JPH0954836A - グラフィック描画システム - Google Patents

グラフィック描画システム

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JPH0954836A
JPH0954836A JP7208100A JP20810095A JPH0954836A JP H0954836 A JPH0954836 A JP H0954836A JP 7208100 A JP7208100 A JP 7208100A JP 20810095 A JP20810095 A JP 20810095A JP H0954836 A JPH0954836 A JP H0954836A
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hardware
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filling
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JP7208100A
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Takashi Yogi
尚 與儀
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OKINAWA NIPPON DENKI SOFTWARE KK
NEC Software Okinawa Ltd
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OKINAWA NIPPON DENKI SOFTWARE KK
NEC Software Okinawa Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グラフィック描画システムにおける多角形塗
り潰しの高速化。 【解決手段】 描画処理装置2は入力装置1から多角形
情報を受け取り、この多角形が描画用ハードウェア3に
よって1回で塗り潰し可能かどうかを調べる。1回で塗
り潰し不可能であった場合には、描画処理装置2は多角
形を描画用ハードウェア3が塗り潰し可能な図形に分割
し、分割した図形単位で描画用ハードウェア3により塗
り潰しを行う。さらに、描画用ハードウェア3で塗り潰
し可能な図形に分割できない場合でも、描画処理装置2
はその図形内で局所的に描画用ハードウェア3で塗り潰
し可能な部分を見つけ出し、従来1ライン単位の塗り潰
しを行っていた図形に対しても、描画用ハードウェア3
を利用した一括した塗り潰しを行うことにより、高速な
塗り潰しが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラフィック描画
システムに関し、特に、多角形塗り潰し機能を有するグ
ラフィック描画システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のグラフィック描画システ
ムにおける多角形塗り潰しでは、描画用ハードウェアの
持つ塗り潰し機能に応じて、与えられた多角形が描画用
ハードウェアの持つ塗り潰し機能と一致した図形の場
合、あるいは多角形が描画用ハードウェアで塗り潰し可
能な図形に分割可能な場合に限り、1回もしくは数回で
塗り潰しを行うが、そうでない図形の場合には、与えら
れた多角形を座標方向に1ライン単位に分解して、1ラ
イン単位での塗り潰しを行っている(1ライン単位の塗
り潰しは、描画用ハードウェアの有する最低限の機能で
ある)。
【0003】具体的な例を示せば、描画用ハードウェア
が台形塗り潰し機能を有する場合には図7,図8の多角
形は1回で塗り潰しが可能であるが、図9の多角形も三
角形1、三角形2に分割することにより、2回で塗り潰
しができる。
【0004】しがしながら、描画用ハードウェアが長方
形塗り潰し機能のみを有する場合には図7に示される多
角形は1回で塗り潰しが可能であるが、図8,図9で示
されるような多角形は長方形塗り潰し機能で塗り潰し可
能な図形には分割できないため、多角形を1ライン単位
に分解しなから塗り潰しを行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のグラフ
ィック描画システムにおける多角形塗り潰しでは、描画
用ハードウェアの持つ塗り潰し機能単位に図形を分割で
きない場合は、多角形を1ライン単位に分解しながら塗
り潰しを行うため、十分な性能が得られないという問題
がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のグラフィック描
画システムは、グラフィック描画システムにおける多角
形塗り潰しにおいて、入力装置から与えられる多角形情
報をもとに、描画用ハードウェアが一括して塗り潰し可
能な単位に図形を分割する手段と、描画用ハードウェア
で塗り潰し可能な単位に図形分割が行えない場合に局所
的に塗り潰し可能な部分を見つけ出す手段とを備え、描
画用ハードウェアの持つ塗り潰し機能により、分割した
図形または塗り潰し可能な部分単位で一括して塗り潰し
を行うことを特徴とする。
【0007】本発明のグラフィック描画方法は、入力装
置から多角形情報を受け取り、この多角形が描画用ハー
ドウェアによって1回で塗り潰し可能かどうかを調べ,
1回で塗り潰し不可能であった場合には、多角形を描画
用ハードウェアが塗り潰し可能な図形に分割し、分割し
た図形単位で描画用ハードウェアにより塗り潰しを行
い、描画用ハードウェアで塗り潰し可能な図形に分割で
きない場合、その図形内で局所的に描画用ハードウェア
で塗り潰し可能な部分を見つけ出し、描画用ハードウェ
アを利用して一括した塗り潰しを行うことを特徴とす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0009】図1は本発明の一実施の形態を示すブロッ
ク図である。図1に示すグラフィック描画システムは、
グラフィック描画情報を入力する入力装置1と、入力装
置1からの多角形情報を基に塗り潰し処理を制御する描
画処理装置2と、描画用ハードウェア3と、出力装置4
とから構成される。
【0010】描画処理装置2は図2に示されるフローチ
ャートに従って動作する。
【0011】次に、図1,図2を参照して、本実施の形
態の動作について説明する。
【0012】入力装置1から与えられた多角形情報は、
描画処理装置2に供給される。描画処理装置2は、与え
られた多角形が描画用ハードウェア3の持つ塗り潰し機
能と一致する図形かどうかを調べる(ステップA1,A
2)。一致した図形であった場合は、描画用ハードウェ
ア3を用いて出力装置4へ1回で多角形の塗り潰しを行
う(ステップA12)。
【0013】一方、ステップA2で、与えられた多角形
が描画用ハードウェア3の持つ塗潰し機能と一致しない
図形であった場合、描画処理装置2は与えられた多角形
情報をもとに、多角形の頂点または多角形の各辺の交点
と交わる水平線を境界として多角形を分割していく(ス
テップA3)。そして分割されたそれぞれの図形が描画
用ハードウェア3の持つ塗り潰し機能と一致する図形で
あった場合(ステップA4)、描画用ハードウェア3に
より、分割された図形単位で出力装置4に一括して塗り
潰しを行う(ステップA5)。
【0014】また分割された図形が描画用ハードウェア
3の持つ塗り潰し機能と一致しない場合には、描画用ハ
ードウェア3で塗り潰し可能な局所的な部分を見つけ出
すために、その図形を構成する各線分において、それぞ
れの線分の持つΔX(Y軸方向の増分に対するX方向の
増分)≠0となる点と交わる水平線を境界として図形を
分解していく(ステップA7)。そして分解された部分
単位が描画用ハードウェア3の持つ塗り潰し機能と一致
した図形であれば、描画用ハードウェア3により塗り潰
し可能な部分が見つかったと判断し(ステップA8)、
描画用ハードウェア3により、部分単位ごとに出力装置
4に一括して塗り潰しを行う(ステップA10)。
【0015】ステップA7,A8において描画用ハード
ウェア3で塗り潰し可能な部分が見つけ出せなかった場
合には、図形を1ライン単位に分解しながら塗り潰しを
行う(ステップA9)。
【0016】[実施例]具体例として描画用ハードウェ
ア3が台形塗り潰し機能を有する場合、長方形塗り潰し
機能を有する場合について、本発明の実施例を図3の多
角形で説明する。
【0017】まず、描画用ハードウェアが台形塗り潰し
機能を有する場合であるが、図3に示される図形の多角
形情報が入力装置1から与えられたとする。描画処理装
置2はその多角形が描画用ハードウェアによって1回で
塗り潰し可能な図形かどうかを調べる。しかし、この図
形は台形塗り潰し機能では1回で塗り潰しできないの
で、頂点b,dと交わる水平線を境界として三角形1、
台形1、三角形2に図形を分割する。描画用ハードウェ
アは台形塗り潰し機能を有するので、三角形1、台形
1、三角形2の2回の塗り潰しで与えられた多角形の塗
り潰しが完了する。
【0018】次に、描画用ハードウェアが長方形塗り潰
し機能のみを有する場合であるが、図3に示される図形
は長方形塗り潰し機能を用いて1回で塗り潰すことがで
きない。また、この図形を前述した三角形1、台形1、
三角形2に分割した場合でも、描画用ハードウェアの持
つ長方形塗り潰し機能では1回で塗り潰すことはできな
い。
【0019】図3の三角形1に対して、図4に示される
ように線分a−b、および線分a−cを、それぞれの線
分のもつΔX≠0となる点と交わる水平線を境界として
さらに分解していく。図4においてはb1,b2,c
1,c2,c3の各点が線分a−b、および線分a−c
におけるΔX≠0となる点であり、それぞれの点と交わ
る水平線により三角形1は長方形1〜長方形4に分割さ
れる。描画用ハードウェアは長方形塗り潰し機能を有す
るので、長方形1〜長方形4の4回の塗り潰しを行うこ
とで、図3の三角形1に対する塗り潰しが完了する。
【0020】同様に図3における台形1、三角形2に対
しては、それぞれ図5,図6で示される長方形単位に図
形の部分的な分割が行われる。描画用ハードウェアの持
つ長方形塗り潰し機能により、それぞれの長方形を一括
して塗り潰すことで、従来の技術に比べて、より高速な
塗り潰しが実現できる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、与えら
れた多角形を描画用ハードウェアの持つ塗り潰し機能単
位に分割する手段に加えて、描画用ハードウェアのもつ
塗り潰し機能では1回で塗り潰せない図形に対しても、
局所的に塗り潰し可能な部分を見つけ出す手段を備える
ことで、分割した図形もしくは見つけ出した塗り潰し可
能な部分単位で描画用ハードウェアによる一括した塗り
潰しを行うことで、従来の技術に比べて、より高速な塗
り潰しが実現できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すブロック図であ
る。
【図2】図1中の描画処理装置の動作を示すフローチャ
ートである。
【図3】本発明の実施例により塗り潰しされる図形を例
示する図である。
【図4】本発明の実施例により塗り潰しされる図形を例
示する図である。
【図5】本発明の実施例により塗り潰しされる図形を例
示する図である。
【図6】本発明の実施例により塗り潰しされる図形を例
示する図である。
【図7】描画用ハードウェアが長方形塗り潰し機能、台
形塗り潰し機能を有する場合に1回で塗り潰し可能な多
角形を例示する図である。
【図8】描画用ハードウェアが台形塗り潰し機能を有す
る場合に1回で塗り潰し可能な多角形を例示する図であ
る。
【図9】描画用ハードウェアが台形塗り潰し機能を有す
る場合に2回で塗り潰し可能な多角形を例示する図であ
る。
【符号の説明】
1 入力装置 2 描画処理装置 3 描画用ハードウェア 4 出力装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グラフィック描画システムにおける多角
    形塗り潰しにおいて、入力装置から与えられる多角形情
    報をもとに、 描画用ハードウェアが一括して塗り潰し可能な単位に図
    形を分割する手段と、描画用ハードウェアで塗り潰し可
    能な単位に図形分割が行えない場合に局所的に塗り潰し
    可能な部分を見つけ出す手段とを備え、描画用ハードウ
    ェアの持つ塗り潰し機能により、分割した図形または塗
    り潰し可能な部分単位で一括して塗り潰しを行うことを
    特徴とするグラフィック描画システム。
  2. 【請求項2】 入力装置から多角形情報を受け取り、こ
    の多角形が描画用ハードウェアによって1回で塗り潰し
    可能かどうかを調べ,1回で塗り潰し不可能であった場
    合には、多角形を描画用ハードウェアが塗り潰し可能な
    図形に分割し、分割した図形単位で描画用ハードウェア
    により塗り潰しを行い、描画用ハードウェアで塗り潰し
    可能な図形に分割できない場合、その図形内で局所的に
    描画用ハードウェアで塗り潰し可能な部分を見つけ出
    し、描画用ハードウェアを利用して一括した塗り潰しを
    行うことを特徴とするグラフィック描画方法。
  3. 【請求項3】 与えられた多角形が描画用ハードウェア
    の持つ塗り潰し機能と一致する図形かどうかを調べる第
    1ステップと、 前記第1ステップの判断で一致した図形であった場合
    は、描画用ハードウェアを用いて出力装置へ1回で多角
    形の塗り潰しを行う第2ステップと、 前記第1ステップの判断で、与えられた多角形が描画用
    ハードウェアの持つ塗潰し機能と一致しない図形であっ
    た場合、与えられた多角形情報をもとに、多角形の頂点
    または多角形の各辺の交点と交わる水平線を境界として
    多角形を分割していく第3ステップと、 前記第3ステップで分割されたそれぞれの図形が描画用
    ハードウェアの持つ塗り潰し機能と一致する図形かどう
    か判断する第4ステップと、 前記第4ステップの判断で一致する図形であった場合、
    描画用ハードウェアにより、分割された図形単位で出力
    装置に一括して塗り潰しを行う第5ステップと、 分割された図形が描画用ハードウェアの持つ塗り潰し機
    能と一致しない場合には、描画用ハードウェアで塗り潰
    し可能な局所的な部分を見つけ出すために、その図形を
    構成する各線分において、それぞれの線分の持つΔX
    (Y軸方向の増分に対するX方向の増分)≠0となる点
    と交わる水平線を境界として図形を分解していく第6ス
    テップと、 前記第6ステップで分解された部分単位が描画用ハード
    ウェアの持つ塗り潰し機能と一致した図形であれば、描
    画用ハードウェアにより塗り潰し可能な部分が見つかっ
    たと判断する第7ステップと、 描画用ハードウェアにより、部分単位ごとに出力装置に
    一括して塗り潰しを行う第9ステップと、 前記第6,第7ステップにおいて描画用ハードウェアで
    塗り潰し可能な部分が見つけ出せなかった場合、図形を
    1ライン単位に分解しながら塗り潰しを行う第10ステ
    ップとを含むことを特徴とするグラフィック描画方法。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61248172A (ja) * 1985-04-26 1986-11-05 Hitachi Ltd 図形塗りつぶし方式

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61248172A (ja) * 1985-04-26 1986-11-05 Hitachi Ltd 図形塗りつぶし方式

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