JP2003099770A - データ変換装置およびその方法、並びに当該方法を用いたプログラム - Google Patents

データ変換装置およびその方法、並びに当該方法を用いたプログラム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成処理が用いられたCADデータ等の線図
データを、ランレングスデータに変換する際に、データ
変換処理時間を大幅に短縮できるデータ変換装置および
その方法、並びに当該方法を用いたプログラムを提供す
る。 【解決手段】 データ変換装置1は、合成対象の主走査
ラインXを設定し、ステップS254で一番小さなラン
レングスデータを選択する。次に、データ変換装置1
は、ステップS255でパターンデータON−OFFテ
ーブル、ステップS258で優先度テーブル、およびス
テップS260で優先度テーブルの最上位優先度を用い
てON−OFF判定を設定して、選択されたデータを変
化点として出力する。以降、同様の処理が繰り返され、
主走査ラインXのランレングスデータ合成処理が終了
し、合成処理の対象である主走査ラインXをX+1に変
更して、描画領域全域に対して、ランレングスデータの
合成処理が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ変換装置お
よびその方法、並びに当該方法を用いたプログラムに関
し、より特定的には、CADデータ等の線図データをラ
ンレングスデータに変換するデータ変換装置およびその
方法、並びに当該方法を用いたプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント基板を製造する際に用い
るマスク用フィルムやマスク板は、一般にドラムスキャ
ン型またはフラットベット型のレーザプロッタによっ
て、感光性を有するマスク用の基材に所望のパターンを
レーザ描画(露光)することによって作成される。ま
た、近年、プリント基板の基材自体に感光性のフォトレ
ジスト膜を形成し、このフォトレジスト膜をレーザ描画
する直描方式のレーザプロッタが開発されている。
【0003】このレーザプロッタで描画する描画データ
のパターンを作成する線図データは、一般的にCADデ
ータが用いられる。CADシステムは、コンピュータを
利用した設計用作図システムであり、様々な分野で利用
されている。このCADシステムで作成されたCADデ
ータを利用して、微細設計パターンを、上述のように描
画することが行われる。しかしながら、レーザプロッタ
の入力データの形式は、CADシステムの出力データの
形式と異なるため、何らかのデータ変換が必要となる。
【0004】このデータ変換は、一般的にCADデータ
からランレングスデータを作成するデータ変換装置(画
像処理装置)が用いられている。以下、上記データ変換
についての概略を説明する。なお、図20は上記データ
変換方法を示すフローチャートであり、図21は上記デ
ータ変換によるCADデータからランレングスデータを
生成する過程を示す概略図である。
【0005】図20および図21において、上記データ
変換装置は、CADシステムから出力されたアパーチャ
データAPおよびそのアパーチャデータAPの軌跡を示
す軌跡データKDとを含むCADデータを読み込む(ス
テップS201)。図21(a)に示すように、軌跡デ
ータKDは、直線の情報の場合ベクトルの始点と終点と
によって表現し、アパーチャデータAPは、描画に用い
るペンの種類(すなわち、ペン先の形状)で表現され
る。さらに、データ変換装置には、フォーマット情報お
よび配置データが与えられる。フォーマット情報は、C
ADデータのフォーマットを定義するための情報を含
み、配置データは、CADデータを表示領域に配置する
ときの情報(位置、回転、ポジ/ネガ、拡大/縮小)を
含む。
【0006】次に、データ変換装置は、図21(b)に
示すように、上記軌跡データKDに基づいて上記アパー
チャデータAPを移動させたときに生成されるアパーチ
ャデータAPの軌跡の輪郭を、ベクトル(以下、輪郭ベ
クトルRVとする)で表すことにより、軌跡データKD
およびアパーチャデータAPを輪郭ベクトルRVに変換
する(ステップS202)。なお、輪郭ベクトルRV
は、任意の始点から順に右回りの方向に形成されるよう
に変換される。
【0007】次に、データ変換装置は、図21(c)に
示すように、輪郭ベクトルRVをONベクトルON−V
とOFFベクトルOFF−Vとに選別する(ステップS
203)。上記選別動作では、レーザプロッタの光ビー
ムの走査方向を主走査方向、主走査方向に対して垂直な
方向を副走査方向とした場合、副走査方向に向いた輪郭
ベクトルRVをONベクトルON−Vに、反副走査方向
に向いた輪郭ベクトルRVをOFFベクトルOFF−V
とし、副走査方向に垂直な輪郭ベクトルRVは削除す
る。
【0008】次に、データ変換装置は、図21(d)に
示すように、ステップS203で作成されたONベクト
ルON−VおよびOFFベクトルOFF−Vに対して、
OFFベクトルOFF−Vのみの方向を反転させた後、
それぞれの始点の副走査方向の昇順にソートする(ステ
ップS204)。ここで、ソートとは、データを所定の
基準で並べ替えることを意味しており、本従来例では、
ソートの結果、ON−V1→OFF−V3→OFF−V
2→ON−V2→OFF−V1の順に並び替えられる。
【0009】次に、データ変換装置は、図21(e)に
示すように、描画領域のレーザプロッタの分解能に対応
した複数の走査ラインに対して、主走査方向の1走査ラ
インとステップS204で作成されたベクトルとの交点
を上記ソート結果に基づいて検出し、上記ONベクトル
ON−Vとの交点をON変化点、上記OFFベクトルO
FF−Vとの交点をOFF変化点に変換することによ
り、ランレングスデータを作成する(ステップS20
5)。このとき、上記交点が副走査方向の走査ラインと
一致しない場合、上記交点を主走査方向に移動させるこ
とにより最初に検出される主走査方向の走査ラインと副
走査方向の走査ラインとの交点が、上記変化点として変
換される(切り捨て処理)。このランレングスデータ
は、表示領域の1走査ライン毎の描画データを、白領域
(非露光領域)から黒領域(露光領域)への変化点(O
N変化点)と黒領域から白領域への変化点(OFF変化
点)とで表したデータであるため、レーザプロッタの描
画処理に適しており、レーザプロッタは、与えられるラ
ンレングスデータに従って、1ライン毎に描画を行うこ
とができる。
【0010】次に、データ変換装置は、ステップS20
5で変換された変化点を主走査方向の昇順にソートする
(ステップS206)。そして、データ変換装置は、ま
だランレングスデータに変換されていないベクトルがあ
るか否かを判断し(ステップS207)、まだ、変換さ
れていないベクトルが残っている場合、ステップS20
5の変換で対象とした主走査方向の走査ラインを副走査
方向にある別の主走査方向の走査ラインを対象として
(ステップS208)、ステップS205に戻る。一
方、データ変換装置は、ステップS207で全てのベク
トルが、ランレングスデータに変換されたと判断した場
合、変換した全てのランレングスデータをレーザプロッ
タに送り(ステップS209)、フローを終了する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、設計者が回
路パターン等の線図データを上記CADデータで作成す
る際、典型的には複数のパターンデータを示すCADデ
ータを重ね合わせる合成処理を用いて作成される。例え
ば、設計者は、中抜き形状をCADデータで作成する場
合、その外周等の全体的な基本形状を表す塗りデータに
対して、中抜き部分を表す抜きデータを合成することに
より作成する。また、設計者は、作成したCADデータ
に不要な部分がある場合、その部分を削除するために、
削除形状に合わせた平面形状を抜きデータとして合成す
ることもある。さらに、設計者は、互いに異なるパター
ン形状を表す塗りデータ同士を合成してCADデータを
作成することもある。このようなパターンデータの合成
処理を用いることにより、CADデータの生成が容易に
なる。また、設計者が上記合成処理を意識しなくても、
CADデータを作成するプログラムによっては自動的に
合成処理を用いて処理する場合もあり、CADデータの
作成では、様々な状況で上記合成処理が用いられてい
る。
【0012】しかしながら、このような複数のパターン
データを合成することによって作成されたCADデータ
を、上記ランレングスデータに変換する場合、上記デー
タ変換装置には、それぞれのパターンデータ毎のCAD
データが独立して供給され、それぞれのCADデータ
は、位置情報に基づいて互いの位置が関連付けられてい
る。従来の方法では、供給されたそれぞれのパターンデ
ータ毎のCADデータ全てを上記位置情報に基づいてレ
ーザプロッタの描画領域に配置し、配置された全てのC
ADデータをベクトル変換およびソート処理した後、ラ
ンレングスデータ変換するため、変換処理に膨大な時間
を要していた。
【0013】また、上記供給されたそれぞれのパターン
データ毎のCADデータを、それぞれのパターンデータ
毎にベクトル変換した後、ベクトル変換された全てのC
ADデータを上記描画領域に配置し、ランレングスデー
タに変換する方法がある。図22は、ベクトル変換され
た複数のデータを合成する方法を示す概略図である。
【0014】図22(a)において、パターンデータX
は、上記塗りデータであり、輪郭ベクトルRVxで示さ
れている。一方、パターンデータYは、上記抜きデータ
であり、輪郭ベクトルRVyで示されている。なお、そ
れぞれのパターンデータXおよびYは、同じ位置情報M
に基づいて、上記描画領域に配置されるパターンデータ
である。
【0015】図22(b)は、上記パターンデータXお
よびYが、位置情報Mに基づいて上記描画領域に割り付
けられた図である。ここでは、輪郭ベクトルRVxおよ
びRVyは、まだ合成されておらず単純に重ね合わせて
配置された状態である。
【0016】図22(c)は、図22(b)で配置され
た輪郭ベクトルRVxおよびRVyがベクトルデータで
合成処理され、新たな輪郭ベクトルRVxyが作成され
た状態を示す図である。上述したように、輪郭ベクトル
RVxが塗りデータであり輪郭ベクトルRVyが抜きデ
ータであるため、上記合成処理は、塗りデータに対し
て、抜きデータが重なった領域のみが削除される合成が
行われる。図22(b)と図22(c)とを比較する
と、ベクトルデータによる合成処理では、抜きデータで
ある輪郭ベクトルRVyに対して上記重なった領域に含
まれないベクトルの削除、輪郭ベクトルRVxおよびR
Vyを互いに連結させる処理およびベクトルデータの一
部を削除する処理等、上記塗り抜き合成をベクトルデー
タで算出しなければならず、データ処理が複雑でデータ
処理に時間がかかる。
【0017】それ故に、本発明の目的は、合成処理が用
いられたCADデータ等の線図データを、ランレングス
データに変換する際に、データ変換処理時間を大幅に短
縮できるデータ変換装置およびその方法、並びに当該方
法を用いたプログラムを提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記目
的を達成するために、本発明は、以下に述べるような特
徴を有している。第1の発明は、互いに重なり合った複
数のパターンデータが含まれた線図データを、所定の出
力機の処理に適合する出力機の走査ラインに沿って非描
画画素から描画画素への変化点と描画画素から非描画画
素への変化点とを記述したランレングスデータに変換す
るデータ変換装置であって、パターンデータを読み込む
読み込み部と、パターンデータに基づいて、パターンデ
ータのランレングスデータを生成するパターンランレン
グスデータ生成部と、パターンデータを互いに重ね合う
合成処理を、パターンランレングスデータ生成部で生成
されたパターンデータのランレングスデータを用いて実
行するパターン合成部とを備える。
【0019】第1の発明によれば、ランレングスデータ
を用いた合成処理では、ランレングスデータを用いた単
純な算出で合成処理できるため、データ処理時間を大幅
に短縮できる。
【0020】第2の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、パターンデータは、少なくとも、描画形状を
表す塗りパターンデータと、塗りパターンデータと重な
り合うことにより塗りパターンデータの一部を削除する
抜きパターンデータとを含み、パターン合成部は、塗り
パターンデータに対して抜きパターンデータが重なり合
う領域を削除する塗り抜き合成処理を、パターンランレ
ングスデータ生成部で生成されたパターンデータのラン
レングスデータを用いて実行する。
【0021】第2の発明によれば、塗り抜き合成におい
ても、ランレングスデータを用いた単純な算出で合成処
理できるため、データ処理時間を大幅に短縮できる。
【0022】第3の発明は、第2の発明に従属する発明
であって、塗りパターンデータおよび抜きパターンデー
タは、互いに塗り抜き合成される優先順位を示す優先度
データをそれぞれ所有しており、パターン合成部は、優
先度データに基づいて塗り抜き合成処理を優先順位が相
対的に低いパターンデータのランレングスデータに対し
てのみ実行する。
【0023】第3の発明によれば、線図データの作成で
用いられている合成の優先度を、ランレングスデータの
合成処理にも適用し、ランレングスデータの塗り抜き合
成を相対的に優先順位が低いパターンデータに対して行
うことにより、線図データの作成で意図された合成と同
様の合成処理を行うことができる。
【0024】第4の発明は、第3の発明に従属する発明
であって、優先度データは、塗りパターンデータを偶数
で定義し、抜きパターンデータを奇数で定義し、優先順
位を数値の大きさで表すことを特徴とする。
【0025】第4の発明によれば、一つの優先度データ
で、パターンデータの種類および優先順位とを表すこと
ができるため、処理するデータ量を少なくすることがで
きる。
【0026】第5の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、パターンデータは、出力機の描画領域に配置
される位置を示すパターン位置データを所有しており、
パターン位置データは、パターンデータに出力機の走査
ラインを適用させた処理の始点であることを特徴とす
る。
【0027】第5の発明によれば、出力機の処理領域の
走査順で合成処理を行う場合、走査ラインを適用させた
始点でパターン位置データを表すことにより、合成処理
の対象となるパターンデータを上記パターン位置データ
で検索することができるため、検索処理速度が速くな
る。
【0028】第6の発明は、互いに重なり合った複数の
パターンデータが含まれた線図データを、所定の出力機
の処理に適合する出力機の走査ラインに沿って非描画画
素から描画画素への変化点と描画画素から非描画画素へ
の変化点とを記述したランレングスデータに変換するデ
ータ変換方法であって、パターンデータを読み込む読み
込みステップと、パターンデータに基づいて、パターン
データのランレングスデータを生成するパターンランレ
ングスデータ生成ステップと、パターンデータを互いに
重ね合う合成処理を、パターンランレングスデータ生成
ステップで生成されたパターンデータのランレングスデ
ータを用いて実行するパターン合成ステップとを含む。
【0029】第7の発明は、第6の発明に従属する発明
であって、パターンデータは、少なくとも、描画形状パ
ターンを表す塗りパターンデータと、塗りパターンデー
タと重なり合うことにより塗りパターンデータの一部を
削除する抜きパターンデータとを含み、パターン合成ス
テップは、塗りパターンデータに対して抜きパターンデ
ータが重なり合う領域を削除する塗り抜き合成処理を、
パターンランレングスデータ生成ステップで生成された
パターンデータのランレングスデータを用いて実行す
る。
【0030】第8の発明は、第7の発明に従属する発明
であって、塗りパターンデータおよび抜きパターンデー
タは、互いに塗り抜き合成される優先順位を示す優先度
データをそれぞれ所有しており、パターン合成配置ステ
ップは、優先度データに基づいて塗り抜き合成処理を優
先順位が相対的に低いパターンデータのランレングスデ
ータに対してのみ実行する。
【0031】第9の発明は、第8の発明に従属する発明
であって、優先度データは、塗りパターンデータを偶数
で定義し、抜きパターンデータを奇数で定義し、優先順
位を数値の大きさで表すことを特徴とする。
【0032】第10の発明は、第6の発明に従属する発
明であって、パターンデータは、出力機の描画領域に配
置される位置を示すパターン位置データを所有してお
り、パターン位置データは、パターンデータに出力機の
走査ラインを適用させた処理の始点であることを特徴と
する。
【0033】第11の発明は、互いに重なり合った複数
のパターンデータが含まれた線図データを、所定の出力
機の処理に適合する出力機の走査ラインに沿って非描画
画素から描画画素への変化点と描画画素から非描画画素
への変化点とを記述したランレングスデータに変換する
コンピュータで実行されるデータ変換プログラムであっ
て、パターンデータを読み込む読み込みステップと、パ
ターンデータに基づいて、パターンデータのランレング
スデータを生成するパターンランレングスデータ生成ス
テップと、パターンデータを互いに重ね合う合成処理
を、パターンランレングスデータ生成ステップで生成さ
れたパターンデータのランレングスデータを用いて実行
するパターン合成ステップとを含む。
【0034】第12の発明は、第11の発明に従属する
発明であって、パターンデータは、少なくとも、描画形
状パターンを表す塗りパターンデータと、塗りパターン
データと重なり合うことにより塗りパターンデータの一
部を削除する抜きパターンデータとを含み、パターン合
成ステップは、塗りパターンデータに対して抜きパター
ンデータが重なり合う領域を削除する塗り抜き合成処理
を、パターンランレングスデータ生成ステップで生成さ
れたパターンデータのランレングスデータを用いて実行
する。
【0035】第13の発明は、第12の発明に従属する
発明であって、塗りパターンデータおよび抜きパターン
データは、互いに塗り抜き合成される優先順位を示す優
先度データをそれぞれ所有しており、パターン合成配置
ステップは、優先度データに基づいて塗り抜き合成処理
を優先順位が相対的に低いパターンデータのランレング
スデータに対してのみ実行する。
【0036】第14の発明は、第13の発明に従属する
発明であって、優先度データは、塗りパターンデータを
偶数で定義し、抜きパターンデータを奇数で定義し、優
先順位を数値の大きさで表すことを特徴とする。
【0037】第15の発明は、第11の発明に従属する
発明であって、パターンデータは、出力機の描画領域に
配置される位置を示すパターン位置データを所有してお
り、パターン位置データは、パターンデータに出力機の
走査ラインを適用させた処理の始点であることを特徴と
する。
【0038】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
るデータ変換装置を用いた露光描画システムの構成を示
すブロック図である。当該データ変換装置で用いられる
線図データは、典型的にCADデータが用いられ、この
CADデータを用いて描画したい回路パターンが設計者
によって作成される。図1において、データ変換装置1
には、オンライン伝送路3を介して外部のCADシステ
ム(図示せず)から軌跡データおよびアパーチャデータ
とを含むCADデータが与えられる。また、データ変換
装置1には、DAT等の記憶装置2に格納された軌跡デ
ータおよびアパーチャデータを含んだCADデータが読
み出されて与えられる。つまり、データ変換装置1に
は、オンラインまたはオフライン形式で上記CADデー
タが与えられる。データ変換装置1は、与えられた軌跡
データおよびアパーチャデータを含んだCADデータ
を、ベクトルデータに変換した後、さらにランレングス
データに変換し、レーザプロッタ4に出力する。なお、
このデータ変換装置1で行われるデータ変換の詳細につ
いては、後述する。
【0039】図2は、図1におけるデータ変換装置1の
より詳細な構成を示すブロック図である。図2におい
て、データ変換装置1は、CPU11と、プログラムメ
モリ12と、RAM13とを備えている。プログラムメ
モリ12には、CPU11の動作プログラムが格納され
ており、CPU11は、この動作プログラムに従って、
所定の処理を実行する。なお、プログラムメモリ12
は、ROMによって構成され、予めプログラムが格納さ
れていても良いし、書き換え可能な記憶媒体(RAM、
ハードディスク、MOD)によって構成され、出荷前に
プログラムがインストールされても良い。また、オンラ
イン伝送路3を介してプログラムメモリ12にプログラ
ムがダウンロードされても良い。RAM13は、CPU
11が所定の処理を実行する際に必要な種々のデータを
記憶する。
【0040】図3〜図19は、図1におけるデータ変換
装置1の動作を示すフローチャート、データ変換装置1
が行うデータ変換の過程を示す概略図、あるいはデータ
変換装置1が用いるデータおよびテーブルを示す図であ
る。以下、図3〜図19参照して、データ変換装置1の
動作について説明する。
【0041】図3において、データ変換装置1のCPU
11は、回路パターンを表したCADデータを読み込
み、RAM13に格納する(ステップS11)。図4に
示すように、上記CADデータは、アパーチャデータA
Pと軌跡データKDとを含んでいる。アパーチャデータ
APは、描画に用いるペンの種類(すなわち、ペン先の
形状)で表現され、軌跡データKDは、そのアパーチャ
データAPの軌跡を表現する。なお、軌跡データKD
は、直線の場合、情報を始点および終点によって表現
し、円の場合、情報を始点、終点、および中心点によっ
て表現する。
【0042】さらに、データ変換装置1のCPU11に
は、フォーマット情報および配置データが与えられ、R
AM13に格納する(ステップS12)。上記CADデ
ータで表された回路パターンは、設計者によって複数の
CADデータが互いに重なり合う合成によって形成され
る場合が多い。例えば、CADデータは、上記回路パタ
ーンの基本的な構造を形成するパターンデータ(以下、
塗りパターンデータとする)に、その塗りデータの一部
を削除するパターンデータ(以下、抜きパターンデータ
とする)を、合成処理することにより、最終的な上記回
路パターンが形成される。また、設計者が上記合成処理
を意識しなくても、CADデータを作成するプログラム
によっては自動的に合成処理を用いて処理する場合もあ
り、CADデータの作成では、様々な状況で上記合成処
理が用いられている。
【0043】このような合成処理が用いられたCADデ
ータを、データ変換装置1が読み込んだ場合、上記フォ
ーマット情報は、それぞれのパターンデータを表すCA
Dデータのフォーマットを定義するための情報として、
上記合成処理に用いられるCADデータの種類(すなわ
ち、塗りあるいは抜きパターンデータ)およびその優先
度も含まれている。なお、図5の例では、図5(a)に
上記塗りパターンデータPdを示すCADデータとし
て、塗り軌跡データKDdおよび塗りアパーチャデータ
APdが示され、図5(b)に上記抜きパターンデータ
Peを示すCADデータとして、抜き軌跡データKDe
および抜きアパーチャデータAPeが示されている。
【0044】また、配置データは、CADデータを表示
領域に配置するときの情報(位置、回転、ポジ/ネガ、
拡大/縮小)を含む。この配置データは、それぞれの上
記パターンデータが、レザープロッタ4の描画領域αに
対して描画される基準の描画位置として、所定の座標系
の座標データ(以下、面付け位置情報とする)として含
まれている。つまり、上記面付け位置情報は、上記パタ
ーンデータのパターン位置データとして描画領域αに対
する位置を定めるため、上記面付け位置情報と描画領域
αの位置情報とは、同一の座標系で作成される。なお、
図5の例では、上記面付け位置情報として、図5(a)
に、塗り軌跡データKDdおよび塗りアパーチャデータ
APdに対して面付け位置情報Mdが示され、図5
(b)に抜き軌跡データKDeおよび抜きアパーチャデ
ータAPeに対して面付け位置情報Meが示されてい
る。
【0045】次に、データ変換装置1は、ステップS1
2で回路パターンを構成する与えられたパターンデータ
の中から、所定の順番で1つのパターンデータを処理対
象として選択する(ステップS13)。以降、図5に示
す、塗りパターンデータPdおよび抜きパターンデータ
Peが選択された例を説明する。
【0046】次に、データ変換装置1は、選択されたパ
ターンデータをランレングスデータに変換する(ステッ
プS14)。図6は、ステップS14のランレングスデ
ータへの変換動作の詳細を示すサブルーチンである。以
下、図6を参照して、データ変換装置1のランレングス
データへの変換動作について説明する。
【0047】図6において、データ変換装置1は、選択
されたパターンデータの軌跡データKDおよびアパーチ
ャデータAPを読み出し、上記軌跡データKDに基づい
て上記アパーチャデータAPを移動させたときに生成さ
れるアパーチャデータAPの軌跡の輪郭を、ベクトル
(以下、輪郭ベクトルRVとする)で表すことによりベ
クトル変換する(ステップS141)。なお、輪郭ベク
トルRVは、各描画線を基準に右回りの方向に形成され
るように変換される。ただし、ループ状のパターンの場
合、それぞれの描画線(すなわち、上辺、下辺、左辺、
および右辺)に対して右回りの方向に形成されるため、
外側の輪郭ベクトルRVは右回りで形成され、内側の輪
郭ベクトルRVは左回りで形成される。なお、図7の例
では、図7(a)に、塗りパターンデータPdに該当す
る塗り軌跡データKDdおよび塗りアパーチャデータA
Pdを、塗り輪郭ベクトルRVdで表すことによりベク
トル変換されて、図7(b)に、抜きパターンデータP
eに該当する抜き軌跡データKDeおよび抜きアパーチ
ャデータAPeを、抜き輪郭ベクトルRVeで表すこと
によりベクトル変換された例を示している。
【0048】次に、データ変換装置1は、輪郭ベクトル
RVをONベクトルON−VとOFFベクトルOFF−
Vとに選別する(ステップS142)。ここで、図1に
おけるレーザプロッタ4の描画領域αは、レーザプロッ
タ4の分解能で表される光ビームの走査方向(主走査方
向)および主走査方向に対して垂直な方向(副走査方
向)の複数の走査ラインで分割されており、それぞれの
方向の走査ラインの交点がレーザプロッタ4によって露
光されるか否かを区別することにより、画像が生成され
る。上記選別動作では、パターンデータが描かれた描画
領域に上記描画領域と同一の走査ラインを定義し、副走
査方向に向いた輪郭ベクトルRVをONベクトルON−
Vに、反副走査方向に向いた輪郭ベクトルRVをOFF
ベクトルOFF−Vとし、副走査方向に垂直な輪郭ベク
トルRVは削除する。図8の例では、図8(a)に、描
画領域βに示された塗りパターンデータPdに該当する
塗り輪郭ベクトルRVdが、塗りONベクトルON−V
dおよび塗りOFFベクトルOFF−Vdに変換され、
図8(b)に、描画領域γに示された抜きパターンデー
タPeに該当する抜き輪郭ベクトルRVeが、抜きON
ベクトルON−Veおよび抜きOFFベクトルOFF−
Veに変換された例を示している。
【0049】次に、データ変換装置1は、ステップS1
42で作成されたONベクトルON−VおよびOFFベ
クトルOFF−Vに対して、OFFベクトルOFF−V
のみの方向を反転させた後、それぞれの始点の副走査方
向の昇順にソートする(ステップS143)。ここで、
ソートとは、データを所定の基準で並べ替えることを意
味している。図9の例では、図9(a)に、塗りOFF
ベクトルOFF−Vdの方向が反転し、図9(b)に、
抜きOFFベクトルOFF−Veの方向が反転した例を
示している。
【0050】次に、データ変換装置1は、上述したパタ
ーンデータの描画領域のレーザプロッタ4の分解能に対
応した複数の走査ラインに対して、主走査方向の1走査
ラインとステップS143で作成されたベクトルとの交
点を上記ソート結果に基づいて検出し、上記ONベクト
ルON−Vとの交点をON変化点、上記OFFベクトル
OFF−Vとの交点をOFF変化点に変換することによ
り、上記1走査ラインと交わる全ての上記ベクトルに対
してランレングスデータを作成する(ステップS14
4)。このランレングスデータの作成では、主走査方向
の1走査ラインとステップS143で作成されたベクト
ルとの交点を検出し、上記ONベクトルON−Vとの交
点をON変化点、上記OFFベクトルOFF−Vとの交
点をOFF変化点に切り捨て処理で変換することによ
り、ランレングスデータを作成する。なお、変換対象の
ベクトルの終点と走査ラインの交点とが一致した場合、
当該交点をそれぞれの変化点に変換する処理は行わず、
当該交点を削除する。図10の例では、図10(a)
に、描画領域βの走査ラインに対して、塗りONベクト
ルON−VdがON変化点および塗りOFFベクトルO
FF−VdがOFF変化点に変換されており、図10
(b)に、描画領域γの走査ラインに対して、抜きON
ベクトルON−VeがON変化点および抜きOFFベク
トルOFF−VeがOFF変化点に変換された例を示し
ている。なお、図10は、後述のステップS148を終
えた状態におけるON変化点およびOFF変化点を示し
ている。
【0051】ここで、切り捨て処理とは、上記ベクトル
との交点が副走査方向の走査ラインと一致しない場合、
上記ベクトルとの交点を主走査方向に移動させることに
より最初に検出される主走査方向の走査ラインと副走査
方向の走査ラインとの交点が、上記変化点として変換さ
れることを表している。なお、上記切り捨て処理は、副
走査方向の走査ラインと上記ベクトルとの交点を反主走
査方向に移動させることにより最初に検出される主走査
方向の走査ラインと副走査方向の走査ラインとの交点
を、上記変化点として変換することにしてもかまわな
い。当該データ処理装置1の切り捨て処理として、上記
交点を移動させる方向をどちらかの1方向に設定するこ
とにより、どちらの方向に設定されてもランレングスデ
ータを作成することができる。
【0052】また、ランレングスデータは、描画領域の
1走査ライン毎の描画データを、非描画画素から描画画
素への変化点であるON変化点と描画画素から非描画画
素への変化点であるOFF変化点とを表したデータであ
る。つまり、ランレングスデータは、1走査ライン毎の
描画データを、白領域(非露光領域)から黒領域(露光
領域)への変化点(ON変化点)と黒領域から白領域へ
の変化点(OFF変化点)とで表したデータであるた
め、レーザプロッタ4の描画処理に適しており、レーザ
プロッタ4は、与えられるランレングスデータに従っ
て、1ライン毎に描画を行うことができる。
【0053】次に、データ変換装置1は、ステップS1
44で変換された1走査ラインの変化点を主走査方向の
昇順にソートする(ステップS145)。そして、デー
タ変換装置1は、まだ選択されたパターンデータの中に
ランレングスデータに変換されていないベクトルがある
か否かを判断し(ステップS146)、まだ、変換され
ていないベクトルが残っている場合、ステップS144
の変換で対象とした主走査方向の走査ラインを副走査方
向にある別の主走査方向の走査ラインを対象として(ス
テップS147)、ステップS144に戻る。一方、デ
ータ変換装置1は、ステップS146で全てのベクトル
が、ランレングスデータに変換されたと判断した場合、
選択されたパターンデータを変換した全てのランレング
スデータをRAM13に格納し(ステップS148)、
フローを終了する。
【0054】図3に戻り、データ変換装置1は、選択さ
れたパターンデータに該当するランレングスデータに対
して、スタートポイントを描画領域αの座標に置き換え
て算出する(ステップS15)。ここで、スタートポイ
ントとは、上記ランレングスデータが示された描画領域
を走査する始点であり、パターンデータの描画領域内で
最も反副走査方向でその中で最も反主走査方向に位置す
る走査ラインの交点である。データ変換装置1は、上記
スタートポイントを、ステップS12で取得した面付け
位置情報に基づいて、レーザプロッタ4の描画領域αの
走査ラインの交点座標に置き換えて算出する。ここで
は、上記交点座標を、副走査方向をX方向および主走査
方向をY方向とし、副走査方向の走査ラインの昇順にX
=0、1、2、3、…、n(nは自然数)および主走査
方向の走査ラインの昇順にY=0、1、2、3、…、n
として、上記交点座標に置き換えられたスタートポイン
トSPを交点座標(Xp、Yp)で表す。図11の例で
は、図11(a)に、塗りパターンデータPdのランレ
ングスデータに対して、描画領域βのスタートポイント
SP1が描画領域αの交点座標(Xp1、Yp1)に置
き換えられ、図11(b)に、抜きパターンデータPe
のランレングスデータに対して、描画領域γのスタート
ポイントSP2が描画領域αの交点座標(Xp2、Yp
2)に置き換えられ設定された例を示している。
【0055】次に、データ変換装置1は、まだ、上記ラ
ンレングスデータに変換されていないパターンデータが
あるか否かを判断する(ステップS16)。まだ、変換
されていないパターンデータがある場合、所定の基準で
ランレングスデータに変換されていない別のパターンデ
ータを選択し(ステップS17)、ステップS14に戻
る。一方、ランレングスデータに変換されていないパタ
ーンデータがない場合、処理は次のステップS18に進
む。
【0056】そして、データ変換装置1は、ランレング
スデータに変換されスタートポイントSPが関連つけら
れたそれぞれのパターンデータに対して、スタートポイ
ントSPの交点X座標Xpの昇順にソートして面付けテ
ーブルを作成する(ステップS18)。図12は、上述
したパターンデータPdおよびPeが、Xp1<Xp2
として上記面付けテーブルに登録された例を示してい
る。データ変換装置1は、上記面付けテーブルとして、
パターンデータPdおよびPeに対して、それぞれのス
タートポイントSP1の交点座標(Xp1、Yp1)お
よびスタートポイントSP2の交点座標(Xp2、Yp
2)とそれぞれの合成処理の優先度とをパターンデータ
Pdを上位にして登録する。ここで、優先度は、上述し
たステップS12で取得されたフォーマット情報に含ま
れるデータであり、合成処理の優先度を定義する。この
優先度は、塗りパターンデータを0を含んだ0以上の偶
数で表し、抜きパターンデータを1以上の奇数で表す。
また、優先度の数値が大きいものほど、合成される優先
順位が高いことを示している。
【0057】次に、データ変換装置1は、ランレングス
データに変換されたパターンデータの合成処理を行う
(ステップS19)。図13はデータ変換装置1が行う
合成処理の動作を示すサブルーチンであり、図14はラ
ンレングスデータに変換された塗りパターンデータPd
および抜きパターンデータPeがスタートポイントSP
1およびSP2の交点座標(Xp1、Yp1)および
(Xp2、Yp2)に基づいて、レーザプロッタ4の描
画領域αに配置された状態を示した図である。以下、図
13および図14を参照して、データ変換装置1が行う
合成処理について説明する。
【0058】図13において、データ変換装置1は、合
成対象の主走査ラインのX座標としてX=0を設定する
(ステップS191)。そして、処理は次のステップに
進む。
【0059】次に、データ変換装置1は、設定された主
走査ラインXと、上述したステップS18で作成された
面付けテーブルに設定された最上位のパターンデータに
関連付けられているスタートポイントSPの交点X座標
Xpとが等しいか否かを判断する(ステップS19
2)。そして、データ変換装置1は、Xp≠Xの場合、
ステップS200に進む。これは、上述したようにステ
ップS18で作成した面付けテーブルが交点X座標Xp
の昇順でソートされており、他のパターンデータの検索
が不要のためである。一方、上記面付けテーブルに設定
されている最上位のパターンデータが関連付けられてい
るスタートポイントSPの交点X座標がXp=Xの場
合、そのパターンデータを選択して、処理は次のステッ
プS193に進む。
【0060】次に、データ変換装置1は、選択されたパ
ターンデータの主走査ラインXに該当するランレングス
データ(Y座標値)およびその優先度を取得する(ステ
ップS193)。なお、ステップS193で取得される
ランレングスデータは、スタートポイントSPの交点座
標(Xp、Yp)に基づいて、描画領域αの交点座標に
おけるY座標値に変換された後読み込まれる。そして、
処理は次のステップに進む。
【0061】次に、データ変換装置1は、上記面付けテ
ーブルから、ステップS193で選択したパターンデー
タの一つ下位に該当するパターンデータに関連付けられ
ているスタートポイントSPの交点X座標Xpと設定さ
れた主走査ラインXとが等しいか否かを判断する(ステ
ップS194)。そして、処理は、Xp=Xの場合、ス
テップS193に戻り、Xp≠Xの場合、次のステップ
に進む。
【0062】次に、データ変換装置1は、取得された主
走査ラインXのランレングスデータの合成処理を行う
(ステップS195)。なお、図15は、ステップS1
95で行われる主走査ラインXの合成処理の詳細な動作
を示すサブルーチンである。また、図16は、データ変
換装置1が上記ステップS193で、図14に示した主
走査ラインX=16に該当するランレングスデータを取
得した例を用いて、主走査ラインX=16の合成処理で
用いられるデータおよびデータテーブルの例を示した図
である。以下、図15および図16を用いて、主走査ラ
インXの合成処理について説明する。
【0063】図15において、データ変換装置1は、出
力ON−OFFテーブルの設定を「OFF」にする(ス
テップS251)。この出力ON−OFFテーブルは、
現在合成対象となっている主走査ラインXの状態(ON
あるいはOFF)を示すテーブルである。
【0064】次に、データ変換装置1は、パターンデー
タON−OFFテーブルの設定を全て「OFF」にする
(ステップS252)。このパターンデータON−OF
Fテーブルは、取得されたそれぞれのパターンデータに
対して、現在合成対象となっている主走査ラインXの状
態(ONあるいはOFF)を示すテーブルである。
【0065】そして、データ変換装置1は、優先度テー
ブルを「−1」に設定する(ステップS253)。この
優先度テーブルとは、現在合成対象となっている主走査
ラインXで、どのような優先度のランレングスデータが
有効に処理されているか示すテーブルである。上述した
ように、優先度は、0以上の整数で表されるため、「−
1」で設定することは、現在優先度を所有するランレン
グスデータが有効に処理されていないことを示してい
る。なお、優先度の初期設定値は「−1」でなくても、
マイナスの奇数値であれば、どのような初期設定値にし
てもかまわない。
【0066】図16(a)は、上記ステップS253で
主走査ラインX=16の合成処理が初期設定された状態
を示す図である。図16(a)において、データ処理装
置1は、取得データとして、主走査ラインX=16のパ
ターンデータPdおよびPeに対応したランレングスデ
ータ(Y座標値)および優先度を取得している。また、
ステップS251で出力ON−OFFテーブルが「OF
F」、ステップS252でパターンデータON−OFF
がパターンデータPdおよびPeに対して全て「OF
F」、およびステップS253で優先度テーブルが「−
1」に設定されている。
【0067】図15に戻り、データ変換装置1は、取得
した主走査ラインXに対応する全てのランレングスデー
タ(Y座標値)の中から、一番小さい数値のデータを選
択する(ステップS254)。なお、同じ数値のデータ
が複数ある場合は、所定の設定に基づいて、その中から
1つのデータが選択される。図16(a)の例では、パ
ターンデータPdのランレングスデータ(Y座標値)
「4」が一番小さいデータであるので、データとしてパ
ターンデータPdの「4」が選択される。
【0068】次に、データ変換装置1は、ステップS2
54で選択したデータに該当するパターンデータON−
OFFテーブルの設定を反転させる(ステップS25
5)。図16(a)の例では、ステップS254で選択
したデータ「4」がパターンデータPdに該当するた
め、パターンデータPdのパターンデータON−OFF
テーブルを「OFF」から「ON」に反転させる。
【0069】次に、データ変換装置1は、ステップS2
55で反転させたパターンデータON−OFFテーブル
の設定が、「OFF」から「ON」に反転させたか否か
を判断する(ステップS256)。そして、「ON」か
ら「OFF」に反転させた場合、データ変換装置1は、
ステップS254で選択したデータが所有する優先度と
同じ数値を、上記優先度テーブルから削除し(ステップ
S257)、次のステップS259に進む。一方、「O
FF」から「ON」に反転させた場合、データ処理装置
1は、ステップS254で選択したデータが所有する優
先度と同じ数値を、上記優先度テーブルに追加し(ステ
ップS258)、次のステップS259に進む。図16
(a)の例では、ステップS255でパターンデータP
dのパターンデータON−OFFテーブルを「OFF」
から「ON」に反転させたため、処理は、ステップS2
58に進み、選択したデータ「4」が所有する優先度
「0」が優先度テーブルに追加される。
【0070】次に、データ変換装置1は、現在選択して
いるデータと同じ数値のランレングスデータ(Y座標
値)が、他にもあるか否かを判断する(ステップS25
9)。他にも同じ数値のデータがある場合、処理はステ
ップS254に戻り、他の同じ数値のデータに対して同
様の処理が行われる。一方、他に同じ数値のデータがな
い場合、処理は次のステップに進む。図16(a)の例
では、ランレングスデータ(Y座標値)の中に、データ
「4」が他に存在しないため、次のステップに進む。
【0071】次に、データ変換装置1は、上記ステップ
S257あるいはS258で設定した優先度テーブルの
中から、最も優先順位の高い優先度を選択し、その優先
度に対してON−OFF判定してテーブルに登録する
(ステップS260)。上述したように、上記優先度
は、塗りパターンデータを0を含んだ0以上の偶数で表
し、抜きパターンデータを1以上の奇数で表している。
また、優先度の数値が大きいものほど、合成される優先
順位が高いことを示している。ステップS260の判定
では、まず優先度テーブルから最も数値の大きな優先度
を選択し、その選択された優先度が偶数か奇数かを判断
する。そして、選択された優先度が偶数の場合、ON−
OFF判定は「ON」となり、選択された優先度が奇数
の場合、ON−OFF判定は「OFF」となる。図16
(a)の例では、上記ステップS258で優先度「0」
が上記優先度テーブルに追加されており、上記優先度テ
ーブルで最も数値の大きな優先度が「0」であるため、
ON−OFF判定は「ON」に設定される。
【0072】次に、データ変換装置1は、上記出力ON
−OFFテーブルの設定と上記ステップS260のON
−OFF判定とを比較し、同じ状態に設定されているか
否かを判断する(ステップS261)。そして、データ
変換装置1は、上記出力ON−OFFテーブルおよび上
記ON−OFF判定が互いに異なる状態に設定されてい
る場合、現在選択しているランレングスデータを上記O
N−OFF判定の状態に変化させる変化点として出力す
る(ステップS262)。これは、現在の主走査ライン
Xの状態(すなわち、出力ON−OFFの状態)に対し
て、優先度を含んだ合成処理結果としてのランレングス
データの状態(すなわち、優先度テーブルのON−OF
F判定)が異なる場合、主走査ラインXの状態がそのラ
ンレングスデータに基づいて変化していると判断できる
ため、変化点として検出することができる。一方、デー
タ変換装置1は、上記出力ON−OFFテーブルおよび
上記ON−OFF判定が互いに同じ状態に設定されてい
る場合、ステップS264に進む。
【0073】図16(b)は、図16(a)で初期設定
されたデータからパターンデータPdのランレングスデ
ータ(Y座標値)「4」が選択され、上記ステップS2
61まで処理された例を示す図である。図16(b)に
おいて、データ処理装置1は、選択されたデータ「4」
に対して、出力ON−OFFテーブルが「OFF」に設
定されており、ON−OFF判定が「ON」に設定され
ているため、上記ステップS262でデータ「4」を主
走査ラインX=16のランレングスデータ(Y座標値)
のON変化点として出力する。
【0074】図15に戻り、データ変換装置1は、出力
ON−OFFテーブルの状態を反転させる(ステップS
263)。これは、上記ステップS262で変化点が出
力されているために、主走査ラインXの状態を変更する
ためである。図16(b)の例では、出力ON−OFF
のテーブルが「OFF」に設定されているため、出力O
N−OFFテーブルの状態が「ON」に変更される。
【0075】次に、データ変換装置1は、上記ステップ
S254で選択されているランレングスデータ(Y座標
値)を削除する(ステップS264)。図16(b)の
例では、現在選択されているパターンデータPdのデー
タ「4」が削除される。
【0076】次に、データ変換装置1は、上記ステップ
S193で取得したランレングスデータ(Y座標値)が
まだ残っているか否かを判断する(ステップS26
5)。ランレングスデータ(Y座標値)が残っている場
合、処理はステップS254に戻り、ランレングスデー
タ(Y座標値)が残っていない場合、当該サブルーチン
を終了する。
【0077】図16(c)は、パターンデータPdのデ
ータ「4」の処理が終了し削除された後、次に小さな数
値であるパターンデータPdのランレングスデータ
「6」が選択された例である。まず、データ変換装置1
は、ステップS254でパターンデータPdのランレン
グスデータ「6」を選択する。次に、データ変換装置1
は、ステップS255でパターンデータPdのパターン
データON−OFFテーブルを「ON」から「OFF」
に設定し、ステップS257で優先度テーブルからパタ
ーンデータPdの優先度「0」を削除する。その後、優
先度テーブルの最上位優先度「−1」を用いてON−O
FF判定を「OFF」に設定して、ステップS262で
データ「6」を主走査ラインX=16のランレングスデ
ータ(Y座標値)のOFF変化点として出力する。その
後、ステップS263で出力ON−OFFテーブルを
「ON」から「OFF」に設定し、パターンデータPd
のランレングスデータ「6」は、ステップS264で削
除される。
【0078】図16(d)は、パターンデータPdのデ
ータ「6」の処理が終了し削除された後、次に小さな数
値であるパターンデータPeのランレングスデータ
「8」が選択された例である。まず、データ変換装置1
は、ステップS254でパターンデータPeのランレン
グスデータ「8」を選択する。次に、データ変換装置1
は、ステップS255でパターンデータPeのパターン
データON−OFFテーブルを「OFF」から「ON」
に設定し、ステップS258で優先度テーブルにパター
ンデータPeの優先度「1」を追加する。その後、優先
度テーブルの最上位優先度「1」を用いてON−OFF
判定を「OFF」に設定する。そして、出力ON−OF
FテーブルおよびON−OFF判定の設定が、同じ「O
FF」であるため、パターンデータPeのランレングス
データ「8」はランレングスデータとして出力せずに、
ステップS264で削除される。
【0079】図16(e)は、パターンデータPeのデ
ータ「8」の処理が終了し削除された後、次に小さな数
値であるパターンデータPeのランレングスデータ「1
0」が選択された例である。まず、データ変換装置1
は、ステップS254でパターンデータPeのランレン
グスデータ「10」を選択する。次に、データ変換装置
1は、ステップS255でパターンデータPeのパター
ンデータON−OFFテーブルを「ON」から「OF
F」に設定し、ステップS257で優先度テーブルから
パターンデータPeの優先度「1」を削除する。その
後、優先度テーブルの最上位優先度「−1」を用いてO
N−OFF判定を「OFF」に設定する。そして、出力
ON−OFFテーブルおよびON−OFF判定の設定
が、同じ「OFF」であるため、パターンデータPeの
ランレングスデータ「10」はランレングスデータとし
て出力せずに、ステップS264で削除される。
【0080】図16(f)は、パターンデータPeのデ
ータ「10」の処理が終了し削除された後、次に小さな
数値であるパターンデータPeのランレングスデータ
「12」が選択された例である。まず、データ変換装置
1は、ステップS254でパターンデータPeのランレ
ングスデータ「12」を選択する。次に、データ変換装
置1は、ステップS255でパターンデータPeのパタ
ーンデータON−OFFテーブルを「OFF」から「O
N」に設定し、ステップS258で優先度テーブルにパ
ターンデータPeの優先度「1」を追加する。その後、
優先度テーブルの最上位優先度「1」を用いてON−O
FF判定を「OFF」に設定する。そして、出力ON−
OFFテーブルおよびON−OFF判定の設定が、同じ
「OFF」であるため、パターンデータPeのランレン
グスデータ「12」はランレングスデータとして出力せ
ずに、ステップS264で削除される。
【0081】図16(g)は、パターンデータPeのデ
ータ「12」の処理が終了し削除された後、次に小さな
数値であるパターンデータPeのランレングスデータ
「14」が選択された例である。まず、データ変換装置
1は、ステップS254でパターンデータPeのランレ
ングスデータ「14」を選択する。次に、データ変換装
置1は、ステップS255でパターンデータPeのパタ
ーンデータON−OFFテーブルを「ON」から「OF
F」に設定し、ステップS257で優先度テーブルから
パターンデータPeの優先度「1」を削除する。その
後、優先度テーブルの最上位優先度「−1」を用いてO
N−OFF判定を「OFF」に設定する。そして、出力
ON−OFFテーブルおよびON−OFF判定の設定
が、同じ「OFF」であるため、パターンデータPeの
ランレングスデータ「14」はランレングスデータとし
て出力せずに、ステップS264で削除される。
【0082】図16(h)は、パターンデータPeのデ
ータ「14」の処理が終了し削除された後、次に小さな
数値であるパターンデータPdのランレングスデータ
「16」が選択された例である。まず、データ変換装置
1は、ステップS254でパターンデータPdのランレ
ングスデータ「16」を選択する。次に、データ変換装
置1は、ステップS255でパターンデータPdのパタ
ーンデータON−OFFテーブルを「OFF」から「O
N」に設定し、ステップS258で優先度テーブルにパ
ターンデータPdの優先度「0」を追加する。その後、
優先度テーブルの最上位優先度「0」を用いてON−O
FF判定を「ON」に設定して、ステップS262でデ
ータ「16」を主走査ラインX=16のランレングスデ
ータ(Y座標値)のON変化点として出力する。その
後、ステップS263で出力ON−OFFテーブルを
「OFF」から「ON」に設定し、パターンデータPd
のランレングスデータ「16」は、ステップS264で
削除される。
【0083】図16(i)は、パターンデータPdのデ
ータ「16」の処理が終了し削除された後、次に小さな
数値であるパターンデータPdのランレングスデータ
「18」が選択された例である。まず、データ変換装置
1は、ステップS254でパターンデータPdのランレ
ングスデータ「18」を選択する。次に、データ変換装
置1は、ステップS255でパターンデータPdのパタ
ーンデータON−OFFテーブルを「ON」から「OF
F」に設定し、ステップS257で優先度テーブルから
パターンデータPdの優先度「0」を削除する。その
後、優先度テーブルの最上位優先度「−1」を用いてO
N−OFF判定を「OFF」に設定して、ステップS2
62でデータ「18」を主走査ラインX=16のランレ
ングスデータ(Y座標値)のOFF変化点として出力す
る。その後、ステップS263で出力ON−OFFテー
ブルを「ON」から「OFF」に設定し、パターンデー
タPdのランレングスデータ「18」は、ステップS2
64で削除され、主走査ラインX=16のランレングス
データが全て削除されたため、主走査ラインX=16の
ランレングスデータ合成処理が終了する。
【0084】次に、図14で示した主走査ラインX=2
0に該当するランレングスデータを取得した例を用い
て、合成処理について説明する。なお、図17は、主走
査ラインX=20の合成処理で用いられるデータおよび
データテーブルの例を示した図である。
【0085】図17(a)は、上記ステップS253で
主走査ラインX=20の合成処理が初期設定された状態
を示す図である。図17(a)において、データ処理装
置1は、取得データとして、主走査ラインX=20のパ
ターンデータPdおよびPeに対応したランレングスデ
ータ(Y座標値)および優先度を取得している。また、
ステップS251で出力ON−OFFテーブルが「OF
F」、ステップS252でパターンデータON−OFF
がパターンデータPdおよびPeに対して全て「OF
F」、およびステップS253で優先度テーブルが「−
1」に設定されている。
【0086】図17(b)は、図17(a)で初期設定
されたデータからパターンデータPdのランレングスデ
ータ(Y座標値)「4」が最小値として選択さた例を示
す図である。まず、データ変換装置1は、ステップS2
54でパターンデータPdのランレングスデータ「4」
を選択する。次に、データ変換装置1は、ステップS2
55でパターンデータPdのパターンデータON−OF
Fテーブルを「OFF」から「ON」に設定し、ステッ
プS258で優先度テーブルにパターンデータPdの優
先度「0」を追加する。その後、優先度テーブルの最上
位優先度「0」を用いてON−OFF判定を「ON」に
設定して、ステップS262でデータ「4」を主走査ラ
インX=20のランレングスデータ(Y座標値)のON
変化点として出力する。その後、ステップS263で出
力ON−OFFテーブルを「OFF」から「ON」に設
定し、パターンデータPdのランレングスデータ「4」
は、ステップS264で削除される。
【0087】図17(c)は、パターンデータPdのデ
ータ「4」の処理が終了し削除された後、次に小さな数
値であるパターンデータPeのランレングスデータ
「8」が選択された例である。まず、データ変換装置1
は、ステップS254でパターンデータPeのランレン
グスデータ「8」を選択する。次に、データ変換装置1
は、ステップS255でパターンデータPeのパターン
データON−OFFテーブルを「OFF」から「ON」
に設定し、ステップS257で優先度テーブルにパター
ンデータPeの優先度「1」を追加する。その後、優先
度テーブルの最上位優先度「1」を用いてON−OFF
判定を「OFF」に設定して、ステップS262でデー
タ「8」を主走査ラインX=20のランレングスデータ
(Y座標値)のOFF変化点として出力する。その後、
ステップS263で出力ON−OFFテーブルを「O
N」から「OFF」に設定し、パターンデータPeのラ
ンレングスデータ「8」は、ステップS264で削除さ
れる。
【0088】なお、上述したパターンデータPeのラン
レングスデータ「8」の合成処理では、ステップS26
0の優先度テーブルのON−OFF判定において、上記
優先度テーブルに設定されている複数の優先度に対して
判定されている。このような場合、データ変換装置1
は、この複数設定された優先度の中から、優先順位が最
上位の優先度を用いてON−OFF判定していることか
ら、当該合成処理は、優先度が高いランレングスデータ
が優先されることによって、優先順位が相対的に低いラ
ンレングスデータに対して実行されていることがわか
る。
【0089】図17(d)は、パターンデータPeのデ
ータ「8」の処理が終了し削除された後、次に小さな数
値であるパターンデータPeのランレングスデータ「1
0」が選択された例である。まず、データ変換装置1
は、ステップS254でパターンデータPeのランレン
グスデータ「10」を選択する。次に、データ変換装置
1は、ステップS255でパターンデータPeのパター
ンデータON−OFFテーブルを「ON」から「OF
F」に設定し、ステップS258で優先度テーブルから
パターンデータPeの優先度「1」を削除する。その
後、優先度テーブルの最上位優先度「0」を用いてON
−OFF判定を「ON」に設定して、ステップS262
でデータ「10」を主走査ラインX=20のランレング
スデータ(Y座標値)のON変化点として出力する。そ
の後、ステップS263で出力ON−OFFテーブルを
「OFF」から「ON」に設定し、パターンデータPe
のランレングスデータ「10」は、ステップS264で
削除される。
【0090】図17(e)は、パターンデータPdのデ
ータ「10」の処理が終了し削除された後、次に小さな
数値であるパターンデータPeのランレングスデータ
「12」が選択された例である。まず、データ変換装置
1は、ステップS254でパターンデータPeのランレ
ングスデータ「12」を選択する。次に、データ変換装
置1は、ステップS255でパターンデータPeのパタ
ーンデータON−OFFテーブルを「OFF」から「O
N」に設定し、ステップS257で優先度テーブルにパ
ターンデータPeの優先度「1」を追加する。その後、
優先度テーブルの最上位優先度「1」を用いてON−O
FF判定を「OFF」に設定して、ステップS262で
データ「12」を主走査ラインX=20のランレングス
データ(Y座標値)のOFF変化点として出力する。そ
の後、ステップS263で出力ON−OFFテーブルを
「ON」から「OFF」に設定し、パターンデータPe
のランレングスデータ「12」は、ステップS264で
削除される。
【0091】図17(f)は、パターンデータPeのデ
ータ「12」の処理が終了し削除された後、次に小さな
数値であるパターンデータPeのランレングスデータ
「14」が選択された例である。まず、データ変換装置
1は、ステップS254でパターンデータPeのランレ
ングスデータ「14」を選択する。次に、データ変換装
置1は、ステップS255でパターンデータPeのパタ
ーンデータON−OFFテーブルを「ON」から「OF
F」に設定し、ステップS258で優先度テーブルから
パターンデータPeの優先度「1」を削除する。その
後、優先度テーブルの最上位優先度「0」を用いてON
−OFF判定を「ON」に設定して、ステップS262
でデータ「14」を主走査ラインX=20のランレング
スデータ(Y座標値)のON変化点として出力する。そ
の後、ステップS263で出力ON−OFFテーブルを
「OFF」から「ON」に設定し、パターンデータPe
のランレングスデータ「14」は、ステップS264で
削除される。
【0092】図17(g)は、パターンデータPeのデ
ータ「14」の処理が終了し削除された後、次に小さな
数値であるパターンデータPdのランレングスデータ
「18」が選択された例である。まず、データ変換装置
1は、ステップS254でパターンデータPdのランレ
ングスデータ「18」を選択する。次に、データ変換装
置1は、ステップS255でパターンデータPdのパタ
ーンデータON−OFFテーブルを「ON」から「OF
F」に設定し、ステップS257で優先度テーブルから
パターンデータPdの優先度「0」を削除する。その
後、優先度テーブルの最上位優先度「−1」を用いてO
N−OFF判定を「OFF」に設定して、ステップS2
62でデータ「18」を主走査ラインX=20のランレ
ングスデータ(Y座標値)のOFF変化点として出力す
る。その後、ステップS263で出力ON−OFFテー
ブルを「ON」から「OFF」に設定し、パターンデー
タPdのランレングスデータ「18」は、ステップS2
64で削除され、主走査ラインX=20のランレングス
データが全て削除されたため、主走査ラインX=20の
ランレングスデータ合成処理が終了する。
【0093】さらに、データ変換装置1が上記ステップ
S193で3つのパターンデータに該当するランレング
スデータを取得した例を用いて、主走査ラインXの合成
処理について説明する。なお、図18は、データ変換装
置1がステップS193で3つのパターンデータに該当
するランレングスデータを取得した例を用いて、主走査
ラインXの合成処理で用いられるデータおよびデータテ
ーブルの例を示した図である。ここで、上記3つのパタ
ーンデータとは、 パターンデータ ランレングスデータ(Y座標値) 優先度 A 2 6 0 B 4 10 1 C 5 8 2 である。以下、図18を用いて、主走査ラインXの合成
処理について説明する。
【0094】図18(a)は、上記ステップS253で
主走査ラインXの合成処理が初期設定された状態を示す
図である。図18(a)において、データ処理装置1
は、取得データとして、主走査ラインXの3つのパター
ンデータA〜Cに対応したランレングスデータ(Y座標
値)および優先度を取得している。また、ステップS2
51で出力ON−OFFテーブルが「OFF」、ステッ
プS252でパターンデータON−OFFがパターンデ
ータA〜Cに対して全て「OFF」、およびステップS
253で優先度テーブルが「−1」に設定されている。
【0095】図18(b)は、図18(a)で初期設定
されたデータからパターンデータAのランレングスデー
タ(Y座標値)「2」が最小値として選択され、上記ス
テップS261まで処理された例を示す図である。ま
ず、データ変換装置1は、ステップS254でパターン
データAのランレングスデータ「2」を選択する。次
に、データ変換装置1は、ステップS255でパターン
データAのパターンデータON−OFFテーブルを「O
FF」から「ON」に設定し、ステップS258で優先
度テーブルにパターンデータAの優先度「0」を追加す
る。その後、優先度テーブルの最上位優先度「0」を用
いてON−OFF判定を「ON」に設定して、ステップ
S262でデータ「2」を主走査ラインXのランレング
スデータ(Y座標値)のON変化点として出力する。そ
の後、ステップS263で出力ON−OFFテーブルを
「OFF」から「ON」に設定し、パターンデータAの
ランレングスデータ「2」は、ステップS264で削除
される。
【0096】図18(c)は、パターンデータAのデー
タ「2」の処理が終了し削除された後、次に小さな数値
であるパターンデータBのランレングスデータ「4」が
選択された例である。まず、データ変換装置1は、ステ
ップS254でパターンデータBのランレングスデータ
「4」を選択する。次に、データ変換装置1は、ステッ
プS255でパターンデータBのパターンデータON−
OFFテーブルを「OFF」から「ON」に設定し、ス
テップS257で優先度テーブルにパターンデータBの
優先度「1」を追加する。その後、優先度テーブルの最
上位優先度「1」を用いてON−OFF判定を「OF
F」に設定して、ステップS262でデータ「4」を主
走査ラインXのランレングスデータ(Y座標値)のOF
F変化点として出力する。その後、ステップS263で
出力ON−OFFテーブルを「ON」から「OFF」に
設定し、パターンデータBのランレングスデータ「4」
は、ステップS264で削除される。
【0097】図18(d)は、パターンデータBのデー
タ「4」の処理が終了し削除された後、次に小さな数値
であるパターンデータCのランレングスデータ「5」が
選択された例である。まず、データ変換装置1は、ステ
ップS254でパターンデータCのランレングスデータ
「5」を選択する。次に、データ変換装置1は、ステッ
プS255でパターンデータCのパターンデータON−
OFFテーブルを「OFF」から「ON」に設定し、ス
テップS258で優先度テーブルからパターンデータC
の優先度「2」を削除する。その後、優先度テーブルの
最上位優先度「2」を用いてON−OFF判定を「O
N」に設定して、ステップS262でデータ「5」を主
走査ラインXのランレングスデータ(Y座標値)のON
変化点として出力する。その後、ステップS263で出
力ON−OFFテーブルを「OFF」から「ON」に設
定し、パターンデータCのランレングスデータ「5」
は、ステップS264で削除される。以降、同様の処理
が繰り返されることによって、3つ以上のパターンデー
タの合成処理についても、ランレングスデータを用いて
処理することができる。
【0098】図13に戻り、データ変換装置1は、上記
ステップS195で合成処理したランレングスデータの
中に、エンドポイントデータがあったか否かを判断する
(ステップS196)。ここで、エンドポイントデータ
とは、パターンデータを表すランレングスデータが示さ
れた描画領域を走査する終点であり、描画領域内で最も
副走査方向でその中で最も主走査方向に位置する走査ラ
インの交点である。すなわち、エンドポイントデータが
ある場合、それ以降の処理では当該パターンデータが存
在しないと判断できる。したがって、データ処理装置1
は、エンドポイントデータがあった場合、当該パターン
データを上記面付けテーブルから削除する(ステップS
197)。一方、エンドポイントデータがなかった場
合、処理はステップS199に進む。
【0099】次に、データ変換装置1は、面付けテーブ
ルにパターンデータがあるか否かを判断する(ステップ
S198)。面付けテーブルにパターンデータがない場
合、合成処理のサブルーチンを終了し、面付けテーブル
にパターンデータが残っている場合、処理はステップS
199に進む。
【0100】次に、データ変換装置1は、上記面付けテ
ーブルに設定されている上記ステップS193で合成処
理対象となったパターンデータに関連付けられているス
タートポイントSPの交点X座標Xpを全てXp+1に
変更する(ステップS199)。そして、データ変換装
置1は、合成処理の対象である主走査ラインXのX座標
をX+1に変更して(ステップS200)、ステップS
192に戻る。このような処理が繰り返されることによ
り、レーザプロッタ4の描画領域α全域に対して、ラン
レングスデータの合成処理が行われる。
【0101】図3に戻り、データ変換装置1は、ステッ
プS19で合成された描画領域α全域のランレングスデ
ータを主走査方向の昇順にソートし、レーザプロッタ4
に出力し(ステップS20)、フローを終了する。図1
9は、図14で配置された複数のパターンデータを示す
ランレングスデータが、上記合成処理された状態を示す
図である。
【0102】このように、ランレングスデータによるパ
ターンデータの合成処理は、合成の優先順位を考慮しな
がら、ランレングスデータを排他的論理和で単純に処理
するため、ベクトルデータによるパターンデータの合成
処理と比較してもデータ処理時間を大幅に短縮できる。
【0103】なお、上述の説明では、当該データ変換装
置によって変換されたランレングスデータをレーザプロ
ッタ等の描画処理に用いられる例を示したが、当該デー
タ変換装置は、描画処理以外の用途にも用いることがで
きる。例えば、当該データ変換装置から出力されるラン
レングスデータで表される描画画素データを外観検査装
置のマスターデータとして用いて、被検査体の撮像デー
タであるランレングスデータと比較検査することができ
る。また、当該データ変換装置から出力されるランレン
グスデータをビットマップデータ等の他の形式のデータ
に変換することにより上記マスターデータとして用い
て、被検査体の撮像データであるビットマップデータ等
と比較検査することによって、同様の外観検査装置の比
較検査に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るデータ変換装置を用
いた露光描画システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1におけるデータ変換装置1の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】図1におけるデータ変換装置1の動作を示すフ
ローチャートである。
【図4】図1におけるデータ変換装置1が行うデータ変
換の過程を示す概略図である。
【図5】図1におけるデータ変換装置1が行うデータ変
換の過程を示す概略図である。
【図6】図3のステップS14のランレングスデータの
変換動作の詳細を示すサブルーチンである。
【図7】図1におけるデータ変換装置1が行うデータ変
換の過程を示す概略図である。
【図8】図1におけるデータ変換装置1が行うデータ変
換の過程を示す概略図である。
【図9】図1におけるデータ変換装置1が行うデータ変
換の過程を示す概略図である。
【図10】図1におけるデータ変換装置1が行うデータ
変換の過程を示す概略図である。
【図11】図1におけるデータ変換装置1が行うデータ
変換の過程を示す概略図である。
【図12】図1におけるデータ変換装置1が、パターン
データを面付けテーブルに登録した例である。
【図13】図3のステップS19の合成処理動作の詳細
を示すサブルーチンである。
【図14】ランレングスデータに変換された塗りパター
ンデータおよび抜きパターンデータがスタートポイント
SPに基づいて、レーザプロッタ4の描画領域αに配置
された状態を示した図である。
【図15】図13のステップS195の主走査ラインX
の合成処理動作の詳細を示すサブルーチンである。
【図16】図1におけるデータ変換装置1が、図14に
示した主走査ラインX=16の合成処理に用いられるデ
ータおよびデータテーブルの例を示した図である。
【図17】図1におけるデータ変換装置1が、図14に
示した主走査ラインX=20の合成処理で用いられるデ
ータおよびデータテーブルの例を示した図である。
【図18】図1におけるデータ変換装置1が、3つのパ
ターンデータに対して主走査ラインXの合成処理で用い
るデータおよびデータテーブルの例を示した図である。
【図19】複数のパターンデータを示すランレングスデ
ータが、合成処理された状態を示す図である。
【図20】従来のデータ変換方法を示すフローチャート
である。
【図21】従来のデータ変換によるCADデータからラ
ンレングスデータを生成する過程を示す概略図である。
【図22】従来のベクトル変換された複数のデータを合
成する方法を示す概略図である。
【符号の説明】
1…データ変換装置 11…CPU 12…プログラムメモリ 13…RAM 2…記憶装置 3…伝送路 4…レーザプロッタ AP…アパーチャデータ KD…軌跡データ M…面付け位置情報 OFF−V…OFFベクトル ON−V…ONベクトル P…パターンデータ R…ランレングスデータ RV…輪郭ベクトル SP…スタートポイント α、β、γ…描画領域
フロントページの続き Fターム(参考) 2H095 BB01 BB08 5B057 AA03 CA12 CA17 CB12 CB17 CC04 CE08 5B080 EA00 FA08 GA26

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに重なり合った複数のパターンデー
    タが含まれた線図データを、所定の出力機の処理に適合
    する前記出力機の走査ラインに沿って非描画画素から描
    画画素への変化点と描画画素から非描画画素への変化点
    とを記述したランレングスデータに変換するデータ変換
    装置であって、 前記パターンデータを読み込む読み込み部と、 前記パターンデータに基づいて、前記パターンデータの
    ランレングスデータを生成するパターンランレングスデ
    ータ生成部と、 前記パターンデータを互いに重ね合う合成処理を、前記
    パターンランレングスデータ生成部で生成された前記パ
    ターンデータのランレングスデータを用いて実行するパ
    ターン合成部とを備える、データ変換装置。
  2. 【請求項2】 前記パターンデータは、少なくとも、描
    画形状を表す塗りパターンデータと、前記塗りパターン
    データと重なり合うことにより前記塗りパターンデータ
    の一部を削除する抜きパターンデータとを含み、 前記パターン合成部は、前記塗りパターンデータに対し
    て前記抜きパターンデータが重なり合う領域を削除する
    塗り抜き合成処理を、前記パターンランレングスデータ
    生成部で生成された前記パターンデータのランレングス
    データを用いて実行する、請求項1に記載のデータ変換
    装置。
  3. 【請求項3】 前記塗りパターンデータおよび抜きパタ
    ーンデータは、互いに塗り抜き合成される優先順位を示
    す優先度データをそれぞれ所有しており、 前記パターン合成部は、前記優先度データに基づいて前
    記塗り抜き合成処理を前記優先順位が相対的に低い前記
    パターンデータのランレングスデータに対してのみ実行
    する、請求項2に記載のデータ変換装置。
  4. 【請求項4】 前記優先度データは、前記塗りパターン
    データを偶数で定義し、前記抜きパターンデータを奇数
    で定義し、前記優先順位を数値の大きさで表すことを特
    徴とする、請求項3に記載のデータ変換装置。
  5. 【請求項5】 前記パターンデータは、前記出力機の描
    画領域に配置される位置を示すパターン位置データを所
    有しており、 前記パターン位置データは、前記パターンデータに前記
    出力機の走査ラインを適用させた処理の始点であること
    を特徴とする、請求項1に記載のデータ変換装置。
  6. 【請求項6】 互いに重なり合った複数のパターンデー
    タが含まれた線図データを、所定の出力機の処理に適合
    する前記出力機の走査ラインに沿って非描画画素から描
    画画素への変化点と描画画素から非描画画素への変化点
    とを記述したランレングスデータに変換するデータ変換
    方法であって、 前記パターンデータを読み込む読み込みステップと、 前記パターンデータに基づいて、前記パターンデータの
    ランレングスデータを生成するパターンランレングスデ
    ータ生成ステップと、 前記パターンデータを互いに重ね合う合成処理を、前記
    パターンランレングスデータ生成ステップで生成された
    前記パターンデータのランレングスデータを用いて実行
    するパターン合成ステップとを含む、データ変換方法。
  7. 【請求項7】 前記パターンデータは、少なくとも、描
    画形状パターンを表す塗りパターンデータと、前記塗り
    パターンデータと重なり合うことにより前記塗りパター
    ンデータの一部を削除する抜きパターンデータとを含
    み、 前記パターン合成ステップは、前記塗りパターンデータ
    に対して前記抜きパターンデータが重なり合う領域を削
    除する塗り抜き合成処理を、前記パターンランレングス
    データ生成ステップで生成された前記パターンデータの
    ランレングスデータを用いて実行する、請求項6に記載
    のデータ変換方法。
  8. 【請求項8】 前記塗りパターンデータおよび抜きパタ
    ーンデータは、互いに塗り抜き合成される優先順位を示
    す優先度データをそれぞれ所有しており、 前記パターン合成配置ステップは、前記優先度データに
    基づいて前記塗り抜き合成処理を前記優先順位が相対的
    に低い前記パターンデータのランレングスデータに対し
    てのみ実行する、請求項7に記載のデータ変換方法。
  9. 【請求項9】 前記優先度データは、前記塗りパターン
    データを偶数で定義し、前記抜きパターンデータを奇数
    で定義し、前記優先順位を数値の大きさで表すことを特
    徴とする、請求項8に記載のデータ変換方法。
  10. 【請求項10】 前記パターンデータは、前記出力機の
    描画領域に配置される位置を示すパターン位置データを
    所有しており、 前記パターン位置データは、前記パターンデータに前記
    出力機の走査ラインを適用させた処理の始点であること
    を特徴とする、請求項6に記載のデータ変換方法。
  11. 【請求項11】 互いに重なり合った複数のパターンデ
    ータが含まれた線図データを、所定の出力機の処理に適
    合する前記出力機の走査ラインに沿って非描画画素から
    描画画素への変化点と描画画素から非描画画素への変化
    点とを記述したランレングスデータに変換するコンピュ
    ータで実行されるデータ変換プログラムであって、 前記パターンデータを読み込む読み込みステップと、 前記パターンデータに基づいて、前記パターンデータの
    ランレングスデータを生成するパターンランレングスデ
    ータ生成ステップと、 前記パターンデータを互いに重ね合う合成処理を、前記
    パターンランレングスデータ生成ステップで生成された
    前記パターンデータのランレングスデータを用いて実行
    するパターン合成ステップとを含む、データ変換プログ
    ラム。
  12. 【請求項12】 前記パターンデータは、少なくとも、
    描画形状パターンを表す塗りパターンデータと、前記塗
    りパターンデータと重なり合うことにより前記塗りパタ
    ーンデータの一部を削除する抜きパターンデータとを含
    み、 前記パターン合成ステップは、前記塗りパターンデータ
    に対して前記抜きパターンデータが重なり合う領域を削
    除する塗り抜き合成処理を、前記パターンランレングス
    データ生成ステップで生成された前記パターンデータの
    ランレングスデータを用いて実行する、請求項11に記
    載のデータ変換プログラム。
  13. 【請求項13】 前記塗りパターンデータおよび抜きパ
    ターンデータは、互いに塗り抜き合成される優先順位を
    示す優先度データをそれぞれ所有しており、 前記パターン合成ステップは、前記優先度データに基づ
    いて前記塗り抜き合成処理を前記優先順位が相対的に低
    い前記パターンデータのランレングスデータに対しての
    み実行する、請求項12に記載のデータ変換プログラ
    ム。
  14. 【請求項14】 前記優先度データは、前記塗りパター
    ンデータを偶数で定義し、前記抜きパターンデータを奇
    数で定義し、前記優先順位を数値の大きさで表すことを
    特徴とする、請求項13に記載のデータ変換プログラ
    ム。
  15. 【請求項15】 前記パターンデータは、前記出力機の
    描画領域に配置される位置を示すパターン位置データを
    所有しており、 前記パターン位置データは、前記パターンデータに前記
    出力機の走査ラインを適用させた処理の始点であること
    を特徴とする、請求項11に記載のデータ変換プログラ
    ム。
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