JP2002056399A - 画像データ処理装置および画像データ処理方法 - Google Patents

画像データ処理装置および画像データ処理方法

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JP2002056399A JP2000241488A JP2000241488A JP2002056399A JP 2002056399 A JP2002056399 A JP 2002056399A JP 2000241488 A JP2000241488 A JP 2000241488A JP 2000241488 A JP2000241488 A JP 2000241488A JP 2002056399 A JP2002056399 A JP 2002056399A
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Katsumi Amano
克己 天野
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JEKKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】地図データ等の大規模画像データのメンテナン
スを効率よく実行可能な画像データ処理装置および画像
データ処理方法を提供すること。 【解決手段】画像データ処理システムは、地図等の大規
模画像データ10の一部分の領域のデータを切り出す手
段と、少なくとも切り出し時の切り出し位置情報を保存
する手段12と、切り出し履歴情報に基づき、画像デー
タの切り出し位置に、他の画像データを合成する手段と
を備える。本発明によれば、大規模な画像データの部分
的持出・持込み技法に、持出領域・メンテ日・担当者等
のメンテナンス履歴管理を付け加えることで、任意の領
域の切り出し、合成が可能となり、画像データのメンテ
ナンス作業を円滑、迅速かつ経済的に実行可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像データ処理装置
および画像データ処理方法に関し、特に、地図データ等
の大規模画像データのメンテナンスを効率よく実行可能
な画像データ処理装置および画像データ処理方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、GIS(Geographic Information
System)と呼ばれる地理情報システムが各種提案され
ている。これらのシステムは、基図データとなる大規模
な現況地形図の上に、例えば、土地、建物、道路、上水
道、下水道、ガス、電気などの主題データ(業務デー
タ)の図面を重ねて表示し、管理するシステムである。
【0003】GISにおける例えば地形図データはシス
テム導入後の地形の経年変化があるために、最新地図情
報へのメンテナンスが必要となる。地形変化に対する対
応が迅速に行わなければ、現況地形との相違が生じてし
まい、GISとして精度の低いものになってしまう。そ
こで、地形図データの更新が必要となる。
【0004】ところが、例えば周知のCADで書かれた
ベクトルデータの地形図を修正する場合に、大規模な図
面の任意の一部分を従来のカット&ペースト機能を使用
して切り出すと、下記のような問題点が発生する。即
ち、通常使用されているCADのカット&ペーストのコ
マンドでは自在に切り出し、切り出した図面を自由な位
置に貼り合せることが出来るようになっている。ところ
が、切り出しをした位置情報(座標位置や大きさなど)
が記憶されないので、切り出し位置と同じ位置に正確に
はめ込む(合成する)ことが非常に困難である。
【0005】そこで、従来の地形図データ更新方法とし
ては、大規模な地形図全面を全て作り直して更新する
か、あるいは予め定められた地形図の分割単位である図
郭単位で作り直して差し替える手法がとられていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のGISにおいて
は、前記したように、全面分の地図更新あるいは図郭単
位の差し替えしか、地図データの更新ができない。従っ
て、例えばGISを導入した地方自治体等において地図
整備費用および地図データ購入費用が高額になり、しか
も数年に一度の単位でしかメンテナンスが行えず、現況
地形との相違が発生してしまうという問題点があった。
また、図郭管理をする場合には、図郭をまたがる線分に
対して修正を行うためには、接続位置を合わせながら複
数の図郭を修正する必要があり、非常に手間がかかると
いう問題点もあった。本発明の目的は、前記のような従
来技術の問題点を解決し、地図データ等の大規模画像デ
ータのメンテナンスを効率よく実行可能な画像データ処
理装置および画像データ処理方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の画像データ処理
システムは、画像データの一部分の領域のデータを切り
出す切り出し手段と、少なくとも前記切り出し時の切り
出し位置情報を保存する切り出し履歴情報保存手段と、
前記切り出し履歴情報に基づき、前記画像データの切り
出し位置に、他の画像データを合成する合成手段とを備
えたことを特徴とする。本発明によれば、大規模な画像
データの部分的持出・持込み技法に、持出領域・メンテ
日・担当者等のメンテナンス履歴管理を付け加えること
で、任意の領域の切り出し、合成が可能となり、例えば
GISのメンテナンス作業を円滑、迅速かつ経済的に実
行可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。図1は、本発明の画像データ処理システム
の機能の概要を説明する説明図である。例えばCADに
よって作成されたベクトルデータからなる地図上に建物
の図を追加したい場合には、まず地図データA10から
点線で示した所望の領域を切り出す(コピーする)。こ
の時、メンテナンス履歴DB(データベース)12に切
り出し位置、日付、担当者名等の履歴情報を記録する。
【0009】次に、切り出した地図画像データ11に例
えば公知のCADシステムによって建物の図を追加する
(13)。最後に、履歴DB12に保存されている履歴
情報に基づき、修正した画像データ13を元の地図デー
タAと合成(はめ込み)して更新された地図データB1
4を得る。本発明の画像データ処理システムにおいて
は、メンテナンス履歴DB12を備えたことにより、地
図データ上の任意の位置を切り出して、修正し、元の位
置に正確にはめ込むことが可能である。
【0010】図3は、本発明の画像データ処理システム
の構成例を示すブロック図である。PC30は、例えば
市販されているパソコン/サーバである。PC30内に
は、例えば周知のCPU31、メモリ32、HDD(ハー
ト゛テ゛ィスクト゛ライフ゛装置)33、FDD(フロッヒ゜テ゛ィスクト゛ライフ゛
装置)34、CD−Rドライブ装置35、USBインタ
ーフェイス回路36、CRTインターフェイス回路3
7、ネットワークインターフェイス回路38等が装備さ
れている。
【0011】CRTインターフェイス回路37には例え
ばCRTディスプレイ装置40が接続されており、US
Bインターフェイス回路36には、例えばKB(キーホ゛ート
゛)41、マウス42、スキャナ43、デジタイザ4
4、プリンタ45が接続されている。ネットワークイン
ターフェイス回路38としては、例えばLANインター
フェイス回路あるいはシリアルポートが装備され、図示
しないLANやTA/モデムが接続される。
【0012】PC30には例えば周知のOSがインスト
ールされており、このOS上において、後述する本発明
の機能を実行するプログラムが稼働する。なお、図3の
構成は一例であり、本発明は周知の任意の構成のコンピ
ュータシステムにおいて実施可能である。
【0013】図2は、本発明の画像データ処理システム
によって生成され、管理されるGISデータの構成例を
示す説明図である。GISデータは、複数のレイヤ
(層)からなっており、それぞれのレイヤに画像情報を
貼り付けて、重ねて表示することができる。1層からな
る索引図レイヤ20は、例えばカラーラスタデータから
なる索引図用の広域地図画像データを貼り付ける層であ
る。1層からなる背景図レイヤ21は、実際に作業を行
うために背景として使用するラスタデータ画像を配置す
る層である。最大512層からなるCADレイヤ22は
ベクトルデータからなる基図用の層である。
【0014】1層からなる業務レイヤと、当該業務レイ
ヤと対応するサブレイヤとの組23は最大10組設ける
ことができ、それぞれの業務レイヤには、例えば下水道
管理等のベクトルデータからなる主題データが配置さ
れ、そのサブレイヤには、人孔情報、管路情報、流域情
報等のベクトルデータからなるサブレイヤを設けること
が可能である。
【0015】GISデータの各レイヤのデータは、手動
にて表示/非表示の設定が可能であり、更に、表示色、
縮尺による自動表示/非表示の設定も可能である。な
お、実施例においては、例えばCADレイヤに貼り付け
る地形図データを更新する例を開示するが、本発明の処
理方法は任意のレイヤの任意の形式のデータに適用可能
である。
【0016】図4は、本発明の画像データ処理システム
における切り出し処理の内容を示すフローチャートであ
る。なお、実施例においては、既にGISシステムにお
いてCADレイヤにベクトルデータからなる地形図デー
タが貼り付けられているものとする。S10において
は、使用者が修正を行いたいGISシステム地図を開く
と、S11において画面に地図が表示される。
【0017】S12においては、使用者がデータの切り
出しコマンドを指示し、S13においては、主題図か背
景図かというデータの種別を指示(選択)する。S14
においては、切り出しが新規であるか再指定であるかを
使用者が指定し、システムは新規である場合にはS15
へ、再指定である場合にはS16に移行する。S15に
おいては、使用者がデータの名称(切り出すデータのフ
ァイル名)を入力する。また、S16においては、使用
者が入力済みの切り出し履歴データの中から例えば該当
するデータ名称(ファイル名)を選択指示する。
【0018】S17においては、使用者がデータの切り
出し範囲を指示する。指示方法は例えばマウスで長方形
の頂点を指定するか、あるいはキーボードから頂点座標
を数値入力する。また、過去に切り出した位置と同じ位
置から切り出す場合には、過去の切り出し履歴データを
選択することにより、切り出し位置情報を得ることも可
能である。
【0019】S18においては、システムは地図メンテ
ナンス履歴DB51に、切り出し履歴情報として、切り
出し範囲指定情報、レイヤ種別、使用者識別情報(氏
名)等を記録する。S19においては、GISシステム
地図DB50から切り出すべき地図データを読み出し、
指定された範囲の地図情報を切り出し(コピー)て持出
地図データファイル52を生成する(詳細については後
述する)。S20においては、S18において格納した
履歴情報に切り出し日付(持出日)を登録する。
【0020】図5は、本発明の画像データ処理システム
における合成処理の内容を示すフローチャートである。
S30においては、使用者が合成を行いたいGISシス
テム地図を開くと、S31において画面に地図が表示さ
れる。S32においては、使用者がデータの貼り付けコ
マンドを指示し、S33においては、持ち込みファイル
名を指示する。
【0021】S34においては、履歴DB51から該当
するファイル名の履歴情報を抽出し、当該履歴情報に含
まれる切り出し位置(指定領域)情報に従って、持ち込
み地図データファイル53をGISシステム地図DB内
の該当する地図データに貼り付ける(置き換える)。S
35においては、履歴DB51に持ち込み日付を登録す
る。
【0022】図6は、本発明におけるメンテナンス履歴
情報の項目を示す説明図である。地図メンテナンス履歴
DB51に格納される履歴情報は図6に示すような項目
を含んでいる。「管理番号」は、例えば1から始まる通
し番号であってもよい。「管理名称」は、切り出したデ
ータファイルに付与されるファイル名である。「種別」
は、DXF、JWG、CADデータ等の持ち出すデータ
の形式を示す情報である。
【0023】「持ち出し日」、「持ち出し者」、「持ち
込み日」、「持ち込み者」はそれぞれ持ち出し(切り出
し)および持ち込み(合成)の日付および使用者名(識
別情報)備考は識別情報です。である。「削除フラグ」
はデータ持ち込みの際に、持ち出し領域の外側まで延び
ている線分等の元データを削除するか否かを示すフラグ
である。「持ち出し原点」は持ち出す領域の左下原点座
標情報であり、標準化された公共座標系によって表され
た座標データである。
【0024】「持ち出し縮尺」、「持ち出し回転」、
「持ち出し形状」は、それぞれ持ち出しデータの縮尺、
回転角および矩形、多角形、円形等の形状のデータであ
る。「持ち出し領域点数」は、持ち出し領域の頂点数で
あり、「持ち出し領域座標列」は、持ち出し領域の頂点
座標列である。
【0025】次に、切り出しおよび合成処理の詳細につ
いて説明する。図7は、本発明における切り出し処理例
を示す説明図である。また、図9は、本発明における図
7の切り出し処理例と対応するフローチャートである。
この処理例においては、説明を簡単化するために、元の
地図データ中にある1本のベクトルデータによる線AB
の中央部分を含む領域(P1〜P4)を指定してデータ
を切り出し、再び合成する例について説明する。
【0026】S40においては、図面DBから切り出し
たい地図データを呼び出す。S41においては、ベクト
ルの座標データ等に従って、CRT画面上に図形が表示
される。処理例においては、線分ABが表示される。図
7上部は元の地図データ上における線分ABのデータ構
造および表示例を示している。線分ABは、要素種別の
1つである線分を示す「Line」、始点と終点の名称
「(AB)」および座標データ(x1,y1)(x2,
y2)からなるベクトルデータとして格納されており、
画面上では例えば図7上部右側のように表示される。
【0027】S42においては、使用者がデータの切り
出しコマンドを指示し、S43においては、例えば図7
中段に示されているように、矩形の切り出し領域(P1
〜P4)を指示する。S44においては、切り出し者、
切り出し日、切り出し領域などの切り出し情報を地図メ
ンテナンス履歴DBに履歴ID番号(管理番号)を付け
て格納する。
【0028】使用者はクリッピングの有無について地図
切り出し手法を選択し、S45においては、使用者の選
択結果を判定する。そして、使用者の選択結果がクリッ
ピング無しの場合にはS46に移行するが、有りの場合
にはS48に移行する。S46においては、履歴DBの
指定領域情報に従って、地図データから指定領域に図形
の一部でもかかる地図情報が全て切り出される(コピー
される)。線分ABの場合には、線分ABのデータがク
リッピングされずにそのまま切り出される(コピーされ
る)。
【0029】一方、S47においては、図7下段に示す
ように、線分ABと切り出し枠(P1〜P4)との交点
X、Yの座標(x3,y3)(x4,y4)が計算され
る。S48においては、線分ABを3つの線分AX、X
Y、YBのベクトルデータに分割する。S49において
は、履歴DBの指定領域情報に従って、地図データから
指定領域内の地図情報のみが切り出される(コピーされ
る)。線分ABの場合には、線分ABのデータがクリッ
ピングされて、線分XYのみが切り出される(コピーさ
れる)。
【0030】S50においては、持ち出し地図データフ
ァイルを生成する。このデータファイルはDXF、JW
G、CADデータ等の元図の形式の画像データファイル
であり、当該形式に対応した公知の任意の画像処理ソフ
トによって表示、編集、加工が可能である。例えばGI
Sシステムを導入した自治体は、上記処理によって生成
した持ち出し地図データファイルをCD−R等の記録媒
体に格納して(建設を削除)測量会社等へ手渡すことが
できる。
【0031】なお、持ち出し地図データファイルは公共
座標による「持出原点」データ等の切り出し位置情報や
その他の切り出し履歴情報項目を含んでいてもよく、こ
れらの情報を持つことによって、持ち込み処理を自動化
することも可能である。S51においては、履歴情報に
手法情報(クリッピングの有り無し=削除フラグ)が追
加記録される。
【0032】図8は、本発明における合成処理例を示す
説明図である。また、図10は、本発明における図8の
合成処理例と対応するフローチャートである。S60に
おいては、図面DBから修正したい地図データを呼び出
す。S61においては、ベクトルの座標データ等に従っ
て、CRT画面上に図形が表示される。処理例において
は、線分ABが表示される。図8上段は、元の地図デー
タ上における線分ABのデータ構造および表示例を示し
ている。
【0033】S62においては、使用者がデータの持ち
込みコマンドを指示する。S63においては、システム
はメンテナンス履歴情報DBから履歴情報を読み出して
リストを表示し、使用者はデータ名(ファイル名)や日
付、切り出し者名等から該当する切り出し履歴情報を特
定する。S64においては、選択された履歴情報から切
り出し領域情報(P1〜P4)を抽出する(図8、2段
目)。
【0034】S65においては、履歴情報中の切り出し
手法情報(削除フラグ)に基づき、クリッピングの有無
を判定する。そして、クリッピング無しの場合にはS6
6に移行するが、有りの場合にはS67に移行する。S
66においては、地図データから指定領域に図形の一部
でもかかる地図情報が全て削除され、処理例においては
線分ABのベクトルデータが全て消去される(図8中段
左側)。一方、S67においては、線分ABと切り出し
枠(P1〜P4)との交点X、Yの座標(x3,y3)
(x4,y4)が計算される。S68においては、線分
ABを3つの線分AX、XY、YBのベクトルデータに
分割する。S69においては、地図データから指定領域
内の地図情報のみが消去され、処理例においては線分X
Yのベクトルデータのみが消去される(図8中段右
側)。
【0035】S70においては、例えば持ち込むデータ
のファイルが格納されているCD−Rをドライブ装置に
セットし、S71においては、当該データを読み込み、
元の地図データファイルにベクトルデータを追加し、当
該ベクトルデータ中の座標データを元の地図データに合
わせて更新することによって合成する。S72において
は、履歴DBに持ち込み日、持ち込み者等の情報を登録
する。
【0036】図11は、本発明における切り出し処理画
面例を示す説明図である。この例は元の地図データから
中央部を矩形に切り出した例であり、切り出した地図は
ほとんどが道路の図形であり、建物はほとんど描かれて
いない。図12は、本発明における切り出して修正した
地図の表示画面例を示す説明図である。この例において
は、切り出した地図に団地の建物の図形が書き加えられ
ている。図13は、本発明における合成処理画面例を示
す説明図である。図12の地図データが元の地図データ
と合成されて更新されている。
【0037】以上、本発明の実施例を開示したが、本発
明には下記のような変形例も考えられる。実施例におい
ては、矩形に切り出す例を開示したが、任意の多角形や
円形の切り出し、貼り付けも可能である。従って、矩形
に切り出すと他の切り出し領域と重なってしまうような
領域を重ならずに切り出すことが可能である。
【0038】実施例においては、合成時には履歴情報リ
ストを表示させ、使用者が該当する履歴情報を選択する
例を開示したが、例えば持ち込むデータのファイル名を
参照して該当する履歴情報を自動的に選択することも可
能である。更に、例えば公共座標情報など、履歴情報の
一部を持ち出すデータに付加することにより、データ持
ち込み時に該当する履歴情報を特定することも可能であ
る。更に、持ち出し原点情報等を合わせることにより、
切り出したデータ以外の任意の画像データを切り出し位
置に正確に貼り付けることも可能である。
【0039】GISシステムにおいては、1つのレイヤ
に複数の図面データを並べて貼り付けることが可能であ
る。この場合、図郭に納まる線分はその図郭DBに、複
数の図郭にまたがる線分情報は専用のDBに格納する。
そして、複数の図郭にまたがる線分を切り出した場合に
は、切り出した線分データは図郭の境界において切断さ
れているので、上記専用のDBの情報に基づき、連続し
た線分データに変換する。このような処理を行うことに
よって、複数の図郭にまたがる線分を修正した場合で
も、線分が途中で折れ曲がったりしない。実施例におい
ては、ベクトルデータ形式の地図データについて説明し
たが、本発明の処理方法は、BMPやJPGなどのラス
ター画像データを含む任意の形式の図形データに適用可
能である。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては、
使用者が切り出した位置座標、回転角や大きさを気にす
る事なく、メンテナンス履歴によって寸分の狂いもなく
データを貼り合せることができる。このような、部分的
な地図の置き換えを可能にする事により、GIS地図メ
ンテナンス費用を大幅に削減できるという効果がある。
また、タイムリーな地図更新が可能になり、地形が変わ
るたびにその都度地形の変更された個所の部分的整備を
行うことにより、常に最新の地図データを入手できるよ
うになるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像データ処理システムの機能を説明
する説明図である。
【図2】本発明のGISデータの構成例を示す説明図で
ある。
【図3】本発明の画像データ処理システムの構成例を示
すブロック図である。
【図4】本発明の切り出し処理の内容を示すフローチャ
ートである。
【図5】本発明の合成処理の内容を示すフローチャート
である。
【図6】本発明におけるメンテナンス履歴情報の項目を
示す説明図である。
【図7】本発明における切り出し処理例を示す説明図で
ある。
【図8】本発明における合成処理例を示す説明図であ
る。
【図9】本発明の図7の切り出し処理例と対応するフロ
ーチャートである。
【図10】本発明の図8の合成処理例と対応するフロー
チャートである。
【図11】本発明における切り出し処理画面例を示す説
明図である。
【図12】本発明における修正した地図の表示画面例を
示す説明図である。
【図13】本発明における合成処理画面例を示す説明図
である。
【符号の説明】
10…元の地図データ、11…切り出した地図画像デー
タ、12…メンテナンス履歴DB、13…修正した地図
画像データ、14…修正した地図データ、20…索引図
レイヤ、21…背景図レイヤ、22…CADレイヤ、2
3…業務レイヤとサブレイヤとの組、30…PC、31
…CPU、32…メモリ、33…HDD、34…FD
D、35…CD−Rドライブ装置、36…USBI/
F、37…CRTI/F、38…ネットワークI/F、40…
ディスプレイ装置、41…KB、42…マウス、43…
スキャナ、44…デジタイザ、45…プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09B 29/00 G09B 29/00 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データの一部分の領域のデータを切り
    出す切り出し手段と、 少なくとも前記切り出し時の切り出し位置情報を保存す
    る切り出し履歴情報保存手段と、 前記切り出し履歴情報に基づき、前記画像データの切り
    出し位置に、他の画像データを合成する合成手段とを備
    えたことを特徴とする画像データ処理装置。
  2. 【請求項2】前記履歴情報保存手段は、切り出したデー
    タのファイル名、データ種別、持ち出し日、持ち出し
    者、持ち込み日、持ち込み者、持ち出す領域の原点、持
    ち出す領域の座標情報、縮尺、回転、切り出し形状の内
    の少なくとも1つの情報も保存することを特徴とする請
    求項1に記載の画像データ処理装置。
  3. 【請求項3】前記切り出し手段は、切り出し領域と交差
    する線分をクリッピングするか否かを選択可能に構成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の画像データ
    処理装置。
  4. 【請求項4】前記画像データは、ベクトルデータからな
    る地図画像データであることを特徴とする請求項1に記
    載の画像データ処理装置。
  5. 【請求項5】画像データの一部分の領域のデータを切り
    出すステップと、 少なくとも前記切り出し時の切り出し位置情報を保存す
    るステップと、 前記切り出し履歴情報に基づき、前記画像データの切り
    出し位置に、他の画像データを合成するステップとを備
    えたことを特徴とする画像データ処理方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006260370A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Tokyo Electric Power Co Inc:The 騒音の予測計算プログラム
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