JPH09507811A - 管片状のケーシング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 課題少なくとも１つの表示計器のための管片状のケーシングの製作が安価になり、しかも種々異なる形を有する表示計器及び又はフロントガラスに同じ帯状の壁が使用できるようにすること。構成フレキシブルな帯状の壁を有し、この壁が表示計器及び又は表示計器のフロントガラスの周囲に曲げられて配置されていること。

Description

【発明の詳細な説明】 管片状のケーシング 従来技術 本発明は請求項に記載した形式の管片状のケーシングに関する。ＤＥ３７３６ ７６１Ａ１号によれば自動車のコンビネーション計器であって、種々の表示計器 、表示フィールド、コントロール及び警報ランプが共通のケーシング内に配置さ れている形式のものが公知である。この場合には図２にはケーシングの分解図が 示されている。表示計器を取囲むケーシングは複数の剛性的なプラスチック構造 体から成っている。ケーシングに包まれた別のこのような自動車計器はカタログ “Moto Meter-Das Komplette Programm an Kfz- ３版により公知である。この場合にもケーシングは非フレキシブルなケーシング であり、ケーシングは前面に透明なフロントガラスを備え、背面に背壁を備えた 管片状のケーシング部分を有している。 発明の利点 請求項１の特徴的な構成を有する本発明の管片状のケーシングは費用的に著し く有利に製作可能であるとの利点を有している。さらに同じ帯状の壁が異なった 形状を有する表示計器及び（又は）フロントガラスの ために使用できる。何故ならば帯状の壁はそのフレキシブル性により表示計器及 び又はフロントガラスの外側輪郭に適合するからである。この帯状の壁は表示計 器又はケーシングプレートの製作に際して誤差を補償するのにも適している。さ らにケーシングが帯状に形成されていることにより、ケーシングをエンドレスに 連ねて製作することが可能になる。これによって本発明のケーシングは特に大量 生産に適するようになる。 請求項２以下に記載した構成によっては請求項１に記載した管片状のケーシン グの有利な構成と改善が可能である。 フレキシブルな帯状の壁の表面を少なくとも部分的にパターン加工することに より、表面における光線の反射を有利な形式で避けることができ、観察者にとっ て表面は眩しくなくなる。さらにパターン加工により表面の粗面度が高められて グリップ性が改善されるので、ケーシングの取扱いが改善される。 表示計器及び（又は）フロントガラスを巡って配置されたケーシングの互いに 隣接する縁を結合手段で結合することは、これによって帯状の壁の曲がりが戻っ てケーシングが誤って再び開くことが阻止されるので有利である。他面において は解離可能に構成された結合手段によって、例えば点検のためにケーシングを意 図的に開放することが可能になる。 帯状の壁をヒンジを介してケーシングプレートに結 合することにより、ヒンジを用いて簡単に折り曲げることで、ケーシングプレー トはケーシングに用いられる部材として、例えば背壁、マスクプレート又は中間 壁として用いることができる。 ケーシングプレートが透し孔を有しているとケーシング内にある部材へ供給導 線は透し孔を通して導かれ、これによって配線は容易になる。同様に透し孔は表 示と観察者との間の視路を開き、表示の観察を可能にする。 さらにケーシングプレートに表示計器が固定されていると、このケーシングプ レートは表示計器とケーシングとから成るアンサンブルの機械的な安定性にとっ て有利である。 帯状の壁とケーシングプレートとが曲げられていない状態で両者が共通の平面 に位置するように結合され、ヒンジがケーシングプレートを、共通の平面内にあ りかつヒンジの結合軸線に対してほぼ垂直に位置する軸線を中心として折り曲げ ることを許すようになっていると、ケーシングプレートは帯状の壁と一緒に共通 の面から製作可能、特に打ち抜き可能である。同様にこの配置は射出成形部材と して特に平らでかつ良好に成形可能な射出成形型でも有利な形式で製作可能であ る。 帯状の壁が内側に位置する面に溝を有し、該溝内に表示計器及び（又は）フロ ントガラスが少なくとも部 分的に係合するようになっていると、壁はケーシングを形成すると共に表示計器 及び（又は）フロントガラスを機械的に保持するようになる。この結果、別の保 持部材は不要になり、この装置の製作は費用的に一層有利になる。 フレキシブルな、帯状の壁が曲げを容易にする壁厚経過を有しているとケーシ ングの製作は改善される。何故ならばこの場合には帯状の壁に高い曲げ力を加え る必要はなくなるからである。さらにこの場合にはケーシングを開くために帯状 の壁を曲げ戻すことが容易になるので、点検作業も行いやすくなる。 図面 本発明の実施例は図面に示されており、以下これについて詳細に説明する。 第１図は公知のコンビネーション計器の分解図。 第２ａ図は複数の表示計器とフロントガラスと背壁として役立つケーシングプ レートを備えた帯状の壁との分解図。 第２ｂ図は第２ａ図に示された部材を結合手段を用いて組み立てた状態で示し た図。 第３ａ図は複数の表示計器と帯状の壁と反射体として役立つケーシングプレー トとを示した分解図。 第３ｂ図は第３ａ図に示した部材を結合手段を用いて組み立てられた状態で示 した図。 第４ａ図は計器フレームとして役立つケーシングプ レート、フロントガラス及び帯状の壁とを示した分解図。 第４ｂ図は第４ａ図に示した部材を組み立てられた状態で示した図。 第５ａ図は複数の表示計器と帯状の壁と反射体として役立つケーシングプレー トと計器フレームとして役立つケーシングプレートとの分解図。 第５ｂ図は第５ａ図の部材を結合手段を用いて組み立てた状態で示した図。 実施例の説明 第１図には公知技術によるコンビネーション計器が分解図で示されている。背 壁２４にはプリント配線板２５が固定されており、このプリント配線板２５は複 数の照明手段２２並びに複数の指針駆動機構２３、例えばステップモータを保持 している。プリント配線板２５の前面側には反射体１８が固定可能である。この 反射体１８は中空室を有し、この中空室を通って照明手段２２の光線は前方へ通 過することができる。さらに反射体１８は調節部材２１のための孔を有している 。反射体１８の前には反射体１８を部分的に覆うフィルタプレート２０が配置さ れている。フィルタプレート２０は種々の色並びに種々の透光性の特徴を有して いることができる。フィルタプレート２０の前にはフィルタプレート２０を部分 的にしか覆わないＬＣＤ表示部材１９が配置されている。ＬＣＤ表示部材１９と フィルタプレート２０とを有する反射体１８の前には光導板１７が取付けられて いる。この光導板は前面側に目盛板１２を有し、この目盛板１２の上には第１の 表示目盛１３と第２の表示目盛１４とが配置されている。ステップモータ２３の 軸は装置が組み立てられた状態で、光導板１７と目盛板１２とを貫き、指針１５ ，１６のボス内で終わっている。これによって指針１５，１６は表示目盛１３， １４の前で回動移動可能に配置されている。さらに目盛板１２と指針１５，１６ の前に配置された計器フレーム１１が設けられている。計器フレーム１１は複数 のトンネル状の開口を有し、この開口は観察者による目盛板１２並びにフィルタ プレート２０の観察を許す。計器フレーム１１の前面側には透明なフロントガラ ス１０が取付けられている。図示されたエレメントは市販状態では、コンパクト なコンビネーション計器が生じるように互いに接合されている。背壁２４、反射 体１８並びに計器フレーム１１は一緒になって、背壁２４によって後方で閉じら れた管片状のケーシングを形成する。管片状のケーシングの前面側はフロントガ ラス１０で覆われている。調節部材２１は図示されていない別の計器、例えばデ ィキロメータカウンタ又は照明強度調節部材を操作するために適している。 背壁２４、反射体並びに計器フレーム１１は射出成形されたプラスチックから 製作されている。このプラ スチックは射出された形状で凝固し、これによって安定したケーシング壁を形成 する。 第２ａ図と第２ｂ図とにおいては本発明による管片状のケーシングの第１実施 例が示されている。第１図の対応するエレメントの番号は維持されている。図面 には平らで、細長い、帯状の壁３０が示されており、この壁３０の縁は一端から 他端に向かって一方の側では直線的な平らな経過を有し、反対側では湾曲したガ ウス分布曲線に似た経過を有している。さらに帯状の壁３０はほぼ平らな表面を 有している。平らな側のほぼ中央には、帯状の壁３０への２つの平行な切り込み によって扁平なヒンジ２９が構成されている。このヒンジ２９は帯状の壁３０を ほぼ楕円形のケーシングプレート３３と結合している。楕円形のケーシングプレ ート３３は階段状に上方へ向けられた環状の段部を有している。さらに複数の孔 ３５がケーシングプレート３３の上側に配置されている。帯状の壁３０は第１の 溝２６を有し、該溝２６は帯状の壁３０の一端からヒンジ２９に向かって延びか つヒンジ２９の反対側へ継続し、帯状の壁３０の他端まで、帯状の壁３０の平ら な縁に対してほぼ平行に延びている。第１の溝２６は方形の横断面を有している 。第１の溝２６の深さはヒンジ２９から、帯状の壁３０の両端に向かって次第に 上昇し、所定の深さからは一定である。この深さ経過はヒンジ２９の両側に位置 している。第１の溝２６に 対してほぼ平行には帯状の壁３０の一端から他端に向かって一貫して延びる第２ の溝２７が設けられている。この溝２７は同様に方形の横断面を有しているが、 一定の深さを有している。さらにコンスタントな深さと方形の横断面とを有する フロント溝２８が帯状の壁３０の、ガウス分布に似た形を有する縁に対してほぼ 平行に延びている。フロント溝２８内へはフロントガラス１０が挿入可能である 。フロントガラス１０はほぼ楕円形に構成され、周面にピン３２を有している。 このピン３２に対してはフロント溝２８に対応する切欠きが設けられている。こ の切欠きは図面には示されていない。さらに第１の指針１５を目盛板１２の上の 円形の第１の表示目盛１３の上に有している第１の表示計器３１が存在している 。さらに目盛板１２の上に半円形に構成された第２の表示目盛１４と第２の指針 １６とを有する第２の表示計器３６が設けられている。第３の表示計器３７は目 盛板の上に直線的な第３の表示目盛６８と第３の指針３４とを有している。 さらに目盛板１２は方形の切欠き４９を有している。目盛板１２はほぼ楕円形 に形成され、光導板１７の上に取付けられている。光導板１７は反射体１８の上 にかつ反射体１８はプリント配線板２５の上に固定されている。目盛板１２の前 面側にはマスクプレート４１が設けられている。このマスクプレート４１は表示 目盛１３，１４，６８の上の範囲に適当な切欠き３８ ，３９，４０を有している。さらにマスクプレート４１は周面に保持突起４８を 有している。保持突起４８は第２の溝２７における、図示されていない孔と協働 する。目盛板１２における方形の切欠き４９は光導板１７と反射体１８を貫いて いるのでＬＣＤ表示器１９の表示面が見えるようになっている。ＬＣＤ表示器１ ９の後ろ側においてはプリント配線板２５に照明手段２２が取付けられている。 表示計器３１，３６，３７は先ずマスクプレート４１、光導板１７、反射体１ ８及びプリント配線板２５と結合されて表示ユニット５０を成す。ケーシングプ レート３３の機能は、第１図の背壁２４の機能に相当する。ケーシングは表示ユ ニット５０がケーシングプレート３３の上に載置され、固定手段で孔３５におい て固定され、次いでケーシングプレート３３と一緒にヒンジ２９を介して、帯状 の壁３０の、溝２６，２７，２８を有する上側に向かって曲げられ、次いで帯状 の壁３０の両端が表示ユニット５０の楕円形の輪郭に合わせて曲げられるかもし くは巻き付けられることで形成される。この場合、帯状の壁３０は、曲げが比較 的にわずかな力を使って行えるようにフレキシブルである。さらに両方の端部を 閉じる前にフロントガラス１０がフロント溝２８内に挿入され、閉じられた状態 で、帯状の壁３０内のフロント溝２８によって保持される。この場合、保持突起 ４８とピン３２は、フロン トガラス１０と表示ユニット５０とが相互に適合させられた角度位置で挿入され るように位置決め補助手段としても役立つ。帯状の壁３０を曲げ合わせた場合に はマスクプレート４１が第２の溝２７内に位置せしめられ、そこにケーシングが 閉じられた状態でマスクプレート４１が機械的に保持される。最後に第１の溝２ ６が部分的にケーシングプレート３３の縁部を掴み、この第１の溝２６において も機械的な安定した保持が行われる。このようにして得られた装置は第２ｂ図に 示されている。 さらに帯状の壁３０は両端部において下側に複数の凹部４３を有している。こ の凹部４３内には結合手段として役立つ閉鎖部材４２のピンが差し込み可能であ る。これにより閉鎖部材４２は帯状の壁３０の両端を持続的に結合する。さらに この結合は再び解除できるようになっている。したがって点検又は故障診断又は 交換部分の組み込みを目的としてケーシングを開放することが可能である。しか しながら選択的に結合を溶接又は接着で行うこともできる。表示ユニット５０と フロントガラス１０との周囲に帯状の壁３０を曲げ付けることにより、簡単な形 式で完成したケーシングが生じる。これによって得られた装置は特に自動車のた めのコンビネーション計器として使用可能である。 第３ａ図と第３ｂ図には、本発明による管片状のケーシングの別の実施例が示 されている。この場合には 同じ部材には先の図と同じ符号が付けられている。帯状の壁３０は以下の差異を 除いて第２ａ図、第２ｂ図の帯状の部材と同じ構造を有している。 すなわち、この帯状の壁３０においては、両方の縁はほぼ平らにかつ互いにほ ぼ平行に延びている。この場合には第１の溝２６と第２の溝２７しか存在してい ない。両方の溝２６，２７の溝深さの経過は一定である。ケーシングプレート３ ３は孔３５に加えて１つの方形の透し孔４６と１つの円弧状の透し孔５３と２つ の半月状の透し孔５１，５２とを有している。さらに帯状の壁３０の両端には溝 ２６，２７に向き合った側にそれぞれ１つの横溝４４，４５が配置されている。 さらに表示目盛１３，１４，６８を有する目盛板１２は光導板１７の上に固定 されている。この光導板１７は指針１５，１６，３４と共に表示計器３１，３６ ，３７を形成する。目盛板１２の上には３つの切欠き３８，３９，４０を備えた マスクプレート４１がある。目盛板１２と光導板１７とには方形の切欠き４９が 配置されている。ケーシングプレート３３は第１図の反射体１８に相当し、ケー シングプレート３３内に配置された透し孔５１，５２，５３はあとからその後ろ に取付けられる照明手段２２のための光通路として役立つ。 マスクプレート４１、表示計器３１，３６，３７及び光導板１７から成る装置 は１つの表示モジュール６ ７を成し、ケーシングプレート３３の上に載置されかつ孔３５において固定され る。この場合、切欠き４６は方形の切欠き４９と整合させられる。両方の切欠き ４６，４９との間にはＬＣＤ表示器１９が挿入される。次いでケーシングプレー ト３３はこれに固定された表示モジュール６７と一緒に、帯状の壁３０の上側に 向かって折り曲げられ、帯状の壁３０の両端が表示モジュール６７の外側輪郭に 合わせて曲げられる。この場合、マスクプレート４１の外側輪郭は第２の溝２７ と係合させられる。さらにケーシングプレート３３の外側輪郭も第１の溝２６に 係合させられる。最後に閉鎖部材４２が装置に取付けられる。閉鎖部材４２は横 溝４４，４５内へ係合する適当な突起を有し、帯状の壁３０の両端は持続的にか つ解離可能に結合される。 第４ａ図と第４ｂ図には、本発明によるケーシングの第３実施例が示されてい る。この場合には符号は先の図と同じである。帯状の壁３０は第２ａ図の帯状の 壁３０と同じ形を有している。しかしながらこの場合には第２の溝２７が存在し ない。ヒンジ２９にはこの場合にも楕円形のケーシングプレートが一体成形され ている。ケーシングプレート３３は円形の中央の切欠き６０を有し、円形の切欠 き６０の左側と右側とにそれぞれ１つのほぼ半月状の切欠き６１，６２を有して いる。フロント溝２８内にはフロントガラス１０が挿入可能である。 ケーシングは、ケーシングプレート３３がヒンジ２９を中心として帯状の壁３ ０の上側に向かって折り曲げられることで製作される。フロントガラス１０をフ ロント溝２８に挿入したあとで帯状の壁３０の両端は両端が互いに接触するまで 、フロントガラス１０とケーシングプレート３３の外側輪郭に合わせて曲げられ る。次いで両端が、この場合には例えば４角管片である閉鎖部材４２によって互 いに結合される。このようにして製作されたケーシング６３は第１図のコンビネ ーション計器の計器枠１１の代わりに使用可能である。 第５ａ図と第５ｂ図とにおいては本発明による管片状のケーシングの別の実施 例が示されている。この実施例は第３ａ図および第３ｂ図に示されたケーシング の変化実施例であり、符号は第３ａ図及び第３ｂ図の符号が維持されている。第 ３ａ図と第３ｂ図とに示された部材に加えて、帯状の壁３０はケーシングプレー ト３３に向き合った側に、別のケーシングプレート６５を有している。このケー シングプレート６５は同様に楕円形に形成され、別のヒンジ６２を介して帯状の 壁３０と結合されている。別のケーシング円板６５は１つのほぼ円形の中央の切 欠き５６と、円形の切欠き５６の左側と右側にある、２つのほぼ半月状の切欠き ５７と５８とを有している。さらに、表示目盛１３，１４，６８を有する目盛板 １２が設けられ、この目盛 板１２の上には光導板１７が配置されている。目盛板１２と光導板１７とには、 中央の表示目盛１３の範囲に配置された方形の切欠き４９と左側の表示目盛４９ のところに配置された円弧状の切欠き７０と、右側の表示目盛６８の範囲におけ る円形の開口７１とが設けられている。中央の表示目盛１３の中央には指針１５ が配置されている。円弧状の切欠き７０もしくは円形の開口７１の上に配置され る他の指針１６，３４は図面を見やすくするために図示されていない。 光導板１７と指針１５，１６，３４を有する目盛板１２とから成る装置はケー シングプレート３３の上に載置され、そこに孔３５で固定される。次いでケーシ ングプレート３３はそれに固定された光導板１７と目盛板１２と共に、帯状の壁 ３０の上側に向かって折り曲げられる一方、同時に別のケーシングプレート６５ が同様に、帯状の壁３０の上側に向かって折り曲げられる。これによって別のケ ーシングプレート６５は目盛板１２の前にもたらされる。この場合、切欠き５７ ，５８，５９を有する別のケーシングプレート６５は第２ａ図、第２ｂ図等に示 された目盛板１２のためのマスクプレート４１の働きをする。両方のケーシング プレート３３，６５の位置は帯状の壁３０における溝２６，２７によって固定さ れる。最後には同様に閉鎖部材４２で、帯状の壁の両端が機械的に不動に結合さ れる。 これによって帯状の壁３０は多面的にケーシング又はケーシング部材として使 用可能である。さらにこのような帯状の壁３０を有する装置を有する複数の単個 ケーシングからコンビネーション計器のためのケーシングを構成することもでき る。例えば第４ｂ図の装置を第３ｂ図の装置とマスクプレート４１なしで組み合 わせ、場合によってはさらに、両方の装置を包含するケーシング内に組み込み、 このケーシング内にコンビネーション計器の正常な働きを確認するために必要な 他の構成部分を統合することもできる。この場合には完全な装置のための共通な ケーシングとしては、帯状の壁３０を有し、それぞれ帯状の壁３０をそれ自体が 有する構成ユニットを受容するケーシングを使用することができる。 帯状の壁３０の表面は有利には上側で粗面化され、観察を妨げる惧れのある光 反射がこの表面において回避されるようになっていると有利である。これに対し 、帯状の壁３０の下側は取扱い、フレキシブル性及び（又は）組み込み性を改善 するパターン加工を備えている。有利なパターン加工としては、細溝を付けるか リブの付けられた壁として構成することが考えられる。この場合には細溝又はリ ブが溝２６，２７，２８に対して直角に延びていると特に良好な曲げ性が達成さ れる。しかしながら他の表面パターン加工（菱形、楔形、節形、パーフォレーシ ョン形、粒子形、鱗形、粗 面形等の表面パターン加工）を選択することもできる。さらに帯状の壁３０は特 に簡単な曲げを許す、個々の素子の連鎖（メッシュ構造）としても構成すること ができる。フレキシブルな帯状の壁３０はそれに一体成形されたケーシングプレ ート３３もしくはケーシングプレート３３，６５と一緒に例えば射出成形、押出 成形又はそれに類似したもので一体に製作可能である。大きな個数で製作するた めには、個々の帯状の壁３０を切離し可能なウエブにより互いに連なるように製 造しかつ出荷することが有利である。 記述した特別な形状の付与（半月状、円形等）は全く１例であるに過ぎない。 表示はステップモータで運転されるアナログ表示に制限されるものではなく、他 の公知の表示形式（ＥＬＤ、ＬＥＤ、デジタル表示、ＬＣＤ、ＤＱＭ、回転コイ ル測定機構、回転鉄芯測定機構、熱線計器等）を用いることもできる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 1. 少なくとも１つの表示計器のための管片状のケーシングにおいて、ケーシン グが少なくとも１つの表示計器（３１，３６，３７）及び又は少なくとも１つの 表示計器（３１，３６，３７）のフロントガラスの周囲に曲げ付けられて配置さ れたフレキシブルな帯状の壁（３０）を有していることを特徴とする、管片状の ケーシング。 2. フレキシブルな帯状の壁（３０）の表面が少なくとも部分的にパターン加工 されている、請求の範囲第１項記載の管片状のケーシング。 3. 表示計器（３１，３６，３７）及び又はフロントガラス（１０）の周囲に配 置された状態で互いに隣接するフレキシブルな帯状の壁（３０）の縁を互いに結 合する結合手段をケーシングが有している、請求の範囲第１項又は第２項記載の 管片状のケーシング。 4. フレキシブルな帯状の壁（３０）にヒンジ（２９，６２）を介して可動に結 合された少なくとも１つのケーシングプレート（３３）が設けられている、請求 の範囲第１項から第３項までのいずれか１項記載の管片状のケーシング。 5. ケーシングプレート（３３，６５）が透し孔を有している、請求の範囲第４ 項記載の管片状のケーシ ング。 6. 表示計器（３１，３６，３７）がケーシングプレート（３３，６５）に固定 可能である、請求の範囲第５項記載の管片状のケーシング。 7. ケーシングプレート（３３，６５）とフレキシブルな帯状の壁（３０）とが 曲げられていない状態で１つの共通な平面に位置しており、ヒンジ（２９）が、 共通の平面に位置しかつヒンジ（２９）の結合軸線に対してほぼ垂直な軸線を中 心としたケーシングプレート（３３，６５）の折り曲げを許す、請求の範囲第４ 項から第６項までのいずれか１項記載の管片状のケーシング。 8. フレキシブルな帯状の壁（３０）が、表示計器（３１，３６，３７）及び又 はフロントガラス（１０）の周囲に配置された状態で内側に位置する面に、溝（ ２６，２７，２８）を有し、該溝（２６，２７，２８）内に表示計器（３１，３ ６，３７）及び又はフロントガラス（１０）が少なくとも部分的に係合している 、請求の範囲第１項から第７項までのいずれか１項記載の管片状のケーシング。 9. フレキシブルな帯状の壁（３０）が、曲げを容易にする壁厚経過、有利には 曲方向で交番する薄い壁厚と厚い壁厚とを有している、請求の範囲第１項から第 ７項までのいずれか１項記載の管片状のケーシング。