JPH09504804A - アンジオテンシンii拮抗薬としての新規なピラゾール誘導体 - Google Patents

アンジオテンシンii拮抗薬としての新規なピラゾール誘導体

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JPH09504804A
JPH09504804A JP8506213A JP50621395A JPH09504804A JP H09504804 A JPH09504804 A JP H09504804A JP 8506213 A JP8506213 A JP 8506213A JP 50621395 A JP50621395 A JP 50621395A JP H09504804 A JPH09504804 A JP H09504804A
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アルマンサ、カルメン
ゴンザレス、コンセプシヨン
カルメン トレス、マリア
カルセリエル、エレナ
バルトロリ、ハビエル
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ホータ.ウリアチ イ カムパニア,エーセ.ア.
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Abstract

(57)【要約】 一般式I:

Description

【発明の詳細な説明】 アンジオテンシンII拮抗薬としての新規なピラゾール誘導体技術分野 本発明は、強力なアンジオテンシン(angiotensin)II拮抗薬である新規な ピラゾール誘導体に関する。本発明はさらに、それの製造方法、それを含有する 医薬組成物、ならびにアンジオテンシンIIの作用が示唆される高血圧、鬱血性 心不全および眼内圧上昇、その他の疾患または医学的状態の治療または予防のた めの医薬品の製造へのそれの使用に関する。背景技術 レニン−アンジオテンシン系(RAS)は、血圧および血液量の恒常性の調節 に重要な役割を果たす。レニン−アンジオテンシン系列の流れの活性化は、腎臓 の近接糸球状器官からのレニン分泌で開始し、オクタペプチドであるアンジオテ ンシンIIの生成で頂点に達する。 アンジオテンシンIIは、多くの組織に存在する特異的受容体との相互作用を 介してその生体効果を発揮する。これまでに2つの基本的な種類のアンジオテン シンII受容体が特性決定され、そのいずれも広範囲に分布している。すなわち それらは、その蛋白による効果の大半に関与するAT1受容体と、まだ機能的役 割が確認されていないAT2受容体である。 アンジオテンシンIIの主な効果は、血管収縮を介して血管抵抗の上昇を行う ことによる血圧の調節、生理食塩水停留を誘発するバソプレッシン特にアルドス テロンの放出刺激によるボレミア(volemia)の調節、ならびに副腎皮質刺激ホ ルモン(ACTH)の調節である。アンジオテンシンIIは中枢神経系における 神経ペプチドとして作用することができ、他の神経伝達物質の放出における調節 機能を果たすことができる。 さらに、ラット脳の背側新線条体または側脳室にアンジオテンシンIIを投与 することによって、ラットの認識反応に変化が起こることが報告されている。そ のことから、学習機能、記憶等に関係するいくつかの脳プロセスにアンジオテン シンIIが関与する可能性の高いことが示唆される。 RASによる妨害の形態として考えられるものの一つは、受容体レベルでアン ジオテンシンIIの作用を遮断することである。アンジオテンシンII自体より その受容体に対する親和性が高いアンジオテンシンIIのペプチド類縁体がいく つか発見されているが、生物学的利用能に欠け作用期間が短いために、それの治 療への利用はかなり制限されたものであった。 さらに最近では、文献でいくつかの非ペプチド性アンジオテンシンII受容体 拮抗薬が報告されている。特許出願EP253310およびWO93/0502 5には、本発明に記載の化合物に関連する化合物が開示されている。発明の開示 本発明は、下記一般式Iの新規なピラゾールならびにそれの塩および溶媒化合 物(solvate)に関するものである。 式中、R1は水素、C1-6アルキル基、C1-6ハロアルキル基、C3-7シクロアル キル基、アリール基または−(CH2mCOR5を表し; R2は水素、ハロゲン、C1-6アルキル基、C1-6ハロアルキル基、C3-7シクロ アルキル基、C3-7シクロ アルキルC1-4アルキル基、C1-6ヒドロキシアルキル基、C1-6アルコキシC1-4 アルキル基、アリール基またはアリールC1-4アルキル基を表し; R3は水素、−(CH2n6または−(CH2pCOR7を表し; a、b、cおよびdはいずれもCRであるか、あるいはa、b、cおよびdの いずれか一つがNを表しそれ以外の基がCRを表し、その場合のRはそれぞれ独 立に水素、ハロゲン、C1-4アルキル基、ヒドロキシ基、C1-4アルコキシ基、ニ トロ基、アミノ基、C1-4アルキルアミノ基またはC1-4ジアルキルアミノ基を表 し; R4は−CO28;−テトラゾール−5−イル;テトラゾール−5−イルメチ ル;−CONH(テトラゾール−5−イル);−CONHSO29;−CONH SO2−Het;−CONHOR8;−CONH2;−CONR89;−COCH2C OR8;−COCH2CO28;−CONHNHSO29;−CONHNHCON H2;−CH2NHSO29;−CH2CO28;−CH2SO2NHCOR8;−C H2SO2NHCONHR8;−CH2CONHSO29;−CH2SO2NH−Het ;−CH2NHCOR8;−NHSO29;−NHCOR8;−NHCONHSO2 9;−NHSO2NHCOR8;−SO3H;−SO2NHR8;−SO2NHCO N H2;−SO2NHCONR89;−SO2NHCO29;−SO2N(CO292 ;−SO2NHCOR8;−SO2NH−Het;−SO2NHCO−Het;−PO( OH)2;−PO(OR9)2;−PO(OH)(OR9);または3−(トルフ ルオロメチル)−1,2,4−トリアゾール−5−イルを表し;Hetは5員また は6員の芳香族複素環であって、その複素環は環原子の1〜3個が窒素および/ または酸素および/または硫黄であり、その複素環はヒドロキシ基、メルカプト 基、C1-4アルキル基、C1-4アルコキシ基、ハロゲン、ニトロ基、CO2H、C O21-4アルキル基、アミノ基、C1-4アルキルアミノ基およびC1-4ジアルキル アミノ基から選択される1または2の基によって適宜置換されていることができ ;R8は水素、C1-4アルキル基、アリール基、アリール−(C1-4)アルキル基 またはパーフルオロ−(C1-4)アルキル基を表し、R9はC1-4アルキル基、ア リール基、アリール−(C1-4)アルキル基またはパーフルオロ−(C1-4)アル キル基を表し; R5は水素、ヒドロキシ、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、アリール基 、アリールオキシ基または−NR1011基を表し; R6はヒドロキシ基、C1-6アルコキシ基、アリールオキシ基、アリールC1-4 アルコキシ基またはC1-6ア ルキルカルボニルオキシ基; R7は水素、ヒドロキシ基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、アリール 基、アリールオキシ基、アリールC1-4アルコキシ基、カルボキシ基、C1-4アル コキシカルボニル基、−OR12の基または−NR1011の基を表し; R10およびR11は独立に水素またはC1-6アルキル基を表し; R12はC1-6アルキルカルボニルオキシC1-4アルキル基、C3-7シクロアルキ ルカルボニルオキシC1-4アルキル基、C1-6アルコキシカルボニルオキシC1-4 アルキル基、C3-7シクロアルキルオキシカルボニルオ キシC1-4アルキル基、 C1-6アルコキシカルボニルC1-4アルキル基、C3-7シクロアルキルオキシカル ボニルC1-4アルキル基、C1-6アルキルカルボニルアミノC1-4アルキル基、C3 -7 シクロアルキルカルボニルアミノC1-4アルキル基、式−(CH2q13、ま たは式−(CH2rOR13を表し; R13はアリールカルボニル基、C1-6アルキルカルボニル基またはアリールオ キシ基によって適宜置換されているフェニル基を表し; m、n、qおよびrは独立に1、2または3を表し; pは0、1または2を表し; 上記の定義において、アリール基とは、フェニル基あるいはC1-4アルキル基 、C1-4ハロアルキル基、C1-4アルコキシ基、C1-4ハロアルコキシ基、ハロゲ ン基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、アミノ基、C1-4アルキルアミノ基 またはC1-4ジアルキルアミノ基から選択される1、2、3または4個の基によ って置換されているフェニル基を表す。 本発明はさらに、医薬的に許容される賦形剤との混合で有効量の式Iの化合物 あるいはそれの医薬的に許容される塩または溶媒化合物を含有する医薬組成物を も提供する。 さらに本発明は、ヒトなどの哺乳動物においてアンジオテンシンIIが関与す る疾患または医学的状態の治療または予防のための医薬品の製造への式Iの化合 物あるいはそれの医薬的に許容される塩または溶媒化合物の使用をも提供する。 高血圧、鬱血性心不全および眼内圧上昇の治療または予防用の医薬品の製造への 使用が好ましい。 本発明はさらに、ヒトなどの哺乳動物においてアンジオテンシンIIが関与す る疾患または医学的状態の治療または予防への式Iの化合物あるいはそれの医薬 的に許容される塩または溶媒化合物の使用をも提供する。高血圧、鬱血性心不全 および眼内圧上昇の治療または予防への使用が好ましい。 本発明はさらに、哺乳類においてアンジオテンシンIIが関与する疾患または 医学的状態の治療法であって、その哺乳動物に対して有効量の式Iの化合物ある いはそれの医薬的に許容される塩または溶媒化合物を投与することを含む治療法 をも提供するものである。好ましいものとしては、高血圧、鬱血性心不全および 眼内圧上昇の治療または予防を必要とする哺乳動物におけるそれらの治療または 予防の方法であって、有効量の式Iの化合物あるいはそれの医薬的に許容される 塩または溶媒化合物を投与することを含む方法である。 本発明はさらに、以下の工程を含む式Iの化合物の製造方法をも提供する。 A)式IIの化合物を式IIIと反応させ [式中、a、b、c、d、R1、R2およびR3は前記の意味を有し、R4 *はR4 基またはそれに変換可能 な基を表し、R14およびR15のいずれか一方はハロゲン、メタンスルホニルオキ シ基、トルエンスルホニルオキシ基またはトリフルオロメタンスルホニルオキシ 基を表し、他方は−Sn(R163、−B(OH)2または−B(OR17)(OR18 )の基を表すか、あるいはそれら(R14およびR15)の両方がハロゲンを表し ;R16はC1-4アルキル基を表し、R17およびR18はそれぞれ、C1-4アルキル基 を表すか、あるいはR17とR18がそれの結合する酸素原子およびホウ素原子と一 緒になって適宜C1-4アルキル基で置換されてもよい1,3,2−ジオキサボラ ン(1,3,2-dioxaborane)環または1,3,2−ジオキサボロラン(1,3,2-dioxa borolane)環を形成している]、 その後必要に応じてR4 *基のR4基への変換および/または存在する保護基の脱 保護を行う工程;あるいは B)式IVの化合物 (a、b、c、d、R2およびR3は前記の意味を有し、R4 *はR4基またはそ れに変換可能な基を表す)と式R1NHNH2(V)の化合物との反応と、それに 続き必要に応じて、R4 *基のR4基への変換および/または存在する保護基の脱 保護を行う工程;あるいは C)式I’の化合物の脱保護 (式中、a、b、c、d、R1、R2、R3およびR4は前記の意味を有するが、 それらのうちの少なくとも一つは保護基を有する);あるいは D)1段階または複数段階で式Iの化合物を別の式Iの化合物に変換する工程 ;ならびに E)所望に応じて、A、B、CまたはDの段階後に、式Iの化合物を酸または 塩基によって処理して、相当する塩を得る工程。 式IIの化合物は、本願明細書に具体的または一般的な形で開示された他の新 規化合物同様、本発明の化 合物の製造において貴重な中間体である。従って、本発明の別の態様によれば、 一般式IIの化合物が提供される。 上記の定義では、基または基の一部としてのC1-nアルキルという用語は、炭 素原子1〜n個を有する直鎖または分岐アルキル鎖を意味する。従って、nが4 の場合、それにはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチ ル、sec−ブチルおよびter−ブチルが含まれる。nが6の場合、それには特に、 メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル 、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、イソヘキ シル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチルが含まれ る。 基または基の一部としてのC1-nアルコキシという用語は、エーテル官能基の 酸素原子に対してC1-nアルキル基が結合して誘導される基を意味する。従って 、nが4の場合、その用語にはメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキ シ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシおよびtert−ブトキシが含まれる 。nが6の場合、それには特に、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポ キシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec-ブトキシ、tert−ブトキシ、ペンチルオキ シ、イソペンチルオキシ、ネオペンチルオキシ、ヘキシル オキシ、イソヘキシルオキシ、1−メチルペンチルオキシ、2−メチルペンチル オキシ、3−メチルペンチルオキシが含まれる。 ハロゲン原子とは、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を意味する。 C1-6ハロアルキル基とは、C1-6アルキル基の1以上の水素原子を1以上の同 一または異なっていてもよいハロゲン原子(すなわち、フッ素、塩素、臭素また はヨウ素)によって置換することで得られる基を意味する。例としては、トリフ ルオロメチル、フルオロメチル、クロロエチル、フルオロエチル、ヨードエチル 、2,2,2−トリフルオロエチル、ペンタフルオロエチル、フルオロプロピル 、クロロプロピル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、ヘプタフル オロプロピル、フルオロブチル、ノナフルオロブチル、フルオロペンチル、フル オロヘキシルなどがある。 パーフルオロ(C1-4)アルキル基とは、C1-4アルキル基の全ての水素原子を フッ素原子によって置換することで得られる基を意味する。例としては、トリフ ルオロメチル、ペンタフルオロエチル、ヘプタフルオロプロピルおよびノナフル オロブチルなどがある。 C1-6ヒドロキシアルキル基とは、C1-6アルキル基の一つの水素原子を一つの 水酸基によって置換することで得られる基を意味する。例としては、ヒドロキシ メチル、2−ヒドロキシエチル、1−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピ ル、2−ヒドロキシプロピル、4−ヒドロキシブチル、3−ヒドロキシブチル、 2−ヒドロキシブチル、1−ヒドロキシブチル、5−ヒドロキシペンチル、6− ヒドロキシヘキシルなどがある。 基または基の一部としてのC3-7シクロアルキルという用語は、シクロプロピ ル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルまたはシクロヘプチルを表 す。 C3-7シクロアルキルC1-4アルキル基とは、C1-4アルキル基の一つの水素原 子をC3-7シクロアルキル基によって置換することで得られる基を表し、その例 としては特に、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメ チルおよびシクロヘキシルメチルなどがある。 C1-4アルキルアミノ基またはC1-4アルキルアミノ基は、それぞれアミノ基の 1または2個の水素原子を同一または異なっていてもよい1または2個のC1-4 アルキル基によって置換することで得られる基を表す。例としては、メチルアミ ノ、ジメチルアミノ、エチルアミノ、ジエチルアミノ、エチルメチルアミノ、プ ロピルアミノ、ジプロピルアミノ、イソプロピルアミノおよびジイソプロピルア ミノなどである。 アリールC1-4アルキル基は、C1-4アルキル基の1 個の水素原子をアリール基によって置換することで得られる基を表し、例として はベンジル基がある。 アリールC1-4アルコキシ基は、アリールC1-4アルキル基がエーテル官能基の 酸素原子に結合して得られる基を表し、例としてはベンジルオキシ基がある。 C1-6アルキルカルボニルオキシC1-4アルキル基の例としては、ホルミルオキ シメチル、アセトキシメチル、プロピオニルオキシメチル、ブチリルオキシメチ ル、イソブチリルオキシメチル、ピバロイルオキシメチル、バレリルオキシメチ ル、イソバレリルオキシメチル、ヘキサノイルオキシメチル、1−(ホルミルオ キシ)エチル、1−(アセトキシ)エチル、1−(プロピオニルオキシ)エチル 、1−(ブチリルオキシ)エチル、1−(イソブチリルオキシ)エチル、1−( ピバロイルオキシ)エチル、1−(バレリルオキシ)エチル、1−(イソバレリ ルオキシ)エチル、1−(ヘキサノイルオキシ)エチル、2−(ホルミルオキシ )エチル、2−(アセトキシ)エチル、2−(プロピオニルオキシ)エチル、2 −(ブチリルオキシ)エチル、2−(イソブチリルオキシ)エチル、2−(ピバ ロイルオキシ)エチル、2−(バレリルオキシ)エチル、2−(イソバレリルオ キシ)エチル、2−(ヘキサノイルオキシ)エチル、1−(ホルミルオキシ)プ ロピル、1−(アセトキシ)プロピル、1−(プロピオ) ニルオキシプロピル、1−(ブチリルオキシ)プロピル、1−(イソブチリルオ キシ)プロピル、1−(ピバロイルオキシ)プロピル、1−(バレリルオキシ) プロピル、1−(イソバレリルオキシ)プロピル、1−(ヘキサノイルオキシ) プロピル、1−(ホルミルオキシ)ブチル、1−(アセトキシ)ブチル、1−( プロピオニルオキシ)ブチル、1−(ブチリルオキシ)ブチル、1−(イソブチ リルオキシ)ブチル、1−(ピバロイルオキシ)ブチル、1−(バレリルオキシ )ブチル、1−(イソバレリルオキシ)ブチルおよび1−(ヘキサノイルオキシ )ブチルなどがある。 C3-7シクロアルキルカルボニルオキシC1-4アルキル基の例としては、シクロ プロピルカルボニルオキシメチル、シクロブチルカルボニルオキシメチル、シク ロペンチルカルボニルオキシメチル、シクロヘキシルカルボニルオキシメチル、 シクロヘプチルカルボニルオキシメチル、1−(シクロプロピルカルボニルオキ シ)エチル、1−(シクロブチルカルボニルオキシ)エチル、1−(シクロペン チルカルボニルオキシ)エチル、1−(シクロヘキシルカルボニルオキシ)エチ ル、1−(シクロヘプチルカルボニルオキシ)エチル、1−(シクロプロピルカ ルボニルオキシ)プロピル、1−(シクロブチルカルボニルオキシ)プロピル、 1−(シクロペンチルカルボニルオキシ)プロピル、1 −(シクロヘキシルカルボニルオキシ)プロピル、1−(シクロヘプチルカルボ ニルオキシ)プロピル、1−(シクロプロピルカルボニルオキシ)ブチル、1− (シクロブチルカルボニルオキシ)ブチル、1−(シクロペンチルカルボニルオ キシ)ブチル、1−(シクロヘキシルカルボニルオキシ)ブチルおよび1−(シ クロヘプチルカルボニルオキシ)ブチルなどがある。 C1-6アルコキシカルボニルオキシC1-4アルキル基の例としては、メトキシカ ルボニルオキシメチル、エトキシカルボニルオキシメチル、プロポキシカルボニ ルオキシメチル、イソプロポキシカルボニルオキシメチル、ブトキシカルボニル オキシメチル、イソブトキシカルボニルオキシメチル、sec−ブトキシカルボル オキシメチル、tert−ブトキシカルボニルオキシメチル、ペンチルオキシカルボ ニルオキシメチル、イソペンチルオキシカルボニルオキシメチル、ネオペンチル オキシカルボニルオキシメチル、ヘキシルオキシカルボニルオキシメチル、1− (メトキシカルボニルオキシ)エチル、1−(エトキシカルボニルオキシ)エチ ル、1−(プロポキシカルボニルオキシ)エチル、1−(イソプロポキシカルボ ニルオキシ)エチル、1−(ブトキシカルボニルオキシ)エチル、1−(イソブ トキシカルボニルオキシ)エチル、1−(sec−ブトキシカルボニルオキシ)エ チル、1−(tert−ブトキ シカルボ)ニルオキシエチル、1−(ペンチルオキシカルボニルオキシ)エチル 、1−(イソペンチルオキシカルボニルオキシ)エチル、1−(ネオペンチルオ キシカルボニルオキシ)エチル、1−(ヘキシルオキシカルボニルオキシ)エチ ル、2−(メトキシカルボニルオキシ)エチル、2−(エトキシカルボニルオキ シ)エチル、2−(プロポキシカルボニルオキシ)エチル、2−(イソプロポキ シカルボニルオキシ)エチル、2−(ブトキシカルボニルオキシ)エチル、2− (イソブトキシカルボ)ニルオキシエチル、2−(sec−ブトキシカルボニルオ キシ)エチル、2−(tert−ブトキシカルボニルオキシ)エチル、2−(ペンチ ルオキシカルボニルオキシ)エチル、2−(イソペンチルオキシカルボニルオキ シ)エチル、2−(ネオペンチルオキシカルボニルオキシ)エチル、2−(ヘキ シルオキシカルボニルオキシ)エチル、1−(メトキシカルボニルオキシ)プロ ピル、1−(エトキシカルボニルオキシ)プロピル、1−(プロポキシカルボニ ルオキシ)プロピル、1−(イソプロポキシカルボニルオキシ)プロピル、1− (ブトキシカルボニルオキシ)プロピル、1−(イソブトキシカルボニルオキシ )プロピル、1−(sec−ブトキシカルボニルオキシ)プロピル、1−(tert− ブトキシカルボニルオキシ)プロピル、1−(ペンチルオキシカルボニルオキシ ) プロピル、1−(イソペンチルオキシカルボニルオキシ)プロピル、1−(ネオ ペンチルオキシカルボニルオキシ)プロピル、1−(ヘキシルオキシカルボニル オキシ)プロピル、1−(メトキシカルボ)ニルオキシブチル、1−(エトキシ カルボニルオキシ)ブチル、1−(プロポキシカルボニルオキシ)ブチル、1− (イソプロポキシカルボニルオキシ)ブチル、1−(ブトキシカルボニルオキシ )ブチル、1−(イソブトキシカルボニルオキシ)ブチル、1−(sec−ブトキ シカルボニルオキシ)ブチル、1−(tert−ブトキシカルボニルオキシ)ブチル 、1−(ペンチルオキシカルボニルオキシ)ブチル、1−(イソペンチルオキシ カルボニルオキシ)ブチル、1−(ネオペンチルオキシカルボニルオキシ)ブチ ルおよび1−(ヘキシルオキシカルボニルオキシ)ブチルなどがある。 C3-7シクロアルキルオキシカルボニルオキシC1-4アルキル基の例としては、 シクロプロピルオキシカルボニルオキシメチル、シクロブチルオキシカルボニル オキシメチル、シクロペンチルオキシカルボニルオキシメチル、シクロヘキシル オキシカルボニルオキシメチル、シクロヘプチルオキシカルボニルオキシメチル 、1−(シクロプロピルオキシカルボニルオキシ)エチル、1−(シクロブチル オキシカルボニルオキシ)エチル、1−(シクロペンチルオキシカルボニルオキ シ) エチル、1−(シクロヘキシルオキシカルボニルオキシ)エチル、1−(シクロ ヘプチルオキシカルボニルオキシ)エチル、1−(シクロプロピルオキシカルボ ニルオキシ)プロピル、1−(シクロブチルオキシカルボニルオキシ)プロピル 、1−(シクロペンチルオキシカルボニルオキシ)プロピル、1−(シクロヘキ シルオキシカルボニルオキシ)プロピル、1−(シクロヘプチルオキシカルボニ ルオキシ)プロピル、1−(シクロプロピルオキシカルボニルオキシ)ブチル、 1−(シクロブチルオキシカルボニルオキシ)ブチル、1−(シクロペンチルオ キシカルボニルオキシ)ブチル、1−(シクロヘキシルオキシカルボニルオキシ )ブチルおよび1−(シクロヘプチルオキシカルボニルオキシ)ブチルなどがあ る。 C1-6アルコキシカルボニルC1-4アルキル基の例としては、メトキシカルボニ ルメチル、エトキシカルボニルメチル、プロポキシカルボニルメチル、イソプロ ポキシカルボニルメチル、ブトキシカルボニルメチル、イソプトキシカルボニル メチル、sec−ブトキシカルボニルメチル、tert−ブトキシカルボニルメチル、 ペンチルオキシカルボニルメチル、イソペンチルオキシカルボニルメチル、ネオ ペンチルオキシカルボニルメチル、ヘキシルオキシカルボニルメチル、1−(メ トキシカルボニル)エチル、1−(エトキシカルボニル) エチル、1−(プロポキシカルボニル)エチル、1−(イソプロポキシカルボニ ル)エチル、1−(ブトキシカルボニル)エチル、1−(イソブトキシカルボニ ル)エチル、1−(sec-ブトキシカルボニル)エチル、1−(tert−ブトキシカ ルボニル)エチル、1−(ペンチルオキシカルボニル)エチル、1−(イソペン チルオキシカルボニル)エチル、1−(ネオペンチルオキシカルボニル)エチル 、1−(ヘキシルオキシカルボニル)エチル、2−(メトキシカルボニル)エチ ル、2−(エトキシカルボニル)エチル、2−(プロポキシカルボニル)エチル 、2−(イソプロポキシカルボニル)エチル、2−(ブトキシカルボニル)エチ ル、2−(イソブトキシカルボニル)エチル、2−(sec−ブトキシカルボニル )エチル、2−(tert−ブトキシカルボニル)エチル、2−(ペンチルオキシカ ルボニル)エチル、2−(イソペンチルオキシカルボニル)エチル、2−(ネオ ペンチルオキシカルボニル)エチル、2−(ヘキシルオキシカルボニル)エチル 、1−(メトキシカルボニル)プロピル、1−(エトキシカルボニル)プロピル 、1−(プロポキシカルボニル)プロピル、1−(イソプロポキシカルボニル) プロピル、1−(ブトキシカルボニル)プロピル、1−(イソブトキシカルボニ ル)プロピル、1−(sec−ブトキシカルボニル)プロピル、1−(tert−ブト キシカルボニル)プロピル、1−(ペンチルオキシカルボニル)プロピル、1− (イソペンチルオキシカルボニル)プロピル、1−(ネオペンチルオキシカルボ ニル)プロピル、1−(ヘキシルオキシカルボニル)プロピル、1−(メトキシ カルボニル)ブチル、1−(エトキシカルボニル)ブチル、1−(プロポキシカ ルボニル)ブチル、1−(イソプロポキシカルボニル)ブチル、1−(ブトキシ カルボニル)ブチル、1−(イソブトキシカルボニル)ブチル、1−(sec-ブト キシカルボニル)ブチル、1−(tert−ブトキシカルボニル)ブチル、1−(ペ ンチルオキシカルボニル)ブチル、1−(イソペンチルオキシカルボニル)ブチ ル、1−(ネオペンチルオキシカルボニル)ブチルおよび1−(ヘキシルオキシ カルボニル)ブチルなどがある。 C3-7シクロアルコキシカルボニルC1-4アルキル基の例としては、シクロプロ ポキシカルボニルメチル、シクロプトキシカルボニルメチル、シクロペンチルオ キシカルボニルメチル、シクロヘキシルオキシカルボニルメチル、シクロヘプチ ルオキシカルボニルメチル、1−(シクロプロポキシカルボニル)エチル、1− (シクロブトキシカルボニル)エチル、1−(シクロペンチルオキシカルボニル )エチル、1−(シクロヘキシルオキシカルボニル)エチル、1−(シクロヘプ チ ルオキシカルボニル)エチル、1−(シクロプロポキシカルボニル)プロピル、 1−(シクロブトキシカルボニル)プロピル、1−(シクロペンチルオキシカル ボニル)プロピル、1−(シクロヘキシルオキシカルボニル)プロピル、1−( シクロヘプチルオキシカルボニル)プロピル、1−(シクロプロポキシカルボニ ル)ブチル、1−(シクロブトキシカルボニル)ブチル、1−(シクロペンチル オキシカルボニル)ブチル、1−(シクロヘキシルオキシカルボニル)ブチルお よび1−(シクロヘプチルオキシカルボニル)ブチルなどがある。 C1-6アルキルカルボニルアミノC1-4アルキル基の例としては、メチルカルボ ニルアミノメチル、エチルカルボニルアミノメチル、プロピルカルボニルアミノ メチル、イソプロピルカルボニルアミノメチル、ブチルカルボニルアミノメチル 、イソブチルカルボニルアミノメチル、sec−ブチルカルボニルアミノメチル、 tert-ブチルカルボニルアミノメチル、ペンチルカルボニルアミノメチル、イソ ペンチルカルボニルアミノメチル、ネオペンチルカルボニルアミノメチル、ヘキ シルカルボニルアミノメチル、1−(メチルカルボニルアミノ)エチル、1−( エチルカルボニルアミノ)エチル、1−(プロピルカルボニルアミノ)エチル、 1−(イソプロピルカルボニルアミノ)エチル、1−( ブチルカルボニルアミノ)エチル、1−(イソブチルカルボニルアミノ)エチル 、1−(sec−ブチルカルボニルアミノ)エチル、1−(tert−ブチルカルボニ ルアミノ)エチル、1−(ペンチルカルボニルアミノ)エチル、1−(イソペン チルカルボニルアミノ)エチル、1−(ネオペンチルカルボニルアミノ)エチル 、1−(ヘキシルカルボニルアミノ)エチル、1−(メチルカルボニルアミノ) プロピル、1−(エチルカルボニルアミノ)プロピル、1−(プロピルカルボニ ルアミノ)プロピル、1−(イソプロピルカルボニルアミノ)プロピル、1−( ブチルカルボニルアミノ)プロピル、1−(イソブチルカルボニルアミノ)プロ ピル、1−(sec−ブチルカルボニルアミノ)プロピル、1−(tert−ブチルカ ルボニルアミノ)プロピル、1−(ペンチルカルボニルアミノ)プロピル、1− (イソペンチルカルボニルアミノ)プロピル、1−(ネオペンチルカルボニルア ミノ)プロピル、1−(ヘキシルカルボニルアミノ)プロピル、1−(メチルカ ルボニルアミノ)ブチル、1−(エチルカルボニルアミノ)ブチル、1−(プロ ピルカルボニルアミノ)ブチル、1−(イソプロピルカルボニルアミノ)ブチル 、1−(ブチルカルボニルアミノ)ブチル、1−(イソブチルカルボニルアミノ )ブチル、1−(sec−ブチルカルボニルアミノ)ブチル、1−(tert−ブチル カルボニ ルアミノ)ブチル、1−(ペンチルカルボニルアミノ)ブチル、1−(イソペン チルカルボニルアミノ)ブチル、1−(ネオペンチルカルボニルアミノ)ブチル および1−(ヘキシルカルボニルアミノ)ブチルなどがある。 C3-7シクロアルキルカルボニルアミノC1-4アルキル基の例としては、シクロ プロピルカルボニルアミノメチル、シクロブチルカルボニルアミノメチル、シク ロペンチルカルボニルアミノメチル、シクロヘキシルカルボニルアミノメチル、 シクロヘプチルカルボニルアミノメチル、1−(シクロプロピルカルボニルアミ ノ)エチル、1−(シクロブチルカルボニルアミノ)エチル、1−(シクロペン チルカルボニルアミノ)エチル、1−(シクロヘキシルカルボニルアミノ)エチ ル、1−(シクロヘプチルカルボニルアミノ)エチル、1−(シクロプロピルカ ルボニルアミノ)プロピル、1−(シクロブチルカルボニルアミノ)プロピル、 1−(シクロペンチルカルボニルアミノ)プロピル、1−(シクロヘキシルカル ボニルアミノ)プロピル、1−(シクロヘプチルカルボニルアミノ)プロピル、 1−(シクロプロピルカルボニルアミノ)ブチル、1−(シクロブチルカルボニ ルアミノ)ブチル、1−(シクロペンチルカルボニルアミノ)ブチル、1−(シ クロヘキシルカルボニルアミノ)ブチルおよび1−(シ クロヘプチルカルボニルアミノ)ブチルなどがある。 置換基R4との関係で上記で定義したHet基の例には、ピリジン、ピリミジン、 ピラジン、ピリダジン、フラン、ピロール、チオフェン、イミダゾール、トリア ゾール、チアゾール、オキサゾールおよびイソキサゾールなどがある。 本発明の化合物の好ましいものとしては、 R1がビフェニルメチル部分またはフェニルピリジルメチル部分に隣接し; R1がC1-6アルキルを表し; a、b、cおよびdはそれぞれCRであり; R2は水素、C1-6アルキル、C3-7シクロアルキル、C3-7シクロアルキルC1- 4 アルキル、アリールまたはアリールC1-4アルキルを表し; R3は−COR7を表し; R4は−CO28;−テトラゾール−5−イル;−NHSO29;−SO2NH R8;−SO2NHCO29または−SO2NHCOR8を表すという条件が独立に または何らかの適合する組み合わせで満足される化合物がある。 従って、好ましい種類の式Iの化合物は、R1がビフェニルメチル部分または フェニルピリジルメチル部分に隣接する化合物であり、そこで、式Iaによって 表される化合物が提供される。 式中、a、b、c、d、R1、R2、R3およびR4は式Iについて上記で定義し た意味を有する。 より好ましい種類の式Iの化合物は、 R1がC1-6アルキルを表し;しかも a、b、c、d、R2、R3およびR4が上記で定義した意味を有する式Iaの 化合物である。 さらに好ましい種類の式Iの化合物は、 R1がC1-6アルキルを表し; a、b、cおよびdはそれぞれCRであり;しかも、 R、R2、R3およびR4が上記で定義した意味を有する式Iaの化合物である 。 さらに好ましい種類の式Iの化合物は、 R1がC2-4アルキルを表し; a、b、cおよびdはそれぞれCRであり;しかも、 R2が水素、C1-6アルキル、C3-7シクロアルキル、C3-7シクロアルキルC1- 4 アルキル、アリールまたは アリールC1-4アルキルを表し;そして R、R3およびR4が上記で定義した意味を有する式Iaの化合物である。 さらに好ましい種類の式Iの化合物は、 R1がC2-4アルキルを表し; a、b、cおよびdはそれぞれCRであり; R2が水素、C1-6アルキル、C3-7シクロアルキル、C3-7シクロアルキルC1- 4 アルキル、アリールまたはアリールC1-4アルキルを表し; R3が−COR7を表し;そして R、R4およびR7が上記で定義した意味を有する式Iaの化合物である。 特に好ましい種類の式Iの化合物は、 R1がC2-4アルキルを表し; a、b、cおよびdはそれぞれCRであり; R2が水素、C1-6アルキル、C3-7シクロアルキル、 C3-7シクロアルキルC1-4アルキル、アリールまたはアリールC1-4アルキルを 表し; R3が−COR7を表し; R4が−CO28;−テトラゾール−5−イル;−NHSO29;−SO2NH R8;−SO2NHCO29または−SO2NHCOR8を表し;そして R、R7、R8およびR9は上記で定義した意味を有する式Iaの化合物である 。 本発明の化合物は1以上の塩基性窒素原子を有し、1以上の酸性水素原子を有 することができる。従って、その化合物は有機および無機の両方の酸および塩基 と塩を形成することができ、その塩もやはり本発明に含まれる。治療目的に使用 される場合、それらが医薬的に許容できるものであれば、すなわち当業界で知ら れているように、それらが遊離化合物と比較して活性を低下させたり(または許 容できないほどの活性低下)、毒性が上昇したり(または許容できないほどの毒 性上昇)しない場合には、それらの塩の性質に制限はない。それらの塩の例とし ては、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リチウム、アルミニ ウム、亜鉛などの無機陽イオンとの塩;ならびにアンモニア、アルキルアミン、 ヒドロキシアルキルアミン、リジン、アルギニン、N−メチルグルカミン、プロ カインなどの医薬的に許容できるアミンによって形成される塩; 塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硝酸、過塩素酸、硫酸またはリン酸などの無 機酸との塩;ならびにメタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、エタ ンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、フマル酸、シュ ウ酸またはマレイン酸などの有機酸との塩などである。式Iの化合物を十分な量 の所望の酸または塩基で処理して従来の方法で塩を製造することで、その塩が得 られる。遊離塩基およびそれの塩は、溶解度などのある種の物性は異なるが、そ れらは本発明の趣旨においては等価である。 本発明の化合物は、溶媒と化合物を形成していない形でも水和物などの溶媒化 合物の状態でも存在し得る。通常、水、エタノールなどの医薬的に許容される溶 媒による溶媒化合物型のものは、本発明においては非溶媒化合物型のものと等価 である。 本発明の化合物の中には、各種ジアステレオマーおよび/または光学異性体と して存在し得るものもある。ジアステレオマーは、クロマトグラフィーや分別晶 出などの従来の技術によって分離することができる。光学異性体は、従来の光学 分割法のいずれかを用いて分割して、光学的に純粋な異性体を得ることができる 。そのような分割は、キラル合成中間体や一般式Iの生成物において実施するこ とができる。光学分割法には、キラル段階でのクロマトグラフィーあるいは、対 のジ アステレオマーの生成、分割およびそれに続く2つのエナンチオマーの回収によ る分離などがある。光学的に純粋な異性体はさらに、エナンチオ特異的(enanti ospecific)合成を行って個別に得ることも可能である。本発明は、合成によっ て得られたものか物理的に混在して得られたものかとは無関係に、個々の異性体 およびそれらの混合物(例えば、ラセミ混合物)のいずれも網羅するものである 。 式Iの化合物は以下に記述の方法を用いて製造することができる。当業者にお いては、ある特定の化合物の製造に用いられる正確な方法は、その化学構造に応 じて変わり得るものであることは明らかである。さらに、以下に記述の方法の中 には、例えば以下に記述の基などの従来の保護基を用いて反応性基または不安定 基を保護することが望ましいものあるいはそれが必要なものもある。それらの保 護基の性質およびそれらの導入・脱保護の手順のいずれも、当業界においては公 知である。 一般式Iの化合物は、一般式IIの化合物と一般式IIIの化合物との反応に よって得ることができる。 式中、a、b、c、d、R1、R2およびR3は上記で定義した意味を持ち、R4 * は基R4またはR4に変換し得る基を表し、R14およびR15のうちの一方は臭素 またはヨウ素などのハロゲン原子あるいはメタンスルホニルオキシ基、トルエン スルホニルオキシ基またはトリフルオロメタンスルホニルオキシ基を表し、他方 はSn(R163、−B(OH)2または−B(OR17)(OR18)を表し、R16 はC1-4アルキル基を表し、R17およびR18はそれぞれC1-4アルキルを表すか、 あるいはR17とR18がそれの結合する酸素原子およびホウ素原子と一緒になって 適宜C1-4アルキル基で置換されてもよい1,3,2−ジオキサボランまたは1 ,3,2−ジオキサボロラン環を形成している。その置換環の例としては、5, 5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボランおよび4,4,5,5−テトラメチ ル−1,3,2−ジオキサボロランなどがある。 その反応は、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、酢酸 パラジウムとトリフェニルホスフィン、またはパラジウム炭素とトリフェニルホ スフィンなどの遷移金属触媒の存在下、そして好ましく は炭酸ナトリウムなどのアルカリ金属またはアルカリ土類金属炭酸塩などの塩基 の存在下、あるいはフッ化セシウムなどのフッ化物塩の存在下に行うことができ る。その反応は、芳香族炭化水素(例えば、トルエンまたはベンゼン)、エーテ ル(例えば、ジメトキシエタン、ジエトキシメタンまたはテトラヒドロフラン) 、水またはそれらの混合物などの適合する溶媒中、好ましくは室温から溶媒の沸 点の間の好適な温度で、しかも好ましくは5〜48時間の反応時間で行う。その 種の結合反応の例が、ミヤウラらの報告(Miyaura N.,Yanagi T.,Suzuki A., Synth.Commun.,1981,11,513)においてすでに報告されている。 別の方法として、in situでホウ酸誘導体を発生させて、それを単離する必要 性を回避することによって、その結合反応を1容器反応として実施することがで きる。例えば、式Iの化合物は、対応する臭化物誘導体を例えばブチルリチウム 、トリアルキルボレートによって処理することによって得られるか、あるいはR15 =Hである式IIIの化合物を適宜テトラメチルエチレンジアミンの存在下に オルト位をリチウム化してからトリアルキルボレートを加え、その後式IIのア リールハライド(すなわち、R14=ハロゲン)と金属触媒を加えることで、式I IIのホウ酸(すなわち、R15=−B(OH)2)をin situで製造することによ っ て得られる。その種の結合反応の例としては、マッダフォードらの報告(Maddaf ord S.P.,Keay B.A.,J.Org.Chem.,1994,59,6501)に記述されている。 別の方法として、R14およびR15がそれぞれハロゲン原子である式IIの化合 物と式IIIの化合物とのニッケル触媒での交差結合により、式Iの化合物を得 ることができる。この反応は、例えばピリジンなどの好適な溶媒中で亜鉛の存在 下に触媒量のNiCl2およびトリフェニルホスフィンで処理するという、すで に報告されている条件下に行うことができる。 式Iの化合物はさらに、好適な溶媒中、好ましくはアルコール(例えば、エタ ノール)、エーテル(例えば、テトラヒドロフランまたはジオキサン)または酢 酸などの極性溶媒中、好ましくは室温から溶媒の沸点までの温度で、好ましくは 2〜24時間にわたり、下記式IVの化合物 (式中、a、b、c、d、R2およびR3は上記の意味を持ち、R4 *はR4基また はそれに変換し得る基を表す)を式R1NHNH2(V)のヒドラジンと反応させ ることで得ることもできる。 式II、III、IVまたはVの原料における1以上の置換基が保護されてい る場合、その保護基を外すための後工程が必要である。保護基としては、例えば グリーンの記述(Greene T.W.,”Protective Groups in Organic Synthesis” ,John Wiley & Sons,New York,1981)したものなど文献に広く記述された従 来の保護基を使用することが可能である。 従って例えば、カルボン酸基の保護基として、メチルまたはtert−ブチルなど のC1-4アルキルエステル、あるいはベンジルなどのアリールC1-4アルキルエス テルを使用することができる。水酸基の保護基としては、tert−ブチルジメチル シリルなどのシリルエーテルまたはベンジルなどのアリールC1-4アルキルエー テルを用いることができる。テトラゾリル基は、例えばトリフェニルメチル基( すなわち、トリチル基)、tert−ブチル基またはベンジル基によって保護するこ とができる。 保護基の除去処理(脱保護基)は、従来法によって行うことができる。そこで 例えば、アルキルエステル は、例えばエタノールなどのアルコール、あるいはアルコールと水の混合物等の 好適な溶媒中、室温から溶媒の沸点の間の温度で、好ましくは2〜24時間にわ たって、例えば水酸化カリウムまたは水酸化ナトリウムなどのアルカリ金属水酸 化物等の塩基の存在下での加水分解によって開裂させることができる。アリール C1-4アルキル基は、例えばエタノールなどのアルコール等の好適な溶媒中、室 温から溶媒の沸点の間の温度で、大気圧から10気圧の圧力下で、好ましくは1 〜48時間にわたってパラジウム炭素などの貴金属触媒の存在下での加水素分解 によって開裂させることができる。トリフェニルメチルテトラゾール基は、塩化 メチレン、テトラヒドロフランまたはエタノールなどの極性溶媒中、室温から溶 媒の沸点までの温度で、好ましくは2〜96時間にわたり、塩酸またはギ酸など の酸によって処理することでテトラゾール基に変換され得る。トリフェニルメチ ル基で保護されたテトラゾール基も、上述のような塩基性条件下でのエステル基 の加水分解に対して同時に脱保護基され得る。 上述の一般的方法において、R4 *はR4基またはそれに変換し得る基と定義し た。R4 *基のR4基への変換は、標準的方法を行って1段階または複数段階で行 い、合成のいずれかの段階または最終段階で行うことができる。その変換の例と しては、ニトリル基を例えばジメ チルホルムアミドまたはN−メチルピロリドンなどの極性溶媒等の好適な溶媒中 好ましくは室温から溶媒の沸点までの好適な温度で1〜96時間の反応時間にて アジ化ナトリウム、アジ化アンモニウム(アジ化ナトリウムと塩化アンモニウム からin situで得ることができる)、あるいは例えばキシレンまたはトルエンな どの芳香族炭化水素などの非極性溶媒中好ましくは室温から溶媒の沸点までの好 適な温度で1〜96時間の反応時間にわたって例えばアジ化トリブチルスズ(ア ジ化ナトリウムと塩化トリブチルスズから予め得ておいたものあるいはin situ で得られるもの)などのアジ化トリアルキルスズで処理することによってテトラ ゾール基に変換するもの;水酸化カリウムまたは水酸化ナトリウムなどのアルカ リ金属水酸化物等の塩基の存在下に、エタノール、またはエタノールと水の混合 物などの極性溶媒中あるいは18−C−6などのクラウンエーテルの存在下での ベンゼン等の非極性溶媒中で、好ましくは室温から溶媒の沸点までの温度で、好 ましくは2〜24時間の反応時間で、エステル基の加水分解を行ってカルボキシ ル基とするもの;メタノールなどの好適な溶媒中、好ましくは室温から溶媒の沸 点までの温度で、好ましくは1〜96時間の反応時間で、二トリル基を水素化リ チウムアルミニウムなどの好適な金属水素化物還元剤によって処理することで還 元し て、対応するアミンを得て、そのようにして得られたアミンを続いて、例えば塩 化メチレンまたはクロロホルムなどのハロゲン化炭化水素などの好適な溶媒中で 、式R8COClの酸塩化物、式R9SO2Clの塩化スルホニルまたは式(R9S O22Oのスルホン酸無水物(式中、R8およびR9は上記の通りである)で処理 することで誘導体化するもの;塩化メチレンなどの好適な溶媒中で、室温から溶 媒の沸点の範囲の温度で、トリフルオロ酢酸などの標準的条件下にtert−ブチル アミノ基などのような保護されたアミノ基を脱保護して遊離のアミノ基を得て、 次にそれを上述のような式R8COClの酸塩化物、式R9SO2Clの塩化スル ホニルまたは式(R9SO22Oのスルホン酸無水物と反応させるものなどがあ る。それらの反応はいずれもそれ自体公知のものであり、公知の手順に従って実 施されるものである。 式Iの化合物はさらに、1段階または複数段階で式Iの別の化合物の相互変換 によって得ることもできる。そこで例えば、R1が水素を表す式Iの化合物を、 例えばハロゲン化アルキル、好ましくはヨウ化アルキルなどの対応するアルキル 化剤を用いるアルキル化によっってR1がC1-6アルキルまたは−(CH2mCO R5を表す式Iの化合物に変換することができる。その反応は、式Iの化合物と アルキル化剤を60℃からアル キル化剤の沸点までの温度で、あるいは例えばジメチルホルムアミドなどの置換 アミド、好ましくは例えばテトラヒドロフランまたはジメトキシエタンなどのエ ーテルあるいはアセトンなどの極性溶媒等の好適な溶媒中、好ましくは−20℃ から溶媒の沸点までの温度で、金属水素化物(例えば、水素化ナトリウム)、ア ルカリ金属炭酸塩(例えば炭酸カリウムまたは炭酸セシウム)または金属水酸化 物(例えば、水酸化カリウム)などの塩基存在下に反応させることによって行わ れる。 式Iの化合物間の相互変換の別の例は、R2が水素である式Iの化合物のハロ ゲン化によるR2がハロゲンを表す式Iの化合物を与えるものである。その変換 は、好ましくは室温から溶媒の沸点までの好適な温度で、水またはクロロホルム などの好適な溶媒中にてX2(Xはハロゲン原子を表す)などのハロゲン化剤に よって処理するか、あるいは例えば四塩化炭素またはクロロホルムなどのハロゲ ン化炭化水素等の好適な溶媒中でN−ブロモコハク酸イミドまたはN−クロロコ ハク酸イミドによって処理することで行うことができる。当業者には明らかなよ うに、そのような相互変換は、式Iの化合物の合成中間体について行うこともで きる。 式Iの化合物(またはそれの合成中間体)のR3基を有機合成の標準的方法を 用いて別のR3基に変換するこ とも可能である。例えば、上述の手順による加水分解によって、エステルをカル ボン酸基に変換することができる。エーテル、テトラヒドロフランまたはメタノ ールなどの好適な溶媒中、好ましくは室温から溶媒の沸点までの温度で、水素化 リチウムアルミニウムまたは水素化ホウ素アルミニウムなどの金属水素化物還元 剤で処理することによってエステルを還元して、相当するアルコールを得ること もできる。さらに、好適な酸化剤で処理することによって、アルコールを酸化し てアルデヒドを得ることができる。水酸基のアルデヒドへの酸化は、例えば、塩 化メチレンなどの好適な溶媒中で二酸化マンガンで処理することによって、ある いは塩化メチレン−アセトニトリル混液などの好適な溶媒中で4−メチルモルホ リンN−オキサイド存在下に過ルテニウム酸テトラ−n−プロピルアンモニウム で処理することによって行うことができる。水酸基は、過マンガン酸カリウムま たは次亜塩素酸ナトリウムとリン酸二水素ナトリウムの混合物などのより強力な 酸化剤で処理することによってカルボン酸基に変換することもできる。さらに、 カルボン酸基は、標準的な方法を用いて各種の基に変換することができる。例え ば、それは、カルボジイミド(例えばジシクロヘキシルカルボジイミド)または カルボニルジイミダゾールなどの縮合剤の存在下に式NHR1011のアミンと反 応さ せるか、あるいは別法として1−ヒドロキシベンゾトリアゾールおよびジシクロ ヘキシルカルボジイミドなどのカルボジイミドで処理してin situで活性化エス テルを形成してから、ジメチルホルムアミドまたは塩化メチレンなどの不活性溶 媒中で式NHR1011のアミンとそのエステルを反応させることによって、式− CONR1011のカルボキサミド基に変換することができる。カルボキシル基は 、標準的方法に従って容易にエステル基に変換することができる。例えば、それ は、ジメチルホルムアミドなどの好適な溶媒中で、炭酸カリウムなどの塩基の存 在下および好ましくはヨウ化カリウム存在下に式R12−Lの化合物(式中、R12 は前述の意味を有し、Lはハロゲン原子などの脱離基を表す)で処理することに よって式−COOR12のエステル基に変換することができる。カルボキシル基は 、アセトニトリルなどの好適な溶媒中、室温から溶媒の沸点までの温度、好まし くは溶媒の沸点で、塩酸などの酸の存在下に脱炭酸することによって水素原子に 変換することもできる。さらに、R3がカルボキシル基を表す式Iの化合物は、 R3が水素である式Iの化合物をオキサリルクロリドによって処理してから室温 から溶媒の沸点までの温度で2〜24時間の反応時間で加水分解することによっ て得ることもできる。 最後に、式Iの化合物におけるR4基を用いて、当業 者には公知の方法によって他のR4を得て、別の式Iの化合物を得ることもでき る。例えばエステル基は、上記の方法に従った加水分解によって容易にカルボキ シル基に変換することができる。カルボキシル基は、置換基R3に関連して前述 したものと類似の手順に従ってカルボキサミド基に変換することができる。カル ボキシル基はまた、当業者には公知の通常の条件下に式R9SO2NH2のスルホ ンアミドで処理することによって、−CONHSO29基(式中R9は前述の意 味を有する)に変換することもできる。さらに、アルキルアミノスルホニル基は 加水分解によってアミノスルホニル基に変換することができ、それは標準的な方 法を用いて、例えば式R8COClの酸塩化物、式R9OCOClのギ酸塩化物あ るいは式H2NCOClまたはR89NCOClの化合物で処理することによっ て誘導体化することができる。 当業者であれば理解できるように、上記の置換基の相互変換は、式Iの最終化 合物についても、それの合成中間体についても行うことができる。 式Iの化合物の塩は例えば、塩酸、硫酸、硝酸、シュウ酸またはメタンスルホ ン酸などの酸で処理するか、あるいは水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムな どの塩基で処理することによって、従来法で製造することができる。 一般式IIのピラゾールは、以下の反応式1および2に示した手順に従って得 ることができる。ピラゾール製造の一般的方法については、カトリツキーが記述 している(Katritzky,A.R.Handbook of Heterocyclic Chemistry,Pergamon P ress,1986)。 上記の反応式において、a、b、c、d、R1、R2、R3、R4 *およびR14は 前述の意味を持ち;R19はハロゲン、メタンスルホニルオキシ、トルエンスルホ ニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシまたは−B(OR17)(OR18 )基(R17およびR18は上記の通りである)を表し、Lは脱離基を表す。 反応式1によれば、好ましくは室温から溶媒の沸点までの温度で2〜4時間の 反応時間にて、一般式IVの化合物を塩化チオニルと反応させることによって、 一般式VIIの酸塩化物(R19は前述の意味を有する) が得られる。 例えばベンゼンまたはトルエンなどの非極性溶媒あるいは例えばテトラヒドロ フランまたはジエチルエーテルなどのエーテル等の好適な溶媒中、−78℃から 溶媒の沸点までの温度で、好ましくは12〜48時間の反応時間にて、アルカリ 金属(例えば、ナトリウム)、金属水素化物(例えば、水素化ナトリウム)また はアミデュア(amidure)(例えば、リチウムジイソプロピルアミデュア)など の塩基の存在下に一般式VIIの化合物と一般式VIIIの化合物とを反応させ ることによって、一般式IXの化合物が得られる。 アルコール(例えばエタノール)、エーテル(例えばテトラヒドロフランまた はジオキサン)または酢酸などの好適な溶媒中で、好ましくは室温から溶媒の沸 点までの好適な温度で、好ましくは2〜24時間の反応時間で一般式IXの化合 物を一般式R1NHNH2(V)の化合物と反応させることによって、一般式II の化合物でR14がハロゲン、メタンスルホニルオキシ、トルエンスルホニルオキ シ、トリフルオロメタンスルホニルオキシまたは−B(OR17)(OR18)であ るものが得られる。式IIの化合物でR14が−B(OH)2または−Sn(R16 3を表すものは、対応する式IIの化合物でR14がハロゲンを表すものを、テ トラヒドロフランなどの極性溶媒中でブチルリチウムなどの 塩基の存在下に、それぞれホウ酸トリイソプロピルなどの好適なホウ酸エステル または塩化トリアルキルスズで処理することによって得られる。R14が−B(O H)2を表す式IIの化合物は、従来の方法で式−B(OR17)(OR18)のホ ウ酸エステルを加水分解することによっても得ることができる。それとは逆に、 R14が−B(OR17)(OR18)を表す式IIの化合物は、従来の方法を用いて 、メタノール、エタノールまたはイソプロパノールなどの好適なアルコールある いはエチレングリコール、プロパンジオールまたはジメチルプロパンジオールな どのジオールで対応する−B(OH)2誘導体を処理することによって得ること ができる。さらに、R14がメタンスルホニルオキシ、トルエンスルホニルオキシ またはトリフルオロメタンスルホニルオキシを表す式IIの化合物は、標準的方 法によって、対応するハロゲン化化合物またはヒドロキシ化化合物から製造する ことができる。 一般式IIの化合物は、好ましくは例えばジメチルホルムアミドなどの置換ア ミド、テトラヒドロフランまたはジメトキシエタンなどのエーテルあるいはアセ トンなどの極性溶媒中で、好ましくは−20℃から溶媒の沸点までの温度にて、 好ましくは2〜24時間の反応時間で、金属水素化物(例えば、水素化ナトリウ ム)、アルカリ金属炭酸塩(例えば、炭酸カリウムま たは炭酸セシウム)または金属水酸化物(例えば、水酸化カリウム)等の塩基の 存在下に、一般式Xの化合物と、一般式R1−L(XI)(式中、R1はC1-6ア ルキルまたは−(CH2mCOR5を表し、Lはハロゲン原子などの脱離基を表 す)の化合物とを反応させることによって得ることもできる。その反応は、式X の化合物とアルキル化剤R1−Lを60℃からアルキル化剤の沸点までの温度で 、溶媒不在下に加熱することで行うこともできる。一般式Xの化合物は、IXと Vの反応について上述のものと同じ実験条件でIXの化合物をヒドラジンと反応 させることによって得ることができる。 R3=COOHの式IIの化合物は、式Iの化合物に関する上述の手順と類似 の手順に従って、対応するR3=Hの式IIの化合物から得ることもできる。 R2が水素を表す式IIのピラゾールは、反応式2に示したように、同様のや り方で製造することができる。例えばテトラヒドロフランなどの極性溶媒のよう な適当な溶媒中で、ブチルリチウムなどの塩基の存在下に式VIIの化合物と式 XIIの化合物とを反応させることによって、式XIIIの化合物が得られる。 ジメチルホルムアミドジメチルアセタールなどのアルデヒド基等価物とXIII とのその後の反応により、式XIVの化合物が得られる。次に、式IIのピラゾ ールが、式IXの化合物からのIIの製造について上述のものと同じ手順に従っ て、すなわち式Vのヒドラジン誘導体との反応かあるいはヒドラジンとの反応と それに続く得られたピラゾールの式XIの化合物によるアルキル化によって、式 XIVの化合物から得られる。 R15がハロゲンを表す一般式IIIの化合物は、例えば2−クロロベンゾニト リルのように市販されているか、あるいは市販の製品を原料として文献に記載の 方法と類似の方法によって製造することができる。R15がメタンスルホニルオキ シ、トルエンスルホニルオキシまたはトリフルオロメタンスルホニルオキシを表 す一般式IIIの化合物は、当業界で公知の方法によってハロゲン化化合物また はヒドロキシ化合物から製造される。R15が−B(OH)2または−Sn(R16 3を表す場合、式IIIの化合物は、式IIの化合物について上述の手順に従 って相当するハロゲン化化合物から製造できるか、あるいは2−トリフェニルメ チル−2H−テトラゾール、N−BOC−アミノまたはtert−ブチルアミノスル ホニルなどの好適な基によって配向されるオルトリチウム化とそれに続くホウ酸 トリイソプロピルまたはホウ酸トリメチルなどのホウ酸トリアルキルエステルと の反応によって製造することができる。例えば、R4 *が2−トリフェニルメチル − 2H−テトラゾールを表す場合、米国特許5130439号に記載のように、5 −フェニル−2−トリフェニルメチル−2H−テトラゾールとホウ酸トリイソプ ロピルとの反応によって式IIIのホウ酸誘導体を得ることができる。R4 *がN −BOC−アミノを表す場合、ギリアーらの報告(Guillier F et.al,J.Org. Chem.,1995,60,292)に記述の方法に従ってN−BOC−アニリンをホウ酸ト リメチルと反応させることによって、ホウ酸誘導体IIIを得ることができる。 R4 *がtert−ブチルアミノスルホニルを表す場合、N−tert−プチルベンゼンス ルホンアミドをブチルリチウムおよびホウ酸トリイソプロピルで処理することに よって、式IIIの対応するホウ酸誘導体を得ることができる。式IIIの化合 物においてR15が−B(OR17)(OR18)を表す場合、上記のようにR15=− B(OH)2の対応する化合物からその化合物を製造することができる。 一般式IVの化合物は、式IIの化合物の式IIIの化合物との反応について 上述した手順と類似の手順に従って、一般式IXの化合物の一般式IIIの化合 物との反応によって製造することができる。 式V、VI、VIII、XIおよびXIIの化合物はいずれも当業界では入手 可能なものであるか、あるいはそれが既報の報告にない場合には、文献に記載の 方法に類似の方法に従って製造することができる。 アンジオテンシンIIは強力な動脈収縮薬であり、特異的受容体と相互作用す ることによってその作用を発揮する。本発明で開示される化合物は、アンジオテ ンシンII受容体の拮抗薬として作用する。in vitroおよびin vivoの両方につ いてその化合物の効力を求めるため、以下の薬理試験で本発明の化合物に関して 調べた。試験1:アンジオテンシンII受容体結合アッセイ 本アッセイに用いた膜画分は、ラットの副腎から調製した。その組織をpH7 .5の50mMトリス塩酸塩緩衝液に集めて、濃度が20%(重量/体積)とな ったものを1000×rpmでホモジナイズした。得られたホモジネートを10 00×gで10分間遠心し、上清をさらに100000×gで1時間遠心した。 得られた膜ペレットを上記の緩衝液に濃度10mg蛋白/mLで再懸濁させた。 その膜懸濁液100μLずつを用時まで−70℃で冷凍保存した。 NaCl(120mM)、MgCl2(5mM)、0.05%ウシ血清アルブ ミンおよびトリス(50mM)を含有し、pH7.5に調節したインキュベーシ ョン緩衝液(最終濃度)でジチオトレイトール(1mM)を含むものと含まない ものに蛋白15μgを含有する サンプルを分注し、25℃で1時間インキュベーションし、薬剤がAT1または AT2受容体サブタイプと好ましい相互作用を行うか否かについての特性決定を 行った。10nMの3H−アンジオテンシンIIを加えることによってインキュ ベーションを開始した。各サンプルの総インキュベーション容量は250μLで あった。0.1μMのSar1,IIe8−アンジオテンシンIIの存在下でのイ ンキュベーションによって、非特異的結合を測定した。被験化合物について、濃 度範囲10-10〜10-5Mで調べた。ミリポア・マルチスクリーン(Millipore M ultiscreen)装置を用いた急速濾過によって、結合を終了させた。1mMジチオ トレイトールを含むまたは含まない対応する緩衝液250μLでフィルターを3 回洗浄した。シンチレーション液3mLの入った薬品瓶に乾燥したフィルターを 入れ、シンチレーションカウンターで放射能をカウントした。各被験化合物につ いて、IC50値(特異的に結合した3H−アンジオテンシンIIを50%置換す るための濃度)を測定した。 ラットの副腎に代えてラットの肝臓を用いた以外は上記の方法に従って、同様 の結合アッセイを行った。本発明の化合物のIC50値は50μM未満であること が認められた。試験2−脳脊髄穿刺ラットにおけるアンジオテンシンII誘発昇圧反応の阻害 雄のスプレーグ・ドーリー(Sprague-Dawley)ネズミ(体重250g)に対し て、ナトリウム・ペントバルビタール(50mg/Kg、腹腔内投与)によって 麻酔を施した。気管にカニューレ挿管し、ステンレス製脳脊髄穿刺ロッド(pith ing rod)によって眼窩から脳脊髄穿刺を行った。そのラットを直ちに齧歯類換 気装置(rodent ventilator)(容量−1mL/100g;速度−74ストロー ク/分)に乗せた。頸動脈にカニューレ挿管し、それを圧力変換器に接続して、 動脈血圧を測定した。静脈注射で累積的に各種用量のアンジオテンシンII(A II)(0.01〜300μg/Kg)を投与して、AIIについての用量−昇 圧反応曲線を得た。次に、1用量の被験化合物または担体を動物に投与してから 、AIIの注射を行った。60mmHgの動脈血圧上昇を誘発するのに必要なA IIの有効用量を、各被験化合物について計算した。試験3−正常血圧の非麻酔ラットにおける抗高血圧効果 雄のスプレーグ・ドーリーネズミに対して、手術によって血圧および心拍数記 録用の遠隔測定装置を装着した。遠隔測定装置移植物からの信号をコンピュータ に送り、それを受け取ったコンピュータにデータの解析を行わせた。手術後、ラ ットをケージに入れ、自由に運動させた。動物には10日間にわたってナトリウ ム欠乏食を摂取させ、3日間にわたってフロセミド(furosemide:5mg/kg /日s.c.)を与えてから、被験化合物または担体を投与した。その投与によって 、血圧値を変えずにレニン活性が刺激された。血圧および心拍数を48時間監視 し、投与によるそれらパラメータへの効果を対照群で認められた効果と比較した 。 試験2および3で上述した方法を用いて、本発明の代表的化合物それぞれにつ いてin vivoでの評価を行い、それらが用量50mg/Kg以下で有効であるこ とが認められた。 従って本発明の化合物は、原発性または二次性の高血圧、腎血管性高血圧、急 性および慢性の鬱血性心不全、左心室肥大、血管肥大ならびに緑内障などの眼内 圧上昇に関係する疾患等のレニン−アンジオテンシン系が関与する心血管疾患の 治療に有用である。同様に、本発明の化合物は、原発性および二次性のアルドス テロン過剰症などの上記の系が部分的に関係する他の疾患の管理、糖尿病性腎症 、糸球体腎炎、強皮症、糸球体硬化症、腎不全、腎移植療法、糖尿病性網膜症な どの腎臓を病因とする他の疾患の治療、さらには偏頭痛などの他の血管性疾患の 管理にも有効であり得る。 それらの疾患および類似の疾患への本発明の化合物の利用に関しては、当業者 には明らかである。 さらに、アンジオテンシンII拮抗薬は、痴呆、アルツハイマー病、健忘症お よび学習疾患の治療にも有用であり得る。 開示化合物の活性によれば、本発明はさらに、本発明の化合物と賦形剤および 必要であれば適宜他の補助剤とを含有する組成物を提供するものである。本発明 の化合物は、各種の医薬製剤の形で投与することができ、それの性質は、公知の ように、選択される投与経路および治療する疾患の性質によって決まる。 そこで、経口投与用の本発明の固体組成物には、圧縮錠剤、分散可能な粉末、 顆粒およびカプセルなどがある。錠剤においては、ラクトース、デンプン、マニ トール、微結晶セルロースまたはリン酸カルシウムなどの不活性希釈剤;例えば コーンスターチ、ゼラチン、微結晶セルロースまたはポリビニルピロリドンなど の顆粒化剤および崩壊剤;ならびに例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリ ン酸またはタルクなどの潤滑剤の少なくとも一つと有効成分とを混合する。錠剤 には公知の方法によってコーティングを施して、消化管での崩壊および吸収を遅 延させることで、長期間にわたって徐放作用を行うようにすることができる。糖 、ゼラチン、ヒドロキシプロピルセルロースまたはアク リル酸樹脂を用いて、胃溶性または腸溶性の薄膜コート錠剤を作ることができる 。ガラクツロン酸重合体などの浸透圧を漸減させる賦形剤を用いて徐放性錠剤を 得ることもできる。経口投与用製剤は、有効成分がエトキシ化飽和グリセリドな どの不活性固体希釈剤および潤滑剤またはペースト状物と混合されて含まれてい るゼラチンなどの吸収性材料のハードカプセルとしても提供され得る。有効成分 を水あるいは例えばピーナツ油、流動パラフィンまたはオリーブ油などの油状媒 体と混合したソフトゼラチンカプセルも可能である。 水を加えることによって懸濁液を調製する上で好適な分散可能粉末および顆粒 は、分散剤または湿潤剤;ナトリウムカルボキシメチルセルロース、メチルセル ロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビ ニルピロリドン、トラガカントガム、キサンタムガム、アカシアガムなどの懸濁 剤、ならびにp−ヒドロキシ安息香酸のメチルまたはn−プロピルエステルなど の1以上の保存剤との混合物で有効成分を提供するものである。例えば甘味剤、 芳香剤および着色剤などの別の賦形剤も存在させることができる。 経口投与用液体組成物には、蒸留水、エタノール、ソルビトール、グリセリン またはプロピレングリコールなどの一般に使用される不活性希釈剤を含有する乳 液、溶液、懸濁液、シロップおよびエリシキル(elixir)剤などがある。そのよ うな組成物は、湿潤剤、懸濁剤、甘味剤、芳香剤、香料、保存剤および緩衝剤な どのアジュバントを含有することもできる。 他の経口投与用組成物には、公知の方法で調製することができるスプレー組成 物などがある。スプレー組成物は好適な高圧ガスを含有する。 本発明によれば、注射または連続注入による非経口投与用の注射剤には、無毒 性で非経口的に許容される希釈剤または溶媒での無菌の水系または非水系溶液、 懸濁液または乳液などがある。水系溶媒または懸濁媒体の例としては、注射用蒸 留水、リンゲル液および等張性塩化ナトリウム溶液がある。非水系溶媒または懸 濁媒体の例としては、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、オリー ブ油などの植物油あるいはエタノールなどのアルコールがある。それらの組成物 は、湿潤剤、保存剤、乳化剤および分散剤などのアジュバントを含有することも できる。それらは、公知の方法で滅菌するか、あるいは無菌固体組成物の形で製 造して、それを使用直前に無菌水またはその他の何らかの無菌注射媒体に溶かす ことができる。その成分が全て無菌である場合には、無菌環境で製造すれば、注 射剤の無菌性は維持される。 本発明の化合物は、薬剤の直腸投与用の坐剤の形で 投与することもできる。そのような組成物は、当業者には公知の従来の方法に従 って製剤される。例えば、それの製剤は、カカオバターその他のグリセリドなど の従来の坐剤基剤と有効成分を混合することで行うことができる。 本発明の化合物は、他の抗高血圧薬および/または利尿薬および/またはAC E阻害薬および/またはカルシウムチャンネル遮断薬および/またはカリウムチ ャンネル開口薬との併用で投与することもできる。例えば、本発明の化合物を、 アミロリド、アテノロール、ベンドロフルメチアジド、クロロタリドン、クロロ チアジド、クロニジン、酢酸クリプテナミンおよびタンニン酸クリプテナミン、 デセルピジン、ジアゾキシド、硫酸グアネチジン、塩酸ヒドララジン、ヒドロク ロロチアジド、メトラゾン、酒石酸メトプロロール、メチルクロチアジド、メチ ルドーパ、塩酸メチルドーパ、ミノキシジル、塩酸パルギリン、ポリチアジド、 プラゾシン、プロパノロール、インドジャボク、レシナミン、レセルピン、ニト ロプルシドナトリウム、スピロノラクトン、マレイン酸チモロール、トリクロロ メチアジド、トリメタファン・カムシレート、ベンゾチアジド、キネサゾン、チ クリナフェン、トリアムテレン、アセタゾールアミド、アミノフィリン、シクロ チアジド、エタクリン酸、フロセミド、プロカイン、エタク リン酸ナトリウム、カプトプリル、塩酸デラプリル、エナラプリル、エナラプリ ラート、フォシノプリルナトリウム、リシノプリル、ペントプリル、塩酸キナプ リル、ラミプリル、ペリンドプリル、テプロチド、ゾフェノプリルカルシウム、 ジフルニサール、ジルチアゼム、フェロジピン、ニカルジピン、ニフェジピン、 ニルジピン、ニモジピン、ニソルジピン、ニトレンジピン、アムロジピン、イス ラジピン、ケタンセリン、フェノルドパム、イボドーパミン、ベラパミル、ニコ ランジル、ピナシジルなどの化合物、ならびにそれらの混合物および組み合わせ との併用で投与することができる。 本発明の化合物を眼内圧上昇の治療に使用する場合、その投与は上記のような 代表的な医薬製剤の形で行うことができるか、あるいは溶液、軟膏、ゲルなどの 局所点眼製剤の形で行うことができる。 用量および投与頻度は、患者の症状、年齢および体重と、さらには投与経路に よって変わり得るものである。通常、本発明の化合物は、例えば、成人の場合で 0.1〜500mgの1日用量、好ましくは2〜150mgの用量でヒト患者に 経口投与することができ、その投与は単回投与または分割投与のいずれかで行う ことができる。しかしながら、特定の場合には、主治医の裁量で、前記の広い方 の範囲を超える用量を必要 とすることもあり得る。 局所投与用の医薬製剤には通常、式Iの化合物を約0.1%〜15%含有させ る。その点眼剤は、眼科的に許容される賦形剤を含有するものでなければならな い。 以下に、錠剤、カプセル、シロップおよび注射剤の代表的製剤をいくつか示し た。それらは、標準的方法に従って製剤することができ、高血圧、鬱血性心不全 および眼内圧上昇などのレニン−アンジオテンシン系の調節が関係する疾患の治 療に有用である。錠剤 式Iの化合物 100 mg 二塩基性リン酸カルシウム 125 mg デンプングリコール酸ナトリウム 10 mg タルク 12.5 mg ステアリン酸マグネシウム 2.5 mg 250.0 mg硬ゼラチンカプセル 式Iの化合物 100 mg ラクトース 197 mg ステアリン酸マグネシウム 3 mg 300 mgシロップ 式Iの化合物 0.4 g ショ糖 45 g 芳香剤 0.2 g 甘味剤 0.1 g 水 100mlとなるまで注射剤 式Iの化合物 100 mg ベンジルアルコール 0.05 ml プロピレングリコール 1 ml 水 5mlとなるまで 以下の実施例によって本発明の範囲を示すが、本発明はそれらの例によって限 定されるものではない。 参考例1 4−ブロモフェニルアセチルクロリド 4−ブロモフェニル酢酸(20g、0.093mol)の塩化チオニル溶液( 29.46mL、0.4mol)をアルゴン雰囲気下で60℃にて2時間加熱し た。過剰量の塩化チオニルを減圧留去して、無色油状物(21.5g)を得て、 それを得られた状態で次の段階に直接使用した。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):4.07(s、2H)、7.08 (d、J=8Hz、2H)、 7.48(d、J=8Hz、2H)。 参考例2 2−(4−ブロモフェニルアセチル)−3−オキソペンタン酸メチル アルゴン雰囲気下にナトリウム(30%トルエン分散品、8.2mL、0.0 94mol)をフラスコに入れた。Et2Oで洗浄後、乾燥Et2O(108mL )を加え、その混合物を冷却して0℃とした。3−オキソペンタン酸メチル(1 1.57mL、0.093mol)のEt2O(65mL)溶液を加え、得られ た白色懸濁液を室温で終夜攪拌した。その反応混合物を冷却して0℃とし、参考 例1で得られた化合物(21.5g)の乾燥Et2O(43mL)溶液を30分 かけて加えた。その溶液を室温で終夜攪拌してから1時間還流後に冷却した。濃 H2SO4(6.5mL)の水溶液(水65mL)を滴下し、分液を行い、水相を Et2O抽出した。有機相を一緒にして乾燥し、濃縮した。残留物についてシリ カゲルでクロマトグラフィー(ヘキサン−EtOAc混合物で徐々に極性を上げ る)を行って、無色油状物として標題化合物を得た(18.03g、59%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):1.13(t、J=7.2Hz、 3H)、2.67(q、J=7.2Hz、2H)、3.77(s、3H)、3. 9 0(s、2H)、7.12(d、J=8Hz、2H)、7.41(d、J=8H z、2H)、17.65(s、1H)。 参考例3 5−(4−ブロモフェニルメチル)−1−ブチル−3−エチル−1H−ピラゾ ール−4−カルボン酸メチル 3−(4−ブロモフェニルメチル)−1−ブチル−5−エチル−1H−ピラゾ ール−4−カルボン酸メチル 参考例2で得られた化合物(5g、0.015mol)、シュウ酸ブチルヒド ラジン(2.73g、0.015mol)およびトリエチルアミン(2.13m L、0.015mol)のエタノール(127mL)溶液をアルゴン雰囲気下に 5時間還流した。溶媒除去し、得られた残留物をEtOAcおよびH2Oに溶か した。分液後、水相をEtOAc抽出した。有機相を合わせたものを乾燥・濃縮 した。残留物についてシリカゲルでクロマトグラフィー(ヘキサン−EtOAc 混合物で徐々に極性を上げる)を行って、無色油状物として2つの位置異性体の 35:65混合物を得た(3.8g、66%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.7〜2.0(m、10H)、 2.89(q、J=7.2H z、2H)、3.70(s、3H)、3.98(t、J=8Hz、2H)、4. 11(s、0.65×2H)、4.30(s、0.35×2H)、7.0〜7. 5(m、4H)。 参考例4 a)1−ブチル−3−エチル−5−[[2’−(2−トリフェニルメチル−2 H−テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]− 1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチル b)1−ブチル−5−エチル−3−[[2’−(2−トリフェニルメチル−2 H−テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]− 1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチル アルゴン雰囲気下でフラスコに、参考例3で得られた化合物(2g、5.3m mol)、2−(2’−トリフェニルメチル−2’−H−テトラゾール−5−イ ル)フェニルホウ酸(米国特許5130439号の記載に従って製造)(2.9 6g、6.8mmol)、Na2CO3(1.03g、9.8mmol)、トルエ ン(15.6mL)およびH2O(5mL)を入れた。系のパージ(purge)を行 い、次にアルゴンで再度満たした(3回)。次に、Pd(PPh34(0.16 g、0.14mmol)を加え、反応混合物を80℃で終夜加熱した。その溶液 を冷却し、2つの相を分液 した。水相をEtOAcで抽出し、合わせた有機相を乾燥・濃縮した。残留物に ついてシリカゲルでクロマトグラフィー(ヘキサン−EtOAc混合物で徐々に 極性を上げる)を行って、以下のような異性体得た(0.51g、14%)。 −異性体a)、泡状固体(0.51g、14%) 融点:55〜60℃ 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.7〜2.0(m、10H)、 2.90(q、J=7.2Hz、2H)、3.74(s、3H)、3.74(t 、J=8Hz、2H)、4.30(s、2H)、6.7〜8.0(m、23H) 。 −異性体b)、白色固体(1.00g、28%) 融点:112〜114℃。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.7〜2.0(m、10H)、 2.92(q、J=7.2Hz、2H)、3.68(s、3H)、4.00(t 、J=8Hz、2H)、4.12(s、2H)、6.7〜8.0(m、23H) 。 参考例5 2−(4−ブロモフェニルアセチル)−3−オキソブタン酸メチル 3−オキソペンタン酸メチルに代えてアセト酢酸メチルを用いた以外、参考例 2に記載の手順に従って、 標題化合物を透明油状物として得た(74%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):2.33(s、3H)、3.77 (s、3H)、3.95(s、2H)、7.12(d、J=8Hz、2H)、7 .41(d、J=8Hz、2H)、17.70(s、1H)。 参考例6 5(3)−(4−ブロモフェニルメチル)−3(5)−メチル−1H−ピラゾ ール−4−カルボン酸メチル 参考例5で得られた化合物を原料とし、シュウ酸ブチルヒドラジンに代えてヒ ドラジンを用いた以外、参考例3に記載の手順に従って、標題化合物を無色油状 物として得た(40%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):2.38(s、3H)、3.77 (s、3H)、4.12(s、2H)、7.00(d、J=8Hz、2H)、7 .30(d、J=8Hz、2H)、11.25(s,1H)。 参考例7 5−(4−ブロモフェニルメチル)−1−ブチル−3−メチル−1H−ピラゾ ール−4−カルボン酸メチル 3−(4−ブロモフェニルメチル)−1−ブチル−5−メチル−1H−ピラゾ ール−4−カルボン酸メチ ル 参考例5で得られた化合物を原料とした以外、参考例3に記載の手順に従って 、標題化合物を位置異性体の1:1混合物として、黄色油状物として得た(54 %)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.7〜2.0(m、7H)、2 .45(s、0.5×3H)、2.47(s、0.5×3H)、3.72(s、 0.5×3H)、3.78(s、0.5×3H)、3.93(t、J=8Hz、 2H)、4.13(s、0.5×2H)、4.31(s、0.5×2H)、6. 9〜75(m、4H)。 参考例8 1−ブチル−3−メチル−5−[[2’−(2−トリフェニルメチル−2H− テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H −ピラゾール−4−カルボン酸メチル 1−ブチル−5−メチル−3−[[2’−(2−トリフェニルメチル−2H− テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H −ピラゾール−4−カルボン酸メチル 参考例7で得られた化合物を原料とした以外、参考例4に記載の手順に従って 、標題化合物を位置異性体の1:1混合物として、原料(32%)とともに白色 固体として得た(40%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.7〜2.0(m、7H)、2 .47(s、3H)、3.68(s、0.5×3H)、3.75(s、0.5× 3H)、4.0(t、J=8Hz、2H)、4.12(s、0.5×3H)、4 .30(s、0.5×2H)、6.9〜8.0(m、23H)。 参考例9 a)3−(4−ブロモフェニルメチル)−1−ブチル−4−ヒドロキシメチル −5−メチル−1H−ピラゾール b)5−(4−ブロモフェニルメチル)−1−ブチル−4−ヒドロキシメチル −3−メチル−1H−ピラゾール 参考例7で得られた化合物(1.38g、3.6mmol)の乾燥Et2O( 26mL)溶液を、LiAlH4(0.276g、7.3mmol)の乾燥Et2 O(40mL)溶液に滴下し、その混合物をアルゴン雰囲気下に室温で2時間攪 拌した。その溶液を冷却して0℃としてから、H2O(0.45mL)とTHF (1mL)の混合液、15%NaOH(0.45mL)およびH2O(1.25 mL)によってその順に処理した。混合物を10分間攪拌し、乾燥および濾過後 、固体をEtOAcで数回洗浄した。濾液のエバポレーション を行うことによって得られた残留物について、シリカゲルでのクロマトグラフィ ー(ヘキサン−EtOAc混合物で徐々に極性を上げる)を行って、標題化合物 の2つの位置異性体を、いずれも無色油状物として得た(73%) a)先に溶出した異性体:1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.9 3(t、J=6.4Hz、3H)、1.1〜2.0(m、5H)、2.20(s 、3H)、3.90(s、2H)、3.96(t、J=8Hz、2H)、4.3 0(s、2H)、7.05(d、J=8Hz、2H)、7.32(d、J=8H z、2H)。 b)遅く溶出した異性体:1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.8 1(t、J=6.4Hz、3H)、1.1〜2.0(m、5H)、2.23(s 、3H)、3.77(t、J=8Hz、2H)、3.95(s、2H)、4.4 3(s、2H)、6.97(d、J=8Hz、2H)、7.37(d、J=8H z、2H)。 参考例10 a)1−ブチル−4−ヒドロキシメチル−5−メチル−3−[[2’−(2− トリフェニルメチル−2H−テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル −4−イル]メチル]−1H−ピラゾール b)1−ブチル−4−ヒドロキシメチル−3−メチル−5−[[2’−(2− トリフェニルメチル−2H−テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル −4−イル]メチル]−1H−ピラゾール 参考例9で得られた異性体a)の化合物を原料とした以外、参考例4に記載の 手順に従って、標題化合物の異性体a)を得た(5%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.81(t、J=6.4Hz、 3H)、1.1〜2.0(m、5H)、2.20(s、3H)、3.79(t、 J=8Hz、2H)、3.92(s、2H)、4.32(s、2H)、6.8〜 8.0(m、23H)。 参考例9で得られた異性体b)の化合物を原料とした以外、参考例4に記載の 手順に従って、標題化合物の異性体b)を得た(36%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.81(t、J=6.4Hz、 3H)、1.1〜2.0(m、5H)、2.23(s、3H)、3.79(t、 J=8Hz、2H)、3.92(s、2H)、4.42(s、2H)、6.8〜 8.0(m、23H)。 参考例11 2−(4−ブロモフェニルアセチル)−4−メチル−3−オキソペンタン酸エ チル NaH(7.6g、158mmol)のトルエン( 142mL)分散液に0℃で、イソブチリル酢酸エチル(20g、126mmo l)のトルエン(52mL)溶液を滴下し、得られた溶液をアルゴン雰囲気下に 30分間攪拌した。次に、4−ブロモフェニルアセチルクロリド(29.4g、 126mmol、参考例1に記載のようにして得たもの)のトルエン(98mL )溶液をゆっくり加え、その反応混合物を室温で終夜攪拌した。得られた溶液を H2O−EtOAcに注ぎ、H2Oで(2回)抽出した。有機相をブライン(brin e)で洗浄し、氷相を酸性として、EtOAcで抽出し、合わせた有機相を乾燥 ・濃縮した。残留物についてシリカゲルでのクロマトグラフィー(ヘキサン−E tOAc、5%)を行って、標題化合物を得た(29g、65%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):1.16(d、J=6.4Hz、 6H)、1.31 (t、J=7.2Hz、3H)、3.09(q、J=6.4 Hz、1H)、3.87(s、2H)、4.26(q、J=7.2Hz、2H) 、7.12(d、J=8Hz、2H)、7.41(d、J=8Hz、2H)、1 7.49(s、1H)。 参考例12 5(3)−(4−ブロモフェニルメチル)−3(5)−イソプロピル−1H− ピラゾール−4−カルボン酸 エチル 参考例11で得られた化合物(46.1g、130mmol)、ヒドラジン1 水和物(9.46mL、194mmol)および酢酸(437mL)の混合物を 、アルゴン雰囲気下に室温で18時間攪拌した。得られた溶液をH2O−EtO Acに投入し、分液を行った。水相をEtOAcで抽出し、合わせた有機相を飽 和NaHCO3水溶液で洗浄し、乾燥後、濃縮した。残留物をヘキサンから再結 晶して、標題化合物を黄色固体として得た(38.51g、84%)。 融点77〜78℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):1.27(d、J=6.4Hz、 6H)、1.28(t、J=7.2Hz、3H)、3.62(q、J=6.4H z、1H)、4.18(s、2H)、4.25(q、J=7.2Hz、2H)、 7.08(d、J=8Hz、2H)、7.36(d、J=8Hz、2H)、9. 17(s、1H)。 元素分析;C1619BrN22 計算値:C54.71%、H5.45%、N7.98% 実測値:C54.75%、H5.41%、N8.00% 参考例13aおよび13b a)5−(4−ブロモフェニルメチル)−3−イソプロピル−1−プロピル− 1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル b)3−(4−ブロモフェニルメチル)−5−イソプロピル−1−プロピル− 1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル 55%NaH(3.2g、67mmol)およびDMF(148mL)の冷混 合物(0℃)に、アルゴン雰囲気下で参考冷12の化合物(17.8g、58m mol)を加えた。その混合物を10分間攪拌し、ヨウ化プロピル(5.9mL 、58mmol)を加えた。その反応混合物を室温で終夜攪拌した。溶媒除去し 、残留物をEtOAc−H2Oに取り、水相をEtOAcで抽出した。合わせた 有機相を乾燥・濃縮した。残留物について、シリカゲルでのクロマトグラフィー (ヘキサン−EtOAc混合物で徐々に極性を上げる)を行って、位置異性体の 3:1の混合物で得られたものをシリカゲルでのクロマトグラフィー(ヘキサン −EtOAc混合物で徐々に極性を上げる)で分離して以下の標題化合物を得た 。 a)先に溶出した異性体(白色固体)(54%): 融点49〜50℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.80(t、J=7.2Hz、 3H)、1.27(t、J =7.2Hz、3H)、1.29(d、J=6.4Hz、6H)、1.72(m 、2H)、3.54(q、J=6.4Hz、1H)、3.85(t、J=7.2 Hz、2H)、4.25(q、J=7.2Hz、2H)、4.31(s、2H) 、6.97(d、J=8Hz、2H)、7.39(d、J=8Hz、2H)。 b)遅く溶出した異性体(無色油状物)(20%): 沸点170℃(0.1mmHg); 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.94(t、J=7.2Hz、 3H)、1.24(t、J=7.2Hz、3H)、1.28(d、J=6.4H z、6H)、1.79(m、2H)、3.54(q、J=6.4Hz、1H)、 3.95(t、J=7.2Hz、2H)、4.11(s、2H)、4.18(q 、J=7.2Hz、2H)、6.97(d、J=8Hz、2H)、7.35(d 、J=8Hz、2H)。 参考例14 a)3−イソプロピル−1−プロピル−5−[[2’−(2−トリフェニルメ チル−2H−テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メ チル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル b)5−イソプロピル−1−プロピル−3-[[2’−(2−トリフェニルメ チル−2H−テトラゾール− 5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール− 4−カルボン酸エチル異性体a) 方法A: アルゴン雰囲気下でフラスコに、参考例13aで得られた化合物(13g、3 3.05mmol)、2−(2’−トリフェニルメチル−2’−H−テトラゾー ル−5−イル)フェニルホウ酸(米国特許5130439号に記述の方法に従っ て製造したもの)(16.16g、37.45mmol)、フッ化セシウム(1 1.43g、74.87mmol)およびジメトキシエタン(119.6mL) を入れた。その系をパージし、Pd(PPh34(2.59g,1.13mmo l)を加えてから、再度パージを行った。その反応混合物を100℃で終夜加熱 してから冷却して室温とし、H2O−EtOAcに投入した。2つの相を分液し 、水相をEtOAcで抽出した。その有機相をH2Oおよびブラインで洗浄し、 合わせた有機相を乾燥・濃縮した。残留物について、シリカゲルでのクロマトグ ラフィー(ヘキサン−EtOAc混合物で徐々に極性を上げる)を行って、標題 化合物の異性体a)を得た(17.9g、77%)。 融点158〜159℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.7 4(t、J=7.2Hz、3H)、1.26(t、J=7.2Hz、3H)、1 .30(d、J=6.4Hz、6H)、1.63(m、2H)、3.57(q、 J=6.4Hz、1H)、3.74(t、J=7.2Hz、3H)、4.23( q、J=7.2Hz、2H)、4.36(s、2H)、6.8〜7.5(m、2 2H)、7.82(m、1H)。 元素分析;C454462 計算値:C77.12%、H6.33%、N11.99% 実測値:C76.87%、H6.37%、N12.00% 方法13: 5−フェニル−2−トリフェニルメチル−2−H−テトラゾール(0.39g ,1mmol)およびテトラメチルエチレンジアミン(0.18mL、1.1m mol)の乾燥THF(4mL)溶液を冷却したもの(−78℃)に、sec−ブ チルリチウム(1.6Mヘキサン溶液、0.29mL、1.1mmol)を加え 、その混合物をアルゴン雰囲気下で20分間攪拌した。次に、ホウ酸トリメチル (0.14mL、1.3mmol)を加え、その混合物を0℃で1.5時間攪拌 した。溶媒を濃縮し、ベンゼン(4mL)、2MのNa2CO3水溶液(1mL) 、参考例13aで得られた化 合物0.5g(1.3mmol)およびPd(PPh34(0.035g、3モ ル%)を加えた。系をパージし、再度アルゴンで満たし、その混合物を予め加熱 してあった(110℃)浴に入れて6時間攪拌した。その混合物を冷却して室温 とし、H2O−EtOAcに投入した。2つの相を分液し、水相をEtOAcで 抽出した。その有機相をH2Oおよびブラインで洗浄し、合わせた有機相を乾燥 ・濃縮した。残留物について、シリカゲルでのクロマトグラフィー(ヘキサン− EtOAc混合物で徐々に極性を上げる)を行って、原料とともに(28%)標 題化合物の異性体a)を得た(0.33g、47%)。異性体b) 参考例13bの化合物を原料とした以外、上記の方法Aに記載の手順に従って 、標題化合物の異性体b)を収率79%で得た。 融点130〜131℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.95(t、J=7.2Hz、 3H)、1.20(t、J=7.2Hz、3H)、1.37(d、J=6.4H z、6H)、1.85(m、2H)、3.56(q、J=6.4Hz、1H)、 4.05(t、J=7.2Hz、3H)、4.12(s、2H)、4.15(q 、J=7.2Hz、2H)、6.8〜7.5(m、22 H)、7.82(m、1H)。 元素分析;C454462 計算値:C77.12%、H6.33%、N11.99% 実測値:C76.93%、H6.32%、N12.16% 参考例15 2−(4−ブロモフェニルアセチル)−3−シクロプロピル−3−オキソプロ パン酸エチル a)3−シクロプロピル−3−オキソプロパン酸エチル マロン酸モノエチルエステル(33.97g、257.10mmol)のTH F(639mL)溶液を冷却し(−70℃)、それにn−BuLi(1.6Mヘ キサン溶液、319mL、514.19mmol)を加え、その混合物をアルゴ ン雰囲気で15分間攪拌した。得られた溶液を−65℃に冷却し、シクロプロパ ンカルボニルクロリド(15.55g、148.77mmol)を加えた。その 反応混合物を1時間攪拌し、昇温させて室温とした。水数滴を加え、THFを除 去した。残留物を1N HCl/Et2O中に取り、Et2Oで抽出した。有機相 を飽和NaHCO3で洗浄し、乾燥後、濃縮して残留物を得た。その残留物をシ リカゲルでのクロマトグラフィー(ヘキサン−EtOAc 混合物で徐々に極性を上げる)で精製し、標題化合物を黄色油状物として得た( 14.7g、63%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):1.1(m、4H)、1.28( t、J=7.2Hz、3H)、2.04(m、1H)、3.55(s、2H)、 4.21(q、J=7.2Hz、2H)。 b)本例の標題化合物 3−オキソペンタン酸メチルに代えて3−シクロプロピル−3−オキソプロパ ン酸エチルを用いた以外、参考例2に記載の手順に従って、標題化合物を得た( 51%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):1.1(m、4H)、1.32( t、J=7.2Hz、3H)、2.34(m,1H)、3.88(s、2H)、 4.28(q、J=7.2Hz、2H)、7.12(d、J=8Hz、2H)、 7.41(d、J=8Hz、2H)、17.70(s、1H)。 参考例16 5(3)−(4−ブロモフェニルメチル)−3(5)−エチル−1H−ピラゾ ール−4−カルボン酸メチル 参考例2で得られた化合物を原料として用いた以外、参考例12に記載の手順 に従って、標題化合物を黄色固体として得た(74%)。 融点105〜107℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):1.25(t、J=7.Hz、3 H)、2.92(q、J=7.2Hz、2H)、3.79(s、3H)、4.1 9(s、2H)、7.10(d、J=8Hz、2H)、7.39(d、J=8H z、2H)、9.50(s、1H)。 参考例17 5(3)−(4−ブロモフェニルメチル)−3(5)−シクロプロピル−1H −ピラゾール−4−カルボン酸エチル 参考例15で得られた化合物を原料として用いた以外、参考例12に記載の手 順に従って、標題化合物を白色固体として得た(71%)。 融点87〜89℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.9(m、4H)、1.30( t、J=7.2Hz、3H)、2.50(m,1H)、4.17(s、2H)、 4.28(q、J=7.2Hz、2H)、7.07(d、J=8Hz、2H)、 7.38(d、J=8Hz、2H)、7.55(s、1H)。 元素分析;C1617BrN22 計算値:C55.03%、H4.91%、N8.02% 実測値:C54.72%、H4.94%、N8.0 3% 参考例18 5−(4−ブロモフェニルメチル)−3−エチル−1−プロピル−1H−ピラ ゾール−4−カルボン酸メチル 3−(4−ブロモフェニルメチル)−5−エチル−1−プロピル−1H−ピラ ゾール−4−カルボン酸メチル 参考例16で得られた化合物を原料として用いた以外、参考例13に記載の手 順に従って、標題化合物を位置異性体の1:1混合物の黄色油状物として得た( 82%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.81(t、J=7.2Hz、 0.5×3H)、0.94(t、J=7.2Hz、0.5×3H)、1.18( t、J=7.2Hz、0.5×3H)、1.25(t、J=7.2Hz、0.5 ×3H)、1.77(m、2H)、2.89(q、J=7.2Hz、0.5×2 H)、2.92(q、J=7.2Hz、0.5×2H)、3.74(s、0.5 ×3H)、3.78(s、0.5×3H)、3.98(m、2H)、4.13( s、0.5×2H)、4.31(s、0.5×2H)、6.96(d、J=8H z、0.5×2H)、7.11(d、J=8Hz、0.5×2H)、7.36( d、J =8Hz、0.5×2H)、7.39(d、J=8Hz、0.5×2H)、9. 50(s、1H)。 参考例19aおよび19b a)5−(4−ブロモフェニルメチル)−3−シクロプロピル−1−プロビル −1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル b)3−(4−ブロモフェニルメチル)−5−シクロプロピル−1−プロピル −1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル 参考例17で得られた化合物を原料として用いた以外、参考例13に記載の手 順に従って、標題化合物を位置異性体の4:1混合物として得た。その位置異性 体をシリカゲルでのクロマトグラフィー(ヘキサン−EtOAc混合物で徐々に 極性を上げる)で分離して、標題化合物を得た(84%)。 a)先に溶出した異性体(無色油状物) 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.78(t、J=7.2Hz、 3H)、0.92(d、4H)、1.28(t、J=7.2Hz、3H)、1. 65(m、2H)、2.50(m、1H)、3.79(t、J=7.2Hz、2 H)、4.27(q、J=7.2Hz、2H)、4.31(s、2H)、6.9 7(d、J=8Hz、2H)、7.39(d、J=8Hz、2H)。 b)後で溶出した異性体(無色油状物) 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.97(m、7H)、1.28 (t、J=7.2Hz、3H)、1.85(m、2H)、3.70(m、1H) 、3.79(t、J=7.2Hz、2H)、4.13(s、2H)、4.21( q、J=7.2Hz、2H)、7.11(d、J=8Hz、2H)、7.35( d、J=8Hz、2H)。 参考例20aおよび20b a)5−(4−ブロモフェニルメチル)−3−シクロプロピル−1−エチル− 1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル b)3−(4−ブロモフェニルメチル)−5−シクロプロピル−1−エチル− 1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル 参考例17で得られた化合物を原料として用い、ヨウ化プロピルに代えてヨウ 化エチルを用いた以外、参考例13に記載の手順に従って、標題化合物を位置異 性体の4:1混合物として得た。その位置異性体をシリカゲルでのクロマトグラ フィー(ヘキサン−EtOAc混合物で徐々に極性を上げる)で分離して、標題 化合物を得た(83%)。 a)先に溶出した異性体(無色油状物) 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.9 2(d、4H)、1.18(t、J=7.2Hz、3H)、1.27(t、J= 7.2Hz、3H)、2.50(m、1H)、3.85(q、J=7.2Hz、 2H)、4.26(q、J=7.2Hz、2H)、4.30(s、2H)、6. 97(d、J=8Hz、2H)、7.39(d、J=8Hz、2H)。 b)後で溶出した異性体(無色油状物) 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.9(m、4H)、1.28( t、J=7.2Hz、3H)、1.44(t、J=7.2Hz、3H)、3.7 (m、1H)、4.13(s、2H)、4.22(q、J=7.2Hz、2H) 、4.25(q、J=7.2Hz、2H)、7.13(d、J=8Hz、2H) 、7.36(d、J=8Hz、2H)。 参考例21aおよび21b a)3−エチル−1−プロピル−5−[[2’−(2−トリフェニルメチル− 2H−テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル] −1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチル b)5−エチル−1−プロピル−3−[[2’−(2−トリフェニルメチル− 2H−テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル] −1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチル 参考例18で得られた化合物を原料として用いた以 外、参考例4に記載の手順に従って、標題化合物を位置異性体の混合物として得 た(45%)。その位置異性体をシリカゲルでのクロマトグラフィーで分離して 、以下の化合物を得た。 a)先に溶出した異性体(白色固体): 融点130〜131℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.75(t、J=7.2Hz、 3H)、1.27(t、J=7.2Hz、3H)、1.61(q、J=7.2H z、2H)、2.87(q、J=7.2Hz、2H)、3.69(t、J=7. 2Hz、2H)、3.74(s、3H)、4.30(s、2H)、6.8〜7. 5(m、22H)、7.82(m、1H)。 元素分析;C434062 計算値:C76.76%、H5.99%、N12.49% 実測値:C76.81%、H6.09%、N12.39% b)後で溶出した異性体(白色固体): 融点139℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.93(t、J=7.2Hz、 3H)、1.18(t、J=7.2Hz、3H)、1.87(q、J=7.2H z、2H)、2.92(q、J=7.2Hz、2H)、3. 68(s、3H)、3.97(t、J=7.2Hz、2H)、4.12(s、2 H)、6.8〜7.5(m、22H)、7.82(m、1H)。 元素分析;C434062 計算値:C76.76%、H5.99%、N12.49% 実測値:C76.77%、H6.15%、N12.79% 参考例22 3−シクロプロピル−1−プロピル−5−[[2’(2−トリフェニルメチル −2H−テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル ]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル 参考例19aで得られた化合物を原料として用いた以外、参考例4に記載の手 順に従って、標題化合物を得た(35%)。 融点154〜159℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.72(t、J=7.2Hz、 3H)、0.92(d、4H)、1.25(t、J=7.2Hz、3H)、1. 60(m、2H)、2.50(m、1H)、3.67(t、J=7.2Hz、2 H)、4.25(q、J=7.2Hz、2H)、4.29(s、2H)、6.8 〜7.5(m、22H)、7.82(m、1H)。 元素分析;C444262 計算値:C76.94%、H6.16%、N12.24% 実測値:C77.17%、H6.08%、N12.15% 参考例23 3−シクロプロピル−1−エチル−5−[[2’(2−トリフェニルメチル− 2H−テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル] −1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル 参考例20aで得られた化合物を原料として用いた以外、参考例4に記載の手 順に従って、標題化合物を得た(44%)。 融点164〜168℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.92(d、4H)、1.10 (t、J=7.2Hz、3H)、1.24(t、J=7.2Hz、3H)、2. 50(m、1H)、3.75(q、J=7.2Hz、2H)、4.25(q、J =7.2Hz、2H)、4.27(s、2H)、6.8〜7.5(m、22H) 、7.82(m、1H)。 参考例24 5−(4−ブロモフェニルメチル)−1−ブチル−3−イソプロピル−1H− ピラゾール−4−カルボン 酸エチル 3−(4−ブロモフェニルメチル)−1−ブチル−5−イソプロピル−1H− ピラゾール−4−カルボン酸エチル 参考例11で得られた化合物を原料として用いた以外、参考例3に記載の手順 に従って、標題化合物を位置異性体の混合物として得た(30%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.9〜1.6(複雑なシグナル 、16H)、3.5(m、1H)、3.8〜4.4(複雑なシグナル、6H)、 6.9〜7.5(m、4H)。 参考例25aおよび25b a)1−ブチル−3−イソプロピル−5−[[2’(2−トリフェニルメチル −2H−テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル ]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル b)1−ブチル−5−イソプロピル−3−[[2’(2−トリフェニルメチル −2H−テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル ]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル 参考例24で得られた化合物を原料として用いた以外、参考例4に記載の手順 に従って、標題化合物を位置異性体の65:35混合物として得た。位置異性体 をシリカゲルでのクロマトグラフィーによって分離し て、以下の化合物を得た。 a)先に溶出した異性体(泡状物): 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.9〜1.6(複雑なシグナル 、16H)、3.5(m、1H)、3.8〜4.4(複雑なシグナル、6H)、 6.8〜7.5(m、22H)、7.82(m、1H)。 b)後で溶出した異性体(泡状物): 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.9〜1.6(複雑なシグナル 、16H)、3.5(m、1H)、3.8〜4.4(複雑なシグナル、6H)、 6.8〜7.5(m、22H)、7.82(m、1H)。 参考例26 2−(4−ブロモフェニルアセチル)−3−オキソヘキサン酸エチル 3−オキソペンタン酸メチルに代えて3−オキソヘキサン酸エチルを用いた以 外、参考例2に記載の手順に従って、標題化合物を収率43%で得た。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.94(t、J=7.2Hz、 3H)、1.30(t、J=7.2Hz、3H)、1.60(m、2H)、2. 59(t、J=7.2Hz、2H)、3.90(s、2H)、4.25(q、J =7.2Hz、2H)、7.1(t、J=8Hz、2H)、7.42(d、J= 8Hz、2Hz)、17.48(s、1H)。 参考例27 5−(4−ブロモフェニルメチル)−1−ブチル−3−プロピル−1[1−ピ ラゾール−4−カルボン酸エチル 3−(4−ブロモフェニルメチル)−1−ブチル−5−プロピル−1H−ピラ ゾール−4−カルボン酸エチル 参考例26で得られた化合物を原料として用いた以外、参考例3に記載の手順 に従って、標題化合物を位置異性体の3:7混合物として得た(52%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.97(t、J=7.2Hz、 3H)、1.26(t、J=7.2Hz、3H)、1.60(m、2H)、2. 87(t、J=7.2Hz、2H)、4.15(s、2H)、4.25(q、J =7.2Hz、2H)、7.11(d、J=8Hz、2H)、7.35(d、J =8Hz、2H)、9.5(s、1H)。 参考例28 1−ブチル−3−プロピル−5−[[2’−(2−トリフェニルメチル−2H −テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1 H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル 1−ブチル−5−プロピル−3−[[2’−(2−トリフェニルメチル−2H −テトラゾール−5−イル) −1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カルボ ン酸エチル 参考例27で得られた化合物を原料として用いた以外、参考例4に記載の手順 に従って、標題化合物を位置異性体の4:6混合物として得た(31%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.90〜2.0(m、8H)、 2.87(t、J=7.2Hz、2H)、3.7〜4.5(m、4H)、76. 8〜7.5(m、22H)、7.85(m、1H)。 参考例29 2−(4−ブロモフェニルアセチル)−3−オキソ−3−フェニルプロパン酸 エチル 3−オキソペンタン酸メチルに代えてベンゾイル酢酸エチルを用いる以外、参 考例2に記載の手順に従って、標題化合物を収率66%で得た。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):1.26(t、J=7.2Hz、 3H)、3.95(s、2H)、4.25(q、J=7.2Hz、2H)、7. 0〜8.0(m、9H)、17.48(s、1H)。 参考例30 5−(4−ブロモフェニルメチル)−1−ブチル−3−フェニル−1H−ピラ ゾール−4−カルボン酸エチル 3−(4−ブロモフェニルメチル)−1−ブチル− 5−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル 参考例29で得られた化合物を原料として用いた以外、参考例3に記載の手順 に従って、標題化合物を位置異性体の混合物として得た(48%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.9〜2.0(m、10H)、 3.7〜4.5(m、6H)、7.0〜8.0(m、9H)。 参考例31 1−ブチル−3−フェニル−5−[[2’−(2−トリフェニルメチル−2H −テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1 H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル 1−ブチル−5−フェニル−3−[[2’−(2−トリフェニルメチル−2H −テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1 H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル 参考例30で得られた化合物を原料として用いた以外、参考例4に記載の手順 に従って、標題化合物を位置異性体の1:4混合物として得た(20%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.9〜2.0(m、10H)、 3.7〜4.2(m、4H)、4.24(s、0.8×2H)、4.37(s、 0.2×2H)、7.0〜8.0(m、28H)。 参考例32 5−(4−ブロモフェニルメチル)−3−メチル−1−(2,2,2−トリフ ルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチル 3−(4−ブロモフェニルメチル)−5−メチル−1−(2,2,2−トリフ ルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチル 参考例5で得られた化合物を原料として用い、ブチルヒドラジンに代えて2, 2,2−トリフルオロエチルヒドラジンを用いた以外、参考例3に記載の手順に 従って、標題化合物を位置異性体の65:35混合物として得た(18%) 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):2.47(s、0.65×3H) 、2.53(s、0.35×3H)、3.76(s、0.35×3H)、3.7 9(s、0.65×3H)、4.14(s、0.35×2H)、4.38(s、 0.65×2H)、4.5(m、2H)、6.95(d、J=8Hz、0.65 ×2H)、7.10(d,J=8Hz、0.35×2H)、7.38(d、J= 8Hz、0.35×2H)、7.42(d、J=8Hz、0.65×2H)。 参考例33 3−メチル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−5−[[2’−(2 −トリフェニルメチル−2 H−テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]− 1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチル 5−メチル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−3−[[2’−(2 −トリフェニルメチル−2H−テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニ ル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチル 参考例32で得られた化合物を原料として用いた以外、参考例4に記載の手順 に従って、標題化合物を位置異性体の65:35混合物として得た(64%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):2.46(s、0.65×3H) 、2.49(s、0.35×3H)、3.73(s、0.35×3H)、3.7 9(s、0.65×3H)、4.13(s、0.35×2H)、4.39(s、 0.65×2H)、4.5(m、2H)、6.8〜7.5(m、22H)、8. 0(m、1H)。 参考例34 5−(4−ブロモフェニルメチル)−1−エチル−3−メチル−1H−ピラゾ ール−4−カルボン酸メチル 3−(4−ブロモフェニルメチル)−1−エチル−5−メチル−1H−ピラゾ ール−4−カルボン酸メチ ル 参考例5で得られた化合物を原料として用い、ブチルヒドラジンに代えてエチ ルヒドラジンを用いた以外、参考例3に記載の手順に従って、標題化合物を位置 異性体の1:1混合物として得た(35%) 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):1.13(t、J=7.2Hz、 0.5×3H)、1.37(t、J=7.2Hz、0.5×3H)、2.46( s、3H)、3.72(s、0.5×3H)、3.78(s、0.5×3H)、 3.9(m、2H)、4.14(s、0.5×2H)、4.32(s、0.5× 2H)6.9〜7.5(m、4H)。 参考例35 1−エチル−3−メチル−5−[[2’−(2−トリフェニルメチル−2H− テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H −ピラゾール−4−カルボン酸メチル 1−エチル−5−メチル−3−[[2’−(2−トリフェニルメチル−2H− テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H −ピラゾール−4−カルボン酸メチル 参考例34で得られた化合物を原料として用いた以外、参考例4に記載の手順 に従って、標題化合物を位置異性体の1:1混合物として得た(58%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):1.12(t、J=7.2Hz、 0.5×3H)、1.19(t、J=7.2Hz、0.5×3H)、2.44( s、0.5×3H)、2.48(s、0.5×3H)、3.68(s、0.5× 3H)、3.72(s、0.5×3H)、3.9(m、2H)、4.14(s、 0.5×2H)、4.35(s、0.5×2H)、6.9〜7.5(m、22H )、7.9(m、1H)。 参考例36 5−(4−ブロモフェニルメチル)−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラ ゾール−4−カルボン酸メチル 参考例5で得られた化合物を原料として用い、ブチルヒドラジンに代えてフェ ニルヒドラジンを用いた以外、参考例3に記載の手順に従って、標題化合物を収 率35%で得た。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):2.53(s、3H)、3.88 (s、3H)、4.29(s、2H)、6.9〜7.5(m、9H)。 参考例37 3−メチル−1−フェニル−5−[[2’−(2−トリフェニルメチル−2H −テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1 H−ピラゾール−4−カルボン酸メチル 参考例36で得られた化合物を原料として用いた以外、参考例4に記載の手順 に従って、標題化合物を得た(55%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):2.62(s、3H)、3.83 (s、3H)、4.34(s、2H)、6.9〜7.5(m、28H)。 参考例38 5−(4−ブロモフェニルメチル)−1−(エトキシカルボニルメチル)−3 −メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチル 3−(4−ブロモフェニルメチル)−1−(エトキシカルボニルメチル)−5 −メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチル 参考例5で得られた化合物を原料として用い、ブチルヒドラジンに代えてヒド ラジノ酢酸エチル塩酸塩を用いた以外、参考例3に記載の手順に従って、標題化 合物を位置異性体の70:30混合物として得た(15%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):1.20(t、J=7.2Hz、 0.7×3H)、1.28(t、J=7.2Hz、0.3×3H)、2.45( s、3H)、3.74(s、0.3×3H)、3.79(s、0.7×3H)、 4.07(q、J=7.2Hz、0.7×3H)、4.17(q、J=7.2H z、0. 7×3H)、4.15(s、0.3×2H)、4.31(s、0.7×2H)、 4.64(s,0.7×2 H)、4.83(s、0.3× H)、6.97( d、J=8Hz、0.65×2H)、7.10(d、J=8Hz、0.35×2 H)、7.38(d、J=8Hz、0.35×2H)、7.42(d、J=8H z、0.65×2H)。 参考例39 1−(エトキシカルボニルメチル)−3−メチル−5−[[2’−(2−トリ フェニルメチル−2H−テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4 −イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチル 1−(エトキシカルボニルメチル)−5−メチル−3−[[2’−(2−トリ フェニルメチル−2H−テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4 −イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチル 参考例38で得られた化合物を原料として用いた以外、参考例4に記載の手順 に従って、標題化合物を位置異性体の80:20混合物として得た(43%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):1.13(t、J=7.2Hz、 0.8×3H)、1.17(t、J=7.2Hz、0.2×3H)、2.41( s、 3H)、3.67(s、0.2×3H)、3.75(s、0.2×3H)、4. 10(q、J=7.2Hz、3H)、4.15(s、0.2×2H)、4.31 (s、0.8×2H)、4.50(s、0.8×2H)、4.83(s、0.2 ×2H)、6.9〜7.5(m、23H)。 参考例40 5−(4−ブロモフェニルメチル)−3−メチル−1−プロピル−1H−ピラ ゾール−4−カルボン酸メチル 3−(4−ブロモフェニルメチル)−5−メチル−1−プロピル−1H−ピラ ゾール−4−カルボン酸メチル 参考例6で得られた化合物を原料として用いた以外、参考例13に記載の手順 に従って、標題化合物を位置異性体の1:1混合物として得た(4.7g、77 %)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.81(t、J=7.2Hz、 0.5×3H)、0.92(t、J=7.2Hz、0.5×3H)、1.5(m 、2H)、2.45(s、0.5×3H)、2.48(s、0.5×3H)、3 .69(s、0.5×3H)、3.78(s、0.5×3H)、3.93(t、 J=8Hz、2H)、4.13(s、0.5×2H)、4. 32(s、0.5×2H)、6.97(d、J=8Hz、0.5×2H)、7. 11(d、J=8Hz、0.5×2H)、7.38(d、J=8Hz、0.5× 2 H)、7.42(d、J=8Hz、0.5×2H)。 参考例41 3−メチル−1−プロピル−5−[[2’−(2−トリフェニルメチル−2H −テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1 H−ピラゾール−4−カルボン酸メチル 5−メチル−1−プロピル−3−[[2’−(2−トリフェニルメチル−2H −テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1 H−ピラゾール−4−カルボン酸メチル 参考例40で得られた化合物を原料として用いた以外、参考例4に記載の手順 に従って、標題化合物を位置異性体の55:45混合物として得た(45%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.75(t、J=7.2Hz、 0.55×3H)、0.92(t、J=7.2Hz、0.45×3H)、1.7 (m、2H)、2.47(s、0.55×3H)、2.48(s、0.45×3 H)、3.68(s、0.45×3H)、3.79(s、0.55×3H)、3 .98(t、J=8Hz、2H)、4.12(s、0.45×2H)、4.30 (s、0.55×2H)、6. 5〜8(m、23H)。 参考例42 2−(4−ブロモフェニルアセチル)−3−オキソ−4−フェニルブタン酸エ チル a)3−オキソ−4−フェニルブタン酸エチル シクロプロパンカルボニルクロリドに代えてフェニルアセチルクロリドを用い た以外、参考例15aに記載の手順に従って、所望の生成物を収率67%で無色 油状物として得た。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):1.25(t、J=7.2Hz、 3H)、3.43(s、2H)、3.82(s、2H)、4.17(q、J=7 .2Hz、2H)、7.28(m、5H)。 b)本例の標題化合物 3−オキソペンタン酸メチルに代えて3−オキソ−4−フェニルブタン酸エチ ルを用いる以外、参考例2に記載の手順に従って、標題化合物を収率45%で無 色油状物として得た。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):1.29(t、J=7.2Hz、 3H)、3.92(s、2H)、3.98(s、2H)、4.24(q、J=7 .2Hz、2H)、7.28(m、9H)、17.45(s、1H)。 参考例43 3(5)−ベンジル−5(3)−(4−ブロモフェニルメチル)−1H−ピラ ゾール−4−カルボン酸エチル 参考例42で得られた化合物を原料として用いる以外、参考例12に記載の手 順に従って、標題化合物を白色固体として得た(69%)。 融点114℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):1.24(t、J=7.2Hz、 3H)、4.15(s、2H)、4.28(s、2H)、4.24(q、J=7 .2Hz、2H)、7.28(m、9H)、8.5(broad s、1H)。 参考例44 3−ベンジル−5−(4−ブロモフェニルメチル)−1−プロピル−1H−ピ ラゾール−4−カルボン酸エチル 5−ベンジル−3−(4−ブロモフェニルメチル)−1−プロピル−1H−ピ ラゾール−4−カルボン酸エチル 参考例43で得られた化合物を原料として用いる以外、参考例13に記載の手 順に従って、標題化合物を位置異性体の1:1混合物として得た(70%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.79(t、J=7.2Hz、 0.5×3H)、0.81 (t、J=7.2Hz,0.5×3H)、1.17(t、J=7.2Hz、3H )、1.6(m、2H)、3.88(t、J=7.2Hz、0.5×2H)、3 .97(t、J=7.2Hz、0.5×2H)、4.14(s、0.5×2H) 、4.16(s、0.5×2 H)、4.32(s、0.5×2H)、4.38 (s、0.5×2H)、4.24(q、J=7.2Hz、2H)、6.8〜7. 5(m、9H)。 参考例45 3−ベンジル−1−プロピル−5−[[2’−(2−トリフェニルメチル−2 H−テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]− 1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル 5−ベンジル−1−プロピル−3−[[2’−(2−トリフェニルメチル−2 H−テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]− 1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル 参考例44で得られた化合物を原料として用いる以外、参考例4に記載の手順 に従って、標題化合物を位置異性体の1:1混合物として得た(66%) 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.78(t、J=7.2Hz、 0.5×3H)、0.79(t、J=7.2Hz、0.5×3H)、1.14( t、J=7.2Hz、3H)、1.6(m、2H)、3. 8(m、2H)、4.10(s、0.5×2H)、4.19(s、0.5×2H )、4.31(s、0.5×2H)、4.38(s、0.5×2H)、4.24 (q、J=7.2Hz、2H)、6.8〜7.5(m、28H)。 参考例46 2−(4−ブロモフェニルアセチル)酢酸エチル シクロプロパンカルボニルクロリドに代えて参考例1で得られた化合物を用い た以外、参考例15aに記載の手順に従って、標題化合物を無色油状物として得 た(76%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):1.23(t、J=7.2Hz、 3H)、3.44(s、2H)、3.77(s、2H)、4.15(q、J=7 .2Hz、2H)、7.05(d、J=8Hz、2H)、7.43(d、J=8 Hz、2H)。 参考例47 2−(4−ブロモフェニルアセチル)−2−(N,N−ジメチルアミノメチリ デン)酢酸エチル 参考例46で得られた化合物(17.6g、62mmol)に対して、アルゴ ン雰囲気下に0℃でジメチルホルムアミドジメチルアセタール(9.9mL、7 4mmol)を加え、その混合物を10分間攪拌した。その反応混合物を減圧に て濃縮し、残留物についてシ リカゲルでのクロマトグラフィーを行って(ヘキサン−EtOAc混合液で極性 を徐々に上げて)、所望の生成物を無色油状物として得た(6.00g、29% )。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):1.29(t、J=7.2Hz、 3H)、2.94(s、6H)、3.98(s、2H)、4.21(q、J=7 .2Hz、2H)、7.10(d、J=8Hz、2H)、7.38(d、J=8 Hz、2H)。 参考例48 a)5−(4−ブロモフェニルメチル)−1−ブチル−1H−ピラゾール−4 −カルボン酸エチル b)3−(4−ブロモフェニルメチル)−1−ブチル−1H−ピラゾール−4 −カルボン酸エチル 参考47で得られた化合物を原料として用いた以外、参考例3に記載の手順に 従って、標題化合物を49%の収率で、位置異性体の9:1混合物として得た。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.8〜1.9(m、10H)、 3.93(t、J=7.2Hz、2H)、4.28(q、J=7.2Hz、2H )、4.37(s、2H)、7.00(d、J=8Hz、2H)、7.39(d 、J=8Hz、2H)、7.84(s、0.1×1H)、7.93(s、0.9 ×1H)。 参考例49 1−ブチル−5−[[2’−(2−トリフェニルメチル−2H−テトラゾール −5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール −4−カルボン酸エチル 1−ブチル−3−[[2’−(2−トリフェニルメチル−2H−テトラゾール −5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール −4−カルボン酸エチル 参考48で得られた化合物を原料として用いた以外、参考例4に記載の手順に 従って、標題化合物を位置異性体の9:1混合物として得た(100%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.8〜1.9(m、10H)、 3.95(t、J=7.2Hz、2H)、4.29(q、J=7.2Hz、2H )、4.39(s、2H)、7.0〜8.2(m、24H)。 参考例50 a)3−(4−ブロモフェニルメチル)−1−ブチル−5−メチル−1H−ピ ラゾール−4−カルボキシアルデヒド b)5−(4−ブロモフェニルメチル)−1−ブチル−3−メチル−1H−ピ ラゾール−4−カルボキシアルデヒド 参考例9aで得られた化合物(0.276g、0.82mmol)のCH2C l2(2.46mL)溶液に、アルゴン雰囲気下に、MnO2(0.5g、5.7 4mmol)を加え、その反応混合物を40℃で終夜加熱した。さらにCH2C l2を追加し、得られた混合物をセライトで濾過し、濾液を濃縮して、粗生成物 0.24gを得た。それをシリカゲルでのクロマトグラフィー(ヘキサン−Et OAc混合液で極性を徐々に上げて)で精製して、標題化合物の異性体a)を無 色油状物として得た(0.154g、54%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.95(t、J=6.4Hz、 3H)、1.1〜2.0(m、4H)、2.48(s、3H)、4.01(t、 J=8Hz、2H)、4.12(s、2H)、7.15(d、J=8Hz、2H )、7.39(d、J=8Hz、2H)、9.83(s、1H)。 参考例9の異性体b)を原料とした以外はほぼ同一の手順に従って、標題化合 物の異性体b)を収率63%で無色油状物として得た。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.85(t、J=6.4Hz、 3H)、1.1〜2.0(m、4H)、2.47(s、3H)、3.86(t、 J=8Hz、2H)、4.27(s、2H)、6.97(d、J=8Hz、2H )、7.40(d、J=8Hz、 2H)、9.93(s,1H)。 参考例51 a)1−ブチル−5−メチル−3−[[2’−(2−トリフェニルメチル−2 H−テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]− 1H−ピラゾール−4−カルボキシアルデヒド b)1−ブチル−3−メチル−5−[[2’−(2−トリフェニルメチル−2 H−テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]− 1H−ピラゾール−4−カルボキシアルデヒド 参考例50の異性体a)を原料として用いた以外、参考例4に記載の手順に従 って、標題化合物の異性体a)を収率24%で得た。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.93(t、J=6.4Hz、 3H)、1.1〜2.0(m、4H)、2.47(s、3H)、3.99(t、 J=8Hz、2H)、4.16(s、2H)、6.8〜8.0(m、23H)、 9.81(s、1H)。 参考例50の異性体b)を原料とした以外はほぼ同一の手順に従って、標題化 合物の異性体b)を収率14%で得た。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.83(t、J=6.4Hz、 3H)、1.1〜2.0(m、4H)、2.49(s、3H)、3.79(t、 J= 8Hz、2H)、4.22(s、2H)、6.8〜8.0(m、23H)、9. 93(s、1H)。 参考例52 3−(4−ブロモフェニルアセチル)−2,4−ペンタンジオン Na(40%パラフィン分散品、7.2g、125mmol)のEt2O(1 58mL)懸濁液を冷却し(0℃)、それに2,4−ペンタンジオン(10.3 mL、100mmol)のEt2O(70mL)溶液を加え、その混合物をアル ゴン雰囲気下に室温で終夜攪拌した。反応液を再度0℃に冷却し、参考例1で得 られた化合物(23.3g、100mmol)のEt2O(44.2mL)溶液 を滴下した。得られた混合物を室温で終夜攪拌し、H2O−EtOAcに投入し た。水相を1N HClでpH=3の酸性とし、EtOAcで抽出した。合わせ た有機抽出液を乾燥・濃縮して粗生成物(12.2g)を得て、シリカゲルでの クロマトグラフィー(ヘキサン−EtOAc)を行って、標題化合物を得た(4 .5g、15%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):2.07(s、3H)、2.19 (s、3H)、3.89(s、2H)、7.10(d、J=8Hz、2H)、7 .42(d、J=8Hz、2H)。 参考例53 4−アセチル−5(3)−(4−ブロモフェニルメチル)−3(5)−メチル −1H−ピラゾール 参考例52で得られた化合物を原料とした以外、参考例12に記載の手順に従 って、標題化合物を得た(13%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):2.37(s、3H)、2.51 (s、3H)、3.83(s、1H)、4.19(s、2H)、7.09(d、 J=8Hz、2H)、7.42(d、J=8Hz、2H)。 参考例54 4−アセチル−5−(4−ブロモフェニルメチル)−1−ブチル−3−メチル −1H−ピラゾール 4−アセチル−3−(4−ブロモフェニルメチル)−1−ブチル−5−メチル −1H−ピラゾール 参考例53で得られた化合物を原料とし、ヨウ化プロピルに代えてヨウ化ブチ ルを用いた以外、参考例13に記載の手順に従って、標題化合物を位置異性体の 1:1混合物として得た(67%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.70〜2.0(m、7H)、 2.29(s、0.5×3H)、2.42(s、0.5×3H)、2.51(s 、3H)、3.87(t、J=7.2Hz、0.5×2H)、3.95(t、J =7.2Hz、0.5×2H)、4.16(s、0.5×2H)、4.32(s 、0. 5×2H)、6.96(d、J=8Hz、0.5×2H)、7.08(d、J= 8Hz、0.5×2H)、7.47(d、J=8Hz、0.5×2H)、7.4 8(d、J=8Hz、0.5×2H)。 参考例55 4−アセチル−1−ブチル−3−メチル−5−[[2’−(2−トリフェニル メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル] メチル]−1H−ピラゾール 4−アセチル−1−ブチル−5−メチル−3−[[2’−(2−トリフェニル メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル] メチル]−1H−ピラゾール 参考例54で得られた化合物を原料として用いた以外、参考例4に記載の手順 に従って、標題化合物を位置異性体の1:1混合物として得た(46%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.7〜2.0(m、7H)、2 .23(s、0.5×3H)、2.41(s、0.5×3H)、2.51(s、 3H)、3.78(t、J=7.2Hz、0.5×2H)、3.96(t、J= 7.2Hz、0.5×2H)、4.14(s、0.5×2H)、4.30(s、 0.5×2H)、6.9〜7.6(m、22H)、8.2(m、1H)。 参考例56 2−(tert−ブチルアミノスルホニル)フェニルホウ酸 a)N−(tert−ブチル)ベンゼンスルホンアミド tert-ブチルアミン(42.9mL、410.6mmol)のTHF(840 mL)溶液を冷却し(0℃)、それにベンゼンスルホニルクロリド(26.2m L、205mmol)を滴下し、その反応混合物をアルゴン雰囲気下に室温で6 時間撹拌した。次にその混合物を濾過し、集めた固体をTHFで洗浄した。濾液 を濃縮し、CH2Cl2に再溶解し、0.1N HClおよびH2Oで洗浄した。有 機相を乾燥・濃縮して、所望の生成物を得た(41.8g、95%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):1.22(s、9H)、4.8( s、1H)、7.5(m、3H)、8.0(m、2H)。 b)標題化合物 参考例56aで得られた化合物(37.3g、175mmol)のTHF(2 98mL)溶液に、アルゴン雰囲気下に−78℃で、n−BuLi(1.6Mヘ キサン溶液、273.3mL、437mmol)を加えた。4時間にわたって撹 拌しながらその混合物を昇温させて室温とし、次にそれを室温でさらに30分間 撹拌した。反応液を冷却して−60℃とし、ホウ酸ト リイソプロピル(60.6mL、262.5mmol)を加え、得られた混合物 を室温で終夜撹拌した。2NHCl(21mL)を加え、その混合物を室温で3 0分間撹拌した。溶媒を除去し、残留物をEtOAcに取り、H2Oおよび1N NaOHで洗浄した。水相をHClで酸性とし、EtOAcで抽出した。合わせ た有機抽出液を乾燥・濃縮して粗生成物を得て、それをEt2O/ヘキサンから 再結晶して、白色固体として標題化合物を得た(28.9g、64%)。 融点122〜130℃ 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):1.22(s、9H)、4.97 (s、1H)、5.99(s、2H)、7.5(m、2H)、8.0(m、2H )。 参考例57 2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニルホウ酸 N−BOCアニリン(5g、25.87mmol)のTHF(111.1mL )溶液を冷却し(−78℃)、それにtert−ブチルリチウム(38.9mL、6 6.7mmol)を加え、その混合物をアルゴン雰囲気下に15分間撹拌した。 次にそれを昇温させて−20℃とし、室温で2時間撹拌した。ホウ酸トリメチル を加え(11.94mL、105.6mmol)、混合物を撹拌して室温まで温 度上昇させた。次に、その液を 冷却して0℃とし、10%塩酸を加えて、pH=6.5とした。分液を行い、水 相をCH2Cl2で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、乾燥・濃縮し て粗生成物を得て、それをEtOAc−ヘキサン(5:95)で洗浄して、黄色 固体として標題化合物を得た(53%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):1.52(s、9H)、6.8〜 7.8(m、7H)。 参考例58 3−イソプロピル−1−プロピル−5−[[2’(tert−ブトキシカルボニル アミノ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4 −カルボン酸エチル 参考例13aで得られた化合物を原料とし、2−(2’−トリフェニルメチル −2’H−テトラゾール−5−イル)フェニルホウ酸に代えて参考例57で得ら れた化合物を使用した以外、参考例4に記載の手順に従って、標題化合物を得た (28%)。 1H−NMR−(CDCl3+CD3OD)δ(TMS):0.80(t、J= 7.2Hz、3H)、1.34(d、J=6.4Hz、6H)、1.45(s、 9H)、1.2〜1.8(m、5H)、3.57(q、J=6.4Hz、1H) 、3.92(t、J=7.2Hz、3H)、4.29(q、J=7.2Hz、2 H) 、4.43(s、2H)、6.43(s、1H)、7.2(m、7H)、8.0 9(d、J=8Hz、1H)。 参考例59 5−[[2’−アミノ−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−3−イ ソプロピル−1−プロピル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル 参考例58で得られた化合物(0.34g、0.67mmol)のCH2Cl2 (5.5mL)溶液を冷却し(3℃)、それをトリフルオロ酢酸(0.62mL 、8.1mmol)で処理し、反応液をアルゴン雰囲気下に室温で終夜攪拌した 。揮発分を減圧にて除去し、残留物をCH2Cl2に取り、10%NaHCO3水 溶液で洗浄した。有機相を乾燥、濃縮して粗生成物を得た。シリカゲルでのクロ マトグラフィー(ヘキサン−EtOAc、10%)による精製により、黄色油状 物として標題化合物を得た(0.202g、74%)。 1H−NMR−(CDCl3+CD3OD)δ(TMS):0.81(t、J= 7.2Hz、3H)、1.31(d、J=6.4Hz、6H)、1.2〜1.8 (m、5H)、3.57(q、J=6.4Hz,1H)、3.71(s、2H) 、3.91(t、J=7.2Hz、3H)、4.27(q、J=7.2Hz、2 H)、4.41(s、2H)、6.8〜7.5(m、8H)。 参考例60 (4−ブロモ−2−フルオロフェニル)アセトニトリル 4−ブロモ−2−フルオロベンジルプロミド(44.5g、166mmol) のEtOH(118mL)溶液に、KCN(13.13g、182mmol)を 加え、混合物をアルゴン雰囲気下に18時間還流しながら攪拌した。その混合物 を冷却し、溶媒を濃縮した。そうして得られた残留物をEtOAcおよびH2O に溶かし、2つの相を分液した。水相をEtOAcで抽出し、合わせた有機相を 乾燥・濃縮して粗生成物を得た。シリカゲルでのクロマトグラフィー(ヘキサン −EtOAc、10%)による精製により、赤色様油状物として標題化合物を得 た(30.0g、84%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):3.71(s、2H)、7.30 (m、3H)。 参考例61 4−ブロモ−2−フルオロフェニル酢酸 参考例60で得た化合物(28.0g、131mmol)のEtOH(165 mL)溶液に、KOH(46g、710mmol)水溶液(水62mL)を加え 、その混合物をアルゴン雰囲気下に還流にて18時間攪拌した。その混合物を冷 却させ、溶媒を濃縮した。そのようにして得られた残留物をEtOAcおよびH2 O の混合液に溶かし、2つの相を分液した。水相をEtOAcで抽出し、合わせた 有機相を乾燥・濃縮して粗生成物を得た。シリカゲルでのクロマトグラフィー( ヘキサン−EtOAc、10%)による精製により、白色固体として標題化合物 を得た(30.0g、98%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):3.65(s、2H)、7.30 (m、3H)、9.03(s、1H)。 元素分析;C86BrFO2 計算値:C41.23%、H2.60% 実測値:C41.43%、H2.59% 参考例62 4−ブロモ−2−フルオロフェニルアセチルクロリド 参考例61で得られた化合物を原料とした以外、参考例1に記載の手順に従っ て、標題化合物を得た(100%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):3.75(s、2H)、7.30 (m、3H)。 参考例63 2−(4−ブロモ−2−フルオロフェニルアセチル)−4−メチル−3−オキ ソペンタン酸エチル 参考例62で得られた化合物を原料とした以外、参 考例11に記載の手順に従って、標題化合物を無色油状物として得た(79%) 。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):1.16(d、J=6.4Hz、 6H)、1.42(t、J=7.2Hz、2H)、3.15(q、J=6.4、 1H)、3.97(s、2H)、4.28(q、J=7.2Hz、2H)、7. 1(m、3H)、17.42(s、1H)。 参考例64 5(3)−(4−ブロモ−2−フルオロフェニルメチル)−3(5)−イソプ ロピル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル 参考例63で得られた化合物を原料として用いた以外、参考例12に記載の手 順に従って、標題化合物を白色固体として得た(93%)。 融点83〜85℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):1.30(d、J=6.4Hz、 6H)、1.29 (t、J=7.2Hz、3H)、3.64(q、J=6.4 Hz、1H)、4.22(s、2H)、4.27(q、J=7.2Hz、2H) 、7.1(m、4H)。 元素分析;C1618BrFN22 計算値:C52.05%、H4.91%、N7.59% 実測値:C52.09%、H4.92%、N7.60% 参考例65aおよび65b a)5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニルメチル)−3−イソプロピル− 1−プロピル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル b)3−(4−ブロモ−2−フルオロフェニルメチル)−5−イソプロピル− 1−プロビル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル 参考例64で得られた化合物を原料として用いた以外、参考例13に記載の手 順に従って、標題化合物の2つの位置異性体を得た。 a)先に溶出した異性体(白色固体)(57%): 融点48〜51℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.83(t、J=7.2Hz、 3H)、1.27(t、J=7.2Hz、3H)、1.30(d、J=6.4H z、6H)、1.72(m、2H)、3.54(q、J=6.4Hz、1H)、 3.87(t、J=7.2Hz、2H)、4.24(q、J=7.2Hz、2H )、4.30(s、2H)、6.5〜7.3(m、3H)。 b)遅く溶出した異性体(無色油状物)(28%): 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.93(t、J=7.2Hz、 3H)、1.25(t、J=7.2Hz、3H)、1.39(d、J=6.4H z、6H)、1.80(m、2H)、3.57(q、J=6.4Hz、1H)、 3.98(t、J=7.2Hz、2H)、4.18(s、2H)、4.24(q 、J=7.2Hz、2H)、6.5〜7.3(m、3H)。 参考例66 3−イソプロピル−1−プロピル−5−[[2’(2−トリフェニルメチル− 2H−テトラゾール−5−イル)−2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4− イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル 参考例65aで得られた化合物を原料として用いた以外、参考例14の方法A に記載の手順に従って、標題化合物を得た(95%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.76(t、J=7.2Hz、 3H)、1.22(t、J=7.2Hz、3H)、1.30(d、J=6.4H z、6H)、1.63(m、2H)、3.57(q、J=6.4Hz、1H)、 3.75(t、J=7.2Hz、2H)、4.21(q、J=7.2Hz、2H )、4.35(s、2H)、6.6〜7.5(m、21 H)、7.82(m、1H)。 参考例67 2−(4−ブロモフェニルアセチル)−3−tert−ブチル−3−オキソプロパ ン酸メチル イソブチリル酢酸エチルに代えて3−tert−ブチル−3−オキソプロパン酸メ チルを用いた以外、参考例11に記載の手順に従って、標題化合物を得た(63 %)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):1.11(s、9H)、3.75 (s、3H)、3.85(s、2H)、5.07(s、1H)、7.07((d 、J=8Hz、2H)、7.44(d、J=8Hz、2H)。 参考例68 5(3)−(4−ブロモフェニルメチル)−3(5)−tert−ブチル−1H− ピラゾール−4−カルボン酸メチル 参考例67で得られた化合物を原料として用いた以外、参考例12に記載の手 順に従って、標題化合物を泡状物として得た(78%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):1.43(s、9H)、3.75 (s、3H)、4.14(s、2H)、7.07(d、J=8Hz、2H)、7 .44(d、J=8Hz、2H)、10.2(s、1H)。 参考例69 5−(4−ブロモフェニルメチル)−3−tert−ブチル−1−プロビル−1H −ピラゾール−4−カルボン酸メチル 参考例68で得られた化合物を原料として用いた以外、参考例13に記載の手 順に従って、標題化合物を白色固体として得た(85%)。 融点81℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.81(t、J=7.2Hz、 3H)、1.41(s、9H)、1.68(m、2H)、3.73(s、3H) 、3.82(t、J=7.2Hz、2H)、4.22(s、2H)、6.95( d、J=8Hz、2H)、7.39((d、J=8Hz、2H)。 元素分析;C2025BrN22・0.5H2O 計算値:C57.97%、H6.32%、N6.76% 実測値:C58.19%、H6.49%、N7.16% 参考例70 3−tert−ブチル−1−プロピル−5−[[2’(2−トリフェニルメチル− 2H−テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル] −1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチル 参考例69で得られた化合物を原料として用いた以 外、参考例14の方法Aに記載の手順に従って、標題化合物を白色固体として得 た(75%)。 融点63〜66℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.75(t、J=7.2Hz、 3H)、1.43(s、9H)、1.63(m、2H)、3.67(s、3H) 、3.68(t、J=7.2Hz、2H)、4.21(s、2H)、6.8〜7 .5(m、22H)、7.8(m、1H)。 元素分析;C464662・0.5H2O 計算値:C76.31%、H6.53%、N11.59% 実測値:C75.99%、H6.18%、N11.61% 実施例1 a)1−ブチル−3−エチル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イ ル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カ ルボン酸メチル b)1−ブチル−5−エチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イ ル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カ ルボン酸メチル 参考例4で得られた生成物の異性体a)(0.38 5g、0.56mmol)、EtOH(47mL)および濃塩酸(0.31mL )の混合物を室温で2時間攪拌した。次にその混合物をH2O−Et2O中に投入 し、分液した。水相をEt2Oで抽出し、合わせた有機相を乾燥・濃縮した。残 留物についてシリカゲルでのクロマトグラフィー(ヘキサン−EtOAc混合液 の極性を徐々に上げる)を行って、異性体a)を白色固体として得た(0.19 g、78%)。 融点182〜184℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.7〜2.0(m、7H)、1 .20(t、J=7.2Hz、3H)、2.83(q、J=7.2Hz、2H) 、3.78(s、3H)、3.89(t、J=8Hz、2H)、4.38(s、 2H)、7.12(s、4H)、7.5(m、4H)、8.1(m、1H)。 元素分折;C252862 計算値:C67.55%、H6.35%、N18.90% 実測値:C67.08%、H6.33%、N18.66% 参考例4で得られた生成物の異性体b)を原料として、同様の手順を行って、 標題化合物の異性体b)を白色固体として得た(77%)。 融点51〜58℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.7〜2.0(m、7H)、1 .22(t、J=7.2Hz、3H)、2.95(q、J=7.2Hz、2H) 、3.80(s、3H)、4.02(t、J=8Hz、2H)、4.27(s、 2H)、7.1〜7.7(m、8H)、8.3(m、1H)。 元素分析;C2528BN62・0.25H2O 計算値:C66.89%、H6.35%、N18.73% 実測値:C67.04%、H6.14%、N18.39% 実施例2 a)1−ブチル−3−エチル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イ ル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カ ルボン酸 b)1−ブチル−5−エチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イ ル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カ ルボン酸 実施例1で得られた生成物の異性体a)(0.179g、0.40mmol) 、EtOH(8.9mL)およびKOH(0.2g、3.5mmol)の混合物 を2時間還流させた。溶媒をエバポレーションし、残 留物をH2O−EtOAcに取った。分液を行い、水相をEtOAcで抽出した 。合わせた有機相を乾燥・濃縮した。残留物のEtOAc−ヘキサンからの再結 晶によって、標題化合物の異性体a)を白色固体として得た(0.107g、6 3%)。 融点191〜192℃; 1H−NMR−(CDCl3−CD3OD)δ(TMS):0.7〜2.0(m 、7H)、1.26(t、J=7.2Hz、3H)、2.90(q、J=7.2 Hz、2H)、3.90(t、J=8Hz、2H)、3.97(s、2H+Me OH)、4.39(s、2H)、7.06(s、4H)、7.5(m、4H)。 元素分析;C242662・0.25H2O 計算値:C66.27%、H6.14%、N19.32% 実測値:C66.47%、H6.10%、N19.24% 実施例1で得られた化合物の異性体b)を原料として、同様の手順を行って、 標題化合物の異性体b)を白色固体として得た(46%)。 融点191〜195℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.7〜2.0(m、7H)、1 .23(t、J=7.2Hz、3H)、2.97(q、J=7.2Hz、2H) 、3. 97(s、2H+MeOH)、4.03(t、J=8Hz、2H)、4.24( s、2H)、7.13(m、4H)、7.51(m、3H)、7.8(m、1H )。 元素分析;C242662・0.25H2O 計算値:C66.27%、H6.14%、N19.32% 実測値:C66.39%、H6.20%、N19.44% 実施例3 a)1−ブチル−3−メチル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イ ル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カ ルボン酸メチル b)1−ブチル−5−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イ ル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カ ルボン酸メチル 参考例8で得られた化合物を原料とした以外は、実施例1に記載の手順に従っ て、標題化合物の位置異性体の1:1混合物を白色固体として得た(58%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.7〜2.0(m、7H)、2 .29(s、0.5×3H)、2.47(s、0.5×3H)、3.74(s、 3H)、4.04(t、J=8Hz、2H)、4.14(s、 0.5×2H)、4.31(s、0.5×2H)、7.0〜8.0(m、8H) 。 サンプルを取ってそれのEtOAcからの再結晶を行って、異性体a)を白色 固体として得た。 融点172〜176℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.7〜2.0(m、7H)、2 .37(s、3H)、3.78(s、3H)、3.87(t、J=8Hz、2H )、4.37(s、2H)、7.0〜7.6(m、8H)、8.2(m、1H) 。 元素分析;C242662 計算値:C66.96%、H6.09%、N19.52% 実測値:C67.09%、H6.44%、N19.50% 実施例4 a)1−ブチル−3−メチル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イ ル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カ ルボン酸 b)1−ブチル−5−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イ ル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カ ルボン酸 実施例3で得られた化合物を原料として、実施例2に記載の手順に従って、標 題化合物の位置異性体の1:1混合物を白色固体として得た(74%)。その2 つの位置異性体を、EtOAc−Et2Oからの分別晶出によって分離して、以 下のものを得た。 a)先に出てくる異性体(白色固体) 融点220〜221℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.7〜2.0(m、7H)、2 .40(s、3H)、3.87(t、J=8Hz、2H)、4.36(s、2H )、7.06(s、4H)、7.5(m、5H)、7.93(m、1H)。 元素分析;C232462・H2O 計算値:C63.58%、H6.03%、N19.34% 実測値:C63.58%、H6.25%、N18.97% b)後で出てくる異性体(白色固体):融点116〜128℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.7〜2.0(m、7H)、2 .52(s、3H)、4.02(t、J=8Hz、2H)、4.20(s、2H )、7.10(m、4H)、7.5(m、3H)、8.0(m、1H)、8.6 (m、2H)。 元素分析;C232462・H2O 計算値:C63.58%、H6.03%、N19.34% 実測値:C63.46%、H6.04%、N19.33% 実施例5 a)1−ブチル−4−ヒドロキシメチル−5−メチル−3−[[2’−(1H −テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1 H−ピラゾール b)1−ブチル−4−ヒドロキシメチル−3−メチル−5−[[2’−(1H −テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1 H−ピラゾール 参考例10で得られた化合物の異性体a)を原料とした以外は、実施例1に記 載の手順に従って、標題化合物の位置異性体a)を得た(20%)。 融点120〜126℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.7〜1.8(m、8H)、2 .17(s、3H)、3.77(t、J=8Hz、2H)、3.95(s、2H )、4.16(s、2H)、6.8〜8.0(m、9H)。 元素分析;C23266O・0.75Et2O 計算値:C68.17%、H7.33%、N18. 34% 実測値:C68.58%、H6.92%、N18.29% 参考例10で得られた化合物の異性体b)を原料とした以外は、実施例1に記 載の手順に従って、標題化合物の位置異性体b)を得た(20%)。 融点154〜156℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.7〜1.8(m、8H)、2 .15(s、3H)、3.76(t、J=8Hz、2H)、3.98(s、2H )、4.26(s、2H)、6.8〜8.0(m、9H)。 元素分析;C23266O・0.5Et2O 計算値:C69.31%、H7.11%、N19.11% 実測値:C69.01%、H7.04%、N19.46% 実施例6 a)3−イソプロピル−1−プロピル−5−[[2’−(1H−テトラゾール −5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール −4−カルボン酸 b)5−イソプロピル−1−プロピル−3−[[2’−(1H−テトラゾール −5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール − 4−カルボン酸 参考例14aで得られた化合物(17.9g、25.54mmol)、KOH (13.05g、200mmol)、EtOH(572mL)およびH2O(6 9mL)の混合物を3時間還流させた。反応液を冷却させて室温とし、さらに追 加のKOH(3.26g、50mmol)水溶液(H2O69mL)を加え、そ の混合物を終夜還流させた。溶媒をエバポレーションし、残留物をH2O−Et OAcに取った。分液を行い、水相をEtOAcで抽出し、酸性とし、再度Et OAcで抽出したら、その時点で固体が析出した。その固体を濾取し、合わせた 有機相を乾燥・濃縮して残留物を得た。その残留物についてシリカゲルでのクロ マトグラフィー(ヘキサン−EtOAc混合液の極性を徐々に上げる)を行って 、所望の生成物2.36gを得た。その生成物を最初の沈殿物と合わせ、それを MeOH−EtOAcから再結晶させて、標題化合物の異性体a)を得た(7. 37g、67%)。 融点213℃; 1H−NMR−(CDCl3+CD3OD)δ(TMS):0.81(t、J= 7.2Hz、3H)、1.30(d、J=6.4Hz、6H)、1.63(m、 2H)、3.57(q、J=6.4Hz、1H)、3.88(t、J=7.2H z、2H)、4.40(s、4H+ H2O)、7.07(s、4H)、7.6(m、4H)。 元素分析;C242662 計算値:C66.96%、H6.09%、N19.52% 実測値:C66.63%、H6.10%、N19.35% 参考例14bの化合物を原料とした以外、ほぼ同じ手順に従って、標題化合物 の異性体b)を得た。 融点158〜161℃; 1H−NMR−(CDCl3+CD3OD)δ(TMS):0.96(t、J= 7.2Hz、3H)、1.41(d、J=6.4Hz、6H)、1.85(m、 2H)、3.60(q,J=6.4Hz、1H)、4.08(t、J=7.2H z、2H)、4.21(s、4H+H2O)、7.03(d、J=8Hz、2H )、7.20(d、J=8Hz、2H)、7.7(m、4H)。 元素分析;C242462 計算値:C66.96%、H6.09%、N19.52% 実測値:C66.83%、H6.23%、N19.25% KOH/EtOHで処理することによって、異性体a)のカリウム塩を得て、 溶媒のエバポレーションを行った。 融点>300℃; 元素分析;C2424622・2H2O 計算値:C53.14%、H5.20%、N15.48% 実測値:C53.71%、H5.54%、N15.10% 実施例7 3−エチル−1−プロピル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル )−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カル ボン酸メチル 参考例21aで得られた化合物を原料とした以外は、実施例1に記載の手順に 従って、標題化合物を収率91%で白色固体として得た。 融点182℃; 1H−NMR−(CDCl3+CD3OD)δ(TMS):0.82(t、J= 7.2Hz、3H)、1.25(t、J=7.2Hz、3H)、1.68(q、 J=7.2Hz、2H)、2.88(q、J=7.2Hz、2H)、3.57( s、1H)、3.80(s、3H)、3.88(t、J=7.2Hz、2H)、 4.36(s、2H)、7.07(s、4H)、7.6(m、4H)。 元素分析;C242662 計算値:C66.96%、H6.09%、N19.52% 実測値:C66.96%、H6.19%、N19.09% 実施例8 3−イソプロピル−1−プロピル−5−[[2’(1H−テトラゾール−5− イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4− カルボン酸エチル 方法A 参考例14aで得られた化合物を原料とした以外は、実施例1に記載の手順に 従って、標題化合物を収率91%で白色固体として得た。 融点147〜148℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.84(t、J=7.2Hz、 3H)、1.28(t、J=7.2Hz、3H)、1.29(d、J=6.4H z、6H)、1.63(m、2H)、3.52(q、J=6.4Hz、1H)、 3.89(t、J=7.2Hz、2H)、4.27(t、J=7.2Hz、2H )、4.40(s、2H)、7.16(s、5H)、7.5(m、3H)、8. 2(m、1H)。 元素分析;C263062 計算値:C68.10%、H6.59%、N18. 33% 実測値:C68.15%、H6.59%、N18.25% 方法B a)3−イソプロピル−1−プロピル−5−[(2’−シアノ−1,1’−ビ フェニル−4−イル)メチル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル 参考例13aで得られた化合物(0.5g、1.3mmol)、2−クロロベ ンゾニトリル(0.18g、1.3mmol)、NiCl2(0.017g、0 .13mmol)、トリフェニルホスフィン(0.07g、0.26mmol) およびピリジン(1.3mL)の混合物をアルゴン雰囲気下に80℃で加熱した 。次に、亜鉛粉末(0.178g、2.73mmol)を加え、その混合物を8 0℃で5時間加熱した。次にそれを冷却させ、セライト濾過し、トルエンで洗浄 した。濾液を濃縮し、トルエン中に取って再度濾過し、トルエンで洗浄した。新 たに得られた濾液を1N HCl、飽和NaHCO3溶液およびH2Oで洗浄した 。有機相を乾燥、濃縮した。水相をEtOAcで抽出し、乾燥・濃縮した。残留 物を合わせたものについてシリカゲルでのクロマトグラフィー(ヘキサン−Et OAc混合液の極性を徐々に上げる)を行って、所望の生成物を得た(0.40 g、74%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.81(t、J=7.2Hz、 3H)、1.28(t、J=7.2Hz、3H)、1.29(d、J=6.4H z、6H)、1.63(m、2H)、3.58(q、J=6.4Hz、1H)、 3.89(t、J=7.2Hz、2H)、4.27(q、J=7.2Hz、2H )、4.40(s、2H)、7.0〜7.8(m、8H)。 b)本例の標題化合物 前述の化合物(8a、方法B)(0.42g、1.0mmol)およびN3S nBu3(1.03g、4mmol)の混合物のキシレン(2mL)溶液をアル ゴン雰囲気下に24時間加熱還流した。その混合物をH2Oで洗浄し、乾燥・濃 縮した。粗生成物についてシリカゲルでのクロマトグラフィー(ヘキサン−Et OAc混合液の極性を徐々に上げる)を行って、方法Aで得られたものと同一の 所望の生成物を得た(0.24g、53%)。 実施例9 3−シクロプロピル−1−プロピル−5−[[2’(1H−テトラゾール−5 −イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4 −カルボン酸エチル 参考例22で得られた化合物を原料とした以外は、実施例1に記載の手順に従 って、標題化合物を収率8 6%で白色固体として得た。 融点148〜149℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.82(t、J=7.2Hz、 3H)、0.91(d、4H)、1.30(t、J=7.2Hz、3H)、1. 70(m、2H)、2.47(m、1H)、3.86(t、J=7.2Hz、2 H)、4.28(q,J=7.2Hz、2H)、4.40(s、2H)、7.1 6(s、5H)、7.5(m、3H)、8.2(m、1H)。 元素分析;C262362 計算値:C68.40%、H6.18%、N18.41% 実測値:C68.26%、H6.11%、N18.08% 実施例10 3−シクロプロピル−1−エチル−5−[[2’(1H−テトラゾール−5− イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4− カルボン酸エチル 参考例23で得られた化合物を原料とした以外は、実施例1に記載の手順に従 って、標題化合物を収率91%で白色固体として得た。 融点73〜77℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.91 (d、4H)、1.24(t、J=7.2Hz、3H)、1.30(t、J=7 .2Hz、3H)、2.50(m、1H)、3.95(q、J=7.2Hz、2 H)、4.25(q、J=7.2Hz、2H)、4.39(s、2H)、7.1 5(s、5H)、7.5(m、3H)、8.2(m、1H)。 実施例11 3−エチル−1−プロピル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル )−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カル ボン酸 実施例7で得られた化合物を原料とした以外は、実施例2に記載の手順に従っ て、標題化合物を収率62%で白色固体として得た。 融点229℃; 1H−NMR−(CDCl3+CD3OD)δ(TMS):0.81(t、J=7 .2Hz、3H)、1.26(t、J=7.2Hz、3H)、1.66(q、J =7.2Hz、2H)、2.90(q、J=7.2Hz、2H)、3.89(t 、J=7.2Hz、2H)、4.21(2H+H2O)、4.40(s、2H) 、7.08(s、4H)、7.6(m、4H)。 元素分析;C232462 計算値:C66.33%、H5.81%、N20. 18% 実測値:C65.93%、H5.80%、N20.08% 実施例12 3−シクロプロピル−1−プロピル−5−[[2’(1H−テトラゾール−5 −イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4 −カルボン酸 実施例9で得られた化合物を原料とした以外は、実施例2に記載の手順に従っ て、標題化合物を収率98%で白色固体として得た。 融点186〜188℃; 1H−NMR−(CDCl3+CD3OD)δ(TMS):0.87(m、7H )、1.56(m、2H)、2.57(m、1H)、3.81(t、J=7.2 Hz、2H)、4.21(2H+H2O)、4.38(s、2H)、7.06( s、4H)、7.5(m、4H)。 元素分析;C242462・H2O 計算値:C64.56%、H5.87%、N18.82% 実測値:C64.43%、H5.66%、N18.84% 実施例13 3−シクロプロピル−1−エチル−5−[[2’( 1H−テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル] −1H−ピラゾール−4−カルボン酸 実施例10で得られた化合物を原料とした以外は、実施例2に記載の手順に従 って、標題化合物を収率80%で白色固体として得た。 融点227〜229℃; 1H−NMR−(CDCl3+CD3OD)δ(TMS):0.91(d、4H )、1.16(t、J=7.2Hz、3H)、2.50(m、1H)、3.95 (q、J=7.2Hz、2H)、4.21(2H+H2O)、4.37(s、2 H)、7.05(s、4H)、7.5(m、4H)。 元素分析;C232262・0.5H2O 計算値:C65.23%、H5.47%、N19.83% 実測値:C65.24%、H5.49%、N19.43% 実施例14 3−イソプロピル−1−プロピル−5−[[2’(1H−テトラゾール−5− イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4− カルボキサミド 実施例6aで得られた化合物(0.3g、0.70 mmol)の乾燥CH2Cl2(2.9mL)およびDMF(0.67mL)溶液 に、ジシクロヘキシルカルボジイミド(0.15g、0.73mmol)および 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.103g、0.76mmol)を加え 、その混合物をアルゴン雰囲気下に30分間攪拌した。次に、アンモニア(30 %水溶液、0.007mL)を加え、その反応混合物を室温で5時間攪拌した。 次に、追加のCH2Cl2を加え、不溶物を濾去した。有機相を飽和NaHCO3 水溶液およびH2Oで洗浄し、乾燥・濃縮した。残留物についてシリカゲルでの クロマトグラフィー(ヘキサン−EtOAc混合液の極性を徐々に上げる)を行 って、白色固体として標題化合物を得た(0.158g、53%)。 融点156〜159℃; 1H−NMR−(CDCl3+CD3OD)δ(TMS):0.84(t、J= 7.2Hz、3H)、1.33(d、J=6.4Hz、6H)、1.67(m、 2H)、3.67(q、J=6.4Hz、1H)、3.91(t、J=7.2H z、2H)、4.29(s、5H+H2O)、7.07(s、4H)、7.6( m、4H)。 元素分析;C24277O・H2O 計算値:C64.41%、H6.53%、N21.91% 実測値:C64.47%、H6.18%、N21.52% 実施例15 3−エチル−1−プロピル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル )−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カル ボキサミド 実施例11で得られた化合物を原料とした以外は、実施例14に記載の手順に 従って、標題化合物を収率38%で白色固体として得た。 融点135〜139℃; 1H−NMR−(CDCl3+CD3OD)δ(TMS):0.84(t、J= 7.2Hz、3H)、1.30(t、J=7.2Hz、3H)、1.66(q、 J=7.2Hz、2H)、2.83(q、J=7.2Hz、2H)、3.89( t、J=7.2Hz、2H)、3.90(3H+H2O)、4.29(s、2H )、7.06(s、4H)、7.6(m、4H)。 元素分析;C23257O.0.5H2O 計算値:C65.09%、H6.33%、N23.08% 実測値:C64.98%、H5.87%、N22.26% 実施例16 3−シクロプロピル−1−プロピル−5−[[2’(1H−テトラゾール−5 −イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4 −カルボキサミド 実施例12で得られた化合物を原料とした以外は、実施例14に記載の手順に 従って、標題化合物を収率42%で白色固体として得た。 融点135〜139℃; 1H−NMR−(CDCl3+CD3OD)δ(TMS):0.81(t、J= 7.2Hz、3H)、1.25(m、4H)、1.63(m、2H)、2.89 (m、1H)、3.86(t、J=7.2Hz、2H)、4.41(s、2H) 、4.50(3H+H2O)、7.07(s、4H)、7.5(m、4H)。 元素分析;C24257O・0.25H2O・0.5Et2O 計算値:C66.58%、H6.55%、N20.90% 実測値:C66.40%、H6.55%、N20.94% 実施例17 3−シクロプロピル−1−エチル−5−[[2’(1H−テトラゾール−5− イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4− カルボキサミド 実施例13で得られた化合物を原料とした以外は、実施例14に記載の手順に 従って、標題化合物を収率19%で泡状物として得た。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.91(d、4H)、1.26 (t、J=7.2Hz、3H)、3.50(m、1H)、3.95(q、J=7 .2Hz、2H)、4.2(broad s、3H)、4.37(s、2H)、7. 02(s、4H)、7.5(m、3H)、8.0(m、1H)。 元素分析;C23237O・1.25CH2Cl2 計算値:C56.05%、H4.96%、N18.86% 実測値:C55.93%、H5.21%、N18.57% 実施例18 1−ブチル−3−メチル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル) −1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カルボ キサミド 実施例4aで得られた化合物を原料とした以外は、実施例14に記載の手順に 従って、標題化合物を収率25%で白色固体として得た。 1H−NMR−(CDCl3+CD3OD)δ(TMS) :0.7〜2.0(m、7H)、2.45(s、3H)、3.5(m、5H+C D3OD)、4.32(s、2H)、7.06(s、4H)、7.3〜7.8( m、4H)。 元素分析;C23257O・H2O 計算値:C63.72%、H6.28%、N22.62% 実測値:C63.48%、H6.07%、N22.08% 実施例19 1−ブチル−3−イソプロピル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5− イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4− カルボン酸エチル 参考例25aで得られた化合物を原料とした以外は、実施例1に記載の手順に 従って、標題化合物を収率57%で得た。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.84(t、J=7.2Hz、 3H)、1.25(d、J=6.4Hz、6H)、1.28(t,J=7.2H z、3H)、1.0〜1.6(m、4H)、3.52(m、1H)、3.84( t,J=7.2Hz、2H)、4.20(q、J=7.2Hz、2H)、4.3 4(s、2H)、7.07(s、5H)、7.5(m、3H)、 8.2(m、1H)。 実施例20 1−ブチル−3−イソプロピル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5− イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4− カルボン酸 実施例19で得られた化合物を原料とした以外は、実施例2に記載の手順に従 って、標題化合物を収率61%で白色固体として得た。 融点103〜108℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.84(t、J=7.2Hz、 3H)、1.29(d、J=6.4Hz、6H)、1.0〜1.6(m、4H) 、3.5〜4.2(m、5H)、4.34(s、2H)、7.07(s、4H) 、7.5(m、3H)、8.2(m、1H)。 元素分析;C252862 計算値:C67.55%、H6.35%、N18.90% 実測値:C67.42%、H6.10%、N18.42% 実施例21 1−ブチル−3−プロピル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル )−1,1’−ビフェニル −4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル 1−ブチル−5−プロピル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル )−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カル ボン酸エチル 参考例28で得られた化合物を原料とした以外は、実施例1に記載の手順に従 って、標題化合物を収率86%で位置異性体の1:1混合物として得た。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.90(t、J=7.2Hz、 0.5×3H)、0.99(t、J=7.2Hz,0.5×3H)、1.23( d、J=6.4Hz、0.5×6H)、1.31(d、J=6.4Hz、0.5 ×6H)、1.0〜1.8(m、4H)、2.77(m、2H)、3.5〜4. 2(m、4H)、4.18(s、0.5×2H)、4.35(s、0.5×2H )、7.0〜7.6(m、7H)、8.1(m、1H)、9.0(broad s、 1H)。 実施例22 1−ブチル−3−プロピル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル )−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カル ボン酸 1−ブチル−5−プロピル−3−[[2’−(1H −テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1 H−ピラゾール−4−カルボン酸 実施例21で得られた化合物を原料とした以外は、実施例2に記載の手順に従 って、標題化合物を位置異性体の1:1混合物の白色固体として得た(70%) 。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.7〜2.0(m、12H)、 2.83(m、2H)、3.9(m、2H)、4.18(s、0.5×2H)、 4.35(s、0.5×2H)、7.0〜7.6(m、7H)、8.1(m、1 H)、9.9(broad s、2H)。 元素分析;C252862・0.5H2O 計算値:C66.22%、H6.40%、N18.54% 実測値:C66.23%、H6.22%、N18.10% 実施例23 1−ブチル−3−フェニル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル )−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カル ボン酸エチル 1−ブチル−5−フェニル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル )−1,1’−ビフェニル −4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル 参考例31で得られた化合物を原料とした以外は、実施例1に記載の手順に従 って、標題化合物を定量的収率で位置異性体の1:1混合物として得た。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.9〜2.0(m、10H)、 3.7〜4.2(m、4H)、4.22(s、0.5×2H)、4.39(s、 0.5×2H)、7.0〜8.0(m、14H)。 実施例24aおよび24b a)1−ブチル−3−フェニル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5− イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4− カルボン酸 b)1−ブチル−5−フェニル−3-[[2’−(1H−テトラゾール−5− イル)−1,1 −ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4− カルボン酸 実施例23で得られた化合物を原料とした以外は、実施例2に記載の手順に従 って、標題化合物を位置異性体の混合物として得た。それをEtOAc/Et2 Oからの再結晶によって分離して、以下の化合物を得た。 a)先に出てきた異性体(白色固体): 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.88 (t、J=7.2Hz、3H)、1.2〜2.0(m、4H)、3.93(t、 J=7.2Hz、2H)、4.44(s、2H)、7.0〜8.0(m、15H )。 元素分析;C282662・0.25H2O 計算値:C69.62%、H5.53%、N17.39% 実測値:C69.57%、H5.79%、N17.57% b)後で出てきた異性体(白色固体): 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.7〜2.0(m、7H)、3 .90(t、J=7.2Hz、2H)、4.31(s、2H)、7.0〜8.( m、15H)。 元素分析;C282662・0.5H2O 計算値:C68.98%、H5.58%、N17.23% 実測値:C69.35%、H5.40%、N16.95% 実施例25 3−メチル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−1,1’− ビフェニル−4−イル]メチル]−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)− 1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチル 5−メチル−3-[[2’−(1H−テトラゾール −5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1−(2,2,2 −トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチル 参考例33で得られた化合物を原料とした以外は、実施例1に記載の手順に従 って、標題化合物を位置異性体の65:35混合物として得た(59%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):2.40(s、3H)、3.78 (s、3H)、4.41(s、2H)、4.50(q、J=8Hz、2H)、7 .06(s、4H)、7.5(m、4H)、7.8(m、1H)。 実施例26 3−メチル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−1,1’− ビフェニル−4−イル]メチル]−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)− 1H−ピラゾール−4−カルボン酸 実施例25で得られた化合物を原料とした以外は、実施例2に記載の手順に従 って、位置異性体の65:35混合物を得て(70%)、それをMeOH/Et2 O/ヘキサンからの再結晶によって分離して標題化合物を化合物を得た。 融点236℃; 1H−NMR−(CDCl3+CD3OD)δ(TMS):2.48(s、3H )、4.31(s、2H+H2O) 、4.48(s、2H)、4.50(q、J=8Hz、2H)、7.06(s、 4H)、7.5(m、4H)。 元素分析;C2117362・0.25H2O 計算値:C56.43%、H3.97%、N18.80% 実測値:C56.45%、H3.94%、N18.52% 実施例27 1−エチル−3−メチル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル) −1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カルボ ン酸メチル 1−エチル−5−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル) −1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カルボ ン酸メチル 参考例35で得られた化合物を原料とした以外は、実施例1に記載の手順に従 って、標題化合物を位置異性体の1:1混合物として得た(83%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):1.23(t、J=7.2Hz、 0.5×3H)、1.25(t、J=7.2Hz、0.5×3H)、2.37( s、0.5×3H)、2.51(s、0.5×3H)、3.78(s、0.5× 3H)、3.80(s、0.5× 3H)、3.9(m、2H)、4.20(s、0.5×2H)、4.36(s、 0.5×2H)、6.9〜7.5(m、8H)、7.9(m、1H)。 実施例28 1−エチル−3−メチル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル) −1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カルボ ン酸 1−エチル−5−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル) −1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カルボ ン酸 実施例27で得られた化合物を原料とした以外は、実施例2に記載の手順に従 って、標題化合物を位置異性体の1:1混合物の白色結晶として得た(80%) 。 融点200℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):1.34(t、J=7.2Hz、 0.5×3H)、1.54(t、J=7.2Hz、0.5×3H)、2.61( s、0.5×3H)、2.69(s、0.5×3H)、3.9(m、2H)、4 .13(s、2H+H2O)、4.37(s、0.5×2H)、4.54(s、 0.5×2H)、6.9〜7.9(m、8H)。 元素分析;C212062・0.25H2O 計算値:C64.19%、H5.28%、N21.38% 実測値:C64.27%、H5.23%、N21.53% 実施例29 3−メチル−1−フェニル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル )−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カル ボン酸メチル 参考例37で得られた化合物を原料とした以外は、実施例1に記載の手順に従 って、標題化合物を白色固体として得た(55%)。 融点190〜194℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):2.50(s、3H)、3.82 (s、3H)、4.38(s、2H)、7.01(s、4H)、7.5(m、9 H)、8.1(m、1H)。 元素分析;C262262・0.25H2O 計算値:C68.63%、H4.98%、N18.47% 実測値:C68.58%、H5.15%、N18.24% 実施例30 3−メチル−1−フェニル−5−[[2’−(1H −テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1 H−ピラゾール−4−カルボン酸 実施例29で得られた化合物を原料とした以外は、実施例2に記載の手順に従 って、標題化合物を白色固体として得た(75%)。 融点154〜156℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):2.54(s、3H)、3.69 (s、2H+H2O)、4.38(s、2H)、6.8〜7.6(m、13H) 。 元素分析;C252062・2H2O 計算値:C63.55%、H5.12%、N17.79% 実測値:C63.43%、H4.84%、N17.48% 実施例31 1−(エトキシカルボニルメチル)−3−メチル−5−[[2’−(1H−テ トラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H− ピラゾール−4−カルボン酸メチル 参考例39で得られた化合物を原料とした以外は、実施例1に記載の手順に従 って、位置異性体の8:2混合物を得て、それから、EtOAcからの再結晶に よって標題化合物を分離した(31%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):1.21(t、J=7.2Hz、 3H)、2.41(s、3H)、3.83(s、3H)、4.10(q、J=7 .2Hz、2H)、4.43(s、2H)、4.75(s、2H)、7.18( s、4H)、7.5(m、4H)、8.1(m、1H)。 実施例32 1−カルボキシメチル−3−メチル−5−[[2’(1H−テトラゾール−5 −イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4 −カルボン酸 実施例31で得られた化合物を原料とした以外は、実施例2に記載の手順に従 って、標題化合物を得た(89%)。 1H−NMR−(CDCl3+CD3OD)δ(TMS):2.44(s、3H )、4.15(s、2H+H2O)、4.39(s、2H)、4.55(s、2 H)、7.06(s、4H)、7.5(m、5H)。 実施例33 3−メチル−1−プロピル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル )−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カル ボン酸メチル 5−メチル−1−プロピル−3−[[2’−(1H −テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1 H−ピラゾール−4−カルボン酸メチル 参考例41で得られた化合物を原料とした以外は、実施例1に記載の手順に従 って、標題化合物を位置異性体55:45混合物として得た(80%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.79(t、J=7.2Hz、 0.55×3H)、0.88(t、J=7.2Hz、0.45×3H)、1.7 (m、2H)、2.32(s、0.55×3H)、2.49(s、0.45×3 H)、3.76(s、3H)、3.9(m、2H)、4.16(s、0.45× 2H)、4.35(s、0.55×2H)、7.09(s、4H)、7.5(m 、4H)、8.1(m、1H)。 実施例34 3−メチル−1−プロピル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル )−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カル ボン酸 実施例33で得られた化合物を原料とした以外は、実施例2に記載の手順に従 って、標題化合物を位置異性体の混合物として得て(86%)、それをEtOA c/MeOHからの再結晶することで標題化合物を白色結晶として得た。 融点240〜242℃; 1H−NMR−(CDCl3+CD3OD)δ(TMS):0.76(t、J= 7.2Hz、3H)、1.6(m、2H)、2.41(s、3H)、3.88( t、J=7.2Hz、2H)、4.15(s、2H+H2O)、4.43(s、 2H)、7.08(s、4H)、7.57(m、4H)。 元素分析;C222262 計算値:C65.66%、H5.51%、N20.88% 実測値:C65.34%、H5.49%、N20.72% 実施例35 3−ベンジル−1−プロピル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イ ル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カ ルボン酸エチル 5−ベンジル−1−プロピル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イ ル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カ ルボン酸エチル 参考例45で得られた化合物を原料とした以外は、実施例1に記載の手順に従 って、標題化合物を位置異性体の1:1混合物として得た(89%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.78(t、J=7.2Hz、 0.5×3H)、0.84(t、J=7.2Hz、0.5×3H)、1.18( t、J=7.2Hz、0.5×3H)、1.21(t、J=7.2Hz、0.5 ×3H)、1.69(m、2H)、3.7〜4.5(m、8H)、7.0〜7. 5(m、13H)、8.1(m、1H)。 実施例36 3−ベンジル−1−プロピル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イ ル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カ ルボン酸 5−ベンジル−1−プロピル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イ ル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カ ルボン酸 実施例35で得られた化合物を原料とした以外は、実施例2に記載の手順に従 って、標題化合物を位置異性体の1:1混合物として得た(76%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.78(t、J=7.2Hz、 0.5×3H)、0.84(t、J=7.2Hz、0.5×3H)、1.69( m、2H)、3.7〜4.5(m、6H)、7.0〜7.5(m、14H)、8 .1(m、1H)。 元素分析;C282662・H2O 計算値:C67.73%、H5.68%、N16.92% 実測値:C67.78%、H5.81%、N16.41% 実施例37 1−ブチル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−1,1’− ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル 参考例49で得られた化合物を原料とした以外は、実施例1に記載の手順に従 って、標題化合物を位置異性体の9:1混合物として得て(79%)、それから EtOAcからの再結晶を行うことで所望の化合物を白色固体として得た。 融点144℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):1.88(t、J=7.2Hz、 3H)、1.33(t、J=7.2Hz、3H)、1.0〜1.7(m、4H) 、4.01(t、J=7.2Hz、2H)、4.29(q、J=7.2Hz、2 H)、4.45(s、2H)、7.18(s、4H)、7.5(m、4H)、7 .93(s、1H)、8.2(m、1H)。 元素分析;C242662 計算値:C66.96%、H6.09%、N19. 52% 実測値:C66.86%、H6.09%、N19.42% 実施例38 1−ブチル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−1,1’− ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸 実施例37で得られた化合物を原料とした以外は、実施例2に記載の手順に従 って、標題化合物を白色固体として得た(71%)。 1H−NMR−(CDCl3+CD3OD)δ(TMS):0.8〜1.7(m 、7H)、3.88(s、2H+H2O)、3.95(t、J=7.2Hz、2 H)、4.42(s、2H)、7.08(s、4H)、7.5(m、4H)、7 .93(s、1H)。 元素分析;C222262・0.25H2O 計算値:C64.92%、H5.57%、N20.64% 実測値:C64.95%、H5.53%、N20.62% 実施例39 a)1−ブチル−5−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イ ル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カ ルボキシアルデヒド b)1−プチル−3−メチル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イ ル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カ ルボキシアルデヒド 参考例51で得られた化合物の異性体a)を原料とした以外は、実施例1に記 載の手順に従って、標題化合物の異性体a)を得た。 融点64〜70℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.93(t、J=6.4Hz、 3H)、1.1〜2.0(m、4H)、2.47(s、3H)、3.99(t、 J=8Hz、2H)、4.16(s、2H)、6.8〜8.0(m、8H)、9 .81(s、1H) 元素分析;C23246O・H2O 計算値:C66.01%、H6.26%、N20.08% 実測値:C65.75%、H5.88%、N19.84% 参考例51の異性体b)を原料とした以外はほぼ同一の手順に従って、標題化 合物の異性体b)を収率51%で得た。 融点81〜85℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.86 (t、J=6.4Hz、3H)、1.1〜2.0(m、4H)、2.41(s、 3H)、3.91(t、J=8Hz、2H)、4.31(s、2H)、7.09 (s、4H)、7.5(m、3H)、8.2(m,1H)、9.81(s、1H ) 元素分析;C23246O・0.25H2O 計算値:C68.21%、H6.10%、N20.74% 実測値:C68.37%、H6.05%、N19.78% 実施例40 4−アセチル−1−ブチル−3−メチル−5−[[2’−(1H−テトラゾー ル−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾー ル 4−アセチル−1−ブチル−5−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾー ル−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾー ル 参考例55で得られた化合物を原料とした以外は、実施例1に記載の手順に従 って、標題化合物を位置異性体の1:1混合物として得た(62%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.7〜2.0(m、7H)、2 .52(s、0.5×3H) 、2.55(s、0.5×3H)、2.61(s、0.5×3H)、2.65( s、0.5×3H)、4.07(t、J=7.2Hz、0.5×2H)、4.1 6(t、J=7.2Hz、0.5×2H)、4.35(s、0.5×2H)、4 .49(s、0.5×2H)、6.9〜7.6(m、8H)、8.2(m、1H )。 元素分析;C24266O・0.5H2O 計算値:C68.06%、H6.42%、N19.84% 実測値:C67.99%、H6.26%、N19.47% 実施例41 3−イソプロピル−5−[[2’−(メトキシカルボニル)−1,1’−ビフ ェニル−4−イル]メチル]−1−プロピル−1H−ピラゾール−4−カルボン 酸エチル 参考例13aで得られた化合物(0.5g、1.3mmol)、2−クロロ安 息香酸メチル(0.22g、1.3mmol)、NiCl2(0.017g、0 .13mmol)、トリフェニルホスフィン(0.07g、0.26mmol) およびピリジン(1.3mL)の混合物をアルゴン雰囲気下に80℃で加熱した 。次に、亜鉛粉末(0.178g、2.73mmol)を加え、その混合物を8 0℃で5時間加熱した。次にそれを冷 却させ、セライト濾過し、トルエンで洗浄した。濾液を濃縮し、トルエン中に取 って濾過し、再度トルエンで洗浄した。新たに得られた濾液を1N HCl、飽 和NaHCO3溶液およびH2Oで洗浄した。有機相は乾燥・濃縮した。水相をE tOAcで抽出し、乾燥・濃縮した。残留物を合わせたものについてシリカゲル でのクロマトグラフィー(ヘキサン−EtOAc混合液の極性を徐々に上げる) を行って、所望の生成物を得た(0.3g、53%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.82(t、J=7.2Hz、 3H)、1.29(t、J=7.2Hz、3H)、1.30(d、J=6.4H z、6H)、1.70(m、2H)、3.57(q、J=6.4Hz、1H)、 3.60(s、3H)、3.90(t、J=7.2Hz、2H)、4.28(q 、J=7.2Hz、2H)、4.40(s、2H)、7.0〜8.0(m、8H )。 実施例42 5−[[2’−(カルボキシ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル] −3−イソプロピル−1−プロピル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸 実施例41で得られた化合物を原料とした以外は、実施例6に記載のものと同 様の手順に従って、標題化合物を収率55%で白色固体として得た。 融点226〜230℃; 1H−NMR−(CDCl3+CD3OD)δ(TMS):0.78(t、J= 7.2Hz、3H)、1.27(d、J=6.4Hz、6H)、1.60(m、 2H)、3.62(q、J=6.4Hz、1H)、3.92(t、J=7.2H z、2H)、4.47(s、2H)、4.70(s、2H+H2O)、7.0〜 8.0(m、8H)。 元素分析;C282662・KOH 計算値:C62.32%、H5.88%、N6.06% 実測値:C62.49%、H5.75%、N6.41% 実施例43 3−エチル−1−プロピル−5−[[2’−(tert−ブチルアミノスルホニル )−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カル ボン酸メチル 5−エチル−1−プロピル−3−[[2’−(tert−ブチルアミノスルホニル )−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カル ボン酸メチル 参考例18で得られた化合物を原料として用い、2−(2’−トリフェニルメ チル−2’H−テトラゾー ル−5−イル)フェニルホウ酸に代えて参考例56で得られた化合物を用いた以 外、参考例4に記載の手順に従って、標題化合物を位置異性体の1:1混合物と して得た(76%)。 1H−NMR−(CDCl3+CD3OD)δ(TMS):0.86(t、J= 7.2Hz、3H)、0.97(s、9H)、1.26(t、J=7.2Hz、 3H)、1.66(m、2H)、2.90(q、J=7.2Hz、2H)、3. 76(s、0.5×3H)、3.80(s、0.5×3H)、4.01(t、J =7.2Hz、2H)、4.21(s、0.5×2H)、4.43(s、0.5 ×2H)、7.5(m、7H)、8.2(m、1H)。 実施例44 5−[[2’−(アミノスルホニル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メ チル]−3−エチル−1−プロピル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチル 実施例43で得られた化合物(2.65g、5.3mmol)のトリフルオロ 酢酸(58mL)溶液にアニソール(1mL)を加え、その混合物をアルゴン雰 囲気下に18時間攪拌した。溶媒を濃縮し、残留物をシリカゲルでのクロマトグ ラフィー(ヘキサン−EtOAc混合液)によって精製して、位置異性体の1: 1混合物を得た。それについてEtOAcからの再結 晶を行って、標題化合物を白色固体として得た(1.34g、57%)。 融点144℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.84(t、J=7.2Hz、 3H)、1.26(t、J=7.2Hz、3H)、1.66(m、2H)、2. 90(q、J=7.2Hz、2H)、3.81(s、3H)、3.92(t、J =7.2Hz、2H)、4.13(s、2H)、4.44(s、2H)、7.5 (m、7H)、8.2(m、1H)。 元素分析;C232734S・0.5H2O 計算値:C61.31%、H6.26%、N9.32%、S7.11% 実測値:C61.41%、H6.21%、N9.28%、S6.60% 実施例45 3−エチル−5−[[2’−(フェニルカルボニルアミノスルホニル)−1, 1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1−プロピル−1H−ピラゾール−4 −カルボン酸メチル 実施例44で得られた化合物(0.5g、1.13mmol)のピリジン(1 0.8mL)溶液に塩化ベンゾイル(0.13mL)を加え、その反応混合物を アルゴン雰囲気下に室温で12時間攪拌した。次に、 飽和KH2PO4(33mL)水溶液を加え、それをEtOAcで抽出した。有機 相を1N HClで洗浄し、乾燥・濃縮して粗生成物を得た。それについてシリ カゲルでのクロマトグラフィーを行って(ヘキサン−EtOAc、1:1)、標 題化合物を泡状物として得た(0.64g、100%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.86(t、J=7.2Hz、 3H)、1.27(t、J=7.2Hz、3H)、1.75(m、2H)、2. 90(q、J=7.2Hz、2H)、3.78(s、3H)、3.92(t、J =7.2Hz、2H)、4.37(s、2H)、7.5(m、12H)、8.2 (m、1H)、8.4(m、1H)。 実施例46 3−エチル−5−[[2’−(フェニルカルボニルアミノスルホニル)−1, 1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1−プロピル−1H−ピラゾール−4 −カルボン酸 実施例45で得られた化合物を原料とした以外、実施例2の手順に従って、標 題化合物を白色固体として得た(0.228g、38%)。 融点:202〜206℃ 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.84(t、J=7.2Hz、 3H)、1.28(t、J= 7.2Hz、3H)、1.70(m、2H)、2.93(q、J=7.2Hz、 2H)、3.88(t、J=7.2Hz、2H)、4.33(s、2H)、7. 5(m、14H)、8.4(m、1H)。 元素分析;C292935S 計算値:C65.52%、H5.50%、N7.90%、S6.03% 実測値:C65.32%、H5.65%、N7.90%、S6.65% 実施例47 3−エチル−1−プロピル−5−[[2’−(tert−ブトキシカルボニルアミ ノスルホニル)−1,1’ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール −4−カルボン酸メチル 実施例44で得られた化合物(0.5g、1.13mmol)、ジ−tert−プ チルジカーボネート(0.49g、2.26mmol)、K2CO3(0.31g 、2.26mmol)および乾燥DME(23.3mL)の混合物をアルゴン雰 囲気下に2時間還流させた。得られた溶液を冷却させてから10%NaHSO4 (99.7mL)に投入し、EtOAcで抽出した。有機相を乾燥・濃縮して粗 生成物を得て、それについてシリカゲルでのクロマトグラフィーを行って(ヘキ サン−EtOAc)、標題化合物を油状物として得た(0.2 7g、44%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.85(t、J=7.2Hz、 3H)、1.28(t、J=7.2Hz、3H)、1.28(s、9H)、1. 75(m、2H)、2.90(q、J=7.2Hz、2H)、3.78(s、3 H)、3.81(t、J=7.2Hz、2H)、4.44(s、2H)、7.0 〜7.8(m、8H)、8.4(m、1H)。 実施例48 3−エチル−1−プロピル−5−[[2’−(tert−プトキシカルボニルアミ ノスルホニル)−1,1’ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール −4−カルボン酸 実施例47で得られた化合物を原料とした以外、実施例2の手順に従って、標 題化合物を白色固体として得た(45%)。 融点147〜149℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.86(t、J=7.2Hz、 3H)、1.26(t、J=7.2Hz、3H)、1.26(s、9H)、1. 75(m、2H)、2.90(q、J=7.2Hz、2H)、3.96(t、J =7.2Hz、2H)、4.44(s、2H)、7.0〜7.6(m、9H)、 8.3(m、1H)。 元素分析;C273336S 計算値:C61.46%、H6.30%、N7.96%、S6.08% 実測値:C61.48%、H6.34%、N8.00%、S5.77% 実施例49 1−ブチル−3−メチル−5−[[2’−(tert−ブチルアミノスルホニル) −1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カルボ ン酸メチル 参考例7で得られた化合物を原料として用いた以外、実施例43に記載の手順 に従って、位置異性体の70:30混合物を得て、それについてCH2Cl2/E tOAc/ヘキサンからの再結晶を行うことによって標題化合物を白色固体とし て得た(21%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.7〜2.0(m、7H)、0 .97(s、9H)、2.46(s、3H)、2.46(s、1H)、3.80 (s、3H)、3.92(t、J=8Hz、2H)、4.43(s、2H)、7 .0〜7.6(m、7H)、8.2(m、1H)。 実施例50 5−[[2’−(アミノスルホニル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メ チル]−1−ブチル−3− メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチル 実施例49で得られた化合物を原料として用いた以外、実施例44に記載の手 順に従って、標題化合物を収率98%で白色固体として得た。 融点49〜54℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.7〜2.0(m、7H)、2 .44(s、3H)、2.46(s、1H)、3.72(s、3H)、3.92 (t、J=8Hz、2H)、4.39(s、2H)、4.42(s、2H)、7 .0〜7.6(m、7H)、8.2(m、1H)。 実施例51 1−ブチル−3−メチル−5−[[2’−(tert−ブトキシカルボニルアミノ スルホニル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール −4−カルボン酸メチル 実施例50で得られた化合物を原料として用いた以外、実施例47に記載の手 順に従って、標題化合物を収率70%で油状物として得た。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.7〜2.0(m、7H)、1 .29(s、9H)、2.44(s、3H)、3.46(s、1H)、3.80 (s、3H)、3.96(t、J=8Hz、2H)、4.45(s、2H)、7 .0〜7.6(m、7H)、8. 2(m、1H)。 実施例52 1−ブチル−3−メチル−5−[[2’−(tert−ブトキシカルボニルアミノ スルホニル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール −4−カルボン酸 実施例51で得られた化合物(0.26g、0.5mmol)、2N NaO H(2.5mL)およびEtOH(25mL)の混合物を室温で6日間攪拌した 。溶媒を除去し、残留物をEtOAc−H2Oに取った。水相を酸性とし、Et OAcで抽出して、乾燥・濃縮することで、所望の生成物を白色固体として得た (0.1g、38%)。 融点:92〜96℃ 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.7〜2.0(m、7H)、1 .29(s、9H)、2.45(s、3H)、3.96(t、J=8Hz、2H )、4.45(s、2H)、7.0〜7.6(m、9H)、8.2(m、1H) 。 元素分析;C273336S・0.5H2O 計算値:C60.42%、H6.38%、N7.83%、S5.97% 実測値:C60.41%、H6.30%、N7.81%、S5.58% 実施例53 1−ブチル−5−[[2’−(イソプトキシカルボニルアミノスルホニル)− 1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−3−メチル−1H−ピラゾール− 4−カルボン酸メチル ジ−tert−ブチルジカーボネートに代えてクロロギ酸イソブチルを用いた以外 、実施例51に記載の手順に従って、標題化合物を収率39%で油状物として得 た。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.78(d、J=6.4Hz、 6H)、0.7〜2.0(m、8H)、2.46(s、3H)、3.86(s、 3H)、3.96(m、5H)、4.45(s、2H)、7.0〜7.6(m、 7H)、8.2(m、1H)。 実施例54 1−ブチル−5−[[2’−(イソブトキシカルボニルアミノスルホニル)− 1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−3−メチル−1H−ピラゾール− 4−カルボン酸 実施例53で得られた化合物を用いた以外、実施例52に記載の手順に従って 、標題化合物を白色固体として得た(35%)。 融点79〜82℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.78 (d、J=6.4Hz、6H)、0.7〜2.0(m、8H)、2.46(s、 3H)、3.96(m、4H)、4.45(s、2H)、7.0〜7.6(m、 9H)、8.3(m、1H)。 元素分析;C273336S 計算値:C61.46%、H6.30%、N7.96%、S6.08% 実測値:C61.48%、H6.17%、N7.79%、S5.76% 実施例55 1−ブチル−3−メチル−5−[[2’−(フェニルカルボニルアミノスルホ ニル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4− カルボン酸メチル 実施例50で得られた化合物を原料として用いた以外、実施例45に記載の手 順に従って、標題化合物を収率83%で油状物として得た。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.7〜2.0(m、7H)、2 .44(s、3H)、3.78(s、3H)、3.96(m、3H)、4.38 (s、2H)、7.0〜7.6(m、12H)、8.2(m、1H)。 実施例56 1−ブチル−3−メチル−5−[[2’−(フェニ ルカルボニルアミノスルホニル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル] −1H−ピラゾール−4−カルボン酸 実施例55で得られた化合物を原料として用いた以外、実施例2に記載の手順 に従って、標題化合物を白色固体として得た(60%)。 融点:99〜107℃ 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.7〜2.0(m、7H)、2 .49(s、3H)、3.96(m、3H)、4.35(s、2H)、7.0〜 7.6(m、13H)、8.2(m、1H)。 元素分析;C292935S・0.5H2O 計算値:C64.43%、H5.59%、N7.77%、S5.93% 実測値:C64.42%、H5.81%、N7.94%、S5.70% 実施例57 3−シクロプロピル−1−プロピル−5−[[2’(tert−ブチルアミノスル ホニル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4 −カルボン酸エチル 参考例19aで得られた化合物を原料として用いた以外、実施例43に記載の 手順に従って、標題化合物を収率58%で白色固体として得た。 融点165〜168℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.82(t、J=7.2Hz、 3H)、0.91(d、4H)、0.95(s、9H)、1.30(t、J=7 .2Hz、3H)、1.70(m、2H)、2.47(m、1H)、3.86( t、J=7.2Hz、2H)、4.28(q、J=7.2Hz、2H)、4.4 1(s、2H)、7.0〜7.5(m、8H)、8.2(m、1H)。 実施例58 5−[[2’−(アミノスルホニル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メ チル]−3−シクロプロピル−1−プロピル−1H−ピラゾール−4−カルボン 酸エチル 実施例57で得られた化合物を原料として用いた以外、実施例44に記載の手 順に従って、標題化合物を収率77%で泡状物として得た。 融点70〜77℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.82(t、J=7.2Hz、 3H)、0.91(d、4H)、1.32(t、J=7.2Hz、3H)、1. 70(m、2H)、2.47(m、1H)、3.45(s、2H)、3.87( t、J=7.2Hz、2H)、4.30(q、J=7.2Hz、2H)、4.4 3(s、 2H)、7.0〜7.5(m、7H)、8.2(m、1H)。 実施例59 3−シクロプロピル−5−[[2’−(フェニルカルボニルアミノスルホニル )−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1−プロピル−1H−ピラゾ ール−4−カルボン酸エチル 実施例58で得られた化合物を原料として用いた以外、実施例45に記載の手 順に従って、標題化合物を収率64%で泡状物として得た。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.82(t、J=7.2Hz 、3H)、0.91(d、4H)、1.32(t、J=7.2Hz、3H)、1 .70(m、2H)、2.47(m、1H)、3.45(s、2H)、3.84 (t、J=7.2Hz、2H)、4.33(s、2H)、7.0〜7.5(m、 13H)、8.2(m、1H)。 実施例60 3−シクロプロピル−5−[[2’−(フェニルカルボニルアミノスルホニル )−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1−プロピル−1H−ピラゾ ール−4−カルボン酸 実施例59で得られた化合物を原料として用いた以外、実施例2に記載の手順 に従って、標題化合物を収 率82%で白色固体として得た。 融点230〜232℃; 1H−NMR−(CDCl3+CD3OD)δ(TMS):0.82(t、J= 7.2Hz、3H)、0.91(d、4H)、1.68(m、2H)、2.59 (m、1H)、3.86(t、J=7.2Hz、2H)、4.26(s、2H+ H2O)、4.41(s、2H)、7.0〜7.5(m、12H)、8.2(m 、1H)。 元素分析;C302935S・H2O 計算値:C64.16%、H5.56%、N7.48%、S5.71% 実測値:C64.59%、H5.37%、N7.52%、S5.40% 実施例61 3−シクロプロピル−5−[[2’−(フェニルカルボニルアミノスルホニル )−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1−プロピル−1H−ピラゾ −ル−4−カルボキサミド 実施例60で得られた化合物(0.15g、0.28mmol)のTHF(1 0mL)溶液に1,1’カルボニルジイミダゾール(0.057g、0.35m mol)を加え、その混合物をアルゴン雰囲気下に室温で3時間撹拌した。次に 、アンモニア(32%水溶液、0.33mL)とEtOH(0.7mL)を加え 、 反応混合物を室温で終夜攪拌し、次に1時間還流させた。溶媒を除去後、残留物 をCH2Cl2に取り、H2Oを加えた。水相を酸性としてpH=6とし、EtO Acで抽出した。合わせた有機相を乾燥・濃縮して、粗生成物を得た。それにつ いてシリカゲルでのクロマトグラフィー(ヘキサン−EtOAc混合液の極性を 次第に上昇させる)を行って、標題化合物を白色固体として得た(40%)。 融点187〜191℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.82(t,J=7.2Hz、 3H)、0.91(d、4H)1.68(m、2H)、2.59(m、1H)、 3.86(t、J=7.2Hz、2H)、4.32(s、2H)、6.6(broa d s、2H)、7.0〜7.5(m、13H)、8.2(m,1H)。 元素分析;C303044S 計算値:C66.40%、H5.57%、N10.32%、S5.91% 実測値:C66.45%、H5.43%、N10.39%、S5.56% 実施例62 3−シクロプロピル−1−エチル−5−[[2’(tert−ブチルアミノスルホ ニル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4− カルボン酸エチル 参考例20aで得られた化合物を原料として用いた以外、実施例43に記載の 手順に従って、標題化合物を収率35%で白色固体として得た。 融点197〜199℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.91(d、4H)、0.98 (s、9H)、1.23(t、J=7.2Hz、3H)、1.32(t、J=7 .2Hz、3H)、2.50(m、1H)、3.98(q、J=7.2Hz、2 H)、4.29(q、J=7.2Hz、2H)、4.42(s、2H)、7.0 〜7.5(m、8H)、8.2(m、1H)。 実施例63 5−[[2’−(アミノスルホニル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メ チル]−3−シクロプロピル−1−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸 エチル 実施例62で得られた化合物を原料として用いた以外、実施例44に記載の手 順に従って、標題化合物を収率86%で白色固体として得た。 融点54〜58℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.91(d、4H)、1.22 (t、J=7.2Hz、3H)、1.30(t、J=7.2Hz、3H)、2. 50 (m、1H)、3.98(q、J=7.2Hz、2H)、4.16(s、2H) 、4.29(q、J=7.2Hz、2H)、4.42(s、2H)、7.0〜7 .5(m、7H)、8.2(m、1H)。 実施例64 3−シクロプロピル−1−エチル−5−[[2’(フェニルカルボニルアミノ スルホニル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール −4−カルボン酸エチル 実施例63で得られた化合物を原料として用いた以外、実施例45に記載の手 順に従って、標題化合物を白色固体として得た(90%)。 融点70〜76℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.91(d、4H)、1.22 (t、J=7.2Hz、3H)、1.30(t、J=7.2Hz、3H)、2. 50(m、1H)、3.98(q、J=7.2Hz、2H)、4.29(q、J =7.2Hz、2H)、4.35(s、2H)、7.0〜7.5(m、13H) 、8.2(m、1H)。 実施例65 3−シクロプロピル−1−エチル−5−[[2’(フェニルカルボニルアミノ スルホニル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール −4−カルボン酸 実施例64で得られた化合物を原料として用いた以外、実施例2に記載の手順 に従って、標題化合物を収率87%で白色固体として得た。 融点217℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.91(d、4H)、1.24 (t、J=7.2Hz、3H)、2.59(m、1H)、3.95(q、J=7 .2Hz、2H)、4.41(s、2H)、7.0〜7.5(m、14H)、8 .2(m、1H)。 元素分析;C292735S・H2O 計算値:C63.61%、H5.34%、N7.67%、S5.85% 実測値:C63.79%、H5.64%、N7.30%、S5.07% 実施例66 3−シクロプロピル−1−エチル−5−[[2’(フェニルカルボニルアミノ スルホニル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール −4−カルボキサミド 実施例65で得られた化合物を原料として用いた以外、実施例14に記載の手 順に従って、標題化合物を白色固体として得た(32%)。 融点111〜115℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.91(d、4H)、1.32 (t、J=7.2Hz、3H)、2.59(m、1H)、4.00(q、J=7 .2Hz、2H)、4.36(s、2H)、7.0〜7.5(m、15H)、8 .2(m、1H)。 元素分析;C292844S・0.5DMF 計算値:C64.82%、H5.62%、N11.15%、S5.66% 実測値:C64.44%、H5.89%、N11.04%、S5.36% 実施例67 3−イソプロピル−1−プロピル−5−[[2’(tert−ブチルアミノスルホ ニル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4− カルボン酸エチル 参考例13aで得られた化合物を原料として用いた以外、実施例43に記載の 手順に従って、標題化合物を収率71%で油状物として得た。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.86(t、J=7.2Hz、 3H)、1.01(s、9H)、1.28(d、J=6.4Hz、6H)、1. 32(t、J=7.2Hz、3H)、1.69(m、2H)、3.59(q、J =6.4Hz、1H)、3.98(t、J=7.2Hz、2H)、4.28(q 、J= 7.2Hz、2H)、4.48(s、2H)、7.0〜7.6(m、8H)、8 .2(m、1H)。 実施例68 5−[[2’−(アミノスルホニル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メ チル]−3−イソプロピル−1−プロピル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸 エチル 実施例67で得られた化合物を原料として用いた以外、実施例44に記載の手 順に従って、標題化合物を収率50%で油状物として得た。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.76(t、J=7.2Hz、 3H)、1.24(d、J=6.4Hz、6H)、1.25(t、J=7.2H z、3H)、1.69(m、2H)、3.59(q、J=6.4Hz、1H)、 3.98(t、J=7.2Hz、2H)、4.28(q、J=7.2Hz、2H )、4.38(s、2H)、4.8(s、2H)、7.0〜7.6(m、7H) 、8.2(s、1H)。 実施例69 3−イソプロピル−5−[[2’−(フェニルカルボニルアミノスルホニル) −1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1−プロピル−1H−ピラゾー ル−4−カルボン酸エチル 実施例68で得られた化合物を原料として用いた以 外、実施例45に記載の手順に従って、標題化合物を収率74%で白色固体とし て得た。 融点159〜160℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.85(t、J=7.2Hz、 3H)、1.27(d、J=6.4Hz、6H)、1.32(t、J=7.2H z、3H)、1.69(m、2H)、3.54(q,J=6.4Hz、1H)、 3.90(t、J=7.2Hz、2H)、4.29(q、J=7.2Hz、2H )、4.36(s、2H)、7.0〜7.6(m、13H)、8.2(s、1H )。 実施例70 3−イソプロピル−5−[[2’−(フェニルカルボニルアミノスルホニル) −1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1−プロピル−1H−ピラゾー ル−4−カルボン酸 実施例69で得られた化合物を原料として用いた以外、実施例2に記載の手順 に従って、標題化合物を収率28%で白色固体として得た。 融点177〜185℃; 1H−NMR−(CDCl3+CD3OD)δ(TMS):0.88(t、J= 7.2Hz、3H)、1.32(d、J=6.4Hz、6H)、1.69(m、 2H)、3.54(q、J=6.4Hz、1H)、3.90( t、J=7.2Hz、2H)、4.18(s、2H+H2O)、4.36(s、 2H)、7.0〜7.6(m、12H)、8.2(s、1H)。 元素分析;C303135S・0.5H2O 計算値:C64.96%、H5.81%、N7.57%、S5.77% 実測値:C64.98%、H5.86%、N7.20%、S5.21% 実施例71 3−イソプロピル−5−[[2’−(フェニルカルボニルアミノスルホニル) −1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1−プロピル−1H−ピラゾー ル−4−カルボキサミド 実施例70で得られた化合物を原料として用いた以外、実施例61に記載の手 順に従って、標題化合物を収率32%で白色固体として得た。 融点197〜200℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.86(t、J=7.2Hz、 3H)、1.32(d、J=6.4Hz、6H)、1.69(m、2H)、3. 14(q,J=6.4Hz、1H)、4.00(t、J=7.2Hz、2H)、 4.17(s、2H)、5.65(broad s、3H)、7.0〜7.6(m、 12H)、8.2(s、1H)。 元素分析;C303244S・0.5H2O 計算値:C65.08%、H6.01%、N10.12%、S5.79% 実測値:C64.98%、H5.85%、N10.05%、S5.46% 実施例72 3−ベンジル−1−プロピル−5−[[2’−(tert−ブチルアミノスルホニ ル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カ ルボン酸エチル 5−ベンジル−1−プロピル−3−[[2’−(tert−ブチルアミノスルホニ ル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カ ルボン酸エチル 参考例44で得られた化合物を原料として用いた以外、実施例43に記載の手 順に従って、標題化合物を収率47%で位置異性体の1:1混合物として得た。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.78(t、J=7.2Hz、 0.5×3H)、0.84(t、J=7.2Hz、0.5×3H)、0.95( s、9H)、1.18(t、J=7.2Hz、0.5×3H)、1.20(t、 J=7.2Hz、0.5×3H)、1.63(m、2H)、3.60(s、0. 5×1H)、3.64(s、0.5×1H)、3.7〜4. 5(m、8H)、7.0〜7.5(m、13H)、8.1(m、1H)。 実施例73 5−[[2’−(アミノスルホニル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メ チル]−3−ベンジル−1−プロピル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチ ル 3−[[2’−(アミノスルホニル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メ チル]−5−ベンジル−1−プロピル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチ ル 実施例72で得られた化合物を原料として用いた以外、実施例44に記載の手 順に従って、標題化合物を収率85%で位置異性体の1:1混合物として得た。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.80(t、J=7.2Hz、 0.5×3H)、0.84(t、J=7.2Hz、0.5×3H)、1.19( t、J=7.2Hz、3H)、1.63(m、2H)、3.6〜4.5(m、1 0H)、7.0〜7.5(m、12H)、8.1(m、1H)。 実施例74 3−ベンジル−5−[[2’−(フェニルカルボニルアミノスルホニル)−1 ,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1−プロピル−1H−ピラゾール− 4−カルボン酸エチル 5−ベンジル−3−[[2’−(フェニルカルボニルアミノスルホニル)−1 ,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1−プロピル−1H−ピラゾール− 4−カルボン酸エチル 実施例73で得られた化合物を原料として用いた以外、実施例45に記載の手 順に従って、標題化合物を収率50%で位置異性体の1:1混合物として得た。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.80(t、J=7.2Hz、 0.5×3H)、0.86(t、J=7.2Hz、0.5×3H)、1.19( t、J=7.2Hz、3H)、1.71(m、2H)、3.90(t、J=7. 2Hz、0.5×2H)、3.91(t、J=7.2Hz、0.5×2H)、3 .6〜4.5(m、7H)、7.0〜7.5(m、17H)、8.1(m、1H )。 実施例75 3−ベンジル−5−[[2’−(フェニルカルボニルアミノスルホニル)−1 ,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1−プロピル−1H−ピラゾール− 4−カルボン酸 5−ベンジル−3−[[2’−(フェニルカルボニルアミノスルホニル)−1 ,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1−プロピル−1H−ピラゾール− 4−カルボン酸 実施例74で得られた化合物を原料として用いた以外、実施例2に記載の手順 に従って、標題化合物を収率80%で位置異性体の1:1混合物として得た。 融点105〜109℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.78(t、J=7.2Hz、 0.5×3H)、0.84(t、J=7.2Hz、0.5×3H)、1.69( m、2H)、3.89(t、J=7.2Hz、0.5×2H)、3.91(t、 J=7.2Hz、0.5×2H)、4.27(s、2H)、4.35(s、0. 5×2H)、4.43(s、0.5×2H)、7.0〜7.5(m、19H)、 8.1(m、1H)。 元素分析;C343135S・H2O 計算値:C66.76%、H5.44%、N6.87%、S5.24% 実測値:C66.98%、H5.36%、N6.79%、S4.98% 実施例76 3−イソプロピル−1−プロピル−5−[[2’(トリフルオロメチルスルホ ニルアミノ)−1,1’ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール− 4−カルボン酸エチル 参考例59で得られた化合物(0.202g、0. 5mmol)とトリエチルアミン(0.089mL、0.64mmol)のCH2 Cl2(3.2mL)溶液を冷却し(−70℃)、それに1Mの無水トリフルオ ロ酢酸(trilic anhydride)(0.51mL)のCH2Cl2溶液を滴下し、得ら れた混合物をアルゴン雰囲気下に45分間攪拌した。さらに追加の無水トリフル オロ酢酸(0.064mL)を加えて、15分間攪拌を続けた。反応液を昇温さ せて0℃とし、H2O(0.64mL)を加えた。反応液を更に室温まで昇温し てH2O(6.37mL)を更に加えた。分液を行い、有機相を乾燥・濃縮した 。残留物をシリカゲルでのクロマトグラフィー(ヘキサン−EtOAc混合液の 極性を次第に上げる)によって精製して、標題化合物を油状物として得た(0. 134g、50%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.81(t、J=7.2Hz、 3H)、1.31(d、J=6.4Hz、6H)、1.2〜1.8(m、5H) 、3.56(q、J=6.4Hz、1H)、3.91(t、J=7.2Hz、2 H)、4.27(q、J=7.2Hz、2H)、4.44(s、2H)、5.9 1(broad s、1H)、6.8〜7.5(m、8H)。 実施例77 3−イソプロピル−1−プロピル−5−[[2’−(トリフルオロメチルスル ホニルアミノ)−1,1’ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール −4−カルボン酸 実施例76で得られた化合物を原料として用いた以外、実施例2に記載の手順 に従って、標題化合物を収率58%で白色固体として得た。 融点75〜78℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.83(t、J=7.2Hz、 3H)、1.31(d、J=6.4Hz、6H)、1.62(m、2H)、3. 56(q、J=6.4Hz、1H)、3.91(t、J=7.2Hz、2H)、 4.47(s、2H)、7.0〜7.5(m、10H)。 元素分析;C2426334S 計算値:C56.57%、H5.14%、N8.25%、S6.29% 実測値:C56.33%、H5.14%、N8.06%、S6.57% 実施例78 3−イソプロピル−1−プロピル−5−[[2’(1H−テトラゾール−5− イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール 実施例6aで得られた化合物(0.3g、0.7mmol)のアセトニトリル (50mL)溶液を1N HCl(50mL)で処理し、その反応混合物を48 時間還流させた。その混合物を冷却させ、溶媒を濃縮した。そうして得られた残 留物をEtOAcとH2Oの混合液に溶かし、その2相を分液した。水相をEt OAcで抽出し、合わせた有機相を乾燥・濃縮して粗生成 物を得た。シリカゲルでのクロマトグラフイー(ヘキサン−EtOAc、10% )による精製で、標題化合物が白色固体として得られた(0.178g、67% )融点147〜149℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.77(t、J=7.2Hz、 3H)、1.11(d、J=6.4Hz、6H)、1.65(m、2H)、2. 73(q、J=6.4Hz、1H)、3.69(t、J=7.2Hz、2H)、 3.93(s、2H)、5.80(s、1H)、7.09(s、4H)、7.5 (m、4H)、8.2(m、1H)。 元素分析;C23266・0.25H2O 計算値:C70.65%、H6.84%、N21.48% 実測値:C70.35%、H6.62%、N21.13% 実施例79 3−イソプロピル−1−プロピル−5−[[2’(1H−テトラゾール−5− イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4− カルボン酸トリメチルアセトキシメチル a)3−イソプロピル−1−プロピル−5−[[2’−(2−トリフェニルメ チル−2H−テトラゾール− 5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール− 4−カルボン酸 実施例6aで得られた生成物(2g、4.6mmol)およびトリエチルアミ ン(0.7mL、5mmol)のCH2Cl2(21mL)溶液を冷却し(0℃) 、それにトリフェニルクロロメタン(1.38g、5mmol)のCH2Cl2( 5mL)溶液を加え、その混合物をアルゴン雰囲気下に1時間攪拌した。その溶 液をH2Oで洗浄し、乾燥・濃縮した。残留物をシリカゲルでのクロマトグラフ ィー(ヘキサン−EtOAc混合液の極性を徐々に上げる)によって精製して、 標題化合物を白色固体として得た(2.5g、80%)。 融点136〜139℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.81(t、J=7.2Hz、 3H)、1.28(d、J=6.4Hz、6H)、1.60(m、2H)、3. 57(q、J=6.4Hz、1H)、3.72(t、J=7.2Hz、2H)、 4.30(s、2H)、6.5〜7.0(m、24H)。 b)3−イソプロピル−1−プロピル−5−[[2’−(2−トリフェニルメ チル−2H−テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メ チル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸トリメチル アセトキシメチル 実施例79aで得られた生成物(0.5g、0.74mmol)、ピバリン酸 クロロメチル(0.13mL、0.88mmol)、KI(0.06g、0.3 7mmol)およびK2CO3(0.12g、0.88mmol)のDMF(2. 8mL)溶液をアルゴン雰囲気下に60℃で2時間攪拌した。次にその溶液をE tOAcで希釈し、H2Oで洗浄して、乾燥・濃縮した残留物をシリカゲルでの クロマトグラフィー(ヘキサン−EtOAc混合液の極性を徐々に上げる)によ って精製して、標題化合物を白色固体として得た(0.63g、100%)。 融点128〜130℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.74(t、J=7.2Hz、 3H)、1.17(s、9H)、1.28(d、J=6.4Hz、6H)、1. 60(m、2H)、3.57(q、J=6.4Hz、1H)、3.72(t、J =7.2Hz、2H)、4.29(s、2H)、5.87(s、2H)、6. 5〜7.0(m、23H)。 元素分析;C495064 計算値:C74.79%、H6.40%、N10.68% 実測値:C74.33%、H6.47%、N10. 67% c)標題化合物 実施例79bで得られた化合物を原料とした以外、実施例1に記載の手順に従 って、標題化合物を白色固体として得た(最後の2段階で62%)。 融点62〜67℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.87(t、J=7.2Hz、 3H)、1.11(s、9H)、1.31(d、J=6.4Hz、6H)、1. 73(m、2H)、3.50(q、J=6.4Hz、1H)、3.97(t、J =7.2Hz、2H)、4.36(s、2H)、5.84(s、2H)、7.1 1(s、4H)、7.5(m、4H)、8.2(m、1H)。 元素分析;C303664 計算値:C66.16%、H6.66%、N15.43% 実測値:C65.86%、H6.65%、N15.09% 実施例80 3−イソプロピル−1−プロピル−5−[[2’(1H−テトラゾール−5− イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4− カルボン酸1−(シクロヘキシルオキシカルボニルオキシ)エチル a)3−イソプロピル−1−プロピル−5−[[2’−(2−トリフェニルメ チル−2H−テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メ チル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸1−(シクロヘキシルオキシカルボ ニルオキシ)エチル ピバリン酸クロロメチルに代えてシクロヘキシル−1−クロロエチルカーボネ ートを用いた以外、実施例79bに記載のものと同じ手順に従って、標題化合物 を白色固体として得た。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.89(t、J=7.2Hz、 3H)、1.1〜2.0(m、21H)、3.55(q、J=6.4Hz、1H )、3.98(t、J=7.2Hz、2H)、4.36(s、2H)、4.5( m、1H)、6.5〜7.0(m、24H)。 b)標題化合物 実施例80aで得られた化合物を原料とした以外、実施例1に記載の手順に従 って、標題化合物を白色固体として得た(総収率65%)。 融点79〜83℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.89(t、J=7.2Hz、 3H)、1.1〜2.0(m、21H)、3.55(q、J=6.4Hz、1H )、3.98(t、J=7.2Hz、2H)、4.36( s、2H)、4.5(m、1H)、6.92(q、J=5Hz、1H)、7.0 9(s、4H)、7.5(m、4H)、8.2(m、1H)。 元素分析;C334065 計算値:C5.98%、H6.71%、N13.99% 実測値:C65.67%、H7.14%、N13.94% 実施例81 3−イソプロピル−1−プロピル−5−[[2’(1H−テトラゾール−5− イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4− カルボン酸アセトキシメチル a)3−イソプロピル−1−プロピル−5−[[2’−(2−トリフェニルメ チル−2H−テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メ チル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸アセトキシメチル ピバリン酸クロロメチルに代えて酢酸クロロメチルを用いた以外、実施例79 bに記載のものと同じ手順に従って、標題化合物を白色固体として得た。 融点124〜128℃ 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.74(t、J=7.2Hz、 3H)、1.28(d、J= 6.4Hz、6H)、1.60(m、2H)、2.0(s、3H)、3.57( q、J=6.4Hz、1H)、3.72(t、J=7.2Hz、2H)、4.2 9(s、2H)、5.87(s、2H)、6.5〜7.0(m、23H)。 元素分析;C464464 計算値:C74.17%、H5.95%、N11.28% 実測値:C73.93%、H6.07%、N11.12% b)標題化合物 実施例81aで得られた化合物を原料とした以外、実施例1に記載の手順に従 って、標題化合物を白色固体として得た(総収率32%)。 融点58〜63℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.85(t、J=7.2Hz、 3H)、1.30(d、J=6.4Hz、6H)、1.66(m、2H)、2. 0(s、3H)、3.57(q、J=6.4Hz、1H)、3.94(t、=7 .2Hz、2H)、4.35(s、2H)、5.81(s、2H)、7.09( s、4H)、7.5(m、4H)、8.2(m、1H)。 元素分析;C273064 計算値:C64.53%、H6.02%、N16. 72% 実測値:C64.37%、H6.00%、N16.15% 実施例82 3−イソプロピル−1−プロピル−5−[[2’(1H−テトラゾール−5− イル)−2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピ ラゾール−4−カルボン酸エチル 参考例66で得られた化合物を原料とした以外、実施例1に記載の手順に従っ て、標題化合物を白色固体として得た(95%)。 融点141℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.84(t、J=7.2Hz、 3H)、1.28(t、J=7.2Hz、3H)、1.28(d、J=6.4H z、6H)、1.73(m、2H)、3.52(q、J=6.4Hz、1H)、 3.91(t、J=7.2Hz、2H)、4.24(q、J=7.2Hz、2H )、4.36(s、2H)、6.6〜7.5(m、7H)、7.82(m、1H )。 元素分析;C2629FN62 計算値:C65.53%、H6.13%、N17.63% 実測値:C65.72%、H6.18%、N17. 63% 実施例83 3−イソプロピル−1−プロピル−5−[[2’(1H−テトラゾール−5− イル)−2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピ ラゾール−4−カルボン酸 実施例82で得られた化合物を原料とした以外、実施例2に記載の手順に従っ て、標題化合物を白色固体として得た(80%)。 融点207〜210℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.84(t、J=7.2Hz、 3H)、1.28(d、J=6.4Hz、6H)、1.73(m、2H)、3. 52(q、J=6.4Hz、1H)、3.91(t、J=7.2Hz、2H)、 4.36(s、2H)、6.6〜7.5(m、8H)、7.82(m、1H)。 元素分析;C2425FN62 計算値:C64.27%、H5.62%、N18.74% 実測値:C64.21%、H5.63%、N18.44% 実施例84 3−イソプロピル−1−プロピル−5−[[2’(tert−ブチルアミノスルホ ニル)−2−フルオロ−1, 1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エ チル 参考例65aで得られた化合物を原料とした以外、実施例43に記載の手順に 従って、標題化合物を白色固体として得た(89%)。 融点122〜123℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.87(t、J=7.2Hz、 3H)、1.01(s、9H)、1.30(t、J=7.2Hz、3H)、1. 32(d、J=6.4Hz、6H)、1.75(m、2H)、3.56(s、1 H)、3.56(q、J=6.4Hz、1H)、3.94(t、J=7.2Hz 、2H)、4.27(q、J=7.2Hz、2H)、4.43(s、2H)、6 .6〜7.5(m、6H)、7.82(m、1H)。 元素分析;C3138FN34S・0.75H2O 計算値:C64.06%、H6.85%、N7.23%、S5.52% 実測値:C63.84%、H7.10%、N7.54%、S6.13% 実施例85 5−[[2’−(アミノスルホニル)−2−フルオロ−1,1’−ビフェニル −4−イル]メチル]−3−イソプロピル−1−プロピル−1H−ピラゾール− 4−カルボン酸エチル 実施例84で得られた化合物を原料とした以外、実施例44に記載の手順に従 って、標題化合物を白色固体として得た(95%)。 融点33〜36℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.85(t、J=7.2Hz、 3H)、1.29(t、J=7.2Hz、3H)、1.32(d、J=6.4H z、6H)、1.75(m、2H)、3.55(q、J=6.4Hz、1H)、 3.94(t、J=7.2Hz、2H)、4.27(q、J=7.2Hz、2H )、4.31(s、2H)、4.43(s、2H)、6.6〜7.5(m、6H )、7.82(m、1H)。 元素分析;C2530FN34S・0.75H2O 計算値:C59.92%、H6.33%、N8.38%、S6.39% 実測値:C59.64%、H6.12%、N8.25%、S6.77% 実施例86 3−イソプロピル−5−[[2’−(イソブトキシカルボニルアミノスルホニ ル)−2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1−プロピ ル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル 実施例85で得られた化合物を原料とした以外、実 施例53に記載の手順に従って、標題化合物を白色固体として得た(74%)。 融点36〜42℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.80(d、J=7.2Hz、 6H)、0.85(t、J=7.2Hz、3H)、1.29(t、J=7.2H z、3H)、1.32(d、J=6.4Hz、6H)、1.75(m、3H)、 3.55(q、J=6.4Hz、1H)、3.68(d、J=8Hz、2H)、 3.94(t、J=7.2Hz、2H)、4.27(q、J=7.2Hz、2H )、4.42(s、2H)、6.6〜7.5(m、7H)、7.82(m、1H )。 元素分析;C3038FN36S・0.5H2O 計算値:C60.39%、H6.59%、N7.04%、S5.36% 実測値:C60.39%、H6.61%、N6.97%、S5.67% 実施例87 3−イソプロピル−5−[[2’−(イソブトキシカルボニルアミノスルホニ ル)−2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1−プロピ ル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸 実施例86で得られた化合物を原料とした以外、実施例2に記載の手順に従っ て、標題化合物を白色固体 として得た。 融点77〜82℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.80(d、J=7.2Hz、 6H)、0.85(t、J=7.2Hz、3H)、1.32(d、J=6.4H z、6H)、1.75(m、3H)、3.58(q、J=6.4Hz、1H)、 3.74(d、J=8Hz、2H)、3.94(t、J=7.2Hz、2H)、 4.44(s、2H)、6.6〜7.5(m、8H)、7.82(m、1H)。 元素分析;C2834FN36S 計算値:C60.09%、H6.12%、N7.51%、S5.73% 実測値:C60.22%、H6.31%、N7.10%、S5.61% 実施例88 3−イソプロピル−1−プロピル−5−[[2’(tert−ブチルアミノスルホ ニル)−2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピ ラゾール−4−カルボン酸 実施例84で得られた化合物を原料とした以外、実施例2に記載の手順に従っ て、標題化合物を白色固体として得た(93%)。 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.87 (t、J=7.2Hz、3H)、1.01(s、9H)、1.32(d、J=6 .4Hz、6H)、1.75(m、2H)、3.56(s、1H)、3.56( q、J=6.4Hz、1H)、3.94(t、J=7.2Hz、2H)、4.4 3(s、2H)、6.6〜7.5(m、7H)、7.82(m、1H)。 実施例89 3−イソプロピル−1−プロピル−5−[[2’(tert−ブチルアミノスルホ ニル)−2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピ ラゾール−4−カルボン酸3−(フェニルカルボニル)フェニルメチル 実施例88で得られた化合物を原料とし、ピバリン酸クロロメチルに代えて3 −ブロモメチルベンゾフェノンを用いた以外、実施例79bに記載の手順に従っ て、標題化合物を得た(87%)。 融点35〜45℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.83(t、J=7.2Hz、 3H)、0.98(s、9H)、1.20(d、J=6.4Hz、6H)、1. 80(m、2H)、3.42(q、J=6.4Hz、1H)、3.57(s、1 H)、3.87(t、J=7.2Hz、2H)、4.29(s、2H)、5.4 0(s、2H)、6.8〜7.8(m、15H)、7.82( m、1H)。 元素分析;C4144FN35S・2H2O 計算値:C66.02%、H6.49%、N5.63%、S4.30% 実測値:C66.42%、H6.09%、N5.71%、S3.99% 実施例90 3−イソプロピル−1−プロピル−5−[[2’(tert−ブチルアミノスルホ ニル)−2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピ ラゾール−4−カルボン酸2−(フェニルカルボニル)フェニルメチル 実施例88で得られた化合物を原料とし、ピバリン酸クロロメチルに代えて2 −ブロモメチルベンゾフェノンを用いた以外、実施例79bに記載の手順に従っ て、標題化合物を得た(61%)。 融点49〜51℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.86(t、J=7.2Hz、 3H)、0.99(s、9H)、1.27(d、J=6.4Hz、6H)、1. 75(m、2H)、3.54(q、J=6.4Hz、1H)、3.58(s、1 H)、3.93(t、J=7.2Hz、2H)、4.41(s、2H)、5.3 2(s、2H)、6.8〜7.8(m、15H)、7.82( m、1H)。 元素分析;C4144FN35S・2H2O 計算値:C66.02%、H6.49%、N5.63%、S4.30% 実測値:C65.93%、H5.92%、N5.37%、S3.77% 実施例91 3−イソプロピル−1−プロピル−5−[[2’(アミノスルホニル)−2− フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4 −カルボン酸3−(フェニルカルボニル)フェニルメチル 実施例89で得られた化合物を原料とした以外、実施例44に記載の手順に従 って、標題化合物を得た(90%)。 融点46〜50℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.84(t、J=7.2Hz、 3H)、1.28(d、J=6.4Hz、6H)、1.75(m、2H)、3. 55(q、J=6.4Hz、1H)、3.93(t、J=7.2Hz、2H)、 4.39(s、4H)、5.32(s、2H)、6.8〜7.8(m、15H) 、7.82(m、1H)。 元素分析;C3736FN35S・2.5H2O 計算値:C63.54%、H5.91%、N6.00%、S4.58% 実測値:C63.81%、H5.19%、N5.91%、S4.23% 実施例92 3−イソプロピル−1−プロピル−5−[[2’(アミノスルホニル)−2− フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4 −カルボン酸2−(フェニルカルボニル)フェニルメチル 実施例90で得られた化合物を原料とした以外、実施例44に記載の手順に従 って、標題化合物を得た(84%)。 融点49〜51℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.81(t、J=7.2Hz、 3H)、1.19(d、J=6.4Hz、6H)、1.65(m、2H)、3. 43(q、J=6.4Hz、1H)、3.88(t、J=7.2Hz、2H)、 4.27(s、4H)、5.37(s、2H)、6.8〜7.8(m、15H) 、7.82(m、1H)。 元素分析;C3736FN35S・2H2O 計算値:C64.43%、H5.84%、N6.09%、S4.65% 実測値:C64.68%、H5.20%、N5.88%、S4.25% 実施例93 3−イソプロピル−1−プロピル−5−[[2’(tert−ブトキシカルボニル アミノスルホニル)−2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル ]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸3−(フェニルカルボニル)フェニルメ チル 実施例91で得られた化合物を原料とした以外、実施例47に記載の手順に従 って、標題化合物を得た(72%)。 融点55〜59℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.81(t、J=7.2Hz、 3H)、1.27(s、9H)、1.31(d、J=6.4Hz、6H)、1. 65(m、2H)、3.43(q、J=6.4Hz、1H)、3.88(t、J =7.2Hz、2H)、4.33(s、2H)、5.41(s、2H)、6.8 〜7.8(m、16H)、7.82(m、1H)。 元素分析;C4244FN37S・H2O 計算値:C65.35%、H6.00%、N5.44%、S4.15% 実測値:C65.23%、H5.78%、N5.38%、S3.80% 実施例94 3−イソプロピル−1−プロピル−5−[[2’(tert−ブトキシカルボニル アミノスルホニル)−2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル ]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸2−(フェニルカルボニル)フェニルメ チル 実施例92で得られた化合物を原料とした以外、実施例47に記載の手順に従 って、標題化合物を得た(74%)。 融点57〜61℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.83(t、J=7.2Hz、 3H)、1.28(s、9H)、1.19(d、J=6.4Hz、6H)、1. 65(m、2H)、3.43(q、J=6.4Hz、1H)、3.88(t、J =7.2Hz、2H)、4.27(s、2H)、5.37(s、2H)、6.8 〜7.8(m、16H)、7.82(m、1H)。 元素分析;C4244FN37S・1.5H2O 計算値:C64.60%、H6.07%、N5.38%、S4.10% 実測値:C64.71%、H5.71%、N5.30%、S3.76% 実施例95 3−tert−ブチル−1−プロピル−5−[[2’( 2H−テトラゾール−5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル] −1H−ピラゾール−4−カルボン酸 参考例70で得られた化合物を原料とした以外、実施例6に記載の手順に従っ て、標題化合物を白色固体として得た(78%)。 融点195〜197℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.85(t、J=7.2Hz、 3H)、1.43(s、9H)、1.63(m、2H)、3.90(t、J=7 .2Hz、2H)、4.37(s、2H)、5.5(broad s、2H)、7. 10(s、4H)、7.5(m、3H)、8.0(m、1H)。 元素分析;C252862 計算値:C67.55%、H6.35%、N18.90% 実測値:C67.36%、H6.32%、N18.63% 実施例96 3−イソプロピル−1−プロピル−5−[[2’(イソブトキシカルボニルア ミノスルホニル)−2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル] −1H−ピラゾール−4−カルボン酸3−(フェニルカルボニル)フェニルメチ ル 実施例91で得られた化合物を原料とした以外、実施例53に記載の手順に従 って、標題化合物を得た(47%)。 融点44〜47℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.75(d、J=7.2Hz、 6H)、0.81(t、J=7.2Hz、3H)、1.31(d、J=6.4H z、6H)、1.65(m、3H)、3.43(q、J=6.4Hz、1H)、 3.76(d、J=6.4Hz、2H)、3.92(t、J=7.2Hz、2H )、4.33(s、2H)、5.41(s、2H)、6.8〜7.8(m、16 H)、7.82(m、1H)。 元素分析;C4244FN37S・H2O 計算値:C65.35%、H6.00%、N5.44%、S4.15% 実測値:C65.55%、H5.85%、N5.43%、S3.95% 実施例97 3−イソプロピル−1−プロピル−5−[[2’(イソブトキシカルボニルア ミノスルホニル)−2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル] −1H−ピラゾール−4−カルボン酸2−(フェニルカルボニル)フェニルメチ ル 実施例92で得られた化合物を原料とした以外、実 施例53に記載の手順に従って、標題化合物を得た(53%)。 融点52〜59℃; 1H−NMR−(CDCl3)δ(TMS):0.76(d、J=7.2Hz、 6H)、0.91(t、J=7.2Hz、3H)、1.22(d、J=6.4H z、6H)、1.65(m、3H)、3.44(q、J=6.4Hz、1H)、 3.76(d、J=6.4Hz、2H)、3.88(t、J=7.2Hz、2H )、4.24(s、2H)、5.39(s、2H)、6.8〜7.8(m、16 H)、7.82(m、1H)。 元素分析;C4244FN37S・H2O 計算値:C65.35%、H6.00%、N5.44%、S4.15% 実測値:C65.53%、H5.78%、N5.38%、S3.87%
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TT, UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 トレス、マリア カルメン スペイン国 エ・エーセ―08913―バダロ ナ セ.デ ラ セキア 4 (72)発明者 カルセリエル、エレナ スペイン国 エ・エーセ―08190―サント クガト バルセロナ ホアン ミロ 2 (72)発明者 バルトロリ、ハビエル スペイン国 エ・エーセ―08034 バルセ ロナ カルデナル ビベス イ トウト 55

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.下記式Iの化合物ならびに該化合物の塩および溶媒化合物: (式中、R1は水素、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-7シクロアルキ ル、アリールまたは−(CH2mCOR5を表し; R2は水素、ハロゲン、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-7シクロアル キル、C3-7シクロアルキルC1-4アルキル、C1-6ヒドロキシアルキル、C1-6ア ルコキシC1-4アルキル、アリールまたはアリールC1-4アルキルを表し; R3は水素、−(CH2n6または−(CH2pCOR7を表し; a、b、cおよびdはいずれもCRであるか、あるいはa、b、cおよびdの いずれか一つがNを表しそ れ以外の基がCRを表し、その場合のRはそれぞれ独立に水素、ハロゲン、C1- 4 アルキル、ヒドロキシ、C1-4アルコキシ、ニトロ、アミノ、C1-4アルキルア ミノまたはC1-4ジアルキルアミノを表し; R4は−CO28;−テトラゾール−5−イル;テトラゾール−5−イルメチ ル;−CONH(テトラゾール−5−イル);−CONHSO29;−CONH SO2−Het;−CONHOR8;−CONH2;−CONR89;−COCH2C OR8;−COCH2CO28;−CONHNHSO29;−CONHNHCON H2;−CH2NHSO29;−CH2CO28;−CH2SO2NHCOR8;−C H2SO2NHCONHR8;−CH2CONHSO29;−CH2SO2NH−Het ;−CH2NHCOR8;−NHSO29;−NHCOR8;−NHCONHSO29;−NHSO2NHCOR8;−SO3H;−SO2NHR8;−SO2NHCO NH2;−SO2NHCONR89;−SO2NHCO29;−SO2N(CO29 2;−SO2NHCOR8;−SO2NH−Het;−SO2NHCO−Het;−PO (OH)2;−PO(OR92;-PO(OH)(OR9);または3−(トルフ ルオロメチル)−1,2,4−トリアゾール−5−イルを表し;Hetは5員また は6員の芳香族複素環であって、その複素環は環原子の1〜3個が窒素および/ または酸素および/または硫黄であり、その 複素環はヒドロキシ、メルカプト、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、ハロゲン 、ニトロ、CO2H、CO21-4アルキル、アミノ、C1-4アルキルアミノおよび C1-4ジアルキルアミノから選択される1または2の基によって適宜置換されて いることができ;R8は水素、C1-4アルキル、アリール、アリール−(C1-4) アルキルまたはパーフルオロ−(C1-4)アルキルを表し、R9はC1-4アルキル 、アリール、アリール−(C1-4)アルキルまたはパーフルオロ−(C1-4)アル キルを表し; R5は水素、ヒドロキシ、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、アリール、アリ ールオキシまたは−NR1011基を表し; R6はヒドロキシ、C1-6アルコキシ、アリールオキシ、アリールC1-4アルコ キシまたはC1-6アルキルカルボニルオキシ; R7は水素、ヒドロキシ、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、アリール、アリ ールオキシ、アリールC1-4アルコキシ、カルボキシ、C1-4アルコキシカルボニ ル、−OR12の基または−NR1011の基を表し; R10およびR11は独立に水素またはC1-6アルキルを表し; R12はC1-6アルキルカルボニルオキシC1-4アルキル、C3-7シクロアルキル カルボニルオキシC1-4アル キル、C1-6アルコキシカルボニルオキシC1-4アルキル、C3-7シクロアルキル オキシカルボニルオキシC1-4アルキル、C1-6アルコキシカルボニルC1-4アル キル、C3-7シクロアルキルオキシカルボニルC1-4アルキル、C1-6アルキルカ ルボニルアミノC1-4アルキル、C3-7シクロアルキルカルボニルアミノC1-4ア ルキル、式−(CH2q13、または式−(CH2rOR13を表し; R13はアリールカルボニル、C1-6アルキルカルボニルまたはアリールオキシ によって適宜置換されているフェニルを表し; m、n、qおよびrは独立に1、2または3を表し; pは0、1または2を表し; 上記の定義に出てくる場合、アリールとは、フェニルあるいはC1-4アルキル 、C1-4ハロアルキル、C1-4アルコキシ、C1-4ハロアルコキシ、ハロゲン、ニ トロ、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、C1-4アルキルアミノまたはC1-4ジアルキ ルアミノから選択される1、2、3または4個の基によって置換されているフェ ニルを表す)。 2.R1がビフェニルメチル部分またはフェニルピリジルメチル部分に隣接し て、下記式Iaの化合物を提供している請求項1に記載の化合物: (式中、a、b、c、d、R1、R2、R3およびR4は請求項1で定義した通り である)。 3.R1がC1-6アルキルを表す請求項1または2に記載の化合物。 4.a、b、cおよびdがそれぞれCRである請求項1、2または3に記載の 化合物。 5.R2が水素、C1-6アルキル、C3-7シクロアルキル、C3-7シクロアルキル C1-4アルキル、アリールまたはアリールC1-4アルキルを表す請求項1ないし4 のいずれかに記載の化合物。 6.R3が−COR7を表す請求項1ないし5のいずれかに記載の化合物。 7.R4が−CO28;−テトラゾール−5−イル;−NHSO29;−SO2 NHR8;−SO2NHCO29または−SO2NHCOR8を表す請求項1ないし 6 のいずれかに記載の化合物。 8. 1−ブチル−3−エチル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル) −1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カルボ ン酸; 1−ブチル−3−メチル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル) −1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カルボ ン酸; 3−イソプロピル−1−プロピル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5 −イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4 −カルボン酸; 3−エチル−1−プロピル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル )−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カル ボン酸; 3−シクロプロピル−1−プロピル−5−[[2’−(1H−テトラゾール− 5−イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール− 4−カルボン酸; 3−シクロプロピル−1−プロピル−5−[[2’−(1H−テトラゾール− 5−イル)−1,1’−ビ フェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド; 1−ブチル−3−イソプロピル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5− イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4− カルボン酸; 3−メチル−1−プロピル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル )−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カル ボン酸; 1−ブチル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−1,1’− ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸; 3−エチル−5−[[2’−(フェニルカルボニルアミノスルホニル)−1, 1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1−プロピル−1H−ピラゾール−4 −カルボン酸; 3−イソプロピル−1−プロピル−5−[[2’−(1H−テトラゾール−5 −イル)−2−フルオロ−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H− ピラゾール−4−カルボン酸; 3−tert−ブチル−1−プロピル−5−[[2’−(2H−テトラゾール−5 −イル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]メチル]−1H−ピラゾール−4 −カルボン酸 から選択される請求項1に記載の化合物あるいは該化合物の塩または溶媒化合 物。 9.医薬的に許容される賦形剤との混合で有効量の請求項1ないし8のいずれ かに記載の式Iの化合物あるいはそれの医薬的に許容される塩または溶媒化合物 を含有する医薬組成物。 10.ヒトなどの哺乳動物においてアンジオテンシンIIが関与する疾患また は医学的状態の治療または予防のための医薬品の製造への請求項1ないし8のい ずれかに記載の式Iの化合物あるいはそれの医薬的に許容される塩または溶媒化 合物の使用。 11.ヒトなどの哺乳動物における高血圧の治療または予防用の医薬品の製造 への請求項1ないし8のいずれかに記載の式Iの化合物あるいはそれの医薬的に 許容される塩または溶媒化合物の使用。 12.ヒトなどの哺乳動物における鬱血性心不全の治療または予防用の医薬品 の製造への請求項1ないし8のいずれかに記載の式Iの化合物あるいはそれの医 薬的に許容される塩または溶媒化合物の使用。 13.ヒトなどの哺乳動物における眼内圧上昇の治療または予防用の医薬品の 製造への請求項1ないし8のいずれかに記載の式Iの化合物あるいはそれの医薬 的に許容される塩または溶媒化合物の使用。 14. A)下記式IIの化合物を下記式IIIと反応させ (式中、a、b、c、d、R1、R2およびR3は請求項1で定義された通りで あり、R4 *はR4基またはそれに変換可能な基を表し、R14およびR15のいずれ か一方はハロゲン、メタンスルホニルオキシ、トルエンスルホニルオキシまたは トリフルオロメタンスルホニルオキシを表し、他方が−Sn(R163、−B( OH)2または−B(OR17)(OR18)の基を表すか、あるいはそれらの両方 がハロゲンを表し;R16はC1-4アルキル基を表し、R17およびR18はそれぞれ 、C1-4アルキルを表すか、あるいはR17とR18がそれの結合する酸素原子およ びホウ素原子と一緒になって適宜C1-4アルキル基で置換されてもよい1,3, 2−ジオキサボランまたは1,3,2−ジオキサボロラン環を形成している)、 その後必要に応じてR4 *基のR4 基への変換および/または存在する保護基の脱保護を行う工程;あるいは B)下記式IVの化合物 (a、b、c、d、R2およびR3は請求項1で定義された通りであり、R4 *は R4基またはそれに変換可能な基を表す)と式R1NHNH2(V)の化合物との 反応と、それに続き必要に応じて、R4 *基のR4基への変換および/または存在 する保護基の脱保護を行う工程;あるいは C)下記式I’の化合物の脱保護 (式中、a、b、c、d、R1、R2、R3およびR4は請求項1で定義された通 りであるが、それらのうちの少なくとも一つは保護基を有する);あるいは D)1段階または複数段階で式Iの化合物を別の式Iの化合物に変換する工程 ;ならびに E)所望に応じて、A、B、CまたはDの段階後に、式Iの化合物を酸または 塩基によって処理して、対応する塩を得る工程 を含む式Iの化合物の製造方法。 15.下記一般式IIの化合物。 (式中、a、b、c、d、R1、R2およびR3は請求項1で定義した通りであ り、R14はハロゲン、メタ ンスルホニルオキシ、トルエンスルホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニ ルオキシ、−Sn(R163、−B(OH)2または−B(OR17)(OR18)の 基を表し、R16はC1-4アルキル基を表し、R17およびR18はそれぞれ、C1-4ア ルキルを表すか、あるいはR17とR18がそれの結合する酸素原子およびホウ素原 子と一緒になって適宜C1-4アルキル基で置換されてもよい1,3,2−ジオキ サボランまたは1,3,2−ジオキサボロラン環を形成している。)
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