JPH09127415A - 2群ズームレンズ - Google Patents

2群ズームレンズ

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JPH09127415A
JPH09127415A JP7313628A JP31362895A JPH09127415A JP H09127415 A JPH09127415 A JP H09127415A JP 7313628 A JP7313628 A JP 7313628A JP 31362895 A JP31362895 A JP 31362895A JP H09127415 A JPH09127415 A JP H09127415A
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JP
Japan
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lens
group
negative
object side
focal length
Prior art date
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Pending
Application number
JP7313628A
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English (en)
Inventor
Kazunori Ono
和則 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B15/00Optical objectives with means for varying the magnification
    • G02B15/14Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
    • G02B15/142Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having two groups only
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B15/00Optical objectives with means for varying the magnification
    • G02B15/14Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
    • G02B15/142Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having two groups only
    • G02B15/1421Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having two groups only the first group being positive

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 正の前群G1 および負の後群G2 からなるコ
ンパクトな2群ズームレンズにおいて、後群G2 を負、
正、負のレンズ構成とすることにより、3倍程度の高倍
率化を達成しつつ、生産性の向上を図る。 【構成】 4枚のレンズL1〜L4 からなる前群G
1 と、3枚のレンズL5〜L7 からなる後群G2 とから
構成されており、後群G2 は、両面に非球面を有し、光
軸X上において物体側に強い曲率の面を向けた両凹のプ
ラスチックレンズからなる第5レンズL5、物体側に強
い曲率の面を向けた両凸レンズからなる第6レンズL6
および物体側に凹面を向けた負のメニスカスレンズから
なる第7レンズL7 を有するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スチルカメラや、
電子スチルカメラ用として好適な、変倍比が3倍程度の
コンパクトな2群ズームレンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりコンパクトカメラ用として正負
2群構成のズームレンズが、広く使用されており、最近
では、コンパクトカメラの高倍率化の要請に応じて3倍
程度のものも開発されている。この正負2群構成のズー
ムレンズは、ズーム機能を有しつつ、レンズ全長を短く
することができるという特長があり、コンパクトカメラ
用として特に適している。
【0003】上述した正負2群構成のズームレンズとし
ては、例えば特開平5−188293号や特開平6−3
591号等の各公報に記載されたもののように、全体と
して負の屈折力を有する後群のレンズ系の最も物体側の
レンズが正レンズにより構成されたものが知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な構成のものでは、全体として正の屈折力を有する前群
と、この後群の最初のレンズ(最も前群よりのレンズ)
がいずれも正の屈折力を有するため、特に高倍率化ある
いはコンパクト化対応のものでは、トータルとしての正
の屈折力は極めて強くなり、後群の負レンズ系との結像
倍率の差が拡大し、収差変動や偏芯精度を良好に保つこ
とが難しく、生産性を低下させる原因となっていた。
【0005】また、後群が負レンズ2枚で構成された、
特公平6−25825号等の公報に記載されたものが知
られているが、このレンズ系によれば、結像関係が改善
されてはいるものの、色消し効果が不十分なこともあっ
て変倍比が1.5倍程度の小さい値とされていた。本発
明はこのような事情に鑑みなされたもので、高倍率化や
コンパクト化の要求を満足させ得ると共に、生産性に優
れ、生産コストの安価な2群ズームレンズを提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の2群ズームレン
ズは、負の屈折力を有する後群G2 を、物体側より負レ
ンズL1、正レンズL2、負レンズL3 の順に配設するよ
うにして構成し、従来の正負2群ズームレンズの問題を
解決している。すなわち、本願発明の2群ズームレンズ
は、物体側より順に、正の屈折力を有する前群G1 と、
負の屈折力を有する後群G2 を配列してなり、該前群と
該後群との間隔を変えてレンズ全系の焦点距離を変化さ
せる2群ズームレンズであって、前記後群G2 が、物体
側より順に、負の屈折力を有する第1レンズLB1、正の
屈折力を有する第2レンズLB2 および物体側に凹面を
向けた負の第3レンズLB 3を配列してなることを特徴と
するものである。
【0007】また、このような2群構成のズームレンズ
において、前記第1レンズLB1 の近軸焦点距離を
B1、前記第2レンズLB2 の近軸焦点距離をfB2、広
角端のレンズ全系の焦点距離をfw および前記第2レン
ズLB2 の硝材のアッベ数をνB2とするとき下記条件式
(1)〜(3)を満足するように構成するのが望まし
い。 (1) −1.0<fw /fB1<−0.1 (2) 0.5<fw /fB2<1.7 (3) νB2<43.0 さらに、各レンズ群に各々非球面レンズを少なくとも1
枚配設したり、各レンズ群に各々プラスチックレンズを
少なくとも1枚配設するように構成するのが望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しつつ説明する。図1〜3には各実施例に係る
コンパクトな2群ズームレンズが示されている。すなわ
ち、このズ−ムレンズは、物体側より順に、全体として
正の屈折力を有する前群G1 と、負の屈折力を有する後
群G2 とからなり、ズーミング時に前群G1 と後群G2
は互いにその間隔を変えながら光軸Xに沿って移動する
(各図の下段に各群の移動軌跡を示す)ことにより、全
系の焦点距離fを変化させるとともに光束を結像面上に
効率良く集束させる(光軸Xと平行にレンズ系に入射し
た平行光束は結像位置Pに結像される)ようにしたズー
ムレンズである。また、前記後群G2 が、物体側より順
に、負の屈折力を有する後群第1レンズLB1、正の屈折
力を有する後群第2レンズLB2 および物体側に凹面を
向けた負の後群第3レンズLB3 を配列してなるように
構成されている。
【0009】また、前記後群第1レンズLB1 の近軸焦
点距離をfB1、前記後群第2レンズLB2 の近軸焦点距
離をfB2、広角端のレンズ全系の焦点距離をfw および
前記第2レンズLB2 の硝材のアッベ数をνB2 とすると
き下記条件式(1)〜(3)を満足する。 (1) −1.0<fw /fB1<−0.1 (2) 0.5<fw /fB2<1.7 (3) νB2<43.0
【0010】また、上述した各実施例のズームレンズで
は、前記前群G1 および後群G2 の各々の群に少なくと
も1枚の非球面レンズが配されるように構成し、さらに
は、前記前群G1 および後群G2 の各々の群に少なくと
も1枚のプラスチックレンズが配されるように構成して
いる。上述したように、本実施例の2群ズームレンズ
は、負の屈折力を有する後群G2 を物体側より負レンズ
B1、正レンズLB2、負レンズLB3 の順に配設するよ
うにしており、これにより従来の正負2群ズームレンズ
の問題を解決し、3倍程度の高倍率ズームレンズであり
ながら生産性の良いレンズ系を構成することができる。
【0011】次に、上記各式(1)〜(3)の技術的意
義を説明する。すなわち、上記条件式(1)は、後群G
1 の最も物体側のレンズLB1 の屈折力を規定するもの
であり、その下限を下まわれば、レンズ系の全長が大き
くなり、コンパクト化が図れなくなる。一方、上限を上
まわれば、レンズ系の全長は短くなり、コンパクト化と
いう点では望ましいが、後段のレンズLB2 レンズとLB
3 との間の関係において厳格な精度が要求されることと
なり望ましくない。また、上記条件式(2)は、後群G
2 を構成する正のレンズLB2 の屈折力を規定するもの
で、下限を下まわると、レンズ系の全長が長くなり、コ
ンパクト化が図れなくなり、さらに色収差や歪曲収差の
補正が劣化する。一方、上限を上まわるとコンパクト化
という点では有利であるが、部品精度の厳格が悪化され
たりする等の問題が生じる。
【0012】さらに、条件式(3)は、後群G2 を構成
する後群第2レンズLB2 の硝材のアッベ数νB2 に関す
るものであって、後群G2 中のレンズLB2 の屈折力と
色消条件を満たす範囲を規定するものであり、この上限
を上まわればレンズLB2 の屈折力が色収差補正のため
に強くなり過ぎて部品精度をより厳しくする必要が生じ
てしまう。また、上述したように各レンズ群G1、G2
に各々非球面レンズを配することで、高倍率化に伴なう
収差の劣化分をレンズの構成枚数を増加させることなく
補正することが可能となる。
【0013】さらに、上述したような各レンズ群G1
2 に各々プラスッチクレンズを少なくとも1枚配設す
ることで、コストの低減化をはかることが可能となる。
また、このプラスチックレンズを非球面化することでコ
スト低減を一層促進させることができる。また、各レン
ズ群G1 ,G2 に各々配したプラスチックレンズを屈折
力の符号が互いに異なるように設定すれば、温度変化に
伴なう結像位置の変動を小さくすることができ、温度変
化に敏感というプラスチックレンズの欠点を補償するこ
とが可能となる。
【0014】以下、各実施例について詳細に説明する。 <実施例1>この実施例1の2群ズームレンズは図1に
示すように4枚のレンズL1〜L4からなる前群G1 と、
3枚のレンズL5〜L7 からなる後群G2とから構成され
ており、前群G1 は、物体側に凹面を向けた負のメニス
カスレンズからなる第1レンズL1、物体側の面に非球
面を有する両凸のプラスチックレンズからなる第2レン
ズL2、結像面側に凹面を向けた負のメニスカスレンズ
からなる第3レンズL3 および結像面側に強い曲率の面
を向けた両凸レンズからなる第4レンズL4を有し、後
群G2は、両面に非球面を有し、光軸X上において物体
側に強い曲率の面を向けた両凹のプラスチックレンズか
らなる第5レンズL5、物体側に強い曲率の面を向けた
両凸レンズからなる第6レンズL6 および物体側に凹面
を向けた負のメニスカスレンズからなる第7レンズL7
を有するように構成されている。
【0015】次に、この実施例1にかかる2群ズームレ
ンズの各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの中心
厚および各レンズ間の空気間隔(以下、これらを総称し
て軸上面間隔という)D(mm)、各レンズのd線におけ
る、屈折率Nおよびアッベ数νの値を表1に示す。なお
表中の数字は物体側からの順番を表すものである(表3
および表5において同じ)。
【0016】また、表1中のR値の右側に*が付された
面は非球面とされており、下記式(A)中で表される非
球面形状であることを意味するものである(表3および
表5において同じ)。 Z=CY2/{1+(1−KC221/2} +A14+A26+A38+A410 (A) ただし、Z:光軸から高さYの非球面上の点より、非球
面頂点の接平面(光軸に垂直な平面)に下ろした垂線の
長さ(mm) C:非球面の近軸曲率 Y:光軸からの高さ(mm) K:離心率 A1〜A4:第4,6,8,10次の非球面係数
【0017】また、表2の上段には、上式(A)に示され
る非球面の各定数C,K,A1〜A4 の値を示す。さら
に、表2の中段には、広角端(W)、中間(M)および
望遠端(T)の各位置における、全系の焦点距離f′、
バックフォーカス長l′、F数、画角2ωおよび2つの
レンズ群G1、G2 の間隔が示されている。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】また、上記表2の下段に示すように、実施
例1における、前群G1 の焦点距離f1、後群G2 の焦
点距離f2、変倍比、後群G2 の第1番目のレンズ(第
5レンズL5)の近軸焦点距離fB1 および後群G2 の第
2番目のレンズ(第6レンズL6)の近軸焦点距離fB2
は上記表2の下段に示す如く設定されている。また、上
記表2の下段に示すように、fw/fB1=-0.6246、fw/
B2=1.1100、さらに表1に示すように、νB2(第6レ
ンズL6 のアッベ数)=35.5に設定されており、上式
(1)〜(3)は全て満足されている。
【0021】<実施例2>この実施例2の2群ズームレ
ンズは図2に示すように4枚のレンズL1〜L4からなる
前群G1 と、3枚のレンズL5〜L7 からなる後群G2
とから構成されている点で実施例1のものと同様であ
る。ただし、第2レンズL2 が結像面側に強い曲率の面
を有する両凸レンズとされ、また、第5レンズL5 は物
体側の面のみが非球面の負のメニスカスレンズとされ、
さらに第6レンズL6 は結像面側に強い曲率の面を向け
た両凸レンズとされている点で上記実施例1のものと異
なっている。
【0022】次に、この実施例2にかかる2群ズームレ
ンズの各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの中心
厚および各レンズ間の空気間隔(以下、これらを総称し
て軸上面間隔という)D(mm)、各レンズのd線におけ
る、屈折率Nおよびアッベ数νの値を表3に示す。ま
た、表4の上段には、上式(A)に示される非球面の各定
数C,K,A1〜A4 の値を示す。さらに、表4の中段に
は、広角端(W)、中間(M)および望遠端(T)の各
位置における、全系の焦点距離f′、バックフォーカス
長l′、F数、画角2ωおよび2つのレンズ群G1、G2
の間隔が示されている。
【0023】
【表3】
【0024】
【表4】
【0025】また、上記表4の下段に示すように、実施
例2における、前群G1 の焦点距離f1、後群G2 の焦
点距離f2、変倍比、後群G2 の第1番目のレンズ(第
5レンズL5)の近軸焦点距離fB1 および後群G2 の第
2番目のレンズ(第6レンズL6)の近軸焦点距離fB2
は上記表2の下段に示す如く設定されている。また、上
記表4の下段に示すように、fw/fB1=-0.4356、fw/
B2=0.6567、さらに表3に示すように、νB2(第6レ
ンズL6 のアッベ数)=31.2に設定されており、上式
(1)〜(3)は全て満足されている。
【0026】<実施例3>この実施例3の2群ズームレ
ンズは、図3に示すように5枚のレンズL1〜L5 からな
る前群G1 と、3枚のレンズL6〜L8 からなる後群G
2 とから構成されており、前群G1は、物体側に強い曲
率の面を向けた両凹レンズからなる第1レンズL1、物
体側に強い曲率の面を有する両凸のレンズからなる第2
レンズL2、物体側に強い曲率の面を有する両凹レンズ
からなる第3レンズL3(第2レンズL2と接合されて
いる)、物体側に強い曲率の面を向けた両凸レンズから
なる第4レンズL4 および結像面側に強い曲率の面を向
けた両凸レンズからなる第5レンズL5 を有し、後群G
2 は、両面に非球面を有し、光軸X上において結像面側
に強い曲率の面を向けた負のプラスチックレンズからな
る第6レンズL6、物体側に強い曲率の面を向けた両凸
レンズからなる第7レンズL7 および物体側に強い曲率
の面を向けた両凹レンズからなる第8レンズL8 を有す
るように構成されている。
【0027】次に、この実施例3にかかる2群ズームレ
ンズの各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの中心
厚および各レンズ間の空気間隔(以下、これらを総称し
て軸上面間隔という)D(mm)、各レンズのd線におけ
る、屈折率Nおよびアッベ数νの値を表5に示す。ま
た、表6の上段には、上式(A)に示される非球面式の各
定数C,K,A1〜A4 の値を示す。さらに、表6の中
段には、広角端(W)、中間(M)および望遠端(T)
の各位置における、全系の焦点距離f′、バックフォー
カス長l′、F数、画角2ωおよび2つのレンズ群G1
2 の間隔が示されている。
【0028】
【表5】
【0029】
【表6】
【0030】また、上記表6の下段に示すように、実施
例3における、前群G1 の焦点距離f1、後群G2 の焦
点距離f2、変倍比、後群G2 の第1番目のレンズ(第
6レンズL6)の近軸焦点距離fB1 および後群G2 の第
2番目のレンズ(第7レンズL7)の近軸焦点距離fB2
は上記表6の下段に示す如く設定されている。また、上
記表6の下段に示すように、fw/fB1=-0.7956、fw/
B2=1.5293、さらに表5に示すように、νB2(第7レ
ンズL7 のアッベ数)=35.3に設定されており、上式
(1)〜(3)は全て満足されている。
【0031】図4〜図6は上記実施例1の2群ズームレ
ンズの、図7〜図9は上記実施例2の2群ズームレンズ
の、図10〜図12は上記実施例3の2群ズームレンズ
の、各々広角端、中間および望遠端における諸収差(球
面収差、像面湾曲および歪曲収差)を示す収差図であ
る。これらの収差図から明らかなように、上述した各実
施例の2群ズームレンズによれば、広角端から望遠端の
いずれの位置においても各収差の補正を良好なものとす
ることができる。
【0032】なお、本発明のコンパクトな2群ズームレ
ンズとしては上記実施例のものに限られるものではな
く、例えば各レンズ群を構成するレンズの枚数や形状お
よび非球面レンズおよびプラスチックレンズの枚数や非
球面の形状は適宜選択し得る。例えば、前群を構成する
レンズとしては、全体として正の屈折力を有するように
構成する限り、その枚数を3枚あるいは5枚以上とする
ことが可能である。
【0033】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明の2群ズー
ムレンズによれば、正の前群および負の後群の2群構成
のうち後群を負、正、負のレンズ構成とすることでレン
ズ部品の精度条件を緩和しつつ諸収差を良好なものとす
ることが可能となるので、3倍程度の高倍率化を図りつ
つ、生産性の向上、生産コストの低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るレンズ基本構成(広角
端)を示す概略図
【図2】本発明の実施例2に係るレンズ基本構成(広角
端)を示す概略図
【図3】本発明の実施例3に係るレンズ基本構成(広角
端)を示す概略図
【図4】実施例1に係るレンズの広角端における収差図
【図5】実施例1に係るレンズの中間における収差図
【図6】実施例1に係るレンズの望遠端における収差図
【図7】実施例2に係るレンズの広角端における収差図
【図8】実施例2に係るレンズの中間における収差図
【図9】実施例2に係るレンズの望遠端における収差図
【図10】実施例3に係るレンズの広角端における収差
【図11】実施例3に係るレンズの中間における収差図
【図12】実施例3に係るレンズの望遠端における収差
【符号の説明】
1 〜L8 レンズ R1 〜R15 レンズ面の曲率半径 D1 〜D14 レンズ面間隔(レンズ厚) X 光軸 P 結像位置 i 絞り

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側より順に、正の屈折力を有する前
    群G1 と、負の屈折力を有する後群G2 を配列してな
    り、該前群と該後群との間隔を変えてレンズ全系の焦点
    距離を変化させる2群ズームレンズであって、 前記後群G2 が、物体側より順に、負の屈折力を有する
    第1レンズLB1、正の屈折力を有する第2レンズLB2
    および物体側に凹面を向けた負の第3レンズLB 3を配列
    してなることを特徴とする2群ズームレンズ。
  2. 【請求項2】 前記第1レンズLB1 の近軸焦点距離を
    B1、前記第2レンズLB2 の近軸焦点距離をfB2、広
    角端のレンズ全系の焦点距離をfw および前記第2レン
    ズLB2 の硝材のアッベ数をνB2 とするとき下記条件式
    (1)〜(3)を満足することを特徴とする請求項1記
    載の2群ズームレンズ。 (1) −1.0<fw /fB1<−0.1 (2) 0.5<fw /fB2<1.7 (3) νB2<43.0
  3. 【請求項3】 前記前群G1 および前記後群G2 の各々
    の群に少なくとも1枚の非球面レンズが配されることを
    特徴とする請求項1もしくは2記載の2群ズームレン
    ズ。
  4. 【請求項4】 前記前群G1 および前記後群G2 の各々
    の群に少なくとも1枚のプラスチックレンズが配される
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項記載
    の2群ズームレンズ。
JP7313628A 1995-11-06 1995-11-06 2群ズームレンズ Pending JPH09127415A (ja)

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