JPH0950553A - カード自動販売機 - Google Patents

カード自動販売機

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JPH0950553A
JPH0950553A JP22119495A JP22119495A JPH0950553A JP H0950553 A JPH0950553 A JP H0950553A JP 22119495 A JP22119495 A JP 22119495A JP 22119495 A JP22119495 A JP 22119495A JP H0950553 A JPH0950553 A JP H0950553A
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Japan Cash Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えばパチンコ台上部の狭い場所にも設置で
きる新規なカード自動販売機を提供することを目的と
し、また、例えば機器設置後の管理、保守点検を容易に
することを目的とする。 【解決手段】 受取紙幣の金種を識別する紙幣識別装置
と、送出し許可信号を受けてカードを外部に送出すカー
ド自動送出し装置と、前記紙幣識別装置によって受取っ
た紙幣の金種データを受けて、カード自動送出し装置へ
許可信号を出す送出し制御装置とからなり、これら各装
置を横長であって高さの低い前方開放型の外ケース内に
横方向に配列して組込み、前方開放部に錠によって施錠
可能とした前方開放型蓋を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種のプリペイド
カードの自動販売機、特にきわめて狭い空間中例えばパ
チンコ台上部のきわめて狭い空間中にも設置できるカー
ド自動販売機及びこの種の用途に適した紙幣識別機を設
けたカード自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】テレホンカード、オレンジカード等各種
のプリペイドカードを自動販売するカード自動販売機は
公知であり、きわめて一般的に使用されている。また当
然このカード自動販売機には紙幣識別装置が組み込まれ
ており、この紙幣識別装置も公知である。また、パチン
コ台の台間に設置できるカード自動販売機とそれに使用
されるカード自動送り出し装置も平成7年特許願第87
681号により提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従前、この種カード自
動販売機は、その設置場所に比較的余裕のある所が使用
され、その大きさ、形状等に特に制限されることはなか
った。しかし、例えばパチンコ店においてパチンコ玉貸
出用の書き込み済みカードの自動販売機を、パチンコ店
の限られた場所に設置してある場合、ゲーム中の顧客が
カードを購入する際、ゲーム中のパチンコ台の位置から
立ち上がってカード自動販売機の設置してある場所まで
移動しなければならない。特に顧客がゲームに熱中して
いる場合、ゲーム中のパチンコ台から離れることは、ゲ
ーム熱を冷ましてしまうという大きなマイナスとなる。
一方、前述のパチンコ台の台間に設置できるカード自動
販売機は、台間に余裕のある場合は、前記提案により、
上記の問題点を解決することができる。しかし、既設の
パチンコ店の中には台間に余裕のない店も多いという問
題点があり、またパチンコ店を新設するさいには平面ス
ペース活用の立場からパチンコ台とパチンコ台との間に
隙間を空けずに密接して設置したいとする要望も多くな
っているという課題があった。一方パチンコ玉の貸出機
は既にパチンコ台上に設置されていることから、このカ
ード自動販売機をパチンコ台上部のきわめて狭い空間に
設置できるようにすれば、上記の問題点や要望は容易に
解決できる。
【0004】本発明は、そこで、例えばパチンコ台上部
の狭い場所にも設置できる新規なカード自動販売機を提
供することを目的とし、また、例えば機器設置後の管
理、保守点検を容易にすることを目的としている。さら
に、顧客が席に座ったままきわめて容易に確実に紙幣を
差し入れることができ、入金された紙幣の取り出しや、
管理が容易にできる紙幣識別装置を設けたカード自動販
売機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明カード自動販売機
は、上記の問題点や課題を解決するため、受取紙幣の金
種を識別する紙幣識別装置と、送出し許可信号を受けて
カードを外部に送出すカード自動送出し装置と、前記紙
幣識別装置によって受取った紙幣の金種データを受け
て、カード自動送出し装置へ許可信号を出す送出し制御
装置とからなり、これら各装置を横長であって高さの低
い前方開放型の外ケース内に横方向に配列して組み込
み、前方開放部に錠によって施錠可能とした前方開放型
蓋を設けてあることを特徴とする。上記前方開放型蓋に
紙幣識別装置及びカード自動送り出し装置のための開口
を別々に設けるとともに、紙幣識別装置が受取った受取
り紙幣の金種の表示部を設け、カード自動送り出し装置
中のカード残量が少なくなったことを表示するニアエン
ド表示灯を設けてある。
【0006】幅狭であって高さの低い立方体状の外箱の
基台の前方部に紙幣受入口を備え、この基台に紙幣の搬
送機構を設け、基台のやや上方に紙幣の載置台を設け、
この載置台を昇降させる昇降機構を設けるとともに、こ
の載置台を挟むようにして、該外箱の側板に長手幅細の
棚を内向きに相対して設け、この外箱の頂部と棚との間
に押さえ板を該載置台に相対させて昇降可能に設け、こ
の押さえ板と棚との間に紙幣をスタックするようにした
紙幣識別装置を設けてあることを特徴とする。
【0007】紙幣識別装置と、カード自動送出し装置
と、送出し制御装置とを横長であって高さの低い前方開
放型の外ケース内に横方向に配列して組み込み、前方開
放部に錠によって施錠可能とした前方開放型蓋を設けて
あるから、カード自動販売機全体が横長で高さを低く構
成でき、例えば、パチンコ台上部の狭い場所にも設置で
きる。蓋は前方開放型であるから、紙幣識別装置、カー
ド自動送り出し装置及び送出し制御装置の保守、点検を
全て前面から行えるだけでなく紙幣の取り出し管理等も
前方部から行える。また、この前方開放型の蓋に紙幣識
別装置及びカード自動送り出し装置のための開口を別々
に設けてあるから、パチンコ台に座ったまま紙幣を紙幣
識別装置に差し入れることができ、カード自動送り出し
装置からプリペイドカードを受け取ることができる。紙
幣識別装置が受取った受取り紙幣の金種の表示部を設け
てあるから、上記開口から差し入れた紙幣の金種をパチ
ンコ台に座ったまま直ちに確認できる。カード自動送り
出し装置中のカード残量が少なくなったことを表示する
ニアエンド表示灯を設けてあるから、カード自動送り出
し装置中のカード残量が少なくなったことを検知し知ら
せる。
【0008】幅狭であって高さの低い立方体状の外箱の
基台の前方部に紙幣受入口を備え、この基台に紙幣の搬
送機構を設け、基台のやや上方に紙幣の載置台を設け、
この載置台を昇降させる昇降機構を設けるとともに、こ
の載置台を挟むようにして、該外箱の側板に長手幅細の
棚を内向きに相対して設け、この外箱の頂部と棚との間
に押さえ板を該載置台と相対させて昇降可能に設け、こ
の押さえ板と棚との間に紙幣をスタックするようにした
紙幣識別装置を設けてあるから、外箱の基台に備えた紙
幣受入口に差し入れた紙幣は搬送機構により、基台のや
や上方に設けた紙幣載置台に載せられる。この紙幣を載
せた載置台は昇降機構によって押し上げられ、紙幣を上
記の押さえ板と棚との間でスタックする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面に示した実施例により本
発明カード自動販売機の詳細を説明する。図1と図2と
にカード自動販売機の実施例が示してある。この実施例
はパチンコ台上に設置される台上カード自動販売機で、
その高さが20cm、横幅が30cm及び奥行きが20
cmの大きさとし、横長であって高さの低いものとして
ある。図中1が上記外形寸法をした前方開放型外ケース
で、この外ケース1は上板2と側板3、3と、底板4と
により前面開放部6を形成してある。図2中、上記外ケ
ース1に、受取紙幣の金種を識別する紙幣識別装置10
と、送出し許可信号を受けてカードを外部に送出すカー
ド自動送り出し装置54と、前記紙幣識別装置によって
受取った紙幣の金種データを受けて、カード自動送出し
装置へ許可信号を出す送出し制御装置7とを前方開放部
6から組み入れて、横方向に配列して組み込んであり、
紙幣識別装置10の紙幣受入口21と、カード自動送り
出し装置54のカード送り出しスリット82とを前面に
向けてある。なお、この配列順序は図示の例に限らな
い。外ケース1にはその前方開放部6を開閉する前方開
放型蓋12をヒンジ13、13によって上下に開閉自在
に設けてあり、この前方開放型蓋12の先端は底板4と
重なり合っており、そこに錠14を設けて前方開放型蓋
12を施錠可能としてある。
【0010】上記の前方開放型蓋12には、紙幣識別装
置10の前面に向いた紙幣受入口21と近接し相対する
位置に紙幣挿入用の開口15を形成してあり、この開口
15を覆う上部カバー16を前方開放型蓋12から突起
させて設けてある。これにより、パチンコ台に座った状
態で、紙幣を確実に紙幣識別装置10の紙幣受入口21
に差し入れることができる。図中符号9は、紙幣識別装
置10の後述する押さえ板34と棚31、31との間に
スタックされた紙幣を示す。なお、前方開放型蓋にやや
大きめの開口を形成し、その開口から直に紙幣識別装置
の紙幣受入口を前方開放型蓋より突出させるようにして
もよい。前方開放型蓋12の傾斜部5には、上記制御装
置7の表示部8を斜め前方下向きに設けてある。これに
より、開口15に挿入した紙幣の金種が直ちに確かめら
れる。同じく、前方開放型蓋12にはニアエンド用表示
灯55とカード取出し用の開口18とを設けてある。こ
のニアエンド用表示灯55は、カード自動送り出し装置
54中のカード残量が少なくなっていることを表示し、
カードの補充時期を知らせるから、これによりカード補
充を行い、カード切れがないようにすることができる。
このニアエンド表示のための具体的構成については後に
詳述する。上記開口18は、カード自動送り出し装置5
4のカード送り出しスリット82のカード支持舌片83
と近接し相対する位置に設けてある。これにより、後述
するように、紙幣を開口15に挿入し、制御装置7の介
在により、カードを開口18から受け取ることができ
る。なお、前方開放型蓋にやや大きめの開口を形成し、
その開口から直にカード自動送り出し装置のカード支持
舌片を前方開放型蓋より突出させるようにしてもよい。
【0011】図3と図4に本発明カード自動販売機に設
けた紙幣識別装置の実施例を示してある。この紙幣識別
装置10は、幅狭であって高さの低い立方体状の外箱1
9を有し、その基台20の前部下側に紙幣受入口21を
備えてある。この基台20に駆動モータ22を備えた紙
幣の搬送機構23を設け、前述の開口15から紙幣受入
口21に差し入れた紙幣を基台20の後方部に向けて搬
送し、この後方部で紙幣を反転させ、紙幣を基台20の
やや上方に設けた載置台24に載せるようにしてある。
また、基台20には駆動モータ25を備え、載置台24
を昇降させる昇降機構26を設けてある。
【0012】外箱19の相対した側板30、30に長手
幅細の棚31、31を内向きに相対して設けてあり、こ
の対になった棚31、31と外箱19の頂部33との間
には、前方部に半円状の切欠部を設けた押さえ板34を
上記載置台24に相対させて昇降可能に設けてある。ま
た、この押さえ板34は載置台24より幅広にしてあ
り、頂部33との間に倒立円錐台状のコイルスプリング
35を介在させてある。これにより、押さえ板34は頂
部33と棚31、31との間で昇降する。なお、この棚
は表面摩擦の少ない材料により形成することが好まし
く、この例ではテフロンを用いている。なお図中17は
後述する一対の取付板36を囲むようにして配設した長
手でコ字状の基板を示し、この基板17には紙幣識別セ
ンサー、搬送機構23や昇降機構26の制御部、カード
自動送り出し装置への発信部等を設けてある。また、こ
れらの制御部等は頂部33に設けたコネクター32を介
在して相互に接続して、上記各機構間のシークエンス制
御等を行えるようにしてある。
【0013】上記搬送機構23には、紙幣を紙幣受入口
21から載置台24まで搬送するベルト37、37を設
けてあり、このベルト37、37を基台20に前方部か
ら後方部に向けて基台20の下側で水平状に張設し、後
方部で基台20の下側から上側に向けて垂直状に起立さ
せてほぼL字状に張設してある。このベルト37、37
は前方部で基台20の上側から下側に向けて長径プーリ
38、38に捲回され、後方部では基台20の下側から
上側に向けて長径プーリ40、40と、このプーリ4
0、40の直上に位置した長径の駆動プーリ43、43
とに捲回させてある。図中44、44はベルト37、3
7をL字状に張設するための押さえの小径ローラであ
る。また、基台20に沿って長径プーリ38と40との
間に小径の送りローラ39、39を設けてある。上記の
プーリ及びローラは、基台20の前方部から後方部に向
けて横長に低く起立させ後方部で高く起立させて設けた
一対の取付板36、36により軸支されている。また、
基台20には、上記の長径プーリ38、小径ローラ3
9、39及び長径プーリ40各々を基台20の下側に臨
ませるための透孔を片側4個づつ2列に設けてある。基
台20の下側には、スプリング付の小径ローラ41を上
記のプーリとローラの各々に相対させて設け、この小径
ローラ41を基台20の下側で水平状に張設されたベル
ト37、37に軽く接触させるようにしてある。
【0014】基台20の後方部では、上記の駆動プーリ
43、43はウオームホイール42と一緒になって取付
板36、36の高く起立した頂部に軸支されている。こ
のウオームホイール42はウオームギヤを介在して駆動
モータ22と連結してある。さらに、上記プーリ40、
40と駆動プーリ43、43との直ぐ後方に垂直案内板
46を設け、この垂直案内板46はプーリ40と駆動プ
ーリ43とにより垂直状に張設されたベルト37、37
に近接させてある。また、垂直案内板46はその上部と
下部とを前方部に向けてやや傾斜させてあり、傾斜した
下部を基台20後方部の下側に差し込んである。上部の
傾斜部には幅広の凹部48を設け、この凹部48を形成
する両側の傾斜片47、47を、後述する定位置に位置
した載置台24の傾斜面29、29の外側で、傾斜面2
9、29の僅か上方に平行に位置させてある。図中4
5、45は、垂直案内板46に設けた小径ローラであっ
て、この小径ローラ45、45は駆動プーリ43、43
とベルト37、37との間のスリップを防ぐ押圧ローラ
である。
【0015】上記昇降機構26には前述の駆動モータ2
5を備えてあり、ギヤ装置49を介在して、この駆動モ
ータ25を昇降部材50に連結してある。このギヤ装置
49の先端に設けたクランク51の先端を、昇降部材5
0の一対のスライド部52、52との間に設けた横溝5
3に緩く嵌め込んである。これにより、駆動モータ25
の回転を昇降部材50の昇降運動に転換するようにして
あり、この昇降部材50の上面に載置台24の中央部を
固着してある。この載置台24は、紙幣の幅及び棚3
1、31の内側間隔よりも狭い方形板状であって、その
前方部に凹状の切欠部27を設け、後方部に三角形状の
切欠部28を形成して、後方部の両側を傾斜面29、2
9となし、その先端を垂直下方に屈曲し、前記の駆動プ
ーリ43、43に近接させてある。前述した載置台24
の定位置は、この昇降機構26により載置台24が最下
位に位置しているときであり、そのとき載置台24は図
3図示の通り棚31、31より僅かに下方の位置にあ
る。また、載置台24は、昇降機構26により棚31、
31との間の隙間を通り抜けて上昇し、押さえ板34を
コイルスプリング35に抗して押し上げて、後述の上昇
位置まで上昇する。
【0016】上記構成の他に、外箱19の前方開放部に
上下開閉式蓋を設けてある。この蓋はスタックした紙幣
を覆うためのものであって、側板30、30の前方上端
角部に内向きに相対して設けたネジにより軸支され、頂
部33と棚31、31との間の前方開放部を開閉できる
ようにしてある。なお、紙幣識別装置に紙幣をスタック
する余地が少なくなったことを知らせる発信機構を設け
てもよい。例えば、側板30に内向きの光センサーを設
け、押さえ板34が頂部33の近傍まで上昇した際に、
紙幣をスタックする余地が少なくなったことを知らせる
発信機構を設けてもよい。又は、紙幣識別センサーに紙
幣の枚数検知器を併設し、紙幣識別装置内にスタックし
た紙幣が満杯に近づいたことを知らせる発信機構を設け
てもよい。
【0017】上記構成よりなる本発明カード自動販売機
に設けた紙幣識別装置の作用を以下説明する。紙幣を基
台20前方部の下面側に備えた紙幣受入口21に差し入
れれば、紙幣は直ちに前方部のプーリ38、38に掛け
付けたベルト37、37と小径ローラ41、41との間
に挟まれて基台20の下側に沿って後方部のプーリ4
0、40に向かいベルト37、37により水平状に搬送
される。続いて紙幣は、垂直案内板46の下部の傾斜部
に沿って垂直状に立ち上がり、プーリ40、40から駆
動プーリ43、43に向かって垂直状に上昇するベルト
37、37により搬送されて、載置台24後方部の傾斜
面29、29の先端に掛かり、反転して、この傾斜面2
9、29と、垂直案内板46の傾斜片47、47との間
の隙間を通り、載置台24の三角形状の切欠部28を経
て定位置にある載置台24に載置される。この紙幣の金
種は基板17に設けた紙幣識別センサーや制御部によっ
て検知されており、その検知信号は送出し制御装置7を
介在してカード自動送り出し装 置54に伝送され、同
時に表示部8に表示される。
【0018】上記の搬送は、予め設定した適切な枚数の
紙幣が載置台24に載置されるまで連続的に行われる。
上記の枚数に達したところで、搬送機構23の駆動モー
タ22が停止する。同時に、昇降機構26の駆動モータ
25が起動し、ギヤ装置49を介在したクランク51を
回転させ、この回転と横溝53との共働により昇降部材
50が上昇し、それと連動して、載置台24が紙幣を載
置したまま上昇する。その際、先ず最上層の紙幣が棚3
1、31上にある押さえ板34に接触する。この押さえ
板34にはコイルスプリング35による押圧が作用して
いるから、この接触により載置台24に載置した紙幣は
安定よく保持される。また、この紙幣は載置台24の両
端からややはみ出しているので、載置台24は、紙幣の
両サイドを棚31、31の表面摩擦の少ない表面と滑ら
せるようにして棚31と棚31との間を通り抜けて上昇
する。クランク51が半回転したところで、載置台24
は紙幣をスタックしたまま上昇位置に達する。引き続い
てクランク51の回転により載置台24は降下し始め、
クランク51が1回転したところで載置台24はもとの
定位置に戻り同時に駆動モータ25が停止し、搬送機構
23の駆動モータ22が再起動する。上記の降下過程
で、紙幣は棚31、31上に取り残される。その紙幣を
押さえ板34が押圧して、紙幣を押さえ板34と棚3
1、31との間にスタックし、初回のスタッキングが終
了する。上記のスタッキングは、棚31、31上にスタ
ックされた紙幣により押さえ板34が外箱8の頂部33
に当接する位置に達するまで繰り返し行われる。次に、
このスタッキングを終えて、スタックされた紙幣を紙幣
識別装置10から取り出す際は、先ず、図1図示の外ケ
ース1の錠14を解錠して前方開放型蓋12を前方に向
けて開放する。次に、外ケース1の前方開放部6の前方
に立って、紙幣識別装置10の外箱19の前方開放部に
設けた前述の上下開放式蓋を手前側に引き上げて、頂部
33と棚31、31との間の前方開放部を開放する。そ
こで、載置台24前方部の凹部27と押さえ板34前方
部の半円状の切欠部とに手先をかけて、押さえ板34と
棚31、31との間にスタックされた紙幣を取り出す。
なお、紙幣識別装置に前述の発信機構を設けてあれば、
紙幣が満杯になる前に、紙幣識別装置から紙幣を取り出
すことができるので紙幣識別装置の管理や保守等に便利
となる。
【0019】図5乃至図8に本発明カード自動販売機に
用いたカード自動送り出し装置の実施例を示してある。
図中57が公知のカード発売機のものと同様の基台で、
水平基板58の中央位置に後述するプッシャーからなる
カード送り出し部が位置し、このプッシャーが往復作動
する透孔59を有する。図中60が板状プッシャー61
からなるカード送り出し部で、モータ62により作動す
る駆動歯車系63を介して前後に往復作動し、後述する
積層したカードの最下端のカードを前方に水平に押し出
すようにしてある。このカード送り出し部60は、基台
57に前後に延びる2本の平行する案内棒64に案内さ
れて前後動するように支持され、安定したカード送り出
しを行うようにしてある。また、この基台57は、その
左右位置に水平基板58から起立する左右側板65,6
5を有し、この左右側板65から夫々内向きに内向き支
持片66,66を屈曲構成してあり、この内向き支持片
66,66に水平基板58の左右位置上に臨む下向きボ
ールプランジャ67,67を設けてある。
【0020】図中68が、多数のカードを保持し、基台
57上に前後方向に移動して着脱自在に載置するカード
保持枠で、上記基台57の水平基板58の透孔59と合
致する透孔69を有する水平底板70を設け、多数の積
層カードを囲う枠板71を有する。このカード保持枠6
8には、その左右両側下端夫々に外向きに張り出す張り
出しスライダー72,72を固設してあり、この張り出
しスライダー72,72が、上記基台57の水平基板5
8上をボールプランジャ67に挟まれて前後方向にスラ
イド移動するようにしてある。そして、カード保持枠6
8が基台57上の定まった位置に停止して組み込まれる
よう、上記張り出しスライダー72,72上にボールプ
ランジャ67を受け止めるボール受け73を形成してあ
る。この構成によりカード保持枠68をカセット式に基
台57に前後方向に着脱可能に構成してある。また、図
中74が多数の積層カード上に載置し、カードをカード
保持枠68の水平底板70上に押し付ける板状の錘であ
る。
【0021】図中75がフォトセンサーからなる光検知
機構で、コ字状をした担体を有し、基台57の水平基板
58より僅かに高い位置、即ちカードを10〜15枚程
度積層した高さ位置に位置付けてある。一方、板状の錘
74に遮蔽突部76を設けてあり、この遮蔽突部76が
カード保持枠68の枠板71に形成したスリット77内
に位置し、カード保持枠68から突出するようにしてあ
る。そして、カードが順次送り出されてその残量が少な
くなった位置で、この遮蔽突部76が光検知機構75位
置に達し、光検知機構の光を遮断するようにしてある。
この光遮断によりカードが少なくなったことを知らせる
ニアエンド用表示灯55を点滅表示するようにしてあ
る。次に、基台57の水平基板58、カード保持枠68
の水平底板70及び板状の錘74の夫々に、位置を一致
させた切欠部78,79,80を形成し、基台57に水
平基板58の切欠部78の直下に光検知機構81を設け
てある。この光検知機構81は、カードによって光が反
射されている状態で不作動とし、全てのカードがなくな
り光が全て切欠部78,79,80を通って透過した際
に作動するようにしてあり、カードの残量がなくなった
ことを通報するようにしてある。この通報はニアエンド
用表示灯を点灯することによって表示してもよい。
【0022】カード保持枠68の前方下部には、公知の
カード自動送り出し装置と同様のカード送り出しスリッ
ト82が形成してあり、カード送り出し部60のプッシ
ャー61によって送り出される最下端のカードがこのス
リット82から前方に送り出される。このカード送り出
しスリット82の前方にはカード保持枠68の水平底板
70の一部を前方に突出させてカード支持舌片83を設
け、スリット82から送り出されるカードを水平に支持
し、安定して送り出されるようにしてある。
【0023】図8に示すようにカード保持枠68の前方
の枠板71によって構成されるカード保持枠前面板の前
方下部に補助板84を装着してあり、この補助板84の
下縁をスリット82を形成する前方の枠板71の下縁よ
り僅かに下位に位置付けてあり、これによって、カード
送り出しスリット82の断面を図8に示すように段階状
にしてある。即ち、この構成によって積層されたカード
の最下に位置する一枚のカードより一枚上のカードがこ
の段差によりその送り出しが阻止され、最下のカードだ
けが確実に送り出されるようにしてある。また、このカ
ード保持枠68の前部には、該スリット82に臨ませて
前後に揺動する揺動検知板85を軸支86してあり、カ
ードがスリット82から送り出される毎に軸86を中心
にして揺動するようにしてある。そして、この揺動検知
板85の上部には遮蔽板87を設け、この遮蔽板87が
進退するよう基台57に光検知機構88を設け、カード
の送り出しを検知し、送り出されたカード数をカウント
するようにしてある。
【0024】カード送り出し部60を構成するプッシャ
ー61は、図に示すように板状に構成してあり、その両
側から垂下した支持板89を基台57に設けた水平軸9
0に回動自在に緩く軸支し、スプリング91により上向
きに回動する向きに、即ち後述する係止段差部がカード
に係合する向きに回動する弾圧力が付与してある。プッ
シャー61には積層したカードの最下端のカードの後縁
と係止する段差部92が形成してあり、この段差部の段
差寸法をカードの厚み寸法より僅かに小さくしてあり、
積層カードの最下端の一枚のカードだけを係止するよう
にしてある。因みにカードの厚みが0.2mmであれ
ば、上記段差部の段差寸法は0.19mmとしてある。
この他図中93は基台57の後部に設けた電源接続具で
差込式にしてある。また、基台57の前方位置に設けた
ねじ孔94にねじ(図示せず)を差し込み図示しない外
ケース1に容易に取り付けることができるようにしてあ
る。
【0025】上記の通りの構成からなる本発明カード自
動販売機によれば、一定の紙幣を紙幣識別装置10に挿
入すれば、その金種を識別し、送出し制御装置7を介し
てカード自動送り出し装置54に指令し、金額に合うカ
ードを自動的に送り出す。特に本発明では、外ケース1
を前方開放型として横長であって低い高さに構成し、こ
れに紙幣識別装置10及びカード自動送り出し装置54
と送出し制御装置7とを横方向に配列して組み込み構成
してあるから、パチンコの台上の狭い場所にも設置でき
る。そして、その前方開放部6に前方開放型蓋12を設
けてあるから、紙幣識別装置10、送出し制御装置7及
びカード自動送り出し装置54の保守,点検及び紙幣の
取り出し作業とカードの補充作業とを全て前方から行う
ことができる。また、これら前方開放型蓋錠14を設け
て、これらの作業を管理者によって行えるようにしてあ
る。
【0026】次に、本発明カード自動販売機に設けた紙
幣識別装置10は、ケース1内において、その紙幣受入
口21をケース1の前方開放型蓋12に設けた上部カバ
ー16付の開口15に近接させ相対させて設置してある
から、顧客は、例えばパチンコ台の前に座ったまま開口
15を介して紙幣を容易に紙幣識別装置10に差し入れ
できる。紙幣を差し入れれば、直ちにカード自動送り出
し装置54がカードを送り出し、このカードを前方開放
型蓋12に設けた開口18から取り出せる。紙幣識別装
置10は、基台20の紙幣受入口21の差し入れられた
紙幣を、基台20上方のスペースにスタックする構成と
してあるから、特にパチンコ台上用のカード自動販売機
を構成するのに好適である。
【0027】
【発明の効果】本発明カード自動販売機は、横長で低い
高さにしてあるから、例えばパチンコ機の台上に装着で
きる効果を有し、パチンコ台とパチンコ台との間に隙間
を空けずに密接させて配置できるので平面スペースを有
効に活用できる効果を有する。また、その蓋を前方解放
型としてあるから、その保守,点検,管理は蓋を前方に
解放して容易になし得る効果を有する。上記紙幣識別装
置は、基台の前方部下面側に紙幣受入口を備え、紙幣の
スタックスペースを上方部に構成してあるから、パチン
コ台に座ったまま、本発明カード自動販売機をきわめて
便利に使用できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明カード自動販売機を示す全体斜視図
【図2】図1図示のカード自動販売機の前方開放型蓋を
外した正面図
【図3】図2図示の紙幣識別機を示す斜視図
【図4】図3図示の紙幣識別機の分解斜視図
【図5】カード自動送り出し装置を示す分解斜視図。
【図6】同じくカード自動送り出し装置の側面図で一部
を切欠し、カード保持枠の取り出し位置を想像線で示し
てある。
【図7】同じくカード自動送り出し装置の断面図。
【図8】同じく別の位置の断面図。
【符号の説明】
1 外ケース 6 前方開放部 7 送出し制御装置 8 表示部 10 紙幣識別装置 12 前方開放型蓋 13 ヒンジ 14 錠 15、18 開口 19 外箱 20 基台 21 紙幣受入口 23 搬送機構 24 載置台 25 モータ 26 昇降機構 29 傾斜面 30 側板 31 棚 33 頂部 34 押さえ板 36 取付板 37 ベルト 38 プーリ 39 送りローラ 40 プーリ 41 ローラ 43 駆動プーリ 46 垂直案内板 47 傾斜片 49 ギヤ装置 50 昇降部材 54 カード自動送り出し装置 55 ニアエンド用表示灯 57 基台 58 水平基板 60 カード送り出し部 61 プッシャー 67 ボールプランジャ 68 カード保持枠 70 水平底板 72 張り出しスライダー 73 ボール受け 74 板状の錘 77 スリット 78,79,80 切欠部 81 光検知機構 82 カード送り出しスリット 83 カード支持舌片 84 補助板 88 光検知機構 89 支持板 90 水平軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受取紙幣の金種を識別する紙幣識別装置
    と、送出し許可信号を受けてカードを外部に送出すカー
    ド自動送出し装置と、前記紙幣識別装置によって受取っ
    た紙幣の金種データを受けて、カード自動送出し装置へ
    許可信号を出す送出し制御装置とからなり、これら各装
    置を横長であって高さの低い前方開放型の外ケース内に
    横方向に配列して組み込み、前方開放部に錠によって施
    錠可能とした前方開放型蓋を設けてあることを特徴とす
    るカード自動販売機。
  2. 【請求項2】 上記前方開放型蓋に紙幣識別装置及びカ
    ード自動送り出し装置のための開口を別々に設けるとと
    もに、紙幣識別装置が受取った受取り紙幣の金種の表示
    部を設け、カード自動送り出し装置中のカード残量が少
    なくなったことを表示するニアエンド表示灯を設けてあ
    る請求項1記載のカード自動販売機。
  3. 【請求項3】 幅狭であって高さの低い立方体状の外箱
    の基台の前方部に紙幣受入口を備え、この基台に紙幣の
    搬送機構を設け、基台のやや上方に紙幣の載置台を設
    け、この載置台を昇降させる昇降機構を設けるととも
    に、この載置台を挟むようにして、該外箱の側板に長手
    幅細の棚を内向きに相対して設け、この外箱の頂部と棚
    との間に押さえ板を該載置台と相対させて昇降可能に設
    け、この押さえ板と棚との間に紙幣をスタックするよう
    にした紙幣識別装置を設けてあることを特徴とする請求
    項1又は2記載のカード自動販売機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017021504A (ja) * 2015-07-09 2017-01-26 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 通帳取扱装置
JP2017037624A (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 日本電産サンキョー株式会社 カード状媒体計数機構およびカード状媒体収容装置

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