JP3076539B2 - 閉鎖形断面柱と梁の接合構造 - Google Patents

閉鎖形断面柱と梁の接合構造

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JP3076539B2
JP3076539B2 JP09228211A JP22821197A JP3076539B2 JP 3076539 B2 JP3076539 B2 JP 3076539B2 JP 09228211 A JP09228211 A JP 09228211A JP 22821197 A JP22821197 A JP 22821197A JP 3076539 B2 JP3076539 B2 JP 3076539B2
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邦昭 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土木、建築の鉄骨
構造物において、角形鋼管や円形鋼管等の閉鎖形断面の
鉄骨柱と、H形鋼等の上下フランジとウェブを有する鉄
骨梁とを、接合金物とボルト部材を用いて接合し、ラー
メン架構を構成する閉鎖形断面柱と梁の接合構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の閉鎖形断面柱と梁の接合構造に
は、例えば、図12に示すような外ダイヤフラム形式
(リングスチフナ形式)による工法が採用されている。
この従来工法においては、角形鋼管からなる鉄骨柱1に
おける鉄骨梁2の上下梁フランジ取付レベルに、鉄骨柱
1を外側から取り囲むように水平ダイヤフラム(リング
スチフナ)50を設け、その内周部を鉄骨柱1の側板に
溶接で固定し、鉄骨梁2に向かって突出した上下のダイ
ヤフラム間にはウェブ51を設け、このウェブ51は鉄
骨柱1の側板と上下のダイヤフラムに溶接で固定してい
る。この突出部の先端はH形梁と同形断面とし、鉄骨梁
2の上下梁フランジおよび梁ウェブを突き合わせ、継手
板52を用いて高力ボルト接合し、鉄骨柱と鉄骨梁から
なるラーメン構造を構成している。
【0003】図12は同工法の例を隅柱について示した
ものであり、水平ダイヤフラム50は、鉄骨柱1に取付
ける関係で4分割した鋼板50a、50bから構成し、
これらの鋼板を鉄骨柱1の側板に溶接し、鉄骨梁2が取
付けられる鋼板50aは大きく突出する水平ダイヤフラ
ムとし、この上下ダイヤフラム間にウェブ51を溶接し
て所謂ブラケットを形成し、このような水平ダイヤフラ
ム50aとウェブ51からなるブラケットおよび水平ダ
イヤフラム50bを鉄骨柱1に一体化したものを工場に
おいて製作している。工事現場においては、鉄骨柱1か
ら一体的に突出するブラケットの先端部に、鉄骨梁2の
上下梁フランジおよび梁ウェブを継手板52を用いて高
力ボルト接合している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような外ダイヤフラム形式による従来工法では、次のよ
うな問題点がある。
【0005】 鉄骨柱から一体的に突出するブラケッ
トの突出長さが長く、運搬効率が悪くなる。また、重量
も重くなるため、工事現場での建方の際のハンドリング
も容易でない。
【0006】 多くの材片を溶接で集結して、水平ダ
イヤフラムおよび水平ダイヤフラムとウェブからなるブ
ラケットを製作するので、溶接歪が発生し、その修正、
補正など、工場での製作・管理の工数が多くなる。
【0007】 外ダイヤフラムは、鉄骨梁の上下梁フ
ランジの位置に配設する必要があるため、鉄骨柱に集ま
る鉄骨梁の梁せいは統一する必要があり、骨組部材の設
計に制約を与える。梁せいの違う鉄骨梁を鉄骨柱に取付
ける場合には、レベルの異なる下梁フランジに対応させ
て下側のダイヤフラムを複数設ける必要があるなど、極
めて複雑な柱・梁の接合部となる。
【0008】 ブラケット先端とH形梁端の接合に
は、継手板と共に高力ボルトが数多く必要であり、穴明
け加工、締付け管理等の手間が多くかかる。
【0009】 鉄骨柱と鉄骨柱の間に鉄骨梁を架け渡
すのに、両柱にはブラケットを、中間には中間鉄骨梁が
必要であり、接合箇所が増えることが、従来工法の本質
的な課題といえる。
【0010】本発明は、前述のような問題点を解消すべ
くなされたもので、その目的は、従来のような鉄骨柱へ
のダイヤフラムやブラケットの溶接固定などを必要とせ
ず、鉄骨柱に1ピースの鉄骨梁を直接接合することがで
き、接合構造の品質の安定化とコストダウンを図ること
ができ、また鉄骨柱に異なる梁せいの鉄骨梁を取付ける
場合にも簡単な構造ですみ、しかも比較的簡単な接合構
造により力学的な機能も充分に満足できるラーメン構造
を構成することが可能な閉鎖形断面柱と梁の接合構造を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】鉄骨柱と鉄骨梁の接合部
における梁端の曲げモーメントは、図11(a) に示すよ
うに、上下梁フランジに引張力と圧縮力のカップルとし
て作用し、この応力が鉄骨柱のパネルゾーン(図の斜線
部分)に伝達されることにより、鉄骨柱と鉄骨梁の接合
部はラーメン架構の接合部になることができる。このた
めの手法として、従来の接合部では柱内部に水平ダイヤ
フラムを設けたり、柱の外側にダイヤフラム(水平スチ
フナと同義、図12参照)を設ける外ダイヤフラム形式
と称する方法を採用している。本発明では、これらの水
平ダイヤフラムを設けないで、梁端の上下梁フランジの
応力を、直接鉄骨柱のパネルゾーンに伝達しようとする
ものである。
【0012】そのためには、上下梁フランジの引張力ま
たは圧縮力を最も単純な構成で鉄骨柱のパネルゾーンに
伝達させる必要があり、本発明では、図1、図2に示す
ように、閉鎖形断面の鉄骨柱(角形鋼管からなるボック
ス柱、あるいは円形の鋼管柱など)の側面に、上下フラ
ンジとウェブを有する鉄骨梁(H形鋼やI形鋼など)の
端部を接合するための接合構造において、鉄骨柱の両側
面と梁フランジの幅方向両側に、柱スリーブ金物と梁ス
リーブ金物をその接合端面同士が密着可能にそれぞれ固
定し、この柱スリーブ金物と梁スリーブ金物にボルト部
材を挿通してナットで締付けてなることを特徴とする
(請求項1)。
【0013】一般に、柱幅よりも梁フランジ幅が小さい
ので、梁フランジの両側部に突出プレートを固定するな
どして、梁スリーブ金物を柱スリーブ金物の位置まで持
ち出すようにするか、あるいは、図1、図2に示すよう
に、梁スリーブ金物を、梁フランジガセットプレートに
固定し、この梁フランジガセットプレートを梁フランジ
に添接してボルト接合または溶接で固定する(請求項
2)。この梁フランジガセットプレートと梁スリーブ金
物は、溶接で固定してもよいし、一体成形で製作しても
よい。また、梁フランジガセットプレートは、一枚もの
として梁幅方向両端部に梁スリーブ金物を設けてもよい
し、図9に示すように、左右2分割して各プレートを梁
フランジに固定してもよい。
【0014】また、梁端には曲げモーメントと同時に剪
断力が作用するので、鉄骨柱の側板に固定したガセット
プレートを梁ウェブにボルト接合する(請求項3)。ボ
ルト部材は通しボルト(高力ボルト)を使用する(請求
項4)。ボルト部材には凹凸を有する異形鋼棒を使用す
ることもできる(請求項5)。この場合には、図10に
示すように、異形鋼棒を柱スリーブ金物および梁スリー
ブ金物内に挿通し、ナットで締め付ける。スリーブ金物
と異形鋼棒との間にグラウト材(高強度モルタルなど)
または接着材を充填する。また、グラウト材が充填され
る柱スリーブ金物や梁スリーブ金物の内面には、所定間
隔の凹凸を設け、接合効果を高める方法を用いる。ま
た、図6に示すように、柱スリーブ金物の内側には雌ね
じを設け、梁スリーブ金物に挿通したボルト部材を前記
雌ねじに螺合固定することもできる(請求項6)。
【0015】以上のような本発明の構造においては、鉄
骨柱の両側面と鉄骨梁の梁幅方向両側にそれぞれ設けた
柱スリーブ金物と梁スリーブ金物を挿通ボルト・ナット
で締付ける構成であるため、鉄骨柱には柱スリーブ金物
を溶接で固定するだけでよく、従来のように鉄骨柱から
ブラケットが大きく突出することがなく、また鉄骨柱の
重量が重くなることもない。さらに、従来のように鉄骨
柱に多くの材片を溶接で集結することがなく、溶接に起
因する問題を大幅に少なくすることができる。
【0016】また、鉄骨柱と鉄骨梁をスリーブ金物で直
接接合するため、従来のように多くの継手板と高力ボル
トを必要とせず、従来のような多くの接合箇所(鉄骨柱
とブラケット、ブラケットと中間梁)を必要としない。
【0017】さらに、本発明では、次に示すような優れ
た点もある。即ち、一般に建築の骨組みは、鉄骨柱の配
置から図2(a) に示すように鉄骨梁が取付けられる。ま
た、一般に取付けられる複数の鉄骨梁は、上下の梁フラ
ンジがそれぞれ同一レベルとなるようにするのが多い
が、これは、在来工法では梁フランジ位置に水平ダイヤ
フラムが必要であるため、梁せいを変えることによって
水平ダイヤフラムが多段となるのを避けるためである。
本発明では、水平ダイヤフラムに応力を伝え、この伝達
された応力をパネルゾーンに伝達するという在来工法の
応力伝達プロセスとは異なり、柱側面と梁側面に固定さ
れたスリーブ金物と挿通ボルトによって直接パネルゾー
ンに応力を伝えるため、鉄骨柱に集まる鉄骨梁の梁せい
に対する制約はない。但し、上梁フランジは、床版を敷
設するため、同一レベルとするのが普通である。
【0018】本発明では、図2(a) に示す3つの場合、
および複数の鉄骨梁の梁せいがそれぞれ違う場合にも適
用できる柱と梁の接合構造を提供することができる。図
2(b) 〜(d) は、隅柱に梁せいの異なる鉄骨梁が接合さ
れる例であり、レベルの異なる下梁フランジの梁スリー
ブ金物位置に柱スリーブ金物をそれぞれ配設して固定す
ればよい。上梁フランジに対応する柱スリーブ金物は、
x、y両方向から直交して配設される挿通ボルトが互い
に干渉しないように、梁フランジガセットプレートに対
して上下にかわして配設し、鉄骨柱の側板に固定すれば
よい。
【0019】また、本発明では中低層から高層建築まで
適用することを目的としている。適用される柱・梁の断
面は小断面から大断面まで多種にのぼる。従って、図2
(b)〜(d) に示すように、柱幅Aおよび梁フランジ幅B
に合わせて寸法調整した梁フランジガセットプレートを
用意し、その両端部に梁スリーブ金物を固定したものを
使用する。
【0020】柱スリーブ金物は、図3(a) に示すよう
に、鉄骨柱の側板全幅にわたる長さとしてもよい。柱ス
リーブ金物の断面形状は、図3(b) に示すような種々の
形状とすることができる。さらに、交差角部に配設され
る柱スリーブ金物は、図4に示すように、L字形の金物
とすることができる。この金物は、x方向とy方向の挿
通ボルトが1本づつのタイプ、x方向が2本でy方向が
1本のタイプ、x方向とy方向共に2本づつのタイプ等
とすることができる。また、図5に示すように、交差金
物に、鉄骨柱に溶接固定するためのスリーブ金物を接続
固定するタイプとすることもできる。さらに、図6に示
すように、柱スリーブ金物の内部に雌ねじを設け、ナッ
トを不要としたタイプとすることもできる。
【0021】梁スリーブ金物は、x方向とy方向の挿通
ボルトが互いに干渉するのを防ぐため、図7に示すよう
に、x方向とy方向の配置位置および配置数を図7に示
すような態様とすることができる。また、梁スリーブ金
物の形状は、図8のような形状とすることができる。
【0022】以上のような構成の接合構造における応力
伝達機構について述べる。図11(a) に示すように、梁
端には曲げモーメントMと剪断力Qが同時に作用する。
Mは、梁フランジ位置に軸方向力TあるいはNとして作
用し、地震時には正負繰り返しとなるため、TとNは逆
転する。剪断力は鉄骨柱に固定されたガセットプレート
から直接鉄骨柱に伝達される。以下は、梁フランジの引
張力Tについて、その応力が鉄骨柱にどのようなプロセ
スで伝達されるかを説明する(図11(b) 、(c参照)。
【0023】 梁フランジに加わる引張力Tは高力ボ
ルトAによって梁フランジガセットプレートに伝達され
る。 伝達された引張力Tは両サイドにT/2づつ分
割され、B部の剪断耐力で梁スリーブ金物4に伝達され
る。 この梁スリーブ金物4は柱スリーブ金物3の端
面に面タッチしており、挿通ボルト6にC部のナット7
で張力が導入されており、柱スリーブ金物3と梁スリー
ブ金物4は剛に接合される結果となる。 梁端の引張
力Tはこの柱スリーブ金物3にT/2づつ分配され、そ
の応力は、柱スリーブ金物と柱側板の溶接Eの剪断耐力
で、鉄骨柱のパネルゾーンに伝達され、鉄骨柱と鉄骨梁
は剛に固定されることになる。また、図6の内部に雌ね
じを形成した柱スリーブ金物を用いるときは、挿通ボル
トは前記雌ねじに螺合し締付けられ、柱側板との溶接E
の剪断力で鉄骨柱のパネルゾーンに伝達される。 地
震力を受けるとき、下梁フランジに引張力が作用するこ
とがある。この場合も、前述のメカニズムで鉄骨柱へ応
力が伝達される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する実施例に
基づいて説明する。図1は、本発明の閉鎖形断面柱と梁
の接合構造の基本構成を示す。図2は、建物における柱
・梁接合部の種類と、本発明の接合構造を隅柱に適用し
た例を示す。
【0025】図1、図2において、本発明の閉鎖形断面
柱と梁の接合構造は、角形鋼管からなる鉄骨柱1の接合
部の梁軸方向と平行な両側板1a、1aの外面に上下フ
ランジ位置一対で水平に固定される柱スリーブ金物3
と、H形断面からなる鉄骨梁2の接合端部における上下
梁フランジ2aに梁フランジガセットプレート5を介し
て水平に取付けられる梁スリーブ金物4と、柱スリーブ
金物3と梁スリーブ金物4を緊結する挿通ボルト(高力
ボルト)6およびナット7と、鉄骨柱1の鉄骨梁2に対
向する側板1aに溶接で固定されて鉄骨梁2の接合端部
における梁ウェブ2bをボルト接合するガセットプレー
ト8などから構成されている。
【0026】図1において、柱スリーブ金物3は、その
上下位置が梁スリーブ金物4の上下位置に一致するよう
に配設すると共に、柱スリーブ金物3の先端部が鉄骨柱
1から鉄骨梁2側に突出するように溶接で固定する。梁
スリーブ金物4は、その水平方向位置が柱スリーブ金物
3の水平方向位置と一致するように梁フランジガセット
プレート5の両端部に溶接で固定する。これにより、鉄
骨梁2を鉄骨柱1の側面に突き合わせれば、柱スリーブ
金物3と梁スリーブ金物4とは、そのボルト挿通孔中心
線が水平に連続し、かつ接合端面同士が面タッチするこ
とになる。
【0027】図2(b) 〜(d) は、図2(a) の隅柱におい
て、梁せいおよび梁幅の異なる鉄骨梁2を接合する場合
であり、同一レベルに位置する上梁フランジにおいて
は、x方向の梁スリーブ金物4を梁フランジガセットプ
レート5の上に設け、y方向の梁スリーブ金物4を梁フ
ランジガセットプレート5の下に設け、一方、x方向の
柱スリーブ金物3とy方向の柱スリーブ金物3は前記梁
スリーブ金物4に対応させて上下に交差して配設固定さ
れる。異なるレベルに位置する下梁フランジにおいて
は、上下位置の異なる梁スリーブ金物4に対応させて柱
スリーブ金物3を上下にずらして配設固定すればよい。
なお、梁スリーブ金物4・梁フランジガセットプレート
5は、上下の梁フランジにおいて、同一のものを反転さ
せて用いている。
【0028】梁フランジガセットプレート5は、柱幅A
および梁フランジ幅Bに対応した寸法のものを製作し、
梁フランジ2aに添接して高力ボルト接合または溶接で
固定する。梁スリーブ金物4は、梁フランジガセットプ
レート5の梁幅方向両端部に溶接で固定する。あるいは
梁スリーブ金物3と梁フランジガセットプレート5とを
一体成形してもよい。また、図9(a) に示すように、左
右に2分割したものでもよい。さらに、図示していない
が、梁フランジ2aの両側面に突出プレートを継ぎ足
し、この突出プレートの先端に梁スリーブ金物4を固定
し、梁スリーブ金物4を柱スリーブ金物3の位置まで持
ち出すようにしてもよい。
【0029】挿通ボルト6は、図1、図2に示すよう
に、鉄骨柱1側から柱スリーブ金物3のボルト挿通孔3
aおよび梁スリーブ金物4のボルト挿通孔4aに挿通さ
れ、先端部にナット7を螺合して締め付けることによ
り、あるいは図6に示すように、挿通ボルト6を梁スリ
ーブ金物4側から挿入し、柱スリーブ金物3の内側の雌
ねじ3bに螺合することによって、柱スリーブ金物3と
梁スリーブ金物4を緊結する。
【0030】柱スリーブ金物3は、図3〜図6に示すよ
うに、種々の形式のものを使用することができる。図3
(a) は、鉄骨柱1の幅全長にわたる長さの柱スリーブ金
物とした例である。この場合、挿通ボルト6は左右の鉄
骨梁2を一本で締付けられる長さとする。図3(b) は、
柱スリーブ金物3の種々の断面形状を示したものであ
り、円形等のボルト挿通孔3aを有する閉鎖断面形状と
し、あるいはボルト挿通溝3a’を有する一面開放形の
断面形状とすることもできる。
【0031】図2に示すように、2本の鉄骨梁2が交差
して取付く場合には、それぞれの上梁フランジ2aの水
平レベルを一致させる必要があるため、交差角部で交差
する柱スリーブ金物3は、上下にずらして配設すること
になるが、この場合には、2つの柱スリーブ金物3を隣
接する側板1aにそれぞれ溶接で固定してもよいし、図
4に示すように、L字形の柱スリーブ金物3’としても
よい。このL字形の柱スリーブ金物3’は2つの金物を
組み合わせて溶接で一体化してもよいし、一体成形で形
成してもよい。この場合、一辺の長さは、挿通ボルト6
の引張強さに見合う溶接長さLが得られるようにする。
【0032】また、図4(b) に示すように、このL字形
の柱スリーブ金物3’は、互いに直交するx方向とy方
向の挿通ボルトを1本挿通させる構造、x方向が2本で
y方向が2本の構造、あるいはx方向とy方向の両方向
共に挿通ボルトを2本とする構造を採用することができ
る。これらは、梁端の応力に応じて選択することができ
る。これらの金物の形状は、角形でもよいし、図示のよ
うに角を丸めた形状でもよい。また、x方向とy方向の
ボルト挿通孔が近接し、一方向のボルト挿通孔間に他方
向のボルト挿通孔が位置するような形状とする。このL
字形の柱スリーブ金物3’は、互いに直交する挿通ボル
ト6の位置を保持できると共に、鉄骨柱1への取付精度
を確実にして固定することができる。なお、溶接長さL
が不足するときは、図3(b) に示す柱スリーブ金物(ガ
イド金物)3を連結固定して、鉄骨柱1とL字形の柱ス
リーブ金物3’との接合強度を増すこともできる。
【0033】図5に示すのは、交差する角部の柱スリー
ブ金物部分のみを一体成形した交差部金物3”に、鉄骨
柱1に溶接で固定するための柱スリーブ金物3を溶接で
接続固定した例である。挿通ボルト6は、x方向とy方
向共に2本づつ挿通される場合を示している。この交差
部金物3”の場合、簡単な構造とすることができ、量産
化が容易となる利点がある。
【0034】図6は、柱スリーブ金物3の内部に雌ねじ
3bを設けた例であり、鉄骨梁側から梁スリーブ金物に
挿入した挿通ボルトの先端部を雌ねじ3bに螺着して固
定する。この柱スリーブ金物3は、図5と同様の簡単な
構造の交差部金物とし、鉄骨柱1に溶接で固定するため
の基板3cを一体的に突設する。また、この基板3cに
は補強のためのリブ3dを設けてもよい。これら柱スリ
ーブ金物3・基板3c・リブ3dは、工場で一体成形す
ることができる。なお、以上は基板を柱側板に固定する
例について示したが、雌ねじを形成した柱スリーブ金物
自体を柱側板に直接溶接で固定するようにしてもよい。
このような柱スリーブ金物を用いれば、ナットを省略で
き、ボルト長を短くでき、スリーブ金物の形状をコンパ
クトにできるなどの利点かある。
【0035】梁スリーブ金物4は、図7、図8に示すよ
うに、種々のタイプのものを使用することができる。図
7は、x方向とy方向(図5参照)の挿通ボルト6が互
いに干渉するのを防ぐためのx方向とy方向の梁スリー
ブ金物4の位置関係を示す配置例である。なお、これは
x方向とy方向の梁せいが等しいときの配置例である。
また、x方向とy方向の挿通ボルト6が、上梁フランジ
の片側において、1本づつのAの場合(x方向4本、y
方向4本)、2本づつのBの場合(x方向8本、y方向
8本)、2本と1本のC、Dの場合(x方向8本、y方
向4本)を示している。挿通ボルト6は、鉄骨梁2が持
つ必要曲げ耐力によって、その強さ、即ちボルト軸径お
よび本数が選定される。
【0036】図7のAの場合には、図8のAタイプの梁
スリーブ金物4を用いる。このAタイプでは、上下の梁
フランジ2aにおいて、梁フランジガセットプレート5
に対して梁スリーブ金物4を上に偏心させて固定する。
あるいは、梁フランジガセットプレート5の先端を上に
折り曲げ、その板厚中心線とボルト芯を一致させて固定
する。x方向に対してy方向は梁スリーブ金物4を反転
させて用いる。
【0037】図7のBの場合には、図8のBタイプの梁
スリーブ金物4’を用いる。このBタイプでは、縦長の
金物の上下にボルト挿通孔4aを穿設し、その中央位置
を上下の梁フランジ2aの梁フランジガセットプレート
5に対して上に偏心させて固定する。x方向に対してy
方向は梁スリーブ金物4’を反転させて用いる。また、
x方向の上下の挿通ボルト6の間にy方向の挿通ボルト
6が1本通るため、上下のボルト挿通孔4aの間の肉厚
はボルト軸径以上とする。
【0038】図7のCの場合には、図8のC1 タイプの
梁スリーブ金物4”をx方向に、C2 タイプの梁スリー
ブ金物4をy方向に用いる。C1 タイプでは、縦長の金
物の上下にボルト挿通孔4aを穿設し、その中央位置を
梁フランジガセットプレート5に板厚中心線に一致させ
て固定する。C2 タイプでは、梁スリーブ金物4をその
ボルト芯が梁フランジガセットプレート5に板厚中心線
に一致するように固定する。この場合も、C1 タイプの
梁スリーブ金物4”の上下のボルト挿通孔4aの間の肉
厚は直交するボルト軸径以上とする。
【0039】図7のDの場合には、図7のCの場合とボ
ルト配置が同じであるが、図8のDタイプの梁スリーブ
金物4を用いている。このDタイプでは、梁フランジガ
セットプレート5を左右に2分割して先端に梁スリーブ
金物4を固定し、x方向に対しては、梁フランジ2aを
上下から挟み、2面剪断ボルトで固定し、y方向に対し
ては、同じ分割タイプの梁スリーブ金物4を梁フランジ
2aに1つだけ固定している。この場合も、上下のボル
ト挿通孔4aの間の距離はボルト軸径以上とする。な
お、このDタイプの梁スリーブ金物4には、図8(a) の
右側に示す折曲タイプのものを用いることもできる。図
9は、Dタイプの梁スリーブ金物4を使用し、挿通ボル
ト6がx方向4本、y方向4本の実施例を示す。
【0040】図10は、挿通ボルト6の代わりに、凹凸
を有する異形鋼棒10を用いることができる。この場合
には、柱スリーブ金物11および梁スリーブ金物12の
ボルト挿通孔の内面に所定間隔の凹凸を設け、異形鋼棒
10の両端に雄ねじ13を切り、ここに座金16とナッ
ト14を取付けて締め付け、注入口17と排出口18を
用いて高強度モルタル等のグラウト材15または接着材
などを内部に充填する。異形鋼棒10とスリーブ金物1
1、12の凹凸により鋼棒の抜き出し耐力が向上する。
なお、異形鋼棒10は両側に雄ねじを切った部材を用い
ているが、一方がボルト頭の部材でもよく、またグラウ
ト材15は柱スリーブ金物11、梁スリーブ金物12の
片方を省略することができる。
【0041】以上のような接合構造において、応力伝達
メカニズムは前述した通りである。
【0042】また、このような接合構造を有するラーメ
ン鉄骨の工事現場での組立ては、次のような手順で行
う。なお、これは、柱スリーブ金物3、梁スリーブ金物
4、挿通ボルト6を使用した場合であり、その他のスリ
ーブ金物や異形鋼棒等を用いた場合も同様である。
【0043】(1) 工場において、通し鉄骨柱1のパネル
ゾーンの所定位置に柱スリーブ金物3と梁ウェブ用のガ
セットプレート8を溶接で固定しておき、この鉄骨柱
1、鉄骨梁2、梁スリーブ金物4が取付けられている梁
フランジガセットプレート5を現場へ運搬し、鉄骨柱1
を所定の位置に建て込む。
【0044】(2) 鉄骨柱1、1間に鉄骨梁2を吊り込
み、鉄骨柱1から突出したガセットプレート8に鉄骨梁
2のウェブ2bを高力ボルト等で仮固定し、鉄骨柱1、
1間に鉄骨梁2を架け渡す。同様にして、直交方向の鉄
骨梁2も架け渡す。この際、梁フランジガセットプレー
ト5は鉄骨梁2に高力ボルトで仮固定しておく。
【0045】(3) 柱スリーブ金物3と梁スリーブ金物4
の接合端面同士を面タッチさせ、挿通ボルト6をそれぞ
れのボルト挿通孔に挿通し、ナット7を締付けること
で、柱スリーブ金物3と梁スリーブ金物4とを緊結す
る。
【0046】(4) 梁フランジガセットプレート5を梁フ
ランジ2aに高力ボルトで本接合する。最後に、梁ウェ
ブ2bとガセットプレート8を高力ボルトで本接合す
る。
【0047】なお、以上は角形鋼管の鉄骨柱とH形鋼の
鉄骨梁について説明したが、これに限らず、その他の閉
鎖形断面の鉄骨柱と、上下フランジとウェブを有する鉄
骨梁の接合部、例えば鉄骨柱が円形の鋼管柱の場合に
も、本発明を適用できることはいうまでもない。
【0048】
【発明の効果】本発明は、以上のような構成からなるの
で、次のような効果を得ることができる。
【0049】(1) 鉄骨柱の両側面と鉄骨梁の梁幅方向両
側にそれぞれ設けた柱スリーブ金物と梁スリーブ金物を
挿通ボルト・ナット、またはボルトのみで締付ける構成
であるため、鉄骨柱には柱スリーブ金物を溶接で固定す
るだけでよく、従来のように鉄骨柱からブラケットが大
きく突出することがなく、運搬が容易となり、運搬能率
が大幅に向上する。また、鉄骨柱の重量が重くなること
もなく、工事現場での建方の際のハンドリンクが容易と
なり、作業効率が大幅に向上する。
【0050】(2) 鉄骨柱には柱スリーブ金物を溶接で固
定するだけでよいため、従来のように鉄骨柱に多くの材
片を溶接で集結することがなく、精度管理の厳しい溶接
作業や溶接歪に伴う製作管理工数を低減することができ
ると共に、安定した品質を確保することができる。
【0051】(3) 鉄骨柱と鉄骨梁をスリーブ金物で直接
接合するため、従来のように多くの継手板と高力ボルト
を必要とせず、また、従来のような多くの接合箇所(鉄
骨柱とブラケット、ブラケットと中間梁)を必要としな
いため、部材数の低減、加工工数・管理工数の低減、接
合作業の能率化を図ることができる。以上により、接合
構造の品質の安定化とコストダウンが可能となる。
【0052】(4) スリーブ金物と挿通ボルト等によって
直接パネルゾーンに応力を伝えるため、鉄骨柱に集まる
鉄骨梁の梁せいに対する制約がない。梁せいが異なる鉄
骨梁を取付ける場合、従来のようにダイヤフラムを多段
に設けることがなく、比較的簡単な接合構造を得ること
ができる。
【0053】(5) 鉄骨柱の側板に対して局部的に面外曲
げ応力が働かず、剪断力のみで伝達できる構法であるた
め、剛な柱・梁の接合部を得ることができる。
【0054】(6) 冷間成形角形鋼管を鉄骨柱に用いる場
合、4隅の塑性域に柱スリーブ金物が直接溶接されない
ため、脆性破壊の懸念がない。
【0055】(7) 鉄骨柱の内部にコンクリートを充填す
る場合、柱内にスチフナー等がないため、確実な充填を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の閉鎖形断面柱と梁の接合構造の基本構
成であり、(a) は立面図、(b)は平面図、(c) は側面図
である。
【図2】(a) は建物における柱・梁の接合部の種類を示
す平面図、(b) 、(c) 、(d) は本発明の接合構造を隅柱
に適用した例を示す平面図、立面図、側面図である。
【図3】(a) は本発明の接合構造を側柱に適用した例を
示す平面図、(b) は柱スリーブ金物の種々の断面形状を
示す側面図である。
【図4】本発明の柱スリーブ金物の交差部用の例を示す
(a) は平面図、(b) は側面図である。
【図5】本発明の柱スリーブ金物の別の例を示す(a) は
平面図、(b) 側面図、(c) はc−c視図である。
【図6】本発明の柱スリーブ金物に雌ねじを設けた例を
示す(a) は平面図、(b) 立面図、(c) は側面図である。
【図7】本発明の梁スリーブ金物の配置例を示す概略側
面図である。
【図8】本発明の梁スリーブ金物の種々のタイプを示す
側面図である。
【図9】本発明の接合構造の梁フランジガセットプレー
トが異なる例を示す(a) は平面図、(b) は立面図であ
る。
【図10】本発明の接合構造のボルト部材に異形鋼棒を
用いた例を示す平面断面図である。
【図11】本発明における応力伝達メカニズムを示し、
(a) は全体の立面図、(b) は接合部の平面図、(c) は接
合部の立面図である。
【図12】従来の外ダイヤフラム形式の接合部を示す
(a) は平面図、(b) は立面図である。
【符号の説明】
1……鉄骨柱 1a…側板 2……鉄骨梁 2a…上下梁フランジ 2b…梁ウェブ 3……柱スリーブ金物 3a…ボルト挿通孔 3b…雌ねじ 3c…基板 3d…リブ 4……梁スリーブ金物 4a…ボルト挿通孔 5……梁フランジガセットプレート 6……挿通ボルト(高力ボルト) 7……ナット 8……梁ウェブ用のガセットプレート 10……異形鋼棒 11……柱スリーブ金物 12……梁スリーブ金物 13……雄ねじ 14……ナット 15……グラウト材 16……座金 17……注入口 18……排出口

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉鎖形断面の鉄骨柱の側面に、上下フラ
    ンジとウェブを有する鉄骨梁の端部を接合するための接
    合構造であり、鉄骨柱の両側面と梁フランジの幅方向両
    側に、柱スリーブ金物と梁スリーブ金物をその接合端面
    同士が密着可能にそれぞれ固定し、この柱スリーブ金物
    と梁スリーブ金物にボルト部材を挿通してナットで締付
    けてなることを特徴とする閉鎖形断面柱と梁の接合構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の閉鎖形断面柱と梁の接
    合構造において、梁スリーブ金物は、梁フランジガセッ
    トプレートに固定し、この梁ガセットプレートを梁フラ
    ンジに添接してボルト接合または溶接で固定してなるこ
    とを特徴とする閉鎖形断面柱と梁の接合構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の閉鎖形
    断面柱と梁の接合構造において、鉄骨柱の側板に固定し
    たガセットプレートを梁ウェブにボルト接合してなるこ
    とを特徴とする閉鎖形断面柱と梁の接合構造。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2、または請求項3に
    記載の閉鎖形断面柱と梁の接合構造において、ボルト部
    材は通しボルトであることを特徴とする閉鎖形断面柱と
    梁の接合構造。
  5. 【請求項5】 請求項1、請求項2、請求項3、または
    請求項4に記載の閉鎖形断面柱と梁の接合構造におい
    て、ボルト部材は異形鋼棒であり、スリーブ金物にグラ
    ウト材または接着材を充填してなることを特徴とする閉
    鎖形断面柱と梁の接合構造。
  6. 【請求項6】 閉鎖形断面の鉄骨柱の側面に、上下フラ
    ンジとウェブを有する鉄骨梁の端部を接合するための接
    合構造であり、鉄骨柱の両側面と梁フランジの幅方向両
    側に、柱スリーブ金物と梁スリーブ金物をその接合端面
    同士が密着可能にそれぞれ固定し、前記柱スリーブ金物
    の内側には雌ねじが形成され、梁スリーブ金物に挿通し
    たボルト部材を前記雌ねじに螺合して締付けてなること
    を特徴とする閉鎖形断面柱と梁の接合構造。
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