JP2011150036A - 撮影レンズ、この撮影レンズを備える光学機器、及び、撮影レンズの製造方法 - Google Patents

撮影レンズ、この撮影レンズを備える光学機器、及び、撮影レンズの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】単純なレンズ構成で光学系を小型化しつつ、無限から近距離物点まで良好な結像性能を得ることが可能な撮影レンズ、この撮影レンズを備える光学機器、及び、撮影レンズの製造方法を提供する。
【解決手段】デジタル一眼レフカメラ1等に搭載される撮影レンズSLを、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、開口絞りSと、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、で構成する。無限遠から近距離物点に合焦する際に、第1レンズ群G1及び第2レンズ群G2が、それぞれ独立して光軸上を物体側に移動する。第1レンズ群G1は、物体側より順に、負の屈折力を有する前群G1Fと、正の屈折力を有する後群G1Rとから構成し、前群G1Fは物体側より順に、正レンズL11と負レンズL12とで構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮影レンズ、この撮影レンズを備える光学機器、及び、撮影レンズの製造方法に関する。
従来、無限遠から近距離物点まで良好な結像性能を達成する光学系には、様々なレンズタイプが提案されている。例えば、4群構成で内焦式の光学系(例えば、特許文献1参照)や2群構成の光学系(例えば、特許文献2参照)などが提案されている。
特開2009−63715号公報 特開2007−86308号公報
しかしながら、4群構成では群数が多いため光学系が大型化し易い。また、2群構成では光学系は小型化し易いが、合焦に必要な移動量が大きくなるという課題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、単純なレンズ構成で光学系を小型化しつつ、無限遠から近距離物点まで良好な結像性能を得ることが可能な撮影レンズを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る撮影レンズは、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、開口絞りと、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群と、を有し、無限遠から近距離物点に合焦する際に、第1レンズ群及び第2レンズ群が、それぞれ独立して光軸上を物体側に移動し、第1レンズ群は、物体側より順に、負の屈折力を有する前群と、正の屈折力を有する後群と、を有し、前群は物体側より順に、正レンズと負レンズとから構成される。
ここで、この撮影レンズは、前群の焦点距離をf1Fとし、後群の焦点距離をf1Rとしたとき、次式
1.38 < (−f1F)/f1R < 3.00
の条件を満足することが好ましい。
また、この撮影レンズは、後群の焦点距離をf1Rとし、全系の無限遠合焦時の焦点距離をfとしたとき、次式
0.50 < f1R/f < 1.20
の条件を満足することが好ましい。
また、この撮影レンズは、合焦に際し、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が変化することが好ましい。
また、この撮影レンズは、第1レンズ群の焦点距離をf1とし、第3レンズ群の焦点距離をf3としたとき、次式
4.00 < (−f3)/f1 < 10.00
の条件を満足することが好ましい。
また、この撮影レンズは、前群の最も像側のレンズ面と後群の最も物体側のレンズ面との光軸上の空気間隔をdとし、全系の無限遠合焦時の焦点距離をfとしたとき、次式
0.20 < d/f < 0.33
の条件を満足することが好ましい。
また、この撮影レンズは、第1レンズ群の前群を構成する負レンズの焦点距離をf1Fnとし、全系の無限遠合焦時の焦点距離をfとしたとき、次式
0.40 < (−f1Fn)/f < 0.90
の条件を満足することが好ましい。
また、この撮影レンズは、無限遠から近距離物点の物点に合焦する際の第1レンズ群の光軸上の移動量の絶対値をX1とし、全系の無限遠合焦時の焦点距離をfとしたとき、次式
0.60 < X1/f < 0.90
の条件を満足することが好ましい。
また、この撮影レンズは、無限遠から最至近の物点に合焦する際の第2レンズ群の光軸上の移動量の絶対値をX2とし、全系の無限遠合焦時の焦点距離をfとしたとき、次式
0.70 < X2/f < 0.90
の条件を満足することが好ましい。
また、この撮影レンズは、前群、後群、または、第2レンズ群内に、非球面レンズを有することが好ましい。
また、本発明に係る光学機器は、上述の撮影レンズのいずれかを備えて構成される。
また、本発明に係る撮影レンズの製造方法は、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、開口絞りと、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群と、を有する撮影レンズの製造方法であって、無限遠から近距離物点に合焦する際に、第1レンズ群及び第2レンズ群が、それぞれ独立して光軸上を物体側に移動するように配置し、第1レンズ群は、物体側より順に、負の屈折力を有する前群と、正の屈折力を有する後群と、を有し、前群は物体側より正レンズと負レンズとから構成される。
本発明に係る撮影レンズ、この撮影レンズを備える光学機器、及び、撮影レンズの製造方法を以上のように構成すると、単純なレンズ構成で光学系を小型化しつつ、無限遠から近距離物点まで良好な結像性能を得ることができる。具体的には、3群構成で全長の小型化を図り、第1、第2レンズ群G1,G2を独立に移動させることで、無限遠から近距離物点まで高い結像性能を得ることができる。
第1実施例による撮影レンズの構成を示す断面図である。 第1実施例の撮影レンズの諸収差図であり、(a)は無限遠合焦状態の諸収差図であり、(b)は最至近撮影距離状態の諸収差である。 第2実施例による撮影レンズの構成を示す断面図である。 第2実施例の撮影レンズの諸収差図であり、(a)は無限遠合焦状態の諸収差図であり、(b)は最至近撮影距離状態の諸収差である。 第3実施例による撮影レンズの構成を示す断面図である。 第3実施例の撮影レンズの諸収差図であり、(a)は無限遠合焦状態の諸収差図であり、(b)は最至近撮影距離状態の諸収差である。 第4実施例による撮影レンズの構成を示す断面図である。 第4実施例の撮影レンズの諸収差図であり、(a)は無限遠合焦状態の諸収差図であり、(b)は最至近撮影距離状態の諸収差である。 第5実施例による撮影レンズの構成を示す断面図である。 第5実施例の撮影レンズの諸収差図であり、(a)は無限遠合焦状態の諸収差図であり、(b)は最至近撮影距離状態の諸収差である。 本実施形態に係る撮影レンズを搭載するデジタル一眼レフカメラの断面図を示す。 本実施形態に係る撮影レンズの製造方法を説明するためのフローチャートである。
以下、本願の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。まず、本実施形態の撮影レンズSLは、図1に示すように、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、開口絞りSと、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、を有して構成される。第1レンズ群G1は、物体側より順に、負の屈折力を有する前群G1Fと、正の屈折力を有する後群G1Rと、を有して構成される。前群G1Fは、物体側より順に、正レンズと負レンズとから構成される。
そして、無限遠から近距離物点に合焦する際に、第1レンズ群G1及び第2レンズ群G2を、それぞれ独立して光軸上を物体側に移動させる。このように正の屈折力の2つのレンズ群を独立に移動させるため、各レンズ群の移動量を抑えつつ良好な結像性能を得ることができる。さらに、第1レンズ群G1は、物体側に負の屈折力を有する前群G1Fを、像面側に正の屈折力を有する後群G1Rを配置することにより、物体と第1レンズ群G1との間隔を大きくすることと、無限遠から近距離物点までの歪曲収差を良好に補正することができる。そして、本実施形態は前群G1Fを正レンズと負レンズとの2枚構成としたにも関わらず、無限遠から近距離物点における、主に正レンズでコマ収差、負レンズで歪曲収差を補正し、良好な結像性能を達成することができる。
さらに、本実施形態の撮影レンズSLは、以下の条件式を満足することで、上述のような特徴を維持しつつ、無限遠から近距離物点まで良好な結像性能を確保することができる。
まず、本実施形態に係る撮影レンズSLは、前群G1Fの焦点距離をf1Fとし、後群G1Rの焦点距離をf1Rとしたとき、以下の条件式(1)を満足することが望ましい。
1.38 < (−f1F)/f1R < 3.00 (1)
条件式(1)は、近距離撮影時の第1、第2レンズ群G1,G2の移動量を抑えつつ良好な結像性能を確保するための第1レンズ群G1の屈折力配置を規定するものである。第1レンズ群G1は、前群G1F、後群G1Rの屈折力配置を負正構成として、最も物体側に負の屈折力を配置することにより近距離撮影時に物体側に繰り出した際、物体と負レンズ群との距離を大きくすることができるようにしている。この条件式(1)の上限値を上回ると、第1レンズ群G1内での負の屈折力が弱まるため球面収差と像面湾曲は良好に補正できる。しかし、近距離撮影時の物体とレンズまでの距離が短くなるとともに、負の歪曲収差が発生する。特に至近距離で負の歪曲収差は強くなるので結像性能上好ましくない。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(1)の上限値を2.80にすることが好ましい。更に、本実施形態の効果をより確実にするために、条件式(1)の上限値を2.50にすることが好ましい。反対に、条件式(1)の下限値を下回ると、前群G1Fの屈折力が強くなる。つまり、第1レンズ群G1での負の屈折力が強まるため、無限遠から近距離物点までの結像性能において球面収差と像面湾曲が補正不足になってしまうため好ましくない。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(1)の下限値を1.40にすることが好ましい。更に、本実施形態の効果をより確実にするために、条件式(1)の下限値を1.45にすることが好ましい。
また、本実施形態に係る撮影レンズSLは、全系の無限遠合焦時の焦点距離をfとしたとき、以下の条件式(2)を満足することが望ましい。
0.50 < f1R/f < 1.20 (2)
条件式(2)は、上記条件式(1)と同様に無限遠から近距離物点まで良好な結像性能を確保するための第1レンズ群G1の屈折力配置を規定するものである。上記条件式(1)では第1レンズ群G1の前群G1Fの屈折力を規定し、この条件式(2)では第1レンズ群G1の後群G1Rの屈折力を規定することにより、近距離撮影時に発生する球面収差を良好に補正することができる。この条件式(2)の上限値を上回ると、球面収差が補正不足になるため好ましくない。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(2)の上限値を1.15にすることが好ましい。更に、本実施形態の効果をより確実にするために、条件式(2)の上限値を1.10にすることが好ましい。反対に、条件式(2)の下限値を下回ると、後群G1Rの屈折力が強まり、球面収差が過剰補正になってしまうため好ましくない。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(2)の下限値を0.55にすることが好ましい。更に、本実施形態の効果をより確実にするために、条件式(2)の下限値を0.57にすることが好ましい。
また、この撮影レンズは、合焦に際し、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が変化することが望ましい。この構成により、近距離物点への合焦時の像面湾曲を改善することができる。
また、本実施形態に係る撮影レンズSLは、第1レンズ群G1の焦点距離をf1とし、第3レンズ群G3の焦点距離をf3としたとき、以下の条件式(3)を満足することが望ましい。
4.00 < (−f3)/f1 < 10.00 (3)
条件式(3)は、無限遠から近距離物点において、合焦レンズ群で発生する像面湾曲を第3レンズ群G3で良好に補正するための条件式である。この条件式(3)の上限値を上回ると、第3レンズ群G3の屈折力が弱まり、像面湾曲が過剰補正になるため好ましくない。特に、至近距離で上記像面湾曲の傾向は強まるので、この条件式(3)を満足することが望ましい。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(3)の上限値を9.50にすることが好ましい。更に、本実施形態の効果をより確実にするために、条件式(3)の上限値を9.00にすることが好ましい。反対に、条件式(3)の下限値を下回ると、第3レンズ群G3の屈折力が強まり、像面湾曲不足の傾向が強まるため好ましくない。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(3)の下限値を0.405にすることが好ましい。更に、本実施形態の効果をより確実にするために、条件式(3)の下限値を0.410にすることが好ましい。
また、本実施形態に係る撮影レンズSLは、前群G1Fの最も像側のレンズ面と、後群G1Rの最も物体側のレンズ面との光軸上の空気間隔をdとしたとき、以下の条件式(4)を満足することが望ましい。
0.20 < d/f < 0.33 (4)
条件式(4)は、像面湾曲収差と歪曲収差とを良好に補正するための条件式である。この条件式(4)の上限値を上回ると、全系が大型化する。また、歪曲収差が悪化するため好ましくない。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(4)の上限値を0.320にすることが好ましい。更に、本実施形態の効果をより確実にするために、条件式(4)の上限値を0.315にすることが好ましい。反対に、条件式(4)の下限値を下回ると、像面湾曲収差が悪化するため好ましくない。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(4)の下限値を0.250にすることが好ましい。更に、本実施形態の効果をより確実にするために、条件式(4)の下限値を0.280にすることが好ましい。
また、この撮影レンズは、第1レンズ群G1の前群G1Fを構成する負レンズの焦点距離をf1Fnとし、全系の無限遠合焦時の焦点距離をfとしたとき、以下の条件式(5)を満足することが望ましい。
0.40 < (−f1Fn)/f < 0.90 (5)
条件式(5)は、第1レンズ群G1の前群G1Fを2枚構成で収差を良好に補正するための条件式である。この条件式(5)の上限値を上回ると、第1レンズ群G1での負の屈折力が弱まるため、負の像面湾曲と正の歪曲収差が強まり好ましくない。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(5)の上限値を0.89にすることが好ましい。更に、本実施形態の効果をより確実にするために、条件式(5)の上限値を0.88にすることが好ましい。反対に、条件式(5)の下限値を下回ると、負の屈折力が強くなるため、正の像面湾曲の傾向が強まってしまい好ましくない。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(5)の下限値を0.45にすることが好ましい。更に、本実施形態の効果をより確実にするために、条件式(5)の下限値を0.48にすることが好ましい。
また、本実施形態に係る撮影レンズSLは、無限遠から最至近の物点に合焦する際の第1レンズ群G1の光軸上の移動量の絶対値をX1とし、全系の無限遠合焦時の焦点距離をfとしたとき、以下の条件式(6)を満足することが望ましい。
0.60 < X1/f < 0.90 (6)
条件式(6)は、無限遠から最至近の物点に合焦する際の合焦レンズ群としての第1レンズ群G1の光軸上の適切な移動量を規定するための条件式である。この条件式(6)の上限値を上回ると、諸収差の発生量は小さくなるが、合焦レンズ群の移動量が大きくなり、光学系が大型化するため好ましくない。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(6)の上限値を0.88にすることが好ましい。更に、本実施形態の効果をより確実にするために、条件式(6)の上限値を0.85にすることが好ましい。反対に、条件式(6)の下限値を下回ると、光学系の小型化はできるが、合焦レンズ群の屈折力が強まり諸収差が発生し易くなるため好ましくない。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(6)の下限値を0.65にすることが好ましい。更に、本実施形態の効果をより確実にするために、条件式(6)の下限値を0.70にすることが好ましい。
また、本実施形態に係る撮影レンズSLは、無限遠から最至近の物点に合焦する際の第2レンズ群G2の光軸上の移動量の絶対値をX2とし、全系の無限遠合焦時の焦点距離をfとしたとき、以下の条件式(7)を満足することが望ましい。
0.70 < X2/f < 0.90 (7)
条件式(7)は、無限遠から最至近の物点に合焦する際の合焦レンズ群としての第2レンズ群G2の光軸上の適切な移動量を規定するための条件式である。この条件式(7)の上限値を上回ると、諸収差の発生量は小さくなるが、合焦レンズ群の移動量が大きくなり、光学系が大型化するため好ましくない。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(7)の上限値を0.88にすることが好ましい。更に、本実施形態の効果をより確実にするために、条件式(7)の上限値を0.85にすることが好ましい。反対に、条件式(7)の下限値を下回ると、光学系の小型化はできるが、合焦レンズ群の屈折力が強まり諸収差が発生し易くなるため好ましくない。なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(7)の下限値を0.71にすることが好ましい。更に、本実施形態の効果をより確実にするために、条件式(7)の下限値を0.72にすることが好ましい。
また、本実施形態に係る撮影レンズSLでは、非球面の導入も結像性能改善に有効である。第1レンズ群G1の前群G1Fに非球面レンズを用いると、無限遠から近距離物点までのコマ収差と歪曲収差を良好に補正することができる。また、第1レンズ群G1の後群G1Rの正レンズや第2レンズ群G2に非球面レンズを用いると、無限遠から近距離物点までの球面収差を抑えることができる。
図11に、上述の撮影レンズSLを備える光学機器として、デジタル一眼レフカメラ1(以後、単にカメラと記す)の略断面図を示す。このカメラ1において、不図示の物体(被写体)からの光は、撮影レンズ2(撮影レンズSL)で集光されて、クイックリターンミラー3を介して焦点板4に結像される。そして、焦点板4に結像された光は、ペンタプリズム5中で複数回反射されて接眼レンズ6へと導かれる。これにより、撮影者は、物体(被写体)像を接眼レンズ6を介して正立像として観察することができる。
また、撮影者によって不図示のレリーズボタンが押されると、クイックリターンミラー3が光路外へ退避し、撮影レンズ2で集光された不図示の物体(被写体)の光は撮像素子7上に被写体像を形成する。これにより、物体(被写体)からの光は、当該撮像素子7により撮像され、物体(被写体)画像として不図示のメモリに記録される。このようにして、撮影者は本カメラ1による物体(被写体)の撮影を行うことができる。なお、図11に記載のカメラ1は、撮影レンズSLを着脱可能に保持するものでも良く、撮影レンズSLと一体に成形されるものでも良い。また、カメラ1は、いわゆる一眼レフカメラでも良く、クイックリターンミラー等を有さないコンパクトカメラでも良い。
なお、以下に記載の内容は、光学性能を損なわない範囲で適宜採用可能である。
まず、上述の説明及び以降に示す実施例においては、3群構成を示したが、以上の構成条件等は、4群、5群等の他の群構成にも適用可能である。また、最も物体側にレンズまたはレンズ群を追加した構成や、最も像側にレンズまたはレンズ群を追加した構成でも構わない。また、レンズ群とは、変倍時に変化する空気間隔で分離された、少なくとも1枚のレンズを有する部分を示す。
また、単独または複数のレンズ群、または部分レンズ群を光軸に沿って移動させて、無限遠物体から近距離物体への合焦を行う合焦レンズ群としても良い。この場合、合焦レンズ群はオートフォーカスにも適用でき、オートフォーカス用の(超音波モーター等の)モーター駆動にも適している。特に、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2とを合焦レンズ群とするのが望ましい。
レンズ群または部分レンズ群を光軸と直交方向の成分を持つように移動させ、または、光軸を含む面内方向に回転移動(揺動)させて、手ぶれによって生じる像ぶれを補正する防振レンズ群としても良い。特に、第3レンズ群G3の少なくとも一部を防振レンズ群とするのが好ましい。
また、レンズ面は、球面または平面で形成されても、非球面で形成されても構わない。レンズ面が球面または平面の場合、レンズ加工及び組立調整が容易になり、加工及び組立調整の誤差による光学性能の劣化を妨げるので好ましい。また、像面がずれた場合でも描写性能の劣化が少ないので好ましい。また、レンズ面が非球面の場合、この非球面は、研削加工による非球面、ガラスを型で非球面形状に形成したガラスモールド非球面、ガラスの表面に樹脂を非球面形状に形成した複合型非球面のいずれの非球面でも構わない。また、レンズ面は回折面としてもよく、レンズを屈折率分布型レンズ(GRINレンズ)あるいはプラスチックレンズとしても良い。
開口絞りSは、後群G1Rの像面側に配置されるのが好ましいが、前群G1Fと後群G1Rとの間に配置してもよい。また、第2レンズ群G2に、開口絞りSを配置してもよい。開口絞りとしての部材を設けずに、レンズの枠でその役割を代用しても良い。
さらに、各レンズ面には、フレアやゴーストを軽減し高コントラストの高い光学性能を達成するために、広い波長域で高い透過率を有する反射防止膜を施しても良い。
本実施形態に係る撮影レンズSLは、第1レンズ群G1が正のレンズ成分を1つと負のレンズ成分を1つ有するのが好ましい。また、本実施形態に係る撮影レンズSLは、第2レンズ群G2が正のレンズ成分を2つと負のレンズ成分を1つ有するのが好ましい。また、第2レンズ群G2は、物体側から順に、負正正の順番にレンズ成分を、空気間隔を介在させて配置するのが好ましい。更に、本実施形態に係る撮影レンズSLは、第3レンズ群G3が正のレンズ成分を1つと負のレンズ成分を1つ有するのが好ましい。
なお、本願を分かり易く説明するために実施形態の構成要件を付して説明したが、本願がこれに限定されるものではないことは言うまでもない。また、レンズデータを比例拡大、縮小しても本願の効果を得ることは可能である。
以下、本実施形態に係る撮影レンズSLの製造方法の概略を、図12を参照して説明する。まず、各レンズを配置してレンズ群をそれぞれ準備する(ステップS100)。具体的に、本実施形態では、例えば、物体側から順に、両凸レンズL11と両凹レンズL12との接合レンズを配置して、第1レンズ群G1の前群G1Fとし、物体側から順に、両凸レンズL13と両凹レンズL14との接合レンズを配置して第1レンズ群G1の後群G1Rとし、後群G1Rの像面側に開口絞りSを配置し、物体側より順に、両凹レンズL21、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL22、及び、両凸レンズL23を配置して第2レンズ群G2とし、物体側より順に、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL31、及び、両凸レンズL32を配置して第3レンズ群G3とする。このようにして準備した各レンズ群を配置して撮影レンズSLを製造する。
このとき、無限遠から近距離物点に合焦する際に、第1レンズ群G1及び第2レンズ群G2が、それぞれ独立して光軸上を物体側に移動するように配置する(ステップS200)。
以下、本願の各実施例を、添付図面に基づいて説明する。図1、図3、図5、図7及び図9に、撮影レンズSL1〜SL5の構成を示す。各実施例に係る撮影レンズSL1〜SL5は、図1、図3、図5、図7及び図9に示すように、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、開口絞りSと、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。第1レンズ群G1は、物体側より順に、負の屈折力を有する前群G1Fと、正の屈折力を有する後群G1Rとから構成されている。前群G1Fは、物体側より順に、正レンズL21と負レンズL22とから構成されている。そして、無限遠から近距離物点に合焦する際に、第1レンズ群G1及び第2レンズ群G2(合焦レンズ群)が、それぞれ独立して光軸上を物体側に物体側に繰り出すことにより有限距離物体に合焦する。
第5実施例において、非球面は、光軸に垂直な方向の高さをyとし、高さyにおける各非球面の頂点の接平面から各非球面までの光軸に沿った距離(サグ量)をS(y)とし、基準球面の曲率半径(近軸曲率半径)をrとし、円錐定数をκとし、n次の非球面係数をAnとしたとき、以下の式(a)で表される。なお、以降の実施例において、「E−n」は「×10-n」を示す。
S(y)=(y2/r)/{1+(1−κ×y2/r21/2
+A4×y4+A6×y6+A8×y8+A10×y10 (a)
なお、第5実施例において、2次の非球面係数A2は0である。また、第5実施例の表中において、非球面には面番号の左側に*印を付している。
〔第1実施例〕
図1は、第1実施例に係る撮影レンズSL1の構成を示す図である。この図1の撮影レンズSL1において、第1レンズ群G1は、物体側より順に、両凸レンズL11と両凹レンズL12との接合レンズを配置して前群G1Fを構成している。なお、接合レンズは正メニスカスレンズと負メニスカスレンズとを接合した構成とすることも可能である。負レンズの両凹レンズL12は、像面側の面を物体側に強い凸面で構成することにより、無限遠から近距離物点までのコマ収差と歪曲収差を補正している。そして、前群G1Fの像側に、物体側より順に、両凸レンズL13と両凹レンズL14との接合レンズを配置して後群G1Rを構成し、さらにその像面側に開口絞りSを配置している。このように物体側に負レンズ群である後群G1Rを配置することにより、合焦で第1レンズ群G1を繰り出した際の物体と両凸レンズL11との間隔が長くなるようにしている。開口絞りSは、第1実施例では、後群G1Rの像面側に配置しているが、前群G1Fと後群G1Rとの間に配置することも可能である。また、第2レンズ群G2に開口絞りSを配置して構成することも可能である。
第2レンズ群G2は、物体側より順に、両凹レンズL21、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL22、及び、両凸レンズL23の3枚から構成されている。第1レンズ群G1は、正の屈折力のため物体からの光束は収束して第2レンズ群G2に到達するため、負レンズの両凹レンズL21を配置して、一旦光束を発散させる。そして、その像側に正メニスカスレンズL22と両凸レンズL23とを配置することにより、球面収差やコマ収差を補正している。
第3レンズ群G3は、物体側より順に、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL31、及び、両凸レンズL32から構成され、長いバックフォーカスの確保と像面湾曲を補正している。なお、第3レンズ群G3は、正レンズと負レンズとの配置にしても構成は可能である。
以下の表1に、第1実施例の諸元の値を掲げる。この表1において、fは全系の無限遠合焦時の焦点距離、FNOはFナンバー、ωは半画角(単位は「°」)、Bfはバックフォーカスをそれぞれ表している。さらに、面番号は光線の進行する方向に沿った物体側からのレンズ面の順序を、面間隔は各光学面から次の光学面までの光軸上の間隔を、屈折率及びアッベ数はそれぞれd線(λ=587.6nm)に対する値を示している。ここで、以下の全ての諸元値において掲載されている焦点距離、曲率半径、面間隔、その他長さの単位は一般に「mm」が使われるが、光学系は、比例拡大または比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、これに限られるものではない。尚、曲率半径∞は平面を示し、空気の屈折率1.00000は省略してある。なお、これらの符号の説明及び諸元表の説明は以降の実施例においても同様である。
(表1)
F.NO = 2.887
f = 40
ω = 20.479
Bf = 39.818

面番号 曲率半径 面間隔 屈折率 アッベ数
1 39.6938 3.5 1.743997 44.79
2 -216.2230 1.5 1.516330 64.14
3 13.1290 12.5
4 34.1159 6.1 1.699998 48.08
5 -14.9811 1.5 1.581439 40.75
6 265.8581 2.5
7 ∞ (d1) (開口絞りS)
8 -33.7748 1.4 1.740769 27.79
9 41.5423 1.7
10 -60.0662 3.3 1.651597 58.55
11 -26.1423 0.2
12 54.7001 3.9 1.740999 52.64
13 -34.9008 (d2)
14 229.2568 1.6 1.772499 49.60
15 37.7106 1.0
16 70.8279 3.6 1.548141 45.78
17 -91.4184 39.8
この第1実施例において、物体と第1レンズ群G1との軸上空気間隔d0、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との軸上空気間隔d1、及び、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との軸上空気間隔d2は変倍に際して変化する。次の表2に、この第1実施例に係る撮影レンズSL1の無限遠合焦状態、中間撮影距離状態(撮影倍率−0.5倍状態)、及び、至近撮影距離状態(撮影倍率−1.0倍状態)における可変間隔を示す。
(表2)
無限遠 中間撮影距離 至近撮影距離
d0 − 78.087 38.206
d1 7.200 6.688 7.253
d2 1.200 16.234 31.200
次の表3に、この第1実施例における条件式対応値を示す。なおこの表3において、f1Fは前群G1Fの焦点距離を、f1Rは後群G1Rの焦点距離を、fは全系の無限遠合焦時の焦点距離を、f1は第1レンズ群G1の焦点距離を、f3は第3レンズ群G3の焦点距離を、f1Fnは第1レンズ群G1の前群G1Fを構成する負レンズL12の焦点距離を、X1,X2は無限遠から最至近の物点に合焦する際の第1レンズ群G1及び第2レンズ群G2の光軸上の移動量の絶対値を、それぞれ表している。以降の実施例においても、特にことわりのない場合は、この符号の説明は同様である。
(表3)
(1)(−f1F)/f1R=1.49
(2)f1R/f=0.966
(3)(−f3)/f1=4.38
(4)d/f=0.313
(5)(−f1Fn)/f=0.60
(6)X1/f=0.751
(7)X2/f=0.750
この第1実施例の無限遠合焦状態の諸収差図を図2(a)に、最至近撮影距離状態での諸収差を図2(b)に示す。各収差図において、非点収差図中の実線はサジタル像面を、破線はメリディオナル像面を示し、FNOはFナンバーを、NAは最至近撮影距離状態での物体側のNAを、Yは像高を表す。また、各収差図中でd、gはそれぞれd線(λ=587.6nm)、g線(λ=435.6nm)における収差を表す。これらの各収差図から明らかなように、第1実施例では、各レンズ群とも非常に少ない枚数で構成しているにも関わらず、無限遠から近距離物点まで各収差とも良好に補正されていることが分かる。また、歪曲収差の変動も小さいことがわかる。
〔第2実施例〕
図3は、第2実施例に係る撮影レンズSL2の構成を示す図である。この図3の撮影レンズSL2において、第1レンズ群G1は、物体側より順に、物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズL11、及び、像面側に強い凹面を向けた負メニスカスレンズL12を配置して前群G1Fを構成し、負の屈折力を確保しつつ、コマ収差や歪曲収差を良好に補正している。そして、前群G1Fの像側に、物体側より順に、両凸レンズL13と物体側に強い凹面を向けた両凹レンズL14との接合レンズを配置して後群G1Rを構成し、強い正の屈折力を確保しつつ、接合することにより球面収差や軸上の色収差を補正している。
第2レンズ群G2は、物体側より順に、開口絞りS、両凹レンズL21、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL22、及び、両凸レンズL23の3枚から構成されている。第1レンズ群G1は、正の屈折力のため物体からの光束は収束して第2レンズ群G2に到達するため、負レンズの両凹レンズL21を配置して、一旦光束を発散させる。そして、その像側に正メニスカスレンズL22と両凸レンズL23とを配置することにより、球面収差やコマ収差を補正している。
第3レンズ群G3は、物体側より順に、像面側に強い凹面を向けた両凹レンズL31、及び、両凸レンズL32から構成され、長いバックフォーカスの確保と像面湾曲を補正している。
以下の表4に、第2実施例の諸元の値を掲げる。
(表4)
F.NO = 2.887
f = 40
ω = 20.479
Bf = 39.818

面番号 曲率半径 面間隔 屈折率 アッベ数
1 34.4867 3.4 1.805181 25.42
2 52.7011 0.3
3 29.4779 1.9 1.743997 44.79
4 13.3614 12.5
5 36.4689 6.1 1.772499 49.60
6 -17.2077 1.5 1.548141 45.78
7 118.9407 (d1)
8 ∞ 7.2 (開口絞りS)
9 -25.3642 1.4 1.740769 27.79
10 44.3873 1.7
11 -58.1179 3.3 1.651597 58.55
12 -23.8313 0.2
13 56.5111 3.9 1.740999 52.64
14 -33.0293 (d2)
15 -707.1640 1.6 1.772499 49.60
16 38.5522 0.8
17 58.7991 3.0 1.548141 45.78
18 -64.8622 39.8
この第2実施例において、物体と第1レンズ群G1との軸上空気間隔d0、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との軸上空気間隔d1、及び、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との軸上空気間隔d2は変倍に際して変化する。次の表5に、この第2実施例に係る撮影レンズSL2の無限遠合焦状態、中間撮影距離状態(撮影倍率−0.5倍状態)、及び、至近撮影距離状態(撮影倍率−1.0倍状態)における可変間隔を示す。
(表5)
無限遠 中間撮影距離 至近撮影距離
d0 − 77.315 37.556
d1 2.404 1.780 2.335
d2 1.100 16.186 31.100
次の表6に、この第2実施例における条件式対応値を示す。
(表6)
(1)(−f1F)/f1R=1.63
(2)f1R/f=0.768
(3)(−f3)/f1=5.43
(4)d/f=0.313
(5)(−f1Fn)/f=0.86
(6)X1/f=0.748
(7)X2/f=0.750
この第2実施例の無限遠合焦状態の諸収差図を図4(a)に、最至近撮影距離状態での諸収差を図4(b)に示す。これらの各収差図から明らかなように、第2実施例では、各レンズ群とも非常に少ない枚数で構成しているにも関わらず、無限遠から近距離物点まで各収差とも良好に補正されていることが分かる。また、歪曲収差の変動も小さいことがわかる。
〔第3実施例〕
図5は、第3実施例に係る撮影レンズSL3の構成を示す図である。この図5の撮影レンズSL3において、第1レンズ群G1は、物体側より順に、物体側に強い凸面を向けた両凸レンズL11、及び、像面側に強い凹面を向けた両凹レンズL12を配置して前群G1Fを構成し、負の屈折力を確保しつつ、コマ収差や歪曲収差を良好に補正している。そして、前群G1Fの像側に、物体側より順に、両凸レンズL13と物体側に強い凹面を向けた負メニスカスレンズL14との接合レンズを配置して後群G1Rを構成し、強い正の屈折力を確保しつつ、接合することにより球面収差や軸上の色収差を補正している。
第2レンズ群G2は、物体側より順に、開口絞りS、両凹レンズL21、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL22、及び、両凸レンズL23の3枚から構成されている。第1レンズ群G1は正の屈折力のため物体からの光束は収束して第2レンズ群G2に到達するため、負レンズの両凹レンズL21を配置して、一旦光束を発散させる。そして、その像側に正メニスカスレンズL22と両凸レンズL23とを配置することにより、球面収差やコマ収差を補正している。
第3レンズ群G3は、物体側より順に、像面側に強い凹面を向けた負メニスカスレンズL31、及び、両凸レンズL32とから構成され、長いバックフォーカスの確保と像面湾曲を補正している。
以下の表7に、この第3実施例の諸元の値を掲げる。
(表7)
F.NO = 2.892
f = 45
ω = 18.456
Bf = 38.500

面番号 曲率半径 面間隔 屈折率 アッベ数
1 34.8272 3.4 1.805181 25.42
2 -1179.9200 0.8
3 -155.4560 1.9 1.698947 30.13
4 16.7393 13.0
5 30.1013 6.1 1.743997 44.79
6 -21.1253 1.5 1.581439 40.75
7 -84.6331 (d1)
8 ∞ 7.2 (開口絞りS)
9 -21.7172 1.4 1.740769 27.79
10 41.7635 2.0
11 -37.1989 3.3 1.651597 58.55
12 -22.6795 0.2
13 74.3167 3.9 1.740999 52.64
14 -32.1787 (d2)
15 290.1463 1.6 1.772499 49.60
16 25.4736 0.8
17 26.4901 3.8 1.548141 45.78
18 -153.8880 38.5
この第3実施例において、物体と第1レンズ群G1との軸上空気間隔d0、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との軸上空気間隔d1、及び、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との軸上空気間隔d2は変倍に際して変化する。次の表8に、この第3実施例に係る撮影レンズSL2の無限遠合焦状態、中間撮影距離状態(撮影倍率−0.5倍状態)、及び、至近撮影距離状態(撮影倍率−1.0倍状態)における可変間隔を示す。
(表8)
無限遠 中間撮影距離 至近撮影距離
d0 − 92.212 47.351
d1 2.406 1.874 1.653
d2 1.102 18.798 36.100
次の表9に、この第3実施例における条件式対応値を示す。
(表9)
(1)(−f1F)/f1R=1.70
(2)f1R/f=0.700
(3)(−f3)/f1=9.36
(4)d/f=0.289
(5)(−f1Fn)/f=0.48
(6)X1/f=0.761
(7)X2/f=0.778
この第3実施例の無限遠合焦状態の諸収差図を図6(a)に、最至近撮影距離状態での諸収差を図6(b)に示す。これらの各収差図から明らかなように、第3実施例では、各レンズ群とも非常に少ない枚数で構成しているにも関わらず、無限遠から近距離物点まで各収差とも良好に補正されていることが分かる。また、歪曲収差の変動も小さいことがわかる。
〔第4実施例〕
図7は、第4実施例に係る撮影レンズSL4の構成を示す図である。この図7の撮影レンズSL4において、第1レンズ群G1は、物体側より順に、物体側に強い凸面を向けた正メニスカスレンズL11、及び、像面側に強い凹面を向けた負メニスカスレンズL12を配置して前群G1Fを構成し、負の屈折力を確保しつつ、コマ収差や歪曲収差を良好に補正している。そして、前群G1Fの像側に、物体側より順に、両凸レンズL13と物体側に強い凹面を向けた負メニスカスレンズL14との接合レンズを配置して後群G1Rを構成し、強い正の屈折力を確保しつつ、接合することにより球面収差や軸上の色収差を補正している。
第2レンズ群G2は、物体側より順に、開口絞りS、両凹レンズL21、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL22、及び、両凸レンズL23の3枚から構成されている。第1レンズ群G1は、正の屈折力のため物体からの光束は収束して第2レンズ群G2に到達するため、負レンズの両凹レンズL21を配置して、一旦光束を発散させる。そして、その像側に正メニスカスレンズL22と両凸レンズL23とを配置することにより、球面収差やコマ収差を補正している。
第3レンズ群G3は、物体側より順に、像面側に強い凹面を向けた両凹レンズL31、及び、両凸レンズL32から構成され、長いバックフォーカスの確保と像面湾曲を補正している。
以下の表10に、この第4実施例の諸元の値を掲げる。
(表10)
F.NO = 2.830
f = 50
ω = 16.591
Bf = 38.500

面番号 曲率半径 面間隔 屈折率 アッベ数
1 34.0919 3.4 1.805181 25.42
2 78.2611 0.8
3 84.8565 1.9 1.698947 30.13
4 18.1430 14.2
5 25.7196 7.0 1.743997 44.79
6 -26.0123 1.5 1.581439 40.75
7 -1407.4300 (d1)
8 ∞ 7.2 (開口絞りS)
9 -22.7294 1.4 1.728250 28.46
10 31.5074 2.0
11 -38.9885 3.1 1.620411 60.29
12 -22.7280 0.2
13 47.0519 3.7 1.693495 50.81
14 -33.1230 (d2)
15 -190.2480 1.6 1.743997 44.79
16 26.9892 0.8
17 28.9798 4.7 1.581439 40.75
18 -86.9708 38.5
この第4実施例において、物体と第1レンズ群G1との軸上空気間隔d0、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との軸上空気間隔d1、及び、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との軸上空気間隔d2は変倍に際して変化する。次の表11に、この第4実施例に係る撮影レンズSL4の無限遠合焦状態、中間撮影距離状態(撮影倍率−0.5倍状態)、及び、至近撮影距離状態(撮影倍率−1.0倍状態)における可変間隔を示す。
(表11)
無限遠 中間撮影距離 至近撮影距離
d0 − 102.988 53.175
d1 2.404 1.728 1.419
d2 1.100 18.846 36.100
次の表12に、この第4実施例における条件式対応値を示す。
(表12)
(1)(−f1F)/f1R=2.50
(2)f1R/f=0.575
(3)(−f3)/f1=6.62
(4)d/f=0.284
(5)(−f1Fn)/f=0.67
(6)X1/f=0.680
(7)X2/f=0.700
この第4実施例の無限遠合焦状態の諸収差図を図8(a)に、最至近撮影距離状態の諸収差を図8(b)に示す。これらの各収差図から明らかなように、第4実施例では、各レンズ群とも非常に少ない枚数で構成しているにも関わらず、無限遠から近距離物点まで各収差とも良好に補正されていることが分かる。また、歪曲収差の変動も小さいことがわかる。
〔第5実施例〕
図9は、第5実施例に係る撮影レンズSL5の構成を示す図である。この図9の撮影レンズSL5は、図9の撮影レンズSL1と同様のレンズ構成を有しており、第1レンズ群G1は、物体側より順に、両凸レンズL11と両凹レンズL12との接合レンズを配置して前群G1Fを構成している。なお、接合レンズは正メニスカスレンズと負メニスカスレンズとを接合した構成とすることも可能である。負レンズの両凹レンズL12は、像面側の面を物体側に強い凸面で構成することにより、無限遠から近距離物点までのコマ収差と歪曲収差を補正している。そして、前群G1Fの像側に、物体側より順に、両凸レンズL13と両凹レンズL14との接合レンズを配置して後群G1Rを構成し、さらにその像面側に開口絞りSを配置している。このように物体側に負レンズ群である後群G1Rを配置することにより、合焦で第1レンズ群G1を繰り出した際の物体と両凸レンズL11との間隔が長くなるようにしている。開口絞りSは、第5実施例では、後群G1Rの像面側に配置しているが、前群G1Fと後群G1Rとの間に配置することも可能である。また、第2レンズ群G2に開口絞りSを配置して構成することも可能である。
第2レンズ群G2は、物体側より順に、両凹レンズL21、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL22、及び、両凸レンズL23の3枚から構成されている。第1レンズ群G1は、正の屈折力のため物体からの光束は収束して第2レンズ群G2に到達するため、負レンズの両凹レンズL21を配置して、一旦光束を発散させる。そして、その像側に正メニスカスレンズL22と両凸レンズL23とを配置することにより、球面収差やコマ収差を補正している。
第3レンズ群G3は、物体側より順に、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL31、及び、両凸レンズL32から構成され、長いバックフォーカスの確保と像面湾曲を補正している。なお、第3レンズ群G3は、正レンズと負レンズとの配置にしても構成は可能である。
そして、第5実施例では、各レンズ群に非球面を導入して、結像性能の向上を達成している。具体的には、両凹レンズL12の像側面を非球面にすることにより、無限遠から等倍までの歪曲収差の変動幅の縮小を達成している。また、両凸レンズL23の像側面を非球面にすることにより、無限遠から等倍までのコマ収差の変動を抑えている。さらに、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL31の像側面に非球面を導入することにより、像面湾曲を補正している。
以下の表13に、この第5実施例の諸元の値を掲げる。
(表13)
F.NO = 2.870
f = 40
ω = 20.504
Bf = 39.819

面番号 曲率半径 面間隔 屈折率 アッベ数
1 39.0832 3.5 1.882997 40.76
2 289.4752 1.5 1.516330 64.14
*3 13.0001 12.5
4 39.0426 6.1 1.699998 48.08
5 -14.3688 1.5 1.581439 40.75
6 193.6469 2.5
7 ∞ (d1) (開口絞りS)
8 -36.6799 1.4 1.755199 27.51
9 46.3094 1.7
10 -75.9583 3.3 1.729157 54.68
11 -28.3466 0.24
12 54.4214 3.9 1.729157 54.68
*13 -36.7891 (d2)
14 -134.9520 1.6 1.804000 46.57
*15 44.8591 1.0
16 95.5721 3.6 1.720000 41.98
17 -56.128 39.8
この第5実施例において、第3面、第13面、及び、第15面のレンズ面は非球面形状に形成されている。次の表14に、非球面のデータ、すなわち円錐定数κ及び各非球面定数A4〜A10の値を示す。
(表14)
κ A4 A6 A8 A10
第3面 1.0000 0.00000E+00 -4.37302E-09 0.00000E+00 0.OOOOOE+00
第13面 1.1778 0.00000E+00 0.00000E+00 0.00000E+00 0.OOOOOE+00
第15面 0.7665 0.00000E+00 0.00000E+00 0.OOOOOE+00 0.OOOOOE+00
この第5実施例において、物体と第1レンズ群G1との軸上空気間隔d0、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との軸上空気間隔d1、及び、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との軸上空気間隔d2は変倍に際して変化する。次の表15に、この第5実施例に係る撮影レンズSL5の無限遠合焦状態、中間撮影距離状態(撮影倍率−0.5倍状態)、及び、至近撮影距離状態(撮影倍率−1.0倍状態)における可変間隔を示す。
(表15)
無限遠 中間撮影距離 至近撮影距離
d0 − 77.055 36.881
d1 8.000 7.925 8.799
d2 2.000 16.714 31.500
次の表16に、この第5実施例における条件式対応値を示す。
(表16)
(1)(−f1F)/f1R=1.44
(2)f1R/f=1.091
(3)(−f3)/f1=4.03
(4)d/f=0.313
(5)(−f1Fn)/f=0.66
(6)X1/f=0.757
(7)X2/f=0.737
この第5実施例の無限遠合焦状態の諸収差図を図10(a)に、最至近撮影距離状態の諸収差を図10(b)に示す。これらの各収差図から明らかなように、第5実施例では、各レンズ群とも非常に少ない枚数で構成しているにも関わらず、無限遠から近距離物点まで各収差とも良好に補正されていることが分かる。また、歪曲収差の変動も小さいことがわかる。
SL(SL1〜SL5) 撮影レンズ
G1 第1レンズ群 G1F 前群 G1R 後群
G2 第2レンズ群 G3 第3レンズ群 G4 第4レンズ群 S 開口絞り
1 デジタル一眼レフカメラ(光学機器)

Claims (12)

  1. 物体側より順に、
    正の屈折力を有する第1レンズ群と、
    開口絞りと、
    正の屈折力を有する第2レンズ群と、
    負の屈折力を有する第3レンズ群と、を有し、
    無限遠から近距離物点に合焦する際に、前記第1レンズ群及び前記第2レンズ群が、それぞれ独立して光軸上を物体側に移動し、
    前記第1レンズ群は、物体側より順に、
    負の屈折力を有する前群と、
    正の屈折力を有する後群と、を有し、
    前記前群は、物体側より順に、正レンズと負レンズとから構成されることを特徴とする撮影レンズ。
  2. 前記前群の焦点距離をf1Fとし、前記後群の焦点距離をf1Rとしたとき、次式
    1.38 < (−f1F)/f1R < 3.00
    の条件を満足する請求項1に記載の撮影レンズ。
  3. 前記後群の焦点距離をf1Rとし、全系の無限遠合焦時の焦点距離をfとしたとき、次式
    0.50 < f1R/f < 1.20
    の条件を満足する請求項1または2に記載の撮影レンズ。
  4. 合焦に際し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が変化する、請求項1〜3いずれか一項に記載の撮影レンズ。
  5. 前記第1レンズ群の焦点距離をf1とし、前記第3レンズ群の焦点距離をf3としたとき、次式
    4.00 < (−f3)/f1 < 10.00
    の条件を満足する請求項1〜4いずれか一項に記載の撮影レンズ。
  6. 前記前群の最も像側のレンズ面と前記後群の最も物体側のレンズ面との光軸上の空気間隔をdとし、全系の無限遠合焦時の焦点距離をfとしたとき、次式
    0.20 < d/f < 0.33
    の条件を満足する請求項1〜5いずれか一項に記載の撮影レンズ。
  7. 前記第1レンズ群の前記前群を構成する前記負レンズの焦点距離をf1Fnとし、全系の無限遠合焦時の焦点距離をfとしたとき、次式
    0.40 < (−f1Fn)/f < 0.90
    の条件を満足する請求項1〜6いずれか一項に記載の撮影レンズ。
  8. 無限遠から最至近の物点に合焦する際の前記第1レンズ群の光軸上の移動量の絶対値をX1とし、全系の無限遠合焦時の焦点距離をfとしたとき、次式
    0.60 < X1/f < 0.90
    の条件を満足する請求項1〜7いずれか一項に記載の撮影レンズ。
  9. 無限遠から最至近の物点に合焦する際の前記第2レンズ群の光軸上の移動量の絶対値をX2とし、全系の無限遠合焦時の焦点距離をfとしたとき、次式
    0.70 < X2/f < 0.90
    の条件を満足する請求項1〜8いずれか一項に記載の撮影レンズ。
  10. 前記前群、前記後群、または、前記第2レンズ群内に、非球面レンズを有する請求項1〜9いずれか一項に記載の撮影レンズ。
  11. 請求項1〜10いずれか一項に記載の撮影レンズを備えた光学機器。
  12. 物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、開口絞りと、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群と、を有する撮影レンズの製造方法であって、
    無限遠から至近物点に合焦する際に、前記第1レンズ群及び前記第2レンズ群が、それぞれ独立して光軸上を物体側に移動するように配置し、
    前記第1レンズ群は、物体側より順に、
    負の屈折力を有する前群と、
    正の屈折力を有する後群と、を有し、
    前記前群は物体側より正レンズと負レンズとから構成されることを特徴とする撮影レンズの製造方法。
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