JPH03105719A - 磁気記録媒体及びそれを用いた磁気記憶装置 - Google Patents
磁気記録媒体及びそれを用いた磁気記憶装置Info
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- JPH03105719A JPH03105719A JP1241961A JP24196189A JPH03105719A JP H03105719 A JPH03105719 A JP H03105719A JP 1241961 A JP1241961 A JP 1241961A JP 24196189 A JP24196189 A JP 24196189A JP H03105719 A JPH03105719 A JP H03105719A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/62—Record carriers characterised by the selection of the material
- G11B5/72—Protective coatings, e.g. anti-static or antifriction
- G11B5/725—Protective coatings, e.g. anti-static or antifriction containing a lubricant, e.g. organic compounds
- G11B5/7253—Fluorocarbon lubricant
- G11B5/7257—Perfluoropolyether lubricant
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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Landscapes
- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Lubricants (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ＣＭｍ上の利用分野〕
本発明は，磁気記録媒体を用いた情報記憶再生装置に係
わり、特に，それに搭載される磁気記録媒体の表面構造
に関する． 〔従来の技術〕 磁気ディスクの表面に潤滑性薄膜を形或することは、ヘ
ッドによるディスクの損傷を防止する目的で広く用いら
れてきた技術である．ところでスパッタ円板は、表面が
非常に平滑であるため、潤滑剤を厚く塗るとヘッドとの
粘着が起こりやすくなり，再起動時に大きな負荷がかか
り記憶装置としての機能が作動しなかったり，ヘッドや
ディスクの破損を引き起こすことになる． これらの問題を解決するために、潤滑剤を磁気ディスク
表面に強く結合させる方法が検討され，いくつかの提案
がなされている．例えば、特開昭６２−１１４１２２号
においては，潤滑剤として末端に官能基を有するものを
用いて潤滑膜形或後加熱する等により保護膜と結合させ
、余分な潤滑剤を洗い流し，潤滑膜を形或する方法が提
案されている． しかし，形成される潤滑膜の構造については、何ら考慮
されてなく、ヘッドの低浮上化の際の耐摺動強度が保証
でき、かつ，耐食性にすぐれたものとは言い難かった． 〔発明が解決しようとする課題〕 上記従来技術は、形成された潤滑膜の構造について配慮
されておらず、ヘッドの低浮上化に伴なう耐摺動強度の
保証、また，潤滑膜をどの様にち密化し耐食性を向上さ
せるかという点について問題があった． 本発明は、保護膜上に，片末端に官能基を有する潤滑膜
と両末端に官能基を有する潤滑膜で構成し、凹凸の潤滑
膜を形成し、ヘッドに対する耐摺動強度向上，粘着力低
下を目的とする．さらに，２種の潤滑剤の末端の官能基
を異種とすることにより，和語膜上に形成される潤滑膜
をよりち密化し，耐食性を向上させることを目的とする
．〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達或するためには、潤滑膜厚方向に微細な領
域で厚さの異なる膜を形或することである．その方法と
しては、両末端に官能基を有する潤滑剤成分とそれと平
均分子量がほぼ同等，あるいはそれ以上である片末端に
官能基を有する潤滑剤成分を任意の割合で混在させた潤
滑膜を形成する方法である．さらに望ましくは，潤滑剤
が塗布形成される表面（一般には磁性膜の上に形成され
た保護膜の表面）は組成が一定しないため上記した末端
基の構造は異なっている方が望ましい．さらに磁気ディ
スク表面は平滑であるため、ディスク表面に結合してな
い潤滑剤成分が、ヘッドとの粘着力を増加させ、耐摺動
特性に問題がある．これを回避するために、その潤滑剤
成分をできる限り取り除く工程を加えると有効である．
この方法としては、溶剤の入った槽にディスクを浸漬さ
せ引上げる方法，溶剤のシャワーをディスクにかける方
法などがある． 潤滑膜表面を微細なレベルで凹凸にするもう一つの手段
としては，官能基が片末端にしかないタイプの潤滑剤成
分あるいは両末端にある成分のみで構成されている場合
に、その分子量分布が明らかに二つの分子量ピークを持
つ組或物で構成することによっても達威される．この様
にして形成される潤滑膜表面の凹凸は、潤滑剤の表面で
の結合形態の変動によりかなり変化するが、平均的には
、潤滑剤の分子量と官能基数とで決まると考えて良い．
例えば，分子量約２５００程度のバーフロロボリエーテ
ルは，分子鎖長がほぼ１０＋ｍであり、片末端に官能基
がある潤滑剤ならばほぼこの厚さ，両末端官能基の潤滑
剤で両末端が表面に結合すればほぼ半分の５■の厚さに
なると考えられる．従って両者が共存すれば、微細な小
領域で見れば高い所と低い所の差が５ｍｍ（通常の表面
粗さの表現で言えばＰｅａｋ−ｔｏ Ｖａｌｌｅｙ値）
程度出来る．このレベルの面粗さは，通常テクスチャリ
ングと称して，表面を若干粗面化し，ヘッドの粘着を防
止する技術として採用されている表面粗さと、同等レベ
ルであり、本発明の適用によって使用目的によっては煩
雑な加工プロセスからなるテクスチャリングを必要とし
ない場合も有り得る． 〔作 用〕 上記手段により，両末端と片末端に官能基を有する潤滑
剤は，ディスク表面に強固に結合され、しかも、単層膜
として厚さ方向にまばらなものとして存在することにな
る．それによって、磁気ディスクは、ヘッドとの接触に
際し，まず最初に片末端に官能基を有する潤滑剤に接触
し、衝撃が緩和され耐摺動強度の高いものとなる． さらに，異種の末端基をもつ潤滑剤を混合し塗布するこ
とにより、保護膜とピンホール等で保護膜で覆われてい
ない部分に潤滑剤がそれぞれ結合し，ち密な膜となり、
耐摺動強度、耐食性にすぐれたものとなる． 〔実施例〕 潤滑剤を両末端に官能基を有するものと片末端に官能基
を有するものとを混合させ，磁気ディスクの保護膜上に
潤滑膜を形成させた例について具体的に本発明を説明す
る． く実施例１〉 本実験では、アルミ基板上にメッキによるＮｉ−Ｐの硬
質下地膜を形成し、その上に中間膜と磁性膜と保護膜と
をスパッタリングで形或し、第１表と第２表に示す１種
の潤滑剤を混合し，この磁気ディスク表面に塗布した．
ここで、混合させる片末端に官能基を有する潤滑剤の分
子量は両末端にそれを有する潤滑剤の分子量と同等、あ
るいはそれ以上のものであり、末端基が異種のものを組
合せるのが望ましい． 以下、余白 第 １ 表 第 ２ 表 この時の断面構造の模式図を第工図に示す．第１表に示
す潤滑剤は、すべて両末端に官能基を有する鎖状のパー
フロ口アルキルボリエーテルである．第２表に示す潤滑
剤は、すべて片末端に官能基を有する鎖状のバーフロロ
アルキルポリエーテルである．塗布方法は、潤滑剤のト
リクロロトリフロロエタン０．３％溶液中に磁気ディス
クを浸漬させた後、ゆっくり引上げる．このままでは、
磁気ディスク表面に結合してない潤滑剤成分があるとヘ
ッドとの粘着を引き起こし、磁気記憶装置の再起動時に
大きな負荷がかかり記憶装置としての機能が作動しなか
ったり、ヘッドやディスクの破損を引き起こすことにな
る．そこで、この結合してない成分をトリクロ口トリフ
ロロエテン等の溶剤で洗い流す．そのことにより、第１
図に示す様な単層膜構造を形成することになる．この様
なプロセスで形成する潤滑膜の潤滑膜構成比率（片末端
に官能基を有する潤滑膜／両末端に官能基を有する潤滑
膜）を変え耐摺動強度を調べた結果を第２図に示す．強
度評価のために第４図の如く、磁気ディスク記憶装置を
構成した．７は磁気ディスク，８は磁気ディスク７と接
触摺動をくり返す磁気ヘッド、９は磁気ヘッド８を支持
するアクチュエータであり，１０はアクチュエータ９を
回動させるボイスコイルモー夕である． 片末端に官能基を有する潤滑膜の比率を増加していくと
、徐々に耐摺動強度が向上し，３０％付近から一定にな
る．また，その７０％付近から．若干、摺動強度が低く
なってくる傾向となる．これは、片末端に官能基を有す
る潤滑膜により、厚さ方向に，まばらな膜構造が形成さ
れ、微小な凹凸となって、その凸の部分にヘッドの？＃
撃が緩和されるためと推定する．その反対に、潤滑膜の
構成比率が７０％を越えると潤滑膜の凹凸が少なくなり
，耐摺動強度が低下すると推定する．また、耐食性を調
べてみた．ここでの耐食性とは、６０℃，８０％ＲＨの
雰囲気中で７２Ｈｒ放直後のエラー増加度合をいう．こ
の耐食性でも潤滑膜の構成比率に依存している結果とな
った．これは、末端基の組成の異なったものを混在させ
ることにより、保護膜とピンホール等により保護膜で覆
われていない部分に潤滑剤が結合し、よりち密に形或さ
れると推定される．そのことを調べるために、次のこと
を実施した。
わり、特に，それに搭載される磁気記録媒体の表面構造
に関する． 〔従来の技術〕 磁気ディスクの表面に潤滑性薄膜を形或することは、ヘ
ッドによるディスクの損傷を防止する目的で広く用いら
れてきた技術である．ところでスパッタ円板は、表面が
非常に平滑であるため、潤滑剤を厚く塗るとヘッドとの
粘着が起こりやすくなり，再起動時に大きな負荷がかか
り記憶装置としての機能が作動しなかったり，ヘッドや
ディスクの破損を引き起こすことになる． これらの問題を解決するために、潤滑剤を磁気ディスク
表面に強く結合させる方法が検討され，いくつかの提案
がなされている．例えば、特開昭６２−１１４１２２号
においては，潤滑剤として末端に官能基を有するものを
用いて潤滑膜形或後加熱する等により保護膜と結合させ
、余分な潤滑剤を洗い流し，潤滑膜を形或する方法が提
案されている． しかし，形成される潤滑膜の構造については、何ら考慮
されてなく、ヘッドの低浮上化の際の耐摺動強度が保証
でき、かつ，耐食性にすぐれたものとは言い難かった． 〔発明が解決しようとする課題〕 上記従来技術は、形成された潤滑膜の構造について配慮
されておらず、ヘッドの低浮上化に伴なう耐摺動強度の
保証、また，潤滑膜をどの様にち密化し耐食性を向上さ
せるかという点について問題があった． 本発明は、保護膜上に，片末端に官能基を有する潤滑膜
と両末端に官能基を有する潤滑膜で構成し、凹凸の潤滑
膜を形成し、ヘッドに対する耐摺動強度向上，粘着力低
下を目的とする．さらに，２種の潤滑剤の末端の官能基
を異種とすることにより，和語膜上に形成される潤滑膜
をよりち密化し，耐食性を向上させることを目的とする
．〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達或するためには、潤滑膜厚方向に微細な領
域で厚さの異なる膜を形或することである．その方法と
しては、両末端に官能基を有する潤滑剤成分とそれと平
均分子量がほぼ同等，あるいはそれ以上である片末端に
官能基を有する潤滑剤成分を任意の割合で混在させた潤
滑膜を形成する方法である．さらに望ましくは，潤滑剤
が塗布形成される表面（一般には磁性膜の上に形成され
た保護膜の表面）は組成が一定しないため上記した末端
基の構造は異なっている方が望ましい．さらに磁気ディ
スク表面は平滑であるため、ディスク表面に結合してな
い潤滑剤成分が、ヘッドとの粘着力を増加させ、耐摺動
特性に問題がある．これを回避するために、その潤滑剤
成分をできる限り取り除く工程を加えると有効である．
この方法としては、溶剤の入った槽にディスクを浸漬さ
せ引上げる方法，溶剤のシャワーをディスクにかける方
法などがある． 潤滑膜表面を微細なレベルで凹凸にするもう一つの手段
としては，官能基が片末端にしかないタイプの潤滑剤成
分あるいは両末端にある成分のみで構成されている場合
に、その分子量分布が明らかに二つの分子量ピークを持
つ組或物で構成することによっても達威される．この様
にして形成される潤滑膜表面の凹凸は、潤滑剤の表面で
の結合形態の変動によりかなり変化するが、平均的には
、潤滑剤の分子量と官能基数とで決まると考えて良い．
例えば，分子量約２５００程度のバーフロロボリエーテ
ルは，分子鎖長がほぼ１０＋ｍであり、片末端に官能基
がある潤滑剤ならばほぼこの厚さ，両末端官能基の潤滑
剤で両末端が表面に結合すればほぼ半分の５■の厚さに
なると考えられる．従って両者が共存すれば、微細な小
領域で見れば高い所と低い所の差が５ｍｍ（通常の表面
粗さの表現で言えばＰｅａｋ−ｔｏ Ｖａｌｌｅｙ値）
程度出来る．このレベルの面粗さは，通常テクスチャリ
ングと称して，表面を若干粗面化し，ヘッドの粘着を防
止する技術として採用されている表面粗さと、同等レベ
ルであり、本発明の適用によって使用目的によっては煩
雑な加工プロセスからなるテクスチャリングを必要とし
ない場合も有り得る． 〔作 用〕 上記手段により，両末端と片末端に官能基を有する潤滑
剤は，ディスク表面に強固に結合され、しかも、単層膜
として厚さ方向にまばらなものとして存在することにな
る．それによって、磁気ディスクは、ヘッドとの接触に
際し，まず最初に片末端に官能基を有する潤滑剤に接触
し、衝撃が緩和され耐摺動強度の高いものとなる． さらに，異種の末端基をもつ潤滑剤を混合し塗布するこ
とにより、保護膜とピンホール等で保護膜で覆われてい
ない部分に潤滑剤がそれぞれ結合し，ち密な膜となり、
耐摺動強度、耐食性にすぐれたものとなる． 〔実施例〕 潤滑剤を両末端に官能基を有するものと片末端に官能基
を有するものとを混合させ，磁気ディスクの保護膜上に
潤滑膜を形成させた例について具体的に本発明を説明す
る． く実施例１〉 本実験では、アルミ基板上にメッキによるＮｉ−Ｐの硬
質下地膜を形成し、その上に中間膜と磁性膜と保護膜と
をスパッタリングで形或し、第１表と第２表に示す１種
の潤滑剤を混合し，この磁気ディスク表面に塗布した．
ここで、混合させる片末端に官能基を有する潤滑剤の分
子量は両末端にそれを有する潤滑剤の分子量と同等、あ
るいはそれ以上のものであり、末端基が異種のものを組
合せるのが望ましい． 以下、余白 第 １ 表 第 ２ 表 この時の断面構造の模式図を第工図に示す．第１表に示
す潤滑剤は、すべて両末端に官能基を有する鎖状のパー
フロ口アルキルボリエーテルである．第２表に示す潤滑
剤は、すべて片末端に官能基を有する鎖状のバーフロロ
アルキルポリエーテルである．塗布方法は、潤滑剤のト
リクロロトリフロロエタン０．３％溶液中に磁気ディス
クを浸漬させた後、ゆっくり引上げる．このままでは、
磁気ディスク表面に結合してない潤滑剤成分があるとヘ
ッドとの粘着を引き起こし、磁気記憶装置の再起動時に
大きな負荷がかかり記憶装置としての機能が作動しなか
ったり、ヘッドやディスクの破損を引き起こすことにな
る．そこで、この結合してない成分をトリクロ口トリフ
ロロエテン等の溶剤で洗い流す．そのことにより、第１
図に示す様な単層膜構造を形成することになる．この様
なプロセスで形成する潤滑膜の潤滑膜構成比率（片末端
に官能基を有する潤滑膜／両末端に官能基を有する潤滑
膜）を変え耐摺動強度を調べた結果を第２図に示す．強
度評価のために第４図の如く、磁気ディスク記憶装置を
構成した．７は磁気ディスク，８は磁気ディスク７と接
触摺動をくり返す磁気ヘッド、９は磁気ヘッド８を支持
するアクチュエータであり，１０はアクチュエータ９を
回動させるボイスコイルモー夕である． 片末端に官能基を有する潤滑膜の比率を増加していくと
、徐々に耐摺動強度が向上し，３０％付近から一定にな
る．また，その７０％付近から．若干、摺動強度が低く
なってくる傾向となる．これは、片末端に官能基を有す
る潤滑膜により、厚さ方向に，まばらな膜構造が形成さ
れ、微小な凹凸となって、その凸の部分にヘッドの？＃
撃が緩和されるためと推定する．その反対に、潤滑膜の
構成比率が７０％を越えると潤滑膜の凹凸が少なくなり
，耐摺動強度が低下すると推定する．また、耐食性を調
べてみた．ここでの耐食性とは、６０℃，８０％ＲＨの
雰囲気中で７２Ｈｒ放直後のエラー増加度合をいう．こ
の耐食性でも潤滑膜の構成比率に依存している結果とな
った．これは、末端基の組成の異なったものを混在させ
ることにより、保護膜とピンホール等により保護膜で覆
われていない部分に潤滑剤が結合し、よりち密に形或さ
れると推定される．そのことを調べるために、次のこと
を実施した。
〈実施例２〉
末端に官能基をもつ潤滑剤１種とトリクロロトリフロロ
エタン０．３％溶液中に磁気ディスクを浸漬させた後、
ゆっくり引上げることにより塗布し、トリクロロトリフ
ロロエテン溶剤で洗い流したもの．さらに、前者の磁気
ディスクを異種の官能基をもつ潤滑剤をトリクロロトリ
フロロエタン０．３％溶液中にそのディスクを浸漬させ
，同様に塗布し，再度，同溶剤で洗い流したものについ
て耐食性を調べた．その結果を第３図に示す．明らかに
，耐食性が向上していることが判る．また，耐摺動性も
，実施例１で作製した磁気ディスクと同等の効果を示す
ことが判った． 〔発明の効果〕 本発明によれば、磁気ディスク表面に形或された潤滑膜
が膜厚方向に微細な凹凸を形成し、しかも，単層膜でち
密な膜構造となるため，ヘッドとの粘着を起こしに＜＜
，ヘッドとの耐摺動強度が保証でき、かつ、耐食性にす
ぐれた高信頼性の磁気ディスク及びそれを用いた磁気デ
ィスク装置を提供することができる．
エタン０．３％溶液中に磁気ディスクを浸漬させた後、
ゆっくり引上げることにより塗布し、トリクロロトリフ
ロロエテン溶剤で洗い流したもの．さらに、前者の磁気
ディスクを異種の官能基をもつ潤滑剤をトリクロロトリ
フロロエタン０．３％溶液中にそのディスクを浸漬させ
，同様に塗布し，再度，同溶剤で洗い流したものについ
て耐食性を調べた．その結果を第３図に示す．明らかに
，耐食性が向上していることが判る．また，耐摺動性も
，実施例１で作製した磁気ディスクと同等の効果を示す
ことが判った． 〔発明の効果〕 本発明によれば、磁気ディスク表面に形或された潤滑膜
が膜厚方向に微細な凹凸を形成し、しかも，単層膜でち
密な膜構造となるため，ヘッドとの粘着を起こしに＜＜
，ヘッドとの耐摺動強度が保証でき、かつ、耐食性にす
ぐれた高信頼性の磁気ディスク及びそれを用いた磁気デ
ィスク装置を提供することができる．
第１ｖ４は，本発明の一実施例による磁気ディスクの断
面図及び潤滑膜の模式図、第２図は第１図の実施例の潤
滑膜構成比率（片末端に官能基を有する潤滑膜／両末端
に官能基を有する潤滑ＷＩ）を変化したときの耐摺動強
度と耐食性の相関図、第３図は，ｌ種類の潤滑膜で形成
したものと２種の潤滑膜でしかも末端基の官能基を有す
るものを順次形成したものの耐食性結果を示す図、第４
図は本発明の実施例の実験で用いた磁気ディスク装置の
概略図である． １・・・アルミ基板，２・・・硬質下地膜、３・・・中
間膜，４・・・磁性膜，５・・・非磁性保護膜，６・・
・潤滑膜、６ａ・・・両末端に官能基を有する潤滑膜．
６ｂ・・・片末端に官能基を有する潤滑膜、７・・・磁
気ディスク、８・・・磁気ヘッド、９・・・アクチュエ
ータ，１１・・・ボイスコイルモータ． 第 １ 閃 第 ３図 第 ２図 潤漕昧 ％ 今閉 ３閏５骨臘構戊工し雫（〃ノ （片Ｘｉ昂／両本貫尚） １０・・− スτ４λコイＬｔ−ツ
面図及び潤滑膜の模式図、第２図は第１図の実施例の潤
滑膜構成比率（片末端に官能基を有する潤滑膜／両末端
に官能基を有する潤滑ＷＩ）を変化したときの耐摺動強
度と耐食性の相関図、第３図は，ｌ種類の潤滑膜で形成
したものと２種の潤滑膜でしかも末端基の官能基を有す
るものを順次形成したものの耐食性結果を示す図、第４
図は本発明の実施例の実験で用いた磁気ディスク装置の
概略図である． １・・・アルミ基板，２・・・硬質下地膜、３・・・中
間膜，４・・・磁性膜，５・・・非磁性保護膜，６・・
・潤滑膜、６ａ・・・両末端に官能基を有する潤滑膜．
６ｂ・・・片末端に官能基を有する潤滑膜、７・・・磁
気ディスク、８・・・磁気ヘッド、９・・・アクチュエ
ータ，１１・・・ボイスコイルモータ． 第 １ 閃 第 ３図 第 ２図 潤漕昧 ％ 今閉 ３閏５骨臘構戊工し雫（〃ノ （片Ｘｉ昂／両本貫尚） １０・・− スτ４λコイＬｔ−ツ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、磁気記録媒体において、該媒体表面に潤滑膜が形成
されており、該潤滑膜を構成する潤滑剤成分が、分子単
位で該媒体表面に固定されており、潤滑剤で被覆された
表面が微小な凹凸を形成していることを特徴とする磁気
記録媒体。 ２、特許請求の範囲第１項記載の磁気記録媒体において
、該潤滑剤成分が片末端に官能基を有する潤滑剤成分と
両末端に官能基を有する潤滑剤成分からなることを特徴
とする磁気記録媒体。 ３、特許請求の範囲第１項記載の磁気記録媒体において
、該潤滑剤成分が片末端に官能基を有する成分、又は、
両末端に官能基を有する成分のみからなり、分子量分布
のピークが２以上ある潤滑剤成分であることを特徴とす
る磁気記録媒体。 ４、特許請求の範囲第１項乃至第３項記載の磁気記録媒
体において、該潤滑膜を構成する潤滑剤成分の末端官能
基が２種以上であることを特徴とする磁気記録媒体。 ５、特許請求の範囲第１項乃至第４項の磁気記録媒体を
少なくとも、１以上組み込んだことを特徴とする磁気記
憶再生装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1241961A JPH03105719A (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 磁気記録媒体及びそれを用いた磁気記憶装置 |
| US07/580,463 US5162163A (en) | 1989-09-20 | 1990-09-11 | Magnetic recording medium having a lubricant film consisting of a mixture of two lubricants and which has two peaks of molecular weight |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1241961A JPH03105719A (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 磁気記録媒体及びそれを用いた磁気記憶装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03105719A true JPH03105719A (ja) | 1991-05-02 |
Family
ID=17082150
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1241961A Pending JPH03105719A (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 磁気記録媒体及びそれを用いた磁気記憶装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5162163A (ja) |
| JP (1) | JPH03105719A (ja) |
Cited By (1)
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| US5325736A (en) * | 1992-02-27 | 1994-07-05 | Asmo Co., Ltd. | Bearing device for supporting a motor shaft |
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| JPH07161023A (ja) * | 1993-12-07 | 1995-06-23 | Hitachi Ltd | 磁気記憶装置 |
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| JPH0950623A (ja) * | 1995-05-30 | 1997-02-18 | Fuji Electric Co Ltd | 磁気記録媒体及びその製造方法 |
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| JPS62236135A (ja) * | 1986-04-08 | 1987-10-16 | Hitachi Maxell Ltd | 磁気記録媒体 |
| JP2550031B2 (ja) * | 1986-09-10 | 1996-10-30 | 株式会社日立製作所 | 磁気記録媒体 |
-
1989
- 1989-09-20 JP JP1241961A patent/JPH03105719A/ja active Pending
-
1990
- 1990-09-11 US US07/580,463 patent/US5162163A/en not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5162163A (en) | 1992-11-10 |
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