JPH04506789A - 液圧式ブレーキ装置用のケーシングブロック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 液圧式ブレーキ装置用のケーシングブロック従来の技術 大発明は、請求項１の上位概念に記載した、液圧式ブレーキ装置用のケーシング ブロックに関する。このような型式のケーシングブロックは公知である（ドイツ 連邦共和国特許第３６０９９７４号明細書参照）。

このような形式のケーシングブロックは、導線、接続部°及び構造スペースを節 約し、それぞれの要求に合った構成ユニットを得るためのものである。二のよう な形式のケーシングブロックにおいては、ブレーキ倍力装置、マスクシリンダ及 び弁ユニットを、完全に独立した別個の構造ユニットとして構成し、しかも、こ の構造ユニットを、各部材が空間的及び作用的に互いに連結及び連結解除するこ とができ、この場合、その組み込み寸法は、各構成ユニットがそれぞれ完全に互 いに交換できるような寸法に互いに合わせることが重要である。

しかしながら前記公知の形式のケーシングブロックにおいては、弁ユニットの数 を任意に変えることができないという欠点がある。弁ユニットの数を変えること は、２．３又は４チャンネル式のブレーキ制御系を有するＡＢＳ装置及び／又は ＡＳＲ装置におけるケーシングブロックで所定の場合に必要なことである。

本発明の利点 請求項１の特徴部分に記載した特徴を有する、冒頭に述べたケーシングブロック は、あらゆる型式のケーシングブロックが、同一の製造−及び組み立て装置によ って製造することができるという特徴を有する、ＡＢＳ装置及び／又はＡＳＲ装 置のためのモヂュール構造が得られたという利点を有している。また、２．３又 は４チャンネル式のブレーキ装置のための、電磁弁用のそれぞれ１組の受容一孔 を得るために、１つのブレー゛ト、ベースプレート又は装着プレートだけを拡張 又は減少させるだけで済むという別の利点がある。各プレートは同一寸法の孔− 又はチャンネルを有しているので、高い費用をかけることなしに、このケーシン グブロックを別のブレーキ装置に取り付けることができる。

電磁弁が平行に延びていることによって、ろう付け、溶接、差し込み接触又はこ れと類似のものによって非常に簡単な接触が可能である。

ケーシングブロックの組み立ては、各構成層が駆動モータのモータ軸線方向に形 成されていて、この場合に、各層が、ポンプ駆動モータ、ポンプ、電磁弁、リザ ーバ、ダンパ、これらの固定装置、電気接触部及び電子制御装置によって形成さ れていることによって行われるようになっている点も有利である。

ケーシングブロックの別の有利な構成は、請求項２以下及び説明に記載されてい る。

図面 本発明の複数の実施例が図面に示され、以下に詳しく説明されている。

図１は、ロック防止−ブレーキシステムの概略図を示し、図２はベースプレート の平面図及び断面図を示し、図３は、このベースプレートと第１実施例による装 着プレートとの組み合わせを示し、図４は、このベースプレートと別の装着プレ ートとの組み合わせを示外輪郭が同じであるがその孔及びチャンネルの配置が異 なる装着プレートとの組み合わせを示し、図６は、図１〜図４に示された構造形 式の変化例を示し、図７及び図８はＡＢＳ制御装置及びＡＢＳ−ＡＳＲ制御装置 を示している。

実施例の説明 ２チャンネル式のブレーキーロック防止システムは、各リザーバ３，３′と各ダ ンパ４，４′との間に配置された２つの戻しポンプ２．２′用のモータ１を有し ている。さらに、２つのマスクシリンダ５，５′並びに２つの車輪−ブレーキシ リンダ６．６′が設けられており、これらのマスクシリンダ及びブレーキシリン ダは、それぞれ２つの電磁弁、それぞれ１つのインレット−電磁弁７．７′及び それぞれ１つのアウトレット−電磁弁８．８′を介してブレーキ液に接続されて いる。しかも、このシステム内にはさらにそれぞれ１つの、インレット−電磁弁 ７若しくは７′をブリッジする逆止弁９，９′及び、ダンパ４，４′に設けられ た絞り１０．１０’が存在する。

このような２チャンネル式のロック防止−ブレーキ−システムは、制動時にイン レット−電磁弁７，７′を開放し、アウトレット−電磁弁８．８′を閉鎖する。

選択的にタンデム形−又は平行形シリンダとして、しかしながらいずれにしても ２回路−マスクンリングとじて構成されているマスクシリンダ５，５′によって 圧力が上昇すると、この上昇圧力は２つの別個のチャンネルを介して車輪−ブレ ーキシリンダ６．６′に達する。ロックの危険性が生じると、２つの電磁弁６． ６′及び７，７′は切り換わるので、ブレーキ液はリザーバ３，３′を介して戻 しポンプ２，２′に戻され、ここからダンパ４，４′を介してマスクシリンダ５ ．５′に戻される。これによって、ブレーキは放圧されて、ロックの危険性が取 り除かれる。場合によっては必要な圧力維持及び圧力再上昇を生ぜしめるために 、電磁弁は電磁回路装置によって相応に制御されるこの、例としてのみ示され説 明された２チャンネル式のロック防止ブレーキシステムは、特に電磁弁を増やす ことによって、３チャンネル式又は４チャンネル式のロック防止ブレーキシステ ムに拡大させることができ、多大な増加費用をかけることなしに始動時スリップ 防止装置（Ａ　Ｓ　Ｒ）を組み込むことができる。

本発明によれば、このような多チヤンネル式の構造のために、戻しポンプ２．２ ’　、リザーバ３．３′、ダ・ツバ４，４’−電磁弁７，７′及び８．８’　、 戻し弁９，９′及び絞り１０．１０’が１つのケーシングブロック１１内に配置 されている。このケーシングブロック１１は、図２に示された実施例では１つの ベースプレート１２だけより成っており、このベースプレート１２上に、４つの 電磁弁７．７’　８．８’、２つのインレット電磁弁７，７′及び２つのアウト レット電磁弁８．８′のための４つの受容孔１３及び１４が設けられている。こ の場合に右側のプレート側だけが完全に図示されている。受容孔１３．１４は軸 平行に互いに並んで配置されていて、外部に通じるそれぞれ１つのチャンネル１ ５．１６を介してマスクシリンダー接続部１７及び車輪−ブレーキシリンダー接 続部１８に接続されている。さらに受容孔１３．１４はそれぞれ１つのチャンネ ル１９．２０を介して横方向に存在する段付き孔２１に接続されていて、該段付 き孔２１は、戻しポンプ２，２′を受容するために規定されている。ケーシング ブロック１１の中央には孔２２が設けられており、該孔２２内に、戻しポンプ２ ．２′用の駆動モータｌが嵌め込み可能である。

段付き孔２１の、電磁弁１３．１４とは反対側には別の２つの孔２３．２４が設 けられており、これらの孔２３．２４は、一方（２３）がリザーバ３を受容する ために使用され、他方にはダンパ４が組み込まれる。２つの孔２３及び２４は、 チャンネル２５．２６を介して段付き孔２１に接続されている。左右対称軸線に 符号Ｘが付けられている。この左右対称軸線Ｘの左側ではケーシングブロック１ １が、左右対称軸線の右側と同様に構成されている。

図２の右側には、Ａ−Ａ線に沿った断面図が示されており、該断面図によって、 孔１４及び２４の構成並びにチャンネル１５，２０．２６及び段付き孔２１の長 さが分かる。

ケーシングブロック１１は、図１に示されているように、完全に組み込まれた状 態で、２チャンネル式ロック防止−ブレーキシステムを調節するために使用され る。さて３チャンネル式ロック防止−ブレーキシステムが使用される場合は、ベ ースプレート１２上に装着プレート３０が載せられ、有利にはねじ固定され、こ れによってケーシングブレーキシステム３１が得られる。

その構造は図３に示されている。

左右対称軸線Ｘの右側の装着プレート３０は、電磁弁７及び８に応じて２つの別 の電磁弁を受容するために規定されている２つの別の受容孔３２．３３が設けら れている以外は、図２に示されたベースプレート２の上半部とまった（同様に構 成されていることが分かる。接続チャンネル３５，３６．３７の配置も、これら の接続チャンネルがベースプレート１２に設けられたチャンネル１９．２０と対 応するように設けられている。別の車輪−ブレーキシリンダー接続部３８は、３ チャンネル式ロック防止ブレーキシステムの第３のチャンネルを形成している。

２チャンネル式装置を３チャンネル式装置に改造するためには、装着プレート３ ０をモヂュール式に取り付けるだけでよいことが分かる。

４チャンネル式ロック防止ブレーキ装置が必要な場合は、ベースプレート１２と 一緒に装着プレート４０が使用され、これによって、図４に示されているように ケーシングブロック４１が得られる。装着プレート４０は、一点鎖線で示されて いるように左右対称軸線Ｘの反対側に同様に装着されている以外は、図３による 装着プレート３０とまったく同様に構成されている図５には、ＡＢＳ及びＡＳＲ −コンセプトを有するブレーキ装置用に規定されたケーシングブロック５１が示 されており、この場合のブレーキ回路は従来形式で、前車軸及び後車軸用に別個 に分けられている。このような場合には、その外形寸法が図３及び図４によるベ ースプレート及び装着プレート構造と同じであるが、孔の構造では別のベースプ レート５２が使用されているということが分かる。ここで使用された装着プレー ト５０も、装着プレート４０と同じ外形寸法及び同じ受容孔で、別のチャンネル 構造を有している。

ベースプレート５２内には、リザーバ、ダンパ及び戻しポンプ受容部の構造が同 じで、ＡＳＲ電磁弁のための電磁弁−受容孔５３が設けられており、該電磁弁− 受容孔５３が接続部５４を介してマスクシリンダ５に接続されている。さらに、 電磁弁−受容孔５５及び５６の高さに後補充容器−接続部５７が設けられている 。°装着プレート５０は、２つのインレット電磁弁及び２つのアウトレット電磁 弁のための４つの磁石−受容孔５８，５９，６０．６１を有していて、各１対の 弁が、ＡＳＲのために車輪−ブレーキシリンダー接続部６２及び６３を監視する ようになっている。また、図面で見て右側の、ベースプレート５２のプレート側 には、１つのマスクシリンダー接続部６４と、ＡＢＳ用の２つの車輪−ブレーキ シリンダー接続部６５及び６６が設けられている。

ＡＢＳ−及びＡＳＲ−コンセプトを有するブレーキ装置の２つのブレーキ回路が 対角線分割されている場合は、図６で平面図及びＡ−Ａ線の断面図に示されてい るように１つのケーシングブロック構造が必要である。ここではケーシングブロ ック構造７１が使用されており、このケーシングブロック構造７１は、外側寸法 がベースプレート５２に相当するベースプレート７２を有している。インレット 電磁弁及びアウトレット電磁弁用の受容孔７７．７８及び７９も、受容孔が設け られていない以外は、マスクシリンダー接続部７３の高さに配置されている。貯 蔵容器−接続部は符号７４で示されていみ２ 左右対称軸線Ｘの他方の側には、鏡像対称的に配置された孔及びチャンネルが設 けられている。

ケーシングブロック７１を完全なものにするためにベースプレート７２には装着 プレート７０が取り付けられ°ており、該装着プレート７０は、全部で８つの電 磁弁受容孔を有しており、これらの受容孔のうちの４つ（８０，８１，８２，８ ３）が左右対称軸線Ｘの左側に示されている。さらに、装着プレート７０はその 両側で全部で４つの接続部、ＡＢＳを監視するそれぞれ１つの車輪−ブレーキシ リンダー接続部７５と、ＡＳＲを監視するそれぞれ１つの車輪−ブレーキシリン ダー−接続部７６とを有している。

図６の断面図Ａ−Ａでは、受容孔８０，７８．７７がチャンネル８４を介してポ ンプ受容孔２１に接続されていて、受容孔８２がチャンネル８５を介して受容孔 ７７に接続されており、この受容孔７７にマスクシリンダ接続部７３が通じてい ることが分かる。

図面で分かるように、装着プレート７０の組み立て側は、図５に示された装着プ レート５０の組み立て側とまったく同じに構成されている。このような形式で２ つの装着プレート５０及び７０は、ブレーキシステムの設計に応じてモジュール 式に使用され得る。

このようなモジュール式の構成によれば、電磁弁を制御するための電子制御装置 をケーシングブロックに直接取り付けることも可能である。

図７には、ケーシングブロック１０２に直接ねじ固定されるＡＢＳ電子制御装置 １０１の側面図及び平面図が示されていて、図８には、同じケーシングブロック １０２に取り付けられているＡＢＳ／ＡＳＲ制御装置１°０３が示されている。

このような構造形式によれば、カバー１０６に取り付けられた、電子制御袋ａ１ ０１若しくは１０３用の冷却リブ１０を、装置の構造スペースを立て方向、つま り戻しポンブー駆動モータ１０５の軸線方向でのみ大きくする所望の箇所に配置 することができるという利点を有している。ケーシングブロックの幅及び高さは 、車両内におけるケーシングブロックの完全な構造形式及び良好な組み立て可能 性に不都合な影響を与えないために、全く変えられていない。

すべての変化実施例が、同様のチャンネル並びに接続孔及び受容孔を有している ことが分かる。これによってＡＢＳ及びＡＳＲブレーキシステムのためのモジュ ール式のコンセプトが得られる。

液圧部材の配置は、図示のようにして行われる。つまりプレート状のケーシング ブロックがエンジン軸線に対して直角に配置されている。２つのマスクブレーキ シリンダはケーシング内でこの軸線の左右に位置している。

２つの戻しポンプ２及び２′の下で低圧部分の下にはリザーバが配置されていて 、ダンパは、ポンプの高圧部分の下に配置されている。戻しポンプ２，２′の上 側には、各車輪回路のための平行に配置された電磁弁が配置されている。

半径方向でシールされ、差し込まれた２／２電磁弁と連絡して、この配置は、孔 の数、孔の長さ及び必要な孔接続部に関して最少の費用を伴う液圧回路を可能に する。

この図面で分かるように、すべてのＡＢＳ変化例において同一の基本構造及び同 一の孔パターンを有している。

しかしながらケーシングブロックは、４チヤンネルＡＢＳを越える変化例のため にも補助ブロックによって拡張することができる。

平行に存在する電磁弁は、ろう付け、溶接、プラグ接触又はこれと類似のものを 用いた導体路によって非常に簡単な接触を可能にする。

ケーシングブロックは、ポンプ−駆動モータのモータ軸線方向に延びるはっきり とした層状の構造を有している。

各層は： ポンブー駆動モータ 戻しポンプを有する液圧ブロック 電磁弁 電磁弁−固定部材 電磁弁の電気接触 制御装置又はプラグベース 本発明の本質は、ケーシング内若しくはケーシングにおいて液圧式構成部材を最 適に配置することである少なくまた孔接続部の数が減少された、このブロックに おける非常に簡単な作孔作業を可能にする。

パターン寸法が規格化されていることによって、すべての変化側型式のための同 一の製造装置の使用が可能である。

ＦＩＧ、６ 要　約　書 液圧部材、例えば電磁弁、リザーバ及びポンプ等の支持体として働く各プレート から成るケーシングブロックが提案されている。このケーシングブロックは、Ａ ＢＳ及び／又はＡＳＲを備えた車両−ブレーキシステムとして使用され、すべて のＡＢＳ変化例のために同一の基本構造及び同一の孔パターンを有している。

国際調査報告 Ｗｅｎｙｌ＋＋＋−＾ｐｏｂ−ａＯ−ｓ−，ＰＣＴＩＤＥ　９＋１００２５４国 際調査報告 ＰＣＴ／ＤＥ　９１１００２５４

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　ロック防止装置及び／又は空転防止装置を構えた液圧式ブレーキ装置用の、 液圧部材を受容するためのケーシングブロックであって、それぞれ仕切り平面で シールされて上下に重なり合って配置された多数のプレートから成っていて、前 妃仕切り平面を貫通する通路が設けられている形式のものにおいて、前記プレー ト（１２，３０，４０，５０，５２，７０，７２）が、２，３又は４チャンネル 式のブレーキ制御装置用の種々異なる構造に応じて少なくとも部分的に重なり合 うチャンネル部分を有しており、前記プレート（１２，３０，４０，５０，５２ ，７０，７２）が戻しポンプー駆動モータ（１０５）の軸線に対して直角に配置 されており、ケーシングブロック（１１，３１，４１，５１，７１，１３１）が 、リザーバ（３，３′，８９，９６）及びダンパ（４，４′，８７，８８）用の 、並びに電磁弁（８，８′，９１〜９９）及び戻しポンプ（２，２′１０９，１ １０）を嵌め込むための受容孔を備えていることを特徴とする、液圧式ブレーキ 装置用のケーシングブロック。 ２　電磁弁（８，８′，９１〜９９）用の前記受容孔が鉛直なプレート平面に配 置されている、請求項１記載のケーシングブロック。 ３　リザーバ及びダンパ用の前記受容孔が鉛直なプレート平面に配置されている 、請求項１又は２記載のケーシングブロック。 ４　戻しポンプー駆動モータ（１０５）が、リザーバ、ダンパ及び電磁弁とは反 対側の鉛直なプレート側に配置されている、請求項１から３までのいずれか１項 記載のケーシングブロック。 ５　前記電磁弁が、該電磁弁、リザーバ及びダンパを外部に対してカバーするカ バー（１０６）に配置されたプラグに通じる導体路に接続されている、請求項１ から４までのいずれか１項記載のケーシングブロック。 ６　ケーシングブロック（３１，４１，５１，７１）が、ベースプレート（１２ ，５２，７２）と、固定された少なくとも１つの装着プレート（４０，５０，７ ０）とから成っている、請求項１から５までのいずれか１項記載のケーシングブ ロック。 ７　前記受容孔が、前記プレートに平行に又はこれに対して直角に配置されてい る、請求項１から６までのいずれか１項記載のケーシングブロック。 ８　カバー（１０６）が電子制御装置（１０１，１０３）を有していて、該電子 制御装置が、戻しポンプ（１０５）の軸線方向に延びる冷却リブ（１０４）を備 えている、請求項１から７までのいずれか１項記載のケーシングブロック。