JPH0953883A - 穀粒乾燥機における穀粒張込時の排塵装置 - Google Patents

穀粒乾燥機における穀粒張込時の排塵装置

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JPH0953883A
JPH0953883A JP23080895A JP23080895A JPH0953883A JP H0953883 A JPH0953883 A JP H0953883A JP 23080895 A JP23080895 A JP 23080895A JP 23080895 A JP23080895 A JP 23080895A JP H0953883 A JPH0953883 A JP H0953883A
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JP
Japan
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grain
machine body
hot air
exhaust
air
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Application number
JP23080895A
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English (en)
Inventor
Soichi Yamamoto
惣一 山本
Motoyuki Suzuki
基之 鈴木
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Yamamoto Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Yamamoto Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 内側排風外側熱風の形態の穀粒乾燥機におい
て、張込口の周辺に飛散し浮遊してくる塵埃を、排風機
の吸引風を効果的に利用して吸引排除する。 【解決手段】 機体1内に装設する乾燥部bを、穀粒流
下路12の一側に並列する熱風の導風路11が機体1内
の外側に位置し、穀粒流下路12の他側に並列する排風
路13が機体1内の内側に位置する形態とし、機体1の
側面の機壁1cに、前記導風路11に対して連通する張
込口wを開設して、その張込口wを開閉自在の張込ホッ
パー17により閉鎖した穀粒乾燥機Aにおいて、機体1
内の左右の外側部位に配設する熱風の導風路11内の上
方に寄せた部位に、周壁に孔隙80…を開設した中空の
筒状体8を、前後方向に長く形成して装架し、その筒状
体8の後端側を、機体1の後面側に装架せる排風機4の
吸引口40に対し、乾燥部bの穀粒流下路12を迂回す
る排気ダクト6を介して直結的に連通し、かつ、その連
通をシャッタSにより開閉自在に制御せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機体内の穀粒の貯留部
に張り込んだ穀粒を、その貯留部の下方の乾燥部を経て
機体内の底部のコンベアにより機体の外部に排出し、機
体の外面に立設せる昇降機により揚送して再び機体内の
貯留部に戻すことで循環させ、この穀粒が乾燥部の穀粒
流下路を流過する間に、それに熱風生成装置により生成
した乾燥風を浴びせることで乾燥させる穀粒乾燥機のう
ちで、機体内に装設する乾燥部を、穀粒流下路の一側に
並列する熱風の導風路が機体内の外側に位置し、穀粒流
下路の他側に並列する排風路が機体内の内側に位置する
形態とし、機体の側面の機壁に前記熱風の導風路に連通
する張込口を開設して、開閉自在の張込ホッパーにより
閉鎖した穀粒乾燥機において、張込口を開放してそこか
ら乾燥すべき穀粒を投入する際に、その穀粒から分離し
て張込口の周辺に舞い上る塵埃を吸引排除する排塵装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】穀粒乾燥機Aは、通常、図1乃至図3に
示している如く、四角な箱状に形成した機体1内の上半
側に、その機体1の四周の機壁により穀粒を張込む貯留
部aを形成し、機体1内の下半側には、通気性の隔壁1
0…で仕切られる熱風の導風路11と穀粒流下路12と
排風を導く排風路13との三者を、穀粒流下路12の一
側に導風路11が位置し穀粒流下路12の他側に排風路
13が位置するように並列させた乾燥部bを装設し、そ
の乾燥部bの下方に、穀粒流下路12の下端から穀粒を
所定の流量に規制して排出する回転シャッタ14を配設
し、これの下方に位置する機体1内腔の底部に、前記回
転シャッタ14から繰出される穀粒を機体1の外部に搬
出する搬出コンベア15を装設し、それの搬出方向の終
端側を、機体1の前面側に立設せる昇降機2の揚穀塔2
0の底部に接続連通する。
【0003】そして、前記導風路11には、図3に示し
ている如く、機体1の前面側に装設せるバーナー装置3
0よりなる熱風生成装置3の熱風の吹出口31を接続連
通し、排風路13には機体1の後面側に装架せる排風機
4の吸引口40を接続連通し、機体1の前面側に立設せ
る昇降機2は、それの揚穀塔20の上端部に設けた放出
筒部21を、機体1の頂部に横架せる穀粒張込用の上部
コンベア5の搬送方向の始端部と取出樋22とに切換え
自在に接続し、前記上部コンベア5の終端側の放出口5
0を、機体1内の貯留部aの天井部位に配設した均分機
51に連通し、機体1の左右の側面側の機壁の下端側に
寄る部位に、機体1内の底部の搬出コンベア15に穀粒
流し板16を介して連通する張込口wを開設して、そこ
に張込ホッパー17を開閉自在に装設することで構成し
てある。
【0004】そして、これにより、回転シャッタ14の
作動を停止させて、搬出コンベア15および昇降機2な
らびに上部コンベア5を作動させた状態において、張込
ホッパー17を開放回動させて開放させた張込口wから
乾燥すべき穀粒を所定量投入し、次いで、張込口wを閉
ざして、回転シャッタ14および搬出コンベア15およ
び昇降機2ならびに上部コンベア5を作動させて、貯留
部a内に投入した穀粒を循環流動させ、その状態におい
て、熱風生成装置3および排風機4を作動させること
で、循環する穀粒に対し、それが穀粒流下路12を流下
する間に、熱風(乾燥風)を浴せて乾燥させるようにし
てある。
【0005】しかして、このように構成される穀粒乾燥
機Aには、それの乾燥部bを、穀粒流下路12の一側に
並列する熱風の導風路11が機体1内の内側に位置し、
穀粒流下路12の他側に並列する排風路13が機体1内
の外側に位置する形態とした第1の形態のものと、これ
と逆に、穀粒流下路12の一側に並列する熱風の導風路
11が機体1内の外側に位置し穀粒流下路12の他側に
並列する排風路13が機体1の内側に位置する形態のも
のとの2つの形態のものがある。
【0006】そして、第1の形態である内側熱風外側排
風の形態のものは、前述の図1乃至図3に示している如
く、機体1の前面側の機壁1aの前面に装架する熱風生
成装置3の熱風の吹出口31を、通気性の隔壁10によ
り風洞状に形成して、機体1内の左右方向の中央部位に
位置させてある熱風の導風路11の前端側に接続連通
し、機体1の後面側の機壁1bの後面には、その後面を
左右に横切る巾の平箱状の排気ダクト6を設けて、それ
の左右の両端部の前面に開設した連通口60・60を、
機体1内の乾燥部bの穀粒流下路12・12の左右方向
の外側位置に隔壁10と機体1の左右の機壁1c・1c
とで形成している排風路13・13の後端側に接続連通
し、その排気ダクト6の後面側に排風機4を支架して、
それの吸引口40を排気ダクト6の中央部位に連通させ
ることで、図3にて矢印に示している如く、熱風生成装
置3で生成した熱風が、機体1内の左右の内側に位置し
ている導風路11に流入して、そこから穀粒流下路12
を横切って機体1内の左右の外側に位置している排風路
13・13に流れ、その排風路13・13から排気ダク
ト6を経て排風機4の吸引口40に流れるようにしてあ
る。
【0007】また、第2の形態のものは、図4乃至図6
に示している如く、機体1の前面側の機壁1aの前面に
は、その前面を左右に横切る平箱状の熱風ダクト7を装
架して、それの両端部位に設けた連通口70・70を、
機体1内の左右の外側位置に配設してある熱風の導風路
11・11にそれぞれ連通しておいて、この熱風ダクト
7の前面に熱風生成装置3を装架してそれの熱風の吹出
口31を該ダクト7の中央部位に連通し、機体1の後面
側の機壁1bの外面には排風機4を直装的に装架して、
それの吸引口40を機体1内の左右の中央部位に隔壁1
0により風洞状に形成した排風路13にダイレクトに連
通することで、図6にて矢印に示している如く、熱風生
成装置3により生成した熱風が、熱風ダクト7の両端部
位の連通口70・70から機体1内の左右の外側位置に
形成してある熱風の導風路11・11に流れ込み、そこ
から穀粒流下路12・12を横切って、機体1内の左右
の中央部位に位置している風洞状の排風路13に流入
し、そこから排風機4の吸引口40に吸引されるように
してある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】穀粒乾燥機Aは、穀粒
を循環流動させて乾燥させることから、流動する穀粒か
ら塵埃が分離して四周に飛散浮遊するようになり、作業
環境を悪くするので、通常は、昇降機2の揚穀塔20の
下部と搬出コンベア15との接続部位か、揚穀塔20の
上部と上部コンベア5との接続部位に、吸引排塵ブロワ
ーの吸引口を接続連通して、穀粒から分離してくる塵埃
を吸引除去するようにしている。
【0009】しかし、この手段は、乾燥作業中に循環流
動する穀粒から分離して浮遊してくる塵埃を対象とする
ものであり、乾燥作業に先立ち、張込口wを開放して乾
燥すべき穀粒を機体1内の搬出コンベア15に向け流し
込むときに、この張込口wに投入する穀粒から分離して
張込口wの周辺に舞い上がるようになる塵埃の排除に
は、殆んど効果を上げられない。
【0010】この張込口wから行なう穀粒の張込みは、
図1乃至図3に示している第1の形態のものにあって
は、張込ホッパー17を開放回動して張込口wを開放さ
せることで、機体1内の左右の外側に位置している排風
路13の途中を、開放してくる張込口wを介し外部に露
出させて、その排風路13を利用して行ない、また、図
4乃至図6に示している内側排風外側熱風の形態となる
第2の形態のものにあっては、張込ホッパー17の開放
回動で開放する張込口wを介して露出してくる機体1内
の左右の外側位置の導風路11を利用して行なうことか
ら、排風機4を作動させた状態において穀粒の投入を行
なえば、その排風機4の吸引風により、張込口wの周辺
に飛散して浮遊するようになる塵埃を吸引排除し得るよ
うにはなる。
【0011】しかし、穀粒乾燥機Aのうちで、図4乃至
図6に示している内側排風外側熱風となる第2の形態の
ものにあっては、張込口wから導風路11を経て機体1
内の搬出コンベア15に向け流し込まれる穀粒が、昇降
機2により貯留部aに投入されて、それの下方の乾燥部
bの穀粒流下路12・12に流入してくると、その穀粒
流下路12・12の左右の内側に位置している排風路1
3と穀粒流下路12の左右の外側に位置する導風路11
・11との間に穀粒流下路12・12内に堆積した穀粒
の層が存在するようになることで、排風路13から穀粒
流下路12を経て導風路11・11に作用してくる排風
機4の吸引圧が著しく弱くなり殆んど吸塵作用を行なわ
ないようになる。このため、張込口wから穀粒を投入し
ていくときに、その穀粒が乾燥部bの穀粒流下路12・
12内を埋めるよう堆積してくるまでの、極く初期の間
だけしか排風機4による排塵が得られず、乾燥部bに穀
粒が詰った後に引続いて行なう貯留部aに所定量の穀粒
を張込む作業の大半を排風機4による排塵が得られない
状態で行なわなければならない問題がでてくる。
【0012】本発明は、穀粒乾燥機Aのうちで、内側排
風外側熱風の形態となる穀粒乾燥機Aに生じている上述
の問題を解消せしめるためになされたものであって、こ
の内側排風外側熱風の形態の穀粒乾燥機において、それ
の機体1の側面の張込ホッパー17の開放作動で開放し
た張込口wから、熱風の導風路11を介して機体1内に
乾燥すべき穀粒を流し込むことで穀粒の張込作業を行な
う際に、導風路11内で、張込口wの内側の上方部位
に、筒壁に吸塵用の孔隙を設けた筒状体を、前後に長く
配設しておいて、これの内腔を排風機4の吸引口40に
対し直結的に連通させ得るようにすることで、張込口w
から流し込む穀粒から分離して張込口wの周辺に飛散し
浮遊してくる塵埃を、排風機4の吸引風を効果的に利用
して吸引排除し得るようにすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】そして、本発明において
は、上述の目的を達成するための手段として、機体1内
に装設する乾燥部bを、穀粒流下路12の一側に並列す
る熱風の導風路11が機体1内の外側に位置し、穀粒流
下路12の他側に並列する排風路13が機体1内の内側
に位置する形態とし、機体1の側面の機壁1cに、前記
導風路11に対して連通する張込口wを開設して、その
張込口wを開閉自在の張込ホッパー17により閉鎖した
穀粒乾燥機Aにおいて、機体1内の左右の外側部位に配
設する熱風の導風路11内の上方に寄せた部位に、周壁
に孔隙80…を開設した中空の筒状体8を、前後方向に
長く形成して装架し、その筒状体8の後端側を、機体1
の後面側に装架せる排風機4の吸引口40に対し、乾燥
部bの穀粒流下路12を迂回する排気ダクト6を介して
直結的に連通し、かつ、その連通をシャッタSにより開
閉自在に制御せしめたことを特徴とする穀粒乾燥機にお
ける穀粒張込時の排塵装置を提起するものである。
【0014】
【作用】このように構成せる本発明手段は、シャッタS
の作動で連通窓穴yを開放させることで、機体1内の左
右の外側部位に装設してある熱風の導風路11内の、張
込口wの内側で上方の部位に、前後に長く配設してある
筒状体8が、それの内腔を排風機4の吸引口40に排気
ダクト6を介して直結的に連通する状態となって、その
筒状体8の筒壁に開設した吸塵用の孔隙80…が、排風
機4による吸引圧によって、周辺の空気を筒状体8内に
吸引するようになる。
【0015】このため、張込口wを開放させたときに、
張込口wの周辺に、機体1の外部からその張込口wを介
して機体1内に流れる空気の流れが、その張込口wの略
全巾に渡るように生じ、張込口wから乾燥すべき穀粒を
機体1内に流し込むときに、その穀粒から分離して張込
口wの周辺に飛散し浮遊してくる塵埃を、張込口wから
機体1内に流れる空気の流れに乗せて機体1内に流動さ
せ、筒状体8の筒壁の孔隙80…から吸引して、排風機
4により吸引排除していくようになって、張込口wの周
辺に生ずる塵埃を排風機4を利用して効果的に排除し得
るようになる。
【0016】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図
面符号は、従前手段のものと同効の構成部材については
同一の符号を用いるものとする。
【0017】図7は本発明を実施せる内側排気外側熱風
の形態の穀粒乾燥機Aの斜視図で、同図において1は機
体、wはその機体1の側面側の機壁1cの下部側に寄せ
た部位に開設した張込口、17はその張込口wを開閉自
在に閉鎖する扉状に機体1に装設した張込ホッパー、8
は張込口wの内側の上部に配位して機体1内に装設せる
筒状体、4は機体1の後面側の機壁1bの外面に装設せ
る排風機、yは前記筒状体8の内腔を排風機4の吸引口
40に対して直結的に連通させるために機体1の後面側
の機壁1bに開設した連通窓穴、Sはその連通窓穴yを
開閉するシャッタを示す。
【0018】機体1は、折曲成形した鉄板を連結して四
角な箱状に組立てる通常のもので、それの内腔には、図
8に示しているように、上半側に乾燥すべき穀粒を張込
む貯留部aを装設し、その貯留部aの下方の下半側に
は、通気性の隔壁10…により仕切られた熱風の導風路
11と穀粒流下路12と排風路13との三者を、穀粒流
下路12の左右の一側に導風路11が位置し他側に排風
路13が位置するように左右に並列させて構成する乾燥
部bを装設し、その乾燥部bの穀粒流下路12の下端の
開放口には、その開放口からの穀粒の流出量を制御する
回転シャッタ14を装設し、それの下方の機体1の底部
には搬出コンベア15を装設してある。
【0019】そして、前述の導風路11と穀粒流下路1
2と排風路13とを並列させて構成する乾燥部bは、熱
風の導風路11が機体1内の左右の外側に位置し排風路
13が機体1内の左右の内側に位置するように配設して
あって、これにより、内側排気外側熱風の形態に構成し
てあり、また、機体1の側面に開設する張込口wは、熱
風の導風路11に対し連通するように形成してある。
【0020】乾燥部bの熱風の導風路11に供給する熱
風を生成するための熱風生成装置3は、図9に示す導風
路11の下半側における横断平面図にあるように、機体
1の前面側の機壁1aの前面に、その前面を左右に横切
る巾の平箱状の熱風ダクト7を設けて、該ダクト7の前
面側に装架し、それの熱風の吹出口31をこのダクト7
の左右の中央部位に連通し、この熱風ダクト7の左右の
両端部に設けた連通口70・70を、機体1内の左右の
外側に位置している前述の乾燥部bの熱風の導風路11
・11の前端側にそれぞれ連通し、これにより、熱風生
成装置3の吹出口31から吹出される熱風が、熱風ダク
ト7により左右に分配されて、機体1内の左右の外側に
位置している導風路11・11に送給されて、そこから
穀粒流下路12・12を横切って機体1内の内側に位置
している排風路13に流れていくようにしてある。
【0021】また、この導風路11・11に送給され
て、穀粒流下路12を横切り機体1内の内側位置の排風
路13に流れ込む排風を吸引するよう機体1の後面側に
設ける排風機4は、図9にあるように、機体1の後面側
の機壁1bの後面に、その後面を左右に横切る平箱状の
排気ダクト6を装架して、そのダクト6の後面に支架
し、それの吸引口40を、この排気ダクト6の中央部位
に連通させてある。
【0022】筒状体8は図10に示している如く、筒壁
に、籾粒の透過を阻止する孔径または開口巾とした孔状
またはスリット状の孔隙80…を設けた筒状に形成して
ある。
【0023】この筒状体8は、張込口wが連通する熱風
の導風路11内で、張込口wの内側における上方に寄せ
た部位に、軸方向が機体1の前後方向に沿う姿勢として
配位し、軸方向の前後の両端部を、機体1の前面側の機
壁1aと後面側の機壁1bとにそれぞれ突当てた状態と
して、導風路11内の前述した位置に装架してある。
【0024】そして、機体1の後面側の機壁1bには、
この筒状体8の後端部と衝合する部位に、図11にある
ように、連通窓穴yが開設してあり、その窓穴yが機体
1の後面側の機壁1bの後面に装設した排気ダクト6の
左右の両端部と連通していることで、排風機4が作動し
たときに、それの吸引圧が排気ダクト6から連通窓穴y
を介して、この筒状体8の内腔に作用し、筒壁に設けた
孔隙80…が、周辺の空気を吸引するようにしてある。
【0025】シャッタSは、この筒状体8の内腔と排風
機4の吸引口40との連通を断・接するためのもので、
図11にあるように、排気ダクト6の左右の両端部内に
おいて、機体1の後面側の機壁1bの外面に沿いスライ
ドすることにより連通窓穴yを開閉するように設けてあ
る。
【0026】そして、このシャッタSが、図11の上半
側に示している如く、連通窓穴yを開放していること
で、排風機4の吸引口40に対して筒状体8の内腔が直
結的に連通する状態となり、また、図11の下半側に示
しているように、連通窓穴yを閉じていることで、排風
機4の吸引口40に対する筒状体8の内腔の連通を遮断
して、乾燥作業時に、熱風生成装置3から導風路11に
送給される熱風が、図9において2重線の矢印に示して
いる如く、穀粒流下路12を横切って排風路13に流
れ、そこから排風機4の吸引口40に向う所定の流れを
取るようにしてある。
【0027】このシャッタSは、図11に示す例におい
ては、一体に連結させて設けたレバー90を手動で押し
引き操作してスライドさせることにより連通窓穴yを開
閉するようにしているが、レバー90を機体1に枢支軸
中心に回動するように支架しておいて、それの回動作動
でシャッタSの開閉作動が行なえるようにするなど適宜
に構成してよく、また、それの開閉作動が、張込口wを
開閉する張込ホッパー17の作動に連動して行なわれる
ように、シャッタSの開閉作動機構を張込ホッパー17
に連繋機構を介し連繋しておき、張込口wを開放したと
きにシャッタSが連通窓穴yを開放する位置に動き、張
込口wを閉鎖したときにシャッタSが連通窓穴yを閉鎖
する位置に動くようにする場合もある。
【0028】次に図12は別の実施例を示している。こ
の実施例は、機体1の後面側に設ける排風機4を、それ
の吸引口40が機体1の後面側の機壁1bに設けた開口
に直接連通する状態としてその機壁1bに直装的に装架
し、機体1内の左右の外側に位置する熱風の導風路11
内に配設する筒状体8の内腔を排風機4の吸引口40に
対してシャッタSにより開閉する連通窓穴yを介して連
通させるのに、機体1の後面側の機壁1bの外面に装設
する排気ダクト6を、パイプ状に形成して、そのパイプ
状の排気ダクト6により行なっている例である。
【0029】この例においては、機体1の後面側の機壁
1bには、それに直装的に装架した排風機4の側方で、
機体1内の内側位置に設けてある排風路13と対面する
部位に連通口18を開設しておいて、これと、筒状体8
の内腔を連通するよう前記機壁1bに開設した連通窓穴
yとを、パイプ状に形成した排気ダクト6により連通
し、これにより、排風機4の吸引口40が、排風路13
から排気ダクト6を経て筒状体8の内腔に対し、穀粒流
下路12を迂回して直結的に連通するようにしている。
【0030】即ち、この例は、排気ダクト6の形状を変
更した形態のものであり、連通窓穴yには、それを開閉
するシャッタSが前述の実施例と同様に設けられる。そ
して、そのシャッタSの開閉作動は、前述の実施例につ
いて説明したと同様に構成して装設してよいものであ
る。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による穀粒
乾燥機における穀粒張込時の排塵装置は、シャッタSの
作動で連通窓穴yを開放させることで、機体1内の左右
の外側部位に装設してある熱風の導風路11内の、張込
口wの内側で上方の部位に、前後に長く配設してある筒
状体8が、それの内腔を排風機4の吸引口40に排気ダ
クト6を介して直結的に連通する状態となって、その筒
状体8の筒壁に開設した吸塵用の孔隙80…が、排風機
4による吸引圧によって、周辺の空気を筒状体8内に吸
引するようになる。
【0032】このため、張込口wを開放させたときに、
張込口wの周辺に、機体1の外部からその張込口wを介
して機体1内に流れる空気の流れが、その張込口wの略
全巾に渡るように生じ、張込口wから乾燥すべき穀粒を
機体1内に流し込むときに、その穀粒から分離して張込
口wの周辺に飛散し浮遊してくる塵埃を、張込口wから
機体1内に流れる空気の流れに乗せて機体1内に流動さ
せ、筒状体8の筒壁の孔隙80…から吸引して、排風機
4により吸引排除していくようになって、張込口wの周
辺に生ずる塵埃を排風機4を利用して効果的に排除し得
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前の内側熱風外側排気形態の穀粒乾燥機の縦
断側面図である。
【図2】同上の穀粒乾燥機の縦断正面図である。
【図3】同上の穀粒乾燥機の横断平面図である。
【図4】従前の内側排気外側熱風形態の穀粒乾燥機の縦
断側面図である。
【図5】同上の穀粒乾燥機の縦断正面図である。
【図6】同上の穀粒乾燥機の横断平面図である。
【図7】本発明を実施せる内側排気外側熱風形態の穀粒
乾燥機の斜視図である。
【図8】同上穀粒乾燥機の一部を省略した縦断正面図で
ある。
【図9】同上穀粒乾燥機の導風路の下半側における一部
を省略した横断平面図である。
【図10】同上穀粒乾燥機の筒状体の斜視図である。
【図11】同上穀粒乾燥機の導風路の上半側における一
部を省略した横断平面図である。
【図12】同上穀粒乾燥機の別の実施例の要部の横断平
面図である。
【符号の説明】
A…穀粒乾燥機、a…貯留部、b…乾燥部、w…張込
口、y…連通窓穴、S…シャッタ、1…機体、1a・1
b・1c…機壁、10…隔壁、11…導風路、12…穀
粒流下路、13…排風路、14…回転シャッタ、15…
搬出コンベア、16…穀粒流し板、17…張込ホッパ
ー、18…連通口、2…昇降機、20…揚穀塔、21…
放出筒部、22…取出樋、3…熱風生成装置、30…バ
ーナー装置、31…吹出口、4…排風機、40…吸引
口、5…上部コンベア、50…放出口、51…均分機、
6…排気ダクト、60…連通口、7…熱風ダクト、70
…連通口、8…筒状体、80…孔隙、90…レバー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体1内に装設する乾燥部bを、穀粒流
    下路12の一側に並列する熱風の導風路11が機体1内
    の外側に位置し、穀粒流下路12の他側に並列する排風
    路13が機体1内の内側に位置する形態とし、機体1の
    側面の機壁1cに、前記導風路11に対して連通する張
    込口wを開設して、その張込口wを開閉自在の張込ホッ
    パー17により閉鎖した穀粒乾燥機Aにおいて、機体1
    内の左右の外側部位に配設する熱風の導風路11内の上
    方に寄せた部位に、周壁に孔隙80…を開設した中空の
    筒状体8を、前後方向に長く形成して装架し、その筒状
    体8の後端側を、機体1の後面側に装架せる排風機4の
    吸引口40に対し、乾燥部bの穀粒流下路12を迂回す
    る排気ダクト6を介して直結的に連通し、かつ、その連
    通をシャッタSにより開閉自在に制御せしめたことを特
    徴とする穀粒乾燥機における穀粒張込時の排塵装置。
JP23080895A 1995-08-16 1995-08-16 穀粒乾燥機における穀粒張込時の排塵装置 Pending JPH0953883A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113739526A (zh) * 2021-09-17 2021-12-03 贵州兴仁薏仁米产业有限公司 一种薏仁谷生物质燃料烘干系统及烘干方法

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