JPH0949280A - 壁構造本体及び壁構造体 - Google Patents

壁構造本体及び壁構造体

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JPH0949280A
JPH0949280A JP21943395A JP21943395A JPH0949280A JP H0949280 A JPH0949280 A JP H0949280A JP 21943395 A JP21943395 A JP 21943395A JP 21943395 A JP21943395 A JP 21943395A JP H0949280 A JPH0949280 A JP H0949280A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現場での簡単な作業によって壁を構築するこ
とができる壁構造本体及び壁構造体を提供することにあ
る。 【解決手段】 外壁部材20と、内壁部材30と、外壁
部材20を支持するための外壁支持部材11と、内壁部
材30を支持するための内壁支持部材12と、外壁支持
部材11と内壁支持部材12とを連結するための接続部
材13とを有する壁構造本体10、50とを有し、壁構
造本体10、50が、基礎から突出する縦筋Vを受け入
れるための縦筋受入れ凹部14及び横筋Tを受け入れる
ための横筋受入れ凹部15を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、壁構造本体及び壁構造
体に関する。
【0002】
【従来技術】壁、特に、家屋の壁を構築するに当たって
は、建築現場におけるコンクリート打ちなどの種々の作
業を減らす目的で、従来、例えば、壁の主要部を構成す
る所謂コンクリートパネルを予め工場内で製造してお
き、現場ではこのコンクリートパネルをH鋼などの鉄骨
に組んでゆくという所謂コンクリートパネル工法が知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記コ
ンクリートパネル工法においては、コンクリートパネル
を組み込むべき鉄骨、レッカーなどの重機によるコンク
リートパネルの鉄骨への組み込み、コンクリートパネル
間へのコーキング材の注入などを必要とし、現場での壁
主要部の形成作業は省略できるものの、壁構築作業全体
からみるとかえってかなり大掛かりな作業を必要とする
という問題があった。
【0004】
【発明の目的】従って、本発明の目的は、現場での簡単
な作業によって壁を構築することができる壁構造本体及
び壁構造体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1発明の壁構造本体は、外壁部材を支持するため
の外壁支持部材と、内壁部材を支持するための内壁支持
部材と、外壁支持部材と内壁支持部材とを連結するため
の接続部材とを有し、基礎から突出する縦筋を受け入れ
るための縦筋受入れ凹部及び横筋を受け入れるための横
筋受入れ凹部を備えることを特徴とする。
【0006】また、上記目的を達成するため、第2発明
の壁構造体は、外壁部材と、内壁部材と、外壁部材を支
持するための外壁支持部材と、内壁部材を支持するため
の内壁支持部材と、外壁支持部材と内壁支持部材とを連
結するための接続部材とを有する壁構造本体、とを有
し、壁構造本体が、基礎から突出する縦筋を受け入れる
ための縦筋受入れ凹部及び横筋を受け入れるための横筋
受入れ凹部を備えていることを特徴とする。
【0007】第2発明において、内壁部材、壁構造本
体、の内壁支持部材に、夫々、内壁部材を壁構造本体に
取付けるための留め具を受入れる孔を設けることが好ま
しい。また、第2発明において、壁構造本体が、当該壁
構造本体を、これと同一の構造を有する隣接した壁構造
本体と連結させるための留め具を受入れる孔を備えてい
ることが好ましい。
【0008】また、第2発明において、孔が、壁構造本
体の外側面よりも内側に取付けられ、壁構造本体、から
上方に突出する連結片に形成され、壁構造本体上に壁構
造本体を載置したときに、壁構造本体の連結辺が、壁構
造本体の外壁面の内側に入り込むことによって壁構造本
体を壁構造本体上に安定させ、孔が、壁構造本体に形成
された孔と整合されるように位置決めされていることが
好ましい。
【0009】
【発明の作用】特許請求の範囲の請求項1、又は、2項
に記載された本発明の第1、第2発明によれば、壁を構
築すべき基礎上に壁構造本体10、50を設置し、外壁
支持部材11に外壁部材20を取付け、縦筋受入れ凹部
14に基礎から突出する縦筋Vを、また、横筋受入れ凹
部15に横筋Tを配置し、これらを壁構造本体10、5
0に取付けた後、内壁支持部材12に内壁部材30を取
付け、最後に、基礎、壁構造本体10、50、外壁部材
20、内壁部材30によって構成された空間にコンクリ
ートのような充填剤を打つことによって、建築現場での
大がかりな作業を必要とすることなく、簡単な作業のみ
によって壁を構築することができる。
【0010】請求項3に記載された発明によれば、内壁
部材30、壁構造本体10、50に夫々形成された孔3
3、34、16、17に留め具Bを通し、締めることに
よって、溶接作業を行うことなく、内壁部材30を壁構
造本体10、50に容易に固定することができる。
【0011】請求項4に記載された発明によれば、壁構
造本体10、50及びこれと横方向に隣接した同一構造
の壁構造本体10’、50’に夫々形成された孔19、
17、40に留め具Bを通し、これを締めることによっ
て、溶接作業を行うことなく、壁構造本体10’、5
0’を壁構造本体10、50に容易に連結することがで
きる。
【0012】請求項5に記載された発明によれば、壁構
造本体10、50上に壁構造本体10’、50’を載置
するときに、壁構造本体10、50から突出した連結片
18によって壁構造本体10’、50’を壁構造本体1
0、50上に安定させることができ、且つまた、連結片
18に形成された孔19と壁構造本体10’、50’に
夫々形成された孔17、40を整合させ、これらの孔に
留め具Bを通し、締めることによって、溶接作業を行う
ことなく、壁構造本体10’、50’を壁構造本体1
0、50に容易に連結することができる。
【0013】
【実施例】以下に、添付図面を参照して本発明の一実施
例を説明する。図1を参照すると、本発明による壁構造
体の直線用壁構造体100が分解図で示されている。こ
の壁構造体100は、壁構造本体10と、この壁構造本
体10に取り付けられた外壁部材20と、この外壁部材
20の反対側で壁構造本体10に取り付けられるように
なった内壁部材30とを有する。
【0014】壁構造本体10は、外壁部材20を支持す
るための外壁支持部材11と、内壁部材30を支持する
ための内壁支持部材12と、外壁支持部材11と内壁支
持部材12とを連結するための接続部材13とを有す
る。
【0015】外壁支持部材11は、水平方向に延びる細
長の上部プレート11aと、水平方向に延びる下部プレ
ート11bと、これらのプレート11a、11b間に延
びる複数の直線垂直プレート11cとからなる。
【0016】内壁支持部材12は、外壁支持部材11の
上部プレート11aと対向して、水平方向に延びる細長
の上部プレート12aと、外壁支持部材11の下部プレ
ート11bと対向して、水平方向に延びる下部プレート
12bと、外壁支持部材11の各直線垂直プレート11
cと対向して、プレート12a、12b間に延びる複数
のフレーム12cとを有する。
【0017】内壁支持部材12の上部プレート12a及
び下部プレート12bは夫々、これらのプレートの各端
からその全長の約1/4の距離において壁構造本体10
の内方にほぼV字形状に曲げられ、外壁支持部材11の
上部プレート11a、下部プレート11bと接合されて
いる。これらのV字形状部は、図2に示される、基礎コ
ンクリートBCにアンカーされた、すなわち、基礎コン
クリートBCから垂直方向上方に延びる支柱筋、すなわ
ち、縦筋Vを受け入れるための縦筋受入れ凹部14を構
成する。
【0018】各フレーム12cは、その長手方向中間に
おいて側面で見たときに壁構造本体10の内方にほぼコ
の字形状に曲げられ、外壁支持部材11の直線垂直プレ
ート11cと接合されている。これらのコの字形状部
は、横筋T(図2参照)を受け入れるための横筋受入れ
凹部15を構成する。
【0019】外壁部材20は、外壁支持部材11に取り
付けられたラスモルタル部材21と、ラスモルタル部材
21に接着された化粧外壁部材、すなわち、化粧タイル
22とからなる。ラスモルタル部材21は、図1に破線
でその一部のみが示される、外壁支持部材11に溶接さ
れた所謂ラス網23と、このラス網23に塗布されたモ
ルタル材24とからなる。
【0020】内壁部材30は、断熱部材31と、該断熱
部材31上に配置されるラスモルタル部材32とからな
り、ラスモルタル部材32は外壁部材20のラスモルタ
ル部材21と同様に、ラス網と、このラス網に塗布され
たモルタル材とかなる。断熱部材31、ラスモルタル部
材32は夫々、これらを壁構造本体10に取り付けると
きに、整合されるように位置決めされた複数の貫通孔3
3、ボルト受け貫通孔34を有する。ラスモルタル部材
32に形成されたボルト受け貫通孔34は、図3から最
も良く分かるように、拡径部34aと、縮径部34bと
からなり、拡径部34aと縮径部34bとによって形成
される肩部は、ボルトBのヘッドHを支持するためのボ
ルトヘッド支持部34cを構成する。
【0021】内壁部材30を壁構造本体10の内壁支持
部材12に取り付けるときに、断熱部材31及びラスモ
ルタル部材32の孔33、34と対向することになる内
壁支持部材12の部分にはボルトBの先端部が貫通する
ことになる孔が形成されている。内壁支持部材12のこ
れらの孔は、上部プレート12aに形成された孔16
と、下部プレート12bに形成された複数の孔17とか
らなる。
【0022】壁構造本体10の接続部材13は、内壁支
持部材12の上部プレート12aの各端と外壁支持部材
11の上部プレート11aの各端との間に延びる細長の
上部接合プレート13aと、内壁支持部材12の下部プ
レート12bの各端と外壁支持部材11の下部プレート
11bの各端との間に延びる細長の下部接合プレート1
3bとからなる。
【0023】壁構造本体10はまた、上部プレート12
aの内側面に取り付けられ、上部プレート12aから上
方に突出する複数の連結片18を有し、各連結片18に
は孔19が形成されている。連結片18は、壁構造本体
10と同一の構造である壁構造本体10’を壁構造本体
10上に載置したときに、壁構造本体10’の内壁支持
部材12の下部プレート12bの内側に入り込み、各連
結片18の孔19は壁構造本体10’の内壁支持部材1
2の下部プレート11bに形成された孔17と整合する
ようになっている。
【0024】同様に、連結片18が、上部接合プレート
13aの内側面に取り付けられ、上部接合プレート13
aから上方に突出し、これらの各連結片18にも孔19
が形成され、接続部材13の連結片18は、壁構造本体
10’を壁構造本体10に載置したときに、壁構造本体
10’の接続部材13の下部接合プレート13bの内側
に入り込み、その孔19は、壁構造本体10’の下部接
合プレート13bに形成された孔40と整合するように
なっている。
【0025】図4を参照すると、本発明による壁構造体
のコーナー用壁構造体を構成する壁構造本体50が示さ
れている。
【0026】この壁構造本体50は、内壁部材を支持す
るための外壁支持部材60と、内壁部材を支持するため
の内壁支持部材70とが直角に角度をつけられているこ
と、及び、この実施例ではこれらの支持部材60、70
の全長が相対的に短いこと、並びに全長が短いことと関
連して、縦筋Vを受け入れるための縦筋受入れ凹部及び
横筋Tを受け入れるための横筋受入れ凹部などの個数が
少ないことを除いて、直線用壁構造体100の壁構造本
体10と実質的に同じ構造を有する。従ってまた、壁構
造本体50に取り付けられる外壁部材及び内壁部材の構
造も寸法を除いて壁構造本体10で使用されるものと同
一の構造のものであるので、ここではこれらについての
説明は省略すると共に、以下、直線用壁構造体100の
構成要素と同じコーナー用壁構造体の構成要素には直線
用壁構造体100の構成要素に使用されたのと同じ参照
番号を使用する。尚、壁構造本体50では、縦筋受入れ
凹部14は壁構造本体50のコーナー部に位置決めされ
る。
【0027】次いで、上述した構造を有する本発明の壁
構造体を用いて壁を構築する方法を説明する。
【0028】先ず、基礎コンクリートのコーナー部に、
該基礎コンクリートのコーナーから上方に延びる縦筋V
が壁構造本体50の縦筋受入れ凹部14に位置するよう
に、壁構造本体50を載置し、かかる縦筋Vに壁構造本
体50を番線(図示せず)によって結束し、或いは、縦
筋Vに壁構造本体50を溶接する。尚、上記説明から明
らかなように、壁構造本体50の外壁支持部材11には
外壁部材20が既に取付けられているが、図2では、理
解を容易にするため、外壁部材20は省略されている。
【0029】次いで、壁構造本体10を、基礎コンクリ
ートの直線部から上方に延びる縦筋Vが壁構造本体10
の縦筋受入れ凹部14に位置し、壁構造本体10の下部
接合プレート13bの孔40が上記壁構造本体50の下
部接合プレート13bの孔40と整合するように、壁構
造本体50に隣接して、基礎コンクリートの直線部に載
置する。
【0030】次いで、壁構造本体10の下部接合プレー
ト13bの孔40と、壁構造本体50の下部接合プレー
ト13bの孔40とにボルトB(図2参照)を通し、こ
のボルトBをナットNで締めることによって壁構造本体
50と壁構造本体10とを連結し、縦筋Vに壁構造本体
10を番線(図示せず)によって結束し、或いは、縦筋
Vに壁構造本体10を溶接する。
【0031】引き続き、上記作業を繰り返すことによっ
て基礎コンクリート上の必要な箇所に壁構造本体10、
50を載置、固定すると共に、隣接する壁構造本体1
0、50を互いに連結させる。
【0032】次いで、図2に示すように、各壁構造本体
10、50の横筋受入れ凹部15に横筋Tを配置し、か
かる横筋Tを、これと交叉する縦筋V及び壁構造本体1
0、50に番線(図示せず)によって結束し、或いは、
横筋Tを縦筋V及び壁構造本体10、50に溶接する。
【0033】次いで、断熱部材31、ラスモルタル部材
32を、これらに形成された貫通孔33及びボルト受け
貫通孔34が壁構造本体10、50の内壁支持部材12
の上部プレート12aの孔16、下部プレート11bの
孔17と整合するように、壁構造本体10、50の内壁
支持部材12に位置決めし、整合されたこれらの孔3
4、33、16、17にボルトBを通し、このボルトB
をナットNで締めることによって内壁部材30を内壁支
持部材12、すなわち、壁構造本体10、50に取り付
ける。
【0034】次いで、壁構造本体10、50上に、夫々
これらと同一の構造のものである壁構造本体10’を載
置する(図を簡略化するため、壁構造本体50と同一の
構造のものであって、壁構造本体50に載置されるべき
壁構造本体は図2に示していないが、説明の便宜上、こ
の部材に50’を付して説明する)。この載置に当たっ
ては、壁構造本体10、50の連結片18を壁構造本体
10’の内壁支持部材12の下部プレート12b及び接
続部材13の下部接合プレート13bの内側に配置さ
せ、連結片18によって壁構造本体10’、50’を支
持することによって壁構造本体10、50上に壁構造本
体10’、50’を安定させると共に、壁構造本体1
0、50の連結片18に形成された孔19と壁構造本体
10’、50’の内壁支持部材12の下部プレート11
bに形成された孔17とを整合させ、同時に、各壁構造
本体10’、50’の縦筋受入れ凹部14に縦筋Vを収
容させる。尚、縦筋Vの長さが壁構造本体10’、5
0’の高さに対して不足しているときには、ラップジョ
イント(重ね継手)などにより縦筋Vを必要長さ上方に
延長させる。
【0035】引き続き、隣接する壁構造本体10’、5
0’を連結し、これらに横筋Tを取付けるが、これらの
作業は、壁構造本体10、50におけるのと同様の仕方
で行うので、その説明はここでは省略する。尚、壁構造
本体10’、50’に内壁部材30を取り付けるに当た
っては、内壁部材30の孔34、33及び壁構造本体1
0’、50’の下部プレート11bの孔17にボルトB
を通すときに、これらの孔に整合するように位置決めさ
れた壁構造本体10、50の連結片18の孔19をもボ
ルトBによって貫通させた後にかかるボルトBをナット
締めする(図3参照)。これにより、壁構造本体10、
50とその上方の壁構造本体10’、50’とを堅固に
連結させることができる。
【0036】以下、上述した作業を繰り返し行うことに
よって、所望の高さに壁構造本体を積み上げる。最後
に、壁構造本体と、外壁部材と、内壁部材とによって構
成された空間に充填剤、例えば、コンクリートを注入し
て、壁構造本体、縦筋V及び横筋Tを一体化させ、壁を
完成させる。尚、最上部の壁構造本体の連結片18は、
コンクリート打ちの前後いずれかにおいて、適当な手段
によって切断するか、或いは、内方に折り曲げておくの
が好ましい。
【0037】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく上記実施例に対して種々の変形、変更を行うこと
が可能である。例えば、上記実施例においては、外壁部
材20を構成するラスモルタル部材32は予め壁構造本
体10、50に固定されていたけれども、これら壁構造
本体10、50と、外壁部材20とを分離して構成し、
現場などで取り付けるようにしても良い。同様に、化粧
外壁部材22をラスモルタル部材32と分離して構成
し、現場などで取り付けるようにしても良い。更に、外
壁部材20は、壁構造本体10、50とモルタルとを一
体に形成することができれば足りるから、ラス網23に
代えて石膏ボード及びパネル材などを使用しても良い。
【0038】また、縦筋受入れ凹部13、横筋受入れ凹
部14の形状は、例えば、半円形などの所望の形状にす
ることができる。
【0039】更にまた、外壁支持部材11、内壁支持部
材12の形状は、例えば縦筋や横筋の収容を邪魔しない
限り任意の形状とすることができ、例えば、上記実施例
のものよりも高さ方向に長く延びたプレートの形状のも
のであっても良い。
【0040】また、上下左右に隣接する壁構造本体同志
の連結は、上記実施例では、孔19を備えた連結片18
と、内壁支持部材12の下部プレート11bの孔17
と、接続部材13の下部接合プレート13bの孔40
と、これらの孔を貫通するボルトBと、このボルトBに
螺合されるナットNとによって行われたけれども、上記
連結を、壁構造本体同士を連結する番線によって行って
も良いし、溶接によって行っても良い。尚、連結片18
は、内壁支持部材12の下部プレート11b、下部接合
プレート13bから下方に延びるように形成しても良
い。この場合、連結片18の孔19と整合されるべき孔
17、40は、上部プレート11a、上部接合プレート
13aに形成されることになる。
【0041】更に、上記実施例では、内壁部材20を壁
構造本体10、50に取付けることができるようにする
ため、内壁部材20に貫通孔33、ボルト受け貫通孔3
4を形成し、内壁支持部材12の上部プレート12a及
び下部プレート11bに孔16、17を形成し、これに
ボルトBを貫通させ、ナットNで締めたけれども、内壁
部材20を壁構造本体10、50に溶接留めしても良
い。
【0042】尚、上記実施例で使用されたボルト・ナッ
トに代えて、部材に設けられた孔を貫通してかかる部材
を留めるためのその他の留め具を用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による壁構造体の直線用壁構造体の概略
分解図である。
【図2】壁構造本体を基礎コンクリートに載置した状態
を示す概略斜視図である。
【図3】壁構造本体に取付けられた内壁部材の概略部分
拡大図である。
【図4】本発明による壁構造体のコーナー用壁構造体の
壁構造本体を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
10 壁構造本体 11 外壁支持部材 12 内壁支持部材 13 接続部材 20 外壁部材 30 内壁部材 100 直線用壁構造体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁部材20を支持するための外壁支持
    部材11と、内壁部材30を支持するための内壁支持部
    材12と、前記外壁支持部材11と内壁支持部材12と
    を連結するための接続部材13とを有し、基礎から突出
    する縦筋Vを受け入れるための縦筋受入れ凹部14及び
    横筋Tを受け入れるための横筋受入れ凹部15を備え
    る、壁構造本体10、50。
  2. 【請求項2】 外壁部材20と、 内壁部材30と、 前記外壁部材20を支持するための外壁支持部材11
    と、内壁部材30を支持するための内壁支持部材12
    と、前記外壁支持部材11と内壁支持部材12とを連結
    するための接続部材13とを有する壁構造本体10、5
    0とを有し、前記壁構造本体10、50が、基礎から突
    出する縦筋Vを受け入れるための縦筋受入れ凹部14及
    び横筋Tを受け入れるための横筋受入れ凹部15を備え
    ている、壁構造体。
  3. 【請求項3】 前記内壁部材30、前記壁構造本体1
    0、50の前記内壁支持部材12に、夫々、前記内壁部
    材30を前記壁構造本体10、50に取付けるための留
    め具Bを受入れる孔33、34、16、17を設けたこ
    とを特徴とする、請求項2に記載の壁構造体。
  4. 【請求項4】 前記壁構造本体10、50が、当該壁構
    造本体10、50を、これと同一の構造を有する隣接し
    た壁構造本体10’、50’と連結させるための留め具
    Bを受入れる孔19、17、40を備えていることを特
    徴とする、請求項2又は請求項3に記載の壁構造体。
  5. 【請求項5】 前記孔19が、前記壁構造本体10、5
    0の外側面よりも内側に取付けられ、前記壁構造本体1
    0、50から突出する連結片18に形成され、 前記壁構造本体10、50上に前記壁構造本体10’、
    50’を載置したときに、前記壁構造本体10、50、
    又は、10’、50’の前記連結辺18が、前記壁構造
    本体10’、50’の外壁面の内側に入り込むことによ
    って前記壁構造本体10’、50’を前記壁構造本体1
    0、50上に安定させ、前記孔19が、前記壁構造本体
    10’、50’又は10、50に形成された孔17、4
    0と整合されるように位置決めされていることを特徴と
    する、請求項4に記載の壁構造体。
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CN105781010A (zh) * 2016-04-28 2016-07-20 河北合创建筑节能科技有限责任公司 一种复合墙板及其装配整体式结构
JP2017160779A (ja) * 2017-04-07 2017-09-14 株式会社イトーキ 扉の製造方法及び扉

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