JP3530390B2 - 地図図形変形方法、地図図形変形装置および地図図形変形プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

地図図形変形方法、地図図形変形装置および地図図形変形プログラムを記録した記録媒体

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JP3530390B2
JP3530390B2 JP21624198A JP21624198A JP3530390B2 JP 3530390 B2 JP3530390 B2 JP 3530390B2 JP 21624198 A JP21624198 A JP 21624198A JP 21624198 A JP21624198 A JP 21624198A JP 3530390 B2 JP3530390 B2 JP 3530390B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地図情報の作成、
表示を取り扱う分野において、実際の形状を情報として
有する詳細な地図データから、その形状を変形させ、見
やすい地図を自動的に作成する方法および装置、並びに
その処理プログラムを記録した記録媒体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、地図データの整備が活発に行われ
ている。このように整備されている地図データは、カー
ナビゲーションなどに利用されている縮尺のあらいデー
タだけでなく、最近では、実際の形状を情報として有す
る詳細なデータも多く含まれるようになってきている。
図7は、実際の形状を情報として有する詳細な地図を示
している。これに対して、縮尺のあらい地図は、例えば
図8のように示され、実際の形状の特徴のみを残した変
形を加えたデータとなっている。ところが、このような
地図データは、一般にその縮尺毎に作成されており、縮
尺の異なる地図データ間の統合がなされていない。その
ため、地図データの作成だけでなく、データの更新とい
ったメンテナンス、管理も、その縮尺毎に行われている
のが現状である。
【0003】なお、例えば特開平6−333019号公
報「地図合成方法及び装置」には、属性データにより、
縮尺毎に作成された地図データを統合することが記載さ
れている。この場合、図形に付与された属性情報の更新
が、異縮尺の地図データにまたがってできる。
【0004】
【発明が解決しようとする問題】上述したように、現
在、整備されている地図データは、その縮尺毎の作成、
管理となっており、それらのデータの統合は、行われて
いない。そのため、そのようなデータを作成、更新、管
理するには、そのデータ毎に行う必要があり、かなりの
時間と経験を必要とする。また、特開平6−33301
9号公報では、属性更新、管理により、縮尺の異なる地
図データ間を統合する必要がある。詳細な地図データか
らの縮尺のあらい地図データの作成の省力化さらには自
動化が強く望まれている。
【0005】本発明は、上述したような従来技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、縮尺によるデ
ータの違いを自動的に吸収し、詳細な地図データから縮
尺のあらい地図データの変形処理の自動化を実現する方
法および装置並びにその処理プログラムを記録した記録
媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、実際の図形を
情報として持つ地図データに対して、その図形の構成点
を自動的に変形する地図図形変形方法において、利用者
からの要求により、処理を行う領域、処理対象となる図
形種別を抽出し、地図データベースから該当する地図デ
ータを入力する第1のステップと、前記入力された地図
データに関して、街区単位に、処理対象図形を抽出し、
該処理対象図形に対して外接長方形を算出し、該外接長
方形内で、処理対象図形外の領域を変形の処理対象領域
とする第2のステップと、前記処理対象領域を、前記処
理対象図形を構成する全ての辺を延長した直線により細
分割し、該細分割された領域のうち、前記処理対象図形
に隣接する領域を変形対象領域とし、該変形対象領域の
形状および処理対象図形を変形した場合の面積増加率に
より、変形が可能かどうか判定し、変形が可能な場合、
該変形対象領域を処理対象図形に含める変形処理を行
い、処理対象図形の構成点を変形する第3のステップ
と、前記変形された図形に関して、その元の図形に付与
されていた属性データを引き継ぎ、設定されたフォーマ
ットで出力する第4のステップとを有することを特徴と
する。
【0007】本発明は、同様に、実際の図形を情報とし
て持つ地図データに対して、その図形の構成点を自動的
に変形する地図図形変形装置において、利用者からの要
求により、処理を行う領域、処理対象となる図形種別を
抽出し、地図データベースから該当する地図データを入
力する第1の手段と、前記入力された地図データに関し
て、街区単位に、処理対象図形を抽出し、該処理対象図
形に対して外接長方形を算出し、該外接長方形内で、処
理対象図形外の領域を変形の処理対象領域とする第2の
手段と、前記処理対象領域を、前記処理対象図形を構成
する全ての辺を延長した直線により細分割し、該細分割
された領域のうち、前記処理対象図形に隣接する領域を
変形対象領域とし、該変形対象領域の形状および処理対
象図形を変形した場合の面積増加率により、変形が可能
かどうか判定し、変形が可能な場合、該変形対象領域を
処理対象図形に含める変形処理を行い、処理対象図形の
構成点を変形する第3の手段と、前記変形された図形に
関して、その元の図形に付与されていた属性データを引
き継ぎ、設定されたフォーマットで出力する第4の手段
とを有することを特徴とする。
【0008】また、第2のステップや手段では、街区領
域からはみ出す部分、他の処理対象図形に関する処理対
象領域と重なる部分を、処理対象領域から除外すること
を特徴とする。
【0009】
【0010】このように、変形による構成点の減少によ
り、地図上の図形を見やすくすることができ、さらに、
地図のデータ品を削減することができる。また、詳細な
縮尺の地図データから縮尺のあらい地図データが作成で
きることにより、縮尺毎の地図データの作成、更新、管
理のコストが削減される。さらに、計算機による画一処
理によって、人間の作業の個人差を解放したことで、変
形される図形の品質を一定に保つことが可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図1は、本発明による地図図形
変形装置の要部構成を示すブロック図である。本装置
は、地図データベース101、入力受付処理部110、
図形変形処理部120、出力制御処理部130から構成
され、図形変形処理部120は更に処理対象領域算出処
理部121及び変形領域選択処理部122に分けられ
る。ここで、地図データベース101はコンピュータの
ハードウエア資源(記憶装置)を利用して実現され、ま
た、各処理部110、120、130はコンピュータの
ハードウエア資源(CPU、メモリ等)及びソフトウエ
ア(プログラム)を利用して実現される。
【0012】地図データベース101は、地図中に存在
する図形の座標点列のデータ、および、その図形に付与
されている属性を含むデータベースである。ここで、図
形の座標点列のデータは、地図上の建物を表現する図形
が多角形として、具体的には多角形の頂点を結ぶ座標デ
ータの集合(いわゆるベクトル地図)として表現されて
いる。図形に付与されている属性は、名称、住所、電話
番号、業種分類といった住人情報から構成されている。
入力受付処理部110は、利用者からの要求を受け付け
て、その要求に基づいて、地図データベース101から
該当する地図データを入力する処理を行う。図形変形処
理部120は、入力受付部110にて入力されたデータ
に対して、その図形の構成点を変形する処理を行う。具
体的には、処理対象領域算出処理部121では、入力さ
れたデータに関して、街区単位に、処理対象図形を抽出
し、該図形に対して処理対象領域を算出し、変形領域選
択処理部122では、該処理対象領域内で、変形領域
(変形対象領域)を算出して、変形が可能であれば変形
処理を行って処理対象図形の構成点を変形する。出力制
御処理部130は、図形変形処理部120にて変形され
た図形に関して、その元の図形に付与されていた属性デ
ータを引き継ぎ、地図データベース101などに出力す
る。
【0013】図2は、本発明による地図図形変形方法の
処理手順を示した図である。ここで、ステップS210
〜S230は、図1の処理部110〜120での処理に
対応する。
【0014】入力受付処理S210では、利用者からの
入力に対して、処理領域、処理対象となる図形種別を抽
出し、その条件から、必要な地図データ201を地図デ
ータベース101から読み出し、処理に必要なデータを
選択することが行われる。図形変形処理S220では、
入力受付処理S210で選択されたデータに対して、そ
の図形の構成点を変形することが行われる。詳しくは、
処理対象領域算出処理S221では、入力受付処理S2
10で選択されたデータに対して、変形処理の対象とな
る領域を算出することが行われる。また、変形領域選択
処理S222では、処理対象領域算出処理S221で算
出された領域に対して、変形する領域を選択することが
行われ、その選択された領域により、処理対象図形の構
成点を再構成することが行われる。出力制御処理S23
0では、図形変形処理S220で再構成された図形デー
タに属性を付与し、出力フォーマットへ変換し、地図デ
ータベース101などの出力先に出力することが行われ
る。
【0015】図3乃至図6は、各々、入力受付処理S2
10、処理対象領域算出処理S221、変形領域選択処
理S222、出力制御処理S230の詳細フローを示し
たものである。以下、図3乃至図6に基づいて、本発明
による地図図形変形処理の一実施例を説明する。
【0016】入力受付処理S210では、図3に示され
るようなフローで処理が行われる。利用者から処理条件
が入力されると、処理領域、処理対象となる図形種別を
抽出することが行われ(S210〜S210−3)、そ
の条件に対して、必要な地図データが入力され(S21
0−4)、処理対象領域算出処理S221へ処理を移
す。処理領域、処理対象となる図形種別の抽出が行われ
ない場合には、再入力とし、また、処理条件に対して、
該当する地図データの入力が行われなかった場合にも、
処理条件の再入力とする。
【0017】処理対象領域算出処理S221では、図4
に示されるようなフローで処理が行われる。入力受付処
理S210で入力された地図データに対して、街区毎
に、処理対象図形を選択し、優先度の高い図形から処理
することが行われる(S22−1、S221−2)。こ
こでいう優先度とは、その図形に付与されている属性の
種別、および、その図形の形状、面積により決定され
る。選択された処理対象図形(i)に対して(但し、i:
処理対象の図形ID)、外接長方形を算出し、その外接
長方形内で、処理対象図形外の領域を、変形の処理対象
領域(Pi)と仮決定する(S221−3)。このPiに
対して、処理対象図形(i)を構成するすべての辺を延
長した分割線を算出し、その各辺との交点、および、P
iを構成する各辺との交点、分割線同士の交点を算出す
ることが行われる(S221−4)。その交点を構成す
る分割線をもとに、Piを分割し、その各領域をPi,jと
することが行われる(但し、j:領域のID)(S22
1−5)。算出されたPi,jに対して、街区との重な
り、他のPi,jとの重なりが、処理対象図形(i)の優
先度順に調査され(221−6〜S221−11)、重
ならないPi,jを、処理対象領域として決定することが
行われる(S221−12)。すべての街区の調査が終
了すると、その決定されたPi,jから、孤立領域となる
Pi,jを除く領域を処理対象領域Piとして算出すること
が行われ(S221−13)、変形領域選択処理へ処理
S222を移す。
【0018】変形領域選択処理S222では、図5に示
されるようなフローで処理が行われる。各処理対象図形
について、S222−2〜S222−13の処理が繰返
し行われる。まず、選択された変形領域をもとに、処理
対象図形(i)の構成点が再構成される(但し、i:処理
対象の図形ID)(S222−2)。この再構成された
処理対象図形(i)に対して(最初は処理対象図形その
もの)分割線として、その図形を構成するすべての辺と
平行で、構成するすべての点を通る直線、および、Pi
を構成する辺を延長した直線を算出し、その各辺との交
点、および、Piを構成する各辺との交点を算出するこ
とが行われる(S222−3)。そして、その交点を構
成する分割線をもとに、分割された各領域をDi,jとす
ることが行われ(但し、j:領域のID)(S222−
4)、そのDi,jを構成する辺が、処理対象図形(i)に
含まれている数、および、奥行き度を元に、処理順が決
定される(S222−5、S222−6)。ここで、こ
の奥行き度は、Di,jを構成し、処理対象図形(i)を
構成しない各辺に対する高さを算出し、その最小値と定
義する。処理順は、含まれる辺が多い順で、その奥行き
度が小さい順となる。ここで、分割線同士の交点が存在
する場合には、その交点は、対象とならないことから、
その分割線に対して、Di,jが算出される。このとき、
その構成する辺が処理対象図形(i)に含まれている数
が多いものから処理を行っていくことにより、その共通
領域をもつDi,jのどちらかが先に処理されることにな
る。この算出されたDi,jに対して、Di,jを領域と選択
したときに構成点が減少するか、Di,jを領域と選択し
たときに処理対象図形(i)内に穴あき図形ができない
か、が調査され、条件を満たさなければ、Di,jを候補
から削除することが行われる(S222−7〜S222
−10)。条件をみたせば、面積増加率を算出し、設定
した値αより小さければ、Di,jを変形領域として選択
することが行われる(S222−11〜S222−1
3)。ここで、この面積増加率とは、(変形後の処理対
象図形(i)の面積)/元の処理対象図形(i)の面積で
表される。すべての処理対象図形に対して処理が終了す
ると(S222−1)、出力制御処理へ処理を移す。
【0019】出力制御処理S230では、図6に示され
るようなフローで処理が行われる。図形変形処理S22
0で算出された、変形された構成点をもつ図形データが
入力される(S230−1)。その図形データに対し
て、付与されていた属性データを引き継ぎ(S230−
2)、出力フォーマットへ変換を行い(S230−
3)、地図データベース101などの出力先に出力す
る。
【0020】以上のようにして、地図データを用意する
ことにより、選択された図形に対して、その構成点を自
動的に変形することができ、図形の構成点を変形した地
図データを利用者に提供できる。
【0021】次に、図9乃至図14により、上述した処
理手順を実際のデータに即して説明する。利用者からの
要求が、図9に示される街区1内の図形1,図形2およ
び図形3の変形と設定されたこととする。入力受付処理
S210では、入力された条件に対して、図9に示され
る地図データが地図データベース101から入力され
る。
【0022】処理対象領域算出処理S221では、図9
に示される街区1内の図形1、図形2および図形3を処
理対象図形として、図10に示されるように、処理対象
領域を算出することが行われる。図10では、図形1、
2、3の順に処理が行われるとしている。処理対象図形
1、2、3に対して順に、外接長方形が算出され、その
外接長方形内で、処理対象図形外の領域を、処理対象領
域と仮決定し、これに対して、処理対象図形を構成する
すべての辺を延長し、その各辺との交点、および、処理
対象領域を構成する各辺との交点を算出することが行わ
れ、その交点により、処理対象領域を分割することが行
われる(図4のS221−3〜S221−5)。この処
理が、図10の上図に示されている。各図形1、2、3
に対して、仮決定の処理対象領域を分割した領域が、そ
れぞれ黒枠の白抜きで示されている。この分割領域に対
して、重なりの調査が行われ、最終的に処理対象領域が
決定される(図4のS221−7〜S221−12)。
図形1では、すべての領域が処理対象領域として決定さ
れる。図形2では、図10の下図に示すように、P2,
1、P2,2、P2,3の領域が街区領域からはみ出すことか
ら、この領域が削除され、残りの領域が、処理対象領域
として決定される。図形3では、P3,1、P3,2が、図形
2と重なることから、この領域が削除され、残りの領域
が処理対象領域として決定される。こうして、最後的に
処理対象領域として決定された領域が、図10の下図の
斜線領域で示されている。
【0023】変形領域選択処理S221では、処理対象
図形1、2、3に対して、それぞれ図11,図12,図
13に示されるように、処理対象領域算出処理部S12
1で決定された処理対象領域から変形領域の候補を選択
し、図形を変形することが行われる。
【0024】図11は図形1に対する変形処理を説明す
る図である。図形1では、図形1を構成するすべての辺
と平行で、構成するすべての点を通る直線を算出し、そ
の各辺との交点、および、処理対象領域を構成する各辺
との交点を算出することが行われ、その交点により、処
理対象領域に含まれている候補となる変形領域を算出す
ることが行われる(図5のS222−3、S22−
4)。図11の上部で、斜線で示された領域が、算出さ
れた候補となる変形領域を表わしている。これらの領域
に対して、図形1を構成する辺に含まれている辺の数を
算出すると、ここでは、D1,1、D1,2、D1,3、D1,4、
D1,5、D1,6で示される領域が、3と最大となるので、
この領域の中で、奥行き度の小さな順に処理が行われる
(図5のS222−5〜S222−13)。この奥行き
度は、例えば、D1,1の場合、辺abが、図形1に含ま
れていないので、この辺abからの高さとなる。これを
繰り返して、変形対象領域を選択していくと、図11の
下図に示されるようになる。ここで、D1,10が選択され
るが、変形領域と選択したときに面積増加率が条件を満
たさないとすると、候補から削除される。同様に、D1,
11、D1,12も、面積増加率が条件を満たさないとして、
候補から削除され、図形1の変形は、ここで終了とな
り、図形2の処理に移る。
【0025】図形2では、図12に示されるように、変
形対象領域としてD2,1が選択され、次に、D2,2
が選択され、処理が終了となり、図形3の処理に移る。
図形3では、図13の上図に示されるように、○で囲ま
れた交点が対象となり、そこから、D3,j(但し、
j:変形領域)を算出することが行われる。この場合、
D3,1〜D3,8が算出される。この中で、図形3を構成す
る辺に含まれている辺の数が最大であるD3,1が選択
される。この領域を変形領域として、図形3の再構成を
行い、再びD3,jの算出が行われる。この場合、D3,2
が選択され、同様に繰り返し、次のD3,7、D3,8
は、構成点の減少が見られないので、候補から削除さ
れ、処理が終了となる。
【0026】出力制御処理S230では、図形変形処理
S220で算出された、変形された構成点をもつ図形デ
ータが入力される。その図形データに対して、付与され
ていた属性データを引き継ぐことが行われ、出力フォー
マットへ変換を行い、出力先に出力することが行われ
る。図14は、こうして出力された例を示したものであ
る。この図は、図9をもとに変形させた結果でり、図7
から図8を自動作成できることを示している。
【0027】なお、図2乃至図6に示す処理フローは、
地図図形変形プログラムとして、所謂コンピュータが読
み取り可能な機録媒体、例えばフロッピーディスクやメ
モリーカード、コンパクトディスク(CD−ROM)な
どに記録して提供することが可能である。
【0028】以上、本発明を実施例に基づき具体的に説
明したが、本発明は上記の実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である
ことはいうまでもない。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下に記載するような効果を奏する。 (1)地図図形の構成点を自動的に変形でき、大幅な人手
とコストの削減が期待できる効果がある。これにより、
詳細な縮尺の地図データから縮尺のあらい地図データが
作成できることにより、縮尺毎の地図データの作成、更
新、管理のコストの削減が期待できる効果がある。ま
た、計算機が画一的な処理を施すので、複数の人による
個人差もなく、均質な品質を維持することができる効果
がある。 (2)入力された領域に対して、入力された地図データか
ら、街区単位に、処理対象図形を抽出し、その図形に対
して、街区領域、および、他の処理対象図形との重なり
を制御し、処理対象領域を、なるべく大きく確保するこ
とにより、地図上の図形を見やすくすることができる効
果がある。また、その図形の名称などの表示もしやすく
なる効果がある。 (3)処理対象領域内で算出した変形領域に対して、変形
領域の形状、および、変形した場合の面積増加率を算出
し、変形を施すかどうかの決定を行うことにより、その
変形の度合いを、例えば、縮尺に応じて、などというよ
うに、自由に設定することができる効果がある。また、
変形による構成点の減少により、地図上の図形を見やす
くすることができるという効果があり、さらに、地図の
データ量を削減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による地図図形変形装置の要部構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明による地図図形変形方法の処理フローを
示す図である。
【図3】入力受付処理の実際の処理フローを説明するた
めの図である。
【図4】処理対象領域算出処理の実際の処理フローを説
明するための図である。
【図5】変形領域選択処理の実際の処理フローを説明す
るための図である。
【図6】出力制御処理の実際の処理フローを説明するた
めの図である。
【図7】実際の形状を有する地図データの例を説明する
ための図である。
【図8】縮尺の粗い地図データの例を説明するための図
である。
【図9】具体的処理を説明するための図形例を示す図で
ある。
【図10】処理対象領域算出処理の具体例を説明するた
めの図である。
【図11】変形領域選択処理の具体例を説明するための
図である。
【図12】同じく変形領域選択処理の具体例を説明する
ための図である。
【図13】同じく変形領域選択処理の具体例を説明する
ための図である。
【図14】出力制御処理の具体例を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
101 地図データベース 110 入力受付処理部 120 図形変形処理部 121 処理対象領域算出処理部 122 変形領域選択処理部 130 出力制御処理部 201 地図データ S210 入力受付処理 S220 図形変形処理 S221 処理対象領域算出処理 S222 変形領域選択処理部 S230 出力制御処理
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−190619(JP,A) 特開 平8−262974(JP,A) 特開 平6−290264(JP,A) 特開 平10−11567(JP,A) 特開 昭64−15873(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 11/60 G06T 3/40 G09B 29/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実際の図形を情報として持つ地図データ
    に対して、その図形の構成点を自動的に変形する地図図
    形変形方法であって、 利用者からの要求により、処理を行う領域、処理対象と
    なる図形種別を抽出し、地図データベースから該当する
    地図データを入力する第1のステップと、 前記入力された地図データに関して、街区単位に、処理
    対象図形を抽出し、該処理対象図形に対して外接長方形
    を算出し、該外接長方形内で、処理対象図形外の領域を
    変形の処理対象領域とする第2のステップと、前記処理対象領域を、前記処理対象図形を構成する全て
    の辺を延長した直線により細分割し、該細分割された領
    域のうち、前記処理対象図形に隣接する領域を変形対象
    領域とし、該変形対象領域の形状および処理対象図形を
    変形した場合の面積増加率により、変形が可能かどうか
    判定し、変形が可能な場合、該変形対象領域を処理対象
    図形に含める変形処理を行い、 処理対象図形の構成点を
    変形する第3のステップと、 前記変形された図形に関して、その元の図形に付与され
    ていた属性データを引き継ぎ、設定されたフォーマット
    で出力する第4のステップと、 を有することを特徴とする地図図形変形方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の地図図形変形方法におい
    て、第2のステップでは、街区領域からはみ出す部分、
    他の処理対象図形に関する処理対象領域と重なる部分
    を、処理対象領域から除外することを特徴とする地図図
    形変形方法。
  3. 【請求項3】 実際の図形を情報として持つ地図データ
    に対して、その図形の構成点を自動的に変形する地図図
    形変形装置であって、 利用者からの要求により、処理を行う領域、処理対象と
    なる図形種別を抽出し、地図データベースから該当する
    地図データを入力する第1の手段と、 前記入力された地図データに関して、街区単位に、処理
    対象図形を抽出し、該処理対象図形に対して外接長方形
    を算出し、該外接長方形内で、処理対象図形外の領域を
    変形の処理対象領域とする第2の手段と、前記処理対象領域を、前記処理対象図形を構成する全て
    の辺を延長した直線により細分割し、該細分割された領
    域のうち、前記処理対象図形に隣接する領域を変形対象
    領域とし、該変形対象領域の形状および処理対象図形を
    変形した場合の面積増加率により、変形が可能かどうか
    判定し、変形が可能な場合、該変形対象領域を処理対象
    図形に含める変形処理を行い、 処理対象図形の構成点を
    変形する第3の手段と、 前記変形された図形に関して、その元の図形に付与され
    ていた属性データを引き継ぎ、設定されたフォーマット
    で出力する第4の手段と、 を有することを特徴とする地図図形変形装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の地図図形変形装置におい
    て、第2の手段では、街区領域からはみ出す部分、他の
    処理対象図形に関する処理対象領域と重なる部分を、処
    理対象領域から除外することを特徴とする地図図形変形
    装置。
  5. 【請求項5】 実際の図形を情報として持つ地図データ
    に対して、その図形の構成点を自動的に変形するための
    地図図形変形プログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体であって、 利用者からの要求により、処理を行う領域、処理対象と
    なる図形種別を抽出し、地図データベースから該当する
    地図データを入力する処理プロセスと、 前記入力された地図データに関して、街区単位に、処理
    対象図形を抽出し、該処理対象図形に対して外接長方形
    を算出し、該外接長方形内で、処理対象図形外の領域を
    変形の処理対象領域とする処理プロセスと、前記処理対象領域を、前記処理対象図形を構成する全て
    の辺を延長した直線により細分割し、該細分割された領
    域のうち、前記処理対象図形に隣接する領域を変形対象
    領域とし、該変形対象領域の形状および処理対象図形を
    変形した場合の面積増加率により、変形が可能かどうか
    判定し、変形が可能な場合、該変形対象領域を処理対象
    図形に含める変形処理を行い、 処理対象図形の構成点を
    変形する処理プロセスと、 前記変形された図形に関して、その元の図形に付与され
    ていた属性データを引き継ぎ、設定されたフォーマット
    で出力する処理プロセスと、 を有することを特徴とする地図図形変形プログラムを記
    録した記録媒体。
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