JP2009103649A - 計器装置の指針 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造でありながら移動体の乗員による視認性を向上させた計器装置の指針を提供する。
【解決手段】計器装置の指針1は、透光性材料から形成され、出力軸17aが回転する際に回転中心となる基端部21と、基端部21から該基端部21の外周方向に沿って延出した指示部22とを有した指針本体2と、着色部3と、第二の着色部4とを備えている。着色部3は、指示部22の文字板13aと相対する底面24に指示部22の長手方向に沿って延びている。第二の着色部4は、指示部22の乗員と相対する上面25の指示部22の先端に設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の移動体に搭載される計器装置の指針に関し、特に、指針本体を光輝させて観測者に視認させる計器装置の指針に関する。
自動車や船舶等の移動体には、各種の計測手段が計測した情報を移動体の乗員に対し表示するために計器装置が搭載されている。このような計器装置のうち指針を用いるアナログ式の計器装置においては、光源の光により指針を光輝させる形式のものがある(例えば、特許文献1及び2参照)。
特許文献1に記載された計器装置の指針は、透光性材料から形成され、回転する際に回転中心となりかつ光源からの光を受光する基端部と、基端部から該基端部の外周方向に沿って延出した指示部と、基端部が受光した光を指示部の先端方向に反射する反射面と、基端部が受光した光を基端部近傍の指示部の底面に向けて反射する近傍用反射面とを有した指針本体を備えている。また、指示部の移動体の乗員から離れた底面全体には、ホット印刷等による薄膜状の着色部が設けられている。着色部が反射面と近傍用反射面とに反射された光を反射することによって、指示部の先端から基端までが均一に光輝するので、特にブラックフェース型の計器装置において指針の視認性が向上している。
また、特許文献2に記載された計器装置の指針は、不透光性材料から形成された第一指針部材と、透光性材料から形成された第二指針部材とを備えている。第一指針部材は第二指針部材の内側に嵌合し、第二指針部材が受光した光によって第二指針部材(即ち第一指針部材の周囲)が光輝するので、特に夜間の視認性が向上している。また、第二指針部材は周囲の光を反射して光輝するので、特に昼間の視認性が向上している。
特開2005−265835号公報 特開2005−300235号公報
特許文献1に記載された計器装置の指針は指示部が均一に光輝し、特許文献2に記載された計器装置の指針は第二指針部材が均一に光輝することによって指針が光輝するが、指針の形状は大きく変更することができないので、指針をより一層文字板から際立つように光輝させて移動体の乗員の視認性を向上させるのが難しいといった問題があった。また、指針が均一に光輝するので意匠性に乏しく、より斬新なものにして商品価値を向上させる余地があった。
本発明は、このような問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、簡単な構造でありながら移動体の乗員による視認性を向上させた計器装置の指針を提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、出力軸が計測量に応じて回転する計器ユニットを内部に収容した計器ケースと、移動体の状況を示す表示部を有する文字板と、を備えた計器装置に用いられ、光源からの光が入射して光輝することによって前記移動体の乗員に前記計測量を視認させるようにした計器装置の指針において、透光性材料から形成され、前記出力軸が回転する際に回転中心となる基端部と、前記基端部から該基端部の外周方向に沿って延出した指示部と、を有した指針本体を備えるとともに、前記指示部の前記文字板と相対する底面と、前記指示部の前記乗員と相対する上面と、のうちの一方に前記指示部の長手方向に沿って延びた着色部と、他方の前記指示部の先端に設けられた第二の着色部と、を備えたことを特徴とした計器装置の指針である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された計器装置の指針において、前記着色部が、前記指示部の幅より狭く設けられたことを特徴とした計器装置の指針である。
請求項3に記載された発明は、請求項1または請求項2に記載された計器装置の指針において、前記着色部が前記指示部の幅方向中央に設けられ、前記第二の着色部が前記指示部の幅方向両端に亘って設けられたことを特徴とした計器装置の指針である。
請求項1に記載された発明によれば、透光性材料から形成され、出力軸が回転する際に回転中心となる基端部と、基端部から該基端部の外周方向に沿って延出した指示部とを有した指針本体を備えるとともに、指示部の文字板と相対する底面と指示部の乗員と相対する上面とのうちの一方に指示部の長手方向に沿って延びた着色部と、他方の指示部の先端に設けられた第二の着色部とを備えているので、乗員が視認した際に指示部の着色部分が着色部と第二の着色部とから構成され、指示部の厚みによる視差によって指示部の着色部分が立体的に見えて、乗員による視認性を向上させることができる。また、着色部や第二の着色部を設けるのみでよいので、簡単かつ低コストでありながら乗員による視認性を向上させることができる。
請求項2に記載された発明によれば、着色部が指示部の幅より狭く設けられているので、指示部の着色部が設けられていない部分を通して乗員が文字板を視認することができ、着色部が文字板の表示部を覆い隠す面積を最小限にすることができる。
請求項3に記載された発明によれば、着色部が指示部の幅方向中央に設けられ、第二の着色部が指示部の幅方向両端に亘って設けられているので、乗員が視認した際の着色部と第二の着色部との境界部分を長くすることができ、指示部の着色部分が更に立体的に見えて乗員による視認性を更に向上させることができる。
以下、本発明の一実施形態にかかる計器装置の指針を図1ないし図5を参照して説明する。本発明の一実施形態にかかる計器装置の指針(以下、単に指針という)1は、図5に示すように、車両用コンビネーションメータ(計器装置に相当する)10に用いられる。
車両用コンビネーションメータ10は、自動車等の移動体に搭載されて、移動体の乗員(以下、単に乗員という)に対し、移動体の状況を表示する装置である。車両用コンビネーションメータ10は、図5に示すように、ケーシング(計器ケースに相当する)11と、表示計器12と、文字板13と、見返し板14と、透明カバー15とを備えている。
ケーシング11は、合成樹脂等から形成され、略平板状の表ケース11aと、表ケース11a側に開口した箱状の裏ケース11bとを備えている。表ケース11aが裏ケース11bの外縁に取り付けられて、ケーシング11が組み立てられる。
ケーシング11内には、後述するムーブメント16a、16b、16c、16dや、文字板用の光源としての文字板用LED11c(図4)や、指針用の光源としての指針用LED11d(図4)等が収容される。ケーシング11内には、さらに、ムーブメント16a、16b、16c、16dやLED11c、11d等と電気的に接続する配線板11eが収容される。配線板11eには、ムーブメント(計器ユニットに相当する)16a、16b、16c、16d等の動作を制御するためのマイコン等の電子部品が実装されている。
表示計器12は、車両の速度を表示するスピードメータ12aと、エンジンの回転数を表示するタコメータ12bと、燃料の残量を表示するヒューエルゲージ12cと、エンジンの冷却水の温度を表示するテンパラチャゲージ12dとを備えている。スピードメータ12a、タコメータ12b、ヒューエルゲージ12c及びテンパラチャゲージ12dは、それぞれ、ムーブメント16a、16b、16c、16dと、指針1a、1b、1c、1dと、文字板13a、13b、13c、13dと、文字板用導光板18a、18b、18c、18d等から構成される。
ムーブメント16a、16b、16c、16dは、それぞれ、車両に搭載された図示しない車速計測手段、エンジン回転数計測手段、燃料残量計測手段、及び、冷却水温度計測手段等と接続されている。ムーブメント16a、16b、16c、16dは、それぞれ、これらの計測手段が計測した計測量等に応じて回転する出力軸17a、17b、17c、17dを備えている。
指針1a、1b、1c、1dは、それぞれ、ムーブメント16a、16b、16c、16dのそれぞれの出力軸17a、17b、17c、17dと一体となって回転する。そして、文字板13a、13b、13c、13dの中央部に後述する基端部21が位置した状態で取り付けられる。なお、指針1a、1b、1c、1dの構成については後述する。
文字板13は、車速表示用文字板13aと、エンジン回転数表示用文字板13bと、燃料残量表示用文字板13cと、冷却水温度表示用文字板13dとを備えている。これら文字板13a、13b、13c、13dは、平面形状が円形状に形成され、表ケース11aの取付面11fに取り付けられる。これら文字板13a、13b、13c、13dの乗員と相対する外表面には、それぞれ、各値を表示する目盛(表示部に相当する)が設けられている。
文字板用導光板18は、車速用導光板18aと、エンジン回転数用導光板18bと、燃料残量用導光板18cと、冷却水温度用導光板18dとを備えている。これら文字板用導光板18a、18b、18c、18dは、各文字板13a、13b、13c、13dに対応して設けられ、平面形状が円形状に形成されている。文字板用導光板18a、18b、18c、18dは、文字板用LED11cと対応する文字板13a、13b、13c、13dとの間に配され、文字板用LED11cからの光を各文字板13a、13b、13c、13dまで導く。
前述した構成の表示計器12は、前述した計測手段が計測した計測量に応じて出力軸17a、17b、17c、17d及び指針1a、1b、1c、1dを回転させる。そして、指針1a、1b、1c、1dが、それぞれ、文字板13a、13b、13c、13dの目盛を指示することによって、乗員に対し移動体の状況を表示する。
見返し板14は、表ケース11aに取り付けられる。見返し板14は、文字板13a、13b、13c、13dをそれぞれ乗員に対して露出させるスピードメータ露出窓14aと、タコメータ露出窓14bと、ヒューエルゲージ露出窓(図示せず)と、テンパラチャゲージ露出窓14dとを備えている。見返し板14は、表示計器12等の表示部分以外を乗員に対して遮蔽する。
透明カバー15は、アクリル樹脂等の透光性材料からなり、平板状に形成されている。透明カバー15は、見返し板14の開口面を覆うように見返し板14等に取り付けられ、車両用コンビネーションメータ10内へ埃等が侵入するのを防ぐ。
以下、前述した指針1a、1b、1c、1dについて説明する。指針1a、1b、1c、1dは、互いに略同等の構造をなしているため、以下、スピードメータ用の指針1a(以下、単に指針1ということがある)を代表して、図1ないし図3を参照して説明する。
指針1は、前述した各計測手段が計測した計測量等に応じてムーブメント16a、16b、16c、16dによって回転されて、文字板13の目盛等と協働して計測量を表示する。指針1は、図1に示すように、指針本体2と、着色部3と、第二の着色部4と、指針袴5と、指針キャップ6とを備えている。
指針本体2は、アクリル樹脂等の透光性材料から形成されている。指針本体2は、出力軸17a、17b、17c、17dが回転する際に回転中心となる基端部21と、基端部21から該基端部21の外周方向に沿って延出した指示部22と、基端部21に連なり指針本体2を指針袴5に取り付ける取付片23とを一体に備えている。
基端部21は、受光部21aと、反射面21bとを備えている。受光部21aは、指示部22と直交する方向に突出して設けられている。受光部21aには、指針用LED11dから出射した光が入射する。反射面21bは、受光部21aの基端に設けられ、受光部21aに入射した光を指示部22の先端や基端に向かって反射する。
指示部22は、先端に向かうにしたがって徐々に細くなる錐状に形成され、断面形状が矩形状に形成されている。指示部22は、図1等に示すように、文字板13と相対する底面24と、乗員と相対する上面25と、底面24及び上面25と連なる一対の側面26とを備えている。
取付片23は、指示部22の基端に連なり、指示部22の一対の側面26からそれぞれ突出して一対設けられている。一対の取付片23の先端には、それぞれ、貫通孔23aが設けられている。
着色部3は、図1に示すように、指示部22の底面24に設けられ、指示部22の長手方向に沿って延びて直線状に設けられ、指示部22の略全長に亘って設けられている。着色部3は、指示部22より幅狭に設けられ、指示部22の幅方向中央に設けられている。着色部3は、ホット印刷、塗装または蒸着等によって底面24上に薄膜状に形成されている。着色部3は、着色部3の反射した光が鮮明に光輝して乗員に視認されやすい色に形成されるのが好ましく、例えば、赤色、橙色等に形成されている。
第二の着色部4は、図1に示すように、指示部22の上面25、かつ、指示部22の先端に設けられている。第二の着色部4は、図2に示すように、指示部22の幅方向両端に設けられた一対の平行部41と、一対の平行部41の指示部22の先端寄りの一端部同士を互いに連結する連結部42とを備え、指示部22の基端側に開口した略コ字状に形成されている。一対の平行部41の間隔D2は、着色部3の幅D1より僅かに狭く設けられている。第二の着色部4は、ホット印刷、塗装または蒸着等によって上面25上に薄膜状に形成されている。第二の着色部4は、着色部3の反射した光が鮮明に光輝して乗員に視認されやすい色に形成されるのが好ましく、例えば、赤色、橙色等に形成されている。また、第二の着色部4は、着色部3と同じ色であってもよく、着色部3と異なる色であってもよい。
前述した構成の第二の着色部4は、一対の平行部41の互いに相対する縁部41aと該縁部41aに連なる連結部42の縁部42aとが、乗員の視認する方向Sに沿って着色部3の縁部3aと僅かに重なり合う。そして、図3に示すように、乗員が視認した際に、一対の平行部41の間に着色部3が配されて着色部3と第二の着色部4とが連なって見える。
指針袴5は、非透光性の合成樹脂等から形成されている。指針袴5は、図1に示すように、円盤状の本体部51と、本体部51を貫通した受光部用孔52と、それぞれ本体部51に連なる嵌入管53と、位置決め突起54と、係合爪55とを備えている。
受光部用孔52は、平面形状が矩形状に形成されている。指針袴5に指針本体2が取り付けられると、受光部用孔52内には指針本体2の受光部21aが通される。
嵌入管53は、管状に形成され、本体部51の文字板13と相対する外表面から突出して設けられている。嵌入管53は本体部51の中央に設けられ、内部にムーブメント16a、16b、16c、16dの出力軸17a、17b、17c、17dが嵌入される。
位置決め突起54は、円柱状に形成され、本体部51の嵌入管53が設けられた外表面と反対側の外表面から突出して一対設けられている。一対の位置決め突起54は、受光部用孔52との間に本体部51の中心を位置付けるように配されている。一対の位置決め突起54は、互いに間隔をあけて設けられ、その間隔は指針本体2の一対の取付片23のそれぞれの取付片23に設けられた貫通孔23aの間隔と等しい。指針袴5に指針本体2が取り付けられると、位置決め突起54は貫通孔23a内に通される。
係合爪55は、本体部51の外縁から該本体部51の外周方向に突出して一対設けられている。一対の係合爪55は、互いの間に本体部51の中心を位置付けるように配されている。
指針キャップ6は、非透光性の合成樹脂等から形成されている。指針キャップ6は、図1に示すように、円形状の上壁61と、上壁61の外縁から立設した周壁62とを備えて有底筒状に形成されている。指針キャップ6は、切り欠き部63と、係合凹部(図示せず)と、バランス(図示せず)とを備えている。
切り欠き部63は、周壁62の先端から上壁61の中心に向かって周壁62と上壁61とを切り欠いて形成されている。指針キャップ6が指針本体2に取り付けられると、切り欠き部63内には指示部22の基端が配される。
係合凹部は、周壁62の内面から凹に一対設けられている。一対の係合凹部は、互いの間に上壁61の中心を位置付けるように配され、指針袴5の係合爪55に対応して設けられている。指針キャップ6が指針袴5に取り付けられると、係合凹部内には係合爪55が圧入される。
バランスは、切り欠き部63から離れた上壁61の内面に取り付けられる。バランスは、切り欠き部63内に配されて指針キャップ6の径方向に沿って突出する指示部22との重量的な釣り合いを取るために設けられ、バランスによって指針1の長手方向における重心位置が安定する。
前述した構成の指針1を組み立てる際には、まず、指針袴5の受光部用孔52内に指針本体2の受光部21aを通し、指針袴5の位置決め突起54を指針本体2の取付片23の貫通孔23a内に通して、指針袴5に指針本体2を取り付ける。そして指針キャップ6の切り欠き部63内に指針本体2の指示部22を位置付けるように指針キャップ6を被せた後、指針キャップ6を指針袴5に押し込んで指針キャップ6の係合凹部と指針袴5の係合爪55とを係合させて、指針袴5と指針キャップ6との間に指針本体2の基端部21を挟み込む。
以上のように組み立てられた指針1a、1b、1c、1dを、嵌入管53内にそれぞれ出力軸17a、17b、17c、17dを嵌入して、指針1a、1b、1c、1dをムーブメント16a、16b、16c、16dの出力軸17a、17b、17c、17dと一体に回転するように車両用コンビネーションメータ10に取り付ける。すると、指針本体2の受光部21aが指針用LED11dと相対し、指針用LED11dからの光が受光部21a内を通った後に反射面21bによって指示部22に向かって反射される。そして、指示部22に向かって反射された光は、着色部3によって乗員に向かって反射される。また、周囲の光は、第二の着色部4によって乗員に向かって反射される。
乗員は、透明カバー15を通して指針1a、1b、1c、1dを視認する。指示部22の着色部分は、着色部3と第二の着色部4とから構成される。指示部22の先端を除いた幅方向中央は着色部3の反射した光によって光輝し、指示部22の先端は第二の着色部4の反射した光によって光輝する。着色部3と第二の着色部4とは、指示部22の厚みによる視差や、それぞれが反射する光の光量によって異なる色として乗員に視認され、指示部22の先端は立体的に見えることとなる。また、指示部22の先端以外の幅方向両端には着色部3や第二の着色部4が設けられておらず、透光性材料からなる指示部22を通して文字板13が視認される。このように光輝する指針1a、1b、1c、1dによって、乗員は、各計測手段が計測した計測量を把握して移動体の状況を把握する。
本実施形態によれば、透光性材料から形成され、出力軸17a、17b、17c、17dが回転する際に回転中心となる基端部21と、基端部21から該基端部21の外周方向に沿って延出した指示部22とを有した指針本体2を備えるとともに、指示部22の文字板13と相対する底面24と指示部22の乗員と相対する上面25とのうちの一方に指示部22の長手方向に沿って延びた着色部3と、他方の指示部22の先端に設けられた第二の着色部4とを備えているので、指示部22の着色部分が着色部3と第二の着色部4とから構成され、乗員が視認した際に指示部22の厚みによる視差によって指示部22の着色部分が立体的に見えて、乗員による視認性を向上させることができる。また、着色部3や第二の着色部4を設けるのみでよいので、簡単かつ低コストでありながら乗員による視認性を向上させることができる。
着色部3が、指示部22の幅より狭く設けられているので、指示部22の着色部3が設けられていない部分を通して乗員が文字板13を視認することができ、着色部3が文字板13の表示部を覆い隠す面積を最小限にすることができる。
着色部3が指示部22の幅方向中央に設けられ、第二の着色部4が指示部22の幅方向両端に亘って設けられているので、乗員が視認した際の着色部3と第二の着色部4との境界部分を長くすることができ、指示部22の着色部分が更に立体的に見えて指針1の乗員による視認性を更に向上させることができる。
本実施形態においては、着色部3が底面24に設けられ、第二の着色部4が上面25に設けられていた。しかしながら本発明では、図6の変形例1に示すように、着色部3が上面25に設けられ、第二の着色部4が底面24に設けられていてもよい。
また、本実施形態においては、第二の着色部4が指示部22の基端側に開口した略コ字状に形成されていた。しかしながら本発明では、指示部22が立体的に見える度合いが低くなるが、図7の変形例2に示すように、第二の着色部4の指示部22の基端側の端部が直線状になっていてもよい。
また、本実施形態においては、着色部3が指示部22より幅狭に設けられていた。しかしながら本発明では、指示部22が文字板13を覆い隠してしまうが、図8の変形例3に示すように、指示部22の幅方向全体に亘って設けられていてもよい。
また、本実施形態においては、第二の着色部4の一対の平行部41の間隔D2が、着色部3の幅D1より僅かに狭く設けられていた。しかしながら本発明では、一対の平行部41の間隔D2が着色部3の幅D1と等しくてもよい。また、一対の平行部41の間隔D2が着色部3の幅D1より広くても構わないが、その場合、乗員が視認した際の着色部3と第二の着色部4の間隔が狭い方が指示部22の先端がより立体的に見える。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施形態にかかる計器装置の指針を分解して示す斜視図である。 図1に示された指針の先端を拡大して示す斜視図である。 図1に示された指針の上面図である。 図1に示された指針が用いられる車両用コンビネーションメータの一部断面図である。 図4に示された車両用コンビネーションメータを分解して示す斜視図である。 本発明の計器装置の指針の変形例1を示す上面図である。 本発明の計器装置の指針の変形例2を示す上面図である。 本発明の計器装置の指針の変形例3を示す上面図である。
符号の説明
1、1a、1b、1c、1d 指針(計器装置の指針)
2 指針本体
3 着色部
4 第二の着色部
10 車両用コンビネーションメータ(計器装置)
11 ケーシング(計器ケース)
11d 指針用LED(光源)
13 文字板
13a 車速表示用文字板
13b エンジン回転数表示用文字板
13c 燃料残量表示用文字板
13d 冷却水温度表示用文字板
16a、16b、16c、16d ムーブメント(計器ユニット)
17a、17b、17c、17d 出力軸
21 基端部
22 指示部
24 底面
25 上面

Claims (3)

  1. 出力軸が計測量に応じて回転する計器ユニットを内部に収容した計器ケースと、移動体の状況を示す表示部を有する文字板と、を備えた計器装置に用いられ、光源からの光が入射して光輝することによって前記移動体の乗員に前記計測量を視認させるようにした計器装置の指針において、
    透光性材料から形成され、前記出力軸が回転する際に回転中心となる基端部と、前記基端部から該基端部の外周方向に沿って延出した指示部と、を有した指針本体を備えるとともに、
    前記指示部の前記文字板と相対する底面と、前記指示部の前記乗員と相対する上面と、のうちの一方に前記指示部の長手方向に沿って延びた着色部と、
    他方の前記指示部の先端に設けられた第二の着色部と、を備えたことを特徴とする計器装置の指針。
  2. 前記着色部が、前記指示部の幅より狭く設けられたことを特徴とする請求項1に記載の計器装置の指針。
  3. 前記着色部が前記指示部の幅方向中央に設けられ、前記第二の着色部が前記指示部の幅方向両端に亘って設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の計器装置の指針。
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