JPH09509383A - アンチロックブレーキ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、車両用アンチロックブレーキ装置であって、ハウジング（１２）の中に配置されている電子制御器（２２，２４）と、前記車両用アンチロックブレーキ装置の中の作動流体を制御する電磁弁を収容する弁ブロック（１４）と、作動流体を供給するポンプのためのポンプモータ（１６）とを備え、前記電磁弁のソレノイド（２０）が中継体（１８）に保持され、前記中継体（１８）が前記弁ブロック（１４）と前記電子制御器（２２，２４）の前記ハウジング（１２）との間に配置され、前記中継体（１８）が、前記電子制御器（２２，２４）を前記ソレノイド（２０）に接続する電気接続手段（３４，３８）を有し、前記弁ブロック（１４）と前記電子制御器（２２，２４）の前記ハウジング（１２）とが前記中継体（１８）により互いに連結されている車両用アンチロックブレーキ装置に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 アンチロックブレーキ装置 本発明は、請求の範囲第１項の前提部に記載の、ドイツ特許出願公開明細書第 ４００１０１７号（ＤＥ ４０ ０１ ０１７ Ａ１）から公知の構成を有する 、自動車用など、車両用アンチロックブレーキ装置に関する。しかし、この公知 の構成は、弁ブロック(Ventilblock)と、作動流体供給用ポンプのためのポンプ モータとの結合を示していない。 本明細書において「アンチロックブレーキ装置」とは、車両における制動され た車輪のロックを防止し、必要とあらば、被駆動輪のスピンも防止する装置（Ａ ＢＳ、すなわちアンチロックブレーキ・システム）である。このような装置は少 なくとも次の組立体群を有する。すなわち、ブレーキ装置を制御する命令を、例 えば車輪の減速及び加速を示す値等の測定データに応じて導き出すコンピュータ を通常は有する電子制御器と、ブレーキ装置中で作動流体を制御するための、特 に電磁弁等を内蔵している弁ブロックと、弁の設定に従って作動流体をマスター シリンダ及び、又は車両の車輪ブレーキに供給するポンプを駆動するポンプモー タとであり、前記電磁弁は、前記コンピュータにより発生させられた命令に従っ て開かれ又は閉じられる。 弁ブロック、ポンプ及びポンプモータによるシステム組立体群はしばしば、「 油圧ユニット」（Hydraulikaggregat）と呼ばれる。 本発明は、共働する組立体群、すなわち電子制御器、弁ブロック、ポンプモー タ及びポンプの配置、組立及び接続に関する。 アンチロックブレーキ装置を構成する前述の組立体群を種々に配置したものが 従来の技術から公知である。特に、ヨーロッパ特許出願公開明細書第０１０５２ １９号（ＥＰ−Ａ−０ １０５ ２１９）、ドイツ特許出願公開明細書第３８１ ３１３８号（ＤＥ−Ａ−３８ １３ １３８）及びドイツ特許出願公開明細書第 ３８１３１３９号（ＤＥ−Ａ−３８ １３ １３９）を参照されたい。 前述の構成要素の空間的配置及びそれらの電気的及び機械的接続に際しては、 できるだけコンパクトに、すなわち省スペース的に組立てることが重要である。 更に、特にワイヤリングハーネス等、電気接続のための導線の容積及び長さは、 できるだけ低減させなければならず、部品の組立はできるだけ簡単でなければな らない。その上、装置全体において、構成要素の数ができるだけ少なくなるよう に制限されなければならない。更に、個々の構成要素の接続は電気的にも機械的 にも安全でなければならず、故障しにくくなければならない。本発明の構成は、 これらのすべての問題に関する改善を含んでいる。 前述の技術的課題群を考慮すると、従来の技術による、ポンプモータの電気的 及び機械的組付けは改善されるべきである。構成要素の組立と結合との前述の機 械的安全性、及び、特に電気的安全性を考慮すると、構成要素を取囲むハウジン グの密封が必要となり、特に、湿気、塵埃等に対する密封が必要となることに留 意すべきである。 ヨーロッパ特許出願公開明細書第０４３８５５３号（ＥＰ−Ａ−０ ４３８５ ５３）に開示されている弁ブロックでは電磁弁の複数のソレノイドが、１つの共 通のコンタクトキャリヤ(Kontakttraeger)の上で一緒にされており、このコンタ クトキャリヤは、該ソレノイドをブレーキ装置の電子制御器に接続する共通のコ ネクタを有する。しかし、ポンプモータの電気的及び機械的組付けの統合は実現 されていない。 ＰＣＴ特許出願公開明細書第９３／０８０５０号（ＷＯ ９３／０８０５０Ａ １）から公知の、車両ブレーキ装置における圧力調節用の電気制御式油圧ユニッ ト(elektrohydraulisches Aggregat)では弁ブロックは、作動流体を供給する ポンプのポンプモータに結合しているが、該ポンプモータは、中継体(Zwischenk oerper）の凹所にはめ込まれるべき合わせ突起を有しない。 前述の技術的課題を考慮して本発明は、請求の範囲第１項の特徴部分に記載の 構成により、前述の形式のアンチロックブレーキ装置を改良する。 ポンプモータ（又はポンプモータを収容するハウジング）が合わせ突起を有し 、該合わせ突起が中継体における凹所の中に形状まで正確にはめ込まれ、該合わ せ突起が、該ポンプモータを電子制御器に接続する接続線を収容していることに より、該ポンプモータと該電子制御器との機械的接続と電気的接続とが同時に得 られ、更に該ポンプモータと弁ブロックとの機械的接続と電気的接続とが同時に 得られる。前記中継体は、３つの、すべての組立体群、すなわち電子制御器と弁 ブロックとポンプモータとのための電気的接続手段としても、機械的接続手段と しても機能する。 アンチロックブレーキ装置の、有利な実施の形態が、従属項に記載されている 。 本発明による思想の、１つの特に理にかなった適用において、ポンプモータと 電子制御器のハウジングとが、同様に中継体により互いに連結されている。 このようにして本発明では、電子制御器と油圧ユニット（前述）との接続が中 継体を介して実現されており、この中継体は、該油圧ユニットの電磁弁のすべて のソレノイドを保持している。差込プラグ・コンセント式接続(Steckkontakt)を 介して、電子制御器のプリント回路板から、ソレノイドにつながる接続線への直 接的接続が形成されている。これらの接続線は前記中継体の中に収容され、該中 継体の中で電気的に絶縁されている。 本発明による構成要素の配置の利点は、環境の影響（湿気、塵埃等）に対して 特に電子制御器を保護するために、ただ２つのシールしか必要としないことにあ り、一方のシールは電子制御器のハウジングと中継体との間に配置され、他方の シールは中継体とポンプモータとの間に配置されている。本発明の、１つの有利 な実施の形態においては前記他方のシールは、中継体と、ポンプモータにおける 合わせ突起との間のシールである。 前記構成要素を電気的及び機械的に互いに接続するために用いられる中継体は 、安価なプラスチック射出成形部品として製造でき、この場合、ソレノイドは導 電体と一緒に埋め込まれる。該導電体は、打抜きされた格子(ausgestanztes Git ter)として簡単に製造することも可能である。 本発明のブレーキ装置が、油圧ユニットの下方に電子制御器を配置することを 可能にしていることも有利である。このことにより、部品を、特に場所の節約に なるように配置することが可能になる。 本発明の、別の１つの実施の形態においては、中継体から独立し（空間的に分 離され）、かつ、電子制御器とポンプモータとの間に電気接続体を収容している 合わせ突起をポンプモータが有する。ハウジングと弁ブロックとの間のこのよう な分離と、ハウジングとポンプモータとの間のこのような分離とにより導線が短 縮され、それぞれの信号の漏話が減らされる。更に中継体の構成が簡単になる、 何故ならば中継体は合わせ突起を取囲むように構成されていないからである。 塵埃、湿気等に対抗して、ハウジングと弁ブロックとの間の安定した接続と、 ハウジングと、ポンプモータとの間の安定した接続とを得るためにハウジングは 、中継体のための第１の支持部材と、合わせ突起のための第２の支持部材とを有 する。本発明の、１つの好ましい実施の形態においては、第１及び第２の支持部 材が、防塵されて及び、又は気密にハウジングに接合されている。 その上、第１及び、又は第２の支持部材は、ハウジングの中のプリント回路板 に、防塵されて及び、又は気密に接合されている。これにより信頼性が更に高ま る。 ポンプモータと電子制御器のハウジングとの間の電気的接続も、差込プラグ・ コンセント式接続により実現でき、この場合、第２の支持部材は、電子制御器と ポンプモータとの間で差込プラグ・コンセント式接続を収容する。 第１及び、又は第２の支持部材にはそれぞれ好ましくは、弁ブロック又はポン プモータとハウジングとの間の防塵されている及び、又は気密にされている結合 をそれぞれもたらすシールが設けられている。 本発明の、１つの有利な実施の形態においては、前記中継体及び、又は前記合 わせ突起は、それぞれ弁ブロックの、又はポンプモータの支持プレートの、凹所 側方に隣接して配置され又は該凹所の中に配置されており、前記、第１又は第２ の支持部材との結合を形成する。その上、前記電子制御器のハウジングは、例え ば適切なねじ結合により支持プレートに固定されている。これは全体の構成が、 第１の実施の形態に比して大幅に平らになって有利である、何故ならば中継体の 上下方向寸法(Querabmessung)が省略されているからである。更に、冷却機能が 改善される、何故ならば電子制御器のハウジングが、熱伝導性（金属製）支持プ レートに直接に接触し、該支持プレートは次に熱伝導性弁ブロックに接触し、該 弁ブロックも、中継体が無いので熱伝導性であるからである。 本発明の１つの有利な実施の形態では第１及び、又は第２の支持部材はそれぞ れ、それぞれの支持部材により軸心方向及び半径方向に支持されているシールに より取囲まれ、中継体又は合わせ突起はそれぞれ、それぞれのシールを取囲んで いる。 更に支持プレートは弁ブロック及び、又はポンプモータにねじ止めされ得る。 これは、ねじ形に形成されている既存のダンピング室プラグ(Daempferkammersto pfen)により行うことができ、そのことにより構成部品を少くできる。更に、ダ ンピング室プラグの形状を適切に選択することにより、ダンピング室(Daempferk ammer)の容積を大きくすることができる。 次に本発明の１つの実施の形態が、図面を参照して詳細に説明される。 第１図は第２図のＩ−ＩＩ切断線に沿って中継体を切断して示しアンチロック ブレーキ装置の当該組立体群を概略的に示した一部破断側面図、 第２図は第１図の装置の中に用いられている中継体を示す平面図、 第３図はハウジング、ポンプモータ及び弁ブロックの各一部の立面図を示し第 ２の実施の形態を概略的に示す側面図、 第４図はハウジング、ポンプモータ及び弁ブロックの各一部の立面図を示し第 ３図に比し拡大されて第３図の実施の形態を概略的に示す側面図、 第５図は、ハウジングがポンプモータと弁ブロックとからそれぞれ除去された 状態で第３の実施の形態を概略的に示す底面図、 第６図は、ダンピング室プラグがねじ込まれているダンピング室を第３図に比 し拡大して概略的に示す側断面図である。 第１図は、アンチロックブレーキ装置の、次に挙げられる組立体群を有するユ ニット１０を示す。 プリント回路板２２のみにより示され、特に回路素子２４により象徴的に示さ れ、ハウジング１２の中に収容されている、ブレーキ装置用の電子制御器。次に 、アンチロックブレーキ装置（必要な場合にはＡＢＳを伴う）のための電磁弁、 及び、車両において、図示されていない個々の車輪ブレーキに接続された、付属 の電線部品。最後に、公知のように作動流体をマスターシリンダ及び、又は車輪 ブレーキ（図示せず）に供給するポンプを駆動するポンプモータ１６。図示の第 １の実施の形態では、（通常はピストンポンプである）ポンプが弁ブロック１４ の中に配置されている。 電気的及び機械的接続と、前述の組立体群１２，１４及び１６の組立とのため に、可塑性材料から成る中継体１８が使用される。中継体１８は、前記電子制御 器の前記ハウジング１２の鉛直上方に配置され、弁ブロック１４の個々の電磁弁 のためのすべてのソレノイド２０を保持する。 第２図は、中継体１８の平面図である。図示のように４つのソレノイド２０が 、 中継体１８に収容され、それぞれのソレノイド２０は中空スペース３２を取囲み 、該中空スペース３２の中には弁（図示せず）又は弁の少なくとも１つの構成要 素（可動接極子）が配置されている。 第１図は例として２つの雄コンタクト(Kontaktstifte)２６，２８を示し、雄 コンタクト２６，２８は、プリント回路板２２から上方へ突出している。図面に 垂直な方向に、このような雄コンタクト３８のいくつかが、第２図に示されてい るように、順次に配置されている。 前記電子制御器の前記ハウジング１２の上には支持プレート３０が載置されて 固定され、支持プレート３０の上には中継体１８が広い面積にわたり載置されて いる。 電気導線３４が４つのソレノイド２０につながり、導線３４はそれぞれのソレ ノイド２０を雌コンタクト(Kontaktklemme)３８に接続する。導線３４及び雌コ ンタクト３８は、中継体１８の中に収容され、それぞれの雌コンタクト３８はそ れぞれ、中継体１８の中のそれぞれ１つの中空スペースの中に配置されている。 中継体１８は水平方向に延在し、合わせ突起１８ａを有し、該合わせ突起１８ａ は鉛直に下方に前記電子制御器の前記ハウジング１２の中に嵌入し、かつ、雌コ ンタクト３８を収容している。該中継体１８の該合わせ突起１８ａの底面には複 数の開口が設けられ、これらの開口を貫通して雄コンタクト２８が押込まれるこ とにより、雄コンタクト２８は雌コンタクト３８と係合して導電する。 ポンプモータ１６はモータブロック(Motorblock)４０を有し、該モータブロッ ク４０から合わせ突起４０ａが鉛直に下方に突出している。該モータブロック４ ０の該合わせ突起４０ａは、前記中継体１８の中に形成されている（第２図をも 参照）凹所３６の中に正確にはめ込まれている。前記モータブロック４０の前記 合わせ突起４０ａは、雌コンタクトを収容し、この雌コンタクトは、前記ソレノ イドの前述の雌コンタクトと同様に、前記電子制御器の雄コンタクト２６を受け 入れることにより該電子制御器と前記ポンプモータ１６との間に電気的接続を形 成する。中継体１８の凹所３６を介して、合わせ突起４０ａによりポンプモータ １６は、その他の組立体群に機械的に取付けられる。前記ポンプモータ１６の内 部スペースと、前記電子制御器の前記ハウジング１２とは、Ｏリング４６により 周囲の影響に対し密封されている。ただ１つの別の単一シール４４を用いるだけ で、前記ハウジング１２と、前記中継体１８の、場合によっては故障し易い部品 とを周囲からの影響に対して密封することができる。 ポンプモータ１６は弁ブロック１４に２つのねじボルト５０，５２により固定 されている。 前記弁ブロック１４の鉤部(Nase)４８が前記支持プレート３０を抱き込み、該 支持プレート３０には前記電子制御器の前記ハウジング１２が取付けられている 。付加的なねじ締結が、従って、これに対応して形成されているダンピング室プ ラグ８８が、該ハウジング１２が前記弁ブロック１４に確実に機械的に取付けら れることを保証する。 第３図ないし第６図は本発明の別の１つの実施の形態を示す。第１図及び第２ 図における部品及び組立体群と同様の部品及び組立体群は同一の引用符号により 示され、それらを繰返して詳細に説明することは省く。 この実施の形態においてはポンプモータ１６は合わせ突起６０を有し、該合わ せ突起６０は中継体１８から独立し、電子制御器２２，２４とポンプモータ１６ との間に差込プラグ・コンセント式接続２６，４２の形態による電気接続体を収 容している。合わせ突起６０は空間的に前記中継体１８から分離されており、ポ ンプモータ１６から直接に突出している。この実施の形態においても同様に中継 体１８は、弁ブロック１４から突出している。このようにして中継体１８は、弁 ６１のソレノイド２０の各一部分を収容し、支持プレート３０の側方で延びて、 ハウジング１２に配設されている中継体１８のための、第１の支持部材６２に到 達している。一方、前記合わせ突起６０も反対側側方で支持プレート３０の側方 で延びて、ハウジング１２に取付けられている、合わせ突起６０のための第２の 支持部材６４に到達している。 第１及び第２の支持部材６２及び６４は、ハウジング１２に、接着、鋳込み(V ergiessen)等により、防塵された状態で、かつ気密に取付けられている。更に、 第１及び第２の支持部材６２，６４は、ハウジング１２の中のプリント回路板２ ２に、防塵された状態で、かつ気密に取付けられている。 第１及び第２の支持部材６２及び６４はそれぞれ、側方に突出しているフラン ジ６２ａ，６４ａを有し、該フランジ６２ａ，６４ａはそれぞれ、成形シール(F ormdichtung)８０，８２を支え、該成形シール８０，８２は、第１及び第２の支 持部材６２，６４の自由端を取囲んでいる。このようにして、防塵された気密な 結合が、弁ブロック１４又はポンプモータ１６とハウジング１２との間でそれぞ れ達成される。 前述の構成に代えて中継体１８と合わせ突起６０とはそれぞれ、弁ブロック１ ４の支持プレート３０の、又はポンプモータ１６の支持プレート３０の凹所の中 にそれぞれ配置することもでき、このことにより第１又は第２の支持部材６２又 は６４との結合が実現される。 支持プレート３０は弁ブロック１４に取付けられている（第３図ないし第６図 ）。この目的のために支持プレート３０は、弁ブロック１４にねじ形ダンピング 室プラグ８８によりねじ止めされる。更に、ねじ９０を設けて、支持プレート３ ０を保持させることも可能である。支持プレート３０をポンプモータ１６に取付 けることも可能である。貫通孔９４が、電子制御器のハウジング１２を支持プレ ート３０にねじで締結するのに用いられる。第６図は、戻しばねに賦勢されたプ ランジャを備えた膨張室(Expanderkammer)９６と、ダンピング室プラグ８８が組 み込まれているダンピング室９８との横断面を示す。 本発明の実施の形態は熱拡散特性(Waermeableitverhalten)、電子制御器の組 立及び交換の容易性及び故障の発生し易さを改善し、必要な設置スペースを減少 させる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９５年８月１日 【補正内容】 【図１】 【図２】 【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９５年１１月２３日 【補正内容】 請求の範囲（補正） １． 車両用アンチロックブレーキ装置であって、 − ハウジング（１２）の中に配置されている電子制御器（２２，２４）と 、 − 前記車両用アンチロックブレーキ装置の中の作動流体を制御する電磁弁 を収容する弁ブロック（１４）と、 − 作動流体を供給するポンプのための、合わせ突起（４０ａ）を有するポ ンプモータ（１６）とを備え、 − 前記弁ブロック（１４）と前記電子制御器（２２，２４）の前記ハウジ ング（１２）との間に配置され前記電磁弁のソレノイド（２０）と、電気接続体 （導電体３４）と、前記合わせ突起（４０ａ）を収容する凹所（３６）と、雌コ ンタクト（３８）とを有する中継体（１８）を備え、 − 前記中継体（１８）が電気的に及び機械的に前記弁ブロック（１４）と 前記ポンプモータ（１６）と、前記ハウジング（１２）を有する前記電子制御器 （２２，２４）とを互いに接続させていることを特徴とする車両用アンチロック ブレーキ装置。 ２． 前記電気接続手段が差込プラグ・コンセント式接続（２６，２８）を有 することを特徴とする請求の範囲第１項に記載のアンチロックブレーキ装置。 ３． 前記中継体（１８）がプラスチック材料から成り、前記プラスチック材 料の中に前記ソレノイド（２０）と前記電気接続手段（３４）とがインサートさ れ、又は射出成形により埋め込まれていることを特徴とする請求の範囲第１項又 は第２項に記載のアンチロックブレーキ装置。 ４． 前記弁ブロック（１４）と前記ポンプモータ（１６）とが前記電子制御 器（２２，２４）の前記ハウジング（１２）の鉛直上方に配置されていることを 特徴とする請求の範囲第１項ないし第３項のうちのいずれか１つの項に記載のア ンチロックブレーキ装置。 ５． 前記ポンプモータ１６）が前記合わせ突起（６０）を有し、前記合わせ 突起（６０）が前記中継体（１８）から独立しており、前記合わせ突起（６０） が前記電子制御器（２２，２４）と前記ポンプモータ（１６）との間に前記電気 接続体（２６，４２）を収容していることを特徴とする請求の範囲第１項に記載 のアンチロックブレーキ装置。 ６． 前記ハウジング（１２）が、前記中継体（１８）のための第１の支持部 材（６２）と、前記合わせ突起（６０）のための第２の支持部材（６４）とを有 することを特徴とする請求の範囲第５項に記載のアンチロックブレーキ装置。 ７． 前記第１の支持部材（６２）及び、又は前記第２の支持部材（６４）が 、防塵されて及び、又は気密に前記ハウジング（１２）に接合されていることを 特徴とする請求の範囲第６項に記載のアンチロックブレーキ装置。 ８． 前記第１の及び、又は第２の支持部材（６２，６４）が、防塵されて及 び、又は気密に前記ハウジング（１２）の中のプリント回路板（２２）に接合さ れていることを特徴とする請求の範囲第２項ないし第７項のうちのいずれか１つ の項に記載のアンチロックブレーキ装置。 ９． 前記第２の支持部材（６４）が、前記電子制御器（２２，２４）と前記 ポンプモータ（１６）との間で差込プラグ・コンセント式接続（２６）を収容し ていることを特徴とする請求の範囲第４項ないし第８項のうちのいずれか１つの 項に記載のアンチロックブレーキ装置。 １０． 前記第１の及び、又は第２の支持部材（６２，６４）にそれぞれのシ ール（８０，８２）が設けられ、それぞれの前記シール（８０，８２）が、前記 弁ブロック（１４）又は前記ポンプモータ（１６）と前記ハウジング（１２）と の間の防塵されている及び、又は気密にされている結合をそれぞれ実現している ことを特徴とする請求の範囲第１項ないし第９項のうちのいずれか１つの項に記 載のアンチロックブレーキ装置。 １１． 前記中継体（１８）及び、又は前記合わせ突起（６０）がそれぞれ、 前記弁ブロック（１４）の、又は前記ポンプモータ（１６）の支持プレート（３ ０）の、凹所側方に隣接して配置され又は該凹所の中に配置され、前記第１又は 第２の支持部材（６２，６４）との結合を可能にしていることを特徴とする請求 の範囲第１０項に記載のアンチロックブレーキ装置。 １２． 前記第１及び、又は第２の支持部材（６２，６４）がシール（８０， ８２）により取囲まれ、該シール（８０，８２）が軸心方向及び半径方向にそれ ぞれの前記支持部材（６２，６４）により支持され、前記中継体（１８）又は前 記合わせ突起（６０）がそれぞれ、それぞれの前記シール（８０，８２）を取囲 んでいることを特徴とする請求の範囲第１項ないし第１１項のうちのいずれか１ つの項に記載のアンチロックブレーキ装置。 １３． 前記支持プレート（３０）が前記弁ブロック（１４）及び、又は前記 ポンプモータ（１６）に取付けられていることを特徴とする請求の範囲第１１項 又は第１２項に記載のアンチロックブレーキ装置。 １４． 前記支持プレート（３０）が、ダンピング室プラグ（８８）により前 記弁ブロック（１４）にねじ止めされていることを特徴とする請求の範囲第１３ 項に記載のアンチロックブレーキ装置。 １５． 前記電子制御器の前記ハウジング（１２）が前記支持プレート（３０ ）に取付けられていることを特徴とする請求の範囲第１４項に記載のアンチロッ クブレーキ装置。 １６． 前記弁ブロック（１４）に形成されている鉤部（４８）により、前記 電子制御器（２２，２４）の前記ハウジング（１２）が機械的に固定されている ことを特徴とする請求の範囲第１項ないし第１５項のうちのいずれか１つの項に 記載のアンチロックブレーキ装置。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＪＰ，ＫＲ，ＵＳ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 車両用アンチロックブレーキ装置であって、ハウジング（１２）の中に 配置されている電子制御器（２２，２４）と、前記車両用アンチロックブレーキ 装置の中の作動流体を制御する電磁弁を収容する弁ブロック（１４）と、作動流 体を供給するポンプのためのポンプモータ（１６）とを備え、前記電磁弁のソレ ノイド（２０）が中継体（１８）に保持され、前記中継体（１８）が前記弁ブロ ック（１４）と前記電子制御器（２２，２４）の前記ハウジング（１２）との間 に配置され、前記中継体（１８）が、前記電子制御器（２２，２４）を前記ソレ ノイド（２０）に接続する電気接続手段（３４，３８）を有し、前記弁ブロック （１４）と前記電子制御器（２２，２４）の前記ハウジング（１２）とが前記中 継体（１８）により互いに連結されている車両用アンチロックブレーキ装置にお いて、 前記ポンプモータ（１６）が合わせ突起（４０ａ）を有し、前記合わせ突起（ ４０ａ）が前記中継体（１８）における凹所（３６）の中にはめ込まれ、かつ、 前記電子制御器（２２，２４）と前記ポンプモータ（１６）との間の電気接続体 （２６，４２）を収容していることを特徴とするアンチロックブレーキ装置。 ２． 前記ポンプモータ（１６）と前記電子制御器の前記ハウジング（１２） とが、前記中継体（１８）により互いに連結されていることを特徴とする請求の 範囲第１項に記載のアンチロックブレーキ装置。 ３． 前記電気接続手段が差込プラグ・コンセント式接続（２６，２８）を有 することを特徴とする請求の範囲第１項又は第２項に記載のアンチロックブレー キ装置。 ４． 前記中継体（１８）がプラスチック材料から成り、前記プラスチック材 料の中に前記ソレノイド（２０）と前記電気接続手段（３４）とがインサートさ れ、又は射出成形により埋め込まれていることを特徴とする請求の範囲第１項な いし第３項のうちのいずれか１つの項に記載のアンチロックブレーキ装置。 ５． 前記弁ブロック（１４）と前記ポンプモータ（１６）とが前記電子制御 器（２２，２４）の前記ハウジング（１２）の鉛直上方に配置されていることを 特徴とする請求の範囲第１項ないし第４項のうちのいずれか１つの項に記載のア ンチロックブレーキ装置。 ６． 前記ポンプモータ（１６）が前記合わせ突起（６０）を有し、前記合わ せ突起（６０）が前記中継体（１８）から独立しており、前記合わせ突起（６０ ）が前記電子制御器（２２，２４）と前記ポンプモータ（１６）との間に前記電 気接続体（２６，４２）を収容していることを特徴とする請求の範囲第１項に記 載のアンチロックブレーキ装置。 ７． 前記ハウジング（１２）が、前記中継体（１８）のための第１の支持部 材（６２）と、前記合わせ突起（６０）のための第２の支持部材（６４）とを有 することを特徴とする請求の範囲第６項に記載のアンチロックブレーキ装置。 ８． 前記第１の支持部材（６２）及び、又は前記第２の支持部材（６４）が 、防塵されて及び、又は気密に前記ハウジング（１２）に接合されていることを 特徴とする請求の範囲第７項に記載のアンチロックブレーキ装置。 ９． 前記第１の及び、又は第２の支持部材（６２，６４）が、防塵されて及 び、又は気密に前記ハウジング（１２）の中のプリント回路板（２２）に接合さ れていることを特徴とする請求の範囲第３項ないし第８項のうちのいずれか１つ の項に記載のアンチロックブレーキ装置。 １０． 前記第２の支持部材（６４）が、前記電子制御器（２２，２４）と前 記ポンプモータ（１６）との間で差込プラグ・コンセント式接続（２６）を収容 していることを特徴とする請求の範囲第６項ないし第９項のうちのいずれか１つ の項に記載のアンチロックブレーキ装置。 １１． 前記第１の及び、又は第２の支持部材（６２，６４）にそれぞれのシ ール（８０，８２）が設けられ、それぞれの前記シール（８０，８２）が、前記 弁ブロック（１４）又は前記ポンプモータ（１６）と前記ハウジング（１２）と の間の防塵されている及び、又は気密にされている結合をそれぞれ実現している ことを特徴とする請求の範囲第１項ないし第１０項のうちのいずれか１つの項に 記載のアンチロックブレーキ装置。 １２． 前記中継体（１８）及び、又は前記合わせ突起（６０）がそれぞれ、 前記弁ブロック（１４）の、又は前記ポンプモータ（１６）の支持プレート（３ ０）の、凹所側方に隣接して配置され又は該凹所の中に配置され、前記第１又は 第２の支持部材（６２，６４）との結合を可能にしていることを特徴とする請求 の範囲第１１項に記載のアンチロックブレーキ装置。 １３． 前記第１及び、又は第２の支持部材（６２，６４）がシール（８０， ８２）により取囲まれ、該シール（８０，８２）が軸心方向及び半径方向にそれ ぞれの前記支持部材（６２，６４）により支持され、前記中継体（１８）又は前 記合わせ突起（６０）がそれぞれ、それぞれの前記シール（８０，８２）を取囲 んでいることを特徴とする請求の範囲第１項ないし第１２項のうちのいずれか１ つの項に記載のアンチロックブレーキ装置。 １４． 前記支持プレート（３０）が前記弁ブロック（１４）及び、又は前記 ポンプモータ（１６）に取付けられていることを特徴とする請求の範囲第１２項 又は第１３項に記載のアンチロックブレーキ装置。 １５． 前記支持プレート（３０）が、ダンピング室プラグ（８８）により前 記弁ブロック（１４）にねじ止めされていることを特徴とする請求の範囲第１４ 項に記載のアンチロックブレーキ装置。 １６． 前記電子制御器の前記ハウジング（１２）が前記支持プレート（３０ ）に取付けられていることを特徴とする請求の範囲第１５項に記載のアンチロッ クブレーキ装置。