JPH06191360A - 自動車におけるジャンクションブロック一体型電子ユニット - Google Patents

自動車におけるジャンクションブロック一体型電子ユニット

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JPH06191360A
JPH06191360A JP35847392A JP35847392A JPH06191360A JP H06191360 A JPH06191360 A JP H06191360A JP 35847392 A JP35847392 A JP 35847392A JP 35847392 A JP35847392 A JP 35847392A JP H06191360 A JPH06191360 A JP H06191360A
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JP
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electronic unit
connector
junction block
connector cover
lower housing
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JP35847392A
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Takao Nozaki
隆男 野崎
Masahide Toio
昌秀 樋尾
Hitoshi Hashiba
仁志 羽柴
Norio Isshiki
功雄 一色
Kenji Nakai
賢治 中井
Seiji Ueda
清二 上田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子ユニットとコネクタカバーの間で発生す
る異音を抑制することにある。 【構成】 ジャンクションブロック7に、自動車に搭載
される制御システムのための電子ユニット6が結合され
るとともに、この電子ユニット6と近接して油圧ユニッ
トに接続されるコネクタ14A,14Bが連結されてお
り、このコネクタ14A,14Bを被蔽するコネクタカ
バー12と前記電子ユニット6が、コネクタカバー12
の装着方向に延びるガイド突起12bとこのガイド突起
12bの高さよりも深さが浅いガイド溝61bによりな
る凹凸嵌合部を備えている。 【効果】 電子ユニットとコネクタカバーを近接させる
ことで、このジャンクションブロック一体型電子ユニッ
トの小形化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえばアンチロッ
クブレーキシステム等の自動車の制御システムに用いる
電子ユニットに関し、特にこの電子ユニットを油圧ユニ
ットの電気回路等の他の電気エレメントに接続するジャ
ンクションブロックを一体的に備えたジャンクションブ
ロック一体型電子ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】近時の自動車においては、たとえば、急
制動時や滑りやすい路面での制動時に車輪がロックしな
いようにするアンチロックブレーキシステムのごとき種
々の制御システムが搭載されるようになっている。
【0003】たとえば、上記アンチロックブレーキシス
テムの場合、図14および図15に示すように、回転検
出装置1〜4、油圧ユニット105、電子ユニット10
6、およびリレーボックス107を備えている。
【0004】回転検出装置1〜4は各車輪A〜Dの回転
状況を検出するもので、各車輪A〜Dのそれぞれに設け
られている。各回転検出装置1〜4はセンサ1a〜4a
とセンサロータ1b〜4bでなる。回転検出装置1〜4
は、車輪A〜Dの回転状態の検出信号を電子ユニット1
06に送出する。
【0005】油圧ユニット105は、前記電子ユニット
106から送られる制御信号に基づいて、前記車輪A〜
Dのホイールシリンダに対するブレーキ液圧を制御す
る。
【0006】電子ユニット106は前記回転検出装置1
〜4から送られた検出信号に基づいて、ブレーキがかけ
られた場合にロックする方向にある車輪が存在するか否
かを監視する。そして、ロックする方向にあると判断し
た車輪が存在する場合には前記油圧ユニット105を制
御して、該当する車輪のホイールシリンダに対するブレ
ーキ液圧を減少させ、その車輪に対するロックの虞が回
避されたと判断した場合にはブレーキ液圧を再度上昇さ
せる。
【0007】リレーボックス107は、前記電子ユニッ
ト106で制御され、前記油圧ユニット105に電源等
を与えるリレー107a,107bを内蔵している。
【0008】なお、図15において、108は自動車の
バッテリ、109はイグニッションスイッチ、110は
ブレーキペダルの近傍に配置されるストップランプスイ
ッチ、111はリアランプの一部を構成するストップラ
ンプ、112はこのアンチロックブレーキシステムの異
常を知らしめるワーニングランプである。
【0009】従来におけるアンチロックブレーキシステ
ムでは、図14に示すように、油圧ユニット105およ
びリレーボックス107をエンジンルーム内に配設する
一方、電子ユニット106を座席下方やフロントパネル
内等の室内に配設しているのが一般的である。また、回
転検出装置1〜4は既述のように車輪部に設けている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のアンチロックブレーキシステムのように車室側
に電子ユニット106を配設していると、この電子ユニ
ット106とエンジンルーム内の油圧ユニット105や
リレー107a,107bを電気的に接続する長尺のワ
イヤハーネスが必要となるため、このワイヤハーネスの
スペースのために室内スペースやエンジンルーム内スペ
ースが小さくなるという問題がある。また、従来のアン
チロックブレーキシステムでは、エンジンルームと車室
内の間を電気的に接続する前記のようなワイヤハーネス
を設ける作業が必要であるため、これが自動車の生産性
を向上させる上で問題となる。こうした問題は、アンチ
ロックブレーキシステム以外にも多くのシステムを装備
するようになっている近時の自動車においては特に重大
な問題である。
【0011】上記のような問題を解消する手段として、
たとえばアンチロックブレーキシステムの場合、前記電
子ユニットをエンジンルーム内に配置し、前記電子ユニ
ットと油圧ユニットとをバスバー等で構成するジャンク
ションブロックを介して電気的に接続することが考えら
れる。すなわち、このようにすることで、前記電子ユニ
ットに対して配線を行うために車室側とエンジンルーム
内との間に設けるワイヤハーネスの数を減少させること
ができ、もって室内スペースの拡大および自動車の生産
性を向上を図ることができる。
【0012】ところで、上記のようにして電子ユニット
をエンジンルーム内に配置するようにした場合、この電
子ユニットと前記ジャンクションブロックが占めるスペ
ースをできるだけ小さくすることが望まれる。一方、前
記ジャンクションブロックには、ジャンクションブロッ
クに連結するコネクタを被蔽するためにコネクタカバー
を装着する必要がある場合が多く、前述のように電子ユ
ニットとジャンクションブロックが占めるスペースには
前記コネクタカバーのスペースも含まれる必要がある。
また、こうしたコネクタカバーは、その性格上、組み立
て作業の最後に前記ジャンクションブロックに装着され
るものであるため、この装着に関する作業性を考慮する
必要もある。このように、電子ユニット、ジャンクショ
ンブロックおよびコネクタカバーが占めるスペースを最
小限とし且つコネクタカバーの良好な装着性を確保する
ための構成として、前記コネクタカバーを電子ユニット
に近接した位置でジャンクションブロックに装着する構
成が考えられる。
【0013】しかしながら、前記電子ユニットとコネク
タカバーを接近させて配置すると、きわめて振動が多い
自動車のエンジンルーム内では、これらの電子ユニット
とコネクタカバーが衝突して異音を発生するという問題
があった。また、異音発生を回避するために電子ユニッ
トとコネクタカバーの間隔を大きくすると、ジャンクシ
ョンブロックと電子ユニットが占めるスペースが大きく
なるという問題が生じる。
【0014】この発明は上記のような事情に鑑みなされ
たものであって、エンジンルーム内に配置することで自
動車の室内スペースの大型化とハーネス作業の簡略化に
寄与することができ、しかも小形化が可能であるにもか
かわらず自動車が受ける振動によっても異音を発生しな
い自動車におけるジャンクションブロック一体型電子ユ
ニットを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1のジャンクショ
ンブロック一体型電子ユニットは、上記目的を達成する
ために、自動車に搭載される制御システムのための電子
回路を含む電子ユニットと、この電子ユニットと他の電
気エレメントとを電気的に接続する配線部を含むととも
に前記電子ユニットに着脱可能に結合されており、か
つ、前記電子ユニットの装着部と隣接する位置に前記他
の電気エレメントに接続されたコネクタが結合されるコ
ネクタ受部を形成したジャンクションブロックと、前記
電子ユニットと一体化されたジャンクションブロック
に、前記コネクタ受部に結合されたコネクタを被蔽すべ
く装着されるコネクタカバーとを備えており、かつ、前
記電子ユニットと前記コネクタカバーに、前記コネクタ
カバーを前記ジャンクションブロックに装着する際にこ
のコネクタカバーの移動をガイドするとともに、凸部の
高さと凹部の深さの差によって前記ジャンクションブロ
ックに装着されたコネクタカバーの外周面と電子ユニッ
トの外周面の間隔を所定寸法に維持する凹凸嵌合部が形
成されている。
【0016】
【作用】請求項1のジャンクションブロック一体型電子
ユニットでは、ジャンクションブロックのコネクタ受部
にコネクタを結合することで、このジャンクションブロ
ックを介して電子ユニットと電気エレメントを接続する
ことができる。また、前記コネクタを被蔽するコネクタ
カバーを電子ユニットとの凹凸嵌合部でガイドしながら
ジャンクションブロックに装着することができる。ま
た、前記凹凸嵌合部により、このジャンクションブロッ
ク一体型電子ユニットに振動が加わった場合でも、コネ
クタカバーと電子ユニットの間隔を所定寸法に維持する
ことができ、振動によりコネクタカバーと電子ユニット
が衝突するのを回避できる。
【0017】
【実施例】以下に、この発明を自動車のアンチロックブ
レーキシステムの電子ユニットに適用した場合の実施例
を、図1〜図13を参照しながら説明する。
【0018】上記アンチロックブレーキシステムは、回
転検出装置1〜4、油圧ユニット5、電子ユニット6、
ジャンクションブロック7、モータリレー9、フェイル
セーフリレー10およびダイオード75で構成される図
13に示すような電気回路を備えている。
【0019】前記回転検出装置1〜4は前述した従来の
アンチロックブレーキシステムの回転検出装置1〜4と
全く同一であり、前記油圧ユニット5、電子ユニット
6、モータリレー9およびフェイルセーフリレー10は
それぞれ図15における従来のアンチロックブレーキシ
ステムの油圧ユニット105、電子ユニット106、モ
ータリレー107aおよびフェイルセーフリレー107
bに相当する。
【0020】また、図13において、21は自動車のバ
ッテリ、22はイグニッションスイッチ、23はブレー
キペダルの近傍に配置されるストップランプスイッチ、
24はリアランプの一部を構成するストップランプ、2
5はこのアンチロックブレーキシステムの異常を知らし
めるワーニングランプである。また、前記ダイオード7
5は、ワーニングランプ25の下流とフェイルセーフリ
レー10の接点の下流との間に設けられている。
【0021】図13から明らかなように、この実施例の
アンチロックブレーキシステムの電気回路は、図15に
示す従来のアンチロックブレーキシステムのものとほぼ
同様であり、且つ全く同様に作用するものである。
【0022】なお、前記回転検出装置1〜4に接続され
る信号供給線15、バッテリ21の電圧をジャンクショ
ンブロック7または電子ユニット6に与える電源線1
6,17、および電子ユニット6の接地線18は、1つ
のワイヤハーネスW1 (図5参照)を形成しており、こ
のワイヤハーネスW1 の先端にはコネクタ19が接続さ
れている。
【0023】既述のように、回転検出装置1〜4は、図
15に示す従来のアンチロックブレーキシステムの回転
検出装置1〜4と全く同様のものである。すなわち、回
転検出装置1〜4は、自動車の各車輪A〜D(図14参
照)の回転状況を検出するもので、各車輪A〜Dのそれ
ぞれに設けられており、センサ1a〜4aとセンサロー
タ1b〜4bによりなる。センサ1a〜4aは、たとえ
ば、永久磁石、コイル、ポールピースで構成され、前輪
ではステアリングナックルに、また後輪ではハブスピン
ドルに取り付けられている。一方、センサロータ1b〜
4bはその外周に周方向に等間隔に配列される凹凸(不
図示)を備えるもので、前輪ではドライブシャフトに、
また後輪ではリヤハブに取り付けられている。したがっ
て、センサロータ1b〜4bは車輪A〜Dと一体に回転
する。センサ1a〜4aはセンサロータ1b〜4bの回
転時にその外周の凹凸を検知することで車輪A〜Dの回
転状況を検出する。回転検出装置1〜4はこれらセンサ
1a〜4aの検出信号を電子ユニット6に送出する。
【0024】油圧ユニット5は4個のソレノイドバルブ
5a〜5dの開閉を制御することによりホイールシリン
ダに対するブレーキ液圧を制御するもので、前記ソレノ
イドバルブ5a〜5dの開閉の制御は、後述する電子ユ
ニット6から送られる制御信号に基づいてなされる。ま
た、油圧ユニット5は図示しないポンプを駆動してブレ
ーキ液圧をマスターシリンダに還流させるモータ5eを
備えている。前記ソレノイドバルブ5a〜5dおよびモ
ータ5eを含むこの油圧ユニット5の電気回路と後述す
るジャンクションブロック7のバスバー74とは、ワイ
ヤハーネスW2,W3 (図1参照)を介して接続され
る。なお、前記ワイヤハーネスW2 ,W3の先端にはコ
ネクタ14A,14Bが接続されている。
【0025】図5に示すように、油圧ユニット5のハウ
ジング51はハウジング本体52と基台53でなる。ハ
ウジング本体52に、前記ソレノイドバルブ5a〜5d
(図13参照)やこれらソレノイドバルブ5a〜5dの
開閉に伴って作動するフローコントロールバルブ(不図
示)等が内蔵されている。ハウジング本体52の上面に
は、ブレーキマスタシリンダやホイールシリンダ(とも
に不図示)に対するブレーキ液の配管口5A〜5Fが設
けられている。また、ハウジング本体52の後面には、
この油圧ユニット5のプランジャポンプに連結されたモ
ータ5eが設けられている。基台53は、前記ハウジン
グ本体52の下端においてこの油圧ユニット5の側方に
延出するボードである。
【0026】この油圧ユニット5の作用は既述した従来
の油圧ユニット105と同様であり、ここでは詳細な説
明は省略する。
【0027】電子ユニット6、ジャンクションブロック
7、モータリレー9、フェイルセーフリレー10および
ダイオード75は、後述するアッパーハウジング8、リ
レーカバー11およびコネクタカバー12とともにジャ
ンクションブロック一体型電子ユニットを構成してい
る。
【0028】図1および図2に示すように、電子ユニッ
ト6は、ロアハウジング61とプリント基板62を備え
ている。
【0029】前記ロアハウジング61は、プリント基板
62をシールドするためにアルミニウムによりなり、上
端面開放のボックス状に形成されている。このロアハウ
ジング61は、図示しないボルトによって前記油圧ユニ
ット5の基台53に固定することができるようになって
いる(図5参照)。図1および図7に示すように、この
ロアハウジング61の後面には、この後面の下端から上
方に延び且つ所定深さを有する一対のガイド溝61aが
形成されている。また、ロアハウジング61の上端縁部
61bは、後述するジャンクションブロック7のロアハ
ウジング71に形成した溝部71g(図6参照)および
アッパーハウジング8前部側の下端周縁に形成した溝部
8b(図6参照)に嵌入する突起状に形成されている。
【0030】図2に示すように、プリント基板62は基
台支持部63に固定されており、この基台支持部63は
前記ジャンクションブロック7を介して前記ロアハウジ
ング61と連結された状態で前記プリント基板62とと
もに前記ロアハウジング61内に収納されている。この
プリント基板62は、このアンチロックブレーキシステ
ムの制御信号形成回路、すなわち前記車輪がロックしな
いように前記ブレーキ液圧を制御する前記電気制御信号
を形成するための回路を構成するエレメントを搭載して
いる。
【0031】前記基台支持部63には、端子部62a,
62bが装着されている。これらの端子部62a,62
bは、前記プリント基板62の外部端子に接続されてい
る。端子部62aは、後述するジャンクションブロック
7の端子群74Eと接触する端子で構成されている。ま
た、前記端子部62bは、前記コネクタ19の接片のう
ち前記回転検出装置1〜4の信号供給線15、電源線1
7および接地線18に対応する接片と接触する端子で構
成されており、図3に示すように、前記電子ユニット6
を後述するアッパーハウジング8およびジャンクション
ブロック7に固定した状態で、前記アッパーハウジング
8に設けたコネクタ受け8Aが形成する電子ユニット接
続空間8Aaに位置する(図3参照)。
【0032】上記プリント基板62と基台支持部63を
収納した前記ロアハウジング61の上端開放面は、後述
するジャンクションブロック7のロアハウジング71と
アッパーハウジング8によって閉塞される。このとき、
図1に示すように、ロアハウジング61の上端周縁61
bが、後述するジャンクションブロック7のロアハウジ
ング71に形成した溝部71gおよびアッパーハウジン
グ8の周縁に形成した溝部8bに嵌入する。
【0033】ジャンクションブロック7は、図2に示す
ように、上面開放のロアハウジング71とこのロアハウ
ジング71に収容されるジャンクション体72を備えて
いる。
【0034】ロアハウジング71は、ジャンクション体
72を収容する上面開放の空間71aを形成している
(図2参照)。また、図1および図6に示すように、ロ
アハウジング71には、その中央部から後端側に至る下
面に、前記コネクタ14A,14Bを装着するためのコ
ネクタ装着部71ba,71bbが隣接して形成されて
いる。コネクタ装着部71ba,71bbはそれぞれコ
ネクタ14A,14Bの先端が内嵌するフレーム状に形
成されており、かつ、図6に示すように、底面視ではコ
ネクタ装着部71ba,71bb全体で矩形となるよう
一体形成されている(以後、この一体形成されたコネク
タ装着部71ba,71bbを総称してコネクタ装着部
71bとする。)。
【0035】図2および図6に示すように、ロアハウジ
ング71の中央部から先端側に至る底面には、前記端子
部62aが貫通するための透孔71cが穿設されてい
る。また、このロアハウジング71には、前記透孔71
cに隣接する位置に、筒状のゾル注入口71dが立設さ
れている。このゾル注入口71dは、前記電子ユニット
6のロアハウジング61内にゲル化するゾルを注入する
ためのものである。さらに、前記ジャンクションブロッ
ク7のロアハウジング71の側壁面には、後述するアッ
パーハウジング8を係止するための第1の係合突起71
eが形成されている。また、この第1の係合突起71e
よりも下方に位置する前記コネクタ装着部71bの側壁
面にコネクタカバー12を係止するための第2の係合突
起71fが形成されている。
【0036】図6に示すように、このロアハウジング7
1の下面には、前記コネクタ装着部71baと透孔71
cの中間に、前記ロアハウジング61の後面の上端縁部
61bの一部が貫入する溝部71gが形成されている。
【0037】ジャンクション体72は、図1に示すよう
に、複数の絶縁プレート73と、これら絶縁プレート7
3に支持され、このジャンクションブロック7中の配線
を構成する複数のバスバー74を備えている。前記バス
バー74は、絶縁プレート73の上面、2枚の絶縁プレ
ート73間、あるいは絶縁プレート73の下面に配設さ
れている。バスバー74は、例えばこれらのバスバー7
4に小孔を穿設するとともにこの小孔に嵌入する突起を
絶縁プレート73に形成し、小孔に突起を嵌入させた後
で突起の先端を潰すことによって前記絶縁プレート73
に固定されている。
【0038】前記ジャンクションブロック7は、下方に
突出する端子群74A1,74A2と上方に突出する端
子群74B〜74F(74Fは図2参照)を備えてい
る。これらの端子群74A1〜74Fを構成する各端子
は前述したいずれかのバスバー74と一体に形成されて
いる。また、図13の結線図において、ジャンクション
ブロック7内の配線は全ていずれかのバスバー74によ
って構成されている。すなわち、端子群74A2と端子
群74B,74Dを接続する配線A、端子群74A2と
端子群74Cを接続する配線B、端子群74A1と端子
群74C,74D,74Fとを接続する配線C、端子群
74A1と端子群74Eを接続する配線D、端子群74
Bと端子群74C,74Dを接続する配線E、端子群7
4Bと端子群74D,74Eを接続する配線F、端子群
74Cと端子群74Eを接続する配線G、端子群74D
と端子群74Eを接続する配線H、端子群74Eと端子
群74Fを接続する配線Iは、全てバスバー74によっ
て構成されている。
【0039】前記端子群74A1を構成する各端子は前
記配線A,Bを構成するバスバー74の一端を下方へ屈
曲させることにより形成されており、前記端子群74A
2を構成する各端子は前記配線C,Dを構成するバスバ
ー74の一端を下方へ屈曲させることにより形成されて
いる。これらの端子群74A1,74A2は、ジャンク
ション体72をロアハウジング71に収容した状態でこ
のロアハウジング71の底壁を貫通し、端子群74A1
は前記装着部71baの内側に、また端子群74A2は
前記装着部71bbの内側に突出している。これらの端
子群74A1,74A2は、前記ワイヤハーネスW2 ,
W3 に取り付けられたコネクタ14A,14Bの端子と
接触する。
【0040】端子群74B〜74Fを構成する端子は、
前記配線A〜Dを構成するバスバー74の他端および配
線E〜Iを構成するバスバー74の一端を上方へ立ち上
げることにより形成されている。
【0041】前記端子群74Bは、前記コネクタ19
(図5参照)の一部の端子すなわち前記電源線16が接
続された端子と接触する端子群である。この端子群74
Bは、ジャンクションブロック7における前記電子ユニ
ット6との連結領域において上方へ屈曲している。これ
により、前記端子群74Bは、前記ジャンクションブロ
ック7に後述するアッパーハウジング8を装着した状態
で、このアッパーハウジング8に設けたコネクタ受け8
Aが形成するジャンクションブロック接続空間8Abに
配置される。
【0042】端子群74Cは後述するモータリレー9の
端子9Aと接触する端子群であり、端子群74Dは同じ
く後述するフェイルセーフリレー10の端子10Aと接
触する端子群である。これらの端子群74C,74D
は、ジャンクションブロック7における前記電子ユニッ
ト6との非連結領域において上方へ屈曲している。
【0043】端子群74Eは、前記電子ユニット6との
連結領域において上方へ屈曲しており、前記ロアハウジ
ング71に穿設した透孔71cを貫通する電子ユニット
6の端子部62aと接触する。
【0044】前記端子群74Fは、ダイオード75(図
13参照)が接続される端子群である。
【0045】前記端子群74C〜74Fを構成する各端
子の先端にはコンタクト部材74Ca〜74Fa(図1
〜図2参照)が装着されている。
【0046】アッパーハウジング8は、前記電子ユニッ
ト6とジャンクションブロック7のアッパーハウジング
を兼ねている。このアッパーハウジング8の側壁には、
前記ロアハウジング71に形成した第1の係合突起71
eに係合する係合凹部8aが穿設されている。このアッ
パーハウジング8は、前記ジャンクション体72を収容
したロアハウジング71に、このロアハウジング71の
上端面を閉塞するようにして被せられており、これによ
って、前記第1の係合突起71eが係合凹部8aに係合
した状態で前記ロアハウジング71と一体化されてい
る。
【0047】このアッパーハウジング8には、その中央
よりも前方側の上面に前記コネクタ19を結合するため
のコネクタ受け8Aが一体形成されている。このコネク
タ受け8Aは、前記電子ユニット6の端子部62bが位
置する電子ユニット接続空間8Aaと、前記ジャンクシ
ョンブロック7の端子群74Bが位置し且つ前記空間8
Aaと区切られたジャンクションブロック接続空間8A
bを形成している。このコネクタ受け8Aに前記コネク
タ19を結合することにより、前記端子部62bの端子
に前記信号供給線15、電源線17および接地線18が
接続されるとともに、前記端子群74Bに前記電源線1
6が接続される。
【0048】このアッパーハウジング8の中央よりも後
方の上面には、台状のマウント部81が設けられてお
り、このマウント部81に、前記モータリレー9のソケ
ット部8B、フェイルセーフリレー10のソケット部8
Cおよびダイオード75のコネクタ8Dが形成されてい
る。このマウント部81には、前記ロアハウジング71
に設けた注入口71dが貫通するガイド81aが立設さ
れている。また、マウント部81の側面には係合突起8
1bが形成されている。
【0049】さらに、既述のように、アッパーハウジン
グ8には、その前半部の下端周縁に、前記電子ユニット
6のロアハウジング61の前面および両側面の上端縁部
61bが嵌入する溝部8bが形成されている(図1およ
び図6参照)。
【0050】前記アッパーハウジング8には、コ字型の
レバー82の脚部が前記コネクタ受け8Aの両側におい
て回転可能に枢着されている。このレバー82は、前記
コネクタ19を前記コネクタ受け8Aに装着した後、図
1に二点鎖線で示す位置から実線で示す位置に回転させ
ることにより、前記コネクタ19を装着状態に保持する
べく設けられている。すなわち、レバー82は、前記コ
ネクタ19に被せられるコネクタカバー20の両側に突
設したピン20aを、このレバー82の回転に伴って二
点鎖線で示す位置から実線で示す位置に押し下げ且つこ
の状態を維持することで、前記コネクタ19を装着状態
に保持するものである。
【0051】前記アッパーハウジング8とロアハウジン
グ71を一体化させた状態で、ジャンクション体72の
端子群74Bが前記コネクタ受け8Aのジャンクション
ブロック接続空間8Abに設定され、端子群74C,7
4Dが前記ソケット部8B,8Cの内側に設定され、端
子群74Fがコネクタ8Dの内側に設定される。
【0052】前記モータリレー9およびフェイルセーフ
リレー10は、それぞれ、下方に延びる端子9Aまたは
10Aを備えている。これらのリレー9,10はそのハ
ウジングの下端部が前記アッパーハウジング8のソケッ
ト部8B,8Cに嵌着されるようになっており、リレー
9,10をこのようにソケット部8B,8Cに嵌着する
ことによって、前記端子9A,10Aがアッパーハウジ
ング8の内側に侵入し、端子群74Cの端子あるいは端
子群74Dの端子に接触する。
【0053】リレーカバー11は下面開放のボックスで
あって、その下端部を前記アッパーハウジング8のマウ
ント部81に外嵌させることができる。このリレーカバ
ー11の下端部には弾性部11aが形成されており、こ
の弾性部11aに、前記マウント部81に形成した係合
突起81bに係合する係合孔11bが穿設されている。
【0054】コネクタカバー12は、2つ割りした断面
コ字状のカバー部材12A,12Bを結合することによ
って両端開放の角筒状に形成されたものである。前記カ
バー部材12A,12Bの結合は、図7に示すように、
一方のカバー部材12Aの両側に、それぞれ係合凹部1
2Abを形成した弾性片12Aaを設け、前記係合凹部
12Abに他方のカバー部材12Bの両側に形成した係
合突起12Baを係合させることによってなされてい
る。
【0055】前記コネクタカバー12は、前記ジャンク
ションブロック7のロアハウジング71のコネクタ装着
部71ba,71bbに前記コネクタ14A,14Bを
結合した後で、前記電子ユニット6に隣接するコネクタ
装着部71bに外嵌装着されるもので、これによって前
記コネクタ14A,14Bを被蔽する。このコネクタカ
バー12の上部周壁には複数の係合孔12aが穿設され
ており、コネクタカバー12をコネクタ装着部71bに
装着すると、コネクタ装着部71bの側壁に形成された
第2の係合突起71fが前記係合孔12aに係合する。
【0056】また、前記コネクタカバー12には、前記
電子ユニット6に対向する面に、上下方向に延びる一対
のガイド突起12bが形成されている。前記ガイド突起
12bは、前記電子ユニット6に形成したガイド溝61
aに嵌合するもので、図7に示すように、この突出量h
1 と前記ガイド溝61aの深さh2 の差h0 が電子ユニ
ット6とコネクタカバー12の間隔に一致するように形
成されている。
【0057】上記電子ユニット6、ジャンクションブロ
ック7、モータリレー9、フェイルセーフリレー10、
ダイオード75、アッパーハウジング8、リレーカバー
11およびコネクタカバー12で構成されるジャンクシ
ョンブロック一体型電子ユニットは以下の手順で組み立
てられる。
【0058】まず、ジャンクションブロック7のロアハ
ウジング71にアッパーハウジング8を装着した後、こ
れらアッパーハウジング8およびロアハウジング71に
形成した溝部8b,71gに、シールを兼ねる接着剤
(不図示)を介して電子ユニット6の上端縁部61bを
嵌入することで、前記アッパーハウジング8とロアハウ
ジング71に電子ユニット6を結合する。これによっ
て、ジャンクション体72の端子群74Bがアッパーハ
ウジング8のコネクタ受け8Aのジャンクションブロッ
ク接続空間8Abに配置され、端子群74C,74Dが
ソケット8B,8Cの下方に配置され、かつ、端子群7
4Fがダイオード用のコネクタ8Dの内側に配置され
る。また、同時に、電子ユニット6のコネクタ62bが
アッパーハウジング8のコネクタ受け8Aの電子ユニッ
ト接続空間8Aaに配置される。さらに、前記電子ユニ
ット6内のプリント基板62に接続された端子群62a
が、前記バスバー74と一体に形成した端子でなる端子
群74Eに接続される(図1参照)。
【0059】なお、前記電子ユニット6のロアハウジン
グ61内には、以上のようにして前記電子ユニット6を
アッパーハウジング8とロアハウジング71に結合した
後に、前記ロアハウジング71に設けたゾル注入口71
dを介して、シリコンゾル等の絶縁性ゾルが充填され
る。このゾルは、注入後、温度変化させたり溶媒を加え
たりすることによってゲル化することで、防水および耐
振に寄与する。
【0060】次に、モータリレー9とフェイルセーフリ
レー10を、前記アッパーハウジング8のソケット8
B,8Cに装着する。これによって、前記アッパーハウ
ジング8の内側に入り込んだ端子9A,10Aが端子群
74C,74Dの所定の端子に接触する。
【0061】この実施例では、以上のようにして前記電
子ユニット6とジャンクションブロック7を一体化した
状態で、電子ユニット6のロアハウジング61を図示し
ないボルトによって油圧ユニット5の基台53に取り付
けることによって、このジャンクションブロック一体型
電子ユニットをエンジンルーム内の所定位置に配設され
た前記油圧ユニット5と一体化する。
【0062】前記油圧ユニット5のソレノイドバルブ5
a〜5dおよびモータ5e等は、これらに接続されたワ
イヤハーネスW2 ,W3 に取り付けたコネクタ14A,
14Bを、前記ロアハウジング71のコネクタ装着部7
1ba,71bbに連結することにより、前記ジャンク
ションブロック7の端子群74Aに電気的に接続され
る。
【0063】上記のようにしてコネクタ14A,14B
をコネクタ装着部71ba,71bbに連結した後、ワ
イヤハーネスW2 ,W3 を内側に配置した状態で前記カ
バー部材12A,12Bを一体化し、コネクタカバー1
2を形成する。
【0064】このコネクタカバー12は、ガイド突起1
2bを電子ユニット6のガイド溝61aに嵌合させた状
態で上方へスライドさせることにより、係合孔12aに
第2の係合突起71fが係合した状態で前記コネクタ装
着部71bに装着される。
【0065】ジャンクションブロック一体型電子ユニッ
トは、以上のようにして前記油圧ユニット5と一体化さ
れた状態でエンジンルーム内に配設される。この後、前
記ワイヤハーネスW1 の先端に連結したコネクタ19を
アッパーハウジング8に形成したコネクタ受け8Aに接
続することにより、バッテリ21に接続される前記電源
線16が前記ジャンクションブロック7の端子群74B
に接続されるとともに、回転検出装置1〜4に接続され
る前記信号供給線15、バッテリ21に接続される前記
電源線17および前記接地線18が前記電子ユニット6
の端子部62bに接続される。
【0066】なお、上記実施例では、電子ユニット6と
コネクタカバー12の凹凸嵌合を、電子ユニット6のロ
アハウジング61に設けた断面矩形のガイド溝61aと
コネクタカバー12に設けた断面矩形のガイド突起12
bの嵌合によって実現しているが、前記凹凸嵌合は図8
〜図12に示すようなものであってもよい。
【0067】図8は、電子ユニット6のロアハウジング
61に形成した断面T字状のガイド溝61aとコネクタ
カバー12に形成した断面T字状のガイド突起12bと
により構成された、前記電子ユニット6とコネクタカバ
ー12の凹凸嵌合部の変形例を示している。
【0068】図9は、電子ユニット6のロアハウジング
61に形成した断面L字状でかつ対称形状の一対のガイ
ド溝61aと、コネクタカバー12に形成した前記ガイ
ド溝61aと嵌合する一対のガイド突起12bとにより
構成された、前記電子ユニット6とコネクタカバー12
の凹凸嵌合部のさらに他の変形例を示している。
【0069】図8および図9では、いずれの場合も、ガ
イド突起12bとガイド溝61aは、図7に示す先の実
施例のガイド突起12bおよびガイド溝61aと同様、
ガイド突起12bの高さh1 とガイド溝61aの深さh
2 の差h0 が電子ユニット6とコネクタカバー12の間
隔と一致するように形成されている。
【0070】図10〜図12は、電子ユニット6のロア
ハウジング61に設けたガイド突起61a′とコネクタ
カバー12に設けたガイド溝12b′とによって、前記
電子ユニット6とコネクタカバー12の凹凸嵌合部を形
成した例を示している。
【0071】図から明らかなように、図10に示すロア
ハウジング61とコネクタカバー12の凹凸嵌合部は、
前記図7に示す凹凸嵌合部と凹凸関係が反転した例であ
る。また、図11に示すロアハウジング61とコネクタ
カバー12の凹凸嵌合部は前記図8に示す凹凸嵌合部と
凹凸関係が反転した例である。さらに、図12に示すロ
アハウジング61とコネクタカバー12の凹凸嵌合部は
前記図9に示す凹凸嵌合部と凹凸関係が反転した例であ
る。図10〜図12に示すいずれの凹凸嵌合部も、ガイ
ド突起61a′の高さh1 ′とガイド溝12b′の深さ
h2 ′の差h0′が、電子ユニット6とコネクタカバー
12の間隔と一致するように形成されている。
【0072】上記のジャンクションブロック一体型電子
ユニットによると、ガイド突起12bとガイド溝61a
でなる凹凸嵌合部あるいはガイド突起61a′とガイド
溝12b′でなる凹凸嵌合部が設けられていることによ
り、前記電子ユニット6とコネクタカバー12の間に、
常時、ガイド突起12bの高さh1 とガイド溝61aの
深さh2 の差「h0 」またはガイド突起61a′の高さ
h1 ′とガイド溝12b′の深さh2 ′の差「h0 ′」
以上の間隔が確保される。したがって、コネクタカバー
12を電子ユニット6に近接した位置に装着するように
していても、振動によってこれらコネクタカバー12と
電子ユニット6が衝突して異音を発生するようなことが
ない。
【0073】また、上記図8、図9、図11あるいは図
12に示すようなT字状あるいはL字状の凹凸嵌合部を
備えるものでは、容易かつ確実に前記コネクタカバー1
2をコネクタ装着部71bに案内することができるとと
もに、電子ユニット6とコネクタカバー12の間隔は前
記「h0 」または「h0 ′」に固定される。
【0074】上記実施例のジャンクションブロック一体
型電子ユニットを備えるアンチロックブレーキシステム
では、エンジンルーム内に、油圧ユニット5、電子ユニ
ット6、リレー9,10、ダイオード75と一体化され
るジャンクションブロック7を配置し、このジャンクシ
ョンブロック7内のバスバー74によって、油圧ユニッ
ト5、電子ユニット6、リレー9,10、ダイオード7
5間の接続を行うようにしたから、アンチロックブレー
キシステムを装備してもそれによりエンジンルームと室
内の間に跨がるワイヤハーネスを設ける必要がない。
【0075】また、上記実施例では、アッパーハウジン
グ8に設けたソケット8B,8Cにそれぞれリレー9,
10を装着することで、これらのリレー9,10をジャ
ンクションブロック7の端子群74C,74Dに接続す
るようにしているから、従来のようにこれらリレー9,
10と油圧ユニット5間あるいはリレー9,10と電子
ユニット6間をワイヤーハーネスで接続する必要がな
い。したがって、この面でもハーネス作業の簡略化を図
ることができる。
【0076】
【発明の効果】請求項1のジャンクションブロック一体
型電子ユニットによると、電子ユニットとコネクタカバ
ーの間に常時一定以上の隙間を確保することができるか
ら、ジャンクションブロックのコネクタ受けに連結され
るコネクタを被蔽する前記コネクタカバーを前記電子ユ
ニットに近接させても電子ユニットとコネクタカバーの
衝突を回避することが可能となり、したがって、このジ
ャンクションブロック一体型電子ユニットを小形化する
ことに寄与できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明によるジャンクションブロック一体型電子
ユニットの縦断面である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】図1の斜視図である。
【図4】アッパーハウジングの平面図である。
【図5】図1のジャンクションブロック一体型電子ユニ
ットを含むアンチロックブレーキシステムの要部を示す
斜視図である。
【図6】コネクタ装着部を説明する底面図である。
【図7】電子ユニットとコネクタカバーの凹凸嵌合部を
説明する要部の横断面図である。
【図8】電子ユニットとコネクタカバーの凹凸嵌合部の
変形例を説明する要部の横断面図である。
【図9】電子ユニットとコネクタカバーの凹凸嵌合部の
他の変形例を説明する要部の横断面図である。
【図10】電子ユニットとコネクタカバーの凹凸嵌合部
のさらに他の変形例を説明する要部の横断面図である。
【図11】電子ユニットとコネクタカバーの凹凸嵌合部
のさらに他の変形例を説明する要部の横断面図である。
【図12】電子ユニットとコネクタカバーの凹凸嵌合部
のさらに他の変形例を説明する要部の横断面図である。
【図13】アンチロックブレーキシステムの電気結線図
である。
【図14】従来のアンチロックブレーキシステムの概要
を示す説明図である。
【図15】従来のアンチロックブレーキシステムの電気
結線図である。
【符号の説明】
5 油圧ユニット 5a〜5d ソレノイドバルブ 5e モータ 6 電子ユニット 61a ガイド溝 61a′ ガイド突起 7 ジャンクションブロック 71b コネクタ装着部 74 バスバー(配線部) 12 コネクタカバー 12b ガイド突起 12b′ ガイド溝 14A,14B コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽柴 仁志 大阪市此花区島屋1丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内 (72)発明者 一色 功雄 大阪市此花区島屋1丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内 (72)発明者 中井 賢治 大阪市此花区島屋1丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内 (72)発明者 上田 清二 大阪市此花区島屋1丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車に搭載される制御システムのため
    の電子回路を含む電子ユニットと、 この電子ユニットと他の電気エレメントとを電気的に接
    続する配線部を含むとともに前記電子ユニットに着脱可
    能に結合されており、かつ、前記電子ユニットの装着部
    と隣接する位置に前記他の電気エレメントに接続された
    コネクタが結合されるコネクタ受部を形成したジャンク
    ションブロックと、 前記電子ユニットと一体化されたジャンクションブロッ
    クに、前記コネクタ受部に結合されたコネクタを被蔽す
    べく装着されるコネクタカバーと、を備えており、か
    つ、 前記電子ユニットと前記コネクタカバーに、前記コネク
    タカバーを前記ジャンクションブロックに装着する際に
    このコネクタカバーの移動をガイドするとともに、凸部
    の高さと凹部の深さの差によって前記ジャンクションブ
    ロックに装着されたコネクタカバーの外周面と電子ユニ
    ットの外周面の間隔を所定寸法に維持する凹凸嵌合部が
    形成されていること、を特徴とする自動車におけるジャ
    ンクションブロック一体型電子ユニット。
JP35847392A 1992-10-06 1992-12-25 自動車におけるジャンクションブロック一体型電子ユニット Pending JPH06191360A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35847392A JPH06191360A (ja) 1992-12-25 1992-12-25 自動車におけるジャンクションブロック一体型電子ユニット
DE69306520T DE69306520T2 (de) 1992-10-06 1993-10-06 Antiblockier-Bremssystem
EP93307954A EP0592212B1 (en) 1992-10-06 1993-10-06 Antilock brake system
US08/570,810 US5695259A (en) 1992-10-06 1995-12-12 Antilock brake system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35847392A JPH06191360A (ja) 1992-12-25 1992-12-25 自動車におけるジャンクションブロック一体型電子ユニット

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ID=18459498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35847392A Pending JPH06191360A (ja) 1992-10-06 1992-12-25 自動車におけるジャンクションブロック一体型電子ユニット

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JP (1) JPH06191360A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013070511A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電源ボックス装置
JP2013070512A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電源ボックス装置
US9425535B2 (en) 2013-12-24 2016-08-23 Hyundai Motor Company Connector cover for part in eco-friendly vehicle and method of fastening the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013070511A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電源ボックス装置
JP2013070512A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電源ボックス装置
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