JP2529050Y2 - 自動車用バイザー - Google Patents

自動車用バイザー

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JP2529050Y2
JP2529050Y2 JP1992009428U JP942892U JP2529050Y2 JP 2529050 Y2 JP2529050 Y2 JP 2529050Y2 JP 1992009428 U JP1992009428 U JP 1992009428U JP 942892 U JP942892 U JP 942892U JP 2529050 Y2 JP2529050 Y2 JP 2529050Y2
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visor
visor body
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window glass
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誠 松尾
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MATSUO INDUSTRY CORPORATIONS
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車のサイドウイ
ンドに使用するサイドバイザー、あるいはサンルーフ、
幌式ルーフに使用するルーフバイザー等の自動車用バイ
ザーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のサイドウインドの上縁及
び前縁には金属製またはプラスチック製のサイドバイザ
ーが取り付けられている。前記サイドバイザーは眩さを
防ぐ日よけになるとともに、雨天において窓を開けたと
きの雨よけとなる。例えば、図4に示すように、自動車
1の前ドア3の上縁5及び前縁7に亙ってサイドバイザ
ー9が取り付けられている。サイドバイザー9の取付方
法には種々の構造のものが提案されている。
【0003】図5は図4におけるX−X線縦断面図であ
り、サイドバイザー9の取付方法の一例を示す。図中、
10は窓枠、11はゴム枠、13はサイドウインド、1
5はゴムシートである。前記窓枠10は略h状に形成さ
れており内側内部にコ字状のゴム枠11が嵌入されてい
る。サイドウインド13の窓ガラスの上縁及び前縁が前
記ゴム枠11に挿入して気密性を保持し、雨水の侵入を
防ぐように構成されている。前記窓枠10の外面にはゴ
ムシート15を介してサイドバイザー9が固着されてい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記のような構成にお
いて、サイドウインド13の窓ガラスを少し開けること
によって車内の換気を行うことができ、このときサイド
バイザー9によって雨水の侵入が防止される。しかしな
がら、雨中の運転時は、サイドウインド13はサイドバ
イザー9の高さよりも大きく開けることはできないか
ら、窓枠10との間にはわずかな隙間しか開けることが
できない。このために、迅速な換気を行うことができ
ず、例えば、喫煙したときにはその煙りが車内に広がり
他の同乗者に不快な思いをさせる。
【0005】また、エアコンの運転中や高速での走行中
はサイドウインド13の窓ガラスを大きく開けないで迅
速に換気できることが望ましいが、サイドウインド13
の窓ガラスをわずかしか開けないと車内から流出する空
気の流れと流入する空気の流れとがぶつかり短時間で換
気することはできなかった。従来のサイドバイザー9は
眩防具、雨よけであって、換気についてはなんら考慮さ
れていなかった。車内の換気についてはサイドウインド
13の開ける大きさによって調節していた。
【0006】この考案はかかる現況に鑑みてなされたも
ので、サイドウインドを少し開けるだけで車内の換気を
迅速に行うことができる自動車用バイザーを提供しよう
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案は上記目的を達
成するために次のような構成とした。即ち、請求項1に
係る自動車用バイザーは、窓枠に固着する外バイザー体
と前記外バイザー体の下面側に位置する内バイザー体と
を、一定の隙間を設けて複数の連結片により連結し、前
記外バイザー体と内バイザー体とは窓ガラス面に対して
傾斜しているとともに、窓ガラスを開けたときに窓枠内
側の隙間と前記外バイザー体と内バイザー体との間の通
気路が連通するように内バイザー体の外端部は窓枠の内
側近傍において窓ガラスに近接しており、内バイザー体
の内端部は窓ガラス面に対して外バイザー体の内端部と
ほぼ同一面か、または外バイザー体の内端部よりも突出
していることを特徴とする。また、請求項2に係る自動
車用バイザーは、前記内バイザー体を外バイザー体にお
ける窓枠の上縁または前縁のいずれか一方にのみ設けた
ことを特徴とする。また、請求項3に係る自動車用バイ
ザーは、前記外バイザー体と内バイザー体との隙間は、
外端部よりも内端部の方を狭くしたことを特徴とする
【0008】
【考案の作用】外バイザー体と内バイザー体との間の隙
間によって形成される通気路が、走行中に出口側に生じ
た負圧によって車内の空気を吸い出すように働く。通気
路によって空気は一方向にのみ流れることになり、迅速
な換気を可能にする。
【0009】
【実施例】以下に、この考案を実施例に基づき詳細に説
明する。図1はこの考案に係る自動車用バイザーの正面
図、図2は右側面図、図3は窓枠に装着した状態の断面
図である。この考案に係る自動車用バイザーは窓枠に固
着する外バイザー体20と内バイザー体21とを多数の
連結片23で連結した二重構造バイザーである。
【0010】即ち、外バイザー体20は、固着する窓枠
の上縁及び前縁の形状に合わせて正面において屈曲また
は湾曲しており、外縁部をなし平面に形成された固着部
25とサイドウインドの外側外方に傾斜したバイザー部
27とからなる。前記固着部25が窓枠の上縁及び前縁
に固着され、前記バイザー部27には一定間隔で設けた
多数の連結片23によって内バイザー体21が連結され
ている。内バイザー体21は前記バイザー部27と同一
方向に傾斜し、内バイザー体21の外端部(窓枠側)2
9はサイドウインドの窓ガラス30に近接するととも
に、窓枠内面との間に一定の間隔を有する。即ち、窓ガ
ラスを開けたときに窓枠内側の隙間と前記外バイザー体
と内バイザー体との間の通気路が連通するように内バイ
ザー体の外端部は窓枠の内側近傍において窓ガラスに近
接している。一方、内バイザー体21の内端部(サイド
ウインドの中心方向側)31は、図3に示すように、サ
イドウインドの窓ガラス30の面に対して外バイザー体
20のバイザー部27の内端部33とほぼ同一面か、そ
れよりも外側に突出するように形成されている。
【0011】前記バイザー部27と内バイザー体21と
の間隔は連結片23の高さによって調節される。連結片
23はその強度によって適宜の間隔で設ければよい。ま
た、バイザー部27と内バイザー体21とは平行であっ
てもよいが、両者の間隔は外側に向かって次第に狭くな
るように構成するのが好ましい。即ち、窓ガラス31に
対する傾斜角度を内バイザー体21の方をバイザー部2
7よりも大きく形成するのが好ましい。
【0012】次に、上記構成に係るバイザーの使用方法
について説明する。まず、窓枠10への取付方法は特に
限定されるものではなく、従来と同様に外バイザー体2
0の固着部25をゴムシート15を介して窓枠10の外
側面に固着すればよい。外バイザー体20が窓枠10に
固着されると、内バイザー体21の外端部29が窓ガラ
ス30に近接するとともに、窓枠10の内面との間に一
定の間隔を有するから窓ガラス30を開けるとバイザー
部27と内バイザー体21との間が通気路35となる。
【0013】走行中は空気は矢印Aのようにバイザー部
27及び内バイザー体21の外面に沿って流れる。この
とき、通気路35の出口側に負圧が生じるから車内の空
気が吸い出され通気路35内を矢印Bのように流れるこ
とになる。このように、通気路35は空気を車内からの
み流出させ、車内に流入させることはない。空気は内バ
イザー体21の裏面から僅かに車内に流入するが、内バ
イザー体21の外端部29によって通気路35と分離さ
れているから、空気の流入、流出はスムーズに行なわれ
る。
【0014】尚、上記実施例では、バイザー部27と内
バイザー体21とは平板状に形成したが、従来と同様に
湾曲した形状であってもよい。また、内バイザー体を窓
枠の上縁及び前縁に亙って設ける構成としたが、内バイ
ザー体21は窓枠の前縁または上縁のいずれか一方にの
み設ける構成としてもよい。さらに、上記構成のバイザ
ーはサイドバイザーに限定されるものではなく、サンル
ーフまたは幌式ルーフにおけるルーフバイザーとしても
使用することができる。
【0015】
【考案の効果】この考案に係る自動車用バイザーは上記
のように外バイザー体と内バイザー体による二重構造と
したから、バイザー体として眩防具、雨よけとして機能
するのは勿論、走行中はサイドウインドを僅かに開ける
だけで両バイザー体の間が通気路となり、車内を迅速に
換気することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るバイザーの正面図である。
【図2】バイザーの右側面図である。
【図3】窓枠に装着した状態の断面図である。
【図4】従来のバイザーを装着した自動車の要部側面図
である。
【図5】図4におけるX−X線縦断面図である。
【符号の説明】
20 外バイザー体 21 内バイザー体 23 連結片 25 固着部 27 バイザー部 29 内バイザー体の外端部 30 窓ガラス 31 内バイザー体の内端部 35 通気路

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓枠に固着する外バイザー体と前記外バ
    イザー体の下面側に位置する内バイザー体とを、一定の
    隙間を設けて複数の連結片により連結し、前記外バイザ
    ー体と内バイザー体とは窓ガラス面に対して傾斜してい
    るとともに、窓ガラスを開けたときに窓枠内側の隙間と
    前記外バイザー体と内バイザー体との間の通気路が連通
    するように内バイザー体の外端部は窓枠の内側近傍にお
    いて窓ガラスに近接しており、内バイザー体の内端部は
    窓ガラス面に対して外バイザー体の内端部とほぼ同一面
    か、または外バイザー体の内端部よりも突出しているこ
    とを特徴とする自動車用バイザー。
  2. 【請求項2】 前記内バイザー体を外バイザー体におけ
    る窓枠の上縁または前縁のいずれか一方にのみ設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の自動車用バイザー。
  3. 【請求項3】 前記外バイザー体と内バイザー体との隙
    間は、外端部よりも内端部の方を狭くしたことを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の自動車用バイザー。
JP1992009428U 1992-01-31 1992-01-31 自動車用バイザー Expired - Lifetime JP2529050Y2 (ja)

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KR200277875Y1 (ko) * 2002-03-11 2002-06-14 이스턴 마스텍 주식회사 자동차의 후방용 감시카메라의 좌우반전 스위칭 장치
JP3129517U (ja) * 2006-07-10 2007-03-01 勝信 新座 ティッシュペーパーボックスホルダー

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