JPH095627A - 小型の変倍光学系 - Google Patents
小型の変倍光学系Info
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- JPH095627A JPH095627A JP7175530A JP17553095A JPH095627A JP H095627 A JPH095627 A JP H095627A JP 7175530 A JP7175530 A JP 7175530A JP 17553095 A JP17553095 A JP 17553095A JP H095627 A JPH095627 A JP H095627A
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- G02B15/14—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡易構成で且つ高性能な、小型の変倍光学系
を提供すること。 【構成】 正の屈折力を有する正レンズ群Gpと、該正
レンズ群Gpの像側に配置された負の屈折力を有する負
レンズ群Gnとを備え、前記正レンズ群Gpは、物体側
より順に、負屈折力の第1レンズ成分L1と、負屈折力
の第2レンズ成分L2と、正屈折力の第3レンズ成分L
3とを有し、前記第1レンズ成分L1は、物体側に凹面
を向けたメニスカス形状を有し、前記正レンズ群Gpと
前記負レンズ群Gnとの空気間隔を変化させることによ
って変倍を行う。
を提供すること。 【構成】 正の屈折力を有する正レンズ群Gpと、該正
レンズ群Gpの像側に配置された負の屈折力を有する負
レンズ群Gnとを備え、前記正レンズ群Gpは、物体側
より順に、負屈折力の第1レンズ成分L1と、負屈折力
の第2レンズ成分L2と、正屈折力の第3レンズ成分L
3とを有し、前記第1レンズ成分L1は、物体側に凹面
を向けたメニスカス形状を有し、前記正レンズ群Gpと
前記負レンズ群Gnとの空気間隔を変化させることによ
って変倍を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は小型の変倍光学系に関
し、特にレンズシャッター式のカメラに適した小型の変
倍光学系に関する。
し、特にレンズシャッター式のカメラに適した小型の変
倍光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のレンズシャッター式のカメラ用の
撮影レンズにおいては、ズームレンズが主流となりつつ
あり、レンズ系の構成が簡単な正負2群ズームレンズに
関して種々の提案がなされている。正負2群ズームレン
ズは、正レンズ群とその像側に配置される負レンズ群と
で構成され、正レンズ群と負レンズ群との間隔を変化さ
せることによってレンズ系全体の焦点距離を変化(変
倍)させる。このような正負2群ズームレンズは、例え
ば、特開平2−73322号公報が開示されている。
撮影レンズにおいては、ズームレンズが主流となりつつ
あり、レンズ系の構成が簡単な正負2群ズームレンズに
関して種々の提案がなされている。正負2群ズームレン
ズは、正レンズ群とその像側に配置される負レンズ群と
で構成され、正レンズ群と負レンズ群との間隔を変化さ
せることによってレンズ系全体の焦点距離を変化(変
倍)させる。このような正負2群ズームレンズは、例え
ば、特開平2−73322号公報が開示されている。
【0003】ズームレンズが一般的になるにつれて、小
型化および低コスト化を図ったズームレンズに関する提
案が種々なされている。例えば、特開平3−12700
9号公報や特開平5−257063号公報には、所定の
変倍比を確保しながらコストの低減化を図ったレンズ系
が開示されている。これらの公報に開示のレンズ系で
は、レンズ構成枚数を減らすことやプラスチック材料を
用いることによって、コストの低減化を図っている。一
般に、プラスチック材料はガラス材料に比べて融点が低
いので、モールド成型が容易であり、製造コストの低減
化が可能である。
型化および低コスト化を図ったズームレンズに関する提
案が種々なされている。例えば、特開平3−12700
9号公報や特開平5−257063号公報には、所定の
変倍比を確保しながらコストの低減化を図ったレンズ系
が開示されている。これらの公報に開示のレンズ系で
は、レンズ構成枚数を減らすことやプラスチック材料を
用いることによって、コストの低減化を図っている。一
般に、プラスチック材料はガラス材料に比べて融点が低
いので、モールド成型が容易であり、製造コストの低減
化が可能である。
【0004】特開平3−127009号公報に開示のレ
ンズ系では、正レンズ群が負レンズと正レンズとの2枚
で構成されている。そして、負レンズの物体側の面が収
斂作用を像側の面が発散作用をそれぞれ奏し、負レンズ
の両面を非球面状に形成することによって軸上収差と軸
外収差とを補正している。また、負部分群を1枚のレン
ズで構成することによって、レンズ構成枚数を減らして
いる。一方、特開平5−257063号公報に開示のレ
ンズ系では、正レンズ群と負レンズ群とにそれぞれ1枚
のプラスチックレンズを用いて、低コスト化を図ってい
る。
ンズ系では、正レンズ群が負レンズと正レンズとの2枚
で構成されている。そして、負レンズの物体側の面が収
斂作用を像側の面が発散作用をそれぞれ奏し、負レンズ
の両面を非球面状に形成することによって軸上収差と軸
外収差とを補正している。また、負部分群を1枚のレン
ズで構成することによって、レンズ構成枚数を減らして
いる。一方、特開平5−257063号公報に開示のレ
ンズ系では、正レンズ群と負レンズ群とにそれぞれ1枚
のプラスチックレンズを用いて、低コスト化を図ってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
3−127009号公報によるレンズ系では、正レンズ
群中の負レンズの物体側の面が強い正屈折力を有し、像
側の面が強い負屈折力を有し、双方の面がいずれも非球
面であった。非球面では、光軸からの高さにより曲率が
変化するので、製造時に発生する偏心に起因する性能劣
化が著しかった。特開平5−257063号公報による
レンズ系では、プラスチックレンズの導入により低コス
ト化を図っている。しかしながら、正レンズ群が4枚の
レンズで構成されているため、レンズ構成枚数の低減の
点で充分ではなかった。また、最も物体側に配置される
レンズが物体側に凸面を向けているので、広角端におけ
る正の歪曲収差の補正が充分ではなかった。
3−127009号公報によるレンズ系では、正レンズ
群中の負レンズの物体側の面が強い正屈折力を有し、像
側の面が強い負屈折力を有し、双方の面がいずれも非球
面であった。非球面では、光軸からの高さにより曲率が
変化するので、製造時に発生する偏心に起因する性能劣
化が著しかった。特開平5−257063号公報による
レンズ系では、プラスチックレンズの導入により低コス
ト化を図っている。しかしながら、正レンズ群が4枚の
レンズで構成されているため、レンズ構成枚数の低減の
点で充分ではなかった。また、最も物体側に配置される
レンズが物体側に凸面を向けているので、広角端におけ
る正の歪曲収差の補正が充分ではなかった。
【0006】さらに、本願出願人の出願による特開平6
−130298号公報に開示のレンズ系では、正レンズ
群を3枚のレンズで構成し、且つ正レンズ群と負レンズ
群とにそれぞれ1枚のプラスチックレンズを用いること
によって、低コスト化とレンズ構成枚数の低減とを図っ
ている。しかしながら、上述の特開平3−127009
号公報のレンズ系と同様に、両側の面が非球面状の負レ
ンズを正レンズ群中に配置しているため、製造時に発生
する偏心に起因する性能劣化が著しかった。
−130298号公報に開示のレンズ系では、正レンズ
群を3枚のレンズで構成し、且つ正レンズ群と負レンズ
群とにそれぞれ1枚のプラスチックレンズを用いること
によって、低コスト化とレンズ構成枚数の低減とを図っ
ている。しかしながら、上述の特開平3−127009
号公報のレンズ系と同様に、両側の面が非球面状の負レ
ンズを正レンズ群中に配置しているため、製造時に発生
する偏心に起因する性能劣化が著しかった。
【0007】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
のであり、簡易構成で且つ高性能な、小型の変倍光学系
を提供することを目的とする。
のであり、簡易構成で且つ高性能な、小型の変倍光学系
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明においては、正の屈折力を有する正レンズ群
Gpと、該正レンズ群Gpの像側に配置された負の屈折
力を有する負レンズ群Gnとを備え、前記正レンズ群G
pは、物体側より順に、負屈折力の第1レンズ成分L1
と、負屈折力の第2レンズ成分L2と、正屈折力の第3
レンズ成分L3とを有し、前記第1レンズ成分L1は、
物体側に凹面を向けたメニスカス形状を有し、前記正レ
ンズ群Gpと前記負レンズ群Gnとの空気間隔を変化さ
せることによって変倍を行うことを特徴とする小型の変
倍光学系を提供する。
に、本発明においては、正の屈折力を有する正レンズ群
Gpと、該正レンズ群Gpの像側に配置された負の屈折
力を有する負レンズ群Gnとを備え、前記正レンズ群G
pは、物体側より順に、負屈折力の第1レンズ成分L1
と、負屈折力の第2レンズ成分L2と、正屈折力の第3
レンズ成分L3とを有し、前記第1レンズ成分L1は、
物体側に凹面を向けたメニスカス形状を有し、前記正レ
ンズ群Gpと前記負レンズ群Gnとの空気間隔を変化さ
せることによって変倍を行うことを特徴とする小型の変
倍光学系を提供する。
【0009】本発明の好ましい態様によれば、前記第1
レンズ成分L1の物体側の面の曲率半径をr1とし、前
記第1レンズ成分L1の像側の面の曲率半径をr2とし
たとき、 −0.7<(r1−r2)/(r1+r2)<−0.1 の条件を満足する。
レンズ成分L1の物体側の面の曲率半径をr1とし、前
記第1レンズ成分L1の像側の面の曲率半径をr2とし
たとき、 −0.7<(r1−r2)/(r1+r2)<−0.1 の条件を満足する。
【0010】
【作用】本発明では、正の屈折力を有する正レンズ群G
pと、該正レンズ群Gpの像側に配置された負の屈折力
を有する負レンズ群Gnとを備えている。そして、正レ
ンズ群Gpは、物体側より順に、負屈折力の第1レンズ
成分L1と、負屈折力の第2レンズ成分L2と、正屈折
力の第3レンズ成分L3とを有し、第1レンズ成分L1
は、物体側に凹面を向けたメニスカス形状を有し、正レ
ンズ群Gpと負レンズ群Gnとの空気間隔を変化させる
ことによって変倍を行うことにより、小型化と低コスト
化とを図った高性能の変倍光学系を実現している。
pと、該正レンズ群Gpの像側に配置された負の屈折力
を有する負レンズ群Gnとを備えている。そして、正レ
ンズ群Gpは、物体側より順に、負屈折力の第1レンズ
成分L1と、負屈折力の第2レンズ成分L2と、正屈折
力の第3レンズ成分L3とを有し、第1レンズ成分L1
は、物体側に凹面を向けたメニスカス形状を有し、正レ
ンズ群Gpと負レンズ群Gnとの空気間隔を変化させる
ことによって変倍を行うことにより、小型化と低コスト
化とを図った高性能の変倍光学系を実現している。
【0011】一般的に正負2群ズームレンズにおいて
は、広角端から望遠端への変倍時に、正レンズ群と負レ
ンズ群との間隔を減少させている。なお、正レンズ群と
負レンズ群との間には開口絞りを配置し、変倍時には正
レンズ群と一体的に、あるいは正レンズ群とは独立に開
口絞りを移動させている。
は、広角端から望遠端への変倍時に、正レンズ群と負レ
ンズ群との間隔を減少させている。なお、正レンズ群と
負レンズ群との間には開口絞りを配置し、変倍時には正
レンズ群と一体的に、あるいは正レンズ群とは独立に開
口絞りを移動させている。
【0012】しかしながら、正負2群ズームレンズにお
いて広角化を図る場合、広角端では開口絞りを挟む屈折
力配分が極端に非対象になる。このため、正の歪曲収差
が増大しがちになるので、正レンズ群および負レンズ群
で発生する正の歪曲収差をそれぞれ抑える必要がある。
また、広角端では充分なバックフォーカスを確保しにく
いとともに、開口絞りから離れたレンズ成分を通過する
軸外光束が光軸から離れるのでレンズ系が大型化しがち
である。
いて広角化を図る場合、広角端では開口絞りを挟む屈折
力配分が極端に非対象になる。このため、正の歪曲収差
が増大しがちになるので、正レンズ群および負レンズ群
で発生する正の歪曲収差をそれぞれ抑える必要がある。
また、広角端では充分なバックフォーカスを確保しにく
いとともに、開口絞りから離れたレンズ成分を通過する
軸外光束が光軸から離れるのでレンズ系が大型化しがち
である。
【0013】したがって、本発明では、物体側に配置さ
れる負部分群と像側に配置される正部分群とで正レンズ
群Gpを構成して、正レンズ群Gpで負の歪曲収差を発
生させるとともに、充分なバックフォーカスが得られる
ようにしている。レンズシャッターカメラに適した従来
の正負2群ズームレンズでも、物体側に配置される負部
分群と像側に配置される正部分群とで正レンズ群を構成
している例がある。しかしながら、例えば特開平2−7
3322号公報によるズームレンズでは、負部分群を正
レンズ成分と接合負レンズ成分とで構成しているので、
レンズ構成枚数が多いという不都合があった。
れる負部分群と像側に配置される正部分群とで正レンズ
群Gpを構成して、正レンズ群Gpで負の歪曲収差を発
生させるとともに、充分なバックフォーカスが得られる
ようにしている。レンズシャッターカメラに適した従来
の正負2群ズームレンズでも、物体側に配置される負部
分群と像側に配置される正部分群とで正レンズ群を構成
している例がある。しかしながら、例えば特開平2−7
3322号公報によるズームレンズでは、負部分群を正
レンズ成分と接合負レンズ成分とで構成しているので、
レンズ構成枚数が多いという不都合があった。
【0014】また、前述のように、特開平3−1270
09号公報によるズームレンズでは、負部分群を1枚の
負レンズで構成し、この負レンズの両側の面を非球面状
に形成している。この場合、製造における偏心時の性能
劣化が著しいという不都合があった。そこで、本発明に
おいては、負部分群を2枚のレンズ成分で構成すること
によって、偏心時の性能劣化を極力抑えるようにしてい
る。特に、負部分群中に非球面を配置することにより、
正の歪曲収差を良好に補正することができる。
09号公報によるズームレンズでは、負部分群を1枚の
負レンズで構成し、この負レンズの両側の面を非球面状
に形成している。この場合、製造における偏心時の性能
劣化が著しいという不都合があった。そこで、本発明に
おいては、負部分群を2枚のレンズ成分で構成すること
によって、偏心時の性能劣化を極力抑えるようにしてい
る。特に、負部分群中に非球面を配置することにより、
正の歪曲収差を良好に補正することができる。
【0015】また、従来技術のように、負部分群を正レ
ンズと負レンズとで構成した場合、負部分群の主点位置
が像面寄りに位置する。このため、正レンズ群の屈折力
を所定の屈折力とすると、負部分群と正部分群との主点
間隔が短かくなる。その結果、2つの部分群の屈折力が
互いに強くなってしまい、相互偏心による性能劣化が大
きくなってしまう。また、負レンズの物体側の面が負部
分群の屈折力を実質的に担っており、開口絞りに対して
強い曲率の凸面を向けているので、軸外収差が大きく発
生する。
ンズと負レンズとで構成した場合、負部分群の主点位置
が像面寄りに位置する。このため、正レンズ群の屈折力
を所定の屈折力とすると、負部分群と正部分群との主点
間隔が短かくなる。その結果、2つの部分群の屈折力が
互いに強くなってしまい、相互偏心による性能劣化が大
きくなってしまう。また、負レンズの物体側の面が負部
分群の屈折力を実質的に担っており、開口絞りに対して
強い曲率の凸面を向けているので、軸外収差が大きく発
生する。
【0016】そこで、本発明では、負部分群を2枚の負
レンズで構成することにより、負部分群の主点位置を物
体寄りに移動させ、負部分群および正部分群の屈折力を
弱めて、相互偏心による性能劣化を抑えている。さら
に、本発明においては、正レンズ群Gp中の第1レンズ
成分L1を物体側に凹面を向けたメニスカス形状にする
ことによって、負の歪曲収差を良好に発生させて、広角
端においてもより良好な結像性能が得られるようにして
いる。
レンズで構成することにより、負部分群の主点位置を物
体寄りに移動させ、負部分群および正部分群の屈折力を
弱めて、相互偏心による性能劣化を抑えている。さら
に、本発明においては、正レンズ群Gp中の第1レンズ
成分L1を物体側に凹面を向けたメニスカス形状にする
ことによって、負の歪曲収差を良好に発生させて、広角
端においてもより良好な結像性能が得られるようにして
いる。
【0017】また、本発明においては、広角端から望遠
端への変倍に際して正レンズ群Gpと負レンズ群Gnと
の間隔が短くなるので、望遠端に近づくにつれて負レン
ズ群Gnを通過する軸上光束が光軸から離れて正の球面
収差が増大する傾向にある。したがって、物体側に配置
される正レンズ成分L2P(第4レンズ成分L4)と像側
に配置される負レンズ成分L2N(第5レンズ成分L5)
とで負レンズ群Gnを構成するのが好ましい。こうし
て、正レンズ成分L2Pにおいて発生する負の球面収差と
負レンズ成分L2Nにおいて発生する正の球面収差とを相
殺させることによって、広角端から望遠端への変倍に際
する球面収差の変動を抑えることができる。
端への変倍に際して正レンズ群Gpと負レンズ群Gnと
の間隔が短くなるので、望遠端に近づくにつれて負レン
ズ群Gnを通過する軸上光束が光軸から離れて正の球面
収差が増大する傾向にある。したがって、物体側に配置
される正レンズ成分L2P(第4レンズ成分L4)と像側
に配置される負レンズ成分L2N(第5レンズ成分L5)
とで負レンズ群Gnを構成するのが好ましい。こうし
て、正レンズ成分L2Pにおいて発生する負の球面収差と
負レンズ成分L2Nにおいて発生する正の球面収差とを相
殺させることによって、広角端から望遠端への変倍に際
する球面収差の変動を抑えることができる。
【0018】また、広角端から望遠端への変倍に伴い、
負レンズ群Gnを通過する軸外光束の高さが光軸に近づ
くので、正レンズ成分L2Pの物体側の面を非球面状に形
成して、広角端から望遠端への変倍に際するコマ収差の
変動を良好に抑えるようにするのが好ましい。
負レンズ群Gnを通過する軸外光束の高さが光軸に近づ
くので、正レンズ成分L2Pの物体側の面を非球面状に形
成して、広角端から望遠端への変倍に際するコマ収差の
変動を良好に抑えるようにするのが好ましい。
【0019】ところで、撮影レンズにプラスチック材料
を用いる場合、プラスチックレンズは次の〜のよう
な問題点を有する。 温度変化に対する屈折率変化がガラスよりも大きいた
め、温度変化に伴って像面位置が変化し易いこと 温度変化に対する形状変化がガラスよりも大きいた
め、温度変化に伴って屈折力や収差が変動し易いこと 紫外線を吸収して黄変すること
を用いる場合、プラスチックレンズは次の〜のよう
な問題点を有する。 温度変化に対する屈折率変化がガラスよりも大きいた
め、温度変化に伴って像面位置が変化し易いこと 温度変化に対する形状変化がガラスよりも大きいた
め、温度変化に伴って屈折力や収差が変動し易いこと 紫外線を吸収して黄変すること
【0020】本発明においては、屈折力の比較的弱い2
枚のプラスチックレンズを導入するのが好ましい。すな
わち、正レンズ群Gp中には負プラスチックレンズ(第
2レンズ成分L2)を、負レンズ群Gn中には正プラス
チックレンズ(第4レンズ成分L4)を配置して、の
温度変化に伴う像面位置の変動を極力抑えることができ
る。
枚のプラスチックレンズを導入するのが好ましい。すな
わち、正レンズ群Gp中には負プラスチックレンズ(第
2レンズ成分L2)を、負レンズ群Gn中には正プラス
チックレンズ(第4レンズ成分L4)を配置して、の
温度変化に伴う像面位置の変動を極力抑えることができ
る。
【0021】ところで、プラスチックレンズが両凸レン
ズ形状や両凹レンズ形状を有する場合、温度上昇時に体
積が膨張して両側の面の曲率が強まる。逆に、温度下降
時には体積が収縮して、両側の面の曲率が弱まる。その
結果、温度変化に伴う屈折力の変動や収差の変動が大き
くなってしまう。一方、プラスチックレンズがメニスカ
ス形状を有する場合、温度変化時に一方の面の曲率が正
に大きくなると、他方の面の曲率は負に大きくなる。そ
の結果、温度変化に伴う屈折力の変動や収差の変動を抑
えることができる。
ズ形状や両凹レンズ形状を有する場合、温度上昇時に体
積が膨張して両側の面の曲率が強まる。逆に、温度下降
時には体積が収縮して、両側の面の曲率が弱まる。その
結果、温度変化に伴う屈折力の変動や収差の変動が大き
くなってしまう。一方、プラスチックレンズがメニスカ
ス形状を有する場合、温度変化時に一方の面の曲率が正
に大きくなると、他方の面の曲率は負に大きくなる。そ
の結果、温度変化に伴う屈折力の変動や収差の変動を抑
えることができる。
【0022】そこで、本発明においては、プラスチック
レンズをメニスカス形状とすることによって、の温度
変化に伴う屈折力の変動や収差の変動を抑えるのが好ま
しい。また、本発明においては、第1レンズ成分L1を
ガラスレンズとすることにより、第1レンズ成分L1よ
りも像側へ紫外線が透過しないようにして、の紫外線
の吸収による黄変を回避することができる。
レンズをメニスカス形状とすることによって、の温度
変化に伴う屈折力の変動や収差の変動を抑えるのが好ま
しい。また、本発明においては、第1レンズ成分L1を
ガラスレンズとすることにより、第1レンズ成分L1よ
りも像側へ紫外線が透過しないようにして、の紫外線
の吸収による黄変を回避することができる。
【0023】前述の通り、負部分群中に非球面を配置す
ることにより、正の歪曲収差を良好に補正することがで
きるが、特にガラス材料に比べてプラスチック材料の方
が低温で成型することができるため、低コスト化に有利
である。したがって、本発明においては、第2レンズ成
分L2に非球面を導入することが好ましく、物体側の面
の方が絞りから離れているので、物体側の面に非球面を
導入した方がより良好に正の歪曲収差を補正することが
できる。
ることにより、正の歪曲収差を良好に補正することがで
きるが、特にガラス材料に比べてプラスチック材料の方
が低温で成型することができるため、低コスト化に有利
である。したがって、本発明においては、第2レンズ成
分L2に非球面を導入することが好ましく、物体側の面
の方が絞りから離れているので、物体側の面に非球面を
導入した方がより良好に正の歪曲収差を補正することが
できる。
【0024】前述の特開平5−257063号公報にお
いても、本発明と同様の方法で、〜の問題点を解決
している。しかしながら、第1レンズ成分L1が物体側
に凸面を向けており、正の歪曲収差の補正に寄与してい
ない。さらに、第1レンズ成分L1の屈折力が弱いの
で、第1レンズ成分L1はの紫外線の吸収による黄変
を回避するためにのみ配置され、収差補正に何ら積極的
に活用されてはいなかった。本発明においては、第1レ
ンズ成分L1を積極的に収差補正に活用することによ
り、高性能化とレンズ構成枚数の低減とを図っている。
いても、本発明と同様の方法で、〜の問題点を解決
している。しかしながら、第1レンズ成分L1が物体側
に凸面を向けており、正の歪曲収差の補正に寄与してい
ない。さらに、第1レンズ成分L1の屈折力が弱いの
で、第1レンズ成分L1はの紫外線の吸収による黄変
を回避するためにのみ配置され、収差補正に何ら積極的
に活用されてはいなかった。本発明においては、第1レ
ンズ成分L1を積極的に収差補正に活用することによ
り、高性能化とレンズ構成枚数の低減とを図っている。
【0025】以下、本発明の各条件式について説明す
る。本発明の変倍光学系は、次の条件式(1)を満足す
る。 −0.7<(r1−r2)/(r1+r2)<−0.1 ここで、 r1:第1レンズ成分L1の物体側の面の曲率半径 r2:第1レンズ成分L1の像側の面の曲率半径
る。本発明の変倍光学系は、次の条件式(1)を満足す
る。 −0.7<(r1−r2)/(r1+r2)<−0.1 ここで、 r1:第1レンズ成分L1の物体側の面の曲率半径 r2:第1レンズ成分L1の像側の面の曲率半径
【0026】条件式(1)は、第1レンズ成分L1のベ
ンディング形状を規定する条件式であって、広角端にお
ける正の歪曲収差と画角によるコマ収差の変動とのバラ
ンスを図る条件式である。条件式(1)の上限値を上回
った場合、第1レンズ成分L1による発散作用が弱まる
ので、広角端において正レンズ群Gpで発生する正の歪
曲収差を抑えることができない。さらに、バックフォー
カスも短くなってしまうので、負レンス群Gnを通過す
る軸外光束が光軸から離れて、レンズ系全体での正の歪
曲収差を補正することができなくなってしまう。
ンディング形状を規定する条件式であって、広角端にお
ける正の歪曲収差と画角によるコマ収差の変動とのバラ
ンスを図る条件式である。条件式(1)の上限値を上回
った場合、第1レンズ成分L1による発散作用が弱まる
ので、広角端において正レンズ群Gpで発生する正の歪
曲収差を抑えることができない。さらに、バックフォー
カスも短くなってしまうので、負レンス群Gnを通過す
る軸外光束が光軸から離れて、レンズ系全体での正の歪
曲収差を補正することができなくなってしまう。
【0027】逆に、条件式(1)の下限値を下回った場
合、第1レンズ成分L1による発散作用が強まるので、
正の歪曲収差を良好に補正することができる。しかしな
がら、第1レンズ成分L1の物体側の面が物体側に極端
に強い曲率の凹面を向けるので、広角端において画角に
よるコマ収差の変動を良好に抑えることができなくなっ
てしまう。
合、第1レンズ成分L1による発散作用が強まるので、
正の歪曲収差を良好に補正することができる。しかしな
がら、第1レンズ成分L1の物体側の面が物体側に極端
に強い曲率の凹面を向けるので、広角端において画角に
よるコマ収差の変動を良好に抑えることができなくなっ
てしまう。
【0028】また、さらに高い結像性能を得るために
は、負レンズ群Gn中に非球面を導入することが望まし
い。特に、負レンズ群Gnの最も物体寄りの面を非球面
状に形成することが望ましい。負レンズ群Gnでは、通
過する軸上光束と軸外光束との高さの差が大きい。この
ため、負レンズ群Gnに非球面を導入することにより、
広角化および小型化を図りつつ、さらに高い結像性能を
得ることができる。
は、負レンズ群Gn中に非球面を導入することが望まし
い。特に、負レンズ群Gnの最も物体寄りの面を非球面
状に形成することが望ましい。負レンズ群Gnでは、通
過する軸上光束と軸外光束との高さの差が大きい。この
ため、負レンズ群Gnに非球面を導入することにより、
広角化および小型化を図りつつ、さらに高い結像性能を
得ることができる。
【0029】また、前述の通り、負レンズ群Gnにおい
て発生する正の球面収差を良好に補正するために、負レ
ンズ群Gnを物体側に配置される正レンズ成分L2P(第
4レンズ成分L4)と像側に配置される負レンズ成分L
2N(第5レンズ成分L5)とで構成することが望まし
い。
て発生する正の球面収差を良好に補正するために、負レ
ンズ群Gnを物体側に配置される正レンズ成分L2P(第
4レンズ成分L4)と像側に配置される負レンズ成分L
2N(第5レンズ成分L5)とで構成することが望まし
い。
【0030】また、前述のように、プラスチック材料は
温度変化に伴う屈折率変化が大きい。このため、レンズ
系中にプラスチックレンズを1枚だけ配置する場合、こ
のプラスチックレンズの屈折力をほとんど0にしなけれ
ばならないので、高変倍化や高性能化を図ることが難し
い。したがって、温度変化に伴う像面位置の変動を抑え
ながら高性能化およびコスト低減を図るためには、レン
ズ成分L2Pをプラスチックレンズとすることが望まし
い。
温度変化に伴う屈折率変化が大きい。このため、レンズ
系中にプラスチックレンズを1枚だけ配置する場合、こ
のプラスチックレンズの屈折力をほとんど0にしなけれ
ばならないので、高変倍化や高性能化を図ることが難し
い。したがって、温度変化に伴う像面位置の変動を抑え
ながら高性能化およびコスト低減を図るためには、レン
ズ成分L2Pをプラスチックレンズとすることが望まし
い。
【0031】また、本発明においては、以下の条件式
(2)および(3)を満足することが望ましい。 0.6<f3/fp<0.95 (2) 0.12<d4/fp<0.25 (3) ここで、 f3:第3レンズ成分L3の焦点距離 fp:正レンズ群Gpの焦点距離 d4:第2レンズ成分L2と第3レンズ成分L3との軸
上空気間隔
(2)および(3)を満足することが望ましい。 0.6<f3/fp<0.95 (2) 0.12<d4/fp<0.25 (3) ここで、 f3:第3レンズ成分L3の焦点距離 fp:正レンズ群Gpの焦点距離 d4:第2レンズ成分L2と第3レンズ成分L3との軸
上空気間隔
【0032】条件式(2)は、第3レンズ成分L3の焦
点距離を規定する条件式である。条件式(2)の上限値
を上回った場合、第3レンズ成分L3の焦点距離が正に
大きくなり、第1レンズ成分L1と第2レンズ成分L2
との合成焦点距離が負に大きくなる。その結果、正レン
ズ群Gpで負の歪曲収差を充分発生させることができ
ず、広角端において正の歪曲収差を良好に抑えることが
できなくなってしまう。
点距離を規定する条件式である。条件式(2)の上限値
を上回った場合、第3レンズ成分L3の焦点距離が正に
大きくなり、第1レンズ成分L1と第2レンズ成分L2
との合成焦点距離が負に大きくなる。その結果、正レン
ズ群Gpで負の歪曲収差を充分発生させることができ
ず、広角端において正の歪曲収差を良好に抑えることが
できなくなってしまう。
【0033】逆に、条件式(2)の下限値を下回った場
合、第3レンズ成分L3の焦点距離が正に小さくなりす
ぎて、第3レンズ成分L3において発生する負の球面収
差を補正することができなくなってしまう。
合、第3レンズ成分L3の焦点距離が正に小さくなりす
ぎて、第3レンズ成分L3において発生する負の球面収
差を補正することができなくなってしまう。
【0034】条件式(3)は、第2レンズ成分L2と第
3レンズ成分L3との軸上空気間隔を規定する条件式で
ある。条件式(3)の上限値を上回った場合、第2レン
ズ成分L2と第3レンズ成分L3との軸上空気間隔が増
大し、第1レンズ成分L1および第2レンズ成分L2を
通過する軸外光束の高さが光軸から離れるので、軸上収
差と軸外収差とを独立に補正することができる。しかし
ながら、第3レンズ成分L3を通過する軸上光束が光軸
から離れて通過するようになるので、第3レンズ成分L
3において発生する負の球面収差を補正することができ
なくなってしまう。
3レンズ成分L3との軸上空気間隔を規定する条件式で
ある。条件式(3)の上限値を上回った場合、第2レン
ズ成分L2と第3レンズ成分L3との軸上空気間隔が増
大し、第1レンズ成分L1および第2レンズ成分L2を
通過する軸外光束の高さが光軸から離れるので、軸上収
差と軸外収差とを独立に補正することができる。しかし
ながら、第3レンズ成分L3を通過する軸上光束が光軸
から離れて通過するようになるので、第3レンズ成分L
3において発生する負の球面収差を補正することができ
なくなってしまう。
【0035】逆に、条件式(3)の下限値を下回った場
合、第1レンズ成分1および第2レンズ成分L2を通過
する軸外光束の高さが光軸に近づくので、軸上収差と軸
外収差とを独立に補正することができず、画角によるコ
マ収差の変動を抑えることができなくなってしまう。
合、第1レンズ成分1および第2レンズ成分L2を通過
する軸外光束の高さが光軸に近づくので、軸上収差と軸
外収差とを独立に補正することができず、画角によるコ
マ収差の変動を抑えることができなくなってしまう。
【0036】レンズ系中にさらに多くの非球面を導入す
ることによって、各レンズ群において発生する球面収差
を良好に補正して、レンズ系の大口径化を可能にするこ
とができる。また、いづれかのレンズ群の全体または一
部を光軸に対して偏心させることにより、像をシフトさ
せることも可能である。この場合、たとえばレンズ系の
揺れを検出するための角速度センサーと、レンズ系の揺
れに応じてレンズ群の全体または一部を偏心駆動するた
めの駆動部材とを組み合わせることによって、レンズ系
の揺れ等に起因する像位置の変動を補正する防振効果が
得られることは明らかである。
ることによって、各レンズ群において発生する球面収差
を良好に補正して、レンズ系の大口径化を可能にするこ
とができる。また、いづれかのレンズ群の全体または一
部を光軸に対して偏心させることにより、像をシフトさ
せることも可能である。この場合、たとえばレンズ系の
揺れを検出するための角速度センサーと、レンズ系の揺
れに応じてレンズ群の全体または一部を偏心駆動するた
めの駆動部材とを組み合わせることによって、レンズ系
の揺れ等に起因する像位置の変動を補正する防振効果が
得られることは明らかである。
【0037】
【実施例】以下、本発明の各実施例を、添付図面に基づ
いて説明する。図1は、本発明の各実施例にかかる変倍
光学系の屈折力配分および広角端(W)から望遠端
(T)への変倍時における各レンズ群の移動の様子を示
す図である。図1に示すように、本発明の各実施例にか
かる変倍光学系は、正の屈折力を有する正レンズ群Gp
と、該正レンズ群Gpの像側に配置された負の屈折力を
有する負レンズ群Gnとを備えている。そして、広角端
から望遠端への変倍に際して、正レンズ群Gpと負レン
ズ群Gnとの空気間隔が減少するように各レンズ群が物
体側に移動している。
いて説明する。図1は、本発明の各実施例にかかる変倍
光学系の屈折力配分および広角端(W)から望遠端
(T)への変倍時における各レンズ群の移動の様子を示
す図である。図1に示すように、本発明の各実施例にか
かる変倍光学系は、正の屈折力を有する正レンズ群Gp
と、該正レンズ群Gpの像側に配置された負の屈折力を
有する負レンズ群Gnとを備えている。そして、広角端
から望遠端への変倍に際して、正レンズ群Gpと負レン
ズ群Gnとの空気間隔が減少するように各レンズ群が物
体側に移動している。
【0038】非球面は、光軸に垂直な方向の高さをy、
高さyにおける光軸方向の変位量をS(y)、基準の曲
率半径をR、円錐係数をκ、n次の非球面係数をCn と
したとき、以下の数式(a)で表される。
高さyにおける光軸方向の変位量をS(y)、基準の曲
率半径をR、円錐係数をκ、n次の非球面係数をCn と
したとき、以下の数式(a)で表される。
【数1】 S(y)=(y2 /R)/〔1+(1−κ・y2 /R2 )1/2 〕 +C4 ・y4 +C6 ・y6 +C8 ・y8 +C10・y10+・・・ (a) 各実施例において、非球面には面番号の右側に*印を付
している。
している。
【0039】〔実施例1〕図2は、本発明の第1実施例
にかかる変倍光学系のレンズ構成を示す図である。図2
の変倍光学系は、物体側から順に、凹面を向けた負メニ
スカスレンズL1、物体側に凸面を向けた負メニスカス
レンズL2、および両凸レンズL3からなる正レンズ群
Gpと、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL
4、および物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL
5からなる負レンズ群Gnとから構成されている。
にかかる変倍光学系のレンズ構成を示す図である。図2
の変倍光学系は、物体側から順に、凹面を向けた負メニ
スカスレンズL1、物体側に凸面を向けた負メニスカス
レンズL2、および両凸レンズL3からなる正レンズ群
Gpと、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL
4、および物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL
5からなる負レンズ群Gnとから構成されている。
【0040】また、開口絞りSは、正レンズ群Gpと負
レンズ群Gnとの間に配置され、広角端から望遠端への
変倍に際して正レンズ群Gpと一体的に移動する。図2
は、広角端における各レンズ群の位置関係を示してお
り、望遠端への変倍時には図1に矢印で示すズーム軌道
に沿って光軸上を移動する。次の表(1)に、本発明の
実施例1の諸元の値を掲げる。表(1)において、fは
焦点距離を、FNOはFナンバーを、2ωは画角を、Bf
はバックフォーカスをそれぞれ表している。さらに、面
番号は光線の進行する方向に沿った物体側からのレンズ
面の順序を、屈折率およびアッベ数はそれぞれd線(λ
=587.6nm)に対する値を示している。
レンズ群Gnとの間に配置され、広角端から望遠端への
変倍に際して正レンズ群Gpと一体的に移動する。図2
は、広角端における各レンズ群の位置関係を示してお
り、望遠端への変倍時には図1に矢印で示すズーム軌道
に沿って光軸上を移動する。次の表(1)に、本発明の
実施例1の諸元の値を掲げる。表(1)において、fは
焦点距離を、FNOはFナンバーを、2ωは画角を、Bf
はバックフォーカスをそれぞれ表している。さらに、面
番号は光線の進行する方向に沿った物体側からのレンズ
面の順序を、屈折率およびアッベ数はそれぞれd線(λ
=587.6nm)に対する値を示している。
【0041】
【表1】 f=31.9〜45.0〜60.6mm FNO= 4.7〜 6.7〜 9.0 2ω=67.8〜51.2〜39.3 面番号 曲率半径 面間隔 屈折率 アッベ数 1 -31.5999 1.25 1.75520 27.6 2 -52.0091 0.13 3* 24.7192 2.50 1.58518 30.2 (ポリカーボネイト) 4 21.1132 3.75 5 71.6442 3.75 1.51680 64.1 6 -11.5045 0.50 7 ∞ (d7= 可変) (開口絞りS) 8* -23.9283 2.50 1.58518 30.2 (ポリカーボネイト) 9 -19.0291 5.00 10 -11.5227 1.50 1.72000 50.2 11 -50.8983 (Bf) (非球面データ) R κ C4 3面 24.7192 1.0000 -0.15067×10-3 C6 C8 C10 -0.66572×10-6 -0.35153×10-7 0.20483×10-9 R κ C4 8面 -23.9283 1.0000 0.47425×10-4 C6 C8 C10 -0.70025×10-6 0.20154×10-7 -0.12378×10-9 (変倍における可変間隔) f 31.8852 45.0084 60.6260 d7 12.0230 6.6477 3.2833 Bf 7.4323 21.2242 37.6376 (条件対応値) fp=23.650 f3=19.480 (1)(r1−r2)/(r1+r2)=−0.244 (2)f3/fp = 0.823 (3)d4/fp = 0.159
【0042】図3乃至図5は実施例1の諸収差図であ
る。図3は広角端(最短焦点距離状態)における諸収差
図であり、図4は中間焦点距離状態における諸収差図で
あり、図5は望遠端(最長焦点距離状態)における諸収
差図である。各収差図において、FNOはFナンバーを、
Yは像高を、Aは各像高に対する画角をそれぞれ示して
いる。また、非点収差を示す収差図において、実線はサ
ジタル像面を示し、破線はメリディオナル像面を示して
いる。さらに、球面収差を示す収差図において、破線は
サインコンディション(正弦条件)を示している。各収
差図から明らかなように、本実施例では、各焦点距離状
態において諸収差が良好に補正されていることがわか
る。
る。図3は広角端(最短焦点距離状態)における諸収差
図であり、図4は中間焦点距離状態における諸収差図で
あり、図5は望遠端(最長焦点距離状態)における諸収
差図である。各収差図において、FNOはFナンバーを、
Yは像高を、Aは各像高に対する画角をそれぞれ示して
いる。また、非点収差を示す収差図において、実線はサ
ジタル像面を示し、破線はメリディオナル像面を示して
いる。さらに、球面収差を示す収差図において、破線は
サインコンディション(正弦条件)を示している。各収
差図から明らかなように、本実施例では、各焦点距離状
態において諸収差が良好に補正されていることがわか
る。
【0043】〔実施例2〕図6は、本発明の第2実施例
にかかる変倍光学系のレンズ構成を示す図である。図6
の変倍光学系は、物体側から順に、凹面を向けた負メニ
スカスレンズL1、物体側に凸面を向けた負メニスカス
レンズL2、および両凸レンズL3からなる正レンズ群
Gpと、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL
4、および物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL
5からなる負レンズ群Gnとから構成されている。
にかかる変倍光学系のレンズ構成を示す図である。図6
の変倍光学系は、物体側から順に、凹面を向けた負メニ
スカスレンズL1、物体側に凸面を向けた負メニスカス
レンズL2、および両凸レンズL3からなる正レンズ群
Gpと、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL
4、および物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL
5からなる負レンズ群Gnとから構成されている。
【0044】また、開口絞りSは、正レンズ群Gpと負
レンズ群Gnとの間に配置され、広角端から望遠端への
変倍に際して正レンズ群Gpと一体的に移動する。図6
は、広角端における各レンズ群の位置関係を示してお
り、望遠端への変倍時には図1に矢印で示すズーム軌道
に沿って光軸上を移動する。次の表(2)に、本発明の
実施例2の諸元の値を掲げる。表(2)において、fは
焦点距離を、FNOはFナンバーを、2ωは画角を、Bf
はバックフォーカスをそれぞれ表している。さらに、面
番号は光線の進行する方向に沿った物体側からのレンズ
面の順序を、屈折率およびアッベ数はそれぞれd線(λ
=587.6nm)に対する値を示している。
レンズ群Gnとの間に配置され、広角端から望遠端への
変倍に際して正レンズ群Gpと一体的に移動する。図6
は、広角端における各レンズ群の位置関係を示してお
り、望遠端への変倍時には図1に矢印で示すズーム軌道
に沿って光軸上を移動する。次の表(2)に、本発明の
実施例2の諸元の値を掲げる。表(2)において、fは
焦点距離を、FNOはFナンバーを、2ωは画角を、Bf
はバックフォーカスをそれぞれ表している。さらに、面
番号は光線の進行する方向に沿った物体側からのレンズ
面の順序を、屈折率およびアッベ数はそれぞれd線(λ
=587.6nm)に対する値を示している。
【0045】
【表2】 f=38.6〜56.3〜73.1mm FNO= 4.8〜 6.9〜 9.0 2ω=55.9〜41.6〜32.9 面番号 曲率半径 面間隔 屈折率 アッベ数 1 -39.3500 1.50 1.75520 27.6 2 -101.3413 0.15 3* 26.4436 3.00 1.58518 30.2 (ポリカーボネイト) 4 21.3298 4.50 5 37.7573 4.50 1.51680 64.1 6 -14.7141 0.50 7 ∞ (d7= 可変) (開口絞りS) 8 -23.9406 3.00 1.58518 30.2 (ポリカーボネイト) 9 -16.8925 6.00 10 -13.6127 1.80 1.79631 40.9 11 -79.7495 (Bf) (非球面データ) R κ C4 3面 26.4436 1.0000 -0.82867×10-4 C6 C8 C10 -0.46629×10-6 -0.58074×10-8 0.23495×10-10 (変倍における可変間隔) f 38.6311 56.2521 73.1193 d7 13.2383 6.8214 3.5762 Bf 10.5872 28.6943 46.0268 (条件対応値) fp=27.751 f3=21.104 (1)(r1−r2)/(r1+r2)=−0.441 (2)f3/fp = 0.760 (3)d4/fp = 0.162
【0046】図7乃至図9は実施例2の諸収差図であ
る。図7は広角端における諸収差図であり、図8は中間
焦点距離状態における諸収差図であり、図9は望遠端に
おける諸収差図である。各収差図において、FNOはFナ
ンバーを、Yは像高を、Aは各像高に対する画角をそれ
ぞれ示している。また、非点収差を示す収差図におい
て、実線はサジタル像面を示し、破線はメリディオナル
像面を示している。さらに、球面収差を示す収差図にお
いて、破線はサインコンディション(正弦条件)を示し
ている。各収差図から明らかなように、本実施例では、
各焦点距離状態において諸収差が良好に補正されている
ことがわかる。
る。図7は広角端における諸収差図であり、図8は中間
焦点距離状態における諸収差図であり、図9は望遠端に
おける諸収差図である。各収差図において、FNOはFナ
ンバーを、Yは像高を、Aは各像高に対する画角をそれ
ぞれ示している。また、非点収差を示す収差図におい
て、実線はサジタル像面を示し、破線はメリディオナル
像面を示している。さらに、球面収差を示す収差図にお
いて、破線はサインコンディション(正弦条件)を示し
ている。各収差図から明らかなように、本実施例では、
各焦点距離状態において諸収差が良好に補正されている
ことがわかる。
【0047】〔実施例3〕図10は、本発明の第3実施
例にかかる変倍光学系のレンズ構成を示す図である。図
10の変倍光学系は、物体側から順に、凹面を向けた負
メニスカスレンズL1、物体側に凸面を向けた負メニス
カスレンズL2、および両凸レンズL3からなる正レン
ズ群Gpと、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズ
L4、および物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズ
L5からなる負レンズ群Gnとから構成されている。
例にかかる変倍光学系のレンズ構成を示す図である。図
10の変倍光学系は、物体側から順に、凹面を向けた負
メニスカスレンズL1、物体側に凸面を向けた負メニス
カスレンズL2、および両凸レンズL3からなる正レン
ズ群Gpと、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズ
L4、および物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズ
L5からなる負レンズ群Gnとから構成されている。
【0048】また、開口絞りSは、正レンズ群Gpと負
レンズ群Gnとの間に配置され、広角端から望遠端への
変倍に際して正レンズ群Gpと一体的に移動する。図1
0は、広角端における各レンズ群の位置関係を示してお
り、望遠端への変倍時には図1に矢印で示すズーム軌道
に沿って光軸上を移動する。次の表(3)に、本発明の
実施例3の諸元の値を掲げる。表(3)において、fは
焦点距離を、FNOはFナンバーを、2ωは画角を、Bf
はバックフォーカスをそれぞれ表している。さらに、面
番号は光線の進行する方向に沿った物体側からのレンズ
面の順序を、屈折率およびアッベ数はそれぞれd線(λ
=587.6nm)に対する値を示している。
レンズ群Gnとの間に配置され、広角端から望遠端への
変倍に際して正レンズ群Gpと一体的に移動する。図1
0は、広角端における各レンズ群の位置関係を示してお
り、望遠端への変倍時には図1に矢印で示すズーム軌道
に沿って光軸上を移動する。次の表(3)に、本発明の
実施例3の諸元の値を掲げる。表(3)において、fは
焦点距離を、FNOはFナンバーを、2ωは画角を、Bf
はバックフォーカスをそれぞれ表している。さらに、面
番号は光線の進行する方向に沿った物体側からのレンズ
面の順序を、屈折率およびアッベ数はそれぞれd線(λ
=587.6nm)に対する値を示している。
【0049】
【表3】 f=38.8〜62.8〜98.0mm FNO= 4.0〜 6.4〜10.0 2ω=58.9〜38.2〜25.0 面番号 曲率半径 面間隔 屈折率 アッベ数 1 -20.1829 1.88 1.86074 23.0 2 -22.4096 0.13 3* 29.9601 2.26 1.58518 30.2 (ポリカーボネイト) 4 20.3638 4.40 5 90.0185 5.03 1.48749 70.4 6 -12.5711 0.50 7 ∞ (d7= 可変) (開口絞りS) 8* -36.6064 3.02 1.58518 30.2 (ポリカーボネイト) 9 -29.0312 5.78 10 -11.4707 1.81 1.78797 47.5 11 -30.6941 (Bf) (非球面データ) R κ C4 3面 29.9601 1.0000 -9.79345×10-5 C6 C8 C10 -4.46452×10-7 -1.05520×10-8 4.99894×10-11 R κ C4 8面 -36.6064 1.0000 4.80795×10-5 C6 C8 C10 2.12523×10-7 1.62692×10-9 -1.53185×10-12 (変倍における可変間隔) f 38.8186 62.8123 97.9851 d7 14.6093 7.2634 2.9973 Bf 9.5284 33.4025 68.3999 (条件対応値) fp=27.390 f3=22.997 (1)(r1−r2)/(r1+r2)=−0.523 (2)f3/fp = 0.840 (3)d4/fp = 0.161
【0050】図11乃至図13は実施例3の諸収差図で
ある。図11は広角端における諸収差図であり、図12
は中間焦点距離状態における諸収差図であり、図13は
望遠端における諸収差図である。各収差図において、F
NOはFナンバーを、Yは像高を、Aは各像高に対する画
角をそれぞれ示している。また、非点収差を示す収差図
において、実線はサジタル像面を示し、破線はメリディ
オナル像面を示している。さらに、球面収差を示す収差
図において、破線はサインコンディション(正弦条件)
を示している。各収差図から明らかなように、本実施例
では、各焦点距離状態において諸収差が良好に補正され
ていることがわかる。
ある。図11は広角端における諸収差図であり、図12
は中間焦点距離状態における諸収差図であり、図13は
望遠端における諸収差図である。各収差図において、F
NOはFナンバーを、Yは像高を、Aは各像高に対する画
角をそれぞれ示している。また、非点収差を示す収差図
において、実線はサジタル像面を示し、破線はメリディ
オナル像面を示している。さらに、球面収差を示す収差
図において、破線はサインコンディション(正弦条件)
を示している。各収差図から明らかなように、本実施例
では、各焦点距離状態において諸収差が良好に補正され
ていることがわかる。
【0051】
【効果】以上説明したように、本発明によれば、2倍を
越える変倍比(ズーム比)を有し、簡易構成で且つ高性
能な、小型の変倍光学系を実現することができる。
越える変倍比(ズーム比)を有し、簡易構成で且つ高性
能な、小型の変倍光学系を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施例にかかる変倍光学系の屈折力
配分および広角端(W)から望遠端(T)への変倍時に
おける各レンズ群の移動の様子を示す図である。
配分および広角端(W)から望遠端(T)への変倍時に
おける各レンズ群の移動の様子を示す図である。
【図2】本発明の第1実施例にかかる変倍光学系のレン
ズ構成を示す図である。
ズ構成を示す図である。
【図3】実施例1の広角端における諸収差図である。
【図4】実施例1の中間焦点距離における諸収差図であ
る。
る。
【図5】実施例1の望遠端における諸収差図である。
【図6】本発明の第2実施例にかかる変倍光学系のレン
ズ構成を示す図である。
ズ構成を示す図である。
【図7】実施例2の広角端における諸収差図である。
【図8】実施例2の中間焦点距離における諸収差図であ
る。
る。
【図9】実施例2の望遠端における諸収差図である。
【図10】本発明の第3実施例にかかる変倍光学系のレ
ンズ構成を示す図である。
ンズ構成を示す図である。
【図11】実施例3の広角端における諸収差図である。
【図12】実施例3の中間焦点距離における諸収差図で
ある。
ある。
【図13】実施例3の望遠端における諸収差図である。
Gp 正レンズ群 Gn 負レンズ群 Li 各レンズ成分 S 開口絞り
Claims (6)
- 【請求項1】 正の屈折力を有する正レンズ群Gpと、
該正レンズ群Gpの像側に配置された負の屈折力を有す
る負レンズ群Gnとを備え、 前記正レンズ群Gpは、物体側より順に、負屈折力の第
1レンズ成分L1と、負屈折力の第2レンズ成分L2
と、正屈折力の第3レンズ成分L3とを有し、 前記第1レンズ成分L1は、物体側に凹面を向けたメニ
スカス形状を有し、 前記正レンズ群Gpと前記負レンズ群Gnとの空気間隔
を変化させることによって変倍を行うことを特徴とする
小型の変倍光学系。 - 【請求項2】 前記第1レンズ成分L1の物体側の面の
曲率半径をr1とし、前記第1レンズ成分L1の像側の
面の曲率半径をr2としたとき、 −0.7<(r1−r2)/(r1+r2)<−0.1 の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の小
型の変倍光学系。 - 【請求項3】 前記第2レンズ成分L2は、少なくとも
物体側の面が非球面状に形成されていることを特徴とす
る請求項1または2に記載の小型の変倍光学系。 - 【請求項4】 前記負レンズ群Gnは、物体側より順
に、正屈折力の第4レンズ成分L4と、負屈折力の第5
レンズ成分L5とを有し、 前記第2レンズ成分L2および前記第4レンズ成分L4
は、プラスチックレンズであることを特徴とする請求項
3に記載の小型の変倍光学系。 - 【請求項5】 前記第3レンズ成分L3の焦点距離をf
3とし、前記正レンズ群Gpの焦点距離をfpとし、前
記第2レンズ成分L2と前記第3レンズ成分L3との軸
上空気間隔をd4としたとき、 0.6<f3/fp<0.95 0.12<d4/fp<0.25 の条件を満足することを特徴とする請求項1乃至4のい
ずれか1項に記載の小型の変倍光学系。 - 【請求項6】 前記正レンズ群Gpは、3枚のレンズで
構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいず
れか1項に記載の小型の変倍光学系。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7175530A JPH095627A (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | 小型の変倍光学系 |
TW085104423A TW308646B (ja) | 1995-06-19 | 1996-04-13 | |
KR1019960016314A KR100398985B1 (ko) | 1995-06-19 | 1996-05-16 | 소형의배율변환광학계 |
CN96105309A CN1093642C (zh) | 1995-06-19 | 1996-05-29 | 小型变焦光学镜头 |
US08/660,197 US5796527A (en) | 1995-06-19 | 1996-06-03 | Small zoom optical system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7175530A JPH095627A (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | 小型の変倍光学系 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH095627A true JPH095627A (ja) | 1997-01-10 |
Family
ID=15997685
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7175530A Pending JPH095627A (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | 小型の変倍光学系 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
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CN (1) | CN1093642C (ja) |
TW (1) | TW308646B (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000193885A (ja) * | 1998-12-24 | 2000-07-14 | Asahi Optical Co Ltd | ズームレンズ系 |
US6333824B1 (en) | 1998-09-10 | 2001-12-25 | Olympus Optical Co., Ltd. | Zoom lens system consisting of two lens units |
CN106569319A (zh) * | 2015-10-12 | 2017-04-19 | 大立光电股份有限公司 | 摄影用光学镜片组、取像装置及电子装置 |
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KR100256210B1 (ko) * | 1997-08-14 | 2000-05-15 | 유무성 | 소형 줌렌즈 |
JPH11305123A (ja) * | 1998-04-22 | 1999-11-05 | Asahi Optical Co Ltd | ズームレンズ系 |
US5995299A (en) * | 1998-08-13 | 1999-11-30 | Samsung Aerospace Industries, Ltd. | Compact zoom lens system |
KR100520670B1 (ko) * | 1999-05-06 | 2005-10-10 | 주식회사 하이닉스반도체 | 포토레지스트 패턴의 형성방법 |
US7046455B2 (en) * | 2003-11-26 | 2006-05-16 | Olympus Corporation | Variable magnification lens and imaging apparatus using the same |
US7215477B2 (en) * | 2004-03-10 | 2007-05-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Zoom lens and image display apparatus including the zoom lens |
WO2012066735A1 (ja) * | 2010-11-18 | 2012-05-24 | 富士フイルム株式会社 | ズームレンズ |
JP5785333B2 (ja) * | 2012-09-14 | 2015-09-30 | 富士フイルム株式会社 | ズームレンズおよび撮像装置 |
KR101579921B1 (ko) | 2014-08-19 | 2015-12-24 | 린나이코리아 주식회사 | 가스구이기 |
CN110501801A (zh) * | 2018-05-16 | 2019-11-26 | 宁波舜宇光电信息有限公司 | 光学镜头和潜望式摄像模组及其组装方法以及潜望式阵列模组和电子设备 |
TWI706157B (zh) * | 2019-09-12 | 2020-10-01 | 大立光電股份有限公司 | 成像光學元件組、成像鏡頭及電子裝置 |
CN114660786B (zh) * | 2022-03-31 | 2023-08-08 | 浙江舜宇光学有限公司 | 光学镜头组 |
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JP2900435B2 (ja) * | 1989-10-13 | 1999-06-02 | ミノルタ株式会社 | コンパクトなズームレンズ |
JP3242701B2 (ja) * | 1992-01-14 | 2001-12-25 | コニカ株式会社 | 小型のズームレンズ |
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US5541772A (en) * | 1993-12-07 | 1996-07-30 | Industrial Technology Research Institute | Camera zoom lens |
-
1995
- 1995-06-19 JP JP7175530A patent/JPH095627A/ja active Pending
-
1996
- 1996-04-13 TW TW085104423A patent/TW308646B/zh active
- 1996-05-16 KR KR1019960016314A patent/KR100398985B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1996-05-29 CN CN96105309A patent/CN1093642C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1996-06-03 US US08/660,197 patent/US5796527A/en not_active Expired - Lifetime
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CN106569319A (zh) * | 2015-10-12 | 2017-04-19 | 大立光电股份有限公司 | 摄影用光学镜片组、取像装置及电子装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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CN1093642C (zh) | 2002-10-30 |
CN1165307A (zh) | 1997-11-19 |
KR970002427A (ko) | 1997-01-24 |
KR100398985B1 (ko) | 2003-12-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040130 |