JPH05282406A - 紙器設計システム - Google Patents

紙器設計システム

Info

Publication number
JPH05282406A
JPH05282406A JP4106153A JP10615392A JPH05282406A JP H05282406 A JPH05282406 A JP H05282406A JP 4106153 A JP4106153 A JP 4106153A JP 10615392 A JP10615392 A JP 10615392A JP H05282406 A JPH05282406 A JP H05282406A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
change
vertex
shape
changed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4106153A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3234989B2 (ja
Inventor
Mayumi Koshimizu
万友美 輿水
Norio Miyasaka
典郎 宮坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP10615392A priority Critical patent/JP3234989B2/ja
Publication of JPH05282406A publication Critical patent/JPH05282406A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3234989B2 publication Critical patent/JP3234989B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Making Paper Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 作成した図形の形状を変更する場合に、函形
状の持つ特徴を考慮することにより、図形の一部に変更
指示を与えるだけで、図形の形状全体の寸法を変更す
る。 【構成】 形状を変更したい図面を選択すると形状デー
タ作成手段6が選択された図面データから頂点データ、
辺データ、面データを作成する。次に、関係定義手段8
が頂点データ、辺データ、面データから頂点距離、面の
対応関係、辺の対応関係を求める。ここで、変更したい
部分を指示し、その変更値を入力すると、形状変換手段
10は変更対象部を探索し、全ての変更対象部を入力さ
れた変更値に変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紙器設計システムに係
り、特に、一度作成した図形の形状を容易に変更するこ
とができる紙器設計システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙器設計システムにより函の展開
図を作成するときは、特開平1−236363号に示す
ようにこれらの展開図のデータをデータベース化してお
き、このデータベースから所望の展開図を選び、それを
もとに抜き型を作成し、この抜き型を用いて紙器を作成
するという作業が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の紙器の設計工程
で函の展開図を紙器設計システムにより作成するが、こ
の展開図の形状の一部を変更しようとする場合、従来の
紙器設計システムでは、作図機能を用いて改めて函の展
開図を作り直さなければならない。この作図機能による
展開図の作成は、特開平1−236363号に示すよう
に函の各部品を指定したり、函の全体を作図したりしな
ければならず、縦・横・高さ等の単純な変更にも時間が
かかった。本発明はこのような問題点を解決するために
なされたものであり、函形状の持つ特徴を考慮すること
により図形の一部に変更指示を与えるだけで、図形の形
状全体の寸法を変更する機能を備えた紙器設計システム
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明では、変更すべき図面のデータより形状
変換用のデータを作成する形状データ作成手段と、既に
作成された図形の頂点、辺、面の対応関係を求める関係
定義手段と、前期作成された図形の一部に変更指示と変
更値を入力する入力指示手段と、前記作成された図形の
うち変更指示された部分と変更指示された部分に対応す
る部分を変更する形状変換手段とを備えたことを特徴と
する紙器設計システムを用いる。
【0005】
【作用】本発明では、指示手段により作成された図形を
修正する指示を与えると、形状データ作成手段が図形の
持っている線分のデータに従って頂点データ、辺デー
タ、面データを作成する。関係定義手段は作成した頂点
データ、辺データ、面データをもとに頂点間の距離、辺
の対応関係、面の対応関係を求める。次に、図形の変更
する部分を指示し、変更値を入力すると、形状変換手段
が変更指示された部分と変更指示された部分に対応する
部分の長さを入力された変更値に変更する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明の実施例の構成を示すブロック図であ
る。図1に示すように本発明の紙器設計システムは紙器
の展開図を入力するためのスキャナ1と、図形の作成、
変更等の指示を与えるポインティングデバイス2と、入
力制御手段3と、作成、変更のためのモニタとなるグラ
フィックディスプレイ4と、記憶装置5と、作図機能で
作成されたデータをもとに形状変換用の頂点データ、辺
データ、面データを作成する形状データ作成手段6と、
形状データ作成手段6による処理時に一時的にデータを
記憶するためのバッファ7と、図形の頂点距離、辺の対
応関係、面の対応関係を求める関係定義手段8と、変更
したい部分の変更値を入力するためのキーボード9と、
ポインティングデバイス2により変更指示された部分と
変更指示された部分に対応する部分の長さを、キーボー
ド9により入力された変更値に変更する形状変換手段1
0と、変更された図形を出力するための出力制御手段1
1と、XYプロッタ12と、カッティングプロッタ13
と、カラープリンタ14により構成される。
【0007】図2は本発明による紙器設計システムの処
理手順を示すフローチャートである。次に、図2に従っ
てこの紙器設計システムの動作を説明する。システムを
起動させると、グラフィックディスプレイ4上にこの紙
器設計システムの機能の一覧が表示される。ここで、オ
ペレータが形状変換機能をポインティングデバイス2に
より選択する(S1)。すると、グラフィックディスプ
レイ4上に、データベース化されている図面の一覧が表
示される。(S2) さらに、オペレータは表示された図面一覧の中から形状
変換したい図面をポインティングデバイス2により選択
する。(S3) 図3はここで選択された図面15の展開図であり、図4
は図面15の面A、面B付近の拡大図である。また、次
ページの表1は面A部分の図面データである。
【0008】
【表1】
【0009】ここで、面A、面Bは図の説明のために便
宜上設定したものであり、面データとしては登録されて
いない。表1において、データは左から線の種類、線番
号、1点目座標値、2点目座標値、3点目座標値を表し
ている。ここで、線番号は全くランダムにつけられたも
のである。また、線の種類で1は線分、2は円弧であ
り、線分の場合は1点目座標値は始点、2点目座標値は
終点の座標値を表しており、円弧の場合は1点目座標値
は始点、2点目座標値は中間点、3点目座標値は終点の
座標値を表している。図3では左から右へ行くに従って
X座標の値が大きくなり、下から上へ行くに従ってY座
標の値が大きくなるように、XY座標が設定されてい
る。通常、紙器設計システムで作成されたデータはこの
ような形式になっているが、このデータでは図面の一部
を変更するという作業には対応できないので、この図面
データをもとに頂点データ、辺データ、面データを作成
する。
【0010】まず、形状データ作成手段6は選択された
図面データより、頂点データを作成する(S4)。頂点
データの作成は表1に示す座標を順次、頂点としていく
が、線番号A1の1点目の座標とA2の1点目の座標の
ように重複するものは1つだけを頂点とする。このよう
にして作成された頂点データのリストを下記の表2に示
す。表2における頂点番号もランダムにつけられたもの
である。作成された頂点データは記憶装置5に格納され
る。
【0011】
【表2】
【0012】次に、形状データ作成手段6はこの頂点デ
ータと図面データを用いて、辺データを作成する(S
5)。辺データは辺を構成する始点、終点および中間点
の番号を求めることにより作成される。作成された辺デ
ータのリストを次ページの表3に示す。表3において始
点番号、終点番号、中間点番号は全て表2に示す頂点番
号であり、辺が線分の場合は中間点には0が入る。作成
された辺データは記憶装置5に格納される。図5は頂点
データ、辺データ作成後の図面と頂点番号、辺番号の関
係を示した図である。同図に示すように各頂点には頂点
番号が付けられることとなる。
【0013】
【表3】
【0014】さらに、形状データ作成手段6は頂点デー
タ、辺データを用いて、面データを作成する。(S6)
図6は面データ作成処理のフローチャートである。図6
にしたがって、面データの作成を説明する。
【0015】まず、辺データ、頂点データをバッファ7
に格納する(S14)。次に、面の探索のため、探索開
始点と探索方向を決定する(S15)。探索開始点はY
座標が最小である頂点とし、Y座標が等しい頂点が2つ
以上ある場合は、X座標がより小さい頂点とする。図5
に示すように図面15では、探索開始点は頂点V1とな
る。探索方向は開始点を端点にもち、X軸とのなす角度
が最大の辺とする。図面15では開始点V1を端点にも
つ辺はE1、E2の2辺である。X軸となす角度は辺E
1は0°、辺E2は180°であるので、探索は辺E2
から開始することとなる。
【0016】探索開始点と探索方向が決まったら、面探
索の対象を決めるために図形の外形の探索を行う(S1
6)。外形探索の方法は辺を順にたどっていき、たどっ
た辺をバッファ7に格納していく。辺が分岐していると
きは探索してきた方向となす角度が最大の辺を選択す
る。図5を用いて説明すると、探索開始点V1から辺E
2、辺E3をたどっていき、頂点V4で方向が2つに分
岐している。ここで、探索してきた方向(頂点V3から
頂点V4へ向かう方向)となす角度が辺E18は0°、
辺E4は−90°であるので、角度が大きい辺E18を
選択し、探索を続ける。辺E18の反対側の頂点V16
でも辺E19と辺E22に分岐しているので、角度の大
きい辺E22を選択し、探索する。このようにして探索
を行っていき、探索開始点V1に戻ったら外形探索を終
了する。探索された外形は、辺E2、辺E3、辺E1
8、辺E22、辺E23、辺E24、辺E17、・・・
辺E20、辺E5、辺E6、辺E1の順序で格納され
る。
【0017】次に、面の探索を行う(S17)。面探索
は外形探索により探索された外形を順にたどっていき、
辺が分岐しているときは探索してきた方向となす角度が
最小の辺を選択することにより探索を行い、1つの閉ル
ープができたら、それを面として登録し、その閉ループ
の最初の分岐点に戻り、探索を続ける。図5を用いて説
明すると、探索開始点V1から外形をたどっていくと頂
点V4で分岐しているので角度が小さい方の辺E4を選
択する。探索を続けると頂点V5で方向が2つに分岐し
ている。ここで、探索してきた方向(頂点V4から頂点
V5へ向かう方向)となす角度が辺E5は−90°、辺
E20は90°であるので角度が小さい方の辺E5を選
択する。辺E5、辺E6をたどり、最初の分岐点V4に
戻ったら、このたどった閉ループを面番号F1の面とし
て記憶装置5に格納する。面F1を格納したら分岐点V
4から再び外形をたどる。分岐点V16に達したら、辺
E19を選択して面探索を行い、再び、分岐点V16に
戻ったら、たどった閉ループを面F2として登録する。
同様にして面探索を行い、頂点V1に戻ったら面探索を
終了する。面番号は面探索を行った順序で付けられるの
で、この時点で面F1から面F11まで登録される。下
記の表4は登録された面データを示す表である。表4に
示すように面データは面を構成する頂点番号と辺番号を
持つ。図7はこの時点での図面15と登録された面の関
係を示す図である。図7において面F1から面F11は
登録された面であり、面C、面Dは説明の便宜上設定し
た面番号である。
【0018】
【表4】
【0019】面探索が終了したら、バッファ7内に格納
されている外形を構成する辺および、登録された2つの
面に共有される辺のデータとそれらの辺を構成する頂点
のデータを探索済のデータとする。ここで、バッファ7
内に探索済でない頂点データ、辺データが残っているか
どうかのチェックを行う(S18)。バッファ7内の頂
点データ、辺データが全て探索済になっていれば、面デ
ータ作成処理を終了する。探索済でない頂点データ、辺
データがバッファ7内に残っていたら、探索済でない頂
点データ、辺データを用いて前述のように外形探索、面
探索を行い、面データを作成する。図面15の例では、
面C、面Dの部分が残っているので、探索開始点V9よ
り、辺E7の方向から探索を行う。面F12、面F13
の登録を行い、頂点データ、辺データを探索済とし、面
探索を終了する。今度はバッファ7内に探索済でないデ
ータが残っていないので、面データ作成処理を終了す
る。
【0020】面データの作成が終わったら、関係定義手
段8において頂点データ、辺データより、同一の辺を共
有する頂点間の距離を求める作業を行う(S7)。求め
た頂点距離データは順次バッファ7に格納する。図8は
頂点距離データを示す図である。図8において右上半分
は頂点間のX方向の距離を示し、左下半分が頂点間のY
方向の距離を示す。同一の辺を共有しない頂点間の欄に
は0を格納する。
【0021】次に、関係定義手段8は面の対応関係を求
める(S8)。面の対応関係には接続と同一形状の2つ
がある。2つの面が一つの辺を共有している場合、2つ
の面は接続となる。2つの面が合同な形である場合、2
つの面は同一形状となる。また、合同でなくとも、2つ
の面が互いに対称である場合も2つの面は同一形状とす
る。図9は面の対応関係を示した表である。図9におい
ては、表の右上半分では1は面同士が接続関係であり、
0は接続関係でないことを示し、表の左下半分では2は
面同士が同一形状関係であり、0は同一形状関係でない
ことを示す。
【0022】面の対応関係を求めたら、関係定義手段8
は辺の対応関係を求める(S9)。まず、全ての辺につ
いて辺の平行、直交関係を求める。2辺の傾きを求め、
2辺の傾きが等しく、頂点を共有しない場合は2辺の対
応関係を「平行」とする。2辺が同じ頂点を共有し、2
辺が垂直である場合は2辺の対応関係を「直交」とす
る。次に、一つの面を構成する辺の間での対応関係を求
める。図7の辺E8と辺E9のように一つの面F5を構
成し、2辺が平行であり、かつ、2辺の辺方向を座標軸
としたときに一方の辺の座標値の範囲が他方の辺の座標
値の範囲に含まれるような場合(図面15では図7に示
すようにY座標において、辺E8の範囲は辺E9の範囲
に含まれる。)に2辺の対応関係を「対応関係3」とす
る。また、図7の辺E10と辺E11のように一つの面
F5を構成し、2辺が頂点を共有せず、2辺の傾きの符
号が逆である場合に2辺の対応関係を「対応関係4」と
する。さらに、図7の辺E12と辺E13のように、同
一形状の面の間で対応する関係、すなわち、辺の長さが
等しく、面の中の位置関係が等しい場合に2辺の対応関
係を「対応関係5」とする。図10は辺の対応関係を示
した表である。図10において、表の右上半分は辺が平
行または直交である場合にデータが入り、1は平行、2
は直交を示す。例えば、辺E1と辺E4は平行、辺E3
と辺E4は直交であることを示す。また、表の左下半分
は2辺が対応関係3、対応関係4、対応関係5のいずれ
かである場合にデータが入り、3は「対応関係3」、4
は「対応関係4」、5は「対応関係5」である場合を示
す。例えば、辺E1と辺E4は「対応関係3」、辺E1
0と辺E11は「対応関係4」、辺E1と辺E15は
「対応関係5」であることを示す。0は対応関係がない
場合を示す。
【0023】頂点データ、辺データ、面データ、頂点距
離データ、面の対応関係データ、辺の対応関係データの
作成が終わり、形状変換の準備が整ったら、グラフィッ
クディスプレイ4に形状変換すべき図面(図面15)を
表示する。ここで、オペレータは長さを変更したい辺を
ポインティングデバイス2で指示し、変更値をキーボー
ド9で入力する(S10)。すると、寸法を変更した図
形を辺のどちら側を基準にして表示するかの選択肢が画
面に表示されるので、オペレータは表示の際の基準をポ
インティングデバイス2により指示する。図11は寸法
の変更処理を説明するための図面15の展開図である。
以下、図11を用いて寸法の変更処理を説明する。オペ
レータは図面15において辺E13を変更指示し、変更
値を14と入力し、辺の左側を基準とする。
【0024】変更指示が行われると、形状変換手段10
は変更対象辺の探索を行う(S11)。変更対象辺とは
変更指示された辺と同時に長さが変更される辺のことで
あり、既に求められている辺の対応関係、面の対応関係
に基づき、変更指示された辺に対応する辺を探索するこ
とにより決定される。まず、変更指示された辺E13を
構成要素に持つ面を探索する。この場合、面F7と面F
13の2つであるので、面F7を選択する。次に、面F
7を構成する辺の中で辺E13と対応する辺を探索す
る。面F7を構成する辺の中で辺E13と対応するもの
は平行である辺E14しかないので辺E14を変更対象
辺とする。次に、この辺E14を構成要素に持つ既に探
索された面F7以外の面を探索する。すると、面F8が
探索される。面F8を構成する辺の中で辺E14と対応
する辺を探索する。辺E14と対応する辺は対応関係3
である辺E15だけであるので辺E15を変更対象とす
る。同様にして変更対象の探索を行うと、変更対象が辺
E13、辺E14、辺E15、辺E16、辺E4、辺E
1となったところで探索すべき面がなくなる。探索すべ
き面がなくなったら、次に、変更対象辺を含む面と同一
形状である面を探索する。変更対象辺を含む面で同一形
状を持つものは面F13だけであり、同一形状の面は面
F4だけであるので面F4を探索する。次に、面F4の
中で変更対象である辺E13と対応する辺を探索する。
辺E13と対応する辺は「対応関係5」である辺E12
であるので辺E12を変更対象とする。次に、また、前
述したように、辺E12を構成要素に持つ面F4の中で
辺E12と対応する辺を探索する。すると、辺E17が
探索され、変更対象となる。これ以上は探索すべき面が
なく、また、同一形状の面も既に探索されているので変
更対象の探索処理を終了する。
【0025】変更対象辺が決定したら、全ての変更対象
辺の長さを変更値に変更する(S12)。まず、変更対
象辺を共有する2つの頂点間の距離を変更値に変更す
る。図12は長さの変更後の頂点距離データを示す表で
あり、下線が引いてあるデータは変更があったデータを
示す。同図に示すように辺E13を構成する頂点V10
V11間のX方向の距離は10から14に変更されてい
る。変更対象辺はこの場合、全てX軸に平行であるので
Y方向の距離には変更がない。
【0026】次に、頂点データの変更を行う。この場
合、辺の左側を基準としてあるので、変更対象辺を構成
する頂点の中でX座標の値が最小である頂点V12、頂
点V13のX座標と頂点V12よりもX座標が小さい頂
点のデータは変更せず、変更対象辺E12、辺E17の
右側の頂点のX座標の値に4を加える。同時に、頂点V
14よりX座標の値が大きい全ての頂点のX座標の値に
4を加える。次に、頂点V14よりもX座標の大きい変
更対象辺E13を構成する頂点V11のX座標は既に4
加えてあるので、変更対象辺E13の右端の頂点V11
のX座標に4を加える。この頂点V11よりもX座標の
大きい全ての頂点のX座標に4を加える。下記の表5は
変更後の頂点データを示す図であり、下線が引いてある
データは変更があったデータを示す。
【0027】
【表5】
【0028】図13は本紙器設計システムによる展開図
の寸法の変更の様子を示す図であり、(a)は変更前、
(b)は変更後の展開図を示す。図13に示すように、
1辺E13に変更指示を与えるだけで、同時に辺E1
5、辺E14、辺E16、辺E4、辺E1、辺E12、
辺E17の長さも変更するので展開図の特徴を保ったま
ま、寸法を変更することができる。
【0029】頂点データの変更が終わったら、グラフィ
ックディスプレイ4に変更後の図面を表示する。ここ
で、表示された図面を出力する指示を与えると、出力制
御手段11により、頂点データおよび辺データを出力用
に変換し、XYプロッタ12、カッティングプロッタ1
3、カラープリンタ14等の出力装置に出力する。(S
13)
【0030】出力した図面をもとに抜き型を作成し、こ
の抜き型を用いて函を作成する。また、寸法を変更して
新しくできた図面を記憶装置5に格納しておき、紙器の
展開図のデータベースとして利用することもできる。
【0031】また、ここでは紙器設計システムにより作
成された図面データを用いて形状変換を行ったが、本発
明は変換前のデータの形式に限定されるものではない。
例えば、スキャナ1から図面を入力し、入力された図面
より頂点データ、辺データ、面データ等を作成し、形状
変換を行うことができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば指
示入力手段により作成された図形を修正する指示を与え
ると、関係定義手段が図形の持っている線分のデータに
対して頂点データ、辺データ、面データの作成と頂点距
離、辺の対応関係、面の対応関係を求め、次に、図形の
変更する部分を指示し、変更値を入力すると、形状変換
手段が変更指示された部分と、変更指示された部分に対
応する部分を、入力された変更値に変更するので、予め
データベースとして登録されている図形の一部に修正す
る指示を与えるだけで図形の特徴を保ったまま全体の寸
法を変更することが可能となり、図形の寸法の変更を行
う場合に、紙器設計システムの作図機能を用いた煩わし
い作業が必要なくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による紙器設計システムの一実施例の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明による紙器設計システムの処理概要を示
すフローチャートである。
【図3】紙器設計システムで寸法を変更する函形状の展
開図である。
【図4】図3に示す展開図の一部拡大図である。
【図5】頂点データ、辺データ、作成後の図面の一部拡
大図である。
【図6】面データ作成処理の手順を示すフローチャート
である。
【図7】面探索を一度行った時の展開図である。
【図8】頂点距離データを示す説明図である。
【図9】面の対応関係を示す説明図である。
【図10】辺の対応関係を示す説明図である。
【図11】寸法の変更処理を説明するための展開図であ
る。
【図12】寸法変更後の頂点距離データを示す説明図で
ある。
【図13】本紙器設計システムによる寸法変更の様子を
示す図である。
【符号の説明】
1 スキャナ 2 ポインティングデバイス 3 入力制御手段 4 グラフィックディスプレイ 5 記憶装置 6 形状データ作成手段 7 バッファ 8 関係定義手段 9 キーボード 10 形状変換手段 11 出力制御手段 12 XYプロッタ 13 カッティングプロッタ 14 カラープリンタ 15 図面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 函の展開図を作成することにより紙器の
    設計を行う紙器設計システムにおいて、既に作成された
    図形の頂点、辺、面の対応関係を求める関係定義手段
    と、前記作成された図形の1部に変更指示と変更値を入
    力する入力指示手段と、前記作成された図形のうち変更
    指示された部分と変更指示された部分に対応する部分を
    変更する形状変換手段とを備えたことを特徴とする紙器
    設計システム
JP10615392A 1992-03-31 1992-03-31 紙器設計システム Expired - Fee Related JP3234989B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10615392A JP3234989B2 (ja) 1992-03-31 1992-03-31 紙器設計システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10615392A JP3234989B2 (ja) 1992-03-31 1992-03-31 紙器設計システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05282406A true JPH05282406A (ja) 1993-10-29
JP3234989B2 JP3234989B2 (ja) 2001-12-04

Family

ID=14426380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10615392A Expired - Fee Related JP3234989B2 (ja) 1992-03-31 1992-03-31 紙器設計システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3234989B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01236363A (ja) * 1988-03-16 1989-09-21 Dainippon Printing Co Ltd Cadシステム
JPH0336668A (ja) * 1989-07-04 1991-02-18 Oki Electric Ind Co Ltd Cadシステムにおける形状生成方式

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01236363A (ja) * 1988-03-16 1989-09-21 Dainippon Printing Co Ltd Cadシステム
JPH0336668A (ja) * 1989-07-04 1991-02-18 Oki Electric Ind Co Ltd Cadシステムにおける形状生成方式

Also Published As

Publication number Publication date
JP3234989B2 (ja) 2001-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4779081A (en) Graphics in display unit
US5068802A (en) Graphic drawing method and system with input coordinates automatically adjustable
US6844876B2 (en) Apparatus and method for generating 3D graphics
JP2853355B2 (ja) 3次元図形データ発生装置
US5852442A (en) Method of drawing a three-dimensional object
US5457755A (en) Figure processing apparatus
JPH05282406A (ja) 紙器設計システム
JPH04309187A (ja) 立体モデルのマッピング方法
JP3635734B2 (ja) 三次元多関節構造体形状生成方法
JPS62212880A (ja) 紙器の設計方法
JP2003099770A (ja) データ変換装置およびその方法、並びに当該方法を用いたプログラム
JPH07220115A (ja) 3次元cadシステム
JPH0620021A (ja) 図形処理方法および装置
JP3647075B2 (ja) 画像検索方法及びその装置
JPH08171646A (ja) 図形作成装置
JPH06259507A (ja) 図形分割装置
JPH03164969A (ja) データ処理装置
JPH04246785A (ja) 図形作成装置
JPH1031760A (ja) 図形処理装置
JP2582298B2 (ja) 図形処理装置における図形情報作成方法
JPH07230482A (ja) Cad図面の作図方法
JPH09160626A (ja) Ncデータ作成システム
JPH03184170A (ja) 文書検索方式
JPH03248276A (ja) 図形処理装置
JPH07182390A (ja) 汎用cadシステムの専用化方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010814

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080928

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080928

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090928

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees