JPH0950623A - 磁気記録媒体及びその製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体及びその製造方法

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JPH0950623A
JPH0950623A JP4435896A JP4435896A JPH0950623A JP H0950623 A JPH0950623 A JP H0950623A JP 4435896 A JP4435896 A JP 4435896A JP 4435896 A JP4435896 A JP 4435896A JP H0950623 A JPH0950623 A JP H0950623A
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JP
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lubricant
recording medium
magnetic recording
protective layer
hydrocarbon
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JP4435896A
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English (en)
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Teruhisa Yokozawa
照久 横澤
Shinji Shirai
信二 白井
Katsuya Masuda
克也 増田
Yoichi Tei
用一 鄭
Mihoyo Iwase
美保代 岩瀬
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 密閉空間内の酸性ガスの雰囲気下において
も、潤滑剤が低分子化して分解せずに済み、安定した潤
滑特性を永く維持可能の磁気記録媒体。 【解決手段】 磁性層3にカーボンの保護層4を形成し
た媒体において、第1塗布工程として、脂肪酸エステル
等のハイドロカーボン系潤滑剤を溶媒ジクロロメタンに
0.02wt%に希釈し、ディッピング法により1mm/secの
引き上げ速度で塗布する。第2塗布工程として、重量平
均分子量が約4000MWで末端基が水酸基のパーフロロポ
リエーテル系潤滑剤を溶媒パーフロロオクタンで0.05wt
%に希釈し、スピンコート法により回転数1800rpm でパ
ーフロロポリエーテルが膜厚16Åに塗布する。分子量の
小さいハイドロカーボン系潤滑剤が表面を覆い、パーフ
ロロポリエーテルの分子間に入り込み、有害な酸性ガス
の媒体表面への吸着が起こらず、パーフロロポリエーテ
ルが分解し難く、安定した潤滑特性を永く維持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータの外
部記憶装置等に搭載される磁気記録媒体及びその製造方
法に関し、特に、その表層に塗布された液体潤滑剤の種
類に関する。
【0002】
【従来の技術】固定磁気ディスク装置に使用されている
一般的な磁気記録媒体の構成は、図2に示す如く、例え
ば非磁性基板11上に非磁性金属層12を形成して非磁
性の基体1とし、この基体1の上に非磁性の金属下地層
2を積層した後、この金属下地層2上に強磁性合金であ
るCo−Cr−Ta(コバルト−クロム−タンタル)、
又はCo−Cr−Pt(コバルト−クロム−白金)など
により磁性層3を薄膜状に積層形成し、更に、この磁性
層3上にカーボン保護層4を形成する。そして、このカ
ーボン保護層4の上に、液体潤滑剤からなる潤滑層5を
塗布して磁気ディスクを形成している。
【0003】非磁性の基体1としては、Al−Mg合金
の非磁性基板11に無電解メッキによりNi−Pメッキ
層の非磁性金属層12を形成したもの、アルマイト基
体、ガラス基体、セラミックス基体などが用いられる。
そして、この基体1を研磨し、テクスチャーなどにより
凹凸を形成する場合もある。この非磁性の基体1を約2
00°Cに加熱しながらAr雰囲気下の連続搬送型のス
パッタリングによりCrからなる非磁性金属下地層2、
磁性層3、アモルファスカーボンからなるカーボン保護
層4を順次積層形成する。そして、カーボン保護層4の
上にパーフロロポリエーテル系潤滑剤を塗布する。
【0004】このような磁気ディスクが固定磁気ディス
ク装置などに搭載されると、装置の記録ヘッドとの接触
動作を繰り返すこととなる。これは、停止時にヘッドと
磁気ディスク表面が接触する状態であり、この状態から
稼働時のみにヘッドが磁気ディスク表面から僅かに浮上
して、情報の読み取り動作又は書込み動作が行われるC
SS(コンタクト・スタート・ストップ)方式が採用さ
れているためである。
【0005】このようなヘッドの摺動による摩擦などか
ら磁性層3を保護するためにカーボン保護層4が形成さ
れており、またパーフロロポリエーテル系潤滑層5が形
成されている。
【0006】一般に、5インチ以下の小口径の磁気ディ
スクの場合、保護層材料としてはカーボンが用いられ、
Ar雰囲気中でのスパッタリングにより成膜されること
が多い。カーボン保護層が採用される理由の一つとし
て、スパッタリングにより形成されるアモルファスカー
ボン(a−C)層は、比較的グラファイト性が強いた
め、グラファイト特有の水を含んだ大気下において低い
摩擦係数を示すからである。
【0007】しかしながら、このようなカーボン保護層
は、従来のMn−Znフェライトヘッド(ビッカース硬
度約650)に対しては充分な耐摩耗性を有し、良好な
耐CSS特性を示すものの、最近になり固定磁気ディス
ク装置に採用される薄膜ヘッドやMIGヘッドのスライ
ダー材料であるAl2 3 ・TiやCaTiO3 といっ
た硬度のセラミック材料(ビッカース硬度約2000)
と比較すると硬度が低いため、摩耗を引き起こし易く、
場合によってはヘッドがクラッシュするという問題もあ
る。このような問題を解決するために、近年ではカーボ
ン保護層の性質のうち、硬度の高いダイヤモンド的な性
質を増長させて、ダイヤモンド結合状態の比率がグラフ
ァイド結合状態の比率に比して高いダイヤモンド状カー
ボン(DLC)を保護層として用いられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来、液体潤滑剤とし
ては、カーボン(DLC)保護層表面の吸着点(官能
基)への汚染物質の吸着を阻止するため、末端基が有極
性末端基であるパーフロロポリエーテル系潤滑剤が用い
られている。ここで、パーフロロポリエーテルは分子量
が低すぎると、鎖状分子の長さが短く、摩擦係数が悪く
なり、逆に分子量が高すぎると鎖状分子の自由端側が長
くなり過ぎ、ヘッドが潤滑層に吸着するヘッド吸着が起
こり易くなる。そのため、パーフロロポリエーテル系潤
滑剤の重量平均分子量は約2000〜5000MW(モレキュー
ラー・ウェイト:モル重)で、経験的に鎖状分子の長さ
は約30Å程度が適当とされている。また、液体潤滑層の
層厚を厚くすると、表層部の過剰な潤滑剤がヘッド吸着
を誘引するため、層厚は1分子長程度で数10Åに抑えら
れている。しかし、このように分子量が比較的大きな潤
滑剤分子を1分子長程度の厚みでカーボン保護層表面に
塗布しようとした場合、表面をその厚さで完全に均一被
覆することは困難であり、高分子と高分子の間には非被
覆の隙間が残っている。更に、パーフロロポリエーテル
系潤滑剤分子のうちカーボン保護層表面の吸着点に結合
する末端基以外の残基(自由端側)は疎水性であること
から、潤滑剤をカーボン保護層表面に塗布した場合、水
との接触角(表面張力評価法の液滴法での接触角)が約
90°前後で表面張力が大きく、カーボン保護層表面上で
の濡れ性に乏しい。これを微視的に考察した場合、前述
した分子と分子の隙間の存在も考慮すると、磁気記録媒
体の表面は、疎水性の表面を持つ液体潤滑剤がカーボン
保護層表面上に島状に散在した状態となっている。
【0009】ところで、このような磁気記録媒体を搭載
する磁気ディスクドライブは、最近では完全密閉方式で
あり、内部空間が外部と隔絶した構造であるため、内部
の部品からの発生ガスは内部空間に充満し易い。特に、
磁気ディスクドライブが高湿条件下で使用された場合、
内部部品からの発生ガスは湿度又は結露から生じる水分
に溶け込み酸となり易い。このような発生ガスの存在
は、磁気ディスクドライブ内の部品をガスクロマトグラ
フィで分析することで容易に判明し、シュウ酸,蟻酸,
アクリル酸等の有機酸とSO2 ,Cl等の無機酸のガス
が検出された。
【0010】このような雰囲気下で磁気記録媒体が使用
されると、まず媒体表面のうち潤滑剤分子と分子との隙
間部分に酸性のガスが吸着し、高湿条件下で吸着水に溶
け込んで酸となる。この酸がある濃度以上になると、潤
滑剤であるパーフロロポリエーテルのエーテル結合部に
作用し、酸化と還元反応を引き起こし、高分子量の鎖状
分子をシュウ酸や蟻酸の低分子に分解する。液体潤滑剤
が分解されて低分子化されると、潤滑剤の媒体表面との
密着性が失われ、磁気ヘッド側に転写され易くなる。潤
滑剤が磁気ヘッドに転写されると、ヘッド汚れとなり、
磁気ヘッドの浮上特性を乱し(浮上量の上昇)、再生出
力の低下を招く。また、低分子化された潤滑剤は、もは
や潤滑特性を保てず、磁気ヘッドとの接触で最悪の場合
ヘッドクラッシュを引き起こす。
【0011】そこで、上記問題点に鑑み、本発明の課題
は、潤滑剤分子の隙間を無くすことにより、密閉空間内
の酸性ガスの雰囲気下においても、潤滑剤が分解されず
に低分子化せず、安定した潤滑特性を永く維持可能の磁
気記録媒体及びその製造方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、液体潤滑剤として高分子の潤滑剤の外に
低分子の潤滑剤も用いたことを特徴とする。即ち、本発
明は、非磁性基体の上に積層された磁性層を保護するカ
ーボン保護層と、このカーボン保護層の上に塗布された
液体潤滑層とを備えた磁気記録媒体において、上記液体
潤滑層は、ハイドロカーボン系潤滑剤とパーフロロポリ
エーテル系潤滑剤を塗布して成ることを特徴とする。液
体潤滑層は、ハイドロカーボン系潤滑剤とパーフロロポ
リエーテル系潤滑剤の完全な積層構造と言うよりも、部
分的又は局部的に積層構造になる場合もあるが、島状に
散在するパーフロロポリエーテル系潤滑剤とその間に島
状に散在するハイドロカーボン系潤滑剤とで構成されて
いる。
【0013】一般に、フロロポリエーテル系潤滑剤は、
少なくとも一方の末端基が有極性末端基であり、重量平
均分子量が2000〜5000MWであるが、ハイドロカーボン
系潤滑剤の種類選定が重要である。ここで、ハイドロカ
ーボン系潤滑剤の分子は少なくとも一つのエステル結合
を持ち、重量平均分子量は約350 〜900 MWであること
が望ましい。具体的には、ハイドロカーボン系潤滑剤と
してエステル結合を1又は2以上持つ脂肪酸エステルを
用いることができる。脂肪酸エステルの流動点は0°C
以下である。また、脂肪酸エステルの粘度は約40°Cで
約5〜50sct である。なお、ハイドロカーボン系潤滑剤
の潤滑剤全体に占める比率は約30〜70%であることが望
ましい。
【0014】上記のような磁気記録媒体を製造する方法
としては、次のような潤滑剤塗布方法を採用することが
できる。
【0015】即ち、第1の製造方法としては、まず、カ
ーボン保護層の表面にハイドロカーボン系潤滑剤をディ
ッピング法で塗布してから、その塗布表面にパーフロロ
ポリエーテル系潤滑剤をスピンコート法で塗布するもの
である。そして第2の製造方法としては、まず、カーボ
ン保護層の表面にパーフロロポリエーテル系潤滑剤を塗
布してから、その塗布表面をハイドロカーボン系潤滑剤
をしみ込ませたバフテープなどの柔軟研磨材でバフかけ
するものである。第3の製造方法としては、カーボン保
護層の表面にハイドロカーボン系潤滑剤をスピンコート
法で塗布した後、その塗布表面にパーフロロポリエーテ
ル系潤滑剤をスピンコート法で塗布するものである。第
4の製造方としては、カーボン保護層の表面にハイドロ
カーボン系潤滑剤を塗布した後、パーフロロポリエーテ
ル系潤滑剤を塗布する前に、ハイドロカーボン系潤滑剤
の塗布面に対し赤外線を照射するものである。
【0016】〔作用〕分子量の小さいハイドロカーボン
系潤滑剤を媒体表面に塗布すると、媒体表面を覆い尽く
し、分子量の大きなパーフロロポリエーテル系潤滑剤の
分子と分子の隙間にも入り込む。これは、パーフロロポ
リエーテル系潤滑剤の分子が重いF原子を持っているの
に対し、ハイドロカーボン系潤滑剤の分子は軽いH原子
が多いため、パーフロロポリエーテル系潤滑剤の分子と
分子の隙間にも入り込み易いためである。従って、潤滑
剤の膜厚を厚くせずに、パーフロロポリエーテル系潤滑
剤の島状膜の隙間をハイドロカーボン系潤滑剤が覆い尽
くしているので、カーボン層表面の露出部分が減少する
ため、ドライブ内の発生ガスから媒体表面を保護し、有
害な酸性ガスの媒体表面への吸着が起こり難くなる。こ
のため、パーフロロポリエーテル系潤滑剤の分子が分解
し難く、安定した潤滑特性を永く維持できる。
【0017】更に、分子量の小さいハイドロカーボン系
潤滑剤で媒体表面を覆い尽くすことにより、媒体表面の
接触角(表面張力評価法の液滴法での接触角)を下げる
ことができるので、局部的な疎水性の部分とやや吸水性
の部分のむらを無くすことができ、それ故、吸着水の局
部的な集まりを防ぎ、結果として酸を全体的に分散させ
濃度を高くさせない媒体界面を形成することができる。
この点からも、潤滑特性の持続性を高めることができ
る。
【0018】特に、ハイドロカーボン系潤滑剤としてエ
ステル結合を複数持つ脂肪酸エステルを用いると、エス
テル結合の部位とカーボン表面が物理吸着し易く、濡れ
性が増すので潤滑性が良好になる傾向を示す。更に、潤
滑層の塗布方法において、カーボン保護層の表面にハイ
ドロカーボン系潤滑剤を塗布した後、パーフロロポリエ
ーテル系潤滑剤を塗布する前に、ハイドロカーボン系潤
滑剤の塗布面に対し赤外線を照射する赤外線加熱を施す
と、ハイドロカーボン系潤滑剤の溶媒を速く蒸発させる
と共に、潤滑膜の膜厚均一化を図ることができるので、
CSS耐久性等を向上させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。
【0020】まず、図2に示すように、Al合金(Al
−Mg合金)の基板11を準備し、これに無電解めっき
処理によりNi−Pの非磁性層12を13μm形成し、そ
の表面をポリッシュで表面粗さがRa=10Åになるよう
に研磨した後、ダイヤモンドスラリーを使用したテクス
チャーにより、ほぼ同心円状の溝を表面粗さがRa=40
Åになるように作製した。この基板を洗浄した後、スパ
ッター装置で、Crの層厚500 Åの非磁性金属下地層
2,層厚300 ÅのCo82Cr14Ta4 の磁性層3,層厚
150 Åのダイヤモンド状カーボン(DLC)の保護層4
を形成した。更に、スパッタ後の基板に対しテープバニ
ッシを行い、この媒体を共通媒体として次のような液体
潤滑剤の塗布実験を行った。
【0021】(実施形態1)まず最初に、表1に示すハ
イドロカーボン系潤滑剤のそれぞれを溶媒ジクロロメタ
ンに0.02wt%に希釈し、ディッピング法により1mm/se
c の引き上げ速度で媒体表面に塗布する。次に、第2の
塗布工程として、重量平均分子量が約4000MWで有極性
末端基が水酸基のパーフロロポリエーテル系潤滑剤を溶
媒(溶剤)パーフロロオクタンで0.05wt%に希釈し、ス
ピンコート法により回転数1800rpm でパーフロロポリエ
ーテルが膜厚16Åになるように塗布する。
【0022】なお、比較例としては、重量平均分子量が
約4000MWで有極性末端基が水酸基(OH)のパーフロ
ロポリエーテル系潤滑剤を溶媒(溶剤)パーフロロオク
タンで0.05wt%に希釈し、ディッピング法により1mm/
sec の引き上げ速度で上記の媒体表面の潤滑層5の厚さ
が18Åになるように塗布した。
【0023】
【表1】
【0024】表1は、実施形態1の各具体例及び比較例
について、磁気記録媒体を実際の磁気ディスクドライブ
に組み込み、温度60°C, 湿度80%RHの雰囲気下で20
0 時間、CSS耐久試験を繰り返し、摩擦係数の測定と
終了後の磁気ヘッドの汚れを観察した結果である。な
お、表1において、ハイドロカーボン系潤滑剤は、ステ
アリン酸nブチル,セバシン酸ジオクチル,脂肪酸エス
テル1(日本油脂(株)製 商品名ユニスターMB−81
6 ),脂肪酸エステル2(ユニスターMB−871),脂
肪酸エステル3(ユニスターH−334 R),脂肪酸エス
テル4(ユニスターH−310 ),脂肪酸エステル5(ユ
ニスターH−381 R),脂肪酸エステル6(ユニスター
H−407 R), 脂肪酸エステル7(ユニスターH−4812
R)である。
【0025】ここで、脂肪酸エステルの分子は、R,
R′をアルキル基とすると、一般に、RCOOR′と表
されるが、今回使用した脂肪酸エステルは次のような構
造式となっており、1分子に1つのエステル結合を持っ
ている。
【0026】
【化1】
【0027】表1に示すように、パーフロロポリエーテ
ル系潤滑剤と併用する低分子潤滑剤としてステアリン酸
nブチル,セバシン酸ジオクチルを用いると、塗布面に
白色の析出物が認められ、塗布性能は不良であった。ま
たCSS耐久特性も悪く、ヘッド汚れも認められた。
【0028】ところが、低分子のハイドロカーボン系潤
滑剤として脂肪酸エステル1〜7を用いると、塗布性
能,CSS結果,ヘッド汚れのいずれについても良好で
あった。パーフロロポリエーテル系潤滑剤に比し、分子
量の小さなハイドロカーボン系潤滑剤を塗布すると、磁
気ヘッドとの吸着を起こさない程度の潤滑剤膜厚で媒体
表面を覆い尽くし、高分子量のパーフロロポリエーテル
分子の隙間を埋め、媒体表面での酸性ガスの吸着を阻止
するためである。
【0029】ところで、脂肪酸エステル1〜7のうち、
いちばん低分子量(350 MW)の脂肪酸エステル1(粘
度8.1sct,流動点0°C)を用いると、低分子量である
故に、摩擦係数が悪くなり、CSS特性が落ちる。逆
に、いちばん高分子量(900 MW)の脂肪酸エステル5
(粘度48.3sct ,流動点−30.0°C)を用いると、ヘッ
ド汚れが認められるようになる。従って、脂肪酸エステ
ルの重量平均分子量としては約350 〜900 MWの範囲に
あることが好ましいと判明した。。また、表1から判る
ように、ステアリン酸nブチル,セバシン酸ジオクチル
の流動点は0°C以上であるが、脂肪酸エステルの流動
点は0°C以下である。このことから、流動点が0°C
以下のハイドロカーボン系潤滑剤を用いることが好まし
い。更に脂肪酸エステルの粘度は約40°Cで約5〜50sc
t であることが好ましい。
【0030】(実施形態2)まず、塗布工程として、重
量平均分子量が約4000MWで有極性末端基が水酸基(O
H)のパーフロロポリエーテル系潤滑剤を溶媒(溶剤)
パーフロロオクタンで0.05wt%に希釈し、ディッピング
法により1mm/sec の引き上げ速度で媒体表面の潤滑層
5の厚さが18Åになるように塗布した。次に、バフ工程
として、表1に示すハイドロカーボン系潤滑剤のそれぞ
れをIPA(イソプロピルアルコール)で0.02wt%に希
釈し、これをバフテープにしみ込ませながら媒体表面を
回転数200rpmで回転させてバフかけを行った。
【0031】図1は実施形態2の塗布方法を用い膜厚を
変化させパーフロロポリエーテル系潤滑剤とハイドロカ
ーボン系潤滑剤の比率に対するCSS特性と磁気ヘッド
の汚れの関係を示すグラフである。なお、図1のグラフ
は、表1の場合と同様に、磁気記録媒体を実際の磁気デ
ィスクドライブに組み込み、温度60°C, 湿度80%RH
(相対湿度)の雰囲気下で200 時間、CSS耐久試験を
繰り返し、摩擦係数の測定と終了後の磁気ヘッドの汚れ
を観察した結果である。図1から明らかなように、ハイ
ドロカーボン系潤滑剤が30〜70%の範囲で、CSS特性
及びヘッド汚れ特性を満足していることが判った。
【0032】(実施形態3)まず最初に、表2に示す脂
肪酸エステルのハイドロカーボン系潤滑剤のそれぞれを
溶媒クロロフルオロカーボン(例えばアサヒクリーンA
K−225旭硝子(株)製)ジクロロメタンに0.05wt%
になるように希釈し、スピンコート法により回転数1600
rpm でハイドロカーボン系潤滑剤が10Åになるように塗
布した。その後、表2に示すパーフロロポリエーテル系
潤滑剤をフルオロカーボン(例えばFC−77 3M
(株)製)を溶媒として、その濃度が0.05wt%になるよ
うに希釈し、スピンコート法により回転数1800rpm で表
2に示すパーフロロポリエーテル系潤滑剤が20Åになる
ように塗布して磁気記録媒体を作成した。
【0033】
【表2】
【0034】ここで、2エチル−ヘキサノール脂肪酸エ
ステルは1つのエステル結合を持ち重量平均分子量は約
400 MW、ポリオール脂肪酸エステルは2つのエステル
結合を持ち重量平均分子量は約400 〜900 MW、ペンタ
エリスリトールヘプタネートは4つのエステル結合を持
ち重量平均分子量は約900 MW、特殊ヒンダードエステ
ル及びアジピン酸ジイソデシルは4つのエステル結合を
持ち重量平均分子量は約400 〜900 MWである。また表
2中の末端基がピペロニル基であるパーフロロポリエー
テル系潤滑剤は、カーボン表面の官能基(カルボキシル
基,水酸基など)と化学吸着する潤滑剤ではなく、ベン
ゼン環に似たピペロニル基がカーボン表面に物理吸着す
る潤滑剤である。
【0035】なお、表2中の具体例8〜12は、ハイド
ロカーボン系潤滑剤の塗布後、赤外線ランプヒータによ
り100°C,30秒の赤外線照射の加熱処理を施した
ものである。
【0036】表1の具体例1〜12と比較例〜によ
り作製した磁気記録媒体の表面上に、ヘッド荷重が10g
fの磁気ヘッドを半径位置2.15mm, 回転数1rpm で摺動
させたときの動摩擦係数μI を測定した。その後、回転
数を100rpmの条件下で1時間摺動させた後、回転数1rp
m で摺動させたときの動摩擦係数μL を測定した。ま
た、実際の磁気ディスクドライブに組み込み、摩擦係数
μI の測定を行った(CSS−μI と表す)。その後、
60°C80%RHの条件下で200時間CSSを繰り
返した後、摩擦係数μL の測定(CSS−μL と表す)
と終了後の磁気ヘッドの汚れ観察を行った。いずれの結
果も表2に示す。
【0037】表2から判るように、ハイドロカーボン系
潤滑剤とパーフロロポリエーテル系潤滑剤を塗布した磁
気記録媒体(具体例1〜12)では、動摩擦係数μL
CSS−μL が低く抑えられると共に、ヘッド汚れは認
められなかった。特に、ハイドロカーボン系潤滑剤の塗
布後に赤外線加熱処理を施した媒体(具体例8〜12)
では、動摩擦係数μL やCSS−μL などの低下が顕著
であることが判明した。これは赤外線加熱処理でハイド
ロカーボン系潤滑剤の溶媒を速く蒸発させるとハイドロ
カーボン系潤滑剤が均一な膜厚となるためと考えられ
る。ハイドロカーボン系潤滑剤の塗布後の赤外線加熱処
理は有効であることが判明した。
【0038】特に本例では、ポリオール脂肪酸エステ
ル,ペンタエリスリトールヘプタネート,特殊ヒンダー
ドエステル及びアジピン酸ジイソデシルがエステル結合
を2つ以上持つ脂肪酸エステルであるため、実施形態1
のように、1つエステル結合を持つ脂肪酸エステルに比
し、エステル結合の部位とカーボン表面が物理吸着し易
くなるので、濡れ性が増し、潤滑性が良好になる傾向を
示す。
【0039】他方、比較例〜のパーフロロポリエー
テル系潤滑剤のみを塗布した媒体では、動摩擦係数μL
やCSS−μL が高く、またヘッド汚れが発生してい
た。
【0040】なお、上記実施例では、分子の有極性末端
基に水酸基,ピペロニル基,カルボキシル基のいずれか
を持つパーフロロポリエーテル系潤滑剤を用いてある
が、混合種のパーフロロポリエーテル系潤滑剤を塗布し
ても良い。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、液体潤
滑剤として高分子量のパーフロロポリエーテル系潤滑剤
の外に、低分子量のハイドロカーボン系潤滑剤を塗布し
た点を特徴としている。従って、次の効果を奏する。
【0042】 分子量の小さいハイドロカーボン系潤
滑剤が媒体表面を覆い、分子量の大きなパーフロロポリ
エーテルの分子と分子の隙間にも入り込む。ドライブ内
の発生ガスから媒体表面を保護し、有害な酸性ガスの媒
体表面への吸着が起こらない。
【0043】このため、パーフロロポリエーテルが分解
し難く、安定した潤滑特性を永く維持できる。更に、分
子量の小さいハイドロカーボン系潤滑剤で媒体表面が覆
い尽くされていると、吸着水の局部的な集まりを防ぎ、
結果として酸を全体的に分散させ濃度を高くさせない媒
体界面を形成することができる。この点からも、潤滑特
性の持続性を高めることができる。
【0044】 特に、ハイドロカーボン系潤滑剤とし
てエステル結合を複数持つ脂肪酸エステルを用いると、
エステル結合の部位とカーボン表面が物理吸着し易く、
濡れ性が増すので潤滑性が良好になる傾向を示す。 更に、潤滑層の塗布方法において、カーボン保護層
の表面にハイドロカーボン系潤滑剤を塗布した後、パー
フロロポリエーテル系潤滑剤を塗布する前に、ハイドロ
カーボン系潤滑剤の塗布面に対し赤外線を照射する赤外
線加熱を施すと、ハイドロカーボン系潤滑剤の溶媒を速
く蒸発させると共に、潤滑膜の膜厚均一化を図ることが
できるので、CSS耐久性等を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態2の塗布方法を用い膜厚を変
化させパーフロロポリエーテル系潤滑剤とハイドロカー
ボン系潤滑剤の膜厚比率に対するCSS特性と磁気ヘッ
ドの汚れの関係を示すグラフである。
【図2】一般的な磁気記録媒体の層構造を示す模式的斜
視図である。
【符合の説明】
1…基体 2…非磁性下地層 3…磁性層 4…保護層 5…液体潤滑層 11…非磁性基板 12…非磁性金属層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鄭 用一 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 岩瀬 美保代 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性基体の上に積層された磁性層を保
    護するカーボン保護層と、このカーボン保護層の上に塗
    布された液体潤滑層とを備えた磁気記録媒体において、
    前記液体潤滑層は、ハイドロカーボン系潤滑剤とパーフ
    ロロポリエーテル系潤滑剤とを塗布して成ることを特徴
    とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の磁気記録媒体におい
    て、前記ハイドロカーボン系潤滑剤の分子は、少なくと
    も一つのエステル結合を持ち、重量平均分子量が350 〜
    900 MWであることを特徴とする磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の磁気記録媒体におい
    て、前記ハイドロカーボン系潤滑剤の分子は脂肪酸エス
    テルであることを特徴とする磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の磁気記録媒体におい
    て、前記脂肪酸エステルの流動点は0°C以下であるこ
    とを特徴とする磁気記録媒体。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の磁気記録媒体におい
    て、前記脂肪酸エステルの粘度は40°Cで5〜50sct で
    あることを特徴とする磁気記録媒体。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の磁気記録媒体におい
    て、前記ハイドロカーボン系潤滑剤の潤滑剤全体に占め
    る比率は30〜70%であることを特徴とする磁気記録媒
    体。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に
    記載の磁気記録媒体において、前記パーフロロポリエー
    テル系潤滑剤の分子は、少なくとも一方の末端基が有極
    性末端基であり、重量平均分子量が2000〜5000MWであ
    ることを特徴とする磁気記録媒体。
  8. 【請求項8】 非磁性基体の上に積層された磁性層を保
    護するカーボン保護層と、このカーボン保護層の上に塗
    布された液体潤滑層とを備えた磁気記録媒体の製造方法
    において、前記カーボン保護層の表面にハイドロカーボ
    ン系潤滑剤をディッピング法で塗布する第1の塗布工程
    と、しかる後、その塗布表面にパーフロロポリエーテル
    系潤滑剤をスピンコート法で塗布する第2の塗布工程と
    を有して成る磁気記録媒体の製造方法。
  9. 【請求項9】 非磁性基体の上に積層された磁性層を保
    護するカーボン保護層と、このカーボン保護層の上に塗
    布された液体潤滑層とを備えた磁気記録媒体の製造方法
    において、前記カーボン保護層の表面にパーフロロポリ
    エーテル系潤滑剤を塗布する第1の塗布工程と、しかる
    後、その塗布表面をハイドロカーボン系潤滑剤をしみ込
    ませたバフテープでバフかけする第2の塗布工程とを有
    して成ることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  10. 【請求項10】 非磁性基体の上に積層された磁性層を
    保護するカーボン保護層と、このカーボン保護層の上に
    塗布された液体潤滑層とを備えた磁気記録媒体の製造方
    法において、前記カーボン保護層の表面にハイドロカー
    ボン系潤滑剤をスピンコート法で塗布する第1の塗布工
    程と、しかる後、その塗布表面にパーフロロポリエーテ
    ル系潤滑剤をスピンコート法で塗布する第2の塗布工程
    とを有して成ることを特徴とする磁気記録媒体の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 非磁性基体の上に積層された磁性層を
    保護するカーボン保護層と、このカーボン保護層の上に
    塗布された液体潤滑層とを備えた磁気記録媒体の製造方
    法において、前記カーボン保護層の表面にハイドロカー
    ボン系潤滑剤を塗布する第1の塗布工程と、前記ハイド
    ロカーボン系潤滑剤の塗布面に対し赤外線を照射する赤
    外線加熱工程と、しかる後、前記ハイドロカーボン系潤
    滑剤の塗布表面にパーフロロポリエーテル系潤滑剤を塗
    布する第2の塗布工程とを有して成ることを特徴とする
    磁気記録媒体の製造方法。
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