JPH11272869A - ラスターデータ編集方法及びラスターデータ編集装置 - Google Patents

ラスターデータ編集方法及びラスターデータ編集装置

Info

Publication number
JPH11272869A
JPH11272869A JP10072238A JP7223898A JPH11272869A JP H11272869 A JPH11272869 A JP H11272869A JP 10072238 A JP10072238 A JP 10072238A JP 7223898 A JP7223898 A JP 7223898A JP H11272869 A JPH11272869 A JP H11272869A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
raster
data
graphic
line width
editing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10072238A
Other languages
English (en)
Inventor
Shusuke Sakai
秀典 酒井
Shigeki Yahaba
茂樹 矢羽々
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP10072238A priority Critical patent/JPH11272869A/ja
Publication of JPH11272869A publication Critical patent/JPH11272869A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラスターデータの編集処理を行う際にラスタ
ーデータの線幅を所望の値に変更することができるラス
ターデータ編集方法を提供する。 【解決手段】 ベクトル化処理手段21は、CRT表示
装置12の画面上で所定の領域が選択されたときに、そ
の選択された領域に対応するラスターデータをベクトル
データに変換すると共に、その選択された領域に含まれ
る一つ又は複数の図形要素を認識する。線幅取得手段2
2は、その認識した図形要素に対応するラスター図形に
ついての線幅を取得する。線幅編集処理手段23は、一
つ又は複数の図形要素に対応するラスター図形と編集内
容とが指定されたときに、その指定された各ラスター図
形に対応する図形要素のベクトルデータを必要に応じて
編集内容に従って加工し、その加工後のベクトルデータ
を、線幅取得手段22で取得した線幅を有するラスター
データに変換して画面に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、図面を読み取って
得られたラスターデータについて移動、複写、拡大、縮
小、回転等の編集処理を行うラスターデータ編集方法及
びラスターデータ編集装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、CADシステム等では、例えば既
存の図面を読み取って得られた二値画像のイメージデー
タ(ラスターデータ)をベクトルデータに変換して、移
動、複写、拡大、縮小、回転等の編集を行っている。ベ
クトルデータは、各図形を多数の線分で近似し、これら
各線分の始点と終点との座標により表現される。ラスタ
ーデータをベクトルデータに変換するには、例えば各図
形に対して芯線化の処理を行う。かかるベクトルデータ
では、ベクトル図形に対して編集処理を容易に行うこと
ができるという利点がある。
【0003】ところで、従来は、ラスターデータの全体
を一度にベクトルデータに変換するため、ベクトル化処
理に長時間を要すると共に、データ容量も膨大になって
しまう。また、ベクトルデータでは、図形を線分の集合
として表現するため、図面に描かれた図形の内容を画面
上に正確に表示することができない。かかる事情から、
ラスターデータのまま編集処理を行うラスターデータ編
集装置が各種提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
一般的なラスターデータ編集装置では、次のような問題
がある。例えば、図面をスキャナで読み取り、図6
(a)に示すような線分Sのラスターデータが得られた
とする。そして、かかるラスターデータ編集装置を用い
て、線分Sを二倍に拡大する処理を行うことにする。こ
のとき、オペレータは図6(c)に示すように、線分の
長さだけを二倍にしたいのにもかかわらず、実際に拡大
処理をすると、図6(b)に示すように、線分Sはその
長さと共に線幅までも二倍になってしまう。また、線分
Sを移動、複写する場合には、その線分Sの線幅のまま
で処理される。このように、従来のラスターデータ編集
装置では、移動、複写、拡大、縮小等の編集を行う際
に、線幅を自由に変更することができなかった。
【0005】尚、従来のラスターデータ編集装置の中に
は、画面上で所望のラスター図形を指定することによ
り、その指定されたラスター図形の線幅を一定の値に揃
えることができる機能を有するものがある。しかし、処
理対象となるラスター図形を指定するには、マウス等を
用いて、そのラスター図形上をなぞる必要があるため、
その指定する作業はとても面倒であった。
【0006】本発明は上記事情に基づいてなされたもの
であり、ラスターデータの編集処理を行う際にラスター
データの線幅を所望の値に変更することができるラスタ
ーデータ編集方法及びラスターデータ編集装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明に係るラスターデータ編集方法は、ラスター
データを画面に表示し、前記画面上で所定の領域が選択
されたときに、前記選択された領域に対応するラスター
データをベクトルデータに変換すると共に、前記ベクト
ルデータに基づいて前記領域に含まれる一つ又は複数の
図形要素を認識する第一工程と、前記図形要素に対応す
るラスター図形についての線幅のデータを取得する第二
工程と、前記領域内における一つ又は複数の前記図形要
素に対応するラスター図形と編集内容とが指定されたと
きに、前記指定された各ラスター図形に対応する前記図
形要素の前記ベクトルデータを必要に応じて前記指定さ
れた編集内容に従って加工し、加工後の前記ベクトルデ
ータを、前記第二工程で取得した線幅のデータを有する
ラスターデータに変換して画面に表示する第三工程と、
を具備することを特徴とするものである。
【0008】また、上記の目的を達成するための本発明
に係るラスターデータ編集装置は、図面を読み取って得
られたラスターデータを記憶する記憶手段と、前記ラス
ターデータが画面に表示され、前記画面上で所定の領域
が選択されたときに、前記選択された領域に対応するラ
スターデータをベクトルデータに変換すると共に、前記
ベクトルデータに基づいて前記領域に含まれる一つ又は
複数の図形要素を認識するベクトル化処理手段と、前記
図形要素に対応するラスター図形についての線幅のデー
タを取得する線幅取得手段と、前記領域内における一つ
又は複数の前記図形要素に対応するラスター図形と編集
内容とが指定されたときに、前記指定された各ラスター
図形に対応する前記図形要素の前記ベクトルデータを必
要に応じて前記指定された編集内容に従って加工し、加
工後の前記ベクトルデータを、前記線幅取得手段で取得
した線幅のデータを有するラスターデータに変換して画
面に表示する線幅編集処理手段と、を具備することを特
徴とするものである。
【0009】更に、上記の目的を達成するための本発明
に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ラスタ
ーデータを画面に表示し、前記画面上で所定の領域が選
択されたときに、前記選択された領域に対応するラスタ
ーデータをベクトルデータに変換すると共に、前記ベク
トルデータに基づいて前記領域に含まれる一つ又は複数
の図形要素を認識する第一機能と、前記図形要素に対応
するラスター図形についての線幅のデータを取得する第
二機能と、前記領域内における一つ又は複数の前記図形
要素に対応するラスター図形と編集内容とが指定された
ときに、前記指定された各ラスター図形に対応する前記
図形要素の前記ベクトルデータを必要に応じて前記指定
された編集内容に従って加工し、加工後の前記ベクトル
データを、前記第二機能で取得した線幅のデータを有す
るラスターデータに変換して画面に表示する第三機能
と、をコンピュータに実現させるためのプログラムを記
録したものである。
【0010】本発明では、画面上で所定の領域が選択さ
れたときに、その選択された領域に対応するラスターデ
ータをベクトルデータに変換すると共に、そのベクトル
データに基づいて領域に含まれる一つ又は複数の図形要
素を認識する。このため、その認識された図形要素に対
応するラスター図形については、例えば、マウスを用い
て画面上でそのラスター図形上の一点をクリックしたり
して、簡単に指定することができる。しかも、その認識
した図形要素単位でラスター図形の編集処理を行うこと
ができる。
【0011】また、図形要素に対応するラスター図形に
ついての線幅のデータを取得すると共に、領域内におけ
る図形要素に対応するラスター図形と編集内容とが指定
されたときに、その指定された各ラスター図形に対応す
る図形要素のベクトルデータを必要に応じて編集内容に
従って加工し、その加工後のベクトルデータを、前記取
得した線幅のデータを有するラスターデータに変換する
ことにより、その指定された各ラスター図形のラスター
データについて編集処理を行う。このため、一つ又は複
数のラスター図形を移動、複写、拡大、縮小等する際
に、ラスター図形毎にその線幅を自由に変更することが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態
であるラスターデータ編集装置の概略構成図である。図
1に示すラスターデータ編集装置は、画像入力装置とし
てのスキャナ11と、CRT表示装置12と、入力装置
としてのキーボード13a及びマウス13bと、記憶手
段14と、中央処理装置15とを備えるものである。か
かるラスターデータ編集装置は、地図や設計図等の図面
を読み取って得られたラスターデータについて移動、複
写、拡大、縮小、回転等の編集処理を行う場合に用いら
れる。
【0013】スキャナ11は、図面を光学的に走査して
読み取り、ラスターデータに変換するものである。CR
T表示装置12は、スキャナ11で読み取って得られた
ラスターデータを画面上に表示するものである。キーボ
ード13aやマウス13bは、CRT表示装置12の画
面上でラスターデータのうちベクトルデータに変換する
領域を指定したり、その領域に含まれる処理対象となる
ラスター図形について所望の線幅を入力したりするもの
である。記憶手段14には、スキャナ11で読み取って
得られたラスターデータが記憶される。ここでは、ラス
ターデータとして、二値画像のイメージデータ、すなわ
ち、画面上で対象を表す画素を黒で、背景を表す画素を
白で表したものを用いる。
【0014】中央処理装置15は、オペレータからの指
示に基づいて、ラスターデータについて所定の編集処理
を行うものであり、図1に示すように、ベクトル化処理
手段21と、線幅取得手段22と、線幅編集処理手段2
3とを有する。ベクトル化処理手段21は、CRT表示
装置12の画面上で所定の領域が選択されたときに、そ
の選択された領域に対応するラスターデータを内部的に
ベクトルデータに変換すると共に、そのベクトルデータ
に基づいて、その選択された領域に含まれる一つ又は複
数の図形要素を認識するものである。線幅取得手段22
は、図形要素に対応するラスター図形についての線幅を
取得するものである。具体的には、ベクトル化処理手段
21で認識された各図形要素に対応するラスター図形に
ついての線幅を当該ラスター図形のラスターデータに基
づいて算出することにより、又は、選択された領域内に
おける一つ又は複数のラスター図形についての線幅が入
力されることにより、線幅に関する情報(線幅のデー
タ)を取得する。また、線幅編集処理手段23は、選択
された領域内における一つ又は複数の図形要素に対応す
るラスター図形と編集内容とが指定されたときに、その
指定された各ラスター図形に対応する図形要素のベクト
ルデータを必要に応じて編集内容に従って加工し、加工
後のベクトルデータを、線幅取得手段22で取得した線
幅を有するラスターデータに変換して画面に表示するこ
とにより、指定された各ラスター図形のラスターデータ
について編集処理を行う。すなわち、本実施形態のラス
ターデータ編集装置は、ラスター図形を編集する際に、
その線幅を所望の値に変更することができる機能、いわ
ゆる線幅編集機能を有する。
【0015】次に、本実施形態のラスターデータ編集装
置において、ラスター編集処理を行う場合の処理手順に
ついて説明する。かかるラスター編集処理は、選択され
た領域に対応するラスターデータをベクトル化すると共
に、その領域に含まれるラスター図形の形状を認識する
形状認識処理と、その領域内において処理対象となるラ
スター図形を所望の線幅で編集する線幅編集処理との二
つに大別される。図2はラスター編集処理のうち形状認
識処理の手順を説明するためのフローチャート、図3は
ラスター編集処理のうち線幅編集処理をとなるラスター
データを編集する処理の手順を説明するためのフローチ
ャート、図4は画面上でのラスター図形の移動処理を説
明するための図である。
【0016】最初に、オペレータは、マウス13bを用
いて、CRT表示装置12の画面上で「移動」、「複
写」、「拡大」、「縮小」等のボタンのいずれかを押す
ことにより、編集処理の種類を選択する。ここでは、例
えば「移動」を選択したものとし、以下では、ラスター
編集としてラスター図形を移動する場合について説明す
る。尚、この編集処理の種類の選択は、後述する領域を
選択した後に行ってもよい。
【0017】次に、図2のフローに示す形状認識処理に
移行する。まず、オペレータは、マウス13bを用い
て、CRT表示装置12の画面上で所定の領域を枠で囲
んでクリックする(step11)。このとき、全領域を選択
してもよいが、一部のラスター図形のみを移動したい場
合には、その一部のラスター図形を含むような領域を選
択する。図4(a)に示す例では、ラスター図形とし
て、円Cと、二つの四角形T1 ,T2 と、二つの直線S
1 ,S2 とが描かれている。二つの四角形T1 ,T 2
それぞれ他のラスター図形と独立しているが、二つの直
線S1 ,S2 は円Cと交わっている。この場合、円Cの
みを移動したいときには、その円Cが含まれるような領
域Rを選択する。ここで、領域Rには、移動対象となる
ラスター図形(円C)さえ含まれていればよく、他のラ
スター図形(直線S1 ,S2 )の全部又は一部が含まれ
ていても問題はない。
【0018】次に、中央処理装置15は、その選択され
た領域を認識する(step12)。その後、中央処理装置1
5のベクトル化処理手段21は、その選択された領域に
対応するラスターデータをベクトル化することにより、
ベクトルデータを生成する(step13)。したがって、ラ
スターデータの一部をベクトルデータに変換することが
でき、選択された領域以外にあるラスターデータはベク
トル化されない。
【0019】ここで、ベクトル化処理としては、従来か
ら用いられている芯線化処理や細線化処理が行われる。
ラスターデータを芯線化する場合には、まず、選択され
た領域内においてラスター図形を表すラスターデータの
輪郭点(対象を表す黒の画素のうち、その周囲が他の黒
画素で完全に覆われていない点)を求め、その輪郭点を
順次繋いで、輪郭線に関する情報を求める。そして、一
対の輪郭線を追跡しながら、それらの輪郭線の真ん中に
線を引くことにより、芯線を生成する。例えば、図4
(a)において、領域Rに含まれるラスターデータを芯
線化すると、円Cと二つの直線S1 ,S2 の一部とを構
成する多数の線分の集合からなるベクトルデータが生成
される。一方、ラスターデータを細線化する場合には、
選択された領域内において、ラスターデータの輪郭点を
一点ずつ削りながら、ラスターデータをどんどん細めて
いくことにより、細線を生成する。
【0020】こうして、ラスターデータをベクトル化し
た後、中央処理装置15のベクトル化処理手段21は、
その生成されたベクトルデータについてパターン認識を
行うことにより、選択された領域に含まれる一つ又は複
数の図形要素を認識する(step14)。例えば、図4
(a)の場合には、その領域Rには三つの図形要素が含
まれ、それぞれ円、直線、直線であると判断される。一
般に、図形要素には、この他にも、楕円、自由曲線、四
角形等が含まれる。こうして生成されたベクトルデータ
及び各図形要素に関する情報は、中央処理装置15の主
メモリ15aに保管される。
【0021】次に、中央処理装置15の線幅取得手段2
2は、step14で認識された一つ又は複数の図形要素に対
応するラスター図形についての線幅を算出する(step1
5)。かかる線幅の算出には、公知の技術が用いられ
る。例えば、ラスター図形上のいくつかの点を選び、各
点における線幅を、ベクトル化処理の際に求めた輪郭線
に関する情報に基づいて算出する。そして、各点におけ
る線幅の平均値を求めることにより、そのラスター図形
についての線幅が得られる。各ラスター図形についての
線幅に関する情報は、中央処理装置15の主メモリ15
aに保管される。以上で、図2のフローに示す処理が終
了する。
【0022】尚、上記のstep11において、所定の領域を
枠で囲んで選択する代わりに、移動対象となるラスター
図形上の一点を選択するようにしてもよい。例えば、図
4(a)において円Cのみを移動したい場合には、オペ
レータは、マウス13bを用いて、円C上の一点をクリ
ックする。すると、中央処理装置15は、上記のstep12
とstep13との処理を同時に行うことになる。すなわち、
中央処理装置15は、この選択された一点の近傍から、
その近くにある輪郭点をたどって、輪郭点を順次取り出
し、それらの輪郭点を繋ぐことにより輪郭線に関する情
報を求める。そして、その輪郭線に関する情報に基づい
て、その輪郭線を構成する多数の線分のうち、選択され
た一点の近傍における一対の線分に芯線化処理を施し、
芯線を生成する。その後、その一対の線分を所定方向に
追跡処理して、引き続き芯線を生成していく。こうし
て、選択された一点を含むラスター図形Cと、そのラス
ター図形Cに連なるラスター図形S1 ,S2 とのラスタ
ーデータがベクトルデータに変換されることになる。但
し、選択された一点を含むラスター図形Cと連なる他の
ラスター図形S1 ,S2 については、その重複する部分
(交差点の部分)から分岐した方向に一定の距離以内の
部分だけをベクトル化する。これは、オペレータは実際
に処理しようと考えているラスター図形上の一点を選択
するのが普通であり、少なくともそのラスター図形だけ
をベクトル化すれば十分だからである。このように、ラ
スター図形上の一点を選択することによっても、領域を
枠で囲んで選択したのと同様に、ラスターデータの一部
をベクトル化することができる。尚、移動対象のラスタ
ー図形を複数選択することも可能である。
【0023】また、このように、移動対象のラスター図
形上の一点を選択したときに行われる追跡処理の際に
は、追跡する方向に基づいて、移動対象となる図形のタ
イプ(円、楕円、線分等)を自動的に認識することがで
きる。これにより、追跡処理中に交差点に達したときに
は、その認識された図形タイプに基づいて、追跡処理の
進行方向を決定し、その決定した進行方向に沿って、追
跡処理を継続することができる。また、移動対象のラス
ター図形に交差点が多く含まれているときには、オペレ
ータが移動対象のラスター図形上の点を複数選択するよ
うにしてもよい。これにより、図形タイプを正確に認識
することができる。
【0024】次に、図3のフローに示す線幅編集処理に
移行する。まず、オペレータは、マウス13bを用い
て、CRT表示装置12の画面上で、step11で選択した
領域内において移動対象となるラスター図形(正確に言
うと、図形要素単位でのラスター図形)上の一点をクリ
ックする(step21)。このとき、その領域内である限
り、複数のラスター図形を指定することができる。例え
ば、図4(a)の場合、領域Rには、図形要素単位での
ラスター図形として、円Cと、直線S1 と、直線S 2
が含まれるので、これらラスター図形C,S1 ,S2
任意の組合せを指定することができる。すなわち、円C
と二つの直線S1 ,S2 、円Cと二つの直線S1 ,S2
のうちのいずれか一方、二つの直線S1 ,S2 、円Cの
み、或いは、二つの直線S1 ,S2 のうちのいずれか一
方を指定することができる。但し、直線S1 ,S2 を指
定しても、その領域Rに含まれる部分しか編集すること
ができない。また、step11で選択した領域のすべてを指
定することもできる。ここでは、円Cを指定したとす
る。
【0025】その後、オペレータは、移動先におけるラ
スター図形の線幅に関する情報を入力する(step22)。
具体的には、移動先におけるラスター図形の線幅をその
まま維持したい場合には、オペレータは、マウス13b
を用いて、画面上の所定のボタンを押す。この場合、ラ
スター図形は移動先において元の線幅で描画されること
になる。ここで、元の線幅とは、step15で算出された線
幅の値のことである。また、移動先におけるラスター図
形の線幅を変更したい場合には、オペレータは、キーボ
ード13aを用いて、所望の線幅の値を入力する。元の
線幅よりも大きな値が入力されると、ラスター図形は移
動先において線幅を拡大して描画され、一方、元の線幅
よりも小さな値が入力されると、ラスター図形は移動先
で線幅を縮小して描画されることになる。
【0026】次に、オペレータがマウス13bを用いて
画面上でラスター図形の移動先を指定すると(step2
3)、中央処理装置15の線幅編集処理手段23は、ラ
スター図形の編集を実行する(step24)。このstep24に
おいては、具体的に、step31からstep34までに示すよう
な処理が行われる。step31からstep33までは移動元にお
けるラスターデータを消去する処理であり、step34は移
動先において新たにラスターデータを生成する処理であ
る。
【0027】step31では、中央処理装置15の線幅編集
処理手段23は、step21で指定されたラスター図形のラ
スターデータを追跡処理する(step31)。一般に、ラス
ター編集処理の際には、交差点の処理が問題となる。す
なわち、移動元において、移動対象のラスターデータの
うち、移動対象ではない他のラスターデータと重複した
交差点部分は消去せずに、そのまま残しておく必要があ
る。かかる交差点の部分を消去してしまうと、移動対象
ではないラスター図形はその図形的な意味が失われてし
まうからである。移動対象ではないラスター図形はその
ままの状態にしておく必要がある。step31の追跡処理
は、移動対象のラスターデータに交差点の部分があるか
どうかを認識すると共に、交差点の部分がある場合に、
その交差点の部分を除いた移動対象のラスターデータの
範囲を特定するために行われる。
【0028】図5(a)は図4(a)の場合に移動元の
ラスターデータを削除するためにラスター図形を追跡す
る処理を説明するための図である。例えば、円C上の一
点が指定されると、この指定された一点の近傍からその
近くにある輪郭点をたどって、輪郭点を順次取り出し、
それらの輪郭点を繋ぐことにより輪郭線に関する情報を
求める。そして、その輪郭線に関する情報に基づいて、
その輪郭線を構成する多数の線分のうち、指定された一
点の近傍における一対の線分から所定方向(図形要素
(ここでは円)の形状に沿った方向)Dに追跡処理を開
始して、交差点の部分ではない円Cのラスターデータの
範囲を特定する。そして、図5(a)に示すように、追
跡途中で交差点に達すると、その交差点の開始位置P1
を特定する。そして、その交差点の開始位置P1 から追
跡方向Dに沿って所定の距離だけ前方にジャンプする。
そのジャンプした先の部分にラスターデータ(追跡対象
の図形(ここでは円)のうち交差点部分を除いた部分に
相当するもの)が存在すれば、交差点の開始位置P1
ら追跡処理を再開し、その交差点の終了位置P2 を特定
した後、そのまま前方に追跡を継続し、交差点の部分で
はない円Cのラスターデータの範囲を特定する。一方、
例えばT字の図形のように、ジャンプした先の部分にラ
スターデータが存在せず、追跡が継続できなければ、そ
の方向への追跡を中止する。かかる追跡処理は、輪郭線
がループ状に閉じている場合に、最初の位置まで戻ると
終了する。また、輪郭線がループ状に閉じていない場合
には、一方の端まで処理がなされた後は、最初の位置か
ら反対方向に追跡処理が進む。このようにして、円Cの
ラスターデータを追跡することにより、円Cのラスター
データのうち、交差点部分と、交差点部分以外の部分と
を識別し、交差点部分以外の部分にラベル付けを行う。
【0029】その後、中央処理装置15の線幅編集処理
手段23は、かかるラベル付けられた移動対象のラスタ
ーデータに基づいて、消去用ラスターデータを生成する
(step32)。図4(a)の場合は、図5(b)に示すよ
うに、円Cのラスターデータから四つの交差点部分を除
いた四つの部分からなる消去用ラスターデータが作られ
る。かかる消去用ラスターデータは白いイメージであ
る。ここで、消去用ラスターデータのうち交差点の部分
との境界は直線で形成される。その後、中央処理装置1
5の線幅編集処理手段23は、消去用ラスターデータを
移動元における移動対象のラスターデータ上に重ねて、
マスク処理を施すことにより、交差点の部分を除いて、
移動元における移動対象のラスターデータを消去する
(step33)。こうして、図4(a)の場合は、図4
(b)に示すように、移動元においては、円Cが削除さ
れ、二つの直線S1 ,S2 はそのまま残ることになる。
【0030】尚、step31の処理を開始する時点で、所定
の領域に含まれるラスターデータに対応するベクトルデ
ータを既に持っているので、かかるベクトルデータに基
づいて移動対象のラスターデータの交差点の位置を計算
することができる。しかし、計算で求めた交差点の位置
を用いたのでは、移動元における移動対象のラスターデ
ータを綺麗に消去することができないことがある。この
ため、本実施形態では、上記のように、再度ラスター図
形の追跡処理を行うことにより、交差点の位置を特定す
ることにしている。
【0031】また、本実施形態では、上記のように、消
去用ラスターデータの生成を線幅編集処理時に行う場合
について説明したが、例えば、形状認識処理時に消去用
ラスターデータを生成するようにしてもよい。すなわ
ち、選択された領域に含まれるラスターデータをベクト
ル化し、その領域に含まれる図形要素を認識する際に、
各図形要素毎に消去用ラスターデータを生成することが
可能である。
【0032】次に、中央処理装置15の線幅編集処理手
段23は、移動対象のラスター図形に対応するベクトル
データを、所定の線幅を有するラスターデータに変換
し、その変換したラスターデータを移動先に生成する
(step34)。具体的に、ベクトルデータをラスターデー
タに変換するには、まず、ベクトルデータ上の各点にお
いて、線幅に関する情報で特定された線幅を与えるよう
な座標の値を求める。ここで、線幅に関する情報で特定
された線幅とは、step22において移動元のラスター図形
の線幅をそのまま維持する旨のボタンが押された場合に
は、step15で算出された線幅の値であり、一方、step22
において新たな線幅の値が入力された場合には、その入
力された線幅の値である。次に、こうして求めた各座標
を順次繋げることにより、輪郭線を計算する。その後、
その輪郭線の内部のドットを黒で塗り潰すことにより、
所定の線幅を有するラスターデータが得られる。例え
ば、図4(a)の場合において、移動先における線幅と
して元の線幅の二倍の値を入力したときには、図4
(b)に示すように、移動先において円Cが元の線幅の
二倍の線幅で書き直されることにより、円Cの移動処理
が行われる。
【0033】このように、本実施形態では、移動先にお
いては、ベクトルデータに基づいてラスターデータを新
たに生成する。このため、たとえ移動元における移動対
象のラスター図形に線幅のばらつきがあったとしても、
移動先における移動対象のラスター図形は、線幅のばら
つきがない、綺麗な形状に整形されて書き直されること
になる。この意味では、本実施形態のラスターデータ編
集装置は、いわゆる清書機能とも言うべきものを有す
る。また、移動先において新たに生成したラスターデー
タは、記憶手段14に記憶される。
【0034】次に、オペレータは、引き続き他のラスタ
ー図形についても編集を行う場合には、マウス13bを
用いて、その旨のボタンを押す(step25)。そして、上
記のstep21からstep24までの処理を繰り返すことにな
る。また、編集処理を終了する旨のボタンを押すと(st
ep25)、中央処理装置15は編集処理を終了し、図3の
フローから抜ける。
【0035】尚、ラスター図形の編集処理が終了した後
は、中央処理装置15の主メモリ15aに記憶されてい
るベクトルデータ等は消去される。ベクトルデータはあ
くまでラスター図形を編集するためにだけ使用される。
以上は、ラスター図形の編集処理として、ラスター図形
を移動する場合について説明したが、ラスター図形を複
写、拡大、縮小、回転等する場合にも同様にして処理す
ることができる。例えば、ラスター図形を複写する場合
には、上記図3のフローにおいて、元のラスターデータ
を消去する必要がないので、step31〜step33の処理を行
わない点が、移動の場合と異なる。また、ラスター図形
を拡大、縮小、回転する場合には、上記図3のフローに
おいて、step23で移動先を指定する代わりに、拡大率、
縮小率又は回転角度を指定する点、及び、step34では、
その指定された拡大率等に基づいてラスター図形に対応
する図形要素のベクトルデータを加工し、その加工後の
ベクトルデータを所定の線幅を有するラスターデータに
変換する点で、移動の場合と異なる。特に、ラスター図
形を複写、拡大、縮小、回転等する場合にも、線幅を自
由に変更することができる。例えば、ラスター図形を拡
大する場合に、ラスター図形の形状のみを拡大し、その
線幅を元のラスター図形の線幅のままに維持しておくこ
とができる。
【0036】また、以上説明した動作を実行するプログ
ラムは、フロッピーディスク、CD−ROM等の可搬媒
体や、ハードディスク等の記憶装置等に、その全体ある
いは一部が記録され、又は記憶されている。そのプログ
ラムがコンピュータにより読み取られて、動作の全部あ
るいは一部が実行される。本実施形態のラスターデータ
編集装置では、画面上で所定の領域が選択されたとき
に、その選択された領域に対応するラスターデータをベ
クトルデータに変換すると共に、そのベクトルデータに
基づいて領域に含まれる一つ又は複数の図形要素を認識
する。このため、その認識された図形要素に対応するラ
スター図形については、例えば、マウスを用いて画面上
でそのラスター図形上の一点をクリックしたりして、簡
単に指定することができる。また、その認識した図形要
素単位でラスター図形の編集処理を行うことができる。
更に、オペレータが処理対象となるラスター図形を含む
領域のみを選択することにより、ベクトル化処理に要す
る時間を大幅に短縮することができるという利点もあ
る。
【0037】また、本実施形態のラスターデータ編集装
置では、認識された図形要素に対応するラスター図形に
ついての線幅を取得すると共に、領域内における図形要
素に対応するラスター図形と編集内容とが指定されたと
きに、その指定された各ラスター図形に対応する図形要
素のベクトルデータを必要に応じて編集内容に従って加
工し、その加工後のベクトルデータを、前記取得した線
幅を有するラスターデータに変換することにより、その
指定された各ラスター図形のラスターデータについて編
集処理を行う。このため、一つ又は複数のラスター図形
を移動、複写、拡大、縮小等する際に、ラスター図形毎
にその線幅を自由に変更することができる。例えば、ラ
スター図形を拡大する場合に、ラスター図形の形状のみ
を拡大し、その線幅を元のラスター図形の線幅に維持し
ておくことができる。また、複数のラスター図形を指定
すれば、それらのラスター図形をそれぞれ所定の線幅で
一括して編集することができる。
【0038】尚、本発明は上記の実施形態に限定される
ものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形が
可能である。上記の実施形態のラスターデータ編集装置
を用いると、実際にラスター図形の編集を行わなくと
も、ラスター図形の線幅だけを所定の値に変更すること
ができる。例えば、鉛筆で描かれた地図等の図面を読み
取って得られたラスターデータについて線幅を変更する
場合について説明する。一般に、鉛筆で描かれた地図等
では、各種の線が用いられると共に、線幅にばらつきが
ある。このため、この地図等のラスターデータについて
は、線の種類毎に線幅を一定に揃える必要がある。この
場合、まず、ベクトル化処理手段21がラスターデータ
の全体をベクトル化する。その後、線幅取得手段22
は、各ラスター図形の線幅を算出し、線の種類を判定す
る。例えば、算出した線幅が1mmより大きく5mm以
下であれば、線の種類を細線と判定し、また、算出した
線幅が5mmより大きく10mm以下であれば、線の種
類を太線と判定する。次に、線幅編集処理手段23は、
ベクトルデータを、線の種類毎に予め定められた線幅又
は別途入力された線幅を有するラスターデータに変換す
る。これにより、線の種類毎の線幅のばらつきをなく
し、ラスターデータの全体を所定の線幅で綺麗に清書す
ることができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
面上で所定の領域が選択されたときに、その選択された
領域に対応するラスターデータをベクトルデータに変換
すると共に、そのベクトルデータに基づいて領域に含ま
れる一つ又は複数の図形要素を認識する。このため、そ
の認識された図形要素に対応するラスター図形について
は、例えば、マウスを用いて画面上でそのラスター図形
上の一点をクリックしたりして、簡単に指定することが
できる。しかも、その認識した図形要素単位でラスター
図形の編集処理を行うことができる。
【0040】また、図形要素に対応するラスター図形に
ついての線幅を取得すると共に、領域内における図形要
素に対応するラスター図形と編集内容とが指定されたと
きに、その指定された各ラスター図形に対応する図形要
素のベクトルデータを必要に応じて編集内容に従って加
工し、その加工後のベクトルデータを、前記取得した線
幅を有するラスターデータに変換することにより、その
指定された各ラスター図形のラスターデータについて編
集処理を行う。このため、一つ又は複数のラスター図形
を移動、複写、拡大、縮小等する際に、ラスター図形毎
にその線幅を自由に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるラスターデータ編集
装置の概略構成図である。
【図2】ラスター編集処理のうち形状認識処理の手順を
説明するためのフローチャートである。
【図3】ラスター編集処理のうち線幅編集処理の手順を
説明するためのフローチャートである。
【図4】画面上でのラスター図形の移動処理を説明する
ための図である。
【図5】(a)は移動元のラスターデータを削除するた
めにラスター図形を追跡する処理を説明するための図、
(b)は消去用ラスターデータを説明するための図であ
る。
【図6】従来のラスターデータの編集処理を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
11 スキャナ 12 CRT表示装置 13a キーボード 13b マウス 14 記憶手段 15 中央処理装置 15a 主メモリ 21 ベクトル化処理手段 22 線幅取得手段 23 線幅編集処理手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラスターデータを画面に表示し、前記画
    面上で所定の領域が選択されたときに、前記選択された
    領域に対応するラスターデータをベクトルデータに変換
    すると共に、前記ベクトルデータに基づいて前記領域に
    含まれる一つ又は複数の図形要素を認識する第一工程
    と、 前記図形要素に対応するラスター図形についての線幅の
    データを取得する第二工程と、 前記領域内における一つ又は複数の前記図形要素に対応
    するラスター図形と編集内容とが指定されたときに、前
    記指定された各ラスター図形に対応する前記図形要素の
    前記ベクトルデータを必要に応じて前記指定された編集
    内容に従って加工し、加工後の前記ベクトルデータを、
    前記第二工程で取得した線幅のデータを有するラスター
    データに変換して画面に表示する第三工程と、 を具備することを特徴とするラスターデータ編集方法。
  2. 【請求項2】 前記第二工程は、前記第一工程で認識さ
    れた前記各図形要素に対応するラスター図形についての
    線幅のデータを当該ラスター図形のラスターデータに基
    づいて算出することにより、又は、前記領域内における
    一つ又は複数の前記図形要素に対応するラスター図形に
    ついての線幅のデータが入力されることにより、線幅の
    データを取得することを特徴とする請求項1記載のラス
    ターデータ編集方法。
  3. 【請求項3】 前記第三工程は、前記編集処理が移動、
    拡大、縮小又は回転である場合、前記指定された各ラス
    ター図形のラスターデータを追跡処理することにより、
    前記指定された各ラスター図形についての消去用ラスタ
    ーデータを作成した後、前記消去用ラスターデータを用
    いて前記指定された各ラスター図形のラスターデータを
    消去する処理を含むものであることを特徴とする請求項
    1又は2記載のラスターデータ編集方法。
  4. 【請求項4】 前記第三工程は、前記指定された各ラス
    ター図形が前記指定がなされていないラスター図形と重
    複している場合、前記指定された各ラスター図形のラス
    ターデータから前記指定がなされていないラスター図形
    との重複部分を除いた前記消去用ラスターデータを作成
    する処理を含むものであることを特徴とする請求項3記
    載のラスターデータ編集方法。
  5. 【請求項5】 図面を読み取って得られたラスターデー
    タを記憶する記憶手段と、 前記ラスターデータが画面に表示され、前記画面上で所
    定の領域が選択されたときに、前記選択された領域に対
    応するラスターデータをベクトルデータに変換すると共
    に、前記ベクトルデータに基づいて前記領域に含まれる
    一つ又は複数の図形要素を認識するベクトル化処理手段
    と、 前記図形要素に対応するラスター図形についての線幅の
    データを取得する線幅取得手段と、 前記領域内における一つ又は複数の前記図形要素に対応
    するラスター図形と編集内容とが指定されたときに、前
    記指定された各ラスター図形に対応する前記図形要素の
    前記ベクトルデータを必要に応じて前記指定された編集
    内容に従って加工し、加工後の前記ベクトルデータを、
    前記線幅取得手段で取得した線幅のデータを有するラス
    ターデータに変換して画面に表示する線幅編集処理手段
    と、 を具備することを特徴とするラスターデータ編集装置。
  6. 【請求項6】 前記線幅取得手段は、前記ベクトル化処
    理手段で認識された前記各図形要素に対応するラスター
    図形についての線幅のデータを当該ラスター図形のラス
    ターデータに基づいて算出することにより、又は、前記
    領域内における一つ又は複数の前記図形要素に対応する
    ラスター図形についての線幅のデータが入力されること
    により、線幅のデータを取得することを特徴とする請求
    項5記載のラスターデータ編集装置。
  7. 【請求項7】 前記線幅編集処理手段は、前記編集処理
    が移動、拡大、縮小又は回転である場合、前記指定され
    た各ラスター図形のラスターデータを追跡処理すること
    により、前記指定された各ラスター図形についての消去
    用ラスターデータを作成した後、前記消去用ラスターデ
    ータを用いて前記指定された各ラスター図形のラスター
    データを消去する処理を行うことを特徴とする請求項5
    又は6記載のラスターデータ編集装置。
  8. 【請求項8】 ラスターデータを画面に表示し、前記画
    面上で所定の領域が選択されたときに、前記選択された
    領域に対応するラスターデータをベクトルデータに変換
    すると共に、前記ベクトルデータに基づいて前記領域に
    含まれる一つ又は複数の図形要素を認識する第一機能
    と、 前記図形要素に対応するラスター図形についての線幅の
    データを取得する第二機能と、 前記領域内における一つ又は複数の前記図形要素に対応
    するラスター図形と編集内容とが指定されたときに、前
    記指定された各ラスター図形に対応する前記図形要素の
    前記ベクトルデータを必要に応じて前記指定された編集
    内容に従って加工し、加工後の前記ベクトルデータを、
    前記第二機能で取得した線幅のデータを有するラスター
    データに変換して画面に表示する第三機能と、 をコンピュータに実現させるためのプログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記第二機能は、前記第一機能で認識さ
    れた前記各図形要素に対応するラスター図形についての
    線幅のデータを当該ラスター図形のラスターデータに基
    づいて算出することにより、又は、前記領域内における
    一つ又は複数の前記図形要素に対応するラスター図形に
    ついての線幅のデータが入力されることにより、線幅の
    データを取得することを特徴とする請求項8記載のコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記第三機能は、前記編集処理が移
    動、拡大、縮小又は回転である場合、前記指定された各
    ラスター図形のラスターデータを追跡処理することによ
    り、前記指定された各ラスター図形についての消去用ラ
    スターデータを作成した後、前記消去用ラスターデータ
    を用いて前記指定された各ラスター図形のラスターデー
    タを消去する処理を行うものであることを特徴とする請
    求項8又は9記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
JP10072238A 1998-03-20 1998-03-20 ラスターデータ編集方法及びラスターデータ編集装置 Withdrawn JPH11272869A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10072238A JPH11272869A (ja) 1998-03-20 1998-03-20 ラスターデータ編集方法及びラスターデータ編集装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10072238A JPH11272869A (ja) 1998-03-20 1998-03-20 ラスターデータ編集方法及びラスターデータ編集装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11272869A true JPH11272869A (ja) 1999-10-08

Family

ID=13483520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10072238A Withdrawn JPH11272869A (ja) 1998-03-20 1998-03-20 ラスターデータ編集方法及びラスターデータ編集装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11272869A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006243942A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Canon Inc 画像処理装置およびその方法
JP2007293829A (ja) * 2006-03-31 2007-11-08 Canon Inc 画像処理方法及び画像処理装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006243942A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Canon Inc 画像処理装置およびその方法
US7747108B2 (en) 2005-03-01 2010-06-29 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and its method
JP4546291B2 (ja) * 2005-03-01 2010-09-15 キヤノン株式会社 画像処理装置およびその制御方法
JP2007293829A (ja) * 2006-03-31 2007-11-08 Canon Inc 画像処理方法及び画像処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5262760A (en) Modifying a graphics display image
US6947808B2 (en) Automatically generating embroidery designs from a scanned image
JP3974196B2 (ja) オブジェクト指向グラフィック入力及びディスプレイシステム
WO1992021096A1 (en) Image synthesis and processing
JPH11503540A (ja) エステティック画像システム
JPH0658677B2 (ja) 対話式図形探索置換方法
JPH0584540B2 (ja)
JP3237898B2 (ja) 画像図形編集装置および画像図形編集装置の処理方法
JPH10188014A (ja) 画像編集方法及び装置
EP0535894A2 (en) Apparatus and method for transforming a graphic pattern
KR102573822B1 (ko) 벡터 이미지의 화풍 변환 및 재생 방법
JPH06309395A (ja) 画像作成装置
JP3564371B2 (ja) 図形編集装置及び方法
JPH11272869A (ja) ラスターデータ編集方法及びラスターデータ編集装置
JP2878194B2 (ja) 画像データの部分消去および部分検出方法
JPH08235344A (ja) シナリオ編集装置
JP2005234610A (ja) 手書き入力図形編集システム
JP2935336B2 (ja) 図形入出力装置
JPH08272994A (ja) 情報処理装置および情報処理方法
JP2773127B2 (ja) 画像編集方法
JP2000030078A (ja) スナップ処理方法
JPH10105334A (ja) タッチパネルによる2点選択図形移動方法
GB2256118A (en) Image synthesis and processing
JPH10149436A (ja) ラスターデータ管理方式及びラスターデータ編集装置
JP3078955B2 (ja) 塗りつぶし方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607