JPH0765151A - 図形編集装置 - Google Patents

図形編集装置

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JPH0765151A
JPH0765151A JP21373193A JP21373193A JPH0765151A JP H0765151 A JPH0765151 A JP H0765151A JP 21373193 A JP21373193 A JP 21373193A JP 21373193 A JP21373193 A JP 21373193A JP H0765151 A JPH0765151 A JP H0765151A
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JP
Japan
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road
thickness
pattern
data
background
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JP21373193A
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Yoshitake Inoue
喜勇 井上
Hiroyuki Koreeda
浩行 是枝
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】道路の交差部の入力,編集を簡単化すること。 【構成】道路データ取得処理は道路の始点,終点位置、
道路の太さ、道路を表す線の太さを取得する。道路描画
処理は道路の始点,終点を両端とし、道路の太さを幅と
する矩形を道路輪郭線のパターンで塗りつぶし
{A)}、始点,終点に道路の太さの直径の円を道路輪
郭線のパターンで塗りつぶす{B)}。次いで道路の始
点,終点を両端とし、道路の太さから道路を表す線の太
さを引いた道路内側の太さを幅とする矩形を道路内部の
パターンで塗りつぶし{C)}、始点,終点に道路内側
の太さの直径の円を道路内部のパターンで塗りつぶす
{D)}ことにより、道路を描画する。 【効果】道路の交差部が道路内部のパターンで抜けて描
画され、編集時の交差部分への特殊処理が不用となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主に図形を入力,編集す
る図形編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な図形編集装置は、 1)線分,折線,円,円弧等の図形プリミティブを入力
する機能、 2)文字列を入力する機能、 3)図形プリミティブ内部を塗りつぶす機能 を持つ。
【0003】これらの図形プリミティブは、一般的には
例えば表1に示すような位置、あるいは内容を指定する
ことにより、入力できる。
【0004】
【表1】
【0005】これらの機能を使用することにより、図2
に示したような線画による地図を作成することが可能で
ある。
【0006】この場合、従来の一般的な図形編集装置で
は、道路という図形プリミティブは提供していなかった
ので、ユーザは例えば2本の線分と円弧を組み合わせて
道路としていた。また、交差点の前後では線分を分けて
入力することになる。この方法では、n個の十字交差点
を持つ道路は、(n+1)×2本の線分に分かれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように道路をいく
つかの線分の組合せで表現する場合、次のような問題が
発生する。
【0008】例えば、交差点を持つ道路を移動させる場
合、図3に示すように (1)移動対象の道路を表すプリミティブを移動 (2)交差道路のプリミティブの端点を移動 の2種類の操作が必要となる。
【0009】このように、従来の図形編集装置では、道
路を移動したり、削除しようとした場合には、 a)組み合わせているすべての図形プリミティブをまと
めて操作する必要がある。
【0010】b)場合により、交差している他の道路の
図形プリミティブも修正する必要がある。
【0011】という問題があった。
【0012】上述のように、交差点の数に応じて道路を
構成する図形プリミティブ数は増加する。このため、交
差点の数が増えるに従って手間が増大し、編集が困難と
なっていた。
【0013】また、図形プリミティブが多くなると、そ
れに伴って記憶しなければならない図形データ量も増加
する。図2に示したような簡単な地図を例にとると、5
本の道路を表現するために24本の線分データを記憶す
る必要がある。
【0014】このように、従来の図形編集装置で地図を
作成すると、図形データ量が非常に多くなるという問題
があった。
【0015】従って、本発明の目的は、上記のような問
題を解決し、ユーザの利便とデータ記憶の効率を向上さ
せた図形編集装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
め、本発明の図形編集装置では道路パターンという図形
プリミティブを用意し、従来の図形プリミティブを組み
合わせて道路パターンを描画する手段を設けている。
【0017】具体的には、多角形を塗りつぶして描画す
る多角形塗りつぶし手段、を少なくとも有する図形編集
装置において、道路の始点,終点位置、道路の太さを指
定する道路太さ、道路を表す2本の線の太さである道路
輪郭線太さの各データを取得する道路データ取得手段を
用意し、さらに、道路データ取得手段で取得したすべて
の道路パターンデータの始点,終点を両端とし、道路太
さを幅とする矩形を多角形塗りつぶし手段により道路輪
郭線を表わすパターンで塗りつぶして描画する道路背景
描画手段、道路データ取得手段で取得したすべての道路
パターンデータの始点,終点を両端とし、道路太さから
輪郭線太さの2倍を差し引いた道路内側の太さ幅とする
矩形を多角形塗りつぶし手段により道路内部を表わすパ
ターンで塗りつぶして描画する道路内部描画手段、道路
背景描画手段,道路内部描画手段を順次呼び出す道路図
形描画手段を用意している。
【0018】ここで述べた道路データ取得手段で取得す
るもととなるデータの一部あるいは全部は、ユーザが入
力しても良く、また装置規定の値でもよい。
【0019】また、図2の例のように道路端を半円など
で描画する場合もある。この場合には、上記の前提条件
に加えて、円を塗りつぶして描画する円塗りつぶし手段
を有する図形編集装置であれば、円塗りつぶし手段によ
り、道路データ取得手段で取得したすべての道路パター
ンデータの始点,終点を中心とし、道路太さの2分の1
を半径とする円を道路輪郭線を表わすパターンで塗りつ
ぶして描画する道路端背景描画手段、円塗りつぶし手段
により、道路データ取得手段で取得したすべての道路パ
ターンデータの始点,終点を中心とし、道路太さから輪
郭線太さの2倍を差し引いた道路内側の太さの2分の1
を半径とする円を道路内部を表わすパターンで塗りつぶ
して描画する道路端内部描画手段を用意し、道路図形描
画手段は、道路内部描画手段を呼出す前に道路端背景描
画手段を、道路端背景描画手段を呼出した後に道路端内
部描画手段を呼び出すようにする。
【0020】なお、本発明において具備することが前提
条件である多角形塗りつぶし手段、円塗りつぶし手段
は、複数の描画手段の組み合わせでも良く、例えば、多
角形の描画手段と、その内部の塗りつぶし手段があれ
ば、それを組み合わせて多角形塗りつぶし手段とすれば
よい。
【0021】また、道路背景描画手段,道路内部描画手
段は、指定された始点,終点を結ぶ直線を中心軸とし、
それと直交する方向に指定された太さを持つ矩形の4頂
点の位置を算出する矩形頂点算出手段をもち、該手段に
より求めた4頂点と塗りつぶしパターンを多角形塗りつ
ぶし手段に与えるようにしている。
【0022】
【作用】道路端に円弧を描画する場合を例に作用を説明
する。
【0023】道路データ取得手段により、道路の位置,
太さ,道路輪郭線の太さが取得される。これを纏めて道
路パターンデータと呼称する。
【0024】道路図形描画手段は、取得された道路パタ
ーンデータを基に道路背景描画手段、次いで道路端背景
描画手段を呼び出す。道路背景描画手段は、ユーザが指
定したすべての道路位置に、道路輪郭線のパターンで塗
りつぶした道路(道路背景)を描画し、道路端背景描画
手段は、ユーザが指定したすべての道路の両端位置に、
道路輪郭線のパターンで塗りつぶした円(道路端背景)
を描画する。
【0025】道路図形描画手段は、それに続いて道路内
部描画手段、道路端内部描画手段を呼び出す。道路内部
描画手段は、道路背景描画手段が描画した道路の内側を
道路内部のパターンで塗りつぶす。塗りつぶす幅は道路
背景の幅より輪郭線の太さだけ狭くなっており、しかも
道路背景と中心軸を同じくしているために、道路背景は
輪郭線の太さだけ残る。この後、道路端内部描画手段
が、同様に道路端内部を道路内部のパターンで塗りつぶ
し、道路端背景は、輪郭線の太さだけ残る。
【0026】道路が十字の交差を持つ場合、交差部分は
道路背景が道路輪郭線のパターンで塗りつぶされた後に
内部を道路内部のパターンで塗られる。従って、交差部
分は常に十字型に道路内部のパターンで抜けて描画され
る。このように、本発明の道路図形描画手段を用いた場
合、任意の複数の道路の交差において自動的に交差部の
中央が道路内部のパターンで抜けるので、描画に際して
交差の有無による特殊処理は不用となる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の一実施例の図形編集装置につ
いて、図面を用いて説明する。
【0028】図4に本発明の一実施例の図形編集装置の
ハードウェア構成を示す。個々で、1は演算処理装置
(CPU)、2は記憶装置(MEM)、3は入力装置
(KB)、4は表示制御装置(CRTC)、5は表示装
置(CRT)、6は印刷装置(PRT)である。
【0029】CPU1は、MEM2上のプログラム,デ
ータに基づいて処理を実行する。また、KB3からユー
ザの入力を受け付ける。
【0030】CRTC4は、CPU1と独立して動作
し、MEM2上に置かれた表示用のデータを表示用の信
号に変換してCRT5に送る。CRT5はCRTC4か
らの信号に基づいて表示を行う。
【0031】PRTは、CPU1の制御に従い、MEM
2上の印刷用のデータを印刷する。
【0032】図5に、本発明の一実施例の図形編集装置
で、道路の編集に関わるプログラム,データの構成を示
す。プログラムはデータの入力,編集を行う編集プログ
ラムと、入力されたデータをもとに演算処理を行い、C
RT5への表示データ、あるいはPRT6への印刷デー
タを生成する描画プログラムに分かれる。メモリ上のデ
ータには、ユーザの入力した道路のデータを保持する道
路パターンデータ60と、表示データを保持する表示バ
ッファ80、印刷データを保持する印刷バッファ90が
ある。
【0033】道路パターンデータ60は、道路の位置を
示す始点S61、終点E62、道路太さD63、道路を
表す2本の線の太さである輪郭線太さd64を項目とし
て保持するテーブルと、テーブル上に設定されているデ
ータ数を保持する設定済みデータ数70で構成される。
道路太さD63と輪郭線太さd64の対応関係を図6に
示す。
【0034】道路データが1つも設定されていないとき
は、設定済みデータ数70には0がセットされる。
【0035】編集プログラムには、ユーザの入力を受け
付け、道路パターンデータを生成する道路入力20があ
る。
【0036】描画プログラムには、頂点座標(始点,終
点を含む)と、線パターンを与えることにより、多角
形、あるいは折線を描画する多角形描画30、円弧の通
過点座標と線パターンを与えることにより円弧を描画す
る円弧描画31、中心の座標と半径、及び線パターンを
与えることで円を描画する円描画32、各描画処理で描
画した線図形の内部を指定された面パターンで塗りつぶ
す図形塗りつぶし33がある。これらの処理は、メモリ
2上に置かれた制御情報を基に、表示を行うときには表
示バッファに、印刷を行う場合には印刷バッファにそれ
ぞれ描画を行う。従って、これらの描画プログラム30
〜33を呼び出す側では、印刷なのか、表示なのかは特
に区別しない。処理30〜33は従来の技術にて説明し
たように一般的な図形編集装置で提供されている機能
で、公知な技術で実現されており、本発明と本質的な関
連はないため詳細な説明は省略する。
【0037】描画プログラムとしては、更に処理30〜
33を利用して道路を描画する道路描画40がある。道
路描画40は、矩形頂点算出42、データ取得43、道
路背景描画44、道路端背景描画46、道路内部描画4
8、道路端内部描画50の各処理から構成される。
【0038】以下、これらの編集プログラム、及び描画
プログラムの動作について詳細に説明する。なお、本実
施例の図形編集装置では、道路は図形プリミティブの1
種として扱われ、1つの編集画面上に他の図形プリミテ
ィブと混在した状態で表示,入力,編集が行える。
【0039】本実施例の図形作成装置では、入力済み図
形データのCRT5への表示と、各図形プリミティブの
入力あるいは編集操作の受け付けを交互に行っている。
道路入力60は、ユーザが道路の入力を指示した際に起
動される。起動されると、道路の始点を入力する処理を
行う。図7に示すように画面上に矢印のカーソルを表示
し、ユーザのカーソル移動操作に応じてカーソルが移動
する。また、KB3にある改行キーが操作されると、道
路の終点を入力する処理に移行する。
【0040】道路の終点を入力する処理は、図8に示し
たように、図7の画面で指定した始点位置からカーソル
位置までのラインを表示し、ユーザのカーソル移動操作
に応じてカーソルが移動する。また、KB3にある改行
キーが操作されると、道路の太さ、輪郭線の太さを入力
する処理に移行する。
【0041】道路の太さ、輪郭線の太さを入力する処理
は、図9に示したようにそれぞれ入力枠を表示し、数値
入力を受け付ける。その後、KB3にある実行キーを入
力すると、それ迄に入力された始点,終点および道路の
太さ、輪郭線の太さをそれぞれ道路パターンデータ60
に設定し、設定済みデータ数70を更新して道路入力2
0を終了する。
【0042】一連の入力が終了すると表示を行うために
表示処理が呼ばれ、図10に示したように、今入力した
データを含め、道路パターンデータ60に設定されてい
る全ての道路が画面に再描画される。表示処理の流れは
後述する。
【0043】ユーザが編集操作の移動,削除を指定し、
対象図形として道路を指示すると、その道路の移動,削
除が行われる。機能指定,対象図形指示の操作は他の図
形と同じであり、一般的な処理なので詳細な説明は省略
する。道路の削除の場合は、指定された道路に対応する
道路パターンデータ60がテーブル上から削除され、設
定済みデータ数70が削除したデータ数だけ減じられ
る。移動の場合は、指定された道路に対応する道路パタ
ーンデータ60の始点S61、終点E62を移動後の値
に更新する。いずれの編集操作の場合でも、処理終了後
には表示処理が呼ばれ、編集により更新された内容に基
づいて、道路が画面表示される。
【0044】以上述べたように、編集に際しては操作を
行う対象の道路パターンデータ60の項目を更新するだ
けでよく、交差している他の道路の道路パターンデータ
60や図形プリミティブのデータの更新,操作は不用で
ある。
【0045】つぎに、この道路パターンデータ60に基
づいて表示,印刷する処理の流れについて説明する。
【0046】表示処理の流れを図11に示す。まずステ
ップ101で道路描画40を呼出し、道路パターンデー
タ60に設定されているすべての道路を対象として表示
バッファ80に表示データを作成する。次いで、ステッ
プ102で他の図形プリミティブについて表示バッファ
に表示データを作成する処理を呼出し、表示処理を終了
する。
【0047】印刷処理は、入力,編集操作受け付け時に
ユーザが印刷を指示した場合に起動される。この流れを
図12に示す。
【0048】まずステップ201で道路描画40を呼出
し、道路パターンデータ60に設定されているすべての
道路を対象として印刷バッファ80に印刷データを作成
する。次いで、ステップ202で他の図形プリミティブ
について印刷バッファに印刷データを作成する処理を呼
出し、印刷処理を終了する。
【0049】道路描画40の流れを図13に示す。道路
描画40は、ステップ301で道路背景描画44を呼出
し、次いでステップ302で道路端背景描画46を呼び
出す。そしてステップ303で道路内部描画48を呼出
し、最後にステップ304で道路端内部描画50を呼び
出して処理を終了する。各描画処理はデータ取得43を
呼び出すことにより道路パターンデータ60を取得す
る。以下の説明にて、道路パターンデータ60を取得す
るという記述は、すべてデータ取得43を呼び出すこと
を意味する。
【0050】以下、道路描画40が呼び出すこれら4つ
の処理を、呼出し順に説明する。
【0051】道路背景描画44の流れを図14に示す。
まずステップ401でインデックス変数iの値を1に初
期設定し、次にステップ402でiと設定済みデータ数
70の値を比較する。その結果iの値の方が大きい場合
には、道路背景描画44を終了する。
【0052】ステップ402でiが設定済みデータ数7
0より小さいか等しい場合には、ステップ403以降の
処理を実行する。ステップ403では、道路パターンデ
ータ60のi番目のテーブルの各項目、すなわち始点S
61、終点E62、道路太さD63、輪郭線太さd64
を取得する。次いで、ステップ404で始点S61、終
点E62、道路太さD63をパラメータとして矩形頂点
算出42を呼出し、始点S61、終点E62を両端と
し、道路太さD63の幅を持つ矩形の4頂点の座標P
1,P2,P3,P4を計算する。その後ステップ40
5で多角形描画30を呼び出して、ステップ404で求
めたP1,P2,P3,P4を頂点とする矩形を、道路
の輪郭線を表わすパターンである黒実線で描画し、ステ
ップ406で、矩形内部を同じく道路の輪郭線を表わす
黒のベタパターンで塗りつぶす。そして、ステップ40
7でインデックス変数iを1増やしてステップ402に
戻る。
【0053】矩形頂点算出42は、2座標S,Eと幅D
を入力パラメータとして、図15に示したような矩形の
頂点P1,P2,P3,P4の座標を算出する。その演
算処理を以下説明する。
【0054】各点の座標をS(xs,ys)、E(x
e,ye)、でそれぞれ表すと、 P1=(xs−t,ys+u) P2=(xs+t,ys−u) P3=(xe+t,ye−u) P4=(xe−t,ye+u) となる。但しt,uは、
【0055】
【数1】
【0056】
【数2】
【0057】
【数3】
【0058】である。矩形頂点算出42は、各点の座標
を算出し、その結果を出力パラメータとして返す。
【0059】道路端背景描画46の流れを図16に示
す。まずステップ501でインデックス変数iの値を1
に初期設定し、次にステップ502でiと設定済みデー
タ数70の値を比較する。その結果iの値の方が大きい
場合には、道路端背景描画46を終了する。
【0060】ステップ502でiが設定済みデータ数7
0より小さいか等しい場合には、ステップ503以降の
処理を実行する。ステップ503では、道路パターンデ
ータ60のi番目のテーブルの各項目、すなわち始点S
61、終点E62、道路太さD63、輪郭線太さd64
を取得する。次いで、ステップ504で円描画32を呼
び出して、中心が始点S61、半径が(道路太さD63
×0.5)の円を、道路の輪郭線を表わすパターンであ
る黒の実線で描画し、ステップ505で円内部を、同じ
く道路の輪郭線を表わす黒のベタパターンで塗りつぶ
す。そして、ステップ506で円描画32を呼び出し
て、中心が終点E62、半径が(道路太さD63×0.
5)の円を同様に黒実線で描画し、ステップ507で円
内部を黒のベタパターンで塗りつぶす。最後に、ステッ
プ508でインデックス変数iを1増やしてステップ5
02に戻る。
【0061】道路内部描画48の流れを図17に示す。
まずステップ601でインデックス変数iの値を1に初
期設定し、次にステップ602でiと設定済みデータ数
70の値を比較する。その結果iの値の方が大きい場合
には、道路内部描画48を終了する。
【0062】ステップ602でiが設定済みデータ数7
0より小さいか等しい場合には、ステップ603以降の
処理を実行する。ステップ603では、道路パターンデ
ータ60のi番目のテーブルの各項目、すなわち始点S
61、終点E62、道路太さD63、輪郭線太さd64
を取得する。次いで、ステップ604で図に示した演算
によりD2を求め、ステップ605で始点S61、終点
E62、太さD2をパラメータとして矩形頂点算出42
を呼出し、始点S61、終点E62を両端とし、D2の
幅を持つ矩形の4頂点の座標P1,P2,P3,P4を
計算する。その後ステップ606で多角形描画30を呼
び出して、ステップ605で求めたP1,P2,P3,
P4を頂点とする矩形を、道路内部を表わすパターンで
ある白の実線で描画し、ステップ607で、矩形内部
を、同じく道路内部を表わす白のベタパターンで塗りつ
ぶす。そして、ステップ608でインデックス変数iを
1増やしてステップ602に戻る。
【0063】道路端内部描画50の流れを図18に示
す。まずステップ701でインデックス変数iの値を1
に初期設定し、次にステップ702でiと設定済みデー
タ数70の値を比較する。その結果iの値の方が大きい
場合には、道路端内部描画50を終了する。
【0064】ステップ702でiが設定済みデータ数7
0より小さいか等しい場合には、ステップ703以降の
処理を実行する。ステップ703では、道路パターンデ
ータ60のi番目のテーブルの各項目、すなわち始点S
61、終点E62、道路太さD63、輪郭線太さd64
を取得する。次いで、ステップ704で図に示した演算
によりD2を求め、ステップ705で円描画32を呼び
出して、中心が始点S61、半径が(D2×0.5)の
円を白実線で描画し、ステップ706で円内部を白のベ
タパターンで塗りつぶす。そして、ステップ707で円
描画32を呼び出して、中心が終点E62、半径が(D
2×0.5)の円を白実線で描画し、ステップ708で
円内部を黒のベタパターンで塗りつぶす。最後に、ステ
ップ709でインデックス変数iを1増やしてステップ
702に戻る。
【0065】以上説明した道路描画40による描画の過
程を図1を用いて説明する。図2で例示した地図の道路
を本発明の図形編集装置で入力し、表示させた場合、ま
ず、各道路が黒のベタパターンで表示され{A)}、そ
の後、各道路の両端に黒ベタの円が描かれる{B)}。
続いて道路の内部が白く塗られ{C)}、最後に各道路
の両端の円の中が白く塗られて{D)}処理を終了す
る。
【0066】なお、本実施例の図形編集装置では、各道
路の両端に円を描画しているが、道路端に描画するのは
円に限る必然性はなく、例えば円の代わりに黒線を描画
して道路の端を塞いだり、あるいは白線を描画して道路
の端を開放することも可能である。
【0067】また、本実施例の図形編集装置では、道路
の背景描画と道路端の背景描画を別々に行い、道路内部
と道路端内部の描画も別々に行うために、図1に示した
ように4段階の描画処理となっているが、各道路パター
ンデータに対して道路背景と道路端背景の描画を1度に
行わせてもよい。この場合は、描画の過程としてはB)
とD)のみとなる。
【0068】塗りつぶしのパターンは本実施例において
は背景は黒ベタ、内部は白ベタとしたが、道路として区
別できればどのような色、並びにパターンを使用しても
構わない。また、道路の形状も矩形のみとしているが、
中心となる曲線と太さを指定して帯状の図形(以下帯図
形と称する)を描画する機能があれば、道路の太さを持
つ帯図形を黒ベタで描画し、道路の内側の太さを持つ帯
図形を中心線を共通にして白ベタで描画することにより
曲線の道路も描画できる。
【0069】
【発明の効果】本発明の図形編集装置では、次のような
効果がある。
【0070】1)道路の交差部分は道路内部のパターン
で塗りつぶされて描画されるので、交差点での特殊処理
が不用である。従って、道路パターンデータを削除、あ
るいはデータの変更などを行っても、他の道路パターン
データを含む図形データの修正は不用で、編集処理が簡
単化される。
【0071】2)道路パターンデータは道路の形状と位
置の情報で構成されており、データ量は通常の線分デー
タよりわずかに多い程度で、図形データの増大を招かな
い。また、従来の線分による道路の表現の場合に発生す
る、道路の交差によるデータ量の増大が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の図形編集装置での道路描画
の様子の説明図である。
【図2】一般的な地図の例を示す図である。
【図3】線分の組合せで道路を表現した場合の編集操作
例の説明図である。
【図4】本発明の一実施例の図形編集装置の構成図であ
る。
【図5】本発明の一実施例の図形編集装置で、道路の編
集に関わるプログラム,データの構成図である。
【図6】道路太さと輪郭線太さの対応関係の説明図であ
る。
【図7】本発明の一実施例の図形編集装置での道路の始
点入力画面の表示例を示す図である。
【図8】本発明の一実施例の図形編集装置での道路の終
点入力画面の表示例を示す図である。
【図9】本発明の一実施例の図形編集装置での道路の太
さ、輪郭線の太さ入力画面の表示例を示す図である。
【図10】本発明の一実施例の図形編集装置での入力済
み道路の画面表示例を示す図である。
【図11】本発明の一実施例の図形編集装置での表示処
理の流れ図である。
【図12】本発明の一実施例の図形編集装置での印刷処
理の流れ図である。
【図13】本発明の一実施例の図形編集装置での道路描
画の流れ図である。
【図14】本発明の一実施例の図形編集装置での道路背
景描画の流れ図である。
【図15】本発明の一実施例の図形編集装置での矩形頂
点算出処理の説明図である。
【図16】本発明の一実施例の図形編集装置での道路端
背景描画の流れ図である。
【図17】本発明の一実施例の図形編集装置での道路内
部描画の流れ図である。
【図18】道路端内部描画処理の流れ図である。
【符号の説明】
1…演算処理装置、2…記憶装置、3…入力装置、4…
表示制御装置、5…表示装置、6…印刷装置、20…道
路入力処理、30…多角形描画処理、31…円弧描画処
理、32…円描画処理、33…図形塗りつぶし処理、4
0…道路描画処理、42…矩形頂点算出処理、43…デ
ータ取得処理、44…道路背景描画処理、46…道路端
背景描画処理、48…道路内部描画処理、50…道路端
内部描画処理、60…道路パターンデータ、61…始点
座標、62…終点座標、63…道路太さ、64…輪郭線
太さ、70…設定済みデータ数、80…表示バッファ、
90…印刷バッファ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】図形を入力,編集する図形編集装置におい
    て、道路の始点,終点位置、道路の太さ、道路を表す線
    の太さをそれぞれ取得する道路データ取得手段、 該道路データ取得手段で取得したすべての道路の始点,
    終点位置を両端とし、データ取得された道路の太さを幅
    とする矩形を、道路の輪郭線を表す色、並びに面パター
    ンで塗りつぶして描画する道路背景描画手段、 該道路データ取得手段で取得したすべての道路の始点,
    終点位置を両端とし、取得した道路の太さから道路を表
    す線の太さを差し引いた道路内部の太さを幅とする矩形
    を、道路内部を表す色、並びに面パターンで塗りつぶし
    て描画する道路内部描画手段、 該道路背景描画手段を呼び出した後に、該道路内部描画
    手段を呼び出して道路を描画する道路描画手段を有する
    ことを特徴とする図形編集装置。
JP21373193A 1993-08-30 1993-08-30 図形編集装置 Pending JPH0765151A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000235650A (ja) * 1999-02-15 2000-08-29 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 塗りつぶし処理装置、方法およびその処理のために用いられるコンピュータプログラムを記録した記録媒体
KR20020004298A (ko) * 2000-07-04 2002-01-16 김정진 범용 정보 시스템 지도
CN112435157A (zh) * 2019-08-26 2021-03-02 爱思开海力士有限公司 包括不同类型的存储器装置的图形处理系统及其操作方法

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