JPH0941966A - 船舶用エンジンの冷却装置 - Google Patents

船舶用エンジンの冷却装置

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JPH0941966A
JPH0941966A JP7197699A JP19769995A JPH0941966A JP H0941966 A JPH0941966 A JP H0941966A JP 7197699 A JP7197699 A JP 7197699A JP 19769995 A JP19769995 A JP 19769995A JP H0941966 A JPH0941966 A JP H0941966A
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良一 中瀬
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重幸 小澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 触媒を備えた場合に、冷却水経路の詰まり等
により排気系が異常昇温するのを防止できる船舶用エン
ジンの冷却装置を提供する。 【解決手段】 排気系19に触媒25を備えた船舶用エ
ンジンの、排気系冷却ジャケットAにエンジン冷却ジャ
ケットを経た冷却水を供給するようにした冷却装置にお
いて、上記排気系冷却ジャケットAの触媒上流側に外部
から冷却水をエンジン冷却ジャケットを経由することな
く直接供給する冷却水供給手段40を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気系に触媒を備
えた船舶用エンジンの冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】船舶用エンジンの冷却装置は、冷却水を
シリンダブロックに供給し、該供給された冷却水をシリ
ンダボア回り冷却ジャケットからシリンダヘッドの燃焼
室回り冷却ジャケットに流し、ここから排気系冷却ジャ
ケットの上流端付近に供給し、膨張室(エキスパンショ
ンチャンバ)下流端付近から排気管内に排出するように
構成したものが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで最近では、排
気ガス浄化の要請から、上記排気系のエキスパンション
チャンバ内に触媒を配設することが検討されている。こ
の種の触媒を配設した場合、該チャンバ付近の温度が従
来よりも高くなることが予想される。ところが、従来の
冷却装置の場合、温度上昇が予想される触媒配設部位が
冷却系の最下流付近に位置していることから、例えば冷
却水経路の詰まりにより触媒周囲の冷却が十分に行われ
ない場合が生じる恐れがある。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、触媒を備えた場合に、冷却水経路の詰まり等により
排気系が異常昇温するのを防止できる船舶用エンジンの
冷却装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、排気
系に触媒を備えた船舶用エンジンの、排気系冷却ジャケ
ットにエンジン冷却ジャケットを経た冷却水を供給する
ようにした冷却装置において、上記排気系冷却ジャケッ
トの触媒上流側又は触媒下流側近傍部分に外部から冷却
水をエンジン冷却ジャケットを経由することなく直接供
給する冷却水供給手段を設けたことを特徴としている。
【0006】請求項2の発明は、請求項1において、排
気系の過熱状態を検出する過熱検出手段を備え、上記冷
却水供給手段が、冷却水を上記排気系冷却ジャケット内
に供給する冷却水ポンプと、過熱状態検出時に該冷却水
ポンプを作動させる排気系冷却制御手段とから構成され
ていることを特徴としている。
【0007】請求項3の発明は、請求項1において、排
気系の過熱状態を検出する過熱検出手段を備え、上記冷
却水供給手段が、船底から吸引した水を加圧して船尾か
ら噴出することにより推進力を発生する推進ユニットの
圧力発生室内と上記排気系冷却ジャケット内とを連通す
る着脱式給水通路で構成されており、過熱状態検出時に
上記吸水通路の装着の必要性を外部に報知する報知手段
を備えていることをを特徴としている。
【0008】請求項4の発明は、排気系に触媒を備えた
船舶用エンジンの、排気系冷却ジャケットにエンジン冷
却ジャケットを経た冷却水を供給するようにした冷却装
置において、船底から吸引した水を加圧して船尾から噴
出することにより推進力を発生する推進ユニットの圧力
発生室内とエンジン冷却ジャケットとを連通し、該エン
ジン冷却ジャケットから排気系冷却ジャケットの触媒よ
り上流側部分を冷却する第1冷却系と、上記圧力発生室
内と排気系冷却ジャケットの触媒近傍部分とを連通し、
該排気系ジャケットの触媒近傍から下流側部分を冷却す
る第2冷却系とを備えたことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。図1〜図3は請求項1,2の発
明に係る第1実施形態による船舶用エンジンの冷却装置
を説明するための図であり、図1は該エンジンを搭載し
た水上走行船の一部断面左側面図、図2はその平面図、
図3は冷却装置の断面右側面図である。
【0010】図において、水上走行船1は、船体2と、
該船体2内に収容搭載されたエンジン3と、該エンジン
2により駆動される推進ユニット4とを備えている。
【0011】上記船体2は、いわゆるバスタブ状のハル
5上に蓋板状のデッキ6を搭載し、両者をガンネル7で
密閉状に接合してなるボックス状のものである。上記デ
ッキ6のエンジン3前部上方には操向ハンドル8が配置
され、また該ハンドル8の後方には鞍乗型のシート9が
搭載されている。
【0012】上記エンジン3は、水冷式2サイクル並列
3気筒エンジンであり、これはクランクケース10上に
シリンダブロック11,シリンダヘッド12,及びヘッ
ドカバー13を順に積載して構成されている。
【0013】上記推進ユニット4は、船体2の後部にト
ンネル状に形成された配置スペース2a内に、船底方向
に開口する吸込口14aを有する推進ダクト14を配設
し、該推進ダクト14の後方に開口する吐出口14bに
操向ノズル15を垂直軸回りに左右に揺動可能に装着す
るとともに、該推進ダクト14の途中にインペラ16を
配設した構造のものである。上記操向ノズル15は上記
操向ハンドル8の操向操作に基づいて回動して噴出方向
を変え、船の進行方向を調整する。また上記インペラ1
6は推進軸17に固定されており、該推進軸17は上記
エンジン3のクランク軸により回転駆動される。なお、
上記推進軸17の後端部は軸受18を介して推進ダクト
14の支持部14cで支持されている。
【0014】上記エンジン3の各気筒の排気ポートは1
つの共通排気通路3aに連通しており、該排気通路3a
の前端に開口する外部接続開口11bに排気系19が接
続されている。この排気系19は、上記外部接続開口に
接続されたエキゾーストパイプ20と、該パイプ20に
続くエキスパンションチャンバ21と、該チャンバ21
に弾性継手22を介して接続された排気管23と、該排
気管23の途中に介設されたウォータロック24とを備
えている。なお、上記排気管23の下流端部は上記配置
スペース2a内に開口している。
【0015】そして上記エキスパンションチャンバ21
は、前,後チャンバ21a,21bに分割されており、
該分割部付近内に触媒25が配設されている。この触媒
25は、触媒本体25aとこれを上記チャンバ21内の
所定位置に位置決め配置するための支持プレート25b
とから構成されており、該支持プレート25bが、上記
前,後チャンバ21a,21b間に挟持されている。ま
た上記触媒25の下流側近傍にはエキスパンションチャ
ンバ21の触媒下流側の温度を検出するサーモセンサ3
6が配設されている。
【0016】上記エキゾーストパイプ20,及びエキス
パンションチャンバ21は二重管構造となっており、該
二重管の隙間部分が排気冷却ジャケットAとなってい
る。そしてこの排気冷却ジャケットAは、上記エキゾー
ストパイプ20とエキスパンションチャンバ21との接
続合面より上流側のジャケットA1と下流側のジャケッ
トA2とから構成されている。なお、上記下流側ジャケ
ットA2の下流端部は、上記弾性体製継手22内に連通
しており、冷却水は該継手22を冷却した後、排気管2
3の前部23a,ウォータロック24,排気管23の後
部23bを経て排水される。
【0017】また上記エキスパンションチャンバ21の
下流端付近には捨て水取出口21dが形成されており、
該取出口21dに接続された捨て水ホース28bは所定
の捨て水検査位置に延びている。
【0018】上記推進ダクト14にはメイン冷却水取出
口14dが上記インペラ16より下流側部分である圧力
発生室B内に開口するように形成されている。この取出
口14dはメイン給水ホース27により上記シリンダブ
ロック11の共通排気通路3a回りの冷却ジャケットか
らシリンダボア冷却ジャケットに連通するように形成さ
れた導入口11aに連通接続されている。
【0019】上記シリンダブロック11のシリンダボア
冷却ジャケットはシリンダヘッド12の燃焼室冷却ジャ
ケットからヘッドカバー13の冷却水出口13aに連通
しており、該出口13aは図示しない冷却ホースにより
上記上流側ジャケットA1の上流端A1′に連通接続さ
れている。
【0020】また上記下流側ジャケットA2の上流端に
は給水口21cが形成されており、該給水口21cに接
続された給水ホース29は、船底に溜まる漏水を排出す
るビルジポンプ30の吐出口30aに接続されている。
このビルジポンプ30は漏水等の存在を検知して自動的
に始動するタイプのもので、これの吸込口30bに接続
された吸水通路31は切換弁32を介して2つに分岐さ
れ、一方のビルジ通路33は船底の漏水溜2bに開口
し、他方の冷却水通路34は船底を通って海水中に開口
している。
【0021】上記切換弁32は、ビルジ通路33又は吸
水通路34の何れかをビルジポンプ30に切り換えて連
通させるためのもので、コントルロールユニット35に
より切換制御される。該ユニット35は、上記触媒下流
側のサーモセンサ36の検出温度が所定のオーバーヒー
ト温度を越えると排気系過熱状態と判断して上記切換弁
32により吸水通路34をビルジポンプ30に連通さ
せ、またオーバーヒート温度未満の場合には通常状態と
し判断してビルジ通路33をビルジポンプ30に連通さ
せる。このようにして排気系異常昇温時に冷却水を触媒
近傍に供給する冷却水供給手段40が構成されている。
なお、ビルジポンプ30はビルジ(漏水等)を検出した
時のみ作動するのであるが、吸水通路34をポンプ30
に連通させるとビルジポンプ30が海水等を検知して自
動的に始動する。
【0022】また上記コントロールユニット35は、上
記排気系過熱状態と判断すると、エンジン回転数規制回
路37により、エンジン回転数を所定回転数(例えば2
000〜3000rpmの帰港可能最低回転数)に規制
し、警告ランプ38又は警告ブザー等により排気系異常
温度上昇を外部に報知する。なお、上記エンジン回転数
の規制は、点火時期制御,スロットル開度制御により行
われる。
【0023】次に作用効果を説明する。本水上走行船1
の冷却装置では、推進ユニット4により、圧力発生室B
内の水がメインホース27を通ってシリンダブロック1
1に供給される。この供給水は共通排気通路回り,及び
シリンダボア回り冷却ジャケットから燃焼室回り冷却ジ
ャケット及びヘッドカバー13を経て、排気系冷却ジャ
ケットAの上流端A1′に供給され、該上流側ジャケッ
トA1から下流側ジャケットA2を冷却し、弾性継手2
2から排気管23を経て排水される。
【0024】この場合に、サーモセンサ36の検出温度
がオーバーヒート温度未満の場合、コントロールユニッ
ト35により切換弁32がビルジ通路33をビルジポン
プ30に連通させており、漏水溜2bに、例えば推進軸
軸受部等に供給されている冷却水が溜まるとビルジポン
プ30が起動し、該溜まり水は給水ホース29を通って
排気系冷却ジャケットA内に供給される。なお、この場
合の水量は通常極僅かである。
【0025】そして上記推進ユニット4から、メインホ
ース27,エンジン冷却ジャケット,排気系の上流側ジ
ャケットA1,下流側冷却ジャケットA2までの冷却経
路の何れかの詰まり等により下流側ジャケットA2の触
媒下流側部分の温度が上記オーバーヒート温度を越えて
上昇すると、上記コントロールユニット35により切換
弁32が吸水通路34をビルジポンプ30に連通させ、
これにより海水がビルジポンプ30に達することから該
ポンプ30が自動起動し、多量の海水が異常時給水ホー
ス29を介して下流側冷却ジャケットA2に供給され、
上記異常温度上昇が解消される。
【0026】また上記異常温度上昇時には、コントロー
ルユニット35が、エンジン回転数を所定回転数以下に
規制するとともに、警告ランプを点灯させる。上記海水
の供給により温度がオーバーヒート温度以下に低下する
と、切換弁32はビルジ通路33側にエンジン回転数は
元の回転数にそれぞれ戻され、また警告ランプは消灯さ
れる。
【0027】このように本水上走行船1では、触媒25
下流側の排気系温度が異常上昇した場合には、ビルジポ
ンプ30により海水を汲み上げて排気系冷却ジャケット
Aの触媒25の上流側部分に供給するようにしたので、
エンジン冷却ジャケットを経る冷却水経路に詰まり等何
があっても触媒付近及びその下流側の異常昇温を防止で
き、排気系の損傷を防止できる。この場合、従来から備
えられているビルジポンプ30を冷却水ポンプとして使
用したので、冷却水ポンプを新たに備える必要はない。
【0028】また上記異常昇温が解消するまでの間には
エンジン回転数を帰港が可能な所定値以下に規制するよ
うにしたので、帰港を可能にしつつエンジンのダメージ
を最小限にでき、また警告ランプ等で外部に報知するよ
うにしたので、排気系に異常昇温状態が発生しているこ
とを知ることができる。
【0029】図4は請求項1,3の発明に係る第2実施
形態を説明するための図であり、図中、図3と同一符号
は同一又は相当部分を示す。本実施形態は、推進ダクト
14に異常時冷却水取出口14e,給水口21cをそれ
ぞれ圧力発生室B,下流側ジャケットA2に開口するよ
うに設けておき、警告ランプ等により排気系の異常温度
上昇が報知された場合には、操船者等が別途に容易され
ている給水ホース(着脱式給水通路)39により上記推
進ユニット4の圧力発生室Bと上記下流側ジャケットA
2とを直接連通接続するものである。なお、通常は上記
冷却水取出口14e,給水口21cは栓により閉塞され
ている。
【0030】これにより、多量の冷却水が排気系の下流
側ジャケットA2内に供給され、排気系の異常昇温を低
コストでもって防止できる。
【0031】なお、上記第2実施形態において、給水ホ
ース39により圧力発生室Bと下流側ジャケットA2を
常時接続しておくとともに、該給水ホースの途中に切換
弁を介設し、上記報知手段が作動した場合に該切換弁を
開くようにしても良い。
【0032】図5は請求項1,4の発明に係る第3実施
形態を説明するための図であり、図中、図3と同一符号
は同一又は相当部分を示す。本実施形態は、上記圧力発
生室Bとエンジン冷却ジャケットとをメインホース27
で接続する第1冷却系と、上記圧力発生室Bと排気系の
下流側ジャケットA2とを給水ホース39′により常時
接続する第2冷却系とを設けたものである。
【0033】このように第1,第2冷却系を設けた場合
には、排気系冷却ジャケットAを上流側ジャケットA1
と下流側ジャケットA2とに画成するガスケット26を
エキスパンションチャンバ21とエキゾーストパイプ2
0との接続合面に介在させ、上流側ジャケットA1の下
流端部に排水口20aを設け、該排水口20aに排水ホ
ース28aを接続し、第1冷却系の水を所定位置に排水
するように構成するのが望ましい。
【0034】本実施形態では、圧力発生室Bを排気系冷
却ジャケットAの下流側ジャケットA2に直接接続した
ので、該下流側ジャケットA2への冷却水供給経路の詰
まり自体の発生の可能性を低くでき、詰まりによる異常
昇温を確実に防止できる。また本実施形態では、第1,
第2冷却系が分離独立しているので、各冷却系への給水
量の調整が容易確実である。
【0035】なお、上記実施形態では2サイクルエンジ
ンの場合を説明したが、本発明は勿論4サイクルエンジ
ンにも適用できる。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明にかかる冷却装置によれ
ば、排気系冷却ジャケットの触媒上流側又は触媒下流側
近傍部分内に、エンジン冷却ジャケットへの冷却系とは
別個独立に冷却水を供給する冷却水供給手段を設けたの
で、例えば冷却水ポンプからシリンダボア冷却ジャケッ
ト〜排気系冷却ジャケットまでの冷却経路にゴミ等の詰
まりが生じた場合にも、排気系の例えばエキスパンショ
ンチャンバ付近の異常昇温を防止でき、排気系の損傷を
回避できる効果がある。
【0037】請求項2の発明によれば、冷却水を排気系
冷却ジャケット内に供給する冷却水ポンプと、過熱状態
検出時に該冷却水ポンプを作動させる排気系冷却制御手
段とにより冷却水供給手段を構成したので、上記冷却経
路の詰まり等の異常時においても排気系冷却ジャケット
に冷却水を供給でき、排気系の損傷防止を実現できる効
果がある。
【0038】請求項3の発明によれば、推進ユニットの
圧力発生室内と上記冷却ジャケット内とを連通する着脱
式給水通路を備えるとともに、異常昇温時に吸水通路装
着の必要性を報知する報知手段を設けたので、異常昇温
時には、操船者等が、着脱式給水通路により圧力発生室
内と排気系冷却ジャケット内とを連通接続することによ
り、異常時の排気系冷却が可能であり、排気系の損傷防
止を低コストで実現できる効果がある。
【0039】請求項4の発明によれば、推進ユニットの
圧力発生室内とエンジン冷却ジャケット内とを連通する
第1冷却系と、上記圧力発生室内と排気系冷却ジャケッ
ト内の触媒近傍とを連通する第2冷却系とを備えたの
で、触媒近傍の排気系冷却ジャケットは冷却水ポンプと
して機能する推進ユニットに直接接続されており、排気
系冷却ジャケットへの冷却水経路の詰まりそのものの可
能性を低くでき、排気系の異常昇温による損傷の防止
を、特別の検出機構等を備えることなく、また特別の操
作を行うことなく実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,2の発明に係る第1実施形態による
水上走行船の一部断面左側面図である。
【図2】上記第1実施形態水上走行船の平面図である。
【図3】上記第1実施形態の冷却装置の断面右側面図で
ある。
【図4】請求項1,3の発明に係る第2実施形態冷却装
置の断面右側面図である。
【図5】請求項1,4の発明に係る第3実施形態冷却装
置の断面右側面図である。
【符号の説明】
1 水上走行船(船舶) 3 エンジン 4 推進ユニット(ジェット推進機) 19 排気系 25 触媒 27 メインホース(第1冷却系) 30 ビルジポンプ(冷却水ポンプ) 35 コントロールユニット(排気系冷却制御手段) 36 サーモセンサ(過熱検出手段) 38 警告ランプ(報知手段) 39 異常時給水ホース(着脱式冷却水通路) 39′給水ホース(第2冷却系) 40 冷却水供給手段 A 排気系冷却ジャケット A1 上流側ジャケット A2 下流側ジャケット B 圧力発生室

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気系に触媒を備えた船舶用エンジン
    の、排気系冷却ジャケットにエンジン冷却ジャケットを
    経た冷却水を供給するようにした冷却装置において、上
    記排気系冷却ジャケットの触媒上流側又は触媒下流側近
    傍部分に外部から冷却水をエンジン冷却ジャケットを経
    由することなく直接供給する冷却水供給手段を設けたこ
    とを特徴とする船舶用エンジンの冷却装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、排気系の過熱状態を
    検出する過熱検出手段を備え、上記冷却水供給手段が、
    冷却水を上記排気系冷却ジャケット内に供給する冷却水
    ポンプと、過熱状態検出時に該冷却水ポンプを作動させ
    る排気系冷却制御手段とから構成されていることを特徴
    とする船舶用エンジンの冷却装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、排気系の過熱状態を
    検出する過熱検出手段を備え、上記冷却水供給手段が、
    船底から吸引した水を加圧して船尾から噴出することに
    より推進力を発生する推進ユニットの圧力発生室内と上
    記排気系冷却ジャケット内とを連通する着脱式給水通路
    で構成されており、過熱状態検出時に上記吸水通路の装
    着の必要性を外部に報知する報知手段を備えていること
    をを特徴とする船舶用エンジンの冷却装置。
  4. 【請求項4】 排気系に触媒を備えた船舶用エンジン
    の、排気系冷却ジャケットにエンジン冷却ジャケットを
    経た冷却水を供給するようにした冷却装置において、船
    底から吸引した水を加圧して船尾から噴出することによ
    り推進力を発生する推進ユニットの圧力発生室内とエン
    ジン冷却ジャケットとを連通し、該エンジン冷却ジャケ
    ットから排気系冷却ジャケットの触媒より上流側部分を
    冷却する第1冷却系と、上記圧力発生室内と排気系冷却
    ジャケットの触媒近傍部分とを連通し、該排気系ジャケ
    ットの触媒近傍から下流側部分を冷却する第2冷却系と
    を備えたことを特徴とする船舶用エンジンの冷却装置。
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