JPH0945148A - 丸型多芯ケーブル - Google Patents

丸型多芯ケーブル

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JPH0945148A
JPH0945148A JP19740495A JP19740495A JPH0945148A JP H0945148 A JPH0945148 A JP H0945148A JP 19740495 A JP19740495 A JP 19740495A JP 19740495 A JP19740495 A JP 19740495A JP H0945148 A JPH0945148 A JP H0945148A
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JP
Japan
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cable
sheath layer
layer
communication lines
communication
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Pending
Application number
JP19740495A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Omi
勝 大海
Tomoo Fukumoto
智郎 福本
Kazuo Chiba
一夫 千葉
Yoshihiro Yokoyama
佳広 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 丸型多芯ケーブルの端末部を他のデバイスの
端末部と接続する作業には、煩雑な作業と多大な時間が
必要とされていた。 【解決手段】 本発明の丸型多芯ケーブルは、線材7
と、該線材7の外方に撚り合わされた複数の通信線3か
らなる一層の通信線層15と、該通信線層15の外側に
設けられたシース層8とからなる丸型多芯ケーブルであ
って、前記通信線層15を形成する各通信線3とシース
層8とが接着されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ等の
電子機器用に配線される丸型多芯ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】現在コンピュータ等の電子機器用に配線
されているケーブルは、フラットケーブルと丸型多芯ケ
ーブルとに大別される。前記フラットケーブルの一例を
図6(a)、(b)に示す。図6に示すように、フラッ
トケーブルは、絶縁線や同軸芯等の通信線3を平面状に
並行に配置して(a)通信線3全体に一括被覆層11を
被せたもの、または(b)単に隣合う通信線3相互を接
着したものに大別される。
【0003】ここで、前記通信線3としては、例えば図
7に示すように銅やアルミニウム製の導体12にポリエ
チレン等の樹脂からなる絶縁層2を被覆した絶縁線、あ
るいは、例えば図8に示すように銅やアルミニウム製の
中心導体1に絶縁層2、金属製のシールド導体層4、樹
脂製のテープあるいは押出被覆層からなる被覆層5を順
に形成した同軸芯等がある。
【0004】前記フラットケーブルの端末部を他のデバ
イスの端末部、例えばコンピュータに装着されているコ
ンピュータ側コネクタと接続する場合には、図9に示す
ように、フラットケーブルの通信線3の先端部分に一括
して、例えば圧接コネクタ等のコネクタ6を装着し、こ
のコネクタ6をコンピュータ側コネクタと接続するだけ
である。このように、フラットケーブルの端末接続の作
業は容易かつ短時間で済む。
【0005】しかし前述したフラットケーブルは、通信
線3が並んだ方向に対して可撓性が悪く、従って、例え
ば机の裏などの配線スペースが狭い場所等に配線するの
には不便である。
【0006】これに対して丸型多芯ケーブルは、従来、
例えば図10に示すように、プラスチック製の紐等から
なる線材7をケーブル中心に配置し、その外方に通信線
3を複数本撚り合わせて通信線層15を形成し、さらに
その外側にプラスチックテープの押さえ巻き層10、あ
るいはポリエチレン等の樹脂からなるシース層8、ある
いはその両方を順に被覆したものであった。
【0007】このような丸型多芯ケーブルは、フラット
ケーブルとは異なって、ケーブル横断面形状に異方性が
ないので、どの方向の曲げに対しても可撓性がよく、従
って狭い場所等に配線するのには便利であった。
【0008】ところで、前記丸型多芯ケーブルの端末部
を他のデバイスの端末部と接続する際にも、フラットケ
ーブルの場合と同様に、この丸型多芯ケーブルの端末部
の通信線3に一括してコネクタ6を装着する方法が採用
されていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法で
は、例えば図11に示すように、予め前記丸型多芯ケー
ブルの端末部のシース層8や押さえ巻き層10を所定長
除去し、これにより露出した通信線3をプラスチックテ
ープ14の表面上に、平面状に、かつ並行に配置して接
着せしめ、フラットケーブル化した後、フラットケーブ
ルの場合と同様に通信線3の先端とプラスチックテープ
14に一括してコネクタ6を装着する必要があった。こ
のような作業には、煩雑な作業と多大な時間が必要であ
った。ここで、シース層8や押え巻き層10は上述の端
末処理時に除去し易いように、通信線3とは直接、接着
されていなかった。
【0010】以上のように丸型多芯ケーブルの端末接続
の作業は、フラットケーブルの場合のように容易かつ短
時間では済まなかった。
【0011】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、その目的は、狭い場所等に配線するのに便利
で、かつケーブルの端末接続の作業が容易かつ短時間で
済む丸型多芯ケーブルを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の丸型多芯ケーブ
ルは、線材と、該線材の外方に撚り合わされた複数の通
信線からなる一層の通信線層と、該通信線層の外側に設
けられたシース層とからなる丸型多芯ケーブルであっ
て、前記通信線層を形成する各通信線と前記シース層と
が接着されていることを特徴とする。
【0013】前記本発明の丸型多芯ケーブルは、従来の
丸型多芯ケーブルと同様に、ケーブル横断面形状に異方
性がないため、どの方向の曲げに対しても可撓性が良
く、従って狭い場所等に配線するのに便利である。
【0014】これに加えて、本発明の丸型多芯ケーブル
では、通信線層を形成する絶縁線や同軸芯等の各通信線
がシース層と接着されている。そのためケーブルの端末
部でシース層をケーブル長手方向に切り裂き、この部分
でシース層を平板状に開くだけで、簡単に、シース層に
接着されている通信線が平面状に並行に配置された状態
になる。
【0015】したがってこのままの状態で、前記通信線
の先端部とその部分のシース層に一括して容易かつ短時
間でコネクタを装着することができる。
【0016】ここで本発明の丸型多芯ケーブルにおい
て、線材の外方に撚り合わされた通信線同士の間隔は一
定である方が望ましい。これは、上述のようにシース層
を切り裂いた後、通信線の先端に、例えば圧接コネクタ
を一括装着する際、通信線の配置間隔がバラバラでは、
通常、等間隔に配置された圧接コネクタの圧接端子の間
に通信線が上手く入らないからである。
【0017】また本発明の丸型多芯ケーブルのシース層
の外側には、さらに別の層を被覆してもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って詳細に説明する。図1(a)に本発明の実施の
形態の一例となる丸型多芯ケーブルを示す。図1(a)
に示すように、丸型多芯ケーブルの中心にはプラスチッ
ク製の紐等からなる線材7が配置されていて、その外側
に図7や図8に示す絶縁線や同軸芯等からなる通信線3
が複数本撚り合わされて通信線層15が一層形成されて
いる。またこの通信線層15の外側にはポリエチレン等
からなるシース層8が被覆されている。ここでこのシー
ス層8は前記各通信線3に直接融着するよう被覆されて
いて、シース層8自体の融着力により通信線3と接着さ
れている。
【0019】さらにシース層8と通信線3との間には、
一本または複数本の引き裂き紐9が通信線3と同一撚り
方向に撚って埋設されている。この引き裂き紐9の材質
は、シース層8を簡単に切り裂くことができる程度の機
械的強度を有する抗張力繊維である。
【0020】このような丸型多芯ケーブルの端末部を他
のデバイスの端末部と接続する場合には、まず図2に示
すように、矢印方向に引き裂き紐9を引っ張ることによ
って、ケーブル末端部分から通信線3の撚り方向に沿っ
てケーブル長手方向に、シース層8を所定長さ引き裂
く。次に図3に示すように、上記引き裂かれた部分から
シース層8を平板状に開いく。こうしてケーブル端末部
のシース層8に接着されている通信線3を、平面状に並
行に配置された状態にする。しかる後、この状態のま
ま、図4に示すように、これら通信線3の先端部に一括
してコネクタ6を装着する。そして最後に、このコネク
タ6と他のデバイス側コネクタとを接続する。
【0021】尚、上述のようにシース層8を平板状に開
くことによって露出された線材7と引き裂き紐9の先端
部分は、邪魔になるならケーブル本体から切除してしま
ってよい。以上のように、容易かつ短時間で丸型多芯ケ
ーブルの端末部にコネクタを装着でき、このコネクタを
介して他のデバイスの端末部と接続することができる。
【0022】ここで、本実施の形態の一例における通信
線3は図7や図8に示す構造のものに限定されない。
【0023】また本実施の形態の一例となる丸型多芯ケ
ーブルには、引き裂き紐9は必ずしも必要ではなく、ケ
ーブル内部に引き裂き紐9を埋設しない場合には、ケー
ブル外部からナイフ等でシース層8を切り裂いてもよ
い。ただしその場合、ケーブル内部の通信線3を傷つけ
たり、切断しないように注意が必要である。
【0024】さらにケーブルの端末部と他のデバイスの
端末部とを接続するためのコネクタ6は、例えば圧接コ
ネクタであってもよいし、圧着コネクタであってもよ
い。
【0025】加えて本実施の形態の一例となる丸型多芯
ケーブルは、シース層8が通信線3に直接、融着被覆さ
れ、シース層8自体の融着力により通信線3と接着され
た構造をとっているが、例えば図1(b)に示すよう
に、線材7の外方に通信線3を撚り合わせて通信線層1
5を形成し、その外側に、予め平板状に形成されたシー
ス層8を、通信線3に接着剤(図示せず)で接着した状
態で巻きつけ、向かい合ったシース層8の端面13と端
面13´とを接着剤等で接着した構造であってもよく、
要は通信線3とシース層8とが接着されていればよい。
【0026】また本実施の形態の一例では、全て(ここ
では八本)の通信線3に一括して一個のコネクタ6を装
着した例を示したが、例えば図5に示すように、本実施
例の丸型多芯ケーブルに複数本の引き裂き紐9を内装し
ておき、これら引き裂き紐9によって複数箇所(ここで
は四箇所)でシース層8を引き裂き、その先端部の通信
線3一組(ここでは二本で一組)ずつにそれぞれコネク
タ6を装着してもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明の丸型多芯ケーブルは、従来の丸
型多芯ケーブルと同様に、ケーブル横断面形状に異方性
がないため、どの方向の曲げに対しても可撓性が良く、
従って狭い場所等に配線するのに便利である。また本発
明の丸型多芯ケーブルの端末部と他のデバイスの端末部
を接続する際には、ケーブル端末部で通信線を平面状に
並行に配置する作業が、シース層を切り裂き、このシー
ス層を平板状に開くだけで簡単に済むので、容易かつ短
時間でコネクタ取り付け作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の丸型多芯ケーブルの一例を示す横断
面図で、(a)はシース層と通信線とをシース層自体の
融着力により接着した例を示す横断面図、(b)はシー
ス層と通信線とを接着剤により接着した例を示す横断面
図。
【図2】 本発明の一例を示す丸型多芯ケーブルの端末
部でシース層を切り裂いた状態を示す斜視図。
【図3】 本発明の一例を示す丸型多芯ケーブルの端末
部でシース層を平板状に開いた状態を示す斜視図。
【図4】 本発明の一例を示す丸型多芯ケーブルの端末
部にコネクタを装着した状態を示す斜視図。
【図5】 本発明の一例を示す丸型多芯ケーブルの端末
部に複数のコネクタを装着する例を示す斜視図。
【図6】 フラットケーブルの例を示す横断面図で、
(a)は通信線全体に一括被覆層を被せた例を示す横断
面図、(b)は通信線相互を接着した例を示す横断面
図。
【図7】 絶縁線の一例を示す横断面図。
【図8】 同軸芯の一例を示す横断面図。
【図9】 コネクタ装着後のフラットケーブルの端末部
の一例を示す斜視図。
【図10】 従来の丸型多芯ケーブルの一例を示す横断
面図。
【図11】 従来の丸型多芯ケーブルの端末部をフラッ
トケーブル化した一例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 中心導体 2 絶縁層 3 通信線 4 シールド導体層 5 被覆層 6 コネクタ 7 線材 8 シース層 9 引き裂き紐 10 押さえ巻き層 11 一括被覆層 12 導体 13、13´ (シース層の)端面 14 プラスチックテープ 15 通信線層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 佳広 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線材と、該線材の外方に撚り合わされた
    複数の通信線からなる一層の通信線層と、該通信線層の
    外側に設けられたシース層とからなる丸型多芯ケーブル
    であって、 前記通信線層を形成する各通信線と前記シース層とが接
    着されていることを特徴とする丸型多芯ケーブル。
JP19740495A 1995-08-02 1995-08-02 丸型多芯ケーブル Pending JPH0945148A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19740495A JPH0945148A (ja) 1995-08-02 1995-08-02 丸型多芯ケーブル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19740495A JPH0945148A (ja) 1995-08-02 1995-08-02 丸型多芯ケーブル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0945148A true JPH0945148A (ja) 1997-02-14

Family

ID=16373955

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19740495A Pending JPH0945148A (ja) 1995-08-02 1995-08-02 丸型多芯ケーブル

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JP (1) JPH0945148A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007007391A1 (ja) * 2005-07-11 2007-01-18 Fujitsu Hitachi Plasma Display Limited 平面表示装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007007391A1 (ja) * 2005-07-11 2007-01-18 Fujitsu Hitachi Plasma Display Limited 平面表示装置
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