JP2506211Y2 - 掛布団 - Google Patents

掛布団

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JP2506211Y2
JP2506211Y2 JP7531493U JP7531493U JP2506211Y2 JP 2506211 Y2 JP2506211 Y2 JP 2506211Y2 JP 7531493 U JP7531493 U JP 7531493U JP 7531493 U JP7531493 U JP 7531493U JP 2506211 Y2 JP2506211 Y2 JP 2506211Y2
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アヤ子 押川
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アヤ子 押川
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、夏季の使用時に涼しさ
を損なわずに重量感を持たせることのできる掛布団に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、暑く湿度の高い夏季には、綿の充
填量を少なくした薄型の夏用掛布団やタオルケットが用
いられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、就寝中適度
な重量感がある掛布団でなければ安眠できないというタ
イプの人がおり、このような人は暑い時期でも冬用掛布
団や2枚重ねした夏用掛布団を使用しているのが実情で
ある。しかし、かくしては蒸し暑いために汗をかくこと
にもなり、又寝苦しいために寝入った後に掛布団を無意
識の内によけてしまうこともあり、夏風邪を引くといっ
たことも招いている。また、薄型の夏用掛布団を2枚重
ねにした場合には、就寝中の寝返り等によってずれてし
い易く、適度な重量感を得られないという欠点がある。
【0004】本考案は上述した従来技術の欠点、問題点
に鑑みされたもので、適度の重量感があり、しかも涼し
さを損なうことがないので重い掛布団を好む人も夏季に
安心して使用することができる掛布団を提供することを
目的とする。
【0005】
【考案を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために構成された本考案の手段は、通気性及び柔軟性を
有する材料により略扁平に形成され、内側に多数の充填
用空間部を画成してなる袋本体と、該袋本体の各充填用
空間部内に容積の5〜7割充填した少なくとも非吸湿性
材料からなる加重用物とから加重用充填袋を構成し、該
加重用充填袋を掛用本体の内部又は上部外面に交換可能
に配設したものからなる。
【0006】そして、前記加重用物には多数の合成樹脂
製パイプ、コルマビーズ又は竹チップを用いると良い。
【0007】前記加重用充填袋は前記掛布団本体の上部
外面に配設した状態でカバーにより該掛布団本体と一体
的に包被しても良い。
【0008】前記加重用充填袋は外周縁を互いに接続し
た2枚の薄型掛布団本体間に挟装した構成にもできる。
【0009】
【作用】加重用充填袋によって掛布団の重量を適度に増
加する。加重用充填袋内に充填する加重用物は少なくと
も非吸湿性を有しており、湿度の高い夏季においても涼
しさが保持できる。
【0010】多数の合成樹脂製パイプ、コルマビーズ又
は竹チップで構成した加重用物は、通気性、非吸湿性が
あり、掛布団の重量を増加しても涼しさを確保する。ま
た、加重用充填袋と掛布団本体をカバーで包被すること
により、加重用充填袋と掛布団本体とを自由に組み合わ
せることができるし、既存の掛布団を掛布団本体に使用
できる。
【0011】更に、既存の薄型掛布団用2枚を掛布団本
体とし、これに加重用充填袋を組み合わせて重量を増加
する。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき詳述す
る。図1乃至図3は第1の実施例を示す。図において、
1、1は一対の加重用充填袋を示す。2は該各加重用充
填袋1を構成し、後述する掛布団本体8の半分より若干
小さい大きさからなる袋本体で、該袋本体2は矩形状の
上布2Aと下布2Bを周縁側で縫着して略扁平の袋状に
形成したものからなり、該上布2A及び下布2Bには例
えばメッシュ地やガーゼ地等の通気性、柔軟性を有する
素材を用いている。
【0013】3、3、・・・は前記袋本体2内に画成し
た複数の充填用空間部を示し、該充填用空間部3、3、
・・・は袋本体2に複数本、実施例では2本の縦方向ス
テッチ4、4及び4本の横方向ステッチ5、5、・・・
を設けることにより略扁平の角形中空部に形成してあ
る。
【0014】6、6、・・・は前記充填用空間部3、
3、・・・内に充填した加重用物を示し、該各加重用物
には例えば長さが約3〜4cm、直径が約4〜5mmの
合成樹脂製のパイプ6Aを多数用いる。その他、コルマ
ビーズ6B、竹チップ6C等を用いると良い。これらは
合成樹脂製で非吸湿性、通気性が良く、また掛布団を折
畳むのが容易な大きさからなるもので、充填物として異
和感がなく使用に好適である。そして、加重用物6は後
述する掛布団本体8との総重量が約3kgになるように
その充填量を決める。掛布団本体8の重量は使用する綿
の種類や量によって異なるが、一般には800〜100
0gであるから、2kg程度を使用するとよい。また、
使用時のなじみ性や折畳容易性を考慮して、加重用物6
は各充填用空間部3内に容積の5〜7分目程度充填して
ある。
【0015】7は上述の構成からなる一対の加重用充填
袋1、1を接離可能に接続するファスナーを示す。該フ
ァスナーは一対のファスナー構成片7A、7Aを各加重
用充填袋1の対面する一側縁に縫着することにより構成
してある。
【0016】他方、8は前記ファスナー7によって接続
した加重用充填袋1、1を収納する掛布団本体を示す。
該掛布団本体8は既存の掛布団と同様に、表布8A、裏
布8B、綿8Cとからなっており、加重用充填袋1、1
を綿8Cの間に挟装した状態に保持するようになってい
る。
【0017】本実施例の掛布団は上述の構成からなる
が、次にその制作及び使用方法について説明する。ま
ず、各加重用充填袋1については、上布2Aと下布2B
の周縁部をコ字型に縫着して一側が開口した袋本体2を
形成する。袋本体2に開口と直交する方向に4本の縦方
向ステッチ4、4、・・・を形成し、開口に連通した5
っの中空部を画成する。そして、各中空部に加重用物6
を5〜7分目程度充填する。次に、袋本体2の開口側周
縁部を縫着して袋本体2を完全に密閉する。これに併せ
てファスナー構成片7Aを縫着しておく。最後に、各中
空部内の加重用物6を均一に分散させ、袋本体2に2本
の横方向ステッチ5、5を形成して各の充填用空間部3
に加重用物6が5〜7分目充填された状態にする。
【0018】上述の如くして制作した加重用充填袋1を
掛布団本体8の綿8Cの間に挟んだ状態で配設し、掛布
団本体8の周縁部を縫着することにより掛布用が完成す
る。なお、掛布団の使用者によっては、全体に重量感の
あるものを好む人や、足側は軽くし、胸側のみを重くし
たものを好む人もいることから、2個の加重用充填袋1
をファスナー7で連結して掛布団本体8内の全体に配設
するようにしてもよいし、1個の加重用充填袋1を掛布
団本体8内の胸側に配設してもよい。
【0019】次に、図4は第2の実施例を示す。なお、
本実施例及び後述する他の実施例において第1実施例の
構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、その
説明を省略する。図において、11、11は一対の加重
用充填袋を示し、該各加重用充填袋11は袋本体2と、
ボタン穴を有し該袋本体11の四隅に取着された係止片
12、12、・・・とから構成してある。
【0020】他方、掛布団本体13には上布8A外面に
位置して4個1組のボタン14、14、・・・を2組取
着してある。
【0021】本実施例によれば、上記の構成からなる加
重用充填袋11の各係止片12をボタン14、14、・
・・に係合することにより、加重用充填袋11、11を
掛布団本体13の上側に配設して固定することができ
る。このような構成にすることにより、既存の掛布団に
ボタン14、14、・・・を取着するだけで掛布団本体
13として用いることができるし、加重用充填袋11は
使用者の必要に応じて取着、取外しをその都度行うこと
ができる。
【0022】次に、図5は第3の実施例を示し、本実施
例の特徴とするところは、布カバー21を用いて加重用
充填袋1と掛布団本体24を一体的に包被したことにあ
る。即ち、布カバー21は一側縁22A、22Aを若干
重畳した二枚の上布22、22と、該二枚の上布22、
22全体の大きさに等しい面積の下布23とを外周縁で
縫着した構成からなっており、上布22、22の重畳し
た一側縁22A、22Aの間が開口21Aになってい
る。
【0023】本実施例によれば、開口21Aから掛布団
本体24を押し込んで平らに伸ばし、更に加重用充填袋
1、1を押し込んで平らに伸ばすことにより、掛布団に
することができる。このように布カバー21を用いるこ
とにより、掛布団本体24には既存の掛布団をそのまま
用いることができるし、布カバー21は従来の布団カバ
ーとしての役割を併せ持つことができる。
【0024】更に、図6及び図7は第4の実施例を示
し、本実施例の特徴とするところは、掛布団本体31を
一対の薄型の夏用掛布団32、33で構成したことにあ
る。即ち、一対の夏用掛布団32、33は相対する各一
対の外周縁32A、33A及び32B、33Bをコ字状
に縫着し、縫着しない他の外周縁32B、33B側を開
口部34とした袋状に形成したものからなっており、該
開口部34から夏用掛布団32、33間に加重用充填袋
1、1を挿入するようになっている。
【0025】本実施例によれば、掛布団本体31に既存
の夏用掛布団32、33を用いることができる。なお、
一対の夏用掛布団本体32、33を縫着する代わりに、
ベルベットファスナーやボタンを用いて接続するように
してもよい。また、開口部34側をボタン等で開閉可能
に止めるようにしても良い。
【0026】
【考案の効果】本考案は以上詳述した如くであって、少
なくとも非吸湿性の加重用物を充填した加重用充填袋を
掛布団本体の内側又は上部外面に交換可能に配設する構
成にしたから、涼しさを損なうことがなく適度の重量感
のある掛布団にすることができる。
【0027】加重用物にパイプ、コルマビーズ、竹チッ
プを用いることにより、温度及び湿度の高い夏季にも涼
しさを保つことができる。
【0028】また、加重用充填袋を掛布団本体とカバー
で一体的に包被する構成にすることにより、既存の掛布
団を掛布団本体として用いることができるし、不要の場
合には加重用充填袋を簡単に取り外すことができる。
【0029】更に、2枚の薄型の掛布団本体間に加重用
充填袋を挟装する構成にすることにより、既存の夏用掛
布団を掛布団本体として用いることができるし、夏用掛
布団の使用感を持ちしかも適度の重量感の掛布団にする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1乃至図3は本考案の第1の実施例に係り、
図1は一部を破断にして示す掛布団の斜視図である。
【図2】加重用充填袋を一部を破断にして示す平面図で
ある。
【図3】図3は加重用物の具体例を示し、同図(イ)は
パイプ、同図(ロ)はコルマビーズ、同図(ハ)は竹チ
ップである。
【図4】第2の実施例に係る掛布団の外観斜視図であ
る。
【図5】第3の実施例に係る掛布団を一部を破断にして
示す斜視図である。
【図6】第4の実施例に係る掛布団の外観斜視図であ
る。
【図7】図6中のVII−VII矢示方向断面図であ
る。
【符号の説明】
1、11 加重用充填袋 2 袋本体 3 充填用空間部 6 加重用物 8、13、24、31 掛布団本体 21 布カバー 32、33 夏用掛布団

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気性及び柔軟性を有する材料により略
    扁平に形成され、内側に多数の充填用空間部を画成して
    なる袋本体と、該袋本体の各充填用空間部内に容積の5
    〜7割充填した少なくとも非吸湿性材料からなる加重用
    物とから加重用充填袋を構成し、該加重用充填袋を掛布
    団本体の内部又は上部外面に交換可能に配設してなる掛
    布団。
  2. 【請求項2】 前記加重用物は多数の合成樹脂製パイ
    プ、コルマビーズ又は竹チップである請求項1記載の掛
    布団。
  3. 【請求項3】 前記加重用充填袋は前記掛布団本体の上
    部外面に配設した状態でカバーにより該掛布団本体と一
    体的に包被してなる請求項1記載の掛布団。
  4. 【請求項4】 通気性及び柔軟性を有する材料により略
    扁平に形成され、内側に多数の充填用空間部を画成して
    なる袋本体と、該袋本体の各充填用空間部内に容積の5
    〜7割充填した少なくとも非吸湿性材料からなる加重用
    物とから加重用充填袋を構成し、該加重用充填袋を外周
    縁を互いに接続した2枚の薄型掛布団本体間に挟装して
    なる掛布団。
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JP2019150656A (ja) * 2019-05-04 2019-09-12 靜 櫻井 おもりを付加した寝具

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