JPH0947469A - 帯電防止性救急絆創膏 - Google Patents

帯電防止性救急絆創膏

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JPH0947469A
JPH0947469A JP20224395A JP20224395A JPH0947469A JP H0947469 A JPH0947469 A JP H0947469A JP 20224395 A JP20224395 A JP 20224395A JP 20224395 A JP20224395 A JP 20224395A JP H0947469 A JPH0947469 A JP H0947469A
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JP
Japan
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sheet
laminated
emergency
mold release
release
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Application number
JP20224395A
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English (en)
Inventor
Kotaro Funabiki
耕太郎 船引
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な工程で製造され、また帯電しにくいため
使用時の帯電による粘着面同士の接触、あるいは埃の吸
い付け等を引き起こすことのない帯電防止性救急絆創膏
を提供することにある。 【解決手段】救急絆創膏の剥離シートとして金属蒸着フ
ィルムまたは金属製シートが積層されていることを特徴
とする帯電防止性救急絆創膏。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯電防止性救急絆
創膏に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、救急絆創膏用のセパレーター
としては、その剥離を容易にするためシリコーン層やポ
リオレフィン層の設けられているものを使用していた
が、これらの基材は表面が帯電し易く、剥離時に静電気
を帯び易いため、絆創膏の粘着面同士が引き合ってくっ
ついたり、埃を吸い付けたりして使用しにくいといった
問題点があった。
【0003】上記の様な問題点に対しては、特に救急絆
創膏に限らなければ、粘着剤層中に予め導電材料を混入
させておく方法(特開平6−83267号公報参照)
や、また帯電防止層を支持体と粘着剤層間に設けるとい
う方法(特開昭63−12681号公報参照)等が開示
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の製造方法は、非常に多段階でかつ複雑な製造工
程を有し、また粘着剤層中にカーボン粉末や金属粉末を
含有するため、安全性の点から救急絆創膏には適用しに
くいといった問題点があった。
【0005】本発明の目的は、簡単な工程で製造され、
また帯電しにくい剥離シートを積層することにより、使
用時の帯電による絆創膏の粘着面同士の引き合いによる
接触、あるいは埃の吸い付け等を引き起こすことのない
帯電防止性救急絆創膏を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の帯電防止性救急
絆創膏は、救急絆創膏に特定の剥離シートが積層されて
いることを特徴とする。
【0007】上記救急絆創膏としては、通常の絆創膏が
全て挙げられ、具体的には、通気性を有する基材に粘着
剤層が積層されたものである。
【0008】上記基材としては、例えば、織布、不織布
等が挙げられ、このような基材の素材としては、例え
ば、酢酸セルロース、エチルセルロース、可塑化酢酸ビ
ニル−塩化ビニル共重合体、ナイロン、エチレン−酢酸
ビニル共重合体、ポリエチレン、ポリウレタン、可塑化
ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等が挙げられる。
これらは単層のシート(フィルム)だけでなく、2種以
上の積層体として用いてもよい。また、上記素材からな
るフィルムに貫通孔を設けたものも挙げられる。
【0009】上記粘着剤としては、例えば、アクリル系
粘着剤、ゴム系粘着剤等が挙げられ、アクリル系粘着剤
としては、例えば、アルキル基の炭素数が4〜18のア
ルキル(メタ)アクリレートを主成分とし、水酸基、カ
ルボキシル基、アミド基、イミド基等の極性基を有する
ビニルモノマーを共重合したものが挙げられ、またゴム
系粘着剤としては、例えば、天然ゴムの他、スチレン−
ブタジエン共重合体(SBR)、ニトリルゴム(NB
R)、アクリルゴム、クロロプレンゴム、スチレン−ブ
タジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチ
レン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SI
S)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロッ
ク共重合体(SEBS)等の合成ゴムが挙げられる。
【0010】また、上記粘着剤には、必要に応じて、粘
着付与樹脂、可塑剤、増量剤、酸化防止剤等が添加され
てもよい。
【0011】上記粘着剤面から剥離シートを高速剥離
(2,000mm/min)した際の粘着面の表面帯電
電圧は−1〜+1kVであることが好ましく、より好ま
しくは−0.5〜+0.5kVである。
【0012】本発明で使用される剥離シートとしては、
金属蒸着フィルムまたは金属製シートが挙げられるが、
通常の救急絆創膏用の剥離シートとしては、やや剥離抵
抗のあるものが好まれるので、この点でも好適である。
上記金属蒸着フィルムに使用される金属としては、例え
ば、金、銀、アルミニウム等の通常、蒸着可能な金属が
全て挙げられ、また、その際用いられるフィルムとして
は、例えば、ポリエステル製、ポリオレフィン製、ポリ
塩化ビニル製、セルロース系樹脂製、アクリル系樹脂製
等の合成樹脂フィルムが挙げられる。また上記金属製シ
ートとしては、例えば、金箔、銀箔、銅箔、アルミニウ
ム箔、スレンレス箔等が挙げられ、剥離シートとして必
要な強度を得る目的で前述の合成樹脂フィルムが背面に
裏打ちされていてもよい。
【0013】また、上記剥離シートはシリコン離型剤等
により離型処理されてもよい。上記剥離シートの離型処
理面の表面電気抵抗は、高いと充分な帯電防止能が得ら
れないため、1011Ω/□以下が好ましく、より好まし
くは1010Ω/□以下である。
【0014】上記剥離シートの厚さは、薄いと加工性が
悪くなるとともに製品としての取扱いが困難になり、ま
た厚いと積層後の打抜き性といった加工性が低下するた
め、10〜300μmが好ましく、より好ましくは30
〜200μmである。
【0015】
【作用】本発明の帯電防止性救急絆創膏は、剥離シート
として、表面電気抵抗の低い金属蒸着フィルムまたは金
属製シートを用いているため、剥離時の静電気の発生に
伴う帯電を効果的に除去でき、更に、通常の絆創膏はや
や剥離抵抗がある方が貼付時の作業性が良く好まれる
が、この点でも好適なものとなっている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
説明する。 (実施例1)固形分45重量%のアクリル系粘着剤(綜
研化学社製、商品名「SK−1259」)100重量部
に、有効成分45重量%のイソシアネート系架橋剤(日
本ポリウレタン社製、商品名「コロネートL45」)1
重量部を混合した粘着剤溶液を剥離紙の離型処理面に塗
工し、100℃の排風オーブン中で5分間乾燥すること
によって、厚さ30μmの粘着剤層を得た。次いで、上
記剥離紙上に形成された粘着剤層の粘着面に、厚さ70
μmのポリ塩化ビニルシート(三菱化学社製)を貼り合
わせて粘着テープを得た。更に、剥離紙を剥がした後の
粘着面に、片面にアルミニウムを蒸着させ、もう一方の
面に離型処理した50μmのポリエチレンテレフタレー
ト(PET)製剥離シート(東レ社製、表面電気抵抗:
1.7Ω/□)を、粘着面と離型処理面が接触するよう
に積層し、幅19mm、長さ72mmのサイズに打ち抜
いて粘着テープサンプルを得た。
【0017】(実施例2)剥離シートとして、厚さ50
μmのアルミニウム箔(東洋アルミ社製、表面電気抵
抗:1.0Ω/□)を積層したこと以外は実施例1と同
様の方法によって粘着テープサンプルを得た。
【0018】(比較例1)剥離シートとして、厚さ12
0μmのシリコーン系離型紙(リンテック社製、商品名
「KPY−110」、表面電気抵抗:3.8×1012Ω
/□)を用いたこと以外は実施例1と同様の方法によっ
て粘着テープサンプルを得た。
【0019】(比較例2)剥離シートとして、厚さ90
μmのポリエチレン製シート(大倉工業社製、表面電気
抵抗:1.0×1012Ω/□)を用いたこと以外は実施
例1と同様の方法によって粘着テープサンプルを得た。
【0020】評価項目及び評価法を以下に示す。 (各剥離シートに対する剥離強度)各剥離シートに対す
る、得られた粘着テープサンプルの180°剥離強度
(単位は、gf/19mm)をJIS Z−0237に
準拠して測定した結果を表1に示す。
【0021】(剥離直後の粘着面の表面帯電電圧)各剥
離シートを剥離速度2,000mm/minで剥離した
際の粘着面の表面帯電電圧(単位は、kV)を測定した
結果を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】本発明の帯電防止性救急絆創膏は、導電
性の高い、つまり表面電気抵抗の低い金属蒸着フィルム
又は金属製シートを剥離シートとして用いることによ
り、粘着剤表面に帯電する静電気が効果的に除電される
ため、帯電によるほこりの吸着あるいは粘着面同士の接
触等による作業性の低下がなく、救急絆創膏として作業
性の良好なものとなっている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】救急絆創膏の剥離シートとして金属蒸着フ
    ィルムまたは金属製シートが積層されていることを特徴
    とする帯電防止性救急絆創膏。
JP20224395A 1995-08-08 1995-08-08 帯電防止性救急絆創膏 Pending JPH0947469A (ja)

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JP20224395A JPH0947469A (ja) 1995-08-08 1995-08-08 帯電防止性救急絆創膏

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JPH0947469A true JPH0947469A (ja) 1997-02-18

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005092265A1 (ja) * 2004-03-29 2005-10-06 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. 貼付剤
JP2007015963A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Hisamitsu Pharmaceut Co Inc 貼付剤

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JPWO2005092265A1 (ja) * 2004-03-29 2008-02-07 久光製薬株式会社 貼付剤
JP4664281B2 (ja) * 2004-03-29 2011-04-06 久光製薬株式会社 貼付剤
JP2007015963A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Hisamitsu Pharmaceut Co Inc 貼付剤

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