JPH0956558A - 羽毛布団 - Google Patents

羽毛布団

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JPH0956558A
JPH0956558A JP23771695A JP23771695A JPH0956558A JP H0956558 A JPH0956558 A JP H0956558A JP 23771695 A JP23771695 A JP 23771695A JP 23771695 A JP23771695 A JP 23771695A JP H0956558 A JPH0956558 A JP H0956558A
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豊嗣 田代
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Kyoto Nishikawa & Co
KYOTO NISHIKAWA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重ね合わせた二枚の羽毛布団の内の一方の羽
毛布団を区画室内の羽毛を所望位置に自由に移動できる
構造とすると共に全体として保温効果を保持することが
できる羽毛布団を提供する。 【解決手段】 羽毛を充填した長方形の羽毛布団二枚を
重ね合わせてなる二重構造の羽毛布団であって、一方の
羽毛布団は長手方向に複数列に仕切られた区画室からな
り、他方の羽毛布団は前記一方の羽毛布団に形成されて
いる各区画室の境界線と交差する境界線を形成する区画
室からなる二重構造の羽毛布団である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所望位置の保温効
果を上げることができる二重構造の羽毛布団及び一部三
重構造となる羽毛布団に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、キルティング加工を施した
一枚ものの羽毛布団や実公平2−1095号公報に開示
されているキルティング加工の縫い目同志が合わさらな
いようにして重ねた二重構造の羽毛布団が汎用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、羽毛布団は使
用中に充填した羽毛が移動して片寄り保温効果を失うこ
とのないように、キルティングを施して区画室を形成
し、該区画室に羽毛を閉じ込めた構造となっている。し
かし、区画室を形成したために、該区画室の境界におい
ては羽毛がない状態となっており、この部分より暖気が
流出するという問題が発生し、該問題点を解決するため
の技術的手段がいろいろ提案されている。前記二重構造
の羽毛布団もその一つである。
【0004】本発明者は、前記問題点の解決を技術的課
題とし、更なる保温効果を得ることができる羽毛布団の
具現化をはかるべく研究、実験を重ねた結果、二枚の羽
毛布団を重ね合わせて二重構造とした羽毛布団の内の一
方の羽毛布団を、区画室内の羽毛を必要に応じて移動す
ることにより所望位置の羽毛の密度を自由に変えること
ができる構造とし、羽毛が無い状態を避けるために他方
の羽毛布団を、羽毛の層を保持できる構造とする二重構
造の羽毛布団を完成し、前記技術的課題を達成したもの
である。
【0005】また、本発明は、前記二重構造の羽毛布団
を構成する二枚の羽毛布団の間に、第三の羽毛布団を挿
入することにより、羽毛布団使用時において、肩や足元
等の特に身体の寒さを感じる位置を必要に応じて三重構
造にできる羽毛布団を完成し、前記技術的課題を達成し
たものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記技術的課題は、次の
通りの本発明によって解決できる。即ち、本発明に係る
羽毛布団は、羽毛を充填した長方形の羽毛布団二枚を重
ね合わせてなる二重構造の羽毛布団であって、一方の羽
毛布団は長手方向に複数列に仕切られた区画室からな
り、他方の羽毛布団は前記一方の羽毛布団に形成されて
いる各区画室の境界線と交差する境界線を形成する区画
室からなるものである。また、本発明は上記羽毛布団に
おいて、一方の羽毛布団が長手方向に複数列に仕切られ
た区画室からなり、他方の羽毛布団が、短手方向に複数
列に仕切られた区画室からなるものである。さらに、本
発明に係る羽毛布団は、上記いずれかの羽毛布団におい
て、該羽毛布団を構成する二枚の羽毛布団の間に、羽毛
を充填した区画室を複数形成してなる、前記二枚の羽毛
布団より小さい第三の羽毛布団を挿入すると共に該第三
の羽毛布団を当該二枚の羽毛布団にそれぞれ脱着可能に
固定してなり、使用時に所望位置を三重構造にできるも
のである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。 実施の形態1.図1は本発明に係る二重構造の羽毛布団
を上下に分離して図示した斜視図であり、図2は本発明
に係る二重構造の羽毛布団の平面図であり、下の層の羽
毛布団に形成された各区画室の境界線を点線にて図示し
てある。また、図3は図2に示す羽毛布団のA−A' 線
断面図であり、図4は図2に示す羽毛布団のB−B' 線
断面図である。これらの図において、1は長方形の上層
の羽毛布団(一方の羽毛布団)2と上層の羽毛布団2と
同一形状・大きさの下層の羽毛布団(他方の羽毛布団)
3とから成る二重構造の羽毛布団であり、上層の羽毛布
団2は表地4と内面地5との間に、下層の羽毛布団3は
裏地6と内面地7との間に、それぞれ、羽毛8が充填さ
れている。そして、表となる生地4,7と裏となる生地
5,6とは、襠9を介して縫着することによりキルティ
ングが施され、上層の羽毛布団2にはその短辺2bから
相対する他方の短辺2bに向かって走るキルティング加
工線(境界線)10により長手方向に五列の区画室11
が形成され、下層の羽毛布団3にはその長辺3aから相
対する他方の長辺3aに向かって走るキルティング加工
線(境界線)12により短手方向に七列の区画室13が
形成されている。この二重構造の羽毛布団は上層の羽毛
布団2と下層の羽毛布団3とを重ね合わせて周辺縁部を
直接縫着して一体ものとなっている。
【0008】本実施の形態では、短手方向に複数列に仕
切られた短形の区画室13からなる下層の羽毛布団3の
上に長手方向に複数列に仕切られた長形の区画室11か
らなる上層の羽毛布団2を重ね合わせて二重構造の羽毛
布団1としたので、長形の区画室11内の羽毛8は短形
の区画室13内の羽毛8より移動しやすく長形の区画室
11内の羽毛8を手で叩いて保温効果を上げたい位置に
移動させても、薄くなった上層の羽毛布団2の下には短
形の区画室13内の羽毛8が存在するため、下層の羽毛
布団3によって羽毛8の層が保持されて羽毛が無い状態
が避けられるから、所望位置の保温効果を上げることが
できると共に全体としては保温性を安定して保持するこ
とができる。また、下層の羽毛布団3に形成されている
境界線12は上層の羽毛布団2に形成されている境界線
10に重なることなく交差しているので、暖気が上下層
の羽毛布団2,3を通過して逃げだすことがない。
【0009】なお、上下層の羽毛布団2,3はスライド
ファスナーの開閉により分離可能とした一体ものでもよ
く、上下層の羽毛布団2,3の周辺縁部を縁布を介して
縫着することにより分離不可能とした一体ものでもよ
い。
【0010】また、羽毛8を充填してなる区画室11,
13は羽毛布団の表となる生地4,7と裏となる生地
5,6とを直接縫着することにより形成してもよく、熱
可塑性合成樹脂系接着剤を使用して熱により直接或いは
襠9を介して溶着することによりキルティングを施し区
画室11,13を形成してもよい。
【0011】また、上下層の羽毛布団2,3がだぶつか
ないように、上層の羽毛布団2の内面地5と下層の羽毛
布団3の内面地7とを雄雌部材の掛かりにより脱着可能
に固定する掛止手段としてのマジックテープや凹部材と
凸部材とを嵌合させることにより固定するホックを使用
して固定してもよく、その他、紐により固定してもよ
い。
【0012】実施の形態2.図5は本発明に係る二重構
造の羽毛布団の平面図であり、一部上層の羽毛布団を透
視すると共に下の層の羽毛布団に形成された各区画室の
境界線を点線にて示してある。同図において、図1及び
図2と同一符号は同一又は相当部分を示し、本実施の形
態では、二重構造の羽毛布団1は長手方向に複数列に仕
切られた区画室11からなる上層の羽毛布団2と該上層
の羽毛布団2に形成された境界線10に重なることなく
交差するように格子状にキルティング加工を施して碁盤
目状に区画室14が形成されている下層の羽毛布団16
からなる。
【0013】なお、本実施の形態では、区画室14の形
状は四角形となっているが、五角形や六角形でもよく、
その他曲線によって形成される形状であってもよい。
【0014】実施の形態3.図6は本発明に係る三重構
造となる羽毛布団における中層の羽毛布団(第三の羽毛
布団)を配置する位置を説明する平面図であり、図1に
示す二重構造の羽毛布団の上下層の羽毛布団の間に中層
の羽毛布団を挿入し、上層の羽毛布団は透視して中・下
層の羽毛布団を図示したものである。また、図7は図6
の(a)に示す羽毛布団のC−C' 線断面図であり、図
8は図6の(a)に示す羽毛布団のD−D' 線断面図で
ある。これらの図において、図1から図4に示す符号と
同一符号は同一又は相当部分を示し、17は上層の羽毛
布団2、中層の羽毛布団18及び下層の羽毛布団3から
なる一部が三層となった三重構造の羽毛布団であり、中
層の羽毛布団18は表地19と裏地20との間に羽毛8
が充填され、表地19と裏地20とを襠9を介して縫着
することによってキルティングが施され、縦横に走るキ
ルティング加工線(境界線)21により碁盤目状に区画
室22が形成されている。
【0015】前記上層の羽毛布団2と下層の羽毛布団3
とは同じ大きさであり、上層の羽毛布団2に形成された
各区画室11の境界線10と下層の羽毛布団3に形成さ
れた各区画室13の境界線12とが交差するように重ね
られ、上下層の羽毛布団2,3は片側長辺2a,3aの
み縁布23を介してスライドファスナー24が縫着さ
れ、それ以外の周辺は直接縫着して一体ものとなってい
る。
【0016】前記中層の羽毛布団18は上下層の羽毛布
団2,3より小さく、上下層の羽毛布団2,3の間に納
まる大きさとなっている。そして、中層の羽毛布団18
を上下層の羽毛布団2,3の足元または肩に当たる位置
に横長に或いは縦長に固定できるように、上下層の羽毛
布団2,3が対面する内面地5,7には、雄雌の掛かり
により接着するマジックテープの雄側部材25が縫着さ
れ、中層の羽毛布団18の両面(表地19及び裏地2
0)にはマジックテープの雌側部材26が縫着されてお
り、上下層の羽毛布団2,3の間に挿入された中層の羽
毛布団18は、上層の羽毛布団2の内面地5に縫着され
たマジックテープの雄側部材25と中層の羽毛布団18
の表地19に縫着されたマジックテープの雌側部材26
との掛かりにより上層の羽毛布団2に固定され、下層の
羽毛布団3の内面地7に縫着されたマジックテープの雄
側部材25と中層の羽毛布団18の裏地20に縫着され
たマジックテープの雌側部材26との掛かりにより下層
の羽毛布団3に固定されている。
【0017】本実施の形態では、上層の羽毛布団2に形
成された各区画室11の境界線10と下層の羽毛布団3
に形成された各区画室13の境界線12とを交差するよ
うに重ねた上下層の羽毛布団2,3の間に、この上下層
の羽毛布団2,3より小さい第三の羽毛布団18を挿入
したので、前記第一の実施の形態における効果に加えて
上下層の羽毛布団2,3と中層の羽毛布団18との間
に、閉じ込められた空気の室が多数形成され、さらに上
下層の羽毛布団2,3により密閉されるので、保温効果
を上げたい位置に暖気が保持される空気室が多数存在す
ることとなる。また、保温効果を上げたい位置のみを三
重構造とすることができるように、第三の羽毛布団18
を上下層の羽毛布団2,3より小さくしたので、使用す
る羽毛8の量を節約することができ、従来の二重構造の
羽毛布団に使用する羽毛8の量とほぼ同じ量を使用して
更なる保温効果を得ることができる。さらに、第三の羽
毛布団18を二枚の羽毛布団2,3の間に着脱可能に固
定しているから、寒さを感じる位置に移動させてその位
置を三重構造にすることができるので、全体を三重とし
た羽毛布団と同様の保温効果を得ることができる。
【0018】羽毛8を充填してなる区画室11,22,
13は羽毛布団の表となる生地4,19,7と裏となる
生地5,20,6とを襠9を介して縫着することにより
形成したが、襠9を介して表となる生地4,19,7と
裏となる生地5,20,6とを熱可塑性合成樹脂系接着
剤を使用して熱により溶着してもよく、襠9を使わず、
直接縫着して区画室11,22,13を形成してもよ
い。
【0019】また、スライドファスナー24は、上下層
の羽毛布団2,3の片側長辺2a,3aから片側短辺2
b,3bにかけてL字状に設けてもよい。
【0020】また、マジックテープは、図6に示すよう
に、予め中層の羽毛布団を固定する位置を幾つか想定し
てその位置に固定できるように上下層の羽毛布団の対応
する面に配置してもよいが、格子状に配置してもよい。
【0021】また、雄雌部材の掛かりにより脱着可能に
固定する掛止手段として、マジックテープの他に、凹部
材と凸部材とを嵌合させることにより固定するホックを
使用してもよい。また、紐により中層の羽毛布団を上下
層の羽毛布団に固定するようにしてもよい。さらに、上
層の羽毛布団2の一方の短辺2bから相対する他方の短
辺2bに向かって走るキルティング加工線(境界線)1
0及び下層の羽毛布団3の一方の長辺3aから相対する
他方の長辺3aに向かって走るキルティング加工線(境
界線)は、曲線でも、ジグザグな線でもよい。
【0022】
【実施例】
実施例.上下層の羽毛布団2,3の寸法は、縦220cm ,
横160cm とし、中層の羽毛布団12の寸法は、縦150cm
,横100cm とした。上層の羽毛布団2は、その表地4
に綿ダウンプルーフプリント地を、内面地5にT/Cダ
ウンプルーフ生地の無地を使用し、区画室11は表地4
と内面地5との間に襠9を当てて縫着することにより縦
長に形成し、ダウン95%とフェザー5%の組成物からな
る羽毛を0.45kg充填した。下層の羽毛布団3は、その裏
地6に綿ダウンプルーフの無地を、内面地7にT/Cダ
ウンプルーフ生地の無地を使用し、区画室13は裏地6
と内面地7との間に襠9を当てて縫着することにより横
長に形成し、ダウン95%とフェザー5%の組成物からな
る羽毛を0.4kg 充填した。中層の羽毛布団18は、その
表地19、裏地20ともT/Cダウンプルーフ生地の無
地を使用し、区画室22は表地19と裏地20との間に
襠9を当てて縫着することにより碁盤目状に形成し、ダ
ウン95%とフェザー5%の組成物からなる羽毛を0.15kg
充填した。羽毛の使用量は1kg、平らな面に広げた状態
での羽毛布団の厚さは16〜17cmであった。
【0023】また、スライドファスナー24は上下層の
羽毛布団2,3の片側長辺2a,3aに縫着し、他は直
接縫着した。
【0024】中層の羽毛布団18はマジックテープによ
り上下層の羽毛布団2,3に着脱可能に固定した。マジ
ックテープの配置位置は、図6の(a)に示すように、
中層の羽毛布団18を上下層の羽毛布団2,3の足元に
当たる位置に横長にして固定できるように中層の羽毛布
団18の長辺縁及び短辺縁の中央の表地19と裏地20
とに雌側部材26を縫着し、中層の羽毛布団18の長辺
縁及び短辺縁の中央と当接する上下層の羽毛布団2,3
の内面地5,7に雄側部材25を縫着した。また、図6
の(b)に示すように、中層の羽毛布団18を上下層の
羽毛布団2,3の足元に当たる位置に縦長にして固定で
きるように中層の羽毛布団18の長辺縁及び短辺縁の中
央の表地19と裏地20とに雌側部材26を縫着し、中
層の羽毛布団18の長辺縁及び短辺縁の中央と当接する
上下層の羽毛布団2,3の内面地5,7に雄側部材25
を縫着した。また、図6の(c)に示すように、中層の
羽毛布団18を上下層の羽毛布団2,3の肩に当たる位
置に横長にして固定できるように中層の羽毛布団18の
長辺縁及び短辺縁の中央の表地19と裏地20とに雌側
部材26を縫着し、中層の羽毛布団18の長辺縁及び短
辺縁の中央と当接する上下層の羽毛布団2,3の内面地
5,7に雄側部材25を縫着した。さらに、図6の
(d)に示すように、中層の羽毛布団18を上下層の羽
毛布団2,3の肩に当たる位置に縦長にして固定できる
ように中層の羽毛布団18の長辺縁及び短辺縁の中央の
表地19と裏地20とに雌側部材26を縫着し、中層の
羽毛布団18の長辺縁及び短辺縁の中央と当接する上下
層の羽毛布団2,3の内面地5,7に雄側部材25を縫
着した。
【0025】比較例.上下層の羽毛布団の寸法は、縦22
0cm ,横160cm とした。上層の羽毛布団は、その表地に
綿ダウンプルーフプリント地を、内面地にT/Cダウン
プルーフ生地の無地を使用し、区画室は表地と内面地と
の間に襠を当てて縫着することにより縦長に形成し、ダ
ウン95%とフェザー5%の組成物からなる羽毛を0.7kg
充填した。下層の羽毛布団は、その裏地に綿ダウンプル
ーフの無地を、内面地にT/Cダウンプルーフ生地の無
地を使用し、区画室は裏地と内面地との間に襠を当てて
縫着することにより横長に形成し、ダウン95%とフェザ
ー5%の組成物からなる羽毛を0.7kg 充填した。羽毛の
使用量は1.4kg 、平らな面に広げた状態での二重構造の
羽毛布団の厚さは14〜15cmであった。
【0026】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、二
重構造とした羽毛布団の内の一方の羽毛布団を区画室内
の羽毛を必要に応じて移動させて所望位置の羽毛の密度
を自由に変えることができる構造とし、他方の羽毛布団
を羽毛の層が保持される構造としたので、羽毛布団の区
画室内の羽毛を手で叩いて保温効果を上げたい位置に羽
毛を移動させても、羽毛布団の薄くなった位置には他の
羽毛布団の区画室内の羽毛が存在することとなり、これ
により最小限の羽毛の密度を保持することができると共
に所望位置の保温効果を上げることができ、且つ、全体
としては保温性を安定して保持することができる。ま
た、一方の羽毛布団に形成された境界線は他方の羽毛布
団に形成された境界線に重なることなく交差しているの
で、暖気が上下層の羽毛布団を通過して逃げだすことが
ない。さらに、本発明によれば、上層の羽毛布団に形成
された各区画室の境界線と下層の羽毛布団に形成された
各区画室の境界線とを交差するように重ねた上下層の羽
毛布団の間に、この上下層の羽毛布団より小さい第三の
羽毛布団を挿入して着脱可能に固定したので、三重構造
となった位置に空気の室が多数形成され、さらに上下層
の羽毛布団により密閉されるので、暖気が保持される空
気室が多数存在することとなる。また、保温効果を上げ
たい所望位置のみを三重構造とすることができるので、
使用する羽毛の量を節約することができ、二重構造の羽
毛布団に使用する羽毛の量より少ない量の羽毛を使用し
て、更なる保温効果を得ることができ、全体が三重とな
った羽毛布団と同様の保温効果を得ることができる。従
って、本発明の産業上利用性は非常に高いといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る二重構造の羽毛布団を上下に分離
して図示した斜視図である。
【図2】本発明に係る二重構造の羽毛布団の平面図であ
る。
【図3】図2に示す羽毛布団のA−A' 線断面図であ
る。
【図4】図2に示す羽毛布団のB−B' 線断面図であ
る。
【図5】本発明に係る二重構造の羽毛布団の平面図であ
る。
【図6】本発明に係る三重構造となる羽毛布団における
中層の羽毛布団を配置する位置を説明する平面図であ
る。
【図7】図6の(a)に示す羽毛布団のC−C' 線断面
図である。
【図8】図6の(a)に示す羽毛布団のD−D' 線断面
図である。
【符号の説明】
1 二重構造の羽毛布団 2 上層の羽毛布団 3,16 下層の羽毛布団 4,19 表地 5,7 内面地 6,20 裏地 8 羽毛 9 襠 10,12,15,21 境界線 11,13,14,22 区画室 17 三重構造の羽毛布団 18 中層の羽毛布団 23 縁布 24 スライドファスナー 25 雄側部材 26 雌側部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 羽毛を充填した長方形の羽毛布団二枚を
    重ね合わせてなる二重構造の羽毛布団であって、一方の
    羽毛布団は長手方向に複数列に仕切られた区画室からな
    り、他方の羽毛布団は前記一方の羽毛布団に形成されて
    いる各区画室の境界線と交差する境界線を形成する区画
    室からなることを特徴とする羽毛布団。
  2. 【請求項2】 一方の羽毛布団が長手方向に複数列に仕
    切られた区画室からなり、他方の羽毛布団が、短手方向
    に複数列に仕切られた区画室からなる請求項1記載の羽
    毛布団。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の羽毛布団を構成す
    る二枚の羽毛布団の間に、羽毛を充填した区画室を複数
    形成してなる前記二枚の羽毛布団より小さい第三の羽毛
    布団を挿入すると共に該第三の羽毛布団を当該二枚の羽
    毛布団にそれぞれ脱着可能に固定してなり、使用時に所
    望位置を三重構造にできることを特徴とする羽毛布団。
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