは、下部、中央部または上部で高さを変えてもよい
し、断面形状をそれら各部で変えてもよい。
【0012】以上、本発明の実施の形態による自動車の
内装トリムにおける整風構造の構成について説明した
が、次にその作用について説明する。
【0013】図1に示すように、自動車10がドア12
の窓を開放、あるいはそれとともに、ルーフ板11a,
11bを外して走行したときは、リヤピラー13の前方
から走行風bが車内に巻込まれる。走行風bの一部は、
リヤピラー13の前端部のウエザーストリップ20か
ら、内装トリム14の凸部14bに沿って流れ、凸部1
4bの傾斜面で整流される。凸部14bでは、走行風b
をパネル面よりも車内の内方に逃がす。
【0014】これにより、走行風は、内装トリム14に
形成されている開口14a、シートベルトショルダーア
ンカ16及びシートベルト15方向に向かうのを避け、
それらに当たる風量が少なくなる。したがって、開口1
4aに風が吸い込まれて生じる風切音や笛吹音を防止ま
たは大幅に軽減することができ、シートベルト15のバ
タつきも走行風bの当たりが弱くなり、その防止または
大幅に軽減することができる。また、シートベルト15
のバタつきによるシートベルトショルダーアンカ16が
内装トリム14にこすれ、内装トリム14が損傷するよ
うなことも防止することができる。
【0015】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれに限定されることなく本発明
の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0016】例えば、以上の発明の実施の形態では、シ
ートベルトアジャスタ17付きのシートベルト15につ
いて説明したが、勿論、本発明はシートベルトアジャス
タを用いていない、通常のタイプのシートベルトを装着
している自動車についても適用することができる。
【0017】また、以上の発明の実施の形態では、凸部
14bをリヤピラー13の前端縁に沿って設けたが、凸
部14bの形状については、一直線状に上下に延ばさ
ず、図4に示す内装トリム23の凸部23aの形状のよ
うに、湾曲させてもよい。さらに、この凸部14bにつ
いてはリヤピラー13に設けたが、これに限ることはな
く、センタピラー等の他のピラー部に設けてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上、述べたように本発明によれば、リ
ヤピラーの前端縁から巻込んでくる走行風が、リヤピラ
ーの内装トリムに設けた凸部に当たって整風され、シー
トベルト等のリヤピラーに配設される構造物に当たるこ
とにより発生する、風切音や笛吹音を防止または大幅に
軽減することができ、シートベルトのバタつきも走行風
の当たる風量が弱くなり、その防止または大幅に軽減す
ることができる。また、シートベルトのバタつきによる
シートベルトショルダーアンカが、内装トリムにこす
れ、内装トリムに傷がつくようなことも防止できる。さ
らに、内装トリムを変形して凸部を設けるだけでよいの
で、別部品を必要とせず、コストも安価に実施すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の態様による自動車の内装トリム
における整風構造を採用している自動車の斜視図であ
る。
【図2】同自動車のリヤピラーの内装トリムを示す正面
図である。
【図3】同自動車のリヤピラーの断面図である。
【図4】本発明の自動車の内装トリムにおける整風構造
の変形例を示し、リヤピラーの内装トリムを示す正面図
である。
【図5】従来における自動車のリヤピラー構造を示す正
面図である。
【図6】同断面図である。
【符号の説明】
10 自動車 13 リヤピラー 14 内装トリム 15 シートベルト 16 シートベルトショルダーアンカ 17 シートベルトアジャスタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のピラーに取付けた内装トリム
    と、該内装トリム面に配設したシートベルトショルダー
    アンカと、該シートベルトショルダーアンカに掛けられ
    るシートベルトとを備えた自動車の内装トリムにおける
    構造において、上記ピラーの前端縁とシートベルトショ
    ルダーアンカとの間に、車室の内方に向けて走行風を整
    風するための凸部を設けたことを特徴とする自動車の内
    装トリムにおける整風構造。
JP21697895A 1995-08-25 1995-08-25 自動車の内装トリムにおける整風構造 Pending JPH0958369A (ja)

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JP21697895A JPH0958369A (ja) 1995-08-25 1995-08-25 自動車の内装トリムにおける整風構造

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JP21697895A JPH0958369A (ja) 1995-08-25 1995-08-25 自動車の内装トリムにおける整風構造

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JPH0958369A true JPH0958369A (ja) 1997-03-04

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ID=16696903

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JP21697895A Pending JPH0958369A (ja) 1995-08-25 1995-08-25 自動車の内装トリムにおける整風構造

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JP (1) JPH0958369A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007237994A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Honda Motor Co Ltd ガーニッシュ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007237994A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Honda Motor Co Ltd ガーニッシュ

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