JPH09510742A - 洗剤組成物 - Google Patents

洗剤組成物

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JPH09510742A JP7524682A JP52468295A JPH09510742A JP H09510742 A JPH09510742 A JP H09510742A JP 7524682 A JP7524682 A JP 7524682A JP 52468295 A JP52468295 A JP 52468295A JP H09510742 A JPH09510742 A JP H09510742A
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Abstract

(57)【要約】 ペクチン酵素を含有することを特徴とする、通常の洗剤成分を含む洗剤組成物が提供される。ペクチン酵素は、好ましくは、組成物に組成物の0.0001〜2重量%の活性酵素の量で配合する。

Description

【発明の詳細な説明】 洗剤組成物 技術分野 本発明は、ペクチン酵素を含有する皿洗いおよび洗濯組成物を含む洗剤組成物 に関する。 背景技術 洗濯法、皿洗い法などの洗浄法またはクリーニング法で使用するための洗剤製 品の全性能は、汚れを除去する能力、および洗浄液中の物品への汚れまたは汚れ の分解生成物の再付着を防止する能力を含めて多数の因子によって判定されてい る。食品汚れは、しばしば、汚れた基体から有効に除去することが困難である。 果汁および/または野菜ジュースに由来する高着色または「ドライドオン(drie d-on)」汚れは、除去することが特に課題となる汚れである。このような汚れの 特定例としては、オレンジジュース、トマトジュース、バナナ、マンゴーまたは ブロッコリー汚れが挙げられるであろう。基体は、布帛、または硬質表面、例え ば、ガラス製品または陶磁器であることができる。 ペクチン質は、例えば、果汁に見出されている。ペクチン質は、分散された粒 状物をこのような果汁中に懸濁状態に保持するように作用し、このことは性状が 粘稠であり且つ不透明である傾向があろう。ペクチン酵素は、その中のペクチン 質の分解(脱ペクチン化)によってジュースの清澄において果汁/野菜ジュース 加工工業で常用されている。 しかしながら、洗剤処方物、特に洗濯、皿洗いおよび家庭クリーニング操作で 使用するように設計されたものでのペクチン酵素の使用の利益は、従来認識され ていない。 出願人は、ペクチン酵素が洗剤組成物に有価的に配合してもよいことを今や見 出した。このような酵素の配合は、しみ/汚れ除去上の利益を与える。食品汚れ /しみの除去、特にドライドオン果汁および野菜ジュース汚れ/しみの除去が、 可能となる。 出願人は、分散剤、特に有機高分子分散剤の配合がペクチン酵素を含有する洗 剤組成物で大きな価値を有することも見出した。分散剤は、酵素汚れ分解の破壊 生成物の分散を助長し、このように洗浄液中の物品上への再付着を防止する。 本発明の目的は、クリーニングおよび洗浄操作で使用する時に、汚れ/しみ除 去上の利益を与える、ペクチン酵素を含有する洗剤組成物を提供することにある 。 本発明の特定の目的は、高められた果物および/または野菜(ジュース)汚れ /しみ除去を与える、ペクチン酵素を含有する洗濯および皿洗い洗剤組成物を提 供することにある。 発明の開示 本発明によれば、界面活性剤およびビルダー化合物から選ばれる少なくとも1 種の洗剤成分を含む洗剤組成物であって、ペクチン酵素を含有することを特徴と する洗剤組成物が提供される。 本発明の好ましいアスペクトにおいては、洗剤組成物は、分散剤、特に有機高 分子分散剤化合物も含有する。 発明を実施するための最良の形態 ペクチン酵素 本発明の洗剤組成物の必須成分は、ペクチン酵素である。ペクチン酵素は、好 ましくは、本発明に係る組成物に組成物の0.0001〜2重量%、好ましくは 0.0005〜0.5重量%、より好ましくは0.001〜0.05重量%の活 性酵素の量で配合する。 ペクチン酵素とは、ここでペクチン質を分解するように作用するいかなる酵素 も意味する。ペクチン質は、植物組織に見出されることがあり且つオレンジジュ ース、トマトジュース、グレープジュースなどの果汁の普通の成分である。ペク チン質は、ガラクツロン酸および/またはそれらの誘導体を含有する。 ペクチン質としては、ペクチンおよびペクチン酸が挙げられる。ペクチンは、 一般に、α−1−>4グリコシド結合によって結合されたガラクツロン酸の鎖か らなる重合体である。典型的には、天然ペクチン中には、カルボン酸基の約2/ 3は、メタノールでエステル化されている。これらのメチルエステルの部分加水 分解は、低メトキシルペクチンを与え、これらはカルシウムイオンでゲルを形成 する傾向がある。完全なメチルエステル加水分解は、ペクチン酸を与える。 ペクチン酵素としては、ペクチンメチルエステル結合を加水分解するペクチン メチルエステラーゼ、ガラクツロン酸分子間のグリコシド結合を開裂するポリガ ラクツラナーゼ、およびペクチン酸に対して作用してα−1−>4グリコシド結 合の非加水分解開裂を生じてガラクツロン酸の不飽和誘導体を生成するペクチン トランスエリミナーゼまたはリアーゼが挙げられる。 本発明のペクチン酵素としては、天然由来のペクチン酵素および例えば、遺伝 子工学技術によって得られる変異体が挙げられる。いかなるこのような変異体も 、本発明の洗剤組成物で性能効率の最適化に関して特異的に設計してもよい。例 えば、変異体は、このような組成物の通常遭遇する成分に対する酵素の安定性が 増大されるように設計してもよい。或いは、変異体は、酵素変異体の最適のpH または温度性能範囲が特定の洗剤応用に適するように調整されるように設計して もよい。 ペクチン酵素は、植物、特に果物および真菌源に由来してもよい。普通の真菌 源は、Aspergillus Niger 群の特定の菌株によって与えられる。市販のペクチン 酵素は、ペクチンメチルエステラーゼ型、ポリガラクツロナーゼ型およびペクチ ンリアーゼ型のペクチン酵素の混合物である傾向がある。 市販のペクチン酵素としては、ノボ・ノルディスクA/Sによってペクチネッ クス(Pectinex)ARの商品名で販売されているもの、インターナショナル・バ イオ−シンセティックス(ギスト−ブロケーズBVのディビジョン)によってラ ピダーゼ(Rapidase)の商品名で販売されているもの、ゲネンコル・インターナ ショナルによってシトラーゼ(Cytolase)の商品名で販売されているもの、およ びソルベイ・エンザイムズによって商品名クラレックス(Clarex)で販売されて いるものが挙げられる。洗剤成分 本発明の組成物は、界面活性剤およびビルダー化合物から選ばれる少なくとも 1種の洗剤成分を含有する。 本発明の洗剤組成物は、追加の洗剤成分も含有してもよい。これらの追加の成 分の正確な性状、およびその配合量は、組成物の物理的形態、および使用すべき クリーニング操作の特性に依存するであろう。 本発明の組成物は、例えば、手動および機械皿洗い組成物、手および機械洗濯 洗剤組成物、例えば、洗濯添加剤組成物および汚れた布帛の前処理で使用するの に好適な組成物、すすぎ助剤組成物、および一般家庭クリーニング操作で使用す るための組成物として処方してもよい。 機械洗浄法、例えば、機械洗濯および機械皿洗い法で使用するのに好適な組成 物として処方する時には、本発明の組成物は、好ましくは、界面活性剤とビルダ ー化合物との両方および追加的に1種以上の洗剤成分(好ましくは有機高分子化 合物、漂白剤、追加の酵素、抑泡剤、石灰石鹸分散剤、汚れ沈殿防止剤および再 付着防止剤および腐食抑制剤から選ばれる)を含有する。洗濯組成物は、追加の 洗剤成分として、柔軟剤も含有できる。 手動皿洗い法で使用するための組成物として処方する時には、本発明の組成物 は、好ましくは、界面活性剤を含有し且つ好ましくは有機高分子化合物、増泡剤 、 第II族金属イオン、溶媒、ハイドロトロープおよび追加の酵素から選ばれる他の 洗剤成分を含有する。界面活性剤系 本発明の洗剤組成物は、洗剤主成分として、陰イオン界面活性剤、陽イオン界 面活性剤、非イオン界面活性剤、両性表面活性剤、両性界面活性剤、双性界面活 性剤およびそれらの混合物から選ばれる界面活性剤を含有してもよい。 界面活性剤は、典型的には、0.1〜60重量%の量で存在する。より好まし い配合量は、本発明に係る機械皿洗い、洗濯およびすすぎ助剤組成物の0.5〜 35重量%、最も好ましくは0.5〜20重量%、本発明に係る手動皿洗い組成 物の5〜60重量%、より好ましくは15〜45重量%である。 界面活性剤は、好ましくは、組成物に存在する酵素成分と相容性であるように 処方する。液体またはゲル組成物においては、界面活性剤は、最も好ましくは、 これらの組成物中の酵素の安定性を促進するか、少なくとも劣化しないように処 方する。 陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性表面活性剤、双性界面活性剤 およびこれらの界面活性剤の種の典型的なリストは、1975年12月30日に ローリンおよびホウリングに発行の米国特許第3,929,678号明細書に与 えられている。更に他の例は、「界面活性剤および洗剤」(シュワルツ、ペリー およびバーチによる第I巻および第II巻)に与えられている。好適な陽イオン界 面活性剤のリストは、1981年3月31日にマーフィーに発行の米国特許第4 ,259,217号明細書に与えられている。 存在する場合には、両性表面活性剤、両性界面活性剤および双性界面活性剤は 、一般に、1種以上の陰イオン界面活性剤および/または非イオン界面活性剤と 併用される。陰イオン界面活性剤 洗剤目的で有用な本質上いかなる陰イオン界面活性剤も、組成物に配合できる 。これらとしては、硫酸、スルホン酸、カルボン酸およびサルコシン酸の塩(例 えば、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、および置換アンモニウム塩 、例えば、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩およびトリエタノー ルアミン塩を含めて)の陰イオン界面活性剤が挙げることができる。 他の陰イオン界面活性剤としては、イセチオネート、例えば、アシルイセチオ ネート、N−アシルタウレート、メチルタウリドの脂肪酸アミド、アルキルスク シネートおよびスルホスクシネート、スルホコハク酸のモノエステル(特に飽和 および不飽和C12〜C18モノエステル)、スルホコハク酸のジエステル(特に飽 和および不飽和C6〜C14ジエステル)、N−アシルサルコシネートが挙げられ る。樹脂酸および水素添加樹脂酸、例えば、ロジン、水素添加ロジン、およびタ ロー油に存在するかタロー油から誘導される樹脂酸および水素添加樹脂酸も、好 適である。陰イオンサルフェート界面活性剤 ここで使用するのに好適な陰イオンサルフェート界面活性剤としては、線状お よび分枝第一級アルキルサルフェート、アルキルエトキシサルフェート、脂肪オ レイルグリセロールサルフェート、アルキルフェノールエチレンオキシドエーテ ルサルフェート、C5〜C17アシル−N−(C1〜C4アルキル)および−N−( C1〜C2ヒドロキシアルキル)グルカミンサルフェート、およびアルキル多糖類 のサルフェート、例えば、アルキルポリグルコシドのサルフェートが挙げられる (非イオン非硫酸化化合物はここに記載する)。 アルキルエトキシサルフェート界面活性剤は、好ましくは、1分子当たり約0 .5〜約20モルのエチレンオキシドでエトキシ化されたC6〜C18アルキルサ ルフェートからなる群から選ばれる。より好ましくは、アルキルエトキシサル フェート界面活性剤は、1分子当たり約0.5〜約20モル、好ましくは約0. 5〜約5モルのエチレンオキシドでエトキシ化されたC6〜C18アルキルサルフ ェートである。陰イオンスルホネート界面活性剤 ここで使用するのに好適な陰イオンスルホネート界面活性剤としては、C5〜 C20直鎖アルキルベンゼンスルホン酸、アルキルエステルスルホン酸、C6〜C2 2 第一級または第二級アルカンスルホン酸、C6〜C24オレフィンスルホン酸、ス ルホン化ポリカルボン酸、アルキルグリセロールスルホン酸、脂肪アシルグリセ ロールスルホン酸、脂肪オレイルグリセロールスルホン酸の塩、およびそれらの 混合物が挙げられる。陰イオンカルボキシレート界面活性剤 ここで使用するのに好適な陰イオンカルボキシレート界面活性剤としては、こ こに記載のようなアルキルエトキシカルボキシレート、アルキルポリエトキシポ リカルボキシレート界面活性剤および石鹸(「アルキルカルボキシル」)、特に 特定の第二級石鹸が挙げられる。 ここで使用するのに好ましいアルキルエトキシカルボキシレートとしては、式 RO(CH2CH2O)xCH2COO-+(式中、RはC6〜C18アルキル基で あり、xは0〜10であり、エトキシレート分布は重量基準でxが0である物質 の量が約20%以下であり、xが7より大きい物質の量が約25%以下であるよ うなものであり、平均xは平均RがC13以下である時には約2〜4であり、平均 xは平均RがC13より大きい時には約3〜10であり、Mは陽イオンであり、好 ましくはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、モノエタノールアン モニウム、ジエタノールアンモニウム、およびトリエタノールアミンモニウムか ら選ばれ、最も好ましくはナトリウム、カリウム、アンモニウムおよびそれらと マグネシウムイオンとの混合物から選ばれる)を有するものが挙げられる。好 ましいアルキルエトキシカルボキシレートは、RがC12〜C18アルキル基である ものである。 ここで使用するのに好適なアルキルポリエトキシポリカルボキシレート界面活 性剤としては、式 RO−(CHR1CHR2−O)−R3(式中、RはC6〜C18 アルキル基であり、xは1〜25であり、R1およびR2は水素、メチル酸基、コ ハク酸基、ヒドロキシコハク酸基およびそれらの混合物からなる群から選ばれ、 少なくとも1個のR1またはR2はコハク酸基またはヒドロキシコハク酸基であり 、R3は水素、炭素数1〜8の置換または非置換炭化水素、およびそれらの混合 物からなる群から選ばれる)を有するものが挙げられる。陰イオン第二級石鹸界面活性剤 好ましい石鹸界面活性剤は、第二級炭素に結合されたカルボキシル単位を含有 する第二級石鹸界面活性剤である。第二級炭素は、例えば、p−オクチル安息香 酸の場合のように、またはアルキル置換シクロヘキシルカルボキシレートの場合 のように環構造中にあることができる。第二級石鹸界面活性剤は、好ましくは、 エーテル結合を含有すべきではなく、エステル結合を含有すべきではなく、ヒド ロキシル基を含有すべきではない。好ましくは、頭基(両親媒性部分)には窒素 原子があるべきではない。第二級石鹸界面活性剤は、通常、11〜15個の合計 炭素原子を有する〔例えば、p−オクチル安息香酸の場合には、わずかにより多 い(例えば、16まで)が許容できるが〕。 下記の一般構造は、好ましい第二級石鹸構造の若干を更に例示する。 (A)高度に好ましい種類の第二級石鹸は式 R3CH(R4)COOM(式中 、R3はCH3(CH2xであり、R4はCH3(CH2yであり、yは0または1 〜4の整数であることができ、xは4〜10の整数であり、(x+y)の和は6 〜10、好ましくは7〜9、最も好ましくは8である)の第二級カルボキシル物 質からなる。 (B)別の好ましい種類の第二級石鹸は、カルボキシル置換基が環ヒドロカル ビル単位上にあるカルボキシル化合物、即ち、式 R5−R6−COOM(式中、 R5はC7〜C10、好ましくはC8〜C9アルキルまたはアルケニルであり、R6は ベンゼン、シクロペンタン、シクロヘキサンなどの環構造である)の第二級石鹸 からなる(ただしR5は環上のカルボキシルに関してオルト、メタまたはパラ位 にあることができる)。 (C)なお別の好ましい種類の第二級石鹸は、式 CH3(CHR)k−(CH2m−(CHR)n− CH(COOM)(CHR)o−(CH2p−(CHR)q−CH3 〔式中、各RはC1〜C4アルキルであり、k、n、o、qは0〜8の整数であり 、但し炭素原子の合計数(カルボキシレートを含めて)は10〜18の範囲内で ある〕 の第二級カルボキシル化合物からなる。 前記式A、BおよびCの各々においては、種Mは、好適な対イオン、特に水溶 化性対イオンであることができる。 ここで使用するのに特に好ましい第二級石鹸界面活性剤は、2−メチル−1− ウンデカン酸、2−エチル−1−デカン酸、2−プロピル−1−ノナン酸、2− ブチル−1−オクタン酸および2−ペンチル−1−ヘプタン酸の水溶性塩からな る群から選ばれる水溶性メンバーである。アルカリ金属サルコシネート界面活性剤 他の好適な陰イオン界面活性剤は、式 R−CON(R1)CH2COOM(式 中、RはC5〜C17線状または分枝アルキルまたはアルケニル基であり、R1はC1 〜C4アルキル基であり、Mはアルカリ金属イオンである)のアルカリ金属サル コシン酸塩である。好ましい例は、ナトリウム塩の形のミリスチルメチルサルコ シネートおよびオレイルメチルサルコシネートである。非イオン界面活性剤 洗剤目的に有用な本質上いかなる陰イオン界面活性剤も、組成物に配合できる 。例示の非限定の種類の有用な非イオン界面活性剤を、以下に記載する。非イオンポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤 ここで使用するのに好適なポリヒドロキシ脂肪酸アミドは、構造式 R2CO NR1Z〔式中、R1はH、C1〜C4ヒドロカルビル、2−ヒドロキシエチル、2 −ヒドロキシプロピル、またはそれらの混合物、好ましくはC1〜C4アルキル、 より好ましくはC1またはC2アルキル、最も好ましくはC1アルキル(即ち、メ チル)であり、R2はC5〜C31ヒドロカルビル、好ましくは直鎖C5〜C19アル キルまたはアルケニル、より好ましくは直鎖C9〜C17アルキルまたはアルケニ ル、最も好ましくは直鎖C11〜C17アルキルまたはアルケニル、またはそれらの 混合物であり、Zは鎖に直結された少なくとも3個のヒドロキシルを有する線状 ヒドロカルビル鎖を有するポリヒドロキシヒドロカルビルまたはそのアルコキシ 化誘導体(好ましくはエトキシ化またはプロポキシ化)である〕を有するもので ある。Zは、好ましくは、還元アミノ化反応において還元糖から誘導されるであ ろうし、より好ましくはZはグリシチルである。アルキルフェノールの非イオン縮合物 アルキルフェノールのポリエチレンオキシド縮合物、ポリプロピレンオキシド 縮合物およびポリブチレンオキシド縮合物は、ここで使用するのに好適である。 一般に、ポリエチレンオキシド縮合物が好ましい。これらの化合物としては、直 鎖または分枝鎖配置のいずれかに約6〜約18個の炭素原子を有するアルキル基 を有するアルキルフェノールとアルキレンオキシドとの縮合物が挙げられる。非イオンエトキシ化アルコール界面活性剤 脂肪族アルコールとエチレンオキシド約1〜約25モルとのアルキルエトキシ レート縮合物は、ここで使用するのに好適である。脂肪族アルコールのアルキル 鎖は、直鎖または分枝第一級または第二級であることができ、一般に、6〜22 個の炭素原子を有する。炭素数8〜20のアルキル基を有するアルコールとアル コール1モル当たり約2〜約10モルのエチレンオキシドとの縮合物が、特に好 ましい。非イオンエトキシ化/プロポキシ化脂肪アルコール界面活性剤 エトキシ化C6〜C18脂肪アルコールおよびC6〜C18混合エトキシ化/プロポ キシ化脂肪アルコールは、特に水溶性である場合に、ここで使用するのに好適な 界面活性剤である。好ましくは、エトキシ化脂肪アルコールは、エトキシ化度3 〜50を有するC10〜C18エトキシ化脂肪アルコールであり、最も好ましくは、 これらはエトキシ化度3〜40を有するC12〜C18エトキシ化脂肪アルコールで ある。好ましくは、混合エトキシ化/プロポキシ化脂肪アルコールは、炭素数1 0〜18のアルキル鎖長、エトキシ化度3〜30およびプロポキシ化度1〜10 を有する。プロピレングリコールとの非イオンEO/PO縮合物 プロピレンオキシドとプロピレングリコールとの縮合によって生成された疎水 性ベースとエチレンオキシドとの縮合物も、ここで使用するのに好適である。こ れらの化合物の疎水部分は、好ましくは、分子量約1500〜約1800を有し 且つ水不溶性を示す。この種の化合物の例としては、BASFによって市販され ている商業上入手可能なプルロニック(PluronicTM)界面活性剤の特定のものが 挙げられる。プロピレンオキシド/エチレンジアミン付加物との非イオンEO縮合物 プロピレンオキシドとエチレンジアミンとの反応から生ずる生成物とエチレン オキシドとの縮合物も、ここで使用するのに好適である。これらの生成物の疎水 部分は、エチレンジアミンと過剰のプロピレンオキシドとの反応生成物からなり 、一般に、分子量約2500〜約3000を有する。この種の非イオン界面活性 剤 の例としては、BASFによって市販されている商業上入手可能なテトロニック (TetronicTM)化合物の特定のものが挙げられる。非イオンアルキル多糖界面活性剤 炭素数約6〜約30、好ましくは炭素数約10〜約16の疎水基および約1. 3〜約10、好ましくは約1.3〜約3、最も好ましくは約1.3〜約2.7個 の糖単位を含有する多糖(例えば、ポリグリコシド)親水基を有するここで使用 するのに好適なアルキル多糖類は、1986年1月21日発行のレナドの米国特 許第4,565,647号明細書に開示されている。炭素数5または6のいかな る還元糖も、使用でき、例えば、グルコシル部分の代わりにグルコース、ガラク トースおよびガラクトシル部分が、使用できる(場合によって、疎水基は、2位 、3位、4位などで結合して、このようにグルコシドまたはガラクトシドに対立 するものとしてグルコースまたはガラクトースを与える)。糖間結合は、例えば 、追加の糖単位の1位と前の糖単位上の2位、3位、4位および/または6位と の間にあることができる。 好ましいアルキルポリグリコシドは、式 R2O(Cn2nO)t(グリコシル)x (式中、R2はアルキル、アルキルフェニル、ヒドロキシルアルキル、ヒドロキ シルアルキルフェニル、およびそれらの混合物からなる群から選ばれ、そしてア ルキル基は10〜18個、好ましくは12〜14個の炭素原子を有し、nは2ま たは3であり、tは0〜10、好ましくは0であり、Xは1.3〜8、好ましく は1.3〜3、最も好ましくは1.3〜2.7である) を有する。グリコシルは、好ましくはグルコースに由来する。非イオン脂肪酸アミド界面活性剤 ここで使用するのに好適な脂肪酸アミド界面活性剤は、式 R6CON(R72 〔式中、R6は炭素数7〜21、好ましくは9〜17のア ルキル基であり、各R7は水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヒドロキシアルキ ル、および−(C24O)xH(式中、xは1〜3の範囲内である)からなる群 から選ばれる〕を有するものである。両性界面活性剤 ここで使用するのに好適な両性界面活性剤としては、アミンオキシド界面活性 剤およびアルキルアンホカルボン酸が挙げられる。 ここで使用するためのアルキルアンホジカルボン酸の好適な例は、ニュージャ ージー州デイトンのミラノール・インコーポレーテッド製のミラノール(Miranol )(商標)C2Mコンク(Conc.)である。アミンオキシド界面活性剤 ここで有用なアミンオキシドとしては、式 R3(OR4xO(R52(式中 、R3は炭素数8〜26、好ましくは炭素数8〜18のアルキル、ヒドロキシア ルキル、アシルアミドプロピルおよびアルキルフェニル基またはそれらの混合物 から選ばれ、R4は炭素数2〜3、好ましくは炭素数2のアルキレンまたはヒド ロキシアルキレン基またはそれらの混合物であり、xは0〜5、好ましくは0〜 3であり、各R5は炭素数1〜3、好ましくは1〜2のアルキルまたはヒドロキ シアルキル基または1〜3個、好ましくは1個のエチレンオキシド基を含有する ポリエチレンオキシド基である)を有する化合物が挙げられる。R5基は、例え ば、酸素または窒素原子を通して互いに結合して環構造を形成することができる 。 これらのアミンオキシド界面活性剤としては、特にC10〜C18アルキルジメチ ルアミンオキシドおよびC8〜C18アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミン オキシドが挙げられる。このような物質の例としては、ジメチルオクチルアミン オキシド、ジエチルデシルアミンオキシド、ビス−(2−ヒドロキシエチル)ド デシルアミンオキシド、ジメチルドデシルアミンオキシド、ジプロピルテトラデ シルアミンオキシド、メチルエチルヘキサデシルアミンオキシド、ドデシルアミ ドプロピルジメチルアミンオキシド、セチルジメチルアミンオキシド、ステアリ ルジメチルアミンオキシド、タロージメチルアミンオキシドおよびジメチル−2 −ヒドロキシオクタデシルアミンオキシドが挙げられる。C10〜C18アルキルジ メチルアミンオキシドおよびC10〜18アシルアミドアルキルジメチルアミンオキ シドが、好ましい。双性界面活性剤 双性界面活性剤も、本発明の洗剤組成物に配合できる。これらの界面活性剤は 、第二級および第三級アミンの誘導体、複素環式第二級および第三級アミンの誘 導体、または第四級アンモニウム、第四級ホスホニウムまたは第三級スルホニウ ム化合物の誘導体と広く記載できる。ベタインおよびスルタイン界面活性剤は、 ここで使用する例示の双性界面活性剤である。ベタイン界面活性剤 ここで有用なベタインは、式 R(R12+2COO-(式中、RはC6〜C18 ヒドロカルビル基、好ましくはC10〜C16アルキル基またはC10〜16アシルア ミドアルキル基であり、各R1は典型的にはC1〜C3アルキル、好ましくはメチ ルであり、R2はC1〜C5ヒドロカルビル基、好ましくはC1〜C3アルキレン基 、より好ましくはC1〜C2アルキレン基である)を有する化合物である。好適な ベタインの例としては、ココナツアシルアミドプロピルジメチルベタイン、ヘキ サデシルジメチルベタイン、C12〜14アシルアミドプロピルベタイン、C8〜14 アシルアミドヘキシルジエチルベタイン、4〔C14〜16アシルメチルアミドジエ チルアンモニオ〕−1−カルボキシブタン、C16〜18アシルアミドジメチルベタ イン、C12〜16アシルアミドペンタンジエチルベタイン、〔C12〜16アシルメチ ルアミドジメチルベタインが挙げられる。好ましいベタインは、C12〜18ジメチ ルアンモニオヘキサノエートおよびC10〜18アシルアミド プロパン(またはエタン)ジメチル(またはジエチル)ベタインである。複合ベ タイン界面活性剤も、ここで使用するのに好適である。スルタイン界面活性剤 ここで有用なスルタインは、式 (R(R12+2SO3 -(式中、RはC6 〜C18ヒドロカルビル基、好ましくはC10〜C16アルキル基、より好ましくはC12 〜C13アルキル基であり、各R1は典型的にはC1〜C3アルキル、好ましくは メチルであり、R2はC1〜C6ヒドロカルビル基、好ましくはC1〜C3アルキレ ン基または好ましくはヒドロキシアルキレン基である)を有する化合物である。両性表面活性剤 両性表面活性剤は、本発明の洗剤組成物に配合できる。これらの界面活性剤は 、第二級または第三級アミンの脂肪族誘導体、または複素環式第二級および第三 級アミンの脂肪族誘導体(脂肪族基は直鎖または分枝であることができる)と広 く記載できる。陽イオン界面活性剤 陽イオン界面活性剤も、本発明の洗剤組成物で使用できる。好適な陽イオン界 面活性剤としては、モノC6〜C16、好ましくはC6〜C10N−アルキルまたはア ルケニルアンモニウム化合物(残りのN位はメチル、ヒドロキシエチルまたはヒ ドロキシプロピル基で置換)から選ばれる第四級アンモニウム界面活性剤が挙げ られる。ビルダー化合物 本発明の洗剤組成物は、洗剤主成分としてビルダー化合物を含有してもよい。 ビルダー化合物は、本発明に係る機械皿洗いおよび洗濯組成物の好ましい成分で あり且つ典型的には組成物の1〜80重量%、好ましくは10〜70重量%、最 も好ましくは20〜60重量%の量で存在する。 手動皿洗い法で使用するための組成物は、せいぜい、少量のビルダー化合物を 含有する。好ましくは、ビルダー化合物は、手動皿洗い組成物に組成物の1.5 重量%以下の量で配合する。 ビルダー化合物は、水溶性または大部分水不溶性であってもよい。水溶性ビル ダーは、組成物を皿洗い、特に機械皿洗い組成物及びすすぎ助剤組成物である時 に好ましい。 好適なビルダー化合物としては、水溶性単量体ポリカルボキシレート、または それらの酸形、単独重合体または共重合体ポリカルボン酸またはそれらの塩(ポ リカルボン酸は2個以下の炭素原子によって互いに分離された少なくとも2個の カルボキシル基を含む)、カーボネート、ビカーボネート、ボレート、ホスフェ ート、シリケートおよび前記のもののいずれかの混合物が挙げられる。 単量体ポリカルボキシレートが一般にコストおよび性能の理由で好ましいが、 カルボキシレートまたはポリカルボキシレートビルダーは、種類が単量体または オリゴマーであることができる。 1個のカルボキシ基を含有する好適なカルボキシレートとしては、乳酸、グリ コール酸およびそれらのエーテル誘導体の水溶性塩が挙げられる。2個のカルボ キシ基を含有するポリカルボキシレートとしては、コハク酸、マロン酸、(エチ レンジオキシ)二酢酸、マレイン酸、ジグリコール酸、酒石酸、タルトロン酸お よびフマル酸の水溶性塩、並びにエーテルカルボキシレートおよびスルフィニル カルボキシレートが挙げられる。3個のカルボキシ基を含有するポリカルボキシ レートとしては、特に、水溶性サイトレート、アコニトレートおよびシトラコネ ート並びにスクシネート誘導体、例えば、英国特許第1,379,241号明細 書に記載のカルボキシメチルオキシスクシネート、英国特許第1,389,73 2号明細書に記載のラクトキシスクシネート、オランダ出願第7205873号 明細書に記載のアミノスクシネート、および英国特許第1,387,447号明 細書に記載の2−オキサ−1,1,3−プロパントリカルボキシレートなどのオ キシポリカルボキシレート物質が挙げられる。 4個のカルボキシ基を含有するポリカルボキシレートとしては、英国特許第1 ,261,829号明細書に開示のオキシジスクシネート、1,1,2,2−エ タンテトラカルボキシレート、1,1,3,3−プロパンテトラカルボキシレー トおよび1,1,2,3−プロパンテトラカルボキシレートが挙げられる。スル ホ置換基を含有するポリカルボキシレートとしては、英国特許第1,398,4 21号明細書および第1,398,422号明細書および米国特許第3,936 ,448号明細書に開示のスルホスクシネート誘導体、および英国特許第1,4 39,000号明細書に記載のスルホン化熱分解サイトレートが挙げられる。 脂環式および複素環式ポリカルボキシレートとしては、シクロペンタン−cis, cis,cis−テトラカルボキシレート、シクロペンタジエニドペンタカルボキシレ ート、2,3,4,5−テトラヒドロフラン−cis,cis,cis−テトラカルボキシ レート、2,5−テトラヒドロフラン−cis−ジカルボキシレート、2,2,5 ,5−テトラヒドロフラン−テトラカルボキシレート、1,2,3,4,5,6 −ヘキサン−ヘキサカルボキシレートおよびソルビトール、マンニトール、キシ リトールなどの多価アルコールのカルボキシメチル誘導体が挙げられる。芳香族 ポリカルボキシレートとしては、メリト酸、ピロメリト酸および英国特許第1, 425,343号明細書に開示のフタル酸誘導体が挙げられる。 前記のうち、好ましいポリカルボキシレートは、1分子当たり3個までのカル ボキシ基を含有するヒドロキシカルボキシレート、より特にサイトレートである 。 単量体またはオリゴマーポリカルボキシレートキレート化剤の親酸またはそれ らとそれらの塩との混合物、例えば、クエン酸またはクエン酸塩/クエン酸混合 物も、有用なビルダー成分として意図される。 ボレートビルダー並びに洗剤貯蔵下または洗浄条件下でボレートを生成できる ボレート生成物質を含有するビルダーも、使用できるが、約50℃以下、特に約 40℃以下の洗浄条件下では好ましくない。 カーボネートビルダーの例は、炭酸ナトリウムおよびセスキ炭酸ナトリウムお よびそれらと超微細炭酸カルシウムとの混合物(1973年11月15日に公告 の独国特許出願第2,321,001号明細書に開示)を含めてアルカリ土類金 属およびアルカリ金属の炭酸塩である。 ホスフェートビルダーの特定例は、アルカリ金属トリポリリン酸塩、ナトリウ ム、カリウムおよびアンモニウムのピロリン酸塩、ナトリウムおよびカリウムお よびアンモニウムのピロリン酸塩、ナトリウムおよびカリウムのオルトリン酸塩 、重合度が約6〜21であるポリメタリン酸ナトリウム、およびフィチン酸の塩 である。 好適なシリケートとしては、SiO2:Na2O比1.0〜2.8を有する水溶 性ケイ酸ナトリウムが挙げられ、比率1.6〜2.4が好ましく、比率2.0が 最も好ましい。シリケートは、無水塩または水和塩のいずれの形であってもよい 。SiO2:Na2O比2.0を有するケイ酸ナトリウムが、最も好ましいシリケ ートである。 シリケートは、好ましくは、本発明に係る機械皿洗い洗剤組成物に組成物の5 〜50重量%、より好ましくは10〜40重量%の量で存在する。 余り水溶性ではないビルダーの例としては、結晶性層状シリケートおよび大部 分水不溶性アルミノケイ酸ナトリウムが挙げられる。 結晶性層状ケイ酸ナトリウムは、一般式 NaMSixx+1・yH2O (式中、Mはナトリウムまたは水素であり、xは1.9〜4の数であり、yは0 〜20の数である) を有する。この種の結晶性層状ケイ酸ナトリウムは、EP−A第0164514 号明細書に開示されており且つそれらの製法は、DE−A第3417649号明 細書およびDE−A第3742043号明細書に開示されている。本発明の目的 で、前記一般式中のxは、2、3または4の値を有し、好ましくは2である。最 も好ましい物質は、ヘキストAGからNaSKS−6として入手できるδ−Na2 Si25である。 結晶性層状ケイ酸ナトリウム物質は、好ましくは、粒状洗剤組成物に、固体水 溶性イオン化性物質と緊密混合物状態の粒状物として存在する。固体水溶性イオ ン化性物質は、有機酸、有機酸塩および無機酸塩およびそれらの混合物から選ば れる。 好適なアルミノシリケートゼオライトは、単位セル式 Naz〔(AlO2z (SiO2y〕・XH2O(式中、zおよびyは少なくとも6であり、z対yの モル比は1.0〜0.5であり、xは少なくとも5、好ましくは7.5〜276 、より好ましくは10〜264である)を有する。アルミノシリケート物質は、 水和形であり且つ好ましくは結晶性であり、結合形の水10%〜28%、より好 ましくは18%〜22%を含有する。 アルミノシリケートイオン交換物質は、天然産物質であることができるが、好 ましくは合成的に誘導する。合成結晶性アルミノシリケートイオン交換物質は、 呼称ゼオライトA、ゼオライトB、ゼオライトP、ゼオライトX、ゼオライトM AP、ゼオライトHSおよびそれらの混合物で入手できる。ゼオライトAは、式 Na12〔(AlO212(SiO212〕・xH2O (式中、xは20〜30、特に27である) を有する。ゼオライトXは、式 Na86〔(AlO286(SiO2106〕・276H2Oを有する。有機高分子化合物 有機高分子化合物は、本発明に係る洗剤組成物の特に好ましい成分である。高 分子化合物は、洗浄液中の物品上への酵素汚れ分解の破壊生成物の付着を防止す る。 有機高分子化合物とは、洗剤組成物で分散剤、および再付着防止剤および汚れ 沈殿防止剤として常用されている本質上いかなる高分子有機化合物も意味する。 有機高分子化合物は、典型的には、本発明の洗剤組成物に組成物の0.1〜3 0重量%、好ましくは0.5〜15重量%、最も好ましくは1〜10重量%の量 で配合する。 有機高分子化合物の例としては、ポリカルボン酸が2個以下の炭素原子によっ て互いに分離された少なくとも2個のカルボキシル基を含む水溶性有機単独重合 体または共重合体ポリカルボン酸またはそれらの塩が挙げられる。後者の種類の 重合体は、英国特許第1,596,756号明細書に開示されている。このよう な塩の例は、分子量2000〜5000のポリアクリレートおよびそれらと無水 マレイン酸との共重合体(このような共重合体は分子量20,000〜100, 000、特に40,000〜80,000を有する)である。 他の好適な有機高分子化合物としては、分子量3,000〜100,000を 有するアクリルアミドとアクリレートとの重合体および分子量2,000〜80 ,000を有するアクリレート/フマレート共重合体が挙げられる。 アスパラギン酸から誘導されるもの、例えば、EP−A第305282号明細 書、EP−A第305283号明細書およびEP−A第351629号明細書に 開示のものを含めてポリアミノ化合物は、ここで有用である。 本発明の洗剤組成物への配合に好適な他の有機高分子化合物としては、メチル セルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどの セルロース誘導体が挙げられる。 更に他の有用な有機高分子化合物は、ポリエチレングリコール、特に分子量1 000〜10000、より特に2000〜8000、最も好ましくは約4000 のものである。石灰石鹸分散剤化合物 本発明の組成物は、以下に定義するような石灰石鹸分散力(LSDP)8以下 、好ましくは7以下、最も好ましくは6以下を有する石灰石鹸分散剤化合物を含 有してもよい。石灰石鹸分散剤化合物は、好ましくは、組成物の0.1〜40重 量%、より好ましくは1〜20重量%、最も好ましくは2〜10重量%の量で存 在する。 石灰石鹸分散剤は、カルシウムまたはマグネシウムイオンによる脂肪酸のアル カリ金属塩、アンモニウム塩またはアミン塩の沈殿を防止する物質である。石灰 石鹸分散剤の有効性の多数の尺度は、H.C.ボルゲティーおよびC.A.ベル グマンによる論文、J.Am.Oil Chem.Soc.,第27巻第88頁〜第90頁(195 0)に記載のような石灰石鹸分散試験を使用して測定される石灰石鹸分散力(L SDP)によって与えられる。この石灰石鹸分散試験法は、この技術分野で実務 者によって広く使用されており、例えば、下記のレビュー論文に言及されている 。すなわち、W.N.リンフィールド、Surfactant Science Series 第7巻第3 頁、W.N.リンフィールド、Tenside Surf.Det.,第27巻第159頁〜第1 61頁(1990)、およびM.K.ナガラジャン、W.F.マスラー、Cosmet ics and Toiletries、第104巻第71頁〜第73頁(1989)。LSDPは 、CaCO3相当硬度333ppm(Ca:Mg=3:2)の水30ml中のオレ イン酸ナトリウム0.025gによって生成される石灰石鹸析出物を分散するの に必要とされる分散剤対オレイン酸ナトリウムの重量比(%)である。 良好な石灰石鹸分散剤能力を有する界面活性剤としては、特定のアミンオキシ ド、ベタイン、スルホベタイン、アルキルエトキシサルフェートおよびエトキシ 化アルコールが挙げられるであろう。 本発明に従って使用するためのLSDP8以下を有する例証の界面活性剤とし ては、C16〜C18ジメチルアミンオキシド、平均エトキシ化度1〜5を有するC12 〜C18アルキルエトキシサルフェート、特にエトキシ化度約3を有するC12〜 C15アルキルエトキシサルフェート界面活性剤(LSDP=4)およびそれぞれ BASF GmbHによってそれぞれ商品名ルテンゾールA012およびルテン ゾールA030で販売されている平均エトキシ化度12(LSDP=6)または 30のいずれかを有するC13〜C15エトキシ化アルコールが挙げられる。 ここで使用するのに好適な高分子石灰石鹸分散剤は、Cosmetics and Toiletri es、第104巻第71頁〜第73頁(1989)に見出されるM.K.ナガラジ ャンおよびW.F.マスラーによる論文に記載されている。このような高分子石 灰石鹸分散剤の例としては、アクリル酸、メタクリル酸またはそれらの混合物、 およびアクリルアミドまたは置換アクリルアミドの共重合体の特定の水溶性塩( このような重合体は典型的には分子量5,000〜20,000を有する)が挙 げられる。抑泡系 本発明の洗剤組成物は、機械洗浄組成物として使用するために処方する時には 、好ましくは、組成物の0.01〜15重量%、好ましくは0.05〜10重量 %、最も好ましくは0.1〜5重量%の量で存在する抑泡系を含む。 ここで使用するのに好適な抑泡系は、本質上いかなる既知の消泡剤化合物、例 えば、シリコーン消泡剤化合物、2−アルキルアルカノール消泡剤化合物および パラフィン消泡剤化合物を含んでもよい。 消泡剤化合物とは、ここで特に溶液の攪拌の存在下で、洗剤組成物の溶液によ って生ずる起泡または泡立てを低下するように作用する化合物または化合物の混 合物を意味する。 ここで使用するのに特に好ましい消泡剤化合物は、シリコーン成分を含めて消 泡剤化合物とここで定義されるシリコーン消泡剤化合物である。このようなシリ コーン消泡剤化合物は、典型的には、シリカ成分も含有する。ここで使用する時 および一般に工業全体にわたって「シリコーン」なる用語は、シロキサン単位お よび各種のヒドロカルビル基を含有する各種の比較的高分子量重合体を包含する 。好ましいシリコーン消泡剤化合物は、シロキサン、特にトリメチルシリル末端 ブロッキング単位を有するポリジメチルシロキサンである。 他の好適な消泡剤化合物としては、モノカルボン脂肪酸およびそれらの可溶性 塩が挙げられる。これらの物質は、ウェイン・セント・ジョンに1960年9月 27日発行の米国特許第2,954,347号明細書に記載されている。抑泡剤 として使用するためのモノカルボン脂肪酸およびそれらの塩は、典型的には、炭 素数10〜約24、好ましくは炭素数12〜18のヒドロカルビル鎖を有する。 好適な塩としては、アルカリ金属塩、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩および リチウム塩、およびアンモニウム塩およびアルカノールアンモニウム塩が挙げら れる。 他の好適な消泡剤化合物としては、例えば、高分子量炭化水素、例えば、パラ フィン、脂肪酸エステル(例えば、脂肪酸トリグリセリド)、一価アルコールの 脂肪酸エステル、脂肪族C18〜C40ケトン(例えば、ステアロン)、N−アルキ ル化アミノトリアジン、例えば、塩化シアヌル酸と炭素数1〜24の第一級また は第二級アミン2または3モルとの生成物として生成するトリアルキルメラミン からヘキサアルキルメラミンまたはジアルキルジアミンクロルトリアジンからテ トラアルキルジアミンクロルトリアジン、プロピレンオキシド、ビスステアリン 酸アミドおよびモノステアリルジアルカリ金属(例えば、ナトリウム、カリウム 、リチウム)リン酸塩およびリン酸エステルが挙げられる。パラフィン、ハロパ ラフィンなどの炭化水素は、液体形態で利用できる。液体炭化水素は、室温およ び 大気圧で液体であろうし且つ流動点約−40℃〜約5℃および最小沸点110℃ 以上(大気圧)を有するであろう。また、ロウ状炭化水素、好ましくは融点約1 00℃以下を有するロウ状炭化水素を利用することが既知である。炭化水素抑泡 剤は、例えば、ガンドルフォ等に1981年5月5日発行の米国特許第4,26 5,779号明細書に記載されている。炭化水素としては、このように、炭素数 約12〜約70の脂肪族、脂環式、芳香族および複素環式飽和または不飽和炭化 水素が挙げられる。この抑泡剤に関して使用する「パラフィン」なる用語は、真 のパラフィンと環式炭化水素との混合物を包含するものである。 エチレンオキシドとプロピレンオキシドとの共重合体、特に炭素数10〜16 のアルキル鎖長、エトキシ化度3〜30およびプロポキシ化度1〜10を有する 混合エトキシ化/プロポキシ化脂肪アルコールも、ここで使用するのに好適な消 泡剤化合物である。 ここで使用するのに好適な2−アルキル−アルカノール消泡剤化合物は、DE 第4021265号明細書に記載されている。ここで使用するのに好適な2−ア ルキル−アルカノールは、末端ヒドロキシ基を担持するC6〜C16アルキル鎖か らなり且つ前記アルキル鎖は、a位置においてC1〜C10アルキル鎖で置換され る。2−アルキル−アルカノールの混合物は、本発明に係る組成物で使用できる 。 好ましい抑泡系は、 (a)消泡剤化合物、好ましくはシリコーン消泡剤化合物、最も好ましくは組 み合わせで (i)シリコーン消泡剤化合物の50〜99重量%、好ましくは75〜95重 量%の量のポリジメチルシロキサン、および (ii)シリコーン/シリカ消泡剤化合物の1〜50重量%、好ましくは5〜2 5重量%の量のシリカ からなるシリコーン消泡剤化合物(前記シリカ/シリコーン消泡剤化合物は5〜 50重量%、好ましくは10〜40重量%の量で配合する)、 (b)0.5〜10重量%、好ましくは1〜10重量%の量の分散剤化合物( 最も好ましくはポリオキシアルキレン含量72〜78%およびエチレンオキシド 対プロピレンオキシド比1:0.9から1:1.1を有するシリコーングリコー ルレーキ(rake)共重合体からなり、この種の特に好ましいシリコーングリコー ルレーキ共重合体はダウ・コーニングから商品名DCO544で市販されている DCO544である)、 (c)5〜80重量%、好ましくは10〜70重量%の量の不活性担体流体化 合物(最も好ましくはエトキシ化度5〜50、好ましくは8〜15を有するC16 〜C18エトキシ化アルコールからなる) を含む。 ここで有用な好ましい粒状抑泡系は、前記種類のアルキル化シロキサンと固体 シリカとの混合物を含む。 固体シリカは、ヒュームドシリカ、沈降シリカまたはゲル形成技術によって作 られたシリカであることができる。好適なシリカ粒子は、平均粒径0.1〜50 μm、好ましくは1〜20μmおよび表面積少なくとも50m2/gを有する。 これらのシリカ粒子は、シリカ上に直接結合されるかシリコーン樹脂により結合 されるかのいずれかのジアルキルシリル基および/またはトリアルキルシリル基 で処理することによって疎水性にさせることができる。シリカ(その粒子がジメ チルおよび/またはトリメチルシリル基で疎水性にされている)を使用すること が好ましい。本発明に係る洗剤組成物への配合に好ましい粒状消泡剤化合物は、 シリカ対シリコーンの重量比が1:100から3:10、好ましくは1:50か ら1:7であるような量のシリカを適宜含有する。 別の好適な粒状抑制系は、粒径10nm〜20nmおよび50m2/gより大きい 比表面積を有する疎水性シラン化(最も好ましくはトリメチルシラン化)シリカ と 分子量約500〜約200,000を有するジメチルシリコーン流体とをシリコ ーン対シラン化シリカの重量比約1:1から約1:2で緊密に混合したものによ って代表される。 高度に好ましい粒状抑制系は、EP−A第0210731号明細書に記載され ており且つシリコーン消泡剤化合物および融点50℃〜85℃を有する有機担体 物質(有機担体物質はグリセロールと炭素数12〜20の炭素鎖を有する脂肪酸 とのモノエステルからなる)を含む。EP−A第0210721号明細書は、有 機担体物質が融点45℃〜80℃を有する炭素数12〜20の炭素鎖を有する脂 肪酸またはアルコールまたはそれらの混合物である他の好ましい粒状抑制系を開 示している。 他の高度に好ましい粒状抑泡系は、同時係属欧州特許出願第91870007 .1号明細書(プロクター・エンド・ギャンブル・カンパニーの名で)に記載さ れており、その系はグリセロール対シリコーン消泡剤化合物の重量比1:2から 3:1のシリコーン消泡剤化合物、担体物質、有機被覆物質およびグリセロール からなる。また、同時係属欧州特許出願第91201342.0号明細書は、ア ルミノシリケート対シリコーン消泡剤化合物の重量比1:3から3:1のシリコ ーン消泡剤化合物、担体物質、有機被覆物質および結晶性または無定形アルミノ シリケートからなる高度に好ましい粒状抑制系を開示している。前記の高度に好 ましい粒状制泡剤の両方における好ましい担体物質は、デンプンである。 ここで使用するための例示の粒状抑制系は、組み合わせで (i)成分の5〜30重量%、好ましくは8〜15重量%のシリコーン消泡剤 化合物(好ましくは、組み合わせでポリジメチルシロキサンおよびシリカからな る)、 (ii)成分の50〜90重量%、好ましくは60〜80重量%の担体物質、好 ましくはデンプン、 (iii)成分の5〜30重量%、好ましくは10〜20重量%の凝集体バイン ダー化合物(ここでこのような化合物は凝集体用バインダーとして典型的には使 用されている化合物またはそれらの混合物であることができ、最も好ましくは前 記凝集体バインダー化合物はエトキシ化度50〜100を有するC16〜C18エト キシ化アルコールからなる)、および (iv)C12〜C22水素添加脂肪酸2〜15重量%、好ましくは3〜10重量% を含む凝集法によって製造される粒状凝集体成分である。漂白剤 本発明の洗剤組成物は、塩素漂白剤、無機ペルハイドレート塩、ペルオキシ酸 漂白前駆物質および有機ペルオキシ酸から選ばれる漂白剤を包含してもよい。 漂白剤は、本発明に係る洗濯および機械皿洗い組成物の好ましい成分である。 本発明に係る手動皿洗いおよびすすぎ助剤組成物は、好ましくは、漂白剤を含有 しない。 塩素漂白剤としては、アルカリ金属次亜塩素酸塩および塩素化シアヌル酸塩が 挙げられる。塩素漂白剤を本発明の組成物で使用することは、好ましくは最小限 にされ且つより好ましくは、組成物は、塩素漂白剤を含有しない。無機ペルハイドレート漂白剤 本発明に係る機械皿洗いおよび洗濯組成物は、好ましくは、無機ペルハイドレ ート塩(通常、ナトリウム塩の形で組成物の1〜40重量%、より好ましくは2 〜30重量%、最も好ましくは5〜25重量%の量で)を包含する。 無機ペルハイドレート塩の例としては、過ホウ酸塩、過炭酸塩、過リン酸塩、 過硫酸塩および過ケイ酸塩が挙げられる。無機ペルハイドレート塩は、通常、ア ルカリ金属塩である。無機ペルハイドレート塩は、追加の保護なしに結晶性固体 として配合してもよい。しかしながら、特定のペルハイドレート塩の場合には、 このような粒状組成物の好ましい実施は、粒状製品でペルハイドレート塩により 良い貯蔵安定性を与える被覆形の物質を利用する。 過ホウ酸ナトリウムは、公称式 NaBO222の1水和物または4水和物 NaBO222・3H2Oの形であることができる。 本発明に係る洗剤組成物への配合に好ましいペルハイドレートである過炭酸ナ トリウムは、2Na2CO3・3H22に対応する式を有する付加化合物であり且 つ結晶性固体として市販されている。ペルカーボネートは、最も好ましくは、こ のような組成物に、被覆形態で配合する。最も好ましい被覆物質は、アルカリ金 属硫酸塩と炭酸塩との混合塩からなる。このような被覆物は、被覆法と一緒に、 1977年3月9日にインターロックスに付与された英国特許第1,466,7 99号明細書に以前に記載されている。混合塩被覆物質対ペルカーボネートの重 量比は、1:200から1:4、より好ましくは1:99から1:9、最も好ま しくは1:49から1:19である。好ましくは、混合塩は、一般式 Na2S O4・n・Na2CO3(式中、nは0.1〜3であり、好ましくはnは0.3〜 1.0であり、最も好ましくはnは0.2〜0.5である)を有する硫酸ナトリ ウム/炭酸ナトリウムを有する。 別の好適な被覆物質は、ペルカーボネートの2〜10重量%(通常3〜5重量 %)のシリケート固体の量を与える水溶液として適用するSiO2:Na2O比1 .6:1から3.4:1、好ましくは2.8:1のケイ酸ナトリウムである。ケ イ酸マグネシウムも、被覆物に配合できる。他の好適な被覆物質としては、アル カリ金属およびアルカリ土類金属の硫酸塩および炭酸塩が挙げられる。 ペルオキシモノ過硫酸カリウムは、洗剤組成物で有用性を有する別の無機ペル ハイドレート塩である。ペルオキシ酸漂白剤前駆物質 本発明に係る機械皿洗いおよび洗濯洗剤組成物は、好ましくは、ペルオキシ漂 白剤前駆物質(漂白活性剤)も包含する。ペルオキシ漂白剤前駆物質は、通常、 組成物の1〜20重量%、より好ましくは1〜10重量%、最も好ましくは1〜 7重量%の量で配合する。 本発明に係る機械皿洗い洗剤組成物への配合用ペルオキシ酸漂白剤前駆物質は 、典型的には、1個以上のN−またはO−アシル基を含有する(前駆物質は広範 囲の種類から選ぶことができる)。好適な種類としては、無水物、エステル、イ ミドおよびイミダゾールおよびオキシムのアシル化誘導体が挙げられ、これらの 種類内の有用な物質の例は、英国特許第1586789号明細書に開示されてい る。最も好ましい種類は、エステル、例えば、英国特許第836988号明細書 、第864798号明細書、第1147871号明細書および第2143231 号明細書に開示のものおよびイミド、例えば、英国特許第855735号明細書 および第1246338号明細書に開示のものである。 特に好ましい漂白剤前駆物質化合物は、式 (CH3CO)2−(CH2x−( CH3CO)2(式中、xは0または1〜6の整数であることができる)のN,N ,N1,N1−テトラアセチル化化合物である。 例としては、xが1であるテトラアセチルメチレンジアミン(TAMD)、x が2であるテトラアセチルエチレンジアミン(TAED)およびxが6であるテ トラアセチルヘキシレンジアミン(TAHD)が挙げられる。これらの化合物お よび類似の化合物は、英国特許第907356号明細書に記載されている。最も 好ましいペルオキシ酸漂白剤前駆物質は、TAEDである。 別の好ましい種類のペルオキシ酸漂白活性剤化合物は、EP−A第01703 86号明細書に記載のアミド置換化合物である。 他のペルオキシ酸漂白剤前駆物質化合物としては、ノナノイルオキシベンゼン スルホン酸ナトリウム、トリメチルヘキサノイルオキシベンゼンスルホン酸ナト リウム、アセトキシベンゼンスルホン酸ナトリウムおよびベンゾイルオキシベン ゼンスルホン酸ナトリウム(例えば、EP−A第0341947号明細書に開示 )が挙げられる。有機ペルオキシ酸 機械皿洗いおよび洗濯洗剤組成物は、組成物の1〜15重量%、より好ましく は1〜10重量%の量の有機ペルオキシ酸も含有してもよい。 有用な有機ペルオキシ酸としては、EP−A第0170386号明細書に記載 のアミド置換ペルオキシ酸が挙げられる。 他の有機ペルオキシ酸としては、ジペルオキシドデカンジオン酸、ジペルオキ シテトラデカンジオン酸、ジペルオキシヘキサデカンジオン酸、モノ−およびジ ペルアゼライン酸、モノ−およびジペルブラシル酸、モノペルオキシフタル酸、 過安息香酸およびそれらの塩(例えば、EP−A第0341947号明細書に開 示)が挙げられる。追加の酵素 洗剤組成物で有用な別の任意成分は、1種以上の追加の酵素である。 好ましい追加の酵素物質としては、洗剤組成物に通常配合されている市販のリ パーゼ、アミラーゼ、中性およびアルカリ性プロテアーゼ、エステラーゼ、セル ラーゼおよびペルオキシダーゼが挙げられる。好適な酵素は、米国特許第3,5 19,570号明細書および第3,533,139号明細書に論じられている。 好ましい市販のプロテアーゼ酵素としては、ノボ・ノルディスクA/S(デン マーク)によって商品名アルカラーゼ(AlcalaseR)、サビナーゼ(SavinaseR) 、プリマーゼ(PrimaseR)、ドゥラザイム(DurazymR)、およびエスペラーゼ(Espe raseR)で販売されているもの、ギスト−ブロカーズによって商品名マキサター ゼ(MaxataseR)、マキサカル(MaxacalR)およびマキサペム(MaxapemR)で販売さ れているもの、ゲネンコル・インターナショナルによって販売されているもの、 およびソルベイ・エンザイムズによって商品名オプティクリーン (OpticleanR)およびオプティマーゼ(OptimaseR)で販売されているものが挙げ られる。同時係属米国特許出願第08/136797号明細書に記載のプロテア ーゼも、本発明の洗剤組成物に配合できる。プロテアーゼ酵素は、本発明に係る 組成物に組成物の0.0001〜2重量%の活性酵素の量で配合してもよい。 好ましいアミラーゼとしては、例えば、英国特許第1,269,839号明細 書(ノボ)により詳細に記載のB licheniformis の特殊な菌株から得られるα− アミラーゼが挙げられる。好ましい市販のアミラーゼとしては、例えば、ギスト −ブロカーズによって商品名ラピダーゼ(RapidaseR)で販売されているもの、 およびノボ・ノルディスクA/Sによって商品名ファングアミル(FungamylR) 、ターマミル(TermamylR)およびバン(BANR)で販売されているものが挙げられ る。アミラーゼ酵素は、本発明に係る組成物に組成物の0.0001〜2重量% の活性酵素の量で配合してもよい。 脂質分解酵素(リパーゼ)は、組成物の0.0001〜2重量%、好ましくは 0.001〜1重量%、最も好ましくは0.001〜0.5重量%の活性脂質分 解酵素の量で存在してもよい。 リパーゼは、起源が真菌または細菌であってもよく、例えば、Pseudomonas ps eudoalcaligenes またはPseudomas fluorescens を含めてHumicola sp.、Thermo myces sp.またはPseudomonas sp.のリパーゼ産生菌株から得られる。これらの 菌株の化学的または遺伝子的に修飾された突然変異体からのリパーゼも、ここで 有用である。 好ましいリパーゼは、付与された欧州特許EP−B第0218272号明細書 に記載のPseudomonas pseudoalcaligenes に由来する。 ここで好ましい別のリパーゼは、欧州特許出願EP−A第0258068号明 細書に記載のようにHumicola lanuginosa からの遺伝子をクローン化し、宿主と してAspergillus oryza 中で遺伝子を発現することによって得られる〔デンマー クのバッグスバードのノボ・ノルディスクA/Sから商品名リポラーゼ(Lipola seR)で市販されている)。このリパーゼも、1989年3月7日にヒュージ・ ジャンセン等の米国特許第4,810,414号明細書に記載されている。 特殊な種類のリパーゼ、即ち、界面活性化を必要としないリパーゼとみなすこ とができるクチナーゼ〔EC3.1.1.50〕も、好適である。クチナーゼの 洗剤組成物への添加は、例えば、WO第88/09367号明細書(ゲネンコル )に開示されている。 本発明で使用できるセルラーゼとしては、細菌セルラーゼと真菌セルラーゼと の両方が挙げられる。好ましくは、それらは、5〜9.5のpH最適条件を有す るであろう。好適なセルラーゼは、Humicola insolens から産生される真菌セル ラーゼを開示しているバーベスゴード等の米国特許第4,435,307号明細 書に開示されている。また、好適なセルラーゼは、英国特許第2.075.02 8号明細書、英国特許第2.095.275号明細書およびDE−OS第2.2 47.832号明細書に開示されている。 このようなセルラーゼの例は、Humicola insolens(Humicola grisea var.the rmoidea)〕の菌株、特にHumicola菌株DSM1800によって産生されたセルラ ーゼである。 他の好適なセルラーゼは、分子量約50KDa、等電点5.5を有し且つ41 5個のアミノ酸を含有するHumicola Insolens から生ずるセルラーゼである。特 に好適なセルラーゼは、カラーケア上の利益を有するセルラーゼである。このよ うなセルラーゼの例は、1991年11月6日出願の欧州特許出願第91202 879.2号明細書に記載のセルラーゼ(ノボ)である。 ペルオキシダーゼ酵素は、酸素源、例えば、ペルカーボネート、ペルボレート 、ペルサルフェート、過酸化水素などと併用する。それらは、「溶液漂白」に使 用 され、即ち、洗浄操作時に基体から除去された染料または顔料を洗浄液中で他の 基体に移動するのを防止するために使用される。ペルオキシダーゼ酵素は、技術 上既知であり、例えば、ホースラディッシュ・ペルオキシダーゼ、リグニナーゼ 、およびハロペルオキシダーゼ、例えば、クロロペルオキシダーゼおよびブロモ ペルオキシダーゼが挙げられる。ペルオキシダーゼ含有洗剤組成物は、例えば、 PCT国際出願WO第89/099813号明細書および1991年11月6日 出願の欧州特許出願EP第91202882.6号明細書に開示されている。 前記セルラーゼおよび/またはペルオキシダーゼは、通常、洗剤組成物に洗剤 組成物の0.0001〜2重量%の活性酵素の量で配合する。酵素安定化系 本発明の好ましい酵素含有組成物は、酵素安定化系約0.001〜約10重量 %、好ましくは約0.005〜約8重量%、最も好ましくは約0.01〜約6重 量%を含んでもよい。酵素安定化系は、洗剤酵素と相容性であるいかなる安定化 系であることもできる。このような安定化系は、カルシウムイオン、ホウ酸、プ ロピレングリコール、短鎖カルボン酸、ボロン酸、およびそれらの混合物を含む ことができる。このような安定化系は、可逆プロテアーゼ抑制剤などの可逆酵素 抑制剤も含むことができる。 本組成物は、多くの供給水に存在する塩素漂白剤種が特にアルカリ性条件下で 酵素を攻撃し且つ不活性化するのを防止するために加える塩素漂白剤消毒剤0〜 約10重量%、好ましくは約0.01〜約6重量%を更に含んでもよい。水中の 塩素量は、少なく、典型的には約0.5ppm〜約1.75ppmの範囲内であ ってもよいが、洗浄時の酵素と接触する水の全容量中の有効塩素は、通常、多い 。従って、使用中の酵素安定性は、問題であることがある。 好適な塩素捕捉剤陰イオンは、広く入手でき且つアンモニウム陽イオンまたは スルファイト、ビスルファイト、チオスルファイト、チオサルフェート、ヨーダ イドなどを含有する塩によって例示する。酸化防止剤、例えば、カルバメート、 アスコルベートなど、有機アミン、例えば、エチレンジアミン四酢酸(EDTA )またはそれらのアルカリ金属塩、モノエタノールアミン(MEA)およびそれ らの混合物は、同様に使用できる。他の通常の捕捉剤、例えば、ビサルフェート 、ニトレート、クロリド、過酸化水素源、例えば、過ホウ酸ナトリウム4水和物 、過ホウ酸ナトリウム1水和物および過炭酸ナトリウム、並びにホスフェート、 縮合ホスフェート、アセテート、ベンゾエート、サイトレート、ホルメート、ラ クテート、マレート、タルトレート、サリチレートなどおよびそれらの混合物は 、所望ならば、使用できる。染料移動抑制 また、本発明は、着色布帛を包含する布帛洗濯操作時に遭遇する可溶化懸濁染 料の1つの布帛から別の布帛への染料移動を抑制するための方法に関する。高分子染料移動抑制剤 本発明の洗剤組成物は、高分子染料移動抑制剤0.01〜10重量%、好まし くは0.05〜0.5重量%も含んでもよい。 高分子染料移動抑制剤は、好ましくは、ポリアミンN−オキシド重合体、N− ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールとの共重合体、ポリビニルピロリド ン重合体またはそれらの組み合わせから選ばれる。a)ポリアミンN−オキシド重合体 ここで使用するのに好適なポリアミンN−オキシド重合体は、下記の構造式 〔式中、Pは重合性単位(それにR−N−O基は結合でき、またはR−N−O基 は重合性単位の一部分を構成し、または両方の組み合わせである)であり、Aは Rは脂肪族、エトキシ化脂肪族、芳香族、複素環式または脂環式基またはそれら の組み合わせ(それにN−O基の窒素は結合でき、またはN−O基の窒素はこれ らの基の一部分である)である〕 を有する単位を含有する。 N−O基は、下記の一般構造 (式中、R1、R2、R3は脂肪族基、芳香族、複素環式または脂環式基またはそ れらの組み合わせであり、xまたは/およびyまたは/およびzは0または1で あり、N−O基の窒素は結合でき、またはN−O基の窒素はこれらの基の一部分 を構成する) で表わすことができる。N−O基は、重合性単位(P)の一部分であることがで き、または重合体主鎖に結合でき、または両方の組み合わせであることができる 。 N−O基が重合性単位の一部分を構成する好適なポリアミンN−オキシドは、 Rが脂肪族、芳香族、脂環式または複素環式基から選ばれるポリアミンN−オキ シドからなる。1つの種類の前記ポリアミンN−オキシドは、N−O基の窒素が R基の一部分を構成する群のポリアミンN−オキシドからなる。好ましいポリア ミンN−オキシドは、Rが複素環式基、例えば、ピリジン、ピロール、イミダゾ ール、ピロリジン、ピペリジン、キノリン、アクリジンおよびそれらの誘導体で あるものである。 別の種類の前記ポリアミンN−オキシドは、N−O基の窒素がR基に結合され ている群のポリアミンN−オキシドからなる。 他の好適なポリアミンN−オキシドは、N−O基が重合性単位に結合されてい るポリアミンオキシドである。 好ましい種類のこれらのポリアミンN−オキシドは、一般式(I)(式中、R はN−O官能基の窒素が前記R基の一部分である芳香族、複素環式または脂環式 基である)を有するポリアミンN−オキシドである。これらの種類の例は、Rが 複素環式化合物、例えば、ピリジン、ピロール、イミダゾールおよびそれらの誘 導体であるポリアミンオキシドである。 別の好ましい種類のポリアミンN−オキシドは、一般式(I)(式中、RはN −O官能基の窒素が前記R基に結合されている芳香族、複素環式または脂環式基 である)を有するポリアミンオキシドである。これらの種類の例は、R基がフェ ニルなどの芳香族であることができるポリアミンオキシドである。 生成するアミンオキシド重合体が水溶性であり且つ染料移動抑制性を有する限 り、いかなる重合体主鎖も、使用できる。好適な重合体主鎖の例は、ポリビニル 、ポリアルキレン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、ポリイミド、ポ リアクリレートおよびそれらの混合物である。 本発明のアミンN−オキシド重合体は、典型的には、アミン対アミンN−オキ シドの比率10:1から1:1000000を有する。しかしながら、ポリアミ ンオキシド重合体に存在するアミンオキシド基の量は、適当な共重合により、ま たは適当なN−酸化度により変更できる。好ましくは、アミン対アミンN−オキ シドの比率は、2:3から1:1000000である。より好ましくは1:4か ら1:1000000、最も好ましくは1:7から1:1000000である。 本発明の重合体は、実際には、一方の単量体型がアミンN−オキシドであり且つ 他方の単量体型がアミンN−オキシドであるかそうではないかのいずれかである ランダムまたはブロック共重合体を包含する。ポリアミンN−オキシドのアミン オキシド単位は、pKa<10、好ましくはpKa<7、より好ましくはpKa <6を有する。 ポリアミンオキシドは、ほとんどいかなる重合度でも得ることができる。物質 が所望の水溶性および染料懸濁力を有するならば、重合度は、臨界的ではない。 典型的には、平均分子量は、500〜1000,000、好ましくは1,000 〜50,000、より好ましくは2,000〜30,000、最も好ましくは3 ,000〜20,000の範囲内である。b)N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールとの共重合体 ここで使用するのに好ましい重合体は、N−ビニルイミダゾール/N−ビニル ピロリドン共重合体から選ばれる重合体(該重合体は平均分子量範囲5,000 〜50,000、より好ましくは8,000〜30,000、最も好ましくは1 0,000〜20,000を有する)を含んでもよい。好ましいN−ビニルイミ ダゾール/N−ビニルピロリドン共重合体は、N−ビニルイミダゾール対N−ビ ニルピロリドンのモル比1から0.2、より好ましくは0.8から0.3、最も 好ましくは0.6から0.4を有する。c)ポリビニルピロリドン 本発明の洗剤組成物は、平均分子量2,500〜400,000、好ましくは 5,000〜200,000、より好ましくは5,000〜50,000、最も 好ましくは5,000〜15,000を有するポリビニルピロリドン(「PVP 」)も、利用してもよい。好適なポリビニルピロリドンは、ニューヨーク州ニュ ーヨークおよび加国モントリオールのISPコーポレーションから製品名PVP K −15(粘度分子量10,000)、PVPK−30(平均分子量40,000 )、PVPK−60(平均分子量160,000)、およびPVPK−90(平 均分子量360,000)で市販されている。PVPK−15も、ISPコーポ レーションから入手できる。BASFコオペレーションから市販されている他の 好適なポリビニルピロリドンとしては、ソカラン(Sokalan)HP165およびソ カランHP12が挙げられる。 ポリビニルピロリドンは、本発明の洗剤組成物に洗剤の0.01〜5重量%、 好ましくは0.05〜3重量%、より好ましくは0.1〜2重量%の量で配合し てもよい。洗浄液に送達されるポリビニルピロリドンの量は、好ましくは、0. 5ppm〜250ppm、好ましくは2.5ppm〜150ppm、より好まし くは5ppm〜100ppmである。d)ポリビニルオキサゾリドン 本発明の洗剤組成物は、高分子染料移動抑制剤としてポリビニルオキサゾリド ンも利用してもよい。前記ポリビニルオキサゾリドンは、平均分子量2,500 〜400,000、好ましくは5,000〜200,000、より好ましくは5 ,000〜50,000、最も好ましくは5,000〜15,000を有する。 洗剤組成物に配合するポリビニルオキサゾリドンの量は、0.01〜5重量% 、好ましくは0.05〜3重量%、より好ましくは0.1〜2重量%であっても よい。洗浄液に送達されるポリビニルオキサゾリドンの量は、典型的には、0. 5ppm〜250ppm、好ましくは2.5ppm〜150ppm、より好まし くは5ppm〜100ppmである。e)ポリビニルイミダゾール 本発明の洗剤組成物は、高分子染料移動抑制剤としてポリビニルイミダゾール も利用してもよい。前記ポリビニルイミダゾールは、好ましくは、平均分子量2 ,500〜400,000、より好ましくは5,000〜50,000、最も 好ましくは5,000〜15,000を有する。 洗剤組成物に配合するポリビニルイミダゾールの量は、0.01〜5重量%、 好ましくは0.05〜3重量%、より好ましくは0.1〜2重量%であってもよ い。洗浄液に送達されるポリビニルイミダゾールの量は、0.5ppm〜250 ppm、好ましくは2.5ppm〜150ppm、より好ましくは5ppm〜1 00ppmである。腐食抑制剤 本組成物は、腐食抑制剤も含有してもよい。このような腐食抑制剤は、本発明 に係る機械皿洗い組成物の好ましい成分であり且つ好ましくは、全組成物の0. 05〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%の量で配合する。 好適な腐食抑制剤としては、パラフィン油、典型的には20〜50の範囲内の 多数の炭素原子を有する主として分枝脂肪族炭化水素が挙げられ、好ましいパラ フィン油は環式炭化水素対非環式炭化水素の比率約32:68を有する主として 分枝C25〜45種から選ばれ、これらの特性を満たすパラフィン油は独国ザルツベ ルゲンのビンターシャルによって商品名ビノグ(WINOG)70で販売されている。 他の好適な腐食抑制剤化合物としては、ベンゾトリアゾールおよびその誘導体 、メルカプタンおよびジオール、特に炭素数4〜20のメルカプタン、例えば、 ラウリルメルカプタン、チオフェノール、チオナフトール、チオナリドおよびチ オアントラノールが挙げられる。C12〜C20脂肪酸、およびそれらの塩、特にア ルミニウムトリステアレートも、好適である。C12〜C20ヒドロキシ脂肪酸、ま たはそれらの塩も、好適である。ホスホン化オクタデカンおよび他の酸化防止剤 、例えば、ベータヒドロキシトルエン(BHT)も、好適である。重金属イオン封鎖剤 本発明の洗剤組成物は、重金属イオン封鎖剤を含有するように処方してもよい 。重金属イオン封鎖剤は、全組成物の0.005〜3重量%、好ましくは0.0 5 〜1重量%、最も好ましくは0.07〜0.4重量%の量で配合する本発明に係 る洗濯および機械皿洗い組成物中の好ましい成分である。 ここで使用するのに好適な重金属イオン封鎖剤としては、アミノアルキレンポ リ(アルキレンホスホネート)、アルカリ金属エタン1−ヒドロキシジホスホン 酸塩、ニトロトリメチレンホスホネートなどの有機ホスホネートが挙げられる。 前記種のうち、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホネート)、ヘキ サメチレンジアミンテトラ(メチレンホスホネート)およびヒドロキシエチレン 1,1−ジホスホネートが好ましい。 ホスホネート化合物は、酸形またはアルカリ金属イオンまたはアルカリ土類金 属イオンの複合体(前記金属イオン対前記ホスホネート化合物のモル比は少なく とも1:1である)として存在してもよい。このような複合体は、米国特許第4 ,259,200号明細書に記載されている。好ましくは、有機ホスホネート化 合物は、それらのマグネシウム塩の形である。 ここで使用するのに好適な他の重金属イオン封鎖剤としては、ニトリロ三酢酸 およびポリアミノカルボン酸、例えば、エチレンジアミノ四酢酸、エチレントリ アミン五酢酸、エチレンジアミンジコハク酸またはそれらの水溶性アルカリ金属 塩が挙げられる。エチレンジアミン−N,N′−ジコハク酸(EDDS)または そのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、または置換アンモ ニウム塩、またはそれらの混合物が、特に好ましい。好ましいEDDS化合物は 、遊離酸形およびそれらのナトリウム塩またはマグネシウム塩または複合体であ る。EDDSのこのような好ましいナトリウム塩の例としては、Na2EDDS およびNa3EDDSが挙げられる。EDDSのこのような好ましいマグネシウ ム複合体の例としては、MgEDDSおよびMg2EDDSが挙げられる。マグ ネシウム複合体は、本発明に係る組成物への配合に最も好ましい。 ここで使用するのに好適ななお他の重金属イオン封鎖剤は、EPA許第317 542号明細書およびEPA許第399 133号明細書に記載の2−ヒドロキ シエチル二酢酸、グリセリルイミノ二酢酸などのイミノ二酢酸誘導体である。 本発明の重金属イオン封鎖剤は、前記種の混合物からなることができる。柔軟剤 布帛柔軟剤も、本発明に係る洗濯洗剤組成物に配合できる。これらの薬剤は、 種類が無機または有機であってもよい。無機柔軟剤は、英国特許第140089 8号明細書および米国特許第5,019,292号明細書に開示のスメクタイト 粘土によって例証される。有機布帛柔軟剤としては、英国特許第1514276 号明細書およびEP−B第0011340号明細書に開示のような水不溶性第三 級アミンが挙げられ且つそれらとモノC12〜C14第四級アンモニウム塩との組み 合わせはEP−B第0242919号明細書に開示されている。布帛柔軟化系の 他の有用な有機成分としては、EP第299,575号明細書およびEP第31 3,146号明細書に開示のような高分子量ポリエチレンオキシド物質が挙げら れる。 スメクタイト粘土の量は、通常、5〜15重量%、より好ましくは8〜12重 量%の範囲内であり、その物質は乾式混合成分として処方物の残部に加える。水 不溶性第三級アミン、ジ長鎖アミド物質などの有機布帛柔軟剤は、0.5〜5重 量%、通常1〜3重量%の量で配合する一方、高分子量ポリエチレンオキシド物 質および水溶性陽イオン物質は、0.1〜2重量%、通常0.15〜1.5重量 %の量で加える。若干の場合には乾式混合粒状物として加えるか溶融液体として 組成物の他の固体成分上に噴霧することがより好都合であることがあるが、これ らの物質は、通常、組成物の噴霧乾燥部分に加える。カルシウム カルシウムイオン0.01%〜3%、より好ましくは0.15%〜1%は、こ こで手動皿洗いで使用するために処方された洗剤組成物に配合してもよい。 カルシウムイオンは、例えば、塩化物、水酸化物、酸化物、ギ酸塩または酢酸 塩または硝酸塩として添加できる。陰イオン界面活性剤が酸形であるならば、カ ルシウムは、酸を中和するために水中の酸化カルシウムまたは水酸化カルシウム スラリーとして添加できる。カルシウム安定剤 リンゴ酸、マレイン酸または酢酸、またはそれらの塩、または特定の石灰石鹸 分散剤化合物は、良好な製品安定性を与え且つ特に不溶性カルシウム塩の沈殿を 防止するためにカルシウムを含有するように処方されたいかなる組成物にも添加 してもよい。マグネシウム マグネシウムイオン0.01〜3重量%、最も好ましくは0.15〜2重量% は、好ましくは、改善された起泡のために本発明の手動皿洗い組成物に加える。溶媒 本発明の洗剤組成物は、有機溶媒を含有してもよい。本発明に係る手動皿洗い 組成物は、好ましくは、組成物の1〜30重量%、好ましくは3〜25重量%、 より好ましくは5〜20重量%の量で存在する溶媒系を含有するであろう。溶媒 系は、モノまたは混合溶媒系であってもよいが、好ましくは、混合溶媒系である 。好ましくは、溶媒系の少なくとも主成分は、低い揮発性を有する。 ここで使用するのに好適な有機溶媒は、一般式 RO(CH2C(Me)HO )nH(式中、Rは炭素数1〜8のアルキル、アルケニル、またはアルキルアリ ール基であり、nは1〜4の整数である)を有する。好ましくは、Rは炭素数1 〜4のアルキル基であり、nは1または2である。特に好ましいR基は、n−ブ チルまたはイソブチルである。この種の好ましい溶媒は、1−n−ブトキシプロ パン−2−オール(n=1)、および1(2−n−ブトキシ−1−メチルエトキ シ)プロパン−2−オール(n=2)、およびそれら の混合物である。 ここで有用な他の溶媒としては、水溶性カルビトール溶媒または水溶性セロソ ルブ溶媒が挙げられる。水溶性カルビトール溶媒は、2−(2−アルコキシエト キシ)エタノール種類(アルコキシ基はエチル、プロピルまたはブチルから誘導 される)の化合物であり、好ましい水溶性カルビトールは2−(2−ブトキシエ トキシ)エタノール(ブチルカルビトールとしても既知)である。水溶性セロソ ルブ溶媒は、2−アルコキシエトキシエタノール種類の化合物であり、2−ブト キシエトキシエタノールが好ましい。 他の好適な溶媒は、ベンジルアルコール、およびジオール、例えば、2−エチ ル−1,3−ヘキサンジオールおよび2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタ ンジオールである。 低分子量水溶性液体ポリエチレングリコールも、ここで使用するのに好適な溶 媒である。 アルカンモノおよびジオール、特にC1〜C6アルカンモノおよびジオールは、 ここで使用するのに好適である。C1〜C4一価アルコール(例えば、エタノール 、プロパノール、イソプロパノール、ブタノールおよびそれらの混合物)が好ま しく、エタノールが特に好ましい。プロピレングリコールを含めてC1〜C4二価 アルコールも、好ましい。ハイドロトロープ ハイドロトロープは、典型的には、本発明に係る手動皿洗いおよびすすぎ助剤 組成物に加え且つ典型的には0.5〜20重量%、好ましくは1〜15重量%の 量で存在する。 有用なハイドロトロープとしては、キシレンスルホン酸ナトリウム、キシレン スルホン酸カリウム、キシレンスルホン酸アンモニウム、トルエンスルホン酸ナ トリウム、トルエンスルホン酸カリウム、トルエンスルホン酸アンモニウム、ク メンスルホン酸ナトリウム、クメンスルホン酸カリウム、クメンスルホン酸アン モニウム、およびそれらの混合物が挙げられる。 ここでハイドロトロープとして有用な他の化合物としては、ポリカルボキシレ ートが挙げられる。若干のポリカルボキシレートは、カルシウムキレート化性並 びにヒドロトロピー性を有する。特に有用なハイドロトープは、ここに前記のよ うな種類のアルキルポリエトキシポリカルボキシレート界面活性剤である。他の任意成分 本発明の組成物への配合に好適な他の任意成分としては、香料、着色剤および 充填剤塩が挙げられ、硫酸ナトリウムが好ましい充填剤塩である。組成物の形態 本発明の洗剤組成物は、粉末、粒状物、ペースト、液体、ゲル、タブレットな どの望ましい形態で処方できる。本発明に係る手動皿洗い組成物は、好ましくは 、液体またはゲルとして処方する。液体組成物 本発明の洗剤組成物は、液体洗剤組成物として処方してもよい。このような液 体洗剤組成物は、典型的には、液体担体、例えば、水、好ましくは水と有機溶媒 との混合物94〜35重量%、好ましくは90〜40重量%、最も好ましくは8 0〜50重量%を含む。ゲル組成物 本発明の洗剤組成物は、ゲルの形であってもよい。このような組成物は、典型 的には、分子量約750,000〜約4,000,000を有するポリアルケニ ルポリエーテルを使用して処方する。固体組成物 本発明の洗剤組成物は、粉末、粒状物、タブレットなどの固体の形であっても よい。 本発明に係る粒状組成物の成分の粒径は、好ましくは、粒子の5%以下が直径 が1.4mmより大きく且つ粒子の5%以下が直径が0.15mm未満であるような ものであるべきである。 本発明に係る粒状洗剤組成物の嵩密度は、典型的には、嵩密度少なくとも45 0g/リットル、より通常少なくとも600g/リットル、より好ましくは65 0g/リットル〜1200g/リットルを有する。 嵩密度は、ベース上に堅く成形され且つ漏斗の内容物を漏斗の下に配置された 軸方向に整列された円筒形カップ内に空にさせるために下端にフラップ弁が設け られた円錐形漏斗からなる単純な漏斗/カップ装置によって測定する。漏斗は、 それぞれの上端および下端で130mmおよび40mmである。それは、下端がベー スの上面よりも140mm上であるように装着する。カップは、全高さ90mm、内 部高さ87mmおよび内径84mmを有する。その公称容量は、500mlである。 測定を行うために、漏斗に粉末を手注加によって充填し、フラップ弁を開き、 粉末をカップに超過充填させる。充填されたカップをフレームから取り外し、上 縁を横切って直線刃のある道具、例えば、ナイフを通過することによって、過剰 の粉末をカップから除去する。次いで、充填されたカップを秤量し、粉末の重量 の場合に得られた値を2倍して嵩密度(g/リットル)を与える。反復測定を必 要に応じて行う。製法−粒状組成物 一般に、本発明に係る粒状洗剤組成物は、乾式混合法、噴霧乾燥法、凝集法お よび造粒法を含めて各種の方法によって調製できる。洗浄法 本発明の組成物は、別個のすすぎ助剤組成物を添加してもよいすすぎ工程を有 する方法を含めて本質上いかなる洗浄法またはクリーニング法においても使用し てもよい。好ましい機械および手動機械皿洗い法は、後述する。機械皿洗い法 好ましい機械皿洗い法は、陶磁器、ガラス製品、深い容器、および刃物類およ びそれらの混合物から選ばれる汚れた物品を、前記のような有効量の機械皿洗い またはすすぎ組成物が溶解または分与された水性液体で処理することからなる。 有効量の機械皿洗い組成物とは、通常の機械皿洗い法で常用されている典型的な 製品投与量および洗浄液容量のように洗浄液容量3〜10リットルに溶解または 分散された製品8g〜60gを意味する。手動皿洗い法 本発明の手動皿洗い法アスペクトによれば、汚れた皿類は、有効量、典型的に は約0.5g〜約20g(25個の被処理皿類当たり)、好ましくは約3g〜約 10gの本発明の組成物と接触する。使用する洗剤組成物の実際の量は、使用者 の判定に基づくであろうし且つ組成物の特定の製品処方、組成物の濃度、クリー ニングすべき汚れた皿類の数、皿類の汚れの程度などの因子に依存するであろう 。 本発明の1つの好ましい手動皿洗い法アスペクトにおいては、洗剤組成物の濃 縮溶液は、洗浄すべき皿類の表面に適用する。組成物の濃縮溶液とは、製品希釈 度20重量%以上、好ましくは50重量%以上を意味し且つ最も好ましくは、組 成物は非希釈形で適用する。 本発明の別の好ましい手動皿洗い法アスペクトにおいては、大容量の洗剤組成 物の希薄溶液を、使用する。皿類は、好ましくは、希薄溶液に所定時間、典型的 には5秒〜30分間ソーキングさせる。 この洗剤組成物において、成分の略称同定としては、下記の意味を有する。 LAS: 直鎖C12アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム TAS: タローアルキル硫酸ナトリウム XYAS: C1X〜C1Yアルキル硫酸ナトリウム SAS: ナトリウム塩の形態のC12〜C14第二級(2,3)アルキルサルフ ェート APG: 式 C12−(グリコシル)x(式中、xは1.5である)のアルキ ルポリグリコシド界面活性剤 AEC: 式 C12エトキシ(2)カルボキシレートのアルキルエトキシカル ボキシレート界面活性剤 SS: 式 2−ブチルオクタン酸の第二級石鹸界面活性剤 25EY: 平均Yモルのエチレンオキシドと縮合されたC12〜15主として線 状第一級アルコール 45EY: 平均Yモルのエチレンオキシドと縮合されたC14〜C15主として 線状第一級アルコール XYEZS: 1モル当たり平均Zモルのエチレンオキシドと縮合されたC1X 〜C1Yアルキル硫酸ナトリウム 非イオン界面活性剤: BASF Gmbhによって商品名プルラファックL F404で販売されている平均エトキシ化度3.8および平均プロポキシ化度4 .5を有するC13〜C15混合エトキシ化/プロポキシ化脂肪アルコール CFAA: C12〜C14アルキルN−メチルグルカミド TFAA: C16〜C18アルキルN−メチルグルカミド シリケート: 無定形ケイ酸ナトリウム(SiO2:Na2O比=2.0) NaSKS−6: 式 δ−Na2Si25の結晶性層状シリケート カーボネート: 無水炭酸ナトリウム ホスフェート: トリポリリン酸ナトリウム MA/AA: マレイン酸/アクリル酸1:4の共重合体、平均分子量約80 ,000 ポリアクリレート: BASF GmbHによって商品名PA30で販売され ている平均分子量8,000を有するポリアクリレート単独重合体 ゼオライトA: 一次粒径1〜10μmを有する式 Na12(AlO2SiO2 12・27H2Oの水和アルミノケイ酸ナトリウム サイトレート: クエン酸三ナトリウム2水和物 サイトリック: クエン酸 ペルボレート: 無水過ホウ酸ナトリウム1水和物漂白剤、実験式 NaBO2 ・H22 PB4: 無水過ホウ酸ナトリウム4水和物 ペルカーボネート: 実験式 2Na2CO3・3H22の無水過炭酸ナトリウ ム漂白剤 TAED: テトラアセチルエチレンジアミン パラフィン: ビンターシャルによって商品名ビノグ70で販売されているパ ラフィン油 ペクチナーゼ: ノボ・ノルディスクA/Sによって商品名ペクチネックスA Rで販売されているペクチン分解酵素 プロテアーゼ: ノボ・ノルディスクA/Sによって商品名サビナーゼで販売 されているタンパク分解酵素 アミラーゼ: ノボ・ノルディスクA/Sによって商品名ターマミル60Tで 販売されているデンプン分解酵素 リパーゼ: ノボ・ノルディスクA/Sによって商品名リポラーゼで販売され ている脂質分解酵素 ペルオキシダーゼ: ペルオキシダーゼ酵素 セルラーゼ: ノボ・ノルディスクA/Sによって商品名ケアザイムで販売さ れているセルロース分解酵素 CMC: カルボキシメチルセルロースナトリウム HEDP: 1,1−ヒドロキシエタンジホスホン酸 DETPMP: モンサントによって商品名デクエスト2060で市販されて いるジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸) PVP: ポリビニルピロリドン重合体 EDDS: ナトリウム塩の形態のエチレンジアミン−N,N′−ジコハク酸 、〔S,S〕異性体 抑泡剤: パラフィンロウ(融点50℃)25%、疎水性シリカ17%、パラ フィン油58% 粒状抑泡剤: 粒状形のシリコーン/シリカ12%、ステアリルアルコール1 8%、デンプン70% SCS: クメンスルホン酸ナトリウム サルフェート: 無水硫酸ナトリウム 下記の例においては、引用される酵素のすべての量は、組成物の活性酵素の重 量%として表現する。例1 本発明に係る下記の機械皿洗い洗剤組成物を調製した(重量部)。 組成物は、機械皿洗い法で使用する時に良好な汚れ除去を与える。例2 本発明に係る下記の液体手動皿洗い組成物を調製した。 組成物は、グルカミド以外は界面活性剤のすべてを混合して調製した。次いで 、マグネシウム塩およびカルシウム塩をマレイン酸と一緒に溶液に予備溶解し、 残りの成分を有する界面活性剤混合物に加えた。最後に、塩酸を使用してpHを 7.3に調整し、粘度をチェックした。例3 本発明に係る下記の液体手動皿洗い組成物を調製した。組成物のpHを7.0 〜7.4の範囲内であるように調整した。 例4 本発明に係る粒状布帛クリーニング組成物を次の通りに調製した。 例5 本発明に係る粒状布帛クリーニング組成物を次の通りに調製した。 例6 着色布帛の洗濯で特に有用である本発明に係る粒状布帛クリーニング組成物を 次の通りに調製した。 例7 本発明に係る粒状クリーニング組成物を次の通りに調製した。 例8 本発明に係る粒状布帛クリーニング組成物を次の通りに調製した。 例9 「洗浄を通しての柔軟化」能力を与える、本発明に係る粒状布帛クリーニング 組成物を次の通りに調製した。 例10 汚れた布帛の前処理で使用するのに好適であり且つ機械洗濯法で使用するのに 好適である、本発明に係るヘビーデューティー液体布帛クリーニング組成物を次 の通りに調製した。 例11 本発明に係るヘビーデューティー液体布帛クリーニング組成物を次の通りに調 製した。 例12 本発明に係る下記の液体すすぎ助剤組成物を調製した(重量部)。 例13 汚れた布帛の前処理で使用するのに好適であり、且つ機械洗濯法で使用するの に好適である本発明に係るヘビーデューティー液体布帛クリーニング組成物を次 の通り調製した。 I C12〜14アルケニルコハク酸 6.0 クエン酸 5.0 24AS 20.0 45AE7 10.0 C12〜C14脂肪酸 11.0 DETPMP 0.2 エタノール 1.5 プロパンジオール 11.5 ペクチナーゼ 0.05 NaOH pH 7.5とする量 水および微量成分 残部(100%とする) 汚れた綿布帛の前処理を包含する洗濯試験法で使用する場合には、前記組成物 は、優秀なしみ抜き性能を示した。 2組の布帛見本を、別個のマンゴー、バナナおよびコーヒーしみで汚し乾燥さ せた。2組の布帛見本を各々、15分間ソーキングする洗剤組成物約0.3mlで の汚れた布帛の前処理を包含する洗浄プロトコールに付した。この前処理後に、 洗剤組成物1重量%を含有する洗浄液中で20℃で洗浄した。前記組成物Iを使 用して第一組の見本を洗浄した。ペクチナーゼ成分が存在しない以外は同一の組 成物を使用して第二組の見本を洗浄した。バナナしみ上の2.0パネルスコア単 位上の利益(シェフェスケール)が、ペクチナーゼを含有する組成物の場合に得 られた。例14 機械試験 キャベツおよびホウレンソウ(40g)の分解 条件 予備すすぎ: 55℃で30分、ドイツ硬度10°、pH 4.5、細断キャ ベツ/ホウレンソウ40g、ペクチナーゼX3L 40FDU/ml。例15 加熱予備洗浄中のペクチナーゼ、その後の55℃の主洗浄サイクル中のペクチナ ーゼ キャベツの(40g)の分解 条件 予備すすぎ: 55℃で30分、ドイツ硬度10°、pH 4.5、細断キャ ベツ40g、ペクチナーゼX3L 40FDU/ml。 主洗浄: 55℃サイクル(15分)、洗剤4,000ppm。例16 55℃主洗浄サイクル後の加熱最終すすぎ中のペクチナーゼ キャベツの(40g)の分解 条件 主洗浄: 55℃サイクル(15分)、細断キャベツ40g、ペクチナーゼX 3L 40FDU/ml、洗剤4,000ppm。 後すすぎ: 55℃で30分、ドイツ硬度10°、pH 4.5
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フォーリー,ピーター ロバート イギリス国ニューキャッスル、アポン、タ イン、サウス、ゴスフォース、ボウズデ ン、テラス、18 (72)発明者 ジョーンズ,リンダ アン イギリス国ニューキャッスル、アポン、タ イン、ゴスフォース、メイフィールド、ロ ード、21

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 界面活性剤およびビルダー化合物から選ばれる少なくとも1種の洗剤成 分を含んでなる洗剤組成物であって、前記組成物が、前記組成物の0.0001 〜2重量%の活性ペクチン酵素の量のペクチン酵素を含有することを特徴とする 、洗剤組成物。 2. 有機高分子化合物0.1〜30重量%を含有する、請求項1に記載の洗 剤組成物。 3. 漂白剤、追加の酵素、抑泡剤、石灰石鹸分散剤、汚れ沈殿防止剤および 再付着防止剤および腐食抑制剤から選ばれる、追加の1種以上の洗剤成分を含有 する、機械洗浄法で使用するのに好適な、請求項1または2に記載の洗剤組成物 。 4. 前記追加の酵素がアミラーゼ、プロテアーゼまたはリパーゼから選ばれ る、請求項1ないし3に記載の洗剤組成物。 5. 前記ビルダー化合物1〜80重量%を含有する、請求項1ないし4に記 載の洗剤組成物。 6. 前記界面活性剤1〜35重量%を含有し、前記界面活性剤が非イオン界 面活性剤、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、双性界面活性剤、両性表 面活性剤および両性界面活性剤から選ばれる、請求項1に記載の洗剤組成物。 7. (a)前記組成物の1〜40重量%の量で存在する無機ペルハイドレー ト塩、 (b)前記組成物の1〜20重量%の量で存在するペルオキシ酸漂白剤前駆物 質、 (c)前記組成物の1〜15重量%の量の有機ペルオキシ酸、およびそれらの 混合物 から選ばれる漂白剤を含有する、請求項3に記載の洗剤組成物。 8. (a)前記組成物の0.0001〜2重量%の活性酵素の量の、中性お よびアルカリ性プロテアーゼ、 (b)前記組成物の0.0001〜2重量%の活性酵素の量のアミラーゼ、 (c)前記組成物の0.0001〜2重量%の活性酵素の量のリパーゼ、およ びそれらの混合物 から選ばれる追加の酵素を含有する、請求項4に記載の洗剤組成物。 9. 増泡剤、第II族金属イオン、および追加の酵素から選ばれる1種以上の 追加の洗剤成分を含有する、手動皿洗い法で使用するのに好適である、請求項1 に記載の洗剤組成物。 10. 前記組成物が、ビルダー化合物1.5重量%以下を含有する、請求項 9に記載の洗剤組成物。 11. 濾過器残渣を減少させるためのすすぎ助剤組成物中でのペクチン酵素 の用途。 12. 皿洗い機中において食料品を分解するための皿洗い機クリーニング組 成物中でのペクチン酵素の用途。
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