JP3432561B2 - アンチロックブレーキシステムにおける電子ユニット一体型油圧ユニット - Google Patents

アンチロックブレーキシステムにおける電子ユニット一体型油圧ユニット

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JP3432561B2
JP3432561B2 JP34612893A JP34612893A JP3432561B2 JP 3432561 B2 JP3432561 B2 JP 3432561B2 JP 34612893 A JP34612893 A JP 34612893A JP 34612893 A JP34612893 A JP 34612893A JP 3432561 B2 JP3432561 B2 JP 3432561B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、急制動時や滑りやす
い路面での制動時にブレーキ液圧を調整して車輪がロッ
クするのを防止するようにした自動車のアンチロックブ
レーキシステムに関し、特にこのアンチロックブレーキ
システムにおいて電子制御部を内蔵した電子ユニットを
一体化した油圧ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の安全性を向上させるためのシス
テムの一つとして、急制動時や滑りやすい路面での制動
時に車輪がロックしないようにするアンチロックブレー
キシステムがある。近時、自動車の高性能化に伴って前
記のようなアンチロックブレーキシステムを採用した自
動車が多く生産されるようになっている。
【0003】上記アンチロックブレーキシステムは、図
12に示すように、回転検出装置1〜4、油圧ユニット
105、電子制御部106およびリレーボックス107
を備えている。
【0004】回転検出装置1〜4は各車輪A〜Dの回転
状況を検出するもので、各車輪A〜Dのそれぞれに設け
られている。各回転検出装置1〜4はセンサ1a〜4a
とセンサロータ1b〜4bでなる。センサ1a〜4aは
例えば永久磁石、コイル、ポールピースで構成され、前
輪ではステアリングナックルに、また後輪ではハブスピ
ンドルに取り付けられている。一方、センサロータ1b
〜4bはその外周に周方向に等間隔に配列される凹凸
(不図示)を備えるもので、前輪ではドライブシャフト
に、また後輪ではリヤハブに取り付けられている。した
がって、センサロータ1b〜4bは車輪A〜Dと一体に
回転する。センサ1a〜4aはセンサロータ1b〜4b
の回転時にその外周の凹凸を検知することで車輪A〜D
の回転状態を検出する。回転検出装置1〜4はこれらセ
ンサ1a〜4aの検出信号を後述する電子制御部106
に送出する。
【0005】油圧ユニット105は、各車輪に対応する
4個のソレノイドバルブ105a〜105dを備えてい
る。この油圧ユニット105は、後述する電子制御部1
06から送られる制御信号に基づいて前記ソレノイドバ
ルブ105a〜105dの開閉を制御することにより、
前記車輪A〜Dのホイールシリンダに対するブレーキ液
圧を制御する。
【0006】電子制御部106は、前記回転検出装置1
〜4から送られた検出信号を入力し、この検出信号に基
づいてブレーキがかけられた場合にロックする方向にあ
る車輪が存在するか否かを監視するもので、プリント回
路基板により構成されている。この電子制御部106
は、ロックする方向にあると判断した車輪が存在する場
合には前記油圧ユニット105を制御して、該当する車
輪のホイールシリンダに対するブレーキ液圧を減少さ
せ、その車輪に対するロックの虞が回避されたと判断し
た場合にはブレーキ液圧を再度上昇させる。
【0007】リレーボックス107は、前記電子制御部
106より与えられる制御信号を増幅して前記油圧ユニ
ット105に与えるリレー107a,107bを内蔵し
ている。
【0008】なお、図13において、108はアンチロ
ックブレーキシステムの電源でもあるこの自動車のバッ
テリ、109はイグニッションスイッチ、110はブレ
ーキペダルの近傍に配置されるストップランプスイッ
チ、111はリアランプの一部を構成するストップラン
プ、112はこのアンチロックブレーキシステムの異常
を知らしめるためのワーニングランプ、113はワーニ
ングランプ112を点灯させるために設けられたダイオ
ードである。
【0009】従来におけるアンチロックブレーキシステ
ムでは、図12に示すように、油圧ユニット105およ
びリレーボックス107をエンジンルーム内に配設する
一方、電子制御部106を座席下方やフロントパネル内
等の室内に配設しているのが一般的である。また、回転
検出装置101〜104は既述のように車輪部に設けて
いる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】近時の自動車は、その
高性能化に伴い電子制御部の種類が増えている一方、な
るべく大きな室内スペースを確保することを要求される
ことも多い。しかしながら、従来のように室内に電子制
御部106を配設していると、この電子制御部106と
エンジンルーム内とを電気的に接続する長尺のワイヤハ
ーネスが増加し、大きな室内スペースの確保という要求
に応えることが困難になるという問題があった。
【0011】また、従来のアンチロックブレーキシステ
ムのように、油圧ユニット105と電子制御部106を
エンジンルームと車室内に分離して配設していると、こ
れらの間を電気的に接続する前記のようなワイヤハーネ
スを設ける作業が必要となり、これが自動車の生産性を
向上させる上で問題となっていた。特に、近時の自動車
はアンチロックブレーキシステム以外にも従来なかった
多くのシステムを装備するようになっているため、それ
に伴い配線の数が増加してハーネス作業がきわめて煩雑
となっており、作業の簡略化のためにできるだけ配線数
を減少させることが望まれている。
【0012】この発明は上記のような事情に鑑みなされ
たものであって、電子制御部をエンジンルーム内の油圧
ユニットと一体化できる構成とすることで、自動車の室
内スペースの大型化およびハーネス作業の簡略化に寄与
することができるアンチロックブレーキシステムにおけ
る電子ユニット一体型油圧ユニットを提供することを目
的としている。
【0013】発明の他の目的は、油圧ユニットのソレノ
イドバルブのコイルやブレーキ液を還流させるためのモ
ータを電子ユニットの電子制御部および/または電気エ
レメントに容易に接続することができるアンチロックブ
レーキシステムにおける電子ユニット一体型油圧ユニッ
トを提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
【0015】上記の目的を達成する請求項1のアンチロ
ックブレーキシステムにおける電子ユニット一体型油圧
ユニットは、自動車の各車輪の回転状態を検知する回転
検出装置と、ブレーキ液をブレーキマスターシリンダに
還流させるためのモータを備えており、且つ電気制御信
号によりソレノイドバルブの開閉を制御することで前記
各車輪のホイールシリンダに対するブレーキ液圧を制御
する油圧ユニットと、前記回転検出装置の検知信号に基
づいて前記車輪がロックしないように前記ブレーキ液圧
を制御する前記制御信号を形成する電子制御部とを備え
るアンチロックブレーキシステムにおいて、前記油圧ユ
ニットは前記モータを一体的に備えると共に、前記油圧
ユニットの前記モータが、前記モータの電極に接続され
た接片を含むモータ用接続部を備えており、前記電子制
御部が電子ユニットに搭載され、その電子ユニットは、
前記電子制御部及びその電子制御部に電気的に接続され
る電気エレメントのうち少なくとも一方に電気的に接続
されかつ前記モータ用接続部の接片と電気的接続が可能
である接片を有するモータ用コネクタを備え、前記モー
タ用コネクタ及び前記モータ用接続部が、前記電子ユニ
ットと前記油圧ユニットとを一体化するのに伴って相互
に連結可能な姿勢、位置で配設され、前記油圧ユニット
が前記モータと共に前記電子ユニットの上方に配設され
た態様で前記電子ユニットに一体的に固定されるととも
に、前記モータ用コネクタに前記モータ用接続部が連結
されている。
【0016】請求項2のアンチロックブレーキシステム
における電子ユニット一体型油圧ユニットは、請求項2
のものにおいて、前記油圧ユニットが、前記ソレノイド
バルブのコイルに接続された接片を含むソレノイドバル
ブ用接続部をさらに備えており、前記電子ユニットが、
前記電子制御部及びその電子制御部に電気的に接続され
る電気エレメントのうち少なくとも一方に電気的に接続
されかつ前記ソレノイドバルブ用接続部の接片と電気的
に接続可能である接片を有するソレノイド用コネクタを
さらに備えており、前記ソレノイド用コネクタ及び前記
ソレノイドバルブ用接続部が、前記電子ユニットと前記
油圧ユニットとを一体化するのに伴って相互に連結可能
な姿勢、位置で配設され、前記ソレノイド用コネクタに
前記ソレノイドバルブ用接続部が連結されている。
【0017】請求項3のアンチロックブレーキシステム
における電子ユニット一体型油圧ユニットは、請求項1
〜3のものにおいて、前記電子ユニットが前記電子制御
部を収納するハウジングを備えており、前記電子ユニッ
トと前記油圧ユニットは、前記電子ユニットのハウジン
グの一部が前記油圧ユニットの底板を兼ねる状態で一体
化されている。
【0018】
【作用】
【0019】請求項1のアンチロックブレーキシステム
における電子ユニット一体型油圧ユニットでは、電子制
御部を搭載した電子ユニットを油圧ユニットに一体的に
結合するのに伴って、油圧ユニットのモータのモータ用
接続部に前記電子ユニットのモータ用コネクタが連結さ
れ、また、ブレーキ液をマスタシリンダに還流させるた
めのモータと前記電子ユニットの電子制御部及び電気エ
レメントのうち少なくとも一方との電気的接続がなされ
る。
【0020】請求項2のアンチロックブレーキシステム
における電子ユニット一体型油圧ユニットでは、電子制
御部を搭載した電子ユニットを油圧ユニットに一体的に
結合するのに伴って、前記ソレノイドバルブのコイルと
前記電子ユニットの電子制御部との電気的接続がなさ
れ、かつ、ブレーキ液をマスタシリンダに還流させるた
めのモータと前記電子ユニットの電子制御部及び電気エ
レメントのうち少なくとも一方との電気的接続がなされ
る。
【0021】請求項のアンチロックブレーキシステム
における電子ユニット一体型油圧ユニットでは、電子ユ
ニットのケーシングが油圧ユニットの底板を兼用する。
【0022】
【実施例】この発明に係るアンチロックブレーキシステ
ムにおける電子ユニット一体型油圧ユニットを説明する
にあたって、まず、その前提技術となる実施例について
説明する。図6に示すアンチロックブレーキシステム
は、電気的構成においては図13に示す従来のアンチロ
ックブレーキシステムとほぼ同様であり、且つ全く同様
に作用するものである。すなわち、このアンチロックブ
レーキシステムは、回転検出装置1〜4、油圧ユニット
5、電子制御部61Aを含む電子ユニット6、モータリ
レー7、フェイルセーフリレー8およびダイオード9を
備えている。
【0023】なお、図6において、21は自動車のバッ
テリ、22はイグニッションスイッチ、23はブレーキ
ペダルの近傍に配置されるストップランプスイッチ、2
4はリアランプの一部を構成するストップランプ、25
はこのアンチロックブレーキシステムの異常を知らしめ
るワーニングランプである。これらバッテリ21〜ワー
ニングランプ25を含む電源部10と電子ユニット6と
は電源線12によって接続されている。また、この電源
線12および接地端子(不図示)に接続される接地線1
3は、後述する回転検出装置1〜4に接続された信号供
給線11とともに1つのワイヤーハーネスを形成してお
り、このワイヤハーネスの先端にコネクタ15が連結さ
れている。
【0024】回転検出装置1〜4は、図12および図1
3に示す従来のアンチロックブレーキシステムの回転検
出装置1〜4と同一である。すなわち、この回転検出装
置1〜4は、センサ1a〜4aとセンサロータ1b〜4
bでなり、自動車の各車輪の回転状態を検出して、その
検出信号を前記信号供給線11を介して後述する電子制
御部61Aに送出する。
【0025】図1および図2は、図6に示すアンチロッ
クブレーキシステムの油圧ユニット5、電子ユニット
6、モータリレー7およびフェイルセーフリレー8を一
体化した、電子ユニット一体型油圧ユニットを示してい
る。この電子ユニット一体型油圧ユニットは自動車のエ
ンジンルーム内に設けられる。
【0026】油圧ユニット5は、4個のソレノイドバル
ブ5a〜5dの開閉を制御することによりホイールシリ
ンダに対するブレーキ液圧を制御するもので、前記ソレ
ノイドバルブ5a〜5dの開閉の制御は電子制御部61
Aから送られる制御信号に基づいてなされる。これらの
ソレノイドバルブ5a〜5dのコイルに対する電源の供
給手段については後述する。この油圧ユニット5はさら
に、図示しないポンプ(不図示)を駆動してブレーキ液
をマスターシリンダー(不図示)に還流させるモータ5
eを備えている。このモータ5eに対する電源の供給
は、このモータ5eのリード線を後述する電子ユニット
6の端子部61Bbに接続することによってなされる。
【0027】図5に示すように、この油圧ユニット5の
ハウジング51は、ハウジング本体52と底板53でな
る。
【0028】ハウジング本体52は、前記ポンプ、前記
ソレノイドバルブ5a〜5dの開閉に伴って作動するフ
ローコントロールバルブあるいはブレーキ液流路(共に
不図示)等を内蔵している。ハウジング本体52には、
前面にホイールシリンダ(不図示)に対するブレーキ液
の配管口5A〜5Dが設けられるとともに、側面にブレ
ーキマスタシリンダ(不図示)に対するブレーキ液の配
管口5E,5Fが設けられている。また、ハウジング本
体52の後面には、この油圧ユニット5のプランジャポ
ンプに連結された前記モータ5eが設けられている。
【0029】底板53は、このハウジング本体52との
間に前記ソレノイドバルブ5a〜5dを支持している。
この底板53に、前記ソレノイドバルブ5a〜5dのコ
イルに電圧を印加するための接続ピン5aa〜5da
(ソレノイドバルブ用接続部の接片)が固定されてい
る。
【0030】前記接続ピン5aa〜5daは、図3に接
続ピン5aaが代表して明示されるように、その先端を
除く部分が、前記ソレノイドバルブ5a〜5dをモール
ドする樹脂製被覆部と一体成形されたソレノイドタブ5
ab〜5db中にインサートされ、これら接続ピン5a
a〜5da及びソレノイドタブ5ab〜5dbにより、
ソレノイドバルブ用接続部が形成される。これらの接続
ピン5aa〜5daは、前記油圧ユニット5の端部近傍
において前記ソレノイドタブ5ab〜5dbとともに前
記底板53を貫通してその下方に突出している。
【0031】電子ユニット6は、図1に示すように、プ
リント回路基板61とハウジング62を備えている。こ
の電子ユニット6の全長は、前記油圧ユニット5の全長
と等しいかもしくはそれ以下となるように設定されてい
る。
【0032】前記プリント回路基板61には、図6に示
すアンチロックブレーキシステムにおける電子制御部6
1A、端子部61Ba〜61Beおよび配線部61C
(図1では不図示)が形成されている。
【0033】電子制御部61Aは、前記従来のアンチロ
ックブレーキシステムにおける電子制御部106と同様
に構成されており、かつ、同様に動作するものである。
すなわち、この電子制御部61Aは、前記回転検出装置
1〜4から送られた検出信号に基づいて車輪速度,車輪
加減速度を演算するとともに車体速度を推定し、これら
に基づいて、ブレーキがかけられた場合にロックする方
向にある車輪が存在すると判断した場合には前記油圧ユ
ニット5のソレノイドバルブ5a〜5dを制御して該当
する車輪のホイールシリンダに対するブレーキ液圧を減
少させる。また、電子制御部61Aは、前述のようにし
てブレーキ液圧を減少させた車輪についてこれによって
ロックの虞がなくなったと判断した場合には、ブレーキ
液圧が再度上昇するように前記ソレノイドバルブ5a〜
5dの開閉を制御する。
【0034】端子部61Ba〜端子部61Beは、前記
プリント回路基板61上に、たとえば図4に示すように
配置されている。
【0035】端子部61Baは、前記信号供給線11、
前記電源線12および前記接地線13をこの電子ユニッ
ト6に接続するための端子部である。この端子部61B
aを構成する各端子は、前記プリント回路基板61に立
設されたピンによりなり、後述するハウジング62のコ
ネクタ受け62cに対応している。
【0036】端子部61Bbは、前記油圧ユニット5の
モータ5eの電源供給用リード線17をこの電子ユニッ
ト6に接続するための端子である。この端子部61Bb
は、前記プリント回路基板61上のプリント配線部61
C(図1では不図示)に形成されている。
【0037】端子部61Bcは、前記油圧ユニット5の
ソレノイドバルブ5a〜5dをこの電子ユニット6に接
続するための端子である。この端子部61Bcも、前記
プリント回路基板61上のプリント配線部(図1では不
図示)に形成されている。また、前記油圧ユニット5の
各ソレノイドバルブ5a〜5dとこれらソレノイドバル
ブ5a〜5dに対応する当該端子部61Bcの各端子と
は、それぞれ等距離となるよう構成されており、前記ソ
レノイドバルブ5a〜5dに対応する当該端子部61B
cの各端子は、それぞれ後述するソレノイド用コネクタ
14に対応している。
【0038】端子部61Bdは、後述するモータリレー
7をこの電子ユニット6に接続するための端子である。
この端子部61Bdを構成する各端子は前記プリント回
路基板61に立設されたピンによりなり、後述するソケ
ット62aに対応している。
【0039】端子部61Beは、後述するフェイルセー
フリレー8をこの電子ユニット6に接続するための端子
である。この端子部61Beを構成する各端子は前記プ
リント回路基板61に立設されたピンによりなり、後述
するハウジング62のソケット62bに対応している。
【0040】図6における配線部61C(図1では不図
示)は、前記電子制御部61A、端子部61Ba〜61
Beの各間を結線している。
【0041】ハウジング62はアルミニウムでなり、取
付用ブラケット62A,62Bを介して前記油圧ユニッ
ト5のハウジング51に連結されている。このハウジン
グ62内には、その下部側に前記プリント回路基板61
がその面を水平にした状態で収納されている。
【0042】また、このハウジング62の後面には、後
述するモータリレー7およびフェイルセーフリレー8を
装着するための樹脂製のソケット62a,62bが埋設
されている。このソケット62aに前記端子部61Bd
が対応するとともに前記ソケット62bに前記端子部6
1Beが対応している。
【0043】さらに、このハウジング62の側面には、
前記コネクタ15が結合される樹脂製のコネクタ受け6
2cが埋設されており、このコネクタ受け62cに前記
端子部61Baが対応している。
【0044】このハウジング62の上壁には、前記油圧
ユニット5のソレノイドタブ5ab〜5dbに対応する
位置に、このソレノイドタブ5ab〜5dbが嵌入する
接続ピン貫通部62dが形成されている(図3)。ま
た、前記接続ピン貫通部62dと前記プリント回路基板
61上の端子部61Bcの間には、各ソレノイドバルブ
5a〜5dごとにソレノイド用コネクタ14が設けられ
ている(但し、図3では、ソレノイドバルブ5aに対応
するソレノイド用コネクタ14のみを図示)。
【0045】図3に示すように、前記ソレノイド用コネ
クタ14は、樹脂製のハウジング14a中に接続端子1
4b(接片)を固定してなる。前記接続端子14bの下
端部は、前記プリント回路基板61の端子部61Bcに
半田付けされている。また、前記接続端子14bの上部
は、その上端から前記接続ピン5aa〜5daを個々に
挿入可能であるとともに、この挿入された接続ピン5a
a〜5daに弾接する接片(不図示)を備えている。
お、接続端子14bには電子制御部61Aに接続される
ものと、モータリレー7やフェイルセーフリレー8,ダ
イオード9等の電気エレメントに接続されるものとがあ
る(図6参照)。また、アンチロックブレーキシステム
の回路構成によっては、ソレノイド用コネクタあるいは
モータ用コネクタ(後述する)の各接続端子14b(接
片)は、電子制御部(図6におけるプリント回路基板6
1A)のみに接続されていても良い。
【0046】モータリレー7は、前記電子制御部6より
与えられる制御信号を増幅して前記モータ5eをオンオ
フするために設けられている。このモータリレー7は端
子7Aを備えており、この端子7Aは、当該モータリレ
ー7を前記ハウジング62に設けたソケット62aに装
着するのに伴って、前記端子部61Bdを構成するピン
端子に電気的に接続される。
【0047】フェイルセーフリレー8は、このアンチロ
ックブレーキシステムに異常が発生した場合に、前記油
圧ユニット5のソレノイドバルブ5a〜5dに対する信
号を遮断するために設けられている。このフェイルセー
フリレー8は前記モータリレー7の端子7Aと同様の端
子を備えており、この端子は、当該フェイルセーフリレ
ー8を前記ハウジング62に設けたソケット62bに装
着するのに伴って、前記端子部61Beを構成するピン
端子に電気的に接続される。
【0048】前記ダイオード9は、前記コネクタ15が
非嵌合である時に前記ワーニングランプ25を点灯させ
るために、このワーニングランプ25の下流とフェイル
セーフリレー8の接点の下流との間に接続されている。
前記電子ユニット6においては、このダイオード9は、
前記プリント回路基板61の配線部61C(図1では不
図示)に設けた端子部(不図示)に半田付け等によって
接続されることにより、前記電子制御部61Aの所定端
子と端子部61Beの所定端子の間に介設されている。
【0049】以上のようにしてなるアンチロックブレー
キシステムにおける電子ユニット一体型油圧ユニットで
は、まず、ソレノイドバルブ5a〜5dの各タブ5ab
〜5dbを対応するソレノイド用コネクタ14に挿入さ
せながら、油圧ユニット5に電子ユニット6を結合し、
取付用ブラケット62A,62Bによってこれら油圧ユ
ニット5と電子ユニット6を一体的に固定する。このよ
うにして油圧ユニット5と電子ユニット6とを結合する
のに伴って、電子ユニット6の端子部61Bcに前記ソ
レノイドバルブ5a〜5dのコイルが接続される。
【0050】次に、前記電子ユニット6の端子部61B
bにモータ5eのリード線を接続し、前記ソケット62
a,62bにモータリレー7,フェイルセーフリレー8
を装着し、かつ、コネクタ受け62cにコネクタ15を
結合する。これによって、図6に示すアンチロックブレ
ーキシステムの回路が形成される。
【0051】上記のようにして一体化された電子ユニッ
ト一体型油圧ユニットは、図13に示す従来のアンチロ
ックブレーキシステムにおける油圧ユニット105と同
様の位置に配設される。
【0052】上記の電子ユニット一体型油圧ユニットを
有するアンチロックブレーキシステムでは、アンチロッ
クブレーキシステムを装備しても、油圧ユニット5と電
子ユニット6を接続するためにエンジンルームと室内の
間に跨がるワイヤハーネスを設ける必要はない。
【0053】また、上記アンチロックブレーキシステム
における電子ユニット一体型油圧ユニットでは、油圧ユ
ニット5側のソレノイドタブ5ab〜5dbを電子ユニ
ット6側のソレノイド用コネクタ14に結合させながら
前記油圧ユニット5に電子ユニット6を一体化すること
で、容易に、ソレノイドバルブ5a〜5dのコイルを電
子制御部61Aあるいはモータリレー7,フェイルセー
フリレー8に接続することができるから、これらの接続
のみを行う作業を省略することができる。
【0054】さらに、上記アンチロックブレーキシステ
ムにおける電子ユニット一体型油圧ユニットでは、電子
ユニット6のハウジング62に設けたソケット62a,
62bにそれぞれリレー7,8を装着することで、これ
らのリレー7,8を電子ユニット6の端子部61Bd,
61Beに接続するようにしている。したがって、従来
のようにこれらリレー7,8と油圧ユニット5間あるい
はリレー7,8とプリント基板上の電子制御部61A間
をワイヤーハーネスで接続する必要がなく、この面でも
ハーネス作業の簡略化を図ることができる。
【0055】また、上記の電子ユニット一体型油圧ユニ
ットでは、配管口5A〜5Fが配設されていない油圧ユ
ニット5の底面に電子ユニット6を連結するようにして
いるから、電子ユニット6が油圧ユニット5に対するブ
レーキ液の配管を邪魔するようなことがない。また、油
圧ユニット5の底面に電子ユニット6を連結したことに
より、既述のように、油圧ユニット5のソレノイドバル
ブ5a〜5dとこれらソレノイドバルブ5a〜5dに対
応する端子部61Bcの各端子とを、全てのソレノイド
バルブ5a〜5dにおいて等距離とすることができる。
【0056】なお、上記例では、電子制御部61Aと配
線部61C(図6)を一枚のプリント回路基板61上に
形成するようにしたが、電子ユニット一体型油圧ユニッ
トでは、電子制御部61Aのみをプリント回路基板上に
形成し、配線部61Cは、ワイヤーハーネスにより形成
されていたり、あるいは所定間隔をおいて設けられた複
数の絶縁板の各間にバスバーを配置することで形成する
ようにしていてもよい。この場合、バスバーの端末を屈
曲させることにより、この配線部61Cに、プリント回
路基板あるいはリレー7,8やコネクタ15等の電気エ
レメントの端子と接続する接続部を形成することができ
る。
【0057】また、上記例では、リレー7,8を電子ユ
ニット6のハウジング62に設けたソケット62a,6
2bに装着することで、電子ユニット6とリレー7,8
を接続するようにしているが、リレー7,8を電子ユニ
ット6内のプリント回路基板61に半田付け等で直接接
続するようにしてもよい。
【0058】図7は発明の前提技術に係る他のアンチロ
ックブレーキシステムにおける電子ユニット一体型油圧
ユニットを示している。この図7において、前記図1に
対応する部位には、符号の後に「′」を付して示してい
る。また、この図7の電子ユニット一体型油圧ユニット
における電気的接続は図6と同様である。
【0059】この図7のアンチロックブレーキシステム
における電子ユニット一体型油圧ユニットでは、油圧ユ
ニット5′の配管口5A′〜5F′が全てこの油圧ユニ
ット5′の上面に配設されており、電子ユニット6′は
前記油圧ユニット5′の前面においてこの油圧ユニット
5′に一体化されている。油圧ユニット5′と電子ユニ
ット6′は取付ブラケット62A′,62B′を介して
結合されている。
【0060】前記油圧ユニット5′においてソレノイド
バルブ5a′〜5d′のコイルに接続された接続ピン
は、図8に接続ピン5aa′を代表して示すように、こ
の油圧ユニット5′の前方側に突出している。接続ピン
5aa′は、先端を除く部分がソレノイドタブ5ab′
にインサートされている。
【0061】前記電子ユニット6′は、前記プリント回
路基板61に対応するプリント回路基板61′を、ハウ
ジング62′内に垂直に配置している。この電子ユニッ
ト6′は、その下端部に前記ソレノイド用コネクタ14
と同様のソレノイド用コネクタ14′を備えている。こ
のソレノイド用コネクタ14′に前記ソレノイドタブ5
ab′が挿入されており、これによって、前記接続ピン
5aa′がソレノイド用コネクタ14′内の接続端子1
4b′を介して前記プリント回路基板61′の端子部6
1Bc′に電気的に接続されている。
【0062】なお、上述の説明はソレノイドバルブ5
a′に対応する部位のみについて行ったが、他のソレノ
イドバルブ5b′〜5d′に対応する部位も同一の構成
である。
【0063】図9は発明によるアンチロックブレーキシ
ステムにおける電子ユニット一体型油圧ユニットを示し
ている。この図9において、既述の図1のものに対応す
る部位には符号の後に「″」を付し、詳細な説明は省略
している。なお、この図9の電子ユニット一体型油圧ユ
ニットの電気的接続も図6と同様である。
【0064】この図9の電子ユニット一体型油圧ユニッ
トは、図1の場合と同様、電子ユニット6″の上方に油
圧ユニット5″が配設されている。
【0065】油圧ユニット5″のハウジング51″は、
図1のハウジング本体52と同様のハウジング本体5
2″を備えている。一方、油圧ユニット5″において図
1の底板53に相当する部材は、電子ユニット6″のハ
ウジング62″の上壁62b″が兼用している。この上
壁62b″は、上面開放のボックス状であるハウジング
本体62a″に着脱自在に固定することができる。ただ
し、この場合における、ハウジング本体62a″と上壁
62b″の固定手段は、金属もしくは樹脂材でなる部材
を係合固定する公知の手段を採用すればよいので、ここ
では説明を省略する。前記上壁62b″には、後述する
モータ用コネクタ16″の上端が貫通する貫通孔62
d″が穿設されている。
【0066】図9の電子ユニット一体型油圧ユニット
は、図1のものとほぼ同様のソレノイド用コネクタ1
4″を備えているとともに、図1のものにおけるモータ
5eのリード線(図1では不図示)に代わる一対の接続
ピン5ea″(モータ用接続部の接片、図10参照)と
モータ用コネクタ16″を備えている。
【0067】図10に示すように、油圧ユニット5″の
一部であるモータ5e″のハウジングの下端部にはタブ
5eb″が一体的に設けられており、前記一対の接続ピ
ン5ea″はこのタブ5eb″にインサートされた状態
で固定され、これら接続ピン5ea″及びタブ5eb″
によりモータ用接続部が形成される。各接続ピン5e
a″の一端部はモータ5e″のハウジング内でこのモー
タ5e″の電源供給端子(不図示)に接続されている。
また、一対の接続ピン5ea″の他端部は互いに平行な
状態で下方へ延出している。
【0068】図10に示すように、このモータ用コネク
タ16″は、前記ソレノイド用コネクタ14″と同様、
樹脂製のハウジング16a″中に一対の接続端子16
b″,16c″を固定してなる。ハウジング16a″は
電子ユニット6″のプリント回路基板61″に固定され
ている。ハウジング16a″には、接続端子16b″と
16c″の間においてこれらを絶縁する隔壁16aa″
が設けられている。また、接続端子16b″,16c″
の下端部は、プリント回路基板61″の端子部61B
b″(図11参照)に半田付けされている。一方、前記
接続端子16b″と16c″の上部は、その上端から前
記接続ピン5ea″を個々に挿入可能であるとともに、
それぞれ、挿入された各接続ピン5ea″に弾接する接
片(不図示)を備えている。
【0069】なお、図9に示す電子ユニット一体型油圧
ユニットでは、図1あるいは図7に示すものにおいて使
用している機械接点式のリレー7,9に代えて、トラン
ジスタ等の半導体スイッチ7″、9″を予めプリント回
路基板61″上に接続している。また、コネクタ15″
を接続するコネクタ受け62c″を電子ユニット6″の
後面に配している。
【0070】図9の電子ユニット一体型油圧ユニットで
は、以上のように、モータ用コネクタ16″を備え且つ
コネクタ15″を電子ユニット6″の後面に設けている
ことに対応して、プリント回路基板61″上の各端子部
61Ba″、61Bb″,61Bc″を、図11に示す
ように配置している。
【0071】以上のようにしてなる図9の電子ユニット
一体型油圧ユニットでは、まず、ボルト54により、油
圧ユニット5″に電子ユニット6″のハウジング62″
の上壁62b″を固定する。このとき、上壁62b″に
形成した貫通孔62d″をタブ5eb″に一致させる。
【0072】次に、ソレノイドバルブ5a″〜5d″の
各タブ5ab″〜5db″を、対応するソレノイド用コ
ネクタ14″に挿入させるとともに、モータ5e″側の
タブ5eb″に、貫通孔62d″を介してモータ用コネ
クタ16″の上端を挿入させる。次いで、電子ユニット
6″のハウジング本体62a″を上壁62b″に固定す
る。これによって、油圧ユニット5″と電子ユニット
6″とが結合されるのに伴って、プリント回路基板6
1″の端子部61Bc″に前記ソレノイドバルブ5a″
〜5d″のコイルが接続されるとともに、端子部61B
b″にモータ5eの電源端子が接続される。
【0073】最後に、コネクタ受け62c″にコネクタ
15″を結合させることによって、図6のアンチロック
ブレーキシステムの回路が形成される。
【0074】以上から明らかなように、図9に示す電子
ユニット一体型油圧ユニットでは、図1のものの場合と
比べ、モータ5e″のリード線を電子ユニット6″側の
端子部に接続する作業を省略することができ、作業全体
をさらに簡略化することができる。
【0075】図9の電子ユニット一体型油圧ユニット
は、油圧ユニット5″に設けられたブラケット64を自
動車のボディ等に固定することより、この自動車に搭載
される。
【0076】なお、この発明によるアンチロックブレー
キシステムにおける電子ユニット一体型油圧ユニットで
は、油圧ユニットのモータと電子ユニットのみをモータ
用コネクタを用いて接続できるようにし、油圧ユニット
のソレノイドと電子ユニットの接続はワイヤーハーネス
を用いて行うようにしていてもよい。
【0077】油圧ユニット側のソレノイドバルブ用接続
部もしくはモータ用接続部と、電子ユニット側のソレノ
イド用コネクタもしくはモータ用コネクタのそれぞれの
構成は、必ずしも上記実施例に限定されるものではな
く、他の公知の電気的接続部の構成を採用するようにし
ても良い。
【0078】さらに、上記各実施例では、電気エレメン
トとしてフェイルセーフリレー、モータリレーおよびダ
イオードが適用されているが、アンチロックブレーキシ
ステムの回路構成によっては他の電気エレメントが適用
されていてもよいのはもちろんである。
【0079】
【発明の効果】請求項1〜3のアンチロックブレーキシ
ステムにおける電子ユニット一体型油圧ユニットによる
と、電子ユニットと油圧ユニットとを一体化した電子ユ
ニット一体型油圧ユニットを、エンジンルーム内に配置
することにより、室内にアンチロックブレーキシステム
を構成する部材を配置する必要がなくなり、アンチロッ
クブレーキシステムを装備した場合でも、室内スペース
の拡大に制約を受けるようなことがなくなるという効果
を奏する。また、同様の理由により、アンチロックブレ
ーキシステムのためにエンジンルームと室内の間に跨が
るようなワイヤハーネスを備える必要がなくすことがで
き、この点からも室内スペースの拡大に寄与できる上、
従来に比べアンチロックブレーキシステムを装備した場
合のハーネス作業を簡略化し生産効率を向上させること
ができる。さらに、請求項1〜3のアンチロックブレー
キシステムにおける電子ユニット一体型油圧ユニットに
よると、油圧ユニットのモータの電源端子と電子制御部
との電気的接続を、油圧ユニットと電子ユニットを一体
化するのに伴ってモータ用接続部にモータ用コネクタを
連結することで行えるようにしたから、モータの電源端
子と電子制御部及び電気エレメントのうち少なくとも一
方との接続作業を容易に行うことができる。
【0080】また、請求項2のアンチロックブレーキシ
ステムにおける電子ユニット一体型油圧ユニットによる
と、油圧ユニットのソレノイドバルブのコイルと電子制
御部及び電気エレメントのうち少なくとも一方との電気
的接続を、油圧ユニットと電子ユニットを一体化するの
に伴ってソレノイドバルブ用接続部にソレノイド用コネ
クタを連結することで行えるようにしたから、ソレノイ
ドバルブのコイルと電子制御部との接続作業を容易に行
うことができる。
【0081】
【0082】請求項3のアンチロックブレーキシステム
における電子ユニット一体型油圧ユニットによると、電
子ユニットのハウジングの一部が油圧ユニットの底板を
兼ねることにより、一層の小型化とコストダウンを図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】前提技術となる実施例によるアンチロックブレ
ーキシステムにおける電子ユニット一体型油圧ユニット
を示す側面図である。
【図2】図1のアンチロックブレーキシステムにおける
電子ユニット一体型油圧ユニットの背面図である。
【図3】図1の要部を説明する拡大断面図である。
【図4】プリント回路基板上における端子部の配置例を
示す説明図である。
【図5】油圧ユニットの斜視図である。
【図6】アンチロックブレーキシステムの電気結線図で
ある。
【図7】前提技術となる他の実施例によるアンチロック
ブレーキシステムにおける電子ユニット一体型油圧ユニ
ットの側面図である。
【図8】図8の要部を説明する拡大断面図である。
【図9】発明によるアンチロックブレーキシステムにお
ける電子ユニット一体型油圧ユニットの側面図である。
【図10】図9の要部を説明する拡大断面図である。
【図11】プリント回路基板上における端子部の配置例
を示す説明図である。
【図12】従来のアンチロックブレーキシステムの概要
を示す説明図である。
【図13】従来のアンチロックブレーキシステムの電気
結線図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽柴 仁志 大阪市此花区島屋1丁目1番3号 住友 電気工業株式会社 大阪製作所内 (72)発明者 一色 功雄 大阪市此花区島屋1丁目1番3号 住友 電気工業株式会社 大阪製作所内 (72)発明者 中井 賢治 大阪市此花区島屋1丁目1番3号 住友 電気工業株式会社 大阪製作所内 (72)発明者 上田 清二 大阪市此花区島屋1丁目1番3号 住友 電気工業株式会社 大阪製作所内 (72)発明者 和田 格 大阪市此花区島屋1丁目1番3号 住友 電気工業株式会社 大阪製作所内 (56)参考文献 特開 平5−139273(JP,A) 特開 平6−183322(JP,A) 特開 平6−247270(JP,A) 特開 平6−111866(JP,A) 特開 平4−351409(JP,A) 特開 昭61−41655(JP,A) 実開 平5−96651(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60T 8/34

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の各車輪の回転状態を検知する回
    転検出装置と、ブレーキ液をブレーキマスターシリンダ
    に還流させるためのモータを備えており、且つ電気制御
    信号によりソレノイドバルブの開閉を制御することで前
    記各車輪のホイールシリンダに対するブレーキ液圧を制
    御する油圧ユニットと、前記回転検出装置の検知信号に
    基づいて前記車輪がロックしないように前記ブレーキ液
    圧を制御する前記制御信号を形成する電子制御部とを備
    えるアンチロックブレーキシステムにおいて、 前記油圧ユニットは前記モータを一体的に備えると共
    に、 前記油圧ユニットの前記モータが、前記モータの電極に
    接続された接片を含むモータ用接続部を備えており、 前記電子制御部が電子ユニットに搭載され、その電子ユ
    ニットは、前記電子制御部及びその電子制御部に電気的
    に接続される電気エレメントのうち少なくとも一方に電
    気的に接続されかつ前記モータ用接続部の接片と電気的
    接続が可能である接片を有するモータ用コネクタを備
    え、 前記モータ用コネクタ及び前記モータ用接続部が、前記
    電子ユニットと前記油圧ユニットとを一体化するのに伴
    って相互に連結可能な姿勢、位置で配設され、 前記油圧ユニットが前記モータと共に前記電子ユニット
    の上方に配設された態様で前記電子ユニットに一体的に
    固定されるとともに、前記モータ用コネクタに前記モー
    タ用接続部が連結されていること、 を特徴とするアンチロックブレーキシステムにおける電
    子ユニット一体型油圧ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1のアンチロックブレーキシステ
    ムにおける電子ユニット一体型油圧ユニットであって、 前記油圧ユニットが、前記ソレノイドバルブのコイルに
    接続された接片を含むソレノイドバルブ用接続部をさら
    に備えており、 前記電子ユニットが、前記電子制御部及びその電子制御
    部に電気的に接続される電気エレメントのうち少なくと
    も一方に電気的に接続されかつ前記ソレノイドバルブ用
    接続部の接片と電気的に接続可能である接片を有するソ
    レノイド用コネクタをさらに備えており、 前記ソレノイド用コネクタ及び前記ソレノイドバルブ用
    接続部が、前記電子ユニットと前記油圧ユニットとを一
    体化するのに伴って相互に連結可能な姿勢、位置で配設
    され、 前記ソレノイド用コネクタに前記ソレノイドバルブ用接
    続部が連結されていること、 を特徴とするアンチロックブレーキシステムにおける電
    子ユニット一体型油圧ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のアンチロックブ
    レーキシステムにおける電子ユニット一体型油圧ユニッ
    トであって、 前記電子ユニットが前記電子制御部を収納するハウジン
    グを備えており、 前記電子ユニットと前記油圧ユニットは、前記電子ユニ
    ットのハウジングの一部が前記油圧ユニットの底板を兼
    ねる状態で一体化されていること、 を特徴とするアンチロックブレーキシステムにおける電
    子ユニット一体型油圧ユニット。
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